JP2015129095A - 組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な品質の泡沫を有し、悪臭が低減された染色又は脱色組成物の提供。
【解決手段】(a)アミノ酸塩から選択される少なくとも1種の第1のアルカリ剤、(b)(a)第1のアルカリ剤とは異なる少なくとも1種の第2のアルカリ剤、(c)組成物の総量に対して20質量%以上の量の、少なくとも1種の脂肪質、及び(d)少なくとも1種の界面活性剤、を含む組成物。該組成物は、良好な起泡性とともに、毛髪等のケラチン繊維の良好な脱色又は染色能力を有する。
【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪等のケラチン繊維のための組成物、特に染色又は脱色組成物に関する。
毛髪を脱色又は染色するための製品の性能を更に高めることに加えて、かかる製品の消費者は、製品の使用品質にますます敏感になっている。使用品質の観点からは、例えば、従来の毛髪用の脱色又は染色製品等にアルカリ剤として通常含有されているアンモニアからの悪臭、液体、ゲル又はクリームの形態の従来の毛髪用の脱色又は染色製品を取り扱うことの困難、毛髪への塗布中に製品が垂れる危険性等は、重大な欠点とみなされることがある。
アンモニアの刺激性の悪臭に関する問題を解決するため、アンモニアを、アミノ酸等の他のアルカリ剤で、全部又は一部置換することが提案されてきた。しかしながら、この変更の結果、脱色又は染色の効率は下がった。近年、アルカリ剤としてアンモニアをベースにした毛髪用の脱色又は染色組成物の代替として、多量の脂肪質を含む組成物が提案されてきた。かかる組成物は、酸化染料を伴って又は伴わずに、酸化剤と組み合わせて、多量の脂肪族化合物を通常は含有する。かかる組成物は、高い脱色又は染色能力を提供する。かかる組成物は、例えば、FR2940058A(OA08548)、FR2940083A(OA08549)及びFR2958161A(OA10122)において知られている。毛髪用の脱色又は染色製品の使用品質を高めるため、とりわけ取扱いの容易さの観点から、フォームテクスチャーが市場において大きな改善として近年認められている。現在市場に出回っているムースの形態で塗布される毛髪用の脱色又は染色製品は、酸化染料を伴って又は伴わずに、起泡性界面活性剤、酸化剤及びアルカリ剤を一般に含む。従来の毛髪用の脱色又は染色製品に匹敵する適切な脱色又は染色特性を実現するため、かかる製品においてアルカリ剤としてアンモニアが一般に使用される。結果として、アンモニア由来の悪臭の問題は解決されない。多量の脂肪族化合物を有する組成物からムースの形態の組成物を得ることは、提案されてこなかった。なぜなら、多量の脂肪質は、泡沫を抑制又は破壊する可能性があると考えられていたからである。
FR2940058A FR2940083A FR2958161A 米国特許第2,528,378号 米国特許第2,781,354号 米国特許第4,874,554号 米国特許第4,137,180号 独国特許第19625810号 EP-0216479 米国特許第3,915,921号 米国特許第4,509,949号
CTFA辞典、第9版、2002年 CTFA辞典、第3版、1982年 CTFA辞典、第5版、1993年 「Handbook of Surfactants」M.R.Porter著、Blackie & Son出版社(グラスゴー及びロンドン)、1991年、116〜178頁 「The HLB system. A time-saving guide to emulsifier selection」(ICI Americas Inc.社発行、1984年) G.Fonnum、J.Bakke及びFk.Hansen著の論文--Colloid Polym. Sci 271号、380〜389頁(1993年)
本発明の目的は、良好な品質の泡沫を有し、悪臭が低減された染色又は脱色組成物を開発することである。
本発明の上記目的は、以下のものを含む組成物により達成することができる。即ち、(a)アミノ酸塩から選択される少なくとも1種の第1のアルカリ剤、(b)(a)第1のアルカリ剤とは異なる少なくとも1種の第2のアルカリ剤、(c)組成物の総質量に対して20質量%以上の量の少なくとも1種の脂肪質、及び(d)少なくとも1種の界面活性剤である。
本発明による組成物は、多量の脂肪族化合物を含有し、それでも良好な起泡性を有し、形成された泡沫の良好な安定性を、良好な脱色又は染色能力とともに示し得る。加えて、本発明による組成物により形成される泡沫は、良好な稠度を、ケラチン繊維への良好な適用性とともに示し得る。
本発明において、泡沫及びムースという用語は、区別せずに使用される。本発明によるムースは、気体、好ましくは大気と、組成物、好ましくは液体、クリーム又はゲルの形態の組成物との混合物であり、この混合物は、膨張又は発泡(aerated)させられて、室温(好ましくは25℃)で、好ましくは0.5未満、より好ましくは0.3未満、より良好には0.2未満の密度を有し得る。本発明による組成物は、発泡組成物(aerated composition)とすることができる。
(a)第1のアルカリ剤
本発明による組成物は、(a)アミノ酸塩から選択される少なくとも1種の第1のアルカリ剤を含む。単一の種類のアミノ酸塩、又は異なる種類のアミノ酸塩の組合せを使用できる。
「アミノ酸塩」という用語は、アミノ酸の塩を意味する。塩は、金属塩、例えばナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等とすることができる。別の実施形態では、塩はアンモニウム塩とすることができる。
「アミノ酸」という用語は、アミノ基及び酸性基を同時に有する化合物を意味する。アミノ酸は、アルファ-アミノ酸、ベータ-アミノ酸及びガンマ-アミノ酸を含み、アルファ-アミノ酸がより好ましい。アミノ酸は、天然又は合成とすることができ、天然アミノ酸がより好ましい。アミノ酸は、例えば、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、N-フェニルアラニン、トレオニン、アルギニン、グルタミン酸、グルタミン、アスパラギン酸、アスパラギン、リシン、ヒスチジン、トリプトファン、システイン、チロシン、プロリン、メチオニン、オルニチン、シトルリン又はカルニチンとすることができる。アミノ酸は、好ましくは、中性アミノ酸、例えば、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、フェニルアラニン、グルタミン、アスパラギン等とすることができる。
特定の実施形態では、カリウムグリシネート、ナトリウムグリシネート、カリウムアラニネート、ナトリウムアラニネート、カリウムバリネート、ナトリウムバリネート、カリウムロイシネート、ナトリウムロイシネート、カリウムイソロイシネート及びナトリウムイソロイシネートからなる群から選択される中性アミノ酸の塩がより一層好ましく、カリウムグリシネート及びナトリウムグリシネートが最も好ましい。
第1のアルカリ剤の量は、本発明による組成物の総質量に対して、0.01質量%〜20質量%又は0.1質量%〜20質量%、好ましくは0.5質量%〜15質量%、より好ましくは0.5質量%〜10質量%とすることができる。
(b)第2のアルカリ剤
本発明による組成物は、(b)(a)第1のアルカリ剤とは異なる少なくとも1種の第2のアルカリ剤を含む。単一の種類の第2のアルカリ剤、又は異なる種類の第2のアルカリ剤の組合せを使用することができる。
第2のアルカリ剤は、無機アルカリ剤とすることができる。無機アルカリ剤は、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属炭酸(水素)塩、アルカリ土類金属炭酸(水素)塩及びアルカリ金属メタケイ酸塩からなる群から選択されることが好ましい。
無機アルカリ剤の例として、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム及びメタケイ酸ナトリウムを挙げることができる。
第2のアルカリ剤は、無機アルカリ剤とすることができる。有機アルカリ剤は、モノアミン及びその誘導体、例えばアルカノールアミン;ジアミン及びその誘導体、例えばアルカノールアミン、好ましくはモノエタノールアミン;ポリアミン及びその誘導体;並びにグアニジン及びその誘導体からなる群から選択されることが好ましい。
有機アルカリ剤の例として、アルカノールアミン、例えば、1〜3個のヒドロキシアルキル(C1〜C4)基を含むモノ-、ジ-及びトリ-エタノールアミンを挙げることができる。特に、アルカノールアミンは、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、N-ジメチルエタノールアミン、2-アミノ-2-メチル-1-プロパノール、トリイソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチル-1,3-プロパンジオール、3-アミノ-1,2-プロパンジオール、3-ジメチルアミノ-1,2-プロパンジオール及びトリス(ヒドロキシメチルアミノ)メタンからなる群から選択することができる。有機アルカリ剤はまた、尿素、グアニジン及びそれらの誘導体;並びにジアミン、例えば、以下の構造:
Figure 2015129095
(式中、Wはアルキレン、例えば、任意選択でヒドロキシル基又はC1〜C4アルキル基で置換されているプロピレンを示し、Ra、Rb、Rc及びRdは、独立に、水素原子、アルキル基又はC1〜C4ヒドロキシアルキル基を示す)
で表されるものとすることができ、1,3-プロパンジアミン及びその誘導体を例示することができる。
有機アルカリ剤は、複素環型の有機アミンから選択することもできる。挙げることができるのは、特に、ピリジン、ピペリジン、イミダゾール、トリアゾール、テトラゾール及びベンズイミダゾールである。
より一層好ましくは、有機アルカリ剤は、モノエタノールアミンである。
第2のアルカリ剤の量は、本発明による組成物の総質量に対して、0.01質量%〜15質量%、好ましくは0.1質量%〜10質量%、より好ましくは1質量%〜6質量%とすることができる。
(c)脂肪質
本発明による組成物は、(c)少なくとも1種の脂肪質を含む。単一の種類の脂肪質、又は異なる種類の脂肪質の組合せを使用することができる。
「脂肪質」という用語は、常温(25℃)及び大気圧(760mmHg)において水に不溶性(溶解度が5%未満、好ましくは1%未満、より一層好ましくは0.1%未満)である有機化合物を意味する。脂肪質は、その構造の中に、連続した少なくとも2個のシロキサン基、又は少なくとも6個の炭素原子を含有する少なくとも1つの炭化水素系鎖を含有することができる。更に、脂肪質は、同じ温度及び圧力条件下で、有機溶媒、例えば、クロロホルム、エタノール、ベンゼン又はデカメチルシクロペンタシロキサンに可溶性であってもよい。
本発明の範囲では、脂肪質は、C2〜C3オキシアルキレン単位も、グリセロール化単位も、一切含まないことに留意すべきである。
脂肪質は、液体又は固体の形態とすることができる。ここで、「液体」及び「固体」とは、脂肪質がそれぞれ、室温(25℃)において大気圧(760mmHg又は105Pa)下で、液体若しくはペースト(非固体)又は固体の形態であることを意味する。脂肪質は、室温及び大気圧下で、液体又はペーストの形態であることが好ましく、液体の形態であることがより好ましい。
脂肪質は、動物由来又は植物由来の油、合成グリセリド、動物油又は植物油以外の脂肪族アルコール及び/又は脂肪酸のエステル、脂肪族アルコール、脂肪酸、シリコーン油並びに脂肪族炭化水素からなる群から選択できる。これらの脂肪質は、揮発性でも不揮発性でもよい。好ましくは、脂肪質は、脂肪族炭化水素、植物油、脂肪族アルコール、動物油若しくは植物油以外の脂肪酸及び/若しくは脂肪族アルコールのエステル、並びに合成グリセリド、又はそれらの混合物から選択される。
脂肪族炭化水素の例として、例えば直鎖状又は分枝状炭化水素、例えば、鉱油(例えば流動パラフィン)、パラフィン、ワセリン又はペトロラタム、ナフタレン等;水添ポリイソブテン、イソエイコサン、ポリデセン、パールリーム等の水添ポリイソブテン、及びデセン/ブテンコポリマー;並びにこれらの混合物を挙げることができる。
脂肪族炭化水素の他の例として、直鎖状若しくは分枝状又は場合により環状のC6〜C16低級アルカンを挙げることもできる。挙げることができる例には、ヘキサン、ウンデカン、ドデカン、トリデカン、並びにイソパラフィン、例えばイソヘキサデカン、イソドデカン及びイソデカンが含まれる。
合成グリセリドの例として、例えば、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、例えば、Stearineries Dubois社により販売されているもの、又はDynamit Nobel社によりMiglyol(登録商標)810、812及び818の名称で販売されているものを挙げることができる。
シリコーン油の例として、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルヒドロゲンポリシロキサン等の直鎖状オルガノポリシロキサン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状オルガノポリシロキサン;及びこれらの混合物を挙げることができる。
植物油の例として、例えば、亜麻仁油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、ヒマワリ油、アンズ油、ダイズ油、アララ(arara)油、ヘーゼルナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、アボカド油、サザンカ油、ヒマシ油、サフラワー油、ホホバ油、ヒマワリ油、アーモンド油、ブドウ種子油、ゴマ油、ピーナッツ油、及びこれらの混合物を挙げることができる。
動物油の例として、例えば、スクワレン、ペルヒドロスクワレン及びスクワランを挙げることができる。
有利なことには、上記の動物油又は植物油及び合成グリセリドとは異なる、脂肪酸及び/又は脂肪族アルコールのエステルの例として、飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC1〜C26脂肪族の一酸又は多酸のエステル、及び飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC1〜C26脂肪族の一価アルコール又は多価アルコールのエステルを特に挙げることができ、エステルの総炭素数は10以上である。
モノエステルの中では、以下を挙げることができる。ベヘン酸ジヒドロアビエチル;ベヘン酸オクチルドデシル;ベヘン酸イソセチル;乳酸セチル;乳酸C12〜C15アルキル;乳酸イソステアリル;乳酸ラウリル;乳酸リノレイル;乳酸オレイル;オクタン酸(イソ)ステアリル;オクタン酸イソセチル;オクタン酸オクチル;オクタン酸セチル;オレイン酸デシル;イソステアリン酸イソセチル;ラウリン酸イソセチル;ステアリン酸イソセチル;オクタン酸イソデシル;オレイン酸イソデシル;イソノナン酸イソノニル;パルミチン酸イソステアリル;リシノール酸メチルアセチル;ステアリン酸ミリスチル;イソノナン酸オクチル;イソノナン酸2-エチルヘキシル;パルミチン酸オクチル;ペラルゴン酸オクチル;ステアリン酸オクチル;エルカ酸オクチルドデシル;エルカ酸オレイル;パルミチン酸エチル及びパルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、パルミチン酸2-オクチルデシル、ミリスチン酸アルキル、例えば、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸セチル、ミリスチン酸2-オクチルドデシル、ミリスチン酸ミリスチル又はミリスチン酸ステアリル等、ステアリン酸ヘキシル、ステアリン酸ブチル、及びステアリン酸イソブチル;リンゴ酸ジオクチル;ラウリン酸ヘキシル;並びにラウリン酸2-ヘキシルデシル。
更に、これの変形形態に関して、C4〜C22ジカルボン酸又はトリカルボン酸とC1〜C22アルコールとのエステル、及びモノ-、ジ-又はトリカルボン酸とC2〜C26ジ-、トリ-、テトラ-又はペンタヒドロキシアルコールとのエステルも使用することができる。
特に、次のものを挙げることができる。セバシン酸ジエチル;セバシン酸ジイソプロピル;アジピン酸ジイソプロピル;アジピン酸ジ-n-プロピル;アジピン酸ジオクチル;アジピン酸ジイソステアリル;マレイン酸ジオクチル;ウンデシレン酸グリセリル;ステアロイルオキシステアリン酸オクチルドデシル;モノリシノール酸ペンタエリスリチル;テトライソノナン酸ペンタエリスリチル;テトラペラルゴン酸ペンタエリスリチル;テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル;テトラオクタン酸ペンタエリスリチル;ジカプリル酸プロピレングリコール;ジカプリン酸プロピレングリコール;エルカ酸トリデシル;クエン酸トリイソプロピル;クエン酸トリイソステアリル;三乳酸グリセリル;トリオクタン酸グリセリル;クエン酸トリオクチルドデシル;クエン酸トリオレイル;ジオクタン酸プロピレングリコール;ジヘプタン酸ネオペンチルグリコール;ジイソノナン酸ジエチレングリコール;及びジステアリン酸ポリエチレングリコール。
上記のエステルの中で、以下を使用することが好ましい。パルミチン酸エチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸ミリスチル、パルミチン酸セチル又はパルミチン酸ステアリル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、パルミチン酸2-オクチルデシル、ミリスチン酸アルキル、例えば、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸セチル若しくはミリスチン酸2-オクチルドデシル等、ステアリン酸ヘキシル、ステアリン酸ブチル、ステアリン酸イソブチル、リンゴ酸ジオクチル、ラウリン酸ヘキシル、ラウリン酸2-ヘキシルデシル、イソノナン酸イソノニル又はオクタン酸セチル。
組成物は、脂肪エステルとして、C6〜C30、好ましくはC12〜C22の脂肪酸の糖エステル及びジエステルを含むこともできる。「糖」という用語が、アルデヒド又はケトン官能基の有無にかかわらず、数個のアルコール官能基を含有し、少なくとも4個の炭素原子を含有する、酸素含有の炭化水素系化合物を意味することが思い出される。これらの糖は、単糖、オリゴ糖又は多糖とすることができる。
挙げることができる好適な糖の例には、スクロース(又はサッカロース)、グルコース、ガラクトース、リボース、フルクトース、マルトース、マンノース、アラビノース、キシロース及びラクトース、並びにこれらの誘導体、特に、メチル誘導体等のアルキル誘導体、例えばメチルグルコースが含まれる。
脂肪酸の糖エステルは、前述の糖と、直鎖状若しくは分枝状で飽和若しくは不飽和のC6〜C30、好ましくはC12〜C22の脂肪酸とのエステル又はエステル混合物を含む群から特に選択することができる。脂肪酸が不飽和の場合、これらの化合物は1〜3個の共役又は非共役の炭素-炭素二重結合を含むことができる。
この変形形態によるエステルは、モノ-、ジ-、トリ-、テトラエステル及びポリエステル、並びにこれらの混合物から選ぶこともできる。
これらのエステルは、例えば、オレイン酸エステル、ラウリン酸エステル、パルミチン酸エステル、ミリスチン酸エステル、ベヘン酸エステル、ヤシ脂肪酸エステル、ステアリン酸エステル、リノール酸エステル、リノレン酸エステル、カプリン酸エステル及びアラキドン酸エステル、又はこれらの混合物、例えば、特に、オレオ-パルミチン酸、オレオ-ステアリン酸及びパルミト-ステアリン酸混合エステルから選ぶことができる。
モノエステル及びジエステル、特に、スクロース、グルコース又はメチルグルコースのモノ-又はジオレイン酸エステル、ステアリン酸エステル、ベヘン酸エステル、オレオパルミチン酸エステル、リノール酸エステル、リノレン酸エステル及びオレオステアリン酸エステルを使用することが更に特に好ましい。
挙げることができる例は、Amerchol社によりGlucate(登録商標)DOの名称で販売されている製品であり、これはジオレイン酸メチルグルコースである。
また、挙げることができる糖と脂肪酸とのエステル又はエステル混合物の例には、以下が含まれる。
- Crodesta社によりF160、F140、F110、F90、F70及びSL40の名称で販売されている製品で、それぞれ、モノエステル73%並びにジエステル及びトリエステル27%から、モノエステル61%並びにジエステル、トリエステル及びテトラエステル39%から、モノエステル52%並びにジエステル、トリエステル及びテトラエステル48%から、モノエステル45%並びにジエステル、トリエステル及びテトラエステル55%から、モノエステル39%並びにジエステル、トリエステル及びテトラエステル61%から形成されたパルミトステアリン酸スクロース、並びにモノラウリン酸スクロースを示すもの、
- 例えば、参照番号B370で、モノエステル20%及びジ-トリエステル-ポリエステル80%から形成されたベヘン酸スクロースに相当する、Ryoto Sugar Estersの名称で販売されている製品、並びに
- Goldschmidt社によりTegosoft(登録商標)PSEの名称で販売されているモノ-ジパルミト-ステアリン酸スクロース。
脂肪質は、少なくとも1種の脂肪族アルコールとすることができる。「脂肪族アルコール」という用語は、本明細書では、任意の飽和又は不飽和で直鎖状又は分枝状のC8〜C30脂肪族アルコールを意味し、任意選択で、特に1個又は複数個のヒドロキシル基(特に1〜4個)で置換されているものである。それらが不飽和の場合、これら化合物は1〜3個の共役又は非共役の炭素-炭素二重結合を含むことができる。
C8〜C30脂肪族アルコールの中でも、例えば、C12〜C22脂肪族アルコールを使用する。これらのうち、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、リノレイルアルコール、ウンデシレニルアルコール、パルミトレイルアルコール、リノレニルアルコール、ミリスチルアルコール、アラキドニルアルコール及びエルシルアルコール、並びにそれらの混合物を挙げることができる。一実施形態では、セチルアルコール、ステアリルアルコール、又はそれらの混合物(例えばセテアリルアルコール)、及びミリスチルアルコールを、固体状の脂肪質として使用できる。別の実施形態では、イソステアリルアルコールを、液状の脂肪質として使用できる。
脂肪質はロウとすることができる。本明細書において「ロウ」とは、脂肪質が室温(25℃)において大気圧(760mmHg)下で実質的に固体の形態であり、一般に35℃以上の融点を有するものを意味する。ロウ状脂肪質として、一般に化粧品に使用されるロウを、単独で、又は組み合わせて使用することができる。
例えば、ロウは、カルナウバロウ、マイクロクリスタリンワックス、オゾケライト、水添ホホバ油、New Phase Technologies社により「Performalene 400 Polyethylene」の名称で販売されているワックス等のポリエチレンワックス、シリコーンワックス、例えば、Goldschmidt社により「Abil Wax 9810」の名称で販売されている製品等のポリ(C24〜C28)アルキルメチルジメチルシロキサン、パーム脂、Kester Keunen社により「Kester Wax K82H」の名称で販売されているステアリン酸C20〜C40アルキル、安息香酸ステアリル、セラックロウ及びこれらの混合物から選ぶことができる。例えば、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、オゾケライト、水添ホホバ油及びポリエチレンワックスから選ばれるロウが使用される。少なくとも一実施形態では、ロウは、好ましくは、キャンデリラロウ及びオゾケライト並びにこれらの混合物から選ばれる。
脂肪質として、鉱油が好ましい。
(c)脂肪質の量は、本発明による組成物の総質量に対して、20質量%以上、好ましくは30質量%以上、より好ましくは35質量%以上、より一層好ましくは40質量%以上である。
好ましい実施形態では、本発明による組成物は、組成物の量に対して、酸化剤なしで40質量%以上の脂肪質を含有し、酸化剤混合後、(c)脂肪質の量は、20質量%以上、好ましくは25質量%以上である。
(d)界面活性剤
本発明による組成物は、少なくとも1種の(d)界面活性剤を含む。
任意の界面活性剤を、本発明で使用できる。本発明において使用される界面活性剤は、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤からなる群から選択できる。単一の種類の界面活性剤、又は異なる種類の界面活性剤の組合せを使用することができる。一実施形態では、「界面活性剤」は、添加剤なしに、水で泡沫を形成することが可能である。
界面活性剤は、より好ましくは、少なくとも1種の陰イオン性界面活性剤、少なくとも1種の両性界面活性剤、及び少なくとも1種の非イオン性界面活性剤の組合せとすることができる。
(d)界面活性剤の総量は、組成物の総質量に対して、0.1質量%〜25質量%、好ましくは0.5質量%〜20質量%、より好ましくは1質量%〜15質量%とすることができる。
(陰イオン性界面活性剤)
本発明によれば、陰イオン性界面活性剤の種類は限定されない。陰イオン性界面活性剤は、(C6〜C30)アルキル硫酸塩、(C6〜C30)アルキルエーテル硫酸塩、(C6〜C30)アルキルアミドエーテル硫酸塩、アルキルアリールポリエーテル硫酸塩及びモノグリセリド硫酸塩;(C6〜C30)アルキルスルホン酸塩、(C6〜C30)アルキルアミドスルホン酸塩、(C6〜C30)アルキルアリールスルホン酸塩、α-オレフィンスルホン酸塩及びパラフィンスルホン酸塩;(C6〜C30)アルキルリン酸塩、(C6〜C30)アルキルスルホコハク酸塩、(C6〜C30)アルキルエーテルスルホコハク酸塩及び(C6〜C30)アルキルアミドスルホコハク酸塩;(C6〜C30)アルキルスルホ酢酸塩;(C6〜C24)アシルサルコシン酸塩;(C6〜C24)アシルグルタミン酸塩;(C6〜C30)アルキルポリグリコシドカルボン酸エーテル;(C6〜C30)アルキルポリグリコシドスルホコハク酸塩;(C6〜C30)アルキルスルホスクシナメート;(C6〜C24)アシルイセチオン酸塩;N-(C6〜C24)アシルタウリン酸塩;C6〜C30脂肪酸塩;ヤシ油酸塩又は水添ヤシ油酸塩;(C8〜C20)アシルラクチル酸塩;(C6〜C30)アルキル-D-ガラクトシドウロン酸塩;ポリオキシアルキレン化(C6〜C30)アルキルエーテルカルボン酸塩;ポリオキシアルキレン化(C6〜C30)アルキルアリールエーテルカルボン酸塩;及びポリオキシアルキレン化(C6〜C30)アルキルアミドエーテルカルボン酸塩からなる群から選択されることが好ましい。
少なくとも一実施形態では、陰イオン性界面活性剤は塩の形態であり、例えば、アルカリ金属(例えばナトリウム)の塩、アルカリ土類金属(例えばマグネシウム)の塩、アンモニウム塩、アミン塩、及びアミノアルコール塩等である。条件によっては、陰イオン性界面活性剤は酸の形態とすることができる。
陰イオン性界面活性剤は、(C6〜C30)アルキル硫酸の塩から選択されることがより好ましい。
陰イオン性界面活性剤の量は、組成物の総質量に対して、0.01質量%〜20質量%、好ましくは0.1質量%〜15質量%、より好ましくは0.3質量%〜8質量%とすることができる。
(両性界面活性剤)
本発明によれば、両性界面活性剤の種類は限定されない。両性(又は双性イオン性)界面活性剤は、例えば、アミン誘導体(例えば、脂肪族の第二級又は第三級アミン、及び任意選択で四級化されたアミン誘導体)とすることができ、その中で、脂肪族基は、8〜22個の炭素原子を含み、水に可溶の少なくとも1種の陰イオン基(例えば、カルボン酸イオン、スルホン酸イオン、硫酸イオン、リン酸イオン又はホスホン酸イオン)を含有する直鎖状又は分枝状の鎖である。
両性界面活性剤は、好ましくはベタイン及びアミドアミンカルボキシル化誘導体からなる群から選択することができる。
ベタイン型両性界面活性剤は、好ましくは、アルキルベタイン、アルキルアミドアルキルベタイン、スルホベタイン、ホスホベタイン及びアルキルアミドアルキルスルホベタイン、特に、(C8〜C24)アルキルベタイン、(C8〜C24)アルキルアミド(C1〜C8)アルキルベタイン、スルホベタイン、並びに(C8〜C24)アルキルアミド(C1〜C8)アルキルスルホベタインからなる群から選択される。一実施形態では、ベタイン型の両性界面活性剤は、(C8〜C24)アルキルベタイン、(C8〜C24)アルキルアミド(C1〜C8)アルキルスルホベタイン、スルホベタイン及びホスホベタインから選ばれる。
挙げることができる非限定的な例には、CTFA辞典、第9版、2002年において、ココベタイン、ラウリルベタイン、セチルベタイン、ココ/オレアミドプロピルベタイン、コカミドプロピルベタイン、パルミトアミドプロピルベタイン、ステアルアミドプロピルベタイン、コカミドエチルベタイン、コカミドプロピルヒドロキシスルタイン、オレアミドプロピルヒドロキシスルタイン、ココヒドロキシスルタイン、ラウリルヒドロキシスルタイン及びココスルタインの名称で分類されている化合物が、単独で又は混合物として含まれる。
ベタイン型両性界面活性剤は、好ましくはアルキルベタイン及びアルキルアミドアルキルベタインであり、特に、ココベタイン及びコカミドプロピルベタインである。
アミドアミンカルボキシル化誘導体の中では、Miranolの名称で販売されている製品を挙げることができ、これは、米国特許第2,528,378号及び同第2,781,354号に記載されており、CTFA辞典、第3版、1982年においてアンホカルボキシグリシネート及びアンホカルボキシプロピオネートの名称で分類されている(これらの開示は参照により本明細書に組み込まれる)。
両性界面活性剤は、(C8〜C24)-アルキルアンホモノアセテート、(C8〜C24)アルキルアンホジアセテート、(C8〜C24)アルキルアンホモノプロピオネート、及び(C8〜C24)アルキルアンホジプロピオネートから選択することができる。
これらの化合物は、CTFA辞典、第5版、1993年において、ココアンホニ酢酸二ナトリウム、ラウロアンホニ酢酸二ナトリウム、カプリルアンホ二酢酸二ナトリウム、カプリロアンホ二酢酸二ナトリウム、ココアンホジプロピオン酸二ナトリウム、ラウロアンホプロピオン酸二ナトリウム、カプリルアンホジプロピオン酸二ナトリウム、カプリルアンホジプロピオン酸二ナトリウム、ラウロアンホジプロピオン酸及びココアンホジプロピオン酸の名称で分類されている。
例として、Rhodia Chimie社によりMiranol(登録商標)C2M縮合物という商品名で販売されているココアンホ二酢酸塩を挙げることができる。
両性界面活性剤の量は、本発明による組成物の総質量に対して、0.01質量%〜20質量%、好ましくは0.1質量%〜15質量%、より好ましくは1質量%〜10質量%とすることができる。
(陽イオン性界面活性剤)
本発明によれば、陽イオン性界面活性剤の種類は限定されない。陽イオン性界面活性剤は、任意選択でポリオキシアルキレン化された、第一級、第二級又は第三級脂肪アミン塩、第四級アンモニウム塩、並びにこれらの混合物からなる群から選択することができる。
挙げることができる第四級アンモニウム塩の例には、アルキル第四級アンモニウム塩、例えば、ジアシルオキシエチル-ジメチルアンモニウムの塩化物及びメチル硫酸塩、ジアシルオキシエチルヒドロキシエチル-メチルアンモニウムの塩化物及びメチル硫酸塩、モノアシルオキシエチルジヒドロキシエチル-メチルアンモニウムの塩化物及びメチル硫酸塩、トリアシルオキシエチル-メチルアンモニウムの塩化物及びメチル硫酸塩、モノアシルオキシエチル-ヒドロキシエチル-ジメチル-アンモニウムの塩化物及びメチル硫酸塩、並びにこれらの混合物が含まれる。一実施形態では、アシル基は、14〜18個の炭素原子を含んでもよく、例えば、植物油、例えばパーム油及びヒマワリ油に由来するものでもよい。化合物が数個のアシル基を含むとき、これらのアシル基は、同一であっても異なっていてもよい。
これらの生成物は、例えば、任意選択でオキシアルキレン化したトリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、アルキルジエタノールアミン若しくはアルキルジイソプロパノールアミンを、脂肪酸に若しくは植物若しくは動物由来の脂肪酸混合物に直接エステル化することによって、又はそれらのメチルエステルをエステル交換することによって得ることができる。このエステル化の後に、アルキル化剤を使用して四級化してもよく、該アルキル化剤は、ハロゲン化アルキル、例えば、ハロゲン化メチル及びハロゲン化エチル;硫酸ジアルキル、例えば硫酸ジメチル及び硫酸ジエチル;メタンスルホン酸メチル;パラ-トルエンスルホン酸メチル;グリコールクロロヒドリン;並びにグリセロールクロロヒドリンから選ばれる。
かかる化合物は、例えば、Cognis社によりDehyquart(登録商標)の名称で、Stepan社によりStepanquat(登録商標)の名称で、Ceca社によりNoxamium(登録商標)の名称で、Rewo-Goldschmidt社により「Rewoquat(登録商標)WE 18」の名称で販売されている。
本発明による組成物は、例えば、質量の大部分がジエステル塩を占める、第四級アンモニウムモノ-、ジ-及びトリ-エステル塩の混合物を含むことができる。
本発明による組成物に使用することができるアンモニウム塩の他の非限定的な例には、米国特許第4,874,554号及び同第4,137,180号に記載されている、少なくとも1個のエステル官能基を含むアンモニウム塩が含まれる。
本発明による組成物に使用することができる上記の第四級アンモニウム塩には、これに限定されないが、式(I)に相当するものが含まれる。例えば、塩化テトラアルキルアンモニウム、例えば、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム及び塩化アルキルトリメチルアンモニウム(ここでアルキル基は約12〜22個の炭素原子を含む)、例えば、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム及び塩化ベンジルジメチルステアリルアンモニウム;塩化パルミチルアミドプロピルトリメチルアンモニウム;並びにVan Dyk社により「Ceraphyl(登録商標)70」の名称で販売されている、塩化ステアルアミドプロピルジメチル(酢酸ミリスチル)アンモニウムがある。
一実施形態によれば、本発明の組成物に使用することができる陽イオン性界面活性剤は、第四級アンモニウム塩から、例えば、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化セチルトリメチルアンモニウム、クオタニウム-83、クオタニウム-87、クオタニウム-22、塩化ベヘニルアミドプロピル-2,3-ジヒドロキシプロピルジメチルアンモニウム、塩化パルミチルアミドプロピルトリメチルアンモニウム、及びステアルアミドプロピルジメチルアミンから選ばれる。
陽イオン性界面活性剤の量は、存在する場合、本発明による組成物の総質量に対して、0.01質量%〜20質量%、好ましくは0.1質量%〜15質量%、より好ましくは0.3質量%〜8質量%とすることができる。
(非イオン性界面活性剤)
本発明によれば、非イオン性界面活性剤の種類は限定されない。非イオン性界面活性剤は、元来よく知られている化合物である(例えばこの点に関しては、「Handbook of Surfactants」M.R.Porter著、Blackie & Son出版社(グラスゴー及びロンドン)、1991年、116〜178頁を参照されたい)。このため、非イオン性界面活性剤は、例えば、ポリエトキシ化、ポリプロポキシ化又はポリグリセロール化され、例えば8から18個の炭素原子を含む少なくとも1つの脂肪鎖を有する、アルコール、α-ジオール、アルキルフェノール及び脂肪酸のエステルから選ぶことができ、エチレンオキシド基又はプロピレンオキシド基の数は2〜50個の範囲とし、グリセロール基の数は2〜30個の範囲とすることが可能である。マルトース誘導体も挙げることができる。限定はしないが、次を挙げることもできる。エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドのコポリマー;エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドと脂肪族アルコールとの縮合物;例えば2〜30molのエチレンオキシドを含むポリエトキシ化脂肪アミド;例えば1〜5個の、例えば1.5〜4個のグリセロール基を含むポリグリセロール化脂肪アミド;2〜30molのエチレンオキシドを含む、ソルビタンのエトキシ化脂肪酸エステル;植物由来のエトキシ化油;スクロースの脂肪酸エステル;ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル;グリセロールの脂肪酸モノエステル若しくはジエステル;(C6〜C24)アルキルポリグリコシド;N-(C6〜C24)アルキルグルカミン誘導体、アミンオキシド、例えば(C10〜C14)アルキルアミンオキシド又はN-(C10〜C14)アシルアミノプロピルモルホリンオキシド;並びにこれらの混合物。
非イオン性界面活性剤は、モノオキシアルキレン化又はポリオキシアルキレン化され、モノグリセロール化又はポリグリセロール化された、非イオン性界面活性剤から好ましくは選ぶことができる。オキシアルキレン単位は、より特定すると、オキシエチレン単位若しくはオキシプロピレン単位、又はこれらの組合せ、好ましくはオキシエチレン単位である。
挙げることができるオキシアルキレン化非イオン性界面活性剤の例には、とりわけ単独で又は混合物として、以下が含まれる:オキシアルキレン化(C8〜C24)アルキルフェノール;飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状のオキシアルキレン化C8〜C30アルコール;飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状のオキシアルキレン化C8〜C30アミド;飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状のC8〜C30酸とポリエチレングリコールとのエステル;飽和又は不飽和の、直鎖状又は分枝状のC8〜C30酸とソルビトールとのポリオキシアルキレン化エステル;飽和又は不飽和の、オキシアルキレン化植物油;エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドの縮合物。
界面活性剤は、1〜100の間、好ましくは2〜50の間のモル数のエチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドを含有する。有利には、非イオン性界面活性剤は、オキシプロピレン単位をいずれも含まない。
本発明の好ましい一実施形態によれば、オキシアルキレン化非イオン性界面活性剤は、オキシエチレン化C8〜C30アルコール又はエトキシ化脂肪エステルから選択される。
挙げることができるエトキシ化(オキシエチレン化)脂肪族アルコール(又はC8〜C30アルコール)の例には、以下が含まれる。ラウリルアルコールのエチレンオキシド付加物、特に、9〜50個のオキシエチレン基を含有するもの、より特定すると、10〜12個のオキシエチレン基を含有するもの(CTFA名ではラウレス-10からラウレス-12);ベヘニルアルコールのエチレンオキシド付加物、特に、9〜50個のオキシエチレン基を含有するもの(CTFA名ではベヘネス-9からベヘネス-50);セテアリルアルコール(セチルアルコールとステアリルアルコールとの混合物)のエチレンオキシド付加物、特に、10〜30個のオキシエチレン基を含有するもの(CTFA名ではセテアレス-10からセテアレス-30);セチルアルコールのエチレンオキシド付加物、特に、10〜30個のオキシエチレン基を含有するもの(CTFA名ではセテス-10からセテス-30);ステアリルアルコールのエチレンオキシド付加物、特に、10〜30個のオキシエチレン基を含有するもの(CTFA名ではステアレス-10からステアレス-30);イソステアリルアルコールのエチレンオキシド付加物、特に、10〜50個のオキシエチレン基を含有するもの(CTFA名ではイソステアレス-10からイソステアレス-50);及びこれらの混合物。
挙げることができるエトキシ化脂肪エステルの例には、以下が含まれる。ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸又はベヘニン酸のエステルのエチレンオキシド付加物、及びこれらの混合物、特に、9〜50個のオキシエチレン基を含有するもの、例えば、PEG-9〜PEG-50ラウリン酸エステル(CTFA名では:ラウリン酸PEG-9からラウリン酸PEG-50)、PEG-9〜PEG-50パルミチン酸エステル(CTFA名では:パルミチン酸PEG-9からパルミチン酸PEG-50)、PEG-9〜PEG-50ステアリン酸エステル(CTFA名では:ステアリン酸PEG-9からステアリン酸PEG-50)、PEG-9〜PEG-50パルミトステアリン酸エステル、PEG-9〜PEG-50ベヘン酸エステル(CTFA名では:ベヘン酸PEG-9からベヘン酸PEG-50)、及びこれらの混合物。
これらの脂肪族アルコール及び脂肪エステルのオキシエチレン化誘導体の混合物を使用することもできる。
本発明の好ましい一実施形態によれば、本発明による組成物は、少なくとも1種のエトキシ化脂肪族アルコールを含む。
モノグリセロール化又はポリグリセロール化非イオン性界面活性剤の例として、モノグリセロール化又はポリグリセロール化C8〜C40アルコールが好ましくは使用される。
特に、モノグリセロール化又はポリグリセロール化C8〜C40アルコールは、次式:
RO-[CH2-CH(CH2OH)-O]m-H又はRO-[CH(CH2OH)-CH2O]m-H
[式中、Rは、直鎖状又は分枝状のC8〜C40、好ましくはC8〜C30アルキル又はアルケニル基を表し、mは、1〜30、好ましくは1〜10の範囲の数を表す]
に相当する。
本発明に関して好適な化合物の例として、以下を挙げることができる。4molのグリセロールを含有するラウリルアルコール(INCI名:ポリグリセリル-4ラウリルエーテル)、1.5molのグリセロールを含有するラウリルアルコール、4molのグリセロールを含有するオレイルアルコール(INCI名:ポリグリセリル-4オレイルエーテル)、2molのグリセロールを含有するオレイルアルコール(INCI名:ポリグリセリル-2オレイルエーテル)、2molのグリセロールを含有するセテアリルアルコール、6molのグリセロールを含有するセテアリルアルコール、6molのグリセロールを含有するオレオセチルアルコール、及び6molのグリセロールを含有するオクタデカノール。
アルコールは、mの値が統計値を表すのと同様に、アルコールの混合物を表す場合があり、このことは、市販品の中には、幾つかの種のポリグリセロール化脂肪族アルコールが混合物の形態で共存している場合があることを意味する。
モノグリセロール化又はポリグリセロール化アルコールの中で、1molのグリセロールを含有するC8/C10アルコール、1molのグリセロールを含有するC10/C12アルコール、及び1.5molのグリセロールを含有するC12アルコールを使用することがより格段に好ましい。
好ましくは、非イオン性界面活性剤は、HLBが8〜18の非イオン性界面活性剤とすることができる。HLBとは、分子中の親水性部分と親油性部分の間の比である。HLBという用語は、当業者に周知であり、「The HLB system. A time-saving guide to emulsifier selection」(ICI Americas Inc.社発行、1984年)に記載されている。
非イオン性界面活性剤の量は、本発明による組成物の総質量に対して、0.01〜20質量%、好ましくは0.05〜15質量%、より好ましくは0.1〜10質量%とすることができる。
好ましくは、本発明による組成物は、少なくとも1種の陰イオン性界面活性剤、少なくとも1種の両性界面活性剤、及び少なくとも1種の非イオン性界面活性剤を含有する。一実施形態では、本発明による組成物は、本発明による組成物の総質量に対して、陰イオン性界面活性剤を0.01質量%〜20質量%、好ましくは0.1質量%〜15質量%、より好ましくは0.3質量%〜8質量%の範囲の量で;両性界面活性剤を0.01質量%〜20質量%、好ましくは0.1質量%〜15質量%、より好ましくは1質量%〜10質量%の範囲の量で;及び非イオン性界面活性剤を0.01質量%〜20質量%、好ましくは0.05質量%〜15質量%、より好ましくは0.1質量%〜10質量%の範囲の量で含有する。
任意選択
(e)染料
例えば、毛髪等のケラチン繊維を染色する目的のために、本発明による組成物は、少なくとも1種の染料を含むことができる。単一の種類の染料、又は異なる種類の染料の組合せを使用することができる。
一実施形態では、染料は酸化染料とすることができる。酸化染料は、酸化ベース、酸化カップラー、及びそれらの酸付加塩から選択できる。
酸化ベースは、酸化染色において従来知られているものから、好ましくは、オルト-及びパラ-フェニレンジアミン、二重塩基、オルト-及びパラ-アミノフェノール、複素環塩基、並びにそれらの酸付加塩からなる群から選択できる。
酸化染料は、酸化染色において従来知られているものから、好ましくは、メタ-フェニレンジアミン、メタ-アミノフェノール、メタ-ジフェノール、ナフトール、複素環カップラー、及びそれらの酸付加塩からなる群から選択できる酸化カップラーとすることができる。
複素環カップラーは、インドール誘導体、インドリン誘導体、セサモール及びその誘導体、ピリジン誘導体、ピラゾロトリアゾール誘導体、ピラゾロン、インダゾール、ベンズイミダゾール、ベンゾチアゾール、ベンゾキサゾール、1,3-ベンゾジオキソール、キノリン、並びにそれらの酸付加塩からなる群から選択できる。
一般に、酸化ベース及びカップラーの酸付加塩は、特に、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、乳酸塩及び酢酸塩から選ばれる。
酸化染料は、存在する場合、より詳細には、組成物の総質量に対して、0.0001質量%〜20質量%、好ましくは0.005質量%〜15質量%、より好ましくは0.005質量%〜10質量%を占める。
一実施形態では、染料は直接染料とすることができる。直接染料は、イオン種及び非イオン種、好ましくは陽イオン種又は非イオン種から選択できる。
挙げることができる好適な直接染料の例には、以下の直接染料が含まれる。即ち、単独で又は混合物として、アゾ染料、メチン染料、カルボニル染料、アジン染料、ニトロ(ヘテロ)アリール染料、トリ(ヘテロ)アリールメタン染料、ポルフィリン染料、フタロシアニン染料及び天然直接染料である。
直接染料は、存在する場合、より詳細には、組成物の総質量に対して、0.0001質量%〜10質量%、好ましくは0.005質量%〜5質量%を占める。
(f)酸化剤
本発明による組成物は、少なくとも1種の(f)酸化剤を更に含むことができる。単一の種類の酸化剤、又は異なる種類の酸化剤の組合せを使用することができる。
酸化剤は、過酸化水素、過酸化塩(peroxygenated salt)、及び加水分解によって過酸化水素を生成することができる化合物から選ぶことができる。例えば、酸化剤は、過酸化水素水溶液、過酸化尿素、アルカリ金属臭素酸塩及びフェリシアン化物、並びに過ホウ酸塩及び過硫酸塩等の過酸塩から選ぶことができる。酸化剤は過酸化水素であることが好ましい。
酸化剤の量は、存在する場合、本発明による組成物の総質量に対して、0.1質量%〜15質量%、好ましくは0.5質量%〜10質量%、より好ましくは1質量%〜5質量%とすることができる。
一実施形態では、酸化剤は、別個の組成物(酸化組成物)中に存在できる。
(g)泡沫安定剤
本発明による組成物は、少なくとも1種の(g)泡沫安定剤を更に含んでもよい。単一の種類の泡沫安定剤、又は異なる種類の泡沫安定剤の組合せを使用することができる。
本発明による組成物により形成される泡沫を安定化できる任意の物質を、泡沫安定剤として使用できる。
泡沫安定剤は、親水性又は親油性の有機又は無機ポリマー及び非ポリマーから選択される、レオロジー調整剤とすることができる。
レオロジー調整剤として、例えば、以下を挙げることができる。即ち、三次構造の部分又は完全架橋エラストマーオルガノポリシロキサン、例えば、信越化学工業株式会社によりKSG6、KSG16及びKSG18の名称、Dow Corning社によりTrefil E-505C又はTrefil E23 506Cの名称、Grant Industries社によりGransil SR-CYC、SR DMF10、SR-DC556、SR 5CYC gel、SR DMF 10 gel及びSR DC 556 gelの名称、及びGeneral Electric社によりSF 1204及びJK 113の名称で販売されているもの;並びに約6000の質量平均分子量を有する、エチレンジアミンと縮合させたC36二酸のコポリマー、例えばArizona Chemicalにより名称Uniclear 80及びUniclear 100で販売されている化合物;並びにシリコーンゴム、例えば100000センチストーク以上の粘度を有するPDMSである。
レオロジー調整剤は、好ましくは、有機親和性粘土;ヒュームドシリカ;脂肪酸アミド;増粘性ポリマー、例えば、セルロースポリマー、ガラクトマンナン及びその誘導体、微生物由来のガム、アクリル酸又はアクリルアミドプロパンスルホン酸架橋ホモポリマー;会合性ポリマー;並びにそれらの混合物から選ぶことができる。
有機親和性粘土及びヒュームドシリカとして、例えば、以下を挙げることができる。即ち、任意選択により変性した粘土、例えば、C10〜C22脂肪酸塩化アンモニウムで変性したヘクトライト、例えばジステアリルジメチルアンモニウムクロリドで変性したヘクトライト;及び任意選択で疎水性表面処理を受けた、粒径1μm未満の焼成シリカである。
脂肪酸アミドとして、その構造中に少なくとも6個の炭素原子を含む少なくとも1つの炭化水素系鎖を含む、任意のアミドを使用できる。脂肪酸アミドは、アルカノールアミンのアミド及び飽和又は不飽和の直鎖状又は分枝状C8〜C30脂肪酸のアミドに由来する化合物から選ぶことができ、このアルカノールアミン及び/又は脂肪酸は、任意選択でオキシアルキレン化されており、より詳細には、1〜50molのエチレンオキシドでオキシアルキレン化されている。
脂肪酸アミドは、好ましくは、C2〜C10アルカノールアミン及びC14〜C30脂肪酸のアミドから選ばれ、より好ましくはC2〜C10アルカノールアミン及びC14〜C22脂肪酸のアミドから選ばれる。
セルロースポリマーとして、例えば、以下を挙げることができる。ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース及び四級化セルロース誘導体。
微生物由来のガムとして、非イオン性グアーガム、具体的には変性非イオン性グアーガム及び未変性非イオン性グアーガムを挙げることができる。
未変性非イオン性グアーガムは、例えば、Unipectine社によりVidogum GH 175の名称、Rhodia Chimie社によりMeypro-Guar 50及びJaguar Cの名称で販売されている製品である。
変性非イオン性グアーガムは、特にC1〜C6ヒドロキシアルキル基で変性されている。
ヒドロキシアルキル基の中で挙げられるのは、例えば、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル及びヒドロキシブチル基である。
これらヒドロキシアルキル化グアーガムは先行技術において良く知られており、例えば、対応するアルケン酸化物、例えば酸化プロピレンをグアーガムと反応させ、ヒドロキシプロピル基で変性されたグアーガムを得ることにより調製できる。
グアーガム上に存在する遊離ヒドロキシル官能基の数により消費される酸化アルキレン分子の数に対応するヒドロキシアルキル化度は、好ましくは0.4〜1.2の範囲である。
任意選択でヒドロキシアルキル基で変性されたかかる非イオン性グアーガムは、例えば、Rhodia Chimie社によりJaguar HP8、Jaguar HP60、Jaguar HP120、Jaguar DC 293及びJaguar HP 105の商品名で、又はAqualon社によりGalactasol 4H4FD2の名称で販売されている。
また好適であるのは、少なくとも1つのC6〜C30脂肪鎖を含む基で変性されたヒドロキシアルキル基、より詳細には、ヒドロキシプロピル基で変性された非イオン性グアーガムである。かかる化合物の例として、とりわけ、Lamberti社により販売されている製品Esaflor HM 22(登録商標)(C22アルキル鎖)、並びにRhone-Poulenc社により販売されている製品RE210-18(登録商標)(C14アルキル鎖)及びRE205-1(登録商標)(C20アルキル鎖)を挙げることができる。
アクリル酸又はアクリルアミドプロパンスルホン酸架橋ホモポリマーとして、例えば、糖系のアリル型アルコールエーテルで架橋されたアクリル酸ホモポリマー、例えば、Goodrich社によりCARBOPOL 980、981、954、2984及び5984の名称で販売されている製品、及び3 VSA社によりSYNTHALEN M及びSYNTHALEN Kの名称で販売されている製品;架橋アクリルアミドメタンスルホン酸ホモポリマー、架橋アクリルアミドエタンスルホン酸ホモポリマー、架橋アクリルアミドプロパンスルホン酸ホモポリマー、架橋2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸ホモポリマー、架橋2-メチルアクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸ホモポリマー、及び架橋2-アクリルアミド-n-ブタンスルホン酸ホモポリマーを挙げることができ、特に、架橋され、部分的に又は完全に中和されているポリ-2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸が、例えば独国特許第19625810号において記載され調製されている。
会合性ポリマーとして、その構造中に、少なくとも1つの脂肪鎖及び少なくとも1つの親水性部分を含む、任意の両親媒性ポリマーを使用することができる。
本開示による会合性ポリマーは、陰イオン性、陽イオン性、非イオン性及び両性ポリマーから選ぶことができる。
陰イオン性両親媒性ポリマーは、例えば文献EP-0216479に記載されており、同文献に記載されている乳化重合プロセスに従って調製される。
限定はしないが、挙げることができる会合性陰イオン性ポリマーには、オレフィン性不飽和カルボン酸型の少なくとも1つの親水性単位、及び不飽和カルボン酸型の(C10〜C30)アルキルエステルのみの少なくとも1つの疎水性単位を含む、陰イオン性ポリマーが含まれる。
更なる例には、米国特許第3,915,921号及び同第4,509,949号に記載され、これらに従って調製される陰イオン性ポリマーが含まれる。
限定はしないが、挙げることができる陽イオン性会合性ポリマーには、四級化セルロース誘導体、及び少なくとも1個のアミン側基を含むポリアクリレートが含まれる。
非イオン性会合性ポリマーは、以下のうち少なくとも1種から選ぶことができる。
少なくとも1つの脂肪鎖を含む基で修飾されているセルロース、例えば、少なくとも1つの脂肪鎖を含む基(アルキル基、例えば、C8〜C20アリールアルキル基及びアルキルアリール基等)で修飾されているヒドロキシエチルセルロース、例えば、Aqualon社により販売されているNatrosol Plus Grade 330 CS(C16アルキル)、
ポリアルキレングリコールアルキルフェニルエーテル基で修飾されているセルロース、
グアー、例えば、少なくとも1つの脂肪鎖、例えばアルキル鎖を含む基で修飾されている、ヒドロキシプロピルグアー、ビニルピロリドンと脂肪鎖疎水性モノマー残基とのコポリマー、
C1〜C6アルキルメタクリレート及びアクリレートから選ばれる少なくとも1つのモノマー残基と、少なくとも1つの脂肪鎖を含む両親媒性モノマー残基とのコポリマー、
親水性メタクリレート及びアクリレートから選ばれるモノマー残基と、少なくとも1つの脂肪鎖を含む疎水性モノマー残基とのコポリマー、例えばポリエチレングリコールメタクリレート/メタクリル酸ラウリルコポリマー、
会合性ポリウレタン、
及びこれらの混合物。
例えば、会合性ポリマーは、会合性ポリウレタンから選ぶことができる。
別の例では、会合性ポリウレタンは、通常ポリオキシエチレン性質の親水性ブロックと、脂肪族配列、脂環式配列及び芳香族配列から選ぶことができる疎水性ブロックとの両方を鎖の中に含む非イオン性ブロックコポリマーから選ぶことができる。
更に別の例として、使用することができるポリマーには、G.Fonnum、J.Bakke及びFk.Hansen著の論文--Colloid Polym. Sci 271号、380〜389頁(1993年)に記載されているものが含まれる。
更に、キサンタンガムを使用することができる。
泡沫安定剤は、より好ましくは、セルロースポリマー、グアー、とりわけ任意選択でヒドロキシアルキル基で変性された非イオン性グアーガム、及びキサンタンガムからなる群から選択できる。
泡沫安定剤の量は、存在する場合、本発明による組成物の総質量に対して、0.05質量%〜20質量%、好ましくは0.1質量%〜15質量%、より好ましくは0.5質量%〜10質量%とすることができる。
(h)他の構成要素
本発明による組成物は、水性媒体を含むことができる。本発明による組成物中の水性媒体は、水を含むことができる。水の量は、組成物の総質量に対して、80質量%未満、好ましくは3質量%〜75質量%、より好ましくは5質量%〜70質量%、より一層好ましくは10質量%〜50質量%とすることができる。
好ましい実施形態では、本発明による組成物は、組成物の量に対して、酸化剤なしで10質量%〜50質量%以上を含有し、酸化剤混合後、水の量は20質量%〜70質量%である。
水性媒体は、少なくとも1種の有機溶媒を更に含むことができる。有機溶媒は、好ましくは水混和性である。有機溶媒として、例えば以下を挙げることができる。即ち、C1〜C4アルカノール、例えばエタノール及びイソプロパノール;ポリオール及びポリオールエーテル、例えば、グリセロール、2-ブトキシエタノール、プロピレングリコール、プロピレングリコールのモノメチルエーテル、及びジエチレングリコールのモノエチルエーテル及びモノメチルエーテル;並びに芳香族アルコール、例えばベンジルアルコール及びフェノキシエタノール;類似の生成物;並びにそれらの混合物である。
有機溶媒は、存在する場合、組成物の総質量に対して、0.5質量%〜40質量%、好ましくは1質量%〜30質量%、より好ましくは5質量%〜20質量%の範囲の量で存在できる。
本発明による組成物は、酸化染色において他で以前から知られている有効量の他の作用剤、例えば種々の一般的な補助剤、例えば、アンモニア、EDTA及びエチドロン酸等の金属イオン封鎖剤、UV遮断剤、(アミン基等での)有機変性シリコーン等の、上述したもの以外のシリコーン、防腐剤、セラミド、疑似セラミド、ビタミン又はプロビタミン、例えばパンテノール、乳白剤等を含むこともできる。
本発明による組成物の形態は、特に限定されず、O/W型エマルジョン、W/O型エマルジョン、多相エマルジョン等の種々の形態をとることができる。O/W型エマルジョンの形態が好ましい。ケラチン繊維に塗布される本発明による組成物のpH値は、一般に、例えば4〜12とすることができる。pHは、6〜12、好ましくは7〜11の範囲とすることができ、従来技術において周知の少なくとも1種の酸性化剤を使用して所望の値に調整してもよい。
酸性化剤は、例えば無機酸又は有機酸とすることができ、例えば、塩酸、オルトリン酸、カルボン酸、例えば、酒石酸、クエン酸及び乳酸、又はスルホン酸とすることができる。
キット
本発明による組成物は、少なくとも第1の区画及び第2の区画を含むキットへと構成することができる。第1の区画は、(a)アミノ酸塩から選択される少なくとも1種の第1のアルカリ剤、(b)(a)第1のアルカリ剤とは異なる少なくとも1種の第2のアルカリ剤、(c)第1の区画の総質量に対して、20質量%以上の量の少なくとも1種の脂肪質、(d)少なくとも1種の界面活性剤、及び任意選択で(e)少なくとも1種の染料を含む。第2の区画は、(f)少なくとも1種の酸化剤を含む。
一実施形態によれば、 (c)脂肪質の量が30質量%以上である第1の区画を第2の区画と混合した後、(c)脂肪質の量は、第1の区画及び第2の区画を混合することにより得られる組成物の総質量に対して20質量%以上である。
本発明による組成物を、前述の組成物とともに、空気、希ガス、又はそれらの混合物からのムースとして形成できる。
この実施形態によれば、組成物は、泡沫ディスペンサー中に詰めることができる。それは、加圧された容器から噴射ガスによって分配され、このようにして分配される瞬間に泡沫を形成する「エアロゾル」と呼ばれる製品でも、分配用ヘッドに接続されたポンプ機構によって容器から分配される組成物であって、組成物が分配用ヘッド中に通されることで、遅くともかかるヘッドの流出口オリフィスで泡沫に転換する組成物でも、いずれでもよい。
第1の変型形態によれば、ディスペンサーは、本発明による組成物を更に含有するエアロゾルとすることができ、一般的に2つの部分に分けられる。即ち、酸化剤を有する部分と、アルカリ剤及び任意選択で着色物質及び噴射ガスを有する部分である。かかる構成では、2つの部分は、一般に、加圧された容器中にそれぞれ別々に収納される。したがって、それぞれの容器のために選択される噴射ガスは、それが混合されている組成物の部分に適合させることができる。
この好ましい実施形態によれば、本発明の目的は、本発明による組成物を含む非エアロゾル式用具である。
本発明はまた、本発明による組成物と酸化剤とを混合又は振盪して混合物(すぐに使用できる混合物)を調製する工程、及び混合物をケラチン繊維に塗布する工程を含む、毛髪等のケラチン繊維のための方法にも関する。混合は、スプーン及び泡立て器等の任意の手段を使用して実施できる。別の実施形態では、混合又は振盪は、前述のように、ムース、エアロゾル、又は非エアロゾルを分配する用具を使用して実施する。
本発明による方法の一実施形態では、本発明による組成物は、毛髪等のケラチン繊維の処置(例えば、染色又は脱色)に使用でき、例えば、
ケラチン繊維への塗布直前に、本発明による組成物中の1つ又は複数の構成要素(a)〜(d)及び他の構成要素を混合又は振盪することにより調製した組成物を、濡れた又は乾いたケラチン繊維に塗布する工程、
例えば1〜60分又は5〜45分の範囲の曝露時間の間、組成物を放置して作用させる工程、
ケラチン繊維をすすぐ工程、並びに
任意選択で、ケラチン繊維をシャンプーで洗浄し、再びすすぎ、次いで乾燥する工程、
を含む。
本発明による組成物の塗布は、室温で、又は40〜220℃の範囲、好ましくは40〜80℃の範囲の温度を生成することが可能な加熱装置を使用して実現できる。
本発明を、実施例により、更に詳細に記載するが、これらの実施例は、本発明の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
実施例1〜5及び参照例1〜4
[調製]
実施例1〜5及び参照例1〜4による次の組成物を、表1又は2に示す構成要素を混合することによって調製した。表に示す構成要素の量を表す数値は、活性原料として、全て「質量%」に基づくものである。
PEG-40水添ヒマシ油、ココベタイン、ラウレス硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、キレート剤(EDTA及び/又はペンテト酸五ナトリウム)、及びグリシン酸塩(カリウムグリシネート又はナトリウムグリシネート)又はTable 2(表2)に示す他のアルカリ剤を、水中で混合した。次いで、混合物に40℃の鉱油を、40℃で撹拌しつつ添加した。次いで、混合物にグアーガム2-ヒドロキシプロピルエーテル又はヒドロキシエチルセルロースを添加した。混合物を室温まで冷却した。混合物にアスコルビン酸(水中で前もって溶解)及び染料(実施例5についてのみ)を添加し、次いでモノエタノールアミンを更に混合物中に撹拌しつつ添加した。
Figure 2015129095
Figure 2015129095
これらの比較組成物は、第1のアルカリ剤の種類で本発明による組成物と異なる。
A.安定性
Table 1及びTable 2(表1及び表2)に示すアルカリ含有組成物を、遠心分離機に載置し、遠心分離機を3000rpmで60分間回転させた。アルカリ含有組成物を遠心分離機から取り出した。組成物の外観を、目視で安定性についてチェックした。
Figure 2015129095
B.顕色剤との混合(ケラチン繊維のためのすぐに使用できる組成物の調製)
Table 1及びTable 2(表1及び表2)のアルカリ含有組成物を、Table 3(表4)に示す顕色剤と、Table 4(表5)に示す比率に従って混合した。
Figure 2015129095
Figure 2015129095
[評価]
アルカリ含有組成物の安定性、薄色化能力、並びに実施例及び参照例による組成物の発泡効果を以下のとおり測定し、評価した。
(1)薄色化能力
それぞれのアルカリ含有組成物を、Table 3(表4)に示す顕色剤(酸化剤)と、Table 4(表5)に示す質量比で十分に混合した。混合物を、その調製直後に、日本人の黒髪束へと質量比3:1(染料組成物:毛髪束)で塗布した。塗布した毛髪束を30分間30℃で放置した。次いで、塗布した毛髪束をシャンプーで洗浄し、乾燥させた。毛髪の色をL*a*b*系を使用して、Minolta CM-508d分光光度計で判定した。この系によれば、Lは明度を示す。Lの値が低いほど、毛髪の色は強い。色度座標を、パラメータa*及びb*によって表し、a*は赤/緑の色調の軸、b*は黄/青の色調の軸を示す。ΔEは、着色されていない房と、着色された房の色差であり、次式から得られる。
Figure 2015129095
式中、L*は明度を示し、a*及びb*は着色された房の色度座標であり、L0*は明度を示し、a0*及びb0*は着色されていない房の色度である。ΔEの値が高いほど、着色が強い。
毛髪の薄色化(脱色)能力の評価には、次の判定基準を使用した。
Figure 2015129095
(2)発泡特性
a)泡沫体積:アルカリ含有組成物(20g)及び顕色剤(20g)を容器中に350mlの体積で置き、容器を蓋で閉じた。次いで容器を30回強く振盪した。キャップを開け、発泡体積を、泡沫体積の容器の体積に対する比により判定した。言い換えると、発泡特性を次式により判定した。即ち、発泡体積(%)=振盪後の泡沫体積/容器の体積(500ml)。発泡特性を以下の基準により評価した。
Figure 2015129095
b)泡沫粘度:泡沫粘度を以下の基準により測定した。
Figure 2015129095
c)泡沫均一性:泡沫均一性を、容器中の異なる深さの複数の点での泡沫の外観及びpH値の測定により評価した。
Figure 2015129095
評価の結果を以下のTable 5(表10)に示す。
Figure 2015129095
グリシン酸塩を含有する実施例1〜4は全て、それぞれ、高い安定性及び高い発泡能力(泡沫体積、泡沫粘度、及び均一性)を示した。対照的に、参照例1(グリシン酸塩に対応するアルカリ剤は使用しなかった)は、良好な安定性を示したが、薄色化能力は低かった。参照例2(炭酸カリウムを使用しなかった)及び参照例3(水酸化カリウムを使用しなかった)は、相対的に高い薄色化能力を示したが、安定性が低かった。参照例4(少量の脂肪質を含有)は、高い安定性及び泡沫体積を示したが、薄色化能力、泡沫粘度、及び泡沫均一性の観点から満足いくものではなかった。
実施例5による組成物は、酸化染料前駆体及びカップラー以外は、実施例3による組成物と同じ成分であるので、実施例3による組成物は、脱色能力、発泡特性、及び化粧特性の全ての観点から満足いく特性を有すると考えられ、それらは実施例1のものと同等である。

Claims (19)

  1. (a)アミノ酸塩から選択される少なくとも1種の第1のアルカリ剤、
    (b)(a)第1のアルカリ剤とは異なる少なくとも1種の第2のアルカリ剤、
    (c)組成物の総量に対して20質量%以上の量の、少なくとも1種の脂肪質、及び
    (d)少なくとも1種の界面活性剤、
    を含む組成物。
  2. (a)第1のアルカリ剤がアミノ酸の金属塩である、請求項1に記載の組成物。
  3. アミノ酸の金属塩が、アミノ酸のカリウム塩、ナトリウム塩、カルシウム塩又はマグネシウム塩である、請求項2に記載の組成物。
  4. アミノ酸が、中性アミノ酸であり、好ましくは、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、フェニルアラニン、グルタミン及びアスパラギンからなる群から選択され、より好ましくはグリシンである、請求項2又は3に記載の組成物。
  5. (a)第1のアルカリ剤の量が、組成物の総質量に対して、0.1質量%〜20質量%、好ましくは0.5質量%〜15質量%、より好ましくは0.5質量%〜10質量%である、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. (c)脂肪質が、室温及び大気圧下で液体の形態である、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
  7. (c)脂肪質が、動物又は植物由来の油、合成グリセリド、動物油又は植物油以外の脂肪族アルコール及び/又は脂肪酸のエステル、脂肪族アルコール、脂肪酸、シリコーン油並びに脂肪族炭化水素からなる群から選択される、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. (c)脂肪質が、脂肪族炭化水素、好ましくは鉱油から選ばれる、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. (b)第2のアルカリ剤が、アルカノールアミン、好ましくはモノエタノールアミンである、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. (d)界面活性剤が、非イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤からなる群から選択され、好ましくは陰イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤の組合せである、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 陰イオン性界面活性剤が、(C6〜C30)アルキル硫酸塩、(C6〜C30)アルキルエーテル硫酸塩、(C6〜C30)アルキルアミドエーテル硫酸塩、アルキルアリールポリエーテル硫酸塩及びモノグリセリド硫酸塩;(C6〜C30)アルキルスルホン酸塩、(C6〜C30)アルキルアミドスルホン酸塩、(C6〜C30)アルキルアリールスルホン酸塩、α-オレフィンスルホン酸塩及びパラフィンスルホン酸塩;(C6〜C30)アルキルリン酸塩;(C6〜C30)アルキルスルホコハク酸塩、(C6〜C30)アルキルエーテルスルホコハク酸塩及び(C6〜C30)アルキルアミドスルホコハク酸塩;(C6〜C30)アルキルスルホ酢酸塩;(C6〜C24)アシルサルコシン酸塩;(C6〜C24)アシルグルタミン酸塩;(C6〜C30)アルキルポリグリコシドカルボン酸エーテル;(C6〜C30)アルキルポリグリコシドスルホコハク酸塩;(C6〜C30)アルキルスルホスクシナメート;(C6〜C24)アシルイセチオン酸塩;N-(C6〜C24)アシルタウリン酸塩;C6〜C30脂肪酸塩;ヤシ油脂肪酸塩又は水添ヤシ油脂肪酸塩;(C8〜C20)アシルラクチル酸塩;(C6〜C30)アルキル-D-ガラクトシドウロン酸塩;ポリオキシアルキレン化(C6〜C30)アルキルエーテルカルボン酸塩;ポリオキシアルキレン化(C6〜C30)アルキルアリールエーテルカルボン酸塩;並びにポリオキシアルキレン化(C6〜C30)アルキルアミドエーテルカルボン酸塩からなる群から選択される、請求項10に記載の組成物。
  12. 両性界面活性剤が、ベタイン及びアミドアミンカルボキシル化誘導体からなる群から選択される、請求項10に記載の組成物。
  13. 両性界面活性剤が、(C8〜C24)アルキルベタイン、(C8〜C24)アルキルアミド(C1〜C8)アルキルベタイン、スルホベタイン、(C8〜C24)アルキルアミド(C1〜C8)アルキルスルホベタイン、(C8〜C24)アルキルアンホモノアセテート、(C8〜C24)アルキルアンホジアセテート、(C8〜C24)アルキルアンホモノプロピオネート、(C8〜C24)アルキルアンホジプロピオネート、及びホスホベタインからなる群から選択される、請求項10又は12に記載の組成物。
  14. (d)界面活性剤の量が、組成物の総質量に対して、0.1質量%〜25質量%、好ましくは0.5質量%〜20質量%、より好ましくは1質量%〜15質量%である、請求項1から13のいずれか一項に記載の組成物。
  15. 直接染料、酸化染料、及びそれらの組合せからなる群から選択される(e)染料を更に含む、請求項1から14のいずれか一項に記載の組成物。
  16. (f)酸化剤、好ましくは過酸化水素を更に含む、請求項1から15のいずれか一項に記載の組成物。
  17. 請求項1から15のいずれか一項に記載の組成物と(f)酸化剤とを混合又は振盪して混合物を調製する工程、及び混合物をケラチン繊維に塗布する工程を含む、ケラチン繊維のための方法。
  18. 第1の区画が、(a)アミノ酸塩から選択される少なくとも1種の第1のアルカリ剤、(b)(a)第1のアルカリ剤とは異なる少なくとも1種の第2のアルカリ剤、(c)第1の区画の総質量に対して、20質量%以上の量の少なくとも1種の脂肪質、(d)少なくとも1種の界面活性剤、及び任意選択で(e)少なくとも1種の染料を含み、第2の区画が、(f)少なくとも1種の酸化剤を含む、少なくとも第1の区画及び第2の区画を含むキット。
  19. 第1の区画が30質量%以上の量の脂肪質を含み、第1及び第2の区画の混合後、第1の区画及び第2の区画を混合することにより得られる組成物の総質量に対して、脂肪質の量が20質量%以上である、請求項18に記載のキット。
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