JP2015126241A - Ad変換器、ad変換装置、光電変換装置、撮像システム、およびad変換方法 - Google Patents

Ad変換器、ad変換装置、光電変換装置、撮像システム、およびad変換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 入射光量に対するダイナミックレンジが不十分になることと消費電力が大きくなることが懸念される。
【解決手段】 アナログ信号の大きさが閾値を下回る場合には、前記比較器で前記アナログ信号を第1の参照信号と比較することによって、pビットのデジタル信号を得、アナログ信号の大きさが閾値を上回る場合には、比較器でアナログ信号を第1の参照信号よりも時間に対する変化率が大きい第2の参照信号と比較することによって、pビットよりも少ないqビットのデジタル信号を得る。
【選択図】 図5

Description

光電変換装置、撮像システム、および光電変換装置の駆動方法に関し、特に、AD変換器を備えるものに関する。
特許文献1には、アナログ信号を、フルスケールアナログ信号の振幅を2倍で除算した閾値と比較する画像センサが記載されている。特許文献1においては、アナログ信号が閾値よりも大きい場合には、MSB側のnビットのデジタルデータを得て、アナログ信号が閾値以下である場合には、LSB側のnビットのデジタルデータを得る。
特開2010−045789号公報
特許文献1に記載された画像センサでは、MSB側とLSB側のデジタルデータはともにnビットである。しかしながら、高輝度信号の場合には、MSB側のデータがnビットの分解能である必要はないため、高輝度信号の場合にもnビットのデジタルデータを取得すると消費電力が大きいことが懸念される。
本発明は、上述の問題に鑑みて、ダイナミックレンジを確保しつつ消費電力を低減できる技術を提供することを目的とする。
本発明の一の側面である光電変換装置は、複数の画素を含み、前記複数の画素に基づいてアナログ信号を出力する複数のアナログ信号出力部と、各々が比較部を含み、前記複数のアナログ信号出力部のいずれかに対応して設けられた複数の列信号処理部と、時間に対して第1の変化率で信号レベルが変化する第1の参照信号と、前記第1の変化率よりも高い第2の変化率で信号レベルが変化する第2の参照信号と、を生成する参照信号生成部と、を有し、前記複数の列信号処理部の各々は、前記アナログ信号の大きさが閾値を下回る場合には、前記比較器で前記アナログ信号を前記第1の参照信号と比較することによって、pビットのデジタル信号を得、前記アナログ信号の大きさが前記閾値を上回る場合には、前記比較器で前記アナログ信号を前記第2の参照信号と比較することによって、前記pビットよりも少ないqビットのデジタル信号を得ることを特徴とする。
本発明によれば、ダイナミックレンジを確保しつつ消費電力を低減できる。
AD変換器が比較するアナログ信号と参照信号の関係を示す図である。 光電変換装置の構成例を示す図である。 画素の構成例を示す図である。 動作を説明するためのタイミング図である。 アナログ信号の信号振幅とデジタルデータの関係を示す図である。 DSPの詳細な構成例を示す図である。 参照信号の時間に対する変化を示す図である。 本実施例に係る参照信号の時間に対する変化を示す図である。 参照信号の時間に対する変化を示す図である。 ランプ信号の時間変化を示す図である。 光電変換装置の構成例を示す図である。 列信号処理部20の詳細な構成例を示す図である。 撮像システムの動作シーケンスを説明するための図である。 動作の説明をするための図である。 動作の説明をするための図である。 光電変換装置の構成例を示す図である。 増幅回路の構成例を示す図である。 撮像感度、増幅回路の増幅率、およびランプ信号の関係を示す図である。 撮像システムの構成例を示す図である。
以下では、AD変換装置の適用例として、光電変換装置に適用された場合を説明する。
(実施例1)
図1は、AD変換器が比較するアナログ信号と参照信号の関係を示す図である。横軸は時間を表し、縦軸は信号レベルを表す。参照信号であるランプ信号はランプLとランプHを記載している。ランプ信号Hは最大値がVHであるので、ランプ信号Hを用いることで、信号レベルが0からVHのアナログ信号をAD変換することができる。一方、ランプ信号Lは、信号レベルの最大値がVHよりも低いVLであるので、アナログ信号のレベルがVLを上回る場合には、AD変換できない。つまり、ランプLを用いた場合には、ランプHを用いる場合と比べて、AD変換器のダイナミックレンジが狭くなる。アナログ信号が、VLを下回る場合にはランプ信号Lを用い、アナログ信号がVLを上回る場合にはランプ信号Hを用いることで、相対的に低輝度の信号は分解能を高くしつつ、AD変換器のダイナミックレンジを広くすることができる。
図2は、本実施例に係る光電変換装置の構成例を示す図である。光電変換装置1は、画素アレイ10、行選択部15、列信号処理部20、参照信号生成部30、カウンタ40、列選択部50、DSP60、および出力部70を含む。
画素アレイ10は、行列状に配列された複数の画素11を含む。図2には、2行×2列の画素11を例示している。本実施例では、画素アレイ10がアナログ信号出力部となる。
列信号処理部20は、画素アレイ10の列に対応して設けられ、比較部22とメモリ部24とを含む。比較部22は、比較器221と選択回路222とを含む。画素アレイ10から出力された信号は、対応する比較器221の一方の入力端子に入力される。参照信号生成部30から出力された信号は選択回路222を介して比較器221の他方の入力端子に入力される。参照信号生成部30は、閾値となる信号、および時間に対して信号レベルが変化する参照信号を出力する。選択回路222は、参照信号生成部30から出力された信号のいずれかを選択して比較器221の他方の入力端子に供給する。
カウンタ40は、たとえば不図示のタイミング制御部から供給されるクロック信号をカウントすることでカウント信号を出力する。
メモリ部24は、フラグメモリ241、Sメモリ242、およびNメモリ243を含む。フラグメモリ241は、後述するフラグ信号を保持する。Sメモリ242およびNメモリ243は、比較器221の出力を受けて、すなわち、アナログ信号と参照信号の大小関係が変化することに応じて、カウンタ40から供給されるカウント信号を保持する。
列選択部50は、メモリ部24を選択して、選択されたメモリ部24に保持された信号が、DSP60に転送されるように構成されている。
DSP60は、フラグ信号に基づいて、信号の補正を行う。また、Sメモリ242に保持された信号とNメモリ243に保持された信号の差分処理を行っても良い。
出力部70は、DSP60から出力された信号を出力する。出力部70は、バッファ機能を備えても良い。
タイミング生成部80は、光電変換装置1の動作に関する信号を供給する。
図3に、本実施例に係る画素11の構成例を示す。画素11はフォトダイオードPD、増幅トランジスタSF、転送トランジスタTX、リセットトランジスタRESおよび選択トランジスタSELを含む。転送トランジスタTX、リセットトランジスタRES、選択トランジスタSELは、信号φT、φR、φSELによってそれぞれ導通または非導通に切り替えられる。フォトダイオードPDのアノードには接地電位が与えられ、カソードは転送トランジスタTXを介して浮遊拡散部FDに接続される。増幅トランジスタSFのゲートは浮遊拡散部FDに接続されるとともに、リセットトランジスタRESを介して電源SVDDに接続される。増幅トランジスタSFの一方の主ノードは電源SVDDに接続され、他方の主ノードは選択トランジスタSELを介して出力ノードPIXOUTに接続される。増幅トランジスタSFは、選択トランジスタSELが導通すると電流源IRとともにソースフォロワ回路を構成する。
図4は、本実施例に係る動作を説明するためのタイミング図である。ある列に着目した時に、比較器221の他方の入力端子に入力されるランプ信号VRAMPと、画素11から出力される信号、すなわち、比較器221の一方の入力端子の信号レベルVa、ならびに選択回路222に比較器221から与えられる信号Sを示している。
期間Tadは、アナログ信号をAD変換する期間である。期間Tadにおいて、まず信号Sはローレベル(以下、Lレベルと標記する)であるので、選択回路222は、参照信号生成部30から供給される参照信号のうち、時間に対する変化率が相対的に低い参照信号が与えられる状態にある。
画素11において、増幅トランジスタSFのゲートがリセットトランジスタRESによってリセットされると、画素11は基準信号を出力する。基準信号には、リセットに伴うノイズ成分が含まれる。画素11の出力が基準信号に静定した後、期間Tdにおいて、ランプ信号Rが比較器221に供給される。期間Tdは、基準信号をAD変換する期間である。ランプ信号Rの信号レベルが時間に対して第1の変化率で変化を開始するのとともに、カウンタ40のカウント動作も開始する。そして、期間Tdの開始から時間Trだけ経過した後にランプ信号Rが基準信号を上回ると、比較器221の出力が変化し、これを受けてカウンタ40から出力されたカウント信号がNメモリ243に保持される。
期間Tdの終了後、画素11のフォトダイオードPDに蓄積された電荷が転送トランジスタTXを介して増幅トランジスタSFのゲートに転送されると、画素11は有効信号を出力する。有効信号は、フォトダイオードPDに蓄積された電荷量に相当する成分が基準信号に重畳された信号である。
期間Tjは、判定期間である。期間Tjにおいて、比較器221には閾値としての比較電圧VREFが与えられる。比較器221は、期間Tjにおいて、有効信号と比較電圧VREFとを比較する。有効信号が比較電圧VREFを上回る場合には、選択回路222にHレベルの信号を出力させるとともに、フラグメモリ241に、有効信号が比較電圧VREFを上回ることを示すフラグ信号を記憶させる。一方、有効信号が比較電圧VREFを下回る場合には、選択回路222にLレベルの信号を出力させるとともに、フラグメモリ241に、有効信号が比較電圧VREFを下回ることを示すフラグ信号を記憶させる。
期間Tuは、有効信号をAD変換する期間である。この期間では、選択回路222の出力に応じて、比較器221に供給される参照信号の傾きが異なる。選択回路222の出力がHレベルである場合、すなわち、有効信号が比較電圧VREFを上回る場合には、相対的に時間に対する変化率の大きいランプ信号Hが比較器221に供給される。この様子を図4の実線で示している。選択回路222の出力がLレベルである場合、すなわち、有効信号が比較電圧VREFを下回る場合には、相対的に時間に対する変化率の小さいランプ信号Lが比較器221に供給される。この様子を図4の点線で示している。第2の参照信号であるランプ信号Hの信号レベルが時間に対して第2の変化率で変化を開始するのとともに、カウンタ40のカウント動作も開始する。そして、期間Tuの開始から時間Tsだけ経過した後にランプ信号Hが基準信号を上回ると、比較器221の出力が変化し、これを受けてカウンタ40から出力されたカウント信号がSメモリ242に保持される。以下では、ランプ信号Lを第1の参照信号、ランプ信号Hを第2の参照信号とも呼ぶ。本実施例において、ランプ信号Hを用いて有効信号のAD変換を行う場合には、第1の参照信号であるランプ信号Lを用いて有効信号のAD変換を行う場合と比較して、カウンタ40の動作周波数を1/2にする。これにより、アナログ信号が閾値を上回る場合には、閾値を下回る場合よりも少ないビット数のデジタル信号に変換することで、消費電力を低減できる。ランプ信号Lを用いた場合には、pビットのデジタル信号が得られ、ランプ信号Hを用いた場合には、pビットよりも少ないqビットのデジタル信号を得る。
図5は、アナログ信号の信号振幅とデジタルデータの関係を示す図である。横軸はアナログ信号の振幅を示している。これは、フォトダイオードに入射する光量に対応する。縦軸は、AD変換後のデジタル信号の値を示す。ここではD1=2047(=1011−1)がデジタル値のフルスケールであるとする。
図において、アナログ信号がVLまでの範囲にある場合には、ランプ信号Lを用いてアナログ信号を10ビット(=1010=1024段階)のデジタル信号に変換する。一方、アナログ信号がVLを超える場合には、ランプ信号Hを用いてアナログ信号をデジタル信号に変換する。しかし、先述の通り本実施例ではカウンタ40の動作周波数を1/2に下げている。加えて、ランプ信号Hの時間に対する変化率は、ランプ信号Lの時間変化率の2倍であるため、VL〜VHの範囲のアナログ信号に対するデジタル信号の傾きは、アナログ信号が0〜VLの範囲に対して1/4となる。したがって、ランプ信号Hを用いてアナログ信号を変換する際に得られるデジタル信号は、D8(=255=(1024/4)−1)〜D4(=511=(2048/4)−1)となる。これは、ランプ信号Lを仮に用いてVL〜VHの範囲のアナログ信号をAD変換した場合に得られるデジタル信号の1/4の値に該当する。得られたデジタル信号から画像を形成する際には、Dhの信号に1023−255=768を加算するので、画像においてはDh’に相当する信号として扱われる。さらに、DIとDh’で特性が示される信号に対して、ガンマ処理を行うことによってDoに示すような特性となる。
一方、特許文献1に記載の技術では、相対的に傾斜の大きい参照信号を用いてAD変換する場合も、相対的に傾斜の小さい参照信号を用いてAD変換する場合と同じビット数のデジタル信号を得るとしている。そのため、図5に当てはめると、VL〜VHの範囲のアナログ信号が、データD2(1023)からデータD1(2047)の10ビットのデータとなる。しかし、この範囲について10ビットのデータを取得すると、消費電力が大きいことが懸念される。
これに対して、本発明では、低輝度成分は10ビットで変換し、高輝度成分は圧縮した信号として、低消費電力で取得出来る。低輝度成分は、輝度の変化が人間の目に見えやすいため、画像として重要な領域である。一方、高輝度成分は、低輝度成分と比べると輝度の変化が人間の目に見えにくいため、圧縮しても問題が生じにくい。
以上で説明した通り、本実施例によれば消費電力を低減できる。
ここまで、説明を簡単にするために、アナログ信号が閾値と等しい場合については説明せず、アナログ信号が閾値を上回る場合と下回る場合に分けて説明した。アナログ信号が閾値と等しい場合には、アナログ信号が閾値を上回る場合と下回る場合のどちらかと同じ処理を行えばよい。
図4において、参照信号はランプ信号R、L、Hの3つを説明した。このうち、ランプ信号Rとランプ信号Lとは、ともに低振幅のアナログ信号を変換するために用いるものなので、時間変化率を同じにしても良い。両者を共通化することで、参照信号を供給する配線の数を減らせるという利点がある。また、各列の選択回路222にランプ信号の時間変化率を変える回路を設け、各選択回路でランプ信号R、L、Hを生成するようにしても良い。その場合には、参照信号生成部30から各列の選択回路222に接続される配線の数をさらに減らせる。第1の変化率で変化するランプ信号R、Lに対して、ランプ信号Hは、第1の変化率よりも高い第2の変化率で変化する。
また、ランプ信号Rによって変換される基準信号は、ノイズ成分が主であるため、信号レベルが大きくない。そこで、ランプ信号Rが取りうる最大値を、ランプ信号Lが取りうる最大値よりも低く設定することができる。これにより、基準信号のAD変換期間Tdの長さを短縮できる。
有効信号の信号レベルを判定する際に用いられる閾値としての比較電圧VREFは、固定電圧を供給しても良いし、ランプ信号の信号レベルが閾値に達したところでランプ信号の時間変化を停止させることによって生成しても良い。比較電圧VREFは、ランプ信号Lが取りうる最大値VLと等しくても良いが、比較電圧VREFは、ランプ信号Lが取りうる最大値VLよりも低いことが好ましい。なぜなら、各比較器221はオフセットを持つので、比較電圧VREFをVLよりも十分に高く設定しないと、比較器221のオフセットによって、正しく判定できなくなる恐れがあるからである。そのため、各比較器221のオフセットばらつきを考慮して、比較電圧VREFをランプ信号Lの最大値VLよりも十分に低い信号レベルに設定することが好ましい。
以上では、図5を参照しながら、デジタル信号DhをDh’に変換し、さらにガンマ処理を行うことを説明した。これらの処理はたとえばDSP60において実行される。具体的には、フラグメモリ241から出力されたフラグ信号が、アナログ信号が閾値を超えると判定されたことを示す場合に、デジタル信号DhをDh’にレベルシフトさせる。
図6に、DSP60のより詳細な構成例を示す。図6は、図2のうち、比較部22、フラグメモリ241、Sメモリ242、Nメモリ243、列選択部50、DSP60、および出力回路70を抜き出して示した図である。
DSP60はゲイン比・傾き比誤差補正部62、傾き比誤差検出部64と、差分処理部66とを含む。ゲイン比・傾き比誤差補正部62は、Sメモリ242から出力される信号が、どのランプ信号を用いてAD変換されたのかを、フラグメモリ241から出力されるフラグ信号FGに基づいて識別する。そして、識別した結果により、Sメモリから出力された信号を補正する。これにより、ランプ信号Lを用いて得られたデジタル信号L−DATAと、ランプ信号Hを用いて得られたデジタル信号H−DATAとを選択して利用できる状態にする。これは、図5において、信号Dhを信号Dh’に変換することに対応する。
傾き比検出部64は、ランプ信号Lとランプ信号Hとの時間変化率の比、つまり傾き比を検出する。本実施例では、ランプ信号Lとランプ信号Hとは、時間変化率が2倍に設定されているが、現実には正確に2倍になるとは限らない。そこで、傾き比検出具64が2つのランプ信号の傾き比、すなわち、時間変化率の比を検出し、この結果に基づいて、ゲイン比・傾き比誤差補正部62が補正処理を行う。差分処理部66は、ゲイン比・傾き比誤差補正部62から出力されたL’−DATAまたはH’−DATAと、Nメモリ243から出力されたN−DATAとの差分処理を行う。
ランプ信号Lとランプ信号Hの傾き比を設計値どおりに製造することは困難である。時間変化率の誤差は、ランプ信号Lとランプ信号Hを使う範囲の境界となる信号レベルVL近辺で信号段差を発生させる。時間変化率の誤差を計測して、後述のDSPで補正しても良いが、ランプ信号HによるAD変換は高輝度信号を圧縮するので、画像上は問題とならない場合が多く、補正しなくても良い。
後述の図9実施例におけるランプ信号Lとランプ信号L8場合は信号レベルV8近辺で発生する段差は画像信号の重要部分であるので、傾き比誤差は補正した方が画像品質は劣化しない。傾き比誤差の計測については後述する。
(実施例2)
図7は、本実施例に係る参照信号の時間に対する変化を示す図である。
本実施例では、図4の期間Tuにランプ信号Hを用いてAD変換する場合に、ランプ信号Lを用いてAD変換する場合と同じ動作周波数でカウンタ40にカウント動作を行わせる。そして、ランプ信号Hは、ランプ信号Lが最大値VLに達するまでの時間に対して半分の期間T2(=T1/2)で最大値VHに達するようにする。
本実施例によれば、ランプ信号Hを用いてAD変換する場合のAD変換期間を短縮できるので、消費電力を低減できる。
(実施例3)
図8(A)は、本実施例に係る参照信号の時間に対する変化を示す図である。以下では、実施例1と異なる部分を中心に説明する。
実施例1においては、ランプ信号Lを用いてAD変換することと、ランプ信号Hを用いつつ、ランプ信号Lを用いる場合よりも低い周波数でカウンタ40を動作させてAD変換することとを、有効信号の信号レベルに応じて選択的に行うことを説明した。本実施例が実施例1と異なるのは、実施例ではランプ信号Lを用いて変換された信号範囲(0〜VL)の信号に対して、ランプ信号Lよりもさらに時間変化率の低いランプ信号L8を用いて有効信号を変換する点である。
本実施例では、0〜V8=VH/8の範囲の有効信号に対して、ランプ信号Lに対して1/4の時間変化率を持つランプ信号L8を用いてAD変換を行う。このとき、カウンタ40の動作周波数は、ランプ信号Lを用いる場合と同じである。
ランプ信号Hの最大値VHに対して、VLはVL=VH/2の関係にある。つまり、h=1として、VL=VH・(1/2)となる。一方、V8は、j=2として、V8=VH/8={VH・(1/2)}・(1/2)=VL・(1/2)となる。ここでは、AD変換器が変換可能なアナログ信号の最大値がVHである場合を例にとって説明している。
したがって、カウンタ40がpビットのカウント信号を出力すると仮定すると、ランプ信号L8を用いて有効信号をAD変換した場合には、pビットのデジタル信号が得られる。そして、ランプ信号Lを用いて有効信号をAD変換した場合も、pビットのデジタル信号が得られる。ランプ信号L8を用いて得られたデジタル信号はLSB側のpビット、ランプ信号Lを用いて得られたデジタル信号はMSB側のpビットとして扱える。したがって、MSB側のpビットのデジタル信号を2倍することにより、0〜VLまでの範囲にある有効信号を(p+j)ビットの分解能でAD変換を行ったことと同義に扱える。つまり、信号レベルが低い信号範囲に対して高い分解能でAD変換できる。
また、ランプ信号Hを用いてAD変換する場合には、pよりも少ないqビットのAD変換を行う。
本実施例に係る動作は、図4に示した動作とは、ランプ信号VRAMPと選択回路222の出力Sが異なる。図8(B)には、ランプ信号VRAMPのみを示している。
参照信号生成部30は、判定期間Tjにおいて、第1の比較電圧VREFよりも低い第2の比較電圧VREF2を出力する。比較器221が有効信号と第2の閾値である第2の比較電圧VREF2とを比較する。有効信号が第2の比較電圧VREF2を下回ると判定されると、選択回路222は、AD変換期間Tuにおいて、ランプ信号L8を比較器221に供給するように設定される。そして、フラグメモリ241には、有効信号が第2の比較電圧VREF2を下回ることを示す信号が記憶される。
続いて、参照信号生成部30は第1の比較電圧VREFを出力する。比較器221が有効信号と第1の比較電圧VREFとを比較した結果、有効信号が第2の比較電圧より大きく、第1の比較電圧VREFを下回ると判定されると、選択回路222は、AD変換期間Tuにおいて、ランプ信号Lを比較器221に供給するように設定される。そして、フラグメモリ241には、有効信号が第1の比較電圧VREFを下回ることを示す信号が記憶される。一方で、有効信号が第1の比較電圧VREFを上回ると判定されると、選択回路222は、AD変換期間Tuにおいて、ランプ信号VHを比較器221に供給するように設定される。そして、フラグメモリ241には、有効信号が第1の比較電圧VREFを上回ることを示す信号が記憶される。
その後、AD変換期間TuにおいてAD変換された結果は、Sメモリ242に記憶され、DSPによってNメモリ243に記憶された信号との差分処理を施されたり、オフセット補正、ゲイン補正、ガンマ処理などの信号処理が行われたりする。
本実施例において、アナログ信号が第1の閾値であるVREF未満の第2の閾値を下回る場合には、アナログ信号をランプ信号L8と比較することにより、pビットのデジタル信号を得る。ランプ信号L8は、第1の参照信号であるランプ信号Lよりも時間変化率の低い第3の参照信号である。
本実施例において、アナログ信号が第1の閾値であるVREF未満の第2の閾値を下回る場合には、アナログ信号をランプ信号L8と比較することにより、pビットのデジタル信号を得る。ランプ信号L8は、第1の参照信号であるランプ信号Lよりも時間変化率の低い第3の参照信号である。
本実施例においても、第2の比較電圧VREF2はランプ信号L2の最大値よりも低く設定されることが好ましい。
本実施例においては、信号レベルVLを下回る低輝度信号であるアナログ信号を(p+j)ビットの高ビット化するとともに、信号レベルVLを上回る有効信号を、ランプ信号VHを用いてAD変換する場合には、ランプ信号VLを用いてAD変換する場合と比べてカウンタ40の動作周波数を1/2に設定することにより、ダイナミックレンジを確保しつつ消費電力を低減することができる。
傾き比誤差について、さらに説明する。
図9は、ランプ信号Hが理想の傾きに対して誤差を持つ場合のランプ信号の波形を示している。図4のタイミング図にのうち、判定期間Tjを省略している。
図9において、基準信号をAD変換するために利用されるランプ信号Lは時間に対する変化率がkであるとする。このとき、期間T1が基準信号をAD変換するのに要する時間となる。
一方、有効信号をAD変換するために利用される理想的なランプ信号H’は、時間変化率がa・kとなる。そして、実際のランプ信号Hの変化率は、理想値に対してβの誤差を有しており、時間変化率がa・β・kであるとする。理想的なランプ信号H’を用いて有効信号をAD変換した場合には、AD変換に要する時間はT2’+T3’となるのに対して、実際のランプ信号Hを用いて有効信号をAD変換した場合には、AD変換に要する時間はT2+T3となる。
ランプ信号Lとランプ信号H’の傾き比はaなので、T1=a・T2’である。したがって、有効信号と基準信号との差分処理を行うと、a・(T2’+T3’)―T1=a・T3’となる。しかし、実際のランプ信号Hで得られた有効信号と基準信号との差分処理を行うと、a(T2+T3)−T1=となり、理想的なランプ信号H’を用いた場合に対して誤差を持つ。そこで、傾き比誤差βが分かっていれば、(T2+T3)をβで除算するという補正処理を行って{a・(T2+T3)/β}―T1=a・T3’とすることができる。
傾き比誤差βを検出するための方法を説明する。端的に言えば、ランプ信号Lとランプ信号Hとで、同じレベルの有効信号を比較して得たデジタル信号の比を得ると、a・βが得られるので、これを設定した傾き比aで除算することによって、傾き比誤差βが得られる。
こうして得られた傾き比誤差βを、傾き比誤差検出部64に保持させておき、信号の補正を行えばよい。製造時に傾き比誤差を検出しても良いし、撮像操作に先立って行うことで、撮像時の温度条件などによる影響を反映させた傾き比誤差を検出しても良い。
(実施例4)
本実施例では、撮像システムにおいて設定される撮影感度と、各撮影感度において用いられるランプ信号の組み合わせについて説明する。
図10(A)は本実施例に係るランプ信号の時間変化を示す図である。ここでは4通りのランプ信号H、M、L1、およびL2を示している。ランプ信号M、L1、およびL2が取りうる最大値は、ランプ信号Hが取りうる最大値をVHとして、順にVM=(VH/2)、VL1=(VH/4)、VL2=(VH/8)となる。ランプ信号H、M、およびL1は、時刻T1に最大値に到達するが、ランプ信号L2は、時刻T2=2・T1に最大値VL2に到達する。
図10(B)は、撮像システムにおいて設定される撮影感度と、各撮影感度において用いられるランプ信号を示す図である。縦軸は撮影感度としてISO感度100、200、400、800の4通りを示している。横軸は、ランプ信号の種類を示している。『○』がつけられたセルは、ランプ信号が用いられることを示す。具体的には、ISO感度100の設定においては、ランプ信号Hのみが用いられ、ISO感度200の設定においてはランプ信号HとMとが用いられる。また、ISO感度400の場合にはランプ信号MとL1とが用いられ、ISO感度800の場合にはランプ信号MとL2とが用いられる。
一般に、高輝度の被写体を撮影する場合にISO感度を下げるため、ISO感度100の設定では、高輝度の信号もAD変換できるように、ランプ信号Hのみを用いる。これに対して、被写体の輝度が低くなるにつれてISO感度を高く設定することが一般的であるため、ISO感度200以上では、2種類のランプ信号を用いる。2種類のランプ信号を用いて有効信号をAD変換する場合に、時間変化率の高いランプ信号を用いる場合のカウンタ40の動作周波数は、時間変化率の低いランプ信号を用いる場合よりも低く設定する。これにより、上述の各実施例と同様に、ダイナミックレンジを拡大しつつ消費電力を低減することができる。
また、ここでは各ISO感度に対して2種類のランプ信号を用いることを説明したが、実施例3と同様に、3種類以上のランプ信号を用いても良い。
図10(C)は、実施例2と同様に、カウンタ40の動作周波数は変えずに、ランプ信号の変化期間を短縮することで消費電力の低減を図る場合の、ランプ信号の時間変化を示す図である。
たとえば、ISO感度200の設定では有効信号がVMを上回る場合にはランプ信号HHを利用し、VMを下回る場合にはランプ信号Mを利用する。また、たとえばISO感度400では有効信号がVL1〜VMの範囲にある場合にはランプ信号MMを利用し、VL1を下回る場合には、ランプ信号VL1を利用する。
本実施例においてもダイナミックレンジを拡大しつつ消費電力の低減ができる。加えて、撮影感度の設定に応じて、利用するランプ信号を変えることで、撮影シーンに適したAD変換を実現できる。
(実施例5)
実施例1〜3では、ランプ信号との比較によるランプ比較方式で有効信号のAD変換を行った。本実施例では、逐次比較方式とランプ比較方式の2つを組み合わせた、ハイブリッドAD変換方式のAD変換器を用いる例を説明する。
図11は、本実施例に係る光電変換装置の構成例である。図2に示した光電変換装置とは、列信号処理部および参照信号生成部の構成が異なる。他の構成は図2に示した構成とすることができるので、ここでは示していない。
本実施例における参照信号生成部30は、ランプ信号生成部104に加えて、基準電圧生成部103を備える。
本実施例における列信号処理部20は、スイッチ・キャパシタ群106、比較器107、制御回路108、カウンタ109、およびメモリ110を含む。
図12に、列信号処理部20の詳細な構成を示す。スイッチ・キャパシタ群106は、逐次比較容量部SAと入力容量Cinとを含む。画素アレイ10からの出力は、入力容量Cinを介して比較器107の非反転入力端子に供給される。
逐次比較容量部SAは、容量値1C、1C、2C、4Cの容量素子が並列に接続されており、基準電圧VRFに対して2進重み付けができる構成となっている。本実施例では、2ビットの逐次比較を実現できる。容量値1C、2C、4Cの容量素子のそれぞれに直列に接続されたスイッチは、対応する容量素子を基準電圧VRFと接地電位GNDとを選択的に接続する。容量値1Cの容量素子に対して直列に接続されたスイッチは、対応する容量素子に対して、ランプ信号LであるVRMPLとランプ信号HであるVRMPHとを選択的に供給する構成になっている。
比較器107は、その入力端子が接地電位GNDにリセットできる構成になっており、出力端子は、制御回路108に接続されている。
カウンタ109は、制御回路108の制御によって動作する。
図13(A)は、撮像システムの撮影感度がISO100である場合の動作シーケンスを説明するための図である。逐次比較部SAから比較器107に供給される信号を示している。まず、電圧VRF/2、VRF/4と有効信号とを比較することによって有効信号の上位2ビットについてAD変換を行う。これを以下では第1の処理と呼ぶ。その後、第1の処理で得られたデジタル信号の最下位ビットに相当する下位アナログ信号をランプ信号VRMPHと比較することによって、下位8ビットのAD変換を行う。この場合のAD変換範囲は0〜VRFである。
一方、図13(B)は、撮像システムの撮影感度がISO200である場合の動作シーケンスを説明するための図である。図13(A)と異なるのは、逐次比較動作において比較する信号基準電圧がVRF/4、VRF/8に対して行われることと、ランプ信号VRMPLが利用されることである。ところが、このような処理を行うと、ISO感度200においてはAD変換範囲がISO感度100の場合の半分になってしまう。
次に、本実施例に係る動作を説明する。
図14は、ISO感度200において、有効信号がVRF/2を下回る低輝度信号(A_IN<VRF/2)である場合の動作を説明するためのタイミング図である。信号S0〜S1がHレベルであるとき、対応するスイッチは基準電圧VRFを対応する容量素子に供給し、ローレベルである時に、接地電位GNDを供給する。
期間T1〜T3において、2ビットの逐次比較によって有効信号をAD変換する。期間T1では、電圧VRF/2に対する大小を判定し、その判定結果に応じて、期間T2、T3で有効信号と比較する電圧を決定する。図14ではデジタルコードとして“10”が得られる。期間T1における判定結果から、A_IN<VRF/2であることが分かっているので、制御回路は、容量値1Cの容量素子にはランプ信号VRMPLが供給されるようにスイッチを制御する。これにより、期間T4では、相対的に時間変化率の低いランプ信号VRMPLを用いて8ビットのAD変換を行う。
図15は、同じくISO感度200だが、有効信号がVRF/2を上回る高輝度信号(A_IN>VRF/2)である場合の動作を説明するためのタイミング図である。
この場合には、2ビットの逐次比較によるAD変換を行った後、相対的に高い時間変化率のランプ信号VRMPHを用いて7ビットのAD変換を行う。7ビットのAD変換を行う際には、上述の各実施例で説明したように、カウンタ109の動作周波数を変更したり、ランプ信号が時間的変化を示す期間を変更したりすることで、ダイナミックレンジを拡大しつつ消費電力の低減が実現できる。加えて、図13の場合にはAD変換できなかったVRF/2〜VRFの範囲の有効信号もAD変換することができる。
(実施例6)
上述の各実施例は、ランプ信号の時間変化率を小さくすることにより、信号に対するゲインを大きくした。しかし、現実には比較器や参照信号生成部に起因するノイズがあるので、ランプ信号の時間変化率が小さい場合には、有効信号かノイズか判別できなくなってしまう恐れがある。
そこで、本実施例では、アナログ信号処理部に増幅器を設けて、ノイズの影響を低減する。
図16は、本実施例に係る光電変換装置の構成例を示す図である。図2との違いは、画素アレイ10の各列に増幅回路210が設けられた点である。
増幅回路210の詳細な構成を図17に示す。増幅回路210は、差動増幅器211、入力容量C0、帰還容量C1、C2、スイッチSW1、SW2、SW3、ならびに差動増幅器211に電流を供給する電流源Iを含む。電流源Iは、差動増幅器211に供給する電流をI1とI2とを切り替えることが可能な可変電流源である。ここでは、I2=I1/2であるとする。スイッチSW1〜SW4は、タイミング生成部80によって制御される。増幅回路210の増幅率は、差動増幅器211の帰還経路上のアクティブな帰還容量の容量値と入力容量C0の容量値との比で決定される。増幅回路210は、既知の方法によりクランプ回路として動作させることが可能であるので、有効信号から基準信号を低減した信号を増幅することができる。
通常、撮像装置のISO感度が変更されると、それに連動して増幅回路の増幅率が切り替えられるが、その場合には、ダイナミックレンジが狭くなってしまう。本実施例では、ISO感度による増幅率の変化範囲を小さく設定し、ランプ信号の時間変化率を変えることによって、ダイナミックレンジを拡大する。
図18(A)は、本実施例におけるISO感度、増幅回路の増幅率(アンプゲイン)、およびランプ信号の関係を示す表である。本実施例ではISO感度が100、200、400の場合にはアンプゲインを1倍に固定し、一方で、AD変換に用いるランプ信号の組み合わせを変えている。同様に、ISO感度が800、1600の場合にはアンプゲインを2倍に固定し、一方で、AD変換に用いるランプ信号の組み合わせを変えている。ランプ信号の組み合わせについては、図10と同じ議論になるので、説明を省略する。
光電変換装置への入射光量と、入射光量に対応する信号レベルとの関係を図18(B)に示す。ISO感度が100、200、400の場合には、アンプゲインがG1=1であるので、0〜L1までの入射光量に対応することができる。一方で、ISO感度が800、1600の場合には、アンプゲインがG2=2であるので、0〜L2(=L1/2)までの入射光量に対応する。
そして、ISO感度が100の場合にはランプ信号HのみでAD変換を行う。ISO感度が200の場合には、0〜V2の範囲の信号を、ランプ信号Mを用いてAD変換し、V2〜V1の範囲の信号を、ランプ信号Hを用いてAD変換する。同様に、ISO感度が400の場合には、0〜V4の範囲の信号を、ランプ信号Lを用いてAD変換し、V4〜V1の範囲の信号を、ランプ信号Hを用いてAD変換する。
本実施例によっても、ダイナミックレンジを拡大しつつ、消費電力の低減できる。
また、撮像システムの動作モードに応じて、増幅回路の消費電流を変更しても良い。具体的には、動画モードでは、増幅回路の駆動能力を下げるために、I2の電流を差動増幅器に供給し、静止画モードでは、I1の電流を差動増幅器に供給する。
(実施例7)
図19は、本実施例の撮像システムの構成例を示す図である。撮像システム800は、例えば、光学部810、撮像素子100、映像信号処理部830、記録・通信部840、タイミング制御部850、システム制御部860、及び再生・表示部870を含む。撮像装置820は、撮像素子100及び映像信号処理部830を有する。撮像素子100は、先の実施例で説明した光電変換装置が用いられる。
レンズ等の光学系である光学部810は、被写体からの光を撮像素子100の、複数の画素が2次元状に配列された画素部10に結像させ、被写体の像を形成する。撮像素子100は、タイミング制御部850からの信号に基づくタイミングで、画素部10に結像された光に応じた信号を出力する。撮像素子100から出力された信号は、映像信号処理部である映像信号処理部830に入力され、映像信号処理部830が、プログラム等によって定められた方法に従って信号処理を行う。映像信号処理部830での処理によって得られた信号は画像データとして記録・通信部840に送られる。記録・通信部840は、画像を形成するための信号を再生・表示部870に送り、再生・表示部870に動画や静止画像を再生・表示させる。記録・通信部840は、また、映像信号処理部830からの信号を受けて、システム制御部860と通信を行うほか、不図示の記録媒体に、画像を形成するための信号を記録する動作も行う。
システム制御部860は、撮像システムの動作を統括的に制御するものであり、光学部810、タイミング制御部850、記録・通信部840、及び再生・表示部870の駆動を制御する。また、システム制御部860は、例えば記録媒体である不図示の記憶装置を備え、ここに撮像システムの動作を制御するのに必要なプログラム等が記録される。また、システム制御部860は、例えばユーザの操作に応じて駆動モードを切り替える信号を撮像システム内に供給する。具体的な例としては、読み出す行やリセットする行の変更、電子ズームに伴う画角の変更や、電子防振に伴う画角のずらし等である。タイミング制御部850は、システム制御部860による制御に基づいて撮像素子100及び映像信号処理部830の駆動タイミングを制御する。また、タイミング制御部850は、撮像素子100の撮影感度を設定する感度設定部としても機能しうる。
(その他)
上記の各実施例は、本発明を実施する上での例示的なものであって、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で変更したり、複数の実施例の要素を組み合わせたりできる。
10 画素アレイ
11 画素
20 列信号処理部
22 比較部
221 比較器
24 メモリ部
30 参照信号生成部
40 カウンタ

Claims (15)

  1. アナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換装置であって、
    前記アナログ信号の大きさが閾値を下回る場合には、前記アナログ信号をpビットのデジタル信号に変換し、
    前記アナログ信号の大きさが前記閾値を上回る場合には、前記アナログ信号を前記pビットよりも少ないqビットのデジタル信号に変換すること、
    を特徴とするAD変換器。
  2. 前記アナログ信号を、信号レベルが変化する参照信号と比較することにより、前記アナログ信号を前記デジタル信号に変換することを特徴とする請求項1に記載のAD変換器。
  3. 前記アナログ信号を、第1の変化率で変化する第1の参照信号と比較することにより、前記pビットのデジタル信号に変換し、
    前記アナログ信号を、前記第1の参照信号よりも高い第2の変化率で変化する第2の参照信号と比較することにより、前記qビットのデジタル信号に変換すること
    を特徴とする請求項2に記載のAD変換器。
  4. 前記閾値は、前記第2の参照信号の最大値よりも低い信号レベルであることを特徴とする請求項3に記載のAD変換器。
  5. 前記第2の参照信号の時間変化率が、前記第1の参照信号の変化率が2倍である場合に、
    前記閾値が、変換可能なアナログ信号の最大値を2で除算した値であることを特徴とする請求項3に記載のAD変換装置。
  6. クロック信号をカウントしてカウント信号を出力するカウンタと、
    アナログ信号と前記参照信号との大小関係が変化することに応じて、前記カウント信号を保持するメモリと、をさらに備え、
    前記クロックは、前記アナログ信号を前記pビットのデジタル信号に変換する場合よりも、前記qビットのデジタル信号に変換する場合の方が、低い周波数であること
    を特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載のAD変換器。
  7. 前記第1および第2の参照信号の傾き比誤差を補正する補正部をさらに備えることを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載のAD変換器。
  8. 前記アナログ信号が前記閾値を下回る第2の閾値を下回る場合に、
    前記アナログ信号を、前記第1の参照信号よりも時間変化率の低い第3の参照信号と比較することにより、前記pビットのデジタル信号に変換すること
    を特徴とする請求項3乃至7のいずれかに記載のAD変換器。
  9. 第1の処理として、前記アナログ信号を逐次比較方式により第1のデジタル信号に変換し、
    前記第1の処理で得られたデジタル信号の最下位ビットに相当する下位アナログ信号を、信号レベルが変化する参照信号と比較することにより、前記下位アナログ信号を第2のデジタル信号に変換すること
    を特徴とする請求項1に記載のAD変換器。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載のAD変換器を複数有し、
    前記複数のAD変換器の各々は、アナログ信号を出力する複数のアナログ信号出力部と、
    それぞれが前記複数のアナログ信号出力部に対応して設けられた列信号処理部と、をさらに有すること
    を特徴とするAD変換装置。
  11. 前記複数の列信号処理部に共通に設けられた参照信号生成部をさらに備え、
    前記複数の列信号処理部は、前記アナログ信号を、信号レベルが変化する前記参照信号生成部で生成された参照信号と比較することにより、前記アナログ信号を前記デジタル信号に変換すること
    を特徴とする、請求項10に記載のAD変換装置。
  12. 請求項10または11に記載のAD変換装置を備え、
    前記複数のアナログ信号出力部の各々が、入射光に基づいて前記アナログ信号を出力する画素を含むことを特徴とする光電変換装置。
  13. 請求項12に記載の光電変換装置と、
    前記複数の画素に像を形成する光学系と、
    前記光電変換装置から出力された信号を処理して画像データを生成する映像信号処理部と、を備えたこと
    を特徴とする撮像システム。
  14. 光電変換装置と、
    前記光電変換装置の撮影感度を設定する感度設定部と、を含む撮像システムであって、
    前記光電変換装置は、
    各々が、入射光に基づくアナログ信号を出力する画素を含む、複数のアナログ信号出力部と、
    各々が、前記複数のアナログ信号出力部のいずれかに対応して設けられた複数の列信号処理部と、を有し、
    前記列信号処理部の各々は、
    前記アナログ信号を、第1の変化率で変化する第1の参照信号と比較することにより、pビットのデジタル信号に変換し、
    前記アナログ信号を、前記第1の参照信号よりも高い第2の変化率で変化する第2の参照信号と比較することにより、前記pビットよりも少ないqビットのデジタル信号に変換し、
    異なる撮影感度における前記第1および前記第2の変化率の組み合わせが、互いに異なること
    を特徴とする撮像システム。
  15. アナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換方法であって、
    前記アナログ信号の大きさが閾値を下回る場合には、前記アナログ信号をpビットのデジタル信号に変換し、
    前記アナログ信号の大きさが前記閾値を上回る場合には、前記アナログ信号を前記pビットよりも少ないqビットのデジタル信号に変換すること、
    を特徴とするAD変換方法。
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