JP6983607B2 - 自動改札機、およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、自動改札機、およびプログラムに関する。
従来、第1媒体に印刷された画像から情報を読み取る光学読取部と、無線通信機能を有する第2媒体と通信する通信部とを備え、利用者が第1媒体および第2媒体を翳す対象位置を共通化した自動改札機が知られている。この自動改札機は、光学読取部の読取結果、または通信部の通信結果を用いて、自動改札の開閉制御を実行する。しかしながら、従来の技術では、自動改札機の対象位置に、利用者が第1媒体と第2媒体を同時に翳した場合に、利用者が意図しない媒体からの効力情報が読み取られて開閉制御が実行されてしまう可能性があった。
特開2017−45386号公報
本発明が解決しようとする課題は、利用者が意図しない処理が行われることを防止することができる自動改札機、およびプログラムを提供することである。
実施形態の自動改札機は、光学読取部と、通信部と、制御部とを持つ。光学読取部は、第1媒体に表示されたコード画像から、第1効力情報を光学的に読み取る。通信部は、第2効力情報が記憶された第2媒体が有する第2媒体通信部と通信する。制御部は、前記光学読取部により読み取られた第1効力情報、または、前記通信部により得られる第2媒体に記憶された第2効力情報に基づいて利用者の通過の可否を判定する。また、制御部は、前記光学読取部により所定画像が認識された状態で前記通信部が前記第2媒体通信部と通信した場合に、前記通信部により得られる第2媒体に記憶された第2効力情報に基づく通過を許可しない。コード画像はQRコード(登録商標)であり、前記所定画像は前記QRコードに含まれるファインダパターンである。
第1媒体M1と第2媒体M2とを比較して示す図。 自動改札機100の外観構成を示す図。 図2の矢印Y方向から見たリーダライタ130の内部構成図。 制御装置150の機能構成図。 第1媒体M1のファインダパターンFPの取得可能領域、および第2媒体M2との通信可能領域を例示した図。 第1媒体M1の第1効力情報の取得可能領域を例示した図。 表示部110に表示される画像IMの一例を示す図。 本実施形態の自動改札機100により実行される処理の流れを示すフローチャート。 ファインダパターンを擬した画像が表示された第1媒体M1aの一例を示す図
以下、実施形態の自動改札機、およびプログラムを、図面を参照して説明する。実施形態の自動改札機は、鉄道の駅や、空港、イベント会場等、乗車券や入場券、利用券等を必要とする施設の入場口や、出場口等に設けられ、利用者の通過の可否を判断し、扉等の通行阻止手段を制御するものである。実施形態では、一例として、自動改札機は駅に設置され、第1媒体と第2媒体とは乗車券であるものとして説明する。
[媒体]
図1は、第1媒体M1と第2媒体M2とを比較して示す図である。第1媒体M1は、コード情報が印刷された券(例えば、コード画像券)である。コード情報とは、何らかの情報が符号化され、バーコードや、二次元コード(一例としてQRコード(登録商標))として表示された情報である。符号化とは、人が情報の内容を直接認識できない状態に、情報を変換することをいう。コード情報は、人が視認して、その位置を認識することができる状態で第1媒体M1に印刷される。以下の説明では、コード情報としてQRコードCDが用いられているものとする。
図1に示す第1媒体M1には、例えば、基材10にQRコードCDが印刷されている。QRコードCDは、「コード画像」の一例である。QRコードCDには、例えば、コードの位置や方向を検出するためのファインダパターンFP1〜FP3が示されている。また、QRコードCDには、第1媒体M1の乗車券としての第1効力情報が符号化(エンコード)されている。第1効力情報とは、乗車券の効力を示す情報であり、例えば、A駅からB駅までの区間で乗車できる、或いはA駅から○○円まで乗車できる、××区間内で乗車できるといった利用可能区間情報、乗車可能日付等の情報を含む。第1効力情報は、第1媒体M1を識別する第1媒体IDだけでもよい。QRコードCDは、例えば、第1媒体M1が発券されるときに発券機により生成されて、基材10に印刷される。なお、QRコードCDやバーコード等は、基材10に直接印刷されるのではなく、それらが印刷されたシール等が基材10に貼り付けられることで第1媒体M1に付与されてもよい。
第2媒体M2は、通信機能を有する媒体(例えば、IC(Integrated Circuit)カード)である。第2媒体M2は、例えば、基材20と、チップ30と、アンテナ40とを備える。チップ30は、例えば、基材20の外部に露出せずに内部に埋め込まれたパッシブタイプのICチップである。チップ30は、「第2媒体通信部」の一例である。チップ30は、RFID(Radio Frequency IDentifier)技術によって、後述する自動改札機100との間で情報を送受信する。チップ30は、例えば、HF帯(短波帯;13.56MHz帯)の電波を用いて、自動改札機100と通信する。チップ30は、自動改札機100により送信されたコマンドに応答して、情報を送信するコマンドレスポンス方式に基づいて処理を実行する。
チップ30は、例えば、送受信部32と、制御回路34と、記憶部36とを備える。送受信部32は、自動改札機100により送信された電波から駆動用電力を取り出したり、電波に含まれる情報を復調したりする。送受信部32は、復調した情報を制御回路34に出力する。また、送受信部32は、情報を重畳するための電波を生成し、生成した電波に情報を重畳する。
制御回路34は、自動改札機100により送信されたコマンドの内容に応じて、記憶部36に情報を書き込んだり、記憶部36に書き込まれた情報を読み出したりする。また、制御回路34は、送受信部32およびアンテナ40を用いて、記憶部36に記憶された情報を読み出し、読み出した情報を自動改札機100に送信する。
記憶部36には、例えば、第2媒体M2の識別情報、および第2媒体M2の乗車券としての第2効力情報が記憶されている。第2効力情報とは、例えば、電子マネーの残高や、定期券としての有効区間、有効期限等である。また、記憶部36は、第2効力情報に加えて、入場駅の情報や入場日時などが記憶されてもよい。アンテナ40は、例えば、コイル状のループアンテナである。
[自動改札機]
図2は、自動改札機100の外観構成を示す図である。自動改札機100は、例えば、表示部110と、扉部120と、リーダライタ130とを備える。自動改札機100は、図中、A方向への利用者の通過を制御する。表示部110は、各種情報を表示する。扉部120は、第1媒体M1または第2媒体M2に対して行われた処理の結果に応じて開放状態または閉止状態に制御される。
リーダライタ130には、対象領域Atgtが設けられる。対象領域Atgtは、QRコードCDに符号化された情報が取得される取得可能領域、および、リーダライタ130と第2媒体M2とが通信できる通信可能領域に包含されるように設けられ、利用者が視認して位置が分かるようになっている。対象領域Atgtには、例えば、媒体を翳すことを促す情報が表示されていたり、他の領域と区別されるように色彩や模様が付与されていたりする。また、対象領域Atgtは、他の領域とは異なる高さで(他の領域に比して突出するように)形成されもよいし、対象領域Atgtには照明部が設けられ、その照明部が点灯または点滅してもよい。このように、対象領域Atgtが他の領域と区別可能に設けられるため、利用者は視認して媒体を翳す領域を認識することができる。取得可能領域および通信可能領域の詳細については後述する。
利用者が、第1媒体M1のQRコードCDが表示された面をリーダライタ130に向けて近づけると、リーダライタ130は、第1媒体M1のQRコードCDに符号化された第1効力情報を取得する。また、利用者が、対象領域Atgtに第2媒体M2を近づけると、リーダライタ130と第2媒体M2とが通信し、通信部134は、記憶部36に記憶された第2効力情報を取得する。取得した第1効力情報または第2効力情報のうち一方の効力情報に基づいて、利用者の自動改札機100の通過可否が判定される。
図3は、図2の矢印Y方向から見たリーダライタ130の内部構成図である。リーダライタ130は、例えば、アンテナ132と、通信部134と、カメラ(撮像部の一例)140と、ライト142とを備える。
アンテナ132は、例えば、パッチアンテナである。アンテナ132は、第2媒体M2のチップ30に対してHF帯の周波数帯を有する電波を発信することで非接触給電を行うと共に、その電波を用いて第2媒体M2のチップ30と無線通信を行う。
通信部134は、コントローラや、変調部、復調部等を備える。コントローラは、変調部および復調部を制御する。変調部は、コマンドをHF帯の周波数帯を有する電波に重畳させて、その電波をアンテナ132に発信させる。また、復調部は、アンテナ132を介して取得した電波に含まれる情報を復調し、復調した情報(コマンド)を後述する制御装置150に出力する。
カメラ(撮像部)140は、利用者によって対象領域Atgtに翳された第1媒体M1のQRコードCDを撮像する。ライト142は、カメラ140により撮像動作が行われる際に、第1媒体M1に光を照射する。例えば、リーダライタ130は、利用者によって対象領域Atgtに第1媒体M1等が近づけられた場合に、オン信号を出力するセンサを有する。カメラ140は、センサにより出力されたオン信号を取得した場合に、QRコードCDを撮像する。ライト142は、センサにより出力されたオン信号を取得した場合に、カメラ140の撮像動作と共に、光を照射する。アンテナ132は、カメラ140の撮像領域、およびライト142が光を照射する領域を遮らない位置に設けられる。例えば、アンテナ132は、カメラ140およびライト142の光軸を囲むように巻き回される。これにより、カメラ140は、アンテナ132およびアンテナ132によって撮像領域が遮蔽されることなく、QRコードCDを撮像することができる。
図4は、制御装置150の機能構成図である。制御装置150は、例えば、認識部152と、制御部154と、判定部156と、通過制御部158と、改札機側記憶部160とを備える。認識部152、制御部154、判定部156、および通過制御部158は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)等のハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
改札機側記憶部160は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SDカード等の不揮発性の記憶媒体と、RAM(Random Access Memory)、レジスタ等の揮発性の記憶媒体とによって実現される。改札機側記憶部160は、プロセッサが実行するプログラムや、各駅間(または利用距離ごと)の料金が記憶された料金テーブル162を格納する他、自機が設置された駅の識別情報や、自機の識別情報、各駅間の距離等を格納する。
認識部152は、カメラ140により撮像された画像のデータに対してデコード処理を行い、ビット列等で表される、コンピュータが認識可能な情報(電子情報)に変換する。例えば、認識部152は、第1媒体M1に表示されたQRコードCDに符号化された情報を読み取る。認識部152、カメラ140、およびライト142を合わせたものは、「光学読取部」の一例である。以下、認識部152、カメラ140、およびライト142を総称して光学読取部と表記する場合がある。
制御部154は、待機状態において、通信部134を動作させ、且つ光学読取部を動作させる。待機状態とは、例えば、第1媒体M1も第2媒体M2も検知されておらず、新規に第1媒体M1または第2媒体M2が接近してくるのを待っている状態である。また、制御部154は、光学読取部により読み取られた第1効力情報、または、通信部134により得られる第2媒体に記憶された第2効力情報に基づいて判定部156に利用者の通過の可否を判定させる。制御部154の機能の詳細については後述する。
判定部156は、光学読取部、または通信部134により取得された情報に基づいて、利用者の自動改札機100の通過可否を判定する。例えば、判定部156は、第1効力情報から利用可能区間情報を取得した場合に、入場駅から出場駅までの区間が利用可能区間に含まれるか否かを判定する。判定部156は、入場駅から出場駅までの区間が利用可能区間に含まれる場合に利用者の通過を許可し、入場駅から出場駅までの区間が利用可能区間に含まれない場合に利用者の通過を禁止する。また、判定部156は、利用可能区間がA駅から○○円まで乗車できるといった利用可能区間である場合に、料金テーブル162を参照して乗車駅から降車駅までの区間が、○○円の範囲内であるか否かによって、利用者の通過の可否を判定してもよい。
また、判定部156は、入場時には、第2効力情報に基づいて入場するための最低料金がチャージされているか否かを判定し、出場時には、入場駅からの運賃がチャージされているか否かを判定する。判定部156は、入場時において、最低料金がチャージされている場合には利用者が自動改札機100を通過できると判定し、最低料金がチャージされていない場合には利用者が自動改札機100を通過できないと判定する。また、判定部156は、出場時において、入場駅からの運賃がチャージされている場合には利用者が自動改札機100を通過できると判定し、入場駅からの運賃がチャージされていない場合には利用者が自動改札機100を通過できないと判定する。
通過制御部158は、判定部156の判定結果に基づいて、利用者の通過を許可、または禁止する制御を実行する。利用者の通過を禁止する制御をする場合、通過制御部158は、扉部120を閉止状態にさせたり、表示部110に通過の禁止を示す情報を表示させたりする。利用者の通過を許可する制御を行う場合、通過制御部158は、扉部120を開放状態にさせたり、表示部110に通過の許可を示す情報を表示させたりする。
[制御部の機能]
次に、制御部154の機能の詳細について説明する。制御部154は、待機状態において、通信部134を動作させ、且つ光学読取部を動作させる。そして、制御部154は、光学読取部により読み取られた画像のうち、認識部152により所定画像が認識された状態で、通信部134が第2媒体通信部と通信した場合に、第2媒体M2に記憶された第2効力情報に基づく通過を許可しない。所定画像とは、例えば、QRコードCDに含まれるファインダパターンFP1〜FP3である。
ここで、上述した制御部154の制御内容について具体例について説明する。例えば、認識部152は、QRコードCDのファインダパターンFP1〜FP3のうち、少なくとも一つを認識し、QRコードの位置や向きを認識する。ファインダパターンFP1〜FP3は、QRコード内の各セル(ドット)の位置を認証するよりも形状が認証しやすいため、リーダライタ130のタッチ面から離れた位置からでも認識することができる。
図5は、第1媒体M1のファインダパターンFPの取得可能領域、および第2媒体M2との通信可能領域を例示した図である。図5の例において、第1領域AR1は、光学読取部が第1媒体M1のQRコードCDからファインパターンFP1〜FP3を取得することができる取得可能領域である。第2領域AR2は、通信部134が第2媒体M2と通信することができる通信可能領域である。第1領域AR1は、第2領域AR2よりも取得可能領域が広い。そのため、例えば、第1媒体M1と第2媒体M2とを重ねてタッチ面TSに近づけた場合に、第2媒体M2と通信部134との通信が行われる前に、第1媒体M1によりファインダパターンFP1〜FP3を認識することができる。
また、認識部152は、認識されたファインタパターンFP1〜FP3により認識されたQRコードCDの位置や向きに基づいて、更にタッチ面TSに近づいた第1媒体M1のQRコードCDから第1効力情報の全てを取得する。図6は、第1媒体M1の第1効力情報の取得可能領域を例示した図である。図6の例において、第3領域AR3は、光学読取部が第1媒体M1のQRコードCDから第1効力情報の全てを取得することができる取得可能領域である。第3領域AR3は、第2領域AR2よりも取得可能領域が狭い。そのため、例えば、第1媒体M1と第2媒体M2とを重ねてタッチ面TSに近づけた場合に、第1媒体M1により第1効力情報の全てを取得するよりも前に、第2媒体M2のチップ30と通信部134との通信が開始され、第2媒体M2から取得した第2効力情報に基づいて通過可否判定が実行されてしまう。
そこで、制御部154は、第1媒体M1によりファインダパターンFP1〜FP3が認識された状態で、第2媒体M2のチップ30との通信が行われる場合には、第2媒体M2に記憶された第2効力情報に基づく通過を許可しない。この場合、制御部154は、例えば、通過制御部158に扉部120を閉止状態にさせる。また、制御部154は、通過制御部158により、第1媒体M1または第2媒体M2の一方を対象領域に翳すことを利用者に促す情報を表示部110に表示させる。
図7は、表示部110に表示される画像IMの一例を示す図である。通過制御部158は、表示部110に、第1媒体M1と、第2媒体M2とが重ねられてリーダライタ130に翳されたことを示す情報(例えば「ICカード乗車券と、QR乗車券とを両方検出しました。どちらか一方を翳してください。」)を表示させる。これにより、利用者に意図する効力情報を含む媒体のみが翳されるため、利用者が意図する効力情報を用いた通過可否判定等の処理を実行することができる。
なお、利用者が、第1媒体M1と第2媒体M2とを両方所持する場合には、第1媒体M1を用いた通過可否判定が行われる可能性が高いと推測される。そこで、制御部154は、第1媒体M1によりファインダパターンFP1〜FP3が認識された状態で、第2媒体M2のチップ30との通信が行われる場合には、第1媒体M1から得られる第1効力情報を優先して、通過可否判定を実行してもよい。これにより、利用者Mは、再び第1媒体M1を翳す手間を省略することができ、速やかに通過可否判定を行うことができる。
制御部154は、認識部152により画像FPaが認識された状態で、通信部134が第2媒体M2のチップ30と通信した場合に、第2媒体M2の記憶部36に記憶された第2効力情報に基づく通過を許可しない。
図8は、本実施形態の自動改札機100により実行される処理の流れを示すフローチャートである。図8の例では、待機状態において、通信部134を動作させ、且つ光学読取部を動作させた状態における処理の流れを示すものである。
まず、制御部154は、第1媒体M1に表示されたQRコードCDのファインダパターンFPを認識したか否かを判定する(ステップS100)。ファインダパターンFPを認識した場合、次に、制御部154は、第2媒体通信部(チップ30)との通信が成立したか否かを判定する(ステップS102)。第2媒体通信部との通信が成立した場合、制御部154は、第2媒体に記憶された第2効力情報に基づく通過を許可しない(ステップS104)。
次に、制御部154は、第1媒体または第2媒体の一方を翳すことを利用者に促す情報を表示部110の表示し(ステップS106)、ステップS100の処理に戻る。また、ステップS102の処理において、第2媒体通信部との通信が成立していない場合、制御部154は、第1媒体M1に表示されたQRコードCDの全てを認識しかた否かを判定する(ステップS108)。QRコードCDの全てを認識した場合、判定部156は、QRコードCDから認識された第1効力情報に基づいて利用者の通過可否を判定する(ステップS110)。次に、通過制御部158は、判定結果に基づいて扉部の開閉を制御する(ステップS112)。
また、ステップS100の処理において、第1媒体M1に表示されたファインダパターンを認識していない場合、制御部154は、第2媒体通信部との通信が成立したか否かを判定する(ステップS114)。制御部154は、第2媒体通信部との通信が成立された場合、第2媒体M2に記憶された第2効力情報を読み出す(ステップS116)。読み出す第2効力情報としては、例えば、電子マネーの残高である。次に、判定部156は、読み出した第2効力情報に基づいて、通過可否を判定する(ステップS118)。
次に、制御部154は、判定部156による判定結果として、利用者が自動改札機100を通過できるか否かを判定する(ステップS120)。通過できると判定された場合、制御部154は、第1媒体M1に表示されたファインダパターンFPを認識したか否かを判定する(ステップS122)。ファインダパターンFPを認識した場合、制御部154は、第1媒体M1または第2媒体M2の一方を翳すことを利用者に促す情報を表示部110に表示する(ステップS124)。また、通過制御部158は、扉部120を閉止状態にして利用者の通過を阻止する(ステップS125)。また、ステップS122の処理において、第1媒体M1に表示されたファインダパターンFPを認識していない場合、制御部154は、第2媒体通信部との通信が成立したか否かを判定する(ステップS126)。第2媒体通信部との通信が成立した場合、所定の情報を第2媒体M2の記憶部に書き込む(ステップS128)。所定の情報とは、例えば、入場処理を行っている場合には、入場駅や入場日時であり、出場処理を行っている場合には、運賃を差し引いた新たなチャージ残高である。次に、通過制御部158は、扉部120を開放状態にして利用者の通過を許可する(ステップS130)。
また、ステップS126の処理において、第2媒体通信部との通信が成立しなかった場合、通過制御部158は、扉部120を閉止状態にして利用者の通過を阻止する(ステップS132)。また、ステップS108の処理において第1媒体M1に表示されたQRコードCDの全てを認識できなかった場合、ステップS114の処理において第2媒体通信部との通信が成立しなかった場合、または、ステップS120の処理において利用者が通過できないと判定された場合に、通過制御部158は、扉部120を閉止状態にして利用者の通過を阻止する(ステップS132)。これにより、本フローチャートの処理は、終了する。
[第1媒体M1の変形例]
例えば、第一媒体M1に表示されるQRコードCDからファインダパターンFPが読み取れない場合やファインダパターンFPを読み取れる距離に到達する前に第2媒体通信部と通信部134との通信が行われてしまう可能性がある。この場合、利用者は、第1媒体M1を用いて自動改札機100を通過したいという意図に反して第2媒体M2により得られる第2効力情報により通過可否判定が行われる可能性がある。
そこで、第1媒体M1の変形例として、第1媒体M1に、ファインダパターンに擬した画像を表示させてもよい。図9は、ファインダパターンを擬した画像が表示された第1媒体M1aの一例を示す図である。図9に示す第1媒体M1aは、図1に示す第1媒体M1に比して、基材10Aに印刷されたQRコードCD付近にファインダパターンFP1〜FP3のうち一つを擬した画像FPaが表示されている。QRコードCD付近とは、QRコードCDから所定距離(例えば、1[cm]程度)以内の範囲である。
画像FPaは、例えば、ファインダパターンFP1〜FP3よりも大きく印字される。例えば、画像FPaは、第1媒体M1aと第2媒体M2とを重ねてタッチ面TSに近づけた場合に、第2媒体通信部が通信部134と通信を行うよりも前に、認識部152により画像FPaが認識される大きさに印字される。画像FPaは、例えば、ファインダパターンFPを所定倍率で拡大されたものである。
これにより、制御部154は、第2媒体通信部と通信部134との通信が行われるより前に画像FPaを認識して、第2媒体に記憶された第2効力情報に基づく通過を許可しないように制御することができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、第1媒体M1に表示されたコード画像から、第1効力情報を光学的に読み取る光学読取部(140,142,152)と、第2効力情報が記憶された第2媒体M2が有するチップ30と通信する通信部(134)と、光学読取部(140,142,152)により読み取られた第1効力情報、または、通信部134により得られる第2媒体に記憶された第2効力情報に基づいて利用者の通過の可否を判定する制御部154であって、光学読取部(140,142,152)により所定画像が認識された状態で通信部134が第2媒体のチップ30と通信した場合に、通信部134により得られる第2媒体M2に記憶された第2効力情報に基づく通過を許可しない制御部154と、を持つことにより、利用者が意図しない処理が行われることを防止することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
M1、M1a…第1媒体、M2…第2媒体、10、10A、20…基材、30…チップ、40…アンテナ、32…送受信部、34…制御回路、36…記憶部、100…自動改札機、110…表示部、120…扉部、130…リーダライタ、132…アンテナ132…通信部、140…撮像部、150…制御装置、152…認識部、154…制御部、156…判定部、158…通過制御部、160…改札機側記憶部

Claims (6)

  1. 第1媒体に表示されたコード画像から、第1効力情報を光学的に読み取る光学読取部と、
    第2効力情報が記憶された第2媒体が有する第2媒体通信部と通信する通信部と、
    前記光学読取部により読み取られた第1効力情報、または、前記通信部により得られる第2媒体に記憶された第2効力情報に基づいて利用者の通過の可否を判定する制御部であって、前記光学読取部により所定画像が認識された状態で前記通信部が前記第2媒体通信部と通信した場合に、前記通信部により得られる第2媒体に記憶された第2効力情報に基づく通過を許可しない制御部と、を備え
    前記コード画像はQRコード(登録商標)であり、前記所定画像は前記QRコードに含まれるファインダパターンである、
    自動改札機。
  2. 第1媒体に表示されたコード画像から、第1効力情報を光学的に読み取る光学読取部と、
    第2効力情報が記憶された第2媒体が有する第2媒体通信部と通信する通信部と、
    前記光学読取部により読み取られた第1効力情報、または、前記通信部により得られる第2媒体に記憶された第2効力情報に基づいて利用者の通過の可否を判定する制御部であって、前記光学読取部により所定画像が認識された状態で前記通信部が前記第2媒体通信部と通信した場合に、前記通信部により得られる第2媒体に記憶された第2効力情報に基づく通過を許可しない制御部と、を備え
    前記所定画像は、前記コード画像とは別に前記第1媒体に表示されたファインダパターンに擬した画像である、
    自動改札機。
  3. 情報を表示する表示部を更に備え、
    前記自動改札機には、前記第1媒体と前記第2媒体とが翳される対象領域が設定され、
    前記制御部は、前記光学読取部により所定画像が認識された状態で前記通信部と前記第2媒体通信部とが通信された場合に、前記第1媒体または前記第2媒体の一方を前記対象領域に翳すことを前記利用者に促す情報を、前記表示部に表示させる、
    請求項1または2に記載の自動改札機。
  4. 前記制御部は、前記光学読取部により所定画像が認識された状態で前記通信部と前記第2媒体通信部とが通信された場合に、前記光学読取部により認識されたコード画像を優先して、通過の可否を判定する、
    請求項1または2に記載の自動改札機。
  5. コンピュータに、
    光学読取部により第1媒体に表示されたコード画像から第1効力情報を光学的に読み取らせ、
    通信部により第2効力情報が記憶された第2媒体が有する第2媒体通信部と通信を行わせ、
    前記光学読取部により読み取られた第1効力情報、または、前記通信部により得られる第2媒体に記憶された第2効力情報に基づいて利用者の通過の可否を判定させ、
    前記光学読取部により所定画像が認識された状態で前記通信部が前記第2媒体通信部と通信した場合に、前記通信部により得られる第2媒体に記憶された第2効力情報に基づく通過を許可しないように制御させ、
    前記コード画像はQRコード(登録商標)であり、前記所定画像は前記QRコードに含まれるファインダパターンである、
    プログラム。
  6. コンピュータに、
    光学読取部により第1媒体に表示されたコード画像から第1効力情報を光学的に読み取らせ、
    通信部により第2効力情報が記憶された第2媒体が有する第2媒体通信部と通信を行わせ、
    前記光学読取部により読み取られた第1効力情報、または、前記通信部により得られる第2媒体に記憶された第2効力情報に基づいて利用者の通過の可否を判定させ、
    前記光学読取部により所定画像が認識された状態で前記通信部が前記第2媒体通信部と通信した場合に、前記通信部により得られる第2媒体に記憶された第2効力情報に基づく通過を許可しないように制御させ、
    前記所定画像は、前記コード画像とは別に前記第1媒体に表示されたファインダパターンに擬した画像である、
    プログラム。
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