JP2015134410A - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents

印刷装置および印刷方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015134410A
JP2015134410A JP2014004833A JP2014004833A JP2015134410A JP 2015134410 A JP2015134410 A JP 2015134410A JP 2014004833 A JP2014004833 A JP 2014004833A JP 2014004833 A JP2014004833 A JP 2014004833A JP 2015134410 A JP2015134410 A JP 2015134410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
point cloud
distance image
cloud data
print
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014004833A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6377353B2 (ja
Inventor
泰敏 中村
Yasutoshi Nakamura
泰敏 中村
潤 植田
Jun Ueda
潤 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Roland DG Corp
Original Assignee
Roland DG Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Roland DG Corp filed Critical Roland DG Corp
Priority to JP2014004833A priority Critical patent/JP6377353B2/ja
Publication of JP2015134410A publication Critical patent/JP2015134410A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6377353B2 publication Critical patent/JP6377353B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/407Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
    • B41J3/4073Printing on three-dimensional objects not being in sheet or web form, e.g. spherical or cubic objects
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2203/00Embodiments of or processes related to the control of the printing process
    • B41J2203/01Inspecting a printed medium or a medium to be printed using a sensing device
    • B41J2203/011Inspecting the shape or condition, e.g. wrinkled or warped, of a medium to be printed before printing on it

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】作業者への負担が増大することなく、かつ、治具を用いずに被印刷物における印刷面の所望の位置に印刷することが可能な印刷装置および印刷方法を提供する。
【解決手段】印刷データに基づいて所定の印刷を行う印刷装置において、複数の立体形状の被印刷物が載置されるテーブルに対して所定のパターンを投影する投影手段と、テーブルに投影された所定のパターンを撮影する撮影手段と、テーブルに載置された複数の被印刷物の3次元情報を取得する3次元情報取得手段と、3次元情報取得手段により取得した3次元情報から、被印刷物の配置位置および姿勢を認識する姿勢認識手段と、入力された印刷画像を、姿勢認識手段により認識した被印刷物の配置位置および姿勢に基づいて被印刷物上に配置する配置手段と、配置手段により配置された印刷画像に基づいて、印刷データを作成する印刷データ作成手段とを有するようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、印刷装置および印刷方法に関し、さらに詳細には、立体形状の被印刷物の印刷面に所望の印刷を行う印刷装置および印刷方法に関する。
従来より、マイクロコンピューターによって全体の動作を制御され、テーブルに載置された被印刷物に対して印刷ヘッドを同一平面内の直交する2方向に変位させるようにした、所謂、フラットベッドタイプの印刷装置が知られている。
また、通常、立体形状の被印刷物の印刷面に印刷を行う際には、こうしたフラットヘッドタイプの印刷装置が用いられる。
このフラットベッドタイプの印刷装置により立体形状の被印刷物に印刷を行うときには、立体形状の被印刷物をテーブルの所定の位置に載置した後、当該被印刷物の印刷面に印刷データに基づいて印刷を行うようになされている。
ここで、こうした印刷装置においては、被印刷物の印刷面の所定の位置に印刷を行うために、当該被印刷物を予め決められた位置や姿勢で正確に載置する必要がある。このため、事前に被印刷物の寸法を測定するなどして、被印刷物を載置する位置や姿勢を正確に決定しておく必要があった。
こうした作業により、印刷装置による被印刷物への印刷において、作業工程が増えてしまい、作業者の負担が増大することが問題点として指摘されていた。
こうした問題点を解決するための手法として、例えば、特許文献1に開示された技術が提案されている。
即ち、特許文献1に開示された技術においては、テーブルに固定可能であって、立体形状の被印刷物を複数収容可能な治具を作製し、印刷時には、テーブルに治具を固定するとともに、当該治具に複数の被印刷物を収容するようにしたものである。なお、治具において被印刷物を収容する位置は、予め決められた位置となっており、この位置は、印刷装置を制御するマイクロコンピューターに予め入力されていることとなる。
これにより、特許文献1に開示された技術では、治具により立体形状の被印刷物の位置決めがなされることとなり、当該被印刷物の印刷面の所定の位置に印刷を行うことが可能となるものとされている。
しかしながら、特許文献1に開示された技術においては、被印刷物の形状や大きさに合わせて治具を作製しなければならず、治具作製の手間を要するとともに、少量生産の際にコスト高を招来することが問題点として指摘されていた。
特開2007−136764号公報
本発明は、上記したような従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、作業者への負担が増大することなく、かつ、治具を用いずに被印刷物における印刷面の所望の位置に印刷することが可能な印刷装置および印刷方法を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明による印刷装置は、印刷データに基づいて所定の印刷を行う印刷装置において、複数の立体形状の被印刷物が載置されるテーブルに対して所定のパターンを投影する投影手段と、上記テーブルに投影された所定のパターンを撮影する撮影手段と、上記テーブルに載置された複数の上記被印刷物の3次元情報を取得する3次元情報取得手段と、上記3次元情報取得手段により取得した3次元情報から、上記被印刷物の配置位置および姿勢を認識する姿勢認識手段と、入力された印刷画像を、上記姿勢認識手段により認識した上記被印刷物の配置位置および姿勢に基づいて上記被印刷物上に配置する配置手段と、配置手段により配置された上記印刷画像に基づいて、印刷データを作成する印刷データ作成手段とを有するようにしたものである。
また、本発明による印刷装置は、上記した印刷装置において、さらに、上記3次元情報取得手段により取得した3次元情報から上記被印刷物において最も高い高さ情報を取得し、取得した高さ情報に基づいて、上記被印刷物の印刷面に印刷を行う印刷ヘッドと、上記テーブルとの間隔を調整する調整手段とを有するようにしたものである。
また、本発明による印刷装置は、上記した印刷装置において、上記3次元情報取得手段は、上記テーブルに載置された複数の上記被印刷物の3次元情報を、位相シフト空間コード化法により取得するようにしたものである。
また、本発明による印刷装置は、上記した印刷装置において、上記姿勢認識手段は、上記3次元情報取得手段から取得した3次元情報たる点群データを上記被印刷物ごとに分割する分割手段と、上記点群データから、基準となる第1の点群データと、複数の上記被印刷物を表す第2の点群データとを設定する設定手段と、上記第1の点群データから第1の距離画像を作成するとともに、上記第2の点群データから第2の距離画像を作成する距離画像作成手段と、上記第1の距離画像を上記第2の距離画像と一致させる第1の変換行列を算出する第1の算出手段と、上記第1の変換行列を3次元座標変換可能なように拡張し、ICPアルゴリズムにより第1の点群データの3次元座標を変換する変換行列たる第2の変換行列を算出する第2の算出手段と、上記第2の変換行列を用いて、上記第1の距離画像上の2次元画像を上記第2の距離画像上へ配置するための第3の変換行列を算出する第3の算出手段とを有し、上記配置手段は、上記第1の距離画像上に入力された上記印刷画像を、上記第3の変換行列を用いて、上記第2の印刷画像上に配置するようにしたものである。
また、本発明による印刷装置は、上記した印刷装置において、上記印刷ヘッドは、インクジェット方式によりインクを吐出するインクヘッドであるようにしたものである。
また、本発明による印刷方法は、複数の立体形状の被印刷物が載置されるテーブルに対して所定のパターンを投影する投影手段と、上記テーブルに投影された上記所定のパターンを撮影する撮影手段とを有し、印刷データに基づいて所定の印刷を行う印刷装置における印刷方法であって、上記テーブルに載置された複数の上記被印刷物の3次元情報を取得する第1の工程と、上記第1の工程で取得した3次元情報から、上記被印刷物の配置位置および姿勢を認識する第2の工程と、入力された印刷画像を、上記第2の工程で認識した被印刷物の配置位置および姿勢に基づいて上記被印刷物上に配置する第3の工程と、上記第3の工程で配置された上記印刷画像に基づいて、印刷データを作成する第4の工程とを上記印刷装置が実行するようにしたものである。
また、本発明による印刷方法は、上記した印刷方法において、さらに、上記第1の工程で取得した3次元情報から上記被印刷物において最も高い高さ情報を取得し、取得した高さ情報に基づいて、上記被印刷物の印刷面に印刷を行う印刷ヘッドと、上記テーブルとの間隔を調整する第5の工程とを上記印刷装置が実行するようにしたものである。
また、本発明による印刷方法は、上記した印刷方法において、上記第1の工程では、上記テーブルに載置された上記被印刷物の3次元情報を、位相シフト空間コード化法により取得するようにしたものである。
また、本発明による印刷方法は、上記した印刷方法において、上記第2の工程では、上記第1の工程で取得した3次元情報たる点群データを上記被印刷物毎に分割する工程と、上記点群データから、基準となる第1の点群データと、複数の被印刷物を表す第2の点群データとを設定する工程と、上記第1の点群データから第1の距離画像を作成するとともに、上記第2の点群データから第2の距離画像を作成する工程と、上記第1の距離画像を上記第2の距離画像と一致させる第1の変換行列を算出する工程と、上記第1の変換行列を3次元座標変換可能なように変換し、ICPアルゴリズムにより第1の点群データの3次元座標を変換する変換行列たる第2の変換行列を算出する工程と、上記第2の変換行列を用いて、上記第1の距離画像上の2次元画像を上記第2の距離画像上へ配置するための第3の変換行列を算出する工程とを有し、上記第3の工程では、上記第1の距離画像上に入力された上記印刷画像を、上記第3の変換行列を用いて上記第2の印刷画像上に配置するようにしたものである。
また、本発明による印刷方法は、上記した印刷方法において、上記印刷ヘッドは、インクジェット方式によりインクを吐出するインクヘッドであるようにしたものである。
本発明は、以上説明したように構成されているので、作業者への負担が増大することなく、かつ、治具を用いずに被印刷物における印刷面の所望の位置に印刷することが可能であるという優れた効果を奏するものである。
図1は、本発明による印刷装置を示す概略構成説明図である。 図2は、マイクロコンピューターの機能的構成を示すブロック構成説明図である。 図3(a)は、複数の被印刷物の点群データを示す説明図であり、また、図3(b)は、点群データを分割してクラスタを作成した状態を示す説明図である。 図4(a)は、ソース点群データを作成するとともに、ターゲット点群データを設定した状態を示す説明図であり、また、図4(b)は、点群データから距離画像を作成することを説明する説明図である。 図5(a)は、ソース距離画像を各ターゲット距離画像に重ねることを説明する説明図であり、また、図5(b)は、ソース点群データの2次元成分をターゲット点群データに近づけた状態を示す説明図である。 図6は、変換行列A44によりソース点群データを2次元成分をターゲット点群データに近づけた画像と、変換行列AICPにより3次元での位置合わせを最適化した状態の画像とを示す説明図である。 図7は、ソース距離画像からターゲット距離画像への変換を説明する説明図である。 図8(a)は、ソース距離画像上に印刷画像が配置された状態を示す説明図であり、また、図8(b)は、ターゲット距離画像上に印刷画像が載置された状態を示す説明図である。 図9(a)は、テーブル上に取り付けられたシート上に印刷されたチェッカーパターンを示す説明図であり、また、図9(b)は、チェッカーパターンにグレイコードパターンを投影し、空間コード画像を取得することを説明する説明図である。 図10は、本発明による印刷装置における印刷データ作成処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。 図11は、3次元情報取得処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。 図12は、姿勢認識処理の処理ルーチンを示すフローチャートである。 図13は、本発明による印刷装置の変形例を示す概略構成説明図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明による印刷装置および印刷方法の実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
まず、図1には、本発明による印刷装置の概略構成説明図が示されている。
この図1に示す印刷装置10は、所謂、フラットベッドタイプのインクジェットプリンタであって、固定系のベース部材12と、ベース部材12上において上面14aに立体形状の被印刷物200が載置されるテーブル14と、X軸方向に延設された棒状部材16を備え、棒状部材16がテーブルの上方側をY軸方向に摺動自在に配設された移動部材18と、棒状部材16においてX軸方向に摺動自在に設けられ、テーブル14に載置された被印刷物200の印刷面に対して印刷を行う印刷ヘッド20と、ベース部材12の後方側において立設された立設部材22と、立設部材22に配設され、テーブル14の上面14a全体に対して所定のパターン(グレイコードパターンや2値化投影パターンなどである。)を投影するプロジェクタ24と、立設部材22に配設され、テーブル14の上面14a全体を撮影可能なカメラ26とを有して構成されている。
なお、こうした印刷装置10の全体の動作は、マイクロコンピューター300によって制御される。
より詳細には、テーブル14は、ベース部材12上に設けられており、図示しない移動機構によってZ軸方向を所定の範囲で移動することが可能となっている。
これにより、テーブル14の上面14aに載置された被印刷物200をZ軸方向で移動することができる。
なお、テーブル14が昇降する範囲としては、例えば、印刷装置10において印刷可能な被印刷物200の厚さの範囲と一致する。
また、テーブル14は上面14aが平坦となっており、この上面14aに被印刷物200が載置される。
なお、この被印刷物200の形状としては、テーブル14に載置することが可能であるとともに、テーブル14に載置した際に、印刷ヘッド20と所定の間隔を空けて載置することが可能であれば、どのような形状でもよい。
さらに、被印刷物200の印刷面は、平坦な形状、上方側に凸となるような湾曲形状、下方側に凸となるような湾曲形状、角のある凹凸形状、角のない凹凸形状など様々な形状であってよい。なお、印刷面における高低差は、印刷ヘッド20により正常にインクを塗布することが可能な高低差以内となるようにする。
また、テーブル14をZ軸方向で移動させる移動機構(図示せず。)は、例えば、ギアとモーターとの組合せによる従来より公知の技術を用いて構成され、マイクロコンピューター300によりその動作が制御される。
ベース部材12の左方側端部近傍および右方側端部近傍には、Y軸方向にガイド溝28a、28bが延設されており、移動部材18は、このガイド溝28a、28bに沿って図示しない移動機構によりY軸方向に移動する。
なお、移動部材18をY軸方向に移動させる移動機構(図示せず。)は、例えば、ギアとモーターとの組合せによる従来より公知の技術を用いて構成され、マイクロコンピューター300によりその動作が制御される。
そして、移動部材18は、棒状部材16の前面に設けられたガイドレール(図示せず。)に摺動自在に印刷ヘッド20が設けられている。
この印刷ヘッド20は、インクジェット方式によりインクを吐出するインクヘッドである。
印刷ヘッド20には、X軸方向に移動自在にベルト(図示せず。)が設けられており、このベルトが図示しない移動機構によって巻き取られることにより当該ベルトが移動し、このベルトの移動に伴って、印刷ヘッドがX軸方向を左方側から右方側、右方側から左方側に移動することとなる。
また、ベルト(図示せず。)巻き取って印刷ヘッド20をX軸方向に移動させる移動機構(図示せず。)は、例えば、ギアとモーターとの組合せによる従来より公知の技術を用いて構成され、マイクロコンピューター300によりその動作が制御される。
なお、本明細書において「インクジェット方式」とは、二値偏向方式あるいは連続偏向方式などの各種の連続方式や、サーマル方式あるいは圧電素子方式などの各種のオンデマンド方式を含む、従来より公知の各種の手法によるインクジェット技術による印刷方式を意味するものとする。
プロジェクタ24は、立設部材22に固定的に配設されており、マイクロコンピューター300により制御されている。
そして、プロジェクタ24からは、マイクロコンピューター300の制御により、テーブル14の上面14aに垂直方向および水平方向でそれぞれ所定のグレイコードパターンと、それぞれ一定の幅を有するとともに幅方向と直交する所定の方向に延長するスリット状の光透過領域100aとスリットの枠に相当する光非透過領域100bとが、交互に連続するようにして形成される2値化投影パターンとを投影する。
また、カメラ26は、プロジェクタ24の投影方向とは異なる方向から、テーブル14の上面14a全体を撮影することができるように立設部材22に固定的に配設されており、マイクロコンピューター300により制御されている。
マイクロコンピューター300は、印刷装置10の全体の動作を制御するとともに、テーブル14上に載置された複数の被印刷物の姿勢や配置位置の認識を行い、この認識に基づいて、作業者から入力された印刷画像を各被印刷物の所定の位置に印刷する印刷データを作成する。
ここで、図2を参照しながら、マイクロコンピューター300の機能的構成について説明する。
即ち、マイクロコンピューター300は、印刷装置10の全体の動作を制御する制御部302と、テーブル14上に載置された複数の被印刷物200の配置位置や姿勢を認識する認識部304と、複数の被印刷物200の印刷面に印刷を行うための印刷データを作成する印刷データ作成部306と、作成された印刷データやその他各種の情報を記憶する記憶部308と、テーブル14上に載置された複数の被印刷物200の画像や各種の画像および情報を表示する表示部310とを有して構成されている。
制御部302は、例えば、移動機構(図示せず。)を駆動し、印刷ヘッド20のX軸方向に移動、移動部材18のY軸方向の移動、テーブル14のZ軸方向の移動を含む各構成部材の動作を制御する。
なお、テーブル14のZ軸方向の移動については、Z軸方向移動制御部312により制御され、このZ軸方向移動制御部312は、認識部304で取得した3次元情報から被印刷物200における最も高い高さ情報(Z座標値)を取得し、この高さ情報に基づいてテーブル14を昇降する。
また、認識部304は、テーブル14上に載置した被印刷物200の3次元情報を取得する3次元情報取得部314と、取得した3次元情報から被印刷物200の点群データを作成する点群データ作成部316と、点群データをまとめ、被印刷物200を表すクラスタを作成するクラスタ作成部318と、作成したクラスタをターゲット点群データと設定するとともにターゲット点群データの1つからソース点群データを作成するソース点群データ作成部320と、各点群データから距離画像を作成する距離画像作成部322と、ソース距離画像をターゲット距離画像と最も近似する角度で回転するための第1の変換行列を算出する第1の変換行列算出部324と、算出した第1の変換行列から、より正確にソース点群データとターゲット点群データとを近似させるための第2の変換行列を算出する第2の変換行列算出部326とを有して構成されている。
より詳細には、3次元情報取得部314は、複数の被印刷物200が載置されたテーブル14の上面14aに、プロジェクタ24からグレイコードパターンを投影するとともに、カメラ26により投影したグレイコードパターンを撮影して空間コード画像を取得し、取得した空間コード画像から被印刷物200の3次元情報(点群)を取得する。
即ち、この3次元情報取得部314においては、空間コード化法によって、テーブル14上に載置された被印刷物200の3次元情報(点群)を取得することとなる。
なお、この3次元情報取得部314においては、空間コード化法ではなく、位相シフト空間コード化法により、テーブル14上に載置した被印刷物200の3次元情報(点群)を取得するようにしてもよい。
即ち、位相シフト空間コード化法により被印刷物200の3次元情報(点群)を取得する際には、3次元情報取得部314は、複数の被印刷物200が載置されたテーブル14の上面14aに、プロジェクタ24から所定の2値化投影パターンを所定の移動量でシフトしながら投影し、カメラ26によりシフト毎に投影された画像を合成して位相シフトコード値を取得し、プロジェクタ24から所定の2値化投影パターンを含む複数の2値化投影パターンを投影し、カメラ26により各2値化投影パターンを撮影した画像を合成して空間コード値を取得し、位相シフトコード値と空間コード値とを用いて新たな空間コード値を取得して、被印刷物200の3次元情報(点群)を取得する。
このように、位相シフト空間コード化法により3次元情報(点群)を取得することにより、通常の空間コード化法により取得した3次元情報(点群)よりも高分解能の3次元情報(点群)を取得することができ、より正確な被印刷物の姿勢および配置位置を認識することができるようになる。
なお、こうした空間コード化法による3次元情報を取得する技術については、従来より公知の技術を用いることができるため、その詳細な説明は省略することとする。
また、位相シフト空間コード化法により3次元情報を取得する技術については、例えば、特許第4944435号公報や特許第4874657号公報に開示された技術を用いることができるため、その詳細な説明は省略することとする。
点群データ作成部316は、3次元情報取得部314において取得したカメラ座標系で示された3次元座標を印刷座標系の値に変換するとともに、テーブル14の上面14a(Z=0)付近の点群を削除して、被印刷物200のみの点群データを作成する(図3(a)を参照する。)。
具体的には、カメラ26とテーブル14の上面14aとのキャリブレーションにより算出された4×4変換行列HR2P(後述する。)を用いて、次式により算出する。
クラスタ作成部318は、Euclidean Cluster Extractionアルゴリズムにより、テーブル14上に載置された複数の被加工物200を表す点群データを各被印刷物200毎にそれぞれ分割し、被加工物200を表すクラスタを作成する(図3(b)を参照する。)。
なお、Euclidean Cluster Extractionアルゴリズムにつては、従来より公知の技術(R.B.Rusu and S.Cousins.3D is here:Point Cloud Library(PCL),In IEEE International Conference on Robotics and Automation(ICRA),Shanghai,China,May 9−13 2011.)であるため、その詳細な説明は省略することとする。
ソース点群データ作成部320は、複数の被加工物200を表す複数のクラスタのうちの所定のクラスタをコピーしてソース点群データを作成する。このとき、当該複数のクラスタをターゲット点群データと設定する。
具体的には、図3(b)に示す点群データでは、例えば、左上の点群データをコピーしてソース点群データを作成するとともに、図3(b)に示す点群データをそれぞれターゲット点群データとする(図4(a)を参照する。)。このとき、ソース点群データの座標値は、表示領域の起点からの相対座標に変換する。
このようにして、コピー元の点群データを含む全ての点群データをターゲット点群データとすることにより、各クラスタを作業者が入力する印刷画像を配置する対象とする。
距離画像作成部322は、ソース点群データ作成部320において作成されたソース点群データおよびターゲット点群データから、距離画像を作成する(図4(b)を参照する。)。
具体的には、ソース点群データからソース距離画像を作成する場合には、ソース点群データの3次元座標たるソース点群座標におけるX座標、Y座標を、ソース距離画像の2次元座標のX座標、Y座標とするとともに、ソース点群座標におけるZ座標をグレー値として表す。
このとき、(x、y)座標は、点群データの平均点間距離を1ピクセルとする値に変換する。
即ち、点群データの3次元座標(ソース点群座標)を次式で距離画像の2次元座標(ソース距離画像座標)に変換する。
(X,Y):ソース点群座標
(u,v):ソース距離画像座標
s:3次元点群画像座標系(mm)から距離画像座標系への変換スケール
この点群データの座標値を距離画像の座標値に変換するスケールファクタsは、プリンタの解像度がreso(dpi)、点群データの座標値の単位が(mm)の場合には、次式で表される。
s=reso/25.4
また、グレー値の範囲は、全てのクラスタにおける点群データのZ値の最小〜最大値を「0〜255」とする。
即ち、ソース点群データのZ座標値Zから対応するXY座標値におけるグレー値を、最小値を「0」、最大値を「255」として決定する。
また、ターゲット点群データからターゲット距離画像を作成する場合には、ターゲット点群データの3次元座標たるターゲット点群座標におけるX座標、Y座標を、ターゲット距離画像の2次元座標のX座標、Y座標とするとともに、ターゲット点群座標におけるZ座標をグレー値として表す。
このとき、(x、y)座標は、点群データの平均点間距離を1ピクセルとする値に変換する。
即ち、点群データの3次元座標(ターゲット点群座標)を次式で距離画像の2次元座標(ターゲット距離画像座標)に変換する。
(X,Y):ターゲット点群座標
(u,v):ターゲット距離画像座標
s:3次元点群画像座標系(mm)から距離画像座標系への変換スケール
上記したように、この点群データの座標値を距離画像の座標値に変換するスケールファクタsは、プリンタの解像度がreso(dpi)、点群データの座標値の単位が(mm)の場合には、次式で表される。
s=reso/25.4
また、グレー値の範囲は、全てのクラスタにおける点群データのZ値の最小〜最大値を「0〜255」とする。
即ち、ターゲット点群データのZ座標値Zから対応するXY座標値におけるグレー値を、最小値を「0」、最大値を「255」として決定する。
第1の変換行列算出部324は、ソース点群データから作成したソース距離画像を、このソース距離画像の重心が各ターゲット点群データから作成したターゲット距離画像の重心に重なるように移動する(図5(a)を参照する。)。
そして、ソース距離画像を1度ずつ回転し、各ターゲット距離画像における正規化相互相関を取得する。この正規化相互相関が最も高くなる角度を、最もターゲット距離画像に近似したソース距離画像の回転角度とする。
その後、各ターゲット距離画像において、ソース距離画像をこの回転角度で回転するための第1の変換行列を算出する。
具体的には、ソース距離画像の重心(ugs,vgs)を原点へ移動するアフィン変換行列Tは、
で表される。
また、原点からターゲット距離画像nの重心(ugt,vgt)へ移動するアフィン変換行列Tは、
で表される。
さらに、角度θだけ回転するアフィン変換行列R(θ)は、
で表される。
上記したアフィン変換行列T、T、R(θ)を掛けあわせた変換行列A(θ)を作成し(次式を参照する。)、角度θを1度ずつ回転して、変換行列A(θ)を計算する。
その後、次式により、算出したA(θ)によりソース距離画像の座標値を変換して、ソース距離画像を変換し、角度θだけ回転したソース距離画像を取得する。
座標変換後のソース距離画像(つまり、角度θだけ回転したソース距離画像である。)と、ターゲット距離画像との一致の度合いを、正規化相互相関係数RNCCで評価する。なお、正規化相互相関係数RNCCは次式で表される。
S(i,j):ソース距離画像の画素値
T(i,j):ターゲット距離画像の画素値
M:距離画像の横方向ピクセル数
N:距離画像の縦方向ピクセル数
そして、角度θ=0〜359度のうち、正規化相互相関係数RNCCが最も大きくなる角度θにおけるA(θ)を、第1の変換行列A33として取得する。なお、第1の変換行列A33は、
で表される。
第2の変換行列算出部326は、第1の変換行列A33から、より正確にソース点群データとターゲット点群データとを近似させるための第2の変換行列を算出する。なお、この第2の変換行列は、各ターゲット毎に算出される。
具体的には、第1の変換行列算出部324において算出された第1の変換行列A33を、3次元座標変換用4×4行列へ拡張し、変換行列A44を取得する。なお、この変換行列A44は、
で表される。
なお、このとき、並進成分a13、a23を、3次元座標系から2次元座標系への変換スケールs(つまり、スケールファクタsである。)分変換する。
そして、次式のようにして、この変換行列A44を用いて、ソース点群データの2次元成分のみを変換し、ターゲット点群データに近づける(図5(b)を参照する。)。
その後、ICP(Iterative Closest Point)アルゴリズムにより、ソース点群データをターゲット点群データにより正確に近似させるための変換行列AICPを算出する。
なお、このICPアルゴリズムについては、従来より公知の技術(Paul J.Besl and Neil D.McKay.A method for registration of 3−d shapes,IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence,Vol.14,No.2,pp.239−256,February 1992.)であるため、その詳細な説明は省略することとする。
ここで、変換行列A44は、離散的に1度ずつ回転した中での最適解であるので、当該変換行列により変換した点群データは正確に一致することはない。
しかしながら、ICPアルゴリズムによって、実際の配置方法や形状のバラツキによる3次元成分全体の姿勢のずれを最適化することができる。これにより、実際の形状に適した、より正確な位置合わせを行うことができる(図6を参照する。)。
なお、ICPアルゴリズムによって最適化する際には、変換行列A44によるソース点群データの2次元成分の変換結果を初期値とする。
そして、ラフな変換行列A44と、ICPアルゴリズムにより算出した変換行列AICPを掛けあわせて、ソース点群データをターゲット点群データへ正確に一致させるための3次元座標変換行列たる第2の変換行列A3Dを算出する。従って、第2の変換行列A3Dは、次式により表される。
さらに、印刷データ作成部306は、ソース距離画像上に入力された印刷画像をターゲット距離画像上に配置するための第3の変換行列を算出する第3の変換行列算出部328と、ソース距離画像上に入力された印刷画像を第3の変換行列によりターゲット距離画像上に配置する印刷画像配置部330と、ターゲット距離画像上に配置した印刷画像に基づいて、印刷データを生成する印刷データ生成部332とを有して構成されている。
より詳細には、第3の変換行列算出部328は、第2の変換行列算出部326において算出された変換行列を利用して、作業者によりソース距離画像上に入力された印刷画像を、各被印刷物の配置位置や姿勢に応じて、ターゲット距離画像上に配置するための第3の変換行列を算出する。
具体的には、作業者によりソース距離画像上に配置された印刷画像をターゲット距離画像上に配置するための変換行列である第3の変換行列を算出する。
ここで、ソース距離画像からターゲット距離画像へ2次元画像を変換する場合には、ソース距離画像からソース点群データに変換する処理を行い、次に、ソース点群データからターゲット点群データに変換する処理を行い、次に、ターゲット点群データからターゲット距離画像に変換する処理が行われる(図7を参照する。)。
即ち、ソース距離データからソース点群データに変換する処理では、2次元画像の各画素を3次元空間内に配置することとなる。各画素のX、Y座標にZ座標=0を付与して各画素の3次元座標とする。この際には、下記の(1)式により各画素に対する3次元座標を取得することとなる。
また、ソース点群データからターゲット点群データに変換する処理では、下記の(2)式によりソース点群データにおける3次元座標をターゲット点群データにおける3次元座標に変換する。
なお、本来は同じテーブル平面上での変換(2次元的な変換)のはずだが、変換行列AICPは、実際の被印刷物の微少な形状の誤差や配置位置の誤差などにより、微妙にZ軸方向への移動回転(3次元的な座標変換)も含まれる。
さらに、ターゲット点群データからターゲット距離画像に変換する処理では、下記の(3)式によりターゲット点群データにおける3次元座標から2次元画像を作成する。
なお、上記したように、ソース点群データからターゲット点群データへの変換の際に、Z軸方向への移動回転が行われているため、変換後のZ座標が「0」でなくなる場合が生じるが、このZ座標を強制的に「0」とすることで形状をZ=0平面に投影されるようにする。
ここで、上記した3段階の変換(つまり、(1)〜(3)式である。)を1つにまとめると、
となる。
3つの4×4変換行列を、1つの4×4行列にまとめると、
となる。
これは、2次元座標のアフィン変換行列を表しているので、
のように2×3行列で表すことができ、これを第3の変換行列として取得する。
印刷画像配置部330は、作業者が表示部310に表示されたソース距離画像上に配置、編集した印刷画像を、第3の変換行列算出部328で算出した第3の変換行列により変換することにより、各ターゲット距離画像上に、配置位置や姿勢に応じて印刷画像を配置する(図8を参照する。)。
即ち、この印刷画像配置部330では、第3の変換行列を用いて、ソース距離画像上に配置された印刷画像と配置位置および姿勢が一致するように、ターゲット距離画像上に印刷画像を配置することとなる。
印刷データ生成部332は、印刷画像配置部330によりターゲット距離画像上に配置した印刷画像に基づいて、印刷データを生成する。
また、記憶部308は、印刷データ作成部306で作成された印刷データを記憶するとともに、被印刷物200に印刷するために必要となる各種の情報などを記憶する。
表示部310は、認識部304において取得した画像や各種の画像や情報を表示するとともに、操作子(図示せず。)を介した作業者からの入力情報に基づいて表示内容を変更する。
以上の構成において、印刷装置10により立体形状の被印刷物200の印刷面に所望の印刷を行う場合について説明するが、まず、印刷装置10においては、工場出荷時やカメラ26の交換時などの所定のタイミングで、カメラキャリブレーションおよびカメラ26とテーブル14の上面14a(印刷座標系)とのキャリブレーションが行われる。
ここで、カメラキャリブレーションは、印刷装置10とは独立した状態で、別途LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)を用いて行うこととなる。
そして、カメラキャリブレーションを行った後に、カメラ26を印刷装置10に設置し、カメラ26とテーブル14の上面14aとの位置、姿勢の関係を求めるキャリブレーション(つまり、カメラ26とテーブル14の上面14aとのキャリブレーションである。)を行う。
具体的には、カメラキャリブレーションでは、カメラ26の画角一杯にチェッカーパターンを撮影し、Zhangの手法によりカメラパラメータを算出する。
ここで、このチェッカーパターンは、テーブル14の上面14aに描かれているものではなく、別途LCD上に表示したものを使用する。
なお、Zhangの手法によりカメラパラメータを算出する手法については、例えば、特許第4917351号公報に開示されている技術を用いることができるため、その詳細な説明は省略することとする。
こうしてカメラ内部パラメータ:A、カメラ外部パラメータ:[R]、プロジェクタ内部パラメータ:A、プロジェクタ外部パラメータ:[R]を算出する。
また、カメラ26とテーブル14の上面14aとのキャリブレーションでは、カメラ26の3次元座標系を印刷装置10の印刷座標系に変換するためのアフィン変換行列HR2Pを算出する。
まず、テーブル14の上面14aにシートを貼り付け、このシート上に実際の印刷範囲を示すチェッカーパターンを印刷装置10で印刷する(図9(a)を参照する。)。
チェッカーパターンは、例えば、1パターンのサイズが20×20mmのグレーと白との市松模様であり、このチェッカーパターンの全体のサイズは、300×280mmとする。
次に、テーブル14(チェッカーパターン)にu方向(垂直方向)およびv方向(水平向)のグレイコードパターンを照射し、その撮影画像からu方向およびv方向の空間コード画像を取得する(図9(b)を参照する。)。
そして、カメラ撮影画像上でチェッカー交点座標をサブピクセル精度で求めるとともに、それらの座標に対応するプロジェクタ画像座標(u方向およびv方向の空間コード値)を求める。
チェッカー交点座標:m=(u,v
プロジェクタ画像座標:m=(u,v
求めたチェッカー交点座標およびプロジェクタ画像座標から、チェッカー交点の3次元座標Mを求める。
即ち、カメラ画像座標系と3次元座標系の関係式と、プロジェクタ座標系と3次元座標系との式を連立して、画像座標(u,v)と空間コード値uから3次元座標を求める。
これをQ・V=Fと表すと、Q−1が存在すれば、V=Q−1・Fより3次元座標(X,Y,Z)が求められる。
求めたチェッカー交点の3次元座標値を、チェッカーパターン上の既知の座標値へ変換するアフィン変換行列HR2Pを最小二乗法で求める。
即ち、カメラ26の計測座標系での3次元座標Mを、印刷装置10の印刷座標系での3次元座標Mに変換するための4×4変換行列たるアフィン変換行列HR2Pを求める。
具体的には、次式にn組のMおよびMを当てはめて最小化するようなアフィン変換行列HR2Pを、非線形最小二乗法(Levenberg−Marquardt法)により求める。つまり、アフィン変換行列HR2Pにおける「R」および「T」を求める。
ここで、「R」は3×3の回転行列であり、要素数は「9」であるが、これは3次元ベクトルr=[r,r,rで表現されるものであり、自由度は「3」である。つまり、実際に最適化対象となる要素は、r、r、rの3つである。
非線形最小二乗法により最適化計算中は、下記のRodriguesの公式により、r、r、rを「R」に変換する。
なお、Tは3次元並進ベクトルであり、自由度は「3」である。
その後、キャリブレーション済みの印刷装置10により、立体形状の被印刷物200の印刷面に印刷を行う場合には、まず、作業者により被印刷物200の印刷面が印刷ヘッド20のインク吐出面と対向するように、複数の被印刷物200をテーブル14の上面14aに載置する。そして、この状態で、作業者により操作子(図示せず。)などを介して印刷データを作成する指示がなされると、マイクロコンピューター300において、印刷データ作成処理が開始される。
ここで、図10のフローチャートには、印刷データ作成処理の詳細な処理内容が示されており、この印刷データ作成処理においては、まず、3次元情報取得処理を行う(ステップS1002)。
図11のフローチャートには、3次元情報取得処理の詳細な処理内容が示されており、この3次元情報取得処理においては、まず、位相シフト空間コード化法により被印刷物の3次元情報(点群)を取得する(ステップS1102)。
即ち、このステップS1102の処理では、3次元情報取得部314により、位相シフト空間コード化法によりテーブル14上に載置した複数の被印刷物200の3次元情報(点群)を取得する。
なお、ステップS1102においては、位相シフト空間コード化法ではなく、空間コード化法によりテーブル14上に載置した複数の被印刷物200の3次元情報(点群)を取得するようにしてもよい。
次に、カメラ26から得られた3次元座標を、印刷座標系での値に変換する(ステップS1104)。
即ち、このステップS1104の処理では、点群データ作成部316により、ステップS1102の処理で取得したカメラ座標系で示された3次元座標を印刷座標系の値に変換する。
その後、テーブル14の上面14a以外の高さの3次元情報、つまり、被印刷物200の印刷面のみの3次元情報(点群)を取得し(ステップS1106)、ステップS1004の処理に進む。
即ち、このステップS1106の処理では、点群データ作成部316により、テーブル14の上面14a(Z=0)付近の点群を削除して、被印刷物200のみの点群データを作成する(図3(a)を参照する。)。
被印刷物200の3次元情報を取得すると、次に、被印刷物200の姿勢を認識するための姿勢認識処理を行う(ステップS1004)。
ここで、図12のフローチャートには、姿勢認識処理の詳細な処理内容が示されており、この姿勢認識処理においては、まず、ステップS1002の処理で取得した3次元情報たる点群データでは、個々の点がどの被印刷物200に属するか区分けされていないため、点群データを被印刷物200毎に分割する(ステップS1202)。
即ち、このステップS1202の処理では、クラスタ作成部318により、テーブル14上に載置された複数の被加工物200を表す3次元情報たる点群データをそれぞれ分割し、被印刷物200を表すクラスタを作成する(図3(b)を参照する。)。即ち、各クラスタが1つの被印刷物200とされる。
次に、ソースとターゲットとを設定する(ステップS1204)。
即ち、このステップS1204の処理では、ソース点群データ作成部320により、複数のクラスタのうちの所定のクラスタをコピーしてソース点群データを作成するとともに、各クラスタをターゲット点群データとして設定する。
具体的には、例えば、図3(b)に示す点群データでは、左上の点群データをコピーしてソース点群データを作成する。このとき、ソース点群データ以外で、コピー元を含む全ての点群データを、印刷画像を配置する対象となるターゲット点群データとして設定する(図4(a)を参照する。)。
ソースとターゲットとの設定が完了すると、点群データ(3次元情報)から2次元画像たる距離画像を作成する(ステップS1206)。
即ち、このステップS1206の処理では、距離画像作成部322により、ソース点群データおよびターゲット点群データから、Z座標をグレー値で表した2次元画像たる距離画像を作成することとなり(図4(b)を参照する。)、ソース点群データからソース距離画像を作成し、ターゲット点群データからターゲット距離画像を作成する。
なお、作成されたソース距離画像やターゲット距離画像は、この時点で、表示部310に表示するようにしてもよい。
その後、ソース距離画像とターゲット距離画像とのマッチングを行う(ステップS1208)。
即ち、このステップS1208の処理では、第1の変換行列算出部324において、ソーク距離画像を、ソース距離画像の重心が各ターゲット距離画像重心と重なるように移動し(図5(a)を参照する。)、ソース距離画像を1度ずつ回転し、各ターゲット距離画像における正規化相互相関を取得する。この正規化相互相関が最も高くなる角度を最もターゲット距離画像に近似したソース距離画像の回転角度として取得する。
そして、第1の変換行列算出部324により、各ターゲット距離画像において、ソース距離画像をこの回転角度で回転するための第1の変換行列A33を算出する。
次に、ソース点群データの3次元座標を変換する(ステップS1210)。
即ち、このステップS1210の処理では、第2の変換行列算出部326により、第1の変換行列A33を、3次元座標変換用4×4行列へ拡張し、変換行列A44を取得する。
そして、この変換行列A44でソース点群データにおける3次元座標の2次元成分のみを変換し、ターゲット点群データに近づける(図5(b)を参照する。)。
そして、ソース点群データの3次元座標を変換する変換行列の最適化を行う(ステップS1212)。
即ち、このステップS1212の処理では、第2の変換行列算出部326により、ICPアルゴリズムにより変換行列AICPを算出し、変換行列A44と変換行列AICPとを掛けあわせて第2の変換行列A3Dを取得する。
その後、ステップS1212の処理で取得した変換行列を用いて、ソースからターゲットへ2次元画像を変換するための変換行列を算出し(ステップS1214)、ステップS1006の処理に進む。
即ち、このステップS1214の処理では、第3の変換行列算出部328により、ステップS1212の処理で取得した変換行列A3Dを用いて、作業者によりソース距離画像上に入力された印刷画像(2次元画像)を、各印刷物200の配置位置や姿勢に応じて、ターゲット距離画像上に配置するための第3の変換行列を算出する。
第3の変換行列を算出して被印刷物200の姿勢認識処理が終了すると、次に、作業者が印刷画像を入力するための画像を表示部310に表示する(ステップS1006)。
即ち、このステップS1006の処理では、ステップS1206の処理で作成したソース距離画像を、距離画像作成部322により表示部310において、作業者が印刷画像を入力可能な状態で表示する。
つまり、作業者が印刷画像を配置、編集可能な状態で、ソース距離画像を表示することとなる。
作業者は、表示部310に表示されたソース距離画像において、所望の位置や角度で所望の印刷画像を配置することとなる。なお、こうした印刷画像は、所定のソフトウェアで作業者が作成するようにしてもよいし、予め入力された画像データを利用するようにしてもよい。
そして、表示部310にソース距離画像が表示されると、作業者によりソース距離画像上に印刷画像が配置されたか否かを判断する(ステップS1008)。
即ち、このステップS1008の判断処理では、作業者がソース距離画像上に印刷画像を配置する処理が完了したか否かを判断するものである。
なお、作業者によりソース距離画像上に印刷画像が配置されたか否かを判断する手法としては、種々の方法を適用することが可能であり、例えば、印刷画像の配置が完了したことを入力するための完了ボタンが設けられ、この完了ボタンがクリックされることにより、印刷画像の配置が終了したことを判断する。
ステップS1008の判断処理において、作業者によりソース距離画像上に印刷画像が配置されていない、つまり、作業者によりソース距離画像上に印刷画像を配置する処理が完了していないと判断されると、ステップS1008の処理に戻る。
つまり、作業者によりソース距離画像上に印刷画像が配置されていないと判断されている間は、常に、ステップS1008の判断処理を行うこととなる。
また、ステップS1008の判断処理において、作業者によりソース距離画像上に印刷画像が配置された、つまり、作業者によりソース距離画像上に印刷画像を配置する処理が完了したと判断されると、ソース距離画像上に配置された印刷画像を、ステップS1214の処理で算出した第3の変換行列を用いて、ターゲット距離画像上に配置する(ステップS1010)。
なお、ターゲット距離画像を表示部310に表示するようにした場合には、ステップS1010の処理によりターゲット距離画像上に印刷画像が配置された状態を表示するようにしてもよい。
その後、各ターゲット距離画像上に配置された複数の印刷画像に基づいて、印刷データを作成し(ステップS1012)、印刷データ作成処理を終了する。
即ち、ステップS1012の処理では、印刷データ生成部332により、各ターゲット距離画像上に配置された複数の印刷画像に基づいて、印刷データを生成することとなる。
こうして印刷データを作成した後に、作業者により操作子などを介して印刷開始の指示がなされると、まず、Z軸方向移動制御部312により、ステップS1104の処理で取得した3次元情報における最も高い位置を示す座標値(つまり、最も高いZ座標値である。)を取得し、この座標値に基づいて、テーブル14をZ軸方向で移動する。
即ち、Z軸方向において、取得した最も高い位置を示すZ座標値と、印刷ヘッド20が位置するZ座標値(印刷ヘッド20は、Z軸方向に移動しないため、Z座標値は一定となっている。)とが、印刷ヘッド20による印刷が適正になされるための所定の間隔を空けるよう、テーブル14をZ軸方向で移動する。
こうしてテーブル14のZ軸方向における位置が決定すると、制御部302の制御により、印刷ヘッド20がX軸方向およびY軸方向に移動して、被印刷物200の印刷面に印刷データに基づいて印刷がなされる。
以上において説明したように、本発明による印刷装置10は、テーブル14上に載置された複数の被印刷物200の3次元情報を取得し、この3次元情報から複数の被印刷物200の配置位置や姿勢を認識するようにした。
複数の被印刷物200の配置位置や姿勢を認識する際、作業者が印刷画像を配置するソース距離画像から、被印刷物200の配置状態に基づいたターゲット距離画像へ変換する変換行列を取得するようにした。
そして、作業者がソース距離画像上に印刷画像を配置すると、この変換行列を用いて、印刷画像をターゲット距離画像上に配置し、このターゲット距離画像上に配置した印刷画像に基づいて、印刷データを作成するようにした。
さらに、実際に印刷を行う際には、印刷の前に、取得した3次元情報から被印刷物200の高さ情報を取得し、この高さ情報に基づいて、テーブル14を昇降するようにした。
このため、本発明による印刷装置10においては、テーブル14上に立体形状の被印刷物200を配置する際に、正確な位置決めを行うような作業がなく、従来の技術による印刷装置よりも簡単な操作によって立体形状の被印刷物200に印刷することができるようになる。
また、本発明による印刷装置10においては、治具などの装置を用いることなく立体形状の被印刷物200を印刷することができるようなる。
これにより、本発明による印刷装置10によれば、少量生産であってもコスト高を招来することなく被印刷物に対して印刷することが可能となる。
なお、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(6)に示すように変形するようにしてもよい。
(1)上記した実施の形態においては、印刷装置10をインクジェットプリンタとして記載したが、これに限られるものではないことは勿論であり、印刷装置10としては、ドットインパクトプリンタやレーザープリンタなどの各種のプリンタを用いるようにしてもよい。
(2)上記した実施の形態においては、印刷装置10は、印刷ヘッド20が移動部材18に備えられた棒状部材16においてX軸方向に移動するとともに移動部材18によりY軸方向に移動し、テーブル14がZ軸方向に移動するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論である。
即ち、印刷装置としては、図13に示すように、Z軸方向で昇降可能なテーブル14がY軸方向に移動するとともに、印刷ヘッド20がX軸方向に移動するような構成としてもよい。
具体的には、図13に示す印刷装置60は、ベース部材12上に配設されたガイドレール62にテーブル14が摺動自在に設けられるとともに、ベース部材12上に固定的に配設された固定部材66に印刷ヘッド20を摺動自在に配設する点において、印刷装置10と異なっている。
このガイドレール62は、ベース部材12上においてY軸方向に延設された1対のガイドレール62−1、62−2により形成されている。
なお、テーブル14には、ガイドレール62のY軸方向で移動することができるように、マイクロコンピューター300により制御される駆動手段(図示せず。)が設けられており、これにより、Z軸方向に移動可能なテーブル14は、ベース部材12上でY軸方向に移動することができるようになる。
また、固定部材66は、ベース部材12に固定的に配設された立設部材68−1、68−2と、立設部材68−1、68−2を連結するようにX軸方向に延設された棒状部材64と、により構成されている。
そして、棒状部材64においてX軸方向に沿って摺動自在に印刷ヘッド20が配設されている。
これにより、印刷ヘッド20は、固定部材66においてX軸方向に移動することとなる。
(3)上記した実施の形態においては、4つの被印刷物200をテーブル14上に載置して、各被印刷物200の印刷面に印刷を行うようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、被印刷物200をテーブル14上に1、2、3あるいは5つ以上載置するようにしてもよい。
(4)上記した実施の形態においては、3次元情報取得部314で取得した3次元情報から最も高い高さ情報(Z座標値)を取得し、この高さ情報に基づいて、Z軸方向移動制御部312によりテーブル14を昇降するようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、被印刷物200の高さを測定し、その測定結果に基づいて、作業者がテーブル14を昇降するようにしてもよい。または、3次元情報取得部314で取得した3次元情報から高さ情報を取得し、この高さ情報に基づいてテーブル14を昇降すべき量を表示部310に表示し、表示部310に表示されたテーブル14の昇降すべき量だけ作業者がテーブル14を昇降するようにしてもよい。
(5)上記した実施の形態においては、フラットベッドタイプの印刷装置10にカメラ26、プロジェクタ24およびマイクロコンピューター300を設けるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論である。
即ち、フラットベッドタイプ以外の印刷装置に対して、カメラ26、プロジェクタ24およびマイクロコンピューター300を設けるようにして、作業者への負担が増大することなく、かつ、治具を用いずに被印刷物における印刷面の所望の位置に印刷することが可能な印刷装置を構成するようにしてもよい。
(6)上記した実施の形態ならびに上記した(1)乃至(5)に示す変形例は、適宜に組み合わせるようにしてもよい。
本発明は、立体形状の被印刷物に対して所望の印刷を行う印刷装置に用いて好適である。
10、60 印刷装置、12 ベース部材、14 テーブル、16、64 棒状部材、18 移動部材、20 印刷ヘッド、22、68−1、68−2 立設部材、24 プロジェクタ、26 カメラ、200 被印刷物、300 マイクロコンピューター、302 制御部、304 認識部、306 印刷データ作成部、308 記憶部、310 表示部、312 Z軸方向移動制御部、314 3次元情報取得部、316 点群データ作成部、318 クラスタ作成部、320 ソース点群データ作成部、322 距離画像作成部、324 第1の変換行列算出部、326 第2の変換行列算出部、328 第3の変換行列算出部、330 印刷画像配置部、332 印刷データ生成部

Claims (10)

  1. 印刷データに基づいて所定の印刷を行う印刷装置において、
    複数の立体形状の被印刷物が載置されるテーブルに対して所定のパターンを投影する投影手段と、
    前記テーブルに投影された所定のパターンを撮影する撮影手段と、
    前記テーブルに載置された複数の前記被印刷物の3次元情報を取得する3次元情報取得手段と、
    前記3次元情報取得手段により取得した3次元情報から、前記被印刷物の配置位置および姿勢を認識する姿勢認識手段と、
    入力された印刷画像を、前記姿勢認識手段により認識した前記被印刷物の配置位置および姿勢に基づいて前記被印刷物上に配置する配置手段と、
    配置手段により配置された前記印刷画像に基づいて、印刷データを作成する印刷データ作成手段と
    を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置において、さらに、
    前記3次元情報取得手段により取得した3次元情報から前記被印刷物において最も高い高さ情報を取得し、取得した高さ情報に基づいて、前記被印刷物の印刷面に印刷を行う印刷ヘッドと、前記テーブルとの間隔を調整する調整手段と
    を有することを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1または2のいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記3次元情報取得手段は、前記テーブルに載置された複数の前記被印刷物の3次元情報を、位相シフト空間コード化法により取得する
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1、2または3のいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記姿勢認識手段は、
    前記3次元情報取得手段から取得した3次元情報たる点群データを前記被印刷物ごとに分割する分割手段と、
    前記点群データから、基準となる第1の点群データと、複数の前記被印刷物を表す第2の点群データとを設定する設定手段と、
    前記第1の点群データから第1の距離画像を作成するとともに、前記第2の点群データから第2の距離画像を作成する距離画像作成手段と、
    前記第1の距離画像を前記第2の距離画像と一致させる第1の変換行列を算出する第1の算出手段と、
    前記第1の変換行列を3次元座標変換可能なように拡張し、ICPアルゴリズムにより第1の点群データの3次元座標を変換する変換行列たる第2の変換行列を算出する第2の算出手段と、
    前記第2の変換行列を用いて、前記第1の距離画像上の2次元画像を前記第2の距離画像上へ配置するための第3の変換行列を算出する第3の算出手段と
    を有し、
    前記配置手段は、前記第1の距離画像上に入力された前記印刷画像を、前記第3の変換行列を用いて、前記第2の印刷画像上に配置する
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1、2、3または4のいずれか1項に記載の印刷装置において、
    前記印刷ヘッドは、インクジェット方式によりインクを吐出するインクヘッドである
    ことを特徴とする印刷装置。
  6. 複数の立体形状の被印刷物が載置されるテーブルに対して所定のパターンを投影する投影手段と、
    前記テーブルに投影された前記所定のパターンを撮影する撮影手段と
    を有し、印刷データに基づいて所定の印刷を行う印刷装置における印刷方法であって、
    前記テーブルに載置された複数の前記被印刷物の3次元情報を取得する第1の工程と、
    前記第1の工程で取得した3次元情報から、前記被印刷物の配置位置および姿勢を認識する第2の工程と、
    入力された印刷画像を、前記第2の工程で認識した被印刷物の配置位置および姿勢に基づいて前記被印刷物上に配置する第3の工程と、
    前記第3の工程で配置された前記印刷画像に基づいて、印刷データを作成する第4の工程と
    を前記印刷装置が実行する
    ことを特徴とする印刷方法。
  7. 請求項6に記載の印刷方法において、さらに、
    前記第1の工程で取得した3次元情報から前記被印刷物において最も高い高さ情報を取得し、取得した高さ情報に基づいて、前記被印刷物の印刷面に印刷を行う印刷ヘッドと、前記テーブルとの間隔を調整する第5の工程と
    を前記印刷装置が実行する
    ことを特徴とする印刷方法。
  8. 請求項6または7のいずれか1項に記載の印刷方法において、
    前記第1の工程では、前記テーブルに載置された前記被印刷物の3次元情報を、位相シフト空間コード化法により取得する
    ことを特徴とする印刷方法。
  9. 請求項6、7または8のいずれか1項に記載の印刷方法において、
    前記第2の工程では、
    前記第1の工程で取得した3次元情報たる点群データを前記被印刷物毎に分割する工程と、
    前記点群データから、基準となる第1の点群データと、複数の被印刷物を表す第2の点群データとを設定する工程と、
    前記第1の点群データから第1の距離画像を作成するとともに、前記第2の点群データから第2の距離画像を作成する工程と、
    前記第1の距離画像を前記第2の距離画像と一致させる第1の変換行列を算出する工程と、
    前記第1の変換行列を3次元座標変換可能なように変換し、ICPアルゴリズムにより第1の点群データの3次元座標を変換する変換行列たる第2の変換行列を算出する工程と、
    前記第2の変換行列を用いて、前記第1の距離画像上の2次元画像を前記第2の距離画像上へ配置するための第3の変換行列を算出する工程と、
    を有し、
    前記第3の工程では、前記第1の距離画像上に入力された前記印刷画像を、前記第3の変換行列を用いて前記第2の印刷画像上に配置する
    ことを特徴とする印刷方法。
  10. 請求項6、7、8または9のいずれか1項に記載の印刷方法において、
    前記印刷ヘッドは、インクジェット方式によりインクを吐出するインクヘッドである
    ことを特徴とする印刷方法。
JP2014004833A 2013-12-20 2014-01-15 印刷装置および印刷方法 Expired - Fee Related JP6377353B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014004833A JP6377353B2 (ja) 2013-12-20 2014-01-15 印刷装置および印刷方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013264301 2013-12-20
JP2013264301 2013-12-20
JP2014004833A JP6377353B2 (ja) 2013-12-20 2014-01-15 印刷装置および印刷方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015134410A true JP2015134410A (ja) 2015-07-27
JP6377353B2 JP6377353B2 (ja) 2018-08-22

Family

ID=53766660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014004833A Expired - Fee Related JP6377353B2 (ja) 2013-12-20 2014-01-15 印刷装置および印刷方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6377353B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018198832A1 (ja) * 2017-04-28 2018-11-01 株式会社ウィルビイ 立体物印刷システムおよび立体物印刷方法
JP2018187915A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 株式会社ウィルビイ 立体物印刷システムおよび立体物印刷方法
JP2020049164A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 芝浦メカトロニクス株式会社 錠剤印刷装置及び錠剤印刷方法
JP2020166651A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 ブラザー工業株式会社 印刷画像システム、印刷画像制御装置、プログラム、非一時的なコンピュータ可読媒体、及び印刷画像制御装置の制御方法
JP2020166654A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 ブラザー工業株式会社 印刷画像システム、印刷画像制御装置、プログラム、非一時的なコンピュータ可読媒体、及び印刷画像制御装置の制御方法
JP2020166657A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 ブラザー工業株式会社 印刷画像システム、プログラム、非一時的なコンピュータ可読媒体、及び印刷画像システムの制御方法
US11354075B2 (en) 2019-03-29 2022-06-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Non-transitory computer-readable medium storing computer-readable instructions that cause processor of print image control device to set print position, print image control device that sets print position, and control method of print image control device that sets print position
JP7455132B2 (ja) 2019-08-29 2024-03-25 株式会社ウィルビイ 立体物印刷システム及び立体物印刷方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08243455A (ja) * 1995-03-14 1996-09-24 Hitachi Ltd 印字・マーキング装置
JP2000006384A (ja) * 1998-06-25 2000-01-11 Mitsumi Electric Co Ltd 立体面に印刷できる印刷装置
JP2001239653A (ja) * 2000-02-29 2001-09-04 Minolta Co Ltd 印刷装置及び印刷方法
JP2001287408A (ja) * 2000-04-10 2001-10-16 Seiko Epson Corp 立体プリンタ
JP2003534083A (ja) * 2000-05-26 2003-11-18 パール テクノロジー ホールディングス リミテッド ライアビリティ カンパニー インクジェットを使用した手指爪および足指爪の装飾
JP2005014343A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Roland Dg Corp インクジェットプリンタ
JP2010127819A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Fuji Electric Holdings Co Ltd 多面***置検出装置及び検出方法
JP2012242281A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Omron Corp 検出対象物の中心位置を算出する方法、装置およびプログラム
JP2012245079A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Casio Computer Co Ltd ネイルプリント装置および印刷制御方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08243455A (ja) * 1995-03-14 1996-09-24 Hitachi Ltd 印字・マーキング装置
JP2000006384A (ja) * 1998-06-25 2000-01-11 Mitsumi Electric Co Ltd 立体面に印刷できる印刷装置
JP2001239653A (ja) * 2000-02-29 2001-09-04 Minolta Co Ltd 印刷装置及び印刷方法
JP2001287408A (ja) * 2000-04-10 2001-10-16 Seiko Epson Corp 立体プリンタ
JP2003534083A (ja) * 2000-05-26 2003-11-18 パール テクノロジー ホールディングス リミテッド ライアビリティ カンパニー インクジェットを使用した手指爪および足指爪の装飾
JP2005014343A (ja) * 2003-06-25 2005-01-20 Roland Dg Corp インクジェットプリンタ
JP2010127819A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Fuji Electric Holdings Co Ltd 多面***置検出装置及び検出方法
JP2012242281A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Omron Corp 検出対象物の中心位置を算出する方法、装置およびプログラム
JP2012245079A (ja) * 2011-05-26 2012-12-13 Casio Computer Co Ltd ネイルプリント装置および印刷制御方法

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102269950B1 (ko) * 2017-04-28 2021-06-29 윌 비 컴퍼니 리미티드 입체물 인쇄 시스템 및 입체물 인쇄 방법
JP2018187915A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 株式会社ウィルビイ 立体物印刷システムおよび立体物印刷方法
KR20190133223A (ko) * 2017-04-28 2019-12-02 윌 비 컴퍼니 리미티드 입체물 인쇄 시스템 및 입체물 인쇄 방법
CN110582746A (zh) * 2017-04-28 2019-12-17 株式会社威尔比 立体物印刷***以及立体物印刷方法
WO2018198832A1 (ja) * 2017-04-28 2018-11-01 株式会社ウィルビイ 立体物印刷システムおよび立体物印刷方法
CN110582746B (zh) * 2017-04-28 2023-03-24 株式会社威尔比 立体物印刷***以及立体物印刷方法
TWI770301B (zh) * 2017-04-28 2022-07-11 日商Will Bee股份有限公司 立體物印刷系統以及立體物印刷方法
US11292203B2 (en) 2017-04-28 2022-04-05 Will Bee Co., Ltd. Solid object printing system and solid object printing method
JP2020049164A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 芝浦メカトロニクス株式会社 錠剤印刷装置及び錠剤印刷方法
JP7121622B2 (ja) 2018-09-28 2022-08-18 芝浦メカトロニクス株式会社 錠剤印刷装置及び錠剤印刷方法
JP2020166657A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 ブラザー工業株式会社 印刷画像システム、プログラム、非一時的なコンピュータ可読媒体、及び印刷画像システムの制御方法
US11354075B2 (en) 2019-03-29 2022-06-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Non-transitory computer-readable medium storing computer-readable instructions that cause processor of print image control device to set print position, print image control device that sets print position, and control method of print image control device that sets print position
JP2020166654A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 ブラザー工業株式会社 印刷画像システム、印刷画像制御装置、プログラム、非一時的なコンピュータ可読媒体、及び印刷画像制御装置の制御方法
JP7180501B2 (ja) 2019-03-29 2022-11-30 ブラザー工業株式会社 印刷画像システム、印刷画像制御装置、プログラム、非一時的なコンピュータ可読媒体、及び印刷画像制御装置の制御方法
JP7180504B2 (ja) 2019-03-29 2022-11-30 ブラザー工業株式会社 印刷画像システム、印刷画像制御装置、プログラム、非一時的なコンピュータ可読媒体、及び印刷画像制御装置の制御方法
JP7183918B2 (ja) 2019-03-29 2022-12-06 ブラザー工業株式会社 印刷画像システム、プログラム、非一時的なコンピュータ可読媒体、及び印刷画像システムの制御方法
JP2020166651A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 ブラザー工業株式会社 印刷画像システム、印刷画像制御装置、プログラム、非一時的なコンピュータ可読媒体、及び印刷画像制御装置の制御方法
JP7455132B2 (ja) 2019-08-29 2024-03-25 株式会社ウィルビイ 立体物印刷システム及び立体物印刷方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6377353B2 (ja) 2018-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6377353B2 (ja) 印刷装置および印刷方法
JP6058465B2 (ja) 印刷装置および印刷方法
CN105066884B (zh) 一种机器人末端定位偏差校正方法及***
CN203084734U (zh) 用于再生虚拟物体的***
US8459760B2 (en) Apparatus and method for printing on articles having a non-planar surface
US10994490B1 (en) Calibration for additive manufacturing by compensating for geometric misalignments and distortions between components of a 3D printer
CN106949845A (zh) 基于双目立体视觉的二维激光振镜扫描***及标定方法
JP2011112402A (ja) 3次元視覚センサにおける計測有効領域の表示方法および3次元視覚センサ
JP2015007866A (ja) 投影画像補正システム、投影画像補正方法、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体
JP7102115B2 (ja) 校正方法、校正装置、3次元測定機、3次元視覚測定装置、ロボットのエンドエフェクタ、プログラム、記録媒体
CN106625713A (zh) 提高涂胶工业机器人涂胶精度的方法
JP6224476B2 (ja) 印刷装置および印刷方法
JP2017077614A (ja) 教示点補正方法、プログラム、記録媒体、ロボット装置、撮影点作成方法、及び撮影点作成装置
KR102269950B1 (ko) 입체물 인쇄 시스템 및 입체물 인쇄 방법
CN104976950B (zh) 物件空间信息量测装置与方法及取像路径的计算方法
JP5001330B2 (ja) 曲面部材計測システム及び方法
JP2002084407A (ja) データ生成装置及び立体表面記録装置
JP2008304225A (ja) 絵画表面計測装置及びその計測方法
CN113306308B (zh) 基于高精度视觉定位的便携式打印复印机的设计方法
US20150298260A1 (en) Method and system for marking a surface by laser treatment
EP3106312B1 (en) Printing device and printing method
US9434181B1 (en) Printing device and printing method
KR20220047755A (ko) 입체물 인쇄 시스템 및 입체물 인쇄 방법
WO2020189448A1 (ja) 立体データ生成装置、立体データ生成方法、プログラム、及び造形システム
JP2021168750A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170926

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180410

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180724

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180725

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6377353

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees