JP2015132748A - プロジェクター支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プロジェクターの姿勢調整が容易なプロジェクター支持装置を提供する。
【解決手段】プロジェクター支持装置1は、本体フレーム2Aとプロジェクター100とを連結し、プロジェクター100の姿勢を調整する調整機構3を備える。調整機構3は、第1中心軸、第2中心軸および第3中心軸をそれぞれ中心として回動可能な第1支持部、第2支持部および第3支持部と、第1支持部、第2支持部および第3支持部をそれぞれ個別に回動させる調整部と、を備え、プロジェクター100は、第3支持部に保持される。調整部は、第1支持部、第2支持部、第3支持部からそれぞれ延出する第1延出部、第2延出部および第3延出部と、それぞれの中心軸に交差する方向に第1延出部、第2延出部および第3延出部の先端側の押出しおよび引入れが可能な第1操作部5、第2操作部6および第3操作部7と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクター支持装置に関する。
従来、光源から射出された光を画像情報に応じて変調し、変調した光をスクリーン等の投写面に投写するプロジェクターが知られている。また、このプロジェクターを支持する装置を設け、天井等に設置できるように構成された技術(例えば、特許文献1参照)や、複数のプロジェクターを重ねて配置できるように構成された技術が提案されている。
特許文献1に記載のプロジェクター支持装置(プロジェクター天吊り装置)は、天井側に取り付けられる天井側固定部材と、プロジェクター側に取り付けられるプロジェクター側固定部材と、天井側固定部材とプロジェクター側固定部材とを連結する連結部材と、プロジェクターの姿勢を調整する姿勢調整装置とを備える。
連結部材は、管状部を有し、姿勢調整装置は、x軸、y軸及びz軸を中心としてプロジェクターの回転角度をそれぞれ調整可能な3つの調整機構を有し、これら3つの調整機構は互いに独立して設けられている。
特開2009−204902号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、3つの調整機構がプロジェクターの天井側における中央部に配置されていることにより、使用者が調整機構を操作するために、プロジェクターと天井と間を充分離間させる必要がある。
また、特許文献1に記載の技術を用いて、複数のプロジェクターを重ねて配置できるように、プロジェクター支持装置を構成した場合、プロジェクター支持装置は、例えば、プロジェクターの上下に部材を有するように構成される。この構成の場合、プロジェクターと上側の部材との間を充分離間させる必要があるので、プロジェクター支持装置は、プロジェクターが重ねられる方向の大きさが大きくなるという課題がある。また、それに伴って、プロジェクター支持装置の重量が増すという課題もある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクター支持装置は、投写光学系を備えたプロジェクターを支持するプロジェクター支持装置であって、前記プロジェクターを内部に配置可能な本体フレームと、前記本体フレームと前記プロジェクターとを連結し、前記プロジェクターの姿勢を調整する調整機構と、を備え、前記本体フレームは、前記調整機構を支持する調整機構支持部を有し、前記調整機構は、前記調整機構支持部に固定されるベース部と、第1中心軸を中心として前記ベース部に回動可能に支持される第1支持部と、前記第1中心軸に直交する方向に延出する第2中心軸を中心として、前記第1支持部に回動可能に支持される第2支持部と、前記プロジェクターを保持し、前記第1中心軸および前記第2中心軸に直交する方向に延出する第3中心軸を中心として、前記第2支持部に回動可能に支持される第3支持部と、前記第1支持部、前記第2支持部および前記第3支持部をそれぞれ個別に回動させる調整部と、を備え、前記調整部は、前記第1支持部から前記第1中心軸に交差する方向に延出する第1延出部と、前記第2支持部から前記第1中心軸に交差する方向に延出する第2延出部と、前記第3支持部から前記第1中心軸に交差する方向に延出する第3延出部と、前記第1中心軸に交差する方向に前記第1延出部の先端側の押出しおよび引入れが可能な第1操作部と、前記第2中心軸に交差する方向に前記第2延出部の先端側の押出しおよび引入れが可能な第2操作部と、前記第3中心軸に交差する方向に前記第3延出部の先端側の押出しおよび引入れが可能な第3操作部と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、プロジェクターは、第3支持部に保持され、第2支持部および第1支持部を介して、本体フレームの調整機構支持部に支持される。そして、第1支持部、第2支持部および第3支持部は、調整部により3方向にそれぞれ延出する中心軸を中心に個別に回動するように構成されている。すなわち、プロジェクターは、各支持部(第1支持部、第2支持部および第3支持部)が回動される方向に応じて傾斜する姿勢が変更される。これによって、プロジェクターの3方向の傾斜を独立して調整することができるので、投写面に投写される画像の歪を容易に調整可能なプロジェクター支持装置を提供できる。
また、調整部は、第1延出部、第2延出部および第3延出部それぞれの先端側に設けられた第1操作部、第2操作部および第3操作部を有し、第1支持部、第2支持部および第3支持部は、各操作部による第1延出部、第2延出部および第3延出部の押出しおよび引入れによって回動する。これによって、大きなサイズのプロジェクターであっても、プロジェクターの外周近傍に第1操作部、第2操作部および第3操作部を配置できるので、容易に姿勢調整の操作を行うことができる。
また、複数のプロジェクターを重ねて配置(スタック配置)できるように、プロジェクターの上下に部材を有するようにプロジェクター支持装置を構成した場合、上側の部材とプロジェクターとの間を使用者の手が入らないように狭めても、第1操作部、第2操作部および第3操作部の操作が可能となる。よって、厚み方向(上下方向)の大きさを抑制してスタック配置可能なプロジェクター支持装置を提供できる。
[適用例2]上記適用例に係るプロジェクター支持装置において、前記第1中心軸、前記第2中心軸および前記第3中心軸は、前記プロジェクターの重心からずれた位置に設けられていることが好ましい。
プロジェクターが回動する中心軸上にプロジェクターの重心が位置すると、姿勢を調整する際にプロジェクターがシーソー状のようにバランスが不安定になるので、姿勢調整の操作が難しくなることが考えられる。中心軸が水平面に沿う構成においては、さらに不安定なものとなる。
この構成によれば、第1中心軸、第2中心軸および第3中心軸は、プロジェクターの重心からずれた位置に設けられているので、プロジェクターを安定した状態で姿勢の調整することが可能となる。
[適用例3]上記適用例に係るプロジェクター支持装置において、当該プロジェクター支持装置が設置された姿勢において、前記第1中心軸は、鉛直方向に沿う方向に延出し、前記第2中心軸は、前記投写光学系の光軸に沿う方向に延出し、前記第3中心軸は、前記投写光学系の光軸を通る鉛直面に直交する方向に延出することが好ましい。
この構成によれば、調整機構は、調整機構支持部側から第1支持部、第2支持部、第3支持部の順で配置される。そして、プロジェクターは、第1支持部が回動されると、投写面に対する左右方向における角度が調整(水平回転調整)され、第2支持部が回動されると、投写光学系の光軸を中心とする回転方向の角度が調整(水平ロール調整)され、第3支持部が回動されると、投写面に対する上下方向における角度が調整(チルト調整)されることとなる。
これによって、第1支持部と第3支持部との間に位置する第2支持部の回動範囲を小さくすることで、調整機構の小型化が可能となる。よって、使用頻度が高いと考えられる水平回転調整およびチルト調整の回動範囲を水平ロール調整の回動範囲より大きく構成し、小型化が可能な調整機構を備えたプロジェクター支持装置を提供できる。
[適用例4]上記適用例に係るプロジェクター支持装置において、前記第1延出部は、前記第1中心軸に交差する第1方向に延出し、前記第2延出部および前記第3延出部は、前記第1中心軸および前記第1方向に交差する第2方向に延出することが好ましい。
この構成によれば、第1延出部、第2延出部および第3延出部は、上述した方向に延出しているので、第1操作部は、第1中心軸に直交する第1方向に配置され、第2操作部および第3操作部は、第1中心軸に直交する第2方向に配置される。これによって、使用者は、プロジェクター支持装置の2方向からの操作で、プロジェクターの3方向の姿勢を調整することができる。よって、プロジェクターの3方向の姿勢調整作業の簡素化が可能となる。
[適用例5]上記適用例に係るプロジェクター支持装置において、前記第3支持部は、前記第2支持部の少なくとも一部が配置される開口部を有していることが好ましい。
この構成によれば、第2支持部は、少なくとも一部が第3支持部の開口部に配置されるので、調整機構の薄型化が可能となる。
[適用例6]上記適用例に係るプロジェクター支持装置において、前記第3支持部は、前記開口部を形成するフレームを有し、前記フレームは、断面が矩形の管状部材であることが好ましい。
この構成によれば、第3支持部は、上述した管状のフレームで構成されているので、開口部を設けても強度を高めた部材とすることができる。よって、厚みの増加を抑制し、重いプロジェクターであっても確実に保持できる調整機構が可能となる。
[適用例7]上記適用例に係るプロジェクター支持装置において、前記第1操作部は、前記調整機構支持部に固定され、前記第1中心軸に交差する方向に延出し、ネジ溝を有する第1ガイド軸と、前記第1延出部の先端側に固定され、前記第1ガイド軸が挿通される挿通孔を有する第1案内部と、前記第1ガイド軸に螺合され、前記第1案内部を挟持する一対のダイアル部と、を備え、前記第2操作部は、前記第1支持部に固定され、前記第2中心軸に交差する方向に延出し、ネジ溝を有する第2ガイド軸と、前記第2延出部の先端側に固定され、前記第2ガイド軸が挿通される挿通孔を有する第2案内部と、前記第2ガイド軸に螺合され、前記第2案内部を挟持する一対のダイアル部と、を備え、前記第3操作部は、前記第2支持部に固定され、前記第3中心軸に交差する方向に延出し、ネジ溝を有する第3ガイド軸と、前記第3延出部の先端側に固定され、前記第3ガイド軸が挿通される挿通孔を有する第3案内部と、前記第3ガイド軸に螺合され、前記第3案内部を挟持する一対のダイアル部と、を備えることが好ましい。
この構成によれば、第1ガイド軸は、調整機構支持部に固定され、第1支持部から延出する第1延出部には、第1案内部が設けられている。そして、第1案内部は、第1ガイド軸に螺合された一対のダイアル部に挟持されている。これによって、第1案内部を挟持した一対のダイアル部の一方が回転されて第1案内部から離間されると、この一方のダイアル部側への第1案内部の移動が可能となる。よって、使用者は、第1操作部において、一対のダイアル部のうち、回転するダイアル部に応じて、第1案内部、すなわち第1延出部を押し込んだり引き入れたりすることにより第1支持部を回動させることができる。
また、ダイアル部の回転量に応じて第1支持部の回動の量を調整することができる。そして、第1支持部の回動後に他のダイアル部を第1案内部側に締めることで、回動した第1支持部の位置を維持させることができる。
第2操作部および第3操作部においても第1操作部と同様の操作で、第2支持部、第3支持部を回動させることができる。
よって、一対のダイアル部を回転させ、第1案内部、第2案内部および第3案内部の押込みや引入れという簡単な操作で容易にプロジェクターの3方向の傾斜を調整することが可能となる。
[適用例8]上記適用例に係るプロジェクター支持装置において、前記第1操作部、前記第2操作部および前記第3操作部におけるそれぞれの前記一対のダイアル部は、互いに対向する側に球面の一部を形成する球面部を有し、前記第1操作部、前記第2操作部および前記第3操作部それぞれは、前記球面部に摺動可能に係合する係合部が設けられた一対の可動部材を有し、前記第1操作部、前記第2操作部および前記第3操作部におけるそれぞれの前記一対のダイアル部は、前記一対の可動部材を介して前記第1案内部、前記第2案内部、前記第3案内部を挟持することが好ましい。
第1操作部は、第1案内部が第1延出部を介して第1支持部に接続され、第1ガイド軸が調整機構支持部に接続されているので、第1支持部が回動されると、第1案内部は、第1ガイド軸に対して移動するため、可動部材を備えない構成においては、ダイアル部や第1案内部には捩じり応力が加わることとなる。同様に、可動部材を備えない構成においては、第2支持部が回動されると、第2操作部におけるダイアル部や第2案内部には捩じり応力が加わり、第3支持部が回動されると、第3操作部におけるダイアル部や第3案内部には捩じり応力が加わることとなる。
この構成によれば、第1操作部、第2操作部および第3操作部それぞれは、一対の可動部材を備え、ダイアル部および可動部材は、上述したように、球面で摺動可能に構成されているので、第1支持部、第2支持部、第3支持部が回動された場合であっても、ダイアル部や第1案内部、第2案内部、第3案内部に加わる捩じり応力を抑制することが可能となる。よって、調整機構の劣化を抑制すると共に、第1支持部、第2支持部および第3支持部を滑らかに回動させることが可能となる。
本実施形態のプロジェクター支持装置、およびプロジェクター支持装置に支持されたプロジェクターを示す斜視図。 本実施形態の調整機構および本体フレームにおける調整機構支持部を示す斜視図。 本実施形態の調整機構の分解斜視図であり、前方斜めから見た図。 本実施形態の調整機構の分解斜視図であり、後方斜めから見た図。 本実施形態のプロジェクター支持装置、およびプロジェクター支持装置に支持されたプロジェクターの平面図。 本実施形態の第1の基準状態における第1操作部の一部を示す断面図。 本実施形態のプロジェクター支持装置、およびプロジェクター支持装置に支持されたプロジェクターを上方から見た平面図。 図7(a)の第1操作部におけるダイアル部近傍を拡大した断面図。 本実施形態のプロジェクター支持装置、およびプロジェクター支持装置に支持されたプロジェクターを前方から見た平面図。 本実施形態のプロジェクター支持装置、およびプロジェクター支持装置に支持されたプロジェクターを右方から見た平面図。
以下、本実施形態に係るプロジェクター支持装置について、図面を参照して説明する。
本実施形態のプロジェクター支持装置は、プロジェクターを保護しつつプロジェクターを支持する機能、およびプロジェクターの姿勢を調整する機能を有している。
本実施形態のプロジェクターおよびプロジェクター支持装置は、プロジェクターが投写面に横長の画像を投写する横置き姿勢、および投写面に縦長の画像を投写する縦置き姿勢が可能に構成されている。
また、本実施形態のプロジェクターおよびプロジェクター支持装置は、横置き姿勢および縦置き姿勢で、机上等の設置面に設置される据置き設置、および天井等に吊り下げられる天吊り設置が可能に構成されており、据置き設置および天吊り設置でプロジェクターの向きが同一となるように構成されている。
また、本実施形態のプロジェクター支持装置は、複数重ねることができ、複数のプロジェクターをスタックした状態で配置できるように構成されている。
図1は、横置き姿勢におけるプロジェクター支持装置1、およびプロジェクター支持装置1に支持されたプロジェクター100を示す斜視図である。
プロジェクター100は、詳細な説明は省略するが、光源と、光源から射出された光を変調する光変調装置と、図1に示すように、変調された光を投写する投写光学系としての投写レンズ110と、これらの構成部材を収納する外装筐体120と、を備える。そして、プロジェクター100は、光源から射出された光を画像情報に応じて変調し、変調した光をスクリーン等の投写面に拡大投写する。なお、以下では、説明の便宜上、横置き設置において、プロジェクター100から射出される光の方向を前方(+Y方向)、重力に逆らう方向を上方(+Z方向)、投写面側から見て右側を右方(+X方向)として記載する。
外装筐体120は、上部を形成する上ケース、および下部を形成する下ケースの複数の部材で構成されている。
外装筐体120の前側の面には、図1に示すように、中央部に開口部が形成されており、この開口部から投写レンズ110の先端が露出している。
外装筐体120の上ケースには、一対のハンドル121が設けられている。
一対のハンドル121は、プロジェクター100が持ち運ばれる際等に使用者により把持される部位である。一対のハンドル121は、互いに略平行で、前後方向に沿って延出し、それぞれの中央部には、上ケースの上面との間に使用者の指が挿通可能な空隙が設けられている。
〔プロジェクター支持装置の構成〕
プロジェクター支持装置1は、図1に示すように、本体フレーム2Aを有する支持本体部2、および本体フレーム2Aとプロジェクター100とを連結し、プロジェクター100の姿勢を調整する調整機構3を備える。
支持本体部2は、本体フレーム2Aに加え、第1脚部22、第2脚部23、およびスタック用結合部24を備える。
本体フレーム2Aは、パイプ状の部材で形成された保護部21、および調整機構3を支持する調整機構支持部25を有している。
保護部21は、プロジェクター100が内部に配置される大きさに形成されている。保護部21は、設置面に沿いプロジェクター100の下方に位置する環状の下保護部211、プロジェクター100の上方に位置する上保護部212、および下保護部211と上保護部212とを接続し、上下方向に延出する複数の接続部213を有している。
下保護部211は、前部、後部、および左右の側部を有して平面視矩形状に形成され、上保護部212は、下保護部211の前部、および左右の側部に対向する前部、および左右の側部を有している。
第1脚部22は、横置き姿勢でプロジェクター支持装置1が机上等に設置される際にプロジェクター支持装置1を支持する部材であり、下保護部211の四隅に配置されている。
第2脚部23は、縦置き姿勢でプロジェクター支持装置1が机上等に設置される際にプロジェクター支持装置1を支持する部材であり、保護部21の左側(−X側)に位置する下保護部211および上保護部212にそれぞれ2個配置されている。
スタック用結合部24は、複数のプロジェクター支持装置1を重ねる際に、上下のプロジェクター支持装置1を接続する部材であり、上保護部212に複数配置されている。
調整機構支持部25は、調整機構3を支持する機能を有し、図1に示すように、断面が矩形の直線に沿って延出する管状の部材である4つの柱状部25F,25B,25L,25Rが溶接等によって組み合わされて構成されている。具体的に、調整機構支持部25は、前側に位置する柱状部25Fおよび後側に位置する柱状部25Bが上保護部212における左右の側部に架橋され、右側に位置する柱状部25R、および左側に位置する柱状部25Lが柱状部25F,25Bに架橋されて構成されている。なお、柱状部25F,25B,25L,25Rの断面形状は、矩形に限らず円形であってもよい。
調整機構3は、本体フレーム2Aとプロジェクター100とを連結し、プロジェクター100の姿勢を調整可能に構成されている。具体的に、調整機構3は、X方向に延出する軸(後述する第3中心軸30Ax)を中心とする回転方向の調整(チルト調整)、Y方向に延出する軸(後述する第2中心軸20Ax)を中心とする回転方向の調整(水平ロール調整)、およびZ方向に延出する軸(後述する第1中心軸10Ax)を中心とする回転方向の調整(水平回転調整)が可能に構成されている。
〔調整機構の構成〕
ここで、調整機構3について、詳細に説明する。
図2は、調整機構3および本体フレーム2Aにおける調整機構支持部25を示す斜視図であり、(a)は、前方斜めから見た図、(b)は、後方斜めから見た図である。図3は、調整機構3の分解斜視図であり、前方斜めから見た図である。図4は、調整機構3の分解斜視図であり、後方斜めから見た図である。
調整機構3は、図2〜図4に示すように、ベース部30、第1支持部31、第2支持部32、第3支持部33、支持軸34,35,36および調整部4を備える。
ベース部30は、板金で形成され、図2に示すように、左右の両側が調整機構支持部25の柱状部25R,25Lに固定される。ベース部30には、図3に示すように、上下方向(鉛直方向)に延出する第1中心軸10Axを中心とする丸孔301が形成されている。
第1支持部31は、板金で形成されており、ベース部30の下方に配置される。第1支持部31は、図3に示すように、上面部311、上面部311の前後の両側から下方に屈曲された一対の側面部312、および上面部311の右側から下方に屈曲した後、右方に延出する取付部313を有している。この取付部313には、突出部材315が設けられている。
突出部材315は、板金製であり、取付部313から右方に延出する部材と、この部材の先端部に固定され、下方に延出する部材とを有しており、これらの部材は、延出する方向に直交する両側が屈曲され、強度が高められている。
上面部311には、第1中心軸10Axを中心とする丸孔311hが形成され、一対の側面部312には、前後方向に延出する第2中心軸20Axを中心とする丸孔312hが形成されている。
ベース部30の丸孔301および第1支持部31の丸孔311hには、支持軸34が挿通され、第1支持部31は、第1中心軸10Axを中心としてベース部30に回動可能に支持される。
第2支持部32は、板金で形成されており、第1支持部31の下方に配置される。第2支持部32は、図3に示すように、上面部321、上面部321の前後の両側から上方に屈曲された一対の側面部322、および上面部321の左右の両側から下方に屈曲された一対の側面部323を有している。
上面部321には、突出部材325が設けられている。
突出部材325は、板金製であり、上面部321から右方に延出する部材と、この部材の先端部に固定され、下方に延出する部材とを有しており、これらの部材は、延出する方向に直交する両側が屈曲され、強度が高められている。
一対の側面部322は、第1支持部31の一対の側面部312が挿入可能に離間している。そして、一対の側面部322には、第2中心軸20Axと同軸となる中心軸を中心とする丸孔322hが形成され、一対の側面部323には、左右方向に延出する第3中心軸30Axを中心とする丸孔323hが形成されている。第3中心軸30Axは、投写レンズ110の光軸110Axを通る鉛直面に直交する方向に延出することとなる。
第1支持部31の丸孔312hおよび第2支持部32の丸孔322hには、支持軸35が挿通され、第2支持部32は、第2中心軸20Axを中心として第1支持部31に回動可能に支持される。
第3支持部33は、図3に示すように、第2支持部32の下方に配置される。第3支持部33は、断面が矩形の直線に沿って延出する4つの管状のフレーム33F,33B,33L,33Rが組み合わされて構成されている。具体的に、第3支持部33は、中央に開口部33Aが設けられるように、フレーム33F,33B,33L,33Rそれぞれが前後左右に配置され、ネジや溶接等によって組み立てられている。なお、フレーム33F,33B,33L,33Rの断面形状は、矩形に限らず円形であってもよい。
フレーム33F,33B,33L,33Rは、開口部33A内に第2支持部32の下側の部位が配置される大きさで、フレーム33F,33Bの左右の両側がフレーム33R,33Lから突出するように組み合わされている。
第3支持部33は、図1に示すように、フレーム33R,33Lから突出するフレーム33F,33Bの先端部がプロジェクター100の一対のハンドル121にネジ固定され、プロジェクター100を保持する。
また、フレーム33R,33Lには、第3中心軸30Axと同軸となる中心軸を中心とする丸孔が形成されており、この丸孔、および第2支持部32の丸孔323hには、支持軸36(図4参照)が挿通され、第3支持部33は、第3中心軸30Axを中心に、第2支持部32に対して回動可能に支持される。
次に調整部4について説明する。
調整部4は、第1支持部31、第2支持部32および第3支持部33をそれぞれ個別に回動させる機能を有している。
図5は、横置き姿勢におけるプロジェクター支持装置1、およびプロジェクター支持装置1に支持されたプロジェクター100の平面図である。具体的に、図5(a)は、プロジェクター100を上方から見た図、(b)は、プロジェクター100を前方から見た図、(c)は、プロジェクター100を右方から見た図である。なお、図5は、プロジェクター支持装置1の保護部21を省略した図である。
プロジェクター100は、プロジェクター支持装置1に支持されると、投写レンズ110の光軸110Axと第2中心軸20Axとが略平行になる。
ここで、図5(a)に示すように、上方から見て、第2中心軸20Axが、調整機構支持部25の柱状部25Bと略直角となる調整機構3の状態を第1の基準状態、図5(b)に示すように、前方から見て、第3中心軸30Axが、柱状部25Fと略平行になる調整機構3の状態を第2の基準状態とする。そして、図5(c)に示すように、右方から見て、第3支持部33のフレーム33Rが、柱状部25Rと略平行になる調整機構3の状態を第3の基準状態とする。
調整部4が第1支持部31、第2支持部32および第3支持部33をそれぞれ個別に回動させることにより、プロジェクター100は、上記の3つの基準状態に対し、それぞれの方向において傾斜角が調整される。
図5(a)に示すように、上方から見て、第1中心軸10Axは、4つの柱状部25F,25B,25R,25Lの略中央に位置し、第2中心軸20Axは、柱状部25Rと柱状部25Lとの間の略中央に位置している。そして、第3中心軸30Axは、上方から見て、柱状部25Fと柱状部25Bとの間の柱状部25F寄りに位置している。
また、プロジェクター100は、図5(a)に示すように、上方から見て、重心Gが第2中心軸20Axの右方で、第3中心軸30Axの後方に位置する。すなわち、第1中心軸10Ax、第2中心軸20Axおよび第3中心軸30Axは、プロジェクター100の重心Gからずれた位置に設けられている。
図2、図3に戻って、調整部4は、第1調整部41、第2調整部42および第3調整部43を備える。
第1調整部41は、図3に示すように、第1延出部411、および第1操作部5を備え、ベース部30に対し、第1中心軸10Axを中心として第1支持部31を回動させる。
第1延出部411は、第1支持部31の取付部313に固定され、第1中心軸10Axに交差する第1方向、具体的には、後方(−Y方向)に延出している。第1延出部411は、板金製であり、第1方向に直交する両側が屈曲され、強度が高められている。
図6は、第1の基準状態における第1操作部5の一部を示す断面図である。
第1操作部5は、図3、図6に示すように、第1案内部53、第1ガイド軸51、第1ガイド軸51を支持する軸支持部52、一対のダイアル部8A,8B、および一対の可動部材9A,9Bを備える。
第1案内部53は、板金製で第1延出部411の先端に取り付けられ、左右方向が上下方向より大きいトラック状の挿通孔53hが形成されている。
軸支持部52は、板金製で屈曲されて形成されており、図4に示すように、柱状部25R近傍の柱状部25Bの下側に取り付けられている。
第1ガイド軸51は、ネジ溝を有し、一端側が軸支持部52、すなわち、調整機構支持部25に固定され、他端側が第1案内部53の挿通孔53hに挿通され、第1中心軸10Axに交差する方向、具体的には前後方向に延出するように配置される。
一対のダイアル部8A,8Bは、第1ガイド軸51のネジ溝に螺合するネジ溝が形成されており、図6に示すように、一対の可動部材9A,9Bを介して第1案内部53を挟持するように構成されている。すなわち、可動部材9Aは、ダイアル部8Aと第1案内部53との間に配置され、可動部材9Bは、ダイアル部8Bと第1案内部53との間に配置される。
ダイアル部8A,8Bは、それぞれ互いに対向する側に球面の一部を形成する凸状の球面部8As,8Bsを有している。
可動部材9A,9Bは、中央に第1ガイド軸51が挿通される孔が形成され、第1案内部53側が平坦に形成され、ダイアル部8A,8B側にダイアル部8A,8Bの球面部8As,8Bsとそれぞれ摺動可能に係合する凹面状の係合部9As,9Bsが形成されている。
第1の基準状態で、第1ガイド軸51は、図6に示すように、第1案内部53に略直角となるように挿通孔53hの略中央に挿通され、可動部材9A,9Bは、第1案内部53を介して正対するように配置される。そして、ダイアル部8A,8Bは、可動部材9A,9Bおよび第1案内部53を介して正対するように配置される。
後で詳細に説明するが、第1操作部5のダイアル部8A,8Bが回転されることにより、第1案内部53は、一対の可動部材9A,9Bに挟持されている状態が開放される。そして、第1案内部53の移動、すなわち、第1延出部411の押出しや引入れが可能となり、第1延出部411に接続されている第1支持部31は、第1中心軸10Axから離れている部位が押し出されたり引き入れされたりすることによって、第1中心軸10Axを中心に回動する。
第2調整部42は、図3に示すように、第2延出部421、および第2操作部6を備え、第1支持部31に対し、第2中心軸20Axを中心として第2支持部32を回動させる。
第2延出部421は、第2支持部32の上面部321に取り付けられ、突出部材315の下方に位置するように設けられている。第2延出部421は、板金製であり、第1中心軸10Axに沿う方向および第1方向に交差する第2方向、具体的には、右方(+X方向)に延出する部材と、この部材の先端部に固定され、下方に延出する部材とを有しており、これらの部材は、延出する方向に直交する両側が屈曲され、強度が高められている。
第2操作部6は、図1に示すように、第2脚部23が配置されている側とは反対側に設けられている。第2操作部6は、図3に示すように、第2案内部63、第2ガイド軸62、第2ガイド軸62を支持する軸支持部61(図4参照)、および第1操作部5と同様に、一対のダイアル部8A,8B、および一対の可動部材9A,9B(図示省略)を備える。
第2案内部63は、図3に示すように、板金製で第2延出部421の先端、すなわち、第2延出部421における下方に延出する部材の先端に取り付けられ、左右方向が前後方向より大きいトラック状の挿通孔63hが形成されている。
軸支持部61は、図4に示すように、突出部材315における下方に延出する部材に取り付けられている。
第2ガイド軸62は、ネジ溝を有し、一端側が軸支持部61、すなわち、軸支持部61および突出部材315を介して第1支持部31に固定され、他端側が第2案内部63の挿通孔63hに挿通される。そして、第2ガイド軸62は、第2中心軸20Axに交差する方向(上下方向)に延出するように配置される。
第2操作部6のダイアル部8A,8Bは、第1操作部5のダイアル部8A,8Bと同様に、可動部材9A,9Bを介して第2案内部63を挟持するように構成されている。また、第2操作部6のダイアル部8A,8Bおよび第2案内部63は、図1に示すように、本体フレーム2Aから離間した位置に設けられている。
後で詳細に説明するが、第2操作部6のダイアル部8A,8Bが回転されることにより、第2案内部63は、一対の可動部材9A,9Bに挟持されている状態が開放される。そして、第2案内部63の移動、すなわち、第2延出部421の押出しや引入れが可能となり、第2延出部421に接続されている第2支持部32は、第2中心軸20Axから離れている部位が押し出されたり引き入れされたりすることによって、第2中心軸20Axを中心に回動する。
第3調整部43は、図3に示すように、第3延出部431、および第3操作部7を備え、第2支持部32に対し、第3中心軸30Axを中心として第3支持部33を回動させる。
第3延出部431は、第3支持部33のフレーム33Rに取り付けられ、突出部材325の下方に位置するように設けられている。第3延出部431は、板金製であり、第2延出部421と同様に、第1中心軸10Axに交差する第2方向に延出する部材と、この部材の先端部に固定され、下方に延出する部材とを有しており、これらの部材は、延出する方向に直交する両側が屈曲され、強度が高められている。
第3操作部7は、図1に示すように、第2操作部6と同様に、第2脚部23が配置されている側とは反対側に設けられている。第3操作部7は、図3に示すように、第3案内部72、第3ガイド軸73、第3ガイド軸73を支持する軸支持部71(図4参照)、および第1操作部5と同様に、一対のダイアル部8A,8B、および一対の可動部材9A,9B(図示省略)を備える。
第3案内部72は、板金製で、図3に示すように、第3延出部431の先端、すなわち、第3延出部431における下方に延出する部材の先端に取り付けられ、前後方向が左右方向より大きいトラック状の挿通孔72hが形成されている。
軸支持部71は、図4に示すように、突出部材325における下方に延出する部材に取り付けられている。
第3ガイド軸73は、ネジ溝を有し、一端側が軸支持部71、すなわち軸支持部71および突出部材325を介して第2支持部32に固定され、他端側が第3案内部72の挿通孔72hに挿通される。そして、第3ガイド軸73は、第3中心軸30Axに交差する方向(上下方向)に延出するように配置される。
第3操作部7のダイアル部8A,8Bは、第1操作部5のダイアル部8A,8Bと同様に、可動部材9A,9Bを介して第3案内部72を挟持するように構成されている。また、第3操作部7のダイアル部8A,8Bおよび第3案内部72は、図1に示すように、本体フレーム2Aから離間した位置に設けられている。
後で詳細に説明するが、第3操作部7のダイアル部8A,8Bが回転されることにより、第3案内部72は、一対の可動部材9A,9Bに挟持されている状態が開放される。そして、第3案内部72の移動、すなわち、第3延出部431の押出しや引入れが可能となり、第3延出部431に接続されている第3支持部33は、第3中心軸30Axから離れている部位が押し出されたり引き入れされたりすることによって、第3中心軸30Axを中心に回動する。
また、前述したように、第1中心軸10Ax、第2中心軸20Axおよび第3中心軸30Axは、プロジェクター100の重心Gからずれた位置に設けられている。そして、図5(a)に示すように、第1操作部5は、第1中心軸10Axに対する重心G側に設けられ、第2操作部6は、第2中心軸20Axに対する重心G側に設けられている。そして、第3操作部7は、第3中心軸30Axに対する重心G側に設けられている。
このように、調整機構3は、本体フレーム2Aとプロジェクター100とを連結し、第1操作部5、第2操作部6および第3操作部7が操作されることによって、第1支持部31、第2支持部32および第3支持部33をそれぞれ個別に回動させる。そして、第3支持部33に保持されているプロジェクター100は、調整機構3の操作に応じて3方向の姿勢の調整(水平回転調整、水平ロール調整およびチルト調整)が行われる。
〔プロジェクターの姿勢の調整方法〕
ここで、プロジェクター100の姿勢の調整方法について具体的に説明する。
先ず、プロジェクター100が第1中心軸10Axを中心に回動され、水平回転調整が行われる場合の方法について説明する。
図5(a)に戻って、前述したように、調整機構3は、第1の基準状態において、第2中心軸20Axが、調整機構支持部25の柱状部25Bと略直角となる。そして、この第1の基準状態において、プロジェクター100を保持する第3支持部33は、フレーム33Bがプロジェクター支持装置1における柱状部25Bと略平行になる。
そして、プロジェクター100は、第1操作部5が操作されることによって、第1中心軸10Axを中心に回動する。
図7は、横置き姿勢におけるプロジェクター支持装置1、およびプロジェクター支持装置1に支持されたプロジェクター100を上方から見た平面図である。具体的に、図7(a)は、第1の基準状態から一方の方向に回動された場合の図、(b)は、他方の方向に回動された場合の図である。なお、図7は、プロジェクター支持装置1の保護部21を省略した図である。
第1の基準状態から第1操作部5のダイアル部8Bが緩められると、図7(a)に示すように、CW方向の回動が可能となり、第1の基準状態から第1操作部5のダイアル部8Aが緩められると、図7(b)に示すように、CCW方向の回動が可能となる。
具体的に、第1の基準状態から第1操作部5のダイアル部8Bが緩められると、ダイアル部8Bが第1案内部53から離間するので、使用者は、第1案内部53(第1延出部411の先端側)を前方へ押し出すことが可能となる。
そして、第1案内部53(第1延出部411の先端側)が前方へ押し出されると、第1延出部411に接続されている第1支持部31は、図7(a)に示すように、ベース部30に対して第1中心軸10Axを中心に時計回り(CW方向)に回動する。プロジェクター100は、第3支持部33および第2支持部32を介して第1支持部31に連結されているので、第1支持部31と共に回動する。
そして、使用者は、投写される画像を観察しながら回動する量を調整し、調整された位置で、可動部材9A,9Bを介してダイアル部8A,8Bで第1案内部53を挟持させる。その結果、プロジェクター100は、図7(a)に示すように、第1の基準状態に対して回動された量に応じて−X方向に傾斜し、調整された状態が維持される。第1ガイド軸51においては、ダイアル部8Aからの突出量Lが第1の基準状態より大きくなる。
図8は、図7(a)の第1操作部5におけるダイアル部8A,8B近傍を拡大した断面図である。
第1ガイド軸51は、軸支持部52を介して調整機構支持部25に固定されているので(図3参照)、第1案内部53が移動されると、相対的に挿通孔53h内を移動することとなる。また、第1の基準状態から第1支持部31が回動されると、第1案内部53は、第1ガイド軸51に対して略直角となる状態(図6参照)から傾斜する状態となる。
この第1の基準状態から第1支持部31が回動される過程において、可動部材9A,9Bは、第1案内部53の表面上、およびダイアル部8A,8Bの球面部8As,8Bsの表面上を摺動し、図8に示すように、互いに異なる方向に移動した状態となる。このように可動部材9A,9Bを備える構造により、第1支持部31は、滑らかに回動する。
一方、第1の基準状態からダイアル部8Aが緩められると、ダイアル部8Aが第1案内部53から離間するので、使用者は、第1案内部53(第1延出部411の先端側)を後方へ引き込むことが可能となる。
そして、第1案内部53(第1延出部411の先端側)が後方へ引き込まれると、第1延出部411に接続されている第1支持部31は、図7(b)に示すように、ベース部30に対して第1中心軸10Axを中心に反時計回り(CCW方向)に回動する。プロジェクター100は、第1支持部31と共に回動する。
そして、使用者は、第1支持部31が時計回りに回動された場合と同様に、投写される画像を観察しながら回動する量を調整し、調整された位置で、可動部材9A,9Bを介してダイアル部8A,8Bで第1案内部53を挟持させる。その結果、プロジェクター100は、図7(b)に示すように、第1の基準状態に対して回動された量に応じて+X方向に傾斜し、調整された状態が維持される。第1ガイド軸51においては、ダイアル部8Aからの突出量Lが第1の基準状態より小さくなる。可動部材9A,9Bは、第1支持部31が時計回りに回動された場合と同様に機能する。
このように、プロジェクター支持装置1に支持されたプロジェクター100は、第1操作部5の操作によって、第1中心軸10Axに交差する方向に第1延出部411の先端側の押出しや引入れが行われ、水平回転調整が行われる。
次に、プロジェクター100が第2中心軸20Axを中心に回動され、水平ロール調整が行われる場合の方法について説明する。
図5(b)に戻って、前述したように、調整機構3は、第2の基準状態において、第3中心軸30Axが、柱状部25Fと略平行になる。そして、プロジェクター100を保持する第3支持部33は、フレーム33Fが柱状部25Fと略平行になる。
そして、プロジェクター100は、第2操作部6が操作されることによって、第2中心軸20Axを中心に回動する。
図9は、横置き姿勢におけるプロジェクター支持装置1、およびプロジェクター支持装置1に支持されたプロジェクター100を前方から見た平面図である。具体的に、図9(a)は、第2の基準状態から一方の方向に回動された場合の図、(b)は、他方の方向に回動された場合の図である。なお、図9は、プロジェクター支持装置1の保護部21を省略した図である。
第2の基準状態から第2操作部6のダイアル部8Bが緩められると、図9(a)に示すように、CCW方向の回動が可能となり、第2の基準状態から第2操作部6のダイアル部8Aが緩められると、図9(b)に示すように、CW方向の回動が可能となる。
具体的に、第2の基準状態から第2操作部6のダイアル部8Bが緩められると、プロジェクター100の重心Gが第2中心軸20Axに対し、第2操作部6側に位置しているので、第2案内部63は、ダイアル部8Aに対する位置が維持され、ダイアル部8Bは、第2案内部63から離間する。すなわち、第2案内部63は、ダイアル部8Aの回転に追従して移動することとなる。そして、ダイアル部8Aが回転されて第2案内部63(第2延出部421の先端側)が上方へ押し出されると、第2延出部421に接続されている第2支持部32は、図9(a)に示すように、第1支持部31に対して第2中心軸20Axを中心に反時計回り(CCW方向)に回動する。プロジェクター100は、第3支持部33を介して第2支持部32に連結されているので、第2支持部32と共に回動する。
そして、使用者は、投写される画像を観察しながら回動する量を調整し、ダイアル部8Bを締めることで、可動部材9A,9Bを介してダイアル部8A,8Bで第2案内部63を挟持させる。その結果、プロジェクター100は、図9(a)に示すように、回動された量に応じて+X側が−X側より上方に位置するように傾斜し、調整された状態が維持される。
一方、第2の基準状態から、ダイアル部8Aが緩められると、第2案内部63(第2延出部421)は、ダイアル部8Aに追従して移動、すなわち下方へ引き込まれることとなる。第2案内部63(第2延出部421の先端側)が下方へ引き込まれると、第2延出部421に接続されている第2支持部32は、図9(b)に示すように、第1支持部31に対して第2中心軸20Axを中心に時計回り(CW方向)に回動する。
そして、使用者は、投写される画像を観察しながら回動する量を調整し、ダイアル部8Bを締めることで、可動部材9A,9Bを介してダイアル部8A,8Bで第2案内部63を挟持させる。その結果、プロジェクター100は、図9(b)に示すように、回動された量に応じて−X側が+X側より上方に位置するように傾斜し、調整された状態が維持される。
また、第2操作部6における可動部材9A,9Bは、第1操作部5における可動部材9A,9Bと同様に機能する。
このように、プロジェクター支持装置1に支持されたプロジェクター100は、第2操作部6の操作によって、第2中心軸20Axに交差する方向に第2延出部421の先端側の押出しや引入れが行われ、水平ロール調整が行われる。
次に、プロジェクター100が第3中心軸30Axを中心に回動され、チルト調整が行われる場合の方法について説明する。
図5(c)に戻って、前述したように、調整機構3は、第3の基準状態において、第3支持部33のフレーム33Rが、柱状部25Rと略平行になる。
そして、プロジェクター100は、第3操作部7が操作されることによって、第3中心軸30Axを中心に回動する。
図10は、横置き姿勢におけるプロジェクター支持装置1、およびプロジェクター支持装置1に支持されたプロジェクター100を右方から見た平面図である。具体的に、図10(a)は、第3の基準状態から一方の方向に回動された場合の図、(b)は、他方の方向に回動された場合の図である。なお、図10は、プロジェクター支持装置1の保護部21を省略した図である。
第3の基準状態から第3操作部7のダイアル部8Aが緩められると、図10(a)に示すように、CW方向の回動が可能となり、第3の基準状態から第3操作部7のダイアル部8Bが緩められると、図10(b)に示すように、CCW方向の回動が可能となる。
具体的に、第3の基準状態からダイアル部8Aが緩められると、プロジェクター100の重心Gが第3中心軸30Axに対し、第3操作部7側に位置しているので、第3案内部72(第3延出部431の先端側)は、ダイアル部8Aに追従して移動、すなわち下方へ引き込まれることとなる。そして、第3延出部431に接続されている第3支持部33は、図10(a)に示すように、第2支持部32に対して第3中心軸30Axを中心に時計回り(CW方向)に回動する。
そして、使用者は、投写される画像を観察しながら回動する量を調整し、ダイアル部8Bを締めることで、可動部材9A,9Bを介してダイアル部8A,8Bで第3案内部72を挟持させる。その結果、プロジェクター100は、図10(a)に示すように、回動された量に応じて+Y側が−Y側より上方に位置するように傾斜し、調整された状態が維持される。
一方、第3の基準状態からダイアル部8Bが緩められると、ダイアル部8Bが第3案内部72から離間するので、使用者は、第3案内部72(第3延出部431の先端側)を上方へ押し出すことが可能となる。
そして、第3案内部72(第3延出部431の先端側)が上方へ押し出されると、第3延出部431に接続されている第3支持部33は、図10(b)に示すように、第2支持部32に対して第3中心軸30Axを中心に反時計回り(CCW方向)に回動する。プロジェクター100は、第3支持部33と共に回動する。
そして、使用者は、投写される画像を観察しながら回動する量を調整し、調整された位置で、可動部材9A,9Bを介してダイアル部8A,8Bで第3案内部72を挟持させる。その結果、プロジェクター100は、図10(b)に示すように、回動された量に応じて−Y側が+Y側より上方に位置するように傾斜し、調整された状態が維持される。
また、第3操作部7における可動部材9A,9Bは、第1操作部5における可動部材9A,9Bと同様に機能する。
このように、プロジェクター支持装置1に支持されたプロジェクター100は、第3操作部7の操作によって、第3中心軸30Axに交差する方向に第3延出部431の先端側の押出しや引入れが行われ、チルト調整が行われる。
また、調整機構3は、第2支持部32の回動範囲が第1支持部31および第3支持部33の回動範囲がより小さく構成されている。すなわち、調整機構3は、プロジェクター100の水平ロール調整の範囲が水平回転調整およびチルト調整の範囲より小さく構成されている。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター支持装置1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)プロジェクター100は、各支持部(第1支持部31、第2支持部32および第3支持部33)が回動される方向に応じて傾斜する姿勢が変更される。これによって、プロジェクター100の3方向の傾斜を独立して調整することができるので、投写面に投写される画像の歪を容易に調整可能なプロジェクター支持装置1を提供できる。
また、調整機構3は、第1延出部411、第2延出部421および第3延出部431を有し、第1操作部5、第2操作部6および第3操作部7は、それぞれの先端側に設けられているので、プロジェクター100が大きなサイズであっても、プロジェクター100の外周近傍から容易にプロジェクター100の姿勢調整の作業を行うことができる。
また、上保護部212とプロジェクター100との間を使用者の手が入らないように狭めても、第1操作部5、第2操作部6および第3操作部7の操作が可能となる。よって、厚み方向(上下方向)の大きさを抑制してスタック配置可能なプロジェクター支持装置1を提供できる。
(2)プロジェクター100が回動する中心軸上にプロジェクター100の重心が位置すると、姿勢を調整する際にプロジェクター100がシーソー状のようにバランスが不安定になるので、姿勢調整の操作が難しくなることが考えられる。中心軸が水平面に沿う構成においては、さらに不安定なものとなる。
本実施形態のプロジェクター支持装置1は、第1中心軸10Ax、第2中心軸20Axおよび第3中心軸30Axがプロジェクター100の重心Gからずれた位置に設けられているので、プロジェクター100を安定した状態で姿勢の調整することが可能となる。
(3)調整機構3は、調整機構支持部25側から第1支持部31、第2支持部32、第3支持部33の順で配置され、第2支持部32の回動範囲が第1支持部31および第3支持部33の回動範囲がより小さく構成されている。これによって、第1支持部31と第3支持部33との間に位置する第2支持部32の回動範囲を小さくすることになるので、調整機構の小型化が可能となる。よって、使用頻度が高いと考えられる水平回転調整およびチルト調整の回動範囲を水平ロール調整の回動範囲より大きく構成し、小型化が可能な調整機構を備えたプロジェクター支持装置を提供できる。
(4)第1操作部5は、第1中心軸10Axに直交する第1方向(−Y方向)に配置され、第2操作部6および第3操作部7は、第1中心軸10Axに直交する第2方向(+X方向)に配置される。これによって、使用者は、プロジェクター支持装置1の2方向からの操作で、プロジェクター100の3方向の姿勢を調整することができる。よって、プロジェクター100の3方向の姿勢調整作業の簡素化が可能となる。
また、第1操作部5は、プロジェクター支持装置1の後側、第2操作部6および第3操作部7は、第2脚部23の反対側に配置されているので、プロジェクター支持装置1が縦置き姿勢で設置された場合であっても、容易に第1操作部5、第2操作部6および第3操作部7を操作することができる。
(5)第2支持部32は、少なくとも一部が第3支持部33の開口部33Aに配置されるので、調整機構3の薄型化が可能となる。
また、第3支持部33は、断面が矩形の管状のフレームで構成されているので、開口部を設けても強度を高めた部材とすることができる。よって、厚みの増加を抑制し、重いプロジェクター100であっても確実に保持できる調整機構3が可能となる。
(6)第1操作部5、第2操作部6および第3操作部7に備えられたダイアル部8A,8Bを回転させ、第1案内部53、第2案内部63および第3案内部72の押込みや引入れという簡単な操作で容易にプロジェクター100の3方向の傾斜を調整することが可能となる。
また、第1操作部5、第2操作部6および第3操作部7におけるダイアル部8A,8B、およびそれぞれの案内部(第1案内部53、第2案内部63、第3案内部72)は、本体フレーム2Aから離間した位置に設けられているので、使用者が容易にこれらの部材を把持し、調整作業を容易に行うことができる。
(7)第1操作部5、第2操作部6および第3操作部7それぞれは、可動部材9A,9Bを備え、ダイアル部8A,8Bおよび可動部材9A,9Bは、球面で摺動可能に構成されているので、第1支持部31、第2支持部32、第3支持部33が回動された場合であっても、ダイアル部8A,8Bや第1案内部53、第2案内部63、第3案内部72に加わる捩じり応力を抑制することが可能となる。よって、調整機構3の劣化を抑制すると共に、第1支持部31、第2支持部32および第3支持部33を滑らかに回動させることが可能となる。
(変形例)
なお、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記実施形態の各操作部(第1操作部5、第2操作部6および第3操作部7)は、それぞれの中心軸(第1中心軸10Ax、第2中心軸20Axおよび第3中心軸30Ax)に対する重心G側に設けられているが、第1中心軸10Ax、第2中心軸20Axおよび第3中心軸30Axがプロジェクター100の重心Gからずれた位置にあれば、他の位置に配置されていてもよい。
前記実施形態の各操作部(第1操作部5、第2操作部6および第3操作部7)は、それぞれの一対のダイアル部8A,8Bで第1案内部53、第2案内部63および第3案内部72を挟持するように構成されているが、コイルバネ等の付勢部とダイアル部とで挟持するように構成してもよい。
前記実施形態のダイアル部8A,8Bおよび可動部材9A,9Bは、ダイアル部8A,8Bが凸状の球面部8As,8Bsを有し、可動部材9A,9Bが凹状の係合部9As,9Bsを有するように構成されているが、ダイアル部8A,8Bに凹状の球面部を設け、可動部材9A,9Bに凸状の係合部を設けてもよい。
可動部材9A,9Bを弾性部材で形成してもよい。
1…プロジェクター支持装置、2…支持本体部、2A…本体フレーム、3…調整機構、4…調整部、5…第1操作部、6…第2操作部、7…第3操作部、8A,8B…ダイアル部、8As,8Bs…球面部、9A,9B…可動部材、9As,9Bs…係合部、10Ax…第1中心軸、20Ax…第2中心軸、25…調整機構支持部、30…ベース部、30Ax…第3中心軸、31…第1支持部、32…第2支持部、33…第3支持部、33A…開口部、33B,33F,33L,33R…フレーム、51…第1ガイド軸、53…第1案内部、53h…挿通孔、62…第2ガイド軸、63…第2案内部、63h…挿通孔、72…第3案内部、72h…挿通孔、73…第3ガイド軸、100…プロジェクター、110…投写レンズ(投写光学系)、110Ax…光軸、411…第1延出部、421…第2延出部、431…第3延出部、G…重心。

Claims (8)

  1. 投写光学系を備えたプロジェクターを支持するプロジェクター支持装置であって、
    前記プロジェクターを内部に配置可能な本体フレームと、
    前記本体フレームと前記プロジェクターとを連結し、前記プロジェクターの姿勢を調整する調整機構と、
    を備え、
    前記本体フレームは、前記調整機構を支持する調整機構支持部を有し、
    前記調整機構は、
    前記調整機構支持部に固定されるベース部と、
    第1中心軸を中心として前記ベース部に回動可能に支持される第1支持部と、
    前記第1中心軸に直交する方向に延出する第2中心軸を中心として、前記第1支持部に回動可能に支持される第2支持部と、
    前記プロジェクターを保持し、前記第1中心軸および前記第2中心軸に直交する方向に延出する第3中心軸を中心として、前記第2支持部に回動可能に支持される第3支持部と、
    前記第1支持部、前記第2支持部および前記第3支持部をそれぞれ個別に回動させる調整部と、
    を備え、
    前記調整部は、
    前記第1支持部から前記第1中心軸に交差する方向に延出する第1延出部と、
    前記第2支持部から前記第1中心軸に交差する方向に延出する第2延出部と、
    前記第3支持部から前記第1中心軸に交差する方向に延出する第3延出部と、
    前記第1中心軸に交差する方向に前記第1延出部の先端側の押出しおよび引入れが可能な第1操作部と、
    前記第2中心軸に交差する方向に前記第2延出部の先端側の押出しおよび引入れが可能な第2操作部と、
    前記第3中心軸に交差する方向に前記第3延出部の先端側の押出しおよび引入れが可能な第3操作部と、
    を備えることを特徴とするプロジェクター支持装置。
  2. 請求項1に記載のプロジェクター支持装置であって、
    前記第1中心軸、前記第2中心軸および前記第3中心軸は、前記プロジェクターの重心からずれた位置に設けられていることを特徴とするプロジェクター支持装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクター支持装置であって、
    当該プロジェクター支持装置が設置された姿勢において、前記第1中心軸は、鉛直方向に沿う方向に延出し、前記第2中心軸は、前記投写光学系の光軸に沿う方向に延出し、前記第3中心軸は、前記投写光学系の光軸を通る鉛直面に直交する方向に延出することを特徴とするプロジェクター支持装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプロジェクター支持装置であって、
    前記第1延出部は、前記第1中心軸に交差する第1方向に延出し、
    前記第2延出部および前記第3延出部は、前記第1中心軸および前記第1方向に交差する第2方向に延出することを特徴とするプロジェクター支持装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のプロジェクター支持装置であって、
    前記第3支持部は、前記第2支持部の少なくとも一部が配置される開口部を有していることを特徴とするプロジェクター支持装置。
  6. 請求項5に記載のプロジェクター支持装置であって、
    前記第3支持部は、前記開口部を形成するフレームを有し、
    前記フレームは、断面が矩形の管状部材であることを特徴とするプロジェクター支持装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載のプロジェクター支持装置であって、
    前記第1操作部は、
    前記調整機構支持部に固定され、前記第1中心軸に交差する方向に延出し、ネジ溝を有する第1ガイド軸と、
    前記第1延出部の先端側に固定され、前記第1ガイド軸が挿通される挿通孔を有する第1案内部と、
    前記第1ガイド軸に螺合され、前記第1案内部を挟持する一対のダイアル部と、
    を備え、
    前記第2操作部は、
    前記第1支持部に固定され、前記第2中心軸に交差する方向に延出し、ネジ溝を有する第2ガイド軸と、
    前記第2延出部の先端側に固定され、前記第2ガイド軸が挿通される挿通孔を有する第2案内部と、
    前記第2ガイド軸に螺合され、前記第2案内部を挟持する一対のダイアル部と、
    を備え、
    前記第3操作部は、
    前記第2支持部に固定され、前記第3中心軸に交差する方向に延出し、ネジ溝を有する第3ガイド軸と、
    前記第3延出部の先端側に固定され、前記第3ガイド軸が挿通される挿通孔を有する第3案内部と、
    前記第3ガイド軸に螺合され、前記第3案内部を挟持する一対のダイアル部と、
    を備えることを特徴とするプロジェクター支持装置。
  8. 請求項7に記載のプロジェクター支持装置であって、
    前記第1操作部、前記第2操作部および前記第3操作部におけるそれぞれの前記一対のダイアル部は、互いに対向する側に球面の一部を形成する球面部を有し、
    前記第1操作部、前記第2操作部および前記第3操作部それぞれは、前記球面部に摺動可能に係合する係合部が設けられた一対の可動部材を有し、
    前記第1操作部、前記第2操作部および前記第3操作部におけるそれぞれの前記一対のダイアル部は、前記一対の可動部材を介して前記第1案内部、前記第2案内部、前記第3案内部を挟持することを特徴とするプロジェクター支持装置。
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