JP2015117223A - 毛髪化粧料 - Google Patents

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恵美 笠井
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Abstract

【課題】髪なじみが良好で、毛髪にべたつきや重さを与えることなく、指通りが良く、しなやかでしっとりとした仕上がり感を与えることができ、かつ低湿度下でのパサツキ防止に優れた毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】下記(A)〜(D)成分を含有する毛髪化粧料。
(A)炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
(B)下記一般式(I)で表される脂肪酸アミドアミン
−CO−NH−(CH−N(R ・・・(I)
(式中、Rは、直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、Rは炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
(C)25℃における動粘度が5,000〜20,000mm/sの範囲にあるアミノ変性シリコーン
(D)オレンジラフィー油
【選択図】なし

Description

本発明は毛髪化粧料に関し、詳しくは、髪なじみが良好で、毛髪にべたつきや重さを与えることなく、指通りが良く、しなやかでしっとりとした仕上がり感を与えることができ、かつ低湿度下でのパサツキ防止に優れた毛髪化粧料に関する。
毛髪の仕上がりには、指通りが良く、しなやかでしっとりした仕上がり感のみならず、べたつき感がなく髪が重くならずにボリュームが出る質感が求められている。さらに冬場の低湿度環境下においても、それらの機能が持続することが望まれている。従来のヘアリンスやヘアトリートメント等の毛髪化粧料においては、毛髪を柔軟にして櫛通りを良くする目的で、カチオン性界面活性剤やシリコーン等が配合されたり、しっとりとした感触を与えるために液状や固形状の油剤が配合されている。しかし、これら従来の技術では、要求されているニーズを満足させることは困難であり、しっとりとした仕上がり感と、べたつきや重さのなさを両立することが課題であった。
これらの課題を解決する方法として、例えば、特定の脂肪酸アミドプロピルアミン誘導体と酸性アミノ酸を組み合わせた毛髪化粧料(例えば、特許文献1参照。)、特定のアミドアミン化合物と特定のグリコールを組み合わせた毛髪化粧料(例えば、特許文献2参照。)、特定のアミドアミン、酸、高融点化合物、油性化合物及び水を特定量含み、さらにアミドアミンと酸のモル比を特定した四級アンモニウム化合物を実質的に含まないヘアコンディショニング組成物(例えば、特許文献3参照。)などや、特定のヒドロキシエーテルアミン化合物と、無機酸及び/又は有機酸と、高級アルコールと油性成分を組み合わせた毛髪用組成物(例えば、特許文献4参照。)などのように、毛髪に滑らかさや柔軟性を付与するヘアリンス組成物が提案されている。また本発明者らは、毛髪へうるおい感や滑らかさを付与することを目的として、ステアリルPGトリモニウムクロリドやベヘニルPGトリモニウムクロリドなどのヒドロキシエーテル型カチオンと、特定の高級アルコールと毛髪補修剤を組み合わせた毛髪化粧料(例えば、特許文献5参照。)を提案している。
また毛髪へ艶感や滑らかさを付与することを目的として、アミノ変性シリコーンを配合すること(例えば、特許文献6、7、8参照。)や、オレンジラフィー油が主にオーストラリア、ニュージーランド近辺の海域に生息し、欧米では高級魚として広く食されている深海魚のオレンジラフィー(ヒウチダイ科の魚類Hoplostetbus atlanticus)から抽出される高級脂肪酸と高級アルコールのエステルからなるワックスエステルを主体とするもので(例えば、非特許文献1参照。)、その特長として皮膚に対してべたつきがなく使用感触の軽いこと(例えば、特許文献9参照。)や毛髪に対してやわらかさを付与することが知られている(例えば、特許文献10参照。)が、アミノ変性シリコーンとオレンジラフィー油を組み合わせて毛髪化粧料に配合することによって、指通りが良く、しなやかでしっとりとした仕上がりを与えることは知られていなかった。
特開平9−71515号公報 特開2000−53537号公報 特開2000−501430号公報 特開2004−323495号公報 特開2010−13405号公報 特開平1−203314号公報 特開平11−240822号公報 特開2012−171889号公報 特開2012−522571号公報 特開2011−6368号公報
FRAGRANCE JOURNAL 2008年8月号,p83−87
本発明の目的は、髪なじみが良好で、毛髪にべたつきや重さを与えることなく、指通りが良く、しなやかでしっとりとした仕上がり感を与えることができ、かつ低湿度下でのパサツキ防止に優れた毛髪化粧料を提供することにある。
本発明者等は、本発明の目的を達成するために鋭意研究した結果、特定の高級アルコールと、特定の脂肪酸アミドアミンと、特定の動粘度の範囲にあるアミノ変性シリコーンと、オレンジラフィー油を含有する毛髪化粧料が上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明は、下記(A)〜(D)成分を含有する毛髪化粧料である。
(A)炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
(B)下記一般式(I)で表される脂肪酸アミドアミン
−CO−NH−(CH−N(R ・・・(I)
(式中、Rは、直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、Rは炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
(C)25℃における動粘度が5,000〜20,000mm/sの範囲にあるアミノ変性シリコーン
(D)オレンジラフィー油
本発明によれば、髪なじみが良好で、毛髪にべたつきや重さを与えることなく、指通りが良く、しなやかでしっとりとした仕上がり感を与えることができ、かつ低湿度下でのパサツキ防止に優れた毛髪化粧料を提供することができる。
以下、本発明の毛髪化粧料について詳細に説明する。
本発明の毛髪化粧料に配合される(A)炭素数14〜22の長鎖のアルキル基を有する高級アルコールは、好ましいものとしては、炭素数16〜22の長鎖高級アルコール、例えばセチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールである。これらの高級アルコールは、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、その配合量は、毛髪化粧料全体に対して、好ましくは1〜20質量%(以下、単に%と示す。)、更に好ましくは、3〜10%の範囲である。この配合量の範囲であれば、毛髪に対して、べたつきや重さを感じることなく、しなやかでしっとりとした仕上がり感を与えることができるため好ましい。
本発明のヘアリンス組成物に配合される(B)脂肪酸アミドアミンは、下記一般式(I)で表される。
−CO−NH−(CH−N(R ・・・(I)
(式中、Rは、直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、Rは炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
具体例を示すと、ラウリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド、オレイン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ヤシ脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、パーム脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、牛脂脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、イソステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラウリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノエチルアミド、オレイン酸ジエチルアミノエチルアミド、ヤシ脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、パーム脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、牛脂脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、イソステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ラウリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノプロピルアミド、オレイン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ヤシ脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、パーム脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、牛脂脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、イソステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド等の脂肪酸アミドアミンが挙げられる。これらの中でもRが炭素数17〜21、Rがメチル基、nが3の整数であるベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドが特に好ましい。本発明では、これらの脂肪酸アミドアミンの中から1種又は2種以上を任意に用いることができ、その配合量は、毛髪化粧料全体に対して、好ましくは0.1〜10%、更に好ましくは、0.5〜5%の範囲である。この配合量の範囲であれば、毛髪に対して、べたつきや重さを感じることなく、指通りが良く、しなやかでしっとりとした仕上がり感を与えることができるため好ましい。
脂肪酸アミドアミンは、通常、酸を添加して中和して配合することが好ましく、中和により乳化剤としての機能がより発揮される。中和剤としては有機酸を用いることが好ましい。有機酸としては、例えば、グリコール酸、乳酸、グリセリン酸、グルコン酸、パントテン酸等のヒドロキシモノカルボン酸;リンゴ酸、酒石酸等のヒドロキシジカルボン酸;クエン酸等のヒドロキシトリカルボン酸、シュウ酸、マロン酸、マレイン酸、コハク酸、グルタル酸等のジカルボン酸;L−グルタミン酸、L−アスパラギン酸等の酸性アミノ酸;ピログルタミン酸、;安息香酸、p−トルエンスルホン酸等の芳香族酸等が挙げられる。これらの中でも、乳化性の点から、ヒドロキモノカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸、ヒドロキシトリカルボン酸が好ましく、その中でも特に乳酸がより好ましい。脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンと有機酸の中和は、乳化工程中で行っても、或いは予め脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンと有機酸の塩を形成させてから配合しても良い。また、有機酸は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、その配合量は、脂肪酸アミドアミドアミンに対して、好ましくは0.5〜2モル倍、更に好ましくは0.7〜1.5モル倍の範囲である。
本発明の毛髪化粧料に配合される(C)25℃における動粘度が5,000〜20,000mm/sの範囲にあるアミノ変性シリコーンとしては、例えば、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサンとジメチルシロキサンの共重合体、アミノエチルアミノイソブチルメチルシロキサンとジメチルシロキサンの共重合体、アミノエチルアミノイソプロピルメチルシロキサンとジメチルシロキサンの共重合体等が挙げられる。この共重合体は、表示名称アモジメチコン(例えば、「日本化粧品表示名称辞典第2版」薬事日報社、を参照。)として知られた成分である。本発明では、これらのアミノ変性シリコーンの中から1種又は2種以上を任意に用いることができ、その配合量は、毛髪化粧料全体に対して、本発明では、これらアミノ変性シリコーンの中から1種又は2種以上を任意に用いること
ができ、その配合量は、毛髪化粧料全体に対して、好ましくは0.01〜5%、更に好ましくは0.02〜3%である。この配合量の範囲であれば毛髪に対して、指通りが良く、しなやかでしっとりとした仕上がり感を与えることができるため好ましい。
本発明の毛髪化粧料に配合される(D)オレンジラフィー油はオレンジラフィーの皮および皮下脂肪を熱水にて処理し浮上する油を回収、脱水して種々の精製工程を経て得られる油脂である。市販品を例示すると、ネステロールN(トコフェロール)(日本水産株式会社)等が挙げられる。オレンジラフィー油の配合量は、毛髪化粧料全体に対して、好ましくは0.001〜5%、更に好ましくは0.01〜1%である。この配合量の範囲であれば毛髪に対して、べたつきや重さを感じることなく、しなやかでしっとりとした仕上がり感を与えることができるため好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアパック、ヘアクリーム、リーブオントリートメント等に用いることができる。また本発明の毛髪化粧料は、常法により製造することができる。
また、本発明の毛髪化粧料には、効果を損なわない範囲で公知の成分を適宜配合することができる。公知の成分としては、例えば、ラウリル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルーテル硫酸塩、ラウリルベンゼンスルホン酸塩、ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム等のアニオン性界面活性剤;2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油アルキルN−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム等の両性界面活性剤:ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤;カチオン化セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリ(塩化ジアリルジメチルアンモニウム)、高重合ポリエチレングリコール等の高分子化合物;グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール等の湿潤剤;ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸;ミリスチン酸イソプロピル等のエステル油;流動イソパラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素;ジメチルポリシロキサン、高重合シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン類;ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム等の抗フケ成分;エタノール、メタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール;L−アスパラギン酸、L−アスパラギン酸ナトリウム、DL−アラニン、L−アルギニン、グリシン、L−グルタミン酸、L−システイン、Lスレオニン等のアミノ酸;その他紫外線吸収剤、防腐剤、糖類、香料、色剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、各種薬剤等が挙げられる。
次に本発明の毛髪化粧料について実施例を用いて詳細に説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。実施例に先立ち、各実施例で採用した試験法、評価法を説明する。
(1)使用時の感触試験法
20名のパネルが試料を使用し、使用時の髪なじみ、指通りについて「良い」、「普通」、「悪い」の3段階で判定し、判定結果を「良い」と回答した人数により判断した。
判断基準は以下の通りである。
◎:大変優れている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が16名以上
○:優れている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が11〜15名
△:劣っている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が6〜10名
×:大変劣っている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が5名以下
(2)使用後の毛髪の仕上がり感試験法
20名のパネルが試料を使用し、使用後の毛髪のべたつきのなさ、しっとり感、しなやかさについて「良い」、「普通」、「悪い」の3段階で判定し、判定結果を「良い」と回答した人数により判断した。
判断基準は以下の通りである。
◎:大変優れている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が16名以上
○:優れている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が11〜15名
△:劣っている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が6〜10名
×:大変劣っている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が5名以下
(3)低湿度環境でのパサツキのなさ
市販の黒色毛髪(10g,15cm、ビューラックス社製)を10%濃度のポリオキシエチレン(2E.O.)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム2gでシャンプー洗浄し、お湯で充分に洗い流した後、本発明の毛髪化粧料2gを塗布し、お湯で充分に洗い流し、タオルドライを行い、25℃湿度60%の環境下において6時間乾燥させた。次に、低湿度環境下(25℃湿度30%)に12時間放置し、パサツキのなさの項目について、20名のパネルにより「良い」、「普通」、「悪い」の3段階で判定し、判定結果を「良い」と回答した人数により判断した。
判断基準は以下の通りである。
◎:大変優れている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が16名以上
○:優れている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が11〜15名
△:劣っている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が6〜10名
×:大変劣っている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が5名以下
実施例1〜4及び比較例1〜4(毛髪化粧料)
表1に記載の配合組成による毛髪化粧料を調製し、使用時の髪なじみ、指通り等の使用感、使用後の仕上がり感、低湿度下でのパサツキのなさについて調べ、その結果を表1に示した。なお、以下の実施例及び比較例の組成における配合量は質量%である。
Figure 2015117223
表1より明らかなように、本発明の成分を用いた実施例1〜4の毛髪化粧料は比較例1〜
4の組成物に比べていずれも優れた性能を見出した。
以下、本発明の毛髪化粧料のその他の処方例を実施例として挙げる。なお、これらの実施例の毛髪化粧料についても、上記の毛髪の水分保持力、使用時の髪なじみ、指通り等の使用感、使用後の仕上がり感(べたつきのなさ、しっとり感、しなやかさ)、低湿度下でのパサツキのなさの各項目を検討したところ、いずれの実施例においても、優れた特性を有しており良好であった。
実施例5(ヘアコンディショナー)
配合量(%)(1)ステアリルアルコール 4.0
(2)ベヘニルアルコール 0.5
(3)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 1.5
(4)塩化セチルトリメチルアンモニウム 0.2
(5)べヘニルPGトリモニウムクロリド 0.5
(6)ジメチコン水性エマルジョン
(シリコンKM−910、信越化学工業社製) 2.0
(7)アミノ変性シリコーン(10000mm/s) 0.5
(8)アミノポリエーテル変性シリコーン 0.1
(SILSTYLE104、東レ・ダウコーニング社製)
(9)オレンジラフィー油 0.2
(10)ローズヒップ油 0.1
(11)グレープシード油 0.1
(12)乳酸 0.5
(13)パラフィン 1.0
(14)PEG−80水添ヒマシ油 0.5
(15)セテス−6 0.5
(16)ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 0.1
(17)プロピレングリコール 0.5
(18)ソルビトール 2.0
(19)グリセリン 0.5
(20)グリコシルトレハロース 1.0
(21)メチルパラベン 0.1
(22)桃葉エキス 0.5
(23)海藻エキス 0.1
(24)L−セリン 0.1
(25)アロエベラ葉エキス 0.1
(26)D−パントテニルアルコール 0.1
(27)加水分解コラーゲン液 0.5
(28)ヒアルロン酸ナトリウム 0.1
(29)シルクエキス 0.5
(30)チャエキス 0.1
(31)L−アルギニン 0.1
(32)グルタミン酸ナトリウム 0.5
(33)L−プロリン 0.1
(34)ポリクオタニウムー64 0.1
(35)海水 0.5
(36)フェノキシエタノール 0.3
(37)香料 0.5
(38)精製水 全量を100とする
(製法)(1)〜(16)を80℃にて均一に混合溶解し、80℃に加温した(38)に(17)〜(21)を分散したものをプロペラで攪拌しながらを加え、乳化を行う。徐々に冷却を行い、60℃にて(22)〜(37)を添加し、室温まで冷却して、ヘアコンディショナーを調製した。
実施例6 ヘアトリートメント
配合量(%)(1)セトステアリルアルコール 7.0
(2)ベヘニルアルコール 3.0
(3)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 1.0
(4)ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 0.5
(5)ベヘニルトリメチルアンモニウムメトサルフェート 0.5
(6)べヘニルPGトリモニウムクロリド 2.0
(7)ジメチルポリシロキサン(300cs) 2.0
(8)アミノ変性シリコーン(10000mm/s) 0.5
(9)アミノ変性シリコーン(900mm/s)エマルジョン 5.0
(シリコーン純分60%を有するアミノ変性シリコーン
/ジメチルポリシロキサン(100000mm/s)
=1/10の機械的エマルジョン)
(10)オレンジラフィー油 0.5
(11)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 1.0
(12)アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル 1.0
(混合脂肪酸:カプリル酸、カプリン酸、イソステアリン酸、
ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸)
(13)セバシン酸ジエチル 1.0
(14)ジステリン酸ペンタエリスリチル 2.0
(15)クエン酸 0.1
(16)パラフィン 1.0
(17)白色ワセリン 1.0
(18)乳酸 0.6
(19)N−アセチルグルコサミン 1.0
(20)1,3−ブチレングリコール 1.0
(21)ソルビトール液 2.0
(22)グリコシルトレハロース 1.0
(23)グリセリン 1.0
(24)プロピレングリコール 1.0
(25)ジプロピレングリコール 1.0
(26)ヒドロキシエチルセルロース 1.0
(27)ムクロジエキス 0.1
(28)ヒオウギエキス 0.1
(29)ツバキエキス 0.1
(30)ビルベリー葉エキス 0.1
(31)レモンエキス 0.1
(32)黒米エキス(商品名:黒米エキス−PC〔オリザ油化製〕) 0.1
(33)コメヌカエキス 0.1
(34)コメ胚芽油 0.1
(35)ゴマ油 0.5
(36)加水分解コメタンパク 0.5
(37)グルタミン酸ナトリウム 0.1
(38)防腐剤 0.1
(39)フェノキシエタノール 0.2
(40)香料 0.7
(41)精製水 全量を100とする
(製法)(1)〜(18)を80℃にて均一に混合溶解し油相とする。(19)〜(26)及び(41)を80℃にて均一に混合攪拌し水相とする。水相に油相を加えて乳化したのち、ホモミキサーを用いて均一に混合する。混合しながら徐々に冷却を行い、60℃にて(27)〜(40)を添加し、室温まで冷却して、ヘアトリートメントを調製した。
実施例7 ヘアパック
配合量(%)(1)ベヘニルアルコール 3.0
(2)ステアリルアルコール 7.0
(3)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 2.0
(4)塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム 0.5
(5)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5
(6)べヘニルPGトリモニウムクロリド 0.5
(7)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 1.0
(8)クオタニウム−80 0.5
(アビルコート3474、エボニック社製)
(9)アミノ変性シリコーン(10000mm/s) 0.5
(10)ジメチコン水性エマルジョン 3.0
(シリコンKM−910、信越化学工業社製)
(11)ジメチコノール水性エマルジョン 3.0
(シリコンXS65−C2173、モメンティブ社製)
(12)アミノ変性シリコーンエマルジョン(900mm/s) 3.0
(シリコーン純分を20%有する機械乳化マイクロエマルジョン)
(13)オレンジラフィー油 1.0
(14)乳酸 0.8
(15)セバシン酸ジエチル 1.0
(16)コハク酸ジエチルヘキシル 1.0
(17)パルミチン酸オクチル 2.0
(18)ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 2.0
(19)ジステアリン酸ペンタエリスリチル 1.0
(20)N−アセチルグルコサミン 0.5
(21)L−セリン 0.1
(22)グルタミン酸ナトリウム 0.5
(23)L−アルギニン 0.1
(24)ヒドロキシエチルウレア 1.0
(25)プロピレングリコール 3.0
(26)ジグリセリン 1.0
(27)グリコシルトレハロース 3.0
(28)チャエキス 0.1
(29)トマト果実エキス 0.1
(30)ブドウ葉エキス 0.1
(31)ビルベリー葉エキス 0.1
(32)メチルパラベン 0.2
(33)フェノキシエタノール 0.2
(34)ムクロジエキス 0.5
(35)ヒオウギエキス 0.1
(36)ツバキエキス 0.1
(37)黒米エキス(商品名:黒米エキス−PC〔オリザ油化製〕) 0.1
(38)コメヌカエキス 0.1
(39)コメ胚芽油 0.1
(40)加水分解コメタンパク 0.5
(41)フェノキシエタノール 0.2
(42)香料 0.6
(43)精製水 全量を100とする
(製法)(1)〜(19)を80℃にて均一に混合溶解させ、(20)〜(27)及び(43)を60℃にて混合したものを加えて乳化し、ホモミキサーで混合分散を行いながら、50℃で(28)〜(42)を加えて、室温まで冷却して、ヘアパックを調製した。

Claims (1)

  1. 下記(A)〜(D)成分を含有する毛髪化粧料。
    (A)炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
    (B)下記一般式(I)で表される脂肪酸アミドアミン
    −CO−NH−(CH−N(R ・・・(I)
    (式中、Rは、直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、Rは炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
    (C)25℃における動粘度が5,000〜20,000mm2/sの範囲にあるアミノ変性シリコーン
    (D)オレンジラフィー油
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