JP2015038904A - 情報処理装置および冷却ファンの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】例えばサポートする複数の設置性ごとに、冷却ファンを適切に制御することを可能とした情報処理装置を提供する。【解決手段】実施形態によれば、情報処理装置は、冷却ファンと、センサと、前記冷却ファンの回転数を制御する冷却ファン制御手段とを具備する。筐体は、矩形の前面の長手方向の第1の辺が垂直に向けられた第1の方向または前記第1の辺が水平に向けられた第2の方向で設置可能であって、前記第1の辺が水平に向けられ、かつ、前記第1の辺と直交する前記前面の第2の辺の方向が前記第2の方向に設置された場合と対向する第3の方向でラック内に設置可能に構成される。前記冷却ファン制御手段は、前記センサの検出結果に基づき、前記筐体が前記ラック外に設置されている場合と前記筐体が前記ラック内に設置されている場合とで異なる値となるように前記冷却ファンの回転数を制御する。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、情報処理装置および冷却ファンの制御方法に関する。
サーバやパーソナルコンピュータ等の情報処理装置には、通常、筐体内を冷却するための冷却ファンが設けられる。情報処理装置の中には、例えば、縦置き、横置きの双方が可能に構成された、複数の設置性をサポートするものが存在する。そして、冷却ファンの冷却効率は、情報処理装置がどのような状態で設置されているかによって異なってくる。例えば、縦置きされた際には上部に位置する排気口が、横置きされた際には側部に位置するような場合では、熱は上部からの方が放出させ易いことから、横置きされた際には、縦置きされた際と比較して、冷却ファンの冷却効率は低下する。
筐体内の温度を監視するために、温度センサを搭載することも考えられるが、温度センサは比較的高価な電子部品であるので、温度センサによらずに、冷却ファンを適切に制御するための仕組みがこれまでも種々提案されている。
情報処理装置がどのような状態で設置されているのかを判定する手法として、重力の方向を検出する機能を有する3軸加速度センサを利用する方法が知られている。しかしながら、例えば同じ横置きでも、ラックに収納された場合とそうでない場合とでは冷却ファンの冷却効率は異なるし、また、例えば同じ縦置きでも、吸気口を壁面に近づけて設置した場合とそうでない場合とでは冷却ファンの冷却効率は異なる。
本発明は、例えばサポートする複数の設置性ごとに、冷却ファンを適切に制御することを可能とした情報処理装置および冷却ファンの制御方法を提供することを目的とする。
実施形態によれば、情報処理装置は、矩形の前面を有し、前記前面の長手方向の第1の辺が垂直に向けられた第1の方向または前記第1の辺が水平に向けられた第2の方向で設置可能な筐体と、前記筐体の設置向きを検出するセンサと、冷却ファンと、前記センサの検出結果に基づき、前記冷却ファンの回転数を制御する冷却ファン制御手段とを具備する。前記筐体は、前記第1の辺が水平に向けられ、かつ、前記第1の辺と直交する前記前面の第2の辺の方向が前記第2の方向に設置された場合と対向する第3の方向でラック内に設置可能に構成される。前記冷却ファン制御手段は、前記筐体が前記第1の方向または前記第2の方向で設置されていることを前記センサの検出結果が示している場合と前記筐体が前記第3の方向で設置されていることを前記センサの検出結果が示している場合とで前記冷却ファンの回転数を異なる値に設定することによって、前記筐体が前記ラック外に設置されている場合と前記筐体が前記ラック内に設置されている場合とで異なる値となるように前記冷却ファンの回転数を制御する。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について説明する。
まず、第1実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の情報処理装置のシステム構成を概略的に示す図である。本情報処理装置1は、例えばサーバなどと称されるコンピュータとして実現される。
図1に示すように、本情報処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)101、IOH(Input/Output HUB)102、ICH(Input/output Control HUB)103、主メモリ104、IOスロット105、HDD(Hard disk drive)106、IOデバイス107、BIOS(Basic Input/Output System)−ROM(Read Only Memory)108、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)109、3軸加速度センサ110、HW(Hardware)モニタ111、冷却ファン112等を有している。
ここで、3軸加速度センサ110は、筐体の設置向きを検出するために設けられたセンサであれる。このため、3軸加速度センサ110に限定されるものでなく、筐体の設置向きを検出できるセンサであれば、何でもよい。
例えばHDD106から主メモリ104に各種プログラムをロードして実行するCPU101は、その処理によって発熱し、筐体内に熱を放出する。冷却ファン112は、吸気口から外気を取り込んで筐体内の熱を排気口から排出するためのものであり、例えば、吸気口の近くに設けられる。冷却ファン112の駆動制御および監視は、HWモニタ111によって司られている。
BIOS−ROM108に格納されるBIOS(以下、BIOS108と表記することがある)は、ハードウェア制御のためのプログラムであり、ファン回転数制御モジュール108Aを有している。BIOS108のファン回転数制御モジュール108Aは、EEPROM109に格納されたファン回転数情報109Aと3軸加速度センサ110の検出結果とに基づき、(HWモニタ111を介して)冷却ファン112の回転数を適切に制御するためのモジュールである。
ここで、図2乃至図4を参照して、本情報処理装置1がサポートする複数の設置性と、当該複数の設置性をサポートする本情報処理装置1が設置性ごとに実行する冷却ファン112の制御の基本原理について説明する。
図2は、本情報処理装置1がサポートする第1の設置性(縦置き)を示すための外観図である。
図2に示すように、本情報処理装置1は、箱型の筐体10を有している。本情報処理装置1の筐体10は、第1に、矩形の前面(「ABCDEFG」のロゴタイプが表されたフロントパネル)の長手方向を垂直に向けた縦置きをサポートする。筐体10の前面には、外気を取り込むための吸気口11が設けられ、(縦置きの場合における)上面には、マザーボード(MB)100上のCPU101等を含む各部品から発せられた熱を排出するための排気口12が設けられる。前述したように、本情報処理装置1では、冷却ファン112は、吸気口11の近くに設けられているものとする。
また、図3は、本情報処理装置1がサポートする第2の設置性(横置き)を示すための外観図である。
図3に示すように、本情報処理装置1の筐体10は、第2に、前面の長手方向を水平に向けた横置きをサポートする。筐体10の(横置きの場合における)下面には、フットスタンド13が四隅に設けられている。このフットスタンド13は、本情報処理装置1が仕様通りに横置きされるように、つまり、本情報処理装置1を横置きに設置する場合に天地(上下)が逆転しないようにする役割も担っている。
図2に示した縦置きの場合、排気口12は上部に位置する。これに対して、図3に示す横置きの場合、排気口12は側部に位置することになる。熱は上方向に伝わる性質があるので、(排気口12が上部に位置する)縦置きの場合と比較すると、(排気口12が側部に位置する)横置きの場合には、冷却ファン112の冷却効率が低下する。
そこで、BIOS108のファン回転数制御モジュール108Aは、第1に、3軸加速度センサ110の検出結果が横置きを示している場合、(縦置きを示している場合と比較して)冷却ファン112の回転数を高くする。縦置きの場合の冷却ファン112の回転数や横置きの場合の冷却ファン112の回転数は、ファン回転数情報109AとしてEEPROM109に格納されている。
また、図4は、本情報処理装置1がサポートする第3の設置性(ラックマウント)を示すための外観図である。
図4に示すように、本情報処理装置1の筐体10は、第3に、ラックマウントキット21a,21bによってラック2内に設置するいわゆるラックマウントをサポートする。ラックマウントキット21a,21bとラック2とは、ラックマウントキット−ラック固定用ネジ22aで固定し、また、ラックマウントキット21a,21bと筐体10とは、ラックマウントキット−筐体固定用ネジ22bで固定するようになっている。
ラックマウントキット[1]21aとラックマウントキット[2]21bとは、互いに構造が異なっており、ラックマウントキット[1]21aは、ラック2に正しく固定されると、本情報処理装置1に外部電源を供給するためのACアダプタ14を載置するスペースが確保されるように構成されている。換言すると、ラックマウントキット[1]21aは、仮に、ラックマウントキット[2]21bが取り付けられるべき箇所に誤って取り付けられると、(載置台が下向きとなって)ACアダプタ14を載せられずに落下してしまう構造となっている。このように、ラックマウントキット21a,21bは、必然的にラック2に正しく取り付けられるように構造的な工夫が施されている。
なお、ラックマウントキット[1]21aは、筐体10への取り付けについては、筐体10に設けられるラックマウントキット−筐体固定用ネジ22b用のネジ穴との関係(位置や数)によって、ラックマウントキット[2]21bが取り付けられるべき箇所に誤って取り付けられてしまうことはない。即ち、本情報処理装置1の筐体10は、ラック2内に正しい向きでのみ設置されるように構成されている。
図4に示すように、本情報処理装置1の筐体10は、ラックマウント時、前面の長手方向が水平に向けられた状態となる。これは、図3に示した横置きと同じである。ラック内とラック外とでは、言うまでもなく、ラック内の方が、冷却ファン112の冷却効率は低下する。
そこで、本情報処理装置1は、ラックマウント時、筐体10が横置きの場合と天地(上下)が逆転する仕様とした。前述したように、本情報処理装置1の筐体10は、ラック2内に正しい向きでのみ設置されるように構成されている。この正しい向きを、横置きの場合と天地(上下)を逆転させた向きとする。より具体的には、筐体10を、フットスタンド13を上に向けた状態でのみラック2に設置されるようにする。
これにより、縦置きか横置きかに加えて、横置きかラックマウントかをも3軸加速度センサ110によって判別することが可能となる。BIOS108のファン回転数制御モジュール108Aは、第2に、3軸加速度センサ110の検出結果がラックマウントを示している場合、(横置きを示している場合と比較して)冷却ファン112の回転数をさらに高くする。ラックマウントの場合の冷却ファン112の回転数も、ファン回転数情報109AとしてEEPROM109に格納されている。
このように、ラックマウント時には、筐体10が横置きの場合と天地(上下)が逆転するような仕組みを備えることにより、本情報処理装置1は、既存の3軸加速度センサ110を活用して、コストアップを招くことなく、さらに、ラック内かラック外かによって冷却ファン112の回転数を適切に制御することを実現する。つまり、サポートする複数の設置性ごとに、冷却ファンを適切に制御することを可能とする。
なお、筐体10に設けられるラックマウントキット−筐体固定用ネジ22b用のネジ穴との関係によって、ラックマウントキット21a,21bは、筐体10に正しく取り付けられる旨を説明したが、これに限らず、様々な方法が適用可能である。
例えば、筐体10の排気口12が設けられる方の(ラックマウント時における)側面に固定されるラックマウントキット[2]21bにのみ穴をあける。また、この穴は、ラックマウントキット[2]21bの高さ方向の中間点ではなく、上下のどちらかにすれた一とする。さらに、筐体10の対応する部分には突起を設けておく。左右反対にラックマウントキット21a,21bを筐体10に取り付けようとすると、筐体10の突起が邪魔になり、取り付けられなくなる。これにより、ラックマウントキット21a,21bを筐体10に正しく取り付けるように誘導することができる。なお、ラックマウントキット21a,21bが誤って取り付けられることを防止する観点から言えば、(反対側の)ラックマウントキット[1]21aに穴をあけ、かつ、筐体10の対応する部分に突起を設けるようにしても構わないが、筐体10を縦置きに設置する場合、筐体10の排気口12が設けられる面が上面となるので、突起を設ける面は、当該排気口12が設けられる面とすることが好ましい(下面となる面に突起を設けることは好ましくない)。
また、例えば、図5に示すように、筐体10の周壁面の排気口12が設けられる部分を凸形状にすることによって、(ACアダプタ14を載置するスペースを確保するための構造を持つ)ラックマウントキット[1]21aを当該排気口12側に取り付けられないようにしてもよい。
なお、フロントパネルのロゴタイプは、横置き用に作成すると、本情報処理装置1の場合、ラックマウント時に文字が上下逆になってしまうので、図2に示したように、縦置き用に作成することが好ましい。フロントパネルのロゴタイプを縦置き用に作成することによって、図3および図4に示したように、横置きおよびラックマウントのいずれにも違和感なく対応させることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。
次に、第2実施形態について説明する。
図6は、本実施形態の情報処理装置のシステム構成を概略的に示す図である。本情報処理装置1は、例えばサーバなどと称されるコンピュータとして実現される。
図6に示すように、本情報処理装置1は、CPU101、IOH102、ICH103、主メモリ104、IOスロット105、HDD106、IOデバイス107、BIOS−ROM108、EEPROM109、HWモニタ111、冷却ファン112a,112b等を有している。第1実施形態との構成上の違いは、本情報処理装置1では、3軸加速度センサ(110)を持たず、かつ、冷却ファン(112a,112b)が2つ設けられている。なお、ここでは、冷却ファンが2つ設けられる例を示すが、3つ以上の冷却ファンが存在してもよい。
また、本情報処理装置1においては、HWモニタ111が、閾値設定情報111Aを保持する。閾値設定情報111Aは、冷却ファン112a,112bの回転数の上限閾値および下限閾値を示す情報であり、HWモニタ111は、冷却ファン112a,112bの回転数が上限閾値を越えていないか、下限閾値を下回っていないかを監視する。また、HWモニタ111は、冷却ファン112a,112bに異常が発生したことを記録するステータスレジスタ111Bを有している。
図7は、本情報処理装置1の外観を示す図である。
図7に示すように、本情報処理装置1は、2つの吸気口(11a,11b)が設けられている。また、これら2つの吸気口11a,11bは、筐体10の互いに異なる面に各々設けられている。前述したように、本情報処理装置1は、2つの冷却ファン112a、112bが設けられており、図7に示すように、各々が異なる吸気口11a,11bの近くに設けられている。
いま、図7に示すように、本情報処理装置1の筐体10が、冷却ファン[1]112aの吸気口[1]11aを塞ぐように壁面近くに設置されたものとする。すると、冷却ファン[1]112aが吸気する風量が少なくなり、各部品を冷却するのに十分な風量を筐体内に供給することができなくなる。そこで、本情報処理装置1は、このような場合、冷却ファン[2]112bの回転数を上げて風量を増大させ、冷却ファン[1]112aにおいて減少した風量を補うようにした。
具体的には、冷却ファンは、吸気口が壁面近くになるように置くなどして筐体内の静圧が上がると回転数も上がる特性があることから(回転数は上がるが、風量は上がらず逆に下がっていく)、例えば出荷時等において予め設定された閾値設定情報111Aで示される上限閾値(初期値)を越えたことをHWモニタ111が検知したら、BIOS108のファン回転数制御モジュール108Aは、風量が低下していると判断する。図7に示す例では、冷却ファン[1]112aの風量低下が検知されることになる。
HWモニタ111は、冷却ファン[1]112aの回転数が閾値設定情報111Aで示される上限閾値を越えたことを検知すると、ステータスレジスタ111Bをセットし、ICH103を介してCPU101に対するSMI(System Management Interrupt)を発生させることにより、その旨をBIOS108に通知する。BIOS108は、この通知を受けると、HWモニタ111のステータスレジスタ111Bを参照して、SMIの発生要因である冷却ファン[1]112aの回転数が上限閾値を越えたことを認識する。
ファン回転数制御モジュール108Aは、(回転数が下限閾値を下回るのではなく、回転数が上限閾値を越えたことにより)冷却ファン[1]112aの風量が低下していると判断すると、冷却ファン[1]112aにおいて減少した風量を補うために、HWモニタ111を介して冷却ファン[2]112bの回転数を上昇させる。本情報処理装置1のEEPROM109に格納されるファン回転数情報109Aには、冷却ファン[1]112aの回転数の上昇度に応じて、冷却ファン[2]112bの回転数の上昇幅を決定するための情報が含まれている。上昇後の回転数は、少なくとも上限閾値(初期値)を上回る値である。
冷却ファン[2]112bの回転数を上昇させると、今度は、冷却ファン[2]112bの回転数が上限閾値を越えたことがHWモニタ111によって検知される。HWモニタ111は、ステータスレジスタ111Bのセットを行い、ICH103を介してCPU101に対するSMIを発生させることになる。
この通知を受けると、BIOS108のファン回転数制御モジュール108Aは、HWモニタ111のステータスレジスタ111Bをリセットすると共に、HWモニタ111の閾値設定情報111Aの再設定を行う。ファン回転数制御モジュール108Aは、上限閾値(初期値)を越えた冷却ファン[1]112aの回転数を中心として、新たに上限閾値および下限閾値を再設定する。下限閾値は、上限閾値(初期値)の近傍の値とする。ここでのステータスレジスタ111Bのリセットは、その後の冷却ファン112a,112bの異常検知に備えるために行うものである。例えば、冷却ファン[2]112bの回転数が下限閾値を下回ったら、(HWモニタ111が発生させたSMIによりその旨を認識する)ファン回転数制御モジュール108Aは、冷却ファン[2]112bに故障が発生したと判定する。
一方、冷却ファン[1]112aの回転数が下限閾値を下回った場合は、吸気口[1]11aが壁面から遠ざかり、吸気する風量が回復した可能性もある。そこで、ファン回転数制御モジュール108Aは、冷却ファン[2]112bの回転数を元に戻す。そうすると、今度は、冷却ファン[2]112bの回転数が下限閾値を下回ったことがHWモニタ111によって検知される。(冷却ファン[2]112bの回転数を元に戻したことによって)この通知を受けたファン回転数制御モジュール108Aは、HWモニタ111のステータスレジスタ111Bをリセットすると共に、HWモニタ111の閾値設定情報111Aを元に戻すべく再設定を行う。
もし、冷却ファン[1]112aが故障を発生させていたならば、冷却ファン[1]112aの回転数が下限閾値を下回ったことが(閾値設定情報111Aの再設定後に)再度HWモニタ111によって検知されることになる。従って、ファン回転数制御モジュール108Aは、この通知を受け取ることで、冷却ファン[2]112bに故障が発生したと判定することができる。
図8は、本情報処理装置1における冷却ファン112a,112bの制御手順を説明するための概念図である。
例えば吸気口[1]11aが壁面近くに位置して、静圧が上がったことにより冷却ファン[1]112aの回転数が上限閾値を越えて上昇すると、BIOS108のファン回転数制御モジュール108Aは、冷却ファン[2]112bの回転数を上昇させる(図8の(a))。この時、ファン回転数制御モジュール108Aは、上限閾値および下限閾値の再設定を併せて実施する(図8の(b))。
吸気口[1]11aが壁面から離れて、静圧が下がったことにより冷却ファン[1]112aの回転数が下限閾値を下回るまで減少すると、ファン回転数制御モジュール108Aは、冷却ファン[2]112bの回転数を元に戻す(図8の(b))。この時、ファン回転数制御モジュール108Aは、上限閾値および下限閾値を元に戻すための再設定を併せて実施する(図8の(c))。
なお、ここでは、冷却ファン[1]112aの回転数が上限閾値を越えたことに起因して、冷却ファン[2]112bの回転数を上昇させ、また、上限閾値および下限閾値を再設定する例を説明したが、逆に、冷却ファン[2]112bの回転数が上限閾値を越えた場合も、同様の処理が当然に実施される。また、3以上の冷却ファンのいずれか1つの冷却ファンの回転数が上限閾値を越えたことに起因して、その他の冷却ファンの回転数を上昇させる等の処理を行うことも可能である。
このように、本情報処理装置1は、例えば吸気口を壁面に近づけて設置した場合とそうでない場合とで冷却ファンの回転数を適切に制御することを実現する。
なお、本実施形態の動作制御処理は、ソフトウェア(プログラム)によって実現することができるので、このソフトウェアを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を通じてこのソフトウェアを通常のコンピュータにインストールして実行することにより、本実施形態と同様の効果を容易に実現することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…本情報処理装置、2…ラック、10…筐体、11,11a,11b…吸気口、12…排気口、13…フットスタンド、14…ACアダプタ、21a,21b…ラックマウントキット、22a…ラックマウントキット−ラック固定用ネジ、22b…ラックマウントキット−筐体固定用ネジ、100…マザーボード、101…CPU、102…IOH、103…ICH、104…主メモリ、105…IOスロット、106…HDD、107…IOデバイス、108…BIOS−ROM、108A…ファン回転数制御モジュール、109…EEPROM、109A…ファン回転数情報、110…軸加速度センサ、111…HWモニタ、111A…閾値設定情報、111B…ステータスレジスタ、112,112a,112b…冷却ファン。
Claims (14)
- 矩形の前面を有し、前記前面の長手方向の第1の辺が垂直に向けられた第1の方向または前記第1の辺が水平に向けられた第2の方向で設置可能な筐体と、
前記筐体の設置向きを検出するセンサと、
冷却ファンと、
前記センサの検出結果に基づき、前記冷却ファンの回転数を制御する冷却ファン制御手段と
を具備し、
前記筐体は、前記第1の辺が水平に向けられ、かつ、前記第1の辺と直交する前記前面の第2の辺の方向が前記第2の方向に設置された場合と対向する第3の方向でラック内に設置可能に構成され、
前記冷却ファン制御手段は、前記筐体が前記第1の方向または前記第2の方向で設置されていることを前記センサの検出結果が示している場合と前記筐体が前記第3の方向で設置されていることを前記センサの検出結果が示している場合とで前記冷却ファンの回転数を異なる値に設定することによって、前記筐体が前記ラック外に設置されている場合と前記筐体が前記ラック内に設置されている場合とで異なる値となるように前記冷却ファンの回転数を制御する
情報処理装置。 - 前記筐体の設置向きを検出するセンサは、3軸加速度センサである請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記冷却ファン制御手段は、前記筐体が前記第3の方向で設置されていることを前記センサの検出結果が示している場合、前記筐体が前記第1の方向または前記第2の方向で設置されていることを前記センサの検出結果が示している場合よりも前記冷却ファンの回転数を高く設定する請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記筐体は、前記前面と直交し、かつ、前記第1の辺を含んでなる矩形の側面または下面に設けられるフットスタンドによって前記第2の方向で設置可能に構成される請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記筐体は、前記筐体を前記ラック内に設置するために前記筐体に取り付けられるラックマウントキットによって、前記第2の方向での前記ラック内への設置を防止し、前記第3の方向でのみ前記ラック内に設置可能に構成される請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記筐体は、前記前面と直交し、かつ、前記第2の辺を含んでなる矩形の側面または下面に設けられる排気口または吸気口によって、前記第2の方向での前記ラック内への設置を防止し、前記第3の方向でのみ前記ラック内に設置可能に構成される請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記筐体の前面には、前記筐体が前記第1の方向で設置された場合に正しい向きとなるようにロゴタイプが表される請求項1に記載の情報処理装置。
- 複数の冷却ファンと、
前記複数の冷却ファンの回転数を制御する冷却ファン制御手段と、
を具備し、
前記冷却ファン制御手段は、前記複数の冷却ファンの中の少なくとも1つの冷却ファンの回転数が上限閾値を越えた場合、その他の冷却ファンの回転数を上昇させる
情報処理装置。 - 前記冷却ファン制御手段は、前記その他の冷却ファンの回転数を上昇させる際、前記上限閾値および下限閾値を上げるべく再設定する請求項8に記載の情報処理装置。
- 前記冷却ファン制御手段は、前記少なくとも1つの冷却ファンの回転数が再設定後の下限閾値を下回った場合、前記その他の冷却ファンの回転数を初期値に戻す請求項9に記載の情報処理装置。
- 前記冷却ファン制御手段は、前記その他の冷却ファンの回転数を初期値に戻す際、前記上限閾値および前記下限閾値を初期値に戻すべく再設定する請求項10に記載の情報処理装置。
- 前記冷却ファン制御手段は、前記その他の冷却ファンの回転数が再設定後の下限閾値を下回った場合、前記その他の冷却ファンに故障が発生したと判定する請求項9に記載の情報処理装置。
- 前記再設定後の下限閾値は、再設定前の上限閾値の近傍の値である請求項9に記載の情報処理装置。
- 矩形の前面を有し、前記前面の長手方向の第1の辺が垂直に向けられた第1の方向または前記第1の辺が水平に向けられた第2の方向で設置可能な筐体を具備する情報処理装置における冷却ファンの制御方法であって、
前記筐体を、前記第1の辺が水平に向けられ、かつ、前記第1の辺と直交する前記前面の第2の辺の方向が前記第2の方向に設置された場合と対向する第3の方向でラック内に設置可能に構成し、
前記筐体が前記第1の方向、前記第2の方向または前記第3の方向にいずれの方向で設置されているのかを検出し、
前記筐体が前記第1の方向または前記第2の方向で設置されていることを検出した場合と前記筐体が前記第3の方向で設置されていることを検出した場合とで前記冷却ファンの回転数を異なる値に設定することによって、前記筐体が前記ラック外に設置されている場合と前記筐体が前記ラック内に設置されている場合とで異なる値となるように前記冷却ファンの回転数を制御する
冷却ファンの制御方法。
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