JP2015035481A - ヒータ装置、基板処理装置及びメンテナンス方法 - Google Patents

ヒータ装置、基板処理装置及びメンテナンス方法 Download PDF

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Abstract

【課題】立ち上げ時、メンテナンス時又は修理時におけるプロセストラブルの発生を抑制できるヒータ装置を提供すること。
【解決手段】筒体の断熱壁体と、前記断熱壁体の内周側に螺旋状に複数回巻回して配置され、両端部が断熱壁体の内周側から外周側へと貫通して前記断熱壁体の外方へと伸びる、ヒータエレメントと、を有する筒体の分割ヒータ装置が、軸方向に複数個積載されたヒータ装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒータ装置、基板処理装置及びメンテナンス方法に関する。
例えば半導体装置の製造においては、被処理体である半導体ウエハに対して、成膜処理、酸化処理、拡散処理、アニール処理、エッチング処理等の処理が施される。一般的に、これらの処理は、複数枚のウエハをバッチ式で処理可能な、ヒータ装置を有する縦型の基板処理装置で実施される(特許文献1参照)。
基板処理装置は、一般的に、前工程から基板処理装置へと搬送されるウエハを収納する密閉型収納容器とウエハボートとの間でウエハの移載を行うローディングエリアを有する。そして、このローディングエリアの上部空間に設けられたヒータ装置を有する炉体の内部にプロセスチューブ(以下、処理容器)が搬出入可能に設けられ、このプロセスチューブ内にウエハを収容したウエハボートが搬出入可能に構成される。
近年、直径が450mmの半導体ウエハの実用化が進められる等、処理基板の大型化が進んでおり、それに伴って、大型基板を製造できるようヒータ装置及びこのヒータ装置を有する基板処理装置の大型化が進められている。
特開2000−182979号公報
基板処理装置の立ち上げ時、メンテナンス時又は修理時においては、ヒータ装置を取り付ける作業や、取り外す作業が発生する場合がある。しかしながら、現在、ヒータ装置は、一体構造で設計されている。また、上述のように、ヒータ装置はローディングエリアの上方に設けられる。そのため、ヒータ装置の取り付け又は取り外しの作業工数の多さ及び作業効率の低さに起因して、プロセストラブルが誘発されるという問題点を有していた。
上記課題に対して、立ち上げ時、メンテナンス時又は修理時等におけるプロセストラブルの発生を抑制できるヒータ装置を提供する。
筒体の断熱壁体と、前記断熱壁体の内周側に螺旋状に複数回巻回して配置され、両端部が断熱壁体の内周側から外周側へと貫通して前記断熱壁体の外方へと伸びる、ヒータエレメントと、を有する筒体の分割ヒータ装置が、軸方向に複数個積載されたヒータ装置。
立ち上げ時、メンテナンス時又は修理時等におけるプロセストラブルの発生を抑制できるヒータ装置を提供できる。
本実施形態に係る基板処理装置の一例の概略構成図である。 本実施形態に係る熱処理炉の一例の概略構成図である。 本実施形態に係るヒータ装置の一例の概略斜視図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
本発明者らは、ヒータ装置及び基板処理装置に関して鋭意検討した結果、ヒータ装置を軸方向に分割することにより、種々のプロセストラブルを解決可能であることを見出した。本明細書においては、先ず、本実施形態に係る基板処理装置の一例の構成について説明する。次に、この基板処理装置が有するヒータ装置の構成及びメンテナンス方法の一例について、説明する。
(基板処理装置)
図1に、本実施形態に係る基板処理装置の一例の概略縦断面図を示す。なお、図1においては、説明のために、x軸方向を前後方向の前方向とし、z軸方向を上下方向の上方向として、説明する。また、図2に、本実施形態に係る熱処理炉の一例の概略構成図を示す。
基板処理装置10は、載置台(ロードポート)20、筐体30及び制御部70を有する。
載置台20は、筐体30内の前方に設けられ、筐体30内へのウエハWの搬入搬出を行うためのものである。載置台20は、複数枚例えば50枚程度のウエハWを所定の間隔で収納可能な密閉型収納容器(FOUP、基板搬送機器とも称される)21、22が載置可能に構成される。密閉型収納容器21、22は、前工程から基板処理装置10へとウエハWを搬入する又は基板処理装置10から後工程へとウエハWを搬出するための収納容器であり、前面に図示しない蓋を着脱可能に備える。
また、載置台20の下方には、後述する移載機構47により移載されたウエハWの外周に設けられた切欠部(例えばノッチ)を一方向に揃えるための整列装置(アライナ)23が設けられていても良い。
筐体30は、作業領域であるローディングエリア40及び熱処理炉60を有する。ローディングエリア40は、筐体30内の下方であって、載置台20の後方に設けられており、熱処理炉60は、筐体30内であって、ローディングエリア40の上方に設けられている。また、ローディングエリア40と熱処理炉60との間には、ベースプレート31が設けられている。
ローディングエリア40は、密閉型収納容器21、22と、後述するウエハボート44との間でウエハWの移載を行う領域である。また、ウエハボート44を処理容器65内に搬入し、処理後のウエハボート44を処理容器65から搬出する。ローディングエリア40には、ドア機構41、シャッター機構42、蓋体43、ウエハボート44、移載機構47及び昇降機構94等が設けられている。
ドア機構41は、密閉型収納容器21、22の蓋を取外して密閉型収納容器21、22内をローディングエリア40内に連通開放するためのものである。
シャッター機構42は、ローディングエリア40の上方に設けられている。シャッター機構42は、炉口68から高温の炉内の熱がローディングエリア40に放出されるのを制御するために、蓋体43を開けている(降下している)場合に炉口68を塞ぐように設けられている。
蓋体43は、保温筒48を有する。保温筒48は、蓋体43上に設けられている。保温筒48は、ウエハボート44が蓋体43側との伝熱により冷却されることを防止するためのものである。
昇降機構94は、ウエハボート44のローディングエリア40から処理容器65に対する搬出入に際し、蓋体43を昇降駆動する。そして、昇降機構94により上昇した蓋体43が、処理容器65内に搬入されているときに、蓋体43は、炉口68に当接して炉口68を密閉するように設けられている。そして、蓋体43に載置されているウエハボート44は、処理容器65内でウエハWを水平面内で回転可能に保持することができる。即ち、昇降機構94は、ウエハボート44を、熱処理炉60内に位置するロード位置と、熱処理炉60外に位置し、ロード位置の下方に位置するアンロード位置との間で昇降させることができる。
なお、図1では、ウエハボート44を1つ有する構成を示したが、基板処理装置10は、ウエハボート44を複数有する構成であっても良い。
ウエハボート44は、例えば、石英製であり、大口径例えば直径300mm又は450mm等のウエハWを、水平状態で上下方向に所定の間隔で搭載するように構成されている。
移載機構47は、密閉型収納容器21、22と、ウエハボート44との間でウエハWの移載を行うためのものである。移載機構47は、基台57、昇降アーム58、及び、複数のフォーク(移載板)59を有する。基台57は、昇降及び旋回可能に設けられている。昇降アーム58は、昇降可能に設けられ、基台57は、昇降アーム58に水平旋回可能に設けられている。
熱処理炉60は、複数枚のウエハWを収容して、所定の熱処理を施すための縦型炉であり、処理容器65を備えている。処理容器65は、後述するマニホールド84(図2参照)を介してベースプレート31に支持されている。
制御部70は、例えば、演算処理部、記憶部及び表示部を有する。演算処理部は、例えばCPU(Central Processing Unit)を有するコンピュータである。記憶部は、演算処理部に、各種の処理を実行させるためのプログラムを記録した、例えばハードディスクにより構成されるコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。表示部は、例えばコンピュータの画面よりなる。演算処理部は、記憶部に記録されたプログラムを読み取り、そのプログラムに従って、基板処理装置を構成する各部に制御信号を送り、各種熱処理を実行する。
次に、本実施形態に係る基板処理装置10の熱処理炉60部分の詳細な構成例について、図2を参照して説明する。
図2に示す例では、縦型の熱処理炉60は、長手方向が垂直である処理容器65を有する。処理容器65は、有天井の外筒80と、この外筒80の内周側に同心的に配置された円筒体の内筒82とを有する、2重管構造で構成される。
外筒80及び内筒82は、石英等の耐熱性材料から形成される。また、外筒80及び内筒82は、ステンレススチール等から形成されるマニホールド84によって、その下端部が保持される。マニホールド84は、ベースプレート31に固定される。なお、マニホールド84を設けず、処理容器65全体を、例えば石英により形成する構成であっても良い。
マニホールド84の下端部の開口部には、例えばステンレススチール等からなる円盤状のキャップ部86が、Oリング等のシール部材88を介して気密防止可能に取り付けられている。また、例えばキャップ部86の略中心部には、軸90が挿通されている。この軸90の下方には、蓋体43が設けられ、軸90の上方には、例えばステンレススチールよりなるテーブル92が固定されている。
テーブル92上には、例えば石英製の保温筒48が設置されている。また、保温筒48上には、支持具として例えば石英製のウエハボート44が載置されている。
ウエハボート44には、例えば50〜150枚のウエハWが、所定の間隔で収容される。ウエハボート44、保温筒48、テーブル92及び蓋体43は、例えばボートエレベータである昇降機構94によって、処理容器65内にロード、アンロードされる。
熱処理炉60には、処理容器65内に処理ガスを導入するための、ガス導入手段96が設けられる。ガス導入手段96は、マニホールド84を気密に貫通するように設けられたガスノズル100を有する。なお、図3では、ガス導入手段96が1つ設置される構成を示したが、本発明はこの点において限定されない。使用するガス種の数等に応じて、複数のガス導入手段96を有する構成であっても良い。また、ガスノズル100から処理容器65へと導入されるガスは、図示しない流量制御機構により、流量制御される。
また、熱処理炉60には、ガス出口102が設けられており、ガス出口102には、排気系104が連結される。排気系104には、ガス出口102に接続された排気通路106と、排気通路106の途中に順次接続された圧力調整弁108及び真空ポンプ110を含む。排気系104により、処理容器65内の雰囲気を圧力調整しながら排気することができる。
処理容器65の外周側には、処理容器65を囲むようにして、ウエハW等の被処理体に熱処理を施すヒータ装置150が設けられる。
次に、本実施形態に係るヒータ装置150について、詳細に説明する。
(ヒータ装置)
図3に、本実施形態に係るヒータ装置の一例の概略斜視図を示す。なお、図3においては、断熱壁体152の天井面については省略している。
本実施形態に係るヒータ装置150は、筒体の断熱壁体152を有する。断熱壁体152は、例えば、熱伝導性が低く、柔らかい無定形のシリカ及びアルミナの混合物から形成することができる。
断熱壁体152は、その内周面が処理容器65の外周面に対して所定の距離離間するように配置される。また、断熱壁体152の外周には、図2に示す例では、ステンレススチール等から形成される保護カバー154が、断熱壁体152の外周全体を覆うように取り付けられている。
断熱壁体152の内周面側には、ヒータエレメント156が複数回巻回して設けられている。例えば、ヒータエレメント156は、筒体の断熱壁体152の中心軸を軸として、螺旋状に形成されている。
また、断熱壁体152には、ヒータエレメント156を所定のピッチで保持するための保持部材158が、断熱壁体152の軸方向に沿って設けられている。保持部材158は、断熱壁体152の周方向に対して、複数設けられていても良い。あるいは、断熱壁体152の内周面に溝部が形成され、この溝部にヒータエレメント156が収容される構成であっても良い。
本実施形態に係るヒータ装置150は、その軸方向に対して、複数のゾーンに分割されて形成されている。図1及び図3には、その下方から、150a〜150nのn個のゾーンに分割されている例を示す。なお、分割数については、特に限定されない。
断熱壁体152の軸方向に積載された分割ヒータ装置150a〜150nは、装置の使用中には、軸方向に隣り合う断熱壁体152同士がずれないように、例えば図示しない固定部材などで固定、係止又は接合されていることが好ましい。これにより、断熱壁体152の内部の断熱性が向上する。
分割ヒータ装置150aは、最も下方に設けられ、ヒータエレメント156が設けられておらず、他の構成要素と接続するための部分である。図2に示す例では、その底面は、ベースプレート31と接続されている。また、図2に示す例では、ガス出口102が設けられている。
分割ヒータ装置150b〜150nは、分割ヒータ装置150aの上方に設けられ、ヒータエレメント156が設けられている。即ち、分割ヒータ装置150b〜150nは、実質的にウエハWを熱処理するためのゾーンである。
分割ヒータ装置150b〜150nにおいて、各々に対応する断熱壁体152の内周面側にはヒータエレメント156が巻回して設けられている。そして、各々のゾーンのヒータエレメント156の端部には、図3に示す例では、断熱壁体152を貫通して断熱壁体152の外部へと伸びる、電極接続用の端子板160が設けられている。このような構成とすることにより、各々の分割ヒータ装置150b〜150nは、独立して温度制御することができる。即ち、軸方向において、温度バラツキが少ないヒータ装置とすることができる。なお、各々のゾーンの温度制御は、断熱壁体152近傍に設けられる図示しない熱電対により検出した温度に基づいて、制御部70により、各ゾーン毎に独立して、温度制御できる構成になっている。
端子板160は、溶断防止及び放熱量等の観点から、所定の断面積を有する板状に形成される。
分割ヒータ装置150b〜150nにおける、ヒータエレメント156の巻回の回数としては、特に制限されない。また、ヒータエレメント156のピッチとしては、特に制限されない。
また、分割ヒータ装置150b〜150nの各々における、ヒータエレメント156の巻回の回数やヒータエレメント156のピッチは、同じであっても良いし異なっていても良い。一般的には、ヒータ装置150を一例として上部、中部及び下部の3つのゾーンに分割した場合、中部の分割ヒータ装置は、ヒータエレメント156が相対的に密に巻回される。また、下部の分割ヒータ装置は、一般的に、ヒータエレメント156が相対的に疎に巻回される。
また、分割ヒータ装置150b〜150nには、断熱壁体152の外周側に、水冷配管162を設けることが好ましい。一般的に、ヒータ装置及び基板処理装置は、パーティクルの量や、温度、湿度等を厳密に制御するために、エアーコンディショナーを有するクリーンルーム内に設置される。クリーンルーム内での熱処理は、エアーコンディショナーに大きな負担がかかる。そのため、水冷配管162を用いてこの配管に流す冷却水を媒体として装置外部へと排出することにより、装置表面からクリーンルームへと放出される熱を抑制することができる。
水冷配管162は、断熱壁体152の外周側に螺旋状に複数回巻回して配置することが好ましい。これにより、水冷配管162に流す冷却水によって、効率的に装置表面を冷却することができる。
また、分割ヒータ装置150b〜150nの各々の水冷配管162の端部は、隣り合う分割ヒータ装置150b〜150nの水冷配管162の端部と係合可能に構成されることが好ましい。これにより、水冷配管162が直列に接続され、例えば、最上部の分割ヒータ装置150nの上端部の水冷配管162を介して冷却水が導入され、最下部の分割ヒータ装置150bの下端部の水冷配管162を介して冷却水が排出される。
従来のヒータ装置及び基板処理装置は、ヒータ装置が一体構造を有している。そのため、装置の立ち上げ時、メンテナンス時又は修理時においては、ヒータ装置全体を取り付ける又は取り外す必要があった。ヒータ装置は、図2に一例を示すように、排気系104が接続されているため、取り外しの際には、排気系104等を外す必要がある。また、ヒータ装置の近傍には、ガス導入手段96や、各構成要素を制御部70により制御するための図示しない配線が配設されているため、必要に応じてこれらの構成要素を取外す必要があった。そのため、工数が複雑になり、パーティクルの発生等のプロセストラブルが発生することがあった。また、ヒータ装置が一体構造を有しているため、ヒータエレメント156の断線時には、ヒータ装置全体を交換する必要があったため、コストが高くなるという問題点を有していた。
さらに、ヒータ装置は、図1に示すように、基板処理装置10のローディングエリア40の上方に配置される。基板処理装置10の筐体30の高さは、装置が配置される部屋の高さ等に応じて限られているため、ヒータ装置の取り付け及び取り外しの際には、ベースプレート31からのヒータ装置の持ち上げ量を小さく抑えた状態で作業する必要がある。例えば300mmのウエハWを処理する基板処理装置の場合、ヒータ装置の重量は200kg程度となるため、ローディングエリア40の上方にあるこのヒータ装置を取り付ける又は取り外す場合には、作業者の作業負荷が非常に大きいものとなる。
しかしながら、本実施形態に係るヒータ装置は、筒体の分割ヒータ装置が、軸方向に複数個積載されて構成されている。そのため、ヒータ装置150を5つに分割した場合、1つの分割ヒータ装置の重量は40kg程度となる。今後、ヒータ装置が大型化した場合であっても、分割数を大きくすることで、この分割ヒータ装置の取り付け及び取り外しの作業は、作業者の負荷の観点において、緩和される。
また、本実施形態に係るヒータ装置は、筒体の分割ヒータ装置が、軸方向に複数個積載されて構成されているため、例えば納品時において、分割ヒータ装置を現地で取り付けすることができる。
さらに、本実施形態に係るヒータ装置は、筒体の分割ヒータ装置が、軸方向に複数個積載されて構成されている。そのため、例えば、ヒータエレメント156がクリープ歪を生じ、その線長が経時的に伸びて軸方向で隣り合うヒータエレメント156同士が接触して断線した場合、断線箇所に対応する分割ヒータ装置のみを交換すれば良い。また、ヒータエレメント156が疲労した場合にも、同様に疲労したヒータエレメント156に対応する分割ヒータ装置のみを交換すれば良い。疲労したヒータエレメントは、例えば、ヒータエレメントの抵抗を測定し、所定の抵抗値を上回るヒータエレメントを疲労したヒータエレメントと判定することができる。
分割ヒータ装置の交換作業としては、具体的には、隣り合う分割ヒータ装置の固定部材による固定と、水冷配管の係合を解除し、該当する分割ヒータ装置の上方の分割ヒータ装置を持ち上げて、該当する分割ヒータ装置を新しい分割ヒータ装置に交換する。交換した後は、固定部材と水冷配管の設定を行うことにより、装置を稼動させることが可能となる。即ち、ヒータ装置全体を基板処理装置から取外す必要がないため、工数を大幅に削減することができる。また、ヒータ装置全体を取外す際に発生する、各種プロセストラブルの発生を抑制することができる。さらに、該当するヒータ装置のみを交換するため、交換時のパーツコストも削減することができる。
10 基板処理装置
20 載置台
23 整列装置
30 筐体
31 ベースプレート
40 ローディングエリア
44 ウエハボート
47 移載機構
60 熱処理炉
65 処理容器
70 制御部
94 昇降機構
150 ヒータ装置
152 断熱壁体
156 ヒータエレメント
162 水冷配管

Claims (8)

  1. 筒体の断熱壁体と、前記断熱壁体の内周側に螺旋状に複数回巻回して配置され、両端部が断熱壁体の内周側から外周側へと貫通して前記断熱壁体の外方へと伸びる、ヒータエレメントと、を有する筒体の分割ヒータ装置が、軸方向に複数個積載されたヒータ装置。
  2. 前記分割ヒータ装置は、前記断熱壁体の外周側に螺旋状に複数回巻回して配置される水冷配管であって、両端部が、隣り合う前記分割ヒータ装置の前記水冷配管と係合可能に構成される、水冷配管を更に有する、
    請求項1に記載のヒータ装置。
  3. 前記断熱壁体の外周面側であって、前記断熱壁体と前記水冷配管との間には、前記断熱壁体を保護する保護カバーが設けられている、
    請求項2に記載のヒータ装置。
  4. 隣り合う前記分割ヒータ装置は、固定部材によって互いに固定されている、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載のヒータ装置。
  5. 前記ヒータエレメントは、前記断熱壁体の内周面に形成された溝部を介して、前記断熱壁体に保持されている、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載のヒータ装置。
  6. 更にヒータエレメントを支持するための支持具を有する、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載のヒータ装置。
  7. 基板搬送機器を介して搬送された基板を処理可能な基板処理装置であって、当該基板処理装置は、
    処理容器と、
    前記処理容器を囲むように配置された、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のヒータ装置と、
    前記処理容器の下方側に位置するローディングエリア内に設けられ、前記基板を保持する保持具を、前記処理容器の外側領域である搬出位置と、前記処理容器の内側領域である搬入位置との間で昇降可能な昇降機構と、
    前記基板を前記基板搬送機器から前記保持具へと移載可能な移載機構と、
    を有する基板処理装置。
  8. 筒体の複数の分割ヒータ装置が軸方向に複数接合された筒体のヒータ装置のメンテナンス方法であって、
    前記分割ヒータ装置は、
    筒体の断熱壁体と、
    前記断熱壁体の内周側に螺旋状に複数回巻回して配置され、両端部が断熱壁体を径方向に貫通して前記断熱壁体の外部へと伸びる、ヒータエレメントと、
    前記断熱壁体の外周側に螺旋状に複数回巻回して配置される水冷配管であって、両端部が、隣り合う前記分割ヒータ装置の前記水冷配管と係合可能に構成される、水冷配管と、
    を有し、
    前記ヒータエレメントの故障時に、故障の前記ヒータエレメントに対応する前記分割ヒータ装置を交換する工程を含む、
    メンテナンス方法。
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