JP2010040919A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010040919A
JP2010040919A JP2008204345A JP2008204345A JP2010040919A JP 2010040919 A JP2010040919 A JP 2010040919A JP 2008204345 A JP2008204345 A JP 2008204345A JP 2008204345 A JP2008204345 A JP 2008204345A JP 2010040919 A JP2010040919 A JP 2010040919A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
wafer
boat
pod
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008204345A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoaki Yamada
清明 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2008204345A priority Critical patent/JP2010040919A/ja
Publication of JP2010040919A publication Critical patent/JP2010040919A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

【課題】石英ベースを設置する際に、落下の衝撃を和らげ、破損を防止することができる基板処理装置を提供する。
【解決手段】基板保持具と蓋体との間に緩衝部材266を複数設け、前記緩衝部材266は、突起部271と載置部272とを有し、前記突起部271は前記蓋体の外周側に位置し、前記載置部272は前記突起部271から前記蓋体の中心側に向かって暫時厚みを小さくするように形成され、スライドさせて抜き取り可能に構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体デバイス等の基板を処理するための基板処理装置に関する。
この種の基板処理装置としては、例えば、縦型炉の反応管を具備し、反応管の内部にはウエハを保持するボートが設けられ、反応管の下端部には反応管を閉塞するベースと炉口蓋体のシールキャップが設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。複数枚のウエハがボートに装填されると、複数枚のウエハを保持したボートは、ボートエレベータによって持ち上げられて処理室に搬入される。この状態で、シールキャップはベース、Oリングを介して反応管下端をシールした状態になる。そして処理後、ボートエレベータによりシールキャップが下降されて、反応管の下端が開口されるとともに、処理済ウエハがボートに保持された状態で反応管の下端から反応管の外部に搬出される。
特開2006−237287
しかしながら、シールキャップ上にベースを設置する際には、人体の影響によるベースへの汚染を防止すべく厚手の手袋をする。そのため、作業性が悪く、また、シールキャップの上面とベースの底面とは共に平面状に形成されているため、ベースの一方側とシールキャップの一方側とを片当りさせやすく、また、ベースは石英製で、シールキャップは金属製と材質が異なることもあり、脆い側のベースが割れてしまうという問題があった。一方、シールキャップとベースの間に緩衝材を単に設けた場合、処理中においては高温となるため、緩衝材からのアウトガスが発生し、処理室内を汚染させてしまうという懸念もあった。さらに、緩衝材を使用しない場合には、ベースを設置する際に、落下の衝撃を吸収できず、シールキャップ上で破損する可能性がある。
本発明の目的は、上記問題を解消し、石英ベースを設置する際に、落下の衝撃を和らげ、破損を防止することができ、基板の熱処理の際には、緩衝材をスムーズに取りはずすことができ、これにより、緩衝材からのアウトガスが発生し、処理室内を汚染させてしまうという問題を防止することができる基板処理装置を提供することを目的としている。
本発明の一態様によれば、基板を基板保持具で保持しつつ処理する処理室を有し、少なくとも一端側に開口部を有する反応容器と、前記基板保持具を支持しつつ前記開口部を閉塞する蓋体と、前記基板保持具と前記蓋体との間に複数設けられ、前記蓋体より外周側に位置する突起部と、該突起部に接続され、該突起部から前記蓋体の中心側に向かって暫時厚みを小さくする載置部とを有する緩衝部材とを備える基板処理装置が提供される。
本発明によれば、石英ベースを設置する際に、落下の衝撃を和らげ、破損を防止することができ、基板の熱処理の際には、緩衝材をスムーズに取りはずすことができ、これにより、緩衝材からのアウトガスが発生し、処理室内を汚染させてしまうというという問題を防止することができる。
本発明を実施するための最良の形態において、基板処理装置は、一例として、半導体装置(IC)の製造方法における処理工程を実施する半導体製造装置として構成されている。尚、以下の説明では、基板処理装置として基板に酸化、拡散処理やCVD処理などを行なう縦型の装置(以下、単に処理装置という)を適用した場合について述べる。図1は、本発明に適用される基板処理装置の平面透視図として示されている。また、図2は図1に示す基板処理装置の側面透視図である。
図1および図2に示されているように、シリコン等からなるウエハ(基板)200を収納したウエハキャリアとしてフープ(基板収容器。以下ポッドという。)110が使用されている本発明の基板処理装置100は、筐体111を備えている。筐体111の正面壁111aの正面前方部にはメンテナンス可能なように設けられた開口部としての正面メンテナンス口103が開設され、この正面メンテナンス口103を開閉する正面メンテナンス扉104a、104bがそれぞれ建て付けられている。
筐体111の正面壁111aにはポッド搬入搬出口(基板収容器搬入搬出口)112が筐体111の内外を連通するように開設されており、ポッド搬入搬出口112はフロントシャッタ(基板収容器搬入搬出口開閉機構)113によって開閉されるようになっている。
ポッド搬入搬出口112の正面前方側にはロードポート(基板収容器受渡し台)114が設置されており、ロードポート114はポッド110を載置されて位置合わせするように構成されている。ポッド110はロードポート114上に工程内搬送装置(図示せず)によって搬入され、かつまた、ロードポート114上から搬出されるようになっている。
筐体111内の前後方向の略中央部における上部には、回転式ポッド棚(基板収容器載置棚)105が設置されており、回転式ポッド棚105は複数個のポッド110を保管するように構成されている。すなわち、回転式ポッド棚105は垂直に立設されて水平面内で間欠回転される支柱116と、支柱116に上下四段の各位置において放射状に支持された複数枚の棚板(基板収容器載置台)117とを備えており、複数枚の棚板117はポッド110を複数個宛それぞれ載置した状態で保持するように構成されている。
筐体111内におけるロードポート114と回転式ポッド棚105との間には、ポッド搬送装置(基板収容器搬送装置)118が設置されており、ポッド搬送装置118は、ポッド110を保持したまま昇降可能なポッドエレベータ(基板収容器昇降機構)118aと搬送機構としてのポッド搬送機構(基板収容器搬送機構)118bとで構成されており、ポッド搬送装置118はポッドエレベータ118aとポッド搬送機構118bとの連続動作により、ロードポート114、回転式ポッド棚105、ポッドオープナ(基板収容器蓋体開閉機構)121との間で、ポッド110を搬送するように構成されている。
筐体111内の前後方向の略中央部における下部には、サブ筐体119が後端にわたって構築されている。サブ筐体119の正面壁119aにはウエハ200をサブ筐体119内に対して搬入搬出するためのウエハ搬入搬出口(基板搬入搬出口)120が一対、垂直方向に上下二段に並べられて開設されており、上下段のウエハ搬入搬出口120、120には一対のポッドオープナ121、121がそれぞれ設置されている。
ポッドオープナ121はポッド110を載置する載置台122、122と、ポッド110のキャップ(蓋体)を着脱するキャップ着脱機構(蓋体着脱機構)123、123とを備えている。ポッドオープナ121は載置台122に載置されたポッド110のキャップをキャップ着脱機構123によって着脱することにより、ポッド110のウエハ出し入れ口を開閉するように構成されている。
サブ筐体119はポッド搬送装置118や回転式ポッド棚105の設置空間から流体的に隔絶された移載室124を構成している。移載室124の前側領域にはウエハ移載機構(基板移載機構)125が設置されており、ウエハ移載機構125は、ウエハ200を水平方向に回転ないし直動可能なウエハ移載装置(基板移載装置)125aおよびウエハ移載装置125aを昇降させるためのウエハ移載装置エレベータ(基板移載装置昇降機構)125bとで構成されている。これら、ウエハ移載装置エレベータ125bおよびウエハ移載装置125aの連続動作により、ウエハ移載装置125aのツイーザ(基板保持体)125cをウエハ200の載置部として、ボート(基板保持具)217に対してウエハ200を装填(チャージング)および脱装(ディスチャージング)するように構成されている。
図1に示されているように移載室124のウエハ移載装置エレベータ125b側と反対側である右側端部には、清浄化した雰囲気もしくは不活性ガスであるクリーンエア133を供給するよう供給フアンおよび防塵フィルタで構成されたクリーンユニット134が設置されており、ウエハ移載装置125aとクリーンユニット134との間には、ウエハの円周方向の位置を整合させる基板整合装置としてのノッチ合わせ装置135が設置されている。
クリーンユニット134から吹き出されたクリーンエア133は、ノッチ合わせ装置135およびウエハ移載装置125aに流通された後に、図示しないダクトにより吸い込まれて、筐体111の外部に排気がなされるか、もしくはクリーンユニット134の吸い込み側である一次側(供給側)にまで循環され、再びクリーンユニット134によって、移載室124内に吹き出されるように構成されている。
移載室124の後側領域には、大気圧未満の圧力(以下、負圧という。)を維持可能な機密性能を有する筐体(以下、耐圧筐体という。)140が設置されており、この耐圧筐体140によりボート217を収容可能な容積を有するロードロック方式の待機室であるロードロック室141が形成されている。
耐圧筐体140の正面壁140aにはウエハ搬入搬出開口(基板搬入搬出開口)142が開設されており、ウエハ搬入搬出開口142はゲートバルブ(基板搬入搬出口開閉機構)143によって開閉されるようになっている。耐圧筐体140の一対の側壁にはロードロック室141へ窒素ガスを給気するためのガス供給管144と、ロードロック室141を負圧に排気するための排気管145とがそれぞれ接続されている。
ロードロック室141上方には、処理炉202が設けられている。処理炉202の下端部は炉口ゲートバルブ(炉口開閉機構)147により開閉されるように構成されている。耐圧筐体140の正面壁140aの上端部には、炉口ゲートバルブ147を処理炉202の下端部の開放時に収容する炉口ゲートバルブカバー(図示省略)が取り付けられている。
図1に示されているように、耐圧筐体140にはボート217を昇降させるためのボートエレベータ(基板保持具昇降機構)115が設置されている。ボートエレベータ115に連結された連結具としてのアーム128には蓋体としてのシールキャップ219が水平に据え付けられており、シールキャップ219はボート217を垂直に支持し、処理炉202の下端部を閉塞可能なように構成されている。ボート217は複数本の保持部材を備えており、複数枚(例えば、50枚〜125枚程度)のウエハ200をその中心を揃えて垂直方向に整列させた状態で、それぞれ水平に保持するように構成されている。
次に、本発明の処理装置の動作について説明する。
図1および2に示されているように、ポッド110がロードポート114に供給されると、ポッド搬入搬出口112がフロントシャッタ113によって開放され、ロードポート114の上のポッド110はポッド搬送装置118によって筐体111の内部へポッド搬入搬出口112から搬入される。
搬入されたポッド110は回転式ポッド棚105の指定された棚板117へポッド搬送装置118によって自動的に搬送されて受け渡され、一時的に保管された後、棚板117から一方のポッドオープナ121に搬送されて載置台122に移載されるか、もしくは直接ポッドオープナ121に搬送されて載置台122に移載される。この際、ポッドオープナ121のウエハ搬入搬出口120はキャップ着脱機構123によって閉じられており、移載室124にはクリーンエア133が流通され、充満されている。例えば、移載室124にはクリーンエア133として窒素ガスが充満することにより、酸素濃度が20ppm以下と、筐体111の内部(大気雰囲気)の酸素濃度よりも遥かに低く設定されている。
載置台122に載置されたポッド110はその開口側端面がサブ筐体119の正面壁119aにおけるウエハ搬入搬出口120の開口縁辺部に押し付けられるとともに、そのキャップがキャップ着脱機構123によって取り外され、ポッド110のウエハ出し入れ口が開放される。また、予め内部が大気圧状態とされていたロードロック室141のウエハ搬入搬出開口142がゲートバルブ143の動作により開放されると、ウエハ200はポッド110からウエハ移載装置125aのツイーザ125cによってウエハ出し入れ口を通じてピックアップされ、ノッチ合わせ装置135にてウエハを整合した後、ウエハ搬入搬出開口142を通じてロードロック室141に搬入され、ボート217へ移載されて装填(ウエハチャージング)される。ボート217にウエハ200を受け渡したウエハ移載装置125aはポッド110に戻り、次のウエハ110をボート217に装填する。
この一方(上段または下段)のポッドオープナ121におけるウエハ移載装置125によるウエハのボート217への装填作業中に、他方(下段または上段)のポッドオープナ121には回転式ポッド棚105ないしロードポート114から別のポッド110がポッド搬送装置118によって搬送され、ポッドオープナ121によるポッド110の開放作業が同時進行される。
予め指定された枚数のウエハ200がボート217に装填されると、ウエハ搬入搬出開口142がゲートバルブ143によって閉じられ、ロードロック室141は排気管145から真空引きされることにより、減圧される。
ロードロック室141が処理炉202内の圧力と同圧に減圧されると、処理炉202の下端部が炉口ゲートバルブ147によって開放される。このとき、炉口ゲートバルブ147は炉口ゲートバルブカバー(図示省略)の内部に搬入されて収容される。続いて、シールキャップ219がボートエレベータ115の昇降台161によって上昇されて、シールキャップ219に支持されたボート217が処理炉202内へ搬入(ローディング)されて行く。
ローディング後は、処理炉202にてウエハ200に任意の処理が実施される。処理後は、ボートエレベータ115によりボート217が引き出され、更に、ロードロック室140内部を大気圧に復圧させた後にゲートバルブ143が開かれる。その後は、ノッチ合わせ装置135でのウエハの整合工程を除き、概上述の逆の手順で、ウエハ200およびポッド110は筐体111の外部へ払出される。
図3は本発明の実施の形態で好適に用いられる基板処理装置100の処理炉202の概略構成図であり、縦断面図として示されている。
図3に示されているように、処理炉202は加熱機構としてのヒータ206を有する。ヒータ206は円筒形状であり、保持板としてのヒータベース251に支持されることにより垂直に据え付けられている。
ヒータ206の内側には、例えば、炭化珪素(SiC)等の耐熱性材料からなり、上端が閉塞し、下端が開口した円筒形状である均熱管(外管)205が、ヒータ206と同心円状に配設されている。また、均熱管205の内側には、例えば石英(SiO)等の耐熱性材料からなり、上端が閉塞し、下端が開口した円筒形状である反応管(内管)204が、均熱管205と同心円状に配設されている。反応管204の筒中空部には処理室201が形成されており、基板としてのウエハ200を後述するボート217によって水平姿勢で垂直方向に多段に整列した状態で収容可能に構成されている。
反応管204の下端部にはガス導入部230が設けられており、ガス導入部230から反応管204の天井部233に至るまで反応管204の外壁に添ってガス導入管としての細管234が配設されている。ガス導入部230から導入されたガスは、細管234内を流通して天井部233に至り、天井部233に設けられた複数のガス導入口233aから処理室201内に導入される。また、反応管204の下端部のガス導入部230と異なる位置には、反応管204内の雰囲気を排気口231aから排気するガス排気部231が設けられている。
ガス導入部230には、ガス供給管232が接続されている。ガス供給管232のガス導入部230との接続側と反対側である上流側には、ガス流量制御器としてのMFC(マスフローコントローラ)241を介して図示しない処理ガス供給源、キャリアガス供給源、不活性ガス供給源が接続されている。なお、処理室201内に水蒸気を供給する必要がある場合は、ガス供給管232のMFC241よりも下流側に、図示しない水蒸気発生装置が設けられる。MFC241には、ガス流量制御部235が電気的に接続されており、供給するガスの流量が所望の量となるよう所望のタイミングにて制御するように構成されている。
ガス排気部231には、ガス排気管229が接続されている。ガス排気管229のガス排気部231との接続側とは反対側である下流側には圧力検出器としての圧力センサ245および圧力調整装置242を介して排気装置246が接続されており、処理室201内の圧力が所定の圧力となるよう排気し得るように構成されている。圧力調整装置242および圧力センサ245には、圧力制御部236が電気的に接続されており、圧力制御部236は圧力センサ245により検出された圧力に基づいて圧力調整装置242により処理室201内の圧力が所望の圧力となるよう所望のタイミングにて制御するように構成されている。
均熱管205と反応管204との間には、温度検出器としての温度センサ263が設置されている。ヒータ206と温度センサ263には、電気的に温度制御部238が接続されており、温度センサ263により検出された温度情報に基づきヒータ206への通電具合を調整することにより処理室201内の温度が所望の温度分布となるよう所望のタイミングにて制御するように構成されている。
ガス流量制御部235、圧力制御部236、駆動制御部237、温度制御部238は、操作部、入出力部をも構成し、基板処理装置全体を制御する主制御部239に電気的に接続されている。これら、ガス流量制御部235、圧力制御部236、駆動制御部237、温度制御部238、主制御部239はコントローラ240として構成されている。
基板保持具としてのボート217は、例えば石英や炭化珪素等の耐熱性材料からなり、複数枚のウエハ200を水平姿勢でかつ互いに中心を揃えた状態で整列させて保持するように構成されている。ボート217の下方には、例えば石英や炭化珪素等の耐熱性材料からなる円筒形状をした断熱部材としての断熱筒218がボート217を支持するように設けられており、ヒータ206からの熱が反応管204の下端側に伝わりにくくなるように構成されている。
反応管204の下端部には、反応管204の下端開口を気密に閉塞可能な保持体としてのベース257と、炉口蓋体としてのシールキャップ219とが設けられている。ベース257は例えば石英で構成され、円盤状に形成されている。シールキャップ219は例えばステンレス等の金属で構成され、円盤状に形成されている。
ベース257の上面には反応管204の下端と当接するシール部材としてのOリング220が設けられる。シールキャップ219の処理室201と反対側には、ボートを回転させる回転機構254が設置されている。回転機構254の回転軸255はシールキャップ219とベース257を貫通して、断熱筒218とボート217に接続されており、断熱筒218およびボート217を回転させることでウエハ200を回転させるように構成されている。シールキャップ219は反応管204の外部に垂直に設備された昇降機構としてのボートエレベータ115によって垂直方向に昇降されるように構成されており、これによりボート217を処理室201に対し搬入搬出することが可能となっている。回転機構254及びボートエレベータ115には、駆動制御部237が電気的に接続されており、所望の動作をするよう所望のタイミングにて制御するように構成されている。
緩衝部材266と、支持部264をシールキャップ219に設置した場合における反応管204の下端部周辺の拡大図を図4に示す。
シールキャップ219の上に支持部264が載せられ、さらに支持部264に設けられた支持溝268に緩衝部材266が取り付けられ、さらに緩衝部材266の載置部272の上にベース257が載置されている。
緩衝部材266を図5に示す。図5(a)は平面図、図5(b)は断面図である。
緩衝部材266は例えばベースより耐衝撃性に優れる材質としてPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)で構成され、平面からみて四角状に形成されている。緩衝部材266は、突起部271と載置部272とを有し、これらが連続して形成されている。突起部271は、厚さが一定のフラットな面で形成されている。載置部272は突起部271に接続している面から離れるに従って徐々に厚さが薄くなっていて、突起部271に接続している面の反対側は線状である。載置部272の断面は好ましくは、シールキャップ219に接する面をフラットな面とする三角形状である。これにより、処理室201にて処理の際、突起部271を押圧もしくはつかむことで、緩衝部材266を速やかに、かつ滑らかにベース257とシールキャップ219間から引き抜くことができ、さらに、装着もスムーズにできる。
支持部264を図6に示す。
支持部264は、環状に形成されている。支持部264は、ベース257側の層をベース側層269、シールキャップ219側の層をシール側層270とする2層で形成されている。ベース側層269の内周がベース257の外周とほぼ同じであり、シール側層270の内周がシールキャップ219の外周とほぼ同じである。さらに、ベース側層269には、緩衝部材266を装着するための支持溝268が複数設けられている。好ましくは、支持溝268は周方向に等角間隔で設けるとよい。
次に、上記構成に係る処理炉202を用いて、半導体デバイスの製造工程の一工程として、ウエハ200に酸化、拡散等の処理を施す方法について説明する。尚、以下の説明において、基板処理装置を構成する各部の動作はコントローラ240により制御される。
まず、ベース257をシールキャップ219に設置するために、支持部264と緩衝部材266を所定位置に設置する。
支持部264をシールキャップ219に載置する。支持部264の支持溝268に突起部271の載置部272側の端面を支持部264の内周面と合わせるかもしくは内周面より若干外周側に位置するように緩衝部材266を載置する。その後、緩衝部材266の載置部272上であって支持部264の内周側にベース257を載置する。
次に、緩衝部材266の突起部271を把持するか、もしくは押圧して、支持溝268に沿って引き抜く。
続いて、支持部264をシールキャップ219から取り除く。その後、断熱筒218とボート217を回転機構254の回転軸255に載置する。これにて、ベース257、断熱筒218、ボート217の設置が完了する。
次に、複数枚のウエハ200がボート217に装填(ウエハチャージ)されると、図3に示されているように、複数枚のウエハ200を保持したボート217は、ボートエレベータ115によって持ち上げられて処理室201に搬入(ボートローディング)される。この状態で、シールキャップ219はベース257、Oリング220を介して反応管204下端をシールした状態となる。
処理室201内が所望の圧力となるように排気装置246によって排気される。この際、処理室201内の圧力は、圧力センサ245で測定され、この測定された圧力に基づき圧力調節器242が、フィードバック制御される。また、処理室201内が所望の温度となるようにヒータ206によって加熱される。この際、処理室201内が所望の温度分布となるように温度センサ263が検出した温度情報に基づきヒータ206への通電具合がフィードバック制御される。続いて、回転機構254により、断熱筒218、ボート217が回転されることで、ウエハ200が回転される。
次いで、処理ガス供給源およびキャリアガス供給源から供給され、MFC241にて所望の流量となるように制御されたガスは、ガス供給管232からガス導入部230および細管234を流通し天井部233に至り、複数のガス導入口233aから処理室201内にシャワー状に導入される。なお、ウエハ200に対して水蒸気を用いた処理を行う場合は、MFC241にて所望の流量となるように制御されたガスは水蒸気発生装置に供給され、水蒸気発生装置にて生成された水蒸気(HO)を含むガスが処理室201に導入される。導入されたガスは処理室201内を流下し、排気口231aを流通してガス排気部231から排気される。ガスは処理室201内を通過する際にウエハ200の表面と接触し、ウエハ200に対して酸化、拡散等の処理がなされる。
予め設定された処理時間が経過すると、不活性ガス供給源から不活性ガスが供給され、処理室201内が不活性ガスに置換されるとともに、処理室201内の圧力が常圧に復帰される。
その後、支持部264の支持溝268に緩衝部材266が取付けられ、ボートエレベータ115によりシールキャップ219が下降されて、反応管204の下端が開口されるとともに、処理済ウエハ200がボート217に保持された状態で反応管204の下端から反応管204の外部に搬出(ボートアンローディング)される。その後、処理済ウエハ200はボート217より取出される(ウエハディスチャージ)。
なお、本発明の実施形態に記載のベース257に代えて、断熱筒218とベース257とを一体化した場合でも本発明を適用することができる。また、ボート217、断熱筒218及びベース257を個別に設けずに一体化した場合でも本発明を適用することができる。さらに、断熱筒218やベース257を設けずにボート217の長さを長くして、直接、シールキャップ219に載せるタイプの基板処理装置でも本発明を適用することができる。
一例まで、本実施の形態の処理炉にてウエハを処理する際の処理条件としては、例えば、アニール処理においては、処理温度1100〜1200℃、処理圧力として大気圧〜大気−50Pa、ガス種としてN(窒素)又はAr(アルゴン)、ガス供給流量10〜20slmが例示され、それぞれの処理条件を、それぞれの範囲内のある値で一定に維持することでウエハに処理がなされる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
本発明の第2の実施形態を図7に示す。
ところで、従来から、金属製のシールキャップの石英製(非金属部材)ベースが設置される表面の2箇所に位置決めピンを設けて、ベースの下面に前記位置決めピンに対向する位置へ位置決め溝を設けて、前記位置決めピンを前記位置決め溝に挿入し、回転方向の位置決めがなされていた。しかし、熱処理中においては、800〜1050℃と処理室内が高温化されるため、この高温の影響により、シールキャップ周辺も高温化してしまい、この熱影響によってシールキャップが半径方向に膨張し、これに付随して、位置決めピンの位置も半径方向にずれてしまい、これを起因としてベースの位置決め溝部分に応力がかかり、ベースが割れてしまうという問題が発生していた。このため、位置決めピンを1本削除し、位置決めピンを1本にし、溝部分に応力がかからないようにしたところ、ベースの割れの問題は解消したが、新たな問題として石英ベースの回転方向の基準位置が定まらないという新たな課題が生じた。
さらに、石英ベースとボートが一体化している等、シールキャップに載置される部材が処理すべきウエハを載置するボート等の部材を一体的に動作する仕様の場合には、回転方向の基準位置が決まらず、その状態でウエハをカセットやフープ(基板収容器)からボートへ自動移載した際に、ボートとウエハが干渉し、最悪は両者を破損させてしまうという問題があった。
そこで、上記問題を解決するために、本発明の第2の実施形態は考え出された。即ち、第2の実施形態においては、第1の実施形態の支持部264に位置決め用のマークである位置決め部276を設ける。さらに、ベース257にも位置出し用のマーク274を設ける。そして、第1の実施形態同様、シールキャップ219の上に支持部264を取付け、さらに支持部264の支持溝268に緩衝部材266を取付け、緩衝部材266の載置部272にベース257を載置し、ベース257の位置出し用のマーク274と支持部264の位置決め部276を目印に位置を一致させることで位置決めが容易になされ、回転方向の位置決めをピンによらずにベース257及び位置決め部276により行うため、上記問題も回避することができる。
したがって、第2の実施形態によれば、次に記載する効果を奏することができる。
(1)石英ベースを設置する際に、シールキャップ上での落下及び上昇の衝撃を和らげ破損を防止することができる。
(2)石英ベース回転方向の位置出しを可能にすることができる。
(3)ボートとウエハが干渉し破損するのを防止することができる。
本発明は、半導体デバイス等の基板を処理する基板処理装置に利用することができる。
本発明は、特許請求の範囲に記載した事項を特徴とするが、さらに次に記載した事項も含まれる。
(1)前記蓋体より外周側に位置し、前記緩衝部材を支持する支持部をさらに有する請求項1記載の基板処理装置。
(2)(1)であって、前記支持部には前記緩衝部材を支持する支持溝が形成されている基板処理装置。
(3)(2)であって、前記支持部には前記基板保持具の回転方向の位置を決める位置決め部を有する基板処理装置。
(4)前記緩衝部材は、前記蓋体に載置された緩衝部材に前記基板保持具を設置した後に前記載置部を前記基板保持部と前記蓋体との間から抜き取り可能に形成されている請求項1記載の基板処理装置。
(5)基板を基板保持具で保持しつつ処理する処理室を有する反応容器の一端に有する開口部を閉塞する蓋体と前記基板保持具との間に複数設けられ、前記蓋体より外周側に位置する突起部と、該突起部に接続され、該突起部から前記蓋体の中心側に向かって暫時厚みを小さくする載置部とを有する緩衝部材の前記載置部に前記基板保持具を載置する工程と、前記載置部を前記蓋体と前記基板保持具との間から抜き出す工程と、前記蓋体により基板を保持した前記基板保持具を支持しつつ前記開口部を閉塞する工程と、前記処理室内で基板を前記基板保持具で保持しつつ処理する工程とを有する半導体装置の製造方法。
(6)基板を基板保持具で保持しつつ処理する処理室を有し、少なくとも一端側に開口部を有する反応容器と、前記基板保持具を支持しつつ前記開口部を閉塞する蓋体とを有する基板処理装置に用いられる緩衝部材であって、前記基板保持具と前記蓋体との間に複数設けられ、前記蓋体より外周側に位置する突起部と、該突起部に接続され、該突起部から前記蓋体の中心側に向かって暫時厚みを小さくする載置部とを有する緩衝部材。
本発明の実施形態に係る基板処理装置を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置の処理炉を示し、図1のa−a線断面図である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置の反応管下端部を示し、(a)は下端部の平面図を示し、(b)は(a)のb−0−b線断面図である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置に使用する緩衝部材を示し、(a)は緩衝部材の平面図を示し、(b)は緩衝部材の断面図である。 本発明の実施形態に係る基板処理装置に使用する支持部を示し、(a)は支持部の平面図を示し、(b)は支持部のc−0−c線断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る基板処理装置の反応管下端部を示し、(a)は下端部の平面図を示し、(b)は(a)のd−0−d線断面図である。
符号の説明
100 基板処理装置
115 ボートエレベータ
217 ボート
219 シールキャップ
257 ベース
264 支持部
266 緩衝部材
268 支持溝
269 ベース側層
270 シール側層
271 突起部
272 載置部
276 位置決め部

Claims (1)

  1. 基板を基板保持具で保持しつつ処理する処理室を有し、少なくとも一端側に開口部を有する反応容器と、
    前記基板保持具を支持しつつ前記開口部を閉塞する蓋体と、
    前記基板保持具と前記蓋体との間に複数設けられ、前記蓋体より外周側に位置する突起部と、該突起部に接続され、該突起部から前記蓋体の中心側に向かって暫時厚みを小さくする載置部とを有する緩衝部材と、
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
JP2008204345A 2008-08-07 2008-08-07 基板処理装置 Pending JP2010040919A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008204345A JP2010040919A (ja) 2008-08-07 2008-08-07 基板処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008204345A JP2010040919A (ja) 2008-08-07 2008-08-07 基板処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010040919A true JP2010040919A (ja) 2010-02-18

Family

ID=42013117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008204345A Pending JP2010040919A (ja) 2008-08-07 2008-08-07 基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010040919A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101553027B1 (ko) 2014-01-20 2015-09-15 주식회사 풍산 반도체 기판 처리용 챔버 개폐장치
CN106282951A (zh) * 2016-08-30 2017-01-04 河南科技大学 一种磁控溅射镀膜机用的基片固定夹具及使用方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101553027B1 (ko) 2014-01-20 2015-09-15 주식회사 풍산 반도체 기판 처리용 챔버 개폐장치
CN106282951A (zh) * 2016-08-30 2017-01-04 河南科技大学 一种磁控溅射镀膜机用的基片固定夹具及使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008091761A (ja) 基板処理装置及び半導体装置の製造方法
JP2009010009A (ja) 基板処理装置及び半導体装置の製造方法
JP2009224765A (ja) 基板処理装置
TWI761758B (zh) 半導體裝置的製造方法、基板處理裝置及記錄媒體
JP2011181817A (ja) 基板処理装置
JP2014175494A (ja) 基板処理装置、基板処理方法、半導体装置の製造方法および基板の製造方法
JP5087283B2 (ja) 温度制御システム、基板処理装置、及び半導体装置の製造方法
JP2012099763A (ja) 基板処理装置及び基板処理装置の保守点検方法
KR102206194B1 (ko) 기판 처리 장치 및 반도체 장치의 제조 방법
JP2007088177A (ja) 基板処理装置
JP2010040919A (ja) 基板処理装置
JP2007088337A (ja) 基板処理装置
JP4880408B2 (ja) 基板処理装置、基板処理方法、半導体装置の製造方法、メインコントローラおよびプログラム
JP2013062271A (ja) 基板処理装置
JP2009117554A (ja) 基板処理装置
JP7018370B2 (ja) 基板処理装置及び半導体装置の製造方法及びプログラム
JP6823575B2 (ja) 基板処理装置、反応管及び半導体装置の製造方法
JP2011003689A (ja) 基板処理装置
JP2011222656A (ja) 基板処理装置
JP2007258630A (ja) 基板処理装置
JPWO2019172274A1 (ja) 処理装置、排気システム、半導体装置の製造方法
JP4399279B2 (ja) 基板処理装置およびicの製造方法
JP2011198957A (ja) 基板処理装置及び基板保持体及び半導体装置の製造方法
JP2010086986A (ja) 基板処理装置
JP2012043978A (ja) 基板処理装置及び基板移載方法