JP2015101069A - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】裏抜けを防止し、遮蔽剤の無駄を無くして遮蔽剤を節約する。
【解決手段】画像形成装置20は、複数のオブジェクトからなる印刷データに基づき、前記各オブジェクトの印刷範囲を判断し、前記印刷範囲の下地に形成する遮蔽剤の形成範囲及び形成層厚を決定する編集処理部23と、決定された前記形成範囲及び前記形成層厚で、前記遮蔽剤を印刷媒体に付着させ、判断された前記印刷範囲において、前記印刷媒体上と、付着させた前記遮蔽剤上と、に前記オブジェクトを印刷して印刷画像を形成する印刷処理部27と、を有している。前記印刷処理部27は、前記印刷媒体を所定位置に搬送する搬送部27bと、搬送された前記印刷媒体に前記遮蔽剤を付着させる遮蔽剤付着部27cと、前記印刷媒体上と、付着された前記遮蔽剤上と、に前記印刷画像を形成する印刷部27dと、を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリンタ、複写機等の画像形成装置によって印刷媒体(以下単に「媒体」という。)の表面に画像を形成する時に、遮蔽剤を媒体に追加形成することにより、裏抜け(即ち、媒体の表面に形成された画像が媒体の裏面に透けて見えること)を防止するための画像形成方法及び画像形成装置に関するものである。
従来、例えば、特許文献1、2等に記載された画像形成方法あるいは画像形成装置では、有色トナーや有色インクを使用して画像を媒体に定着させた時、定着された媒体面の裏面に、表面の画像が透けて見えてしまう裏抜け現象を防ぐために、遮蔽剤を媒体の片面又は両面に一定の層厚で、画像の印刷される範囲全体、あるいは実際に画像が印刷される領域のみを塗り潰していた。
特開2003−182203号公報 特開2004−243710号公報
しかしながら、従来の画像形成方法あるいは画像形成装置では、次の(1)〜(3)のような課題があった。
(1) 媒体片面の画像の裏抜けを防ぐために、遮蔽剤を塗り潰す層厚を100%とすると、両面印刷の時でも、片面ずつ遮蔽剤を層厚100%で印刷しているため、合わせて200%の層厚となり、遮蔽剤が無駄に使用されている。
(2) 通常、裏抜けとは、媒体の表面に画像を印刷した部分の相対する裏面に画像が無い場合、表面の画像が透けて見えてしまう現象のことである。例えば、両面印刷等において、表面の印刷画像に相対する裏面に裏面の画像があった場合は、表面の画像が裏面の画像で遮蔽され、表面の画像が裏抜けすることは無い。しかし、従来技術では、この部分にも遮蔽剤を塗り潰しているため、遮蔽剤が無駄に使用されている。
(3) 裏抜けによって逆側の画像が透けて見えてしまうことによって生じる課題として、視覚的な認識が困難となる課題と、OCR(Optical Character Recognition、光学文字認識)処理において正しく読み取りが行われなくなるといった課題等とが存在する。この対策として、各々に対して正確な読み取りが可能となる遮蔽剤の量(閾値)は異なっているが、読み取り対象に拘わらず、遮蔽剤を層厚100%で印刷しているため、遮蔽剤が無駄に使用されている。
本発明の画像形成方法は、複数のオブジェクトからなる印刷データに基づき、前記各オブジェクトの印刷範囲を判断し、前記印刷範囲の下地に形成する遮蔽剤の形成範囲及び形成層厚を決定する編集処理と、決定された前記形成範囲及び前記形成層厚で、前記遮蔽剤を媒体に付着させ、判断された前記印刷範囲において、付着させた前記遮蔽剤上に、前記オブジェクトを印刷して印刷画像を形成する印刷処理と、を有することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、複数のオブジェクトからなる印刷データに基づき、前記各オブジェクトの印刷範囲を判断し、前記印刷範囲の下地に形成する遮蔽剤の形成範囲及び形成層厚を決定する編集処理部と、決定された前記形成範囲及び前記形成層厚で、前記遮蔽剤を媒体に付着させ、判断された前記印刷範囲において、前記媒体上と、付着させた前記遮蔽剤上と、に前記オブジェクトを印刷して印刷画像を形成する印刷処理部と、を有することを特徴とする。
本発明の画像形成方法及び画像形成装置によれば、印刷範囲の下地に形成する遮蔽剤の形成範囲及び形成層厚を決定し、この決定された形成範囲及び形成層厚で、遮蔽剤を媒体に付着させ、その遮蔽剤上に、オブジェクトを印刷して印刷画像を形成しているので、従来の技術と変わりなく裏抜けを防止できる上に、遮蔽剤の無駄を無くして遮蔽剤を節約できる。
図1は本発明の実施例1における画像形成装置の構成を示す概略のブロック図である。 図2は図1中の遮蔽剤形成範囲合成処理部23bにおける遮蔽剤形成範囲合成処理を説明するための画像形成構造を示す模式的な断面図である。 図3は図1中の遮蔽剤形成範囲合成処理部23bにおける遮蔽剤形成範囲合成処理を示すフローチャートである。 図4は図3中の処理S7において合成した遮蔽オブジェクトの作成例を示す図である。 図5は本発明の実施例2における画像形成装置の構成を示す概略のブロック図である。 図6は図5の画像形成装置20Aにおける遮蔽剤形成範囲合成処理を説明するための画像形成構造を示す模式的な断面図である。 図7は表面画像31と裏面画像33を1枚の媒体30に印刷した場合の画像及びそれらの画像によって生成される合成画像例を示す図である。 図8は図5中の遮蔽剤形成範囲合成処理部23dにおける遮蔽剤形成範囲合成処理を示すフローチャートである。 図9は本発明の実施例3における画像形成装置の構成を示す概略のブロック図である。 図10は図9の画像形成装置20Bにおける遮蔽剤層厚調整処理を説明するための画像形成構造を示す模式的な断面図である。 図11は図9中の遮蔽剤層厚調整処理部23eにおける遮蔽剤層厚調整処理を示すフローチャートである。 図12は図9の画像形成装置20Bにおける遮蔽剤層厚調整処理を説明するための画像形成構造を示す模式的な断面図である。 図13は図9中の遮蔽剤層厚調整処理部23eにおける遮蔽剤層厚調整処理を示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態は、以下の好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、明らかになるであろう。但し、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
本発明の実施例1における画像形成方法及び画像形成装置では、有色トナーや有色インクで印刷した画像の裏抜けを防止するために、塗布される遮蔽剤の消費量を抑えることにより、遮蔽剤を節約するようにしている。
以下、本実施例1の画像形成方法及び画像形成装置について、図面を参照して説明する。
(実施例1の画像形成装置の構成)
図1(a)、(b)は、本発明の実施例1における画像形成装置の構成を示す概略のブロック図であり、同図(a)は画像形成装置全体のブロック図、及び、同図(b)は同図(a)中の印刷処理部の構成を示すブロック図である。
図1(a)に示すように、ホストパーソナルコンピュータ(以下「ホストPC」という。)等の上位装置10には、画像形成装置20が接続されている。一般に、画像形成装置には、レーザを感光に利用したレーザプリンタ、発光素子(以下「LED」という。)の光を感光に利用したLEDプリンタ、微滴化したインクを媒体に吹き付けるインクジェットプリンタ、複写機等がある。本実施例1では、画像形成装置1として、LEDプリンタを例に挙げて説明する。
上位装置10は、アプリケーションプログラム(以下単に「アプリケーション」という。)11、及び画像形成装置20に対して印刷を指示するプリンタドライバ12等を有している。
画像形成装置20は、図示しないネットワークやユニバーサル・シリアル・バス(USB)等を介して上位装置10に接続されたインタフェース(以下「I/F」という。)接続部21を有している。I/F接続部21には、受信処理部22を介して編集処理部23が接続されている。受信処理部22は、上位装置10からI/F接続部21を介して送られて来る印刷データの受信処理を行うものである。編集処理部23は、受信処理部22で受信された印刷データの内容をデコードしてコマンド(命令)とデータに区別し、その印刷データの内容により、図形オブジェクト、文字オブジェクト、写真オブジェクトとオブジェクトとを判別して編集を行い、カラーマッチングを行い、更に、デコードされた印刷データに対して印刷位置の決定やフォントの選択を実行し、中間コードに変換して記憶手段としてのディスプレイリスト(表示リスト)24に格納する機能を有している。
編集処理部23の内部には、遮蔽剤形成範囲判定処理部23aと、この出力側に接続された遮蔽剤形成範囲合成処理部23bと、を有している。遮蔽剤形成範囲判定処理部23aは、受信処理部22で受信した各描画オブジェクトの範囲から遮蔽剤の形成範囲を座標範囲で記憶しておく遮蔽剤形成範囲判定処理機能を有している。遮蔽剤形成範囲合成処理部23bは、受信処理部22で受信された命令情報を基に、両面の遮蔽剤の形成範囲を合成し、この合成した遮蔽剤の形成範囲及び形成層厚等の印刷情報をディスプレイリスト115に格納する遮蔽剤形成範囲合成処理機能を有している。遮蔽剤は、例えば、白色等の着色インキ等で形成されている。
ディスプレイリスト24の出力側には、展開処理部25、記憶手段としてのラスタバッファ26、及び印刷処理部27が縦続接続されている。展開処理部25は、ディスプレイリスト24を基に、フォントデータの読み出しを行い、実際に印刷可能なラスタデータ(ビットマップイメージ)に変換し、ラスタバッファ26に格納するため機能を有している。印刷処理部27は、ラスタバッファ26に格納されたビットマップイメージを印刷媒体としての媒体(例えば、用紙等)に印刷するための印刷処理を行うものである。
画像形成装置20には、オペレーションパネル処理部28が装備されている。オペレーションパネル処理部28は、画像形成装置20の状態をLED表示部、液晶表示部(LCD部)等に表示し、付属のスイッチを操作することにより、画像形成装置20の各種制御やメニュー設定を行うことができるようになっている。
図1(b)に示すように、印刷処理部27は、印刷処理部全体をプログラム制御する中央処理装置(CPU)等で構成された制御部27aと、この制御部27aにより制御される搬送部28b、遮蔽剤付着部27c及び印刷部27dと、を有している。搬送部28bは、媒体を所定位置に搬送するためのローラ等で構成され、その所定位置に、遮蔽剤付着部27cが配置されている。遮蔽剤付着部27cは、搬送された媒体に遮蔽剤を付着させるためのインクジェットヘッド等で構成され、この媒体搬送下流側に、印刷部27dが配置されている。印刷部27dは、媒体上とこの媒体に付着された遮蔽剤上とに、オブジェクトを印刷して印刷画像を形成するものであり、露光装置としてLEDプリントヘッドを備えた電子写真プリンタ機構等で構成されている。
(実施例1の画像形成方法の全体の処理)
上位装置10内のプリンタドライバ12から、図1の画像形成装置20内のI/F接続部21へ印刷データが送られて来ると、この印刷データが受信処理部22で受信されて編集処理部23へ送られる。
編集処理部23は、受信処理部22で受信された印刷データの内容をデコードして命令とデータに区別し、その印刷データの内容により、図形オブジェクト、文字オブジェクト、写真オブジェクトとオブジェクトとを判別して編集を行い、カラーマッチングを行い、更に、デコードされた印刷データに対して印刷位置の決定やフォントの選択を実行し、中間コードに変換してディスプレイリスト24に格納する。更に、編集処理部23内の遮蔽剤形成範囲判定処理部23aでは、受信処理部22で受信された各描画オブジェクトの範囲から遮蔽剤の形成範囲を座標範囲で記憶する。すると、遮蔽剤形成範囲合成処理部23bは、受信処理部22で受信された命令情報を基に、両面の遮蔽剤の形成範囲を合成し、この合成した遮蔽剤の形成範囲及び形成層厚等の印刷情報をディスプレイリスト115に格納する。
展開処理部25は、ディスプレイリスト24を基に、フォントデータの読み出しを行い、実際に印刷可能なビットマップイメージに変換し、ラスタバッファ26に格納する。印刷処理部27では、制御部27aの制御により、搬送部27bによって媒体が遮蔽剤付着部27cへ搬送される。搬送付着部27cは、ディスプレイリスト24に格納された遮蔽剤の形成範囲及び形成層厚等の印刷情報に基づき、媒体の所定箇所に遮蔽剤を付着させる。遮蔽剤が付着された媒体は、印刷部27dへ送られる。すると、印刷部27dでは、ラスタバッファ26に格納されたビットマップイメージを、媒体上と、この媒体に付着された遮蔽剤上と、にそれぞれ印刷する。
(実施例1の遮蔽剤形成範囲合成処理)
図2(a)、(b)は、図1中の遮蔽剤形成範囲合成処理部23bにおける遮蔽剤形成範囲合成処理を説明するための画像形成構造を示す模式的な断面図であり、同図(a)は比較例の図、及び、同図(b)は本実施例1の図である。
図2(a)に示す比較例では、媒体30の表面と裏面の両方に遮蔽剤を100%の層厚で塗り潰している。即ち、媒体30の表面に、表面遮蔽剤32を100%の層厚で塗り潰し、その上層に表面画像31を形成している。更に、媒体30の裏面にも、裏面遮蔽剤34を100%の層厚で塗り潰し、その上層に裏面画像33を形成し、裏抜けを防止している。
この比較例の方法で両面印刷した場合、裏抜けを防ぐのには、100%層厚の遮蔽剤で十分であるのにも拘わらず、例えば、表面画像31を遮蔽するのに、表面遮蔽剤32の100%層厚と裏面遮蔽剤34の100%層厚との合計200%層厚の遮蔽剤32,34で裏抜けを防止していることになり、遮蔽剤が無駄に使われている。
これを改善するために、図2(b)に示す本実施例1では、両面印刷の場合、媒体30の表面あるいは裏面の片側に、対応する面の画像とその逆面の画像を反転した画像を合成した画像を生成する。そして、対応する面(例えば、裏面)に合成画像遮蔽剤35を100%層厚になるように塗り潰し、その上層に裏面画像33を形成し、表面側の表面画像31の下には遮蔽剤を塗布しないようにしている。このように、媒体30の片面のみの遮蔽剤塗布で両面の裏抜けを防止し、遮蔽剤の無駄を無くしている。
図3は、図1中の遮蔽剤形成範囲合成処理部23bにおける遮蔽剤形成範囲合成処理を示すフローチャートである。
遮蔽剤形成範囲合成処理では、次の処理S1〜S7が行われる。
先ず、遮蔽剤形成範囲合成処理が開始されると、処理S1において、画像形成装置20が両面印刷モードかどうかを判断し、片面印刷モードの場合(NO)は、処理S2へ移行し、図2(b)に示すような両面印刷モードの場合(YES)は、処理S4へ移行する。処理S2では、遮蔽剤の層厚を100%で塗り潰すようにセットし、処理S3へ進む。処理S3では、媒体面に遮蔽剤を塗り潰す遮蔽剤描画オブジェクトを作成する。作成された遮蔽剤描画オブジェクトは、印刷情報として図1中のディスプレイリスト24に格納され、遮蔽剤形成範囲合成処理が終了する。このように、片面印刷の場合は、逆面の情報を加味することなく、遮蔽剤による裏抜け防止処理が行われる。
図2(b)に示すような両面印刷の場合は、処理S4において、現在処理しているページが偶数であるか奇数であるかを判断し、奇数ページである場合(NO)には、処理S5へ移行し、偶数ページである場合(YES)には、処理S6へ移行する。処理S5において、遮蔽剤形成範囲を一時的に図1中のディスプレイリスト24に保存し、遮蔽剤形成範囲合成処理を終了する。このように、奇数ページの場合、通常の印刷オブジェクトは作成するが、遮蔽オブジェクトを作成せず、遮蔽剤形成範囲の情報を一時的に保存しておく。
奇数ページの場合、処理S6において、奇数ページの遮蔽剤形成範囲を読み出す。この処理S6では、現在処理しているページが偶数の場合に、処理S5で予め保存しておいた1つ前の奇数ページの遮蔽剤形成範囲を読み出し、処理S7へ移行する。処理S7において、2ページ分の連続するページの遮蔽剤形成範囲を合成した遮蔽オブジェクトを生成する。この処理S7では、現在処理しているページが偶数の場合に、現在の偶数ページの遮蔽剤形成範囲と処理S6で読み出した奇数ページの遮蔽剤形成範囲とを合成し、1つの遮蔽オブジェクトとして作成し、遮蔽剤形成範囲合成処理を終了する。
図4は、図3中の処理S7において合成した遮蔽オブジェクトの作成例を示す図である。
図4に示すように、媒体30に対して表面画像31及び裏面画像33が用意されている場合において、合成画像遮蔽剤35が図3中の処理S7で生成され、表面あるいは裏面のどちらか片面のみに塗布される。図2(b)の例では、裏面にのみに合成画像遮蔽剤35が塗布されている。
(実施例1の効果)
本実施例1によれば、両面印刷の場合には、表裏の遮蔽剤形成範囲を合成した遮蔽オブジェクトを生成し、合成画像遮蔽剤35を片面のみに付着するようにしている。これにより、裏抜けを従来の技術と変わりなく防止できる上に、遮蔽剤の無駄を無くして遮蔽剤を節約できる。
本発明の実施例2では、実施例1のように媒体30に単に表裏の印刷範囲を合成した部分に合成画像遮蔽剤35を塗り潰すのではなく、表裏で描画オブジェクトの重なることがないような遮蔽剤形成範囲のみに合成画像遮蔽剤を塗り潰し、より遮蔽剤の消費量を抑えて遮蔽剤を節約している。
以下、本実施例2の画像形成方法及び画像形成装置について、図面を参照して説明する。
(実施例2の画像形成装置の構成)
図5は、本発明の実施例2における画像形成装置の構成を示す概略のブロック図であり、実施例1を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2の画像形成装置20Aでは、実施例1の画像形成装置20中の編集処理部23に代えて、これとは構成及び機能の異なる編集処理部23Aが設けられている。
本実施例2の編集処理部23Aでは、実施例1と同様の遮蔽剤形成範囲判定処理部23aを有し、この出力側に、実施例1の遮蔽剤形成範囲合成処理部23bに代えて、遮蔽剤重なり範囲判定処理部23c及び遮蔽剤形成範囲合成処理部23dが接続されている。即ち、実施例1と同様の遮蔽剤形成範囲判定処理部24の出力側に、実施例1とは異なる遮蔽剤重なり範囲判定処理部23c及び遮蔽剤形成範囲合成処理部23dが縦続接続されている。
遮蔽剤重なり範囲判定処理部23cは、受信処理部22で受信された命令情報、又はオペレーションパネル処理部28による装置メニューにて設定された情報を基に、片面印刷モードか又は両面印刷モードかを判定し、両面印刷モード時において、表面の遮蔽剤塗り潰し範囲と裏面の遮蔽剤塗り潰し範囲との重なり部分の範囲を判定する機能を有している。更に、遮蔽剤形成範囲合成処理部23dは、遮蔽剤重なり範囲判定処理部23cで判定された表面と裏面の遮蔽剤が重なっている部分の遮蔽剤の層厚を調整し、遮蔽剤の形成範囲及び形成層厚等の印刷情報をディスプレイリスト24に格納する機能を有している。その他の構成は、実施例1と同様である。
(実施例2の画像形成方法の全体の処理)
図5の画像形成装置20Aでは、実施例1を示す図1の画像形成装置20と略同様の画像形成処理が行われる。
(実施例2の遮蔽剤形成範囲合成処理)
図6は、図5の画像形成装置20Aにおける遮蔽剤形成範囲合成処理を説明するための画像形成構造を示す模式的な断面図である。
この図6には、媒体30の両面に画像が印刷されている場合の遮蔽剤の塗布される部分が図示されている。媒体30に対して表面画像31及び裏面画像33が印刷される場合に、表面と裏面の画像の重なりがない部分にのみ裏抜けを防止するために、合成画像遮蔽剤35Aが裏面に塗布されている。
図7は、図6の表面画像31と裏面画像33を1枚の媒体30に印刷した場合の画像及びそれらの画像によって生成される合成画像例を示す図である。この図7には、表面画像31と裏面画像33との重なりを除去した合成画像遮蔽剤35Aが示されている。
実施例1を示す図4の合成画像遮蔽剤35によって遮蔽剤が塗布される部分を見ると、表面及び裏面の同じ場所に画像が存在する部分についても、100%の層厚で塗り潰されている。この場合、表裏それぞれの画像によって互いに裏抜けを防止しているにも拘わらず、該当部分を遮蔽剤で塗り潰しているため、遮蔽剤が無駄に使われることになる。これを改善するために、本実施例2では、図7に示すように、両面印刷の場合、且つ、表面遮蔽剤と裏面遮蔽剤が重なる部分においては、その重なる範囲を合成画像から除去することにより、遮蔽剤の使用量を調整している。
図8は、図5中の遮蔽剤形成範囲合成処理部23dにおける遮蔽剤形成範囲合成処理を示すフローチャートであり、実施例1を示す図3中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例2の遮蔽剤形成範囲合成処理部23dにおける遮蔽剤形成範囲合成処理では、実施例1と同様の処理S1〜S7と、この処理S7の後に新たに追加された処理S8と、が行われる。
先ず、遮蔽剤形成範囲合成処理が開始されると、処理S1において、画像形成装置20Aが両面印刷モードかどうかを判断し、片面印刷モードの場合(NO)は、処理S2へ移行し、両面印刷モードの場合(YES)は、処理S4へ移行する。処理S2において、遮蔽剤の層厚を100%で塗り潰すようにセットし、処理S3へ移行する。処理S3において、媒体面に遮蔽剤を塗り潰すオブジェクトを作成する。作成された遮蔽剤描画オブジェクトは、印刷情報として図5中のディスプレイリスト24に格納され、遮蔽剤形成範囲合成処理が終了する。このように、片面印刷の場合は、逆面の情報を加味することなく、遮蔽剤による裏抜け防止処理が行われる。
両面印刷の場合には、処理S4において、現在処理しているページが偶数であるか奇数であるかを判断し、奇数ページである場合(NO)には、処理S5へ移行し、偶数ページである場合(YES)には、処理S6へ移行する。処理S5において、図5中のディスプレイリスト24に遮蔽剤形成範囲を一時的に保存する。このように、奇数ページの場合、通常の印刷オブジェクトは作成するが、遮蔽オブジェクトを作成せず、遮蔽剤形成範囲の情報を一時的に保存した後、遮蔽剤形成範囲合成処理を終了する
偶数ページの場合は、処理S6において、奇数ページの遮蔽剤形成範囲を読み出す。即ち、現在処理しているページが偶数の場合に、処理S5で予め保存しておいた1つ前の奇数ページの遮蔽剤形成範囲を読み出し、処理S7へ移行する。処理S7において、2ページ分の連続するページの遮蔽剤形成範囲を合成した遮蔽オブジェクトを生成する。即ち、現在処理しているページが偶数の場合に、現在の偶数ページの遮蔽剤形成範囲と処理S6で読み出した奇数ページの遮蔽剤形成範囲とを合成し、1つの遮蔽オブジェクトとして生成し、処理S8へ移行する。
処理S8において、処理S7で作成された遮蔽オブジェクトに対し、表面画像及び裏面画像の重複部分を除去し、再度1つの遮蔽オブジェクトとして生成する。これにより、生成された遮蔽オブジェクトが遮蔽剤として塗布される部分となる。その後、遮蔽剤形成範囲合成処理が終了する。
なお、本実施例2では、重なり部分には遮蔽剤を全く塗布しないようにしているが、実際には、媒体30の種類、表裏の色値、あるいは色濃度によって裏抜けが発生する可能性が起り得る。そのため、重なり合わない部分よりも少ない層厚で遮蔽剤を塗布する方法も考えられる。
(実施例2の効果)
本実施例2によれば、表面と裏面の描画オブジェクトを合成して片面のみに遮蔽剤を塗り潰す場合に、遮蔽剤重なり範囲判定処理部23cにより、表面の遮蔽剤塗り潰し範囲と裏面の遮蔽剤塗り潰し範囲とを比較し、重なり合っている部分には遮蔽剤を塗布しない、あるいは薄く塗布するようにしている。そのため、裏抜けを従来の技術と変わりなく防止できる上に、より遮蔽剤の無駄を無くして遮蔽剤を節約できる。
実施例1及び実施例2では、遮蔽剤で下地を塗り潰す際に、逆面に画像が無い場合には必ず100%の層厚で遮蔽剤を塗布しているが、使用される色の組み合わせ及び色濃度によって実際に裏抜けする度合いは異なるため、必ずしも100%の層厚で遮蔽剤を塗布する必要は無いことが考えられる。そこで、本発明の実施例3では、裏抜けを防止する際に、元画像が持つ色の組み合わせと色濃度によって、塗り潰す遮蔽剤の層厚濃度を調整し、これにより、遮蔽剤の消費量を抑えて遮蔽剤を節約している。
以下、本実施例3の画像形成方法及び画像形成装置について、図面を参照して説明する。
(実施例3の画像形成装置の構成)
図9は、本発明の実施例3における画像形成装置の構成を示す概略のブロック図であり、実施例2を示す図5中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例3の画像形成装置20Bでは、実施例2の画像形成装置20A中の編集処理部23Aに代えて、これとは構成及び機能の異なる編集処理部23Bが設けられている。
本実施例3の編集処理部23Bは、実施例2と同様の遮蔽剤形成範囲判定処理部23a及び遮蔽剤形成範囲合成処理部23dと、新たに追加された遮蔽剤層厚調整処理部23eと、を有し、これらが縦続接続されている。
遮蔽剤層厚調整処理部23eは、遮蔽剤形成範囲合成処理部23dで生成された表面と裏面の合成画像に対し、元画像の色の組み合わせ、及び色濃度から遮蔽剤の層厚濃度を調整し、この印刷情報をディスプレイリスト24に格納する機能を有している。その他の構成は、実施例2と同様である。
(実施例3の画像形成方法の全体の処理)
図9の画像形成装置20Bでは、実施例2を示す図5の画像形成装置20Aと略同様の画像形成処理が行われる。
(実施例3の遮蔽剤層厚調整処理)
図10は、図9の画像形成装置20Bにおける遮蔽剤層厚調整処理を説明するための画像形成構造を示す模式的な断面図である。
この図10には、媒体30の片面に画像が印刷されている場合、表面画像31−1〜31−3の色の組み合わせ、及び色濃度に対応して表面遮蔽剤32−1〜32−3の層厚を決定する例が図示されている。即ち、媒体30の表面には、表面画像31−1がシアン・マゼンタ・イエロー・ブラック(CMYK)それぞれ100%と、表面画像31−2がブラック(K)のみ100%と、表面画像31−3がイエロー(Y)のみ30%と、で印刷されている。そして、表面画像31−1〜31−3のそれぞれに対して画像の裏抜けを防止するために、表面遮蔽剤32−1が層厚100%、表面遮蔽剤32−2が層厚60%、及び表面遮蔽剤32−3が層厚20%で、印刷範囲の下地を塗り潰している。
図11は、図9中の遮蔽剤層厚調整処理部23eにおける遮蔽剤層厚調整処理を示すフローチャートである。
本実施例3の蔽剤層厚調整処理部23eにおける遮蔽剤層厚調整処理では、処理S11〜S14が行われる。
先ず、遮蔽剤層厚調整処理が開始されると、処理S11において、ディスプレイリスト24より、遮蔽剤を塗り潰すために作成したオブジェクトで、且つ塗り潰し範囲調整を未だ行っていない遮蔽剤オブジェクトを取り出し、処理S12へ移行する。処理S12において、処理S11で取り出された遮蔽剤オブジェクトに対応する元画像を、ディスプレイリスト24より取得し、処理S13へ移行する。処理S13において、処理S12で取り出された元画像に対し、画像に使用されている色の組み合わせ及び色濃度に応じて重み付けを行い、これにより設定された重み付けに従って、対応する遮蔽剤オブジェクトに使用する遮蔽剤の濃度及び層厚を決定し、処理S14へ移行する。
処理S14において、1ページに塗り潰されるすべての遮蔽剤オブジェクトに対し、重み付けに応じた層厚の調整が終了したかを判断し、層厚の調整が終了していない遮蔽剤オブジェクトが有る場合(NO)には、処理S11へ戻り、すべての遮蔽剤オブジェクトの調整が終了(YES)したならば、遮蔽剤層厚調整処理を終了する。
なお、本実施例3では、各色の組み合わせ及び色濃度に対して、層厚を変えることによって表面遮蔽剤32−1〜32−3の塗布量を減らすようにしているが、塗り潰す範囲に対して、ランダムパターンやチェックパターン、面積階調法等での塗り潰しを用いることによって、表面遮蔽剤32−1〜32−3の量を減らす方法も考えられる。
(実施例3の効果)
実施例3によれば、描画オブジェクトが存在する位置のみに遮蔽剤を塗り潰す場合、遮蔽剤層厚調整処理部23eにより、元画像が持つ色の組み合わせと各々の色濃度から重み付けを行い、設定された重み付けに応じて適切な量の表面遮蔽剤32−1〜32−3を塗布するようにしている。これにより、裏抜けを従来の技術と変わりなく防止できる上に、より遮蔽剤の無駄を無くして遮蔽剤を節約できる。
実施例1及び実施例2では、遮蔽剤で下地を塗り潰す際に、逆面に画像が無い場合には必ず100%の層厚で遮蔽剤を塗布しているが、印刷される画像のオブジェクトタイプによっては遮蔽剤の使用を抑え、裏抜けの度合いを調整するだけでよいことが考えられる。
例として、表画像がテキストである場合、裏抜けが激しいと本来画像が持っている意味を失う可能性が高いが、グラフィックやイメージの場合には、多少の裏抜けがあっても、画像が持つ意味を失わないことが有り得る。
そこで、本発明の実施例4では、裏抜けを抑制するために、元画像が持つ色の組み合わせと色濃度とによって、塗り潰す遮蔽剤の層厚濃度を調整することにより、遮蔽剤の消費量を抑えて遮蔽剤を節約するようにしている。
以下、本実施例4の画像形成方法及び画像形成装置について説明する。
(実施例4の画像形成装置の構成)
本実施例4の画像形成装置20Bの構成は、実施例3を示す図9と同様である。
(実施例4の画像形成方法の全体の処理)
本実施例4の画像形成装置20Bでは、実施例3と略同様の画像形成処理が行われる。
(実施例4の遮蔽剤層厚調整処理)
図12は、図9の画像形成装置20Bにおける遮蔽剤層厚調整処理を説明するための画像形成構造を示す模式的な断面図である。
この図12には、媒体30の片面に画像が印刷されている場合、表面画像41−1〜41−3のオブジェクトの種類に対応して表面遮蔽剤32−1〜32−3の層厚を決定する例が図示されている。即ち、媒体30の表面には、表面画像41−1がテキスト、表面画像41−2がグラフィック、及び表面画像41−3がイメージで印刷されている。そして、表面画像41−1〜41−3のそれぞれに対して画像の裏抜けを防止するために、表面遮蔽剤32−1が層厚100%、表面遮蔽剤32−2が層厚60%、及び表面遮蔽剤32−3が層厚40%で、印刷範囲の下地を塗り潰している。
図13は、図9中の遮蔽剤層厚調整処理部23eにおける遮蔽剤層厚調整処理を示すフローチャートであり、実施例3を示す図11中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
本実施例4の蔽剤層厚調整処理部23eにおける遮蔽剤層厚調整処理では、実施例3と同様の処理S11,S12,S14と、実施例3の処理S13に代えて、これとは異なる処理S13Cと、が行われる。
先ず、遮蔽剤層厚調整処理が開始されると、処理S11において、ディスプレイリスト24より、遮蔽剤を塗り潰すために作成したオブジェクトで、且つ塗り潰し範囲調整を未だ行っていないオブジェクトを取り出し、処理S12へ移行する。処理S12において、処理S11で取り出された遮蔽剤オブジェクトに対応する元画像をディスプレイリスト24より取得し、処理S13Cへ移行する。
処理S13Cにおいて、処理S12で取り出された元画像に対して画像のオブジェクトタイプを判別し、判別したオブジェクトの種類に応じて遮蔽剤オブジェクトに使用する遮蔽剤の層厚濃度を決定し、処理S14へ移行する。処理S14において、1ページに塗り潰されるすべての遮蔽剤オブジェクトに対し、オブジェクトの種類によって決定した層厚の調整が終了したかを判断し、層厚の調整が終了していない遮蔽剤オブジェクトがある場合(NO)には、処理S11へ戻り、すべての遮蔽剤オブジェクトの調整が終了(YES)したならば、遮蔽剤層厚調整処理を終了する。
なお、本実施例4では、各色の組み合わせ及び色濃度に対して、層厚を変えることによって表面遮蔽剤32−1〜32−3の塗布量を減らすようにしているが、塗り潰す範囲に対して、ランダムパターンやチェックパターン、面積階調法等での塗り潰しを用いることによって遮蔽剤の量を減らす方法も考えられる。
(実施例4の効果)
本実施例4によれば、遮蔽剤を描画オブジェクトが存在する位置のみに表面遮蔽剤32−1〜32−3を塗り潰す場合、遮蔽剤層厚調整処理部23eにより、元画像のオブジェクトの種類によって適切な量の表面遮蔽剤32−1〜32−3を塗布するようにしている。これにより、裏抜けを従来の技術と変わりなく防止できる上に、より表面遮蔽剤32−1〜32−3の無駄を無くして遮蔽剤を節約できる。
(実施例1〜4の他の変形例)
本発明は、上記実施例1〜4に限定されず、種々の利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次のようなものがある。
実施例1〜4では、画像形成装置20,20A,20Bとして、LEDプリンタを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。LEDプリンタ20,20A,20Bは、図示以外の構成に変形してもよい。更に、LEDプリンタ20,20A,20B以外のレーザプリンタ、インクジェットプリンタ、複写機等の他の画像形成装置にも、本発明を適用できる。
10 上位装置
20,20A,20B 画像形成装置
23,23A,23B 編集処理部
23a 遮蔽剤形成範囲判定処理部
23b,23d 遮蔽剤形成範囲合成処理
23c 遮蔽剤重なり範囲判定処理部
23e 遮蔽剤層厚調整処理部
27 印刷処理部
27a 制御部
27b 搬送部
27c 遮蔽剤付着部
27d 印刷部

Claims (8)

  1. 複数のオブジェクトからなる印刷データに基づき、前記各オブジェクトの印刷範囲を判断し、前記印刷範囲の下地に形成する遮蔽剤の形成範囲及び形成層厚を決定する編集処理と、
    決定された前記形成範囲及び前記形成層厚で、前記遮蔽剤を印刷媒体に付着させ、判断された前記印刷範囲において、付着させた前記遮蔽剤上に、前記オブジェクトを印刷して印刷画像を形成する印刷処理と、
    を有することを特徴とする画像形成方法。
  2. 複数のオブジェクトからなる印刷データに基づき、前記各オブジェクトの印刷範囲を判断し、前記印刷範囲の下地に形成する遮蔽剤の形成範囲及び形成層厚を決定する編集処理部と、
    決定された前記形成範囲及び前記形成層厚で、前記遮蔽剤を印刷媒体に付着させ、判断された前記印刷範囲において、前記印刷媒体上と、付着させた前記遮蔽剤上と、に前記オブジェクトを印刷して印刷画像を形成する印刷処理部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記印刷処理部は、
    前記印刷媒体を所定位置に搬送する搬送部と、
    搬送された前記印刷媒体に前記遮蔽剤を付着させる遮蔽剤付着部と、
    前記印刷媒体上と、付着された前記遮蔽剤上と、に前記印刷画像を形成する印刷部と、
    を有することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記編集処理部は、
    前記印刷データに基づき、前記印刷媒体の両面印刷の場合には、前記印刷媒体における表面及び裏面の両面における前記各オブジェクトの印刷範囲を判断し、前記両面における前記遮蔽剤の形成範囲を判定する遮蔽剤形成範囲判定処理部と、
    判定された前記両面における前記遮蔽剤の形成範囲を合成し、前記表面の遮蔽剤形成範囲と前記裏面の遮蔽剤形成範囲とが重なる場合には、前記形成層厚で片面のみに前記遮蔽剤を形成するように前記遮蔽剤の形成範囲及び形成層厚を決定する遮蔽剤形成範囲合成処理部と、
    を有することを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装置。
  5. 前記編集処理部は、
    前記印刷データに基づき、前記印刷媒体の両面印刷の場合には、前記印刷媒体における表面及び裏面の両面における前記各オブジェクトの印刷範囲を判断し、前記両面における前記遮蔽剤の形成範囲を判定する遮蔽剤形成範囲判定処理部と、
    判定された前記表面の遮蔽剤形成範囲と前記裏面の遮蔽剤形成範囲との重なり範囲を判定する遮蔽剤重なり範囲判定処理部と、
    判定された前記両面における前記遮蔽剤の形成範囲を合成し、判定された前記重なり範囲については、片面のみに前記遮蔽剤を形成するように前記遮蔽剤の形成範囲を決定する遮蔽剤形成範囲合成処理部と、
    を有することを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装置。
  6. 前記編集処理部は、
    前記印刷データに基づき、前記各オブジェクトの印刷範囲を判断し、前記遮蔽剤の形成範囲を判定する遮蔽剤形成範囲判定処理部と、
    判定された前記遮蔽剤の形成範囲を合成し、前記遮蔽剤の形成範囲を決定する遮蔽剤形成範囲合成処理部と、
    前記印刷データに基づき、前記各オブジェクトの色情報又は前記各オブジェクトの種類を判断し、前記遮蔽剤の形成層厚を調整して決定する遮蔽剤層厚調整処理部と、
    を有することを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装置。
  7. 前記各オブジェクトの色情報は、色の組み合わせ及び色濃度を含むことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記各オブジェクトの種類には、テキスト、グラフィック、及びイメージを含むことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
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