JP2013023470A - ヘアリンス組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下記(A)〜(D)成分を含有するヘアリンス組成物。
(A)ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル
(B)下記一般式(I)で表される脂肪酸アミドアミン
R1−CO−NH−(CH2)n−N(R2)2 ・・・(I)
(式中、R1は、直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、R2は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
(C)炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
(D)ベヘニルPGトリモニウムクロリド
【選択図】なし
Description
(B)下記一般式(I)で表される脂肪酸アミドアミン
R1−CO−NH−(CH2)n−N(R2)2 ・・・(I)
(式中、R1は、直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、R2は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
(C)炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
(D)ベヘニルPGトリモニウムクロリド
R1−CO−NH−(CH2)n−N(R2)2 ・・・(I)
(式中、R1は、直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、R2は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)で表される。具体例を示すと、ラウリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド、オレイン酸ジメチルアミノプロピル
アミド、ヤシ脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、パーム脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、牛脂脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、イソステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラウリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノエチルアミド、オレイン酸ジエチルアミノエチルアミド、ヤシ脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、パーム脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、牛脂脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、イソステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ラウリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノプロピルアミド、オレイン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ヤシ脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、パーム脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、牛脂脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、イソステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド等の脂肪酸アミドアミンが挙げられる。これらの中でもR1が炭素数17〜21、R2がメチル基、nが3の整数であるベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドが特に好ましい。本発明では、これらの脂肪酸アミドアミンの中から1種又は2種以上を任意に用いることができ、その配合量は、好ましくは0.1〜10%、更に好ましくは、0.5〜5%の範囲である。この配合量の範囲であれば、毛髪に対して、べたつきや重さを感じることなく、しなやかで指通りの良い仕上がり感を与えることができるため好ましい。
ノシトールといわれる天然型のものを用いるのが好ましい。イノシトールとしては米糠から抽出して得られたもの、化学合成で得られたもの、発酵法により得られたものなどが用いられるが、特に米糠から抽出して得られたものを用いることが好ましい
ブリーチ処理によりダメージを施した毛束に対しヘアリンス処理後、水道水で十分にすすぎを行った。22℃、50%の湿度下で一昼夜自然乾燥したものを測定サンプルとした。動摩擦係数計(NRF型:エルクエスト社製)を使用し、毛髪表面の動摩擦係数(μk)の測定を行った。数値が小さいほど滑らかであることを示す。
20名のパネルが試料を使用し、使用時の髪なじみ、指通りについて「良い」、「普通」、「悪い」の3段階で判定し、判定結果を「良い」と回答した人数により判断した。判断基準は以下の通りである。
◎:大変優れている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が16名以上
○:優れている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が11〜15名
△:劣っている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が6〜10名
×:大変劣っている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が5名以下
20名のパネルが試料を使用し、使用後の毛髪のなめらかさ、しなやかさ、ふんわり感、べたつきのなさについて「良い」、「普通」、「悪い」の3段階で判定し、判定結果を「良い」と回答した人数により判断した。判断基準は以下の通りである。
◎:大変優れている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が16名以上
○:優れている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が11〜15名
△:劣っている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が6〜10名
×:大変劣っている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が5名以下
表1に記載の配合組成によるヘアリンスを調製し、毛髪の滑らかさ、使用時の髪なじみ、指通り等の使用感、使用後の仕上がり感について調べ、その結果も表1に示した。
配合量(%)(1)ステアリルアルコール 4.0
(2)ベヘニルアルコール 0.5
(3)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 1.5
(4)べヘニルPGトリモニウムクロリド 0.5
(5)高重合ジメチルポリシロキサン(10万cs) 0.5
(6)ジメチルポリシロキサン(300cs) 0.5
(7)アミノポリエーテル変性シリコーン 0.2
(SILSTYLE104、東レ・ダウコーニング社)
(8)メチルフェニルポリシロキサン 0.2
(9)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 1.0
(10)乳酸 0.5
(11)パラフィン 1.0
(12)ジステアリン酸ペンタエリスリチル 1.5
(13)ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 2.0
(14)コハク酸ジエチルヘキシル 1.0
(15)ローズヒップ油 0.1
(16)グレープシード油 0.1
(17)ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 0.1
(18)アミノ変性シリコーンエマルジョン 5.0
(シリコーン純分60%を有する、アミノ変性シリコーン
/ジメチルポリシロキサン=1/10の機械的エマルジョン)
(19)アミノ変性シリコーンエマルジョン 2.0
(シリコーン純分を50%有する乳化重合エマルジョン、
SM8904、東レダウコーニング社製)
(20)Vinoveil−BS−1D 3.0
(日油社製、ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル1%水分散液)
(21)プロピレングリコール 0.5
(22)ソルビトール 2.0
(23)グリセリン 0.5
(24)グリコシルトレハロース 1.0
(25)メチルパラベン 0.1
(26)桃葉エキス 0.5
(27)海藻エキス 0.1
(28)セリシン 0.1
(29)アロエベラ葉エキス 0.1
(30)D−パントテニルアルコール 0.1
(31)加水分解コラーゲン液 0.5
(32)ヒアルロン酸ナトリウム 0.1
(33)シルクエキス 0.5
(34)加水分解コムギ 0.1
(35)L−アルギニン 0.1
(36)グルタミン酸ナトリウム 0.5
(37)L−プロリン 0.1
(38)ポリクオタニウムー64 0.1
(39)加水分解カラスムギタンパク 0.2
(40)海水 0.5
(41)フェノキシエタノール 0.3
(42)香料 0.5
(43)精製水 全量を100とする
配合量(%)(1)セトステアリルアルコール 7.0
(2)ベヘニルアルコール 3.0
(3)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 1.0
(4)ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 0.5
(5)べヘニルPGトリモニウムクロリド 2.0
(6)ジメチルポリシロキサン(100cs) 5.0
(7)高重合ジメチルポリシロキサン(100万cs) 1.0
(8)アミノポリエーテル変性シリコーン 0.4
(SILSTYLE104、東レ・ダウコーニング社)
(9)メチルフェニルポリシロキサン 0.4
(10)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 1.0
(11)アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル 1.0
(混合脂肪酸:カプリル酸、カプリン酸、イソステアリン酸、ステアリン酸、
ヒドロキシステアリン酸)
(12)セバシン酸ジエチル 1.0
(13)ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 2.0
(14)パルミチン酸エチルヘキシル 2.0
(15)ジステリン酸ペンタエリスリチル 2.0
(16)乳酸 0.6
(17)パラフィン 1.0
(18)白色ワセリン 1.0
(19)1,3−ブチレングリコール 1.0
(20)ソルビトール液 2.0
(21)グリコシルトレハロース 1.0
(22)グリセリン 1.0
(23)プロピレングリコール 1.0
(24)ジプロピレングリコール 1.0
(25)ヒドロキシエチルセルロース 1.0
(26)Vinoveil−BS−1D 5.0
(日油社製、ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル1%水分散液)
(27)アミノ変性シリコーンエマルジョン 4.0
(シリコーン純分60%を有する、アミノ変性シリコーン
/ジメチルポリシロキサン=0.5/10の機械的エマルジョン)
(28)アミノ変性シリコーンエマルジョン 5.0
(シリコーン純分を14%有する機械乳化マイクロエマルジョン、
BY22−079、東レダウコーニング社製)
(29)ムクロジエキス 0.1
(30)ヒオウギエキス 0.1
(31)ツバキエキス 0.1
(32)黒米エキス(商品名:黒米エキス−PC〔オリザ油化製〕) 0.1
(33)コメヌカエキス 0.1
(34)コメ胚芽油 0.1
(35)加水分解コメタンパク 0.5
(36)加水分解ダイズタンパク 0.1
(37)防腐剤(ケーソンCG) 0.1
(38)フェノキシエタノール 0.2
(39)香料 0.7
(40)精製水 全量を100とする
配合量(%)
(1)ベヘニルアルコール 3.0
(2)ステアリルアルコール 7.0
(3)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 2.0
(4)エルカ酸ジメチルアミノプロピルアミド 0.5
(5)べヘニルPGトリモニウムクロリド 0.5
(6)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 1.0
(7)クオタニウム−80 0.5
(アビルコート3474、エボニック社製)
(8)アミノポリエーテル変性シリコーン 0.6
(SILSTYLE104、東レ・ダウコーニング社)
(9)メチルフェニルポリシロキサン 0.6
(10)セバシン酸ジエチル 1.0
(11)コハク酸ジエチルヘキシル 1.0
(12)パルミチン酸エチルヘキシル 2.0
(13)ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 2.0
(14)ジステアリン酸ペンタエリスリチル 1.0
(15)乳酸 1.0
(16)ヒドロキシエチルウレア 1.0
(17)プロピレングリコール 3.0
(18)ジグリセリン 1.0
(19)グリコシルトレハロース 3.0
(20)メチルパラベン 0.2
(21)Vinoveil−BS−1D 10.0
(日油社製、ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル1%水分散液)
(22)ジメチコン水性エマルジョン 3.0
(シリコンKM−910、信越化学工業社製)
(23)アミノ変性シリコーンエマルジョン 3.0
(シリコーン純分60%を有する、アミノ変性シリコーン
/ジメチルポリシロキサン=2.0/10の機械的エマルジョン)
(24)アミノ変性シリコーンエマルジョン 3.0
(シリコーン純分を20%有する機械乳化マイクロエマルジョン、
XS65−B6413、モメンティブ社製)
(25)フェノキシエタノール 0.2
(26)ムクロジエキス 0.5
(27)ヒオウギエキス 0.1
(28)ツバキエキス 0.1
(29)黒米エキス(商品名:黒米エキス−PC〔オリザ油化製〕) 0.1
(30)コメヌカエキス 0.1
(31)コメ胚芽油 0.1
(32)加水分解コメタンパク 0.5
(33)香料 0.6
(34)精製水 全量を100とする
Claims (3)
- 下記(A)〜(D)成分を含有することを特徴とするヘアリンス組成物。
(A)ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル
(B)下記一般式(I)で表される脂肪酸アミドアミン
R1−CO−NH−(CH2)n−N(R2)2 ・・・(I)
(式中、R1は、直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、R2は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
(C)炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
(D)ベヘニルPGトリモニウムクロリド - 更に(E)イノシトールを含有する請求項1に記載のヘアリンス組成物。
- 更に(F)不揮発性シリコーン類を含有する請求項1又は2に記載のヘアリンス組成物。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011159666A JP2013023470A (ja) | 2011-07-21 | 2011-07-21 | ヘアリンス組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011159666A JP2013023470A (ja) | 2011-07-21 | 2011-07-21 | ヘアリンス組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013023470A true JP2013023470A (ja) | 2013-02-04 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2011159666A Pending JP2013023470A (ja) | 2011-07-21 | 2011-07-21 | ヘアリンス組成物 |
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Country | Link |
---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013221007A (ja) * | 2012-04-16 | 2013-10-28 | Ajinomoto Co Inc | ステロールエステルを含有する組成物 |
JP2015124173A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | クラシエホームプロダクツ株式会社 | 毛髪化粧料 |
JP7449724B2 (ja) | 2020-03-09 | 2024-03-14 | 株式会社アルビオン | 固形粉末化粧料 |
-
2011
- 2011-07-21 JP JP2011159666A patent/JP2013023470A/ja active Pending
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
CSNC201100750017; FRAGRANCE JOURNAL Vol.38, No.10, 201010, p.58-62 * |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013221007A (ja) * | 2012-04-16 | 2013-10-28 | Ajinomoto Co Inc | ステロールエステルを含有する組成物 |
JP2015124173A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | クラシエホームプロダクツ株式会社 | 毛髪化粧料 |
JP7449724B2 (ja) | 2020-03-09 | 2024-03-14 | 株式会社アルビオン | 固形粉末化粧料 |
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