JP2015032858A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成のパフォーマンスを向上させる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置1は、画像を回転させるASIC18を備えている。原稿データ取得部100は、原稿データ300を取得する。向き違い判断部110は、取得された原稿データ300を解析し、出力される用紙の向きが向き違いであるか否かを判断する。後処理判断部120は、向き違いの用紙であったと判断された場合、原稿データ300に後処理の指定があるか否かを判断する。回転制御部130は、後処理判断部120により後処理の指定がなかったと判断された場合は原稿データ300の画像をASIC18により回転させ、それ以外の場合は原稿データ300の画像をソフトウェア処理により回転させる。画像形成部17は、回転制御部130によりASIC18又はソフトウェア処理で回転された原稿データ300を画像形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に係り、特に画像を回転させる回転処理を行う画像形成装置及び画像形成方法に関する。
従来から、文書や画像を印刷可能な複合機(Multifunctional Peripheral, MFP)等の画像形成装置が存在する。
このような画像形成装置では、原稿読取部によって読み取った原稿データの出力方向と給紙カセットに格納された用紙の向き(画像形成される向き)とが異なる場合には、画像の回転処理が必要になる。
また、画像形成装置には、パンチ孔を開け、ステープルを行う等の後処理が可能なものも存在する。このような画像形成装置では、後処理は所定位置のみ可能な場合が多く、この場合も回転処理が必要になることがある。
このような回転処理は、ASIC(Application Specific Processor、特定用途向けプロセッサー)のような専用処理手段により行う方式と、各部の制御を行う制御部がプログラムを実行して行うソフトウェア処理により行う方式とが存在する。
特許文献1を参照すると、制御部によるソフトウェア処理で効率的に回転を行う画像形成装置が開示されている。
特開2012−226463号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、ソフトウェア処理で回転処理を行っている間は、他の原稿データの描画等の処理ができず、結果として複数文書の画像形成が遅くなるパフォーマンスの低下が起こっていた。
また、専用処理手段は、通常、縦横の所定方向にのみ回転可能であるため、後処理を行う画像形成装置には使用できないという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであって、上述の問題点を解消する画像形成装置を提供することを課題とする。
本発明の画像形成装置は、画像を回転させる専用処理手段を備えた画像形成装置において、記憶された原稿データを解析し、出力される用紙の向きが向き違いであるか否かを判断する向き違い判断手段と、該向き違い判断手段により向き違いの用紙であったと判断された場合、前記原稿データに後処理の指定があるか否かを判断する後処理判断手段と、該後処理判断手段により後処理の指定がなかったと判断された場合は前記原稿データの画像を前記専用処理手段により回転させ、それ以外の場合は前記原稿データの画像をソフトウェア処理により回転させる回転制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記回転制御手段は、ソフトウェア処理された前記原稿データのページを回転する向きを前記後処理に合わせた向きにすることを特徴とする。
本発明の画像形成方法は、画像を回転させる専用処理手段を備えた画像形成装置による画像形成方法において、前記画像形成装置は、記憶された原稿データと出力される用紙とが向き違いであるか否かを判断し、向き違いのページがあったと判断された場合、前記原稿データに後処理の指定があるか否かを判断し、後処理の指定がなかったと判断された場合、前記原稿データの画像を前記専用処理手段により回転させ、それ以外の場合は前記原稿データの画像をソフトウェア処理により回転させることを特徴とする。
本発明によれば、後処理が必要な場合はソフトウェア処理で回転処理を行い、それ以外の場合は専用処理手段で回転処理を行うことで、ソフトウェア処理と専用処理手段とを使い分けてパフォーマンスを向上させる画像形成装置を提供することができる。
本発明の画像形成装置の実施の形態に係るシステム構成図である。 本発明の実施の形態に係る回転処理のフローチャートである。 図2に示す回転処理の概念図である。 本発明の画像形成装置の実施の形態に係る全体の構成を示すブロック図である。 本発明の画像形成装置の実施の形態に係る概略図である。
<実施の形態>
〔画像形成装置1の全体の構成〕
まず、図4を参照して、画像形成装置1の全体の構成について説明する。
画像形成装置1は、画像処理部11、原稿読取部12、原稿給送部13、搬送部(給紙ローラー42b、搬送ローラー44、排出ローラー45)、ネットワーク送受信部15、操作パネル部16、画像形成部17(画像形成手段)、ASIC18(専用処理手段)、及び記憶部19等が、制御部10に接続されている。各部は、制御部10によって動作制御される。
制御部10は、GPP(General Purpose Processor)、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)等の情報処理手段である。
制御部10は、記憶部19のROMやHDDに記憶されている制御プログラムを読み出して、この制御プログラムをRAMに展開させて実行することで、後述する機能ブロックの各手段として動作させられる。また、制御部10は、図示しない外部の端末や操作パネル部16から入力された所定の指示情報に応じて、装置全体の制御を行う。
画像処理部11は、DSP(Digital Signal Processor)やGPU(Graphics Processing Unit)等の制御演算手段である。画像処理部11は、画像データに対して所定の画像処理を行う手段であり、例えば、拡大縮小処理、濃度調整、階調調整、画像改善処理等の各種画像処理を行う。
画像処理部11は、原稿読取部12で読み取られた画像を、記憶部19に印刷データとして記憶する。この際、画像処理部11は、印刷データをPDFやTIFF等のフォーマットのファイル単位に変換することも可能である。
原稿読取部12は、セットされた原稿を読み取る(スキャン)手段である。
原稿給送部13は、原稿読取部12で読み取られる原稿を搬送する手段である。
画像形成部17は、ユーザーの出力指示により、原稿読取部12で読み取られて、又は外部の端末や記録媒体から取得されて、記憶部19に記憶された原稿データ300(図1)から用紙への画像形成を行わせる手段である。
搬送部は、給紙カセット42a(図5)から用紙を搬送し、画像形成部17で画像形成させ、その後に後処理部50へ搬送する。
なお、原稿読取部12、原稿給送部13、搬送部、画像形成部17の動作については後述する。
ネットワーク送受信部15は、LAN、無線LAN、WAN、携帯電話網等の外部ネットワークに接続するためのLANボードや無線送受信機等を含むネットワーク接続手段である。
ネットワーク送受信部15は、データ通信用の回線ではデータを送受信し、音声電話回線では音声信号を送受信する。
操作パネル部16は、LCD等の表示部と、テンキー、スタート、キャンセル、複写やFAX送信やスキャナー等の動作モードの切り換えのボタン、選択された文書の印刷や送信や保存や記録等に関するジョブの実行に係る指示を行うためのボタンやタッチパネル等の入力部とを備えている。
操作パネル部16は、ユーザーによる画像形成装置1の各種ジョブの指示を取得する。また、操作パネル部16から取得したユーザーの指示により、記憶部19に記憶された各種設定を入力、変更することも可能である。
ASIC18は、記憶部19に記憶された原稿データ300(図1)を所定方向に回転させるためのASIC等の専用処理手段である。ASIC18は、安価で高性能でない回路を用いて構成してもよく、画像形成部17に原稿データ300を送信する際に、画像形成が停止されない程度のスピードで回転させられればよい。つまり、ASIC18は、原稿データ300の各ページ310を回転させるスピードが、制御部10によるソフトウェア処理よりも遅くてもよい。また、ASIC18は、縦90度や横90度等の所定の向きにのみ原稿データ300を回転可能であってもよい。
なお、ASIC18は、回転の他に、原稿データ300の拡大又は縮小等の処理を行ってもよい。また、ASIC18は、専用のプログラムを実行する記憶手段を内蔵したMPUやGPUやDSPであってもよい。
記憶部19は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の半導体メモリーやHDD(Hard Disk Drive)等の記録媒体を用いた記憶手段である。
記憶部19のROMやHDDには画像形成装置1の動作制御を行うための制御プログラムが記憶されている。また、記憶部19は、ユーザーのアカウント設定も記憶している。また、記憶部19には、ユーザー毎の保存フォルダーの領域が含まれていてもよい。
後処理部50は、フィニッシャー、ステープラー、ソーター等、画像形成部17による画像形成が行われた用紙60(図5)に後処理を行うための装置である。
後処理部50は、制御部10の指示により、用紙60の所定位置にパンチ孔を開け、ステープラーで綴じ、製本用の折りたたみを行い、ジョブ単位で仕分けてトレイに排紙する等の後処理等を行う。このため、後処理部50は専用の制御手段及び後処理を行うための機構を備えている。
また、後処理部50が各後処理を行う用紙60の位置は固定されていてもよい。この固定された位置に対して後処理を行う場合、原稿データ300(図1)の回転が必要になることもある。
なお、画像形成装置1において、制御部10及び画像処理部11は、GPU内蔵CPU等やチップ・オン・モジュールパッケージのように、一体的に形成されていてもよい。また、画像処理部11及びASIC18が一体的に形成されていてもよい。
また、制御部10、画像処理部11、及びASIC18は、RAMやROMやフラッシュメモリー等を内蔵していてもよい。
また、画像形成装置1は、ファクシミリの送受信を行うFAX送受信部を備えていてもよい。
〔画像形成装置1の動作〕
次に、図5を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1の動作について説明する。
原稿読取部12は、本体部14の上部に配設され、原稿給送部13は、原稿読取部12の上部に配設されている。後処理部50は、本体部14に形成された、用紙60の排出口41側に配設され、また、操作パネル部16は、画像形成装置1のフロント側に配設されている。
原稿読取部12は、スキャナー12aと、プラテンガラス12bと、原稿読取スリット12cとを備えている。スキャナー12aは、露光ランプ、及びCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)撮像センサー等から構成され、原稿給送部13による原稿の搬送方向に移動可能に構成されている。
プラテンガラス12bは、ガラス等の透明部材により構成された原稿台である。原稿読取スリット12cは、原稿給送部13による原稿の搬送方向と直交方向に形成されたスリットを有する。
プラテンガラス12bに載置された原稿を読み取る場合には、スキャナー12aは、プラテンガラス12bに対向する位置に移動され、プラテンガラス12bに載置された原稿を走査しながら原稿を読み取って画像データを取得し、取得した画像データを本体部14に出力する。
また、原稿給送部13により搬送された原稿を読み取る場合には、スキャナー12aは、原稿読取スリット12cと対向する位置に移動され、原稿読取スリット12cを介し、原稿給送部13による原稿の搬送動作と同期して原稿を読み取って画像データを取得し、取得した画像データを本体部14に出力する。
原稿給送部13は、原稿載置部13aと、原稿排出部13bと、原稿搬送機構13cとを備えている。原稿載置部13aに載置された原稿は、原稿搬送機構13cによって、1枚ずつ順に繰り出されて原稿読取スリット12cに対向する位置へ搬送され、その後、原稿排出部13bに排出される。
なお、原稿給送部13は、可倒式に構成され、原稿給送部13を上方に持ち上げることで、プラテンガラス12bの上面を開放させることができる。
本体部14は、画像形成部17を備えると共に、給紙部42と、用紙搬送路43と、搬送ローラー44と、排出ローラー45とを備えている。給紙部42は、それぞれサイズ又は向きが異なる記録紙である用紙60を収納する複数の給紙カセット42aと、給紙カセット42aから用紙60を1枚ずつ用紙搬送路43に繰り出す給紙ローラー42bとを備えている。給紙ローラー42b、搬送ローラー44、及び排出ローラー45は、搬送部として機能する。用紙60は、この搬送部により搬送される。各給紙カセット42aには、用紙の向きを検知するセンサーを備えていてもよい。
給紙ローラー42bによって用紙搬送路43に繰り出された用紙60は、搬送ローラー44によって画像形成部17に搬送される。そして、画像形成部17によって記録が施された用紙60は、排出ローラー45によって後処理部50に排出される。
給紙部42は、給紙カセット42aに載置された用紙60の向き及びサイズを検出するセンサーを備えていてもよい。
画像形成部17は、感光体ドラム17aと、露光部17bと、現像部17cと、転写部17dと、定着部17eとを備えている。露光部17bは、レーザー装置やミラーやレンズやLEDアレイ等を備えた光学ユニットであり、画像データに基づいて光等を出力して感光体ドラム17aを露光し、感光体ドラム17aの表面に静電潜像を形成する。現像部17cは、トナーを用いて感光体ドラム17aに形成された静電潜像を現像する現像ユニットであり、静電潜像に基づいたトナー像を感光体ドラム17a上に形成させる。転写部17dは、現像部17cによって感光体ドラム17a上に形成されたトナー像を用紙60に転写させる。定着部17eは、転写部17dによってトナー像が転写された用紙60を加熱してトナー像を用紙60に定着させる。
画像形成部17は、回転制御部130(図1)の制御により、ASIC18(図4)又はソフトウェア処理で回転された原稿データ300(図1)を画像形成する。
〔画像形成装置1のシステム構成〕
ここで、図1を参照して、画像形成装置1のシステム構成について説明する。
画像形成装置1は、原稿データ取得部100(原稿データ取得手段)、向き違い判断部110(向き違い判断手段)、後処理判断部120(後処理判断手段)、回転制御部130(回転制御手段)を備えている。
記憶部19は、原稿データ300を記憶している。
原稿データ取得部100は、原稿読取部12、図示しない外部の端末や記録媒体等から原稿データ300を取得して、記憶部19に保存する。
向き違い判断部110は、原稿データ取得部100により取得され記憶部19に記憶された原稿データ300を読みだし、出力される用紙60(図5)と向き違いであるか否かを判断する。向き違い判断部110は、記憶部19に記憶された原稿データ300のPDL(Page Description Language)を解析する。また、向き違い判断部110は、原稿データ300の出力方向、又は記憶部19に記憶された用紙設定200により指定されている給紙部42の給紙カセット42aに格納された用紙60の向きをセンサーや用紙設定200により取得する。
また、向き違い判断部110は、原稿データ300に後処理の指定があった場合には、後処理により回転が必要となる場合、この回転による向きを算出する。この際、向き違い判断部110は、原稿データ300に設定された出力方向又は後処理で必要な回転時の向きと、用紙60の向きとを比較して、向き違いを判断する。
後処理判断部120は、向き違い判断手段により向き違いの用紙60があったと判断された場合、原稿データ300に後処理の指定があるか否かを判断する。
後処理判断部120は、記憶部19に記憶された原稿データ300のPDLを解析し、後処理の指定があるか否かを判断する。
回転制御部130は、後処理判断部120により後処理の指定がなかったと判断された場合は原稿データ300の画像をASIC18により回転させ、それ以外の場合は原稿データ300の画像をソフトウェア処理により回転させる。
つまり、回転制御部130は、原稿データ300が給紙カセット42aに載置された用紙60と向き違いで、後処理が指定されていない場合は、原稿データ300に含まれる各ページ310の画像をASIC18により回転させる。この際、回転制御部130は、回転をする向きについて、ASIC18のレジスター等に書き込んで、所定のコマンドを発行してり回転処理を実行させる。
回転制御部130は、向き違いで後処理が指定されている場合、記憶部19に記憶された原稿データ300の各ページ310を読み出し、画像の向き等を用紙の向きや後処理に合わせた向きに対応させるように座標等を変更して書き込むといったプログラムを制御部10に実行させる。これにより、回転制御部130は、原稿データ300をソフトウェア処理で回転させる。
用紙設定200は、それぞれの給紙カセット42a(図5)に保存された用紙の向きや画像形成の方向等の既定(デフォルト)の設定データである。
用紙設定200は、ユーザーが操作パネル部16や図示しない端末等から設定、変更可能である。
原稿データ300は、各ページ310のPDLや各種データ等を含むデータである。原稿データ300は、ページ単位のPDLや各種データであるページ310を一つ以上、含んでいる。原稿データ300は、原稿読取部12で読み取られた画像データ、他の端末等から取得した印刷データ、PDLがラスタライズされて描画されたビットマップの画像データ等であってもよい。
また、原稿データ300は、出力方向、出力する給紙カセット42aの指定、後処理の有無や種類の指定等についてのデータも含んでいてもよい。
なお、図1では原稿データ300は一つ記載しているものの、ジョブ単位で複数の原稿データ300が記憶部19に保存されていてもよい。
ここで、画像形成装置1の制御部10は、記憶部19に記憶された制御プログラムを実行することで、原稿データ取得部100、向き違い判断部110、後処理判断部120、回転制御部130、として機能する。
また、上述の画像形成装置1の各部は、本発明の画像形成方法を実行するハードウェア資源となる。
〔画像形成装置1による回転処理〕
次に、図2を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1による回転処理の説明を行う。
本実施形態の回転処理は、主に制御部10が、記憶部19に記憶されたプログラムを、各部と協働し、ハードウェア資源を用いて実行する。
以下で、図2のフローチャートを参照して、回転処理の詳細についてステップ毎に説明する。
(ステップS101)
まず、制御部10は、原稿データ取得部100により、原稿データ取得処理を行う。
制御部10は、原稿給送部13にセットされた原稿を原稿読取部12に読み取らせ、原稿データ300を取得してもよい。
また、制御部10は、接続された記録媒体や記憶部19のユーザーの保存フォルダー等に既に存在する、原稿データ300を取得してもよい。
また、制御部10は、他の端末やサーバー(図示せず)の保存フォルダーからからネットワークを介して原稿データ300を取得し、又はファクシミリ受信した画像データを原稿データ300として取得してもよい。
制御部10は、取得した原稿データ300を、記憶部19に保存する。
(ステップS102)
次に、制御部10は、向き違い判断部110により、給紙用紙向き確認処理を行う。
制御部10は、原稿データ300を画像形成する用紙60が格納された給紙カセット42aのセンサーから載置された用紙60の向きを取得する。また、制御部10は、記憶部19に記憶された用紙設定200を読み出して、当該給紙カセット42aの用紙60の向きを取得してもよい。この際、制御部10は、用紙60のサイズや用紙60の配置位置、用紙の種類等の情報を取得してもよい。
(ステップS103)
制御部10は、向き違い判断部110により、後処理位置設定処理を行う。
制御部10は、原稿データ300のPDLを解析し、原稿データ300に後処理の指定がある場合、画像形成後の用紙60に対して指定された後処理を行うように後処理部50を設定する。
(ステップS104)
次に、制御部10は、向き違い判断部110により、原稿データ300の出力方向が向き違いであるか否かを判定する。制御部10は、記憶部19に記憶された原稿データ300のPDLを解析し、ページ310の出力方向を取得する。そして、制御部10は、原稿データ300に設定された出力方向と、給紙カセット42aの用紙60の向きとを比較することで、向き違いになっているか否かについて算出する。また、原稿データ300に後処理の指定がある場合、制御部10は、後処理を行うパンチ孔の位置やステープラー等の綴じ位置により、原稿データ300に設定された出力方向が向き違いになるか否かについても算出する。この際、制御部10は、用紙60のサイズや用紙60の配置位置、用紙の種類等により後処理のための回転方向を変更してもよい。
制御部10は、原稿データ300の出力方向と給紙カセット42aの用紙60の向きとが、少なくとも一部異なる場合には向き違いとして、Yesと判定する。また、制御部10は、後処理の指定により、回転が必要になる場合、この回転後の出力方向と、用紙60の向きとが異なる場合も、向き違いとして、Yesと判定する。制御部10は、それ以外の場合には、Noと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS105に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS108に進める。
(ステップS105)
出力方向が向き違いであった場合、制御部10は、後処理判断部120により、後処理の指定があったか否かを判定する。制御部10は、原稿データ300のPDLに後処理の指定があった場合には、Yesと判定する。制御部10は、それ以外の場合、つまり後処理の指定がなかった場合には、Noと判定する。
Yesの場合、制御部10は、処理をステップS107に進める。
Noの場合、制御部10は、処理をステップS106に進める。
(ステップS106)
ここで、給紙カセット42aの用紙60が向き違いであり、後処理の指定がなかった場合に、制御部10は、回転制御部130により、ASIC回転処理を行う。
図3(a)を参照して説明すると、制御部10は、記憶部19に記憶された原稿データ300の各ページ310をASIC18により回転させる。この際、制御部10は、原稿データ300がPDL等であった場合、画像形成部へ送信させる前の状態まで原稿データ300をラスタライズ(描画)した上で、描画された画像のデータを回転させる。ASIC18、記憶部19に記憶された画像のデータを、例えばライン単位で読み出して、回転させて回転後の画像のデータに変換して記憶部19に記憶することで回転させる。
ASIC18は、ライン単位のデータを内蔵する記憶手段にバッファー等として備えているため、別途、回転途中の中間データを記憶部19に保持する必要がなく、記憶部19の記憶容量を削減できる。
(ステップS107)
ここで、制御部10は、回転制御部130により、ソフトウェア回転処理を行う。
図3(b)を参照して説明すると、制御部10は、出力方向が向き違いであり、後処理の指定がある場合、記憶部19に記憶されたプログラムを実行して、ソフトウェア処理により回転を行う。制御部10は、後処理がある場合、この後処理が可能な位置に合わせた回転後の出力方向になるよう原稿データ300を回転させる。つまり、制御部10は、ソフトウェア処理された原稿データ300のページ310を回転する向きを、後処理に合わせた向きにする。図3(b)の例では、パンチ孔群315を開ける位置に合わせて、図3(a)とは反対方向に回転させている。
制御部10は、原稿データ300がPDL等であった場合、上述のASIC回転処理と同様に原稿データ300の各ページ310を描画した上で、描画された画像のデータを回転させてもよい。また、原稿データ300がPDL等の場合は、出力方向に合わせた向きになるようPDLの描画座標系を回転させて、直接描画してもよい。
制御部10は、中間データとして回転途中の中間データを作成して回転させることで、高速に回転後の画像データを作成することができる。
(ステップS108)
ここで、制御部10は、回転制御部130により、画像形成指示処理を行う。
制御部10は、画像形成部17に、ASIC18又はソフトウェア処理で回転された原稿データ300の各ページ310を画像形成させ、出力させる。
以上により、本発明の実施の形態に係る回転処理を終了する。
以上のように構成することで、以下のような効果を得ることができる。
従来の画像形成装置では、専用処理手段では後処理に対応できず、ソフトウェア処理ので回転を行うとパフォーマンス低下の要因となっていた。
これに対して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1は、画像を回転させるASIC18を備え、原稿データ300を取得する原稿データ取得部100と、原稿取得部により取得された原稿データ300を解析し、出力される用紙の向きが向き違いであるか否かを判断する向き違い判断部110と、向き違い判断部110により向き違いの用紙であったと判断された場合、原稿データ300に後処理の指定があるか否かを判断する後処理判断部120と、後処理判断部120により後処理の指定がなかったと判断された場合は原稿データ300の画像をASIC18により回転させ、それ以外の場合は原稿データ300の画像をソフトウェア処理により回転させる回転制御部130と、回転制御部130によりASIC18又はソフトウェア処理で回転された原稿データ300を画像形成する画像形成部17とを備えることを特徴とする。
このように構成することで、ASIC18とソフトウェア処理の使い分けが可能となるため、後処理のある原稿データ300のジョブに対してはソフトウェア処理で回転処理を行い、後処理のない原稿データ300のジョブに対してはASIC18で回転処理を行うといった使い分けが可能となる。このため、原稿データ300の画像をASIC18で回転させている最中に、ソフトウェア処理で他の原稿データ300の画像を回転させるといった処理が可能となり、画像形成のパフォーマンスを向上させることができる。
また、従来、すべての原稿データ300をソフトウェア処理で回転させると、記憶部19のメモリーの容量を圧迫するという問題があった。
これに対して、本実施形態の画像形成装置1は、後処理のない原稿データ300をASIC18で回転させることで、回転処理に必要なメモリーの容量を削減できる。このため、従来よりも多い複数のページ310を同時に回転処理させられ、パフォーマンスを向上させることができる。
また、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1は、回転制御部130が、ソフトウェア処理された原稿データ300のページ310を回転する向きを後処理に合わせた向きにすることを特徴とする。
このように構成することで、記憶部19に記憶された原稿データ300を画像形成する用紙の向きとは別に、後処理で必要な所定の向きに合わせた回転処理を行うことが可能になる。このため、後処理部50が所定位置にしかパンチ孔やステープルできないような構成であっても、柔軟に回転処理が可能となる。つまり、ASIC18が例えば右90度のような所定の向きにしか回転できず、後処理で必要な原稿データ300の回転方向がASIC18で対応していなくても、回転処理を行うことができる。
また、回路規模が小さく、所定方向にしか回転できないASIC18であっても、後処理部50を備えた画像形成装置1に使用することができ、コストを削減できる。
なお、上述の実施の形態においては、原稿データ300単位で出力方向や後処理の有無や種類を判断させるように記載したが、これに限られない。すなわち、原稿データ300のページ310単位で出力方向の変更や後処理の有無や種類について判定された場合、その変更の時点で上述の各処理によりASIC18又はソフトウェア処理で回転させるようにしてもよい。また、原稿データ300の出力が中断され、出力が再開された場合上述の各処理による判断を改めて行ってもよい。これにより、原稿データ300内で出力方向や後処理の有無や種類が変化する場合でもASIC18又はソフトウェア処理で回転させてパフォーマンスを向上させることができる。
また、後処理の指定のない原稿データ300のページ310をASIC18で回転させている間、ソフトウェア処理にて他のページ310を回転させてもよい。これにより、より素早く回転処理を行うことができ、パフォーマンスを向上させられる。
また、本発明は、画像形成装置以外の情報処理装置にも適用できる。つまり、ネットワークスキャナー、スキャナーをUSB等で別途接続したサーバー等を用いる構成であってもよい。
また、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実行することができることは言うまでもない。
1 画像形成装置
10 制御部
11 画像処理部
12 原稿読取部
12a スキャナー
12b プラテンガラス
12c 原稿読取スリット
13 原稿給送部
13a 原稿載置部
13b 原稿排出部
13c 原稿搬送機構
14 本体部
15 ネットワーク送受信部
16 操作パネル部
17 画像形成部
17a 感光体ドラム
17b 露光部
17c 現像部
17d 転写部
17e 定着部
18 ASIC
19 記憶部
41 排出口
42 給紙部
42a 給紙カセット
42b 給紙ローラー
43 用紙搬送路
44 搬送ローラー
45 排出ローラー
50 後処理部
60 用紙
100 原稿データ取得部
110 向き違い判断部
120 後処理判断部
130 回転制御部
200 用紙設定
300 原稿データ
310 ページ
315 パンチ孔群

Claims (3)

  1. 画像を回転させる専用処理手段を備えた画像形成装置において、
    記憶された原稿データを解析し、出力される用紙の向きが向き違いであるか否かを判断する向き違い判断手段と、
    該向き違い判断手段により向き違いの用紙であったと判断された場合、前記原稿データに後処理の指定があるか否かを判断する後処理判断手段と、
    該後処理判断手段により後処理の指定がなかったと判断された場合は前記原稿データの画像を前記専用処理手段により回転させ、それ以外の場合は前記原稿データの画像をソフトウェア処理により回転させる回転制御手段とを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記回転制御手段は、ソフトウェア処理された前記原稿データのページを回転する向きを前記後処理に合わせた向きにする
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 画像を回転させる専用処理手段を備えた画像形成装置による画像形成方法において、前記画像形成装置は、
    記憶された原稿データと出力される用紙とが向き違いであるか否かを判断し、
    向き違いのページがあったと判断された場合、前記原稿データに後処理の指定があるか否かを判断し、
    後処理の指定がなかったと判断された場合、前記原稿データの画像を前記専用処理手段により回転させ、それ以外の場合は前記原稿データの画像をソフトウェア処理により回転させる
    ことを特徴とする画像形成方法。
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