JP3184745U - 土台梁と鋼管杭との連結調整金具 - Google Patents

土台梁と鋼管杭との連結調整金具 Download PDF

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Abstract

【課題】鋼管杭を打ち込みアンカーボルトを省くと共に、鋼管杭の打ち込み位置がずれていても土台梁との連結を容易に調整でき、作業性を向上させ、施工費を大幅に低減した土台梁と鋼管杭との連結調整金具を提供する。
【解決手段】土台梁4の底部と、地中に埋設した鋼管杭6とを連結する金具であって、ベース板8の底部に、地上に突出した鋼管杭6の頭部に被せてこれと連結する円筒状の杭連結部9を取付け、ベース板8の上面に、断面コ字形の可動ブラケット13を設ける。この底面板13aに長孔15を開孔すると共に、この長孔15にベース板8と接続するボルト19を取付けて可動ブラケット13を可動および固定可能に取付け、可動ブラケット13の上面板13bの、長孔15の端部の上方に位置する部分にボルト取付孔17を開孔し、ここに土台梁4をボルトで連結したものである。
【選択図】図1

Description

本考案は、複数の太陽光パネルを支持する架台を直線状に隣接して配置する土台梁や鉄骨構造建築物の土台梁底部と、地中に埋設した鋼管杭との位置を調整して連結する連結調整金具に関するものである。
一般に太陽光パネルは複数枚並べて直線状に配置されているが、これら太陽光パネルを支持する架台は、土台梁の上に取付けられている。土台梁は、地中に打設したコンクリートから突設したアンカーボルトに連結して支持している(特許文献1の図11、図12)。しかしながら、コンクリートは間隔をおいて打設し、ここから間隔をおいて突設したアンカーボルトが、所定の間隔で直線状に配置されていないと、この上に連結する土台梁のボルト取付孔と一致しない。このため修正作業に手間がかかり、またアンカーボルトを支持するコンクリートの打設を行なわなければならず、作業性が悪く施工費が高くなる問題があった。
特開2012−172454号公報
本考案は上記問題を改善し、アンカーボルトを支持するコンクリートを打設せず鋼管杭を打ち込んで、アンカーボルトを省くと共に、鋼管杭がずれていても土台梁のボルト取付孔との連結を容易に調整でき、作業性を向上させると共に、施工費を大幅に低減した土台梁と鋼管杭との連結調整金具を提供するものである。
本考案の請求項1記載の土台梁と鋼管杭との連結調整金具は、土台梁の底部と、地中に埋設した鋼管杭とを連結する金具であって、ベース板の底部に、地上に突出した鋼管杭の頭部に被せてこれと連結する円筒状の杭連結部を取付け、前記ベース板の上面に、断面コ字形または断面I字形の可動ブラケットを設け、この可動ブラケットの底面板に長孔を開孔すると共に、この長孔に前記ベース板と接続するボルトを取付けて可動ブラケットを可動および固定可能に取付け、可動ブラケットの上面板の、前記長孔の端部の上方に位置する部分にボルト取付孔を開孔し、ここに土台梁をボルトで連結して構成され、土台梁と鋼管杭との位置ずれを、可動ブラケットの移動回転により調整するようにしたことを特徴とするものである。
本考案の請求項2記載の土台梁と鋼管杭との連結調整金具は、請求項1において、可動ブラケットがベース板の上面を、回転および左右に移動自在に支持されていることを特徴とするものである。
本考案の請求項3記載の土台梁と鋼管杭との連結調整金具は、請求項1において、断面コ字形または断面I字形の可動ブラケットの底面板に開孔した長孔の両端が半円形状に形成され、長孔の一方の半円形部の中心と、可動ブラケットの上面板に開口したボルト取付孔の中心を一致させたことを特徴とするものである。
本考案の請求項4記載の土台梁と鋼管杭との連結調整金具は、請求項1において、土台梁が、太陽光パネルを支持する架台を取付けるようにしたことを特徴とするものである。
本考案に係る請求項1記載の土台梁と鋼管杭との連結調整金具によれば、作業効率の良い鋼管杭の打ち込みにより行ない、可動ブラケットの上面板に開孔したボルト取付孔と土台梁のボルトとがずれている場合には、可動ブラケットを回転・移動させることにより一定の範囲内のずれであれば調整できるので、作業性を向上させると共に、施工費を大幅に低減させることができる。
また請求項3記載の土台梁と鋼管杭との連結調整金具によれば、可動ブラケットがベース板の上面を、回転および左右に移動自在に支持されているので、可動ブラケットを移動させることにより、上面板に開孔したボルト取付孔の位置を調整することができる。
また請求項2記載の土台梁と鋼管杭との連結調整金具によれば、断面コ字形または断面I字形の可動ブラケットの底面板に開孔した長孔の両端が半円形状に形成され、長孔の一方の半円形部の中心と、可動ブラケットの上面板に開口したボルト取付孔の中心を一致させたので、可動ブラケットを移動させることにより、上面板に開孔したボルト取付孔は、ボルトを中心として長孔の平行部の長さの2倍の範囲内を移動して調整することができる。
また請求項4記載の土台梁と鋼管杭との連結調整金具によれば、土台梁が、太陽光パネルを支持する架台を取付けるようにしたので、太陽光パネルの設置が普及している現在、その作業性を大幅に向上させることができる。
以下本考案の実施の一形態を図1ないし図9を参照して詳細に説明する。図1は連結調整金具1を示すもので、図8および図9に示すように太陽光パネル2を支持する架台3を取付けた土台梁4の底部と、地中5に埋設した鋼管杭6とを連結するものである。前記連結調整金具1は、図1および図2に示すように円形のベース板8の底部に、金属パイプで形成され杭連結部9が接合され、対向する部分にボルト取付孔10、10が開孔されている。
また円形のベース板8の上面中央部には図2に示すように、ねじ孔12が開孔され、この上に断面コ字形の可動ブラケット13が設けられている。この可動ブラケット13の底面板13aに図4に示すように、両端が半円形状に形成された長孔15を開孔すると共に、上面板8bには図3に示すようにボルト取付孔17が開孔され、底面板8aに開孔した長孔15の一方の半円形部中心Aと、上面板13bに開口したボルト取付孔17の中心Bが上下で一致している。
また長孔15には図4に示すように、長孔15の平行部の内幅より小さい外径のボルト19がワッシャ18を介して挿入され、先端がベース板8の中心に形成したねじ孔12に螺合している。ボルト19を緩めることにより図3および図4に示すように、可動ブラケット13はボルト19を中心として左右に回転自在に、且つ長孔15に沿って前後に可動自在に移動できるようになっている。
上記構成の土台梁と鋼管杭との連結調整金具1を用いて太陽光パネル2を支持する架台3を取付ける土台梁4と、鋼管杭6とを接続する場合について説明する。先ず、太陽光パネル2の設置予定位置に沿って所定の間隔で、図2に示すように鋼管杭6を地中5に打ち込んでいく。この場合、鋼管杭6の内外表面がメッキされているものは防錆効果が高く好ましい。また予め鋼管杭6の頭部側にボルト20を通すボルト取付孔22、22を開孔しておく。この鋼管杭6を打ち込み機で2mほど地中5に打ち込んで頭部の高さを揃える。
次に鋼管杭6の頭部に、連結調整金具1の金属パイプで形成した杭連結部9を被せてから、このボルト取付孔10と鋼管杭6のボルト取付孔22にボルト20を通してナット21で固定する。この後。ベース板8と可動ブラケット13を連結する長孔15内のボルト19を緩めると、図4に示すように、可動ブラケット13はボルト19を中心として左右に回転自在に、且つ長孔15に沿って前後に可動自在に移動できるので、可動ブラケット13の上面板13bに開孔したボルト取付孔17を、土台梁4のボルト取付孔24に一致するように調整する。
つまり、可動ブラケット13の上面板13bに開孔したボルト取付孔17と
つまり、鋼管杭6の中心と、土台梁4のボルト取付孔24とが一致している時には、図5に示すようベース板8に取付けたボルト19が長孔15の一方の半円形部中心Aに位置するように移動させると、この上方のボルト取付孔17と土台梁4のボルト取付孔24とが一致する。
また可動ブラケット13の上面板13bに開孔したボルト取付孔17と土台梁4のボルト取付孔24とがずれている場合には、可動ブラケット13を回転や前後に移動させて調整する。例えば長孔15の平行部の長さLを50mmとすると、図6に示すようにボルト19が長孔15の他方の半円形部中心Cに位置するようにセットしてから、可動ブラケット13を回転させることにより、上面板13bに開孔したボルト取付孔17は、ボルト19を中心として直径100mmの範囲内を移動できる。
すなわち上面板13bに開孔したボルト取付孔17と、鋼管杭6の中心(ボルト19の中心)が50mm以内のずれであれば、どの方向でも調整して鋼管杭6と直線状の土台梁4とを連結することができる。土台梁4のボルト25は所定の間隔で取付けられるので、図7に示すように鋼管杭6の打ち込み中心位置が土台梁4のボルト取付孔24とずれていても、ボルト19の長孔15内の位置と、左右の回転方向を調整することにより連結することができる。調整位置が決まったらボルト19を、ベース板8のねじ孔12に螺合させて連結固定する。
次に、可動ブラケット13の上面板13bに開孔したボルト取付孔17と、土台梁4のボルト取付孔24が一致したら、図2に示すようにボルト25をボルト取付孔24、17に通してナット21で固定する。このように鋼管杭6を、連結調整金具1を介して土台梁4に順次連結する。この後、図8に示すように土台梁4と平行に、間隔をおいてもう1本の土台梁4を取付けてから、前後の土台梁4の上に架台3を取付ける。次に図9に示すように土台梁4の上に架台3を順次取付けてから、この架台3の上にそれぞれ太陽光パネル2を取付けて、平面状に形成する。
従って、従来のようにアンカーボルトを支持するコンクリートを打設する工程や養生工程、修正作業を省き、本考案は作業効率の良い鋼管杭6の打ち込みにより、位置ずれしていても一定の範囲内のずれであれは可動ブラケット13を回転・移動させることにより調整できるので、作業性を向上させると共に、施工費を大幅に低減させることができる。
なお上記説明ではベース板8を円形の場合について示したが、正方形や多角形でも良い。また可動ブラケット13として断面コ字形のものを用いたが、断面I字形のものでも良い。更に土台梁4に太陽光パネル2を支持する架台3を取付ける場合について説明したが、本考案はこれに限らず、鉄骨構造建築物の土台梁の支持にも広く適用することができる。
本考案の実施の一形態による土台梁と鋼管杭との連結調整金具を示す斜視図である。 図1の連結調整金具を示す縦断面図である。 図1の連結調整金具を示す平面図である。 図1の連結調整金具を示す水平断面図である。 図4の連結調整金具の可動ブラケットをずらせた状態を示す水平断面図である。 図5の連結調整金具の可動ブラケットを回転させた状態を示す水平断面図である。 土台梁とずれた位置に打ち込んだ鋼管杭を、連結調整金具で連結した状態を示す平面図である。 土台梁と鋼管杭を連結調整金具で連結し、土台梁の上に太陽光パネルの架台を取付けた状態を示す側面図である。 土台梁の上の架台に太陽光パネルを取付けた状態を示す正面図である。
1 連結調整金具
2 太陽光パネル
3 架台
4 土台梁
5 地中
6 鋼管杭
8 ベース板
9 杭連結部
10 ボルト取付孔
12 ねじ孔
13 可動ブラケット
13a 底面板
13b 上面板
15 長孔
17 ボルト取付孔
18 ワッシャ
19 ボルト
20 ボルト
21 ナット
22 ボルト取付孔
24 ボルト取付孔
25 ボルト

Claims (4)

  1. 土台梁の底部と、地中に埋設した鋼管杭とを連結する金具であって、ベース板の底部に、地上に突出した鋼管杭の頭部に被せてこれと連結する円筒状の杭連結部を取付け、前記ベース板の上面に、断面コ字形または断面I字形の可動ブラケットを設け、この可動ブラケットの底面板に長孔を開孔すると共に、この長孔に前記ベース板と接続するボルトを取付けて可動ブラケットを可動および固定可能に取付け、可動ブラケットの上面板の、前記長孔の端部の上方に位置する部分にボルト取付孔を開孔し、ここに土台梁をボルトで連結して構成され、土台梁と鋼管杭との位置ずれを、可動ブラケットの移動回転により調整するようにしたことを特徴とする土台梁と鋼管杭との連結調整金具。
  2. 可動ブラケットがベース板の上面を、回転および左右に移動自在に支持されていることを特徴とする請求項1記載の土台梁と鋼管杭との連結調整金具。
  3. 断面コ字形または断面I字形の可動ブラケットの底面板に開孔した長孔の両端が半円形状に形成され、長孔の一方の半円形部の中心と、可動ブラケットの上面板に開口したボルト取付孔の中心を一致させたことを特徴とする請求項1記載の土台梁と鋼管杭との連結調整金具。
  4. 土台梁が、太陽光パネルを支持する架台を取付けるようにしたことを特徴とする請求項1記載の土台梁と鋼管杭との連結調整金具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015068028A (ja) * 2013-09-28 2015-04-13 奥地建産株式会社 ソーラーパネル等の面状物品用支持架台及びその杭部材と支持位置調整部材

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