JP2015106735A - 情報処理装置、及びプログラム - Google Patents

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真紀子 磯部
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Abstract

【課題】オペレータが顧客に架電した際の成功率を向上させることが可能な、情報処理装置、及びプログラムを提供する。
【解決手段】顧客の勤務形態の指定を含む抽出条件を情報処理端末から取得する取得部と、顧客の電話番号と、顧客の勤務形態とが対応づけられたデータベースに記録されている複数の顧客の中から、前記取得部により取得された抽出条件に基づいて、オペレータに架電させる顧客を抽出する顧客抽出部と、を備える、情報処理装置。
【選択図】図13

Description

本発明は、情報処理装置、及びプログラムに関する。
従来、例えば行政機関や企業のコールセンタなどにおいて、顧客との電話通話や顧客との対面の機会を増加させるための技術が各種提案されている。
例えば、特許文献1には、訪問履歴データに基いて、税金の滞納者の在宅日および在宅時間を蓄積し、滞納者が在宅している確率の高い曜日や時間帯を予測する技術が記載されている。また、特許文献2には、予め顧客から得た在宅情報をデータベース内に記憶しておき、そして、顧客へコールを行おうとしたときの日時が顧客の在宅予定日時であるか否かを判断する技術が記載されている。また、特許文献3には、コールセンタが顧客に発信した場合に、その電話がつながって顧客が応対したときには、そのときの電話番号および時間帯についての応対可能度データを所定値だけ増大する技術が記載されている。
また、顧客などの対象者の日々の生活パターンを判断するための技術も提案されている。例えば、特許文献4には、人検知装置による独居者の在宅場所の時系列データの信号に基づいて、独居者の日々の生活行動パターンを認識・判定する技術が記載されている。
特開2003−288442号公報 特開平11−187122号公報 特開2003−078621号公報 特開2003−317174号公報
しかしながら、上記の技術では、オペレータが顧客に架電した際の成功率が低い。例えば、上記の技術では、事前に顧客が通話可能な時間帯をおおよそ予測することができない。このため、顧客に対して大変多くの回数架電しなければ、顧客と通話することができない場合も発生しうる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、オペレータが顧客に架電した際の成功率を向上させることが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、顧客の勤務形態の指定を含む抽出条件を情報処理端末から取得する取得部と、顧客の電話番号と、顧客の勤務形態とが対応づけられたデータベースに記録されている複数の顧客の中から、前記取得部により取得された抽出条件に基づいて、オペレータに架電させる顧客を抽出する顧客抽出部と、を備える、情報処理装置が提供される。
前記情報処理端末は、オペレータが使用する端末であり、前記取得部は、前記情報処理端末から、前記オペレータが架電した顧客の電話番号、および前記オペレータが架電した顧客に対して入力された顧客の勤務形態をさらに取得し、前記情報処理装置は、取得された顧客の電話番号と、取得された顧客の勤務形態とを対応づけて前記データベースに記録するデータベース管理部をさらに備え、前記顧客抽出部は、前記データベースに記録されている顧客の勤務形態が、前記取得部により取得された抽出条件を満たす顧客を抽出してもよい。
前記取得部は、前記情報処理端末から、前記オペレータが架電した顧客に関する通話の結果を示す通話結果情報をさらに取得し、前記データベース管理部は、取得された通話結果情報を顧客の電話番号にさらに対応づけて前記データベースに記録し、前記顧客抽出部は、さらに、前記データベースに記録されている通話結果情報が、前記取得部により取得された抽出条件を満たす顧客を抽出してもよい。
前記情報処理装置は、前記データベースに記録されている顧客の勤務先を示す情報に基づいて、顧客の勤務形態を特定する勤務形態特定部と、顧客の電話番号と、前記顧客に関して特定された勤務形態とを対応づけて前記データベースに記録するデータベース管理部と、をさらに備えてもよい。
前記取得部は、前記情報処理端末から顧客の電話番号をさらに取得し、前記情報処理装置は、取得された顧客の電話番号に対応づけて前記データベースに記録されている勤務形態を前記情報処理端末へ送信させる送信制御部をさらに備えてもよい。
前記顧客の勤務形態は、一週間以上を単位とする期間における顧客が通話可能な時間帯を示す通話可能時間パターンと対応づけられていてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、情報処理端末から、顧客の電話番号を取得する取得部と、顧客の電話番号と、顧客の勤務形態とが対応づけられたデータベースから、取得された顧客の電話番号に対応する前記顧客の勤務形態を取得するデータベース管理部と、取得された前記顧客の勤務形態を前記情報処理端末へ送信させる送信制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、顧客の勤務形態の指定を含む抽出条件を情報処理端末から取得する取得部と、顧客の電話番号と、顧客の勤務形態とが対応づけられたデータベースに記録されている複数の顧客の中から、前記取得部により取得された抽出条件に基づいて、オペレータに架電させる顧客を抽出する顧客抽出部、として機能させるための、プログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、情報処理端末から、顧客の電話番号を取得する取得部と、顧客の電話番号と、顧客の勤務形態とが対応づけられたデータベースから、取得された顧客の電話番号に対応する前記顧客の勤務形態を取得するデータベース管理部と、取得された前記顧客の勤務形態を前記情報処理端末へ送信させる送信制御部、として機能させるための、プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、オペレータが顧客に架電した際の成功率を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態による情報処理システムの構成例を示した説明図である。 同実施形態による情報処理装置10のハードウェア構成を示した説明図である。 同実施形態によるデータベース20の構成例を示した説明図である。 同実施形態による対象顧客情報テーブル200の構成例を示した説明図である。 同実施形態による通話可能時間テーブル202の構成例を示した説明図である。 同実施形態による顧客抽出条件テーブル204の構成例を示した説明図である。 同実施形態によるオペレータ端末32に表示されるオペレータ画面の表示例を示した説明図である。 同実施形態による、オペレータによる生活スタイルパターンの選定例を示した説明図である。 同実施形態による管理者端末36に表示されるメニュー画面の表示例を示した説明図である。 同実施形態による管理者端末36に表示されるリスト抽出条件設定画面の表示例を示した説明図である。 同実施形態による管理者端末36に表示される生活スタイルパターンの変更画面の表示例を示した説明図である。 同実施形態による管理者端末36に表示される生活スタイルパターンの修正画面の表示例を示した説明図である。 同実施形態による情報処理装置10の構成を示した機能ブロック図である。 同実施形態によるテーブル登録時の動作を示したシーケンス図である。 同実施形態による顧客への架電時の動作を示したシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態によるデータベース20の構成例を示した説明図である。 同実施形態による対象顧客情報テーブル205の構成例を示した説明図である。 同実施形態による勤務時間テーブル208の構成例を示した説明図である。 同実施形態による情報処理装置10の構成を示した機能ブロック図である。 同実施形態による生活スタイルパターンの特定例を示した説明図である。 同実施形態によるテーブル登録時の動作を示したシーケンス図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.背景
2.各実施形態の詳細な説明
2−1.第1の実施形態
2−2.第2の実施形態
3.変形例
<<1.背景>>
本発明は、一例として「2−1.第1の実施形態」〜「2−2.第2の実施形態」において詳細に説明するように、多様な形態で実施され得る。最初に、本発明の特徴を明確に示すために、本発明を創作するに至った背景について説明する。
従来、金融機関のコールセンタなどでは、商品の販売ターゲットとなる顧客に対して電話をかけて営業を行うアウトバウンド業務が行われている。このアウトバウンド業務では、商品販売の成約率を向上させるために、顧客宛ての架電の成功率を上げることが目標とされている。
そこで、従来技術では、顧客の在宅時に電話することを目的として、顧客の在宅状況を電話の着信状況などで確認し、そして、在宅する可能性が高い時間帯を算出する方法が提案されている。また、在宅率が同一の場合には、例えばサラリーマンや主婦など、顧客の職業を区分することにより、職業ごとに、架電する時間帯を決定する方法が提案されている。
しかしながら、上記の技術では、依然として、顧客宛てに架電した際の架電の成功率が低いという課題がある。
そこで、上記事情を一着眼点にして本発明の各実施形態による情報処理装置10に1つの新機能を創作するに至った。各実施形態による情報処理装置10は、オペレータが顧客に架電した際の成功率を向上させることができる。
<<2.各実施形態の詳細な説明>>
<2−1.第1の実施形態>
[2−1−1.情報処理システムの基本構成]
次に、本発明の各実施形態について詳細に説明する。まず、第1の実施形態による情報処理システムの基本構成について図1を参照して説明する。図1は、第1の実施形態による情報処理システムの基本構成を示した説明図である。図1に示したように、第1の実施形態による情報処理システムは、情報処理装置10、データベース20、CTIサーバ22、ADサーバ23、回線収容装置24、NW機器25、ISDN27、上位サーバ30、オペレータ端末32、オペレータ用電話機34、管理者端末36、および顧客用電話機40を含む。なお、図1において太線で示したように、回線収容装置24、ISDN27、および顧客用電話機40は、コールセンタ2の外線で接続される。また、図1において破線で示したように、CTIサーバ22、回線収容装置24、NW機器25、およびオペレータ用電話機34は、コールセンタ2の内線で接続される。
なお、本明細書では以後、第1の実施形態による情報処理システムが、金融機関におけるアウトバウンド業務を支援する場面に適用される例を中心として説明する。
(2−1−1−1.情報処理装置10)
情報処理装置10は、例えば後述する上位サーバ30から受信される、オペレータによる架電対象となる対象顧客リストに含まれる複数の顧客のうち、コールセンタ2に勤務するオペレータに架電させる顧客を抽出するための装置である。この情報処理装置10は、上位サーバ30と通信することが可能である。また、情報処理装置10は、例えばコールセンタ2内に設けられたLAN(Local Area Network)を介して、オペレータ端末32および管理者端末36と通信することが可能である。
なお、情報処理装置10は、例えば図2に示すようなハードウェア構成を有する。図2は情報処理装置10のハードウェア構成の例を示した説明図である。図2に示したように、情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)150、ROM(Read Only
Memory)152、RAM(Random Access Memory)154、内部バス156、入出力インターフェース158、HDD(Hard Disk Drive)160、およびネットワークインターフェース162を備える。
‐CPU150‐
CPU150は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置10内の動作全般を制御する。また、CPU150は、情報処理装置10において制御部100の機能を実現する。なお、CPU150は、マイクロプロセッサなどのプロセッサにより構成される。
‐ROM152‐
ROM152は、CPU150が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。
‐RAM154‐
RAM154は、CPU150の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。
‐内部バス156‐
内部バス156は、CPUバスなどから構成される。この内部バス156は、CPU150、ROM152、およびRAM154を相互に接続する。
‐入出力インターフェース158‐
入出力インターフェース158は、HDD160、およびネットワークインターフェース162を、内部バス156と接続する。例えばHDD160は、この入出力インターフェース158および内部バス156を介して、RAM154などとの間でデータをやり取りする。
‐HDD160‐
HDD160は、後述する記憶部122として機能する、データ格納用の装置である。このHDD160は、例えば、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置、および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含む。また、HDD160は、CPU150が実行するプログラムや各種データを格納する。
‐ネットワークインターフェース162‐
ネットワークインターフェース162は、例えばインターネットなどの通信網に接続するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。このネットワークインターフェース162は、後述する通信部120として機能する。また、ネットワークインターフェース162は、無線LAN対応通信装置、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置、または有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。
(2−1−1−2.データベース20)
データベース20は、例えば後述する上位サーバ30から受信される対象顧客リストに含まれる複数の顧客に関して、例えば顧客の勤務形態などの顧客情報や、オペレータによるコール結果などを記憶する装置である。このデータベース20は、例えば、対象顧客情報テーブル200、通話可能時間テーブル202、および顧客抽出条件テーブル204を有する。
‐対象顧客情報テーブル200‐
対象顧客情報テーブル200は、上位サーバ30から受信された対象顧客リストに含まれる複数の顧客に関する顧客情報が記録されるテーブルである。図4は、対象顧客情報テーブル200の構成例を示した説明図である。図4に示したように、対象顧客情報テーブル200では、例えば、店番2000、科目2002、口座番号2004、顧客番号2006、氏名2008、電話番号2010、住所2012、コール結果2014、生活スタイルパターン2016、および正確度2018が対応づけて記録される。なお、店番2000、科目2002、口座番号2004、顧客番号2006、氏名2008、電話番号2010、および住所2012には、基本的には、上位サーバ30から受信された対象顧客リストに記載されている内容がそれぞれ記録される。
ここで、店番2000、科目2002、および口座番号2004には、顧客が有する口座の店番、科目、および口座番号がそれぞれ記録される。また、顧客番号2006には、例えば金融機関において顧客ごとに一意に割り当てられた識別番号(例えばCIF(Customer Information Number)番号など)が記録される。また、氏名2008、電話番号2010、および住所2012には、顧客の氏名、電話番号、および住所がそれぞれ記録される。
また、コール結果2014には、オペレータが顧客用電話機40へ架電した際の、例えば顧客と通話できたか否かの結果や、顧客との通話時にオペレータにより判断された顧客の意思など、オペレータが架電した顧客に関する通話の結果が記録される。
また、生活スタイルパターン2016には、顧客の勤務形態に対応づけて予め登録されている生活スタイルパターンのうち、例えばオペレータにより当該顧客に適合すると判断された1以上の生活スタイルパターンが記録される。ここで、生活スタイルパターンは、本発明における通話可能時間パターンの一例である。この生活スタイルパターンは、例えば一週間、または一ヶ月などの所定の期間における顧客が通話可能な時間帯を示す複数のパターンのうちの一つである。この生活スタイルパターンは、例えば後述する通話可能時間テーブル202において、顧客の勤務形態と予め対応づけて登録される。なお、顧客が通話可能な時間帯とは、例えば顧客が在宅しているときなど、顧客が電話をとることが可能な時間帯を示す。
また、正確度2018には、当該顧客に適合すると判断された生活スタイルパターンに関して、どれだけ正確であるかがオペレータにより判断された度合いが記録される。
例えば、図4の1レコード目のデータは、当該顧客が有する口座の店番が「001」であり、科目が「普通」であり、口座番号が「1000001」であり、当該顧客の顧客番号が「1010」であり、氏名が「沖 太郎」であり、電話番号が「03−0001−0002」であり、住所が「東京都新宿区××」であり、コール結果が「留守」であり、オペレータにより当該顧客の生活スタイルパターンとして「01、02、04」、生活スタイルパターンの正確度として「3」がそれぞれ判断されたことを示している。
‐通話可能時間テーブル202‐
通話可能時間テーブル202は、例えばコールセンタ2の管理者によって決められる、顧客の勤務形態ごとの通話可能時間帯が記録されるテーブルである。図5は、通話可能時間テーブル202の構成例を示した説明図である。図5に示したように、通話可能時間テーブル202では、例えば、勤務形態2020、生活スタイルパターン2022、不在時間帯2024、および通話可能時間帯2026が対応づけて記録される。
ここで、勤務形態2020には、例えばコールセンタ2の管理者によって予め分類された顧客の勤務形態の種類が記録される。また、生活スタイルパターン2022には、勤務形態2020に対応づけて予め登録された生活スタイルパターンのIDが記録される。また、不在時間帯2024には、勤務形態2020に対応づけて登録された顧客の不在の時間帯が記録される。また、通話可能時間帯2026には、勤務形態2020に対応づけて登録された、通話可能と推定される時間帯が記録される。
例えば、図5の1レコード目は、勤務形態が「一般会社員(残業なし)」のデータであり、当該勤務形態に対応づけて登録された生活スタイルパターンが「01」であり、当該勤務形態に対応づけて登録された不在時間帯が「平日朝〜18:00」であり、当該勤務形態に対応づけて登録された通話可能時間帯が「平日18:00以降、土日」であることを示している。
このように、通話可能時間テーブル202では、例えば会社員という一括りではなく、会社員の中でも残業の有無や、一般勤務か夜勤かなど、勤務形態が細分化され、そして、細分化された各勤務形態に対応づけて通話可能時間帯が登録される。このため、後述するように、情報処理装置10は、通話可能時間テーブル202を参照することにより、対象顧客情報テーブル200に登録されている顧客全体の中から、ある時間帯において通話可能である可能性が高い顧客を適切に抽出することができる。
‐顧客抽出条件テーブル204‐
顧客抽出条件テーブル204は、対象顧客情報テーブル200に記録された複数の顧客の中から顧客を抽出するための、生活スタイルパターンなどの、顧客抽出条件が記録されたテーブルである。図6は、顧客抽出条件テーブル204の構成例を示した説明図である。図6に示したように、顧客抽出条件テーブル204では、例えば、顧客属性2040、コール結果2046、生活スタイルパターン2048、および対象期間2049が対応づけて記録される。
ここで、顧客属性2040には、顧客を抽出するための、例えば年齢2042や性別2044などの顧客の属性の条件が記録される。また、コール結果2046には、顧客を抽出するための、オペレータが顧客と通話できたか否かの結果や、顧客との通話時にオペレータにより判断された顧客の意思などの条件が記録される。また、生活スタイルパターン2048には、顧客を抽出するための、登録された生活スタイルパターンのIDの条件が記録される。また、対象期間2049には、顧客属性2040、コール結果2046、および生活スタイルパターン2048を含む顧客抽出条件が適用される期間の指定が記録される。
例えば、図6の1レコード目は、顧客の抽出条件として、顧客が「22歳〜60歳」であり、コール結果が「留守」であり、生活スタイルパターンが「01、および、02」であることが指定されていること、および、当該抽出条件が適用される対象期間が「平日21:00〜22:00」であることを示している。
(2−1−1−3.CTIサーバ22)
CTIサーバ22は、例えば、PBX(Private branch exchange)機能、CTI(Computer Telephony
Integration)機能、ACD(Automatic Call Distribution)機能、IVR(Interactive Voice Response)機能など、コールセンタ2に必要なCTI基盤機能を搭載する装置である。
(2−1−1−4.ADサーバ23)
ADサーバ23は、ドメインコントローラ機能を搭載する装置である。
(2−1−1−5.回線収容装置24)
回線収容装置24は、例えばISDN(Integrated Services Digital Network)回線などの回線を収容するための装置である。この回線収容装置24は、実際の回線数に応じて構成されることが可能である。
(2−1−1−6.NW機器25)
NW機器25は、コールセンタ2内の例えばLAN等に接続される各装置を接続するための装置である。例えば、NW機器25は、情報処理装置10、CTIサーバ22、ADサーバ23、回線収容装置24、オペレータ端末32、オペレータ用電話機34、および管理者端末36を接続するために構成される。
(2−1−1−7.ISDN27)
ISDN27は、ISDN回線からなる回線網である。
(2−1−1−8.オペレータ端末32)
オペレータ端末32は、本発明における情報処理端末の一例である。オペレータ端末32は、コールセンタ2に勤務するオペレータによって使用される端末である。また、オペレータ端末32は、例えば、画面を表示するためのディスプレイ、コールセンタ2に設けられたLAN等に接続するためのネットワークインターフェース、およびマウスやキーボードなどの、オペレータが入力を行うための入力装置などを有する。オペレータ端末32は、例えば、PC(Personal Computer)であってもよい。
ここで、図7を参照して、オペレータ端末32に表示される表示画面の例(オペレータ画面50)について説明する。図7に示したように、オペレータ画面50は、例えば顧客情報表示欄500、コール結果選択欄502、生活スタイルパターン選択欄504、および生活スタイルパターンの正確さ選択欄506を含む。ここで、顧客情報表示欄500には、オペレータが架電した顧客(または架電しようとしている顧客)に関する、例えば対象顧客情報テーブル200に記録された顧客情報、コール履歴、または生活スタイルパターンなどが表示される。
また、コール結果選択欄502は、顧客宛てに架電した際にオペレータが判断したコール結果を選択するための選択欄である。また、生活スタイルパターン選択欄504は、顧客宛てに架電した際にオペレータが顧客の生活スタイルパターンを選択するための選択欄である。また、生活スタイルパターンの正確さ選択欄506は、オペレータが顧客の生活スタイルパターンを選択した際の、判断の確実さの度合いを選択するための選択欄である。
‐オペレータによる生活スタイルパターンの選択‐
ここで、図8を参照して、オペレータによる生活スタイルパターンの選択の例について説明する。図8における、11月13日時点の選定履歴説明欄520に示したように、オペレータは、(1)11月13日(水)の14:30に架電した際に顧客が留守だったこと、および(2)11月11日(月)の10:00に架電した際にも顧客が留守だったことの2つの履歴から、例えば「平日の朝〜18:00」に顧客が不在にしている(電話をとれない)と判断し、そして、オペレータは、当該顧客に関して可能性が高い生活スタイルパターンとして、例えば図5に示した生活スタイルパターンのうち「01(一般会社員(残業なし))」、「02(会社員(残業あり))」および「04(会社員日休)」を選択する。また、オペレータは、選択した各々の生活スタイルパターンの確実性がまだ低いと判断し、そして、正確度として例えば5段階のうち「2」を選択する。
また、11月15日時点の選定履歴説明欄522に示したように、オペレータは、さらに、(3)11月15日(土)の16:00に架電した際には顧客と通話ができ、そして、通話時において例えばオペレータによる商品の説明に顧客が「興味を持っている」とオペレータは判断した。この場合、オペレータは、例えば「土曜日の朝〜18:00」に顧客が通話可能であると判断し、そして、当該顧客の生活スタイルパターンとして選択されたパターンのうち「01(一般会社員(残業なし))」および「02(会社員残業有)」に選択を絞る(つまり「04(会社員日休)」を非選択にする)。また、オペレータは、選択された各々の生活スタイルパターンの確実性が少し高まったと判断し、そして、正確度として例えば5段階のうち「3」を選択する。
また、11月18日時点の選定履歴説明欄524に示したように、オペレータは、さらに、(4)11月18日(月)の19:45に架電した際には顧客と通話ができ、そして、通話時において顧客から「資料を請求したい」という意思をオペレータは聞いた。この場合、オペレータは、例えば「平日の18:00〜21:00」に顧客が通話可能であると判断し、そして、当該顧客の生活スタイルパターンとして選択されたパターンのうち「01(一般会社員(残業なし))」に選択を絞る(つまり「02(会社員残業有)」を非選択にする)。また、オペレータは、選択した生活スタイルパターンの確実性が高いと判断し、そして、正確度として例えば5段階のうち「4」を選択する。
このように、オペレータは、顧客へ架電する度に、例えばオペレータ画面50に表示されるコール結果の履歴を参照しながら、当該顧客に対応する生活スタイルパターンを徐々に詳細に絞り込むことができる。このため、オペレータは、各顧客に関して、顧客へ架電する度に、より詳細な通話可能時間帯を対象顧客情報テーブル200に登録することができる。
(2−1−1−9.オペレータ用電話機34)
オペレータ用電話機34は、コールセンタ2に勤務するオペレータによって通話に用いられる電話機である。オペレータは、オペレータ用電話機34を用いて、顧客との通話を行う。なお、オペレータ用電話機34は、固定型電話機であってもよいし、携帯型電話機であってもよい。
(2−1−1−10.管理者端末36)
管理者端末36は、本発明における情報処理端末の一例である。管理者端末36は、コールセンタ2に勤務する管理者によって使用される端末である。なお、管理者端末36は、オペレータ端末32と同様のハードウェア構成を有することが可能である。
ここで、図9を参照して、管理者端末36に表示されるメニュー画面について説明する。図9は、管理者端末36に表示されるメニュー画面の表示例(メニュー画面54)を示した説明図である。図9に示したように、メニュー画面54は、例えば、顧客リストを作成する際の顧客の抽出条件を設定するためのリスト抽出条件設定ボタン540、および、生活スタイルパターンの登録内容を修正するための生活スタイルパターン修正ボタン542を含む。ここで、リスト抽出条件設定ボタン540が管理者により選択されると、管理者端末36は、例えば図10に示したようなリスト抽出条件設定画面を表示する。
ここで、図10をさらに参照して、リスト抽出条件設定画面の表示例(リスト抽出条件設定画面56)について説明する。図10に示したように、リスト抽出条件設定画面56は、例えば、顧客属性指定欄560、コール結果指定欄562、生活スタイルパターン指定欄564、および、生活スタイルパターンの正確度指定欄566を含む。顧客属性指定欄560は、顧客を抽出する条件となる、例えば年齢、性別などの顧客属性を管理者が指定するための指定欄である。また、コール結果指定欄562は、顧客を抽出する条件となる、コール結果を管理者が指定するための指定欄である。また、生活スタイルパターン指定欄564は、顧客を抽出する条件となる、生活スタイルパターンを管理者が指定するための指定欄である。また、生活スタイルパターンの正確度指定欄566は、オペレータにより選択された「生活スタイルパターンの正確度」のうち、顧客を抽出する条件となる値の範囲を管理者が指定するための指定欄である。
ここで、再び図9を参照し、メニュー画面54の表示例についてさらに説明する。図9に示した、生活スタイルパターン修正ボタン542が管理者により選択されると、管理者端末36は、例えば図11に示したような生活スタイルパターン変更画面を表示する。
ここで、図11をさらに参照して、生活スタイルパターン変更画面の表示例(生活スタイルパターン変更画面58)について説明する。図11に示したように、生活スタイルパターン変更画面58は、例えば、生活スタイルパターン選択欄580、削除ボタン582、追加ボタン584、修正ボタン586、および戻るボタン588を含む。ここで、生活スタイルパターン選択欄580は、管理者が変更を希望する生活スタイルパターンを選択するための選択欄である。また、削除ボタン582は、選択された生活スタイルパターンを管理者が削除するためのボタンである。また、追加ボタン584は、新たな生活スタイルパターンを管理者が追加するためのボタンである。また、修正ボタン586は、選択された生活スタイルパターンに登録されている各曜日の通話可能時間帯を管理者が修正するためのボタンである。この修正ボタン586が管理者により選択されると、管理者端末36は、例えば図12に示したような生活スタイルパターン修正画面を表示する。
ここで、図12をさらに参照して、生活スタイルパターン修正画面の表示例(生活スタイルパターン修正画面60)について説明する。図12に示したように、生活スタイルパターン修正画面60は、例えば、勤務形態名称修正欄600、通話可能時間帯修正欄602、決定ボタン604、および、戻るボタン606を含む。ここで、勤務形態名称修正欄600は、選択された生活スタイルパターンに対応づけられた勤務形態の名称を修正するための修正欄である。また、通話可能時間帯修正欄602は、選択された生活スタイルパターンに関して、各曜日の通話可能時間帯の登録内容を修正するための修正欄である。
図12に示した通話可能時間帯修正欄602では、例えば月曜日の通話可能時間帯として「18:00〜」の時間帯が指定されている。管理者が月曜日の通話可能時間帯として「19:00〜」の時間帯を指定したい場合には、管理者は当該修正欄に「19:00〜」と入力する。そして、後述する決定ボタン604が管理者により押下されると、管理者端末36は、修正された通話可能時間帯を勤務形態とともに、情報処理装置10へ送信する。なお、送信された内容は、情報処理装置10により通話可能時間テーブル202に登録される。
このように、顧客の勤務形態に対応づけて通話可能時間帯を登録することの効果として、以下が挙げられる。例えばオペレータは、オペレータ端末32を操作して、任意の日時や時間帯などを指定し、そして、指定された日時や時間帯などを情報処理装置10へ送信することにより、オペレータは、対象顧客情報テーブル200や、通話可能時間テーブル202の登録内容に基づいて、指定された時間帯に対応する勤務形態の顧客を検索することが可能になる。
また、決定ボタン604は、勤務形態名称修正欄600、または通話可能時間帯修正欄602において管理者により入力された修正内容を確定するためのボタンである。また、戻るボタン606は、例えば図11に示した生活スタイルパターン変更画面に画面遷移させるためのボタンである。
(2−1−1−11.顧客用電話機40)
顧客用電話機40は、顧客によって用いられる電話機である。なお、顧客用電話機40は、固定型電話機であってもよいし、携帯型電話機であってもよい。
なお、第1の実施形態による情報処理システムは、上述した構成に限定されない。例えば、データベース20は、情報処理装置10の内部に含まれてもよい。
[2−1−2.構成]
以上、第1の実施形態による情報処理システムの基本構成について説明した。続いて、第1の実施形態による情報処理装置10の構成について詳細に説明する。図13は、第1の実施形態による情報処理装置10の構成を示した機能ブロック図である。図13に示したように、情報処理装置10は、制御部100、通信部120、および記憶部122を有する。
(2−1−2−1.制御部100)
制御部100は、情報処理装置10に内蔵されるCPU150、RAM154などのハードウェアを用いて、情報処理装置10の動作を全般的に制御する。また、図13に示したように、制御部100は、データベース管理部102、顧客抽出部104、および送信制御部106を有する。
(2−1−2−2.データベース管理部102)
データベース管理部102は、データベース20からのデータの抽出や、データベース20に対するデータの記録などを行う。例えば、データベース管理部102は、後述する通信部120により上位サーバ30から取得される顧客の電話番号と、上位サーバ30から取得される顧客の勤務形態と、を対応づけて対象顧客情報テーブル200に記録する。また、データベース管理部102は、さらに、後述する通信部120によりオペレータ端末32から取得されるコール結果を対応づけて対象顧客情報テーブル200に記録する。
(2−1−2−3.顧客抽出部104)
顧客抽出部104は、対象顧客情報テーブル200に記録されている複数の顧客の中から、通信部120により取得された顧客抽出条件に基づいて、オペレータに架電させる顧客を抽出する。例えば、顧客抽出部104は、対象顧客情報テーブル200に記録されている顧客の勤務形態および/またはコール結果が、通信部120により取得された顧客抽出条件を満たす顧客を抽出する。
図4に示した例では、勤務形態が「一般会社員(残業なし)」(つまり、生活スタイルパターンが「01」)、かつ、コール結果が「留守」という顧客抽出条件が通信部120により取得された場合には、顧客抽出部104は、対象顧客情報テーブル200の中から、当該顧客抽出条件を満たす顧客として「沖 太郎」を抽出する。
(2−1−2−4.送信制御部106)
送信制御部106は、通信部120に対して各種データや情報の送信の制御を行う。例えば、送信制御部106は、顧客抽出部104により抽出された顧客のリストをオペレータ端末32へ通信部120に送信させる。また、オペレータ端末32から顧客の電話番号が受信された場合には、送信制御部106は、受信された顧客の電話番号に対応づけて対象顧客情報テーブル200に記録されている顧客の勤務形態をオペレータ端末32へ通信部120に送信させる。
(2−1−2−5.通信部120)
通信部120は、本発明における取得部の一例である。通信部120は、例えばコールセンタ2に設置されたLANなどを介して、情報処理装置10に接続された各種装置との間で情報を送受信する。例えば、通信部120は、顧客の勤務形態の指定を含む顧客抽出条件をオペレータ端末32から受信する。また、通信部120は、オペレータが架電した顧客の電話番号と、オペレータ端末32に入力された当該顧客の勤務形態とをオペレータ端末32から受信する。また、通信部120は、オペレータが架電した顧客のコール結果をオペレータ端末32から受信する。
(2−1−2−6.記憶部122)
記憶部122は、例えばOS(Operating System)などの各種ソフトウェアを記憶する。また、変形例として、記憶部122は、上記のデータベース20を記憶することも可能である。
[2−1−3.動作]
以上、第1の実施形態による構成について説明した。続いて、第1の実施形態による動作について、「2−1−3−1.データベース20の初期登録時の動作」〜「2−1−3−2.オペレータによる顧客への架電時の動作」において詳細に説明する。
(2−1−3−1.データベース20の初期登録時の動作)
まず、図14を参照して、データベース20の初期登録時における動作について説明する。図14に示したように、まず、上位サーバ30は、金融機関の顧客の中から投資信託などの特定商品のセールス対象となる顧客を抽出する。例えば、上位サーバ30は、投資信託を未購入であり、口座残高が1,000万円以上であり、かつ、年齢が30歳以上などの条件に合致する顧客を抽出する。そして、上位サーバ30は、抽出した各顧客に関する、例えば氏名、電話番号、口座番号などの顧客情報の一覧が記載された対象顧客リストを作成する(S101)。
続いて、上位サーバ30は、作成した対象顧客リストを情報処理装置10へ送信する(S102)。その後、情報処理装置10のデータベース管理部102は、上位サーバ30から受信された対象顧客リストに記載されている各顧客の顧客情報を対象顧客情報テーブル200に記録する(S103)。
また、コールセンタ2に勤務する管理者は、管理者端末36に表示される、例えば図10に示したようなリスト抽出条件設定画面に対して、オペレータに架電させる顧客に関する勤務形態の指定を含む顧客抽出条件を入力する。また、管理者は、必要に応じて、当該顧客抽出条件が適用される対象期間(例えば図6に示した対象期間2049)を併せて入力する(S104)。そして、管理者は、入力された顧客抽出条件(および対象期間)を情報処理装置10へ送信する(S105)。
その後、情報処理装置10のデータベース管理部102は、管理者端末36から受信された顧客抽出条件(および対象期間)を顧客抽出条件テーブル204に記録する(S106)。
(2−1−3−2.オペレータによる顧客への架電時の動作)
続いて、図15を参照して、オペレータによる顧客への架電時の動作について説明する。図15に示したように、まず、例えば、コールセンタ2の管理者は、管理者端末36を操作して、「月曜日の18:00〜20:00」のような対象期間の指定、およびアウトバウンド業務の開始指示を情報処理装置10へ送信する(S121)。そして、情報処理装置10のデータベース管理部102は、管理者端末36から受信された対象期間において通話可能である勤務形態を、例えば通話可能時間テーブル202の記録内容から特定する(S122)。
あるいは、コールセンタ2の管理者は、管理者端末36を操作して、アウトバウンド業務の開始指示を情報処理装置10へ送信する(S121)。そして、情報処理装置10のデータベース管理部102は、管理者端末36から受信された時刻において通話可能である勤務形態を、例えば通話可能時間テーブル202の記録内容から特定する(S122)。
S122の後、データベース管理部102は、S122で特定された勤務形態に対応する顧客の顧客情報を対象顧客情報テーブル200から抽出する(S123)。そして、送信制御部106は、抽出された顧客情報のリストをオペレータ端末32へ通信部120に送信させる(S124)。なお、オペレータ端末32が複数台ある場合には、情報処理装置10は、例えば抽出された顧客の人数をオペレータ端末32の台数で均等に分割し、そして、各オペレータ端末32に対して、割り当てられた顧客の人数分だけの顧客情報の一覧のリストを送信する。
その後、オペレータは、情報処理装置10から受信された顧客のリストに含まれる顧客の人数だけ、以下のS126〜S130の動作を繰り返す(S125:No)。
まず、オペレータは、受信された顧客のリストに含まれる顧客を一人選ぶ(S126)(または顧客リストの並び順に基づき、オペレータ画面に架電対象顧客の情報を自動的に表示する)。そして、オペレータは、選んだ顧客の電話番号宛てにオペレータ用電話機34により発呼する(S127)。その後、顧客と電話がつながった場合には、オペレータは、顧客と通話する(S128)。
その後、オペレータは、オペレータ端末32に表示される例えば図7に示したようなオペレータ画面に対して、コール結果、生活スタイルパターン、または生活スタイルパターンの正確さなどを入力する(S129)。そして、オペレータは、オペレータ端末32に入力された内容を情報処理装置10へ送信する(S130)。
S130の後、情報処理装置10のデータベース管理部102は、オペレータ端末32から受信された内容を対象顧客情報テーブル200に記録し、記録内容を更新する(S131)。
[2−1−4.効果]
以上、例えば図13〜図15等を参照して説明したように、第1の実施形態による情報処理装置10は、顧客の勤務形態の指定を含む顧客抽出条件を管理者端末36から取得し、そして、データベース20に記録されている複数の顧客の中から、取得された顧客抽出条件に基づいて、オペレータに架電させる顧客を抽出する。このため、情報処理装置10は、指定された時間帯において通話可能な顧客を、顧客の勤務形態に基づいて抽出することができるので、オペレータが顧客に架電した際の成功率を向上させることができる。
例えば、データベース20は、会社員という一括りではなく、会社員の中でも残業の有無や、一般勤務か夜勤かなど、勤務時間を細分化して顧客を分類して管理する。このため、情報処理装置10は、データベース20を参照することにより、例えば管理者端末36により指定された時間帯において通話可能な顧客を適切に抽出することができる。
また、情報処理装置10は、顧客へ架電するたびにオペレータ端末32に入力されるコール結果と、顧客の電話番号とを対応づけてデータベース20に記録する。このため、オペレータは、データベース20に記録されたコール結果の履歴をオペレータ端末32を介して参照することにより、顧客へ架電する度に、顧客の勤務形態を徐々に詳細に把握し、絞り込むことができる。そして、情報処理装置10は、指定された時間帯において通話可能な顧客をさらに適切に抽出することが可能になるので、オペレータが顧客に架電した際の成功率をさらに向上させることができる。
<2−2.第2の実施形態>
以上、第1の実施形態について説明した。続いて、第2の実施形態について説明する。後述するように、第2の実施形態によれば、情報処理装置10は、顧客の勤務形態に関する登録内容に基づいて、顧客の通話可能な時間帯を自動的に決定することができる。
[2−2−1.情報処理システムの基本構成]
第2の実施形態による情報処理システムの基本構成は、データベース20の構成を除いては、第1の実施形態と概ね同様である。
(2−2−1−1.データベース20)
図16は、第2の実施形態によるデータベース20の構成を示した説明図である。図16に示したように、第2の実施形態によるデータベース20は、第1の実施形態と比べて新たに、勤務時間テーブル208を有する。
‐対象顧客情報テーブル205‐
図17は、第2の実施形態による対象顧客情報テーブル205の構成例を示した説明図である。図17に示したように、対象顧客情報テーブル205では、例えば、店番2050、科目2052、口座番号2054、顧客番号2056、氏名2058、電話番号2060、住所2062、業種2064、勤務先2066、および生活スタイルパターン2068が対応づけて記録される。
ここで、業種2064には、顧客の勤務先の業種が記録される。また、勤務先2066には、例えば顧客の勤務先の会社名などが記録される。
‐勤務時間テーブル208‐
勤務時間テーブル208は、例えばコールセンタ2の管理者によって決められる、勤務先(および雇用形態)ごとの平均勤務時間が記録されるテーブルである。図18は、勤務時間テーブル208の構成例を示した説明図である。図18に示したように、勤務時間テーブル208では、例えば、業種2080、勤務先2082、雇用形態2084、および平均勤務時間2086が対応づけて記録される。
例えば、図18の1レコード目は、業種が「製造業」であり、勤務先が「AA工業株式会社」であり、雇用形態が「正社員」である場合には、平均勤務時間帯が「平日9:00〜18:30」であることを示している。
[2−2−2.構成]
以上、第2の実施形態による情報処理システムの基本構成について説明した。続いて、第2の実施形態による情報処理装置10の構成について詳細に説明する。図19は、第2の実施形態による情報処理装置10の構成を示した機能ブロック図である。図19に示したように、第2の実施形態による情報処理装置10は、第1の実施形態と比べて新たに、勤務形態特定部108を有する。なお、以下では、第1の実施形態と異なる構成または機能に関する説明を中心に行う。
(2−2−2−1.制御部101)
図19に示したように、第2の実施形態による制御部101は、第1の実施形態と比べて、新たに、勤務形態特定部108を有する。
(2−2−2−2.データベース管理部103)
第2の実施形態によるデータベース管理部103は、顧客の電話番号と、後述する勤務形態特定部108により特定された勤務形態とを対応づけて対象顧客情報テーブル205に記録する。例えば、図17に示したように、データベース管理部103は、顧客の電話番号2060と、勤務形態特定部108により特定された勤務形態に(予め)対応づけられた生活スタイルパターン2068と、を対応づけて対象顧客情報テーブル205に記録する。
(2−2−2−3.勤務形態特定部108)
勤務形態特定部108は、対象顧客情報テーブル205に記録されている顧客の勤務先を示す情報に基づいて、顧客の勤務形態を特定する。ここで、図20を参照して、上記の機能についてより詳細に説明する。図20の説明欄700に示したように、例えば、対象顧客の業種が「製造業」、勤務先が「AA工業株式会社」、雇用形態が「正社員」である場合には、勤務形態特定部108は、勤務時間テーブル208を参照することにより、説明欄702に示したように、対象顧客の勤務時間として「平日9:00〜18:30」を特定する。そして、説明欄704に示したように、勤務形態特定部108は、通話可能時間テーブル202を参照することにより、特定された勤務時間に対応する勤務形態として「一般会社員(残業あり)」を特定する。さらに、データベース管理部103は、通話可能時間テーブル202を参照することにより、特定された勤務形態に対応する生活パターンとして「02」、通話可能時間帯として「平日21:00以降、土日」を特定する。
[2−2−3.動作]
以上、第2の実施形態による構成について説明した。続いて、第2の実施形態による動作について、「2−2−3−1.データベース20の初期登録時の動作」〜「2−2−3−2.オペレータによる顧客への架電時の動作」において詳細に説明する。
(2−2−3−1.データベース20の初期登録時の動作)
まず、図21を参照して、データベース20の初期登録時における動作について説明する。図21は、第2の実施形態による、データベース20の初期登録時の動作を示したシーケンス図である。なお、S201〜S202の動作は、第1の実施形態におけるS101〜S102の動作と同様である。
S202の後、情報処理装置10の制御部101は、S202で受信された対象顧客リストに記載されている顧客の人数だけ、以下のS204〜S207の動作を繰り返す(S203:No)。
まず、制御部101は、受信された対象顧客リストに含まれる顧客を一人抽出する(S204)。そして、データベース管理部103は、S204で抽出された顧客に関して、対象顧客リストに記載されている顧客情報を対象顧客情報テーブル200に記録する(S205)。
続いて、勤務形態特定部108は、S205で対象顧客情報テーブル200に記録された、当該顧客の業種や勤務先などの情報に基づいて、当該顧客の勤務形態を特定する(S206)。そして、データベース管理部103は、S206で特定された勤務形態を、当該顧客の電話番号と対応づけて対象顧客情報テーブル200に記録する(S207)。
なお、S208〜S210の動作は、第1の実施形態におけるS104〜S106の動作と同様である。
(2−2−3−2.オペレータによる顧客への架電時の動作)
なお、第2の実施形態による、オペレータによる顧客への架電時の動作は、第1の実施形態と同様である。従って、ここでは説明を省略する。
[2−2−4.効果]
以上、例えば図19、図21等を参照して説明したように、第2の実施形態による情報処理装置10は、対象顧客情報テーブル200に記録されている顧客の業種および勤務先などの情報に基づいて、顧客の勤務形態を特定し、そして、顧客の電話番号と、特定された勤務形態とを対応づけて対象顧客情報テーブル200に記録する。このため、情報処理装置10は、顧客の勤務形態に関する登録内容に基づいて、顧客の通話可能な時間帯を自動的に決定することができる。よって、情報処理装置10は、例えばコールセンタ2の管理者によって指定された時間帯において通話可能な顧客をより適切に抽出することができる。そして、オペレータが顧客に架電した際の成功率をさらに向上させることができる。
<3.変形例>
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記の説明では、各実施形態による情報処理システムが、金融機関におけるアウトバウンド業務を支援する場面に適用される例について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。各実施形態による情報処理システムは、金融機関の営業店において、渉外担当者が顧客へ訪問する時間帯を決定する場合にも適用可能である。また、不動産会社や旅行会社などにおいても適用可能である。
また、図5に示した通話可能時間テーブル202において、勤務形態に加えて、さらに雇用形態で分類され、そして、勤務形態と雇用形態との組み合わせごとに通話可能時間帯が登録されることも可能である。一例として、主婦で、かつパートで働いている人(勤務形態が「主婦」、雇用形態が「パート」)の場合には、通話可能時間帯を「平日16:00以降、土日」として通話可能時間テーブル202に登録されてもよい。
また、通話可能時間テーブル202において、土日祝日など休日に関しても、例えば日中(朝〜18:00)に外出することが多い人であるか否かなど、細分化して登録されることも可能である。
また、本発明の各実施形態によれば、CPU150、ROM152、およびRAM154などのハードウェアを、上述した情報処理装置10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも提供可能である。また、該コンピュータプログラムが記録された記録媒体も提供される。
2 コールセンタ
10 情報処理装置
20 データベース
22 CTIサーバ
23 ADサーバ
24 回線収容装置
25 NW機器
27 ISDN
30 上位サーバ
32 オペレータ端末
34 オペレータ用電話機
36 管理者端末
40 顧客用電話機
100、101 制御部
102、103 データベース管理部
104 顧客抽出部
106 送信制御部
108 勤務形態特定部
120 通信部
122 記憶部
150 CPU
152 ROM
154 RAM
156 内部バス
158 入出力インターフェース
160 HDD
162 ネットワークインターフェース
200、205 対象顧客情報テーブル
202 通話可能時間テーブル
204 顧客抽出条件テーブル
208 勤務時間テーブル

Claims (9)

  1. 顧客の勤務形態の指定を含む抽出条件を情報処理端末から取得する取得部と、
    顧客の電話番号と、顧客の勤務形態とが対応づけられたデータベースに記録されている複数の顧客の中から、前記取得部により取得された抽出条件に基づいて、オペレータに架電させる顧客を抽出する顧客抽出部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記情報処理端末は、オペレータが使用する端末であり、
    前記取得部は、前記情報処理端末から、前記オペレータが架電した顧客の電話番号、および前記オペレータが架電した顧客に対して入力された顧客の勤務形態をさらに取得し、
    前記情報処理装置は、取得された顧客の電話番号と、取得された顧客の勤務形態とを対応づけて前記データベースに記録するデータベース管理部をさらに備え、
    前記顧客抽出部は、前記データベースに記録されている顧客の勤務形態が、前記取得部により取得された抽出条件を満たす顧客を抽出する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記取得部は、前記情報処理端末から、前記オペレータが架電した顧客に関する通話の結果を示す通話結果情報をさらに取得し、
    前記データベース管理部は、取得された通話結果情報を顧客の電話番号にさらに対応づけて前記データベースに記録し、
    前記顧客抽出部は、さらに、前記データベースに記録されている通話結果情報が、前記取得部により取得された抽出条件を満たす顧客を抽出する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記情報処理装置は、前記データベースに記録されている顧客の勤務先を示す情報に基づいて、顧客の勤務形態を特定する勤務形態特定部と、
    顧客の電話番号と、前記顧客に関して特定された勤務形態とを対応づけて前記データベースに記録するデータベース管理部と、をさらに備える、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  5. 前記取得部は、前記情報処理端末から顧客の電話番号をさらに取得し、
    前記情報処理装置は、取得された顧客の電話番号に対応づけて前記データベースに記録されている勤務形態を前記情報処理端末へ送信させる送信制御部をさらに備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記顧客の勤務形態は、一週間以上を単位とする期間における顧客が通話可能な時間帯を示す通話可能時間パターンと対応づけられている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 情報処理端末から、顧客の電話番号を取得する取得部と、
    顧客の電話番号と、顧客の勤務形態とが対応づけられたデータベースから、取得された顧客の電話番号に対応する前記顧客の勤務形態を取得するデータベース管理部と、
    取得された前記顧客の勤務形態を前記情報処理端末へ送信させる送信制御部と、
    を備える、情報処理装置。
  8. コンピュータを、
    顧客の勤務形態の指定を含む抽出条件を情報処理端末から取得する取得部と、
    顧客の電話番号と、顧客の勤務形態とが対応づけられたデータベースに記録されている複数の顧客の中から、前記取得部により取得された抽出条件に基づいて、オペレータに架電させる顧客を抽出する顧客抽出部、
    として機能させるための、プログラム。
  9. コンピュータを、
    情報処理端末から、顧客の電話番号を取得する取得部と、
    顧客の電話番号と、顧客の勤務形態とが対応づけられたデータベースから、取得された顧客の電話番号に対応する前記顧客の勤務形態を取得するデータベース管理部と、
    取得された前記顧客の勤務形態を前記情報処理端末へ送信させる送信制御部、
    として機能させるための、プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018042177A (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 エイアイエス株式会社 電話営業用ctiシステム
JP2018190302A (ja) * 2017-05-10 2018-11-29 ヤフー株式会社 判定装置、判定方法及び判定プログラム

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