JP2015107593A - タイヤ製造方法 - Google Patents

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Yasunori Kawauchi
保範 川内
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Abstract

【課題】 浮出しマークの視認性を確保しながら、クリースの発生を抑制する。
【解決手段】 所定の領域Yにおいて、生タイヤ形成前のサイドウォールゴム部材11の外表面11Sは、サイドウォールゴム部材11の厚さTがビード側に一定割合で減じる向きに傾斜する傾斜面15をなし、かつ前記交点相当位置P1における厚さTpと前記離間位置Qにおける厚さTqとの差Tp−Tqは1〜3mmの範囲である。
【選択図】図4

Description

本発明は、サイドウォール部に浮出しマークを形成した空気入りタイヤの製造方法に関する。
サイドウォール部に、例えば文字やライン等の浮出しマークを形成し、かつこの浮出しマークの外表面に色彩の異なる色ゴムを表出させた空気入りタイヤが提案されている。
このようなタイヤの形成方法は、まず、加硫成形により、加硫タイヤのサイドウォール部に浮出しマークを***させる。その後、加硫タイヤの浮出しマークをバフ掛けし、その外表面を覆う黒色の被覆ゴム層を除去することにより、サイドウォールゴム内に埋設された色ゴム(例えば白色のゴム等)をバフ掛け面に露出させている。
このとき、加硫金型のタイヤ成形面には、浮出しマーク形成用のゴム流入凹部が形成され、加硫成型時、生タイヤのサイドウォールゴムの一部を、前記ゴム流入凹部内に流入させることにより、前記浮出しマークを形成している。サイドウォールゴムとしては、前記浮出しマークに対応する位置に色ゴムが埋設され、かつこの色ゴムの表面を薄い被覆ゴム層にて被覆した帯状の押出し成形品が用いられている。
しかし従来においては、ゴム流入凹部へのゴム流れが不安定となり、例えば図7(A)に示すように、浮出しマークaの根元部分、特にビード側の根元部分で、被覆ゴム層bが局部的に厚くなる所謂クリースcが発生し、外観を低下させる傾向を招く。なおクリースcの発生原因としては、図7(B)に概念的に示すように、金型のゴム流入凹部d内へのゴム流れのうち、タイヤ成形面に沿ったゴム流れf1が悪く、中央側のゴム流れf2が主体的となるため、浮出しマークaの根元部分で被覆ゴム層bのゴムが集まってクリースcが発生するものと推測される。
そこで、下記の特許文献1の[0020]欄には、浮出しマークaの根元部分の曲率半径を3.0〜8.0mmと大きく設定することにより、前記クリースcを抑制することが提案されている。
しかし根元部分の曲率半径を大きくした場合、浮出しマークaの根元部分での輪郭が目立たなくなって視認性を低下させるという問題が生じる。従って、根元部分の曲率半径を3.0mm以下に抑えて視認性を確保しながらも、クリースcの発生を抑制しうる方法が望まれる。
特開2004−203227号公報
発明は、浮出しマークの根元部分の曲率半径を3.0mm以下に抑えて浮出しマークの視認性を確保しながら、クリースの発生を抑制でき外観性を向上しうるタイヤ製造方法を提供することを課題としている。
本発明は、生タイヤを形成する生タイヤ形成工程と、
前記生タイヤをタイヤ成形面を有する加硫金型によって加硫することにより、サイドウォール部の外表面に浮出しマークを***させた加硫タイヤを形成する加硫工程と、
前記加硫タイヤの浮出しマークの外表面をバフ掛けすることにより、バフ掛け面に内部の色ゴムを表出させる研磨工程とを含むタイヤ製造方法であって、
前記生タイヤ形成工程では、押出し機により押出し成形された帯状のサイドウォールゴム部材を用いて生タイヤのサイドウォール部が形成され、
しかも前記加硫金型は、前記タイヤ成形面に前記浮出しマークを***させるゴム流入凹部を具え、かつ前記タイヤ成形面とゴム流入凹部の側壁面とが交わる交点Pのうち、少なくともビード側の交点P1は、曲率半径Raが0.8〜3.0mmの円弧状の面取り部により除去されるとともに、
前記サイドウォールゴム部材は、ベースゴム部と、前記浮出しマークに対応する位置で前記ベースゴム部内に埋設される色ゴム部と、前記色ゴム部の外表面を被覆しかつ前記ベースゴム部と同色の厚さ0.5〜1.0mmの被覆ゴム層とを含み、
生タイヤを加硫金型に投入する際に前記ビード側の交点P1が前記サイドウォールゴム部材の外表面に当接する交点相当位置と、該交点相当位置から前記外表面に沿ってビード側に10mmの距離を隔たる離間位置Qとの間の領域において、
生タイヤ形成前のサイドウォールゴム部材の外表面は、サイドウォールゴム部材の厚さTがビード側に一定割合で減じる向きに傾斜する傾斜面をなし、かつ前記交点相当位置P1におけるサイドウォールゴム部材の厚さTpと前記離間位置Qにおけるサイドウォールゴム部材の厚さTqとの差Tp−Tqが1〜3mmの範囲であることを特徴としている。
本発明に係る前記タイヤ製造方法では、前記ゴム流入凹部は、前記タイヤ成形面からの深さDが3.0〜5.5mmであることが好ましい。
本発明は叙上の如く、加硫金型において、浮出しマーク形成用のゴム流入凹部の側壁面とタイヤ成形面とが交わるビード側の交点P1を、曲率半径Raが0.8〜3.0mmの円弧状の面取り部により除去している。これにより、浮出しマークの根元部分の曲率半径を3.0mm以下に抑えることができ、浮出しマークの視認性を確保することができる。
又、サイドウォールゴム部材の所定領域において、サイドウォールゴム部材の外表面を、サイドウォールゴム部材の厚さTがビード側に一定割合で減じる傾斜面とするとともに、交点相当位置P1における厚さTpと離間位置Qにおける厚さTqとの差Tp−Tqを1〜3mmに規制している。これにより、ゴム流入凹部内へのゴム流れにおいて、タイヤ成形面に沿ったゴム流れが円滑化して、中央側のゴム流れとのバランスを適正化でき、クリースの発生を抑制し浮出しマークの外観性を向上させることが可能となる。
本発明のタイヤ製造方法により形成された空気入りタイヤの一実施例を示す斜視図である。 その浮出しマークを拡大して示す断面図である。 (A)、(B)は生タイヤ形成工程を説明する概念図である。 (A)は生タイヤ形成前のサイドウォールゴム部材を示す断面図、(B)は領域Yにおける外表面の傾斜を拡大して示す断面図である。 加硫工程を示す断面図である。 (A)投入時における生タイヤと加硫金型との関係を示す部分拡大断面図、(B)は加硫後における加硫タイヤと加硫金型との関係を示す部分拡大断面図である。 (A)はクリースを説明する断面図、(B)はその発生原因を示す概念図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、このカーカス6の半径方向外側かつトレッド部2の内部に配されるベルト層7とを具える。
カーカス6は、カーカスコードをタイヤ周方向に対して例えば75〜90゜の角度で配列した1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aから形成される。カーカスプライ6Aは、ビードコア5、5間に跨るプライ本体部6aの両端部に、ビードコア5の廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部6bを一連に具える。なお図中の符号8は、ビード補強用のビードエーペックスゴムであり、又符号14はリムズレ防止用のクリンチゴムである。
又、ベルト層7は、ベルトコードをタイヤ周方向に対して例えば10〜45°の角度で配列した少なくとも2枚、本例では2枚のベルトプライ7A、7Bから形成される。ベルト層7では、各ベルトコードがプライ間相互で交差し、これによりベルト剛性が高まり、トレッド部2のほぼ全幅が補強される。
又、サイドウォール部3には、その外表面3Sから***して例えば標章を表示する浮出しマーク9が形成される。標章は、タイヤのメーカ名、商品名、サイズ等を表す文字、記号、図形を含む総称である。浮出しマーク9の外表面9Sには、サイドウォール部3の外表面3Sと異なる色の色ゴムG1が露出する。本例では、従来タイヤと同様、サイドウォール部3の外表面3Sが黒色のゴムG2で形成されるとともに、浮出しマーク9の外表面9Sが白色の色ゴムG1で形成される場合が示される。
図2に拡大して示すように、浮出しマーク9では、そのビード側の側面9s1、本例ではビード側及びトレッド側の双方の側面9s1,9s2は、それぞれ曲率半径Rが0.8〜3.0mmの円弧面10を介して、前記外表面3Sと滑らかに連なっている。このように根元部分の曲率半径Rが小であることにより、浮出しマーク9の輪郭を際立たせることができ、その視認性を十分確保することができる。
次に、前記空気入りタイヤ1の製造方法を説明する。この製造方法は、生タイヤ形成工程と加硫工程と研磨工程とを含む。
図3(A)、(B)に示すように、前記生タイヤ形成工程は、生タイヤ1Nを形成する工程であって、生タイヤ1Nのサイドウォール部3は、押出し機によって押出し成形された帯状のサイドウォールゴム部材11を用いて形成される。
具体的には、本例の生タイヤ形成工程は、
(1)円筒状のタイヤ成形ドラム20上で、サイドウォールゴム部材11、カーカスプライ6A等を順次巻き付けて円筒状のタイヤ基体12を形成するステップS1aと、
(2)前記円筒状のタイヤ基体12のタイヤ軸方向外側部分上に、ビードコア5をセットするステップS1bと、
(3)ビードコア5、5間を近づけながら、前記タイヤ基体12をビードコア5、5間で膨張させてトロイド状にシェーピングするとともに、その膨張部分に、別途形成したトレッド形成用のトレッドリング13を一体に接合するステップS1cとを具え、これによって生タイヤ1Nが形成される。
図4(A)に、生タイヤ形成前(押出し成形された段階)のサイドウォールゴム部材11の断面が示される。このサイドウォールゴム部材11は、ベースゴム部11Aと、前記浮出しマーク9に対応する位置でベースゴム部11A内に埋設される色ゴム部11Bと、この色ゴム部11Bの外表面を被覆する厚さ0.5〜1.0mmの薄い被覆ゴム層11Cとを含んで形成される。本例の場合、前記ベースゴム部11Aと被覆ゴム層11Cとは、黒色のゴムG2から形成され、前記色ゴム部11Bは白色の色ゴムG1から形成される。このようなサイドウォールゴム部材11は、周知構造の多層型押出機を用いて形成することができる。なおサイドウォールゴム部材11としては、本例のように、クリンチゴム14をさらに含んだ一体押出し成形品を採用することもできる。
図5に示すように、加硫工程では、前記生タイヤ1Nを、タイヤ成形面25Sを有する加硫金型25によって加硫する。これにより、サイドウォール部3の外表面に浮出しマーク9を***させた加硫タイヤ1Aを形成する。なおこの加硫タイヤ1Aの段階では、図6(B)に示すように、浮出しマーク9の外表面9Sは、被覆ゴム層11Cによって被覆されている。
前記加硫金型25は、周知構造をなし、前記タイヤ成形面25Sには、前記浮出しマーク9を***させるゴム流入凹部26が凹設される。図6(A)に示すように、加硫金型25では、タイヤ成形面25Sとゴム流入凹部26の側壁面26Sとが交わる交点Pのうち、少なくともビード側の交点P1が、曲率半径Raが0.8〜3.0mmの円弧状の面取り部27により除去されている。本例では、トレッド側の交点P2も、前記面取り部27により除去されている。これにより、浮出しマーク9の輪郭を際立たせることができ、その視認性を十分確保することができる。なおゴム流入凹部26のタイヤ成形面25Sからの深さDは3.0〜5.5mmであるのが好ましい。
又、前記研磨工程(図示しない。)では、従来と同様、前記加硫タイヤ1Aの浮出しマーク9の外表面9Sをバフ掛けし、外表面9Sの被覆ゴム層11Cを除去することにより、バフ掛け面K(図1、2に示す。)に色ゴムG1を露出させている。
そして本発明では、図4(A)に示すように、所定の領域Yにおいて、サイドウォールゴム部材11の外表面11Sの傾斜の度合いを規制している。
図6(A)に示すように、前記所定の領域Yは、下記のように定義される。生タイヤ1Nを加硫金型25に投入する際に、前記ビード側の交点P1が前記サイドウォールゴム部材11の外表面11Sに当接する交点相当位置を11Pとしたとき、この交点相当位置11Pから前記外表面11Sに沿ってビード側に10mmの距離Lを隔たる離間位置Qと、前記交点相当位置11Pとの間の領域が、前記領域Yとして定義される。
そして図4(A)、(B)に示すように、生タイヤ形成前のサイドウォールゴム部材11の外表面11Sは、前記領域Yにおいて、サイドウォールゴム部材11の厚さTがビード側に一定割合で減じる向きに傾斜する傾斜面15を形成している。しかも、前記交点相当位置P1におけるサイドウォールゴム部材の厚さTpと、前記離間位置Qにおけるサイドウォールゴム部材の厚さTqとの差ΔTであるTp−Tqを1〜3mmの範囲としている。即ち、前記傾斜面15は、サイドウォールゴム部材11の内表面と平行な基準面Xに対して、角度α(α=sin−1(1/10)〜sin−1(3/10))の角度で傾斜している。
このように前記領域Yにおける外表面11Sを、角度αの傾斜面15で形成することにより、ゴム流入凹部26内へのゴム流れにおいて、タイヤ成形面25Sに沿ったゴム流れを円滑化し、中央側のゴム流れとのバランスを適正化させることができる。その結果、クリースの発生を抑制でき、浮出しマーク9の外観性を向上させることが可能となる。
前記厚さの差ΔTが1mmを下回ると、クリースの抑制効果が不十分となる。逆に3.0mmを越える場合、押出し形状のバラツキが大きくなって、狙いの厚みが得られない傾向となり、例えば狙いよりサイドウォールゴム部材11が薄くなった場合、車両装着後の経時劣化により、色ゴムG1への老化防止剤が移行することによる色ゴムG1の茶変色問題が発生する。又狙いよりサイドウォールゴム部材11が厚くなった場合、加硫不足(アンダーキュア)による外観不良が発生する。
なお生タイヤ形成工程ではゴムの流動がないので、押出し成型時のサイドウォールゴム部材11の厚さ分布は、そのまま生タイヤ1Nにおけるカーカス6からサイドウォール部3の外表面3Sまでの厚さ分布として表れる。従って、生タイヤ形成前である押出し成型時におけるサイドウォールゴム部材11の外表面11Sの形状を規制することで、生タイヤ1Nにおける外表面3Sの形状を規制するのと同じ効果が得られ、生タイヤ1Nにおけるゴム流入凹部26内へのゴム流れを改善することが可能となる。
ここで、ゴム流入凹部26の前記深さDが3.0mmを下回ると、浮出しマーク9の***高さが不十分となって視認性の低下を招く。逆に、深さDが5.5mmを越える場合、ゴム流入凹部26内へのゴム流入量の増加につれたカーカス6の吸い上がりが大きくなるため、カーカスに蛇行が発生しやすくなる。
又、被覆ゴム層の厚さが0.5mmを下回ると、バフ掛け面K以外の位置で色ゴムG1が露出する白ゴム露出不良の傾向を招く。逆に1.0mmを越える場合、バフ掛け面Kに占める色ゴムG1の露出面積の割合が小さくなり、色ゴムG1が目立ちにくくなって視認性を低下させる。
又、前記面取り部の曲率半径Raが0.8mmを下回ると、クラックが発生しやすくなり、逆に3.0mmを越える場合、浮出しマーク9の根元の輪郭が目立ちにくくなって視認性を低下させる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
本発明の製造方法を用い、図1に示す構造の空気入りタイヤ(LT265/75R16)を、表1の仕様にて試作した。そして各試供タイヤにおける浮出しマークの視認性、耐クラック性、外観性をテストした。
(1)視認性:
研磨工程後、浮出しマークの視認性を、目視検査により比較例1を100とする指数で評価した。数値が大なほど視認性に優れている。目視検査では、浮出しマークの輪郭の目立ち具合、バフ掛け面において色ゴムG1の露出面積が占める割合の多さを評価した。
(2)耐クラック性:
リム(16×7.5J)、内圧(550kPa)、荷重(最大許容荷重)の条件にて、ドラム上を速度(100km/h)にて走行させ、浮出しマークの周辺にクラックが発生するまでの走行距離を、比較例1を100とする指数で評価した。数値が大なほど耐クラック性に優れている。
(3)外観性:
目視検査により、浮出しマークにおけるクリース不良、色ゴム露出不良、茶変色、加硫不足について、それぞれ比較例1を100とする指数で評価した。数値が大なほど外観性に優れている。
Figure 2015107593
Figure 2015107593
表に示されるように、実施例は、浮出しマークの視認性を確保しながら、クリースの発生を抑制でき、かつクリース以外の外観性に関しても悪影響を抑制しうるのが確認できる。
1A 加硫タイヤ
1N 生タイヤ
3 サイドウォール部
3S 外表面
9 浮出しマーク
9S 外表面
11 サイドウォールゴム部材
11A ベースゴム部
11B 色ゴム部
11C 被覆ゴム層
11P 交点相当位置
11S 外表面
15 傾斜面
25 加硫金型
25S タイヤ成形面
26 ゴム流入凹部
26S 側壁面
27 面取り部
G1 色ゴム
K バフ掛け面
Y 領域

Claims (2)

  1. 生タイヤを形成する生タイヤ形成工程と、
    前記生タイヤをタイヤ成形面を有する加硫金型によって加硫することにより、サイドウォール部の外表面に浮出しマークを***させた加硫タイヤを形成する加硫工程と、
    前記加硫タイヤの浮出しマークの外表面をバフ掛けすることにより、バフ掛け面に内部の色ゴムを表出させる研磨工程とを含むタイヤ製造方法であって、
    前記生タイヤ形成工程では、押出し機により押出し成形された帯状のサイドウォールゴム部材を用いて生タイヤのサイドウォール部が形成され、
    しかも前記加硫金型は、前記タイヤ成形面に前記浮出しマークを***させるゴム流入凹部を具え、かつ前記タイヤ成形面とゴム流入凹部の側壁面とが交わる交点Pのうち、少なくともビード側の交点P1は、曲率半径Raが0.8〜3.0mmの円弧状の面取り部により除去されるとともに、
    前記サイドウォールゴム部材は、ベースゴム部と、前記浮出しマークに対応する位置で前記ベースゴム部内に埋設される色ゴム部と、前記色ゴム部の外表面を被覆しかつ前記ベースゴム部と同色の厚さ0.5〜1.0mmの被覆ゴム層とを含み、
    生タイヤを加硫金型に投入する際に前記ビード側の交点P1が前記サイドウォールゴム部材の外表面に当接する交点相当位置と、該交点相当位置から前記外表面に沿ってビード側に10mmの距離を隔たる離間位置Qとの間の領域において、
    生タイヤ形成前のサイドウォールゴム部材の外表面は、サイドウォールゴム部材の厚さTがビード側に一定割合で減じる向きに傾斜する傾斜面をなし、かつ前記交点相当位置P1におけるサイドウォールゴム部材の厚さTpと前記離間位置Qにおけるサイドウォールゴム部材の厚さTqとの差Tp−Tqが1〜3mmの範囲であることを特徴とするタイヤ製造方法。
  2. 前記ゴム流入凹部は、前記タイヤ成形面からの深さDが3.0〜5.5mmであることを特徴とする請求項1記載のタイヤ製造方法。
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