JP2015035043A - 相乗り支援システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 賃走車両を単独利用しようとする利用者により端末から入力された賃走車両に対する希望条件である車両条件を満たす賃走車両に空きがないときには、サービスの利用者により事前に入力された相乗り相手に対する希望条件である相手条件を満たす相乗り相手を検索し、検索した相乗り相手を端末に表示させるようにした。
【選択図】 図3
Description
本発明は、上記問題に着目されたもので、その目的とするところは、相乗り機会を増大することができる相乗り支援システムを提供することである。
実施例1の相乗り支援システム1について説明する。ここで相乗りとは、賃走車両を他人(一人でも二人以上でも良い)ともに利用することを示す。相乗り支援システム1は、相乗りで賃走車両を利用したいと考えている人(車両配車希望者)のために、同乗する他人(相乗り相手)の検索を行う。そして、車両配車希望者と相乗り相手とが同乗する賃走車両の配車も行っている。ただし、賃走車両を単独で利用したいと考えている人(単独利用希望者)のために、単動利用できる賃走車両の配車も行うことができる。ここで賃走車両としては、一般にタクシーなどで使われている普通自動車、乗合バスなどで使われている小型バスを想定している。
図1は、相乗り支援システム1のシステム構成図である。相乗り支援システム1は、通信網2と、利用者端末3と、車両端末4と、サービス提供会社端末5と、サーバ6とを有している。
利用者端末3は、相乗り支援システム1を使って相乗り相手を探す車両配車希望者が保持している端末であり、タブレット、スマートフォン、携帯電話、パーソナルコンピュータなど特に限定しない。
サービス提供会社端末5は、相乗り支援システム1を提供する会社の端末であり、タブレット、スマートフォン、携帯電話、パーソナルコンピュータなど特に限定しない。
サーバ6は、制御部60と、予約受付部61と、配車計画部62と、乗車情報データベース63と、利用者情報データベース64とを有している。
予約受付部61は、利用者端末3から相乗り相手への希望条件の入力を受け付け、この希望条件を利用者情報データベース64に送る。
配車計画部62は、賃走車両に乗降予定の利用者の乗降地、希望乗車時間などに基づいて、運行経路、運行距離、予定運行時間、運賃などを計算する。
利用者情報データベース64は、事前に利用者が登録する利用者情報や、利用者が相乗りサービスを利用する際に登録する希望条件情報などを記憶している。
図2はサーバ6の制御の制御ブロック図である。
サービスの利用者は事前に利用者情報を登録しておく。この利用者情報は、利用者情報データベース64の利用者情報記憶部64aに記憶されている。利用者情報は、各利用者ごとのに唯一の記号列からなるID(登録時に自動的に割り当てられる)、性別、年代、子供の同乗の可/不可、ペットの同乗の可/不可、異性の同乗の可/不可、主な乗降地などである。また、サービスの利用のたびに、相乗り回数、過去にサービスを利用したときの履歴(利用時間、相乗り相手の性別などの属性、その他)が自動的に登録される。利用者情報記憶部64aには、サービスの利用登録を行った全ての利用者の利用者情報が記憶されている。
相手条件を満たす相乗り相手が見つかった場合には、その相乗り相手の情報を利用者端末3に表示させる。
図3は制御部60において行われる制御の流れを示すフローチャートである。ここでは、利用者情報は既に登録されているものとする。
ステップS1では、車両配車希望者から希望条件を受け付ける。
ステップS2では、単独利用を希望しているか相乗り利用を希望しているかを判定し、単独利用を希望しているときにはステップS3へ移行し、相乗り利用を希望しているときにはステップS6へ移行する。
ステップS4では、空車があるか否かを判定し、空車があるときにはステップS16へ移行し、空車がないときにはステップS5へ移行する。
ステップS5では、空車がない旨を利用者端末3に表示させる。
ステップS7では、相乗り相手候補が見つかったか否かを判定し、見つかったときにはステップS10へ移行し、見つからなかったときにはステップS8へ移行する。
ステップS8では、相手条件の項目数を減らして相乗り相手候補を検索する。
ステップS9では、相乗り相手候補が見つかったか否かを判定し、見つかったときにはステップS10へ移行し、見つからなかったときにはステップS6へ移行する。
ステップS11では、車両配車希望者から相乗り相手の選択を受け付ける。
ステップS12では、選択された相乗り相手に相乗りの可否を問い合わせ、相乗りが可であるか否かを判定する。相乗りが可であるときにはステップS13へ移行し、不可であるときにはステップS6へ移行する。
ステップS14では、賃走車両を配車させる。
ステップS15では、降車後、利用者には任意で利用者端末3から相乗り支援サービスの評価を入力してもらい、その評価を受け付け、処理を終了する。
ステップS17では、賃走車両を配車させて、処理を終了する。
(単独利用可能な空車があるとき)
車両配車希望者が単独利用を希望し、単独利用可能な空車があるときには、図3のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS16→ステップS17へと進む。
単独利用可能な空車があるときには、空車がある旨を表示して(ステップS16)、配車を行う(ステップS17)。
単独利用可能な空車がないときには、図3のフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5へと進む。
単独利用可能な空車があるときには、空車がない旨を表示する(ステップS5)。
車両配車希望者の相手条件を満たす相乗り相手候補がいないときには、図3のフローチャートにおいて、ステップS6→ステップS7→ステップS8→ステップS9→ステップS10へと進む。
ステップS10では、車両配車希望者の相手条件に合致した条件と、合致しなかった条件とをそれぞれ明確に示す。また、車両配車希望者が過去にサービスを利用したときの履歴、評価情報および乗車情報から車両配車希望者の希望条件のうち優先条件を設定し、優先条件をより多く満たす相乗り相手を上位に表示するようにする。
ステップS11で車両配車希望者が相乗り相手を選択し、選択された相乗り相手が相乗りを受け入れたときには、図3のフローチャートにおいて、ステップS12→ステップS13→ステップS14→ステップS15へと進む。これにより、1台の賃走車両に相乗りを行うことができる。
ステップS11で車両配車希望者が相乗り相手を選択し、選択された相乗り相手が相乗りを拒否したときには、ステップS12→ステップS6へと進み、相乗り相手候補が現れるのを待つ。
ステップS6での検索、ステップS8での検索でも相乗り相手候補が見つからないときには、図3のフローチャートにおいて、ステップS9→ステップS6へと進み、相乗り相手候補が現れるのを待つ。
車両配車希望者が単独利用を希望している場合、単独利用できる空車がないときには、車両配車希望者に賃走車両を配車することができる、賃走車両の運行会社にとって顧客を得る機会損失となっていた。機会損失を防ぐためには賃走車両を増加させれば良いが、コストの増加につながる。また、車両配車希望者にとっては賃走車両を利用することができない機会が多くなり、サービスの満足度が低下することとなる。
これにより、単独利用可能な空車がないときにも配車希望者に賃走車両を配車する機会を多くし、運行会社にとって顧客を得る機会損失を抑制することができる。また、保有する賃走車両台数を抑制することができ、コストを抑制することができる。また、車両配車希望者は賃走車両を利用することができる機会が多くなり、サービスの満足度を向上させることができる。
これにより、車両配車希望者が相乗り相手を選択するときの判断基準とすることができ、選択した相乗り相手と実際に相乗りを行うときにも、車両配車希望者の納得感を得やすく、サービスへの満足度を向上させることができる。
相乗り回数が多い利用者は、他の利用者から相乗り相手として選択され、また評価も低くはない利用者であると考えられる。相乗り回数も表示することで、車両配車希望者は安心感のある相乗り相手を判断することができる。
これにより、車両配車希望者が、サービスへの満足度が低くなる可能性が高い候補を選択する機会を少なくし、結果としてサービスへの満足度を向上させることができる。
これにより、車両配車希望者へ安心感を与えることができ、サービスへの満足度を向上させることができる。
相乗りサービスにより、利用者一人当たりの運賃を下げることができる。そのため、タクシーの利用回数が増え、配車効率を高めることができる。
相乗りサービスにより、利用者を希望降車地まで送ることができ、利用者の利便性を高め、サービスへの満足度を高めることができる。
(1) 賃走車両の相乗りサービス登録時に、サービスの利用者により事前に入力された相乗り相手に対する希望条件である相手条件を記憶する利用者情報記憶部64a(相手条件記憶手段)と、賃走車両を単独利用しようとする利用者(車両配車希望者)が、利用者端末3から入力した賃走車両に対する希望条件である車両条件を記憶する希望条件情報記憶部64b(車両条件記憶手段)と、車両条件を満たす賃走車両を検索する車両検索部60f(車両検索手段)と、車両条件を満たす賃走車両に空きがないときには、相手条件を満たす相乗り相手を検索し、検索した相乗り相手を利用者端末3に表示させる第一検索部60bと、を設けた。
よって、単独利用可能な空車がないときにも配車希望者に賃走車両を配車する機会を多くし、運行会社にとって顧客を得る機会損失を抑制することができる。また、保有する賃走車両台数を抑制することができ、コストを抑制することができる。また、車両配車希望者は賃走車両を利用することができる機会が多くなり、サービスの満足度を向上させることができる。
よって、車両配車希望者の希望条件を満たす相乗り相手候補がいないときであっても、より車両配車希望者の希望に近い候補を提示することができ、サービスへの満足度を向上させ、相乗り機会を増大させることができる。
よって、車両配車希望者の希望条件を満たす相乗り相手候補がいないときであっても、より車両配車希望者の希望に近い候補を提示することができ、サービスへの満足度を向上させ、相乗り機会を増大させることができる。
よって、車両配車希望者が相乗り相手を選択するときの判断基準とすることができ、選択した相乗り相手と実際に相乗りを行うときにも、車両配車希望者の納得感を得やすく、サービスへの満足度を向上させることができる。
よって、車両配車希望者は安心感のある相乗り相手を判断することができる。
よって、車両配車希望者が、サービスへの満足度が低くなる可能性が高い候補を選択する機会を少なくし、結果としてサービスへの満足度を向上させることができる。
よって、車両配車希望者へ安心感を与えることができ、サービスへの満足度を向上させることができる。
よって、タクシーの利用回数が増え、配車効率を高めることができる。
よって、利用者の利便性を高め、サービスへの満足度を高めることができる。
以上、本発明は上記実施例の構成に限らず、他の構成であっても構わない。
例えば、実施例1で示した利用者情報、希望条件情報、評価情報、乗車情報や利用者端末の表示の項目は一例を示したのみであって、他の項目を加えても良いし、項目の一部を削除しても良い。
60b 第一検索部(第一検索手段)
60c 第二検索部(第二検索手段)
60d 運行情報表示部(運行情報表示手段)
60f 車両検索部(車両検索手段)
63a 評価情報記憶部(評価記憶手段)
64a 利用者情報記憶部(相手条件記憶手段、履歴記憶手段)
64b 希望条件情報記憶部(希望条件記憶手段)
Claims (9)
- 賃走車両の相乗りサービス登録時に、サービス利用者により事前に入力された相乗り相手に対する希望条件である相手条件を記憶する相手条件記憶手段と、
賃走車両を単独利用しようとする前記利用者により端末から入力された前記賃走車両に対する希望条件である車両条件を記憶する車両条件記憶手段と、
前記車両条件を満たす前記賃走車両を検索する車両検索手段と、
前記車両条件を満たす前記賃走車両に空きがないときには、前記相手条件を満たす前記相乗り相手を検索し、検索した前記相乗り相手を前記端末に表示させる第一検索手段と、
を設けたことを特徴とする相乗り支援システム。 - 請求項1に記載の相乗り支援システムにおいて、
前記相手条件を満たす前記相乗り相手が存在しないときには、前記相手条件の項目数を減らして前記相乗り相手を検索し、検索した前記相乗り相手を前記端末に表示させる第二検索手段を設けたことを特徴とする相乗り支援システム。 - 請求項2に記載の相乗り支援システムにおいて、
前記利用者により過去に相乗りが行われた前記相乗り相手を記憶する履歴記憶手段を設け、
前記第二検索手段は、前記履歴記憶手段が記憶している相乗りを行った前記相乗り相手の属性に応じて前記相手条件の項目の中から優先項目を設定し、検索した前記相乗り相手のうち前記優先項目の条件を満たす前記相乗り相手が上位となるように前記端末に表示させるようにしたことを特徴とする相乗り支援システム。 - 請求項2または請求項3に記載の相乗り支援システムにおいて、
前記第二検索手段は、前記端末に検索した前記相乗り相手を表示させる際に、前記相乗り相手が条件を満たした項目を表示させることを特徴とする相乗り支援システム。 - 請求項2ないし請求項4に記載の相乗り支援システムにおいて、
前記第二検索手段は、前記端末に検索した前記相乗り相手を表示させる際に、前記相乗り相手の相乗り経験回数を表示させることを特徴とする相乗り支援システム。 - 請求項2ないし請求項5のいずれか1項に記載の相乗り支援システムにおいて、
相乗り終了後に、前記端末に前記相乗り相手に対する評価を行う表示をさせ、前記利用者により入力された前記評価を記憶する評価記憶手段を有し、
前記第二検索手段は、前記利用者本人および/または他の利用者により入力された前記評価に応じて前記優先項目を設定することを特徴とする相乗り支援システム。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の相乗り支援システムにおいて、
前記相乗り相手に対する複数項目の希望条件には、前記利用者の乗車地、降車地を含み、
前記端末に表示された前記相乗り相手から前記利用者により選択されることで、実際に相乗りをする前記相乗り相手を決定し、前記相乗り相手の決定後、前記利用者の乗車地から降車地までの経路、距離、予定時間を前記端末に表示させる運行情報表示手段を有することを特徴とする相乗り支援システム。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の相乗り支援システムにおいて、
前記賃速車両は、タクシーで使用される普通自動車であることを特徴とする相乗り支援システム。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の相乗り支援システムにおいて、
前記賃速車両は、乗合バスで使用される小型バスであることを特徴とする相乗り支援システム。
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