JP2015059599A - 車両用駆動装置 - Google Patents

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修 村井
Osamu Murai
修 村井
涼平 枡田
Ryohei Masuda
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Abstract

【課題】ボス部の大径化を抑制しつつ、クラッチの油圧制御等に影響を与えることの防止を図る。
【解決手段】入力軸7を回転自在に支持する支持体40は、フランジ部41a及びボス部41bを有する隔壁部材41と、該ボス部41bに嵌合するスリーブ部材42とを備えており、その支持体40の内部に、フランジ部41aに形成された径方向の油孔a1〜a9と、ボス部41b及びスリーブ部材42との間に形成された軸方向の油路a10〜a16とを有している。この支持体40に貫通形成され、入力軸回転数センサが埋め込まれるセンサ孔41cを、潤滑油圧を導通する軸方向の油路a10と一部が周方向に重なる位置に配置する。シール機能を満足するように間隔を空ける場合に比して、ボス部41b及びスリーブ部材42の大径化を抑制できる。また、油路a10が潤滑油圧を供給する油路であるので、クラッチの油圧制御性に影響を与えない。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両等に搭載される車両用駆動装置に係り、詳しくは、回転軸を回転自在に支持する支持部材に、各種油圧を導通する油路を配置すると共に、回転軸の回転速度を検出する回転速度センサを配置した車両用駆動装置に関する。
従来、例えば車両等に搭載される自動変速機やハイブリッド駆動装置などの車両用駆動装置にあっては、オイルポンプカバーなどを支持部材として入力軸等の回転軸を回転自在に支持していると共に、油圧制御装置からの各種油圧を、支持部材を介して入力軸の外周に配設された油路又は入力軸の内部に穿設された油路に供給している(特許文献1、特に図1、図5参照)。このように供給された油圧は、例えばクラッチの油圧制御用の係合圧やクラッチ等を含む変速機構の潤滑圧として用いられる。
油路の構造としては、支持部材のフランジ部に径方向の油路を複数形成して回転軸の外周側まで各種油圧を導通し、支持部材のボス部の内周面に形成した複数の油路溝をスリーブ部材により閉塞することで軸方向の油路を形成して、軸方向の異なる位置に各種油圧をそれぞれの対象部位に導くように構成されている。この際、各種油圧が隣接する油路に漏れると、例えばクラッチ等の油圧制御性に影響を及ぼすので、支持部材のボス部の内周面に形成する複数の油路溝は、スリーブ部材による閉塞によってシール機能を満足するように、所定間隔以上離して配置されている。
特開2009−14142号公報
ところで、近年、多段変速を行う変速機構等を有する車両用駆動装置では、車両燃費向上のために変速段の多段化が進み、クラッチの数も増加している。また、トルクコンバータ等の流体伝動装置の代わりに発進用(エンジン切離し用)のクラッチを配設する車両用駆動装置では、さらにクラッチの数が増加する。このようにクラッチの数が増えると、各クラッチを独立して油圧制御するために、上記支持部材を通過させる油路の本数が増加する。さらに、車両用駆動装置にモータ(回転電機)を設けてハイブリッド化するものでは、モータの冷却・潤滑用の潤滑油を供給するための油路が必要となり、さらに支持部材を通過させる油路の本数が増加することになる。このように支持部材を通過する油路の本数が増加したとしても、上述したようにボス部の内周面に形成する複数の油路溝とスリーブ部材とのシール機能を満足するためには、複数の油路溝同士の間隔を所定間隔以上に維持する必要がある。なお、油路溝の断面積が小さくなると油圧応答性などに影響を及ぼすので、油路溝の幅を小さくすることは好ましくない。
一方で、回転軸の回転速度を検出する回転速度センサを支持部材に内蔵するように配設する場合は、該回転速度センサの内周側の端部が回転軸に形成された検出用歯面に対向する必要があるため、ボス部の内周面を貫通するようにセンサ用の貫通孔(以下、「センサ孔」という)を形成する必要がある。
しかしながら、上述のようにボス部の内周面に複数の油路溝を配置すると共にセンサ孔を形成し、かつそれら複数の油路溝同士の間隔、センサ孔とそれに隣接する油路溝との間隔を、シール機能を満足するように配置するためには、ボス部を大径化して内周面の周方向距離を長くすることになってしまい、車両用駆動装置のコンパクト化の妨げとなるという問題がある。
そこで本発明は、ボス部の大径化を抑制しつつ、クラッチの油圧制御等に影響を与えることの防止を図ることが可能な車両用駆動装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る車両用駆動装置(1)は(例えば図1乃至図5参照)、外周側がケース(6)に支持されたフランジ状のフランジ部(41a)と、前記フランジ部(41a)の内周側から軸方向に延設された円筒状のボス部(41b)と、前記ボス部(41b)の内周側に嵌合されたスリーブ状のスリーブ部(42)と、前記フランジ部(41a)から前記ボス部(41b)まで形成され、潤滑油圧を含む複数種類の油圧をそれぞれ導通する複数の径方向油路(a1,a2,a3,a4,a5,a6,a7,a8,a9)と、前記ボス部(41b)と前記スリーブ部(42)との少なくとも一方に溝状に形成され、前記複数の径方向油路にそれぞれ連通すると共に前記ボス部(41b)と前記スリーブ部(42)とが閉塞されることにより形成される複数の軸方向油路(a10,a11,a12,a13,a14,a15,a16)と、前記フランジ部(41a)から前記ボス部(41b)を介して前記スリーブ部(42)まで貫通形成されたセンサ孔(41c)と、を有する支持体(40)と、
前記スリーブ部(42)に回転自在に支持される回転軸(7)と、
前記センサ孔(41c)の内部に埋め込まれ、前記回転軸(7)の回転速度を検出する回転速度センサ(50)と、
前記センサ孔(41c)と前記回転速度センサ(50)との間をシールするシール部材(51)と、を備え、
前記複数の軸方向油路(a10,a11,a12,a13,a14,a15,a16)は、それぞれが周方向に所定間隔以上の間隔(d1,d2,d3,d4,d5,d6)となるように配置され、
前記センサ孔(41c)は、前記潤滑油圧を導通する径方向油路(a1,a8)に連通する軸方向油路(a10)に対し、前記複数の軸方向油路同士の周方向の間隔(d1,d2,d3,d4,d5,d6)のうちの最短の間隔よりも短い間隔(d8)となる位置に配置されたことを特徴とする。
また、本発明に係る車両用駆動装置(1)は(例えば図4参照)、前記センサ孔(41c)は、前記潤滑油圧を導通する径方向油路(a1,a8)に連通する軸方向油路(a10)と一部が周方向に重なる位置に配置されたことを特徴とする。
さらに、本発明に係る車両用駆動装置(1)は(例えば図4参照)、前記複数の径方向油路(a1,a2,a3,a4,a5,a6,a7)のそれぞれ油圧を導入する導入口(61,62,63,64,65,66,67)は、前記フランジ部における前記回転軸(7)の中心に対して一方側に配置され、
前記潤滑油圧を導通する径方向油路は、前記回転軸(7)の中心に対して一方側から他方側まで延びる第1油孔(a1)と、前記第1油孔(a1)と交差して前記ボス部(41b)の内周側まで延びる第2油孔(a8)と、により構成され、
前記センサ孔(41c)は、前記回転軸(7)の中心に対して他方側から前記ボス部(41b)を介して前記スリーブ部(42)まで貫通形成されたことを特徴とする。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、センサ孔が、潤滑油圧を導通する径方向油路に連通する軸方向油路に対し、複数の軸方向油路同士の周方向の間隔のうちの最短の間隔よりも短い間隔となる位置に配置されているので、つまりボス部とスリーブ部との閉塞によるシール機能を満たさない間隔で、センサ孔と潤滑油圧を供給する軸方向油路とを配置することができ、シール機能を満足するように間隔を空ける場合に比して、ボス部及びスリーブ部の大径化を抑制することができる。また、センサ孔に対してシール機能を満たさない間隔で配置される軸方向油路が、潤滑油圧を供給する軸方向油路であるので、クラッチなどの油圧制御性に影響を与えることを防止することができる。さらに、センサ孔と回転速度センサとの間をシールするシール部材を備えているので、潤滑油圧がセンサ孔に流入したとしても、潤滑油が漏れ出ることがなく、潤滑油の供給にも影響を及ぼすことを防止することができる。
請求項2に係る本発明によると、センサ孔のボス部の内周面における開口部が、潤滑油圧を導通する径方向油路に連通する軸方向油路と一部が周方向に重なる位置に配置されているので、センサ孔と潤滑油圧を供給する軸方向油路とを間隔を空けることなく配置することができ、その分、ボス部及びスリーブ部の大径化を抑制することができる。
請求項3に係る本発明によると、複数の径方向油路のそれぞれ油圧を導入する導入口が、フランジ部における回転軸の中心に対して一方側に配置され、センサ孔が、回転軸の中心に対して他方側に配置されているので、複数の径方向油路とセンサ孔とを交錯することなく配置することができる。また、潤滑油圧を導通する径方向油路が、回転軸の中心に対して一方側から他方側まで延びる第1油孔と、第1油孔と交差してボス部の内周側まで延びる第2油孔とにより構成されているので、つまりセンサ孔に最も近い径方向油路であっても、その導入口をフランジ部における回転軸の中心に対して一方側に配置することを可能とすることができる。そして、潤滑油圧を導通する径方向油路が、センサ孔に近く、つまり最も距離が長くなるが、クラッチの油圧を導通する径方向油路の距離が長くなる場合に比して、クラッチの油圧制御性(油圧応答性)を良好にすることができる。
本実施の形態に係る車両用駆動装置を示すスケルトン図。 本車両用駆動装置の作動表。 支持体の周辺構造を示す断面図。 支持体を示す正面図。 本車両用駆動装置における油圧経路を示す模式図。
以下、本発明の実施の形態に係るハイブリッド駆動装置(車両用駆動装置)1の一例を図1及び図2に沿って説明する。なお、本実施の形態に係るハイブリッド駆動装置1は、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)タイプの車両に搭載されて好適なものであり、図中における左右方向は実際の車両搭載状態における左右方向に対応するが、説明の便宜上、エンジン等の駆動源側を「前方側」、駆動源とは反対側を「後方側」というものとする。
[ハイブリッド駆動装置の概略構成]
ハイブリッド車両は、駆動源として内燃エンジン(不図示)を備えており、そのクランク軸が、図1に示す本ハイブリッド駆動装置1の入力部材(例えばフロントカバーやセンターピースなど)10に接続されている。ハイブリッド駆動装置1は、図1に示すように、入力部材10にダンパ9が駆動連結されており、ダンパ9を介して発進クラッチ(エンジン切離し用クラッチ)K0が内燃エンジンを切離し・接続自在となるように配設されている。該発進クラッチK0の外周側には、ロータ2a及びステータ2bを有するモータ・ジェネレータ(回転電機)2が配設されており、該発進クラッチK0のクラッチドラム22(図3参照)には、モータ・ジェネレータ2のロータ2aが駆動連結されている。そして、該発進クラッチK0のクラッチドラム22は、変速機構3の入力軸7に駆動連結されている。
変速機構3は、カウンタシャフト部4やディファレンシャル部5と共にミッションケース(ケース)6内に収納されている。変速機構3には、上記入力軸7上において、プラネタリギヤ(減速プラネタリギヤ)DPが備えられ、その後方側において、プラネタリギヤユニットPUが備えられている。
上記プラネタリギヤDPは、第1のサンギヤS1、第1のキャリヤCR1、及び第1のリングギヤR1を備えており、該第1のキャリヤCR1に、第1のサンギヤS1に噛合するピニオンP2及び第1のリングギヤR1に噛合するピニオンP1を互いに噛合する形で有している、いわゆるダブルピニオンプラネタリギヤである。
一方、プラネタリギヤユニットPUは、4つの回転要素として、第2のサンギヤS2、第3のサンギヤS3、第2のキャリヤCR2及び第2のリングギヤR2を有し、該第2のキャリヤCR2に、第3のサンギヤS3及び第2のリングギヤR2に噛合するロングピニオンP3と、第2のサンギヤS2に噛合するショートピニオンP4とを互いに噛合する形で有している、いわゆるラビニヨ型プラネタリギヤである。
上記プラネタリギヤDPの第1のサンギヤS1は、ミッションケース6(詳しくは後述する支持体40のボス部41b)に対して回転が固定されている。また、上記キャリヤCR1は、上記入力軸7に接続されて、該入力軸7の回転と同回転(以下、「入力回転」という。)になっていると共に、第4のクラッチC−4に接続されている。更に、第1のリングギヤR1は、該固定された第1のサンギヤS1と該入力回転する第1のキャリヤCR1とにより、入力回転が減速された減速回転になると共に、第1のクラッチC−1及び第3のクラッチC−3に接続されている。
上記プラネタリギヤユニットPUの第3のサンギヤS3は、第1のブレーキB−1に接続されてミッションケース6に対して固定自在になっていると共に、上記第4のクラッチC−4及び上記第3のクラッチC−3に接続されて、第4のクラッチC−4を介して上記第1のキャリヤCR1の入力回転が、第3のクラッチC−3を介して上記第1のリングギヤR1の減速回転が、それぞれに入力自在となっている。また、上記第2のサンギヤS2は、第1のクラッチC−1に接続されており、上記第1のリングギヤR1の減速回転が入力自在となっている。
更に、上記第2のキャリヤCR2は、入力軸7の回転が入力される第2のクラッチC−2に接続されて、該第2のクラッチC−2を介して入力回転が入力自在となっており、また、ワンウェイクラッチF−1及び第2のブレーキB−2に接続されて、該ワンウェイクラッチF−1を介してミッションケース6に対して一方向の回転が規制されると共に、該第2のブレーキB−2を介して回転が固定自在となっている。そして、上記第2のリングギヤR2は、ミッションケース6に対して回転自在に支持されたカウンタギヤ8に接続されている。
また、上記カウンタギヤ8には、上記カウンタシャフト部4のカウンタシャフト12上に固定されている大径ギヤ11が噛合しており、該カウンタシャフト12には、外周面上に形成されている小径ギヤ12aを介してディファレンシャル部5のギヤ14が噛合している。そして、該ギヤ14は、ディファレンシャルギヤ13に固定されており、ディファレンシャルギヤ13を介して左右車軸15,15に接続されている。
以上のように構成された変速機構3は、図1のスケルトン図に示す各第1〜第4のクラッチC−1〜C−4、第1及び第2のブレーキB−1,B−2、ワンウェイクラッチF−1が、図2の係合表に示す組み合わせで係脱されることにより、前進1速段(1ST)〜前進8速段(8TH)、及び後進1速段(Rev1)〜後進2速段(Rev2)が達成される。
[支持体の周辺構造]
つづいて、本発明の要部となる支持体40とその周辺の構造について図3に沿って説明する。支持体40は、変速機構3の入力軸(回転軸)7をミッションケース6に対して回転自在に支持する構造体であり、発進クラッチK0及びモータ・ジェネレータ2(図3では図示を省略)の後方、かつ変速機構3の前方に配置され、発進クラッチK0及びモータ・ジェネレータ2を収納するハウジングケース(不図示)とミッションケース6との間を隔離する隔壁としての機能も有する。
詳細には、支持体40は、フランジ状のフランジ部41a及び円筒状のボス部41bを有する隔壁部材41と、スリーブ状のスリーブ部材(スリーブ部)42と、を有して構成されている。隔壁部材41のフランジ部41aは、外周側の複数のボルト孔49(図4参照)を介して不図示のボルトが締結されることによって、外周側がミッションケース6に固定支持されている。ボス部41bは、フランジ部41aの内周側から軸方向の前後に向かって延設されており、該ボス部41bの内周側には、スリーブ部材42が嵌合されている。
なお、支持体40における各油路の構造は、詳しくは後述するが、それらボス部41bとスリーブ部材42とが嵌合されることにより、ボス部41bの内周面に形成された複数の溝とスリーブ部材42の外周面に形成された複数の溝とが閉塞されて周方向に所定間隔以上の間隔ごとに配置された軸方向油路a10〜a16(図4参照)を形成し、かつボス部41bとスリーブ部材42との嵌合面が各軸方向油路a10〜a16同士に対するシール機能を有するように構成されている。なお、本実施の形態では、ボス部41bの内周面とスリーブ部材42の外周面とに溝状を形成し、それらを合わせることで軸方向油路a10〜a16を形成しているが、ボス部41bの内周面とスリーブ部材42の外周面との一方だけに溝状を形成したものであってもよい。
また、フランジ部41aからボス部41bを介してスリーブ部材42を貫通するようにセンサ孔41cが形成されており(図4参照)、該センサ孔41cの内部には、入力軸7の回転速度を検出する入力軸回転数センサ(回転速度センサ)50が嵌挿されて埋め込まれている。さらに、入力軸回転数センサ50の外周側には、センサ孔41cと該入力軸回転数センサ50との間をシールするためのシールリング(シール部材)51が配設されている。
そして、上記スリーブ部材42の内周側には、入力軸7が嵌挿されて回転自在に支持されており、つまり入力軸7は、支持体40によってミッションケース6に対して回転自在に支持されている。また、入力軸7の外周側にあって、入力軸回転数センサ50に対向する位置には、該入力軸回転数センサ50により通過する歯数が検出される歯面7aが形成されている。
一方、入力軸7の前方側(内燃エンジン側)の外周にあって、フランジ部41aの前方側かつボス部41bの外周側には、発進クラッチK0が配設されている。発進クラッチK0は、大まかに、複数の外摩擦板21a及びそれら外摩擦板21aと交互に配置される内摩擦板21bを有する摩擦板21と、摩擦板21を係脱(係合又は解放)する油圧サーボ20と、を有して構成されている。
油圧サーボ20は、その油圧シリンダを構成すると共に入力軸7にスプライン係合により駆動連結され、かつ上記ボス部41bに回転可能に支持されたシリンダ部材22a及び該シリンダ部材22aの外周側に固着されたドラム部材22bにより構成されたクラッチドラム22と、クラッチドラム22に対して軸方向に移動自在に配置されると共に先端部が外摩擦板21aに対向配置されるピストン23と、クラッチドラム22に対してスナップリング28で位置決めされたリターンプレート24と、これらピストン23及びリターンプレート24との間に縮設されたリターンスプリング25と、を有しており、クラッチドラム22とピストン23との間に作動油室26を形成すると共に、ピストン23とリターンプレート24との間に遠心油圧をキャンセルするためのキャンセル油室27が形成されている。
クラッチドラム22の内側には、上記複数の外摩擦板21aがスプライン係合されており、つまり外摩擦板21aは、クラッチドラム22を介して入力軸7に駆動連結されている。また、上記複数の内摩擦板21bは、クラッチハブ30にスプライン係合されており、該クラッチハブ30は、上記入力部材10に駆動連結され、つまり内燃エンジン(不図示)に駆動連結されている。なお、クラッチドラム22の外周側には、モータ・ジェネレータ2のロータ2aを支持するロータハブ(不図示)がスプライン係合されており、つまりモータ・ジェネレータ2は、発進クラッチK0のクラッチドラム22を介して入力軸7に常時駆動連結されている。
このように構成された発進クラッチK0は、上記作動油室26に後述する油路を介して油圧制御装置(V/B)60(図5参照)から係合圧が供給されると、ピストン23が摩擦板21を摩擦係合させる。これにより、内燃エンジンと変速機構3の入力軸7とが駆動連結状態となり、上記モータ・ジェネレータ2の駆動力と相俟って、ハイブリッド走行が可能となる。また、上記作動油室26から油圧制御装置60によって係合圧が排出されると、リターンスプリング25の付勢力によってピストン23が摩擦板21から離反し、該摩擦板21を解放させる。これにより、内燃エンジンと変速機構3の入力軸7との駆動連結が解除され、内燃エンジンはアイドルストップが可能となると共に、上記モータ・ジェネレータ2の駆動力によるEV走行が可能となる。
[各部の油路構造]
つづいて、各部の油路構造について図3乃至図5に沿って説明する。まず、図5に沿って、支持体40を通過する油圧の種類について説明する。
図5に示すように、ハイブリッド駆動装置1は、内燃エンジンやモータ・ジェネレータ2などを動力源として駆動されるオイルポンプ(O/P)55を備えており、該オイルポンプ55により発生された油圧は、油圧制御装置(V/B)60により各種油圧(複数種類の油圧)として調圧制御される。このうち支持体40を通過する油圧の種類としては、上記第1のクラッチC−1、第3のクラッチC−3、及び第4のクラッチC−4の係脱を制御するための係合圧(クラッチ油圧)と、変速機構3の前方部分を潤滑するための潤滑圧(変速機構潤滑)と、モータ・ジェネレータ2を潤滑するための潤滑圧(MG潤滑)と、発進クラッチK0を潤滑するための潤滑圧(発進クラッチ潤滑)と、発進クラッチK0の係脱を制御するための係合圧(発進クラッチ油圧)とがある。
なお、図5では図示を省略したが、上記以外の油圧の種類としては、上記第2のクラッチC−1、第1のブレーキB−1、及び第2のブレーキB−2の係脱を制御するための係合圧、変速機構3の後方部分を潤滑するための潤滑圧などがあり、これらの油圧は、ミッションケース6から、支持体40を通過することなく、各部に供給される。
ついで、図3及び図4に沿って支持体40における油路構造について説明する。図4に示すように、支持体40は、入力軸7を支持するスリーブ部材42を中心として隔壁部材41のボス部41bが配置され、その外周側にはフランジ部41aがフランジ状に3方向に延びる形で形成されており、3方向に延びたフランジ部41aの外周側の端部に形成された複数のボルト孔49にボルト(不図示)が締結されることで、隔壁部材41がミッションケース6に締結される。
上記フランジ部41aにおける入力軸7の中心に対して一方側(図4中の右方側)からは、他方側に向かってボス部41bまで延びるように油孔(径方向油路)a1,a2,a3,a4,a5,a6,a7が穿設されている。なお、これら油孔a1,a2,a3,a4,a5,a6,a7の導入口61,62,63,64,65,66,67は、それぞれフランジ部41aにおける入力軸7の中心に対して一方側に配置されていることになる。
上述の油孔a1〜a7のうち、油孔a2〜a6は、それぞれ直接ボス部41bの内周側まで延びて、該ボス部41bとスリーブ部材42とが合わさって構成される軸方向の油孔(軸方向油路)a11,a12,a13,a14,a15に連通されている。また、油孔(第1油孔)a1は、図4中の下方側から内周側のボス部41bに向かって穿設された油孔(第2油孔)a8に交差して、同じくボス部41bとスリーブ部材42とが合わさって構成される軸方向の油孔(軸方向油路)a10に連通されている。さらに、油孔a7は、図4中の上方側から内周側のボス部41bに向かって穿設された油孔a9に交差して、同じくボス部41bとスリーブ部材42とが合わさって構成される軸方向の油孔(軸方向油路)a16に連通されている。
これら軸方向の油路a10〜a16(軸方向油路同士)の間隔は、それぞれ間隔d1〜d6を有するように配置されており、ボス部41bとスリーブ部材42との嵌合面で互いにシールされており、言い換えると、間隔d1〜d6でシール機能を持たせている。また、軸方向の油路a16とセンサ孔41cとの間は間隔d7を有するように配置されており、同様に間隔d7でシール機能を持たせている。
図3に示すように、上記軸方向の油路a11は、スリーブ部材42に貫通形成された油路a36から、シールリングc1,c2によりシールされつつ、入力軸7に形成された径方向の油路a37及び軸方向の油路a38に連通している。そして、該油路a38は、図示を省略した第1のクラッチC−1の油圧サーボの作動油室に連通しており、つまり図4に示す油孔a2の導入口62から導入された第1のクラッチC−1の油圧(C−1油圧)は、図3及び図4に示すように、油孔a2及び油路a11,a36,a37,a38を介して第1のクラッチC−1の油圧サーボの作動油室に係合圧として供給される。
また、図3に示すように、上記軸方向の油路a12は、ボス部41bから外周側に向けて貫通形成された油路a24から、シールリングc7,c8によりシールされつつ、図示を省略した第3のクラッチC−3の油圧サーボの作動油室に連通しており、つまり図4に示す油孔a3の導入口63から導入された第3のクラッチC−3の油圧(C−3油圧)は、図3及び図4に示すように、油孔a3及び油路a12,a24を介して第3のクラッチC−3の油圧サーボの作動油室に係合圧として供給される。
また、図3に示すように、上記軸方向の油路a13は、ボス部41bから外周側に向けて貫通形成された油路a25から、シールリングc5,c6によりシールされつつ、図示を省略した第4のクラッチC−4の油圧サーボの作動油室に連通しており、つまり図4に示す油孔a4の導入口64から導入された第4のクラッチC−4の油圧(C−4油圧)は、図3及び図4に示すように、油孔a4及び油路a13,a25を介して第4のクラッチC−4の油圧サーボの作動油室に係合圧として供給される。
また、図3に示すように、上記軸方向の油路a14は、スリーブ部材42に貫通形成された油路a26から、シールリングc2,c3によりシールされつつ、入力軸7に形成された径方向の油路a27及び軸方向の油路a28に連通している。そして、該油路a28は、入力軸7の前方側の開口からモータ・ジェネレータ2の内周側に連通しており、つまり図4に示す油孔a5の導入口65から導入されたモータ・ジェネレータ2を潤滑するための潤滑圧(MG潤滑)は、図3及び図4に示すように、油孔a5及び油路a14,a26,a27,a28を介してモータ・ジェネレータ2に潤滑油・冷却油として供給される。
また、図3に示すように、上記軸方向の油路a15は、ボス部41bから外周側に向けて貫通形成された油路a36から、シールリングc10,c11によりシールされつつ、発進クラッチK0の油圧サーボ20のシリンダ部材22aに貫通形成されて油路a37を介して該油圧サーボ20の作動油室26に連通しており、つまり図4に示す油孔a6の導入口66から導入された発進クラッチ油圧は、図3及び図4に示すように、油孔a6及び油路a15,a36,a37を介して発進クラッチK0の油圧サーボ20の作動油室26に係合圧として供給される。
また、図3に示すように、上記軸方向の油路a16は、スリーブ部材42に貫通形成された油路a30から、シールリングc3,c4によりシールされつつ、入力軸7に形成された径方向の油路a31、軸方向の油路a32、及び径方向の油路a33に連通している。そして、該油路a33は、シリンダ部材22aに貫通形成された油路a34を介して発進クラッチK0の内周側に連通しており、つまり図4に示す油孔a7の導入口67から導入された発進クラッチK0を潤滑するための潤滑圧(発進クラッチ潤滑)は、図3及び図4に示すように、油孔a7及び油路a16,a30,a31,a32,a33,a34を介して発進クラッチK0の摩擦板21に潤滑油・冷却油として供給される。
そして、図3に示すように、上記軸方向の油路a10は、フランジ部41aから軸方向の前後に延設されており、後方側の部分は油路a21,a22,a23に連通し、前方側の部分は油路a20に連通していると共に、前方側の端部はシリンダ部材22aに向けて開口されている。油路a21は、第3のクラッチC−3のクラッチドラムの内周側に連通し、油路a22は、図示を省略したプラネタリギヤDPの内周側に連通し、また、油路a23は、第3のクラッチC−3の油圧サーボのキャンセル油室(不図示)や第4のクラッチC−4の油圧サーボのキャンセル油室(不図示)に連通している。さらに、油路a20は、発進クラッチK0のクラッチドラム22の内周側に連通している。これにより、図4に示す油孔a1の導入口61から導入された変速機構を潤滑するための潤滑圧(変速機構潤滑)は、図3及び図4に示すように、油孔a1,a8及び油路aa10,a20,a21,a22,a23を介して、変速機構の各部、詳細にはプラネタリギヤDP、第3のクラッチC−3のクラッチドラム、第3のクラッチC−3のキャンセル油室、第4のクラッチC−4のキャンセル油室に、潤滑油・冷却油として供給される。
さらに、図3に示すように、油路a10の前方側の開口は、発進クラッチK0のクラッチドラム22のシリンダ部材22aの内周側に連通しており、この油路a10の開口に連通する空間は、シールリングc11及びシールリングc4にシールされて、支持体40と入力軸7とシリンダ部材22aとの間にシールされた空間となって、特に支持体40(スリーブ部材42)により入力軸7を回転自在に支持するニードルベアリングb1を潤滑している。そして、この支持体40と入力軸7とシリンダ部材22aとの間にシールされた空間は、入力軸回転数センサ50が嵌挿されるセンサ孔41cにも連通しているが、該入力軸回転数センサ50とセンサ孔41cとの間のシールリング51によりシールされて、潤滑油が潤滑部位から漏れない空間を形成している。なお、この空間にある潤滑油は、シリンダ部材22aに貫通形成された油路a35からキャンセル油室27に導かれ、該キャンセル油室27を潤滑油で充填する。
以上説明したように、変速機構を潤滑する潤滑圧を供給する油路a10は、前方側の開口から潤滑油を供給するが、上述のように入力軸回転数センサ50が嵌挿されるセンサ孔41cに連通しているので、つまり油路a10とセンサ孔41cとの間はシールする必要がない。
そこで、図4に示すように、センサ孔41cを、潤滑油圧を導通する油孔a1,a8に連通する軸方向の油路a10と一部が周方向に重なる位置に(つまり間隔d8が重なるように)配置する。これにより、センサ孔41cと潤滑油圧を供給する軸方向の油路a10とを間隔を空けることなく配置することができ、シール機能を満足するように間隔を空ける場合に比して、ボス部41b及びスリーブ部材42の大径化を抑制することができる。また、センサ孔41cに対してシール機能を満たさない間隔d8で配置される軸方向の油路a10が、潤滑油圧を供給する油路であるので、クラッチ(第1〜第4のクラッチC−1〜C−4、発進クラッチK0)などの油圧制御性に影響を与えることを防止することができる。さらに、センサ孔41cと入力軸回転数センサ50との間をシールするシールリング51を備えているので、潤滑油圧がセンサ孔41cに流入したとしても、潤滑油が漏れ出ることがなく、潤滑油の供給にも影響を及ぼすことを防止することができる。
また、図4に示すように、油孔a1〜a7のそれぞれ油圧を導入する導入口61〜67が、フランジ部41aにおける入力軸7の中心に対して一方側に配置され、センサ孔41cが、入力軸7の中心に対して他方側に配置されているので、油孔a1〜a7とセンサ孔41cとを交錯することなく配置することができる。さらに、潤滑油圧を導通する油路が、入力軸7の中心に対して一方側から他方側まで延びる油孔a1と、油孔a1と交差してボス部41bの内周側まで延びる油孔a8とにより構成されているので、つまりセンサ孔41cに最も近い油孔a1であっても、その導入口61をフランジ部41aにおける入力軸7の中心に対して一方側に配置することを可能とすることができる。そして、潤滑油圧を導通する油孔(油路)a1が、センサ孔41cに近く、つまり最も距離が長くなるが、クラッチの油圧を導通する油路の距離が長くなる場合に比して、クラッチの油圧制御性(油圧応答性)を良好にすることができる。
なお、以上説明した本実施の形態においては、図4に示すように、センサ孔41cと軸方向の油路a10とが一部重なるように配置したものを説明したが、シール機能を有していなくても良いという観点から、ボス部41bとスリーブ部材42との嵌合面においてシール機能を有さない間隔であれば、本発明の適用範囲内である。具体的には、軸方向の油路a10〜a16は、それぞれ間隔d1〜d6でシール機能を有するように、かつボス部41b及びスリーブ部材42の小型化が可能となるように、なるべく短い間隔で配置されているので、それら間隔d1〜d6の最も狭い間隔がシール機能を有する限界の間隔と略々同義であると言える。従って、センサ孔41cが、潤滑油圧を導通する油孔a1,a8に連通する軸方向の油路a10に対し、複数の軸方向の油路a10〜a16同士の周方向の間隔d1〜d6のうちの最短の間隔よりも短い間隔となる位置に配置されていれば、本発明の適用範囲内である。
また、以上説明した本実施の形態においては、支持体40が回転自在に支持する軸が入力軸7であるものを説明したが、これに限らず、支持体40により回転自在に支持される回転軸であれば、どのような軸であってもよい。
また、本実施の形態においては、車両用駆動装置がハイブリッド駆動装置であるものを一例として説明したが、例えば車両用駆動装置として、内燃エンジンだけを駆動源とする自動変速機や、回転電機だけを駆動源とする電動駆動装置であっても、本発明を適用し得る。
1 車両用駆動装置(ハイブリッド駆動装置)
6 ケース(ミッションケース)
7 回転軸(入力軸)
40 支持体
41a フランジ部
41b ボス部
41c センサ孔
42 スリーブ部(スリーブ部材)
50 回転速度センサ(入力軸回転数センサ)
51 シール部材(シールリング)
61 導入口
62 導入口
63 導入口
64 導入口
65 導入口
66 導入口
67 導入口
a1 径方向油路、第1油孔(油孔)
a2 径方向油路(油孔)
a3 径方向油路(油孔)
a4 径方向油路(油孔)
a5 径方向油路(油孔)
a6 径方向油路(油孔)
a7 径方向油路(油孔)
a8 径方向油路、第2油孔(油孔)
a9 径方向油路(油孔)
a10 軸方向油路(油路)
a11 軸方向油路(油路)
a12 軸方向油路(油路)
a13 軸方向油路(油路)
a14 軸方向油路(油路)
a15 軸方向油路(油路)
a16 軸方向油路(油路)
d1 間隔
d2 間隔
d3 間隔
d4 間隔
d5 間隔
d6 間隔
d8 間隔

Claims (3)

  1. 外周側がケースに支持されたフランジ状のフランジ部と、前記フランジ部の内周側から軸方向に延設された円筒状のボス部と、前記ボス部の内周側に嵌合されたスリーブ状のスリーブ部と、前記フランジ部から前記ボス部まで形成され、潤滑油圧を含む複数種類の油圧をそれぞれ導通する複数の径方向油路と、前記ボス部と前記スリーブ部との少なくとも一方に溝状に形成され、前記複数の径方向油路にそれぞれ連通すると共に前記ボス部と前記スリーブ部とが閉塞されることにより形成される複数の軸方向油路と、前記フランジ部から前記ボス部を介して前記スリーブ部まで貫通形成されたセンサ孔と、を有する支持体と、
    前記スリーブ部に回転自在に支持される回転軸と、
    前記センサ孔の内部に埋め込まれ、前記回転軸の回転速度を検出する回転速度センサと、
    前記センサ孔と前記回転速度センサとの間をシールするシール部材と、を備え、
    前記複数の軸方向油路は、それぞれが周方向に所定間隔以上の間隔となるように配置され、
    前記センサ孔は、前記潤滑油圧を導通する径方向油路に連通する軸方向油路に対し、前記複数の軸方向油路同士の周方向の間隔のうちの最短の間隔よりも短い間隔となる位置に配置された、
    ことを特徴とする車両用駆動装置。
  2. 前記センサ孔は、前記潤滑油圧を導通する径方向油路に連通する軸方向油路と一部が周方向に重なる位置に配置された、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用駆動装置。
  3. 前記複数の径方向油路のそれぞれ油圧を導入する導入口は、前記フランジ部における前記回転軸の中心に対して一方側に配置され、
    前記潤滑油圧を導通する径方向油路は、前記回転軸の中心に対して一方側から他方側まで延びる第1油孔と、前記第1油孔と交差して前記ボス部の内周側まで延びる第2油孔と、により構成され、
    前記センサ孔は、前記回転軸の中心に対して他方側から前記ボス部を介して前記スリーブ部まで貫通形成された、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用駆動装置。
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