JP2001103227A - 情報出力装置 - Google Patents

情報出力装置

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JP2001103227A
JP2001103227A JP27799299A JP27799299A JP2001103227A JP 2001103227 A JP2001103227 A JP 2001103227A JP 27799299 A JP27799299 A JP 27799299A JP 27799299 A JP27799299 A JP 27799299A JP 2001103227 A JP2001103227 A JP 2001103227A
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rotation
data
image
circuit
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JP27799299A
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Masao Takahashi
聖夫 高橋
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 パソコンは、ステップS11で取得したステ
ータス情報によって、ステップS13でマルチファンク
ション装置の回転処理回路が利用可能かどうか判断し、
利用可能な場合には、ステップS14で角度でを送信す
るとともに、ステップS15で回転処理していないデー
タを送信する。回転処理回路が利用できないとき、プリ
ンタドライバによって回転処理したデータをマルチファ
ンクション装置に送信する。 【効果】 回転処理回路が使用できるときは高速処理が
可能であり、また回転処理回路が使用できないときで
も、処理を待つことなく回転したプリントが実行でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は情報出力装置に関し、
特にプリンタドライバソフトウェアを有するパーソナル
コンピュータ(以下、「パソコン」という。)等の情報
処理機器と電気的(有線・無線)に接続され、ディジタ
ルコピー機能,ファクシミリ機能,プリンタ機能等を備
えたマルチファンクション装置を含む情報出力装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリに装置においては、特開平
11−205587号[B41J 5/30, 2/44:G06T 1/00:H
04N 1/40] の従来技術に記述されているように、たと
えば、送信側のファクシミリ装置でA4原稿の長手方向
(297mm)が主走査、A4短手方向(210mm)が副
走査方向でセットされ、スキャナで主走査A3幅として
読み取られて送信される場合、一般的なファクシミリ装
置の受信能力はB4幅までしかないため、読み取られた
画像を90度ないしは270度回転して送信するため
の、回転処理手段を備えることが知られている。
【0003】また、プリンタ装置においては、たとえば
パソコン上でA4横で作成された原稿を、A4縦用紙に
プリントする場合、原稿の作成に使用しているパソコ
ン上のアプリケーションソフトウェアで回転する。パ
ソコン上のプリンタドライバソフトウェアで回転する。
プリンタ装置側の回転処理手段で回転する、等の方法
が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ディジタルコピー機
能,ファクシミリ機能,プリンタ機能などを備えたマル
チファンクション装置において、たとえば、プリント画
像の回転処理を装置側の回転処理手段を用いて行う場
合、ファクシミリ機能が上記理由により第1回転処理手
段を使用している場合、装置側のプリントエンジンが、
未使用の状態であるにも関らず、パソコンからのプリン
ト起動後直ちにプリントアウトができないため、使い勝
手が悪い。特に、パソコンからのプリント要求の他に、
プリントアウト動作を要求しているものがないにも関ら
ず、パソコンからのプリント要求が装置側に受け付けら
れない場合の心理的な不快感は大きい。回転処理を要す
るファクシミリ送信の枚数が多い時は、ユーザの不都合
感はさらに大きい。
【0005】この問題点を解決するためには、マルチフ
ァンクション装置に回転処理部を2系統準備する必要が
あるが、そうすると、装置側のハードウェアが複雑化す
る。また、原理上、1ぺージの画像を90度または27
0度もしくは180度の回転処理を行うには、1ぺージ
分のビットマップデータを格納する画像ページメモリが
必要であり、同時に、上述したようなファクシミリにお
ける回転送信が必要な場合は、さらに、ファクシミリ送
信用に1ページ分のビットマップデータを格納する画像
ページメモリが必要であり、合計で2ぺージ分のページ
メモリが必要となり、ハードウェアコストの増加につな
がる。
【0006】一方、プリント画像の回転処理をプリンタ
ドライバソフトウェアやアプリケーションソフトウェア
にて行う場合、上記のような問題点は発生しないが、回
転処理をパソコン上のソフトウェアで行うため、プリン
ト枚数が多い場合等では、装置側に準備された専用の回
転処理手段で回転処理させる場合と比較して、処理速度
の遅さが顕著である。また、この場合、回転処理時間
は、パソコンの処理速度に大きく依存するという問題点
がある。
【0007】それゆえに、この発明の主たる目的は、よ
り安価に、回転処理の際の使い勝手のよい、マルチファ
ンクション装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、ディジタル
コピー機能,ファクシミリ機能,プリンタ機能などを備
え、画像を指定回転角度に応じて回転処理する第1回転
処理手段を有するマルチファンクション装置に、第2回
転処理手段を有するパソコンを接続した情報出力装置で
あって、パソコンはマルチファンクション装置とパソコ
ンとの間で相互に情報を通信できる相互通信手段、相互
通信手段を通してマルチファンクション装置から取得し
たステータス情報に基づいて第1回転処理手段が利用可
能であるかどうか判断する第1判断手段、画像の回転が
必要でかつ第1判断手段によって第1回転処理手段が利
用できると判断したとき回転なしの画像データをマルチ
ファンクション装置に送信する第1データ送信手段、お
よび画像の回転が必要でかつ第1判断手段によって第1
回転処理手段が利用できないと判断したとき第2回転処
理手段によって回転した画像データをマルチファンクシ
ョン装置に送信する第2データ送信手段を備える、情報
出力装置である。
【0009】
【作用】マルチファンクション装置に、画像データをた
とえば90度/270度/180度/0度の指定回転角
度に応じて高速に回転処理する第1回転処理手段を備え
る。パソコンは、それに組み込まれたプリンタドライバ
ソフトウェア(以下、「プリンタドライバ」という。)
において画像を回転処理させる第2回転処理手段を備え
る。このプリンタドライバは、パソコンとマルチファン
クション装置との間の相互通信手段を提供し、マルチフ
ァンクション装置からプリント可能な用紙の情報や第1
回転処理手段が使用中であるか未使用であるかなどの情
報をステータス情報として取り込む。パソコンでは、第
1判断手段がそのステータス情報によって、第1回転処
理手段が利用可能かどうか判断する。画像データの回転
が必要な場合であってしかも第1回転処理手段が利用で
きるとき、第1データ送信手段によって回転なしの画像
データをマルチファンクション装置に送信する。したが
って、マルチファンクション装置の第1回転処理手段が
パソコンからの画像データを回転処理して、プリントエ
ンジンに与える。
【0010】ただし、回転が必要な場合であってかつ第
1回転処理手段が利用不可のときには、第2データ送信
手段によって、第2回転処理手段によって回転させた画
像データをマルチファンクション装置に送る。したがっ
て、マルチファンクション装置では、回転処理済み画像
データをそのままプリントエンジンでプリントする。
【0011】なお、第1回転処理手段によってパソコン
からの画像データを回転するときには、第1データ送信
手段が第1回転処理手段によって回転すべき角度情報を
マルチファンクション装置に送信することによって、パ
ソコンからのプリントデータを指定角度に従って回転さ
せてプリントすることができる。
【0012】また、マルチファンクション装置にメッセ
ージ表示手段を設けることによって、第1回転処理手段
が利用できないので原稿の向きを変える必要があること
をユーザに対して報知することができる。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、マルチファンクショ
ン装置の第1回転処理手段が利用できるときにはその第
1回転処理手段を用いてパソコンからの画像データを高
速にプリントすることができ、第1回転処理手段が利用
できないときにはプリンタドライバの第2回転処理手段
を利用して回転させることができる。
【0014】また、マルチファンクション装置に表示手
段を設けることによって、ユーザに送信原稿の方向を変
えて送信するように促すことができ、したがって、低コ
ストで、ユーザにとって操作性に優れたマルチファンク
ション装置を含む情報出力装置を提供することができ
る。
【0015】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0016】
【実施例】図1に示すこの発明の一実施例である情報出
力装置10はマルチファンクション装置11を含み、こ
のマルチファンクション装置11は、たとえばCCDの
ような固体撮像素子と光学系とからなり、原稿(図示せ
ず)を走査して原稿画像を読み取るスキャナ12を含
む。このスキャナ12は、たとえばディジタルコピー機
能およびファクシミリ機能を使う場合に使用される。そ
して、スキャナ12すなわちCCDから出力されるアナ
ログ画像信号は画像処理回路14に入力される。画像処
理回路14は、周知のように、A/D変換器(図示せ
ず)を含み、入力された画像信号を画像データに変換
し、さらにその画像データに対して、シェーディング補
正,2値化等の処理を施こし、ビットマップデータを出
力する。なお、スキャナ12からは、同期信号CCD-
HSYNCが出力され、画像処理回路14に与えられる
とともに、DDMAC回路16に与えられる。したがっ
て、画像処理回路14は同期信号CCD−HSYNCに
同期して画像データを出力し、DDMAC回路16はそ
の同期信号に同期してDRAM18のDMA転送を制御
する。
【0017】DDMAC回路16は、DRAM18への
データ書き込みおよびそこからのデータ読み出し、すな
わちデータ転送をDMA(Direct Memory Access)方式で
行う際の制御を司るものであり、5つのDMAチャネル
(DDMA1−DDMA5)を制御し得る。
【0018】画像処理回路14からのビットマップデー
タは、それぞれがDRAM18の一部の領域で形成され
る第1ラインメモリ20またはページメモリ22に入力
される。第1ラインメモリ20は、たとえば64ライン
分のビットマップデータを記憶できる領域を有し、画像
データに対する回転処理が必要でない場合に、DDMA
C回路16の制御の下で、画像処理回路14からのビッ
トマップデータを受ける。ページメモリ22は、1ペー
ジ分のビットマップデータを記憶できる領域を有し、画
像データに対する回転処理(たとえば90度または27
0度)が必要な場合、DDMAC回路16の制御の下
で、画像処理回路14からのビットマップデータを受け
る。
【0019】なお、この第1ラインメモリ20およびペ
ージメモリ22は、後述の符号メモリ44と同一のDR
AM16内に形成される。また、画像処理回路14から
DRAM18への画像データの転送は、DDMA1によ
って制御される。
【0020】回転処理回路24は、第1回転処理手段で
あり、DDMA2に従って第1ラインメモリ20または
ページメモリ22から読み出されたビットマップデータ
に対して回転処理を施すための回路であり、具体的に
は、図2に示される。すなわち、回転処理回路24は、
DRAM16からのビットマップデータW_DATAを
受ける2つのバッファ群26および28を有し、各バッ
ファ群26および28は、それぞれが16ビット幅であ
る16個(16ワード)のバッファA0−A15および
B0−B15を含む。バッファ群26の各バッファA0
−A15に書き込まれかつそこから読み出されたビット
マップデータは第1並び換え回路30に与えられる。同
様に、バッファ群28の各バッファB0−B15からの
ビットマップデータは第2並び換え回路32に与えられ
る。そして、2つの並び換え回路30および32の出力
は、セレクタ34によって選択的に出力され、読み出し
データR_DATAとして出力される。
【0021】なお、回転処理回路24は、たとえばRO
Mデコーダのような制御回路36を含み、この制御回路
36から各バッファA0−A15およびB0−B15に
対して書き込み信号WE_A0−WE_A15およびW
E_B0−WE_B15が与えられるとともに、セレク
タ34に対して選択信号Sが与えられる。制御回路36
は、さらに、後述のDMA転送のための要求信号REQ
_DDMA2およびREQ_SDMA1を出力するとと
もに、そのDMA要求に対するアクノレッジ信号ACK
_DDMA2およびACK_SDMA1を受け取る。制
御回路36は、これらのDMA要求信号やアクノレッジ
信号に応答して、所定のタイミングで、上述の書き込み
信号や選択信号を出力する。
【0022】つまり、この回転処理回路24は、90度
または270度の回転処理が必要な場合、2つのバッフ
ァ群26および28のデータの書き込みおよび読み出し
を制御することによって、ページメモリ22上の画像デ
ータを図3に示す方向で走査したような画像データを出
力する。
【0023】図1に戻って、回転処理回路24からの読
み出しデータR_DATAは、SDMAC回路40の制
御(SDMA1)の下で、第2ラインメモリ38に与え
られる。この第2ラインメモリ38としては、たとえば
65536(64KW)×16ビット幅のシングルボー
ドのSRAMが使用され、主走査方向を512ワードで
構成することによって、主走査方向512ワード以下の
画像について合計128ライン分の画像データを蓄積可
能である。また、1ブロックを16ライン構成として、
第2ラインメモリ38は、図4に示すように、合計8ブ
ロック分の画像データを蓄積する。
【0024】なお、SDMAC回路40は、プリントエ
ンジン48(後述)からの同期信号PRINT−HSY
NCに同期してSRAMすなわち第2ラインメモリ38
のDMA転送を制御する。すなわち、SDMAC回路4
0は、SRAM38へのデータ書き込みおよびそこから
のデータ読み出しをDMA方式で行う際の制御を司るも
のであり、3つのDMAチャネル(SDMA1−SDM
A3)を制御し得る。
【0025】第2ラインメモリ38に蓄積されたビット
マップデータ(画像データ)は、SDMA3に従って、
ファクシミリ用符号化回路42に与えられ、そこでMM
R符号化される。このMMR符号化された画像データ
は、DDMA3に従ってDRAM16に含まれる符号メ
モリ44に順次蓄積される。第2ラインメモリ38に蓄
積されたビットマップデータは、さらにSDMA2に従
って、プリントビデオI/F回路46すなわちプリント
エンジン48に与えられる。なお、ファクシミリ用符号
化回路42の1ラインの符号化処理時間は、スキャナ1
2の同期信号CCD−HSYNCの1周期以下の時間と
なるように設定している。符号化ラインが画像データラ
インを追い越さないようにするためである。
【0026】なお、プリントビデオI/F回路46はビ
デオマップデータをSDMA2に従ってビットパラレル
で受け、それをパラレルシリアル変換して、ビットシリ
アルデータとしてプリントエンジン48に与える。
【0027】他方、このマルチファンクション装置11
のプリンタ機能を使う場合、パソコン50からのプリン
トデータ(符号データ)がプリンタインタフェース52
に与えられる。パソコン50は、周知のように、プリン
タドライバ51を含み、このプリンタドライバ51は、
図示しないが第2回転処理手段となる回転処理部を含
む。プリンタインタフェース52は、パソコン50とマ
ルチファンクション装置11との接続手段ないし相互通
信手段であるIEEE1284I/F54を含み、パソ
コン50は、このI/F54を通して、どのような用紙
にプリント可能か、回転処理回路24が利用可能か等の
ステータス情報を得る。
【0028】I/F54に送られたパソコン50からの
プリントデータは、たとえばランレングス圧縮(非圧
縮)データであり、この符号データが符号メモリ56に
記憶される。符号メモリ56に記憶された符号データ
は、復号回路58によって復号され、ビットマップデー
タとして、DDMAC回路16によるDDMA3に従っ
て、回転処理回路24での回転処理が必要な場合には前
述のページメモリ22に、また回転処理が不要の場合に
は、第3ラインメモリ60にそれぞれ転送される。第3
ラインメモリ60に蓄積された画像データは、DDMA
5に従って、ビデオプリントI/F回路46すなわちプ
リントエンジン48に与えられる。
【0029】なお、図1では図示していないが、マルチ
ファンクション装置11は周知のようにマイコンないし
プロセッサを含み、それによって後述の図5に示す全体
動作を制御するようにしている。
【0030】まず、ファクシミリ送信の場合、マルチフ
ァンクション装置11のマイコン(図示せず)は、図5
の最初のステップS1に示すように、スキャナ12によ
って原稿を読み取らせる。スキャナ12からの画像デー
タは、画像処理回路14によって所定のディジタル信号
処理を受ける。また、マイコンは、原稿の挿入方向等を
考慮して、次のステップS2において、画像データを回
転させる必要があるかどうか判断する。
【0031】画像の回転処理が必要でない場合、画像処
理回路14からのビットマップデータは、DDMA1に
従って、第1ラインメモリ20に、格納される。DMA
C回路16はスキャナ12より出力される同期信号CC
D−HSYNC受けるため、ビットマップデータは、そ
の同期信号CCD−HSYNCに同期して、第1ライン
メモリ20に1ライン毎に入力される。第1ラインメモ
リ20に格納された画像データは、DDMA4に従っ
て、ファクシミリ用符号化回路42に送られてMMR符
号化され、その符号データはDDMA3に従って、符号
メモリ44に格納される(ステップS5)。
【0032】このとき、DDMA4がDDMA1を追い
越さないようにハードウェアで自動的に制御される。追
い越し制御をハードウェアで行うことによって、ソフト
ウェアにおいては、予め、DDMA4には転送ワード数
として設定可能な最大数を、ファクシミリ用符号化回路
42の符号化ライン数には設定可能な最大ライン数を設
定しておき、スキャナ12の画像読み取りの終了後、D
DMA4の転送ワード数に「0」を、そして符号化回路
42の処理ライン数に「0」をそれぞれ書き込むことに
よって、ソフトウェアの負担なしに容易に符号化処理を
終了させることができる。
【0033】次に回転処理が必要な場合、マイコンは、
次のステップS3において、回転処理回路24が利用可
能かどうか判断する。つまり、その時点において回転処
理回路24がパソコン50に占有されていないかどうか
判断する。
【0034】回転処理が必要でかつ回転処理回路24が
使用可能な状態のとき、マイコンは、ステップS4にお
いて回転処理回路24によって回転処理を実行させる。
90度回転処理する場合は、スキャナ12すなわち画像
処理回路14からの画像データが、同期信号CCD−H
SYNCに同期して、1ライン毎に、ぺージメモリ22
に入力される。ぺージメモリ22に格納された1ページ
分の2値ビットマップデータは、DDMA2によって、
ページメモリ4上を図3(A)のように走査することに
よって読み出し、このページメモリ22から読み出した
ビットマップデータを回転処理回路24に転送する。
【0035】回転処理回路24には、先に図2を参照し
て説明したようにそれぞれが16ビット幅×16ワード
の2つのバッファ群26および28あり、このバッファ
群26および28を用いて図6に示すように、ビットマ
ップデータを並び換え、並び換えられたビットマップデ
ータは、SDMA1によって、図3で示すように、順次
第2ラインメモリ38に格納される。
【0036】第2ラインメモリ38に蓄積されたビット
マップデータは、SDMA3に従って、ファクシミリ符
号化回路42によって符号化される。このとき、ハード
ウェアで自動的に、相互に追い越し制御を行うことで、
ファクシミリ用符号化回路42による符号化処理(具体
的には、SDMAC回路40によって制御されるSDM
A3)が、第2ラインメモリ38への書き込み(具体的
には、SDMAC回路40によって制御されるSDMA
l)を追い越すことを防止し、また、第2ラインメモリ
38への書き込み(SDMA1)が、符号化(SDMA
3)を追い越すことを防止する。すなわち、90度ない
しは270度の回転時を考慮して、第2ラインメモリ3
8を、図4に示すように、16ライン毎の8ブロックに
分割し、第2ラインメモリ38へのアドレスの上位3ビ
ットをこの8つのブロックへのポインタアドレスとし、
このポインタアドレスによって、追い越し制御を実現す
る。
【0037】追い越し制御をハードウェアで行うことに
よって、ソフトウェアにおいては、予め、SDMA3に
は1ページ分のライン数を、ファクシミリ用符号化回路
42の符号化ライン数にも1ページ分のライン数を設定
しておけば、符号化処理を待つだけでよく、したがっ
て、ソフトウェアの負担が軽減できる。設定可能な最大
ライン数を設定しておき、スキャナ12の画像読み取り
の終了後、DDMA4の転送ワード数に「0」を、そし
て符号化回路42の処理ライン数に「0」をそれぞれ書
き込むことによって、容易に符号化処理を終了させるこ
とができる。
【0038】回転処理が必要な場合であって、270度
回転させる場合は、図4(B)のようにページメモリ2
2上を走査するのが、90度の場合との相違であり、後
の処理は、90度回転の場合と同じである。
【0039】回転が必要な場合であってしかし回転処理
回路24が使えない場合、従来であればそのままファク
シミリ処理を待っていたが、この実施例では、図5のス
テップS6においてマイコンがマルチファンクション装
置11の表示装置(図示せず)を利用して、たとえば
「原稿の向きを変えて下さい」のような警告メッセージ
を表示する。それによって、ユーザに対して、原稿の向
きを変えて送信するように促す。これによって、パソコ
ン50が回転処理回路24を使用中であっても、ユーザ
はファクシミリ送信を実行できるようになる。
【0040】次に、パソコン50からのプリントデータ
をマルチファンクション装置11のプリントエンジンを
利用してプリントする場合の動作について、図7を参照
して、説明する。
【0041】図7の最初のステップS11では、パソコ
ン50は、プリンタインタフェース52のIEEEイン
タフェース54を通して、マルチファンクション装置1
1のマイコンからステータス情報を取り込む。このステ
ータス情報は、プリント可能な用紙の種類等の情報の他
に、回転処理回路24が使用中であるか否かを示す情報
を含む。
【0042】そして、パソコン50は、次のステップS
12において、プリントデータをプリントするについて
回転処理が必要かどうか判断する。それは、プリンタの
プロパティで設定されている用紙の方向等を参照するこ
とによって判断できる。
【0043】回転処理が不要の場合には、パソコン50
のプリンタドライバ51は、ステップS15に示すよう
に、回転処理することなく、プリントデータをインタフ
ェース52を介して、第3ラインメモリ60に送信す
る。この第3ラインメモリ60に蓄積されたプリントデ
ータはDDMA5に従ってプリントビデオI/F46す
なわちプリントエンジン48に与えられ、プリントアウ
トされる。
【0044】回転処理が必要な場合、パソコン50は、
ステップS13で、先にステップS11で取り込んだス
テータス情報を参照して、マルチファンクション装置1
1の回転処理回路24が利用可能かどうか判断する。
【0045】回転処理回路24が利用可能である場合に
は、パソコン50のプリンタドライバ51は、プリンタ
インタフェース52を通して、必要な回転角度(90/
270度)のデータをステップS14でマルチファンク
ション装置11に送信するとともに、ステップS15で
回転処理をしていないプリントデータを送信する。この
回転なしデータは、DDMA3に従ってページメモリ2
2に送られ、DDMA2に従って回転処理回路24に送
られる。それ以後の回転処理は、先に説明したと同様で
あり、ここでは省略する。このように、マルチファンク
ション装置11の回転処理回路24が空いていれば、パ
ソコン50側で回転処理をするのではなく、マルチファ
ンクション装置11側で回転処理が行われるので、非常
に高速に回転処理が実行できる。
【0046】なお、パソコン50のプリントデータを回
転処理回路24によって回転させる場合、第2ラインメ
モリ38に回転処理後のプリントデータが蓄積され、た
とえば6ライン分のデータが蓄積されると、SDMA2
によってプリントビデオI/F回路46に送られる。こ
のとき、SDMA2がDDMA1を追い越さないよう
に、ハードウェアで自動的に制御する。
【0047】回転が必要であるが回転処理回路24が利
用できる状況ではないとき、プリンタドライバ51は、
プリントデータを回転させてから、その回転処理済みデ
ータを第3ラインメモリ60に送る。
【0048】なお、第3ラインメモリ60からプリント
ビデオI/F46ヘデータが送られる場合、プリンタイ
ンタフェース52のプリンタ復号回路58の1ライン分
の復号時間をプリントエンジン48の同期信号PRIN
T−HSYNCすなわちスキャナ12の同期信号CCD
-HSYNCの1周期以内とすることによって、DDM
A5がDDMA3を追い越さないことが保証できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるマルチファンクショ
ン装置およびパソコンを含む情報出力装置を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1実施例における回転処理回路の具体的な構
成を示すブロック図である。
【図3】図1実施例で90度あるいは270度回転処理
させる場合におけるぺージメモリ上の走査順(アドレス
生成順)を2次元的に示す図解図である。
【図4】図1実施例で90度あるいは270度回転時に
おいて第2ラインメモリへのデータ格納の方法を示す図
解図である。
【図5】図1実施例でマルチファンクション装置のファ
クシミリ機能を利用してファクシミリ送信する場合の動
作を示すフロー図である。
【図6】図2の回転処理回路における並び換え回路部の
処理方法を示す図解図である。
【図7】図1実施例でマルチファンクション装置のプリ
ンタ機能を利用してパソコンのデータをプリントする場
合の動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
10 …マルチファンクション装置 12 …スキャナ 14 …画像処理回路 16 …DDMAC回路 18 …DRAM 20 …第1ラインメモリ 22 …ページメモリ 24 …回転処理回路 38 …第2ラインメモリ 40 …SDMAC回路 42 …QMコーダ 44,56 …符号メモリ 46 …プリントビデオI/F回路 48 …プリントエンジン 50 …パソコン 52 …プリンタメモリ 54 …IEEE1248I/F 58 …プリンタ復号回路 60 …第3ラインメモリ
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 HH05 HJ06 HK11 HN15 5B021 AA01 AA02 AA05 BB02 DD03 EE01 LB06 5B057 AA11 CC01 CD04 CH12 DA07 DA15 DA16 DC08 5C062 AA02 AA05 AA14 AA27 AA37 AB20 AB22 AB23 AB41 AB42 AC04 AE15 AF15 BA00 BA01 5C076 AA24 BA02 BA03 BA04 CA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタルコピー機能,ファクシミリ機
    能,プリンタ機能などを備え、画像を指定回転角度に応
    じて回転処理する第1回転処理手段を有するマルチファ
    ンクション装置に、第2回転処理手段を有するパソコン
    を接続した情報出力装置であって、 前記パソコンは 前記マルチファンクション装置と前記パソコンとの間で
    相互に情報を通信できる相互通信手段、 前記相互通信手段を通して前記マルチファンクション装
    置から取得したステータス情報に基づいて前記第1回転
    処理手段が利用可能であるかどうか判断する第1判断手
    段、 画像の回転が必要でかつ前記第1判断手段によって前記
    第1回転処理手段が利用できると判断したとき回転なし
    の画像データを前記マルチファンクション装置に送信す
    る第1データ送信手段、および画像の回転が必要でかつ
    前記第1判断手段によって前記第1回転処理手段が利用
    できないと判断したとき前記第2回転処理手段によって
    回転した画像データを前記マルチファンクション装置に
    送信する第2データ送信手段を備える、情報出力装置。
  2. 【請求項2】前記第1データ送信手段は前記第1回転処
    理手段によって回転すべき角度情報を前記マルチファン
    クション装置に送信する、請求項1記載の情報出力装
    置。
  3. 【請求項3】前記マルチファンクション装置は原稿を走
    査して画像データを出力する画像データ出力手段、 前記画像データを回転する必要があるかどうかを判断す
    る第2判断手段、 前記第1回転処理手段が利用可能かどうか判断する第3
    判断手段、および前記第2判断手段によって回転が必要
    であることを判断しかつ前記第3判断手段によって前記
    第1回転処理手段が利用できないと判断したときユーザ
    に対して原稿の方向の変更を促すメッセージを表示する
    表示手段を含む、請求項1または2記載の情報出力装
    置。
JP27799299A 1999-09-30 1999-09-30 情報出力装置 Withdrawn JP2001103227A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009164967A (ja) * 2008-01-08 2009-07-23 Riso Kagaku Corp 画像複写システム
JP2009194736A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Canon Electronics Inc 画像処理システム、画像処理装置、画像読取装置、及び画像読取方法
JP2015032858A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置及び画像形成方法

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