JP2004348478A - Icカードを用いた認証システム及びicカード - Google Patents
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Abstract
【解決手段】データベース2には、各非接触ICカードのカード情報とそのICカードの真の所有者の指紋情報とが登録済みカード情報2a,登録済み指紋情報2bとして登録されている。非接触ICカード4の使用者は、このICカード4を非接触リーダライタ3にかざしてこのICカード4の指紋入力手段に指先でタッチすると、その指紋情報がICカード4に読み取られ、この指紋情報がカード情報4eとともに、非接触リーダライタ3を介してサーバ1に読み取られる。サーバ1では、カード情報4eが登録済み情報2aとして登録されているか否か確認してICカード4の認証を行ない、認証されると、指紋情報が登録済み指紋情報2bとして登録されているか否か確認してカード使用者の認証を行なう。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触または接触通信可能なICカードを用いた認証システム及びICカードに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、ICカードを使用した認証システムはさまざまな分野で利用されており、入退室管理や電子マネーなどのシステムなどに用いられている。従来のICカードを用いた認証システムとして、本人確認をするようにしたものも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
これは、携帯電話などのモバイル機器が指紋データを記録するICカードなどからなる指紋記録媒体と、この指紋記録媒体から指紋データを読み出す指紋記録媒体リーダとを備えており、あるいは、指紋画像を読み込んで指紋データを生成する指紋読取装置を備えており、指紋記録媒体から読み出した指紋データ、あるいは指紋読取装置で生成された指紋データを指紋認証サーバへ送信して、この指紋認証サーバによる本人確認の判定結果を受信するものである。これによって本人確認がされた場合には、モバイル機器としての各種動作を可能にする制御を行なう。また、認証確認後、受信した許可証やチケットなどの認証データを、認証データ記録媒体を用いて記録して読み出す制御を行なう。また、ICカードが、指紋画像を読み込んで指紋データを生成する指紋読取装置を備えている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−358828
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記特許文献1に記載の従来技術は、携帯電話機などのモバイル機器の認証、このモバイル機器の所有者(本人)の認証に関するものであり、この認証の結果に応じてモバイル機器を動作可能な状態にするものであって、ICカード自体に関する認証に関するものではない。この従来技術では、ICカードは指紋データの記録媒体として用いられているものであって、ICカードはモバイル機器から電源が供給されることによって動作可能となる。これに対し、ICカードをそのリーダライタにかざすことによってドアなどのゲートの開閉を行なう入退室管理システムなどのようなICカードを単独で利用するシステムにおいては、このICカード自体の認証が必要であり、上記従来技術では、このようなシステムでの認証に用いることができない。
【0006】
また、上記従来技術では、指紋読取装置(特許文献1の図18での半導体指紋センサ50)を備えたICカードについても記載されている。しかし、指紋読取装置から読み取られた指紋データはICカードに内蔵の記録領域に記録され、後にICカードが読取装置のカードスロットに装着されたときにこの記憶領域から読み取って使用するものであって、認証を必要なときに指紋データを読み取るものではない。指紋読取装置で指紋データを読み取ると、これが記憶領域に記憶され、その後はこの記憶領域の指紋データが読み取られて認証に用いられるものである。
【0007】
一方、上記のICカードを単独で利用するシステムでは、このシステム内で必要なときに指紋による認証が行なわれることになるが、ICカードが正当な所有者によって使用されていることを認証するためには、この必要なときにこのICカードの利用者の指紋データの読み取りが行なわれることが必要であるが、上記特許文献1に記載の上記ICカードでは、このようなことを行なうことができない。
【0008】
本発明の目的は、かかる問題を解消し、ICカードを単独で使用することができて、このICカードの真の所有者を確実に認証することができるようにしたICカードを用いた認証システムとICカードを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、生体情報を読み取る情報読取手段とカード情報とを有する非接触通信が可能なICカードと、ICカードと非接触通信が可能なリーダライタと、該生体情報と該カード情報に対する認証情報を記憶したデータベースと認証手段とを有するサーバとを備え、該サーバと該リーダライタとがネットワークを介して通信可能とした認証システムであって、該ICカードが、該リーダライタとの通信期間中に、該情報読取手段を用いて生体情報を取得し、取得した該生体情報と該カード情報とを該リーダライタを介して該サーバに送信し、サーバでは、受信した生体情報とカード情報とを、認証手段により、データベースの認証情報と比較検証して、ICカード及びICカードの所有者を認証するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は本発明によるICカードを用いた認証システム及びICカードの第1の実施形態を示す構成図であって、1はサーバ、1aは非接触R/W制御機能、1bはゲート制御機能、1cは認証情報判別機能、2はデータベース、2aは登録済みカード情報、2bは登録済み指紋情報、3は非接触リーダライタ(R/W)、3aは非接触通信機能、4は非接触ICカード、4aはICカード制御機能、4bは非接触通信機能、4cは指紋情報取得機能、4dは指紋情報変換機能、4eはカード情報、5はゲート、6はネットワークである。
【0011】
同図において、サーバ1は非接触リーダライタ3や特定の室などの立ち入れ禁止地域の扉を開閉させるゲート5などと、公衆回線などのネットワーク6を介して、通信可能に接続されており、また、データベース2を備えている。そして、このサーバ1は、非接触リーダライタ3を制御するための非接触R/W制御機能1aやゲート5を制御するためのゲート制御機能1b,非接触ICカード4から受信した認証情報を判別する認証情報判別機能1cを有している。また、データベース2は、システムの認証の是非を判別するための情報、即ち、登録済みカード情報2aや登録済み指紋情報2bで構成される。
【0012】
非接触リーダライタ3は、非接触ICカード4と非接触通信を行なう非接触通信機能3aで構成される。
【0013】
非接触ICカード4は、このICカード4の読み書きを制御するICカード制御機能4a,非接触リーダライタ3などとの非接触通信を行なう非接触通信機能4b,非接触ICカード4の使用者(カード使用者)が非接触ICカード4に触れた際にこのカード使用者の指紋データを取得する指紋情報取得機能4c,取得した指紋データを非接触リーダライタ3などに送信するためのデータに変換する指紋情報変換機能4d及び非接触ICカード4を特定するためのICカード情報4eで構成される。また、非接触ICカード4には、図示しないが、指紋入力手段が設けられており、この非接触ICカード4の動作中、この指紋入力手段を指先でタッチすると、指紋情報取得機能4cにより、この指先の指紋情報が読み取られる。
【0014】
ゲート5は、認証の是非によって立入り禁止地域などに設けられている扉を開閉させる。
【0015】
サーバ1,非接触リーダライタ3及びゲート5は、公衆回線などのネットワーク6を介して相互に通信可能に接続されている。
【0016】
この実施形態は、以上のような機器で構成され、ここでは、非接触ICカード4のカード使用者が認証を受けると、立ち入り区域などの入口に設置されているゲート5が開くようにしたシステムをなすものとする。
【0017】
図2はこの実施形態の動作手順の一具体例を示すフローチャートであり、以下、図1,図2により、この具体例について説明する。
【0018】
サーバ1は、ゲート制御機能1bを使用してゲート5の制御を行なっており(S(ステップ)201)、非接触R/W制御機能1aを使用して非接触リーダライタ3を非接触ICカードの待ち受け状態に設定する(S202)。
【0019】
かかる状態でカード使用者が非接触ICカード4に指を当てると(S203)、この非接触ICカード4では、指紋情報取得機能4cを用いてカード使用者の指紋情報を取得し(S204)、この指紋情報を指紋情報変換機能4dを用いて通信用の指紋情報に変換し、非接触ICカード4を特定するためのカード情報4eとともに、ICカード制御機能4a及びカード情報毎に対応した指紋情報が登録されている非接触通信機能4bを用いて非接触リーダライタ3へ送信する(S205)。
【0020】
これら情報は、非接触通信機能3aを用いた非接触リーダライタ3で受信され、サーバ1に通知される(S206)。サーバ1は、データベース2に格納されている登録済みカード情報2a及び登録済み指紋情報2bを基に、認証情報判別機能1cにより、次のようにして、取得したこれら情報の認証を行なう。
【0021】
即ち、まず、非接触ICカード4から通知されたカード情報4eが、データベース2の登録済みカード情報2aとして登録されているか否かの確認が行なわれる(S207)。これに登録されていれば(S208)、非接触ICカードが正当なカードとして認証されたことになる。次いで、非接触ICカード4から通知された指紋情報がデータベース2の登録済み指紋情報2bとして登録されているか否かの確認を行なう(S209)。登録されている場合には(S210)、カード使用者がこの非接触ICカード4の正当の(真の)所有者として認証される。このようにして、サーバ1は、使用された非接触ICカード4とそのカード使用者がこのシステムに認証されたと判定し(S211)、ゲート制御機能1bを用いてゲート5の扉を開ける(S212)。
【0022】
非接触ICカード4から通知されたカード情報4eがデータベース2の登録済みカード情報2aとして登録されていない場合、あるいは、非接触ICカード4から通知された指紋情報がデータベース2の登録済み指紋情報2bとして登録されていない場合には、この認証システムで許可の認証が得られず、ゲート5は開かない(S213)。
【0023】
このように、データベース2に登録済みカードとして登録された非接触ICカードであっても、そのカード使用者がデータベース2に登録された指紋を持つ使用者でない限り、認証を受けることができないシステムを構築することができる。従って、例えデータベース2に登録された非接触カードであっても、これを真の所有者(データベース2に登録されている指紋情報を持つ人)以外の人が用いた場合、指紋情報が一致しないため、認証を受けることができない。
【0024】
なお、この実施形態では、サーバ1,非接触リーダライタ3及びゲート5をネットワーク6を介して接続していたが、シリアルまたはパラレルケーブルなどでこれらの機器を直接接続しても、同様のシステムを構築できる。また、非接触リーダライタ3と非接触ICカード4との間でデータ通信を行なう際に送信情報の暗号化処理を行なうことにより、セキュリティを向上することが可能になる。
【0025】
図3は本発明によるICカードを用いた認証システム及びICカードの第2の実施形態を示す構成図であって、1c’は認証情報判別機能、4fは認証情報判別機能、4gは登録指紋情報であり、図1に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0026】
同図において、この第2の実施形態が第1の実施形態と構成が大きく異なる点は、サーバ1に搭載されていた指紋認証のための認証情報判別機能1c(図1)を、認証情報判別機能4fとして、非接触ICカード4に移した点にある。
【0027】
サーバ1は、非接触リーダライタ3を制御するための非接触R/W制御機能1a,ゲート5を制御するためのゲート制御機能1b及びカード情報4eに関する認証情報判別機能1c’とを有している。また、サーバ1で使用するデータベース2には、システムの認証の是非を判別するための情報、即ち、登録済みカード情報2aで構成される。
【0028】
非接触ICカード4は、このICカード4の読み書きを制御するICカード制御機能4a,非接触リーダライタ3などとの非接触通信を行なう非接触通信機能4b,カード使用者がカードに触れた際に指紋データを取得する指紋情報取得機能4c,非接触ICカード4を特定するためのICカード情報4e,取得した指紋情報を認証する認証情報判別機能4f及び登録されている指紋情報が格納されている登録済み指紋情報4gで構成される。
【0029】
これ以外の構成は図1に示す第1の実施形態と同様である。この第2の実施形態は、以上のような機器で構成されており、次に、図4を用い、非接触ICカード4を用いてカード使用者が認証を受けた場合、立ち入り区域などの入口に設置されているゲート5が開くというシステムを例として、この第2の実施形態の動作手順を説明する。
【0030】
図3及び図4において、サーバ1は、ゲート制御機能1bを用いてゲート5の制御を行ない(S401)、非接触R/W制御機能1aを用いて、非接触リーダライタ3を非接触ICカード4の待ち受け状態に設定する(S402)。
【0031】
かかる状態で非接触ICカード4では、カード使用者の指が当てられると(S403)。指紋情報取得機能4cによって指紋情報を取得する(S404)。そして、認証情報判別機能4fが実行されて、この取得した指紋情報が登録済み指紋情報4gに登録されているか否かを確認し(S405)、登録されていた場合には(S206)、カード使用者がこの非接触ICカード4の正当な所有者として認証される。非接触ICカード4を特定するためのカード情報4e及び指紋認証の成功を表わす指紋認証情報とを、ICカード制御機能4aと非接触通信機能4bとを用いて、非接触リーダライタ3の送信する(S407)。取得した指紋情報が登録済み指紋情報4gと一致しない場合には、認証不許可として、非接触リーダライタ3との通信は行なわれない(S413)。
【0032】
非接触リーダライタ3は、非接触通信機能3aを用いて、非接触ICカード4が送信したカード情報4eと指紋認証情報とを受信し、これらをサーバ1に通知する(S408)。
【0033】
サーバ1は、非接触リーダライタ3からカード情報4eと指紋認証情報とを受信すると、この指紋認識情報を受信したことから、認証情報判別機能1c’を用い、データベース2に格納されている登録済みカード情報2aを基に、受信したカード情報4eの認証を行なう。この認証は、非接触ICカード4から通知されたカード情報4eが登録済みカード情報2aに登録されているか否かの確認を行ない(S409)、登録されていれば(S410)、この非接触ICカードがこのシステムの正当なカードであることが認証される。
【0034】
このようにして、サーバ1により、非接触ICカード4でその使用者が正当な所有者と認証されたこの非接触ICカード4は、このシステムで正当なものと認証されたと判断し(S411)、サーバ1がゲート制御機能1bを用いてゲート5の扉を開ける(S412)。カード情報4eが登録済みでない場合には(S210)、このシステムの許可の認証を行わない(S414)。
【0035】
このように、非接触ICカード4とサーバ1とにより、この非接触ICカード4とその使用者が正当なものと認証されることになる。このため、データベース2に登録された非接触ICカード4であっても、このカード使用者が登録指紋情報4gとして指紋が登録されていない人であるときには、認証を受けることができない第1の実施形態と同様なシステムを構築することができる。第1の実施形態1と異なる点は、指紋情報の認証処理をサーバ1で行なわず、非接触ICカード4内で行ない、指紋情報の認証処理が非接触ICカード4内で閉じているところにある。このような場合、認証に必要なデータが外部に漏れる恐れがないため、第1の実施形態に比べて高いセキュリティを得ることができ、例えデータベース2にカード情報4eが登録された非接触カード4であっても、この非接触ICカード4の真のカード所有者以外の人が用いた場合、指紋情報が一致しないため、認証を受けることができない。
【0036】
この第2の実施形態でも、サーバ1,非接触リーダライタ3及びゲート5を公衆回線などのネットワーク6で相互に接続していたが、シリアルまたはパラレルケーブルなどでこれら機器を直接接続しても、同様のシステムを構築できる。
【0037】
また、非接触リーダライタ3と非接触ICカード4との間でデータ通信を行なう際、送信する情報に対して暗号化処理を行なうことにより、セキュリティを高めることが可能になる。非接触ICカード4がサーバ1に送信する指紋認証の成功を意味する電文(指紋認証情報)に証明書を付随させることにより、データの改竄を防ぐことが可能になる。このように、暗号化及び証明書を付けることにより、成りすましても、改竄できないPIN入力を行なった処理と同様の意味付けを行なうことができる。
【0038】
なお、この第2の実施形態では、非接触ICカード4が、取得した指紋情報と登録指紋情報4gとが一致したとき、カード情報4eをサーバ1に送信するようにしており、これにより、サーバ1での指紋情報の認証処理作業がなくなって、サーバ1での負担が軽減されるものであるが、取得した指紋情報と登録指紋情報4gとが一致したか否かを表わす指紋認証情報を、カード情報4eとともに、サーバ1に送信するようにしてもよい。この場合には、サーバでは、指紋認証情報の内容が判定され、指紋認証情報が取得した指紋情報と登録指紋情報4gとが一致したことを表わしているときのみ、カード情報4eの認証を行なうようにしてもよい。このような構成により、サーバ1としては、指紋認証情報の内容を判断するという負担が増えるが、指紋認証情報の有無も判断するものであるから、指紋認証情報を送信しないICカードからのカード情報を認証しないことになるので、不正なICカードによるシステムの不正利用を防止することができる。
【0039】
図5は本発明によるICカードを用いた認証システム及びICカードの第3の実施形態を示す構成図であって、1dはPOS(Point of Sale)制御機能、2cは位置情報対応AP(アプリケーション)情報、4hは位置情報取得機能、4iは電子マネー情報、7はPOS端末、7aは電子マネー処理機能であり、図1に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0040】
同図において、この第3の実施形態は、非接触カード4が送信する位置情報に対応した制御をサーバ1が実行するシステムを例とするものである。ここで、この位置情報は、非接触ICカード4での指紋情報の入力位置を表わすものであって、指紋情報取得機能4cが取得動作を実行する指紋情報の入力位置が非接触ICカード4で決められており、また、この入力位置に対応してサーバ1で実行されるアプリケーション(AP)が決められており、所定の入力位置から指紋情報が入力されると、これに対応するアプリケーションが実行されるものである。アプリケーションとしては、ここでは、ゲート5の開閉とPOS端末7の制御としている。
【0041】
サーバ1は、非接触リーダライタ3を制御するための非接触R/W制御機能1a,ゲート5を制御するためのゲート制御機能1b,非接触ICカード4から受信した認証情報を判別する認証情報判別機能1c及びPOS端末7を制御するためのPOS制御機能1dで構成される。サーバ1で使用されるデータベース2には、システムの認証の是非を判別するための情報、即ち、登録済みカード情報2a,登録済み指紋情報2b及び非接触ICカード4から送信される入力位置情報に対応したアプリケーションが情報として登録されている位置情報AP対応情報2dで構成される。
【0042】
非接触リーダライタ3は、非接触ICカード4と非接触通信を行なう非接触通信機能3aで構成される。
【0043】
非接触ICカード4は、このICカード4の読み書きを制御するICカード制御機能4a,非接触リーダライタ3などとの非接触通信を行なう非接触通信機能4b,カード使用者がカードに触れた際に指紋情報を取得する指紋情報取得機能4c,取得した指紋情報を非接触リーダライタ3などに送信するためのデータに変換する指紋情報変換機能4d,非接触ICカード4を特定するためのICカード情報4e,指紋情報の取得の際にどの部分を触ったか(どの入力位置か)を認識する位置情報取得機能4h及び電子マネーの金額情報が記憶されている電子マネー情報4iで構成される。
【0044】
ゲート5はサーバ1での認証是非によって扉を開閉させる。POS端末7は電子マネー処理機能7aで構成される。サーバ1,非接触リーダライタ3,ゲート5及びPOS端末7は公衆回線などのネットワークを介して相互に接続されている。
【0045】
図6は非接触ICカード4での指紋情報の入力位置の具体例を概略的に示す図であって、41〜44は指紋入力手段である。
【0046】
図6(a)において、非接触ICカード4の1つの面に指紋検出センサからなる2つの指紋入力手段41,42が設けられており、カード使用者がこれら指紋入力手段41,42のいずれかを指先でタッチすると、この非接触ICカード4の指紋情報取得機能4c(図5)の実行により、この指先の指紋の画像情報を指紋情報として検出するとともに、位置情報取得機能(図5)の実行により、これら指紋入力手段41,42のいずれがタッチされたか判定されて、その判定結果が位置情報として取得される。
【0047】
この第3の実施形態では、指紋入力手段41がゲート5の開閉のアプリケーションに対応し、指紋入力手段42が電子マネーに対応するものとするが、このシステムがさらに多くのアプリケーションの実行が可能であるときには、例えば、図6(b)に示すように、夫々のアプリケーションに対応する指紋入力手段41〜44を設ければよい。
【0048】
図7及び図8はこの第3の実施形態の動作手順の一具体例を示すフローチャートであって、以下、この図7及び図8を用いてこの第3の実施形態の動作を説明する。
【0049】
まず、図7において、サーバ1は、ゲート制御機能1bを用いて、ゲート5の制御を行ない(S701)、POS制御機能1dを用いて、POS端末7の制御を行ない(S702)、さらに、非接触R/W制御機能1aを用いて、非接触リーダライタ3を非接触ICカード4の待ち受け状態に設定する(S703)。
【0050】
かかる状態で、非接触ICカード4のカード使用者が、まず、非接触ICカード4の指紋入力手段に指先を当てると(S704)、非接触ICカード4では、指紋情報取得機能4cの実行により、指紋情報の取得が行なわれ(S705)、また、位置情報取得機能4hにより、指紋情報が入力された位置情報が取得される(S706)。例えば、ゲート5を開きたい場合には、カード使用者は非接触ICカードの指紋入力手段41(図6(a))に指先でタッチする。この場合には、位置情報取得機能4hにより、指紋入力手段41から指紋情報が入力されたことを表わす入力位置情報を取得することができる。また、POS端末7を使用したいときには、カード使用者は非接触ICカードの指紋入力手段42(図6(a))に指先でタッチする。この場合には、位置情報取得機能4hにより、指紋入力手段42から指紋情報が入力されたことを表わす入力位置情報を取得することができる。
【0051】
このように取得した指紋情報と位置情報とは、この非接触ICカード4を特定するためのカード情報4eとともに、ICカード制御機能4a及び非接触通信機能4bを用いて、非接触リーダライタ3に送信される(S707)。非接触リーダライタ3は、非接触通信機能3aを用いて、これら情報を受信し、サーバ1に通知する(S708)。
【0052】
これらの情報を取得したサーバ1は、データベース2に格納されている登録済みカード情報2a及び登録済み指紋情報2bとを基に、認証情報判別機能1cを用いて認証を行なう。サーバ1でのこの認証を図8を用いて説明する。
【0053】
この認証は、まず、非接触ICカード4が通知したカード情報4eが登録済みカード情報2aに登録されているか否かの確認を行なう(S709)。登録されていれば(S710)、次に、データベース2の登録済み指紋情報2bに非接触ICカード4から通知された指紋情報が登録されているかの確認を行なう(S711)。登録されている場合には(S712)、サーバ1は、使用された非接触ICカード4及びそのカード使用者は、このシステムに認証されたと判断し(S713)、非接触ICカード4から受け取った位置情報とデータベース2の位置情報対応AP情報2cを比較して(S714)、対応したアプリケーションを実行する。例えば、非接触ICカードの指紋入力手段41(図6(a))に指先が当てられたことにより(図7のS706)、位置情報がゲート5の制御のアプリケーションに対応している場合には(S715)、サーバ1は、ゲート制御機能1bを用いてゲート5の扉を開ける(S716)。また、非接触ICカードの指紋入力手段42(図6(a))に指先が当てられたことにより(図7のS706)、位置情報がPOS端末7の制御のアプリケーションに対応している場合には(S715)、サーバ1は、POS端末制御1dを用いてPOS7端末の制御を実行する。このアプリケーションの実行により、POS端末7は、電子マネー制御機能7aで非接触ICカード4の電子マネー情報4iの情報を読み取るなどの処理を実行する(S717)。
【0054】
カード情報4eや指紋情報がデータベース2に登録されていないときには(S710,S712)、このシステムの認証許可を行なわない(S718)。
【0055】
このように、この第3の実施形態も、先の第1の実施形態と同様に、サーバ1で非接触ICカード4とその使用者の正当性が認証されることになる。このため、データベース2に登録された非接触ICカードであっても、そのカード利用者がデータベース2に指紋が登録されていない利用者である限り、認証を受けることができないシステムを構築することができる。従って、例えデータベース2に登録されている非接触カード4であっても、その真の所有者以外の人が用いた場合には、指紋情報が一致しないため、認証を受けることができない。
【0056】
また、位置情報を設けることにより、この位置情報に対応したアプリケーションを実行することができる。
【0057】
なお、ここでは、非接触リーダライタ3を1台用いたものとしているが、アプリケーションが異なる機器に対応した非接触リーダライタ3を複数台設置してもよい。
【0058】
また、この第3の実施形態では、先の第2の実施形態のように、非接触ICカード4に指紋情報判別機能4f(図3)を搭載し、この非接触ICカード4で指紋情報の認証を行なうようにしてもよい。
【0059】
さらに、この第3の実施形態では、サーバ1や非接触リーダライタ3,ゲート5を公衆回線などのネットワーク6を介して相互に接続するようにしたが、他の実施形態と同様、シリアルまたはパラレルケーブルなどでこれら機器を直接接続しても、同様のシステムを構築できる。
【0060】
さらに、この第3の実施形態では、非接触ICカード4で指先が触れた位置を表わす位置情報によって対応した制御(アプリケーション)が実行されるものとしたが、同一の制御で実行したい処理を分けることも可能である。例えば、図6(b)に示すように、複数の指紋入力手段41〜44を設け、電子マネー処理の要求の場合、指先が触れたい位置によって残高参照や履歴参照などの処理に切り替えるようにすることもできる。
【0061】
さらに、非接触リーダライタ3と非接触ICカード4との間でデータ通信を行なう際に、送信情報の暗号化処理を行なうことにより、セキュリティを向上することが可能になる。
【0062】
図9は本発明によるICカードを用いた認証システム及びICカードの第4の実施形態を示す構成図であって、8はICカード読み書き装置、8aは指紋情報取得機能、8bは指紋情報変換機能、8cはICカード通信機能、8dは非接触通信機能、9は接触ICカード、9aはICカード制御機能、9bはカード情報、9cは接触通信機能であり、図1に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0063】
同図において、この第4の実施形態は、ICカード読み書き装置8と接触通信を行なう接触ICカードを用いるものである。このために、接触ICカード9がサーバ1との通信を行なうために、ICカード読み書き装置8を用いる点で先の各実施形態と異なる。ICカード読み書き装置8としては、例えば、携帯電話機などが用いられる。
【0064】
サーバ1は、非接触リーダライタ3を制御するための非接触R/W制御機能1a,ゲート5を制御するためのゲート制御機能1b及び接触ICカード9から受信した認証情報を判別する認証情報判別機能1cで構成される。サーバ1で使用するデータベース2には、システムの認証の是非を判別するための情報、即ち、登録済みカード情報2a及び登録済み指紋情報2bで構成される。
【0065】
非接触リーダライタ3は、ICカード読み書き装置8と非接触通信を行なう非接触通信機能3aとで構成される。ゲート5は、認証是非によって扉を開閉させる。
【0066】
ICカード読み書き装置8は、これに設けられた指紋入力手段(図示せず)にカード使用者が触れた際にその指紋情報を取得する指紋情報取得機能8a,取得した指紋情報を非接触リーダライタ3などに送信するためのデータに変換する指紋情報変換機能8b,接触ICカード9と接触通信を行なうためのICカード通信機能8c及び非接触リーダライタ3と非接触通信を行なうための非接触通信機能8dで構成される。
【0067】
接触ICカード9は、このICカード9の読み書きを制御するICカード制御機能9a,接触ICカード9を特定するためのICカード情報9b及びICカード読み書き装置8と接触通信を行なう接触通信機能9cで構成される。
【0068】
先の各実施形態と同様、これらサーバ1,非接触リーダライタ3及びゲート5は、公衆回線などのネットワーク6を介して、相互に接続されている。
【0069】
この第4の実施形態は、以上のような機器で構成されており、ここでは、接触ICカード9をICカード読み書き装置8を用いて認証を受けた場合、立ち入り区域などの入口に設置されているゲート5が開くというシステムをなすものとする。
【0070】
図10はこの第4の実施形態の動作手順の一具体例を示すフローチャートであって、以下、この図10を用いてこの第4の実施形態の動作を説明する。
【0071】
図9及び図10において、サーバ1は、ゲート制御機能1bを用いて、ゲート5の制御を行ない(S901)、非接触R/W制御機能1aを用いて、非接触リーダライタ3を接触ICカード8の待ち受け状態に設定する(S902)。
【0072】
かかる状態で、接触ICカード9のカード使用者が、まず、接触ICカード9をICカード読み書き装置8に挿入すると(S903)。ICカード読み書き装置8は、ICカード通信機能8cを用いて、接触ICカード9からカード情報9bの読み出す(S904)。そして、カード情報9bの読み出しが終わって、カード使用者がICカード読み書き装置8の指紋入力手段に指先を当てると(S905)。指紋情報取得機能8aがその指紋情報を取得する(S906)。そして、非接触通信機能8dを用いて、取得したカード情報9bと指紋情報とを非接触リーダライタ3の送信する(S907)。非接触リーダライタ3は、これら情報を受信すると、これをサーバ1に通知する(S908)。
【0073】
情報を取得したサーバ1は、データベース2に格納されている登録済みカード情報2a及び登録済み指紋情報2bを基に、認証情報判別機能1cを用いて認証を行なう。
【0074】
この認証は、接触ICカード9が通知したカード情報9bが、データベース2の登録済みカード情報2aに登録されているか否かの確認を行ない(S909)、登録されていれば(S910)、データベース2の登録済み指紋情報2bに接触ICカード9からの指紋情報が登録されているか否かの確認を行なう(S911)。登録されている場合には(S912)、サーバ1は、この接触ICカード9及びそのカード使用者は、このシステムに認証されたと判断し(S913)、ゲート制御機能1bを用いてゲート5の扉を開ける(S914)。
【0075】
カード情報9bがデータベース2に登録されていないとき(S910)、あるいは指紋情報が登録されていないときには(S912)、このシステムの認証許可を行なわない(S915)。
【0076】
このようにして、この第4の実施形態においても、接触ICカード9とその使用者の正当性が認証されることになる。このため、データベース2に登録された接触ICカード9であっても、この接触ICカードの真の所有者が使用しない限り、認証を受けることができないシステムを構築することができる。従って、例えデータベース2に登録された接触カード9であっても、他人が用いた場合には、指紋情報が一致しないため、認証を受けることができない。また、ICカード読み書き装置8を経由してサーバ1に情報を送信することにより、接触ICカードを用いた場合でも、非接触通信のシステムでICカードの認証を行なうことが可能になる。
【0077】
この第4の実施形態でも、サーバ1,非接触リーダライタ3及びゲート5を公衆回線などのネットワーク6を介して相互に接続していたが、シリアルまたはパラレルケーブルなどでこれら機器を直接接続しても、同様のシステムを構築できる。また、非接触リーダライタ3とICカード読み書き装置8との間でデータ通信を行なう際に送信情報の暗号化処理を行なうことにより、セキュリティを高めることが可能になる。
【0078】
また、先の第2の実施形態と同様、接触ICカード9またはICカード読み書き装置8に指紋情報の認証機能を設けて認証を行なうことも可能である。また、先の第3の実施形態と同様、ICカード読み書き装置8に位置取得機能を設けることにより、複数のシステム(アプリケーション)に対応させることができる。
【0079】
なお、以上の実施形態では、指紋を用いて真のカード所有者の認証を行なうものであったが、声紋や虹彩などの他の生体情報を用いるようにしてもよい。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、システムの認証を受ける際にICカードの真の所有者の生体情報が必要なため、他人が真のカード所有者になりすますことなどを防ぐことができ、これにより、管理人や警備員が居ない場合の入退室管理に非常に有効であり、マンションやアパートなどの玄関の錠システムにも利用することができる。また、ICカードを紛失しても、その真の所有者以外は使用できないので、高いセキュリティを保つことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるICカードを用いた認証システム及びICカードの第1の実施形態を示す構成図である。
【図2】図1に示す第1の実施形態の動作手順の一具体例を示すフローチャートである。
【図3】本発明によるICカードを用いた認証システム及びICカードの第2の実施形態を示す構成図である。
【図4】図3に示す第2の実施形態の動作手順の一具体例を示すフローチャートである。
【図5】本発明によるICカードを用いた認証システム及びICカードの第3の実施形態を示す構成図である。
【図6】図5における非接触ICカードでの指紋入力手段の具体例を簡略敵に示す図である。
【図7】図5に示す第3の実施形態の動作手順の一具体例の一部を示すフローチャートである。
【図8】図7に示す動作手順に続く動作手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明によるICカードを用いた認証システム及びICカードの第4の実施形態を示す構成図である。
【図10】図9に示す第4の実施形態の動作手順の一具体例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 サーバ
1a 非接触R/W制御機能
1b ゲート制御機能
1c,1c’ 認証情報判別機能
1d POS端末制御機能
2 データベース
2a 登録済みカード情報
2b 登録済み指紋情報
2c 位置情報対応AP情報
3 非接触リーダライタ
3a 非接触通信機能
4 非接触ICカード
4a ICカード制御機能
4b 非接触通信機能
4c 指紋情報取得機能
4d 指紋情報変換機能
4e カード情報
4f 認証情報判別機能
4g 登録済み指紋情報
4h 位置情報取得機能
4i 電子マネー情報
41〜44 指紋入力手段
5 ゲート
6 ネットワーク
7 POS端末
7a 電子マネー処理機能
8 ICカード読み書き装置
8a 指紋情報取得機能
8b 指紋情報変換機能
8c ICカード通信機能
8d 非接触通信機能
9 接触ICカード
9a ICカード制御機能
9b カード情報
9c 接触通信機能
Claims (10)
- 生体情報を読み取る情報読取手段とカード情報とを有する非接触通信が可能なICカードと、該ICカードと非接触通信が可能なリーダライタと、該生体情報と該カード情報に対する認証情報を記憶したデータベースと認証手段とを有するサーバとを備え、該サーバと該リーダライタとがネットワークを介して通信可能とした認証システムであって、
該ICカードが、該リーダライタとの通信期間中に、該情報読取手段を用いて生体情報を取得し、取得した該生体情報と該カード情報とを該リーダライタを介して該サーバに送信し、
該サーバでは、受信した該生体情報と該カード情報とを、該認証手段により、該データベースの認証情報と比較検証して、該ICカード及び該ICカードの所有者を認証することを特徴とする認証システム。 - 生体情報を読み取る情報読取手段,カード情報,該情報読取手段で取得した生体情報を認証する第1の認証手段,及び取得した該生体情報を該第1の認証手段で認証を行なうための認証情報を有する非接触通信可能なICカードと、該ICカードと非接触通信が可能なリーダライタと、該ICカードを認証するための認証情報及び第2の認証手段を有するサーバとを備え、該サーバと該リーダライタとがネットワークを介して通信可能とした認証システムであって、
該ICカードが、該情報読取手段を用いて生体情報を取得して、取得した該生体情報を該ICカードの所有者の生体情報であるか否かを該第1の認証手段で認証し、その認証の結果取得した該生体情報が該ICカードの所有者の生体情報であるとき、該認証の結果を表わす生体認証情報と該カード情報とを該リーダライタを介して該サーバに送信し、
該サーバは、該認証の結果を表わす情報を受信したとき、該生体認証情報とともに受信した該カード情報を、該第2の認証手段により、比較検証して、該ICカード及び該ICカードの所有者を認証することを特徴とする認証システム。 - 生体情報を読み取る情報読取手段,カード情報,該情報読取手段で取得した生体情報を認証する第1の認証手段,及び取得した該生体情報を該第1の認証手段で認証を行なうための認証情報を有する非接触通信可能なICカードと、該ICカードと非接触通信が可能なリーダライタと、該ICカードを認証するための認証情報及び第2の認証手段を有するサーバとを備え、該サーバと該リーダライタとがネットワークを介して通信可能とした認証システムであって、
該ICカードが、該情報読取手段を用いて生体情報を取得して、取得した該生体情報を該ICカードの所有者の生体情報であるか否かを該第1の認証手段で認証し、該認証の結果を表わす生体認証情報と該カード情報とを該リーダライタを介して該サーバに送信し、
該サーバは、受信した該生体認証情報が該ICカードの所有者であることを表わす情報であるとき、受信した該カード情報を、該第2の認証手段により、比較検証して、該ICカード及び該ICカードの所有者を認証することを特徴とする認証システム。 - 生体情報を読み取る情報読取手段と、生体情報の入力位置を認識する位置認識手段とを有する非接触ICカードであって、
該情報読取手段が生体情報を読み取る際に、該位置認識手段が認識した生体情報の入力位置に応じた機能を実行させるようにすることを特徴とする非接触ICカード。 - 生体情報を読み取る情報読取手段と、生体情報の複数の入力位置を認識する位置認識手段とを有する非接触ICカードであって、
該情報読取手段が生体情報を読み取る際に、該位置認識手段がどの位置から生体情報が入力されたかを認識し、生体情報が入力された位置に応じた機能を実行させるようにすることを特徴とする非接触ICカード。 - カード情報とを有し請求項4または5に記載の非接触通信が可能なICカードと、該ICカードと非接触通信が可能なリーダライタと、該カード情報と該生体情報に対する認証情報を記憶したデータベースと認証手段とを有するサーバとを備え、該サーバと該リーダライタとがネットワークを介して通信可能とした認証システムであって、
該ICカードが、該情報読取手段を用いて生体情報を取得するとともに、前記位置認識手段を用いて該生体情報の入力位置情報を取得し、取得した該生体情報と該入力位置情報と該カード情報とを該リーダライタを介して上記サーバに送信し、
該サーバは、受信した該入力位置情報に対応する前記機能を選択するとともに、受信した該生体情報と該カード情報とを、該認証手段により、該データベースの認証情報と比較検証することにより、該入力位置情報に対応する前記機能に関して、該ICカード及び該ICカードの所有者を認証することを特徴とする認証システム。 - カード情報とを有する接触通信可能なICカードと、生体情報を読み取る手段,該ICカードとの第1の通信機能及び非接触の第2の通信機能を有するICカード読み書き端末と、該ICカード読み書き端末と非接触通信が可能なリーダライタと、認証情報を記憶したデータベースと認証手段とを有するサーバとで構成され、該サーバと該リーダライタとがネットワークを介して通信可能とした認証システムであって、
該上記ICカード読み書き装置が、該情報読取手段を用いて生体情報を取得するとともに、該第1の通信機能を用いて該ICカードから該カード情報を取得し、取得した該生体情報と該カード情報とを該第2の通信機能を用いて、該リーダライタを介し、該サーバに送信し、
該サーバは、受信した該生体情報と該カード情報とを、該認証手段により、該データベース内の認証情報と比較検証し、該ICカードとその所有者とを認証することを特徴とする認証システム。 - 請求項1,2,3,6または7において、
前記生体情報が指紋情報であることを特徴とする認証システム。 - 請求項1,2,3,6または7において、
前記サーバと前記リーダライタとがローカル接続されていることを特徴とする認証システム。 - 請求項1,2,3,6または7において、
前記サーバと前記リーダライタとの間や前記リーダライタと前記ICカードとの間の通信は暗号化された通信であることを特徴とする認証システム。
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