JP2015033958A - ランフラットタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】車体入力性能とランフラット耐久性能とを高いレベルで両立させることのできるランフラットタイヤを提供する。
【解決手段】一対のビード部11およびサイドウォール部12と、両サイドウォール部12間に連なるトレッド部13とを有し、ビード部間に跨ってトロイド状に延在するカーカス1を骨格とし、サイドウォール部にサイド補強ゴム層5を備えるランフラットタイヤである。タイヤ幅方向断面におけるサイドウォール部の外形が、タイヤ最大幅位置で、タイヤ幅方向内側に向かい凸となる凹部8を有する。
【選択図】図1

Description

本発明はランフラットタイヤ(以下、単に「タイヤ」とも称する)に関し、詳しくは、サイドウォール部の外形の改良に係るランフラットラジアルタイヤに関する。
従来より、新車用タイヤにおいては、高い車体入力性能、いわゆる乗り心地性を備えることが要求されている。特に、新車用ランフラットタイヤについては、高い車体入力性能に加えて、高いランフラット耐久性能を備えることも重要となる。
車体入力性能については、一般に、サイド部の厚み(ゲージ)による影響が大きいことが知られている。サイドウォール部に硬質のサイド補強ゴムを埋設してなるいわゆるサイド補強タイプのランフラットタイヤの場合、サイド部の厚みが厚くなる傾向となるので、ランフラット耐久性能と、車体入力性能とのバランスが問題となる。
タイヤのサイド部の改良に係る技術としては、例えば、特許文献1に、サイドウォール部の外表面にレターリング部が形成され、サイドウォール部のタイヤ径方向外方端部に、レターリング部にタイヤ径方向外側から近接しかつタイヤ周方向の全周にわたって延びる凹溝が形成された空気入りタイヤが開示されている。
特開2009−096212号公報(特許請求の範囲等)
上述のように、新車用タイヤ、特にサイド補強タイプのランフラットタイヤにおいては、サイド部の厚みによる車体入力性能への影響と、サイド補強ゴムの埋設によるランフラット耐久性能の確保とのバランスが問題となる。
そこで、本発明の目的は、車体入力性能とランフラット耐久性能とを高いレベルで両立させることのできるランフラットタイヤを提供することにある。
本発明者は鋭意検討した結果、以下のようなことを見出した。すなわち、サイド部の厚みが厚すぎると、タイヤ内圧が0kPaの状態での走行時に、タイヤ内部に熱が籠って大量の発熱を生じ、高いランフラット耐久性能の要求を満足できない場合がある。また、縦バネに大きな影響を与えるサイド部の厚みを厚くしすぎてしまうと、乗り心地性能が悪くなってしまう。
一方で、ランフラット耐久性能を確保するためにはサイド補強ゴムの厚みをある程度確保することも重要となることから、車体入力性能とランフラット耐久性能とを両立させるためには、サイド補強ゴムの厚みを確保しつつ、サイド部全体の厚みを減少させることが有効であると考えられる。かかる観点から、本発明者はさらに検討した結果、タイヤのサイドウォール部の外形を改良することで、上記課題を解決できることを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、一対のビード部およびサイドウォール部と、両サイドウォール部間に連なるトレッド部とを有し、該ビード部間に跨ってトロイド状に延在するカーカスを骨格とし、該サイドウォール部にサイド補強ゴム層を備えるランフラットタイヤにおいて、タイヤ幅方向断面における前記サイドウォール部の外形が、タイヤ最大幅位置で、タイヤ幅方向内側に向かい凸となる凹部を有することを特徴とするものである。
本発明のタイヤにおいては、リムガードを有する場合には、タイヤ幅方向断面における前記サイドウォール部の外形が、サイドウォール部表面におけるタイヤ加硫時の金型の割り位置Aと前記リムガードの頂点Cとの間に、タイヤ半径方向外側から順次、タイヤ幅方向外側に凸となる凸部と、タイヤ幅方向内側に凸となる前記凹部とを有し、該凸部と該凹部との交点をBとしたとき、AB間のタイヤ半径方向高さHABが、BC間のタイヤ半径方向高さHBCよりも小さいものとすることができる。
本発明によれば、上記構成としたことにより、車体入力性能とランフラット耐久性能とを高いレベルで両立させることのできるランフラットタイヤを実現することが可能となった。
本発明のランフラットタイヤの一例を示す幅方向片側断面図である。 本発明のランフラットタイヤの他の例を示す幅方向片側断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1に、本発明のランフラットタイヤの一例の幅方向片側断面図を示す。図示する本発明のランフラットタイヤは、一対のビード部11およびサイドウォール部12と、両サイドウォール部12間に連なるトレッド部13とを有しており、ビード部11間に跨ってトロイド状に延在するカーカス1を骨格とし、サイドウォール部12にサイド補強ゴム層5を備える。また、図示するタイヤにおいて、ビード部11にはビードコア2が埋設されており、そのタイヤ半径方向外側には、ビードフィラー3が配置されている。
図示する本発明のタイヤにおいては、タイヤ幅方向断面におけるサイドウォール部12の外形が、タイヤ最大幅位置で、タイヤ幅方向内側に向かい凸となる凹部8を有する点が重要である。すなわち、サイドウォール部12の外形においてタイヤ最大幅位置に凹部8を設けることにより、サイド補強ゴムの厚みを変えずにサイドゴムの厚みを大幅に減らして、サイド部の厚みを薄くしている。これにより、タイヤ内圧が0kPaの状態での走行時におけるサイド部でのタイヤ内部熱の放熱を促進して、このタイヤ内部熱に起因する故障の発生を抑制することができ、結果として、新車用タイヤにおける高いランフラット耐久性能の要求を満足できるタイヤとすることができる。また、サイド部の厚みを薄くすることで、新車用タイヤにおける高い車体入力性能の要求についても満足させることができる。一方で、サイド補強ゴムの厚みは変えないので、サイド補強ゴムの厚みの減少に起因するランフラット耐久性能の低下を生ずることもない。
本発明に係る凹部8は、タイヤ周方向全体に連続して存在するものであって、タイヤ幅方向外側に曲率中心を持つ曲率を有する形状とすることが好ましいが、単なるへこみ部であってもよい。例えば、サイドウォール部12の外形の曲率を、タイヤ最大幅部Pの近傍で、2回以上、好適には3〜4回、変化させることにより、上記凹部8を設けてもよい。ここで、サイドウォール部12の外形の曲率を、タイヤ最大幅部Pの近傍で2回以上変化させるとは、タイヤ幅方向断面におけるサイドウォール部12の外形において、タイヤ外側に向かい凸となる部分(R形状部)に加えて、タイヤ内側に向かい凸となる部分(逆R形状部)を設けることを意味する。このタイヤ内側に向かい凸となる部分(逆R形状部)については、タイヤ外側に向かい凸となる部分となめらかに繋がるよう設けてもよく、また、タイヤ外側に向かい凸となる部分の一部に凹部を形成するよう設けてもよい。なお、本発明においては、リムガードを有しない場合または有する場合のいずれにおいても、サイドウォール部の表面に設けられる乱流発生用凸部等の装飾部分による凹凸については、上記R形状部および逆R形状部には含まれないものとする。
なお、一般にタイヤが最大幅となるタイヤ高さ方向位置はカーカスのケースラインの最大幅に対応するタイヤ高さ方向位置と一致する。本発明においても、タイヤ最大幅部Pとは、カーカスのケースラインの最大幅に対応するタイヤ高さ方向位置を意味し、好適には、タイヤ断面高さSHの70〜40%の範囲にあるものとする。リムガードを有する場合についても同様である。また、本発明において、後述するタイヤ最大幅SWとは、タイヤ最大幅部Pに対応するタイヤ高さ方向位置におけるタイヤ幅を意味している。ここで、タイヤ断面高さSHとは、タイヤを標準リムに装着し、規定の内圧を充填した無負荷状態でのタイヤ断面高さである。標準リムおよび規定の内圧とは、JATMA、TRA、ETRTO等の、タイヤが製造、販売または使用される地域において有効な工業基準または規格等に規定されている適用サイズにおける標準リム(または、“Approved Rim”、“Recommended Rim”)、および、そのタイヤの最大負荷能力に応じた空気圧を意味する。また、タイヤ断面高さSHとは、タイヤの外径と適用リムのリム径との差の1/2を意味する。
図2に、本発明のランフラットタイヤの他の例の幅方向片側断面図を示す。図示する本発明のランフラットタイヤは、一対のビード部21およびサイドウォール部22と、両サイドウォール部22間に連なるトレッド部23とを有しており、ビード部21間に跨ってトロイド状に延在するカーカス1を骨格とし、サイドウォール部にサイド補強ゴム層5を備える点は図1のタイヤと同様であり、リムガード4を有する点で異なる。また、図示するタイヤにおいて、符号2,3は、図1中と同様に、ビードコアおよびビードフィラーをそれぞれ示す。
図示するリムガード4を有する本発明のタイヤにおいては、タイヤ幅方向断面におけるサイドウォール部22の外形が、サイドウォール部22の表面におけるタイヤ加硫時の金型の割り位置Aとリムガード4の頂点Cとの間に、交点Bを挟んで、タイヤ半径方向外側から順次、タイヤ幅方向外側に凸となる凸部9と、タイヤ幅方向内側に凸となる凹部8とを有しており、AB間のタイヤ半径方向高さHABが、BC間のタイヤ半径方向高さHBCよりも小さいものとすることが好ましい。
すなわち、リムガード4を有するタイヤの場合には、サイドウォール部22の外形において、リムガード4と滑らかに繋がるように、タイヤ内側に向かい凸となる部分を設けることで、サイド補強ゴムの厚みを変えずに、サイド部の厚みを薄くすることができる。これにより、図1のリムガードを有しないタイヤの場合と同様に、タイヤ内圧が0kPaの状態での走行時においてサイド部で発生するタイヤ内部熱に起因する故障の発生を抑制することができ、新車用タイヤにおける高いランフラット耐久性能の要求と、高い車体入力性能の要求とを同時に満足させることが可能となる。
ここで、本発明において、AB間のタイヤ半径方向高さHABを、BC間のタイヤ半径方向高さHBCよりも小さくしているのは、BC間において凹部8を大きく取ることで、サイド部の厚みをより薄くすることができるためである。具体的には例えば、高さHABと高さHBCとの比率HAB:HBCは、1:1.2〜1:1.65とすることができる。リムガード4を有するタイヤの場合においても、凹部8は少なくともタイヤ最大幅位置に設けることが好ましいが、BC間の外形全体の形状をタイヤ内側に向かい凸として凹部8としてもよく、特に制限されない。
なお、本発明は、サイド部の厚みを薄くして新車用タイヤにおける高い車体入力性能の要求を満足させるとの効果が得られる点からは一般タイヤにも適用可能であるが、特には、高いランフラット耐久性能と高い車体入力性能とを両立させるとの効果が得られる点から、図示するような、サイドウォール部にサイド補強ゴム層5を備えるランフラットタイヤにおいて有用である。
本発明においては、タイヤ断面高さSHの60%の高さにおける、タイヤ幅方向に測ったサイドウォール部の総厚みに占めるサイド補強ゴム層5の厚みの比率が、20〜35%、特には25〜30%であることが好ましい。このサイド補強ゴム層5の厚みの比率が小さすぎると、曲率を変えて凹部とすることでサイドゲージを薄くしていることからサイド部の補強が十分でなくなり、ランフラット耐久性能が確保できなくなるために、大きすぎると、サイド部のタイヤ半径方向の剛性が大きくなりすぎて乗り心地性能が悪化するために、いずれも好ましくない。なお、本発明において、タイヤ各部の幅ないしタイヤ幅方向に測った厚みとは、リムガードを有する場合についても、リムガードがなかったものとした場合の厚みを意味する。
また、本発明においては、タイヤ断面高さSHの50%の高さにおける、タイヤ幅方向に測ったサイドウォール部の総厚みに占めるビードフィラー3の厚みの比率が、0〜10%、特には0〜5%であることが好ましい。同様に、タイヤ断面高さSHの35%の高さにおける、タイヤ幅方向に測ったサイドウォール部の総厚みに占めるビードフィラー3の厚みの比率が、20〜30%、特には20〜25%であることも好ましい。上記範囲を満足する程度にビードフィラー3の高さを小さくすることで、サイド部の厚みをより薄くすることができ、好適である。
さらに、本発明においては、タイヤ幅方向断面におけるカーカス1のケースラインの最大幅CWが、トレッド接地幅TWの105〜115%、特には108〜112%であることが好ましく、タイヤ最大幅SWの90〜99%、特には95〜99%であることも好ましい。これにより、ケースラインの外側部分のサイドゴムのゲージを薄くすることができる。ここで、カーカス1のケースラインとは、タイヤ幅方向断面においてカーカス1の中心を通る線をいう。また、トレッド接地幅TWとは、タイヤ踏面部における、一方の接地端から他方の接地端までのタイヤ幅方向に沿った距離をいう。
本発明のタイヤにおいては、上記サイドウォール部の外形に係る条件を満足する点のみが重要であり、これにより、本発明の所期の効果を得ることができる。本発明において、それ以外のタイヤ構造の詳細や各部材の材質などについては特に制限されず、従来公知のもののうちから適宜選択して構成することができる。
例えば、カーカス1は、平行に配列された複数のカーカスプライコードをゴムで被覆してなるカーカスプライの1枚以上から構成され、図示する例では、ビードコア2の周りに、タイヤ幅方向内側から外側に向かい折り返され、タイヤ半径方向外方に巻上げられて係止されている。
また、カーカス1のタイヤ半径方向外側には、1枚以上、通常は2枚以上のベルト層6が配置されている。ベルト層6は、タイヤ赤道面に対して10°〜40°の角度で傾斜して延びる補強コードのゴム引き層、好ましくは、スチールコードのゴム引き層からなり、通常は、ベルト層を構成するコードが赤道面を挟んで互いに交差するように積層される。さらに、ベルト層6のタイヤ半径方向外側には、ベルト層6の全体を覆う1枚以上、通常は2枚以上のベルト補強層7が配置されている。ベルト補強層7は、通常、タイヤ周方向に対し実質的に平行に配列した補強コードのゴム引き層からなり、図示する例に限られず、ベルト層6の両端部のみを覆うように一対で設けてもよい。
さらに、本発明のタイヤにおいて、トレッド部の表面には適宜トレッドパターンが形成されており、最内層にはインナーライナー(図示せず)が形成されている。さらにまた、本発明のタイヤにおいて、タイヤ内に充填する気体としては、通常の又は酸素分圧を変えた空気、もしくは窒素等の不活性ガスを用いることができる。
本発明は特に、偏平率40%以下程度の超偏平タイヤにおいて有用である。これは、タイヤの偏平率が低く、すなわち、タイヤの幅に対して高さが低いと、タイヤ加硫時において生タイヤを内側から押圧して生タイヤを金型に押し付ける加硫用ブラダーの押付け圧が低くなる傾向にあるので、サイドウォール部の厚みが厚くなりやすいが、本発明によりサイドウォール部の外形を改良することで、金型形状の変更によりこの問題を解消できるためである。
以下、本発明を、実施例を用いてより詳細に説明する。
<実施例>
タイヤサイズ255/30R20にて、図2に示すような、サイドウォール部にサイド補強ゴム層を備え、リムガードを有するランフラットタイヤを作製した。図示するように、このタイヤのタイヤ幅方向断面におけるサイドウォール部の外形は、サイドウォール部表面におけるタイヤ加硫時の金型の割り位置Aとリムガードの頂点Cとの間に、交点Bを挟んで、タイヤ半径方向外側から順次、タイヤ幅方向外側に凸となる凸部と、タイヤ幅方向内側に凸となる凹部とが形成されていた。また、AB間のタイヤ半径方向高さHABとBC間のタイヤ半径方向高さHBCとの比率HAB:HBCは、1.35であった。
また、タイヤ最大幅部は、タイヤ断面高さSHの50%の位置にあり、タイヤ断面高さSHの60%の高さにおける、タイヤ幅方向に測ったサイドウォール部の総厚みに占めるサイド補強ゴム層の厚みの比率は28%であった。さらに、タイヤ幅方向に測ったサイドウォール部の総厚みに占めるビードフィラーの厚みの比率は、タイヤ断面高さSHの50%の高さにおいて0%であり、タイヤ断面高さSHの35%の高さにおいて22%であった。さらにまた、タイヤ幅方向断面におけるカーカスのケースラインの最大幅CWは、トレッド接地幅TWの110%であり、タイヤ最大幅SWの90%であった。
<従来例>
タイヤ幅方向断面におけるサイドウォール部の外形に、凹部および凸部を設けなかった以外は実施例と同様にして、従来例のランフラットタイヤを作製した。
<ランフラット耐久ドラム試験>
上記各供試タイヤをリム幅8.5Jのリムに組み付け、内圧0kPa、荷重510kgfの条件下で、ランフラット耐久ドラム試験を実施した。タイヤが故障に至るまでの走行距離を測定して、従来例を100とする指数により示した。数値が大なるほど結果が良好である。下記の表中に評価結果を示す。
<車体入力性能(EPドラム)試験>
上記各供試タイヤをリム幅8.5Jのリムに組み付け、内圧330kPa、荷重610kgfの条件下で、EPドラム試験を実施した。タイヤに取り付けた車軸に入力される垂直方向の力を測定して、従来例を100とする指数により示した。数値が小なるほど結果が良好である。下記の表中に評価結果を示す。
Figure 2015033958
*1)タイヤ断面高さSHの50%の高さにおけるタイヤ幅方向に測ったサイドゴムおよびサイド補強ゴムの厚みである。
上記表中の結果から、タイヤ幅方向断面におけるサイドウォール部の外形に、凹状領域BCおよび凸状領域ABを設けることで、設けない場合と比較して、車体入力性能とランフラット耐久性能とを、新車用の場合に要求される程度の高いレベルで両立させることが可能となることが確かめられた。
1:カーカス,2:ビードコア,3:ビードフィラー,4:リムガード,5:サイド補強ゴム層,6:ベルト層,7:ベルト補強層,8:凹部,9:凸部,11,21:ビード部,12,22:サイドウォール部,13,23:トレッド部

Claims (7)

  1. 一対のビード部およびサイドウォール部と、両サイドウォール部間に連なるトレッド部とを有し、該ビード部間に跨ってトロイド状に延在するカーカスを骨格とし、該サイドウォール部にサイド補強ゴム層を備えるランフラットタイヤにおいて、
    タイヤ幅方向断面における前記サイドウォール部の外形が、タイヤ最大幅位置で、タイヤ幅方向内側に向かい凸となる凹部を有することを特徴とするランフラットタイヤ。
  2. リムガードを有し、タイヤ幅方向断面における前記サイドウォール部の外形が、サイドウォール部表面におけるタイヤ加硫時の金型の割り位置Aと前記リムガードの頂点Cとの間に、タイヤ半径方向外側から順次、タイヤ幅方向外側に凸となる凸部と、タイヤ幅方向内側に凸となる前記凹部とを有し、該凸部と該凹部との交点をBとしたとき、AB間のタイヤ半径方向高さHABが、BC間のタイヤ半径方向高さHBCよりも小さい請求項1記載のランフラットタイヤ。
  3. タイヤ断面高さSHの60%の高さにおける、タイヤ幅方向に測った前記サイドウォール部の総厚みに占める前記サイド補強ゴム層の厚みの比率が、20〜35%である請求項1または2記載のランフラットタイヤ。
  4. 前記ビード部に埋設されたビードコアと、該ビードコアのタイヤ半径方向外側に配置されたビードフィラーとを備え、タイヤ断面高さSHの50%の高さにおける、タイヤ幅方向に測った前記サイドウォール部の総厚みに占める該ビードフィラーの厚みの比率が、0〜10%である請求項1〜3のうちいずれか一項記載のランフラットタイヤ。
  5. 前記ビード部に埋設されたビードコアと、該ビードコアのタイヤ半径方向外側に配置されたビードフィラーとを備え、タイヤ断面高さSHの35%の高さにおける、タイヤ幅方向に測った前記サイドウォール部の総厚みに占める該ビードフィラーの厚みの比率が、20〜30%である請求項1〜4のうちいずれか一項記載のランフラットタイヤ。
  6. タイヤ幅方向断面における前記カーカスのケースラインの最大幅CWが、トレッド接地幅TWの105〜115%である請求項1〜5のうちいずれか一項記載のランフラットタイヤ。
  7. タイヤ幅方向断面における前記カーカスのケースラインの最大幅CWが、タイヤ最大幅SWの90〜99%である請求項1〜6のうちいずれか一項記載のランフラットタイヤ。
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