JP2015047792A - 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 - Google Patents

液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ノズルプレート10に回路基板としての機能を付加して構成を簡素化する。
【解決手段】液体噴射ヘッド1は、上面USから下面LSに貫通する細長い吐出溝3と非吐出溝4とが基準方向Kに交互に配列する溝列5と、吐出溝3の両側面に設置される共通駆動電極13aと、非吐出溝4の両側面に設置される個別駆動電極13bと、共通駆動電極13aに電気的に接続し下面LSに設置される共通ランド電極15aと、個別駆動電極13bに電気的に接続し下面LSに設置される個別ランド電極15bとを備える圧電体基板2と、吐出溝3に連通するノズル11と、個別ランド電極15bに電気的に接続する個別貫通電極16bと、個別貫通電極16bに電気的に接続し圧電体基板2の側とは反対側の配線面HSに設置される個別配線17bとを備え、圧電体基板2の下面LSに接合されるノズルプレート10と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、被記録媒体に液滴を噴射して記録する液体噴射ヘッド及び液体噴射装置に関する。
近年、記録紙等にインク滴を吐出して文字や図形を記録する、或いは素子基板の表面に液体材料を吐出して機能性薄膜を形成するインクジェット方式の液体噴射ヘッドが利用されている。この方式は、インクや液体材料などの液体を液体タンクから供給管を介してチャンネルに導き、チャンネルに充填される液体に圧力を印加してチャンネルに連通するノズルから液滴を吐出する。液滴の吐出の際には、液体噴射ヘッドや被記録媒体を移動させて文字や図形を記録する、或いは所定形状の機能性薄膜を形成する。
近年、この種の液体噴射ヘッドとして、表面に並列する複数の溝が形成される圧電体基板と、溝に液体を供給する液室を備え、溝の上部開口を塞ぐように圧電体基板の表面に接合されるカバープレートと、溝に連通するノズルを備え、圧電体基板に接合されるノズルプレートとを備えるピエゾ方式の液体噴射ヘッドが実用化されている。圧電体基板の溝は側壁により区画され、各側壁には駆動電極が設置される。各側壁の駆動電極は配線電極を介して圧電体基板の表面又は裏面に引出され、フレキシブル回路基板を介して外部回路と電気的に接続される。
特許文献1には4つのノズル列を備える液体噴射ヘッドが記載されている。図7は特許文献1に記載される液体噴射ヘッドの分解斜視図である。液体噴射ヘッドは、4つのノズル列が形成される液室ユニット106と、ベース部材141の上面に4個の圧電素子部材142が設置されるアクチュエータユニット104と、収納部152にアクチュエータユニット104を装着し、液室ユニット106に液体を供給するフレームユニット105から構成される。液室ユニット106は、4つのノズル列が並列して形成されるノズル板101と、液体を加圧するための液室が4列形成され、各列の液室が各列のノズル111に連通するようにノズル板101に接合される流路部材102と、液室を閉塞するように流路部材102に接合され、各列の各液室に独立して振動を伝達する振動部材103とから構成される。アクチュエータユニット104の4個の圧電素子部材142は4列の液室に対応して接合される。圧電素子部材142は各列の各液室に独立して振動を伝達する。フレームユニット105は各列の液室に液体を供給する4つの共通液室151を備える。
ここで、4つの圧電素子部材142を保持するベース部材141は、2列目の圧電素子部材142と3列目の圧電素子部材142との間に貫通孔144を備える。この貫通孔144にフレキシブル回路基板(FPCケーブル143)を通す。即ち、1列目の圧電素子部材142と4列目の圧電素子部材142はベース部材141の外側面に沿う2枚のFPCケーブル143に接続される。2列目の圧電素子部材142と3列目の圧電素子部材142はベース部材141の貫通孔144を通る2枚のFPCケーブル143に接続される。各FPCケーブル143は各圧電素子部材142の側面に接続され、各圧電素子の端子と電気的に接続される。
特許文献2及び特許文献3には、インクとして電気粘性流体を使用する液体噴射ヘッドが記載されている。電気粘性流体は、電圧を印加すると粘性が増して固体又は半固体となり、電圧を解除すると粘性が減少して流動性が増加する。各ノズルに電極を設け、ノズル内のインクの流動性を変化させてインクを選択的に吐出する。具体的には、一つの液室を塞ぐノズルプレートに複数のノズルを形成し、ノズルプレートの液室側裏面のノズル開口端と吐出側表面のノズル開口端に一対の電極を設置し、この一対の電極に駆動電圧を選択的に印加してノズル内のインクを固体又は液体に変化させてインクを吐出する。
特開2008−68555号公報 特開平7−214777号公報 特開平8−1929号公報
特許文献1に記載の液体噴射ヘッドでは、圧電素子部材142に形成される多数の溝と液室ユニット106との間、液室ユニット106の流路部材102に設置される多数の液室とノズル板101のノズル111との間、及び、圧電素子部材142とFPCケーブル143との間の位置合わせを行う必要がある。そのために、組み立て工数が多く生産性が低い。また、特許文献2及び特許文献3に記載の液体噴射ヘッドは、ノズル内に充填される電気粘性流体からなるインクに電界を印加してインクの粘度を変化させ、インク滴を吐出する方式であり、ピエゾ方式による液体噴射ヘッドとは構造や駆動原理が全く異なる。
本発明の液体噴射ヘッドは、上面から下面に貫通する細長い吐出溝と上面から下面に貫通する細長い非吐出溝とが基準方向に交互に配列する溝列と、前記吐出溝の両側面に設置される共通駆動電極と、前記非吐出溝の両側面に設置される個別駆動電極と、前記共通駆動電極に電気的に接続し前記下面に設置される共通ランド電極と、前記個別駆動電極に電気的に接続し前記下面に設置される個別ランド電極とを備える圧電体基板と、前記吐出溝に連通するノズルと、前記個別ランド電極に電気的に接続する個別貫通電極と、前記個別貫通電極に電気的に接続し前記圧電体基板の側とは反対側の面に設置される個別配線とを備え、前記下面に接合されるノズルプレートと、を備えることとした。
また、前記ノズルプレートは、前記下面から延出し前記上面の側に折り曲げられることとした。
また、前記個別ランド電極は、前記吐出溝を挟んで隣接する2つの前記非吐出溝の前記吐出溝側の側面に設置される2つの前記個別駆動電極と電気的に接続することとした。
また、前記ノズルプレートは、前記共通ランド電極に電気的に接続する共通貫通電極と、前記共通貫通電極に電気的に接続し前記圧電体基板の側とは反対側の面に設置される共通配線を備えることとした。
また、前記ノズルプレートは、前記共通ランド電極に電気的に接続し前記圧電体基板の側の面に設置される共通配線を備えることとした。
また、一の前記吐出溝に設置される前記共通駆動電極と、他の一の前記吐出溝に設置される他の前記共通駆動電極とは、前記共通配線を介して電気的に接続することとした。
また、前記共通配線は、前記下面の法線方向から見る平面視において、前記非吐出溝を跨いで前記ノズルプレートに設置されることとした。
また、前記非吐出溝の前記下面に開口する開口部は、前記吐出溝の前記下面に開口する開口部よりも溝方向の長さが長いこととした。
また、前記個別配線は保護膜により覆われていることとした。
また、前記溝列が基準方向に平行に複数並列することとした。
また、隣接する2つの前記溝列の、一方側の前記溝列に含まれる前記吐出溝の他方側の端部と、他方側の前記溝列に含まれる前記非吐出溝の一方側の端部とは離間し、かつ、前記圧電体基板の厚さ方向において重なることとした。
本発明の液体噴射装置は、上記の液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドと被記録媒体とを相対的に移動させる移動機構と、前記液体噴射ヘッドに液体を供給する液体供給管と、前記液体供給管に前記液体を供給する液体タンクと、を備えることとした。
本発明による液体噴射ヘッドは、上面から下面に貫通する細長い吐出溝と上面から下面に貫通する細長い非吐出溝とが基準方向に交互に配列する溝列と、吐出溝の両側面に設置される共通駆動電極と、非吐出溝の両側面に設置される個別駆動電極と、共通駆動電極に電気的に接続し前記下面に設置される共通ランド電極と、個別駆動電極に電気的に接続し下面に設置される個別ランド電極とを備える圧電体基板と、吐出溝に連通するノズルと、個別ランド電極に電気的に接続する個別貫通電極と、個別貫通電極に電気的に接続し圧電体基板の側とは反対側の面に設置される個別配線とを備え、下面に接合されるノズルプレートと、を備える。これにより、ノズルプレートに回路基板としての機能を付加して構成を簡素化する。
本発明の第一実施形態に係る液体噴射ヘッドの模式的な部分分解斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る液体噴射ヘッドの断面模式図である。 本発明の第一実施形態に係る液体噴射ヘッドの説明図である。 本発明の第二実施形態に係る液体噴射ヘッドの断面模式図である。 本発明の第三実施形態に係る液体噴射ヘッドの説明図である。 本発明の第四実施形態に係る液体噴射装置の模式的な斜視図である。 従来公知の液体噴射ヘッドの分解斜視図である。
(第一実施形態)
図1は本発明の第一実施形態に係る液体噴射ヘッド1の模式的な部分分解斜視図である。図2は本発明の第一実施形態に係る液体噴射ヘッド1の断面模式図である。図3は本発明の第一実施形態に係る液体噴射ヘッド1の説明図である。図2(a)は吐出溝3の溝方向Mの断面模式図であり、図2(b)は非吐出溝4の溝方向Mの断面模式図である。図3(a)は液体噴射ヘッド1をノズルプレート10側から見る平面模式図であり、保護膜10aは省いている。図3(b)は部分XXの断面模式図である。
図1及び図2に示すように、液体噴射ヘッド1は、圧電体基板2と、圧電体基板2の上面USに接合されるカバープレート8と、圧電体基板2の下面LSに接合されるノズルプレート10とを備える。圧電体基板2は、上面USから下面LSに貫通し溝方向Mに細長い吐出溝3と上面USから下面LSに貫通し溝方向Mに細長い非吐出溝4とが基準方向Kに交互に配列する溝列5と、吐出溝3の両側面に設置される共通駆動電極13aと、非吐出溝4の両側面に設置される個別駆動電極13bと、共通駆動電極13aに電気的に接続し下面LSに設置される共通ランド電極15aと、個別駆動電極13bに電気的に接続し下面LSに設置される個別ランド電極15bとを備える。
ノズルプレート10は、吐出溝3に連通するノズル11と、共通ランド電極15aに電気的に接続する共通貫通電極16aと、個別ランド電極15bに電気的に接続する個別貫通電極16bと、共通貫通電極16aに電気的に接続し圧電体基板2の側とは反対側の面に設置される共通配線17aと、個別貫通電極16bに電気的に接続し圧電体基板2の側とは反対側の面に設置される個別配線17bとを備える。ノズルプレート10は、圧電体基板2の下面LSから延出し圧電体基板2の側面SSから上面USの側に折り曲げられる。
カバープレート8は、吐出溝3の溝方向Mにおける一方の端部に連通する液室9aと、吐出溝3の溝方向Mにおける他方の端部に連通する液室9bとを備える。液室9a、9bは、いずれも非吐出溝4には連通しない。つまり、非吐出溝4は、液室9a、9bが圧電体基板2側に開口する領域に開口しない。
このように、ノズルプレート10に、個別貫通電極16bと、個別貫通電極16bに電気的に接続する個別配線17bを設置して回路基板としての機能を付加したことにより、液体噴射ヘッド1の構成が簡素化される。また、圧電体基板2にノズルプレート10を接合する際に、ノズル11と吐出溝3の位置合わせと、個別ランド電極15bと個別貫通電極16bとの位置合わせ及び電気的接続を同じ工程で行うことができる。なお、本実施形態では、ノズルプレート10に共通貫通電極16aと、共通貫通電極16aに電気的に接続する共通配線17aを設置し、共通ランド電極15aと共通貫通電極16aとの間の位置合わせ及び電気的接続も同一工程で行うことができる。
具体的に説明する。圧電体基板2としてPZTセラミックスを使用することができる。圧電体基板2は分極処理が施される。例えば、上面US又は下面LSの垂直方向に一様に分極処理が施される圧電体基板2を使用することができる。また、上面US又は下面LSの垂直方向に分極処理が施される圧電体基板とこれと反対方向に分極処理が施される圧電体基板とを接合したシェブロン型の圧電体基板2を使用することができる。また、少なくとも隣接する溝の間の側壁に圧電体材料が使用されるものであればよく、圧電体基板2の周縁領域に非圧電体材料が使用されるものであってもよい。
吐出溝3は、図2(a)に示すように、圧電体基板2の上面USから下面LSに貫通し、下方に凸状に形成される。非吐出溝4は、図2(b)に示すように、圧電体基板2の上面USから下面LSに貫通し、上方に凸状に形成される。非吐出溝4の一方側の端部は上面US側の圧電体基板2を残し下面LS側の圧電体基板2をストレートに研削して浅溝に形成される。圧電体基板2の下面LSに開口する非吐出溝4の開口部14bは圧電体基板2の下面LSに開口する吐出溝3の開口部14aよりも溝方向Mの長さが長い。各溝は円盤状ブレードの外周にダイヤモンド等の砥粒を埋め込んだダイシングブレードを使用して研削して形成される。吐出溝3はダイシングブレードを用いて上面US側から研削され、非吐出溝4はダイシングブレードを用いて下面LS側から研削される。そのため、吐出溝3の両端部及び非吐出溝4の他方側の端部にはダイシングブレードの外形形状が転写され、傾斜面となる。
共通駆動電極13aは、吐出溝3の両側面の圧電体基板2の板厚の略1/2よりも下面LS側に互いに電気的に分離して設置される。個別駆動電極13bは、非吐出溝4の両側面の圧電体基板2の板厚の略1/2よりも下面LS側に互いに電気的に分離して設置される。共通駆動電極13aの溝方向Mの幅は吐出溝3の下面LSに開口する開口部14aの溝方向Mの幅に略一致する。個別駆動電極13bの一方側は非吐出溝4の一方側の側面SSまで延設され、個別駆動電極13bの他方側は溝方向Mにおいて共通駆動電極13aと同じか、共通駆動電極13aよりも他方側に設置される。
図2(a)及び図2(b)に示すように、共通ランド電極15aは、圧電体基板2の下面LSに開口する吐出溝3の開口部14aの一方側の端部近傍に設置され、吐出溝3の両側面に設置される共通駆動電極13aと電気的に接続する。個別ランド電極15bは、共通ランド電極15aと圧電体基板2の側面SSとの間の下面LSに設置され、吐出溝3を挟んで隣接する2つの非吐出溝4の吐出溝3側の側面に設置される個別駆動電極13bと電気的に接続する。
ノズルプレート10は、ポリイミド樹脂等からなる可撓性フィルムを使用することができる。ノズルプレート10は、圧電体基板2の下面LSに接合され、更に、圧電体基板2の溝方向M側の側面SSから上方に折り曲がって設置される。ノズルプレート10は、共通ランド電極15aに対応する位置に板厚方向に貫通する共通貫通電極16aと、個別ランド電極15bに対応する位置に板厚方向に貫通する個別貫通電極16bを備える。ノズルプレート10は、更に、圧電体基板2の側とは反対側の面に共通貫通電極16aと電気的に接続する共通配線17aと、個別貫通電極16bと電気的に接続する個別配線17bとを備える。
図3に示すように、共通配線17aは、吐出溝3の一方側の端部に設置される共通ランド電極15aと、他の吐出溝3の一方側の端部に設置される他の共通ランド電極15aとを、共通貫通電極16aを介して電気的に接続する。つまり、一の吐出溝3に設置される共通駆動電極13aと、他の一の吐出溝3に設置される共通駆動電極13aとは共通配線17aを介して電気的に接続する。共通配線17aは、圧電体基板2の下面LSの法線方向から見る平面視において、非吐出溝4を跨いで基準方向Kに直線状に設置され、ノズルプレート10の基準方向Kの端部近傍において溝方向Mに引き回される。
個別配線17bは、個別貫通電極16b及び個別ランド電極15bを介して吐出溝3を挟んで隣接する非吐出溝4の吐出溝3側の側面に設置される2つの個別駆動電極13bに電気的に接続する。個別配線17bは他の非吐出溝4の側面に設置される個別配線17bとは電気的に独立し、複数の個別貫通電極16bが溝方向Mに並列に引き回される。
ノズルプレート10の圧電体基板2の側とは反対側の面に絶縁体からなる保護膜10aが設置され、共通配線17aと個別配線17bは保護膜10aにより覆われる。これにより、ノズルプレート10の液滴吐出側の表面に導電性の液体が付着する場合でも、配線が腐食することが無い。ノズルプレート10の一方側の端部は、図示しない回路基板に接続する。また、圧電体基板2の下面LSから延出するノズルプレート10にドライバーICを実装してCOF(チップオンフィルム)とすることができる。
カバープレート8は、セラミックス材料やプラスチック材料を使用することができる。カバープレート8は、圧電体基板2と熱膨張係数が近似する材料を使用することが好ましい。例えば、PZTセラミックスを使用することができる。圧電体基板2の非吐出溝4を、下面LSから上面USに向けて凸形状としたので、非吐出溝4は2つの液室9と連通しない。これにより、液室9の内部に吐出溝3と連通し、非吐出溝4を閉塞するためのスリットを設ける必要がなく、構成が簡単となる。
液体噴射ヘッド1は次のように駆動する。カバープレート8の一方の液室9aに供給される液体は、吐出溝3の一方側の端部から吐出溝3に流入し吐出溝3に液体が充填される。更に、液体は他方の液室9bに流出して外部に排出される。そして、ノズルプレート10の共通配線17aがGNDに接続されると、共通貫通電極16aと共通ランド電極15aを介してすべての吐出溝3の側壁に設置される共通駆動電極13aはGNDに接続される。一方、個別配線17bに駆動信号が与えられると、駆動信号は個別貫通電極16b及び個別ランド電極15bを介して吐出溝3を挟んで隣接する2つの非吐出溝4の吐出溝3側の個別駆動電極13bに伝達される。これにより、吐出溝3を挟む2つの側壁は厚みすべり変形して、吐出溝3内の液体に圧力変動が誘起され、ノズル11から液滴が吐出される。
なお、2つの液室9の一方から液体を供給し他方から液体を排出する液体循環方式の他に、2つの液室9から吐出溝3に液体を供給する方式としてもよい。また、共通ランド電極15aと個別ランド電極15bとを吐出溝3の一方側の下面LSに設置したが、これに代えて、共通ランド電極15aを開口部14aの溝方向Mにおける一方側に設置し、個別ランド電極15bを開口部14aの他方側に設置してもよい。これに伴って、共通貫通電極16aと個別貫通電極16bも開口部14aの一方側と他方側に設置する。その結果、共通ランド電極15aと個別ランド電極15b、及び、共通貫通電極16aと個別貫通電極16bの設置間隔が広がり、接続が容易となる。
また、ノズルプレート10は、溝方向Mに長く形成することに代えて、基準方向Kに長く形成し、圧電体基板2及びカバープレート8の基準方向Kの側面に沿って折り曲げてもよい。この場合は、共通ランド電極15aと個別ランド電極15bを開口部14aの両端側に振り分けて設置し、個別配線17bは吐出溝3や非吐出溝4を横切るように基準方向Kに配列すればよい。ノズルプレート10の上方への引き出しは、他の部品の配置に応じて適宜選択すればよい。
(第二実施形態)
図4は、本発明の第二実施形態に係る液体噴射ヘッド1の断面模式図である。図4は、図3(a)の部分XXに相当する部分の断面模式図である。第一実施形態と異なる点は、共通配線17aがノズルプレート10の圧電体基板2の側の面に設置される点である。以下、主に第一実施形態と異なる点につい説明し、同一の部分についての説明は省略する。同一の部分又は同一の機能を有する部分には同一の符号を付している。
以下、図3(a)を参照しながら説明する。圧電体基板2の下面LSには吐出溝3と非吐出溝4の開口部14aと開口部14bが基準方向Kに交互に開口する。吐出溝3の側面には共通駆動電極13aが設置され、吐出溝3の開口部の一方側の下面LSには共通ランド電極15aが設置され、共通駆動電極13aと共通ランド電極15aは電気的に接続される。非吐出溝4の開口部14bの一方側は圧電体基板2の側面SSまで延在する。非吐出溝4の側面には個別駆動電極13bが設置され、吐出溝3を挟んで隣接する非吐出溝4の間であり、圧電体基板2の側面SS近傍の下面LSには個別ランド電極15bが設置される。個別ランド電極15bは、吐出溝3を挟んで隣接する2つの非吐出溝4の吐出溝3側の側面に設置される2つの個別駆動電極13bを電気的に接続する。以上の構成は第一実施形態と同様である。更に、図4に示すように、非吐出溝4の側面と圧電体基板2の下面LSの間であり、基準方向Kに隣接する2つの共通ランド電極15aの間の角部は面取りされて面取り部20が形成される。
ノズルプレート10は、共通ランド電極15aに電気的に接続し圧電体基板2の側の面に設置される共通配線17aと、個別ランド電極15bに電気的に接続する個別貫通電極16bと、個別貫通電極16bに電気的に接続し圧電体基板2の側とは反対側の面に設置される個別配線17bとを備える。共通配線17aは、圧電体基板2の下面LSの法線方向から見る平面視において、非吐出溝4を跨ぐようにノズルプレート10の圧電体基板2の側の面に設置される。ここで、隣接する共通ランド電極15aの間であり、非吐出溝4の側面と下面LSとの角部に面取り部20を形成したことにより、個別駆動電極13bと共通配線17aとは離間し、電気的な短絡が防止される。その他の構成は第一実施形態と同様なので、説明を省略する。
このように、共通配線17aをノズルプレート10の圧電体基板2の側の面に設置するので、共通ランド電極15aと共通配線17aとの間に貫通電極が介在せず、ノズルプレート10の構造が簡単になると共に、共通駆動電極13aと駆動回路との間の抵抗が低減する。
(第三実施形態)
図5は、本発明の第三実施形態に係る液体噴射ヘッド1の説明図である。図5(a)は液体噴射ヘッド1の第二溝列5bに含まれる第二吐出溝3bの溝方向Mに沿う断面模式図であり、図5(b)は圧電体基板2を下面LSの下方から見る部分平面模式図であり、図5(c)は液体噴射ヘッド1を下面LSの下方から見る部分平面模式図であり、保護膜10aは省いている。本実施形態に係る液体噴射ヘッド1は4列の溝列5を備える。同一の部分又は同一の機能を有する部分には同一の符号を付している。
図5(a)に示すように、液体噴射ヘッド1は、圧電体基板2と、液体噴射ヘッド1の上面USに接合するカバープレート8と、圧電体基板2の下面LSに接合するノズルプレート10とを備える。圧電体基板2は、基準方向Kに並列に4列の第一〜第四溝列5a〜5dを備える。各溝列5は、上面USから下面LSに貫通する細長い吐出溝3と上面USから下面に貫通する細長い非吐出溝4が基準方向Kに交互に配列する。図5(b)に示すように、各溝列5の基準方向Kに配列する吐出溝3のピッチPは等しい。第一溝列5aと第二溝列5bは基準方向KにP/2ずれて配置され、第三溝列5cと第四溝列5dは基準方向KにP/2ずれて配置され、第二溝列5bと第三溝列5cは基準方向KにP/4ずれて配置される。従って、溝方向Mから見ると、第一〜第四溝列5a〜5dの各吐出溝3は、ピッチ(P/4)で配列する。
隣接する第一溝列5aと第二溝列5bにおいて、第一吐出溝3aの第二溝列5b側の端部と、第二非吐出溝4bの第一溝列5a側の端部とは離間し、かつ、圧電体基板2の厚さ方向において重なる。更に、第二吐出溝3bの第一溝列5a側の端部と、第一非吐出溝4aの第二溝列5b側の端部とは離間し、かつ、圧電体基板2の厚さ方向において重なる。第三溝列5cと第四溝列5dの間においても同様の構成を有する。また、第二溝列5bと第三溝列5cにおいて、第二吐出溝3bと第三吐出溝3cは基準方向Kにおいて重なり、圧電体基板2の上面USにおいて近接し又は連通する。更に、第二非吐出溝4bと第三非吐出溝4cは基準方向Kにおいて重なり、圧電体基板2の下面LSにおいて近接し又は連通する。その結果、圧電体基板2の溝方向Mの長さを短くすることができる。
吐出溝3の側面には共通駆動電極13aが設置され、非吐出溝4の側面には個別駆動電極13bが設置される。圧電体基板2の下面LSには共通ランド電極15aと個別ランド電極15bが設置される。共通ランド電極15aは、吐出溝3の開口部14aの他方側の端部近傍に設置され、共通駆動電極13aと電気的に接続する。個別ランド電極15bは、吐出溝3を挟んで隣接する非吐出溝4の2つの開口部14bの間であり、吐出溝3の開口部14aの一方側に設置され、隣接する非吐出溝4の吐出溝3側の側面に設置される2つの個別駆動電極13bを電気的に接続する。
ノズルプレート10は、各溝列5の吐出溝3に連通するノズル11と、共通ランド電極15aに電気的に接続する共通貫通電極16aと、共通貫通電極16aに電気的に接続し圧電体基板2の側とは反対側の面(以下、配線面HSという。)に設置される共通配線17aと、を備える。ノズルプレート10は、更に、個別ランド電極15bに電気的に接続する個別貫通電極16bと、個別貫通電極16bに電気的に接続し配線面HSに設置される個別配線17bとを備える。配線面HSには保護膜10aが形成され、共通配線17a及び個別配線17bはこの保護膜10aにより覆われている。
図5(c)に示すように、共通配線17aは、第一溝列5aの共通ランド電極15aと電気的に接続する共通貫通電極16aに沿って、第一非吐出溝4aを跨いで基準方向Kに直線状に形成される。共通配線17aは、更に、第二〜第四溝列5b〜5dの各共通ランド電極15aに対応して設置され、各共通ランド電極15aそれぞれに電気的に接続する共通貫通電極16aに向けて溝方向Mに直線状に分岐し、各共通貫通電極16aそれぞれと電気的に接続する。一方、個別配線17bは、溝方向Mに平行に多数形成される。各個別配線17bの一方側は図示しない駆動回路やドライバーICに電気的に接続される。各個別配線17bの他方側の端部は、第一〜第四溝列5a〜5bの各個別ランド電極15bに対応して設置され、各個別ランド電極15bそれぞれに電気的に接続する個別貫通電極16bに電気的に接続される。
カバープレート8は、吐出溝3に液体を供給する又は吐出溝3から液体を排出するための複数の液室9a〜9eを備える。液室9aは、第一吐出溝3aの他方の端部が連通する。液室9bは、第一吐出溝3aの一方の端部と第二吐出溝3bの他方の端部が連通する。液室9cは、第二吐出溝3bの一方の端部と第三吐出溝3cの他方の端部が連通する。液室9dは、第三吐出溝3cの一方の端部と第四吐出溝3dの他方の端部が連通する。液室9eは、第四吐出溝3dの一方の端部が連通する。各液室9a〜9eには各溝列5の各非吐出溝4が開口しない。例えば、液体を液室9b、9dに供給し、液室9a、9c、9eから排出して循環させる、又はその反対方向に循環させることができる。また、液室9a〜9eのすべてに液体を供給してもよい。
このように、共通配線17aと個別配線17bをノズルプレート10の配線面HSに形成したので、圧電体基板2に溝列5が複数形成される場合でも、各吐出溝3及び各非吐出溝4に設置した共通駆動電極13a及び個別駆動電極13bから電極配線を駆動回路等へ引出すことができる。また、ノズルプレート10を圧電体基板2に接合する際に、複数の吐出溝3と複数のノズル11の位置合わせを行うと同時に、複数の共通ランド電極15aと複数の共通貫通電極16a、及び、複数の個別ランド電極15bと複数の個別貫通電極16bとの位置合わせを行うことができるので、組み立て工数を低減させることができる。また、ノズルプレート10はフレキシブル回路基板として機能し、部品点数を削減することができる。なお、ノズルプレート10の一方側の端部は、図示しない回路基板に接続する。また、圧電体基板2の下面LSから延出するノズルプレート10にドライバーICを実装してCOFとすることができる。
なお、本実施形態では4つの溝列5a〜5dを形成したが、本発明はこれに限定されず、2つ以上の複数の溝列に適用することができる。また、隣接する溝列5の吐出溝3と非吐出溝4の端部が圧電体基板2の板厚方向に重なる、或いは、基準方向Kに重なるように構成したが、これに代えて、吐出溝3と非吐出溝4とが板厚方向に重ならない、或いは、基準方向Kに重ならない構成であってもよい。また、ノズルプレート10は溝方向Mに長く形成し、圧電体基板2の溝方向Mの側面SSに沿って上方に折り曲げているが、これに代えて、ノズルプレート10を基準方向Kの一方側に長く形成し、圧電体基板2の基準方向Kの側面に沿って上方に折り曲げる構成とすることができる。この場合に、共通配線17aを基準方向Kの他方側に引出して共通化し、個別配線17bを基準方向Kの一方側に溝列5ごとに並列に引出すことができる。
また、本実施形態ではノズルプレート10を一層とし、一つの配線面HSに共通配線17aと個別配線17bを設置しているが、これに代えて、ノズルプレート10を二層以上の複数層とし、各層の一方の表面を配線面として複数の配線面HSに共通配線17a及び個別配線17bを分散させることができる。例えば、ノズルプレート10を二層として2つの配線面HSを構成し、第一及び第二溝列5a、5bの共通及び個別配線17a、17bを第一の配線面HSに設置し、第三及び第四溝列5c、5dの共通及び個別配線17a、17bを第二の配線面HSに設置して分散させる。これにより、溝列5が更に多数となる場合でも共通及び個別駆動電極13a、13bと駆動回路とを電気的に接続することが可能となる。
また、第一〜第三実施形態において、ノズルプレート10は、下面LSの溝方向Mの一端部から延出し上面USの側に折り曲げられるが、これに代えて、下面LSの溝方向M又は基準方向Kの両端部から延出させ圧電体基板2及びカバープレート8の両側面に沿って上面USの側に折り曲げてもよい。また、第一〜第三実施形態において、ノズルプレート10はフレキシブル回路基板の機能を兼用する例を示したが、ノズルプレート10としてリジッド基板を使用し、リジッド基板の表面にドライバーIC等を実装し、共通配線17a及び個別配線17bの一方側をドライバーIC等に接続することができる。また、溝列5は2列であってもよいし、3列であっても、更に5列以上であってもよい。また、隣接する溝列5の吐出溝3の端部や非吐出溝4の端部が圧電体基板2の板厚方向や基準方向Kに重ならなくてもよい。ただし、板厚方向や基準方向Kに重なるように構成すれば、液体噴射ヘッド1をコンパクトに形成することができる。
(第四実施形態)
図6は本発明の第四実施形態に係る液体噴射装置30の模式的な斜視図である。液体噴射装置30は、液体噴射ヘッド1、1’を往復移動させる移動機構40と、液体噴射ヘッド1、1’に液体を供給し、液体噴射ヘッド1、1’から液体を排出する流路部35、35’と、流路部35、35’に連通する液体ポンプ33、33’及び液体タンク34、34’とを備えている。液体噴射ヘッド1、1’は既に説明した第一〜第三実施形態のいずれかを使用する。
液体噴射装置30は、紙等の被記録媒体44を主走査方向に搬送する一対の搬送手段41、42と、被記録媒体44に液体を吐出する液体噴射ヘッド1、1’と、液体噴射ヘッド1、1’を載置するキャリッジユニット43と、液体タンク34、34’に貯留した液体を流路部35、35’に押圧して供給する液体ポンプ33、33’と、液体噴射ヘッド1、1’を主走査方向と直交する副走査方向に走査する移動機構40とを備えている。図示しない制御部は液体噴射ヘッド1、1’、移動機構40、搬送手段41、42を制御して駆動する。
一対の搬送手段41、42は副走査方向に延び、ローラ面を接触しながら回転するグリッドローラとピンチローラを備えている。図示しないモータによりグリッドローラとピンチローラを軸周りに移転させてローラ間に挟み込んだ被記録媒体44を主走査方向に搬送する。移動機構40は、副走査方向に延びた一対のガイドレール36、37と、一対のガイドレール36、37に沿って摺動可能なキャリッジユニット43と、キャリッジユニット43を連結し副走査方向に移動させる無端ベルト38と、この無端ベルト38を図示しないプーリを介して周回させるモータ39を備えている。
キャリッジユニット43は、複数の液体噴射ヘッド1、1’を載置し、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4種類の液滴を吐出する。液体タンク34、34’は対応する色の液体を貯留し、液体ポンプ33、33’、流路部35、35’を介して液体噴射ヘッド1、1’に供給する。各液体噴射ヘッド1、1’は駆動信号に応じて各色の液滴を吐出する。液体噴射ヘッド1、1’から液体を吐出させるタイミング、キャリッジユニット43を駆動するモータ39の回転及び被記録媒体44の搬送速度を制御することにより、被記録媒体44上に任意のパターンを記録することできる。
なお、本実施形態は、移動機構40がキャリッジユニット43と被記録媒体44を移動させて記録する液体噴射装置30であるが、これに代えて、キャリッジユニットを固定し、移動機構が被記録媒体を2次元的に移動させて記録する液体噴射装置であってもよい。つまり、移動機構は液体噴射ヘッドと被記録媒体とを相対的に移動させるものであればよい。
1 液体噴射ヘッド
2 圧電体基板
3 吐出溝、3a 第一吐出溝、3b 第二吐出溝、3c 第三吐出溝、3d 第四吐出溝
4 非吐出溝、4a 第一非吐出溝、4b 第二非吐出溝、4c 第三非吐出溝、4d 第四非吐出溝
5 溝列、5a 第一溝列、5b 第二溝列、5c 第三溝列、5d 第四溝列
8 カバープレート
9a、9b、9c、9d、9e 液室
10 ノズルプレート
10a 保護膜
11 ノズル
13a 共通駆動電極、13b 個別駆動電極
14a、14b 開口部
15a 共通ランド電極、15b 個別ランド電極
16a 共通貫通電極、16b 個別貫通電極
17a 共通配線、17b 個別配線
20 面取り部
K 基準方向、M 溝方向、US 上面、LS 下面、HS 配線面、SS 側面

Claims (12)

  1. 上面から下面に貫通する細長い吐出溝と上面から下面に貫通する細長い非吐出溝とが基準方向に交互に配列する溝列と、前記吐出溝の両側面に設置される共通駆動電極と、前記非吐出溝の両側面に設置される個別駆動電極と、前記共通駆動電極に電気的に接続し前記下面に設置される共通ランド電極と、前記個別駆動電極に電気的に接続し前記下面に設置される個別ランド電極とを備える圧電体基板と、
    前記吐出溝に連通するノズルと、前記個別ランド電極に電気的に接続する個別貫通電極と、前記個別貫通電極に電気的に接続し前記圧電体基板の側とは反対側の面に設置される個別配線とを備え、前記下面に接合されるノズルプレートと、を備える液体噴射ヘッド。
  2. 前記ノズルプレートは、前記下面から延出し前記上面の側に折り曲げられる請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
  3. 前記個別ランド電極は、前記吐出溝を挟んで隣接する2つの前記非吐出溝の前記吐出溝側の側面に設置される2つの前記個別駆動電極と電気的に接続する請求項1又は2に記載の液体噴射ヘッド。
  4. 前記ノズルプレートは、前記共通ランド電極に電気的に接続する共通貫通電極と、前記共通貫通電極に電気的に接続し前記圧電体基板の側とは反対側の面に設置される共通配線を備える請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  5. 前記ノズルプレートは、前記共通ランド電極に電気的に接続し前記圧電体基板の側の面に設置される共通配線を備える請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  6. 一の前記吐出溝に設置される前記共通駆動電極と、他の一の前記吐出溝に設置される他の前記共通駆動電極とは、前記共通配線を介して電気的に接続する請求項4又は5に記載の液体噴射ヘッド。
  7. 前記共通配線は、前記下面の法線方向から見る平面視において、前記非吐出溝を跨いで前記ノズルプレートに設置される請求項6に記載の液体噴射ヘッド。
  8. 前記非吐出溝の前記下面に開口する開口部は、前記吐出溝の前記下面に開口する開口部よりも溝方向の長さが長い請求項1〜7のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  9. 前記個別配線は保護膜により覆われている請求項1〜8のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  10. 前記溝列が基準方向に平行に複数並列する請求項1〜9のいずれか一項に記載の液体噴射ヘッド。
  11. 隣接する2つの前記溝列の、一方側の溝列に含まれる前記吐出溝の他方側の端部と、他方側の溝列に含まれる前記非吐出溝の一方側の端部とは離間し、かつ、前記圧電体基板の厚さ方向において重なる請求項10に記載の液体噴射ヘッド。
  12. 請求項1に記載の液体噴射ヘッドと、
    前記液体噴射ヘッドと被記録媒体とを相対的に移動させる移動機構と、
    前記液体噴射ヘッドに液体を供給する液体供給管と、
    前記液体供給管に前記液体を供給する液体タンクと、を備える液体噴射装置。
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