JP2015079889A - 配線基板、及び、配線基板の製造方法 - Google Patents

配線基板、及び、配線基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】信頼性の高い配線基板、及び、配線基板の製造方法を提供する。
【解決手段】配線基板は、基板と、前記基板の一方の面に形成される第1畝部と、前記第1畝部の上に前記第1畝部の長手方向に沿って形成され、前記第1畝部よりも幅の狭い第2畝部と、前記基板の一方の面に、前記第1畝部に沿って形成される第3畝部と、前記第3畝部の上に前記第3畝部の長手方向に沿って形成され、前記第3畝部よりも幅の狭い第4畝部と、前記第1畝部及び前記第2畝部と、前記第3畝部及び前記第4畝部との間において、前記第1畝部、前記第2畝部、前記第3畝部、及び前記第4畝部に沿って、金属ナノインクから形成される配線とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、配線基板、及び、配線基板の製造方法に関する。
従来より、電極が形成された第1基板と貫通孔が形成された第2基板とを含む積層基板の製造方法がある(例えば、特許文献1参照)。この製造方法は、隙間形成用の絶縁部材を前記第1基板及び前記第2基板の少なくとも一方に配置する工程と、前記第1基板の電極と前記第2基板の貫通孔とを位置合わせし、前記絶縁部材を間に挟んで前記第1基板上に前記第2基板を配置する工程とを有する。また、この製造方法は、さらに、前記第2基板の貫通孔の内部にインクジェット法を用いて金属粒子を含むインクを充填する工程と、を有し、前記絶縁部材が、前記第1基板上での前記インクの広がりを堰き止める。
また、この製造方法では、隙間形成用の絶縁部材を前記第1基板及び前記第2基板の両方に配置してもよいとされている。
特開2007−012790号公報
ところで、従来の積層基板の製造方法によって前記第1基板及び前記第2基板のいずれか一方又は両方に隙間形成用の絶縁部材を形成しても、例えば、前記インクを充填する工程における位置合わせにずれが生じると、絶縁部材をインクが跨ぎ、インクの広がりを堰き止められないおそれがある。このような場合には、インクから形成される配線等が本来意図されていない他の配線等に接続される可能性があり、信頼性が低下するおそれがある。
そこで、信頼性の高い配線基板、及び、配線基板の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態の配線基板は、基板と、前記基板の一方の面に形成される第1畝部と、前記第1畝部の上に前記第1畝部の長手方向に沿って形成され、前記第1畝部よりも幅の狭い第2畝部と、前記基板の一方の面に、前記第1畝部に沿って形成される第3畝部と、前記第3畝部の上に前記第3畝部の長手方向に沿って形成され、前記第3畝部よりも幅の狭い第4畝部と、前記第1畝部及び前記第2畝部と、前記第3畝部及び前記第4畝部との間において、前記第1畝部、前記第2畝部、前記第3畝部、及び前記第4畝部に沿って、金属ナノインクから形成される配線とを含む。
信頼性の高い配線基板、及び、配線基板の製造方法を提供することができる。
実施の形態1の配線基板100を示す図である。 実施の形態1の配線基板100の製造工程の手順を示す図である。 実施の形態1の配線基板100の製造工程を段階的に示す図である。 実施の形態1の配線基板100の製造工程を段階的に示す図である。 比較用の配線基板と実施の形態1の配線基板100との違いを説明するための図である。 実施の形態2の配線基板200の製造工程の手順を示す図である。 実施の形態2の配線基板200の製造工程を段階的に示す図である。 実施の形態2の配線基板200の製造工程を段階的に示す図である。
以下、本発明の配線基板、及び、配線基板の製造方法を適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1の配線基板100を示す図であり、(A)は平面図、(B)は(A)のA−A矢視断面を示す図である。図1では、直交座標系であるXYZ座標系を定義する。
配線基板100は、基板10、下バンク20、上バンク30、及び配線41、42を含む。
基板10は、絶縁材料によって形成される薄板状の部材であり、例えば、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂等で形成することができる。エポキシ樹脂を用いる場合は、基板10としてFR(Flame Retardant type)4等の規格の基板を用いればよい。
なお、配線基板100は、製造工程の最後に金属ナノインクを焼成する処理を行うため、基板10には、焼成処理に耐えうる耐熱性を有することが求められる。また、基板10の表面と下バンク20とには、上バンク30よりも金属ナノインクに対する濡れ性を増大させる表面処理が施される。ここでは、金属ナノインクに対する濡れ性を増大させる表面処理は、親水性を増大させる表面処理と同義である。
下バンク20は、後に基板10の表面に形成される配線41、42を形成する領域を平面視で囲むように基板10の表面に形成される。
下バンク20は、配線41、42を形成するために基板10の表面にインクジェット法で塗布する金属ナノインクを堰き止めるために設けられており、土手又は畝のような部材である。ここでは、下バンク20が下畝部の一例であるものとして取り扱うが、下バンク20を下土手部として取り扱ってもよい。
下バンク20の厚さは、配線41、42の厚さよりも少し厚いことが望ましい。下バンク20の厚さは、例えば、配線41、42の厚さが1μmの場合には、2μm以上にすればよい。
また、下バンク20は、金属ナノインクの焼成処理に耐えうる耐熱性を有することが求められる。下バンク20は、例えば、ポリイミド樹脂又はポリカーボネート樹脂等で形成すればよい。下バンク20は、例えば、予め成型したシート状の部材を基板10の表面に転写することによって形成される。
下バンク20は、下バンク部21〜27を有する。下バンク部21、24、27は、Y軸方向に伸延しており、X軸方向に等間隔で互いに平行に配列されている。下バンク部21、24、27は、互いに等しいX軸方向の幅とY軸方向の長さを有する。また、下バンク部21、24、27の厚さは等しい。
下バンク部22は、下バンク部21と24のY軸負方向側端部を接続する部分であり、X軸方向に伸延する。同様に、下バンク部23は、下バンク部21と24のY軸正方向側端部を接続する部分であり、X軸方向に伸延する。
下バンク部25は、下バンク部24と27のY軸負方向側端部を接続する部分であり、X軸方向に伸延する。同様に、下バンク部26は、下バンク部24と27のY軸正方向側端部を接続する部分であり、X軸方向に伸延する。
下バンク部22と23は、互いに平行にX軸方向に伸延しており、下バンク部25と26は、互いに平行にX軸方向に伸延している。下バンク部22と25は、X軸方向に同一直線上に伸延しており、下バンク部23と26は、X軸方向に同一直線上に伸延している。
下バンク部22、23、25、26は、互いに等しいY軸方向の幅とX軸方向の長さを有する。また、下バンク部22、23、25、26の厚さは等しく、下バンク部21、24、27の厚さに等しい。
下バンク部21〜27は、幅方向における断面が台形である。この断面形状は、上底よりも下底が長い台形である。
下バンク20(下バンク部21〜27)と基板10の表面とには、上バンク30よりも金属ナノインクに対する濡れ性を増大させる表面処理が施される。
上バンク30は、下バンク20の上に形成される上畝部の一例である。上バンク30は、後に基板10の表面に形成される配線41、42を形成する領域を平面視で囲むように下バンク20の上面に形成される。
上バンク30は、配線41、42を形成するために基板10の表面にインクジェット法で塗布する金属ナノインクを堰き止めるために設けられており、土手又は畝のような部材である。ここでは、上バンク30が上畝部の一例であるものとして取り扱うが、上バンク30を上土手部として取り扱ってもよい。
上バンク30の厚さは、下バンク20と同様の厚さであればよい。また、上バンク30は、金属ナノインクの焼成処理に耐えうる耐熱性を有することが求められる。上バンク30は、例えば、ポリイミド樹脂又はポリカーボネート樹脂等で形成すればよい。上バンク30は、例えば、予め成型したものを下バンク20の上面に転写することによって形成される。
なお、上バンク30には、下バンク20に対して行われる濡れ性を向上させる表面処理は行われない。このため、上バンク30は、下バンク20よりも金属ナノインクに対する濡れ性が低く、上バンク30の表面に付着する金属ナノインクの接触角は、下バンク20の表面に付着する金属ナノインクの接触角よりも大きくなる。
上バンク30は、上バンク部31〜37を有する。上バンク部31〜37は、それぞれ、下バンク部21〜27の上面に配設される。
上バンク部31、34、37は、Y軸方向に伸延しており、X軸方向に等間隔で互いに平行に配列されている。上バンク部31、34、37は、互いに等しいX軸方向の幅とY軸方向の長さを有する。また、上バンク部31、34、37の厚さは等しい。
上バンク部32は、上バンク部31と34のY軸負方向側端部を接続する部分であり、X軸方向に伸延する。同様に、上バンク部33は、上バンク部31と34のY軸正方向側端部を接続する部分であり、X軸方向に伸延する。
上バンク部35は、上バンク部34と37のY軸負方向側端部を接続する部分であり、X軸方向に伸延する。同様に、上バンク部36は、上バンク部34と37のY軸正方向側端部を接続する部分であり、X軸方向に伸延する。
上バンク部32と33は、互いに平行にX軸方向に伸延しており、上バンク部35と36は、互いに平行にX軸方向に伸延している。上バンク部32と35は、X軸方向に同一直線上に伸延しており、上バンク部33と36は、X軸方向に同一直線上に伸延している。
上バンク部32、33、35、36は、互いに等しいY軸方向の幅とX軸方向の長さを有する。また、上バンク部32、33、35、36の厚さは等しく、上バンク部31、34、37の厚さに等しい。
上バンク部31〜37は、幅方向における断面が台形である。この断面形状は、上底よりも上底が長い台形である。また、上バンク部31〜37の幅は、それぞれ、下バンク部21〜27の幅の約1/3程度である。上バンク31〜37は、それぞれ、下バンク21〜27の幅方向における中央部に配設される。
配線41と42とは、それぞれ、下バンク部21、22、23、24によって構築される矩形状の領域と、下バンク部24、25、26、27によって構築される矩形状の領域とに形成される。配線41と42は、設計上は互いに電気的に絶縁される配線である。
配線41と42は、それぞれの領域にインクジェット法によって塗布される金属ナノインクを焼成することによって作製される。金属ナノインクとしては、例えば、銀(Ag)又は銅(Cu)等のナノ粒子を有機溶媒に含有させたものであって、焼成処理によって有機溶媒を除去可能であり、有機溶媒を除去することによって銀又は銅の金属層を形成できるものであればよい。例えば、石原薬品株式会社の金属ナノインクを用いることができる。
金属ナノインクに含まれる金属粒子の粒径は、例えば、10〜数10nm程度である。インクジェット法で形成する配線41、42の線幅は、例えば、数10μm〜50μm程度まで微細化することができる。
なお、配線41の幅(X軸方向の幅)方向に隣接する下バンク部21と上バンク部31は、それぞれ、第1畝部と第2畝部の一例である。また、配線41の幅(X軸方向の幅)方向に隣接する下バンク部24と上バンク部34は、それぞれ、第3畝部と第4畝部の一例である。
また、配線42の幅(X軸方向の幅)方向に隣接する下バンク部24と上バンク部34は、それぞれ、第1畝部と第2畝部の一例である。また、配線42の幅(X軸方向の幅)方向に隣接する下バンク部27と上バンク部37は、それぞれ、第3畝部と第4畝部の一例である。
なお、図1には一例として直線状の2本の配線41、42を示すが、配線基板100が具体的に設計される場合には、配線41、42は様々なパターンに形成され、さらに多くの配線を含むことになる。このため、配線基板100に含まれる様々な配線を囲むように下バンク20と上バンク30を形成すればよい。また、例えば、配線41、42の終端にパッドがある場合は、下バンク20と上バンク30は、パッドを平面視で囲むように閉じていればよい。
また、下バンク部21、24、27は、両端が下バンク部22、23、25、26によって閉じられており、上バンク部31、34、37は、上バンク部32、33、35、36によって閉じられている。
しかしながら、下バンク部21、24、27の端部は、必ずしも下バンク部22、23、25、26によって閉じられていなくてもよく、開放されていてもよい。同様に、上バンク部31、34、37の端部は、必ずしも上バンク部32、33、35、36によって閉じられていなくてもよく、開放されていてもよい。
また、図1には、配線41、42の両側を下バンク部21、24、27及び上バンク部31、34、37で挟む形態を示すが、片側だけでも配線41又は42を形成できる場合は、配線41又は42の片側のみに、下バンク部及び上バンク部を配設すればよい。
次に、図2を用いて、実施の形態1の配線基板100の製造方法の手順について説明する。
図2は、実施の形態1の配線基板100の製造工程の手順を示す図である。
まず、基板10の表面に下バンク20を形成する(ステップS1)。下バンク20は、例えば、予め成型したものを基板10の表面に転写することによって形成される。
次に、基板10の表面と、下バンク20の表面とに、親水性を向上させるための表面処理を行う(ステップS2)。この表面処理としては、例えば、基板10と下バンク20との表面を酸素プラズマに晒す処理が挙げられる。
次に、下バンク20の上面に上バンク30を形成する(ステップS3)。上バンク30は、例えば、予め成型したものを下バンク20の上面に転写することによって形成される。
次に、インクジェットプリンタを用いて、基板10の表面のうちの配線41、42を形成する領域に、インクジェット法で金属ナノインクを塗布する(ステップS4)。配線41、42を形成する領域は、それぞれ、下バンク部21、22、23、24及び上バンク部31、32、33、34によって構築される矩形状の領域と、下バンク部24、25、26、27及び上バンク部34、35、36、37によって構築される矩形状の領域である。
ステップS4の処理では、これらの領域の位置を表すデータをインクジェットプリンタのプリンタドライバに入力することによって、金属ナノインクを塗布すればよい。また、金属ナノインクの噴射量は、基板10の表面に塗布したい金属ナノインクの厚さ、インクジェット法による塗布速度(インクジェットプリンタのヘッドの移動速度)等に基づいて設定すればよい。
最後に、基板10の表面に塗布した金属ナノインクを焼成することにより、金属ナノインクに含有される有機溶媒を取り除き、金属を焼成させる(ステップS5)。これにより、金属ナノインクから配線41、42が形成される。
次に、図3及び図4を用いて、実施の形態1の配線基板100の製造方法について説明する。
図3及び図4は、実施の形態1の配線基板100の製造工程を段階的に示す図である。図3及び図4には、図1(B)に示す断面における製造工程を段階的に示すため、下バンク20については下バンク部21、24、27のみを示し、上バンク30については上バンク部31、34、37のみを示す。
まず、図3(A)に示すように、予め成型した下バンク20(下バンク部21、24、27)を基板10の表面に転写することにより、基板10の表面に下バンク20(下バンク部21、24、27)を形成する。
次に、図3(B)に示すように、基板10の表面と、下バンク20(下バンク部21、24、27)の表面とに、親水性を向上させるための表面処理として、例えば、酸素プラズマに晒す処理を行う。図3(B)では、酸素プラズマを矢印で示す。酸素プラズマに晒す処理は、所定の減圧下にあるチャンバー等の内部に、下バンク20を形成した基板10を設置し、母ガスとして酸素を用いてプラズマを発生させることによって行えばよい。
次に、図3(C)に示すように、予め成型した上バンク30(上バンク部31、34、37)を下バンク20(下バンク部21、24、27)の上面に転写することにより、下バンク20(下バンク部21、24、27)の上面に上バンク30(上バンク部31、34、37)を形成する。
次に、図3(D)に示すように、基板10の表面のうちの配線41、42を形成する領域に、インクジェット法で金属ナノインク40を塗布する。この工程は、金属ナノインクを噴射可能なインクジェットプリンタを用いて行えばよい。
図3(D)に示す断面では、配線41、42を形成する領域は、それぞれ、下バンク部21及び24と上バンク部31及び34とによって挟まれる領域と、下バンク部24及び27と上バンク部34及び37とによって挟まれる領域である。
ここで、図3(B)に示す工程の表面処理により、上バンク部31、34、37よりも下バンク部21、24、27の方が金属ナノインクに対する濡れ性が高くなっている。このため、図4(A)に示すようにインクジェットプリンタが金属ナノインクを噴射する位置がずれた場合でも、金属ナノインク40は、下バンク部21及び24と上バンク部31及び34とによって挟まれる領域と、下バンク部24及び27と上バンク部34及び37とによって挟まれる領域とに誘導される。
従って、上バンク34を跨いで金属ナノインク40が塗布されることが抑制され、この結果、配線41と42が誤って接続されることが抑制される。
この結果、図3(D)に示すように、金属ナノインク40が塗布される位置にずれがない場合と、図4(A)に示すように、金属ナノインク40が塗布される位置にずれが生じた場合とのいずれの場合においても、図4(B)に示すように、正しい位置に配線41、42を形成するための金属ナノインク41A、42Aを塗布することができる。ここでいう正しい位置とは、下バンク部21及び24と上バンク部31及び34とによって挟まれる領域と、下バンク部24及び27と上バンク部34及び37とによって挟まれる領域とであり、配線41、42が本来形成されるように設計によって意図される位置である。
最後に、基板10の表面に塗布した金属ナノインク41A、42Aを焼成することにより、図4(C)に示すように、金属ナノインク41A、42Aに含有される有機溶媒を取り除き、金属を焼成させる。これにより、金属ナノインクから配線41、42が形成される。図4(C)に示す配線41、42の高さは、図4(B)に示す金属ナノインク41A、42Aの高さよりも少し低くなる。これは、有機溶媒が除去されて焼成されるためである。
また、インクジェット法に用いるインクジェットプリンタは、例えば、コンティニュアス型、オンデマンド型(ピエゾ方式、又は、サーマル方式)のいずれであってもよい。
以上のように、実施の形態1の配線基板100は、基板10の表面に形成される下バンク20と上バンク20との二層構造を含み、基板10の表面と下バンク20の表面に濡れ性を向上させる表面処理を施している。
このため、金属ナノインク40を塗布する工程で塗布する位置にずれが生じたとしても(図4(A)参照)、金属ナノインク40が上バンク30を跨いで塗布されることを抑制できる。
従って、製造工程において金属ナノインク40を塗布する位置にずれが生じても、配線41と42が接続されることが抑制され、電気的に信頼性の高い配線基板100を製造することができる。
ここで、図5を用いて、比較用の配線基板と実施の形態1の配線基板100との違いについて説明する。
図5は、比較用の配線基板と実施の形態1の配線基板100との違いを説明するための図である。
図5(A)は、基板10の表面に、下バンク20及び上バンク30を形成せず、濡れ性を向上させるための表面処理も行っていない配線基板1を示す図である。この配線基板1のように、基板10の表面に金属ナノインク40を塗布すると、金属ナノインクの濡れ広がりが発生し、配線41、42を形成するために十分な寸法制御性を得ることが困難である。
次に、図5(B)に示す配線基板2のように、基板10の表面にバンク20Aを形成する。バンク20Aの断面は、台形ではなく長方形である。バンク20Aは、実施の形態1の下バンク20の断面形状を台形から長方形に変更した構成を有する。
このようなバンク20Aを形成した配線基板2に金属ナノインク40を塗布する際に、図5(C)に示すように金属ナノインク40を塗布する位置にずれが生じると、バンク20Aの上に跨った金属ナノインク40Aが発生するおそれがある。このような場合には、設計上は接続されないはずの相隣接する配線同士が電気的に接続されるため、配線基板2の信頼性が低下する。
また、金属ナノインク40を塗布する位置にずれが生じていなくても、基板10の表面の濡れ性が十分に高くない場合は、基板10の表面に塗布された金属ナノインク40に気泡80が含まれるおそれがある。気泡80が生じた金属ナノインク40を焼成すると、配線に局所的に細い部分が生じ、電気抵抗が一定ではない区間が生じ、特性インピーダンスが設計値からずれるおそれがある。
以上のように、図5(A)、(B)に示す配線基板1、2では、十分な信頼性を確保することが困難である。
これに対して、実施の形態1の配線基板100は、下バンク20と上バンク20との二層構造を含み、基板10の表面と下バンク20の表面の濡れ性を向上させることにより、金属ナノインク40を塗布する位置にずれが生じても、配線41と42の接続が抑制され、電気的に信頼性の高い配線基板100を製造することができる。
また、実施の形態1の配線基板100は、下バンク20及び上バンク30の断面が、上底よりも下底が長い台形であるため、インクジェット法で金属ナノインク40を塗布する際に、金属ナノインク40が斜め下方向に滴り易くなり、金属ナノインク40の一部が配線41と42に跨った状態で残存することを抑制できる。
以上、実施の形態1によれば、信頼性の高い配線基板100を提供することができる。
なお、以上では、基板10の表面と下バンク20の表面に濡れ性を向上させる表面処理を施す形態について説明したが、このような表面処理を行うのは、下バンク20の表面のみであってもよい。この場合は、例えば、基板10に下バンク20を転写する前に、濡れ性を向上させる表面処理を下バンク20に行っておけばよい。
また、以上では、基板10の表面と下バンク20の表面に濡れ性を向上させる表面処理を施す形態について説明したが、これの代わりに、又は、これに加えて、上バンク30に濡れ性を低下させる表面処理を施してもよい。濡れ性を低下させる表面処理としては、例えば、撥水性の薬品を塗布する処理が挙げられる。
<実施の形態2>
実施の形態2の配線基板200は、実施の形態1の配線基板100と製造方法が異なるが、配線基板200の構成は配線基板100の構成と略同様である。このため、各構成要素については、実施の形態1と同一の符号を用いて説明を行う。両者の相違点は、実施の形態2の配線基板200の下バンク20の断面が台形ではなく長方形である点である。
図6は、実施の形態2の配線基板200の製造工程の手順を示す図である。
まず、基板10の表面の全体に絶縁層を形成する(ステップS21)。この絶縁層は、後にマスクを用いたエッチング処理を行うことにより、下バンク20になるものである。このため、絶縁層の材質は、下バンク20を構築するポリイミド樹脂等でよい。
ポリイミド樹脂層は、例えば、ポリイミドワニスを塗布し、イミド化して形成すればよい。
次に、絶縁層の上に、マスクを形成する(ステップS22)。このマスクは、下バンク20を形成するために用いるため、平面視で下バンク20と同じ形状を有していればよい。マスクは、絶縁層の上面の全体にフォトレジストを形成し、露光によって下バンク20と同一の形状にパターニングを行い、エッチング処理を行うことによって作製すればよい。
次に、マスクを用いて、絶縁層の不要部分を除去する(ステップS23)。例えば、絶縁層がポリイミド樹脂層の場合は、例えば、東レエンジニアリング株式会社製のポリイミドエッチング液等を用いて不要部分を除去すればよい。ステップS23により、下バンク20が完成する。
次に、基板10の表面と、下バンク20の表面とに、親水性を向上させるための表面処理を行う(ステップS24)。この表面処理としては、例えば、基板10と下バンク20との表面を酸素プラズマに晒す処理が挙げられる。
以下、実施の形態1におけるステップS3〜S5と同様の処理をステップS25〜S27で行えばよい。
次に、図7及び図8を用いて、実施の形態2の配線基板200の製造方法について説明する。
図7及び図8は、実施の形態2の配線基板200の製造工程を段階的に示す図である。図7及び図8には、図1(B)に示す断面における製造工程を段階的に示すため、下バンク20については下バンク部21、24、27のみを示し、上バンク30については上バンク部31、34、37のみを示す。
まず、図7(A)に示すように、基板10の表面の全体に絶縁層250を形成する。絶縁層250は、後に下バンク20になるものであるため、下バンク20を構築するポリイミド樹脂層等であればよい。
次に、図7(B)に示すように、絶縁層250の上に、マスク260を形成する。マスク260は、下バンク20を形成するために用いるため、平面視で下バンク20と同じ形状を有していればよい。マスク260は、絶縁層250の上面の全体にフォトレジストを形成し、露光によって下バンク20と同一の形状にパターニングを行い、エッチング処理を行うことによって作製すればよい。
次に、図7(C)に示すように、マスク260を用いて絶縁層250の不要部分を除去することにより、下バンク20(下バンク部21、24、27)が完成する。その後、下バンク20(下バンク部21、24、27)の上に残存するマスク260Aを除去すればよい。
次に、図7(D)に示すように、基板10の表面と、下バンク20(下バンク部21、24、27)の表面とに、親水性を向上させるための表面処理として、例えば、酸素プラズマに晒す処理を行う。図7(D)では、酸素プラズマを矢印で示す。酸素プラズマに晒す処理は、所定の減圧下にあるチャンバー等の内部に、下バンク20を形成した基板10を設置し、母ガスとして酸素を用いてプラズマを発生させることによって行えばよい。
以後、図8(A)乃至(E)に示すように、実施の形態1において図3(C)、(D)、図4(A)、(B)、(C)に示した処理と同様の処理を行うことにより、上バンク30の形成、金属ナノインク40の塗布、焼成処理を行う。これにより、図8(E)に示すように、実施の形態2の配線基板200が完成する。
以上のように、実施の形態2の配線基板200は、基板10の表面に形成される下バンク20と上バンク20との二層構造を含み、基板10の表面と下バンク20の表面に濡れ性を向上させる表面処理を施している。
このため、金属ナノインク40を塗布する工程で塗布する位置にずれが生じたとしても(図8(C)参照)、金属ナノインク40が上バンク30を跨いで塗布されることを抑制できる。
従って、製造工程において金属ナノインク40を塗布する位置にずれが生じても、配線41と42が接続されることが抑制され、電気的に信頼性の高い配線基板200を製造することができる。
以上、本発明の例示的な実施の形態の配線基板、及び、配線基板の製造方法について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
基板と、
前記基板の一方の面に形成される第1畝部と、
前記第1畝部の上に前記第1畝部の長手方向に沿って形成され、前記第1畝部よりも幅の狭い第2畝部と、
前記基板の一方の面に、前記第1畝部に沿って形成される第3畝部と、
前記第3畝部の上に前記第3畝部の長手方向に沿って形成され、前記第3畝部よりも幅の狭い第4畝部と、
前記第1畝部及び前記第2畝部と、前記第3畝部及び前記第4畝部との間において、前記第1畝部、前記第2畝部、前記第3畝部、及び前記第4畝部に沿って、金属ナノインクから形成される配線と
を含み、
前記第1畝部及び前記第3畝部の前記金属ナノインクの濡れ性は、前記第2畝部及び前記第4畝部の前記金属ナノインクの濡れ性よりも高い、配線基板。
(付記2)
前記第1畝部及び前記第3畝部には、前記金属ナノインクの濡れ性を前記第2畝部及び前記第4畝部よりも増大させる表面処理が施される、付記1記載の配線基板。
(付記3)
前記第1畝部及び前記第3畝部に加えて、さらに、前記基板の前記一方の面のうち前記第1畝部と前記第3畝部との間の領域にも、前記表面処理が施される、付記2記載の配線基板。
(付記4)
前記配線は、インクジェット法で形成した前記金属ナノインクを焼成することによって形成される、付記1乃至3のいずれか一項記載の配線基板。
(付記5)
前記第2畝部と、前記第4畝部とには、前記金属ナノインクの濡れ性を前記第1畝部及び前記第3畝部よりも低下させる表面処理が施される、付記1乃至4のいずれか一項記載の配線基板。
(付記6)
前記第2畝部及び前記第4畝部は、それぞれ、前記第1畝部及び前記第3畝部の幅方向における中央部に形成される、付記1乃至5のいずれか一項記載の配線基板。
(付記7)
基板と、
前記基板の一方の面に形成される第1畝部と、
前記第1畝部の上に前記第1畝部の長手方向に沿って形成され、前記第1畝部よりも幅の狭い第2畝部と、
前記第1畝部及び前記第2畝部に沿って、金属ナノインクから形成される配線と
を含み、
前記第1畝部の前記金属ナノインクの濡れ性は、前記第2畝部の前記金属ナノインクの濡れ性よりも高い、配線基板。
(付記8)
前記第1畝部には、前記金属ナノインクの濡れ性を前記第2畝部よりも増大させる表面処理が施される、付記7記載の配線基板。
(付記9)
前記配線は、インクジェット法で形成した前記金属ナノインクを焼成することによって形成される、付記7又は8記載の配線基板。
(付記10)
前記基板の一方の面に、前記第1畝部に沿って形成される第3畝部と、
前記第3畝部の上に前記第3畝部の長手方向に沿って形成され、前記第3畝部よりも幅の狭い第4畝部と
をさらに含み、
前記配線は、前記第1畝部及び前記第2畝部と、前記第3畝部及び前記第4畝部との間に形成され、
前記第3畝部の前記金属ナノインクの濡れ性は、前記第4畝部の前記金属ナノインクの濡れ性よりも高い、付記7乃至9のいずれか一項記載の配線基板。
(付記11)
基板の一方の面に第1畝部を形成する工程と、
前記第1畝部の上に前記第1畝部の長手方向に沿って、前記第1畝部よりも幅の狭い第2畝部を形成する工程と、
前記基板の一方の面に、前記第1畝部に沿って第3畝部を形成する工程と、
前記第3畝部の上に前記第3畝部の長手方向に沿って、前記第3畝部よりも幅の狭い第4畝部を形成する工程と、
前記第1畝部及び前記第3畝部の金属ナノインクの濡れ性を、前記第2畝部及び前記第4畝部の前記金属ナノインクの濡れ性よりも高くする工程と、
前記第1畝部及び前記第2畝部と、前記第3畝部及び前記第4畝部との間において、前記第1畝部、前記第2畝部、前記第3畝部、及び前記第4畝部に沿って、前記金属ナノインクから配線を形成する工程と
を含む、配線基板の製造方法。
(付記12)
前記第1畝部及び前記第3畝部の前記金属ナノインクの濡れ性を、前記第2畝部及び前記第4畝部の前記金属ナノインクの濡れ性よりも高くする工程は、前記第1畝部及び前記第3畝部に、金属ナノインクの濡れ性を前記第2畝部及び前記第4畝部よりも増大させる表面処理を施す工程である、付記11記載の配線基板の製造方法。
(付記13)
前記基板の前記一方の面のうち前記第1畝部と前記第3畝部との間の領域に、前記金属ナノインクの濡れ性を前記第2畝部及び前記第4畝部よりも増大させる表面処理を施す工程をさらに含む、付記12記載の配線基板の製造方法。
(付記14)
前記金属ナノインクから配線を形成する工程は、
インクジェット法で前記金属ナノインクを塗布する工程と、
前記塗布された金属ナノインクを焼成することによって前記配線を形成する工程と
を有する、付記11乃至13のいずれか一項記載の配線基板の製造方法。
(付記15)
前記第1畝部及び前記第3畝部を形成する工程は、それぞれ、前記基板の前記一方の面に、前記第1畝部用のシート部材及び前記第3畝部用のシート状部材を転写する工程である、付記11乃至14のいずれか一項記載の配線基板の製造方法。
(付記16)
前記第1畝部及び前記第3畝部を形成する工程は、
前記基板の前記一方の面に前記第1畝部及び前記第3畝部用の材料層を形成する工程と、
前記材料層の上にフォトレジストによるマスクを形成する工程と、
前記マスクを用いてエッチング処理を行うことによって前記第1畝部及び前記第3畝部を形成する工程と
を有する、付記11乃至15のいずれか一項記載の配線基板の製造方法。
(付記17)
前記第2畝部及び前記第4畝部を形成する工程は、それぞれ、前記第1畝部及び前記第3畝部の上に、前記第2畝部用のシート部材及び前記第4畝部用のシート状部材を転写する工程である、付記11乃至16のいずれか一項記載の配線基板の製造方法。
(付記18)
基板の一方の面に第1畝部を形成する工程と、
前記第1畝部の上に前記第1畝部の長手方向に沿って、前記第1畝部よりも幅の狭い第2畝部を形成する工程と、
前記第1畝部の金属ナノインクの濡れ性を、前記第2畝部の前記金属ナノインクの濡れ性よりも高くする工程と、
前記第1畝部及び前記第2畝部に沿って、前記金属ナノインクから配線を形成する工程と
を含む、配線基板の製造方法。
100 配線基板
10 基板
20 下バンク
21〜27 下バンク部
30 上バンク
31〜37 上バンク部
40 金属ナノインク
41、42 配線
200 配線基板

Claims (11)

  1. 基板と、
    前記基板の一方の面に形成される第1畝部と、
    前記第1畝部の上に前記第1畝部の長手方向に沿って形成され、前記第1畝部よりも幅の狭い第2畝部と、
    前記基板の一方の面に、前記第1畝部に沿って形成される第3畝部と、
    前記第3畝部の上に前記第3畝部の長手方向に沿って形成され、前記第3畝部よりも幅の狭い第4畝部と、
    前記第1畝部及び前記第2畝部と、前記第3畝部及び前記第4畝部との間において、前記第1畝部、前記第2畝部、前記第3畝部、及び前記第4畝部に沿って、金属ナノインクから形成される配線と
    を含み、
    前記第1畝部及び前記第3畝部の前記金属ナノインクの濡れ性は、前記第2畝部及び前記第4畝部の前記金属ナノインクの濡れ性よりも高い、配線基板。
  2. 前記第1畝部及び前記第3畝部には、前記金属ナノインクの濡れ性を前記第2畝部及び前記第4畝部よりも増大させる表面処理が施される、請求項1記載の配線基板。
  3. 前記第1畝部及び前記第3畝部に加えて、さらに、前記基板の前記一方の面のうち前記第1畝部と前記第3畝部との間の領域にも、前記表面処理が施される、請求項2記載の配線基板。
  4. 前記配線は、インクジェット法で形成した前記金属ナノインクを焼成することによって形成される、請求項1乃至3のいずれか一項記載の配線基板。
  5. 前記第2畝部と、前記第4畝部とには、前記金属ナノインクの濡れ性を前記第1畝部及び前記第3畝部よりも低下させる表面処理が施される、請求項1乃至4のいずれか一項記載の配線基板。
  6. 前記第2畝部及び前記第4畝部は、それぞれ、前記第1畝部及び前記第3畝部の幅方向における中央部に形成される、請求項1乃至5のいずれか一項記載の配線基板。
  7. 基板と、
    前記基板の一方の面に形成される第1畝部と、
    前記第1畝部の上に前記第1畝部の長手方向に沿って形成され、前記第1畝部よりも幅の狭い第2畝部と、
    前記第1畝部及び前記第2畝部に沿って、金属ナノインクから形成される配線と
    を含み、
    前記第1畝部の前記金属ナノインクの濡れ性は、前記第2畝部の前記金属ナノインクの濡れ性よりも高い、配線基板。
  8. 基板の一方の面に第1畝部を形成する工程と、
    前記第1畝部の上に前記第1畝部の長手方向に沿って、前記第1畝部よりも幅の狭い第2畝部を形成する工程と、
    前記基板の一方の面に、前記第1畝部に沿って第3畝部を形成する工程と、
    前記第3畝部の上に前記第3畝部の長手方向に沿って、前記第3畝部よりも幅の狭い第4畝部を形成する工程と、
    前記第1畝部及び前記第3畝部の金属ナノインクの濡れ性を、前記第2畝部及び前記第4畝部の前記金属ナノインクの濡れ性よりも高くする工程と、
    前記第1畝部及び前記第2畝部と、前記第3畝部及び前記第4畝部との間において、前記第1畝部、前記第2畝部、前記第3畝部、及び前記第4畝部に沿って、前記金属ナノインクから配線を形成する工程と
    を含む、配線基板の製造方法。
  9. 前記第1畝部及び前記第3畝部の前記金属ナノインクの濡れ性を、前記第2畝部及び前記第4畝部の前記金属ナノインクの濡れ性よりも高くする工程は、前記第1畝部及び前記第3畝部に、金属ナノインクの濡れ性を前記第2畝部及び前記第4畝部よりも増大させる表面処理を施す工程である、請求項8記載の配線基板の製造方法。
  10. 前記基板の前記一方の面のうち前記第1畝部と前記第3畝部との間の領域に、前記金属ナノインクの濡れ性を前記第2畝部及び前記第4畝部よりも増大させる表面処理を施す工程をさらに含む、請求項9記載の配線基板の製造方法。
  11. 前記金属ナノインクから配線を形成する工程は、
    インクジェット法で前記金属ナノインクを塗布する工程と、
    前記塗布された金属ナノインクを焼成することによって前記配線を形成する工程と
    を有する、請求項8乃至10のいずれか一項記載の配線基板の製造方法。
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