JP2013023470A - ヘアリンス組成物 - Google Patents

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悟志 稲益
Hanae Tanaka
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Abstract

【課題】毛髪の滑らかさを高め、その結果毛髪に対して、べたつきや重さを感じることなく、しなやかで指通りの良い仕上がり感を与えることができるヘアリンス組成物を提供する。
【解決手段】下記(A)〜(D)成分を含有するヘアリンス組成物。
(A)ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル
(B)下記一般式(I)で表される脂肪酸アミドアミン
−CO−NH−(CH−N(R ・・・(I)
(式中、Rは、直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、Rは炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
(C)炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
(D)ベヘニルPGトリモニウムクロリド
【選択図】なし

Description

本発明は、ヘアリンス組成物に関し、毛髪の滑らかさを高め、その結果毛髪に対して、べたつきや重さを感じることなく、しなやかで指通りの良い仕上がり感を与えることができるヘアリンス組成物に関する。
女性のヘアスタイルの流行に伴って、求められる髪の仕上がりや感触も並行して変化している。最近では、シャギーやレイヤーカットなどの毛先のボリュームを落としたヘアスタイルが一般的である。一方、カラーリングやパーマ等の施術により、指通りの滑らかな仕上がり感のみならず、べたつき感や髪が重くならずにふんわりとボリュームが出る質感が求められている。ヘアリンスやヘアトリートメント等のヘアリンス組成物においては、従来毛髪を柔軟にして櫛通りをよくする目的で、カチオン性界面活性剤やシリコーン等の配合、或いは、しっとりとした感触を与えるために液状や固形状の油剤の配合が試みられている。しかし、これら従来の技術では、近年のヘアスタイルにおいて要求されているニーズを満足させることは困難であり、指通りの滑らかな仕上がり感とべたつきや重さのなさを両立することが課題であった。
これらの課題を解決する方法として、例えば、特定の脂肪酸アミドプロピルアミン誘導体と酸性アミノ酸を組み合わせた毛髪化粧料(例えば、特許文献1参照。)、特定のアミドアミン化合物と特定のグリコールを組み合わせた毛髪化粧料(例えば、特許文献2参照。)、特定のアミドアミン、酸、高融点化合物、油性化合物及び水を特定量含み、更にアミドアミンと酸のモル比を特定した四級アンモニウム化合物を実質的に含まないヘアコンディショニング組成物(例えば、特許文献3参照。)などや、特定のヒドロキシエーテルアミン化合物と、無機酸及び/又は有機酸と、高級アルコールと油性成分を組み合わせた毛髪用組成物(例えば、特許文献4参照。)などのように、毛髪に滑らかさや柔軟性を付与するヘアリンス組成物が提案されている。また本発明者らは、毛髪へ潤い感や滑らかさを付与することを目的として、ステアリルPGトリモニウムクロリドやベヘニルPGトリモニウムクロリドなどのヒドロキシエーテル型カチオンと、特定の高級アルコールと毛髪補修剤を組み合わせた毛髪化粧料(例えば、特許文献5参照。)を提案している。
また、ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリルを毛髪にコシや滑択性を与える目的で毛髪用化粧料に配合することは知られている(例えば、特許文献6参照。)が、ベヘニルPGトリモニウムクロリドと組み合わせてヘアリンスに配合することによって、べたつきや重さを感じることがなく、しなやかで指通りの良い仕上がりを与えることは知られていなかった。
特開平9−71515号公報 特開2000−53537号公報 特開2000−501430号公報 特開2004−323495号公報 特開2010−13405号公報 特開2011−111413号公報
本発明の目的は、毛髪の滑らかさを高め、その結果毛髪に対して、べたつきや重さを感じることなく、しなやかで指通りの良い仕上がり感を与えることができるヘアリンス組成物を提供することにある。
本発明者等は、本発明の目的を達成するために鋭意研究した結果、ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリルと特定の界面活性剤と特定のヒドロキシエーテル型カチオン系界面活性剤とを含有するヘアリンス組成物が上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明は下記(A)〜(D)成分を含有するヘアリンス組成物である。(A)ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル
(B)下記一般式(I)で表される脂肪酸アミドアミン
−CO−NH−(CH−N(R ・・・(I)
(式中、Rは、直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、Rは炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
(C)炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
(D)ベヘニルPGトリモニウムクロリド
本発明によれば、毛髪の滑らかさを高め、その結果毛髪に対して、べたつきや重さを感じることなく、しなやかで指通りの良い仕上がり感を与えることができるヘアリンス組成物を提供することができる。
以下、本発明のヘアリンス組成物について詳細に説明する。
本発明のヘアリンス組成物に配合される(A)ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリルは、例えば、ベヘニルアルコールやステアリルアルコールなどの高級アルコールと2−クロロ−2−オキソ−1,3,2−ジオキサホスホランとを有機塩基の存在下で反応させて得られる中間体を、ジメチルアルキルアミンにより開環することで得られる。
本発明では、ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリルの配合量は特に限定されるものではないが、ヘアリンス組成物全体に対して0.001〜0.5質量%(以下、特に説明なく%と記載したものは、質量%を意味する。)が好ましく、特に0.01〜0.3%が好ましい。最も好ましくは0.01〜0.1%である。この配合量の範囲であれば毛髪に対して、べたつきや重さを感じることなく、しなやかで指通りの良い仕上がり感を与えることができるため好ましい。またベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリルをヘアリンス組成物に配合する際は、水分散液として配合されることが望ましい。ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリルの水分散液は市販されており、例えば日油株式会社製のVinoveil−BS−1D(1%水分散液)が挙げられる。ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリルを水分散液としてヘアリンス組成物に配合することで、よりしなやかで指通りの良い仕上がりを得ることが出来、またヘアリンス組成物の安定性を保つことが出来る。
本発明のヘアリンス組成物に配合される(B)脂肪酸アミドアミンは、例えば、下記一般式(I)
−CO−NH−(CH−N(R ・・・(I)
(式中、Rは、直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、Rは炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)で表される。具体例を示すと、ラウリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド、オレイン酸ジメチルアミノプロピル
アミド、ヤシ脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、パーム脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、牛脂脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、イソステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラウリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノエチルアミド、オレイン酸ジエチルアミノエチルアミド、ヤシ脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、パーム脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、牛脂脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、イソステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ラウリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノプロピルアミド、オレイン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ヤシ脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、パーム脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、牛脂脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、イソステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド等の脂肪酸アミドアミンが挙げられる。これらの中でもRが炭素数17〜21、Rがメチル基、nが3の整数であるベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドが特に好ましい。本発明では、これらの脂肪酸アミドアミンの中から1種又は2種以上を任意に用いることができ、その配合量は、好ましくは0.1〜10%、更に好ましくは、0.5〜5%の範囲である。この配合量の範囲であれば、毛髪に対して、べたつきや重さを感じることなく、しなやかで指通りの良い仕上がり感を与えることができるため好ましい。
脂肪酸アミドアミンは、通常、酸を添加して中和して配合することが好ましく、中和により乳化剤としての機能がより発揮される。中和剤としては有機酸を用いることが好ましい。有機酸としては、例えば、グリコール酸、乳酸、グリセリン酸、グルコン酸、パントテン酸等のヒドロキシモノカルボン酸;リンゴ酸、酒石酸等のヒドロキシジカルボン酸;クエン酸等のヒドロキシトリカルボン酸、シュウ酸、マロン酸、マレイン酸、コハク酸、グルタル酸等のジカルボン酸;L−グルタミン酸、L−アスパラギン酸等の酸性アミノ酸;ピログルタミン酸、;安息香酸、p−トルエンスルホン酸等の芳香族酸等が挙げられる。これらの中でも、乳化性の点から、ヒドロキモノカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸、ヒドロキシトリカルボン酸が好ましく、その中でも特に乳酸がより好ましい。脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンと有機酸の中和は、乳化工程中で行っても、或いは予め脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンと有機酸の塩を形成させてから配合しても良い。また、有機酸は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、その配合量は、脂肪酸アミドアミドアミンに対して、好ましくは0.5〜2モル倍、更に好ましくは0.7〜1.5モル倍の範囲である。
本発明のヘアリンス組成物に配合される(C)成分は炭素数14〜22の長鎖のアルキル基を有する高級アルコールであるが、より好ましいものとしては、炭素数16〜22の長鎖高級アルコールである。例えばセチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールである。これらの高級アルコールは、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、その配合量は、好ましくは1〜20%、更に好ましくは、3〜10%の範囲である。この配合量の範囲であれば、毛髪に対して、べたつきや重さを感じることなく、しなやかで指通りの良い仕上がり感を与えることができるため好ましい。
本発明のヘアリンス組成物に配合される(D)ベヘニルPGトリモニウムクロリドはヒドロキシエーテル型カチオン系界面活性剤であり、その配合量は、好ましくは0.1〜10%、更に好ましくは、0.5〜5%の範囲である。この配合量の範囲であれば、毛髪に対して、使用時のぬめり感や乾燥後の潤い効果を与えることができるため好ましい。
本発明のヘアリンス組成物に配合される(E)イノシトールはC(OH)で表される環状六価アルコールであり、9つの立体異性体が存在するが、本発明では特にミオイ
ノシトールといわれる天然型のものを用いるのが好ましい。イノシトールとしては米糠から抽出して得られたもの、化学合成で得られたもの、発酵法により得られたものなどが用いられるが、特に米糠から抽出して得られたものを用いることが好ましい
本発明では、イノシトールの配合量は特に限定されるものではないが、ヘアリンス組成物全体に対して0.001〜10%が好ましく、特に0.01〜5%が好ましい。最も好ましくは0.1〜3%である。この配合量の範囲であれば毛髪に対して、べたつきや重さを感じることなく、しなやかで指通りの良い仕上がり感を与えることができるため好ましい。
本発明のヘアリンス組成物に配合される(F)不揮発性シリコーンは、具体的にはジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、アミノポリエーテル変性シリコーン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、ジメチコノール、末端水酸基メチルフェニルポリシロキサン、アクリル変性シリコーン等が挙げられる。これらの不揮発性シリコーンはオイルのまま、若しくは予め調製された水性エマルジョンの形態でヘアリンス中に配合しても良い。
本発明では、不揮発性シリコーンを1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、その配合量は組成物全体に対して0.1〜20%、更に好ましくは0.5〜10%である。この配合量の範囲であれば、毛髪に対して、べたつきや重さを感じることなく、しなやかで指通りの良い仕上がり感を与えることができるため好ましい。
本発明のヘアリンス組成物は、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアパック、ヘアクリーム、リーブオントリートメント等に用いることができる。また本発明のヘアリンス組成物は、常法により製造することができる。
また、本発明のヘアリンス組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で公知の成分を適宜配合することができる。公知の成分としては、例えば、ラウリル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルーテル硫酸塩、ラウリルベンゼンスルホン酸塩、ラウロイルメチ−β−アラニンナトリウム等のアニオン性界面活性剤;2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油アルキルN−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム等の両性界面活性剤:ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤;カチオン化セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリ(塩化ジアリルジメチルアンモニウム)、高重合ポリエチレングリコール等の高分子化合物;グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール等の湿潤剤;ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸;ミリスチン酸イソプロピル等のエステル油;流動イソパラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素;ジメチルポリシロキサン、高重合シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン類;ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム等の抗フケ成分;エタノール、メタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール;L−アスパラギン酸、L−アスパラギン酸ナトリウム、DL−アラニン、L−アルギニン、グリシン、L−グルタミン酸、L−システイン、Lスレオニン等のアミノ酸;その他紫外線吸収剤、防腐剤、糖類、香料、色剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、各種薬剤等が挙げられる。
次に本発明のヘアリンス組成物について実施例を用いて更に詳細に説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。まず、各実施例で採用した試験法、評価法を説明する。
(1)毛髪の滑らかさ評価試験法
ブリーチ処理によりダメージを施した毛束に対しヘアリンス処理後、水道水で十分にすすぎを行った。22℃、50%の湿度下で一昼夜自然乾燥したものを測定サンプルとした。動摩擦係数計(NRF型:エルクエスト社製)を使用し、毛髪表面の動摩擦係数(μk)の測定を行った。数値が小さいほど滑らかであることを示す。
(2)使用時の感触試験法
20名のパネルが試料を使用し、使用時の髪なじみ、指通りについて「良い」、「普通」、「悪い」の3段階で判定し、判定結果を「良い」と回答した人数により判断した。判断基準は以下の通りである。
◎:大変優れている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が16名以上
○:優れている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が11〜15名
△:劣っている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が6〜10名
×:大変劣っている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が5名以下
(3)使用後の毛髪の仕上がり感試験法
20名のパネルが試料を使用し、使用後の毛髪のなめらかさ、しなやかさ、ふんわり感、べたつきのなさについて「良い」、「普通」、「悪い」の3段階で判定し、判定結果を「良い」と回答した人数により判断した。判断基準は以下の通りである。
◎:大変優れている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が16名以上
○:優れている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が11〜15名
△:劣っている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が6〜10名
×:大変劣っている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が5名以下
実施例1〜5及び比較例1〜5(ヘアリンス)
表1に記載の配合組成によるヘアリンスを調製し、毛髪の滑らかさ、使用時の髪なじみ、指通り等の使用感、使用後の仕上がり感について調べ、その結果も表1に示した。
Figure 2013023470
表1より明らかなように、本発明の成分を用いた実施例1〜5のヘアリンスは比較例1〜5の組成物に比べていずれも優れた性能を見出した。
以下、本発明のヘアリンス組成物のその他の処方例を実施例6〜8として挙げる。なお、これらの実施例のヘアリンス組成物についても、上記の毛髪の滑らかさ、使用時の髪なじみ、指通り等の使用感、使用後の仕上がり感の各項目を検討したところ、いずれの実施例においても、優れた特性を有しており良好であった。
実施例6(ヘアコンディショナー)
配合量(%)(1)ステアリルアルコール 4.0
(2)ベヘニルアルコール 0.5
(3)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 1.5
(4)べヘニルPGトリモニウムクロリド 0.5
(5)高重合ジメチルポリシロキサン(10万cs) 0.5
(6)ジメチルポリシロキサン(300cs) 0.5
(7)アミノポリエーテル変性シリコーン 0.2
(SILSTYLE104、東レ・ダウコーニング社)
(8)メチルフェニルポリシロキサン 0.2
(9)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 1.0
(10)乳酸 0.5
(11)パラフィン 1.0
(12)ジステアリン酸ペンタエリスリチル 1.5
(13)ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 2.0
(14)コハク酸ジエチルヘキシル 1.0
(15)ローズヒップ油 0.1
(16)グレープシード油 0.1
(17)ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 0.1
(18)アミノ変性シリコーンエマルジョン 5.0
(シリコーン純分60%を有する、アミノ変性シリコーン
/ジメチルポリシロキサン=1/10の機械的エマルジョン)
(19)アミノ変性シリコーンエマルジョン 2.0
(シリコーン純分を50%有する乳化重合エマルジョン、
SM8904、東レダウコーニング社製)
(20)Vinoveil−BS−1D 3.0
(日油社製、ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル1%水分散液)
(21)プロピレングリコール 0.5
(22)ソルビトール 2.0
(23)グリセリン 0.5
(24)グリコシルトレハロース 1.0
(25)メチルパラベン 0.1
(26)桃葉エキス 0.5
(27)海藻エキス 0.1
(28)セリシン 0.1
(29)アロエベラ葉エキス 0.1
(30)D−パントテニルアルコール 0.1
(31)加水分解コラーゲン液 0.5
(32)ヒアルロン酸ナトリウム 0.1
(33)シルクエキス 0.5
(34)加水分解コムギ 0.1
(35)L−アルギニン 0.1
(36)グルタミン酸ナトリウム 0.5
(37)L−プロリン 0.1
(38)ポリクオタニウムー64 0.1
(39)加水分解カラスムギタンパク 0.2
(40)海水 0.5
(41)フェノキシエタノール 0.3
(42)香料 0.5
(43)精製水 全量を100とする
(製法)(1)〜(17)を80℃にて均一に混合溶解し、80℃に加温した(43)に(21)〜(25)を分散したものをプロペラで攪拌しながら加え、乳化を行う。徐々に冷却を行い、60℃にて(18)〜(20)、(26)〜(42)を添加し、室温まで冷却して、ヘアコンディショナーを調製した。
実施例7 ヘアトリートメント
配合量(%)(1)セトステアリルアルコール 7.0
(2)ベヘニルアルコール 3.0
(3)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 1.0
(4)ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 0.5
(5)べヘニルPGトリモニウムクロリド 2.0
(6)ジメチルポリシロキサン(100cs) 5.0
(7)高重合ジメチルポリシロキサン(100万cs) 1.0
(8)アミノポリエーテル変性シリコーン 0.4
(SILSTYLE104、東レ・ダウコーニング社)
(9)メチルフェニルポリシロキサン 0.4
(10)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 1.0
(11)アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル 1.0
(混合脂肪酸:カプリル酸、カプリン酸、イソステアリン酸、ステアリン酸、
ヒドロキシステアリン酸)
(12)セバシン酸ジエチル 1.0
(13)ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 2.0
(14)パルミチン酸エチルヘキシル 2.0
(15)ジステリン酸ペンタエリスリチル 2.0
(16)乳酸 0.6
(17)パラフィン 1.0
(18)白色ワセリン 1.0
(19)1,3−ブチレングリコール 1.0
(20)ソルビトール液 2.0
(21)グリコシルトレハロース 1.0
(22)グリセリン 1.0
(23)プロピレングリコール 1.0
(24)ジプロピレングリコール 1.0
(25)ヒドロキシエチルセルロース 1.0
(26)Vinoveil−BS−1D 5.0
(日油社製、ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル1%水分散液)
(27)アミノ変性シリコーンエマルジョン 4.0
(シリコーン純分60%を有する、アミノ変性シリコーン
/ジメチルポリシロキサン=0.5/10の機械的エマルジョン)
(28)アミノ変性シリコーンエマルジョン 5.0
(シリコーン純分を14%有する機械乳化マイクロエマルジョン、
BY22−079、東レダウコーニング社製)
(29)ムクロジエキス 0.1
(30)ヒオウギエキス 0.1
(31)ツバキエキス 0.1
(32)黒米エキス(商品名:黒米エキス−PC〔オリザ油化製〕) 0.1
(33)コメヌカエキス 0.1
(34)コメ胚芽油 0.1
(35)加水分解コメタンパク 0.5
(36)加水分解ダイズタンパク 0.1
(37)防腐剤(ケーソンCG) 0.1
(38)フェノキシエタノール 0.2
(39)香料 0.7
(40)精製水 全量を100とする
(製法)(1)〜(18)を80℃にて均一に混合溶解し油相とする。(19)〜(25)及び(40)を80℃にて均一に混合攪拌し水相とする。水相に油相を加えて乳化したのち、ホモミキサーを用いて均一に混合する。混合しながら徐々に冷却を行い、60℃にて(26)〜(39)を添加し、室温まで冷却して、ヘアトリートメントを調製した。
実施例8 ヘアパック
配合量(%)
(1)ベヘニルアルコール 3.0
(2)ステアリルアルコール 7.0
(3)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 2.0
(4)エルカ酸ジメチルアミノプロピルアミド 0.5
(5)べヘニルPGトリモニウムクロリド 0.5
(6)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 1.0
(7)クオタニウム−80 0.5
(アビルコート3474、エボニック社製)
(8)アミノポリエーテル変性シリコーン 0.6
(SILSTYLE104、東レ・ダウコーニング社)
(9)メチルフェニルポリシロキサン 0.6
(10)セバシン酸ジエチル 1.0
(11)コハク酸ジエチルヘキシル 1.0
(12)パルミチン酸エチルヘキシル 2.0
(13)ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 2.0
(14)ジステアリン酸ペンタエリスリチル 1.0
(15)乳酸 1.0
(16)ヒドロキシエチルウレア 1.0
(17)プロピレングリコール 3.0
(18)ジグリセリン 1.0
(19)グリコシルトレハロース 3.0
(20)メチルパラベン 0.2
(21)Vinoveil−BS−1D 10.0
(日油社製、ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル1%水分散液)
(22)ジメチコン水性エマルジョン 3.0
(シリコンKM−910、信越化学工業社製)
(23)アミノ変性シリコーンエマルジョン 3.0
(シリコーン純分60%を有する、アミノ変性シリコーン
/ジメチルポリシロキサン=2.0/10の機械的エマルジョン)
(24)アミノ変性シリコーンエマルジョン 3.0
(シリコーン純分を20%有する機械乳化マイクロエマルジョン、
XS65−B6413、モメンティブ社製)
(25)フェノキシエタノール 0.2
(26)ムクロジエキス 0.5
(27)ヒオウギエキス 0.1
(28)ツバキエキス 0.1
(29)黒米エキス(商品名:黒米エキス−PC〔オリザ油化製〕) 0.1
(30)コメヌカエキス 0.1
(31)コメ胚芽油 0.1
(32)加水分解コメタンパク 0.5
(33)香料 0.6
(34)精製水 全量を100とする
(製法)(1)〜(15)を80℃にて均一に混合溶解させ、(16)〜(24)及び(34)を60℃にて混合したものを加えて乳化し、ホモミキサーで混合分散を行いながら、50℃で(25)〜(33)を加えて、室温まで冷却して、ヘアパックを調製した。

Claims (3)

  1. 下記(A)〜(D)成分を含有することを特徴とするヘアリンス組成物。
    (A)ベヘンジモニウムエチルリン酸ステアリル
    (B)下記一般式(I)で表される脂肪酸アミドアミン
    −CO−NH−(CH−N(R ・・・(I)
    (式中、Rは、直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、Rは炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
    (C)炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
    (D)ベヘニルPGトリモニウムクロリド
  2. 更に(E)イノシトールを含有する請求項1に記載のヘアリンス組成物。
  3. 更に(F)不揮発性シリコーン類を含有する請求項1又は2に記載のヘアリンス組成物。
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