JP2015134435A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015134435A
JP2015134435A JP2014006198A JP2014006198A JP2015134435A JP 2015134435 A JP2015134435 A JP 2015134435A JP 2014006198 A JP2014006198 A JP 2014006198A JP 2014006198 A JP2014006198 A JP 2014006198A JP 2015134435 A JP2015134435 A JP 2015134435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gutter
cleaning liquid
tube
flow rate
recording apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014006198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6175005B2 (ja
Inventor
英樹 山川
Hideki Yamakawa
英樹 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keyence Corp
Original Assignee
Keyence Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Keyence Corp filed Critical Keyence Corp
Priority to JP2014006198A priority Critical patent/JP6175005B2/ja
Publication of JP2015134435A publication Critical patent/JP2015134435A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6175005B2 publication Critical patent/JP6175005B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

【課題】運転停止によってガターの中に生成される洗浄液塊の問題を低減する。【解決手段】立ち下げ処理において、洗浄液を供給しつつガターポンプ214を動作させてガター304からガターポンプ214に至る吸引経路を使って洗浄液を回収する洗浄工程を行う(S1)。次いで、洗浄液の供給を停止した状態でガターポンプ214を動作させて吸引経路に残留する洗浄液を回収する回収工程を実行する(S2)。この回収工程において、吸引経路の流量を、インクジェット記録装置が印字を実行するときの吸引経路の流量よりも少なくする。【選択図】図5

Description

本発明は、インクジェット記録装置に関し、より詳しくは、インクジェット記録装置の動作を停止する前の立ち下がり処理でヘッドからコントローラ本体へ洗浄液(溶剤)を回収する技術に関する。
ワークの表面に文字や図形を印字するのにインクジェット記録装置が用いられている(特許文献1)。このインクジェット記録装置は、一般的にインクジェットプリンタと呼ばれている。インクジェットプリンタは、製造ライン上に配置されるヘッドと、ヘッドにインクを供給するコントローラ本体とを有し、インク液の供給を受けたヘッドでインク液を粒子化すると共に帯電させ、帯電したインク粒を偏向させることでワーク表面に印字する。
特許文献1は、コンティニュアス方式のインクジェット記録装置を開示している。具体的に説明すると、特許文献1に開示のインクジェットプリンタは、速乾性のインク液によってノズルが目詰まりするのを防止するために、ワークにインク粒を印字しないときもヘッドに対するインク液の供給が継続され、このインク液はインク受けであるガターを介して回収される。すなわち、インクジェットプリンタの運転中、ガターが受け取ったインク液は吸引ポンプによってメインタンクに回収される。
印字作業が終わってインクジェットプリンタの運転を停止する際、インクジェットプリンタの動作を停止する前に立ち下げ処理が実行される。この立ち下げ処理では、先ずノズル内のインク液を回収し、次いで、インク液が流れた経路の洗浄が溶剤(洗浄液)を使って行われる(洗浄工程)。この洗浄工程は、洗浄液を回収しながら行われる。すなわち、洗浄液をヘッドに送り、この洗浄液をガターに取り込んで、ガターからガターポンプまでの経路を洗浄し、そして、この洗浄液を回収する処理が行われる。
ガターポンプは、印刷(印字)を行う通常動作のときにはガターに着弾したインク液を吸引し、また、立ち下げ処理での洗浄工程ではガターに入り込んだ洗浄液を吸引するのに用いられる。ガターポンプは、ダイアフラム式ポンプやギアポンプが採用されている。この種のポンプはその内部が乾燥すると気密性が低下して吸引能力が低下してしまうため、例えばダイアフラム式ポンプでは逆流弁が必須であり、ギアポンプであればギア間の乾燥を抑制する必要がある。特にガターは大気に開放しているため、ガターポンプは乾燥し易い環境下にある。
このことから、インクジェットプリンタの立ち下げ処理の後、直ぐにポンプが乾燥してしまわないように、ガターとガターポンプとの間に電磁式の開閉弁が介装されている。この電磁弁はインクジェットプリンタの運転停止時には閉弁状態が維持され、大気に開放したガターとガターポンプとの間の連通が遮断された状態が維持される。
図6はヘッド900とコントローラ本体902とが可撓性のチューブアッセンブリ904で連結され、このチューブアッセンブリ904を通じてコントローラ本体902とヘッド900との間でインク液や洗浄液の供給又は回収が行われる。ヘッド900にはインク液を吐出するノズルやガターが含まれている。コントローラ本体902にはガターポンプ、ガターとガターポンプとの間の電磁弁などが含まれている。
チューブアッセンブリ904は、ガターとガターポンプ(詳しくは電磁弁)とを連結するチューブ904a(図6)を含んでいる。このチューブ904aは、特許文献1に開示のコンティニュアス方式のインクジェットプリンタではガターに着弾したインク粒を回収する経路を構成し、また、洗浄工程ではヘッド900を洗浄した洗浄液を回収する経路を構成する。
図6の参照符号CSはチューブ904aに残留した洗浄液を示す。チューブ904aはチューブアッセンブリ904の曲がり具合によって様々な形態をとる。図6の(A)はチューブ904aが直線状であり斜めの状態にある場合を示している。インクジェットプリンタの立ち下げ処理の直後は、チューブ904aの内壁に点在していた残留洗浄液CSは、時間の経過と共に下方に流れ落ち、チューブ904aの下端部に集合してチューブ904aを閉塞する洗浄液塊MSができる。
図6の(B)はチューブ904aが上方に向けて凹の状態で湾曲した状態にある場合を示している。インクジェットプリンタの立ち下げ処理の直後は、チューブ904aの内壁に点在していた残留洗浄液CSは、時間の経過と共に下方に流れ落ち、チューブ904aの最も低位の位置に集合して、チューブ904aを閉塞する洗浄液塊MSができる。
図6の(C)はチューブ904aが上方に向けて凸の状態で湾曲した状態にある場合を示している。インクジェットプリンタの立ち下げ処理の直後は、チューブ904aの内壁に点在していた残留洗浄液CSは、時間の経過と共に気化し、そして最上部で凝集して、この最上部でチューブ904aを閉塞する洗浄液塊MSができる。
図7を参照して、チューブ904aの洗浄液塊MSとガターポンプ(詳しくは電磁弁)との間は閉じた空間であり、洗浄液が気化することでこの空間の蒸気圧は上昇する傾向にある。他方、チューブ904aの洗浄液塊MSとガター906との間は、ガター906が大気に開放しているため大気圧状態が維持される。洗浄液塊MSを挟む圧力勾配によって、インクジェットプリンタの動作停止から時間の経過と共に洗浄液塊MSはガター906の方に移動し、最終的にはガター906の中で、洗浄液に含まれるインクの樹脂成分が硬化したインク硬化物ISが生成される(図8)。
図8は、ガター906の中で成長したインク硬化物ISを示す。インク硬化物ISがガター906の開口から盛り上がった状態で存在していることが分かるであろう。これは誇張ではない。ヘッド900とコントローラ本体902とを連結するチューブ904aは比較的長尺であることから、例えば空調の効いた空間にインクジェットプリンタが設置されている場合、夏場に、週末の休業でプリンタ設置空間が温度上昇したときには週明けに図8の状態になっていることがある。
インクジェットプリンタを起動する前に、ガター906からインク硬化物ISを除去する必要があるが、その作業は容易ではない。
特開2007−190724号公報
ガターにインク硬化物ISが出来てしまう、その根本的な原因は、インクジェットプリンタの運転を停止した際にガター906とガターポンプ(より詳しくは電磁弁)とを連結する可撓性チューブ904aに残留する洗浄液CSの量が多いことにある。また、他の原因としてはガター906が大気に開放していることにある。
後者の原因に対して、ガター906にキャップを被せてガター906を密封する手法が採用されているが、キャップでガター906を密封する作業は容易ではない。このことに加えて、キャップを取り外したときに、チューブ904aの上昇した内圧によって濃縮した洗浄液CSがガター906から勢い良く飛び出してしまう場合もある。勿論、ガター906から勢い良く濃縮した洗浄液CSが噴出したときには、この濃縮した洗浄液CSによってインクジェットプリンタのヘッド900を汚染してしまうことになり、その後始末が難儀である。
本願発明者は、上記のチューブ904aに残留する洗浄液CSの量が多い理由を探索することにより本願発明を案出するに至った。
ガターポンプは、インクジェットプリンタが印字を行う通常動作で過不足無くガター内のインク液を回収できるように、その回転速度つまりポンプの吸引能力が設定されている。このポンプの吸引能力によってチューブ904a内の流速が決まる。
図9は、チューブ904a内での洗浄液CSの動きを説明するための図である。チューブ904a内が洗浄液で満たされているときには、ガターポンプによって円滑に吸引されるが、その量が少なくなると、チューブ904aを横断する洗浄液塊MSはチューブ904aの壁面を擦動しながらポンプ力によって移動する。そして、この移動する過程で、チューブ904aの壁面に洗浄液CSが点在した状態になり、また、洗浄液塊MSは薄くなる。つまり洗浄液の膜が段々と薄くなる。そして洗浄液塊MSが破壊されてしまうと、チューブ904a内の洗浄液CSはチューブ壁面に付着した状態となる。また、チューブ904aはエアだけがポンプ力によって吸引される状態となり、ガターポンプを比較的長時間に亘って動作させたとしても洗浄液CSの回収に寄与しなくなる。これがチューブ904a内に洗浄液CSが残留してしまうメカニズムである。つまり、いくらガターポンプを長時間に亘って動作させたとしても、洗浄液塊MSが破壊された後は洗浄液CSの回収に対して実質的に寄与できない。
洗浄液塊MSの破壊を抑える手法としてチューブ904aを径の小さなチューブに置き換えることも考えられる。しかしチューブ904aの径は、通常の印字、立ち上げ状態にて、ガター906からインク液を回収するのに最適なチューブ径を採用していることから、チューブ径を小さくすることを安易に採用することはできない。
本発明の目的は、運転停止によってガターの中に生成される洗浄液塊の問題を低減することのできるインクジェット記録装置及び洗浄液回収方法を提供することにある。
本発明の更なる目的は、インクジェット記録装置の動作を停止したときに、ガターとガターポンプとを連結するチューブに残留する洗浄液の量を低減することのできるインクジェット記録装置及び洗浄液回収方法を提供することにある。
本発明の更なる目的は、インクジェット記録装置の動作を停止する前に実行される立ち下げ処理でガターを通じた洗浄液の回収効率を高めることのできるインクジェット記録装置及び洗浄液回収方法を提供することにある。
上記の技術的課題は、本発明によれば、
ノズルが吐出したインク粒のうち印字に関与しないインク粒を受け止めるためのガターと、
該ガターで受け止めた前記インク粒を回収するための吸引経路と、
該吸引経路に設けられた吸引ポンプとを有するコンティニュアス方式のインクジェット記録装置であって、
該インクジェット記録装置の動作を停止する前に実行される立ち下げ処理において、洗浄液を供給しつつ前記吸引ポンプを動作させて前記ガター、前記吸引経路を使って前記洗浄液を回収する洗浄工程の後に前記洗浄液の供給を停止した状態で前記吸引ポンプを動作させて前記吸引経路に残留する前記洗浄液を回収する回収工程を実行する制御手段と、
前記回収工程において、前記吸引経路の流量を前記インクジェット記録装置が印字を実行するときの前記吸引経路の流量よりも少なくする流量制限手段とを有することを特徴とするインクジェット記録装置を提供することにより達成される。
すなわち、本発明は、従来の考え方とは反対の考え方に基づいている。従来は吸引経路の流量が比較的多い状態で上記回収工程を実行していたのに対して、本発明では、吸引経路の流量を比較的少ない状態で上記回収工程を実行するようにした点に特徴がある。
吸引経路の流量を少なくすることにより、吸引経路に残留する洗浄液はゆっくりとした速度で移動することになる。これにより、吸引経路に残留する洗浄液は吸引経路を横断する閉塞膜の状態で移動する可能性が大きくなる。換言すれば、吸引経路に残留する洗浄液の閉塞膜が破壊されるのを抑えた状態で洗浄液を回収することができる。
本発明の好ましい実施形態では、吸引経路が、前記ガターに接続された可撓性のガターチューブを有し、このガターチューブは、従来から一般的に使用されているPTFEチューブよりも撥水性に優れたチューブで構成されている。撥水性に優れたチューブを採用することにより、残留する洗浄液がチューブ内で閉塞膜を作る可能性を大きくすることができる。
本発明の好ましい実施形態では、第1、第2の少なくとも2つのステージに分けて回収工程が実行される。そして、第1のステージでは前記吸引経路の流量を比較的多くして吸引経路に残留する洗浄液の一定量が素早く回収され、次の第2ステージでは、前記吸引経路の流量を比較的少なくして、吸引経路に残留する洗浄液の閉塞膜が破壊されるのを抑えた状態で洗浄液が回収される。
本発明の他の目的及び作用効果は次に説明する本発明の好ましい実施例の詳細な説明から明らかになろう。
実施例のインクジェットプリンタを組み込んだ自動印字システムの概要を説明するための図である。 インクジェットプリンタのヘッドを斜め前方から見た斜視図である。 インクジェットプリンタのガターからインク液又は洗浄液を回収する経路を主に抽出した部分的な回路図である。 残留する洗浄液の発生を抑える本発明に従う原理を説明するための図である。 実施例のインクジェットプリンタで動作を停止する前に実行される立ち下げ処理における回収乾燥工程の手順の一例を説明するためのフローチャートである。 ガターとガターポンプに関連した電磁弁とを連結するガターチューブに発生する洗浄液塊の発生メカニズムを説明するための図である。 ガターチューブに発生した洗浄液塊が時間の経過と共にガターまで移動する状態を説明するための図である。 ガターの中で発生するインク硬化物を説明するための図である。 インクジェットプリンタの立ち下げ処理を行った後にガターチューブの中に洗浄液が残留してしまうメカニズムを説明するための図である。
以下に、添付の図面に基づいて本発明の好ましい実施例を説明する。
図1は、実施例のインクジェット記録装置を含む自動印字システムの一例の概略を示す図である。図示の自動印字システム1は、実施例のインクジェット記録装置2、ワーク検出センサ4、搬送速度センサ6及びディスプレイ装置8などで構成されている。
インクジェット記録装置2は一般的に「インクジェットプリンタ」と呼ばれていることから、このインクジェットプリンタという用語を使って説明すると、インクジェットプリンタ2は、ワーク搬送ライン10に設置されてワーク搬送ライン10を流れるワークWに文字や図形を印字するのに用いられる。印字対象物であるワークWは、例えば電子部品、プラスチック袋などである。ワーク検出センサ4は、ワークWの有無を検出して印字を開始するトリガを出力し、このトリガ信号を受けてワークWに対する印字が開始される。
インクジェットプリンタ2は、ワーク搬送ライン10の近傍に設置されるコントローラ本体200と、ワーク搬送ライン10に設置されるヘッド300とを有し、コントローラ本体200とヘッド300とは可撓性チューブアッセンブリ12によって連結されている。コントローラ本体200とヘッド300とは、これらの間で速乾性のインク液が循環され、そして、ヘッド300は、次々と搬送されてくるワークWに対してドット印字を実行する。図1の矢印はワークWの搬送方向を示す。
図2はヘッド300を斜め前方から見た図である。このヘッド300は、上から下に向けて順に配置された、キャノン(加圧器)306、ノズル302、帯電電極308、帯電検出センサ310、偏向電極312、ガター304を有している。キャノン306は、コントローラ本体200から供給されたインクを加圧するための機能を有している。ノズル302には、その吐出口から鉛直方向下向きに吐出されるインク液に上下振動を与えるためのデバイス(例えばピエゾ素子)が設けられ、この振動によりノズル302から吐出されるインク液が粒子化される。
キャノン306はGNDに接地され、他方、帯電電極308には電位が印加される。この帯電電極308は、ノズル302から吐出されたインク液Inが粒子化するブレークポイントに対応して位置しており、このブレークポイントが帯電電極308の所定の位置になるようにインク液Inの粘度が調整される。図2中、参照符号「Ip」は粒子化したインク粒を示す。
制御されたパルス電位が帯電電極308に印加される。後に説明するインク粒の偏向量を大きくするために(偏向量が小さいときに比べて)帯電電極308に相対的に高い電位が印加される。すなわち、帯電電極308の印加電位(正電位)を高めることでインク粒Ipの帯電量(負電位)が大きくなり、後に説明する偏向電極312によるインク粒Ipの偏向量が大きくなる。帯電検出センサ310は、インク粒Ipの帯電状態を検出してインク粒Ipが適切に帯電しているか否かを監視する。
偏向電極312は、インク粒Ipを帯電量に応じて偏向させるための一対の対向電極で構成されている。ここでは、数千ボルトの電圧が偏向電極312間に印加される。帯電状態のインク粒Ipは、偏向電極312間を通過する間に、インク粒Ipに作用する静電力によって進行方向が変化(偏向)し、そしてインク粒Ipの帯電量が高い程インク粒Ipの偏向量が大きくなる。ここにノズル302が吐出するインク液Inの吐出方向つまりこの実施例では鉛直方向下向きをx軸方向と呼び、このx軸を横断する横方向をy軸方向と呼ぶと、図2に示すy軸方向とは逆方向にインク粒Ipが偏向される。
インク粒Ipの偏向量を制御することによりワークWに対して印字が行われる。印字に関与しないインク粒Ipはガター304の中に落下して、このガター304によってインク粒Ipが捕捉される。
図3は、ヘッド300の洗浄に関連した要素を主に抽出した回路図である。コントローラ本体200は、従来と同様に、速乾性のインク液を収容したメインタンク202、回収したインク液や洗浄液(溶剤)を収容したコンディショニングタンク204、メインタンクに補充するためのインク液を収容したインクタンク206、溶剤(洗浄液:メチルエチルケトン(MEK))を収容した補充液タンク208とを有する。補充液タンク208の溶剤はメインタンク202のインク液の濃度調整つまり粘度調整に用いられる。
メインタンク202のインク液Inは循環ポンプ210によってコントローラ本体200の中を常時循環されている。また、メインタンク202のインク液Inはインクポンプ212によってヘッド300に送られる。そして、ガター304で捕捉したインク粒Ipは、コントローラ本体200に設けられたガターポンプ214によって吸引され、このガターポンプ214からコンディショニングタンク204又はメインタンク202に送られる。すなわち、このインクジェットプリンタ2はコンティニュアス方式のプリンタである。
インクジェットプリンタ2の動作を終了する前にシステムの立ち下がり処理が実行される。立ち下がり処理では、先ず、キャノン306からインク液を抜き取る処理が行われる。このインク液の抜き取りは循環ポンプ210の吸引によって行われる。
次いで洗浄工程が実行される。具体的には、補充液タンク208によって補充液タンク208の洗浄液を電磁式の開閉弁216を経由してキャノン306に供給してキャノン306の洗浄が行われる。また、この洗浄液をガター304で受け取って、ガター304内の洗浄液をガターポンプ214で吸引することによりガター304とガターポンプ214の経路の洗浄が行われる。そして、洗浄液をキャノン306に送るのを停止した状態(開閉弁216をOFF)でガターポンプ214の動作を継続することによりガター304とガターポンプ214との間の経路に残っている洗浄液の回収及び経路の乾燥が行われる(回収乾燥工程)。なお、ここでいう「回収乾燥工程」は、経路を乾燥させる目的も含まれるが、本発明はこれに限られず、単に洗浄液を回収することを目的とする「回収工程」が行われてもよい。
図3の参照符号218は、ガター304とガターポンプ214との間に介装された電磁式の開閉弁を示す。このガターポンプ214に関連した開閉弁218とガター304とは可撓性ガターチューブ220によって連結されている。
可撓性ガターチューブ220は従来からPTFEチューブが採用されている。PTFEチューブは、高温時の耐圧性に優れている。最も好ましくは、ガターチューブ220は、従来から採用されているPTFEチューブと同じ内径のPFAチューブを採用するのがよい。このPFAチューブは高温時の耐圧性ではPTFEチューブよりも劣るが、このガターチューブ220が配設されている部分は高温に晒されることはなく且つ高圧下の環境ではないため、PFAチューブを採用しても実用上支障はない。
PFAチューブは、製造法の相違に起因してPTFEチューブよりも表面が平滑であり撥水性に優れている。別の言い方をすれば、PFAチューブは、濡れ性が大きいといってもよいし、接触角が大きいといってもよい。ガターチューブ220に、PTFEチューブよりも濡れ性又は接触角が大きいPFAチューブを採用することにより、このガターチューブ220に残留する洗浄液の閉塞膜つまりチューブを横断する洗浄液塊MSができ易くなるという利点がある。
実施例のインクジェットプリンタ2は、立ち下げ処理の乾燥工程で、ガターチューブ220内を流れる洗浄液の流量を制限する制御が行われる。この流量制限は、乾燥工程を一定時間行った後に流量制限を行うようにしてもよいし、洗浄液の回収速度が低下するという欠点があるが乾燥工程の最初から流量制限を行ってもよい。
ここに流量制限とは、インクジェットプリンタ2が印字を実行する通常運転のときのガターチューブ220の流量との対比で、これよりも少ない流量(例えば50%、30%、25%)に抑えることを意味している。この流量制限の目的は、図4を参照して、ガターチューブ220に残留している洗浄液塊MS(この洗浄液塊MSには洗浄液だけでなくインク液が混入している)つまりガターチューブ220を横断してガターチューブ220を閉塞した状態の洗浄液の膜を破壊させない(膜切れさせない)でこの洗浄液塊MSを移動させることにある。換言すれば、図9を参照して前述した移動する洗浄液塊MSから千切れてチューブ220の壁面に残る洗浄液CSの発生を極力抑えた状態つまり洗浄液塊MSが極力そのままの形状を保った状態で、この洗浄液塊MSを移動させるのが理想である(図4)。
このメカニズムを単純化して理論的に説明すると、表面張力による洗浄液やインク液の凝集力と、ガターチューブ220の壁面とインク液又は洗浄液との間のせん断応力とのバランスによって洗浄液塊MSを理想的に吸引できるか否かが決まる。凝集力がせん断応力よりも大きい限り、洗浄液塊MSはその形状を維持しながら移動できる(凝集力>せん断応力)。このことから、チューブ220として、PTFEチューブよりも撥水性(接触角、濡れ性)に優れたチューブとしてPFAチューブを採用した方が洗浄液塊MSの形状を維持し易いと言える。
上記凝集力よりも上記せん断応力の方が勝ると、洗浄液塊MSが移動する過程で、壁面との境界で洗浄液の分断が発生する。これによりチューブ220の壁面に洗浄液CSが残ってしまう。一般的に、せん断応力は、液体の粘度が一定であれば、液体の速度に比例することが知られている。したがって、洗浄液塊MSの移動速度が遅ければ上記せん断応力を小さな値に抑えることができる。そして、これにより洗浄液塊MSから分離して壁面に残る洗浄液CSが極力無い状態で洗浄液塊MSを回収できる。
換言すれば、ガターチューブ220と接触しながら移動する洗浄液塊MSが、その移動過程でチューブ壁面と接触している外周部分が引き千切られるのを抑える目的で、洗浄液塊MSの移動速度を遅くする制御を行えばよい。洗浄液塊MSの移動速度が遅ければ、洗浄液塊MSの外周部分が引き千切られずに、この外周部分がチューブ壁面の表面張力による凝集力で洗浄液塊MSに戻る時間的な余裕を与えることができる。
洗浄液塊MSの移動速度を抑制する手段として、ガター304からガターポンプ214に至る吸引経路にオリフィスを設けてもよい。この吸引経路のオリフィスをバイパスするバイパス経路を更に設け、印字を行う通常運転時にはバイパス経路を使い、洗浄工程や乾燥工程ではバイパス経路を閉じて、オリフィスを通じて洗浄液を回収するようにしてもよい。
洗浄液塊MSの移動速度を抑制する手段として、典型的には、ガターポンプ214の吸引能力を低下させる制御を加えるのがよい。
ガターポンプ214はダイアフラム式ポンプのように脈動を発生するポンプよりもギアポンプのように脈動が比較的小さいポンプの方が好ましいが、脈動を発生するポンプを採用するときには、その吸引流速を設定するのに瞬間的な最大流量に基づくのがよい。例えば平均速度でダイアフラム式ポンプの流量を設定したときには、瞬間的な大きな流量によって洗浄液塊MSを破壊してしまう可能性が大きくなる。
ガターチューブ220と同じチューブを使って、25℃の環境下で試験的に流量と洗浄液の状態を観察した実測値を説明すると次のとおりであった。使用したガターチューブ220はPFAチューブであった。使用した液体はMEK(メチルエチルケトン)であった。
(1)インクジェットプリンタ2が印字を実行する通常運転のときに必要とされる最小流量は70cc/min.であった。
(2)ガターチューブ220に洗浄液の残液を残すことなく吸いきれる最大流量は15cc/min.であった。
(3)ガターチューブ220に洗浄液が残るか否かの境界の流量は17cc/min.であった。
(4)ガターチューブ220に洗浄液が残ってしまう流量は20cc/min.であった。
勿論、上記の(1)〜(4)の数値は環境温度、使用する洗浄液の粘度、ガターチューブ220の曲がり方などによって変化するのは言うまでもない。ここに、上記(2)、(3)の流量は、例えばガターポンプ214としてダイアフラム式ポンプを採用したときには、その瞬間的な最大流量を意味する。勿論、上記(1)の通常運転のときに必要とされる最小流量は平均流量を意味している。
上記(1)〜(4)に挙げた数値は、あくまで試験的な実験結果に過ぎない。これを目安にインクジェットプリンタ2での流量制限の最適値を求めて、この最適値を設定すればよい。
この最適値の設定において、ガターチューブ220に残留する洗浄液のゼロを目指してもよいが、残留する洗浄液の量を従来よりも少なくして実用上支障のない程度まで低減することを目指してもよい。例えば、ガターチューブ220の壁面に付着した洗浄液CSが集合しても閉塞膜を形成できない程度の残留を許容するのであれば、例えば、インクジェットプリンタ2が印字を実行する通常運転時のガターポンプ214の吸引能力(流量)の50%の値を実用上の最適値として設定してもよい。換言すれば、吸引能力を通常運転時の50%以下とすることが好ましい。
図5は、ガターポンプ214の制御の一例を説明するためのフローチャートである。この制御はコントローラ本体200が具備する電子式の制御部によって行われる。この制御部は、プロセッサ及びメモリを有しており、ガターポンプ214に対して所定の制御信号を送信することにより、ガターポンプ214の吸引能力を制御することができる。
このフローチャートの制御例は、ガターポンプ214としてギアポンプを採用したインクジェットプリンタ2に関する。
インクジェットプリンタ2の運転を停止する前に行われる立ち下げ処理は、前述したように、補充液タンク208の洗浄液を電磁式の開閉弁216を経由してキャノン306に供給してキャノン306の洗浄が行われる。また、この洗浄液をガター304で受け取って、ガター304内の洗浄液をガターポンプ214で吸引することによりガター304とガターポンプ214の経路の洗浄が行われる。そして、電磁式の開閉弁216を閉弁して洗浄液をキャノン306に送るのを停止した状態でガターポンプ214の動作を継続することによりガター304とガターポンプ214との間の経路に残っている洗浄液の回収が行われる(回収乾燥工程)。
図5のフローチャートは、電磁式開閉弁216をOFFにした後の回収乾燥工程の手順を開示している。実施例では、回収乾燥工程を第1〜第3の3つのステージに分けてガターポンプ214の回転数を変化させる制御が実行される。なお、この制御を適用したインクジェットプリンタ2のガターチューブ220はPFAチューブで構成されている。
図5のフローチャートを参照して、ステップS1では、ポンプ回転数が比較的高速の4rpmに設定され、この第1ステージのポンプ回転数制御は30秒間継続される。このポンプ回転数4rpmは印字を実行する通常運転のときの回転数と同じである。ガターポンプ214の回転数を4rpmに設定することにより、ガターポンプ214は比較的高い吸引能力の下でガター304からガターポンプ214に至る吸引経路に位置している洗浄液のうち一定程度の量の洗浄液を手早く回収することができる。
次のステップS2では、ポンプ回転数が比較的低速の1rpmに設定され、この第2ステージのポンプ回転数制御は60秒間継続される。ガターポンプ214の回転数を通常運転時の回転数(4rpm)の25%まで低下させることにより、ガターチューブ220内に部分的に残留する洗浄液塊MSを破壊しない状態で移動させてガターチューブ220内の洗浄液を回収することができる。
次のステップS3では、ポンプ回転数が比較的高速の5rpmに設定され、この第3ステージのポンプ回転数制御は30秒間継続される。この第3ステージでは、ガター304を通じてエアが空のガターチューブ220に導入され、このエアによってガターチューブ220の壁面に付着している僅かな洗浄液CSを乾燥させることができる。この例では、第1ステージよりも高速に設定してあるが、第1ステージと同じ回転数に設定してもよい。
図5のフローチャートの変形例として、ステップS3のエア乾燥工程の代わりに、ステップS2の60秒間の時間を延長するようにしてもよい。
1 自動印字システム
2 インクジェットプリンタ
12 可撓性チューブアッセンブリ
200 コントローラ本体
202 メインタンク
204 コンディショニングタンク
206 インクタンク
208 補充液タンク(溶剤タンク)
210 循環ポンプ
212 インクポンプ
214 ガターポンプ
218 ガターポンプに関連した電磁式開閉弁(ガター電磁弁)
220 ガターチューブ(ガターと電磁弁とを連結)
300 ヘッド
302 ノズル
304 ガター
306 キャノン
308 帯電電極
312 偏向電極
In インク液
Ip インク粒
CS 洗浄液
MS 洗浄液塊(閉塞膜)

Claims (7)

  1. ノズルが吐出したインク粒のうち印字に関与しないインク粒を受け止めるためのガターと、
    該ガターで受け止めた前記インク粒を回収するための吸引経路と、
    該吸引経路に設けられた吸引ポンプとを有するコンティニュアス方式のインクジェット記録装置であって、
    該インクジェット記録装置の動作を停止する前に実行される立ち下げ処理において、洗浄液を供給しつつ前記吸引ポンプを動作させて前記ガター、前記吸引経路を使って前記洗浄液を回収する洗浄工程の後に前記洗浄液の供給を停止した状態で前記吸引ポンプを動作させて前記吸引経路に残留する前記洗浄液を回収する回収工程を実行する制御手段と、
    前記回収工程において、前記吸引経路の流量を前記インクジェット記録装置が印字を実行するときの前記吸引経路の流量よりも少なくする流量制限手段とを有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記流量制限手段が、前記吸引ポンプの吸引能力を制限するポンプ制御手段で構成されている、請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記吸引経路が、前記ガターに接続された可撓性のガターチューブを有する、請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記ガターチューブが、PTFEチューブよりも撥水性に優れたチューブからなる、請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記流量制限手段による前記吸引経路の流量が、前記ガターチューブと接触しながら移動する洗浄液塊が、その移動過程でチューブ壁面と接触している外周部分が引き千切られるのを抑えることのできる流量である、請求項3又は4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記流量制限手段による前記吸引経路の流量が、前記インクジェット記録装置が印字を実行するときの前記吸引経路の流量の50%以下である、請求項3又は4に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記回収工程が、第1、第2の少なくとも2つのステージに分けて実行され、
    前記第1のステージでは、前記吸引経路の流量が比較的多く、
    前記第2のステージでは、前記吸引経路の流量が比較的少ない、請求項1〜6のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
JP2014006198A 2014-01-16 2014-01-16 インクジェット記録装置 Active JP6175005B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014006198A JP6175005B2 (ja) 2014-01-16 2014-01-16 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014006198A JP6175005B2 (ja) 2014-01-16 2014-01-16 インクジェット記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015134435A true JP2015134435A (ja) 2015-07-27
JP6175005B2 JP6175005B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=53766679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014006198A Active JP6175005B2 (ja) 2014-01-16 2014-01-16 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6175005B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021091181A (ja) * 2019-12-12 2021-06-17 株式会社キーエンス インクジェット記録システム

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5864451U (ja) * 1981-10-27 1983-04-30 セイコーエプソン株式会社 インクジエツト記録装置
JPH06143614A (ja) * 1992-10-30 1994-05-24 Hitachi Ltd インクジェット記録装置のノズル詰り防止装置
JPH0781208A (ja) * 1993-09-14 1995-03-28 Toray Ind Inc インクジェット印刷方法およびその装置
JP2007190724A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Keyence Corp インクジェット記録装置
JP2008179071A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
JP2009292010A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Konica Minolta Holdings Inc インクジェットヘッドのインク充填装置
US20100097417A1 (en) * 2007-03-27 2010-04-22 Anthony Hill Ink Jet Printing
JP2011000861A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd インクジェット記録装置の停止処理方法
JP2011051140A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Brother Industries Ltd 液体吐出装置のパージ後空吸引方法及び液体吐出装置
JP2011098537A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Seiko Epson Corp 液体噴射装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5864451U (ja) * 1981-10-27 1983-04-30 セイコーエプソン株式会社 インクジエツト記録装置
JPH06143614A (ja) * 1992-10-30 1994-05-24 Hitachi Ltd インクジェット記録装置のノズル詰り防止装置
JPH0781208A (ja) * 1993-09-14 1995-03-28 Toray Ind Inc インクジェット印刷方法およびその装置
JP2007190724A (ja) * 2006-01-17 2007-08-02 Keyence Corp インクジェット記録装置
JP2008179071A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
US20100097417A1 (en) * 2007-03-27 2010-04-22 Anthony Hill Ink Jet Printing
JP2009292010A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Konica Minolta Holdings Inc インクジェットヘッドのインク充填装置
JP2011000861A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd インクジェット記録装置の停止処理方法
JP2011051140A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Brother Industries Ltd 液体吐出装置のパージ後空吸引方法及び液体吐出装置
JP2011098537A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Seiko Epson Corp 液体噴射装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021091181A (ja) * 2019-12-12 2021-06-17 株式会社キーエンス インクジェット記録システム
JP7312098B2 (ja) 2019-12-12 2023-07-20 株式会社キーエンス インクジェット記録システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6175005B2 (ja) 2017-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6266359B2 (ja) インクジェット記録装置及びそのヘッド洗浄方法
US9550362B2 (en) Mist collection device, liquid ejecting apparatus, and method for controlling mist collection device
JP5834420B2 (ja) 流量制御装置、液滴吐出装置及び流量制御プログラム
KR102315007B1 (ko) 액체 토출 헤드 및 액체 토출 장치
JP5779844B2 (ja) 液体噴射装置
JP2007529338A (ja) 連続インクジェットプリンタのための洗浄システム
JP5700975B2 (ja) インクジェットプリンタ
CN109311327B (zh) 喷墨打印机和灌注方法
JP5956279B2 (ja) 気液分離器、及びそれを備えたインクジェット記録装置
JPWO2010150437A1 (ja) インクジェット記録装置
JP4331560B2 (ja) 溶媒インク印刷システムのための自動始動プロセス
US9302482B2 (en) Inkjet printing device
US9120322B2 (en) Ink jet recording device
CN101155693B (zh) 喷墨装置的除气方法和喷墨装置
JP6175005B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2014097619A (ja) インクジェットプリンタ
US9527287B2 (en) Droplet ejecting apparatus
JP6441729B2 (ja) インクジェット記録装置およびそれに用いるインク粘度の制御方法
JP4832356B2 (ja) インクジェット記録装置
JP6953801B2 (ja) 液体吐出装置
GB2337961A (en) Variation of suction applied to a gutter of a continuous inkjet printer
JP2011161648A (ja) 液体供給システム
US20160082742A1 (en) Inkjet printing device
JP2004209985A5 (ja)
JP6178732B2 (ja) インクジェット記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160909

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170620

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170707

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6175005

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250