JP2015068028A - ソーラーパネル等の面状物品用支持架台及びその杭部材と支持位置調整部材 - Google Patents

ソーラーパネル等の面状物品用支持架台及びその杭部材と支持位置調整部材 Download PDF

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Abstract

【課題】ソーラーパネルの支持架台設置に際し、設置面の基礎工事を不要とする。【解決手段】ソーラーパネル等の面状物品用支持架台であって、この架台は面状物品を載置し固定する少なくとも一対の縦桟10又は横桟と、これら縦桟10又は横桟を支持する複数の支持枠体12と、これらの支持枠体12の下端部を支持し固定する複数の支持固定部14とを備え、これらの支持固定部14のそれぞれが設置面に打ち込まれた杭部材15の上端部で支持される。この杭部材15の上端部には杭頭キャップ部材16が設けられ、この杭頭キャップ部材16の上面部から上方に延長する螺子棒によって前記支持固定部14が螺着され固定される。杭部材15は管体から成り、その下端先端には掘削刃を有す。杭頭キャップ部材16は有底筒体状のものからなり、その有底部を上方に配して前記杭部材15の上端部に連結固定できる。【選択図】図1

Description

本発明は、ソーラーパネル(太陽電池パネル)等の面状物品を設置し、支持固定するための架台並びにその架台に使用する杭部材及び架台の支持固定部の支持位置調整部材に関するものである。
従来より、メガソーラー等大小を問わず地上に設置されるタイプのソーラーパネル等の面状物品を構築する各種の支持架台が提案されている。これらの先行技術として下記特許文献に記載のものを挙げることができる。
下記特許文献1に記載の発明に係る太陽電池パネル支持構造にあっては、経済的に施工が容易、安全性、メンテナンス性に優れるものを提供するものであって、施工地に所定間隔で立設された複数の土台(架台)と土台(架台)間に掛け渡した支持材と、支持材に設けた太陽電池パネルを取り付ける取り付け部とを備えたものである。
この発明では、この土台の形態に特徴があり、即ち、土台の上面の上面全部又は一部を所定角で傾斜させ、この傾斜面に支持材を取り付けて太陽電池パネルを傾斜状態に支持するものである。
下記特許文献2に記載の支持構造にあっては、地盤の不安定性に対して、低いコストで安定的に太陽電池モジュールを支持し得る支持構造とそのための支持金具を提供するものである。
ここで利用されている土台は、その手前側に位置する土台と、その後方に位置する土台とが異なる高さに施工・設置され、これら異なる高さの土台の上面に取付金具を固定して太陽電池パネルを傾斜状に設置し固定できるものであって、その取付金具の構成に特徴がある。
下記特許文献3に記載の支持構造にあっては、太陽電池モジュール等の構造物の取付け作業が容易でありかつ安全な構造物支持構造を提供するものであり、前記構造物を支持する桟と案内支持部との両者の構成に特徴がある。
この発明においても、土台部であるコンクリート基礎を等間隔で地面上に敷設し、これらコンクリート基礎上にベース桟を固定してベース桟を等間隔に並設し、各ベース桟の後端部アームを鉛直方向に立設して、各ベース桟の先端部と各後端部アームの上端部に縦桟を斜めに掛け渡し、これらの縦桟に太陽電池モジュールを設置するものである。
これら従来の技術の何れのものも、その架台の基礎としてコンクリート製土台を使用するものであった。
特開2007−35849号公報 特開2010−258024号公報 特開2011−185030号公報
上記の通り、従来のソーラーパネル等の面状物品の支持構造においては各種のタイプのものがあるが、その何れのものも、設置(施工)場所にコンクリート製の土台部を設置し、この土台部の上に支持構造(支持架台)を介して面状物品を平面状又は傾斜状に支持固定するものである。
しかしながら、本願発明においては、従来のようなコンクリート製の土台を用いずに、面状物品を支持固定できる架台を提供することをその第一の課題としている。
これにより、設置面又は施工地の基礎工事を不要とし、設置面の状態に関わらず容易に架台を立設することができ、また、架台を除去する際にも、簡単に原状に復帰させることもできることとなるからである。
このために、本願発明においては、コンクリート製土台を使用せずに、発想の転換を行って杭部材を利用するのであるが、そのための杭部材の構成を創案すること、そして、複数の杭部材の上端部で架台を支持することとなるのであるが、その際の支持固定位置の調整をもできる部材を設けることもその課題となるのである。
更に、本願発明においても、従来と同様に、設置施工の簡略化や容易化、架台の強度の保持、解体の容易化、その他この種の架台に対する一般的な要求課題である構成要素の耐水性、耐腐食性の向上を図ることもその課題となる。
上記課題を解決するために、本発明の第1のものは、ソーラーパネル等の面状物品を設置する支持架台であって、かかる架台は、面状物品を載置し固定する少なくとも一対の縦桟又は横桟と、これら縦桟又は横桟を支持する複数の支持枠体と、これらの支持枠体の下端部を支持し固定する複数の支持固定部とを備え、これらの支持固定部のそれぞれが、設置面に打ち込まれた杭部材の上端部で支持されることを特徴とするソーラーパネル等の面状物品用支持架台である。
尚、縦桟というのは、太陽光に直面するように適宜傾斜角度をもってソーラーパネルが設置された際に、この傾斜面の傾斜方向に沿う方向に配される桟を意味するものであり、横桟とういうのは、前記縦桟と直交する方向に配設される桟を意味する。
また、これら縦桟又は横桟に載置固定されるソーラーパネルは、平面的に配設されるものであってもよい。
本発明の第2のものは、上記第1の発明において、前記杭部材の上端部には杭頭キャップ部材が設けられ、この杭頭キャップ部材の上面部から上方に延長する螺子棒又は螺子軸によって前記支持固定部が螺着され、固定されることを特徴とするソーラーパネル等の面状物品用支持架台である。
本発明の第3のものは、上記第2の発明において、前記杭部材が管体から成り、その下端先端部には掘削刃を設け、前記杭頭キャップ部材が有底筒体状のものからなり、その有底部を上方に配して、前記杭部材の上端部に連結させ、杭部材及び杭頭キャップ部材の直径方向に貫通孔を設けて螺子等の固定手段によって螺着固定し、有底部の上面略中央部に螺子棒又は螺子軸を上方に向かって配設したことを特徴とするソーラーパネル等の面状物品用支持架台である。
本発明の第4のものは、上記第2の発明において、前記杭頭キャップ部材が横断面略コ字形状のものからなり、その両脚部が前記杭部材の上端部を跨ぐように配設され、これら両脚部と杭部材の上端部の略水平方向に貫通孔を設けて螺子等の固定手段によって螺着固定し、杭頭キャップの上面部の略中央部から上方に延長するように螺子棒又は螺子軸を設けたことを特徴とするソーラーパネル等の面状物品用支持架台である。
本発明の第5のものは、上記第4の発明において、前記杭頭キャップ部材の上面部と前記杭部材の上端部との間に間隔を設け、この間隔をボルト頭部の高さと略同一又はそれよりも大きくすることにより、杭頭キャップ部材の上面部の下面からボルトを挿通して前記上面部から上方に向かって螺子軸が延長するように配設したことを特徴とするソーラーパネル等の面状物品用支持架台である。
本発明の第6のものは、上記第2乃至第5の何れかの発明において、前記杭頭キャップ部材と支持固定部との間に支持固定部の支持位置を変更し調整できる支持位置調整部材を更に設け、この支持位置調整部材には、その上面部と下面部のそれぞれの直径方向全体に溝条部を設け、これらの溝条部を平面視略直交するように設け、この支持位置調整部材の下面部の溝条部内には、杭頭キャップ部材の上面部から延長する螺子棒に螺合したナットを又は杭頭キャップ部材の上面部に螺合させたボルトの頭部を適合させることができ、支持位置調整部材の上面の溝条部内にはボルトの頭部を適合させ、螺子軸を上方に延長させて支持固定部を螺着し固定することができることを特徴とするソーラーパネル等の面状物品用支持架台である。
本発明の第7のものは、上記第2乃至第6の何れかの発明において、前記杭部材の上端部と杭頭キャップ部材との間に止水部材を配設し、及び/又は、これら両者を螺着固定するための貫通孔の部位に止水部材を配設したことを特徴とするソーラーパネル等の面状物品用支持架台である。
本発明の第8のものは、上記第1乃至第7の何れかの発明において、前記杭部材において、設置面の地際部の上下の所定範囲を被覆する防腐食部材を巻回し、又は前記所定範囲に防腐食塗料を塗布したことを特徴とするソーラーパネル等の面状物品用支持架台である。
尚、ここで使用した「防腐食部材」及び「防腐食塗料」というのは、「防錆部材」及び「防錆塗料」をも含む意味である。
本発明の第9のものは、上記第8の発明において、前記防腐食部材が合成樹脂製の筒状部材からなり、その長手方向の全体に切れ目を設けて前記杭部材に着脱自在と成し、架台の設置に際して接着材により接着固定されることを特徴とするソーラーパネル等の面状物品用支持架台である。
本発明の第10のものは、上記第1乃至第9の何れかの発明において、前記支持枠体が横断面略L字形状の型材を使用し、これらの支持枠体の下端部を支持し固定する支持固定部も横断面略L字形状の型材を使用していることを特徴とするソーラーパネル等の面状物品用支持架台である。
本発明の第11のものは、上記第1乃至第10の何れかの発明において、前記複数の杭部材を略水平方向に相互に連結する補強枠体を更に設けたことを特徴とするソーラーパネル等の面状物品用支持架台である。
本発明の第12のものは、上記第2乃至第5の何れかの発明、又は、上記第7乃至第9の何れかの発明におけるソーラーパネル等の面状物品用支持架台に使用された杭部材であって、かかる杭部材の上端部には杭頭キャップ部材が設けられ、この杭頭キャップ部材の上面部から上方に延長する螺子棒又は螺子軸が設けられていることを特徴とする杭部材である。
本発明の第13のものは、上記第6の発明におけるソーラーパネル等の面状物品用支持架台に使用された支持位置調整部材である。
本発明の第1のものにおいては、支持架台を支持するコンクリート製土台を使用しておらず、杭部材を使用しているために、設置面にコンクリート土台を設ける必要がなく、設置面の基礎工事が不要となる。
本願発明においては、設置面に適宜数の、即ち、支持フレームの下端部を支持し固定する支持固定部を支持できる通常は少なくとも4本の杭部材を設置面に打ち込むことにより基礎土台部を形成することが可能となるのである。
従って、その設置面の基礎工事が不要となり、架台設置の簡略化、簡素化及び容易化に極めて大きな貢献となる。他方、逆に架台を設置面から除去する際にも原状復帰も容易となる。
更にまた、本発明においては、杭部材を適宜設置面に打ち込んで架台を支持するために、杭部材の設置面からの地上高さ(地上長さ)を適宜設定することにより、縦桟又は横桟の傾斜角度を自由に設定することができる。
或いは、設置面の状態に応じて、縦桟等の傾斜面も必ずしも南向きでなく、それ以外の向きに設置することもできる。
更には、設置面が平地でない傾斜地又は荒地であっても適宜所望の傾斜角度で、又は平らに設置することもできるのである。
これにより、その設置面に応じて最適な発電効率を発揮できる状態で各種の傾斜状態、平面状態又は所望の向きに容易に変更して設置することができることとなるのである。
本発明の第2のものにおいては、杭部材の上端部と架台の下端部の支持固定部との連結支持固定構造を具体化したものである。
即ち、杭部材の上端部には杭頭キャップ部材を設け、この杭頭キャップ部材の上面部から上方に延長する螺子棒又は螺子軸によって前記支持固定部が螺着され、固定されるのである。
本発明の第3のものは、更に杭部材と杭頭キャップ部材を具体化したものである。
即ち、杭部材が管体から成り、その下端先端部には掘削刃が設けられ、杭頭キャップ部材が有底筒体状のものからなり、その有底部を上方に配して、前記杭部材の上端部に連結させ、杭部材及び杭頭キャップ部材の直径方向に貫通孔を設けて螺子等の固定手段によって螺着固定し、有底部の上面略中央部に螺子棒又は螺子軸を上方に向かって配設して架台の支持固定部と容易に螺着固定することができることとなる。
本発明の第4のものにおいては、杭頭キャップ部材の他の形態を特定したものである。
即ち、杭頭キャップ部材が横断面略コ字形状のものからなり、その両脚部が前記杭部材の上端部を跨ぐように配設され、これら両脚部と杭部材の上端部の略水平方向に貫通孔を設けて螺子等の固定手段によって螺着固定し、杭頭キャップ部材の上面部の略中央部から上方に延長するように螺子棒又は螺子軸を設けたものであり、その効果は上記第3の発明と同様である。
本発明の第5のものにおいては、上記第4の発明において、杭頭キャップ部材に設ける螺子軸を具体化したものであって、ボルトを使用して、そのボルト頭部を下方に配置して杭頭キャップ部材の上面部から上方にその螺子軸部を上方に延長させることができることを特定している。
本発明の第6のものにおいては、支持位置調整部材を更に設けたものであり、この支持位置調整部材によって、支持架台の下端部の支持固定部の支持位置を調整できることとなる。
本発明においては、杭部材の上端部で架台の支持固定部が支持されるため、設置面に打ち込んだ杭部材の上端部において、その支持点が杭部材の中心からずれることも想定されるために、この支持位置を調整することができるように当該支持位置調整部材を設けたものである。
本発明の第7のものにおいては、杭部材と杭頭キャップ部材との連結において、防水効果を付与するためのものである。
これにより杭部材の内部に雨水等が侵入することがなくなり、その耐久性に寄与することとなる。
本発明の第8のものにおいても、上記第7の発明と同様に、杭部材の設置面の地際部における防錆や防腐食のための手段を講じたものであり、つまり、杭部材において、設置面の地際部の上下の所定範囲を被覆する防腐食部材を巻回し、又は、防腐食塗料の塗布を行うことを特徴とするものである。
本発明の第9のものにおいては、前記第8の発明のおける防腐食部材を更に限定したものであり、つまり、防腐食部材が合成樹脂製の筒状部材からなり、その長手方向の全体に切れ目を設けて杭部材に着脱自在と成し、架台の設置に際して接着材により接着固定されることを特徴とするものである。
本発明の第10のものは、支持枠体と支持固定部の形態を更に限定したものであり、即ち、これらを横断面略L字形状の型材を利用し、その材料の軽量化と、施工の容易化を意図したものである。
本発明の第11のものは、複数の杭部材の地際部の少し上方でその略水平方向に補強枠体をさらに設けたものであり、支持架台全体の強度を向上させたものである。
この支持枠体は、少なくとも4本の杭部材の4辺の全体に渡って掛け渡すことも、或いは対向する2辺にのみ掛け渡すことも自由である。
本発明の第12のものは、上記第2乃至第5及び第7乃至第9のそれぞれの支持架台に使用された杭部材を本願の特許請求の範囲に含めたものである。
本発明の第13のものは、上記第6の発明で特定した支持位置調整部材を本願の特許請求の範囲に含めたものである。
本発明のソーラーパネル等の面状物品用支持架台に係る第一の実施形態を図示しており、その(A)が斜視図、その(B)が正面図、その(C)が側面図、その(D)が杭部材の補強枠体の部分を示した説明図である。 図1に図示した支持架台に使用されている杭部材を図示しており、その(A)が全体図、その(B)が前図(A)の上端のB部分の拡大図、その(C)が前図(B)のC−C線断面図である。 本発明に係る杭頭キャップ部材の他の実施形態を図示しており、その(A)が全体図、その(B)が、前図(A)のB部分の拡大図、その(C)が前図(B)のD−D線断面図である。 上記第1実施形態に係る杭頭キャップ部材の部分を図示した断面説明図であり、支持架台の支持固定部との関係を示している。 本発明に係る杭頭キャップ部材の他の実施形態を図示しており、その(A)が正面図、その(B)が前図(A)のB−B線断面図である。 図5に示した杭頭キャップ部材を用いて支持架台を構成した全体を示し、その(A)が正面図、その(B)が側面図である。 本発明に係る支持架台に使用する支持位置調整部材を図示する摸式図である。 本発明に係る支持位置調整部材の他の実施形態を図示する斜視図である。
以下、添付の図面と共に本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明のソーラーパネル等の面状物品用支持架台(以下単に「支持架台」という。)に係る第一の実施形態を図示しており、その(A)が斜視図、その(B)が正面図、その(C)が側面図、その(D)が杭部材の補強枠体の部分を示した説明図である。
本発明に係る支持架台は、ソーラーパネルSを載置し支持する一対の縦桟10、10と、これらの縦桟10、10を支持する複数の支持枠体12と、これらの支持枠体12の下端部で、これら支持枠体12、12を支持し固定する支持固定部14と、これらの支持固定部14を支持する杭部材15とからなる。
この実施形態では、4枚のソーラーパネルSを縦方向に支持した例を図示している。
この例では、4本の支持枠体12が1本の縦桟10を支持しており、支持固定部14は4つ設けられ、これらの支持固定部14を支持する4本の杭部材15が配設されている。
支持枠体12は、トラス形状に配設されて、それぞれの縦桟10を支持し、これらの図では明瞭には現れていないが、杭部材15の上端部には杭頭キャップ部材16が冠着されている。
後に詳説するが、この杭頭キャップ部材16の上面部の略中央から、螺子棒又は螺子軸が上方に延長し、この螺子棒又は螺子軸を利用して複数のナット等により支持固定部14が螺着され、固定されるのである。
この実施形態では、縦桟10及び支持枠体12として横断面略L字形状の型鋼を利用して、その軽量化を図っている。
また、支持固定部14も横断面略L字形状の型鋼を利用している。
縦桟10、10は、図示した通り、傾斜状に設置しているが、支持枠体12の長さにより、これを平面的に配置することもできる。
また、縦桟10、10でなく、ソーラーパネルSを載置して支持する桟としては、縦桟10と直交する方向に一対の横桟を利用することもできる。
更に、この実施形態においては、前後左右で4本のそれぞれの杭部材15を相互に連結する補強枠体25が設置面Gから所定高さの水平方向に4本設けられており、支持枠体12同士も、筋交い方向の補強アームを適宜設けることも自由である。
図2は、図1に図示した支持架台に使用されている杭部材を図示しており、その(A)が全体図、その(B)が前図(A)の上端のB部分の拡大図、その(C)が前図(B)のC−C線断面図である。
本発明に係る杭部材15は、金属製管体を使用し、その下端先端部には掘削刃15hが設けられており、その上端部には杭頭キャップ部材16が連結されている。
この杭頭キャップ部材16は、有底筒体状のものからなり、その有底部を上にして上面部16uと成し、その上面部16uの略中央部には鉛直上方に延長する螺子棒16sが設けられている。
この杭頭キャップ部材16の下方の筒体部16tは、杭部材15の上端部に被さるように冠着され、この筒体部16tの略水平方向の直径方向には杭部材15と共に貫通孔が形成されてボルト17・ナット18により相互に固定される。
この杭頭キャップ部材16の内面には、図には明瞭に現れていないが、合成樹脂製の止水部材が内装されており、また上記貫通孔で固定するボルト頭部とナット部にはシール座金19を配設して止水効果を向上させている。
止水部材が設けられた杭頭キャップ部材16の下方内周面にはOリングも配設している。止水効果及び防水効果を向上させるためである。
尚、杭頭キャップ部材16のボルト17・ナット18締着部分の外周に表れている逆U字形状の実線で囲まれた部分は、肉厚部を単に示すものである。
更に、螺子棒16sは、杭頭キャップ部材16の上面部16uに螺着されたものであっても、溶接着されたものであってもよく、螺子棒16s又は螺子軸が上方に延長していればよいものである。
後に説明するが、この螺子棒16sに前記支持架台の支持固定部が複数のナット等により螺着固定されるのである。
図3は、前記杭頭キャップ部材の他の実施形態を図示しており、その(A)が全体図、その(B)が、前図(A)のB部分の拡大図、その(C)が前図(B)のD−D線断面図である。
これらの図から解る通り、この実施形態に係る杭頭キャップ部材16においても、有底筒体状のものから成るが、筒体部16tの周壁部が管体から成る杭部材15の内部に嵌入する構成である。
そして、これら筒体部16tと杭部材15は螺子20、20によってその直径方向に螺着され固定される。
その他の構成は、前記図2に図示した杭頭キャップ部材と同じである。
尚、上記実施形態に係る杭部材15の設置面G(図1参照)の地際部には、図示はしていないが防腐食部材を設けているが、図5及び図6に図示する実施形態において詳説する。
図4は、上記第1実施形態に係る杭頭キャップ部材の部分を図示した断面説明図であり、支持架台の支持固定部14との関係を示している。
この杭頭キャップ部材16は、上記図2に図示したものと同じであり、図2(C)と同様の断面を示している。
この図からよく解る通り、杭頭キャップ部材16の上面部16uの略中央部から鉛直上方に延長する螺子棒16sの上方部分で、ナットN1、N2、N3を利用して支持架台の支持枠体の下端部を支持し固定する支持固定部14の一方の側面(底面部)14tを螺着し固定することができるのである。
支持固定部14としては、横断面略L字形状の型鋼を使用しており、この一方の側面である底面部14tの螺子挿通穴に杭頭キャップ部材16の螺子棒16sを挿通させ、上下からナットN1、N2、N3により座金を介在させて螺着され固定される。
そして、支持固定部14の他方の側面である起立部14kの部分で、支持架台の支持枠体の端部を螺着することができるのである。
尚、図中符号19は、シール座金を示し、16rはOリングを示している。
図5は、本発明に係る杭頭キャップ部材の他の実施形態を図示しており、その(A)が正面図、その(B)が前図(A)のB−B線断面図である。
この実施形態に係る杭頭キャップ部材26は、上記の有底筒体状のものでなく、横断面略コ字形状の金具から成る。
図5(A)から解る通り、断面略コ字形状の両脚部26k、26kは、その両下端部の間隔が少し狭く形成され、これらの両脚部26k、26kの略水平方向に貫通孔が設けられ、ボルト17・ナット18により杭部材15と共に固定される。
杭部材15は、上記実施形態のものと同様に鋼管を使用し、その上端部には止水用のキャップ15cが設けられている。
また、杭頭キャップ部材26の上面部26uから上方に延長する螺子軸26sは、ボルト26bの頭部を下方に位置させて、上面部26uの略中央部に設けた螺子挿通孔を挿通させてボルト軸部(螺子軸26s)を上方に突出させ、ナットで固定したものから形成している。
従って、杭頭キャップ部材26の上面部26uと杭部材15の上端部(キャップ15c)との間隔をボルト26bの頭部の高さ距離と同一又はそれよりも大きく形成している。
このように、杭頭キャップ部材26の上面部26uに形成する螺子棒としては、6角ボルトの螺子軸26sを利用することもでき、或いは、螺子棒の一方端部を上記上面部26uの略中央部に溶接着して上方に延長するように形成することもできる。
即ち、杭頭キャップ部材の上面部略中央に立設する螺子棒又は螺子軸というのは、実質的には同一のものである。
図6は、図5に示した杭頭キャップ部材を用いて支持架台を構成した全体を示し、その(A)が正面図、その(B)が側面図である。
この実施形態では、その正面図(A)から解る通り、支持架台が横方向に2つ列設された状態を示しているが、これは3列以上であってよく、自由に設計変更できる。
このように、本発明においては、一対の縦桟を用いて最少単位の支持架台を構成することができ、この単位支持架台を横方向に複数個、必要に応じて配列し設置することができる。
この図6に図示した杭部材15の上端部に固定した杭頭キャップ部材26の構成は、図5に示したものである。
そして、この図6から解る通り、この実施形態に係る支持架台においては、前後に位置する支持固定部14、14を相互に連結するように補強枠体13を掛け渡している。
また、この実施形態においては、杭部材15の設置面Gの地際部の上下所定範囲に防腐食用及び防錆用の防腐食部材30を巻回している。
同様に、この設置面Gの地際部の上下所定範囲、例えば上下約30cm程度の範囲内に防腐食塗料又は防錆塗料を塗布して実施することも可能である。
尚、この防腐食塗料としては、ウレタンエラストマー被覆材等を使用することができる。
前記防腐食部材30は、PVCからなる筒体形状のものからなり、その長手方向の全体には切れ目が形成されて着脱自在のものである。
支持架台を設置する際に、この防腐食部材30を杭部材15の適宜位置に接着材を用いて接着し、支持架台を構築することができるのである。
図7は、本発明に係る支持架台に更に使用することができる支持位置調整部材を図示する摸式図であり、杭部材は短く表現している。
ここに図示した支持位置調整部材40は、高さの短い円柱形状(円盤形状)をした金具から成り、その上面部41と下面部43に、それぞれ溝条部42、44が直径方向の全体に且つ平面視略直交する方向に設けられたものである。
この溝条部42、44は、それぞれボルト頭部又はナットが適合できるように、その内部の横幅がその溝条部の開口部の横幅よりも大きく形成されたものである。
つまり、この溝条部42、44内にボルト頭部又はナットを側面方向から適合させると、その頭部は軸方向には抜け落ちない構造を採用している。
この支持位置調整部材40を杭部材15の杭頭キャップ部材16と支持架台の支持固定部との間に介在させるのである。
即ち、杭頭キャップ部材16の上面部16uから上方に延長する螺子棒16sとして、六角ボルトを使用する。つまり、このボルトの螺子軸の先端部を杭頭キャップ部材16の上面部16uの略中央部に螺着する。そして、ボルト頭部を前記支持位置調整部材40の下面部43に設けた溝条部44に適合させる。即ち、この溝条部44内部で、前記六角ボルトの頭部がスライドできるのである。
他方、この支持位置調整部材40の上面部41に設けた溝条部42には、他の六角ボルトの頭部を適合させ、その溝条部42内でスライドさせて位置決めを行い、ナットにより固定することにより、この支持位置調整部材40の上面部41から上方に螺子軸(ボルト軸)40sが延長することとなる。
この螺子軸40sに支持架台の支持固定部を複数のナット等により螺着固定することができるのである。
以上により、杭頭キャップ部材16の上端の螺子棒16sの支持位置の調整、即ち、支持位置調整部材40の下面部43の溝条部44内の位置決め、及び、支持位置調整部材40の上面部41に設けた溝条部42内での位置決めにより、支持架台の支持固定部の支持位置を適宜微調整することができることとなるのである。
このように、本発明に係る支持位置調整部材においては、少なくともその上面と下面に平面視略直交する方向に溝条部が形成されていればよく、その外形形状は自由に設計することができる。
図8は、上記図7で説明した支持位置調整部材の他の実施形態を図示する斜視図である。
この支持位置調整部材50は、基本的には、上記実施形態に係る支持位置調整部材40とほぼ同様であるが、その軽量化を図るために、その上面部及び下面部の不必要な部分を除去した形態を有するものである。
その本体部は基本的には円盤形状を有し、その上面部51に溝条部52をその直径方向の全体に設け、その下面部53に溝条部54をその直径方向の全体に設け、これらの溝条部52、54は、平面視略直交する方向に設けられている。
この図に示した支持位置調整部材50の上面部51と下面部53を反転させると、溝条部54の方向は、上面部51の溝条部52と略直交方向に配置されているが、その形態は全く同一のものである。
このような構成を採用することにより、杭頭キャップ部材の上端部に配置されるボルトの頭部をこの支持位置調整部材50の下面部53の溝条部54内に適合させ、他方、支持位置調整部材50の上面部51の溝条部52内にもボルト頭部を適合させることにより当該ボルト軸が上方に延長することとなり、このボルト軸に架台の支持固定部を螺着固定することができる。
その際に、下面部53の溝条部54内及び上面部51の溝条部52内でのボルト頭部をスライドさせてその位置決めを適宜行うことにより、架台の支持固定部の支持位置の微調整を適宜行うことができることとなるのである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明においては以下の通り適宜設計変更をすることができる。
縦桟及び支持枠体のサイズ、形態等は自由に設計変更できる。
縦桟は基本アングル材を使用しているが、これを断面コ字形状の型材を使用することもでき、縦桟の下端側縁部を上方に折曲して樋部を形成することもできる。
更には、縦桟として、2分割縦桟をも用いることもできる。
当然のこととして、縦桟上に載置するソーラーパネルは、上記実施形態のように4枚でなく、それ以上の枚数のものを載置できるように設計変更することもでき、一対の縦桟の単位支持架台を横方向に複数並列して設置することもできる。
支持枠体も上記縦桟等と同様に横断面L字型の型鋼を使用することができ、或いはその他の形態の型鋼を使用することもできる。
支持枠体の下端部を固定する支持固定部も上記実施形態では断面略L字形状の金具を用いたが、この金具の形態も自由に設計変更することができる。
縦桟及び支持枠体の間に掛け渡す補強材や補強アームも自由に配設して固定することができる。
上記実施形態と同様にして、縦桟の代わりに、この縦桟と直交する方向の一対の横桟を用いて本発明に係る支持架台を構成することもできる。
本発明に係る杭部材においては、上記実施形態においては、鋼管を使用したが、この杭部材も管体でなく、横断面開放型のC字型、コ字型又はH字型等の各種の型鋼を使用することもできる。
その上端部で上方に延長するに螺子棒又は螺子軸を直接杭部材の上端部に設けることもできる。つまり、杭頭キャップ部材を別体にして設けずに実施することもできる。
杭頭キャップ部材の形態も自由に設計変更することができ、要するに、杭部材の上端部に連結できて、その上面に上方に延長する螺子棒又は螺子軸が形成されていればよい。
即ち、この杭頭キャップ部材の本体部の形態は、筒体形状や横断面略コ字形状以外の形態をも採用することができる。
筒体形状のものであっても、その一部の長手方向に切込が形成されているものであってもよい。
杭頭キャップ部材が筒体形状を有し、この筒体形状の杭頭キャップ部材の下端外周又は内周に螺子溝を刻設し、これと螺合する螺子溝を鋼管杭部材の上端部の内周又は外周に刻設して相互に螺合できる形態を採用し、ボルトナットによる締結を省略することも可能である。
要するに、杭頭キャップ部材と杭部材との締着又は締結は、自由に設計変更することができる。
支持位置調整部材の形態も自由に設計変更することができるが、要するに、本体部の上面部と下面部に平面視相互に略直交する溝条部が形成してあれば、その全体の外形形状は全く問わないものであり、上記実施形態では、平面視略円形のものを提案したが、これが平面視矩形形状であっても全く問題なく使用することができる。
以上、本発明においては、一対の縦桟又は横桟を支持する支持枠体の下端部を支持する支持固定部をそれぞれの杭部材の上端部が支持することができ、この杭部材の上端部には杭頭キャップ部材を設けてその支持固定を便利なものとし、更には、この杭頭キャップ部材と支持固定部との間に支持位置調整部材をも設けてその支持位置の微調整をも可能とし、設置面の状況に応じて各種の態様に設置でき、その設置も容易で且つ解体も極めて容易なソーラーパネル等の面状物品支持架台を提供することができたものである。
10 縦桟
12 支持枠体
14 支持固定部
15 杭部材
15h 掘削刃
16、26 杭頭キャップ部材
16u、26u 上面部
16t 筒体部
16s、26s 螺子棒(螺子軸)
17 ボルト
18 ナット
19 シール座金
20 螺子
25 補強枠体
30 防腐食部材
40、50 支持位置調整部材
41、51 上面部
42、44、52、54 溝条部
43、53 下面部
G 設置面
N1,N2,N3 ナット
S ソーラーパネル

Claims (13)

  1. ソーラーパネル等の面状物品を設置する支持架台であって、かかる架台は、面状物品を載置し固定する少なくとも一対の縦桟(10, 10)又は横桟と、これら縦桟(10, 10)又は横桟を支持する複数の支持枠体(12)と、これらの支持枠体(12)の下端部を支持し固定する複数の支持固定部(14)とを備え、
    これらの支持固定部(14)のそれぞれが、設置面に打ち込まれた杭部材(15)の上端部で支持されることを特徴とするソーラーパネル等の面状物品用支持架台。
  2. 前記杭部材(15)の上端部には杭頭キャップ部材(16, 26)が設けられ、この杭頭キャップ部材(16, 26)の上面部(16u, 26u)から上方に延長する螺子棒(16s)又は螺子軸(26s)によって前記支持固定部(14)が螺着され、固定されることを特徴とする請求項1に記載のソーラーパネル等の面状物品用支持架台。
  3. 前記杭部材(15)が管体から成り、その下端先端部には掘削刃(15h)を設け、
    前記杭頭キャップ部材(16)が有底筒体状のものからなり、その有底部を上方に配して、前記杭部材(15)の上端部に連結させ、杭部材(15)及び杭頭キャップ部材(16)の直径方向に貫通孔を設けて螺子等の固定手段によって螺着固定し、有底部の上面略中央部に螺子棒(16s)又は螺子軸を上方に向かって配設したことを特徴とする請求項2に記載のソーラーパネル等の面状物品用支持架台。
  4. 前記杭頭キャップ部材(26)が横断面略コ字形状のものからなり、その両脚部(26k, 26k)が前記杭部材(15)の上端部を跨ぐように配設され、これら両脚部(26k, 26k)と杭部材(15)の上端部の略水平方向に貫通孔を設けて螺子等の固定手段によって螺着固定し、杭頭キャップ部材(26)の上面部(26u)の略中央部から上方に延長するように螺子棒又は螺子軸(26s)を設けたことを特徴とする請求項2に記載のソーラーパネル等の面状物品用支持架台。
  5. 前記杭頭キャップ部材(26)の上面部(26u)と前記杭部材(15)の上端部との間に間隔を設け、この間隔をボルト頭部の高さと略同一又はそれよりも大きくすることにより、杭頭キャップ部材(26)の上面部(26u)の下面からボルトを挿通して前記上面部(26u)から上方に向かって螺子軸(26s)が延長するように配設したことを特徴とする請求項4に記載のソーラーパネル等の面状物品用支持架台。
  6. 前記杭頭キャップ部材(16, 26)と支持固定部(14)との間に支持固定部(14)の支持位置を変更し調整できる支持位置調整部材(40, 50)を更に設け、
    この支持位置調整部材(40, 50)には、その上面部(41, 51)と下面部(43, 53)のそれぞれの直径方向全体に溝条部(42, 44, 52, 54)を設け、これらの溝条部(42, 44, 52, 54)を平面視略直交するように設け、
    この支持位置調整部材(40, 50)の下面部(43, 53)の溝条部(44, 54)内には、杭頭キャップ部材(16, 26)の上面部(16u, 26u)から延長する螺子棒(16s, 26s)に螺合したナットを又は杭頭キャップ部材(16)の上面部(16u)に螺合させたボルトの頭部を適合させることができ、支持位置調整部材(40, 50)の上面部(41, 51)の溝条部(42, 52)内にはボルトの頭部を適合させ、螺子軸を上方に延長させて支持固定部(14)を螺着し固定することができることを特徴とする請求項2乃至5に記載のソーラーパネル等の面状物品用支持架台。
  7. 前記杭部材(15)の上端部と杭頭キャップ部材(16, 26)との間に止水部材を配設し、及び/又は、これら両者を螺着固定するための貫通孔の部位に止水部材を配設したことを特徴とする請求項2乃至6の何れか1項に記載のソーラーパネル等の面状物品用支持架台。
  8. 前記杭部材(15)において、設置面の地際部の上下の所定範囲を被覆する防腐食部材(30)を巻回し、又は前記所定範囲に防腐食塗料を塗布したことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のソーラーパネル等の面状物品用支持架台。
  9. 前記防腐食部材(30)が合成樹脂製の筒状部材からなり、その長手方向の全体に切れ目を設けて前記杭部材(15)に着脱自在と成し、架台の設置に際して接着材により接着固定されることを特徴とする請求項8に記載のソーラーパネル等の面状物品用支持架台。
  10. 前記支持枠体(12)が横断面略L字形状の型材を使用し、これらの支持枠体(12)の下端部を支持し固定する支持固定部(14)も横断面略L字形状の型材を使用していることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載のソーラーパネル等の面状物品用支持架台。
  11. 前記複数の杭部材(15)を略水平方向に相互に連結する補強枠体(25)を更に設けたことを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載のソーラーパネル等の面状物品用支持架台。
  12. 請求項2乃至5の何れか1項、又は請求項7乃至9の何れか1項に記載のソーラーパネル等の面状物品用支持架台に使用された杭部材(15)であって、
    かかる杭部材(15)の上端部には杭頭キャップ部材(16, 26)が設けられ、この杭頭キャップ部材(16, 26)の上面部(16u, 26u)から上方に延長する螺子棒(16s)又は螺子軸(26s)が設けられていることを特徴とする杭部材。
  13. 請求項6に記載のソーラーパネル等の面状物品用支持架台に使用された支持位置調整部材。
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