JP2018083475A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
Description
初期歪み:10%
振幅:±2.0%
周波数:10Hz
変形モード:引張
測定温度:70℃
図1−3に示されたタイヤを製作した。このタイヤのサイズは、LT265/75R16である。このタイヤの諸元が、表1に示されている。このタイヤでは、「HTU」構造のカーカスが採用された。このタイヤが装着される標準リムは、7.5Jである。このリムのフランジの内面を構成する円弧Crの曲率半径Rrは9.5mmである。これに基づき、このタイヤのビードの部分の形状が決められている。エイペックスの複素弾性率Eaは20MPa、クリンチエイペックスの複素弾性率Ecは20MPa、ストリップエイペックスの複素弾性率Esは60MPaとされた。
重なり部分の最大厚みxを変更して比(x/Rr)を表1のとおりとした他は実施例1と同様にして、比較例1−2及び実施例2−4のタイヤを得た。
重なり部分の外側端の位置を変更して角度θを表2のとおりとした他は実施例1と同様にして、比較例3−4及び実施例5−6のタイヤを得た。
エイペックスの先端の位置を変更して角度αを表2のとおりとした他は実施例1と同様にして、実施例7−9のタイヤを得た。
クリンチエイペックスの厚みを変更して比(Tc/Tb)を表3のとおりとした他は実施例1と同様にして、実施例10−11のタイヤを得た。
ストリップエイペックスの厚みを変更して比(Ts/Tb)を表3のとおりとした他は実施例1と同様にして、実施例12−14のタイヤを得た。
タイヤを正規リム(サイズ=7.5J)に組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を550kPaとした。このタイヤをドラム式走行試験機に装着し、20kNの縦荷重をタイヤに負荷した。このタイヤを、100km/hの速度で、半径が1.7mであるドラムの上を走行させた。タイヤに損傷が発生するまでの走行距離を、測定した。ただし走行距離が4500kmに達した時点で損傷が発生しないときは、試験を終了した。この結果が指数として、下記の表1から3に示されている。数値が大きいほど、好ましい。なお、損傷が発生したタイヤの損傷モードは、すべてビードの部分におけるカーカスの損傷であった。
タイヤを正規リム(サイズ=7.5J)に組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を550kPaとした。このタイヤをドラム式走行試験機に装着し、20kNの縦荷重をタイヤに負荷した。このタイヤを、100km/hの速度で、半径が1.7mであるドラムの上を走行距離が150kmとなるまで走行させた。このタイヤのリムフランジと接触する部分の摩耗深さを測定した。この結果から、耐摩耗性がA、B及びCの三段階で評価された。A、B、Cの順に好ましい。A及びBが合格である。
タイヤを正規リム(サイズ=7.5J)に組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を550kPaとした。圧力分布測定装置(I−SCAN)を用いて、無負荷のとき及び20kNの縦荷重が負荷されたときのビードの部分とフランジとの接触圧を測定した。それぞれの場合について、基準線Liより半径方向外側の部分における平均の接触圧が計算された。これらの平均の接触圧の差が指数として、下記の表1から3に示されている。数値が小さいほど、好ましい。
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・クリンチ
10・・・ビード
12・・・カーカス
14・・・ベルト
16・・・エッジバンド
18・・・バンド
20・・・インナーライナー
22・・・チェーファー
24・・・クリンチエイペックス
26・・・ストリップエイペックス
28・・・トレッド面
30・・・溝
32・・・キャップ層
34・・・ベース層
36・・・コア
38・・・エイペックス
40・・・第一プライ
42・・・第二プライ
44・・・第一主部
46・・・第一折返し部
48・・・第二主部
50・・・第二折返し部
52・・・内側層
54・・・外側層
56・・・ビードの部分の輪郭
58・・・リムの輪郭
60・・・底面
62・・・サイド面
64・・・ヒール面
66・・・エイペックスの先端
Claims (4)
- 一対のビードを備えており、
それぞれのビードについて、ビードの部分の外面が、このタイヤが正規リムに装着されたときこのリムのシート面と当接する底面と、このリムのフランジと当接するサイド面と、この底面とこのサイド面との間に位置するヒール面とを備えており、
上記ヒール面と上記サイド面との接点がPzとされ、上記フランジの内面上に位置するリム幅の呼びの基準点がPrとされ、
周方向に垂直な断面において、モールドのキャビティ面に基づく上記ビードの部分の断面と、上記リムの断面とを、上記接点Pzと上記基準点Prとが一致するように重ね合わせたとき、上記ビードの部分と上記フランジとが上記接点Pzから略半径方向外側に向けて連続した重なり部分を有しており、
基準点Prの半径方向外側部分において上記フランジの内面の輪郭を構成する円弧がCrとされ、この円弧Crの曲率半径がRrとされたとき、
上記重なり部分の最大厚みxの上記曲率半径Rrに対する比(x/Rr)が2.5%以上13%以下であり、
上記重なり部分の半径方向外側端と上記円弧Crの中心Orとを結ぶ直線が軸方向となす角度θが、45°以上90°以下である空気入りタイヤ。 - 上記ビードが、コアと、このコアから半径方向外側に延びるエイペックスとを備えており、
このタイヤが上記リムに装着され、このタイヤに正規内圧となるように空気が充填され、このタイヤに正規荷重の120%の荷重が負荷された状態において、上記エイペックスの先端と上記円弧Crの中心Orとを結ぶ直線が軸方向となす角度αが、90°以下である請求項1に記載の空気入りタイヤ。 - カーカス及び一対のクリンチエイペックスをさらに備えており、
上記カーカスがカーカスプライを備えており、
上記カーカスプライが、一方のビードから他方のビードまで延びる主部と、それぞれのビードの軸方向外側に位置する折返し部とを備えており、
それぞれのクリンチエイペックスが、上記折返し部の軸方向外側に位置しており、
このタイヤが上記リムに装着され、このタイヤに正規内圧となるように空気が充填され、このタイヤに正規荷重の120%の荷重が負荷された状態において、
上記円弧Crの中心Orから上記ビードに向けて引いた、軸方向となす角度が45°である直線が基準線Mとされたとき、この基準線Mに沿って計測した、上記クリンチエイペックスの厚みTcの上記ビードの部分の厚みTbに対する比(Tc/Tb)が、5%以上15%以下である請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。 - カーカス及び一対のストリップエイペックスをさらに備えており、
上記カーカスがカーカスプライを備えており、
上記カーカスプライが、一方のビードから他方のビードまで延びる主部と、それぞれのビードの軸方向外側に位置する折返し部とを備えており、
それぞれのストリップエイペックスが、上記ビードの軸方向内側から、上記主部と上記折返し部との間まで延びており、
このタイヤが上記リムに装着され、このタイヤに正規内圧となるように空気が充填され、このタイヤに正規荷重の120%の荷重が負荷された状態において、
上記円弧Crの中心Orから上記ビードに向けて引いた、軸方向となす角度が45°である直線が基準線Mとされたとき、この基準線Mに沿って計測した、上記ストリップエイペックスの厚みTsの上記ビードの部分の厚みTbに対する比(Ts/Tb)が、5%以上15%以下である請求項1から3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020241191A1 (ja) | 2019-05-28 | 2020-12-03 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
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-
2016
- 2016-11-22 JP JP2016226499A patent/JP6772779B2/ja active Active
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