JP2014519798A - 無線電力送信システムにおける送信機及び受信機、前記装置らの無線電力送受信方法 - Google Patents

無線電力送信システムにおける送信機及び受信機、前記装置らの無線電力送受信方法 Download PDF

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Abstract

本発明による無線電力送信システムにおける送信機は、DC電圧を第1のAC電圧に変換し、変換された第1のAC電圧を増幅して第2のAC電圧に変換するTx電力変換部と、第2のAC電圧を伝送するために第2のAC電圧を受信する受信機とインピーダンスをマッチングするTxマッチング回路と、第2のAC電圧を受信機に伝送するために第2のAC電圧を共鳴波で共振するTx共振器と、第1のAC電圧の増幅率を決定し、決定された増幅率によって第1のAC電圧を第2のAC電圧に変換するようにTx電力変換部を制御するTx制御部と、を含む。

Description

本発明は、無線電力送信システムに関し、より詳細には高い共振特性を有することができる無線電力送信システムにおける送信機及び受信機、前記装置らの無線電力送受信方法に関する。
無線通信技術の発達につれて、いつでもどこでも誰でも所望の情報をやり取りすることができるユビキタス情報環境となっている。しかし、今でも通信情報機器は、大部分がバッテリーに依存しており、有線電源コードを介して電源が供給され、通信情報機器の使用が制限される。したがって、無線情報ネットワーク環境は、端末機の電源に対する問題解決なしには、本当に自由になることができない。
このような問題を解決するために、無線で電力を伝達するための多くの技術が開発されている。まず、電波(Microwave)を利用した電波受信型技術、そして磁場を利用した磁気誘導型技術、また磁場と電気場のエネルギー転換による磁気共鳴技術などが代表的である。
ここで、電波受信型技術は、アンテナを通じて電波を大気中に放射することによって遠い距離まで電力送信が可能という長所があるが、大気中で消耗される放射損失(Radiation loss)が非常に大きくて、電力送信の効率性に限界がある。また、磁気誘導型技術は、送信側の1次コイルと受信側の2次コイルによる磁気エネルギー結合を利用した技術であり、高い電力送信の効率性を有する長所があるが、電力送信のために送信側の1次コイルと受信側の2次コイルが数mm程度の短い距離に隣接していなければならなく、送信側の1次コイルと受信側の2次コイルのコイル整列によって電力送信の効率性が急激に変化して、発熱量が大きいという短所がある。
したがって、最近、磁気誘導型技術と類似するが、コイル型のインダクタ(L)とキャパシター(C)による特定共振周波数にエネルギーが集中するようにして、磁気エネルギー形態で電力を送信する磁気共鳴技術が開発されている。この技術は、比較的に大きい電力を数メートルまで送ることができるという長所があるが、高い共振特性(High Quality factor)を要求する。したがって、高い共振特性を有する無線電力送信システムの設計が要求される。
本発明の目的は、少なくとも上述した問題点及び/又は不都合に取り組み、少なくとも以下の便宜を提供することにある。
本発明による無線電力送信システムにおける送信機は、DC電圧を第1のAC電圧に変換し、変換された第1のAC電圧を増幅して第2のAC電圧に変換するTx電力変換部と、第2のAC電圧を伝送するために第2のAC電圧を受信する受信機とインピーダンスをマッチングするTxマッチング回路と、第2のAC電圧を受信機に伝送するために第2のAC電圧を共鳴波で共振するTx共振器と、上記第1のAC電圧の増幅率を決定し、決定された上記増幅率によって上記第1のAC電圧を第2のAC電圧に変換するように上記Tx電力変換部を制御するTx制御部と、を含む。
無線電力送信システムにおける受信機は、送信機によって共鳴波として共振されるAC電圧を受信するRx共振器と、上記送信機から上記AC電圧を受信するために上記送信機とインピーダンスをマッチングするRxマッチング回路と、上記AC電圧を第1のDC電圧で整流し、上記第1のDC電圧を増幅して第2のDC電圧に変換するRx電力変換部と、上記第1のDC電圧の増幅率を決定し、決定された上記増幅率によって上記第1のDC電圧を第2のDC電圧に変換するように上記Rx電力変換部を制御するRx制御部と、を含む。
本発明による無線電力送信システムにおける送信機は、DC電圧を第1のAC電圧に変換するE級増幅器及び変換された第1のAC電圧を増幅して第2のAC電圧に変換するドライバー増幅器を含むTx電力変換部と、第2のAC電圧を伝送するために第2のAC電圧を受信する受信機とインピーダンスをマッチングするTxマッチング回路と、第2のAC電圧を受信機に伝送するために第2のAC電圧を共鳴波として共振するTx共振器と、上記第1のAC電圧の増幅率を決定し、決定された上記増幅率によって上記第1のAC電圧を第2のAC電圧に変換するように上記Tx電力変換部を制御するTx制御部と、を含み、上記Tx制御部は、上記E級増幅器に含まれたトランジスタの駆動電圧をモニタリングして上記トランジスタに印加された駆動電圧によって上記E級増幅器に過電圧、過電流及び過温度のうち少なくとも一つが発生したか否かを判断し、判断の結果、上記過電圧、過電流及び過温度のうち少なくとも一つが発生した場合、送信機の動作を停止させることを特徴とする。
本発明による無線電力送信システムにおける受信機は、送信機によって共鳴波として共振されるAC電圧を受信するRx共振器と、上記送信機から上記AC電圧を受信するために上記送信機とインピーダンスをマッチングするRxマッチング回路と、上記AC電圧を第1のDC電圧で整流し、上記第1のDC電圧を増幅して第2のDC電圧に変換するRx電力変換部と、上記第1のDC電圧の増幅率を決定し、決定された上記増幅率によって上記第1のDC電圧を第2のDC電圧に変換するように上記Rx電力変換部を制御するRx制御部と、を含み、上記Rx制御部は、上記Rx共振器を通じて受信する上記AC電圧をモニタリングして上記AC電圧によって受信機の少なくとも一部に過電圧、過電流及び過温度のうち少なくとも一つが発生したかを判断し、判断の結果、上記過電圧、過電流及び過温度のうち少なくとも一つが発生した場合、上記受信機の動作を停止させることを特徴とする。
本発明による無線電力送信システムにおける送信機の無線電力送受信方法は、インターフェースでの負荷変動をモニタリングするために所定時間ごとに第1の電力を供給し、上記負荷変動が発生したか否かをチェックする検出段階と、上記負荷変動が発生した場合、上記第1の電力よりも大きい第2の電力を上記インターフェースに供給して第2の電力を受信した受信機から応答を受信すると、上記受信機に短い識別子(Short identification:SID)及び上記受信機に対応するタイムスロットを割り当てる登録段階と、上記受信機から出力電圧、出力電流のうち少なくとも一つを含む情報を受信し、上記情報によって上記受信機から要求される要求電力を計算し、上記要求電力を上記受信機に伝送することができるか否かを判断する構成段階と、上記判断の結果、上記要求電力を上記受信機に伝送することができる場合、上記受信機に上記要求電力を伝送する充電段階と、を含むことを特徴とする。
本発明による無線電力送信システムにおける受信機の無線電力送受信方法は、送信機から所定時間ごとに供給される第1の電力を受信し、上記第1の電力を用いて上記送信機に加入を要請する段階と、上記送信機から上記第1の電力よりも大きい第2の電力を受信して、上記送信機に充電を要請する段階と、上記送信機から短い識別子(Short identification:SID)及びタイムスロットの割り当てを受け、出力電圧、出力電流のうち少なくとも一つを含む情報を上記送信機に伝送して要求電力の伝送を要請する段階と、上記送信機から上記要求電力を受信する段階と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、高い共振特性を有することができる無線電力送信システムにおける送信機及び受信機、前記装置の無線電力送受信方法を提供することができる。
本発明の一実施形態による無線電力送信システムの送信機及び受信機の構成を示したブロック図である。 抵抗(R)、キャパシタ(C)及びインダクタ(L)が直列で接続された直列共振器を示した回路図である。 抵抗(R)、キャパシタ(C)及びインダクタ(L)が並列で接続された並列共振器を示した回路図である。 イプシロンネガティブ回路を示した回路図である。 ミューネガティブ回路を示した回路図である。 共振周波数の特性を示したグラフである。 メタ物質MNG共振器(meta material MNG resonator)の一例を示した図である。 本発明による2類型のMNG共振器の構造を示した図である。 本発明によるTx共振器の一例を示した図である。 A級(Class-A)増幅器に含まれたトランジスタのドレインとソース間の電圧及び電流を示したグラフである。 B級(Class-B)増幅器に含まれたトランジスタのドレインとソース間の電圧及び電流を示したグラフである。 E級(Class-E)増幅器に含まれたトランジスタのドレインとソース間の電圧及び電流を示したグラフである。 スイッチングタイプの電力増幅器(Power Amplifier)であるE級増幅器13−1を示した回路である。 図9のスイッチングタイプ電力増幅器でスイッチング動作を実行した時の電圧波及び電流波を示したグラフである。 E級増幅器13−1でFETのドレインとソース間の内部キャパシタンス(Coss)と外部シャントキャパシタンス(C's)間の電圧を示したグラフである。 出力マッチング回路を示した回路図である。 入力マッチング回路を示した回路図である。 図12及び図13のマッチング回路を含むE級増幅器13−1の最終等価回路を示した回路図である。 本発明によって製造されたE級増幅器13−1のプロトタイプを示した図である。 一般的な送信機10を示したブロック図である。 電力追跡SMPS(Switching Mode Power Supply)を含む送信機の構成を示したブロック図である。 図17に示した電力追跡SMPSの構成を示したブロック図である。 本発明による送信機10での6.78MHz周波数を発生させるための周波数発生器の構成を示したブロック図である。 本発明による送信機における過電圧保護回路の一例を示した回路図である。 過電圧保護回路の基本的な動作原理を示すための回路である。 本発明による送信機での保護回路の別の例を示した回路図である。 本発明による送信機での保護回路のさらに別の例を示した回路図である。 本発明による電力送信システムにおける送信機10から送信されるDC電力に対して上記DC電力を受信する受信機20のDC電力を割合で示した図である。 送信機10に発生する損失を説明するための回路図である。 Q値を高めるためにインダクタLP1、LP2、LP3を並列で接続させた回路である。 電力増幅器の効率別出力電力のレベルを示したグラフである。 6.78MHzの周波数発生器と電力増幅器を含む送信機10の効率を測定するための回路を示した回路図である。 図28の電力増幅器で発生する高周波の振幅を示したグラフである。 本発明によって具現された送信機10に含まれる共振器11を示した図である。 本発明によって具現された受信機20に含まれる共振器21を示した図である。 受信機20がシングル受信機である場合の結合特性及び送信効率を測定するための測定セットアップを示した図である。 Rx共振器21での入力される信号を測定する測定領域を示した図である。 受信機20が複数である場合、すなわちマルチ受信機である場合に受信機20の各々に含まれたRx共振器21に入力される信号を測定する測定領域を示した図である。 本発明によるRx共振器21で具現されることができるMNG TL共振器を示した図である。 本発明によるRx共振器21として具現されたMNG TL共振器を示した図である。 ショットキーダイオード及び上記ショットキーダイオードの等価回路を示した図である。 電力送信システムで使用することができるショットキーダイオードの電流レベル及び電圧レベルを示したグラフである。 電力送信システムで使用することができるショットキーダイオードの電流レベル及び電圧レベルを示したグラフである。 全波(full-wave)ブリッジダイオード整流回路を示した回路図である。 信号発生器を利用して全波ブリッジ整流回路をテストする回路図である。 信号発生器を利用して全波ブリッジ整流回路をテストする回路図である。 ある会社で製造されたデュアルダイオードの電圧レベル及び電流レベルを示したグラフである。 別の会社で製造されたデュアルダイオードの電圧レベル及び電流レベルを示したグラフである。 MOS(Metal-Oxide Semiconductor)トランジスタをスイッチとして用いる全波活性整流器の一例を示した回路図である。 本発明によるDC/DCバックコンバータを示した回路図である。 受信機20及び受信機20を保護するための保護装置の一例を示した図である。 保護構造を有する最適化された受信機20の回路を示した図である。 マスキング剤を使用しない場合の磁場分布を示した図である。 マスキング剤を使用した場合の磁場分布を示した図である。 共振器とマスキング剤との間に空間がない場合を示した図である。 共振器とマスキング剤との間に空間がある場合を示した図である。 マスキング剤及び装置の大きさとRx共振器21の位置を示した図である。 マスキング剤及び装置の大きさとRx共振器21の位置を示した図である。 図48A及び図48Bに示したマスキング剤及びコンダクタの大きさに従うそれぞれの結合効率を示したグラフである。 送信機10の例示的な機能ブロック図である。 本発明による受信機20のRx共振器21を示した図である。 本発明による受信機20のRx共振器21を示した図である。 本発明による受信機20のRx共振器21を示した図である。 本発明による受信機20のRx共振器21を示した図である。 本発明による受信機20のRx共振器21を示した図である。 本発明によるAC/DC整流器23−1の効率を測定するための測定セットアップを示した図である。 本発明による受信機20でのDC/DCコンバータ23−2の効率を測定するための測定セットアップを示した図である。 本発明によって具現された受信機のシステムボードを示した図である。 本発明によって具現された受信機を示した図である。 受信機20の効率を測定するための測定セットアップを示した図である。 送信機10から出力される電力が35.4dBmであり、負荷が10Ωである場合、各段で測定される波形を示したグラフである。 単一の移動通信端末機を充電している無線電力送受信システムを示した図である。 複数の移動通信端末機を充電している無線電力送受信システムを示した図である。 検出、登録、充電及び待機状態での無線電力送信システムでの無線電力送信手順に対する状態図である。 受信機(Transmitter)20が送信機10のインターフェース(例えば、充電パッド)上にまだ配置されない場合の検出状態手順を示した図である。 受信機(Receiver)20を送信機(Transmitter)10に登録(registration)させる手順を示した図である。 送信機(Transmitter)10が第1の受信機(Receiver1)または第2の受信機(Receiver2)から発送されるACK_Frameパケットを受信しない、パケットエラー状況の一例を示した図である。 金属物体または不適合装置(rogue deivce、Non-compliant device)が送信機(Tranmsmitter)10のインターフェース上に置かれてパケットエラーが発生した状況を示した図である。 無線電力送信システムでの構成(configuration)段階の正常動作流れを示した図である。 単一受信機20の充電動作を示した図である。 単一受信機(Reciver)20が充電状態で送信機(Transmitter)10のインターフェースから除去される場合の手順を示した図である。 受信機(Receiver)20の全体充電(full charge)または再充電(recharge)に従う手順を示した図である。 少なくとも一つの受信機20(以下、第1の受信機(Receiver1))が既に充電状態にある時、新たな受信機20(以下、第2の受信機(Receiver2))が登録される手順を示した図である。 複数の第1の受信機(Receiver1)が既に充電状態にある時、第2の受信機(Receiver2)が充電状態に進入する過程を示した図である。 複数の第1の受信機(Receiver1)の充電過程を示した図である。 送信機10によって充電されていた複数の受信機のうち一つの受信機が除去される過程を示した図である。 第1の受信機(Receiver1)及び第2の受信機(Receiver2)の充電過程で第1の受信機(Receiver1)が再充電される過程を示した図である。 複数の受信機間のSID(short identification)交換過程を示した図である。 スーパーフレームのタイムスロット区間を示した図である。 スーパーフレームのタイムスロット区間及び競合区間を示した図である。 検出(detection)状態でのタイミング制約を示した図である。 登録状態でのタイミング制約を示した図である。 構成(configuration)状態でのタイミング制約を示した図である。 充電(charge)状態でのタイミング制約を示した図である。 送信機10が過電流から電力送信システムを保護する方法を示した順序図である。 送信機10が過電圧から電力送信システムを保護する方法を示した順序図である。 送信機10が過温度から電力送信システムを保護する方法を示した順序図である。 受信機20が過電圧から電力送信システムを保護する方法を示した順序図である。 本発明による無線電力送信システムにおける送信機と受信機間の通信の一例を示した図である。 本発明による無線電力送信システムでの物理的フレーム構造を示した図である。 本発明によるMACフレーム構造を示した図である。 本発明によるNotice_Frameパケットの構造を示した図である。 本発明によるReport_Frameパケットの構造を示した図である。 Standby状態でのReport_Frameパケットの構造を示した図である。 Charge状態でのReport_Frameパケットの構造を示した図である。 Error状態でのReport_Frameパケットの構造を示した図である。 本発明によるACK_Frameパケットの構造を示した図である。 本発明によるInteractive_Frameパケットの一般的な構造を示した図である。 本発明によるInteractive_Request_Join_Frameパケットの構造を示した図である。 本発明によるInteractive_Response_Join_Frameパケットの構造を示した図である。 本発明によるInteractive_Request_Charge_Frameパケットの構造を示した図である。 本発明によるInteractive_Response_Charge_Frameパケットの構造を示した図である。 本発明による無線電力送信システムでのスタートポロジーを示した図である。
本発明の様々な実施形態を、添付の図面を参照して詳細に説明する。下記の説明は、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なもの範囲内で定められるような本発明の実施形態の包括的な理解を助けるために提供するものであり、この理解を助けるために様々な特定の詳細を含むが、これは一つの実施形態にすぎない。従って、本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなく、ここに説明する実施形態の様々な変更及び修正が可能であるということは、当該技術分野における通常の知識を有する者には明らかである。
本発明は、2つの装置間の共振結合(resonant coupling)で動作する無線電力送信システムに関する。本発明による電力送信システムにおいて、電力を供給する装置は、電力送信プラットフォーム(Power Transmitting Platform)、すなわち送信機(Power Transmitter)として定義され、電力を受信する装置は、電力受信部(Power Receiving Unit)、すなわち受信機(Power Receiver)として定義される。以下では、説明の便宜のために、電力を供給する電力送信プラットフォームを‘送信機(transmitter)'とし、電力を受信する電力受信部を‘受信機(Receiver)'とする。
共振結合は、λ/2πの近距離範囲にある共振器間で発生し、本発明では、上記の共振結合現象を利用して送信機から受信機に無線電力が送信される。これによって、従来の送信機及び受信機に内蔵されていた電力ケーブルを使用しなくても、送信機は、受信機に電力を供給できるようになる。また共振結合現象を利用した無線電力送信システムは、既存の送信機及び受信機間の誘導結合(inductive coupling)に比べて、インピーダンスマッチング(impedance matching)のためのインピーダンスの配置が自由である。それだけでなく本発明による無線電力送信システムは、多重充電(multiple charging)が容易であり、複数個の受信機を一度に充電することによってユーザの便利を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態による無線電力送信システムの送信機及び受信機の構成を示したブロック図である。図1では、図示しないが、送信機10は、少なくとも一つの受信機20に電力をサービング(serve)、すなわち伝送することができる。
送信機10は、Tx共振器(Resonator)11及びTxマッチング回路(Matching L/C)12、電力増幅器(Power Amplifier)であるE級増幅器(Class-E Amp)13−1及びドライバー増幅器(Driver Amp)13−2を含むTx電力変換部13、Tx通信部14及びTx制御部(MCU Control Unit)15を含む。
送信機10は、例えば、7−15VのDC電圧を出力するDCアダプター(Adaptor)であるシステムユニット(System Unit)30から上記7−15VのDC電圧を受信する。DC電圧が入力されると、Tx制御部15は、Tx電力変換部13がDC電圧をAC電圧に変換し、変換されたAC電圧を増幅させるように制御する。一実施形態によれば、Tx制御部15は、Tx電力変換部13でのAC電圧の増幅率を調節することができる。増幅されたAC電圧は、Tx共振器11によって受信機20のRx共振器21に送信される。
Tx制御部15は、送信機10の全般的な動作を制御する。制御部15は、システムユニット30からDC電圧を受信するように送信機10を制御し、電力変換部13を制御して増幅されたAC電圧の倍率を調節する。また受信機20の充電が完了した場合、これ以上の電力を受信機20に送信しないように送信機10を制御することができる。また、一実施形態によれば、Tx制御部15は、Txマッチング回路12のインピーダンスを調節することによって、送信機10の電力送信をより円滑にすることができる。Tx制御部15は、送信機10から送信される電力と受信機20に送信される電力とを比較して電力効率を計算することができる。計算された電力効率に基づいて、Tx制御部15は、上記電力効率が最大になるようにTxマッチング回路12のインピーダンスを調節することができる。
Tx通信部14は、送信機10の有線または無線通信を遂行する。Tx通信部14は、受信機20から電力供給要請を受信するか、または電力供給の中止要請を受信することができる。
Tx共振器11は、受信機20のRx共振器(Resonator)21とカップリングされAC電圧を共鳴波で共振することによって受信機20に電力を供給する。
受信機20は、Rx共振器(Resonator)21及びRxマッチング回路(Matching L/C)22、AC/DC整流器(Rectifier)23−1及びDC/DCコンバータ(Converter)23−2を含むRx電力変換部23、Rx通信部24及びRx制御部(MCU Control Unit)25を含む。
Txマッチング回路12のインピーダンスとRxマッチング回路22のインピーダンスがマッチングされると、Rx共振器21は、送信機10のTx共振器(Resonator)11とカップリングされ送信機10からAC電圧の供給を受ける。
Rx電力変換部23は、Rx共振器21を通じて受信したAC電圧をAC/DC整流器23−1を通じてDC電圧に変換する。またRx電力変換部23は、DC/DCコンバータ23−2を通じて上記変換されたDC電圧を増幅させる。Rx電力変換部23は、上記のように変換及び増幅されたDC電圧を端末機40に送信することによって、端末機40が上記DC電圧を利用して駆動されるようにする。
Rx制御部25は、受信機20の全般的な動作を制御する。Rx制御部25は、受信機20と接続された端末機40を駆動させるためのDC電圧を伝達するように受信機20を制御する。
Rx制御部25は、Rx電力変換部23を制御して増幅されるDC電圧の増幅倍率を調節する。またRxマッチング部22のインピーダンスを調節することによって、送信機10のTx共振器11を通じて送信される電力をより円滑に受信することができるようにする。
Rx通信部24は、受信機20の有線または無線通信を遂行する。Rx通信部13は、送信機10から電力供給を要請するか、または電力供給中止を要請することができる。
本発明で、送信機10は、複数の受信機20に電力を供給することができる。このために送信機10は、慎重に考慮されるべきいくつの設計パラメータを含む。上記設計パラメータのうち最も重要なことは、電力送信のための共振周波数を選択することである。これは、BOM(bill of material)費用だけでなく、システム性能にも影響を及ぼす。また、送信機10は、高効率で可変出力電力を受信機20に提供するためにTx共振器11またはE級増幅器13−1を含み、スイッチングモード電力供給(Switching Mode Power Supply;SMPS)と同じ方法を取ることができる。
(共振周波数の選択)
以下では、Tx共振器11がRx共振器21と共振結合を実行できるようにするための共振周波数を送信機10のTx制御部15が決定する方法に対して説明する。
一般的に無線電力送信システムでは高いインダクタンスと低い抵抗を有するフェライト(ferrite)及びインダクタ(inductor)が広く利用されたが、上記フェライト及びインダクタは、周波数が10MHz以上である場合には、費用(cost)が急激に増加される短所がある。それによって、本発明では、10MHz以下の共振周波数を使用して無線電力送信システムを具現するようにする。望ましくは、本発明による無線電力送信システムでは、6.78MHzの周波数を用いて電力を送受信することができる。
一般的に、共振周波数が増加するほど、より高いQ値(共振周波数の選択性を示す指標)を有する共振システムが容易に達成されることができる。特に、MHz周波数の範囲では、6.78MHz、13.56MHz及び27.12MHzのようなISM(Industrial Scientific Medical band)帯域周波数が共振周波数として望ましい。
効率的なFET(field effect transistor)でのCoss(internal capacitance)値の設計のためには、高電力PA(power amplitude)が必要である。Cossは、周波数値を減少させるので、低費用のFETに利用可能である。FETの固有効率は、高周波数帯域よりも低周波数帯域でより良好であるので、6.78MHz周波数範囲の効率が27.12MHzの周波数範囲の効率よりも約3%程良い。
Tx共振器11で誘導されるAC電力は、受信機20に含まれた電力ダイオード整流器、すなわちAC/DC整流器23−1に必要であり、周波数が高いほどAC電力誘導の効率が低くなる。AC/DC整流器23−1に含まれたダイオードを利用して、受信機20は、Rx共振器21からAC/DC整流器23−1に伝送されるAC電力を整流することができる。AC/DC整流器23−1に含まれたダイオードは、効率性は高いが、周波数特性を低下させることがある。特に自己発熱(self-heating)は、低周波数で増加する可能性があるので、自己発熱効果を考慮して元来周波数で約2−3MHz以上の共振周波数を用いて共振結合を誘導することが安全である。結論的に本発明では、上記の条件を満足させるために一例として6.78MHz帯域の共振周波数を利用する。
本発明で使用するTx共振器11は、抵抗(resistor)、キャパシタ(capacitor)及びインダクタ(inductor)などの接続方式によって2タイプの共振器を考慮することができる。
まず、図2Aは、抵抗(R)、キャパシタ(C)及びインダクタ(L)が直列で接続された直列共振器を示した回路図である。図2Aのような直列共振器は、磁気双極子(magnetic dipole)を有する小さなループアンテナを有することが一般的である。
図2Bは、抵抗(R)、キャパシタ(C)及びインダクタ(L)が並列で接続された並列共振器を示した回路図である。図2Bのような並列共振器は、磁気双極子を有する小さなワイヤーアンテナを有することが一般的な特徴である。図2Aまたは図2Bに示した直列共振器または並列共振器の共振周波数は、インダクタンス(L)によって調節されることができ、共振周波数の品質因子(quality factor)は、下記のような<数式1>で定義されることができる。
一方、無線電力送信が人体に及ぼす影響を最小化するためには、近距離に支配的磁場(dominant magnetic field)を有する直列共振器が適している。人体及び世界の大部分の物質が非磁気的な物質であるからである。
人工メタ物質送信ライン(Metamaterial Transmission Line:MTL)を具現するために、送信機10の送信ライン(図示せず)には、人工ビアホール(artificial via hole)、ギャップ(gap)及びスタッブ(stub)が上記送信ラインに追加されることができる。以下では、上記メタ物質送信ラインを用いてTx共振器11を設計する二つの方法に対して説明する。第1は、イプシロンネガティブ(epsilon-negative)MTLであり、第2は、ミューネガティブ(mu-negative)MTLである。
図3Aは、イプシロンネガティブ回路を示した回路図であり、図3Bは、ミューネガティブ回路を示した回路図である。
図3Aに示したように、イプシロンネガティブ(epsilion-negative:ENG)送信ライン(Epsilon Negative Transmission Line)は、並列インダクタンス(L’)を送信ライン等価回路に追加することによって達成できる。
また図3Bに示したように、ミューネガティブ(mu-negative:MNG)送信ライン(Mu-negative Transmission Line)は、直列キャパシタンス(C’,C’)を送信ライン等価回路に追加することによって達成できる。本発明によるTx共振器11が損失の少ない(lose-less)送信ラインであると仮定すると、送信ラインの伝播(propagation)定数(constant)は、
であり、ここで、Z’とY’とは、各々単位長さのインピーダンス(impedance)とアドミタンス(admittance)である。伝播定数が計算されると、下記のような送信ラインの透磁率(permeability、μ)及び誘電率(permittivity、ε)が算出される。透磁率及び誘電率は、下記の<数式2>及び<数式3>で表すことができる。
上記の<数式3>から分かるように、ENG送信ラインの透磁率(μ)は、常に正(positive)の値であるが、誘電率(ε)は、周波数によって0、負の値及び正の値であり得る。同様にMNG送信ラインは、ENG送信ラインのように0、負及び正の透磁率値を有する。
それによってENG及びMNG送信ラインの各々は、低周波数で終了(stop)帯域を有するようになる。終了帯域を有するようになることは、上記ラインそれぞれの周波数が増加しながら誘電率(ε)と透磁率(μ)が0になるからであり、各送信ラインの伝播定数が0になることができるからである。上記のように伝播定数が0になることによって、2つの送信ライン、すなわちENG及びMNG送信ラインは、無限値の波長を有するようになる。
この時、Tx共振器11の共振周波数は、下記の<数式4>に示したようである。
一般的に共振器の共振周波数は、共振器の大きさに依存するので、周波数を調整して小さな共振器を作ることが容易でない。図4は、共振周波数の特性を示したグラフである。図4を参照すると、ENGとMNGの0次(zero-th order)共振を通じて共振器の大きさの制限無しで共振器を設計することができる。例えば、メタ物質共振器の共振周波数は、共振器の大きさと独立的であるので、小さな共振器を作って周波数を調整することが容易である。
一方、ENG及びMNG送信ラインに従う共振器は、各々近距離で支配的な磁場を有する。その中でも近距離で支配的な磁場を有するMNG送信ラインに従う共振器は、他の物質、特に人体に及ぼす影響が少なくて無線電力送信システムに適している。
(MNG(mu-negative)TL(Transmission Line)共振器)
メタ物質共振器の主要な長所は、共振周波数が共振器の実際の大きさに依存しないという点である。例えば、ヘリックス(Helix)共振器の場合、10MHzを有する共振周波数を獲得するためには、0.6メートル直径の共振器が必要である。同様に螺旋型コイル構造の共振器の場合にも同じ直径の共振器が必要である。一般的に受信機の共振周波数を減少させるためには、共振器の大きさが増加されなければならない。上記のような短所は、携帯可能な無線電力送信システムを具現しようとする要求と一致しない。
図5は、メタ物質MNG共振器(meta material MNG resonator)の一例を示した図である。
MNG共振器は、MNG送信ラインとキャパシタで構成される。本発明でキャパシタは、MNG送信ラインの任意位置に配置され、電場は、上記キャパシタによりキャプチャーされる。また電流は、MNG送信ラインを通じて流れる。共振器が波長よりもはるかに小さいと、電流は、MNG送信ラインの位置に関わらず一定になる。したがって、電流方向により共振器の中央からy軸方向に磁場が強く形成されることができる。
図5に示したように、MNG共振器は、一般的に3次元構造を有する。しかし、MNG送信ラインをx−z表面に配置すると、共振器が2次元構造を有することもできる。高効率のために、共振器は、非常に小さな抵抗(ohmic)損失を有する構造であることが望ましい。共振器が2次元構造を有する場合、それによる抵抗損失を減らすために共振器のx軸またはz軸方向に送信ラインの幅を増加させるか、並列構造共振器を利用することができる。
実際設計過程で、キャパシタ(capacitor)は、集中された(lumped)要素または分散された要素によりMNG送信ラインに挿入されることができるが、このキャパシタは、中央に高い誘電率ボード(board)を有するインターデジタルキャパシタ(inter-digital capacitor)またはギャップキャパシタ(gap captacitor)であり得る。MNG送信ラインへのキャパシタ挿入は、共振器がメタ物質の特性を有することができるようにする。
共振周波数は、MNG送信ラインの固定送信ライン長さとMNG共振器の共振器大きさでキャパシタンスを変更することによって達成されることができる。またMNG共振器は、フィードスルー(feed through)にマッチング装置(matching device)b1を備えることが望ましい。マッチング装置b1のループ大きさは、図5に示したように、調整可能でなければならない。マッチング装置のループ大きさを調整可能であれば、マッチング装置がMNG共振器との磁気結合の強さを調整することができる。コネクター(connector)に入力される電流(current)は、マッチング装置を通じてMNG共振器に流れる。
送信機10及び受信機20間の共振周波数をマッチングし、効率を増加させるために本発明による共振器では、内部ループ(inside loop)の最上のバー(bar)b1を上下に動かすことができるようにする。図6は、本発明による2類型のMNG共振器の構造を示した図である。図6を参照すると、本発明による共振器では、内部ループの最上のバー(bar)b1が上下に動くだけでなく、内部ループの左右バーb2、b3各々が左右に動くことができる。
図7は、本発明によるTx共振器の一例を示した図である。本発明による共振器も広いマッチング特性を達成することが望ましい。したがって、Tx共振器11は、図7に示したようにクローバー(clover)の形態で具現されることができる。また本発明による共振器の機械的及び電気的パラメータは、下記の<表1>及び<表2>のようである。
(電力増幅器)
図8A乃至図8Cは、A級増幅器、B級増幅器及びE級増幅器の各々に含まれたトランジスタのドレインとソース間の電圧及び電流を示したグラフである。一般的に、増幅器の効率性は、主に上記トランジスタのドレインとソース間の電圧と電流の乗算(multiplication)で計算され得る電力損失によって低下する。
図8A乃至図8Cを参照すると、理論的には、図8Cに示したE級増幅器で最大100%の効率性が達成されることができる。従って、本発明では、E級増幅器13−1を含むように送信機10を設計する。
図9は、スイッチングタイプの電力増幅器(Power Amplifier)であるE級増幅器13−1を示した回路である。また図10は、図9のスイッチングタイプ電力増幅器でスイッチング動作を実行した時の電圧波及び電流波を示したグラフである。図10に示したように、スイッチングタイプ電力増幅器であるE級増幅器13−1は、スイッチング動作を遂行することによって電圧波及び電流波の重複(overlap)を除去することができ、それによってE級増幅器13−1での電力損失が最小化されることができる。一実施形態によれば、図9のE級増幅器13−1では、スイッチング区間の間にキャパシタ(C’s)でのエネルギー損失を減らすために、0−電圧スイッチング(zero-voltage switching)、すなわち0電圧で上記スイッチングが発生することが望ましい。
図11は、E級増幅器13−1でFETのドレインとソース間の内部キャパシタンス(Coss)と外部シャントキャパシタンス(C’s)間の電圧を示したグラフである。
図11を参照すると、CossとC’sの和は、E級増幅器13−1の特徴的キャパシタンスとして、CossとC’sの和の最適値(Copt)は、下記の<数式5>のCsから算出することができる。
しかし、<数式5>を利用するとしても、VDDの範囲でCoptよりも小さなCossを有するMOSFETを探すことが容易でない。
例えば、374pF及び15pFのCoptは、10Wの出力電力を有するE級増幅器13−1を設計するためには、VDDが各々10V及び50Vであるべきである。しかし、通常的なMOSFETは、各々10Vと50VのVDDに対して1100pFと250pFのCossを有する。
このように、MOSFETのCossの値は、0−電圧スイッチング(Zero-Voltage-Switching;ZVS)動作を遂行する場合、Coptの値よりも非常に大きい値を有する。従って、本発明では、通常的なMOSFETよりもはるかに小さなCossを有する側面拡散金属酸化物半導体(Laterally Diffused Metal Oxide Semiconductor;LDMOS)の一つのタイプを利用した。
以下では、図9に示したE級増幅器13−1に対して説明する。まず、RFチョーク(Choke)インダクタのインダクタンスは、共振周波数で十分に大きくなければならなく、小さなDCR(direct conversion receiver)のインダクタが望ましい。FETのブレークダウン電圧(breakdown voltage)は、下記の<数式6>により与えられるFETのソースでのピーク対ピーク電圧よりも大きくなければならない。またCoptは、下記の<数式7>のようにVDDの代りにVpで表すことができる。またRLoadとLLoadは、下記の<数式8>及び<数式9>により算出されることができる。
しかし、50Ωで設計された共振器の特性インピーダンスは、負荷(load)インピーダンスと一致しない。またこのように特性インピーダンスと負荷インピーダンスが一致しないと、共振のためのマッチング回路を設計する時、E級増幅器13−1波形の2番目及び3番目の高周波(harmonics)を除去しなければならない。それに従って、本発明では、図12に示したようにE級増幅器13−1と共振器との間にインピーダンスマッチング回路を挿入した。図12は、本発明によるTxマッチング回路12、すなわち上記インピーダンスマッチング回路の一例を示した回路図である。図12に示したインピーダンスマッチング回路を通じて、本発明は、より高い効率のE級増幅器13−1を達成することができる。図12は、出力マッチング回路を示した回路図である。図12の各構成要素の値は、下記の<数式10>を通じて算出でき、特にインダクタンスLaddの値は、<数式10>により算出できる。
同じ方式で、本発明では、下記の<数式11>に示したように電力増幅器の効率(Power Amplifier effiency:PAE)を増加させるための入力マッチングが必要である。図13は、入力マッチング回路を示した回路図である。図12で、トランジスタのゲートに印加されるキャパシタンスをキャパシタCissとする。共振入力駆動回路は、Cissの影響を除去するように設計される。
図14は、上述したマッチング回路を含むE級増幅器13−1の最終等価回路を示した回路図である。図14の回路に含まれたそれぞれの構成要素は、例えば、下記の<表3>に示した値を有することができる。図15は、本発明によって製造されたE級増幅器13−1のプロトタイプを示した図である。
(電力追跡SMPS(Power Tracking SMPS))
図16は、一般的な送信機10を示したブロック図である。図16を参照すると、送信機10は、RF信号生成器(RF Signal Generator)、可変利得増幅器(Variable Gain Amplifier)、電力増幅器(Power Amplifier)を含み、システムユニット30、例えば、SMPSから固定電圧の供給を受けることができる。
送信機10のTx制御部15は、受信機20から要求される出力電力を合せるためにE級増幅器13−1の入力レベルを調整する。スイッチングモード電力供給(Switching Mode Power Supply;SMPS)から出力される固定電圧(fixed supply voltage)は、電力増幅器(Power Amplifier)に提供される。送信機10の最大効率は、一般的に最大出力電力の領域近くで獲得される。また低出力電力の領域で送信効率が急激に落ちる問題点がある。
上記の問題を克服するために、本発明では、送信機10が図17に示したように出力電力の全ての範囲にかけて高い効率を維持するように電力追跡(Power Tracking)SMPSを含むことができる。図17を参照すると、送信機10は、RF信号生成器(RF Signal Generator)、可変利得増幅器(Variable Gain Amplifier)、E級電力増幅器(PA:Power Amplifier)を含み、電力追跡SMPSから固定電圧の供給を受けることができる。送信機10の出力電力は、送信機10から電力の供給を受ける受信機20の数によって変化する。
図18は、図17に示した電力追跡SMPSの構成を示したブロック図である。
図18を参照すると、電力追跡SMPSは、整流器(Rectifier)及びDC/DCコンバータを含むことができる。図18を参照して説明すると、60Hzの220V直流電圧は、整流器(Rectifier)に入力されて交流電圧に変換される。変換された交流電圧は、DC/DCコンバータに入力されてさらに直流電圧に変換され出力される。図18でDC/DCコンバータから出力される電圧がVDDとして5−25Vである。
図19は、本発明による送信機10での6.78MHz周波数を発生させるための周波数発生器の構成を示したブロック図である。図19を参照すると、周波数発生器は、PLL(phase locked loop)ブロック、ローパスフィルター(LPF:low pass filter)、ドライバー(driver)を含む。PLLブロックで発生する電力信号の周波数は、Tx制御部15で送信されたPLL_cont信号により制御される。PLLブロックで発生されたRF信号は、高周波と雑音を減らすために10MHz遮断(cut-off)周波数を有するLPFによりフィルタリングされる。フィルタリングされたRF信号は、ドライバーに入力される。この時、ドライバーには、電力増幅器、すなわちE級増幅器13−1が充分な電力を出力するように充分の電流が提供されることができる。
(電力送信システムにおける送信機または受信機の保護方法)
本発明による電力送信システムは、送信機10と受信機20間の共振現象を利用して電力を送受信する。しかし、電力送信システムの共振周波数は、望まぬ事故(unwanted accident)や正常でない動作の影響を受けて上記電力送信システムが致命的問題に陥るようにすることもある。例えば、不適切な物体の流入や送信機10のインターフェース(例えば、充電パッド(図示せず))上の誤配置(misplacement)により結合特性が変更され、電力送信の効率性が低下されることがある。送信機10は、出力電力を維持するために入力電力を増加させなければならないので、電力増幅器、すなわちE級増幅器13−1に含まれたトランジスタの駆動電圧が増加されなければならない。駆動電圧が増加すると、上記トランジスタがブレークダウン電圧に達することもある。その結果、上記トランジスタで増加された電圧が過電圧、過電流及び過温度を誘発させて送信機10に深刻な問題点をもたらすことがある。従って、本発明では、電力送受信システムを保護するためのシステム保護機能を提供する。
図20は、本発明による送信機における過電圧保護回路の一例を示した回路図であり、図21は、過電圧保護回路の基本的な動作原理を示すための回路である。
図21を参照してFETドレインのDCバイアス電圧と共振器のAC出力電圧を説明する。DCバイアス電圧及びAC出力電圧は、高いインピーダンス抵抗分割器により電力増幅器の性能損失を起こさないでサンプリングされる。共振器電圧モニタリングの場合、ACサンプリングされた出力電圧は、半波整流器(half rectifier)により整流されDC電圧に変換される。2つのモニタリングされた電圧、すなわちDCバイアス電圧及びAC出力電圧の値は、Tx制御部15に送信される。この時、モニタリングされた電圧レベル、すなわちDCバイアス電圧またはAC出力電圧の電圧レベルが各臨界値よりも大きい場合、保護が必要である。過電圧保護(over-voltage protection:OVP)のために、Tx制御部15は、FETのドレインバイアス電圧を減らすための制御信号をSMPSに送信する。送信機10は、モニタリング電圧レベルを再充電し始め、これらが各臨界値を超過するかをモニタリングする。過電圧が再度発生すると、Tx制御部15は、送信機10の動作を終了(shut-down)させることができる。
図22は、本発明による送信機での保護回路の別の例を示した回路図である。
図22に示した回路は、過電流から回路を保護するための保護回路の一例である。電力装置、すなわち送信機10は、オン抵抗(on-resistance)を有するので、上記電力装置がスイッチとして動作する高効率電力増幅器といってもスイッチ−オン状況(regime)では、上記電力装置に小さな電圧が印加される。このように電力装置、すなわち送信機10に印加される電圧の電圧レベルは、送信機10に流れる電流レベルに比例する。したがって、送信機10に印加された電圧のレベルは、過電流が流れる時に増加する。送信機10の電源が入る電源オン状態での電圧レベルを測定すべきであるので、本実施形態では、上記電圧レベルを検出するためのスイッチが含まれて設計されることができる。スイッチは、入力信号と同期化されたパルスにより制御され、ヒステリシス(hysteresis)を有する比較装置(図示せず)により望ましいパルスオン/オフ時間を制御することができる。この時、上記比較装置は、Tx制御部15に含まれる形態で具現されることができる。
オンモード(on-mode)で、抵抗は非常に小さいので、上記スイッチの出力電圧レベルも低い。従って、本実施形態では、上記スイッチの出力電圧を増幅させるための増幅器をさらに含むことができる。増幅器を通じて増幅された信号、すなわちスイッチの出力電圧を用いて、Tx制御部15は、回路の保護が必要であるか否かを決定する。送信機10のピーク電流レベルが増加すると、増幅器を通じて増幅された信号、すなわち、スイッチの出力電圧のピーク電圧も増加するので、Tx制御部15は、適切なヒステリシス臨界レベルを設定して保護レベルを設定することができる。
図23は、本発明による送信機での保護回路のさらに別の例を示した回路図である。
図23に示した回路は、過温度保護回路を示した回路図である。図23を参照すると、回路は、FETスイッチ近くの温度センサー(例えば、サーミスタ(thermistor))を具備して送信機10の過温度を検出する。一実施形態によれば、上記温度センサーとしてTMP302Bシリーズ温度センサースイッチを利用することができる。FETスイッチ周辺の温度が予め設定された特定温度まで上昇すると、温度センサースイッチの出力は、ハイレバルからローレベルに転換される。このように、温度センサースイッチの出力がローレベルになれば、Tx制御部15は、過温度が発生したことを認知する。Tx制御部15は、アイドルモード状態電圧(idle mode state voltage)としてFETに印加される命令に該当する電圧VDDにSMPS制御信号を適用して送信する。FETに印加される電圧が減少すれば、Tx制御部15は、上記過温度を減らしながら送信機10を保護することができる。
一実施形態によれば、送信機10以外の他の混入物体が現れることもある。送信機10以外の他の混入物体が無線電力送信システムのTx共振器11に現れて、Tx共振器11を通じてTx電力が受信機20に送信されていると仮定する。このように電力が送信されている時、送信機10に渦流(Eddy current)が発生して金属の表面温度が上がってシステムに損傷を与える。
送信機10は、上記渦流が発生するようになった原因となる物質、すなわち金属混入物体が外部物体であるか、またはRx共振器21であるか否かを判断して電力送信を制御すべきである。特定混入物体がTx共振器11に現れると、上記混入物体によって送信機10内部の電圧または電流が可変(varying)共振インピーダンスによって変更されることがある。上記可変共振インピーダンスの変化を認識すると、送信機10は、受信機20に上記インピーダンスの変化を知らせるための制御信号を送信する。
受信機20は、送信機10から転送された制御信号及び電力、例えば、電気信号を受信する。しかし、上記混入物体が金属混入物体の場合、送信機10は、制御信号を送信できない。送信機10のTx制御部15は、Tx共振器11上に配置された混入物体が受信機20であるか、または他の物体であるかを判断することができる。
一実施形態によれば、電力送信システム1のQ値と共振周波数は、特にTx共振器11に含まれた共振コンダクタ周囲の電磁気場を妨害する金属に容易に影響を受けてしまう。送信機10のTx共振器11の場合、電磁気場の妨害は、Tx共振器11の性能を非常に悪化させる。したがって、送信機10に対する外部環境の影響を最小化するために、電磁気遮蔽技術を送信機10または受信機20に具現することが望ましい。
(電力送信効率(Power Transfer efficiency:PTE))
以下では、本発明による電力送信システムにおける送信機10の性能を確認するために、上述したE級増幅器13−1である電力増幅器(Power Amplifier)、SMPS及びTx共振器11に対するシミュレーションに対して説明する。
図24は、本発明による電力送信システムにおける送信機10から送信されるDC電力に対してDC電力を受信する受信機20のDC電力を割合で示した図である。送信機10が受信機20に送信する電力を‘DC送信電力'とし、受信機20が上記DC送信電力の中で実際に受信する電力を‘DC受信電力'とする。
送信機10の送信機電子効率(Transmitter electronic efficiency;TEE)は、SMPSから送信機10に入力されるDC入力(TxDC input)に対する送信機10のAC出力(AC output)の割合として定義され得る。下記の<数式12>は、送信機電子効率を求めるためのものである。
共振結合効率(resonance coupling efficiency;RCE)は、Tx共振器11とRx共振器21間の共振結合、すなわちTx共振器11から出力されるAC電力(TxAC)及びRx共振器21に入力されるAC電力(RxAC)の割合として定義され得る。下記の<数式13>は、共振結合効率を算出するためのものである。受信機電子効率(receiver electronic efficiency;REE)は、受信機20から入力されるAC電力(RxAC input)と、受信機20から出力されるDC電力(DC output)の割合として定義され得る。<数式14>は、受信機電子効率を求めるためのものである。電力送信効率(Power Transfer efficiency;PTE)は、下記の<数式15>に示したように、TEE、RCE及びREEの乗算関数である。
送信機10の具現結果として電力増幅器、すなわちE級増幅器13−1が88%の効率を有するとしても、依然として若干の損失が発生する。図25は、送信機10に発生する損失を説明するための回路図である。
入出力キャパシタンスは、共鳴ゲート派生値(resonant gate derive)とZVS(zero-voltage switching)によって除去されるが、図25に示したようにチョークインダクタ(Lchoke)のDCR、トランジスタのドレイン及びソース間の抵抗RDS、インダクタ(L)のESR(electron spin resonance)による損失は除去されない。図25は、電力増幅器で発生する残余(remaining)損失を説明するための回路図であり、下記の<表4>は、Q値であるLに対応する電力増幅器(Power Amplifier;PA)、すなわち、E級増幅器13−1の効率を示したものである。
DSだけを考慮すれば、E級増幅器13−1の効率は、95%までの効率性を有することができる。しかし、ESR(electrical series resistance)を含むと、約86%までの効率性を達成することができる。電力増幅器の効率性をさらに増加させるために、Q値
に従う電力増幅器の効率性変化を確認することができる。
Q値が高いほど電力増幅器が高い効率性を有することができる。薄い厚さ(15mm以下)を維持しながら直列インダクタのQ値を増加させるためには、図26のように高いQ値のインダクタを並列で接続することができる。図26は、Q値を高めるためにインダクタLP1、LP2、LP3を並列で接続させた回路である。図26のようにインダクタLP1、LP2、LP3を並列で接続すると、ESRを減らし、Q値を約5程度増加させることができる。図27は、電力増幅器の効率別出力電力のレベルを示したグラフである。
図26のような並列インダクタLP1、LP2、LP3を電力増幅器に適用すると、ESRによる損失が減少させ、上記電力増幅器の効率性が88%から89%まで増加することができる。
一方、E級増幅器13−1は、SMPSの観点で16Ωの負荷として見なされるので、出力負荷16Ωインピーダンスを有する出力電力によってSMPSの効率を推定することができる。例えば、SMPSは、9Vの電圧が入力される低モード(low mode)動作構造では、約67%の効率を有する。またSMPSは、15Vが入力される高モード(high-mode)動作構造では、80%SMPS効率を有することができる。
下記の<表5>は、出力電力(VDD)に従うSMPSの効率を示したものである。
図28は、6.78MHzの周波数発生器と電力増幅器を含む送信機10の効率を測定するための回路を示した回路図であり、図29は、図28の電力増幅器で発生する高周波の振幅を示したグラフである。
図28に示した回路図は、3−10Wの出力電力範囲内で約65%の効率を有する。図29は、図28の回路で中央周波数が6.78MHzである時、上記6.78MHzの中央周波数の2倍乃至3倍の周波数を有する出力高周波の振幅を示している。上記出力高周波は、第2の高周波で−52.51dBcであり、第3の高周波では、−35.29dBcである。
上述したように、本発明による送信機10は、低モード動作領域(9V入力電圧)では、約67%のSMPS効率を有し、高モード動作領域(15V入力電圧)では、約80%のSMPS効率を有することができる。このように、現在の送信器10では、二つの動作モード、すなわち低/高モード動作が存在する。<表6>は、本発明による上記低モードまたは高モードに従う送信機10上の入力電圧、入力電流、入力電力を示した表である。
送信機10及び受信機20の共振器11、21の両方で、総電気直列抵抗(electrical series resistance;ESR)値を減らすために、単一キャパシタを利用する代わりに、複数のキャパシタを並列で接続する。受信機20の場合、並列コンダクタの構造は、コンダクタの抵抗を減らすのに利用されることができる。送信機10及び受信機20の共振器11、21の大きさ及び特性は、<表7>のようである。f0は、共振器11、21の共振周波数である。3dB帯域幅のf0の場合、下部及び上部周波数を各々f1及びf2として定義する。この時、送信機10及び受信機20のQ値は、各々約‘〜900'及び‘〜200'である。Q因子は、受信機20が設置される装置のうち、受信機20がRx共振器21上に置かれる時に、測定されることができる。
図30Bは、移動通信端末機(mobile communication terminal)に挿入されることができる受信機20でのRx共振器21の一例を示した図である。図30Bを参照すると、遮蔽シート(shield sheet)(μ=130、μ''=1.15、誘電損失(loss tangent)=0.00884)は、Rx共振器21の下に配置される。マスキング剤(masking reagent)の大きさは、受信機20のRx共振器21よりも2mm大きい‘74mm×44mm'であり得る。またマスキング剤の厚さは、1mmで設定されることができる。
移動通信端末機の充電の場合、送信機10及び受信機20がパッキングされる時、送信機10及び受信機20間には、3mm以上の送信距離を置いて結合特性及び送信効率が測定されることが望ましい。また移動通信端末機は、通信モジュール、整流器及びマッチング回路を上記移動通信端末機内に挿入する形態で具現されることができる。
図31は、受信機20がシングル受信機である場合の結合特性及び送信効率を測定するための測定セットアップを示した図である。6.78MHzの信号ソース及び電圧VDD及び電流IDDが印加されるE級増幅器13−1と接続されたTx共振器11にRx共振器21が結合される。Rx共振器21には、Rxマッチングネットワーク(Rx matching network)であるRxロード(load)及び電気的ローダー(electrical loader)が接続される。このような構成要素は、図32に示したように移動通信端末機に挿入されることができる。
図32は、Rx共振器21での入力される信号を測定する測定領域を示した図である。Rx共振器21での共振強度を測定するために、Rx共振器21は、図32のように対称的な部分を除外した9個の領域(1〜9)で分かれた後に2つに分割されて測定されることができる。移動通信端末機の大きさと上記移動通信端末機内に設置されたRx共振器21の位置を考慮すれば、領域5、7及び8は、受信機20のRx共振器21が位置できる中央位置に該当する。下記の<表8>は、Rx共振器21でのシミュレーションされた効率、測定された効率及び電力増幅器の効率を考慮したDC/DC変換効率を示した図である。単一受信機20の場合、効率分散は、74.35%〜91.83%として測定される。
図33は、受信機20が複数である場合、すなわちマルチ受信機である場合に受信機20の各々に含まれたRx共振器21に入力される信号を測定する測定領域を示した図である。図33を参照すると、図33に示した測定領域では、3つの受信機が対称的に及び非対称的に位置する時の測定位置を示している。図33で、Tは、送信機10に含まれたTx共振器11の最上位位置であり、Cは中央、Bは最下位を示すと仮定する。図33では、Tx共振器11を基準にしてT1に位置した移動通信端末機、B2に位置した移動通信端末機及びC3に位置した移動通信端末機を示している。図33では、測定領域のうち、中央からエッジへの位置は、数字0から7で表した。
下記の<表9>は、マルチ受信機である場合の各測定領域での受信機20の電力受信効率及び電力分布を示したものである。
<表9>から分かるように、対称となるマルチ受信機の場合のシミュレーション及び測定効率は、各々81.11%〜90.53%及び80.24%〜88.1%であり、これらは、約8%以下の差を有する。<表9>に示したように、電力は、2つの受信機20によく分散されている。非対称となるマルチ受信機の場合でも、電力が受信される総効率は、84%〜86.59%として測定され、電力は、2つの受信機20によく分散されていることが<表9>から分かる。
(受信機(Receiver))
以下では、2つの共振器、すなわち送信機10のTx共振器11及び受信機20のRx共振器21間の近距離磁気誘導(near-field magnetic induction)に基づいた電力送信システムを説明する。本発明による受信機20は、図1に示したようにRx共振器21、AC/DC整流器23−1、DC/DCコンバータ23−2、Rx通信部24及びRx制御部25を含み、保護回路をさらに含むことができる。
(受信機のRx共振器)
本発明の一実施形態によれば、Rx共振器21は、ミューネガティブ送信ライン(mu-negative Transmission Line)共振器で具現されることができる。銅で作られたMNG TL共振器は、直列キャパシタを有する内部ループ(inside loop)及び外部ループ(outside loop)で構成される。それによってMNG TL共振器は、より良好な共振効率のために内部ループ位置を移動させてマッチング特性を制御することができる。
またMNG TL共振器に含まれた数十個の直列キャパシタが低い等価直列抵抗のために利用されることができる。送信機10のTx共振器11のように、受信機20のRx共振器21も人体の影響を避けるために近距離に支配的な磁場を有する双極子(dipole)を有することが望ましい。また、キャパシタンス値を通じて周波数を容易に調整することができる直列共振が受信機20のRx共振器21に利用される。
図34は、本発明によるRx共振器21で具現されることができるMNG TL共振器を示した図である。図34のMNG TL共振器は、共振周波数をマッチングし共振効率を増加させるために、‘内部ループ'の最上位部分を上下に動かすことができる。
下記の<表10>には、MNG TL共振器に対するパラメータが列挙されている。また図35は、本発明によるRx共振器21として具現されたMNG TL共振器を示した図である。
(受信機のAC/DC整流器)
1MHzまたはより高いRF(radio frequency)帯域でAC/DC整流器23−1が90%以上の効率を有するようにするためには、基本的にAC/DC整流器23−1に含まれるダイオードがショットキーダイオード(Schottky Diode)であることが望ましい。ショットキーダイオードは、電荷が多数のキャリアにより伝えられるので、少数キャリアによる電荷蓄積がなくて低い降下電圧と速い速度を有する。したがって、1MHz〜15MHzのRF帯域で共振タイプの無線電力受信は、低い降下電圧を有するショットキーダイオードを利用することが望ましい。
図36は、ショットキーダイオード及び前記ショットキーダイオードの等価回路を示した図である。ショットキーダイオードは、アイドルダイオード(ideal diode)ターンオンに必要な電圧Vonと、ショットキーダイオードに印加される電流によって特性が変わる抵抗Ronで構成されることができる。製造会社及び製造工程によって多様なショットキーダイオードが具現されることができる。本発明による高効率整流器回路を設計するためには、特定電流レベルで特定値以下の降下電圧を有するショットキーダイオードを選択することが望ましい。
図37A及び図37Bは、電力送信システムで使用することができるショットキーダイオードの電流レベル及び電圧レベルを示したグラフである。この時、図37Aのショットキーダイオード(以下、第1のショットキーダイオード)と図37Bのショットキーダイオード(以下、第2のショットキーダイオード)は、それぞれ異なる会社で製造されたものである。
図37A及び図37Bを参照すると、電流レベルが増加しながら、降下電圧も増加する。図37Aは、第1のショットキーダイオードの曲線fを示している。図37Aを参照すると、電流が0.5Aであれば、第1のショットキーダイオードの降下電圧は、0.48Vとなる。図37Bは、第2のショットキーダイオードの曲線fを示している。第2のショットキーダイオードの場合、0.5Aの電流が流れれば、第2のショットキーダイオードでの降下電圧は、0.3Vである。
図38は、全波(full-wave)ブリッジダイオード整流回路を示した回路図である。全波ブリッジダイオード整流回路は、一つの経路当たり2個のダイオードを有するので、第1のショットキーダイオードを利用して具現すれば、0.5Aの電流が流れる時、降下電圧は、‘2×0.48=0.96V’になる。したがって、第1のショットキーダイオードで消費される電力は、‘0.96V×0.5A=0.48W'である。負荷で2.5W電力が消費され、受信機20の効率が80%と仮定すれば、入力RF電力は、‘2.5−0.8=3.125W'であるから、第1のショットキーダイオードを使用した全波ブリッジダイオード整流回路の最終効率は、下記の<数式16>のようである。
第2のショットキーダイオードを用いて全波ブリッジダイオード整流回路を具現することもできる。第2のショットキーダイオードを利用した場合、第2のショットキーダイオードに電流0.5Aが流れれば、第2のショットキーダイオードでの電圧降下は‘2×0.3=0.6V’になる。したがって、第2のショットキーダイオードで消費される電力は、‘0.6V×0.5A=0.3W'である。負荷で2.5W電力が消費され、受信機20の効率が80%と仮定すれば、入力RF電力は、‘2.5−0.8=3.125W'であるから、全波ブリッジダイオード整流回路の最終効率は、下記の<数式17>のようである。
上記の<数式16>及び<数式17>を通じて90%以上の効率を有する全波ブリッジダイオード整流回路を具現しようとする場合には、第2のショットキーダイオードを使用することが望ましいことが分かる。
図39及び図40は、信号発生器を用いて全波ブリッジ整流回路をテストする回路図である。信号発生器(signal generator)を用いて全波ブリッジ整流回路をテストする場合、図39に示したように信号発生器からの信号が全波ブリッジ整流回路の接地に接続され、差動信号の役割を遂行することができない。したがって、全波ブリッジ整流回路をテストする時には、バラン(Balun)のようなジグ(Zig)測定部が必要である。図40は、上記ジグ測定部を含めた全波ブリッジ整流回路を示す。
図41A及び図41Bは、異なる会社で製造されたデュアルダイオードの電圧レベル及び電流レベルを示したグラフである。図41Aのデュアルダイオードを‘第1のデュアルダイオード'とし、図41Bのデュアルダイオードを‘第2のデュアルダイオード'とする。第1及び第2のデュアルダイオードは、並列ダイオードすなわちデュアルダイオードを利用して電流を2つの経路で分離することによって降下電圧を減少させるものである。
第1のショットキーダイオードの場合、電流が0.5Aである時、第1のショットキーダイオードの降下電圧は、0.48Vである。またデュアルダイオード全波ブリッジ整流回路で0.25Aの電流が各経路に印加される時、二つのダイオードが並列で接続された第1のデュアルダイオードを利用すると、各ダイオードに対する降下電圧は、0.4Vとなる。デュアルダイオード全波ブリッジ整流回路の各経路に直列で接続された2個のダイオードが存在するので、総降下電圧は、2×0.4=0.8Vである。したがって、ダイオードの電力消費は、‘0.8V×0.5A=0.4W'である。負荷で2.5W電力が消費され、受信機20の効率が80%と仮定すれば、入力RF電力は、‘2.5−0.8=3.125W’であるから、第1のデュアルダイオードを使用するデュアルダイオード全波ブリッジ整流回路の全体効率は、下記の<数式18>のようである。
また、第2のショットキーダイオードの場合、電流が0.5Aであれば、第2のショットキーダイオードの降下電圧は、0.3Vとなる。またデュアルダイオード全波ブリッジ整流回路の各経路で0.25Aの電流が流れる時、第2のデュアルダイオードを利用すると、各ダイオードに対して降下電圧は、0.26Vとなる。デュアルダイオード全波ブリッジ整流回路の場合、各経路に直列の2個のダイオードが存在するので、総降下電圧は、‘2×0.4×0.26=0.52V’になる。したがって、ダイオードの電力消費は、‘0.52V×0.5A=0.26W’である。負荷で2.5W電力が消費され、受信機20の効率が80%と仮定すれば、入力RF電力は、‘2.5−0.8=3.125W’であるから、第2のデュアルダイオードを使用するデュアルダイオード全波ブリッジ整流回路の全体効率は、下記の<数式19>のようである。
上記から分かるように、デュアルダイオードを使用して整流器が設計される場合、整流器の効率は、2〜3%増加する。第1のショットキーダイオードを並列で3個接続した並列ダイオードを利用すると仮定する。第1のショットキーダイオードの場合、0.5Aの電流があれば、第1のショットキーダイオードの降下電圧は、0.48Vになる。全波ブリッジ整流回路の各経路で0.17Aの電流が流れる時、3個の並列ダイオードを利用すると、各ダイオードに対して降下電圧は、0.38Vになるので、全波ブリッジ整流回路の全体効率は、下記の<数式20>のようである。
また第2のショットキーダイオードを並列で三つ接続した並列ダイオードを利用すると仮定する。0.5Aの電流があれば、第2のショットキーダイオードの降下電圧は、0.3Vになり、全波ブリッジ整流回路の各経路で0.17A電流が流れる時、3個の並列ダイオードを利用すると、各ダイオードに対する降下電圧は、0.25Vになるので、全波ブリッジ整流回路の全体効率は、下記の<数式21>のようである。
上記のように、3個の第1または第2のショットキーダイオードを並列で接続した並列ダイオードを利用すると、デュアルダイオードの場合に比べて効率が0.4〜0.6%だけ増加される。したがって、チップ大きさと費用増加を考慮する時、3個の並列ダイオードを利用することは、非効率的である。しかし、上記で列挙した値は、理想的な状態に該当するものとして、実際測定では、多くの寄生的因子を考慮すべきである。それによって3個の並列ダイオードを使用する全波ブリッジ整流回路の全体効率は、上記で列挙した値と異なることがある。
一方、MOSトランジスタを用いる活性整流器は、RFID(radio frequency identification)のような無線電力送信システムで電力効率を増加させるために使用される。RFIDのみが最大数十のmW電力を必要とするので、無線電力送信システムとは、大きい電力差が存在する。しかし、出力電力大きさを除外すれば、MOSトランジスタを有する活性整流器の長所は、無線電力送信システムにも適用されることができる。MOSトランジスタを有する活性整流器は、2つのカテゴリーに分割されることができる。一つは、MOSトランジスタをダイオード接続として利用するものであり、もう一つは、MOSトランジスタをスイッチとして利用するものである。ダイオード接続を有するMOSトランジスタを利用する場合、通常的なダイオードが整流器に利用される時と同一の問題が発生する。したがって、電力効率を増加させるためには、MOSトランジスタがスイッチとして利用されることが望ましい。
図42は、MOSトランジスタをスイッチとして利用する全波活性整流器の一例を示した回路図である。Vinが|Vtp|よりも大きいか、−|Vtp|よりも小さいと、Voutに対して電力供給を準備するためにMp1とMp2がターンオンされる。V=0と仮定すれば、Vinは、0Vよりも大きく、電圧は時間によってますます大きくなる。Vinが|Vtp|よりも大きくなると、Mp1は、ターンオンされる。Vinは、0Vよりも大きいので、Vin2は、0Vよりも小さくなってCMP2の出力がハイ(HIGH)になり、Mn2は、ターンオンされる。
この時、Vinが時間によって減少すると仮定する。Vinは、減少し、Vin2が0Vよりも小さくなると、Mn2は、ターンオフされなければならないが、CMP2の出力が0Vになるためには、制限された時間が必要である。一方、Mp1及びMn2は、両方ともターンオンされる。Vinは、既にピーク値から減少しているので、Voutよりも小さな電圧を有する。
それによって、電流はVoutからVinに流れて逆漏れ電流が発生する。逆漏れ電流の発生は、電力効率を深刻に減少させる問題を発生させることがある。上記の問題を解決するために、Vは、0Vよりも高く設定されてMn2(Mn1)がまずシャットオフ(shut-off)されなければならない。このような方式は、電力効率を増加させることができるが、このような方式を無線電力送信システムに適用させるには、多くの制限がある。無線電力送信システムから受信された電圧の振幅は、多様な状況で異なるので、逆漏れ電流を除去するためには、異なるV値を設定することが望ましい。
共振整流器は、整流器の電力効率を増加させるために利用される。E級整流器は、共振整流器の普遍的なタイプであり得る。共振整流器は、送信側のE級増幅器13−1と類似の概念で理解することができる。特定の周波数で共振条件を満足させるために共振整流器の入力インピーダンスを設定しなければならない。入力インピーダンスを設定するためにインダクタが必要であるが、移動システムの場合、インダクタを利用すると、インダクタの大きさがMHz帯域で非常に大きくなるので、形態(form)因子が増加する。
多くのMOSトランジスタタイプがあるが、無線電力送信の整流器回路に対して低いRon抵抗と低い入力キャパシタンスを有するMOSトランジスタを選択することが望ましい。
(DC/DCコンバータ)
DC/DCコンバータ23−2は、スイッチング調節器(regulator)であるバックコンバータ(buck converter)を利用する。DC/DCコンバータ23−2を線形調節器であるLDOとして利用すると、負荷に適合した電力を送信機10が送信するので、単一装置の充電には問題がない。しかし、複数の装置を充電する場合で、いくつかの負荷を占める大きい電力を送信機10が送信する時、電力分散が完璧でないと、一つの装置のLDOは、他の装置を充電することになっている全ての電力を熱(heat)として消費することもある。図43は、本発明の別のDC/DCバックコンバータを示した回路図である。図43のDC/DCバックコンバータでは、充電される各装置、すなわち複数の受信機20を最適化する。
(受信機20の保護回路)
図44は、受信機20及び受信機20を保護するための保護装置の一例を示した図である。図44に示したように、RFバリスタ(varistor)とDCバリスタが保護装置に利用されることができる。ショットキーダイオードは、低い降下電圧と速い速度を有するが、また低い逆ブレークダウン電圧を有する。例えば、1Aのキャパシタンスを有するショットキーダイオードの逆ブレークダウン電圧は、約20〜30Vである。通常的な充電構造で、負荷抵抗は約10BΩであるから、RF入力電圧は、約20Vになるが、充電構造の開始及び終わりで、負荷インピーダンスは、数KΩ増加され、RF入力電圧が30Vよりも大きくなり、それによってショットキーダイオードの破壊(destruction)が引起こされる。複数の装置の充電の場合にも、一時的に大きい電力が受信されてRF入力電圧が大きくなってショットキーダイオードが破壊されることがある。したがって、RFバリスタが差動入力にかけて挿入されることによって、ショットキーダイオードがサージ(surge)電圧から保護されるようにすることが望ましい。RFバリスタは、約27Vのブレークダウン電圧を有すると同時に、インピーダンスでの影響を防止するために30pF以下のキャパシタンスを有するRFバリスタを選択することが望ましい。
また整流器で、整流器キャパシタは4μF以上のキャパシタンスを有する小さな大きさのキャパシタを利用することが望ましい。しかし、小さな大きさのセラミックキャパシタは約20Vの小さな逆ブレークダウン電圧を有する。RFバリスタは、特定のレベルの電圧を予防するので、キャパシタは入力電力によりブレークダウン(breakdown)されない。しかし、負荷が完全に充電されると、インピーダンスは、数kΩになるので、30V以上のサージ電圧が発生し、これは、キャパシタを破壊させることができる。したがって、約18Vのブレークダウン電圧を有するDCバリスタがキャパシタを保護するのに利用されることができる。図45は、保護構造を有する最適化された受信機20の回路を示した図である。
一方、共振タイプの無線送信機10の場合、Rx共振器11を送信機10に挿入する時、送信機10のコンダクタとRx共振器11が隣接して位置する場合、逆相(reverse-phase)磁場を誘発する渦流が発生して電力送信効率が減少する。また渦流は、不要な磁場により送信機10の劣化を引き起こす可能性がある。渦流を予防するためには、低損失の磁気マスキング剤(masking reagent)が必要である。
図46Aは、マスキング剤を使用しない場合の磁場分布を示した図であり、図46Bは、マスキング剤を使用した場合の磁場分布を示した図である。図46A及び図46Bを参照すると、マスキング剤が大気よりも高い透磁率を有するので、マスキング剤があれば、磁場はマスキング剤に集まる。したがって、以前に言及した電力送信損失を予防し、装置に対する不要な影響を除去することができる。しかし、損失要素(loss component)を有するマスキング剤は、コンダクタを有するので、最小損失要素を有するマスキング剤を選択することが望ましい。
図47Aは、共振器とマスキング剤との間に空間がない場合を示した図であり、図47Bは、共振器とマスキング剤との間に空間がある場合を示した図である。図47Bで共振器とマスキング剤との間は、0.6mmと仮定する。また<表11>は、図47AでのQ値と図47BでのQ値を示したものである。
図47A及び図47B、<表11>は、共振器とマスキング剤の位置に従う多様なQ値を示している。マスキング剤を利用する場合、磁場の強さが増加する。磁場は、共振器のL値に直接影響を及ぼすので、マスキング剤を利用する場合、L値が増加しながら共振周波数が減少することを確認することができる。またマスキング剤の厚さが増加するほど磁場の強さが増加するので、より大きいL及びQ値を獲得することができる。しかし、マスキング剤に損失要素があるので、マスキング剤を利用する場合のQ値は、マスキング剤を利用しない場合のQ値よりも小さい。また共振器とマスキング剤との間に空間がある場合には、共振器特性損失がよりも小さいことが分かる。
図48A及び図48Bは、マスキング剤及び装置の大きさとRx共振器21の位置を示した図である。図48Aは、マスキング剤の大きさがコンダクタよりも大きい場合を示し、図48Bは、マスキング剤の大きさがコンダクタと同一の場合を示す。Tx共振器11からの磁場が受信機20及びRx共振器21に近づくほど、電力送信効率が減少する。
図49は、図48A及び図48Bに示したマスキング剤及びコンダクタの大きさに従うそれぞれの結合効率を示したグラフである。図49では、マスキング剤の厚さ及び大きさに従う効率差を示している。実験で使用されるマスキング剤は、‘μ=130’、‘μ=115’及び‘誘電損失=0.00884’を有する。これは、マスキング剤の厚さが0であるとき、ベア状況(bare situation)結合効率を意味する。Rx共振器21が移動通信端末機に挿入される場合を考慮して、マスキング剤の厚さ及び大きさに従う結果が分かる。マスキング剤の大きさがコンダクタよりも5mm大きい場合、最大7%の効率増加がある。そしてマスキング剤の厚さが増加するほど、効率はベアケース(bare case)と類似となる。
(無線電力送信システムにおける受信機20の具現)
図50は、送信機10の例示的な機能ブロック図である。無線電力送信システムにおける受信機20は、Rx共振器(Rx Resonator)21、AC/DC整流器(AC−DC Rectifier)23−1及びDC/DCコンバータ(DC−DC Converter)23−2を含む電力変換部23及びRx制御部(MCU Control Unit)25を含み、Rxマッチング回路(Matching L/C)22及びRx通信部24(図示せず)をさらに含み得る。また受信機20を通じて出力される電力は、受信機20と接続された装置、例えば、移動通信端末機(Phone Load)に駆動電力として供給されることができる。
Rx共振器21は、電力送信効率を向上させるために、内部及び外部ループラインとキャパシタを有する。一実施形態によれば、Rxマッチング回路22のインピーダンスがTxマッチング回路12のインピーダンスとマッチングされると、Rx共振器21はTx共振器12と共振結合して送信機10からの電力が供給される。整流回路は、全体−ブリッジ構成で4個のショットキーバリアーダイオードを利用してAC波形の全波整流を提供する。この時、AC/DC整流器23−1は、電力変換部23とRx制御部25にDC電力を提供することができる。DC/DCコンバータ23−2は、AC/DC整流器23−1から出力されたDC電力を増幅して受信機20に接続された装置(例えば、受信機20に設置された移動通信端末機)に提供する。このようにDC/DCコンバータ23−2によって増幅される電力は、5Vであり得る。Rx制御部25は、本発明による電力制御アルゴリズとプロトコルを実行する。またRx制御部25は、アナログ電力変換ブロック(図示せず)を制御し、いくつのセンシング回路(図示せず)をモニタリングすることができる。またRx通信部24は、受信機20の通信動作を遂行する。Rx通信部24は、Rx制御部24の制御下に受信機20が設置された装置(例えば、移動通信端末機)または送信機10と通信して後述する各種パケットを上記装置と交換することができる。
図51A乃至図51Eは、本発明による受信機20のRx共振器21を示した図である。図51Aは具現されたRx共振器21の構造、図51Bは具現されたRx共振器21の厚さ、図51Cは具現されたRx共振器21の並列キャパシタ、図51Dは具現されたRx共振器21のアウトライン、図51Eは具現されたRx共振器21の厚さアウトラインを示す。
受信機20のRx共振器21は、図51Eのように1oz(0.034mm)銅を有する並列構造であり得る。また図51Dで示したように複数のビアインキャップ(via in cap)部分を用いて、総コンダクタシートが一つに接続され電流の流れが全てのコンダクタで同じ方向であり得る。それによって当業者がRx共振器21を具現しようとする場合には、近距離効果(near effect)とコンダクタ抵抗を考慮して最大Q値を有するシート数と厚さを選択することができる。この時、コンダクタ抵抗と磁場が通過できる領域(結合でカッパ(kappa)値と関連する)を考慮して、最高の送信効率を有するRx共振器21の幅(SW)(6mm:移動通信端末機に挿入されたRx共振器21の場合)を設定することが望ましい。
<表12>は、本発明によるRx共振器21の幅及び該当幅に従うRx共振器21での各種パラメータの特徴を示した表である。
<表12>を参照すると、周波数f1は、S21が3dBである場合の低周波数を示し、f2は高周波数、f0は共振周波数を示す。それぞれの場合で、受信機20のQ値は、約〜200である。Rx共振器21のQ値は、シートが増加しながら若干増加するが、受信機20によって、0.53mm幅を有するRx共振器21である6シートが移動通信端末機に適用されることができる。
(AC/DC整流器)
図52は、本発明によるAC/DC整流器23−1の効率を測定するための測定セットアップを示した図である。下記の<表13>は、図52の測定セットアップによってAC/DC整流器23−1の効率を測定した結果を示す。
上述したように全波ブリッジ整流器は、差動RF入力信号を必要としてバラン(Balun)のような測定ジグ(Zig)が要求される。しかし、10Wよりも高い電力に耐えることができ、13.56MHzで動作する商業的バランを見つけることは難しいので、本実施形態では、以下で説明する共振器を用いて測定セットアップを設定する。
本実施形態では、‘15cm×15cm’の大きさのTx共振器11と‘4cm×6cm’の大きさのRx共振器21を利用した。Tx共振器11対Rx共振器21は、50Ω対50Ωのマッチングを有し、50Ω対10Ωに変換するマッチング回路(Matching L/C)が共振器11、21に接続される。したがって、50Ω対10ΩにマッチングされるTx共振器11対Rx共振器21の効率を83%で固定する。ここで、Rx共振器21にAC/DC整流器23−1が接続され、10Ωの負荷が入力されると、DC対DC電圧及び電流を測定することができる。35.6dBmの順方向(forward)電力がE級増幅器13−1に提供されると、上記電力は、83%効率のTx共振器11を通じて出力される。送信機10から出力された電力は、<表13>に示したように3020MwとしてAC/DC整流器23−1に入力される。
一方、受信機20に含まれた負荷にかけたDC電圧及び電流は、4.97V及び509mAである。DC電流メートルは、0.6Ω損失を有する。上記損失を補償すると、DC負荷での出力電力は、2685mWであり、AC/DC整流器23−1の全体効率は、約89%である。
(DC/DCコンバータ)
図53は、本発明による受信機20でのDC/DCコンバータ23−2の効率を測定するための測定セットアップを示した図である。下記の<表14>は、図53のDC/DCコンバータ23−2の効率を示したものである。
図53で、DC/DCコンバータ23−2に入力される入力電圧レベルは、5.5V〜8Vと仮定する。本実施形態では、電源を用いてDC/DCコンバータ23−2に5.5V〜10V電圧を供給し、移動負荷を接続した後に、DC/DCコンバータ23−2から出力される出力DC電圧及び電流を測定する。測定過程で発生する入力/出力DC電流メートル測定損失を補償すると、<表14>に示したように入力電力に従うDC/2DCコンバータ23−2の全体効率は、約92%である。
図54は、本発明によって具現された受信機のシステムボードを示した図であり、図55は、本発明によって具現された受信機を示した図である。
受信機20の総大きさは、‘47×5×2.6mm’であり得る。また図54に示したシステムボードの各段(stage)で受信機20の信号特性を確認することができる。図54及び図55の受信機20で最も厚い構成要素は、Rxマッチング回路22を構成するマッチングL、C及び100μFキャパシタであり、上記マッチングL、C及び100μFキャパシタの総厚さは、2mmであり得る。システムボードでのPCB(printed circuit board)の厚さは、0.6mmで設定でき、それによってシステムボードの総厚さは、2.6mmであり得る。一実施形態によれば、PCBの厚さをより小さくすることもできる。
特に、図55では、移動通信端末機の後面ケースに設置される受信機20を示している。移動通信端末機の後面には、受信機20、通信モジュールなどが内蔵されている。移動通信端末機の後面ケースが閉鎖されると、受信機20のDC出力ポートが上記移動通信端末機に接続される。
図56は、受信機20の効率を測定するための測定セットアップを示した図である。下記の<表15>は、図56での受信機20の効率を測定した結果を示したものである。
受信機20の効率測定のための測定セットアップは、AC/DC整流器23−1の効率を測定するための測定セットアップと類似している。図56に示したように、AC/DC整流器23−1の効率を測定するための回路でDC/DCコンバータ23−2が追加された。本実施形態では、図56の回路を通じて受信機20の実際充電効率を移動通信端末機の移動負荷(mobile load)と共に測定することができる。
36.4dBmの順方向(forward)電力が受信機20に入力されると、83%効率のRx共振器21を通じて<表15>に示したように3623mWの電力がAC/DC整流器23−1に入力される。この時、移動負荷にかけたDC電圧及び電流は、4.67V及び580mAと仮定する。
DC電流メートルは、0.6Ω損失を有するので、上記損失を補償すると、DC負荷での出力電力は、2909mWであり、受信機20の効率は、約80.3%になる。80.3%の効率は、以前に測定された(AC/DC整流器の効率89%xDC/DCコンバータの効率92%)と類似している。受信機20の効率と(AC/DC整流器の効率xDC/DCコンバータの効率)との間の若干の差は、移動負荷及び異なる入力電力によるものである。
図57は、送信機10から出力される電力が35.4dBmであり、負荷が10Ωである場合、各段で測定される波形を示したグラフである。
RF入力マッチング回路の差動RF入力信号(differential RF input)の測定アウトレット(outlet)は、上段に位置したグラフとして、0〜7V間でスイングする。AC/DC整流器23−1の出力グラフは、下段に位置したグラフとして、約5.7Vの電圧がDC/DCコンバータ23−2に入力されている。DC/DCコンバータ23−2から出力される電力は、約4.5Vである。
図58A及び図58Bは、単一または複数の移動通信端末機を充電している無線電力送信システムを示した図である。移動通信端末機の数に従って、本発明による電力送受信システムは、電力レベルを制御し、また本発明による電力送受信システムでは、単一及び複数の移動通信端末機の各々に対して無線電力を送信する。
本発明による送信機10は、無線電力送信制御及び通信プロトコルに基づいて複数の装置の環境でも安全であり、効率的に受信機20に電力を成功的に供給することができる。本発明による無線電力送信ネットワークの制御及び通信プロトコルは、基本的に双方向及び半(half)デュプレックス構造として設計される。無線電力送信ネットワークは、送信機10がマスター(master)であり、複数の受信機がスレーブ(slaves)であるスタートポロジー(star topology)を有する。送信機10と受信機20は、装置コンプライアンス(device compliance)を識別し、電力交渉情報を交換するためにお互いに双方向通信を遂行する。送信機10及び受信機20間に交換される通信パケットのための時間分割衝突防止アルゴリズムが本発明による電力送受信システムに適用されることができる。上記時間分割衝突防止アルゴリズムは、IEEE802.15.4スロット(slotted)キャリアセンス多重接続/衝突回避(CSMA/CA:Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)アルゴリズムから修正されたものであり得る。
以下では、単一の受信機20及び複数の受信機20の各々に対する送信機10の検出、登録、構成、充電及び待機状態で、いかなる方式で制御及び通信プロトコルが適用されるかを説明する。本発明では、スロット(slotted)及び競合区間を有するスーパーフレーム構造が送信機10または受信機20間の通信パケットの衝突防止アルゴリズムのために設計される。
また、以下では、制御及び通信プロトコルのシーケンス及びタイミングを各無線充電状態の場合に対して説明する。以下では、送信機10または受信機20の安全のための無線電力送受信の中断(interrupt)制御アルゴリズムについても、各々過温度、過電圧及び過電流の状況に対して説明する。本発明における制御及び通信プロトコルは、通知(Notice)、対話(Interactive)、報告及び確認応答(ACK)フレームで構成される。
ユーザが送信機10の電力をターンオンするごとに、送信機10は、Tx共振器11の電力負荷を周期的にモニターし、その値を所定の臨界値と比較する。不適合装置(rogue device)と受信機20が送信機10をターンオンする前に、上記装置らが送信機10上に同時に位置されると、送信機10は、上記不適合装置を上記受信機20から検証できない。このような場合、送信機10は、Tx共振器11への電力の印加を中止する。またユーザが物体を除去して安全のために送信機10の電力スイッチをターンオフするまで、送信機10は、持続的に警告メッセージを送信機10または受信機20のユーザインターフェースに送信することができる。したがって、送信機10のインターフェース上に他の装置または物体が無しで送信機10がターンオンされることが望ましい。
図59は、検出、登録、充電及び待機状態での無線電力送信システムでの無線電力送信手順に対する状態図である。
図59を参照すると、検出(detection)状態で、送信機10は、インターフェースでの負荷変動をモニターするために短いデューティ(duty)時間の間にTx共振器11に小さな電力を周期的に供給する。正(positive)の負荷変動が所定の値よりも高いことが検出されると、送信機10は、Tx共振器11により多くの電力を提供して新たな受信機20が登録(registration)状態に進入できるようにする。逆に、受信機20から該当応答がなければ、送信機10は、検出状態に戻る。
登録状態で、新たな受信機20は、自身の識別子と基本的負荷特性を含むInteractive_Request_Join_Frameパケットを送信機10に送信する。送信機は、新たな受信機に短い識別子(short identification;SID)を割り当て、SIDとタイムスロット割当てを含むInteractive_Response_Join_Frameパケットを新たな受信機20に送信する。新たな受信機20から応答がない場合、送信機10は、負荷変動が金属物体または不適合(non-complying)装置により誘発されたことと認識する。金属物体または不適合装置が認識された場合、送信機10は、ユーザに警告メッセージを表示し、Tx共振器11への電力の印加を中止する。以後、送信機10は、所定の時間が経過すると、検出状態に戻る。
構成(conifiguration)状態では、新たな受信機20は、要求する出力電圧、出力電流及び電力送信効率を含むInteractive_Request_Charge_Frameパケットを、送信機10に送信する。送信機10は、受信機20から伝えられた情報に基づいて要請された電力を計算する。送信機10は、現在電力送信キャパシティが新たな受信機20から要請された電力を満足するか否かを判断する。送信機10が充分な電力を有する場合、送信機10は、許可(Permission)データを含むInteractive_Response_Charge_Frameパケットを新たな受信機20に送信し、新たな受信機20が充電状態に進入するようにする。逆に、要請された電力を満足しない場合、送信機10は、新たな受信機20にNo Permissionデータ(またはパケット)を送信して、新たな受信機20が待機状態に進入するようにする。
充電(charge)状態では、送信機10は、各受信機20にNotice_Frameパケットをブロードキャストする。Notice_Frameパケットは、同期パケット、各受信機に対する命令及び全体システムの状態を含む。受信機20は、自身に割り当てられたタイムスロットの間に、各電力交渉情報を有するReport_Frameパケットを送信機10に周期的に送信する。送信機10は、各Report_Frameパケットが受信された後、出力電力を受信機20の要求電力レベル値で調整し始める。送信機10は、一つまたは複数の受信機20からの電力交渉情報によって総電力を増加させるか、減少させることができる。所定の時間の間に特定の受信機20から応答がなければ、送信機10は、受信機20が除去されたことを認識して出力電力を減らす。このように受信機20が除去された場合、送信機10は、残りの他の受信機20にSIDとタイムスロットを再割当てすることができる。
待機(standby)状態で、受信機20は、送信機10から要求される電力を受信していないとしても、送信機10と継続通信する。受信機20が待機状態に進入する場合は、次の二つがある。
最初に、受信機20の装置バッテリーが完全に充電されるか、装置が所定の理由により充電を維持する場合である。この時、受信機20は、Charge Status of Complete&Waitデータを含むReport_Frameパケットを送信機10に送信し、受信機20は、待機状態に進入する。以後、送信機10は、待機状態で受信機20への電力送信を中止させるか、減少させることができる。
二番目に、送信機10の現在電力送信キャパシティが充電状態の他の受信機(または複数の受信機)20だけでなく、新たな受信機20に対して総要求電力を満足させない場合である。この時、送信機10は、No Permissionデータを含むInteractive_Response_Charge_Frameパケットを新たな受信機20に送信し、新たな受信機20は、待機状態に進入する。送信機10の現在電力送信キャパシティが新たな受信機20から要求される電力を満足させないと、送信機10は、Permissionパケットを含むInteractive_Response_Charge_Frameパケットを新たな受信機20に送信し、新たな受信機20は、充電状態に進入する。
(単一受信機に対する電力送受信)
図60は、受信機(Transmitter)20が送信機10のインターフェース(例えば、充電パッド)上にまだ配置されない場合の検出状態手順を示した図である。送信機10は、tdetの検出時間ごとにTx共振器11に電力Pdetを周期的に印加する。tdetの間、送信機10は、受信機20が送信機10のインターフェース(例えば、充電パッド(図示せず))上に置かれているかを確認するために負荷の変動をモニタリングする。
上記のような検出段階で、負荷変動は、負荷の現在値及び負荷の予め設定された値間の差として定義する。負荷変動が予め設定された臨界値よりも大きいと、送信機10は、送信機10のインターフェース上に置かれた受信機20がないと認識する。負荷変動が所定の臨界値よりも大きいと、送信機10は、新たな受信機20が送信機10のインターフェース上に置かれてあると認識する。その結果、受信機20は、登録状態に進入することができる。
上記のように、本発明では、検出段階で、送信機10は、検出時間(tdet)の間のみに電力を印加するので、上記検出時間(tdet)以外の検出期間(tper_det)の間の電力損失を低減することができる。
図61は、受信機20を送信機10に登録(registration)させる手順を示した図である。
図61を参照すると、受信機20が送信機10のインターフェース(例えば、充電パッド)(図示せず)上にあれば、送信機10は、受信機20が送信機10と通信できるように出力電力を増加させて受信機20に伝達する。受信機20は、登録時間(treg)内に送信機10にInteractive_Request_Join_Frameパケットを送信する。Interactive_Request_Join_Frameパケットは、受信機20自身のIDと負荷特性を含む。送信機10は、受信機20のIDを受信すると直ちに、上記IDを該当IDよりも相対的に容量が少なく、長さが短いSIDに変換する。受信機20から送信機10に転送される受信機20のIDが長いために、送信機10は、受信機20を登録する過程で受信機20にSIDを発行することによって、受信機20の管理を容易にすることができる。送信機10は、上記のように新しく登録される受信機20のSIDと負荷特性を送信機10の装置制御テーブルに登録することができる。装置制御テーブルは、個別的な受信機(又は複数の受信機)20の電力送信管理のために設計されることができる。
<表16>は、送信機10により管理される装置制御テーブル構造の一例を示している。
<表16>を参照すると、装置制御テーブルには、アップデートに関する情報と、受信機20ごとの現在電力送信情報が保存される。送信機10は、新しく割り当てられたSIDを含むInteractive_Response_Join_Frameパケットを受信機20に送信する。それに対する応答として、受信機20は確認応答(ACK)を送信機10に送信する。送信機10が成功的にACKを受信すると、無線で電力を送受信する電力送信システムは、構成(configuration)段階に移動する。
パケット衝突、CRCエラー及び受信機失敗(receiver failure)のようなパケットエラーが発生する場合、受信機20から伝送されるInteractive_Request_Join_Frameパケットは、送信機10に伝達されない。
図62は、送信機(Transmitter)10が第1の受信機(Receiver1)または第2の受信機(Receiver2)から発送されるACK_Frameパケットを受信しない、パケットエラー状況の一例を示した図である。図62を参照すると、送信機(Transmitter)10は、treg_retの間隔で上記treg_retを(nreg_ret−1)倍増加させた電力Pregを第1の受信機に再度印加することができる。このような手順内でACK_Frameパケットが第1の受信機から送信機10に成功的に伝えられば、電力送受信システムは、構成状態に進行する。その外に送信機10が第1の受信機からACK_Frameパケットを全く受信することができなければ、送信機10は、第1の受信機への電力印加を中止する。また送信機10は、ユーザインターフェース(図示せず)を通じてユーザに警告メッセージを送信できる。一実施形態によれば、上記のようなエラーを誘発した受信機20が送信機10のインターフェースから除去された場合にのみ、送信機10の状態が検出状態に戻ることができる。
図63は、金属物体または不適合装置(rogue deivce、Non-compliant device)が送信機(Tranmsmitter)10のインターフェース上に置かれてパケットエラーが発生した状況を示した図である。
図63を参照すると、金属物体または不適合(non-compliant)装置が送信機10のインターフェース上に置かれてあると、送信機10が受信機20からInteractive_Request_Join_Frameパケットを受信することができない。送信機10は、図63に示したようにtreg_retを(nreg_ret−1倍)増加させた電力Pregを、受信機20に再印加する。電力Pregが再印加された装置または物体は、不適合装置または物体であるから、送信機10は、上記装置または物体からInteractive_Request_Join_Frameパケットを受信することができない。それによって送信機10は、電力Pregの印加を中止し、ユーザインターフェースを通じてユーザに警告メッセージを表示する。警告状態は、不適合装置または金属物体が送信機10のインターフェースから除去されるまで維持される。上記不適合装置または金属物体がインターフェースから除去されると、送信機10は検出状態に戻る。
図64は、無線電力送信システムでの構成(configuration)段階の正常動作流れを示した図である。図64を参照すると、受信機(Receiver)20が登録されると、受信機20は、送信機(Transmitter)10にInteractive_Request_Charge_Frameパケットを送信する。Interactive_Request_Charge_Frameパケットは、電流、電圧及び電力送信効率のような受信機20の電気的特性を含む。送信機10は、受信機20から伝えられた情報、すなわちInteractive_Request_Charge_Frameパケットに基づいて受信機20から要請された電力を計算する。送信機10は、現在電力送信キャパシティが受信機20から要請された電力を満足させるか否かを判断する。判断の結果、送信機10が充分な電力を有すると、送信機10は、充電に対するPermissionデータを含むInteractive_Response_Charge_Frameパケットを新たな受信機20に送信する。Interactive_Response_Charge_Frameパケットを受信した受信機20は、直ちにACK_Frameパケットを送信機10に送信する。その結果、受信機20は、充電状態、すなわち送信機10からの電力を受信可能な状態に進入することができる。
一方、上記判断の結果、送信機10が充分な電力を有していないと、送信機10は、受信機20にNo Permissionデータ送信する。上記No Permissionデータを受信した受信機20は、待機(standby)状態に進入することができる。
一実施形態によれば、上記の動作には、時間が制約されることもある。送信機10が受信機20からACK_Frameパケットを受信した後、treq_char時間以内に受信機20からInteractive_Request_Charge_Frameパケットを受信できないと、送信機10は、受信機20が送信機10のインターフェースから除去されたと認識する。
受信機20が除去されたと判断されると、送信機10は、Interactive_Request_Charge_Frameパケットを送信しないことによって、非応答した受信機20の情報を装置制御テーブルから削除する。以後、送信機10は、検出状態に戻る。一方、受信機20がtdata_res時間内にInteractive_Response_Charge_Frameパケットを受信せずACK_Frameパケットを送信しないと、送信機10は、さらにtrandom時間内にInteractive_Response_Charge_Frameパケットを受信機20に送信する。送信機10は、受信機20からACK_Frameパケットを受信するためにInteractive_Response_Charge_Frameパケットを受信機20に送信する動作を(nreg_ret−1)回さらに反復することができる。一実施形態によれば、送信機10からのパケット伝送動作がnreg_ret回さらに試みられた後にも、依然としてInteractive_Response_Charge_Frameパケットが受信機20に伝えられば、受信機20は、検出状態に戻ることができる。
送信機10がtack時間内に受信機20からACK_Frameパケットを受信しないと、送信機10は、Permissionデータを含むInteractive_Response_Charge_Frameパケットを、受信機20に送信する動作をnreg_ret回さらに反復することができる。上記のnreg_ret回の試み後にも、送信機10が受信機20からのACK_Frameパケットの受信に失敗すると、送信機10は、受信機20が送信機10のインターフェースから除去されたと認識することができる。上記のような場合、送信機10は、上記のように応答しなかった受信機20の情報を装置制御テーブルから削除し、検出状態に戻ることができる。
一実施形態によれば、送信機10の現在電力送信キャパシティが新しく登録された受信機により要求される電力を満足させない場合、送信機10は、PermissionデータがないInteractive_Response_Charge_Frameパケットを受信機に送信し、受信機は、待機状態に進入する。この時、送信機10は、過電力再設定(Reset of Over Power)を含むInteractive_Response_Charge_Frameパケットを受信機に送信することができる。このような場合、送信機10は、過電力キャパシティの該当警告メッセージを、送信機10のユーザインターフェースに表示することができる。また上記過電力再設定(Reset of Over Power)を含むInteractive_Response_Charge_Frameパケットを受信した受信機は、検出状態に戻ることができる。
ここで、tack時間は、送信機10が受信機20からACK_Frameパケットを受信するための許可時間区間である。またnreg_retは、送信機10が受信機20からACK_Frameパケットの受信を待機するために受信機20にInteractive Response Frameパケットの送信を再試みする回数である。
充電(charge)状態で、送信機10は、各受信機20にNotice_Frameパケットをブロードキャストし、各受信機20は、自身の状態を含むReport_Frameパケットを送信機10に送信する。Notice_Frameパケットは、タイムスロット0で割り当てられ、Report_Frameパケットのタイムスロット番号は、図65に示したように送信機10により割り当てられたSIDを有する受信機20に割り当てられる。図65は、単一受信機20の充電動作を示した図である。
Notice_Frameパケットは、充電開始、充電完了、再設定、電力オフ及びSID変更のような特定の受信機20に対する命令のように、受信機20に対する多様な情報を含む。送信機10は、また電力オフ、電力オン、同期及び再設定のための命令を含むNotice_Frameパケットを全ての受信機20にブロードキャストすることもできる。
Report_Frameパケットは、受信機20の充電状態及び電力情報を含む。受信機20のReport_Frameパケットは、受信機20に割り当てられたスロット内に送信機10に到達すべきである。そうでない場合、他の受信機20のReport_Frameパケットと衝突が起こることがある。したがって、送信機10及び受信機20は、正確に同期されなければならない。送信機10及び受信機20間の同期化のために、送信機10は、受信機20が自身のクロックを送信機10のクロックに同期化させることができるSub Frame of SynchデータをNotice_Frameパケットを通じて受信機20に送信することができる。
受信機20からのReport_Frameパケットに含まれた電力情報に基づいて、送信機10は、各受信機20状態に対応するレジストリの装置制御テーブルをアップデートする。送信機10は、受信機20から要求される電力の和を計算し、Tx共振器11に印加される電力を増加させるか、減少させる。一実施形態によれば、上述した手順は、tcycle時間の間隔で周期的に遂行されることができる。
受信機20がtack時間内に送信機10からACK_Frameパケットを受信しないと、受信機20は、tcycle時間の間隔で来る、自身の次のタイムスロット内にReport_Frameパケットの送信を試みる。受信機20が(3xtcycle)の3つのスーパーフレーム区間の間にACK_Frameパケットを得られなければ、受信機20は、Charge Status of Errorデータを含むReport_Frameパケットを送信機10に送信し、登録状態に戻る。
図66は、単一受信機(Reciver)20が充電状態で送信機(Transmitter)10のインターフェースから除去される場合の手順を示した図である。受信機20が充電状態で送信機10のインターフェース(例えば、充電パッド)(図示せず)から除去されると、送信機10は、除去された受信機20からReport_Frameパケットを受信することができない。上記のように受信機20が除去された場合をパケット衝突と区別するために送信機10は、タイムスロット区間(nabsencextcycle)の間に除去された受信機20のReport_Frameパケットの受信を試みる。区間(nabsencextcycle)で、送信機10は、受信機20に送信する電力(Pcharge)の電力レベルをPregに緩やかに減らすことができる。区間(nabsencextcycle)以後にも、除去された受信機20からReport_Frameパケットの送信が発生しなければ、送信機10は、受信機20が除去されたと認識する。それによって、送信機10は、装置制御テーブルをアップデートして除去された受信機20に送信する電力を遮断する。一実施形態によれば、送信機10のインターフェース上に位置した受信機20がないので、送信機10は検出状態に戻る。
図67は、受信機(Receiver)20の全体充電(full charge)または再充電(recharge)に従う手順を示した図である。受信機20の装置バッテリーが完全に充電されると、受信機20は、Charge Status of Complete and Standbyデータを含むReport_Frameパケットを送信機10に送信する。以後、受信機20は、待機(standby)状態に進入する。受信機20からReport_Frameパケットを受信した送信機10は、装置制御テーブルをアップデートし、突然な電圧の上昇及び下降を防止するために、受信機20に出力していた電力を電力レベルPregに緩やかに減少させる。
受信機20は、バッテリーを再充電しようとする時、Charge Status of CCデータを含むReport_Frameパケットを送信機10に送信する。以後、受信機20は、充電状態に進入することができる。Report_Frameパケットを受信した送信機10は、装置制御テーブルをアップデートし、受信機20に電力を伝達するためにTx共振器11に印加された電力を増加させる。
(複数の受信機に対する電力送受信)
図68は、少なくとも一つの受信機20(以下、第1の受信機(Receiver1))が既に充電状態にある時、新たな受信機20(以下、第2の受信機(Receiver2))が登録される手順を示した図である。第2の受信機(Receiver)が競合区間(contention period)で送信機(Transmitter)10にInteractive_Request_Join_Frameパケットを送信すると、各割当てタイムスロットで送信機10と通信する他の受信機20、すなわち第1の受信機(Receiver1)とのパケット衝突が発生しない。送信機10は、SIDと第2の受信機(Receiver2)の負荷特性を装置制御テーブルに登録する。送信機10は、SIDを含むInteractive_Response_Join_Frameパケットを第2の受信機(Receiver2)に送信する。応答として、第2の受信機(Receiver2)は送信機10にACK_Frameパケットを送信する。
第2の受信機(Receiver1)がスロット分けされた区間、すなわち他の受信機(例えば第1の受信機(Receiver1))に割り当てられたタイムスロット区間の間にInteractive_Request_Join_Frameパケットを送信機10に送信すると、Interactive_Request_Join_Frameパケットは、第1の受信機(Receiver1)のReport_Frameパケットと衝突することもある。上記パケット間の衝突によって第1の受信機(Receiver1)がtdata_resの応答時間内に送信機10からInteractive_Response_Join_Frameパケットを受信できないと、第2の受信機(Receiver2)は、送信機10からInteractive_Respond_Join_Frameパケットを受信するまで、trandomの時間の間隔でInteractive_Request_Join_Frameパケットを送信機10に再送信することを試みる。
スロット分けされた区間でパケット間の衝突が発生すると、送信機10は、現在充電中である第1の受信機(Receiver1)から損傷を受けた(corrupted)Report_Frameパケットを受信することがある。送信機10は、上記損傷を受けたReport_Frameパケットを廃棄し、次のサイクルに第1の受信機(Receiver1)からReport_Frameパケットを受信する。一実施形態によれば、第1の受信機(Receiver1)のReport_Frameパケット伝達過程で連続ncol_ret回の衝突がある場合、送信機10は、全ての第1の受信機(Receiver1)または第2の受信機(Receiver2)にReset of Schedule Errorデータを含むNotice_Frameパケットを送信し、検出状態に戻る。
少なくとも一つの受信機20、すなわち第1の受信機(Receiver1)の充電の中に不適合または金属物体が置かれると、送信機10は、臨界値以上の正(+)の負荷変動を検出する。それによって、送信機10は、第1の受信機(Receiver1)からReport_Frameパケットを受信できない可能性もある。送信機10は、(3xtcycle)の区間の間程度、客体からInteractive_Request_Join_Frameパケットを受信するために待機する。上記客体からいかなる応答もないと、送信機10は、上記負荷の変動が不適合装置または金属物体により誘発されたと決定することができる。上記のような場合、送信機10は、Power Off of Abnormal Object Detectionデータを含むNotice_Frameパケットを全ての第1の受信機(Receiver1)に送信して電力供給を中止することができる。送信機10は、上記不適合物体または金属物体を除去するためにユーザに警告メッセージを表示することができる。一実施形態によれば、送信機10は、第1の受信機(Receiver1)への電力供給を中止し、ユーザに警告メッセージを表示する警告区間の間には、電力をターンオフすることもある。
送信機10がtackの時間の間に第2の受信機(Receiver2)からACK_Frameパケットを受信できないと、送信機10は、第2の受信機(Receiver2)にInteractive_Response_Join_Frameパケットの送信をnreg_ret回反復する。しかし、nreg_ret回の試み以後にも、送信機10が第2の受信機(Receiver2)からACK_Frameパケットを受信できないと、送信機10は、第2の受信機(Receiver2)が送信機10のインターフェースから除去されたことを認識する。この場合、送信機は、装置制御テーブルから非応答受信機の情報を削除する。
第1の受信機(Receiver1)の数が送信機10の最大タイムスロット数以上である場合、すなわち送信機10が同時に充電可能な最大受信機20の数以上である場合、送信機10は、Not Permission of Over Nodeデータを含むInteractive_Response_Frameパケットを第2の受信機(Receiver2)に送信し、第2の受信機(Receiver2)がユーザにより除去されるまでユーザに警告メッセージを表示する。
図69は、複数の第1の受信機(Receiver1)が既に充電状態にある時、第2の受信機(Receiver2)が充電状態に進入する過程を示した図である。
登録状態後に、第2の受信機(Receiver2)は、送信機10にInteractive_Request_Charge_Frameパケットを送信する。
Interactive_Request_Charge_Frameパケットは、電流、電圧及び電力送信効率のような第2の受信機(Receiver2)の電気的特性を含む。電力送信効率は、基準送信機システムで予め測定された値である。送信機10は、現在電力送信キャパシティが第1の受信機(Receiver1)から要請された電力を満足するか否かを判断する。送信機10が充分な電力を有していると、送信機10は、充電のためのPermissionデータを含むInteractive_Response_Charge_Frameパケットを第2の受信機(Receiver2)に送信する。判断の結果、充分な電力を有していない場合には、送信機10は、第2の受信機(Receiver2)にNo Permissionデータを送信する。No Permissionデータを受信した第2の受信機(Receiver2)は、待機状態に進入する。
Permissionデータを受信した直後、第2の受信機(Receiver2)は、送信機10にACK_Frameパケットを送信する。その結果、第2の受信機(Receiver2)は充電状態に進入することができる。
送信機10がInteractive_Response_Join_Frameパケットを送信した以後、時間treq_char内に第2の受信機(Receiver2)からInteractive_Request_Charge_Frameパケットを受信できないと、送信機10は、第2の受信機(Receiver2)が送信機インターフェースから除去されたと認識する。この場合、送信機10は、装置制御テーブルから非応答受信機の情報を削除する。その結果、送信機10は、第2の受信機(Receiver2)にInteractive_Response_Chargeパケットを送信しない。第2の受信機(Receiver2)は、時間tdata_res内に送信機10からInteractive_Response_Charge_Frameパケットを受信せず、trandomの時間の間隔後に検出状態に戻る。
送信機10がtackの時間内に第2の受信機(Receiver2)からACK_Frameパケットを受信できないと、送信機10は、Permissionデータを含むInteractive_Response_Charge_Frameパケットを第2の受信機(Receiver2)に送信するためにnreg_ret回反復する。しかし、送信機10がnreg_ret回の試み後にも第2の受信機(Receiver2)からACK_Frameパケットを受信できないと、送信機10は、第2の受信機(Receiver2)が送信機インターフェースから除去されたと認識する。この場合、送信機10は、装置制御テーブルから非応答受信機の情報を削除する。第2の受信機(Receiver2)は、充電状態に進入できず、登録状態に戻る。
送信機10の現在電力送信キャパシティが第2の受信機(Receiver2)により要求される電力に達し得なければ、送信機10は、PermissionデータがないInteractive_Response_Charge_Frameパケットを第2の受信機(Receiver2)に送信し、第2の受信機(Receiver2)は待機状態に進入する。第2の受信機(Receiver2)により要請された電力が送信機10の最大全体電力キャパシティを超過すると、送信機10は、Reset of Over Powerデータを含むInteractive_Response_Charge_Frameパケットを第2の受信機(Receiver2)に送信する。この場合、送信機10は、ユーザインターフェースに過電力キャパシティの該当警告メッセージを送信し、送信機10は検出状態に戻る。
充電(charge)状態で、送信機10は、各タイムスロットで第1の受信機(Receiver1)にNotice_Frameパケットをブロードキャストする。第1の受信機(Receiver1)は、自身の状態を含むReport_Frameパケットを送信機10に送信する。Notice_Frameパケットは、タイムスロット0で割り当てられ、第1の受信機(Receiver1)に割り当てられたReport_Frameパケットのタイムスロット番号は、図70に示したようにSIDと同一である。図70は、複数の第1の受信機(Receiver1)の充電過程を示した図である。
送信機10は、全ての第1の受信機(Receiver1)に対する電力オフ、電力オン及び再設定のための命令を含むNotice_Frameパケットをブロードキャストする。Notice_Frameパケットは、充電開始、充電完了、再設定、電力オフ、同期化及びスロット変更のような特定の受信機に対する多様な命令なども含む。
Report_Frameパケットは、第1の受信機(Receiver1)の充電状態及び電力情報を含む。送信機10は、第1の受信機(Receiver1)の各々に割り当てられたタイムスロット内で第1の受信機(Receiver1)の各々からReport_Frameパケットを受信する。そうでない場合、第1の受信機(Receiver1)間で発送されるReport_Frameパケットの衝突が発生することがある。したがって、送信機10と第1の受信機(Receiver1)は、正確に同期化されることが望ましい。正確な同期化のためにNotice_Frameパケットは、第1の受信機(Receiver1)が自身のクロックを送信機10のクロックに同期化させることができるSub Frame of Synchデータを有することができる。
第1の受信機(Receiver1)から送信されたReport_Frameパケットに含まれた電力情報に基づいて、送信機10は、第1の受信機(Receiver1)のそれぞれの状態に対応するレジストリの装置制御テーブルをアップデートする。送信機10は、第1の受信機(Receiver1)から要求される電力の和を計算し、上記計算結果によってTx共振器11に印加された電力を増加させるか、または減少させる。上記の送信機10の動作は、tcycle時間の間隔で周期的に遂行されることができる。
少なくとも一つの第1の受信機(Receiver1)のパケットが、第1の受信機(Receiver1)が割り当てられたタイムスロット区間で、第2の受信機(Receiver2)のパケットのうち、少なくとも一つと衝突すると、第1の受信機(Receiver1)から発送されたパケット、Report_Frameパケットは、損傷を受ける。送信機10は、第1の受信機(Receiver1)及び第2の受信機(Receiver2)のうちタイムスロットを先取りした(preoccupying)第1の受信機(Receiver1)から受信した、上記損傷を受けたReport_Frameパケットを廃棄する。送信機10は、次のスーパーフレームで先取りした第1の受信機(Receiver1)のReport_Frameパケットを再受信する。送信機10は、衝突が発生せず、損傷を受けないReport_Frameパケットを受信するまで、Report_Frameパケットを再受信する動作を最大ncol_ret回反復することができる。第1の受信機(Receiver1)がReport_Frameパケットを送信機10に送信する過程で、Report_Frameパケットが第2の受信機(Receiver2)のパケットなどと連続にncol_ret回衝突する場合、送信機10は、Reset of Schedule Errorデータを含むNotice_Frameパケットを全ての第1の受信機(Receiver1)または第2の受信機(Receiver2)に送信し、検出状態に戻る。
第1の受信機(Receiver1)がtack時間内に送信機10からACK_Frameパケットを受信できないと、第1の受信機(Receiver1)は、tcycle時間の間隔で来る自身の次のタイムスロットでReport_Frameパケットの送信を試みる。第1の受信機(Receiver1)が(3xtcycle)の次にくる、3回のスーパーフレーム区間の間に送信機10からACK_Frameパケットを受信できないと、第1の受信機(Receiver1)は、Charge Status of Errorデータを含むReport_Frameパケットを第1の送信機に送信して登録状態に戻る。
図66に示したように、充電状態で複数の第1の受信機(Receiver1)のうち一つの第1の受信機(Receiver1)が送信機10のインターフェースから除去された場合、送信機は、除去された第1の受信機(Receiver1)からReport_Frameパケットを受信することができない。図71は、送信機10によって充電されていた複数の受信機のうち一つの受信機が除去される過程を示した図である。以下では、除去されない受信機を第1の受信機(Receiver1)とし、除去される受信機(Receiver2)を第2の受信機とする。
上記のように第2の受信機(Receiver2)が送信機10のインターフェースから除去されるイベントをフレーム衝突と区別するために、送信機10は、区間(nabsence×tcycle)の間に第2の受信機(Receiver2)からのReport_Frameパケットを受信するために待機することができる。
区間(nabsence×tcycle)で、送信機10は、第2の受信機(Receiver2)に印加された電力をPregの電力レベルで緩やかに減少させることができる。第2の受信機(Receiver2)のReport_Frameパケット送信を(nabsence×tcycle)回待機したにもかかわらず、第2の受信機(Receiver2)からのReport_Frameパケットの送信がないと、送信機10は、第2の受信機(Receiver2)が除去されたと認識する。送信機10は、装置制御テーブルをアップデートし、除去された第2の受信機(Receiver2)への電力送信を遮断する。
上記のように特定の受信機20、すなわち第2の受信機(Receiver2)への電力送信が遮断された場合、送信機10は、残りの受信機、すなわち第1の受信機(複数の受信)(Receiver1)に対するSID(又は複数のSID)及びタイムスロット(又は複数のタイムスロット)を再割当てすることができる。第2の受信機(Receiver2)の除去によって、送信機10が第1の受信機(Receiver2)及び第2の受信機(Receiver2)に割り当てたタイムスロットのうち空のスロットが発生する。占有されたタイムスロットの間に空のタイムスロットを残すことは、効率的でない。したがって、送信機10は、上記割り当てられたタイムスロットのうち最後のタイムスロットを占有した第1の受信機(Receiver1)に第2の受信機(Receiver2)が使用した空のスロットを再割当てすることによって、空のタイムスロットを除去することができる。送信機10は、再割当てされたSIDを含むNotice_Frameパケットを最後のタイムスロットを占有していた第1の受信機(Receiver1)に送信し、自身の装置制御テーブルをアップデートする。それによって、タイムスロットが再割当てされた第1の受信機(Receiver1)は、次のスーパーフレーム区間にReport_Frameパケットを送信機10に送信する。
図72は、第1の受信機(Receiver1)及び第2の受信機(Receiver2)の充電過程で第1の受信機(Receiver1)が再充電される過程を示した図である。
第1の受信機(Receiver1)の装置バッテリーが完全に充電された場合、第1の受信機(Receiver1)は、Charge Status of Complete and Standbyデータを含むReport_Frameパケットを送信機10に送信し、第1の受信機(Receiver1)は待機状態に進入する。第1の受信機(Receiver1)の充電が完了したので、送信機10は、装置制御テーブルをアップデートする。また送信機10は、突然な電圧変動を防止するために第1の受信機(Receiver1)に対してTx共振器11に印加された電力をレベルPregで緩やかに低減することができる。
第1の受信機(Receiver1)がバッテリーを再充電する必要がある時、第1の受信機(Receiver1)は、Charge Status of CCデータを含むReport_Frameパケットを送信機10に送信する。これで第1の受信機(Receiver1)は充電状態に進入できる。第1の受信機(Receiver1)からReport_Frameパケットを受信した送信機10は、装置制御テーブルをアップデートし、第1の受信機(Receiver1)に対してTx共振器11に印加される電力を増加させる。図72で、第2の受信機(Receiver2)は、持続的に充電されている状態であると仮定する。
図73は、複数の受信機間のSID交換過程を示した図である。
複数の受信機、例えば、第1の受信機(Receiver1)、第2の受信機(Receiver2)、第3の受信機(Receiver3)が送信機10(Transmitter)のインターフェース上に置かれてある時、送信機10の電力キャパシティは、複数の受信機(第1の乃至第3の受信機)から要求される総電力よりも小さいことがある。上記のように受信機から要求される総電力よりも送信機10の電力キャパシティが小さな場合、時間順で最も最近に加入または登録された受信機であるほど、充電状態でない待機状態にとどまるようになる。
図73では、第1の受信機(Receiver1)及び第2の受信機(Receiver2)が充電状態であり、第3の受信機が待機状態のままである。また第1乃至第3の受信機は、各々第1のタイムスロット(Slot1)、第2のタイムスロット(Slot2)、第3のタイムスロット(Slot3)が割り当てられた状態である。
図73を参照すると、充電状態であった第1の受信機(Receiver1)及び第2の受信機(Receiver2)のうち、第2の受信機(Receiver2)が完全に充電され待機状態に進入した。送信機10は、Charge Startデータを含むNotice_Frameパケットを待機中であった第3の受信機(Receiver3)に送信する。充電状態の受信機20から転送される電力情報がより重要なので、送信機10は、現在充電状態である2つの受信機、すなわち第1の受信機(Receiver1)または第3の受信機(Receiver3)のSIDを再割当てすることによって交換することができる。それによって図73に示したように、第3の受信機(Receiver3)には、第2のタイムスロット(Slot2)が再割り当てされる。
(スーパーフレームの構造)
本発明によるタイムスロット及び競合区間を含むスーパーフレームは、IEEE802.15.4CSMA/CAアルゴリズムから修正された通信パケットの衝突防止アルゴリズムによって設計されることができる。スーパーフレームの時間長さは、tcycleのサイクル時間として定義される。
図74Aは、スーパーフレームのタイムスロット区間を示した図であり、図74Bは、スーパーフレームのタイムスロット区間及び競合区間を示した図である。図74A及び図74Bで、tcycleはスーパーフレームの時間長さ(例えば、250ms)であり、tslotはタイムスロットの持続区間(例えば、5ms)であり、nslotは送信機10により割り当てられるタイムスロットの総数である。またtcontは、競合区間(Contention Period)間の時間長さを示すもので、tcontは、下記の<数式22>のようである。
スーパーフレームは、図74A及び図74Bに示したように、スロットタイム区間と競合区間の2部分で構成されることができる。受信機20は、スロットタイム区間で自身の割当タイムスロット間のみにReport_Frameパケットを送信機10に送信するように許可され、競合区間では、Report_Frameパケットを送信機10に送信するように許可されない。上記のように受信機20の各々に対して許可されたスロット間のみに自身のReport_Frameパケットを送信機10に送信するようにすることによって、複数の受信機20間に発生する通信パケット間の衝突を最小化する。
既存の受信機を第1の受信機(Receiver1)とし、新しく加入した受信機を第2の受信機(Receiver2)と仮定する。第2の受信機(Receiver2)がタイムスロット区間の間に送信機10にInteractive_Request_Join_Frameパケットを送信する場合、第2の受信機(Receiver2)から転送されたInteractive_Request_Join_Frameパケットは、少なくとも一つの第1の受信機(Receiver1)から転送されるパケットと衝突を起こすことがある。
上記のように相異なる受信機(第1及び第2の受信機)から転送されたパケットが衝突すると、第1の受信機(Receiver1)は、送信機10からACK_Frameパケットを受信できない。第1の受信機(Receiver1)は、次のスーパーフレームのうち自身に割り当てられたタイムスロット区間の間にさらにReport_Frameパケットを送信機10に送信する。
第2の受信機(Receiver2)は、tcycle時間よりも小さな、任意遅延時間(trandom)の間に送信機10にInteractive_Request_Join_Frameパケットを送信する。上記のような方式で、新たな受信機、すなわち第2の受信機(Receiver2)は、他の受信機(第1の受信機)との通信パケット衝突無しで送信機10にReport_Frameパケットを送信するためにSIDと、タイムスロットの割当てを受けることができる。一実施形態によれば、送信機10は、競合区間に第2の受信機(Receiver2)からInteractive_Request_Join_Frameパケットを送信することができる。競合区間では、第1の受信機(Receiver1)が送信機10にReport_Frameパケットを送信しない。したがって、送信機は、第2の受信機(Receiver2)から競合区間にInteractive_Request_Join_Frameパケットを受信することによって、第1の受信機(Receiver1)及び第2の受信機(Receiver2)間に起こり得るパケット衝突の可能性を最小化する。
スロット区間で、ゼロスロット(Slot0)は、送信機10から第1の受信機(Receiver1)または第2の受信機(Receiver2)にNotice_Frameパケットが送信される区間である。Notice_Frameパケットは、第1の受信機(Receiver1)または第2の受信機(Receiver2)が送信機10とクロックを同期化するためのクロック同期化情報及びSIDを含む。送信機10は、Notice_Frameパケットに特定SIDを含めることによって、特定SIDに該当する第1の受信機(Receiver1)または第2の受信機(Receiver2)に命令を送信することができる。
図74Aを参照すると、第1または第2の受信機の各々に対してtslotのタイムスロット区間が割り当てられる。一実施形態によれば、第1のスロット(Slot1)は、一番目のSIDを有する第1または第2の受信機、第2のスロット(Slot2)は、二番目のSIDを有する第1または第2の受信機に割り当てられ、このような方式で第Nのスロット(Slot N)は、N番目のSIDを有する第1または第2の受信機に割り当てられる。一実施形態によれば、第1または第2の受信機に割り当てられるスロットの番号は、10以下になることができる。送信機10によって第1または第2の受信機に割り当てられるスロットの数が全部で10であると仮定すれば、タイムスロット区間は、約(10×tslot)になる。
第1または第2の受信機の数が送信機10が割り当てられる最大タイムスロットよりも大きいと、送信機10は、Not Permission of Over Nodeデータを含むInteractive Response Frameパケットを新たな受信機、すなわち第2の受信機(Receiver2)に送信し、第2の受信機(Receiver2)がユーザにより除去されるまで、送信機10のユーザインターフェースに警告メッセージを表示する。
本発明による電力送信システムの適切な動作のための時間制約は、図60に示したようである。図60乃至図74に示した時間制約は、下記の<表17>に示したようである。
図75は、検出(detection)状態でのタイミング制約を示した図である。図75に示したように、検出状態で送信機(Transmitter)10は、正の負荷変更を感知しながら新たな受信機20を検出するために区間tdet_perごとにtdetの時間の間に電力をTx共振器11に印加する。この時、送信機10から出力される電力Pdetの値は、送信機10の負荷敏感性(sensibility)により決定されることができる。
図76は、登録状態でのタイミング制約を示した図である。図76に示したように、送信機(Transmitter)10は、正の負荷変動が感知されると、Tx共振器11に印加された電力を、受信機20のRx制御部25がウエイクアップするのに充分な電力、レベルPregまで増加させる。しかし、この段階は、充電が開始される前の段階として、受信機20は、受信機20が含まれた装置のバッテリー充電システムに送信機10から受信した電力を供給しない。受信機20は、時間treg内に送信機10から転送されたInteractive_Request_Join_Frameパケットに応答する。treg内に受信機20から応答がないと、送信機10は、treg_retの時間の間に隔間Tx共振器11への電力印加を中止する。送信機10は、上記の手順をnreg_ret回反復することができる。受信機20からInteractive_Request_Join_Frameパケットがnreg_ret回の再試み以後にも受信されないと、送信機10は、Tx共振器11に電力Pregの印加を中止し、検出状態に戻る。
図77は、構成(configuration)状態でのタイミング制約を示した図である。図77を参照すると、受信機(Receiver)20は、送信機(Transmitter)10から送信されたInteractive_Response_Join_Frameパケットに対する応答として、送信機10にACK_Frameパケットを送信する。受信機20は、treq_char時間内に送信機10にInteractive_Request_Charge_Frameパケットを送信する。受信機20からInteractive_Request_Charge_Frameパケットを受信した送信機10は、tdata_res時間内にInteractive_Response_Charge_Frameパケットを受信機20に送信する。受信機20は、Interactive_Response_Charge_Frameパケットに対する応答として、tack時間内に送信機10にACK_Frameパケットを送信する。上記のような過程を通じて受信機20は充電状態に進入し、送信機から出力される電力を受信できるようになる。
図78は、充電(charge)状態でのタイミング制約を示した図である。図78を参照すると、充電状態でゼロスロット(Slot0)は、送信機10がNotice_Frameパケットを受信機(Receiver)20にブロードキャストするタイムスロット区間である。それによって送信機10は、ゼロスロットを受信機20に割り当てしない。第1のスロット(Slot1)は、第1の受信機(Receiver1)に割り当てられるもので、第1の受信機(Receiver1)は、tdata_res時間の間にReport_Frameパケットを送信機10に送信する。第1の受信機(Receiver1)からReport_Frameパケットを受信した送信機10は、tack時間内に第1の受信機(Receiver1)にACK_Frameパケットを送信する。上記のような方式で、送信機10と第1の受信機(Receiver1)は、電圧、電流及び電力送信効率のような電力交渉情報を周期的に共有することができる。第1の受信機(Receiver1)が送信機10のインターフェース(例えば、充電パッド)から除去され、第1の受信機(Receiver)からのReportがないと(Report_Frameパケットが送信機10に転送されないと)、送信機10は、第1の受信機(Receiver1)が除去されたと決定する。第1の受信機(Receiver1)が除去されたので、送信機は、第1の受信機(Receiver1)に割り当てられたタイムスロット、すなわち第1のスロット(Slot1)を充電状態であった最後の受信機に再割当てする。上記のように本発明による送信機10は、受信機20に割り当てるスロット数を減らし、競合区間を増加させながら通信衝突可能性を最小化させることができる。
待機(standby)状態で、タイミング制約は、充電状態でのタイミング制約と同一である。
一方、受信機20が安全と関連したインタラプトを検出すると、送信機10は、Power Off of Internal Errorデータを含むNotice_Frameパケットを受信機20に送信する。その結果、送信機10は、過温度、過電流及び過電圧などから自身の回路及び受信機20の損傷を保護するためにTx共振器11への電力印加を中止することができる。
図79は、送信機10が過電流から電力送信システムを保護する方法を示した順序図であり、図80は、送信機10が過電圧から電力送信システムを保護する方法を示した順序図であり、図81は、送信機10が過温度から電力送信システムを保護する方法を示した順序図である。
本発明による受信機20は、安全と関連したインタラプトを検出することができる。上記インタラプトが検出されると、受信機20は、過電流、過電圧及び過温度のようなError of corresponding Reasonデータを含むReport_Frameパケットを送信機10に送信する。その結果、送信機10は、過温度、過電流及び過電圧などから受信機20と送信機10自身の回路を保護するためにTx共振器11への電力印加を中止することができる。
図82は、受信機20が過電圧から電力送信システムを保護する方法を示した順序図である。受信機20の過電流及び過温度から電力送信システムを保護する方法は、図80及び図81に示した送信機10の過電流及び過温度から電力送信システムを保護する方法と同一であるので、別途の説明は省略する。
(無線電力送信システムでの通信インターフェース)
本発明による無線電力送信システムの通信プロトコルは、センサーネットワーク環境に対するIEEE802.15.4に基づく。しかし、IEEE802.15.4が本発明に従う無線電力送信システムに対して不要な機能を有するので、本発明では、IEEE802.15.4プロトコルを修正して再設計した。特に本発明では、物理的階層機能のうち一部をIEEE802.15.4から除外させ、リンク階層を本発明に従う無線送信システムに適合するように再設計された。
図83は、本発明による無線電力送信システムにおける送信機と受信機間の通信の一例を示した図である。
図83を参照すると、送信機(Transmitter)10と受信機(Receiver)20の通信は、次のように遂行される。送信機10は、負荷(load)を感知し、受信機20が送信機10と通信できるように送信機10の通信IC(integrated circuit)の作動のための電力を受信機20に送信する。受信機20は、Interactive_Request_Join_Frameパケットを送信機10に送信することによって送信機10に登録を要請する。送信機10は、受信機20が有効な機器であるか否かをチェックして、有効な機器である場合、Interactive_Request_Join_Frameパケットに含まれていた受信機20のIDを短いID(Short ID)、すなわちSIDに交替する。送信機10は、Interactive_Request_Join_Frameパケットに対する応答で、Interactive_Response_Join_Frameパケットを受信機20に送信する。
Interactive_Response_Join_Frameパケットを受信した受信機20は、送信機10からの電力を受信するための登録が承認(permission)されたと判断し、設定(Configuration)状態に進入できる。受信機20は、Interactive_Request_Charge_Frameパケットを送信機10に伝送して電力送信を送信機10に要請する。送信機10は、有効電力(valid power)をチェックする。送信機10は、有効電力をチェックして受信機20から要請された電力を、受信機20に伝送できるかを判断する。図83では、送信機10が、受信機20が要請した電力を伝送できる状態であると仮定する。送信機10は、Interactive_Response_Charge_Frameパケットを伝送して受信機20に、受信機20が要請した電力を伝送することができることを知らせる。受信機20は、送信機10からの電力を受信するための設定が承認(permission)されたと判断し、充電(Charge)状態に進入する。
充電状態に進入すると、送信機10は、受信機20と送信機10との同期(synchronization)のためにNotice_Synch_Frameパケットを伝送する。受信機20は、Notice_Sysnch_Frameパケットによって送信機10と同期され、受信機20自身に対するReport_Frameパケットを送信機10に伝送する。以後、受信機20は、送信機10からの電力供給を受ける充電モード(Charge CC mode)になってバッテリー充電を遂行する。
充電が完了すると、送信機10は、受信機20からReport_Charge_completeパケットを受信することができる。一実施形態によれば、送信機10は、受信機20の充電終了(charge finish)を決定することができる。送信機10は、予め定められた時間の間に受信機20に電力が供給されるか、または予め定められた電力が受信機20に供給されたと判断されると、受信機20に対する充電が完了したと決定することができる。充電が完了すると、送信機10は、受信機20にNotice_Charge_Finish_Frameパケットを伝送する。受信機20は、充電が完了したことを認識し、待機状態(stand by state)に進入する。
待機状態でも、受信機20は、送信機10にReport_Frameパケットを伝送できる。受信機20は、再充電が必要な場合には、充電を準備して(charge ready)、充電が完了した状態では、単純な待機状態を維持できる(complete and wait)。再充電が必要な場合、送信機10は、Notice_Synch_Frameパケットを受信機20に伝送し、これに応答して、受信機20は、送信機10にReport_Frameパケットを伝送できる。一実施形態によれば、送信機10は、充電が完了した受信機20を送信機10のインターフェース(例えば、充電パッド)から分離させることをユーザに要請できる。
一方、本発明による無線送信システムでは、望ましくは、通信標準IEEE802.15.4に記載された2.4GHzISM帯域を周波数として使用することができる。
本発明による無線電力送信システムは、IEEE802.15.4に定義された2.4GHzの周波数を有する16個のチャンネルを利用することができる。
IEEE802.15.4でCCA(空のチャンネル評価:Clear channel assessment)は、CSMA−CA(carrier sense multiple access-collision avoidance)チャンネルに信号がある否かを確認するために利用される。またCCAは、CSMA−CAチャンネルと同じ目的で、本発明による無線電力送信システムで利用されることができる。本発明による無線電力送信システムでは、無線電力送信環境に最適化されたCSMA−CAアルゴリズムを利用するはずである。
(無線電力送信システムで使用するパケットのフレーム構造)
図84は、本発明による無線電力送信システムでの物理的フレーム構造を示した図であり、本発明による物理的フレーム構造は、図84に示したようにIEEE802.15.4の物理的フレーム構造と同一であり得る。
図84を参照すると、4バイトプリアンブル(preamble)は、受信機20が送信機10と同期化されるための信号である。Synchronization headerは、4バイトのプリアンブルと1バイトの開始フレーム境界記号(Start Frame Delimiter;SFD)で構成される。1バイトSFDは、フレームの開始を宣言する。フレームのPHYヘッダーは、フレームの全体長さを示す7ビットのFrame Lengthと1ビットのReservedで構成され、PHYペイロードは、MACヘッターなどを含む。
本発明による物理的フレーム構造は、図84に示した物理的フレームのうち最左側のフィールドが最初に送信されるか、受信されることができる。全ての多重バイトフィールドは、最下位オクテット(octet)から送信されるか受信され、各オクテットは、最下位ビット(LSB)から先ず送信されるか、受信される。上記のような送信順序は、PHYとMAC階層間に伝えられるデータフィールドにも適用可能である。また2進法の整数及びビットパターンは、一重引用符内の(single quotes;‘’)の0と1のシーケンスで表現される。
本発明による無線電力送信システムのMACフレームは、PHYペイロードに含まれて、PHYヘッダーに後続する。図85は、本発明によるMACフレーム構造を示した図である。
図85を参照すると、MACフレームは、MACフレームヘッダー、フレームペイロード及びチェックサムで構成される。チェックサムフィールドは、16ビットITU−T CRCを含む。MACフレームヘッダーは、フレームタイプフィールド、Short IDフィールド及びSequence Numberフィールドを含む。フレームタイプフィールドは、フレームペイロードに含まれたフレームを区別するのに利用され、Short IDフィールドは、フレームクラスによって受信機客体アドレスまたは送信機アドレスとして利用される。
3ビットフレームタイプフィールドは、下記の<表18>のように定義される。
フレームタイプフィールドには、Notice_Frameに対して‘000’が割り当てられる。Notice_Frameパケットは、送信機10から受信機20に通知(notice)がある場合に利用される。Notice_Frameパケットは、周期的に送信され、タイムスロット持続区間で一番先に位置される。フレームタイプフィールドには、Report_Frameパケットに対して‘001’が割り当てられる。Report_Frameパケットは、受信機20が自身の情報を送信機10に周期的に送信する時に利用される。Report_Frameパケットは、Notice_Frameパケットが受信された後に各受信機20に対して割り当てられたタイムスロットから周期的に送信される。フレームタイプフィールドには、ACK_Frameパケットに対して‘010’が割り当てられる。ACK_Frameパケットは、与えられたフレームパケットを受信した装置がフレームパケットが適切に受信されたと確認した場合に利用される。フレームタイプフィールドには、Interactive_Frameパケットに対して‘011’が割り当てられる。Interactive_Frameパケットは、相手装置(送信機10または受信機200)がNotice_FrameパケットまたはReport_Frameパケットのように一方向情報提供目的でなく、所定の情報を提供することを要請した場合に利用される。
4ビットShort IDは、下記の<表19>に定義されている。
図19を参照すると、ID‘0000’は、送信機10からShort IDが割り当てられない受信機により利用されるIDである。このような受信機20は、アドレス‘0000’をRequest_Join_Frameパケットとして利用して送信機10に登録(join)を要請する。アドレス‘0001’乃至‘1110’は、送信機10が受信機20に割り当てるために利用可能なアドレスである。アドレス‘1111’は、送信機10が全ての受信機20に送信するブロードキャストアドレスである。
Notice_Frameパケットは、受信機と同期化してネットワークがアライブ(alive)な状態を維持し、受信機を管理するための機能を有する。図86は、本発明によるNotice_Frameパケットの構造を示した図である。
Notice_Frameパケットは、送信機10のみによって送信されるメッセージである。したがって、4ビットの長さのShort IDフィールドは、MACフレームヘッダーで受信機20のアドレスで満たされる。3ビット通知タイプ(Notice Type)フィールドは、Notice_Frameパケットのクラスを示す。3ビットNotice Infoフィールドは、通知タイプフィールドの値によって他の情報を有する。下記の<表20>は、Notice Typeの値とNotice Infoに含まれる該当情報を定義する。
通知タイプフィールドの値が‘000’であるとき、Notice Infoフィールドは、Slot Numberの値で満たされる。Slot Numberは、送信機10により管理されるタイムスロットの数を意味する。IDが割り当てられない受信機20がNotice_Synchフレームを受信すると、受信機20は、Slot Numberの値を確認してネットワークでのSlot Durationの長さが分かる。それによって受信機20は、Slot Durationを避け、Interactive_Request_Join_Frameパケットを送信機10に送信する。通知タイプフィールドの値が‘001’であると、Notice Infoフィールドは、Reset Reasonの値で満たされる。Reset Reasonの意味は、下記の<表21>のように定義される。
通知タイプフィールドの値が‘010’であるとき、Notice Infoフィールドは、Power off Reasonの値で満たされる。Power off Reasonの意味は、下記の<表22>に定義されたようである。通知タイプフィールドの値が‘011’であるとき、Notice Infoフィールドは、変更される短いIDの値で満たされる。通知タイプフィールドの値が‘100’または‘101’であるとき、Notice Infoフィールドは、予備として0で満たされる。通知タイプフィールドの値が‘100’であるとき、MACフレームヘッダーにReceiver Short IDアドレスを有する受信機20に充電を開始することを通知するのに利用される。通知タイプフィールドの値が‘101’であるとき、MACフレームヘッダーにReceiver Short IDアドレスを有する受信機20に充電を終了することを通知するのに利用される。
Report_Frameパケットは、受信機20が自身の情報を送信機10に周期的に送信する時に利用される。図87は、本発明によるReport_Frameパケットの構造を示した図である。
Report_Frameパケットは、ネットワークに参加した受信機20のみによって利用されるメッセージである。したがって、Report_Frameパケットを受信した送信機10が、どの受信機20がReport_Frameパケットを送信したかを知るようにするために、受信機20は、4ビットの長さのShort IDフィールドを受信機自身のアドレスで満たす。Charge Statusフィールドは、3ビットの長さであり、充電状態の情報を示す。Charge Statusフィールドは、下記の<表23>のように定義される。
Charge Statusフィールドは、受信機20自体の充電状態の情報を含む。<表23>に定義されたように、送信機10と通信を維持する受信機20の充電状態には、5種類がある。Standby状態は、受信機20が充電のために待機するが、充電が完了していない状態である。例えば、送信機10が受信機20を充電することはできないが、受信機20と通信を維持し、送信機が他の受信機20を充電するので、充電のために待機する場合である。
Charging CCモードは、電流と電圧が充電の間に正常(regular)レベルで維持される状態である。そしてCharging CVモードは、電圧は、充電の間に正常レベルで維持されるが、電流が減少する状態である。Complete and Standbyモードは、充電が完了したが、充電完了後にも通信がアライブした状態で維持される状態である。
Errorは、受信機20が単独でエラーを検出して充電を中止する状態である。Charge StatusフィールドがErrorで設定されたReport_Error_Frameパケットを受信した送信機10は、Report_Error_Frameを送信した受信機20への電力供給を中止する。Reasonフィールドは、4ビットの長さであり、Charge StatusフィールドがErrorで設定された場合のみに利用される。Reasonフィールドは、受信機20が単独で状態をErrorと見なした理由を含む。<表24>は、Reasonを定義する。
Power Infoフィールドは、受信機20の電力情報を含み、Charge Statusフィールドの値によって2バイトまたは4バイトである。Charge StatusフィールドがCharge Standby‘000’またはComplete and Standby‘011’であるとき、受信機20は、充電されない待機状態であるから、Power Infoフィールドは、1バイトの要求電圧値と1バイトの要求電流値を有する。Charge StatusフィールドがCharging CC mode‘001’またはCharging CV mode‘010’であるとき、受信機20が充電中である充電状態であるから、Power Infoフィールドは、1バイトの要求電圧値と1バイトの要求電流値だけでなく、1バイトの入力電圧値と1バイトの入力電流値を有する。Charge StatusフィールドがErrorであるとき、受信機20は、充電を中止しなければならないので、Power Infoフィールドは省略される。
図88は、standby状態でのReport_Frameパケットの構造を示した図であり、図89は、Charge状態でのReport_Frameパケットの構造を示した図であり、図90は、Error状態でのReport_Frameパケットの構造を示した図である。
ACK_Frameパケットは、MACフレームヘッダーとチェックサムを含む。図91は、本発明によるACK_Frameパケットの構造を示した図である。
Interactive_Frameパケットは、送信機10と受信機20が互いに情報を交換する時に利用される。またInteractive_Frameパケットは、競合区間内で利用されることができる。受信機20がInteractive_Frameパケットを送信機10に送信する時、MACフレームヘッダーで4ビット長さのShort IDフィールドは、受信機20自体のアドレスで満たされる。送信機10が受信機20にInteractive_Frameパケットを送信する時、MACフレームヘッダーで4ビット長さのShort IDフィールドは、受信する受信機20のアドレスで満たされる。
図92は、本発明によるInteractive_Frameパケットの一般的な構造を示した図である。Interactive Typeフィールドは、3ビットの長さであり、Interactive_Frameパケットのタイプを定義する。細部事項は、下記の<表25>に定義されたようである。Interactive_Frameパケットは、Interactive Typeフィールドの値によって多様なフレーム構造を有する。
<表25>を参照すると、Interactive Typeフィールドの値が‘000’であると、Interactive_Frameパケットは、Interactive_Request_Join_Frameパケットである。Interactive_Request_Join_Frameパケットは、受信機20が送信機10に無線充電ネットワークに参加するように要請する時に利用される。
図93は、本発明によるInteractive_Request_Join_Frameパケットの構造を示した図である。Interactive_Request_Join_Frameパケットは、Short ID(SID)が割り当てられない受信機20により送信機10に送信されるもので、Short IDフィールドが送信のために‘0000’で設定される。IDサイズタイプフィールドは、2ビットの長さであり、IDフィールドの長さを示す。下記の<表26>は、IDサイズタイプの値を定義する。
受信機20は、自身の負荷特性を1 Byte Load Characteristicフィールドに満たす。IDフィールドは、固有受信機IDで満たされる。IDフィールドの値を受信した送信機10は、IDフィールドの値、自身により割り当てられたShort ID及び自身のメモリ内の受信機20に対する他の管理パラメータをマッピングし管理する。
Interactive Typeフィールドの値が‘001’であると、Interactive_Frameパケットは、Interactive_Response_Join_Frameパケットである。Interactive_Response_Join_Frameパケットは、Interactive_Request_Join_Frameパケットを受信した送信機10が、受信機20に受信機20が無線充電ネットワークに参加されたかに対して送信するときに利用される。
図94は、本発明によるInteractive_Response_Join_Frameパケットの構造を示した図である。Interactive_Response_Join_Frameパケットは、送信機10によりShort IDが割り当てられない受信機20に送信されるもので、Short IDフィールドは、送信のために‘0000’で設定される。1ビットPermissionフィールドは、送信機10が、受信機20がネットワークに参加することを許可するかに関して示す。このフィールドが0に設定されると、許可が否定され、1に設定されると、許可が受諾される。Allocated Short IDフィールドは、4ビットの長さであり、送信機10が受信機20に割り当てたアドレスを含む。Permissionフィールドが0に設定されると、Allocated Short IDは、‘0000’に設定される空欄(blank)である。Short IDは、Slot Numberを意味することもある。
例えば、一つの受信機20には、Short ID‘0011’とSlot Time 5msが割り当てられると仮定する。この受信機20は、下の<数式23>のようにNotice_Frameパケットを受信し、10msを待機した後にReport_Frameパケットを送信することができる。
Interactive Typeフィールドの値が'010'であると、Interactive_Frameパケットは、Interactive_Request_Charge_Frameパケットである。Interactive_Request_Charge_Frameパケットは、Interactive_Response_Join_FrameパケットまたはNotice_Charge_Startパケットを受信した受信機20が送信したフレームである。Interactive_Request_Charge_Frameパケットは、受信機20の充電特性を含み、充電要請のために送信機10に送信される。図95は、本発明によるInteractive_Request_Charge_Frameパケットの構造を示した図である。Power Characteristi Cは、3バイトの長さであり、受信機の基準電流、基準電圧及び基準効率を含む。
Interactive Typeフィールドの値が'011'であると、Interactive_Frameパケットは、Interactive_Response_Charge_Frameパケットである。Interactive_Response_Charge_Frameパケットは、Interactive_Request_Charge_Frameパケットを受信した送信機10が送信したフレームである。送信機10は、このフレームにより充電が許可されたか否かを受信機20に知らせる。図96は、本発明によるInteractive_Response_Charge_Frameパケットの構造を示した図である。
1ビットPermissionフィールドが0に設定されると、充電が許可されなく、1に設定されると、充電が許可される。Reasonフィールドは、3ビットの長さであり、充電許可または禁止に対する理由を含む。下記の<表27>は、Reasonフィールドの値を定義する。
本発明による無線電力送信システムのネットワークは、電力を供給する送信機10と電力を受信する単一受信機または複数の受信機を含む。送信機10は、Report_Frameパケットにより受信機の情報を収集し、要求される電力を決定して、受信機20に電力を供給する。また受信機20は、Notice_Frameパケットにより自身の情報を周期的に送信機10に送信して、同期化及びネットワーク管理のための情報を周期的に送信機10から受信する。このようなトラフィック特性のために本発明による無線電力送信システムのネットワークに対しては、スタートポロジーが望ましい。図97は、本発明による無線電力送信システムでのスタートポロジーを示した図である。
以上、本発明を具体的な実施形態を参照して詳細に説明してきたが、本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなく様々な変更が可能であるということは、当業者には明らかであり、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定されるべきではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものの範囲内で定められるべきである。
10 送信機
11 Tx共振器
12 Txマッチング回路
13 Tx電力変換部
13−1 E級増幅器
13−2 ドライバー増幅器
14 Tx通信部
15 Tx制御部
20 受信機
21 Rx共振器
22 Rxマッチング回路
23 Rx電力変換部
23−1 AC/DC整流器
23−2 DC/DCコンバ−タ
24 Rx通信部
25 Rx制御部
30 システムユニット
40 端末機

Claims (7)

  1. 無線電力送信システムにおける送信機であって、
    DC電圧を第1のAC電圧に変換し、変換された第1のAC電圧を増幅して第2のAC電圧に変換するTx電力変換部と、
    第2のAC電圧を伝送するために第2のAC電圧を受信する受信機とインピーダンスをマッチングするTxマッチング回路と、
    第2のAC電圧を受信機に伝送するために第2のAC電圧を共鳴波で共振するTx共振器と、
    前記第1のAC電圧の増幅率を決定し、決定された前記増幅率によって前記第1のAC電圧を第2のAC電圧に変換するように前記Tx電力変換部を制御するTx制御部と、を含むことを特徴とする無線電力システムにおける送信機。
  2. 無線電力送信システムにおける受信機であって、
    送信機によって共鳴波として共振されるAC電圧を受信するRx共振器と、
    前記送信機から前記AC電圧を受信するために前記送信機とインピーダンスをマッチングするRxマッチング回路と、
    前記AC電圧を第1のDC電圧で整流し、前記第1のDC電圧を増幅して第2のDC電圧に変換するRx電力変換部と、
    前記第1のDC電圧の増幅率を決定し、決定された前記増幅率によって前記第1のDC電圧を第2のDC電圧に変換するように前記Rx電力変換部を制御するRx制御部と、を含むことを特徴とする無線電力システムにおける受信機。
  3. 無線電力送信システムにおける送信機であって、
    DC電圧を第1のAC電圧に変換するE級増幅器及び変換された第1のAC電圧を増幅して第2のAC電圧に変換するドライバー増幅器を含むTx電力変換部と、
    第2のAC電圧を伝送するために第2のAC電圧を受信する受信機とインピーダンスをマッチングするTxマッチング回路と、
    第2のAC電圧を受信機に伝送するために第2のAC電圧を共鳴波として共振するTx共振器と、
    前記第1のAC電圧の増幅率を決定し、決定された前記増幅率によって前記第1のAC電圧を第2のAC電圧に変換するように前記Tx電力変換部を制御するTx制御部と、を含み
    前記Tx制御部は、
    前記E級増幅器に含まれたトランジスタの駆動電圧をモニタリングして前記トランジスタに印加された駆動電圧によって前記E級増幅器に過電圧、過電流及び過温度のうち少なくとも一つが発生したか否かを判断し、判断の結果、前記過電圧、過電流及び過温度のうち少なくとも一つが発生した場合、送信機の動作を停止させることを特徴とする無線電力システムにおける送信機。
  4. 無線電力送信システムにおける受信機であって、
    送信機によって共鳴波として共振されるAC電圧を受信するRx共振器と、
    前記送信機から前記AC電圧を受信するために前記送信機とインピーダンスをマッチングするRxマッチング回路と、
    前記AC電圧を第1のDC電圧で整流し、前記第1のDC電圧を増幅して第2のDC電圧に変換するRx電力変換部と、
    前記第1のDC電圧の増幅率を決定し、決定された前記増幅率によって前記第1のDC電圧を第2のDC電圧に変換するように前記Rx電力変換部を制御するRx制御部と、を含み
    前記Rx制御部は、
    前記Rx共振器を通じて受信する前記AC電圧をモニタリングして前記AC電圧によって受信機の少なくとも一部に過電圧、過電流及び過温度のうち少なくとも一つが発生したか否かを判断し、判断の結果、前記過電圧、過電流及び過温度のうち少なくとも一つが発生した場合、前記受信機の動作を停止させることを特徴とする無線電力システムにおける受信機。
  5. インターフェースでの負荷変動をモニタリングするために所定時間ごとに第1の電力を供給し、前記負荷変動が発生したか否かをチェックする検出段階と、
    前記負荷変動が発生した場合、前記第1の電力よりも大きい第2の電力を前記インターフェースに供給して第2の電力を受信した受信機から応答を受信すると、前記受信機に短い識別子(Short identification:SID)及び前記受信機に対応するタイムスロットを割り当てる登録段階と、
    前記受信機から出力電圧、出力電流のうち少なくとも一つを含む情報を受信し、前記情報によって前記受信機から要求される要求電力を計算し、前記要求電力を前記受信機に伝送することができるか否かを判断する構成段階と、
    前記判断の結果、前記要求電力を前記受信機に伝送することができる場合、前記受信機に前記要求電力を伝送する充電段階と、を含むことを特徴とする無線電力送信システムにおける送信機の無線電力送受信方法。
  6. 送信機から所定時間ごとに供給される第1の電力を受信し、前記第1の電力を用いて前記送信機に加入を要請する段階と、
    前記送信機から前記第1の電力よりも大きい第2の電力を受信して、前記送信機に充電を要請する段階と、
    前記送信機から短い識別子(Short identification:SID)及びタイムスロットの割り当てを受け、出力電圧、出力電流のうち少なくとも一つを含む情報を前記送信機に伝送して要求電力の伝送を要請する段階と、
    前記送信機から前記要求電力を受信する段階と、を含むことを特徴とする無線電力送信システムにおける受信機の無線電力送受信方法。
  7. 無線電力送信システムにおける送信機及び受信機は、
    MACフレームヘッダー、フレームペイロード、チェックサム(Checksum)で構成されるMACフレームを使用してデータを送受信することを特徴とする無線電力送信システム。
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