JP2015033274A - 配電線用絶縁カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】配電線へ装着したときにしっかりと固定され、かつ間接活線工具を使用した着脱作業が容易な配電線用絶縁カバーを提供する。
【解決手段】カバー部材11、12の下端部21、31にカバー部材11、12を開閉自在に係止させる係止手段を備える配電線用絶縁カバー1において、係止手段は、一方のカバー部材11の下端部21に設けられた、係止孔23が穿設された舌片状の第1係止片22と、他方のカバー部材12の下端部31に設けられた、係止孔23に係止する係止爪33を備える舌片状の第2係止片32と、を有し、第1係止片22及び第2係止片32は、カバー部材11、12に対して内側に傾斜して形成され、係止爪33を係止孔23に係止すると、係止爪33が係止孔23から突出し、第1係止片22と第2係止片32とがカバー部材11、12に対して略45°の角度で互いに直交する。
【選択図】図3

Description

本発明は、架空送電線など配電線路の充電露出箇所に装着する配電線用絶縁カバーに関する。
架空送電線など配電線路の充電露出箇所には、引留クランンプカバー、スリーブカバー等の絶縁カバーが施される。従来、絶縁カバーの取付けには、作業者が防護服を着用し、手で直接取付けることも行われていたが、今日では、ホットスティック、ヤットコなどの間接活線工具を使用した間接活線工法と呼ばれる方法で実施されることが一般的である。
一般的な絶縁カバーは、配電線を覆う左右一対のカバーを備え、カバーの端部に爪(突起)及び爪が係止する係止孔を設け、爪を係止孔に係止することでカバーを閉じ、配電線に装着される(例えば特許文献1、特許文献2参照)。従来の絶縁カバーは、配電線への装着は比較的容易であるが、元々、配電線からの取外しが考慮されていないため取外しは容易ではない。特に、間接活線工具を用いた取外し作業は難しい。
このような問題を解決すべく、着脱容易な配電線用絶縁カバーが開発されている(例えば特許文献3参照)。特許文献3に記載の配電線用絶縁カバーは、カバーを閉じるための係止ボタン及び係止ボタンが係止する段付孔の他に、取外し用の突起を備える。このためホットスティックを使用して簡単に取外すことができる。
実開平7−29719号公報 特開平10−66235号公報 特許第4553202号公報
特許文献1に記載の絶縁カバーは、比較的大きな爪を使用しているためカバーをしっかりと閉じ、配電線に固定することができる。しかし、この絶縁カバーは、配電線に装着した状態から間接活線工具を用いて取外すことが難しい。
一方、特許文献3に記載の配電線用絶縁カバーは、配電線への装着、配電線からの取外しは容易である。しかし、カバーを閉じるために使用する係止ボタンの段付孔に対する係止代が小さいため取付け易い一方で外れ易い。また絶縁カバーが捩れ、左右のカバー部材の位置がずれてしまうと、係止ボタンが段付孔に臨まず、嵌合が難しくなる。無理に嵌め入れようとすると係止ボタンがカバー部材にぶつかり変形する恐れがある。
以上のようにこれまでに開発されている配電線用絶縁カバーは、配電線へ装着したときにしっかりと固定できるタイプのものは、間接活線工具を使用した着脱作業が難しく、逆に、間接活線工具を使用した着脱作業が容易なタイプのものは、配電線へ装着したときの保持力が弱く外れ易い。特許文献1と特許文献3に記載の技術を組み合わせることで、両方の利点を活かした配電線用絶縁カバーとすることも考えられるが、これらを単に組み合わせただけでは、配電線へ装着したときにしっかりと固定され、かつ間接活線工具を使用した着脱作業が容易な配電線用絶縁カバーとはならない。
本発明の目的は、配電線へ装着したときにしっかりと固定され、かつ間接活線工具を使用した着脱作業が容易な配電線用絶縁カバーを提供することである。
本発明は、配電線を覆う左右一対のカバー部材の上端をヒンジを介して回動自在に結合し、前記左右一対のカバー部材の下端部に前記カバー部材を開閉自在に係止させる係止手段を備える配電線用絶縁カバーにおいて、前記係止手段は、一方のカバー部材の下端部に設けられた、係止孔が穿設された舌片状の第1係止片と、他方のカバー部材の下端部に設けられた、前記係止孔に係止する係止爪を備える舌片状の第2係止片と、を有し、前記第1係止片及び前記第2係止片は、前記カバー部材に対して内側に傾斜して形成され、前記係止爪を前記係止孔に係止すると前記係止爪が前記係止孔から突出し、前記第1係止片と前記第2係止片とが前記カバー部材に対して略45°の角度で互いに直交することを特徴とする配電線用絶縁カバーである。
本発明の配電線用絶縁カバーは、カバー部材を開閉自在に係止させる係止手段が、第1係止片及び第2係止片を有し、第1係止片と第2係止片とを係止させると、係止爪が係止孔から突出し、第1係止片と第2係止片とがカバー部材に対して45°の角度で内側に傾斜し、互いに直交するので、間接活線工具を使用して第1係止片及び第2係止片の係止を簡単に外すことができる。また係止爪を係止孔から突出するように嵌め入れるので、配電線へ装着したときにしっかりと固定される。さらに係止爪が係止孔に係止したことが分かり易いので、配電線用絶縁カバー装着後の出来上がりを確認し易い。
また本発明において、前記第1係止片及び前記第2係止片は、左右の前記カバー部材を閉じるように回動させたときに前記第2係止片の先端部が前記係止孔に挿入され、かつ、前記第2係止片の先端部が前記係止孔から突出するように形成されていることを特徴とする。
本発明の配電線用絶縁カバーは、左右の前記カバー部材を閉じるように回動させたときに第2係止片の先端部が係止孔に挿入され、かつ、第2係止片の先端部が係止孔から突出するように形成されているので、係止孔の外側から第2係止片の先端を間接活線工具により把持して又は引掛けて引っ張ることで係止爪を係止孔に容易に係止させることができる。このため簡単に取付けることができる。
また本発明において、前記第1係止片は、先端から前記係止孔にかけて前記第2係止片の先端部が通過可能な溝を備え、前記溝は、幅が少なくとも前記第2係止片の先端から前記係止爪にかけての幅よりも広く、かつ、少なくとも前記係止孔に係止する前記係止爪の根元部分の係止部の幅よりも狭く、前記第2係止片の先端部は、左右の前記カバー部材を閉じたときに前記係止孔に代えて前記溝に挿入され、前記溝から突出することを特徴とする。
本発明の配電線用絶縁カバーは、第1係止片が、先端から係止孔にかけて第2係止片の先端部が通過可能な溝を備えるので、第2係止片の先端部を間接活線工具により把持して又は引掛けて第2係止片の先端部を溝に通しながら引っ張ることで係止爪を係止孔に容易に係止させることができる。このため簡単に取付けることができる。
また本発明において、前記第1係止片の先端から前記係止孔までの間及び/又は前記第2係止片の先端から前記係止爪までの間には、バインド打ち器のフックが引っ掛かる工具引掛孔が設けられていることを特徴とする。
本発明の配電線用絶縁カバーは、バインド打ち器を使用して簡単に装着又は取外しを行うことができる。
また本発明において、前記第2係止片の先端部は、前記係止孔よりも小さく、前記係止爪は、先端側から前記係止孔に係止する根元部分の係止部にかけて徐々に幅広に、かつ徐々に高さが高くなるように形成されていることを特徴とする。
本発明の配電線用絶縁カバーは、第2係止片の先端部が係止孔よりも小さく、さらに先端部に続く係止爪が大略的には先細楔形状を有するので、左右のカバー部材同士が少しずれていても、第2係止片の先端部が係止孔に臨み、係止爪が係止孔にスムーズに係止される。このため簡単に取付けることができる。
また本発明において、前記第1係止片及び前記第2係止片は、係止時に互いの先端の高さが略同一になるように形成されていることを特徴とする。
本発明の配電線用絶縁カバーは、第1係止片及び第2係止片が、係止時に互いの先端の高さが略同一になるように形成されているので、ヤットコで把持して取外す作業を低位置から容易に行うことができる。
本発明の配電線用絶縁カバーは、配電線へ装着したときにしっかりと固定され、かつ間接活線工具を使用した着脱作業が容易である。
本発明の第1実施形態の配電線用絶縁カバー1の正面図である。 図1の配電線用絶縁カバー1の係止前の切断線A−Aの断面図である。 図1の配電線用絶縁カバー1の係止後の切断線A−Aの断面図である。 図1の配電線用絶縁カバー1の第2係止片32の斜視図である。 図1の配電線用絶縁カバー1をバインド打ち器55で装着する方法を示す概略図である。 図1の配電線用絶縁カバー1をバインド打ち器55で取外す方法を示す概略図である。 図1の配電線用絶縁カバー1をヤットコ57で取外す方法を示す概略図である。 本発明の第2実施形態の配電線用絶縁カバー2の断面図である。 本発明の第3実施形態の配電線用絶縁カバー3の概略図である。 本発明の第4実施形態の配電線用絶縁カバー4の断面図である。
図1は、本発明の第1実施形態の配電線用絶縁カバー1の正面図である。図2は、図1の配電線用絶縁カバー1の係止前の切断線A−Aの断面図、図3は、図1の配電線用絶縁カバー1の係止後の切断線A−Aの断面図、図4は、図1の配電線用絶縁カバー1の第2係止片32の斜視図である。図5は、図1の配電線用絶縁カバー1をバインド打ち器55で装着する方法を示す概略図、図6は、図1の配電線用絶縁カバー1をバインド打ち器55で取外す方法を示す概略図、図7は、図1の配電線用絶縁カバー1をヤットコ57で取外す方法を示す概略図である。
本発明の第1実施形態の配電線用絶縁カバー1は、高所に架設された配電線51を覆う絶縁カバーであり、基本的に間接活線工具を用いて配電線51に着脱される。
なお本実施形態の配電線用絶縁カバー1の着脱に用いる間接活線工具は、基本的にはバインド打ち器55とヤットコ57とであるが、これに限定されるものではない。バインド打ち器55は、先端がフック状の間接活線工具であり、ヤットコ57は、先端を開閉させて対象を把持する間接活線工具である。これらの間接活線工具は、適宜公知のものを用いることができる。
配電線用絶縁カバー1は、互いに係止可能な係止手段を備える右側カバー部材11及び左側カバー部材12と、上端に設けられ右側カバー部材11と左側カバー部材12とを回動自在に連結するヒンジ37とを有し、これらが一体的に形成されている。配電線用絶縁カバー1は、右側カバー部材11の下端部21及び左側カバー部材12の下端部31のそれぞれ3箇所に設けられた係止手段を係止させて配電線51に装着される。配電線用絶縁カバー1の長手方向の両端には、配電線入口部38及び配電線出口部39が設けられている。なお図2、図3中に示す仮想線B−Bから仮想線C−C又は仮想線D−Dまでの間が下部15、19であり仮想線C−C又は仮想線D−Dの下側が係止手段である。
配電線用絶縁カバー1の材質は、例えば、ポリエチレン樹脂が用いられるが、これに限定されるものではなく、各種絶縁材料を適宜選定して用いることができる。
右側カバー部材11は、半円状の上部13、上部13に続く直線状の中央部14、中央部14に続く下部15、さらに下部15に続き中央部14に直交するように配置された底部16を備える。同様に左側カバー部材12は、半円状の上部17、上部17に続く直線状の中央部18、中央部18に続く下部19、さらに下部19に続き中央部18に直交するように配置された底部20を備える。
右側カバー部材11の底部16及び左側カバー部材12の底部20は、係止時に互いの先端が突き当たるように形成されている。右側カバー部材11の底部16及び左側カバー部材12の底部20は、係止時に互いの先端が突き当たることで後述の係止爪33と係止孔23とをしっかりと係止させ、その状態を保持するストッパーとして機能する。
ヒンジ37は、円筒体の一箇所に長手方向に亘って切込みが入った形状であり、外周面における切込みの左右から右側カバー部材11及び左側カバー部材12が形成されている。ヒンジ37は、右側カバー部材11及び左側カバー部材12が配電線51を収納容易な程度に回動自在に形成されている。
配電線入口部38及び配電線出口部39は、右側カバー部材11及び左側カバー部材12の両端に設けられ、配電線51に装着したときに配電線51の外周を囲うように形成されている。なお配電線入口部38及び配電線出口部39は、特定の形状に限定されるものではない。
右側カバー部材11の係止手段は、右側カバー部材11の下端部21に一体的に形成された舌片状の第1係止片22であり、第1係止片22には、左側カバー部材12に設けられた係止爪33が係止する係止孔23が穿設され、さらに先端部24にバインド打ち器55のフック56を引掛ける工具引掛孔25が穿設されている。右側カバー部材11の下部15は、中央部14に対して45°内側に傾いており、その延長線上に第1係止片22が形成されている。なお、本実施形態において内側とは相対するカバー部材の方向をいう。
左側カバー部材12の係止手段は、左側カバー部材12の下端部31に一体的に形成された舌片状の第2係止片32であり、第2係止片32には、係止孔23に挿入して係止可能な係止爪33が外側に形成され、さらに先端部34にバインド打ち器55のフック56を引掛ける工具引掛孔35が穿設されている。左側カバー部材12の下部19は、中央部18に対して内側に傾いており、その延長線上に第2係止片32が形成されている。この傾斜角度は、右側カバー部材11と左側カバー部材12とが内側(右側カバー部材11及び左側カバー部材12を閉じる方向)に回動したときに第2係止片32の先端部34が係止孔23に挿入され、係止孔23から外側に突出するように決められる。
第1係止片22及び第2係止片32は、係止時に互いの先端が略同一の高さとなるように、略同一の長さで形成されている。ここで第1係止片22及び第2係止片32の係止時の互いの先端の高さ関係は、後述するヤットコ57による取外し時に第1係止片22及び第2係止片32の両方の先端を低位置からヤットコ57で把持し易い高さ関係であればよい。
係止孔23は、矩形に形成されており、右側カバー部材11の底部16及び左側カバー部材12の底部20の先端が突き当たった状態において、第2係止片32の外側の面が係止孔23の先端部24側の内周面に平行に当接するように配置されている。また係止孔23は、係止爪33が通過可能な大きさに穿設されている。
係止爪33は、係止孔23を通過し易いように先端部34側から係止孔23に係止する根元部分の係止部36にかけて徐々に幅広に且つ徐々に高さが高くなるように先細楔形状に形成されている。また第2係止片32の先端部34は、係止孔23よりも小さく形成されている。
このように係止爪33が先細楔形状であり、第2係止片32の先端部34が係止孔23よりも小さく形成されているので、右側カバー部材11と左側カバー部材12とが互いに少しずれていても第2係止片の先端部34が係止孔23に臨み、係止爪33が係止孔23にスムーズに係止される。
係止時には右側カバー部材11の底部16の先端と左側カバー部材12の底部20の先端とが突き当たることで、係止爪33と係止孔23とが係止された状態に保持されるので、係止爪33の係止部36は、係止孔23よりも若干小さくしても係止可能であり、少なくとも上端が係止孔23に係止可能な高さに形成されていればよい。
第2係止片32の先端部34の長さ及び工具引掛孔35の穿設位置は、右側カバー部材11及び左側カバー部材12が内側に回動し、第2係止片32の先端部34が係止孔23へ挿入され係止孔23と係止爪33とが当接したときに工具引掛孔35が係止孔23(第1係止片22)の外側に位置するように決められる。このようにすると、第2係止片32の先端部34が係止孔23へ挿入された状態でバインド打ち器55のフック56を係止孔23(第1係止片22)の外側から引掛けることができる。
次に本実施形態の配電線用絶縁カバー1の装着方法について説明する。図5(a)は、第2係止片32の工具引掛孔35にバインド打ち器55を引掛けた状態を示す概略図である。図5(b)は、バインド打ち器55を用いて係止爪33を係止孔23に係止させた状態を示す概略図である。なお図5以降では、仮想線を省略している。
配電線用絶縁カバー1をヒンジ37が上になるように配電線51に被せ、自重により、又はヤットコ57を用いて右側カバー部材11及び左側カバー部材12を、係止孔23に係止爪33が当接するまで内側に回動させる。
第2係止片32の先端部34が係止孔23に挿入され、第2係止片32の工具引掛孔35が係止孔23から突出する。突出した第2係止片32の工具引掛孔35にバインド打ち器55のフック56を引掛けて第2係止片32を外側に引っ張ると係止爪33が係止孔23を通過し、係止爪33の係止部36が係止孔23の端部に係止する。
係止爪33を係止孔23に係止させると、右側カバー部材11の底部16の先端と左側カバー部材12の底部20の先端とが突き当たり、第1係止片22と第2係止片32とがそれぞれ右側カバー部材11及び左側カバー部材12の中央部14、18(ヒンジ37の中心を通る鉛直線)に対して45°の角度を有した状態で互いに直交する。
このように本実施形態の配電線用絶縁カバー1は、間接活線工具を用いて配電線51に容易に装着することができ、係止爪33が係止孔23にしっかりと係止される。なお説明では、バインド打ち器55を用いたが、突出した第2係止片32の先端部34をヤットコ57で把持して引っ張り、係止爪33を係止孔23に係止させてもよい。
次に本実施形態の電線用絶縁カバー1の取外し方法について説明する。図6(a)は、第1係止片22の工具引掛孔25にバインド打ち器55を引掛けた状態を示す概略図である。図6(b)は、バインド打ち器55を用いて係止爪33を係止孔23から外した状態を示す概略図である。
バインド打ち器55のフック56を第1係止片22の工具引掛孔25に引掛けて第1係止片22を外側に引っ張ると、右側カバー部材11の底部16の先端と左側カバー部材12の底部20の先端との突き当たりが外れ、左側カバー部材12の下部19が弾性力により内側に回動し係止爪33が係止孔23から外れ、配電線用絶縁カバー1を配電線51から取外すことができる。
また図7(a)は、第1係止片22の先端及び第2係止片32の先端をヤットコ57で把持した状態を示す概略図である。図7(b)は、ヤットコ57を用いて係止爪33を係止孔23から外した状態を示す概略図である。
ヤットコ57により第1係止片22の先端と第2係止片32の先端とを把持し、第1係止片22の先端を支点にヤットコ57を時計回りの方向へ回動させるだけで係止爪33が係止孔23から外れ、配電線用絶縁カバー1を配電線51から取外すことができる。このとき第1係止片22及び第2係止片32は、互いの先端が略同一の高さなのでヤットコ57による把持が容易である。なおヤットコ57を用いる場合は、第1係止片22の先端部24を把持して引っ張り、係止爪33を係止孔23から外してもよい。
このように本実施形態の配電線用絶縁カバー1は、間接活線工具を用いて配電線51から容易に取外すことができる。
以上のように本発明の第1実施形態の配電線用絶縁カバー1は、係止爪33を係止孔23に係止させるので、装着時にはしっかりと固定される。さらに係止爪33が係止孔23に係止したことが分かり易いので、配電線用絶縁カバー装着後の出来上がりを確認し易い。また配電線用絶縁カバー1を配電線51から取外すときには、ほぼ垂直の状態で間接活線工具を操作することができ、操作自体も簡単なので、低位置からの間接活線工具を使用した着脱作業が容易である。
図8は、本発明の第2実施形態の配電線用絶縁カバー2の断面図である。図1の第1実施形態の配電線用絶縁カバー1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。第2実施形態の配電線用絶縁カバー2は、第1実施形態の配電線用絶縁カバー1と基本的構成は同じであるが、係止爪42の向きが異なる。
第2実施形態の配電線用絶縁カバー2の係止爪42は、左側カバー部材12の第2係止片41の内側に設けられている。また、右側カバー部材11及び左側カバー部材12は、下部15、19がそのまま延長する形で底部28、29を形成しており、第1実施形態の右側カバー部材11及び左側カバー部材12のように水平方向に配置された底部16、20を有していない。また底部28、29の先端が下端部21、31となる。なお係止爪42のその他の形成要領は、第1実施形態の配電線用絶縁カバー1の係止爪33と同様である。
第2実施形態の配電線用絶縁カバー2は、第1実施形態の配電線用絶縁カバー1と同様の方法で配電線51に装着され、装着後は、左側カバー部材12の下部19の内側への弾性力により係止爪42と係止孔23とを係止させる方向に力が加わる。このため第1実施形態の配電線用絶縁カバー1のようにストッパーとして機能する水平方向に配置された底部16、20を設けることなく、第1係止片22と第2係止片41とをそれぞれ右側カバー部材11及び左側カバー部材12の中央部14、18に対して45°の角度を有した状態で互いに直交させるとともに、しっかりと係止させることができる。
配電線用絶縁カバー2を配電線51から取外すときは、ヤットコ57により第1係止片22の先端と第2係止片41の先端とを把持するだけで係止爪42を係止孔23から外すことができる。またバインド打ち器55を使用する場合は、第2係止片41の工具引掛孔35にフック56を引掛けて第2係止片41を下方へ引っ張ると係止爪42を係止孔23から外すことができる。
このように第2実施形態の配電線用絶縁カバー2を用いると、右側カバー部材11及び左側カバー部材12に水平方向に配置された底部16、20を形成する必要がなく、取外方法も第1実施形態の配電線用絶縁カバー1に比べて多少、容易である。一方、左側カバー部材12の下部19の内側への弾性力に比べて左側カバー部材12の下部19及び第2係止片41の自重が大きい場合には、係止爪42が係止孔23から自然に外れてしまう恐れがある。このため装着時に左側カバー部材12の内側への弾性力が確実に自重よりも大きくなるように製造する必要がある。なお第2実施形態の配電線用絶縁カバー2においても右側カバー部材11及び左側カバー部材12に水平方向に配置された底部16、20を設けてもよい。
図9は、本発明の第3実施形態の配電線用絶縁カバー3の概略図である。なお図9(a)は、本発明の第3実施形態の配電線用絶縁カバー3の概略図であり、図9(b)は、図9(a)の配電線用絶縁カバー3の第1係止片43の拡大図である。
図1の第1実施形態の配電線用絶縁カバー1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。第3実施形態の配電線用絶縁カバー3は、第1実施形態の配電線用絶縁カバー1と基本的構成は同じであるが、第1係止片43の先端から係止孔23にかけて第2係止片32の先端部34が通過可能な溝44が設けられている。
右側カバー部材11の第1係止片43には、先端から係止孔23にかけて一定幅の溝44が設けられている。溝44の幅は、左側カバー部材12の第2係止片32の先端部34の幅よりも広く、係止爪33の係止部36の幅よりも狭い。また第1係止片43の工具引掛孔25は、溝44の脇に設けられている。
また左側カバー部材12の下部19及び第2係止片32は、右側カバー部材11の下部15と同様、中央部19に対して45°内側に傾いている。
第3実施形態の配電線用絶縁カバー3は、右側カバー部材11及び左側カバー部材12を閉じるように回動させると、第2係止片32の先端部34が第1係止片21の溝44から突出する。バインド打ち器55のフック56を第2係止片32の工具引掛孔35に引掛け、又はヤットコ57で第2係止片32の先端を把持し、第2係止片32の先端部34を溝44に通しながら第2係止片32を引っ張ることで、係止爪33を係止孔23に係止させることができる。
第3実施形態の配電線用絶縁カバー3を用いると、左側カバー部材12の下部19及び第2係止片32の内側への傾斜角度の自由度が高くなる。また第3実施形態の配電線用絶縁カバー3は、経年変化により配電線用絶縁カバー3が変形し、右側カバー部材11の下部15及び第1係止片43又は左側カバー部材12の下部19及び第2係止片32の内側への傾斜角度が変化しても、変形前と同様の方法で着脱させることができる。
図10は、本発明の第4実施形態の配電線用絶縁カバー4の断面図である。図1の第1実施形態の配電線用絶縁カバー1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。第4実施形態の配電線用絶縁カバー4は、第1実施形態の配電線用絶縁カバー1と基本的構成は同じであるが、係止孔62及び係止爪64の形成要領が異なる。
第4実施形態の配電線用絶縁カバー4の右側カバー部材11の下部15及び第1係止片61及び左側カバー部材12の下部19及び第2係止片63は、それぞれ中央部14、18に対して内側に45°傾いている。
第4実施形態の配電線用絶縁カバー4の係止孔62は、右側カバー部材11及び左側カバー部材12が閉じるように回動したときに第2係止片63の先端が係止孔62を通過するように、第1実施形態の配電線用絶縁カバー1の係止孔23に比較して大きく、かつ、より先端に設けられている。
係止爪64の形状は、係止孔62の大きさ及び穿設位置に合わせて、係止部65の高さが係止孔62に係止可能に決められている。
第4実施形態の配電線用絶縁カバー4は、第1実施形態の配電線用絶縁カバー1と同様の方法で配電線51に着脱される。
第4実施形態の配電線用絶縁カバー4のように、係止孔の大きさ、配置及び係止爪の形状を決めることで、左側カバー部材12の下部19及び第2係止片63の傾斜角度を調節することなく、右側カバー部材11及び左側カバー部材12が閉じるように回動したときに第2係止片63の先端が係止孔62を通過可能であり、かつ、係止時に第1係止片61及び第2係止片63がそれぞれ中央部14、18に対して内側に45°傾き、互いに直交させることができる。
以上、第1から第4実施形態の配電線用絶縁カバーを用いて、本発明の配電線用絶縁カバーを説明したが、本発明の配電線用絶縁カバーは、上記実施形態に限定されるものではなく、要旨を変更しない範囲で変形して使用することができる。第1実施形態の配電線用絶縁カバー1では、第1係止片22を右側カバー部材11に、第2係止片32を左側カバー部材12に設けたが、第1係止片22を左側カバー部材12に、第2係止片32を右側カバー部材11に設けてもよい。
第1係止片22と第2係止片32とは、係止したときにそれぞれのカバー部材の中央部14、18に対して内側に45°傾斜して互いに直交しているが、傾斜角度は、厳密に45°である必要はない。互いにしっかりと係止され、かつ、低位置から間接活線工具を用いての配電線51への着脱作業が容易となる傾斜角度で係止されていればよい。
また第1から第4実施形態では、間接活線工具を用いて配電線用絶縁カバーを着脱したが、手で直接着脱する用途を除外するものではない。なお上記実施形態に示す配電線用絶縁カバーは、分岐スリーブカバー、引留クランプカバー、ジャンパースリーブカバーなど種々の絶縁カバーに適用可能である。
1、2、3、4 配電線用絶縁カバー
11 右側カバー部材
12 左側カバー部材
21 右側カバー部材下端部
22、43、61 第1係止片
23、62 係止孔
24 第1係止片の先端部
25 第1係止片の工具引掛孔
31 左側カバー部材下端部
32、41、63 第2係止片
33、42、64 係止爪
34 第2係止片の先端部
35 第2係止片の工具引掛孔
36、65 係止爪の係止部
37 ヒンジ
38 配電線入口部
39 配電線出口部
44 溝
51 配電線
55 バインド打ち器
56 バインド打ち器のフック

Claims (6)

  1. 配電線を覆う左右一対のカバー部材の上端をヒンジを介して回動自在に結合し、前記左右一対のカバー部材の下端部に前記カバー部材を開閉自在に係止させる係止手段を備える配電線用絶縁カバーにおいて、
    前記係止手段は、一方のカバー部材の下端部に設けられた、係止孔が穿設された舌片状の第1係止片と、他方のカバー部材の下端部に設けられた、前記係止孔に係止する係止爪を備える舌片状の第2係止片と、を有し、
    前記第1係止片及び前記第2係止片は、前記カバー部材に対して内側に傾斜して形成され、前記係止爪を前記係止孔に係止すると前記係止爪が前記係止孔から突出し、前記第1係止片と前記第2係止片とが前記カバー部材に対して略45°の角度で互いに直交することを特徴とする配電線用絶縁カバー。
  2. 前記第1係止片及び前記第2係止片は、左右の前記カバー部材を閉じるように回動させたときに前記第2係止片の先端部が前記係止孔に挿入され、かつ、前記第2係止片の先端部が前記係止孔から突出するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配電線用絶縁カバー。
  3. 前記第1係止片は、先端から前記係止孔にかけて前記第2係止片の先端部が通過可能な溝を備え、
    前記溝は、幅が少なくとも前記第2係止片の先端から前記係止爪にかけての幅よりも広く、かつ、少なくとも前記係止孔に係止する前記係止爪の根元部分の係止部の幅よりも狭く、
    前記第2係止片の先端部は、左右の前記カバー部材を閉じたときに前記係止孔に代えて前記溝に挿入され、前記溝から突出することを特徴とする請求項2に記載の配電線用絶縁カバー。
  4. 前記第1係止片の先端から前記係止孔までの間及び/又は前記第2係止片の先端から前記係止爪までの間には、バインド打ち器のフックが引っ掛かる工具引掛孔が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の配電線用絶縁カバー。
  5. 前記第2係止片の先端部は、前記係止孔よりも小さく、
    前記係止爪は、先端側から前記係止孔に係止する根元部分の係止部にかけて徐々に幅広に、かつ徐々に高さが高くなるように形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の配電線用絶縁カバー。
  6. 前記第1係止片及び前記第2係止片は、係止時に互いの先端の高さが略同一になるように形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の配電線用絶縁カバー。
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