JP2015051057A - ポイント処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技店における会員登録前の遊技者の来店に関しても無駄にしないサービスを行うことが可能であり、付与されたポイントを遊技店に限らず有効に活用することができるとともに、遊技店における遊技者の会員登録自体への動機付けとすることができるポイント処理システムを提供する。【解決手段】遊技者が遊技店で獲得した遊技価値を景品交換に使用可能であり、当該景品交換に応じて、複数の提携店舗において使用した価値情報に応じて付与されるポイントと互換性のあるポイントを付与可能であり、遊技店の会員登録を行っていない遊技者が景品交換を行う場合には、当該景品交換額(景品球数)に対応した仮ポイントを付与し、所定期間に会員登録を行った場合に、当該仮ポイントを正式なポイントに移行させる。【選択図】図1

Description

本発明は、遊技者が遊技店で獲得した遊技価値を景品交換に使用可能であり、当該景品交換に応じて、複数の提携店舗において使用した価値情報に応じて付与されるポイントと互換性のあるポイントを付与可能なポイント処理システムに関する。
現在では、遊技店に会員として登録した遊技者に会員カードを発行し、当該会員カードを所持している遊技者が来店することにより、所定数のポイントを会員である遊技者に付与し、当該付与されたポイントを行使して、特定のサービス、例えばワゴンサービス等を受けられるようにしている遊技店がある(例えば、特許文献1)。
また、現在では、遊技店を含め、複数の店舗が提携したポイントカードサービスが多く行われており、提携された店舗ではどこでも、ポイント付与や、付与されたポイントの行使が可能になっている。
特開2011−183040号公報
しかしながら、前述したような特許文献1に記載のシステムでは、次のような問題が生じる。すなわち、会員登録を行っていない遊技者には特定のサービスが行われなかった。従って、会員登録前の遊技店への来店等に関しては、何ら会員登録後に反映されることはなく、会員登録前に来店していたことが直接遊技者の利益には繋がらなかった。
また、遊技店で付与されたポイントの利用形態は限られており、既存の一般的なポイントカードサービスとの互換性もなかった。従って、会員登録済みの遊技者においても、付与されたポイントがあまり有効活用されておらず、会員カードシステムにおける新たな会員登録自体への動機付けとはならなかった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、遊技店における会員登録前の遊技者の来店に関しても無駄にしないサービスを行うことが可能であり、付与されたポイントを遊技店に限らず有効に活用することができるとともに、遊技店における遊技者の会員登録自体への動機付けとすることができるポイント処理システムを提供することを目的とする。
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項の発明に存する。
請求項1記載の発明は、
遊技者が遊技店で獲得した遊技価値を景品交換に使用可能であり、当該景品交換に応じて、複数の提携店舗において使用した価値情報に応じて付与されるポイントと互換性のあるポイントを付与可能なポイント処理システムであって、
遊技者が遊技店で獲得した遊技価値を、景品として交換可能な景品交換手段と、
遊技者を固有の識別情報によって特定可能な遊技者特定手段と、
前記遊技者特定手段により特定された遊技者に対して、前記景品交換手段による景品交換にあたり、当該景品交換に対応するポイントを付与可能なポイント付与手段と、
前記遊技者特定手段により特定された遊技者毎に、前記ポイント付与手段により付与されたポイントを管理可能なポイント管理手段と、を備え、
前記遊技者特定手段により特定されない遊技者に対しても、前記景品交換手段による景品交換にあたり、所定条件に基づいて、当該景品交換に対応するポイントを付与可能とすることを特徴とする。
遊技価値の付与については、遊技者が遊技店での遊技で獲得する他、遊技店への来店に基づき付与される場合もある。
また、ポイント管理手段によるポイントの付与に関しては、遊技者特定手段により特定された遊技者に対して付与するだけでなく、特定されない遊技者に対しても、所定条件に基づいて付与可能とすることで、特定されない遊技者の不利益を防止することができる。
また、請求項2に記載の発明は、
前記遊技者特定手段により特定されない遊技者に対して、前記景品交換手段による景品交換にあたり、所定の仮付与条件に基づいて当該景品に対応する仮ポイントを特定するための仮ポイント特定情報を発行可能であり、該遊技者が予め定められた所定期間のうちに前記遊技者特定手段により特定された場合に、前記仮ポイント特定情報に基づいて仮ポイント分のポイントを付与可能とする。
このように、特定されない遊技者に対しては、所定の仮付与条件に基づいて仮ポイントを付与しておき、その後、当該遊技者が遊技店での会員登録により特定された場合に、仮ポイント分のポイントを付与することで、景品交換においてポイントを使用できるようにする。ただし、仮ポイントの段階では景品交換に使用できないようにし、あくまで正式なポイントとして付与された後に使用可能とすることで、遊技者の会員登録を促すことができる。
また、請求項3に記載の発明は、
前記景品交換手段により交換される景品には、複数の景品交換形態が設定され、該景品交換形態には、前記遊技価値に対応する景品のうち一般景品と交換する第1交換形態が含まれ、
前記所定の仮付与条件として、前記第1交換形態による景品交換が行われた場合に、前記仮ポイント特定情報を発行可能とする。
このように、第1交換形態による景品交換が行われた場合にだけ、仮ポイント特定情報を発行可能とすることで、特定されない遊技者に対しては、第1交換形態における一般景品への交換を、他の景品交換形態における例えば特殊景品への交換よりも促進することが可能となる。
また、請求項4に記載の発明は、
前記遊技者特定手段により特定された遊技者に対するポイント付与率の方を、特定されない遊技者に対する仮ポイント付与率よりも高く設定したことを特徴とする。
これにより、遊技者特定手段により特定されること、すなわち、遊技店における事前の会員登録をいっそう促進することができる。
本発明に係るポイント処理システムによれば、遊技店における会員登録前の遊技者の来店に関しても無駄にしないサービスを行うことができ、当該登録前の遊技者に不利益とならないように対処することが可能となり、また、遊技者の会員登録を促すことができる。
ポイント処理システムにおけるポイントサービスの流れの概要を示す説明図である。 ポイント処理システムにおけるポイントサービスの流れの概要を別観点から整理して示す説明図である。 ポイント処理システムの構成を示すブロック図である。 ポイント処理システムの構成の変形例を示すブロック図である。 ポイント管理会社の管理サーバーにあるポイントデータベースを説明する帳票(遊技店を例示)である。 ポイント管理会社の管理サーバーにあるポイントデータベースを説明する帳票(コンビニを例示)である。 ポイント管理会社の管理サーバーにあるカード毎ポイントデータベースを説明する帳票である。 ポイント管理会社の管理サーバーにあるポイント会員情報データベースを説明する帳票である。 遊技店の遊技店(会員管理)サーバーにある遊技店会員情報データベースを説明する帳票である。 遊技店やコンビニ、ポイント管理会社間における主な動作の流れを示す説明図である。 景品交換処理の流れについて概略的に示すフローチャートである。 景品交換時における景品管理端末のディスプレイの表示画面における表示内容の流れを示す画面フロー図である。
本実施例のポイント処理システムは、遊技者が遊技店で獲得した遊技価値を景品交換に使用可能であり、当該景品交換に応じて、複数の提携店舗において使用した価値情報に応じて付与されるポイントと互換性のあるポイントを付与可能なものである。
以下に、遊技店の会員登録を行っている遊技者が景品交換を行うにあたり、当該景品交換額(景品球数)に対応したポイントが付与されることを前提とし、会員登録を行っていない遊技者が景品交換を行う場合には、当該景品交換額(景品球数)に対応したポイント情報を記録した所定の記録媒体を発行し、所定期間に会員登録を行った場合に、当該所定の記録媒体に記録されていたポイント情報に対応するポイントを遊技者に付与するようにした例について、図面を参照して説明する。
最初に、図1によって、本実施例のポイント処理システムにおけるポイントサービスの流れの概要について説明する。本ポイント処理システムでは、遊技者が遊技店での遊技により獲得した景品球数(遊技価値)を複数の提携店舗であるコンビニエンスストア(以下、コンビニ)等で景品交換に使用可能であり、該景品交換(遊技価値の使用)に伴い各提携店舗では商品購入時に付与するポイントを付与することができるようにシステムが構築されている。
本ポイント処理システムで使用されるポイントは、ポイント管理会社で統括的に管理されており、ポイント管理会社が提供するポイントサービスを実施すべく当該ポイント管理会社と提携契約を結ぶ提携店舗にて、遊技者は遊技店で獲得した景品球数を使用して景品交換を行うことができる。ここで提携店舗は、1店だけに限らず複数存在するものであり、以下の説明では、遊技者が景品交換を直接行っていない提携店舗については「他の提携店舗」として区別する。なお、遊技者については、遊技店を離れて提携店舗に入店した場合も、説明の便宜上そのまま遊技者として表現する。
先ず、図1における遊技店内の流れについて説明する。
遊技店内には、図示省略したが数多のパチンコ機やスロットマシン等の遊技機が設置されており、遊技者は貸出された遊技媒体を使用して遊技を行う。遊技機がパチンコ機の場合、遊技者はハンドルの回転操作により遊技盤面上に遊技球(遊技媒体)を発射し、遊技球が入賞すると、その入賞形態に応じて景品球が払い出される。
遊技者は遊技を終了すると、遊技店内に設置されている計数機にて持ち球(景品球)を計数する(図1中の(a))。
計数機については後述するが、遊技店内において各遊技機毎に個別に、あるいは複数の遊技機が設置されている遊技機島毎に設置されており、景品球を受け入れる受入口に投入された遊技球を随時センサ等からなるカウンターで計数し、計数結果を記憶、演算するものである。
そして、計数機は、計数結果を計数レシートまたは会員カードに記録して、遊技者に発行する(図1中の(b))。
遊技者は、計数機で発行された計数レシートまたは会員カードを、遊技店内にある景品交換カウンターで提示する(図1中の(c))。すると、遊技店では提示された計数レシート等を景品管理端末(遊技店用POS)に入力して、計数データの正誤の確認等、景品交換に必要な処理を行う。
景品管理端末(遊技店用POS)についても後述するが、遊技店内の景品交換カウンターに設置されており、遊技者が提出した計数レシート等から計数結果をスキャナで読み取り、対応する景品を算出するものである。
そして、景品管理端末(遊技店用POS)は、景品交換に必要な処理を終えると、景品レシートまたは特殊景品を発行する(図1中の(d))。
次に、図1における提携店舗での景品交換について説明する。
遊技者は、景品交換所(換金所)を兼ねるコンビニ等の提携店舗へ移動し、後述する一般景品の交換あるいは特殊景品の換金を行う(図1中の(e))。ここで遊技者は、遊技店で発行された景品レシートまたは特殊景品と、電子マネーによる換金を行う場合に必要な電子マネーカード、交換ないし換金に応じたポイントの付与を希望する場合に必要なポイントカードを提示する。
なお、このポイント処理システムへの加入が遊技店である場合や、遊技店の会員カードに後付けでポイント付与機能を追加した場合等、ポイント付与のための媒体が遊技店の会員カードである場合には、この会員カードを提示することとなる。以下、ポイントカードには、特に括弧書きで会員カードを含める場合の他にも、会員カードでも良い場合があるものとする。
提携店舗では、遊技者から提示された景品レシートやポイントカード(会員カード)等の情報を商品管理端末(店舗用POS)に入力する。
商品管理端末(店舗用POS)は、提携店舗内のレジカウンターに設置されており、遊技者が提出した景品レシートやポイントカード(会員カード)等から情報をスキャナで読み取り、必要な情報処理を行うものである。
提携店舗では、商品管理端末(店舗用POS)により入力された情報に基づいて、一般景品との交換の場合は相応の商品と交換し、また、特殊景品の買取の場合は、相応の現金を遊技者に手渡すか、電子マネーカードに対する加算処理を行う(図1中の(f))。
なお、遊技店の景品管理端末(遊技店用POS)と提携店舗の商品管理端末(店舗用POS)が連携(接続)する場合、遊技店で発行する景品レシートには、遊技店の会員情報や景品交換額情報等を含ませる必要がある。
次に、図1におけるポイントの付与について説明する。
遊技者が景品交換時にポイントカード(会員カード)を提示した場合には、提携店舗がプールしているポイントから、当該景品交換時の精算額に応じたポイントを遊技者に付与する(図1中の(g))。この時、提携店舗は、ポイントを付与する際に精算額を売り上げに計上する。この精算額は、特殊景品交換の場合は換金額であり、一般景品交換の場合は商品代に相当する。なお、一般景品に交換した場合、特殊景品交換時よりも、ポイントの付与率を高く設定するようにしても良い。
次に、図1におけるポイントのプールについて説明する。
提携店舗は、プールするポイントをポイント管理会社から購入する(図1中の(h))。この時、提携店舗は、購入したポイント分の代金をポイント管理会社に支払う(図1中の(i))。ポイント管理会社は、支払われた金額の一部を手数料として収益にまわし、ポイント分相応の金額は預かり金として処理する。
次に、図1においてポイントが付与された提携店舗(自店)でポイントを行使する場合について説明する。
遊技者が提携店舗より付与されたポイントを、当該提携店舗で商品購入の際に行使した場合には、当該提携店舗では自店で行使されたポイントをプールする(図1中の(j))。ここでのポイント行使は、前述した図1中の(e)における所定の景品交換形態である一般景品交換に使用する他、通常の商品購入時(不足分や端数を補填する等)や、ポイントのみを使って商品を購入する場合等、遊技者は自由に行使することが可能である。なお、後述する他の提携店舗における商品購入についても同様である。
次に、図1においてポイントが付与された提携店舗とは異なる他の提携店舗でポイントを行使する場合について説明する。
遊技者は、他の提携店舗での商品の購入に際して、その支払に対し、先に付与されたポイントを行使することができる(図1中の(k))。
遊技者が商品を受け取る時に、その購入金額に応じて新たなポイントが他の提携店舗より付与される(図1中の(l))。そして、他の提携店舗で行使されたポイントは、そのポイントを付与した提携店舗に返還される(図1中の(m))。
この場合、ポイント管理会社は、各提携店舗(この場合は他の提携店舗)において、自店以外で付与されたポイントが行使された分の金額を各提携店舗に支払う(図1中の(n))。
なお、他の提携店舗でも、前述した提携店舗の場合と同様に、プールするポイントをポイント管理会社から購入する(図1中の(h’))。この時、他の提携店舗は、購入したポイント分の代金をポイント管理会社に支払う(図1中の(i’))。ここでもポイント管理会社は、支払われた金額の一部を手数料として収益にまわし、ポイント分相応の金額は預かり金として処理する。
次に、図1における特殊景品の流れについて説明する。
提携店舗において遊技者から買い取った特殊景品は、景品問屋で買い取られる(図1中の(o))。この時、提携店舗は、特殊景品を景品問屋に販売したことによって売上を計上する。提携店舗には、景品問屋で買い取られた特殊景品の代金が支払われる(図1中の(p))。
そして、景品問屋は、遊技店に特殊景品を卸す(図1中の(q))。遊技店は、特殊景品の代金を景品問屋に支払う(図1中の(r))。
なお、一般景品交換に関しては、遊技店は、一般景品である商品の代金を提携店舗に支払うことになる(図1中の(s))。
次に、提携店舗におけるポイントの管理について、以下に補足説明する。
ポイントのプールは提携店舗が行う。提携店舗がプールするポイントは、ポイント管理会社から購入することになる。
各提携店舗は、自店で買い物をしたポイント会員に、購入価格の所定のレートで算出されたポイントを、自店でプールしているポイントから付与する。
各提携店舗にてポイント会員が商品購入の際の支払に、その一部または全てにポイントを使う(行使する)ことができる。
各提携店舗において行使されたポイントの処理は、下記の通りである。
・付与したポイントが自店で行使された場合は、自店でポイントをプールする。
・付与したポイントが他の提携店舗で行使された場合は、付与した提携店舗に返還され、行使されたポイント分の金額が、ポイント管理会社から他の提携店舗に支払われる。
次に、遊技者(ポイント会員)にポイントを付与する仕組みについて説明する。
遊技者に対して、提携店舗が景品交換に応じたサービスとしてポイントを付与するためには、売上を計上する必要がある。これは、ポイントサービスが物の売買行為を基本とし、そのシステムは売買行為を行う個人や店舗、取扱(売買した)商品、売上等の情報を使用し購買履歴等を管理するからである。当該行為を通常の方法で行えない景品交換は、下記の方法で売上の帳尻を合わせることができる。
特殊景品の場合には、提携店舗(景品交換所)が遊技者から特殊景品を買い取り、換金額に応じたポイントを遊技者に付与する。ここで売上を計上するために、買い取った特殊景品を景品問屋に買い取らせ、得た買取金額(図1中の(p))から売上を計上することになる。
一般景品の場合には、遊技者が選んだ商品(一般景品)を提供し、商品の代金に応じたポイントを遊技者に付与する。ここで遊技者から商品代の入金はない。従って、売上は交換した商品の代金を計上し、入金は遊技店から一般景品代金(図1中の(s))が支払われることになる。
次に、図2によって、本実施例のポイント処理システムにおける景品交換とポイントサービスの流れについて、前述した図1の説明と一部重複するが別の観点から整理して説明する。なお、図2中において、実線の矢印は、リアルタイムの処理を示すものであり、破線の矢印は、後日の処理を示すものであり、それぞれの矢印にアルファベットを付して、以下順に説明する。
[通常のポイントサービスの流れ]
提携店舗は、遊技者を含む客に対して商品を販売し(図2中の(a))、客が商品の代金を支払うと(図2中の(b))、その売上・顧客情報が提携店舗からポイント管理会社へ送信される(図2中の(c))。ここでの売上・顧客情報には、日付、客ID(ポイントカードのID等)、購入金額、購入商品、購入店舗、支払い方法等の情報が含まれており、ポイント管理会社で認証される。
ポイント管理会社にある後述の管理サーバーには、例えば、ポイント会員情報データベース、ポイントデータベース、カード毎ポイント情報データベースが構築されており、提携店舗から送信された情報は、ポイント会員情報データベースと照合を行うことで会員認証を行い、ポイントデータベース、カード毎ポイント情報データベースに記憶されている利用・購買履歴、ポイントプールが更新される。なお、ポイント管理会社の各データベースについても詳しくは後述する。
そして、ポイント管理会社における会員認証の後、提携店舗は客に対して商品の代金に対応したポイントを付与する(図2中の(d))。ここでポイントが付与される条件は、客が商品を得て(図2中の(a))、客が商品代を支払い(図2中の(b))、提携店舗が売上を計上することである。提携店舗では、客に付与するポイントをプールする、すなわち個々の提携店舗がポイントを保有(管理)することになるが、実際の管理は、ポイント管理会社のポイントデータベースをアクセスすることで行われる。
[一般景品交換のポイントサービスの流れ]
遊技者は、持ち球(景品球)の計数結果に基づき遊技店から発行された景品レシートを、景品交換所の代わりとなる提携店舗に持ち込み(図2中の(e))、店舗の商品である一般景品との交換を行う(図2中の(f))。この景品交換に関する売上・顧客情報は提携店舗からポイント管理会社へ送信される(図2中の(g))。売上・顧客情報には、日付、客ID(ポイントカードのID等)、交換ポイント、交換した一般景品、交換店舗等の情報が含まれており、ポイント管理会社で認証される。
このように、売上・顧客情報(図2中の(g))には、前述の(f)で交換した商品代を計上する。ここで、通常の客からの支払に代わり、景品交換所である提携店舗(コンビニ等)には、後日、遊技店から商品代が支払われることで(図2中の(i))、現金の帳尻を合わせることになる。
そして、提携店舗は遊技者に対して交換した一般景品の代金に相当するポイントを付与する(図2中の(h))。ここでポイントが付与される条件は、遊技者が一般景品を得て(図2中の(f))、提携店舗が遊技者に一般景品として交換した商品の金額を売上としてポイント管理会社に計上することである(図2中の(g))。なお、一般景品に交換した場合、後述する特殊景品交換時よりも、ポイントの付与率を高く設定するようにしても良い。
[特殊景品換金のポイントサービスの流れ]
遊技者は、持ち球の計数結果に基づき受け取った特殊景品を、景品問屋の代わりとなる提携店舗に持ち込み(図2中の(j))、現金あるいは電子マネーに換金する(図2中の(k))。このように提携店舗は、遊技者が持ち込んだ特殊景品を一時的に買い取り、相応の換金額を支払う。ここで提携店舗は、前記(k)で支払った額を仮に売上として計上し、売上・顧客情報としてポイント管理会社へ送信する(図2中の(l))。
この時、提携店舗では換金分の現金がなくなるので、その回収は買い取った特殊景品を景品問屋(図2中の(景品卸売会社))に買い取ってもらうことで、現金の帳尻を合わせる。すなわち、提携店舗は特殊景品を景品問屋(景品卸売会社)に売り(図2中の(n))、景品問屋(景品卸売会社)は特殊景品の買取額を提携店舗に支払うことになる(図2中の(o))。
また、提携店舗は遊技者に対して換金額に相当するポイントを付与する(図2中の(m))。ここでポイントが付与される条件は、遊技者が換金額を得て(図2中の(k))、提携店舗が景品問屋(景品卸売会社)から得る代金を売上としてポイント管理会社に計上することである(図2中の(l))。
なお、特殊景品の正誤性を確認するため、遊技店のPOSと景品交換所のPOSを接続する場合は、別途専用のレシート等を遊技店で発行し、換金時に景品交換所で読み込ませることも考えられる。
次に、図3によって、本実施例のポイント処理システム1の構成の全体的な概略について説明する。図3に示すように、ポイント処理システム1は、遊技店、ポイント管理会社、提携店舗の各システムをネットワークを介して互いに接続して構成されている。なお、図3においては、提携店舗を1つのみ示したが、他の提携店舗についても同様に構成されて接続されている。
遊技店には、図示省略した複数の遊技機の他、計数機10、景品管理端末(遊技店用POS)20、ホール管理コンピューター端末30、プリンター40、ルーター41等を店内ネットワークで接続したシステムが構築されている。なお、遊技店のシステム中には、計数機10を1つのみ示すが、実際には複数の計数機10が設置されているのが一般的である。
計数機10は、所定の制御プログラムに従って動作し、遊技者が獲得した持ち球(景品球)が受入口に投入されると、センサ等から成るカウンターで計数して、その計数結果を出力するものである。計数機10は、遊技店の会員カードの情報を読み取り書き込み可能なカードR/W11と、プリンター12を備えている。計数機10による持ち球の計数結果は、カードR/W11によって会員カードに記録され、あるいはプリンター12によって数字やバーコードが印刷された計数レシートが発行される。
景品管理端末20は、所定の制御プログラムに従って動作し、遊技者の獲得した持ち球の計数結果(遊技価値)に応じて遊技者が交換可能な景品を算出するものである。景品管理端末20は、バーコードリーダー21と、カードR/Wを兼ねたレシート発券機22を備えている。
景品管理端末20は、前記計数機10で発行された計数レシートから計数結果や景品情報をバーコードリーダー21で読み取り、または前記計数機10で会員カードに記録された計数結果等をレシート発券機22のカードR/Wで読み取り、遊技者が景品交換可能な景品(の数)を算出する。景品管理端末20では、持ち球の計数結果である遊技価値に応じて、遊技者が交換を所望する景品を任意に選択する操作を行うことができる。
ここで景品の種類には、提携店舗で通常販売されている商品である一般景品の他、いわゆる換金用の特殊景品がある。一般景品が選択された場合には、レシート発券機22によって一般景品の種類や数を特定するための交換景品情報を示すバーコード等が印刷された景品レシートが発行される。また、特殊景品が選択された場合には、そのまま特殊景品が手渡されることになる。このように、複数の景品交換形態が設定されており、一般景品と交換する場合を「第1交換形態」として、特殊景品と交換する場合とは区別する。
景品管理端末20は、遊技者が遊技店で獲得した遊技価値を景品として交換可能な「景品交換手段」に相当する。図3に示す実施例では、遊技者が遊技価値(持ち球)を計数レシートを介して景品レシートや特殊景品に交換した段階が景品交換と定義される。ただし、図1で説明したように、景品レシートや特殊景品は未だ景品ではなく遊技価値の別形態と捉えて、最終的に交換する一般景品または現金(電子マネーも含む)を景品とすれば、後述する商品管理端末60が景品交換手段に相当することになる。
ホール管理コンピューター端末30は、遊技店内の管理室に設置されており、各遊技機や前記計数機10および前記景品管理端末20等から出力される各種データを収集すると共に管理を行う。すなわち、ホール管理コンピューター端末30は、遊技店のシステム全体を統括的に管理する装置となる。このホール管理コンピューター端末30によって、前述の計数機10や景品管理端末20の動作や情報も管理される。また、ホール管理コンピューター端末30には、LAN等の店内ネットワークを介して、印刷出力用のプリンター40や、遊技店外との通信用のルーター41等が接続されている。
提携店舗(コンビニ等)には、図示省略した数多の商品が陳列されている他、レジカウンターには商品管理端末(店舗用POS)60が設置されており、この商品管理端末60を含むシステムが構築されている。提携店舗のシステムは、通信用のルーター70等により、次述するポイント管理会社のシステムや前述した遊技店のシステムと互いに接続されている。なお、提携店舗のシステム中にも、各種データの印刷出力用のプリンターを備えると良い。
商品管理端末60は、前述の景品管理端末20とほぼ同様の構成であり、所定の制御プログラムに従って動作し、前記景品管理端末20により発行された景品レシートに記録されている情報等に応じて景品交換処理を行うものである。商品管理端末60も、バーコードリーダー61と、カードR/Wを兼ねたレシート発券機62を備えている。
商品管理端末60では、遊技者から提示された景品レシートから交換景品情報をバーコードリーダー61で読み取り、相応の商品(一般景品)と交換する処理を行い、当該処理に関する情報を入力する。また、遊技者から特殊景品が提示された場合は、相応の現金を遊技者に手渡すか、電子マネーカードに対してチャージ(加算)する処理を行い、当該処理に関する情報も商品管理端末60で入力される。
一般景品または特殊景品の何れの景品交換時においても、遊技者がポイントカード(会員カード)を提示した場合には、当該ポイントカードの情報をレシート発券機62のカードR/Wで読み取り、景品交換時の精算額に応じたポイントを遊技者に付与する。なお、景品交換やポイント付与に関する情報は、次述するポイント管理会社へ送信され、また、当該情報を印刷したレシートがレシート発券機62より発行されて、遊技者に手渡される。
このような商品管理端末60は、遊技者を固有の識別情報によって特定可能な「遊技者特定手段」に相当する。本実施例では、商品管理端末60のレシート発券機62にあるカードR/Wで読み取るポイントカードにより遊技者固有の識別情報を特定する。また、遊技店にある景品管理端末20でも、レシート発券機22にあるカードR/Wで会員カードを読み取り、当該会員カードから遊技者固有の識別情報を特定するため、景品管理端末20も「遊技者特定手段」に相当する。
さらに換言すると、これら管理端末(商品管理端末60、景品管理端末20)によって読み取られる、遊技者所有のポイントカードや会員カードも「遊技者特定手段」に相当するともいえる。これは、これらポイントカードや会員カードは、当該カードに遊技者を特定可能な固有の識別情報が書き込まれていなくても、ポイント管理会社との認証作業等を行うためのひとつの媒体となっているといえるからである。
景品管理端末20より発行する景品レシートには、会員カードにて遊技者を特定する情報も含まれ、当該景品レシートを商品管理端末60のバーコードリーダー61で読み取る際に、レシート発券機62のカードR/Wで読み取るポイントカードで遊技者を特定する情報との関連付けを行うと良い。
また、商品管理端末60は、景品交換手段による景品交換にあたり、当該景品に対応するポイントを付与可能な「ポイント付与手段」に相当する。ここで「景品交換にあたり」とは、景品交換に起因するという意味であり、ポイントの付与時が必ずしも景品交換時と同時である必要はなく、あくまで景品交換における一連の処理の過程でポイントを付与できれば足りる。
本実施例では前述したように、景品交換を商品管理端末60による一般景品等の受け渡し時ではなく、景品管理端末20による景品レシート等の発行時と定義した場合、景品交換時とポイント付与時との間にタイムラグが生じるが、これらが同時に行われるように定義してもかまわない。
ポイント付与手段に相当する商品管理端末60でのポイント付与は、原則として、前記遊技者特定手段に相当する景品管理端末20や商品管理端末60で特定された遊技者、つまり遊技店の会員カードやポイントカードを所有している遊技者に限られる。ただし、前記遊技者特定手段により特定されない遊技者に対しても、景品交換にあたり所定条件に基づいて、当該景品に対応するポイントを付与可能に設定されている。
すなわち、前記遊技者特定手段により特定されない遊技者に対して、前記景品交換手段による景品交換にあたり、所定の仮付与条件に基づいて当該景品に対応する仮ポイントを特定するための仮ポイント特定情報を発行可能に設定されている。ここで先ず、「遊技者特定手段により特定されない遊技者」の定義として、前記景品管理端末20で特定できない、つまり遊技者が会員カードを所有していない場合の他、景品管理端末20のみならず商品管理端末60でも特定できない、つまり会員カードのみならずポイントカードも所有しない場合もあり得る。ただし、本実施例では既存のポイントサービスを前提とする関係上、前記景品管理端末20で特定できない場合に限定する。
なお、すでに登録を行っているが、来店時にポイントカードもしくは会員カードを忘れた遊技者に対しても仮付与を可能としてもよい。この仮ポイント特定情報に基づき最終的にポイントを付与するための「所定条件」については、後述する。
また、仮ポイント特定情報の発行は、通常のポイント付与と同様に商品管理端末60(ポイント付与手段)で行うように構成することが可能である。具体的には例えば、商品管理端末60で景品交換処理を行う際、当該仮ポイント特定情報に関する情報等(後日正式ポイントに移行する際、当該仮ポイント特定情報の正当性を確認するためのシリアル番号等)を記録したレシートを発行するようにすれば良い。
そして、遊技者に対しては、予め定められた所定期間のうちに前記商品管理端末60(遊技者特定手段)により特定され、さらに前述の仮ポイント特定情報を記録したレシートを提示した(もしくは当該レシートに記録されている正当性確認のためのシリアル番号を商品管理端末60に入力した)場合に、前記仮ポイント特定情報に基づいて仮ポイント分のポイントを付与可能とする。
つまり、ポイントカードを未だ所有していなかった遊技者は、新たに会員登録することにより、登録前に付与された仮ポイントを正式なポイントへ移行させることができる。また、ポイントカードを忘れて遊技した遊技者に対しても、後日ポイントカードを持参し、さらに前述の仮ポイント特定情報を記録したレシートを提示する(もしくは当該レシートに記録されている正当性確認のためのシリアル番号を商品管理端末60に入力する)ことで対応することが可能となる。
また、遊技店においても、前述のようなポイント付与サービスを行えるようにした場合、すなわち、景品管理端末20によってもポイント付与サービスを行えるようにした場合には、遊技店でも提携店舗と同様に、ポイント管理会社からポイントを購入しておき、そのポイントプールの中から仮ポイントないし正式なポイントを付与するように構成することもできる。
また、遊技店における仮ポイントから正式なポイントへの移行は、遊技店において景品管理端末20により遊技者が特定された場合に、例えば、前述した既存の提携店舗におけるポイントプールから遊技店が借り受ける形で遊技店側で移行すると良い。また、遊技店において景品管理端末20により遊技者が特定された旨の証明(例えばシリアル番号等)を発行し、この証明と前記仮ポイント特定情報に基づき、通常のポイント付与の場合と同様に提携店舗でポイントを移行しても良い。この場合には、遊技店は提携店舗に対して、ポイント移行分のポイント代金を支払うことになる。
あるいは、この場合には、前述した図1,図2のポイントサービスの流れとは異なり、景品管理端末20における景品交換と同時に、遊技店においても当該景品交換に対応したポイントを直接付与することが可能となる。なお、ポイントの付与率や仮ポイントの付与率に関しては、次述するポイント管理会社の管理サーバー100で全提携店舗に対し一律で定められても良いし、各提携店舗毎に営業形態等により独自に定めるようにしても良いものであり、これについて詳しくは後述する。
ポイント管理会社には、提供するポイントサービスを管理する管理サーバー100の他、ポイント会員情報データベース110、ポイントデータベース120、カード毎ポイント情報データベース130が設置され、さらに、システム端末140、プリンター150等を社内ネットワークで接続したシステムが構築されている。ポイント管理会社のシステムは、前述した遊技店のシステムや提携店舗のシステムとも、それぞれネットワークを介して接続されている。
管理サーバー100は、所定の制御プログラムに従って動作し、各提携店舗毎のポイントの購入状況やプールしているポイント総数、各提携店舗毎のポイントの支払い状況等をリアルタイムで制御し管理するものである。管理サーバー100に関する各種操作や情報の出力等は、システム端末140によって操作ないし管理することができる。また、プリンター150によって、必要な情報を随時印刷することができる。
管理サーバー100は、遊技者を含むポイント会員に関しては会員毎のポイント数を管理し、提携店舗に関しては、各提携店舗が購入してプールするポイント数とその収支を管理する。管理サーバー100が管理する情報は、詳しくは後述するが、ポイント会員情報データベース110、ポイントデータベース120、カード毎ポイント情報データベース130に、それぞれ蓄積記憶される。ここで管理サーバー100が管理するポイント数には、前述の仮ポイント数も含まれている。
管理サーバー100は、新たにポイント会員登録を希望する者に対して、所定の申込みフォーマットをネットワーク等を介して付与し、申込みに応じて会員毎のポイント口座を開設すると共にポイントカードを付与する。この時、会員の個人情報も同時に取得し、その個人情報はポイント会員情報データベース110に記録する。このポイント会員情報は、変更が生じた場合には随時更新ないし削除され、また新たに追加をすることができる。
このような管理サーバー100は、前記遊技者特定手段により特定された遊技者毎に、前記ポイント付与手段により付与されたポイントを管理可能な「ポイント管理手段」に相当する。ポイント管理手段である管理サーバー100は、ポイント管理に関連する機能として、前記商品管理端末60によるポイント付与率や前記景品管理端末20による仮ポイント付与率を設定したり、付与したポイントの行使上の制限や、前述した仮ポイントの正式なポイントへの移行の条件等も、それぞれ任意に設定することができる。
本実施例では例えば、管理サーバー100により、前記商品管理端末60によるポイント付与率として、提携店舗において現金で商品を購入した場合のポイント付与率は、購入金額の100円毎に1ポイントが付与される。また、提携店舗において遊技者が景品交換した場合のポイント付与率は、一般景品と交換する第1交換形態の場合は、一般景品代金の50円毎に1ポイントが付与され、特殊景品と交換する第1交換形態以外の場合は、換金額の100円毎に1ポイントが付与されるように設定されている。これらポイント付与率は、任意の値を設定可能である。
このように、前記ポイント付与手段によるポイント付与には、景品交換形態の種類に応じて異なるポイント付与率が複数設定されており、前記第1交換形態によるポイント付与率の方が、他の景品交換形態によるポイント付与率よりも高く設定されている。これは、特殊景品よりも一般景品への交換率を高めるための工夫であるが、前述したように、これらの値は任意に設定可能であり、ポイントデータベース120に記憶される。
また、仮ポイントの付与率は、一般景品と交換する第1交換形態の場合も、それ以外の特殊景品と交換する場合も、遊技価値を換算した200円毎に1ポイントが付与されるように設定されている。この仮ポイント付与率も、通常のポイント付与率と同様に任意の値を設定可能であるが、通常のポイント付与率の方を、特定されない遊技者に対する仮ポイント付与率よりも高く設定することが好ましい。これは、遊技店における会員カードの登録を促すためである。なお、仮ポイントの付与率も、ポイントデータベース120に記憶されるが、提携店舗(直接付与等を行わない遊技店も含む)側で任意に設定ないし記憶するようにしても良い。
遊技者が保有するポイントは、原則として1ポイントを1円として現金と等価に使用することができる。すなわち、提携店舗における商品の購入時に1ポイント(1円)単位で割引に使用したり、景品交換時に1ポイント(1円)単位で遊技価値の足しとして使用することができる。ただし、本実施例ではポイント使用の制限として、一般景品と交換する第1交換形態に対応して付与されたポイントだけが、景品交換に使用可能に設定されている。このようなポイント使用上の制限も、管理サーバー100によって管理される。
遊技者が保有するポイントの詳細は後述するが、その付与事由である商品購入、第1交換形態、第1交換形態以外の景品交換という3つ分類毎に区分けされて累計管理される。このような3つの分類のポイントのうち、第1交換形態を付与事由とするポイントだけが景品交換に使用できるようになっている。なお、第1交換形態によって付与されたポイントの使用は、例えば一般景品との交換に限定しても良く、あるいは一般景品以外の特殊景品とも交換できるようにしてもかまわない。また、提携店舗での商品購入については、何れのポイントも割引等に使用可能としても良い。
次に、図4によって、図3に示したポイント処理システム1の変形例について説明する。図4に示すポイント処理システム1Aは、前述のポイント処理システム1と基本的な構成は共通するが、遊技店において遊技店(会員管理)サーバー50を備える点が異なる。すなわち、本ポイント処理システム1Aでは、前述したような、遊技店(会員管理)サーバー50によって、コンビニ等の提携店舗とは別に独自のポイント管理が可能に構成されている。なお、ポイント処理システム1と同種の構成については、同一の符号を付して重複した説明は省略する。
遊技店(会員管理)サーバー50は、所定の制御プログラムに従って動作し、遊技店自体においてプールするポイントの収支や、遊技店の会員に関する各種情報等を、前述のポイント管理会社における管理サーバー100からの情報に基づいて制御し管理するものである。ここで遊技店は、コンビニ等の提携店舗と同様にポイント管理会社と提携契約を結ぶことにより、ポイント管理会社からポイントを購入して、コンビニ等の提携店舗とは独立したポイントサービスを提供することができる。
よって、本ポイント処理システム1Aでは、前述した図1,図2のポイントサービスの流れとは異なり、景品管理端末20における景品交換と同時に、遊技店においても当該景品交換に対応したポイントを直接付与することが可能となる。この場合、遊技店(会員管理)サーバー50が「ポイント付与手段」に相当する。このような遊技店(会員管理)サーバー50を中心とする本ポイント処理システム1Aは、遊技店内において新たに構築しても良く、あるいは、既存の遊技店の会員管理システムを利用して構築することもできる。
特に、本ポイント処理システム1Aによれば、遊技店において前述の仮ポイント特定情報の発行だけでなく、その後の仮ポイントから正式なポイントへの移行も、遊技店独自のポイントプールを利用して行うことができる。また、前記管理サーバー100からの情報に基づいて、遊技店でも遊技店(会員管理)サーバー50により、仮付与ポイントの管理を行うことができる。通常のポイントサービスでは、ポイント管理会社とオフライン状態時にはポイントサービスを提供することができないが、遊技店(もちろんその他提携店舗等でも同様)でも、独自にポイント管理を含む遊技店会員情報データベース51を構築しておくと良い。
そして、遊技店会員情報データベース51の実際の管理運営は、ポイント管理会社に委ねるとしても、前記遊技店(会員管理)サーバー50によって遊技店でもある程度の管理が行えるように設定すると良い。具体的には例えば、1日毎等の所定時間毎に自店ポイント情報を更新記録し、翌日電源投入時にオフラインであった場合には更新記録した遊技店(会員管理)サーバー50に基づいて処理を行う。この処理情報を記憶しておき、オンラインになったタイミングでポイント管理会社へ送信すること等が考えられる。
次に、図5により、ポイント管理会社における管理サーバー100のポイントデータベース120について説明する。ポイントデータベース120には、各提携店舗毎の「店舗情報」と、当該店舗におけるポイントの「利用・購買履歴」を管理するデータテーブルが設けられている。このデータテーブルは、図5に示した形式の帳票として、そのまま画面上に表示出力したり、印刷することができる。
ポイントデータベース120のデータテーブルでは、各提携店舗毎のポイントの収支が時系列に管理されている。前記「店舗情報」には、店名、所在地、登録日、業種別、住所、それに現在のポイントプールのポイント残高である現在プールP数、これら各データの最新更新日付が記録される。ここで、現在プールP数と最新更新日付は、次述する利用・購買履歴の更新に伴って随時更新される。
前記「利用・購買履歴」には、取引内容を最新のデータほど上側となる昇順に並べた通し番号毎に、日付、購入金額、付与P(ポイント)数、付与P(ポイント)種別、行使P(ポイント)数、行使P(ポイント)種別、購入P(ポイント)数、返還P(ポイント)数、トータルP(ポイント)数、仮付与P(ポイント)数、利用者IDが時系列で記録される。以下、ポイントは適宜「P」と略して表現する。なお、本ポイントデータベース120で管理する店舗情報には、コンビニ以外の遊技店の情報も含まれており、図5に示す遊技店は、前述した図4に示すポイント処理システム1Aを備え、コンビニ等と同様にポイント管理会社の提携店舗に該当するものである。
図1から図3に示したようなポイント処理システム1を備えている場合には、図1の提携店舗(景品交換所を兼ねたコンビニ等)のポイントデータベースとして、図5に示すような景品交換情報、図6に示すような通常商品購入情報が混在するような「利用・購買履歴」が管理される。その場合には、後述する景品管理端末20にて行う処理を、商品管理端末60にて行うこととなる。
前記「利用・購買履歴」の各項目のうち前記「日付」の欄には、当該取引が行われた日にちが記録され、「購入金額」は、(購入ないし)景品交換された商品(一般景品)の金額あるいは特殊景品の換金額である。「付与P数」は、前記(購入ないし)景品交換に応じて付与される、または使用されるポイント数である。「付与P種別」とは、ポイントが付与(または使用)される形態の種別(付与事由)であり、新たに(ポイント)会員登録を行ったことに基づくサービスによる付与は「新規」、前記第1交換形態に基づく付与は「一般」、第1交換形態以外の特殊景品交換に基づく付与は「特殊」と記録され、また、規定商品金額に対応する景品交換を行った際に発生した端数もポイントとして付与可能にしており、このように付与されたポイントは「端数」と記録される。また、ポイントの付与ではなく使用する場合は「行使」と記録される。この遊技者が使用したポイント数に関しては、「付与P数」とは別に「行使P数」の欄にも記録される。
また、例えば遊技店に来店する度にポイントを付与するようなサービスを行っても良い。例えば、当日において初めて会員カードが計数機10あるいは景品管理端末20で読み取られた際に、来店1回に付き1ポイントを付与すること等が考えられ、このような遊技店独自のポイントサービスは、前述した図4の遊技店(会員管理)サーバー50によって実施することが可能である。
図5において、景品交換に応じて付与されるポイントとしては、例えば通し番号112では、購入金額10000(円)に相当する付与P数は200Pであり、付与P種別は、第1交換形態に相当する一般と記録されている。この取引のように、一般景品と景品交換する場合(第1交換形態)は、前述したが一般景品である商品金額の50円毎に1ポイントが付与されるため、10000円÷50円(ポイント単価)=200Pが付与される計算となる。
通し番号114では、購入金額25000(円)に相当する付与P数は250Pであり、付与P種別は、特殊景品交換に相当する特殊と記録されている。特殊景品の場合は、換金額100円毎に1ポイントが付与されるため、25000円÷100円(ポイント単価)=250Pという計算となる。このように、特殊景品の場合のポイント付与率は一般景品の半分であり、前述したように、第1交換形態によるポイント付与率の方が、他の景品交換形態によるポイント付与率よりも高く設定されている。
前記「利用・購買履歴」の各項目のうち「行使P種別」は、前記行使P数の内訳である。行使されたポイントが、当該遊技店で付与されたポイントの場合は「自店P」と記録され、当該遊技店以外の他の提携店舗で付与されたポイントの場合は「他店P」と記録される。
ここで自店Pの場合は、遊技者の行使したポイントは当該遊技店がプールしているポイントの累計値である「トータルP数」に加算される。一方、他店Pの場合は、前述したように(図1中の(m))、当該遊技店のポイントプールに加算されることなく、当該ポイントが付与された他の提携店舗に返還されるため、「トータルP数」は変化しない。他の提携店舗に返還されたポイント数に関しては、前記「行使P数」とは別に「返還P数」の欄にも記録される。この返還P数は、例えばポイント管理会社でポイントの移行処理が終了した後にデータベースから削除される。
例えば、通し番号123の取引の記録によれば、購入金額9500円に相当する一般景品交換に関して、遊技者は500円相当のポイントを使用し、残り9000円について遊技価値と交換している。この場合、9000円分の一般景品交換として180ポイントが遊技者に付与される。かかる取引によるポイント収支は、遊技店のトータルP数に、本来500ポイントが加算され、180ポイントが減算されるが、ここでの500ポイントの使用は、前述の自店Pではなく他店Pであるため、この500ポイントはトータルP数に加算されることなく、他の提携店舗に返還される。
また、最新の通し番号124の取引の記録によれば、購入金額6800円に相当する一般景品交換に関して、遊技者は200円相当のポイントを使用し、残り6600円について遊技価値で交換している。この場合、6600円分の一般景品交換として132ポイントが遊技者に付与される。かかる取引によるポイント収支は、遊技店のトータルP数に、200ポイントが加算され、132ポイントが減算される。ここでの200ポイントの使用は、前述の自店Pに相当するものであるため、この200ポイントはトータルP数にそのまま加算される。
前述の通し番号123,124の取引からも分かるように、遊技者が遊技で獲得した遊技価値だけでは、景品交換に必要な金額相当より不足する場合に、遊技者は保有するポイントを使用して不足分の金額を1ポイント=1円として足しにすることができる。このようにポイントを景品交換に使用可能であり、ポイントのみを使用して遊技店で景品交換したり、景品交換時における遊技価値の不足分を補うように使用することもできる。なお、遊技店においては、コンビニ等の提携店舗のように通常の商品購入に基づくポイントの付与はない。
また、遊技店内で遊技者は保有するポイントを使用して、コーヒー等を購入する等のワゴンサービスを利用することもできる。通し番号118では、コーヒー等を200ポイントを使用して購入した例を示している。この場合、遊技者が使用した200ポイントの行使P種別は自店Pであるため、200ポイントがそのままトータルP数に加算される。なお、遊技者がワゴンサービスに利用したポイントが他店Pの場合は、当該ポイント数はトータルP数に加算されることなく、返還P数に記録されて他の提携店舗に返還される。
また、景品交換時に、遊技者の獲得した遊技価値よりも所望する景品の金額が低い等、景品交換後に遊技価値の端数が生じる場合には、この端数をポイントに変換できるようになっている。この遊技価値の端数に対するポイント付与率は、第1交換形態であるか否かを問わず、例えば100円相当の遊技価値に対して1ポイントを付与するように設定すると良い。
例えば、通し番号119の取引の記録によれば、合計で21200円相当の遊技価値のうち、20000円に相当する特殊景品と交換され、遊技者には20000円分の特殊景品に相応する200ポイントが付与される。さらに、残り1200円に相当する端数は、12ポイントに変換されて遊技者に付与される。
同様に、通し番号121の取引の記録によれば、合計で8800円相当の遊技価値のうち、8000円に相当する一般景品と交換され、遊技者には8000円分の一般景品に相応する160ポイントが付与される。さらに、残り800円に相当する端数は、8ポイントに変換されて遊技者に付与される。
遊技店がプールするポイントは、前述の取引により増減するが、遊技店では提携店舗として、プールするポイントをポイント管理会社から購入することができる(図1中の(h))。このように購入されたポイントは、通し番号115の取引のように、購入P数として記録されると共に、トータルP数に加算される。
なお、遊技店に対して他の提携店舗からポイントの返還があった場合、すなわち遊技店で付与したポイントを遊技者が他の提携店舗で使用した場合には、当該ポイントも随時トータルP数に加算されて記録が更新される。
さらに、遊技店では、特定できない遊技者に対して仮ポイントを付与するが、図5に示す例では、遊技店で仮ポイントを付与する時点、すなわち前述の仮ポイント特定情報を発行した時点で、プールしているトータルP数から仮ポイント分に相当するポイントを減算して遊技者に付与する。その後、仮ポイントが前述の条件を経て、正式なポイントに移行されなかった場合には、当該時点で仮ポイントの付与処理を取り消した上で、トータルP数に返還するように設定されている。かかる制御は、図4に示す遊技店(会員管理)サーバー50によって実行すると良い。
例えば、通し番号111の取引の記録によれば、特定できない遊技者、すなわち会員カードを所有していない遊技者が、購入金額6000円相当の一般景品と景品交換を行う場合には、200円毎に1ポイントの付与率で30ポイントが仮ポイントとして付与されるとともにトータルP数から減算され、前述の条件を満たさなかった場合には、通し番号122の取引の記録にあるように、「取消」として、仮付与ポイント分をトータルP数に返還している。
また、通し番号113の取引の記録によれば、特定できない遊技者が、20000円相当の特殊景品と景品交換を行う場合には、前記一般景品の場合と同じ付与率で100ポイントが仮ポイントとして付与されるとともにトータルP数から減算され、前述の条件を満たした場合には、通し番号120の取引の記録にあるように、「新規」として仮付与ポイントが正式ポイントに移行する。このとき、トータルP数からは既に減算しているので、トータルP数に変化はない。
仮ポイントの付与に関する仮ポイント特定情報は、前述したように景品レシートに記録されて遊技者に払い出される。このような仮ポイントの段階では、通常のポイントとは異なり、未だ遊技者は使用することはできない。すなわち、仮ポイントは、正式なポイントに移行された後、初めて使用することができるものである。
ところで、全ての取引の記録毎に、それぞれの取引主体である遊技者が会員カードのID等により特定され、その情報も「利用者ID」の欄に合わせて記録される。
ここで、前述したが、未だ会員カードを持たない遊技者に対する仮ポイントの付与時には、通し番号111の「利用者ID」欄に示すように、仮ポイント特定情報の一つとして、会員登録後に正式ポイントへ移行するためのシリアル番号を当該取引に関連付けて記録すると良い。
図5に示す例では、一般景品と交換する第1交換形態に限らず、特殊景品と交換する場合も、仮ポイントを付与するように設定している。ただし、仮ポイント特定情報を発行する「所定の仮付与条件」の一つとして、一般景品と交換する第1交換形態に限定しても良い。これにより、遊技者が遊技店で会員登録する前から一般景品交換を促進することができる。
仮ポイントの付与率は、通常の一般景品交換の場合の4分の1で、通常の特殊景品交換の場合の半分に設定しているが、正式なポイントに移行する際には、さらに所定の付与率に変更して付与するように設定しても良い。
なお、特定できない遊技者には、未だ会員登録してない遊技者の他、会員カードを忘れた遊技者も含まれる。
通し番号122の取引の記録によれば、前述の通し番号111における仮ポイントの付与が取り消されている。すなわち、仮ポイント付与をされた遊技者が、予め定められた所定期間のうちに新たに会員登録しなかった場合や、会員カードを忘れた遊技者がその後特定されなかった場合は、遊技店の景品管理端末20で会員カードや前述のシリアル番号が認証されることなく、前記仮ポイント相当のポイント数がトータルP数に返還されている。このとき、行使P種別の欄には、前記仮ポイントを遊技店のポイントプールに返還する理由として「取消」と記録される。
また、仮ポイントを付与する制御として、遊技店で仮ポイントを付与する時点、すなわち前述の仮ポイント特定情報を発行した時点では、未だトータルP数から仮ポイント分に相当するポイントの減算は行わず、仮ポイントを所定期間だけ浮遊ポイント的に扱い、所定期間内に会員登録が行われた場合に、新規の付与ポイントとして仮ポイント分に相当するポイントをトータルP数から減算して記録更新するようにしても良い。かかる場合には、所定期間内に会員登録がない場合には、そのまま項目を削除して処理を終了するように設定する。
あるいは、遊技店に未登録の遊技者等、特定できない遊技者のために付与する仮ポイントを、予め未確定ポイントとして別途設けたデータベースによって管理するように構成しても良い。ところで、図5に示すポイントデータベース120のデータテーブルだけでは、遊技者ないし会員カード毎に記録された情報を確認することはできない。よって、帳票中の「利用者ID」の欄のうち、任意の取引に対応した利用者IDを選択することにより、当該利用者IDにより特定された遊技者ないし会員カード毎に蓄積された記録の一覧(後述のカード毎ポイント情報データベース130等)が表示されるように関連付けて管理するようにしても良い。
次いで、図6は、ポイント管理会社における管理サーバー100のポイントデータベース120で管理されている帳票のうち、遊技店ではなくコンビニに関するデータテーブルの一例を示している。提携店舗として、図5に示す遊技店も図6に示すコンビニも、それぞれの帳票の基本的な項目は同一であるが、コンビニでは、仮ポイントを付与することはなく、また利用者(客)を特定する必要もないため、仮ポイントを記録する「仮付与P数」、利用者を特定する「利用者ID」は、帳票中の項目から省かれている。
また、図6に示す例では、前述の図5で説明したように、遊技店において景品交換に対応したポイントを直接付与するように構成した場合、前述した図1,図2のポイントサービスの流れとは異なり、コンビニでは景品交換に対応したポイントを付与することはなく、ポイントの付与は商品購入の場合に限られる。ただし、遊技店自体における景品交換とは別に、他の提携店舗としてのコンビ二においても、前述したように景品レシート等を介して景品交換できるように構成することは可能である。
このように、コンビニにおいて景品交換が可能であり、該景品交換に対応したポイントの付与も行うようにシステムを構成した場合には、図6中の「付与P種別」欄に、「商品購入」以外にも、前述した「一般」や「特殊」等を記録することで対応することが可能である。また、仮ポイントの付与も、コンビニ側で実施できるようにした場合には、「仮付与P数」等の項目も追加すれば良い。
図6において、通し番号11,13,15,16,18の各取引では、それぞれ客であるポイント会員(遊技者も含む)が、商品を購入し、その金額に応じたポイントが付与されている。例えば通し番号13の場合、2000円の購入金額に応じて20ポイントが付与されている。このようにコンビニでは、金額100円毎に1ポイントが付与されるポイント付与率に設定されている。客に付与されたポイント数は、コンビニのトータルP数から減算される。
コンビニにおいて客は、商品購入に際して1ポイントから使用することができ、1ポイント=1円単位で現金の足しにすることができる。例えば通し番号12の取引では、2200円の商品購入に際して、200円分の200ポイントを使用し、残りの2000円を支払っている。支払いに関しては、現金のみならず、電子マネー、クレジットカード等、当該コンビニで扱い得る何れの形態でも良い。
商品購入に際してポイントを使用した金額分については、「付与P種別」欄に商品購入と記録されることはなく、またポイントも付与されない。あくまで現金等で支払った金額分についてだけ「付与P種別」欄に商品購入と記録され、当該金額に応じたポイントが付与される。また、通し番号12の取引では、客が使用したポイントは、当該コンビニで付与された自店Pではなく、他の提携店舗で付与された他店Pであるため、このポイント数はコンビニのトータルP数に加算されることなく、そのまま他の提携店舗に返還される。
一方、通し番号19の取引では、10005円の商品購入に際して、5円分の5ポイントを使用し、残りの10000円を支払っている。よって、客には10000円に相当する100ポイントが付与され、ここで使用した5ポイントは自店Pであるため、このポイント数はコンビニのトータルP数に加算される。
また、客は保有するポイント数のみで足りる金額の商品については、全てポイントだけを使用して購入することもできる。通し番号14の取引では、200円の商品をポイントだけで購入している。この場合も「付与P種別」欄には、商品購入と記録されることはない。
コンビニがプールするポイントは、前述の取引により増減するが、コンビニでは前記遊技店の場合と同様に提携店舗として、プールするポイントをポイント管理会社から購入する(図1中の(h))。購入されたポイントは、通し番号17の取引のように、購入P数として記録されると共に、トータルP数に加算される。
なお、コンビニに対して他の提携店舗からポイントの返還があった場合、すなわち付与したポイントを客が他の提携店舗で使用した場合には、当該ポイントも随時トータルP数に加算されて記録が更新される。
次に、図7により、ポイント管理会社における管理サーバー100のカード毎ポイント情報データベース130について説明する。カード毎ポイント情報データベース130には、各カード毎の「カード情報」の他、当該カードにおける「利用・購買履歴」を管理するデータテーブルが設けられている。このデータテーブルは、図7に示した形式の帳票として、そのまま画面上に表示出力したり、印刷することができる。ここでは、図5の通し番号124の取引を行った利用者IDの欄を表示上でチェック(例えばカーソルを合わせてクリック)すると、その利用者IDに対応したカードに関するデータテーブルが表示される。
カード毎ポイント情報データベース130のデータテーブルでは、各カード毎のポイントの収支が時系列に管理されている。前記「カード情報」には、登録日、現在のポイント残高である現在保有P数、これら各データの最新更新日付が記録される。ここで、現在保有P数と最新更新日付は、後述する利用・購買履歴の更新に伴って随時更新される。
カード毎ポイント情報データベース130で取り扱う「カード」とは、遊技店が提供する会員カード、ポイント管理会社が提供するポイントカードが該当するが、互いのカードIDを関連付けて管理しておき、何れのカードIDを帳票中の「カードID」に記録しても良い。あるいは、遊技店の会員カードとポイントカードを1枚に統合して、当該カードのIDを用いても良い。
例えば、遊技店における既存の会員登録システムを前提として、会員カードにポイントサービスを利用するための情報を組み込むことで、会員カードがポイントカードを兼ねるように構成することができる。あるいは逆に、ポイントカードの方に、遊技店の会員登録に関する情報を組み込むことで、ポイントカードが会員カードを兼ねるように構成しても良い。何れの場合も統合したカードは、遊技店の景品管理端末20と提携店舗の商品管理端末60の何れにおいても取り扱えるものとする。
前記「利用・購買履歴」には、取引内容を最新のデータほど上側となる昇順に並べた通し番号毎に、日付、利用店舗、利用種別、金額、支払、P種別、P数、トータルP数、それにP数の内訳や、失効日が時系列で記録される。「利用店舗」には、当該カードを利用して取引のあった具体的な店舗名が記録される。ここでの店舗は、ポイント管理会社と契約を結ぶ提携店舗であり、遊技店やコンビニ等が該当する。
「利用種別」は、カードが利用された形態の種別であり、景品交換での使用は「交換」、商品購入での使用は「購入」とそれぞれ記録される。ただし、商品購入に際して、代金の一部としてポイントを使用した場合には、当該ポイント分には、「購入」の代わりに「割引」と記録され区別される。「利用商品/景品」には、客が購入ないし交換した商品名等が記録されるが、景品交換の場合には、一般景品である場合には商品名と併せて「一般」と記録され、特殊景品である場合には「特殊」と記録される。「支払」には、商品購入に際しての支払方法が記録され、現金であれば「現金」と記録されるが、他に電子マネーやクレジットカードの別が記録される。
「P種別」は、カードが利用された際に、ポイントを客に付与する場合は「付与」、客が店舗にてポイントを使用する場合は「行使」と記録される。ここで付与ないし行使された具体的なポイント数は「P数」に記録され、このP数の累積値は「トータルP数」に記録される。ポイントが客に付与された場合は、そのP数がトータルP数に加算される一方、ポイントを客が使用した場合は、そのP数がトータルP数から減算される。
さらに、トータルP数は、ポイントが付与された形態毎に区別して管理され、その内訳が「P数内訳」に記録される。「P数内訳」には、前記第1交換形態に基づき付与されたポイント数は「一般」、第1交換形態以外の特殊景品交換に基づき付与されたポイント数は「特殊」、また、商品の購入により付与されたポイント数は「購入」として、それぞれ別々に記録管理されている。
なお、トータルP数は、その変動があった日から1年後に失効するものであり、その期日が「失効日」に記録される。ただし、当該失効日前に新たな取引によりP数の変動があれば、前述の1年間は自動的に延長され、その都度「失効日」も更新される。
最初の通し番号1の取引の記録によれば、遊技店において20000円相当の特殊景品が交換されている。この場合、特殊景品交換のポイント付与率(100円につき1ポイント)に従い200ポイントが付与されるが、新規登録時の特別サービスとして50ポイントが加算されている。ここで200ポイントに関するP数内訳は「特殊」となるが、特別サービス分の50ポイントも「特殊」に含ませている。もちろん、特別サービス分のポイントは、最初の景品交換の種別に含ませることなく、他の内訳に含めても良いし、各遊技店毎に異なる特別サービスを任意に設定することができる。
また、通し番号4の取引の記録によれば、コンビニにおいて1007円相当の商品が購入されている。このとき、7円分の7ポイントが使用され、残りの1000円が現金で支払われている。詳しくは、7円分だけ使用した7ポイントは、トータルP数のうち「購入」の区分から減算される。また、商品購入のポイント付与率(100円につき1ポイント)に従い付与された10ポイントは、トータルP数のうち「購入」の区分に加算される。このようにポイントの収支は、ポイントが付与された形態毎に区別して管理される。
さらに、最新の通し番号714の取引の記録によれば、遊技店において6800円相当の一般景品であるバッグが交換されている。このとき、200円分の200ポイントが使用され、残りの6600円が遊技価値で交換されている。詳しくは、200円分使用した200ポイントは、トータルP数のうち「一般」の区分から減算される。また、一般景品交換のポイント付与率(50円につき1ポイント)に従い付与された132ポイントは、トータルP数のうち「一般」の区分に加算される。
本実施例では前述したが、図7に示すデータテーブルからも分かるように、景品交換に使用可能なポイントは、第1交換形態に応じて付与されたポイント(P数内訳の「一般」)に制限されている。このように、ポイント(P数内訳の「一般」)の使用は、一般景品との交換に限定しても良いが、一般景品以外の特殊景品とも交換できるようにしてもかまわない。
また、一般景品、特殊景品、双方に使用できるようにした場合、使用率を変更するようにしても良い。例えば、一般景品に交換する場合には1ポイント100円として補填できるが、特殊景品に交換する場合には、1ポイント50円として補填できるようにする、等が考えられる。このように、付与した後にも、一般景品交換によるポイントを有利なものとすることで、より一層一般景品交換を促進することができる。
また、商品購入に使用可能なポイントは、商品購入に応じて付与されたポイント(P数内訳の「購入」)に制限されている。ただし、第1交換形態に応じて付与されたポイント(P数内訳の「一般」)を商品購入に使用可能としても良く、逆に、商品購入に応じて付与されたポイント(P数内訳の「一般」)を一般景品交換に使用可能としても良い。
ここで、特殊景品交換に応じて付与されたポイント(P数内訳の「特殊」)を景品交換に使用することはできないが、例えば、特殊景品との交換に限り使用可能としても良い。また、特殊景品交換に応じて付与されたポイント(P数内訳の「特殊」)の用途であるが、商品購入に際して使用可能としても良く、あるいは、別の特別なサービスに利用できるように設定することもできる。
なお、ポイントを実際に使用する場合には、ポイント管理会社では管理サーバー100によって遊技店やコンビニ等の提携店舗からの問い合わせに対応して処理を実行する。このとき管理サーバー100は、前記問い合わせにより特定されたカードにおいて、ポイントを行使可能であるか否かを確認して、問題なければポイントを行使可能とする。ここでの確認事項としては、例えば、一般景品交換により付与されたポイント数が必要数分あるか否か、他の提携店舗での商品購入によるポイント数があるか否か等である。
次に、図8により、ポイント管理会社における管理サーバー100のポイント会員情報データベース110(図3参照)について説明する。このポイント会員情報データベース110には、会員を特定するカードID毎に会員情報や当該会員が保有するポイントの詳細が管理されている。このデータテーブルは、図8に示した形式の帳票として、そのまま画面上に表示出力したり、印刷することができる。
各会員が保有するポイントの累計値は、データテーブル中の「保有P数」に記録される。さらに、この保有P数は、ポイントが付与された提携店舗毎に区別して管理され、その内訳も併せて記録される。
ポイントサービスに関する各種情報は、基本的には前述のポイントデータベース120で管理されることになる。従って、ポイント会員情報データベース110では、会員が保有するおおよそのポイント数が把握できれば良く、それより詳細な各種情報については、ポイントデータベース120等の他のデータベースで管理すれば良い。
次に、図9により、遊技店における遊技店(会員管理)サーバー50の遊技店会員情報データベース51(図4参照)について説明する。この遊技店会員情報データベース51には、遊技店会員を特定するカードID毎に会員情報や当該会員が保有するポイントの詳細が管理されている。このデータテーブルは、図9に示した形式の帳票として、そのまま画面上に表示出力したり、印刷することができる。
各会員が保有するポイントの累計値は、データテーブル中の「保有P数」に記録される。さらに、この保有P数は、当該遊技店で付与されたポイント数と、コンビニ等の他の提携店舗で付与されたポイント数とが、それぞれ区別して管理され、特に遊技店で付与されたポイント数に関しては、その付与事由の内訳も併せて記録される。
すなわち、遊技店で付与されたポイント数は、前記第1交換形態に基づき付与されたポイント数は「一般」、第1交換形態以外の特殊景品交換に基づき付与されたポイント数は「特殊」、また、景品交換時における遊技価値の端数が変換されたポイント数は「端数」として、それぞれ別々に記録管理される。
なお、図4に示す遊技店では、会員情報と共にポイント情報も管理するが、更新等は遊技店独自で行うのではなく、ポイント管理会社からの更新情報に基づいて更新等を行うようにしているが、遊技店においてポイント情報等を管理していることにより、前述のようにポイント管理会社とのオフライン時にも、ポイント情報についても処理を代理的に行うことが可能となる。
次に、図10によって、遊技店ではポイント情報を管理しない場合のポイント処理システム1(図3参照)の主な動作の概略的な流れについて説明する。なお、図10では提携店舗として、遊技店1店舗、コンビニの2店舗A,Bを示したが、提携店舗の数はこれに限られるものではない。また、説明の便宜上、一方のコンビニは「提携店舗A」、この提携店舗Aに対して他の提携店舗となるコンビニは「提携店舗B」とする。
最初に、ポイント管理会社は、ポイントサービスの契約を結ぶ提携店舗Aに対してポイントを販売する(ステップA11)。
提携店舗Aは、購入したポイント分に対応する代金をポイント管理会社に支払う(ステップA12)。ここでポイント管理会社では、支払われた金額の一部が手数料として利益となる。なお、図10中では省略したが、提携店舗Bについても同様である。
このようにポイント管理会社は、販売したポイントにより利益を獲得し、ポイント分相応の金額を預かり金としてプールする(ステップA13)。
また、提携店舗Aでは、ポイント管理会社から購入したポイントをプールする(ステップA14)。
遊技店において遊技者が遊技を終了し、獲得した景品球を計数する時に、カードを計数機10に挿入すると、カードに記録されているカード情報が読み取られ(ステップA15)、遊技店からカード情報の照合を要求する情報がポイント管理会社へ送信される(ステップA16)。ここで「カード」とは前述したように、遊技店が提供する会員カード、ポイント管理会社が提供するポイントカード、あるいはこれらの機能を兼ね備えた一枚のカードが該当する。
そして、ポイント管理会社では、遊技店から受信したカード情報を照合して(ステップA17)、この照合結果を遊技店へ送信する(ステップA18)。
なお、遊技店が来店ポイントを付与している場合には、来店時にもカード情報を読み取るようにすると良い。また、カード情報の照合における正当性判定のために、来店ポイント情報と計数情報とが関連付けられるような情報を設定するようにしても良い。
遊技店において、ポイント管理会社から送信さたれ前記照合結果に問題がなければ、すなわち照合結果=OKであれば、計数機10では景品球が計数され、その計数情報が記録された計数レシートまたは会員カード等が発行される(ステップA19)。
さらに、遊技店では、計数レシート等を景品管理端末20で読み取り、遊技者が景品交換可能な景品(の数)を算出する。この時に、前述したカード情報の照合を要求する情報をポイント管理会社へ送信するようにしても良い。
遊技者は、景品レシート等に基づいて遊技店自体で景品交換を行っても良いが、遊技店以外のコンビニで景品交換を行うために提携店舗Aへ移動した場合(ステップA20)、提携店舗Aでは、提示されたカード情報を読み取る(ステップA21)。そして、提携店舗Aからカード情報の照合を要求する情報が、ポイント管理会社へ送信される(ステップA22)。
ポイント管理会社では、遊技店からカード情報を受信した時と同様に、提携店舗Aから受信したカード情報について照合する(ステップA23)。かかる照合の後、ポイント管理会社は、照合結果を提携店舗Aへ送信する(ステップA24)。この照合結果に問題がなければ、遊技店から発行された景品レシート等を商品管理端末60によって読み取り、交換景品情報を入力する(ステップA25)。
商品管理端末60によって入力された交換景品情報は、提携店舗Aからポイント管理会社へ送信される(ステップA26)。ポイント管理会社では、受信した交換景品情報に基づいてポイント情報を更新する(ステップA27)。提携店舗Aでは、景品交換に対応したポイントを遊技者に付与するため(図1中の(g)参照)、その分のポイント数が減算されることになる。その後、ポイント管理会社は、提携店舗Aに更新後情報を送信し(ステップA28)、遊技店に商品代金支払要求を送信する(ステップA29)。
そして、遊技店は、ポイント管理会社からの商品代金支払要求に応じて、遊技者が交換した商品(景品)の代金を提携店舗Aに対して支払う(ステップA30、図1中の(s)参照)。なお、商品代金を支払うタイミングは適宜設定すると良い。
また、提携店舗Aは、ポイント管理会社からの更新後情報を記録したレシート等を発行し、店舗データベースを更新する(ステップA31)。
また、遊技者は遊技店以外のコンビニでは、前述した景品交換とは別に、一般の客として商品も購入する。商品を購入する場合、遊技者は、提携店舗Bにおいて購入希望の商品を選択すると(ステップB1)、提携店舗Bでは、提示されたカードの情報を読み取る(ステップB2)。この時、提携店舗Bからカード情報の照合を要求する情報がポイント管理会社へ送信される(ステップB3)。
ポイント管理会社では、提携店舗Bから受信したカード情報について照合する(ステップB4)。かかる照合の後、ポイント管理会社は、照合結果を提携店舗Bへ送信する(ステップB5)。照合結果に問題がなければ、提携店舗Bにおいて遊技者は商品の精算の際に、ポイント行使を選択することができる(ステップB6)。
遊技者がポイント行使を選択した場合、提携店舗Bは、ポイント情報更新要求に関する情報をポイント管理会社へ送信する(ステップB7)。ポイント管理会社では、受信したポイント情報更新要求に基づいて、遊技者の商品購入や、対応するポイント等に関する情報を更新する(ステップB8)。その後、ポイント管理会社は、提携店舗Bに更新後情報を送信し(ステップB9)、また、提携店舗Aにポイント返還情報を送信する(ステップB10)。これは、遊技者が提携店舗Aで付与されたポイントを、他の提携店舗Bで使用したためである。
そして、提携店舗Bでは、ポイント管理会社から送信された更新後情報を記録したレシート等を発行し、店舗データベースを更新する(ステップB11)。ここで、提携店舗Bは、遊技者が使用したポイントを提携店舗Aに返還することになる(図1中の(m)参照)。さらに、ポイント管理会社は、提携店舗Bにおいて、遊技者が行使したポイント対応分の金額を支払うことになる(ステップB12)。
次に、図11によって、景品交換処理の流れについても概略的に説明する。
遊技者が、例えば遊技店で景品交換を行う場合には、遊技者の会員カード等を景品管理端末20で読み取り、ID認証処理を行う(ステップS10)。このID認証処理の結果、認証がOKであれば(ステップS11でYES)、計数機10より発行された計数レシートあるいは会員カードに記録されている情報から景品球数情報を取得する(ステップS12)。景品球数情報とは、遊技者が遊技で獲得した持ち球の数(遊技価値)である。
前記認証がOKでなければ(ステップS11でNO)、認証がOKとなるまでステップS11が繰り返される。なお、所定時間内に認証結果が得られなければ、景品交換処理を終了したり、もしくは、別途オフラインによる認証等を行えるようにしても良い。
そして、景品管理端末20によって景品情報を入力する(ステップS13)。景品情報(景品交換に必要な交換必要球数)が景品球数よりも少なければ(ステップS14でNO)、そのまま遊技価値の範囲内で景品交換が可能であり、ステップS19へ移行する。
一方、景品情報が景品球数よりも多ければ(ステップS14でYES)、会員カード等に記録されている情報に基づいてポイント情報を取得する(ステップS15)。ポイント情報とは、遊技者が今までに獲得しているポイント数である。そして今度は、景品情報と、景品球数にポイント数を加算した値を比較する(ステップS16)。
景品情報が景品球数にポイント数を加算した値よりも多ければ(ステップS16でYES)、ステップS13に戻って再度景品情報を入力する処理から繰り返す。このように、景品情報にポイントを加算しても未だ景品交換できない場合には、別の景品情報を入力する等して新たな景品交換の処理を行うことになる。
一方、景品情報が景品球数にポイント数を加算した値よりも少なくなれば(ステップS16でNO)、景品交換に必要なポイント数を減算する(ステップS17)。この減算したポイント数に関する情報はポイント管理会社へ送信される(ステップS18)。そして、遊技者は景品交換を行うことができる(ステップS19)。
以上、図11に示した景品交換処理の流れは、あくまで概略的に説明するものであり、各ステップを図3,4に示すシステム中のどの構成要素で実行するのかや、具体的な通信方式(順序)については、適宜定め得る設計事項である。なお、ポイント情報の更新に関しては、前述したようにポイント管理会社の管理サーバー100で実行するが、ポイント管理会社と遊技店を含む各提携店舗間の処理は、認証や売上げ等の取引区分毎に各種情報の送受信がリアルタイムで実行され更新される。
次に、図12によって、景品交換時における景品管理端末20のディスプレイの表示画面における表示内容の流れについて説明する。なお、前述したように、景品交換は遊技店内に限らずコンビニ等の提携店舗でも可能であり、商品管理端末60にあるディスプレイの表示画面における表示内容の流れについても同様となる。
最初に表示画面には、会員カード等のカードを景品管理端末20のレシート発券機22によって読み取らせる旨の指示が表示される(図12(a))。これに従い、カードをレシート発券機22で読み取ると、カード情報がポイント管理会社へ送信され、管理サーバー100によってカード情報の照合が行われる。この時、表示画面には、照合中である旨の案内が表示される(図12(b))。
前記照合結果に問題がなければ、すなわち照合結果=OKであれば、表示画面には、照合が終了した旨の案内と、カードID、保有P数が表示され、さらに、景品交換操作を開始する旨のスタートボタンが表示される(図12(c))。
なお、前記照合結果に問題があり、照合結果=NGの場合は、カードが使用できない旨の警告が表示され(図12(d))、表示画面上における案内処理も終了する。
図12(c)に示す表示中にて、スタートボタンをクリックすると、計数レシートを景品管理端末20のバーコードリーダー21によって読み取らせる旨の指示が表示される(図12(e))。これに従い、計数レシートをバーコードリーダー21で読み取ると、レシートに記録されている計数情報の照合が行われる。この時、表示画面には、計数情報の照合中である旨の案内が表示される(図12(f))。
前述の照合結果が出ると、その計数球数(景品球数)が表示されるとともに、景品交換を希望する景品を選択する旨の指示が表示される(図12(g))。以下に、計数球数が、景品交換に必要な交換必要球数に足りる場合と、不足する場合とに分けて説明する。図12(g)〜同図(i)までが前者に関する表示例であり、図12(j)〜同図(o)までが後者に関する表示例である。なお、図12(g)と図12(j)は同じ表示形式である。
先ず、図12(g)における指示に従い、例えば、一般景品であるバッグが選択されると、バッグに付されたバーコードを景品管理端末20のバーコードリーダー21によって読み取る。表示画面上に表示された景品リストの中から選択するようにしても良い。何れによる景品の選択にせよ、選択された景品の交換に必要な景品球数(遊技価値)が交換必要球数として具体的に表示される。前記バッグの場合、交換必要球数は2500球であるが、これは前述した計数球数(2500球)で足りるため、当該景品交換を確定する旨のOKボタンと、取り消すための取消ボタンが表示される(図12(h))。
図12(h)において、OKボタンをクリックすると、景品交換が完了した旨の案内が表示される。さらに、今回の景品交換に応じて付与されたポイント数である付与P数(50P)の他、前述の累計P数や、該累計P数のうち景品交換に利用可能な分である利用可能P数の明細が表示される(図12(i))。これにより、景品交換時の表示処理は終了する。そして、景品管理端末20からは、これらの明細等を含む必要な情報が記録された景品レシートが発行される。この景品交換を元に、遊技店のその場で景品交換してもよく、あるいは他のコンビニで景品交換しても良い。
次に、計数球数が交換必要球数より不足する場合であるが、図12(j)における指示に従い、前述の図12(g)の場合と同様に、例えば一般景品であるバッグが選択されると、当該バッグの交換必要球数(2500球)が表示されるが、この数は計数球数(2000球)より多いため、このままでは景品交換が出来ない旨の案内とともに、所有するポイント数を確認するためのP情報ボタンと、景品交換を取り消すための取消ボタンが表示される(図12(k))。
図12(k)において、P情報ボタンをクリックすると、累計P数と、そのうち景品交換に利用可能な利用可能P数の明細とともに、ポイントの使用を指示するためのP利用ボタンと、景品交換を取り消すための取消ボタンが表示される(図12(l))。
ここで、P利用ボタンをクリックすると、利用可能P数のうち実際に使用するポイント数(利用P数)を入力する画面となる(図12(m))。そして、テンキーでポイント数を入力すると、当該ポイント数(図中では500P)が表示された後、交換球数として、前記計数球数(2000球)と利用P数(500P)が加算され、この合計値は2500となる(図12(n))。
図12(n)に示す画面においては、前記交換球数とともに、当該景品交換を確定する旨のOKボタンと、取り消すための取消ボタンも表示される。ここで、OKボタンをクリックすると、景品交換が完了した旨の案内が表示される。さらに、今回の景品交換で使用した利用P数(500P)、新たに付与された付与P数(40P)の他、現在の累計P数や、そのうち景品交換に利用可能な利用可能P数(340P)の明細が表示される(図12(o))。これにより、景品交換時の表示処理は終了する。そして、景品管理端末20からは、これらの明細等を含む必要な情報が記録された景品レシートが発行される。
以上に説明した本実施例(変形例を含む)によれば、次のような効果がある。
景品交換に応じてポイントを、複数の提携店舗での商品購入に応じて付与するポイントと同様に付与可能であり、しかも、付与されたポイントを遊技店に限らず有効に活用することができる。ここでポイントの付与に際しては、遊技者が特定されることが前提となり、結果として、遊技店における遊技者の会員登録自体への動機付けとすることができる。
また、景品交換によって付与されたポイントを、特殊景品への交換以外の景品交換(すなわち、現物による一般景品への交換)に利用できる。そのため、結果的に一般景品交換を促進することができ、遊技店における営業の健全化につながる。
さらに、遊技店にて会員カードの登録を行う価値があるか否かを選定する等のため、数回来店した遊技者が実際に登録を行う場合、登録前の遊技結果として仮付与されたポイントも所定条件に基づき正式なポイントに反映される。これにより、遊技者への会員登録に対する動機付けとなる。ここで会員登録前のポイントの仮付与を、一般景品交換のみに限定した場合には、景品球で所望の一般景品を持ち帰るという、遊技店本来の景品交換形態を促進することができる。
次に、前述した効果の背景を、以下に説明する。
前述した特許文献1に記載の遊技場用システムに、単に景品交換によって一定のポイントを付与するという構成を適用した場合、その利用形態が、例えばワゴンサービス等と遊技店内での一部サービスの利用だけに限られており、ポイントを有効利用することができないことが想定される。
従来より遊技店においては、遊技者が遊技で獲得した持ち球(遊技価値)を各種景品と交換することが可能である。前述したが各種景品には、持ち球数に対応する特殊景品への交換と、現物との交換となる一般景品への交換と、があるが、大抵の遊技者は特殊景品との交換を行っていた。これは、特殊景品は交換後に、所定の交換所での買取が可能となっており、最終的に遊技者は現金を獲得することができるからである。これでは、遊技者の一般景品交換が促進されない。
このように、景品交換形態が複数あっても、付与されるポイントの利用価値が一律であれば、ポイント利用自体を一般景品交換の促進につなげることはできない。そこで、一般景品交換を促進するための方策として、例えば、複数の景品交換形態毎にポイントの利用価値を異ならせることにより、特殊景品よりも一般景品との交換の割合を高めることが可能となる。
また、現状では、各遊技店が独自の会員カードシステムを採用しており、当該会員カードシステムに登録している利用者には、遊技店や提携店舗への来店や消費によって所定のポイントが付与されるようになっているが、会員カード登録を行っていなければもちろん何らメリットはない。遊技者は、初めて来店した遊技店ですぐに、すなわち、遊技店に対する評価がはっきりしていない状態で、会員カードシステムに登録するようなことは、個人情報登録等も必要なシステムでもあるため、あまり考えられない。
しかし、数回来店して、当該遊技店の会員カードシステムに登録しようとした場合、これまでの来店や遊技による獲得価値等はなんら反映されず、登録前の来店等が直接遊技者の利益に繋がることはなかった。ここで、ポイントの仮付与を、一般景品交換のみに限定した場合には、現状、一般景品交換を行う遊技者は少なく、獲得球で所望の景品を持ち帰るという、遊技店本来の景品交換形態が促進されない虞があった。
本実施例(変形例を含む)は、以上のような課題を解決できるものである。
そして、前述した本実施例(変形例を含む)の構成より、次の発明概念が導かれる。
[1]遊技者が遊技店で獲得した遊技価値を景品交換に使用可能であり、当該景品交換に応じて、複数の提携店舗において使用した価値情報に応じて付与されるポイントと互換性のあるポイントを付与可能なポイント処理システムであって、
遊技者が遊技店で獲得した遊技価値を、景品として交換可能な景品交換手段と、
遊技者を固有の識別情報によって特定可能な遊技者特定手段と、
前記遊技者特定手段により特定された遊技者に対して、前記景品交換手段による景品交換にあたり、当該景品交換に対応するポイントを付与可能なポイント付与手段と、
前記遊技者特定手段により特定された遊技者毎に、前記ポイント付与手段により付与されたポイントを管理可能なポイント管理手段と、を備え、
前記遊技者特定手段により特定されない遊技者に対しても、前記景品交換手段による景品交換にあたり、所定条件に基づいて、当該景品交換に対応するポイントを付与可能とすることを特徴とするポイント処理システム。
ここで「景品交換手段」には、景品管理端末20が相当するが、商品管理端末60も相当し得る。また、「遊技者特定手段」には、商品管理端末60が相当するが、景品管理端末20も相当し得る。また、「ポイント付与手段」には、商品管理端末60が相当するが、景品管理端末20も相当し得る。また、「ポイント付与手段」を、景品管理端末20や商品管理端末60を介してポイントを管理する管理サーバー100としても良い。さらに、「ポイント管理手段」には、管理サーバー100が相当するが、遊技店(会員管理)サーバー50で一部代行しても良い。後述する別の次の発明概念についても同様である。
また、前記発明概念に従属する発明概念は、次のように表される。
[2]前記ポイント管理手段は、ポイントを前記景品交換形態毎に管理し、
前記所定の景品交換形態は、前記遊技価値に対応する景品のうち一般景品と交換する第1交換形態であり、
前記第1交換形態によって付与されたポイントを景品交換に使用可能とすることを特徴とする前記[1]に記載のポイント処理システム。
また、前記発明概念に従属する発明概念は、次のように表される。
[3]前記ポイント付与手段によるポイント付与には、景品交換形態の種類に応じて異なるポイント付与率が複数設定され、
前記第1交換形態によるポイント付与率の方を、他の景品交換形態によるポイント付与率よりも高く設定したことを特徴とする前記[2]に記載のポイント処理システム。
次いで、前述した本実施例(変形例を含む)の構成より、また別の次の発明概念が導かれる。
[11]遊技者が遊技店で獲得した遊技価値を景品交換に使用可能であり、当該景品交換に応じて、複数の提携店舗において使用した価値情報に応じて付与されるポイントと互換性のあるポイントを付与可能なポイント処理システムであって、
遊技者が遊技店で獲得した遊技価値を、景品として交換可能な景品交換手段と、
遊技者を固有の識別情報によって特定可能な遊技者特定手段と、
前記遊技者特定手段により特定された遊技者に対して、前記景品交換手段による景品交換にあたり、当該景品交換に対応するポイントを付与可能なポイント付与手段と、
前記遊技者特定手段により特定された遊技者毎に、前記ポイント付与手段により付与されたポイントを管理可能なポイント管理手段と、を備え、
前記遊技者特定手段により特定されない遊技者に対しても、前記景品交換手段による景品交換にあたり、所定条件に基づいて、当該景品交換に対応するポイントを付与可能とすることを特徴とするポイント処理システム。
[12]前記遊技者特定手段により特定されない遊技者に対して、前記景品交換手段による景品交換にあたり、所定の仮付与条件に基づいて当該景品に対応する仮ポイントを特定するための仮ポイント特定情報を発行可能であり、該遊技者が予め定められた所定期間のうちに前記遊技者特定手段により特定された場合に、前記仮ポイント特定情報に基づいて仮ポイント分のポイントを付与可能とすることを特徴とする前記[11]に記載のポイント処理システム。
[13]前記景品交換手段により交換される景品には、複数の景品交換形態が設定され、該景品交換形態には、前記遊技価値に対応する景品のうち一般景品と交換する第1交換形態が含まれ、
前記所定の仮付与条件として、前記第1交換形態による景品交換が行われた場合に、前記仮ポイント特定情報を発行可能とすることを特徴とする前記[12]に記載のポイント処理システム。
[14]前記遊技者特定手段により特定された遊技者に対するポイント付与率の方を、特定されない遊技者に対する仮ポイント付与率よりも高く設定したことを特徴とする前記[12]または[13]に記載のポイント処理システム。
以上、本発明の実施例を図面によって説明してきたが、具体的な構成はこれらの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。例えば前述した実施例では、遊技機を通常のパチンコ機として説明したが、遊技媒体にメダルを用いるスロットマシンにも適用することが可能である。ここでパチンコ機やスロットマシンの具体的な種類は、特に限定されるものではない。
また、本ポイント処理システムに関連して、前述の景品交換以外でも、例えば、遊技における特定のミッション等達成によりポイント付与を行っても良い。また、遊技機のカスタマイズ等を行うためのアイテム等の購入に対応するポイント付与を行っても良い。さらに、ポイントの一つとして、カスタマイズ用のアイテム等と交換可能としても良い。このとき、一般景品交換により付与されたポイントのみを、アイテム等の購入のために使用可能とすることも考えられる。なお、カスタマイズとは、遊技中の様々な条件に基づいて、例えば、遊技中の音楽を好みに合わせて選択したり、遊技ステージを限定する等と、自分の意向に沿った演出や機能を遊技機に反映させることである。
さらに、一般景品交換可能な景品の上限額が設定されている場合には、当該上限額に対応する商品券のようなものを景品として発行し、提携店舗へ行って当該景品としての商品券に所有するポイントを使うことにより、上限額以上の商品と交換可能としても良い。ただし、この場合には、景品としての商品券を受け取った時点で、当該景品に対応するポイントが付与されているため、他の提携店舗での交換によるポイントの付与は行われない。ここで他の提携店舗は、行使されたポイント数を、該当する遊技店へ返還(この返還ポイント分の金額はポイント管理会社から支払われる)し、該当遊技店は商品券に対応する金額を他の提携店舗へ支払うことで対応することが可能となる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は前記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明に係るポイント処理システムは、遊技店のみならず、コンビニ等の他の提携店舗においても、相互に使用可能な互換性のあるポイントサービスの構築に適用することができる。
1…ポイント処理システム
1A…ポイント処理システム
10…計数機
11…カードR/W
12…プリンター
20…景品管理端末
21…バーコードリーダー
22…レシート発券機
30…ホール管理コンピューター端末
40…プリンター
41…ルーター
50…遊技店(会員管理)サーバー
60…商品管理端末
61…バーコードリーダー
62…レシート発券機
100…管理サーバー
110…ポイント会員情報データベース
120…ポイントデータベース
130…カード毎ポイント情報データベース
140…システム端末
150…プリンター

Claims (4)

  1. 遊技者が遊技店で獲得した遊技価値を景品交換に使用可能であり、当該景品交換に応じて、複数の提携店舗において使用した価値情報に応じて付与されるポイントと互換性のあるポイントを付与可能なポイント処理システムであって、
    遊技者が遊技店で獲得した遊技価値を、景品として交換可能な景品交換手段と、
    遊技者を固有の識別情報によって特定可能な遊技者特定手段と、
    前記遊技者特定手段により特定された遊技者に対して、前記景品交換手段による景品交換にあたり、当該景品交換に対応するポイントを付与可能なポイント付与手段と、
    前記遊技者特定手段により特定された遊技者毎に、前記ポイント付与手段により付与されたポイントを管理可能なポイント管理手段と、を備え、
    前記遊技者特定手段により特定されない遊技者に対しても、前記景品交換手段による景品交換にあたり、所定条件に基づいて、当該景品交換に対応するポイントを付与可能とすることを特徴とするポイント処理システム。
  2. 前記遊技者特定手段により特定されない遊技者に対して、前記景品交換手段による景品交換にあたり、所定の仮付与条件に基づいて当該景品に対応する仮ポイントを特定するための仮ポイント特定情報を発行可能であり、該遊技者が予め定められた所定期間のうちに前記遊技者特定手段により特定された場合に、前記仮ポイント特定情報に基づいて仮ポイント分のポイントを付与可能とすることを特徴とする請求項1に記載のポイント処理システム。
  3. 前記景品交換手段により交換される景品には、複数の景品交換形態が設定され、該景品交換形態には、前記遊技価値に対応する景品のうち一般景品と交換する第1交換形態が含まれ、
    前記所定の仮付与条件として、前記第1交換形態による景品交換が行われた場合に、前記仮ポイント特定情報を発行可能とすることを特徴とする請求項2に記載のポイント処理システム。
  4. 前記遊技者特定手段により特定された遊技者に対するポイント付与率の方を、特定されない遊技者に対する仮ポイント付与率よりも高く設定したことを特徴とする請求項2または3に記載のポイント処理システム。
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