JP2015142165A - 画像通信装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、回線を挿し間違えたことによる画像通信装置の通信部の故障を防止し、不具合の発生を未然に防ぐ画像通信装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ファクシミリ通信機能を持つ画像通信装置の電話回線接続コネクタにビジネスホンなどのデジタル回線を誤って誤挿しした場合に、回線診断部31によって回線の種別判断を行う。アナログ回線の場合は回線接続を可能とし、アナログ回線以外の場合は接続しないで、その状態をユーザに通知する。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像通信装置及びその制御方法、並びにプログラムに関し、特に、電話回線の誤挿し防止技術に関する。
近年、ファクシミリ通信用MODEMと電話回線とのインターフェースに、半導体化されたデータアクセス装置(Data Access Arrengemennt:以下、「DAA」と呼ぶ。)が用いられている。DAAは、NCU(網制御ユニット)の役割を果たし、半導体ICで構成されているため、SDAA(Silicon DAA)とも呼ばれている。
ファクシミリ通信部は、MODEMと、DAAおよび呼出信号検出回路と、電話機のオフフック検出回路と、ノイズ対策のディスクリート部品で構成されている。DAAは、前述のように半導体化されているが、周辺回路はメーカ推奨のディスクリート回路で構成されている。DAAの周辺のディスクリート回路も含めてDAAとする。
全世界にファクシミリ搭載機が展開されており、MODEMとDAAの各国対応については、国コードを設定することで国毎の規格に応じた設定が行われている。この設定値に応じた動作によって各国規格に対応することが可能となる。
また、呼出信号と電話機のオフフック検知は、それぞれ専用の回路で行っている。呼出信号の検知は、呼出信号検知回路で行っている。電話機のオフフック検知は、オフフック検知回路で構成されている。
一方、電話回線を用いた通信方式の多様化(デジタル化)に伴い、従来の回線に多様な通信方式の回線信号を用いる構成が存在する。アナログ回線対応の画像通信装置にデジタル回線を接続した場合、通信方式の違いにより通信不具合や回路故障等の不具合が発生している。DAAには、回線の過電流や過電圧を検知して所定の電流或は電圧値以上を検知した場合に、DAAの回線捕捉時の直流抵抗を高く制御し、または回線解放の制御をすることで回路破壊を防止する機能がある。しかしながら、DAAの機能のみでは、デジタル回線のパワーが大きく防御できない状況が発生しているため、対策が求められている。
特許文献1は、回線インターフェースに故障が生じると、当該回線を通じての着信が行われなくなるので、着信監視回路により検知し、テスト通信用のプログラムにより、その異常の有無を自動的に発見できるものである。
特開平8−214081号公報
従来の画像通信装置には、通信回線のアナログ信号を使用する構成となっており、アナログ信号とデジタル信号を判別する機能を持っていない。このため、誤って適合してないデジタル回線を接続すると回線接続エラーや故障が生じる。通信回線を接続するコネクタが異なれば接続されることは無いが、通信回線を接続するモジュラーコネクタは同じものである。しかも、使用するピン番号も同じである。誤挿入された場合には防御のしようが無い。例えば、ビジネスホンのデジタル回線をアナログFAXに接続した場合、回線仕様が異なるため、FAX回路が故障する場合がある。ビジネスホンの接続例を図3に示す。
ビジネスホン主装置41は、ビルの規模の大小によらず様々な場所に設置されている。ビジネスホン主装置41は、代表電話番号に対して複数のビジネスホン端末43やFAXや一般電話45が接続可能である。回線42はビジネスホン専用のデジタル回線でメーカ毎に独自のインターフェースを採用している。回線仕様は一般公開されていない。回線44は、従来のアナログ回線でPSTN回線(一般のアナログ加入電話回線ネットワーク)と同様である。回線42と回線44は、回線のコネクタ、モジュラージャックのサイズ、ピン数が同様である(図3(b))。給電仕様が異なるが同じRJ−11コネクタで、同じ信号線を使用している。
図4(a)、図4(b)はPSTN回線とビジネスホン回線の回線解放時の電圧及び回線捕捉時の電流値とその時の回線間電圧を示す。PSTN回線の回線解放時の回線間電圧60は48V程度である。一方、この回線の回線捕捉時の回線電流は約100mA、回線間電圧61は10V程度である。この回線電流と電圧は主装置で制御されている。このPSTN回線の回線電流が100mAであればアナログ通信を行うファクシミリ装置が故障することは無い。
一方、ビジネスホン回線の回線解放時の回線間電圧64は50V程度で、回線捕捉時の回線電流は400mAで、回線間電圧65は50V程度である。この特徴は回線電流が大きくても回線電流は下がらない点である。このビジネスホン回線がファクシミリ装置などのアナログ通信端末に接続された場合は、回線電流に耐えられず、回線捕捉回路及び周辺回路が破損する場合がある。
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、回線を挿し間違えたことによる画像通信装置の通信部の故障を防止し、不具合の発生を未然に防ぐ技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像通信装置は、ファクシミリ通信を行う通信手段を備える画像通信装置において、前記画像通信装置に接続された回線の種別を診断する回線診断手段と、前記回線診断手段と前記回線の接続を、前記通信手段と前記回線との接続に切り替える切替え手段と、前記回線診断手段により前記回線がアナログ回線と診断された場合には、前記切替え手段による切り替えを行わせる制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、ファクシミリ通信機能を持つ画像通信装置の電話回線接続コネクタにビジネスホンなどのデジタル回線を誤って誤挿しした場合に、回線診断手段によって回線の種別判断を行う。アナログ回線の場合は回線接続を可能とし、アナログ回線以外の場合は接続しないで、その状態をユーザに通知する。この制御により、回線の誤挿しによる回路破壊を防止することが可能となる。
本発明の実施形態に係る画像通信装置の概略構成を示すブロック図である。 図1におけるFAX部14の詳細な構成を示す回路図である。 (a)ビジネスホンの接続例を示す図、(b)モジュラーコネクタの正面図である。 (a)PSTN回線における回線開放時と回線捕捉時の回線電流と回線間電圧を比較した図、(b)ビジネスホン回線における回線開放時と回線捕捉時の回線電流と回線間電圧を比較した図である。 図1の画像通信装置における電源ONから通信終了までの動作の流れを示すフローチャートである。 図5のステップS5における回線診断処理の詳細を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像通信装置の概略構成を示すブロック図である。なお、本発明は、ファクシミリ通信機能を持った全ての画像通信装置に適用されるものである。特に、ファクシミリ通信に関するPTT規格は各国によって異なるため、このような各国対応を要求される画像通信装置に適用されるものである。
図1において、画像通信装置は、システム全体の制御と主要機能を制御するシステム制御部1と、読取部12、記録部13、操作部16、FAX部14、切り替え回路30、及び回線診断部31を備える。なお、FAX部14、切り替え回路30、及びFAX部14は、通信制御部を構成する。切り替え回路30は、外部の公衆回線に接続することができる。
システム制御部1は、制御部10、メモリ部11を備える。制御部10は、システム制御用LSIやCPUから構成され、メモリ部11に含まれるROM20に記憶されているプログラムに従って装置全体を制御するものである。ROM20は、フラッシュメモリであり、システムを制御するためのブートプログラムとメインプログラムが圧縮されて記憶されている。メモリ部11のRAM21は、DRAMやSRAMで構成され、各種データを格納するものである。DRAMは、プログラム実行エリアでもある。制御部10は、ROM20に圧縮されて格納されているメインプログラムを装置起動時にメモリ部11のDRAM上に展開して実行する。不揮発性メモリ22は、装置の電源が遮断された状態にあっても画像など保存しておくべきデータを格納するメモリである。例えば、通信先の名称やダイヤル情報、または通信結果記録等が記憶される。
システム制御部1は、読取部12、記録部13、操作部16、及びFAX部14に接続されている。読取部12は、制御部10の制御によって、不図示のCCDやCMOSラインセンサを用いて読み取ったデータを画像処理し、RAM21や不揮発性メモリ22に格納するものである。記録部13は、例えば、LBPで構成され、制御部10の制御によってRAM21または不揮発性メモリ22に格納されている記録データを取り出し、記録部13へ送ることでハードコピーとして印刷出力するものである。操作部16は、各種動作モードのオペレーションを行うもので、入力用のスイッチ類と表示部から構成されている。
FAX部14は、切り替え回路30に接続され、ファクシミリ通信を制御する。
回線診断部31は、回線の種別を判断する機能を持ち、所定回線電流で回線を捕捉する回線捕捉回路32と、各回線電流値での回線間電圧を計測する回線間電圧計測回路33と、回線全波整流するブリッジダイオード34から構成される。切替え回路30は、待機時はA側に接続されている。
回線間電圧計測回路33は、コンパレータと基準電圧を構成する回路で構成され、常時回線間電圧を計測し監視している。そして、回線4にモジュラーケーブルで回線が接続され、直流電圧が回線間電圧計測回路33に印加され電圧が計測されると、その電圧値から回線が接続されたことが分かる。
ブリッジダイオード34は、接続された電圧を常に極性を同一にして回線間電圧計測回路33に接続する全波整流回路である。回線間電圧計測回路33で電圧を検知すると、回線間電圧計測回路33が所定の間隔で複数回検知する。
次に、回線捕捉回路32で所定電流を流し、回線間電圧計測回路33で電圧を計測する。電圧を測定できると、所定電流の値を変更して、さらに電圧を計測する。このときの電流値と電圧値から回線がPSTN回線の特徴を示しているかが判断され、アナログ回線かそれ以外かが判断される。そして、アナログ回線と判断された場合は、そのまま待機し、呼出し信号を検知し、呼出し信号が検知されたときには、切替え回路30をB側に切り替えてファクシミリ通信を行う。
図2は、図1におけるFAX部14の詳細な構成を示す回路図である。
FAX部14は、ファクシミリ通信制御に必要なMODEM2や半導体DAA3、呼出信号検出回路5、オフフック検出回路6、および回線制御のデスクリート部品で構成されている。雷サージによる回路破壊防止のため、回線間にバリスタ7および回線−GND間にアレスタ9を実装している。バリスタ7とアレスタ9は、回線印加されるノーマルモードやコモンモードの雷サージノイズ等のサージノイズによる回路破壊を防止するものである。
MODEM2は、ITUTの勧告に合致するG3モデムと、これらモデムに接続されたクロック発生回路などによって構成される。MODEM2は、システム制御部1内の制御部10の制御に基づいて、RAM21や不揮発性メモリ22に格納されている送信データをMODEM2で変調し、DAA3を介して電話回線4に出力するものである。また、ファクシミリ通信の受信データを受信し、RAM21や不揮発性メモリ22に格納する。
MODEM2は次の機能を持っている。DAA3と接続するためのDAAインターフェース、システム制御部1と接続するためのSerialインターフェース、画像データ変復調、通信手順制御等である。
DAA3は、半導体化されたデータアクセス装置である。MODEM2は、Commandセットを用いた制御系統を持ち、Super−G3 FAX通信に対応している。
DAA3には次の機能がある、DC終端(回線捕捉)、AC終端、呼出信号の電圧検知、回線間インピーダンス調整機能、Isolationインターフェースなどである。
また、MODEM2は、電話回線4から着信したアナログ信号をDAA3を介して導入し、これを復調する。そして、システム制御部1でJBIG等の画像形態でRAM21または不揮発性メモリ22へ格納するものである。MODEM2とDAA3を接続するコンデンサ8は、MODEM2とDAA3間の通信をするためのインターフェースとアイソレーションを目的としている。
図3(a)は、ビジネスホンの接続例を示す図である。
41はビジネスホンの主装置である。電話機は、ビジネスホン主装置41に接続して始めて利用することができる。電話機は、ビジネスホン端末43またはFAXや一般電話45である。
ビジネスホン端末43は専用のデジタル信号で通信されるように作られている。FAXや一般電話45は、アナログ信号で通信される。通信方式は公衆交換電話網、PSTN(Public Switched Telehone Network)と同特性で、固定電話回線の電話網である。
電話局40とビジネスホン主装置41との接続はデジタル化されている。ビジネスホン主装置41は、多機種が市場に投入されているが、その回線接続数の一例を示す。外線:最大約200回線、内線:最大約600台である。よって、使用される環境はさまざまである。前述したように多回線に対応していること、ビジネスホン端末専用の回線42の通信方式は、デジタル方式である。ビジネスホン主装置41のデジタル通信方式は各社専用の独自方式で一般公開されていない。一方、FAXや一般電話45の回線44は、前述したようにアナログ信号を扱うアナログ回線である。
回線42と回線44のモジュラーコネクタは、図3(b)に示すように、正面のピン配列46に構成されている。この中心の信号線2ピンをデジタル信号またはアナログ信号の通信に使用している。回線42と回線44の両接続端子が同様であること、信号ピンも同様であるため、両接続端子の接続口を誤って挿し間違えることは容易に想像できる。もし、挿し間違えた場合、FAXや一般電話45などのアナログ信号を扱う画像通信装置では、FAX部14等を含む通信制御部が破損する場合がある。
図4(a)及び図4(b)は、PSTN回線とビジネスホン回線における公衆回線開放時と回線捕捉時の回線電流と回線間電圧を比較した図である。
PSTN回線の場合は、ビジネスホン主装置41で回線電流の制御をしている。図4(a)の左側には、PSTN回線の回線解放時を示している。このときの回線間電圧60は48Vである。一方、図4(a)の右側に示すように、PSTN回線で回線電流100mAを流したときの回線捕捉時の回線間電圧61は、約10Vである。
ビジネスホン回線の場合は、デジタル制御であり、回線電流値による回線間電圧は変化が少ない。例えば、回線電流が400mAのとき、回線間電圧は50Vであって、回線解放時と同程度の電圧レベルである。図4(b)の左側には、ビジネスホン回線のオフフック時(回線解放時)を示している。このときの回線間電圧64は、約50Vである。一方、図4(b)の右側に示すように、ビジネスホン回線で回線捕捉電流400mA程度を流したときの回線間電圧65は約50Vである。つまり、ビジネスホン回線の回線電流は、PSTN回線の回線電流に比べて大電流が流れる。この場合でも回線間電圧は50V程度を維持する特徴がある。
ビジネスホン端末専用の回線42と、FAXや一般電話45が接続可能な回線44の接続を取り違えた場合、アナログの回線44にビジネスホン端末43のモジュラを挿した場合は、端末が動作しない状態となって故障はない。一方、ビジネスホン端末専用の回線42にFAXや一般電話45を接続した場合、回線捕捉時に上述のように回線電流400mA程度流れる。ファクシミリ装置では、この電流によって回線捕捉回路32やDAA3が過熱破損する場合がある。このような誤接続に対しての対策は様々提案されているが、有効な手段が無い現状である。
本実施形態では、回線をFAX部14に接続する前に回線診断部31によって回線診断を行い、誤接続による故障を未然に防ぐことが可能になる。
次に、回線診断部31による回線の誤挿し判定処理について説明する。
図5は、図1の画像通信装置における電源ONから通信終了までの動作の流れを示すフローチャートである。
システム制御部1は、画像通信装置の電源ONを検知すると、制御部10のCPUによって各部の制御を開始する(ステップS2)。
次に、ステップS3では、システム制御部1は、デフォルト(初期状態)として、回線4が回線診断部31へ接続されるように切り替え回路30を切り替える。
ステップS4では、システム制御部1は、回線への接続有無を判断する。具体的には、回線診断部31を利用して回線が挿されているかどうかを判断する。例えば、回線間電圧計測回路33によって回線解放時の電圧を計測し、計測結果が48V〜50Vであれば、なんらかの回線が接続されていることが判別できる。ステップS4では、例えばシステム制御部1が接続判断手段として機能する。
ステップS4で回線接続有りと判定された場合、ステップS5へ進む。一方、ステップS4で回線接続なしと判定された場合、システム制御部1は、ユーザに回線接続を促す制御を行う(ステップS7)。例えば、エラー音を鳴動させて、操作部16の表示部に回線接続を促すメッセージを表示する。その後、ステップS4へ戻る。
ステップS5では、回線診断部31による回線診断処理が行われる。本ステップの詳細については後述する。ステップS5では、例えばシステム制御部1や回線診断部31、FAX部14、切替え回路30が回線診断手段として機能する。
ステップS6では、システム制御部1は、ステップS5の診断結果からアナログ回線か、デジタル回線かを判定する。デジタル回線と判定した場合は、ステップS13へ進み、ユーザに回線情報を通知して回線の挿し直しを促す。通知方法としては、エラー音を鳴動させ、操作部16の表示部に所定の通知内容(メッセージ)を表示する。なお、通知方法については、これらに限定するものではない。
一方、ステップS6でアナログ回線と判定された場合、ステップS8へ進み、システム制御部1は、回線4を切替え回路30によって回線診断部31側からFAX部14側に切り換えて着信検知を行う。
ステップS8で着信有りと判定した場合にはステップS9へ進み、FAX通信を行う。一方、ステップS8で着信無しと判定した場合には本処理を終了する。
ステップS10では、システム制御部1は、FAX通信中に回線が抜かれたかを判断する。回線が抜かれたと判断した場合には、ステップS3へ戻る一方、回線が抜かれていないと判断した場合にはステップS11へ進み、FAX通信が終了したか否かを判断する。FAX通信が終了していないと判断した場合には、ステップS10に戻る一方、FAX通信が終了した場合には、本処理を終了する。ステップS10では、例えばシステム制御部1は、挿抜判断手段として機能する。
図6は、図5のステップS5における回線診断処理の詳細を示すフローチャートである。
待機時には、切替え回路30は図1におけるA側に接続されている。回線診断部31内の回線間電圧計測回路33は、常時回線間電圧を監視している。そして、回線4にモジュラーケーブルが接続され、直流電圧が回線間電圧計測回路33に印加され電圧が計測されると、その電圧値から回線が接続されたことが分かる。
ステップS21では、システム制御部1は、回線診断部31により、回線解放時の回線間電圧を計測させ、メモリ部11に記憶しておく。
次に、システム制御部1は、所定電流1(第1の所定電流)を流して回線を捕捉し(ステップS22)、回線診断部31により、そのときの回線間電圧(第1の回線間電圧)を計測させて、メモリ部11に記憶しておく(ステップS23)。
さらに、システム制御部1は、所定電流2(第2の所定電流)を流して回線を捕捉し(ステップS24)、回線診断部31により、そのときの回線間電圧(第2の回線間電圧)を計測させて、メモリ部11に記憶しておく(ステップS25)。なお、所定電流1と所定電流2の値は、アナログ回線の特性から割り出されたものである。
ステップS26では、システム制御部1は、ステップS23,S25における計測結果を予め設定された基準値と比較して回線種別を判定する。例えば、アナログ回線の場合は電圧と電流の関係が比例関係であって、回線電流が20mAから100mAで、回線間電圧が10V程度になる。回線解放時の電圧は48V程度である。一方、デジタル回線の場合は、回線電流が10mA〜100mAで回線間電圧は50V程度ある。これらの値から判別することが可能である。
上記実施形態によれば、ファクシミリ通信機能を持つ画像通信装置の電話回線接続コネクタにビジネスホンなどのデジタル回線を誤って誤挿しした場合に、回線診断部31によって回線の種別判断を行う。アナログ回線の場合は回線接続を可能とし、アナログ回線以外の場合は接続しないで、その状態をユーザに通知する。これにより、回線の誤挿しによる回路破壊を防止することが可能となる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
1 システム制御部
2 MODEM
3 DAA
4 電話回線
5 呼出信号検知回路
6 オフフック検知回路
14 FAX部
31 回線診断部
32 回線捕捉回路
33 回線間電圧計測回路

Claims (8)

  1. ファクシミリ通信を行う通信手段を備える画像通信装置において、
    前記画像通信装置に接続された回線の種別を診断する回線診断手段と、
    前記回線診断手段と前記回線の接続を、前記通信手段と前記回線の接続に切り替える切替え手段と、
    前記回線診断手段により前記回線がアナログ回線と診断された場合に、前記切替え手段による切り替えを行わせる制御手段とを備えることを特徴とする画像通信装置。
  2. 前記制御手段は、前記回線診断手段により前記回線がアナログ回線以外と判断された場合には、ユーザに回線情報を通知して差し替えを促すことを特徴とする請求項1に記載の画像通信装置。
  3. 前記制御手段は、前記回線診断手段により前記回線がアナログ回線以外と判断された場合には、エラー音を鳴動すると共にメッセージを表示して回線の差し替えを促すことを特徴とする請求項1に記載の画像通信装置。
  4. 前記切替え手段は、前記回線診断手段と前記回線が接続されている状態を初期状態とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像通信装置。
  5. 前記通信手段による通信中に回線が抜かれたかどうかを判断する挿抜判断手段をさらに備え、
    前記回線診断手段は、前記挿抜判断手段により回線が抜かれたと判断した場合に回線診断を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像通信装置。
  6. 前記回線診断手段は、
    回線開放時の回線間電圧を計測して記憶手段に記憶する第1の計測手段と、
    第1の所定電流を流したときの第1の回線間電圧を計測して前記記憶手段に記憶する第2の計測手段と、
    前記第1の所定電流とは異なる第2の所定電流を流したときの第2の回線間電圧を計測して前記記憶手段に記憶する第3の計測手段とを備え、
    前記記憶手段に記憶された回線開放時の回線間電圧、第1の回線間電圧、第2の回線間電圧を予め設定された基準値と比較して回線種別を判断することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像通信装置。
  7. ファクシミリ通信を行う通信手段を備える画像通信装置の制御方法において、
    前記画像通信装置に接続された回線の種別を診断する回線診断手段による回線診断工程と、
    前記回線診断手段と前記回線の接続を、前記通信手段と前記回線の接続に切り替える切替え工程と、
    前記回線診断工程にて前記回線がアナログ回線と診断された場合に、前記切替え工程による切り替えを行わせる制御工程とを備えることを特徴とする制御方法。
  8. 請求項7に記載の制御方法を画像通信装置に実行させるためのコンピュータに読み取り可能なプログラム。
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