JP2014228026A - 軸受用ころ、ころ軸受、および軸受用ころの製造方法 - Google Patents

軸受用ころ、ころ軸受、および軸受用ころの製造方法 Download PDF

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Masahiro Suzuki
雅裕 鈴木
和芳 山川
Kazuyoshi Yamakawa
和芳 山川
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Kazuaki Matsuo
和昭 松尾
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Toshiyuki Saito
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Abstract

【課題】ころ基材に悪影響を生じさせることなく、その外表面にDLC被膜が配置された軸受用ころ、ころ軸受、および軸受用ころの製造方法を提供することである。【解決手段】ころ軸受21は、円すいころ24を含む。円すいころ24の転動面24Aおよび大径側端面24Bには、それぞれ、その全域が、DLC−Si被膜26によって被覆されている。DLC−Si被膜26におけるSiの添加比率は、5〜25wt%、より好ましくは10〜25wt%である。DLC−Si被膜26は、ころ基材に直流パルス電圧を印加し当該ころ基材の周囲にプラズマを発生させる直流パルスプラズマCVD法を用いて形成されている。【選択図】図3

Description

この発明は、軸受用ころ、ころ軸受、および軸受用ころの製造方法に関する。
従来から、外輪と内輪との間に配置された複数の円すいころを含むころ軸受が知られている(たとえば下記特許文献1)。円すいころの転動面は外輪や内輪と転がり接触し、また、円すいころの端面は、内輪と滑り接触する。外輪や内輪ところの外表面との間には、焼付きの発生を防止するために、潤滑剤が配置されている。
特開2012−72869号公報
軸受け用ころ(ころ)は通常鋼を用いて形成されており、そのため、その外表面の摺動性は悪い。したがって、潤滑剤が非供給状態にあったり、潤滑剤の供給量が減少してたりしている場合には、外輪や内輪と軸受け用ころの外表面との間に、焼付きが発生するおそれがある。
本願発明者らは、軸受用ころにおける焼付けの発生を防止するべく、優れた低摩擦性および摺動性を有するDLC−Si被膜(Siを含むDLC(Diamond Like Carbon)被膜)で、軸受用ころの外表面を被覆することを検討している。
ところが、DLC−Si被膜(DLC被膜)の形成のための手法の一つである直流プラズマCVD(Direct Current Plasma Chemical Vapor Deposition)法では、その処理温度を約500℃以上に上昇させる必要がある。この処理温度が、約450℃程度にある鋼の焼戻し温度を上回るので、軸受用ころの基材(以下、「ころ基材」という。)に焼戻し処理が施されている場合、そのころ基材に悪影響を与えるおそれがある。すなわち、ころ基材の外表面に焼戻し処理が施されている場合、直流プラズマCVD(Direct Current Plasma Chemical Vapor Deposition)法を用いて、ころ基材の外表面にDLC−Si被膜を形成することはできなかった。また、ころ基材の外表面を高硬度に保つべく、ころ基材の外表面に焼戻し処理を施すのは欠かせない。
そこで、本発明の目的は、ころ基材に悪影響を生じさせることなく、その外表面にDLC被膜が配置された軸受用ころ、ころ軸受、および軸受用ころの製造方法を提供することである。
前記の目的を達成するための請求項1に記載の発明は、鋼を用いて形成されて、ころ軸受(21;121)に用いられる軸受用ころ(24;124)であって、前記軸受用ころの転動面(24A)および端面(24B;24B,24CA)に、当該軸受用ころに直流パルス電圧を印加し当該軸受用ころの周囲にプラズマを発生させる直流パルスプラズマCVD法を用いて形成されたDLC被膜(26)を含み、前記DLC被膜には、5〜25wt%の比率でSi(ケイ素)が添加されていることを特徴とする、軸受用ころである。
なお、この項において、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素の参照符合を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を実施形態に限定する趣旨ではない。
この構成によれば、Si(ケイ素)が添加されたDLC被膜(DLC−Siの被膜。以下、「DLC−Si被膜」という。)によって、軸受用ころの転動面および端面が被覆されており、これらの転動面および端面が内輪や外輪と摺動する。DLC−Si被膜は、優れた低摩擦性および摺動性を有している。そのため、低摩擦性および摺動性の優れた転動面および端面を有する軸受用ころを提供することができる。これにより、軸受用ころの外表面における焼付きの発生を抑制または防止できる。
また、DLC−Si被膜は、直流パルスプラズマCVD法を用いて形成される。直流パルスプラズマCVD法を採用するので、処理温度が400℃未満(たとえば200℃以下)になる。そのため、ころ基材の外表面に焼戻し処理が施されている場合であっても、ころ基材に悪影響を及ぼすことなく、ころ基材の転動面および端面にDLC−Si被膜を配置できる。
以上により、焼戻し処理が施されたころ基材を有し、DLC−Si被膜で転動面が良好に被覆された軸受用ころを提供することができる。
前記の目的を達成するための請求項2に記載の発明は、内輪(22)と、外輪(23)と、これら内外輪間に配置された請求項1に記載の軸受用ころとを含むことを特徴とする、ころ軸受(21;121)である。
この構成によれば、請求項1に関連して説明した作用効果と同等の作用効果を奏する。
請求項1に記載の軸受用ころは、たとえば請求項3記載の製造方法により製造することができる。
請求項3に記載の発明は、軸受用ころ(24;124)の製造方法であって、少なくとも炭素系化合物およびケイ素系化合物を含む原料ガスを処理室(3)内に導入しながら、鋼を用いて形成されるころ基材(240)に直流パルス電圧を印加し前記処理室内にプラズマを発生させる直流パルスプラズマCVD法を用いて、前記ころ基材の外表面に、Siが添加されたDLC被膜(26)を形成する被膜形成工程を含むことを特徴とする、軸受用ころの製造方法である。
この方法によれば、直流パルスプラズマCVD法により、ころ基材の外表面にDLC−Si被膜を形成する。直流パルスプラズマCVD法を採用するので、処理温度が400℃未満(たとえば200℃以下)になる。そのため、ころ基材の外表面に焼戻し処理が施されている場合であっても、ころ基材に悪影響を及ぼすことなく、ころ基材の外表面にDLC被膜を配置できる。
請求項4に記載の発明は、前記ころ基材は円すい形(円すい台形)をなしており、前記被膜形成工程に先立って実行され、前記処理室内において、導電性の電極部材(9)の水平面(9A)上に前記ころ基材を、その大径側端面(24B)を上方に向けた姿勢で載置するころ基材載置工程をさらに含み、前記被膜形成工程は、前記電極部材を介して前記ころ基材に直流パルス電圧を印加する工程を含むことを特徴とする、請求項3に記載の軸受用ころの製造方法である。
この方法によれば、ころ基材が、その大径側端面を上方に向けた姿勢で、すなわち小径側端面(24C)を下方に向けた姿勢で水平面上に載置される。そのため、小径側端面を除くころ基材の外表面の全域にDLC−Si被膜を形成できる。これにより、ころ基材の転動面および端面のそれぞれに、DLC−Si被膜を、同時にかつ比較的簡単に配置できる。
基材載置工程は、前記電極プレート上に、複数のころ基材を、各ころ基材の大径側端面を上方に向けた姿勢で載置する工程を含んでいてもよい。この場合、複数のころ基材に対し、DLC−Si被膜を一括して形成することができる。
請求項5に記載の発明は、前記被膜形成工程に先立って実行され、前記処理室内において、前記ころ基材の小径側端面(24C)の外周側領域(24CA)を除く領域(24CB)に、当該小径側端面よりも小径の電極部材(31)の支持面(31A)を接触させつつ、当該支持面で前記ころ基材を支持するころ基材支持工程をさらに含み、前記被膜形成工程は、前記電極部材を介して前記ころ基材に直流パルス電圧を印加する工程を含むことを特徴とする、請求項3に記載の軸受用ころの製造方法である。
この方法によれば、ころ基材の小径側端面の外周側領域を除く領域に、電極部材の支持面を接触させた状態で、当該支持面にころ基材が支持される。そのため、当該接触している領域を除くころ基材の外表面の全域にDLC−Si被膜が形成される。これにより、ころ基材において転動面、大径側端面、および小径側端面の外周側領域のそれぞれに、DLC−Si被膜を、同時にかつ比較的簡単に配置できる。
本発明の一実施形態に係るころ軸受の構成を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る円すいころの側面図である。 本発明の一実施形態に係る円すいころの断面図である。 DLC−Si被膜におけるSi添加比率と、当該被膜の摩擦係数との関係を表すグラフである。 DLC−Si被膜の形成の前後の状態をそれぞれ示す円すいころの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る製造方法に用いるプラズマCVD装置の構成を模式的に示す図である。 図6に示すプラズマCVD装置のプラズマ電源からころ基材に印加される直流パルス電圧の波形の一例を示すグラフである。 本発明の他の実施形態に係る円すいころの断面図である。 本発明の他の実施形態に係る製造方法を説明するための図である。 本発明の他の実施形態の変形例を係る製造方法を説明するための図である。
以下では、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るころ軸受21の構成を模式的に示す断面図である。
ころ軸受21は、リング状の外輪23と、外輪23の内周側に配置されるリング状の内輪22と、外輪23および内輪22間に配置されるリング状の保持器(図示しない)と、保持器によって円周方向に間隔を空けて配置される複数の円すいころ(軸受用ころ)24とを含む。ころ軸受21は、いわゆる円すいころ軸受である。外輪23、内輪22および円すいころ24は、いずれも鋼を用いて形成される。円すいころ24では、その直径(大径側の直径)が10mm以上の大きさに設定されている。
外輪23の内周には、外輪23の中心軸線C1に対し傾斜する外輪側軌道面23Aが形成されている。外輪側軌道面23Aは、一方(図1の右方)に向かうに従って大径になる平坦テーパ状をなしている。
内輪22の外周には、内輪22の中心軸線(中心軸線C1と同一)に対し傾斜する内輪側軌道面22Aが形成されている。内輪側軌道面22Aは外輪側軌道面23Aに対向する面であり、一方(図1の右方)に向かうに従って大径になる平坦テーパ状をなしている。内輪22の外周には、軸方向小径側(図1の左方)の端部に、径方向外方に向けて突出する小径側鍔部27が形成されている。外輪23の外周には、また、内輪側軌道面22Aを挟んで、軸方向大径側(図1の右方)の端部に、径方向外方に向けて突出する大径側鍔部28が形成されている。小径側鍔部27の円すいころ24側の端面には、円すいころ24の次に述べる小径側端面24Cに接触する小径側内側端面27Aが形成されている。大径側鍔部28の円すいころ24側の端面には、円すいころ24の次に述べる大径側端面24Bに接触する大径側内側端面28Aが形成されている。
図2および図3は、本発明の一実施形態に係る円すいころ24の側面図および断面図である。円すいころ24は、円すい形状から頂部を除去した形状(円すい台形)を有するものであって、外輪側軌道面23Aおよび内輪側軌道面22A上を転動する転動面24Aと、小径側の端面に形成された小径側端面24Cと、大径側の端面に形成された大径側端面(端面)24Bとを有する。大径側端面24Bには、その中央に、円形の窪みからなる凹部29が形成されている。
図1〜図3に示すように、内輪22に対して外輪23が回転すると、円すいころ24が外輪23の外輪側軌道面23A上と内輪22の内輪側軌道面22A上を転動し、円すいころ24が円周方向に移動する。この回転状態において、円すいころ24の転動面24Aが、外輪23の外輪側軌道面23Aおよび内輪22の内輪側軌道面22Aと転がり接触(摺動)し、かつ円すいころ24の大径側端面24Bが、内輪22の大径側内側端面28Aと滑り接触(摺動)する。
なお、外輪側軌道面23Aと内輪側軌道面22Aとの間には、潤滑油やグリースなどの潤滑剤が配置されている。
図3に示すように、円すいころ24の外表面において、転動面24Aおよび大径側端面24Bは、それぞれ、その全域が、DLC−Si被膜(Si(ケイ素)が添加されたDLC被膜)26によって被覆されている。DLC−Si被膜26は、10GPa以上のナノインデンター硬さを有している。DLC−Si被膜26の膜厚はたとえば約3μmである。DLC−Si被膜26は、DLCを含むために、優れた摺動性を有している。
また、DLC−Si被膜26におけるSiの添加比率(DLCを1としたときの比率)は、5〜25wt%、より好ましくは15〜25wt%である。
図4は、DLC−Si被膜26におけるSi添加比率(wt%)と、当該被膜26の(表面の)摩擦係数との関係を表すグラフである。図4では、ボールオンプレート往復動摩擦係数試験機を用いて、鋼製(たとえばSUJ2製)の相手材に、DLC−Si被膜26が表面に配置された基材を試験片としてセットし、速度2Hzおよび荷重10Nの試験条件で摩擦摩耗試験を行った場合を示している。Siの添加比率が25wt%を超えると、DLC−Si被膜26を上手く製膜できないから、当該摩擦摩耗試験では、Siの添加比率を、0〜25wt%の範囲で変化させている。
図4に示す結果から、5〜25wt%の比率でSiが添加されている場合に、DLC−Si被膜26が良好な摩擦性(低摩擦性。たとえば摩擦係数0.1以下)を発揮することができることが理解される。Siの添加比率が15〜25wt%であれば、より良好な摩擦性を発揮できるから、より好ましい。
そのため、5〜25wt%のSi添加比率を有するDLC−Si被膜26は、優れた低摩擦性を有する。したがって、軌道面22A,23Aおよび大径側内側端面28Aにそれぞれ摺動する転動面24Aおよび大径側端面24Bの表面が、優れた低摩擦性および摺動性を呈する。なお、図1〜図3の実施形態では、円すいころ24の小径側端面24CにDLC−Si被膜は配置されていない。
図5は、DLC−Si被膜26の形成の前後の状態をそれぞれ示す円すいころ24の斜視図である。
このような円すいころ24は、プラズマCVD装置1における直流パルスプラズマCVD法の実施により、ころ基材240の転動面24Aおよび大径側端面24BにDLC−Si被膜26が配置されることにより、製造される。なお、この明細書において、ころ基材240とは、ころ基材240の外表面にDLC−Si被膜26を配置する前の状態の円すいころ24のことをいう。ころ基材240は、鋼(たとえば軸受鋼)を用いて形成され、かつ焼入れ処理および焼戻し処理が施されている。
以上によりこの実施形態では、DLC−Si被膜26によって、円すいころ24の転動面24Aおよび大径側端面24Bが被覆されている。DLC−Si被膜26は、優れた低摩擦性および摺動性を有している。そのため、低摩擦性および摺動性の優れた転動面24Aおよび大径側端面24Bを有する円すいころ24を提供することができる。これにより、内輪22に対する外輪23の回転状態において、円すいころ24の転動面24Aおよび大径側端面24Bにおける焼付きの発生を抑制または防止できる。
図6は、円すいころ24の製造方法に用いるプラズマCVD装置1の構成を模式的に示す図である。プラズマCVD装置1を用いて、直流パルスプラズマCVD法により円すいころ24を製造することができる。
プラズマCVD装置1は、隔壁2で取り囲まれた処理室3と、基台5と、処理室3内に原料ガスを導入するためのガス導入管6と、処理室3内を真空排気するための排気系7と、処理室3内に導入されたガスをプラズマ化させるための直流パルス電圧を発生させるプラズマ電源8とを備えている。プラズマCVD装置1は、直流パルスプラズマCVD法を実施するための装置である。
基台5は、平坦状の水平面9Aを有する平板状のプレート(電極部材)9と、鉛直方向に延び、プレート9を支持する支持軸10とを含む。この実施形態では、基台5として、プレート9が上下方向に3つ並んで配置された3段式のものが一例として採用されている。プレート9および支持軸10は、全体が銅などの導電材料を用いて一体的に形成されている。基台5にはプラズマ電源8の負極が接続されている。
また、処理室3の隔壁2は、ステンレス鋼等の導電材料を用いて形成されている。隔壁2には、プラズマ電源8の正極が接続されている。また隔壁2はアース接続されている。また隔壁2と基台5とは絶縁部材11によって絶縁されている。そのため隔壁2はアース電位に保たれている。プラズマ電源8がオンされて直流パルス電圧が発生されると、隔壁2と基台5との間に電位差が生じる。
また、ガス導入管6は、処理室3内における基台5の上方を水平方向に延びている。ガス導入管6の基台5に対向する部分には、ガス導入管6の長手方向に沿って配列された多数の原料ガス吐出孔12が形成されている。原料ガス吐出孔12から原料ガスが吐出されることにより、処理室3内に原料ガスが導入される。
ガス導入管6には、成分ガスである原料ガスが供給される。ガス導入管6には、成分ガスの供給源(ガスボンベや液体を収容する容器等)からそれぞれの成分ガスを処理室3に導くための複数の分岐導入管(図示しない)が接続されている。各分岐導入管には、各供給源からの成分ガスの流量を調節するための流量調節バルブ(図示しない)等が設けられている。また供給源のうち液体を収容する容器には、必要に応じて、液体を加熱するための加熱手段(図示しない)が設けられている。
排気系7は、処理室3にそれぞれ連通する第1排気管13および第2排気管14と、第1開閉バルブ15、第2開閉バルブ16および第3開閉バルブ19と、第1ポンプ17および第2ポンプ18とを備えている。
第1排気管13の途中部には、第1開閉バルブ15および第1ポンプ17が、処理室3側からこの順で介装されている。第1ポンプ17としては、たとえば油回転真空ポンプ(ロータリポンプ)やダイヤフラム真空ポンプなどの低真空ポンプが採用される。油回転真空ポンプは、油によってロータ、ステータおよび摺動翼板などの部品の間の気密空間および無効空間の減少を図る容積移送式真空ポンプである。第1ポンプ17として採用される油回転真空ポンプとしては、回転翼型油回転真空ポンプや揺動ピストン型真空ポンプが挙げられる。
また第2排気管14の先端は、第1排気管13における第1開閉バルブ15と第1ポンプ17との間に接続されている。第2排気管14の途中部には、第2開閉バルブ16、第2ポンプ18、および第3開閉バルブ19が、処理室3側からこの順で介装されている。第2ポンプ18としては、たとえばターボ分子ポンプ、油拡散ポンプなどの高真空ポンプが採用される。
プラズマCVD装置1を用いてころ基材240の外周面24BにDLC−Si被膜26を形成するには、まず、処理室3内において、各プレート9の水平面9Aに、複数個のころ基材240を、その大径側端面24Bを上方に向けた姿勢で載置する(ころ基材載置工程)。この姿勢では、各ころ基材240小径側端面24Cが下方に向いている。
次いで第1、第2および第3開閉バルブ15,16,19を閉じた状態で第1ポンプ17を駆動させた後、第1開閉バルブ15を開くことにより処理室3内を真空排気する。処理室3内が第1ポンプ17によって所定の真空度まで真空排気された時点で第1開閉バルブ15を閉じるとともに第3開閉バルブ19を開いて第2ポンプ18を駆動させた後、第2開閉バルブ16を開くことにより、第1および第2ポンプ17,18によって処理室3内をさらに真空排気する。
処理室3内が所定の真空度に達した時点で第2開閉バルブ16を閉じ、第2ポンプ18を停止させ、第3開閉バルブ19を閉じるとともに第1開閉バルブ15を開いて第1ポンプ17だけで排気を続けながら、原料ガス供給源(図示しない)から原料ガス導入管6を通して原料ガスを処理室3内に導入する。
原料ガスとしては、たとえば炭素系化合物、水素ガス、アルゴンガスおよび有機ケイ素化合物等を加えたものを用いる。炭素系化合物としては、たとえばメタン(CH)、アセチレン(C)、ベンゼン(C)等の、常温、常圧下で気体ないし低沸点の液体である炭化水素化合物の1種または2種以上が挙げられる。水素ガスおよびアルゴンガスはプラズマを安定化させる作用をする。またアルゴンガスは、ころ基材240の外周面24Bに堆積したCを押し固めてDLC−Si被膜26を硬膜化させる作用も有する。有機ケイ素化合物としては、TMS(テトラメチルシラン(Si(CH))やシロキサンなどを例示できる。
分岐導入管(図示しない)の流量調節バルブ(図示しない)を調節して、各成分ガスの流量比、および各成分ガスの混合ガスである原料ガスの総流量を調節しながら、原料ガス導入管6を通して原料ガスを処理室3内に導入して、処理室3内の処理圧力を50Pa以上400Pa以下、より好ましくは約200Paに調節する。
次いでプラズマ電源8をオンして、隔壁2と基台5との間に電位差を生じさせることにより、処理室3内にプラズマを発生させる(DLC被覆処理。被膜形成工程)。
たとえば直流パルスプラズマCVD法では、プラズマ電源8をオンすることにより、隔壁2と基台5との間に直流パルス電圧を印加してプラズマを発生させる。
図7は、プラズマCVD装置1のプラズマ電源8からころ基材240に印加される直流パルス電圧の波形の一例を示すグラフである。プラズマ電源8から複数のころ基材240に印加される直流パルス電圧の波形の一例を示すグラフである。直流パルス電圧の設定電圧値は、たとえば1000V程度の値に設定される。すなわちプラズマ電源8がオンされると、隔壁2と基台5との間に1000Vの電位差が生じる。言い換えれば1000Vの負極性の直流パルス電圧が、プレート9で水平面9A上に配置された複数のころ基材240にそれぞれ印加される。波形がパルス状であるので、このような高電圧が印加されても処理室3内に異常放電は生じず、ころ基材240の温度上昇を抑制して、処理温度をたとえば200℃以下(たとえば180℃)に抑制することができる。
直流パルス電圧においては、そのパルス幅τを周波数fの逆数(1/f)で表されるパルス周期で除算した値、つまり式(1)に示すようにパルス幅τを周波数fで乗算した値として求められるデューティー比を5%以上、特に50%程度に設定するのが好ましい。また周波数fは200Hz以上、2000Hz以下に設定するのが好ましい。
デューティー比=τ×f ・・・(1)
図6に示すように、たとえば直流パルスプラズマCVD法では、このプラズマの発生により、処理室3内において原料ガスからイオンやラジカルが生成される。そして、隔壁2ところ基材240との間の電位差に基づいて、負極性の複数のころ基材240の外表面に引き付けられる。そして、ころ基材240の転動面24Aおよび大径側端面24Bにおいて、当該転動面24Aおよび大径側端面24Bの表面の周囲に、イオンシース(図示しない)が形成される。このイオンシースの電位差でプラズマ中のイオンが加速され、イオンビームとなって、ころ基材240の転動面24Aおよび大径側端面24Bに、それぞれほぼ垂直に衝突する。イオンが繰り返し衝突することにより、ころ基材240の転動面24Aおよび大径側端面24BにDLC−Si被膜26が堆積される。
一方で、各ころ基材240が、小径側端面24Cを下方に向けた姿勢で水平面9A上に載置されているので、各ころ基材240の小径側端面24Cに、DLC被膜(DLC−Si被膜26)は形成されない。
その後、予め定める被膜形成時間(被膜形成工程の処理時間)が終了した時点で、プラズマ電源8をオフするとともに、原料ガスの導入を停止した後、第1ポンプ17による排気を続けながら常温まで冷却する。次いで第1開閉バルブ15を閉じ、代わってリークバルブ(図示しない)を開いて処理室3内に外気を導入して処理室3内を常圧に戻した後、処理室3から円すいころ24を取り出す。これにより、転動面24Aおよび大径側端面24Bの全域がDLC−Si被膜26によって被覆された円すいころ24が製造される。
以上によりこの実施形態によれば、DLC−Si被膜26は、直流パルスプラズマCVD法を用いて形成される。直流パルスプラズマCVD法を採用するので、処理温度が200℃以下になる。そのため、ころ基材240に焼戻し処理が施されている場合であっても、ころ基材240に悪影響を及ぼすことなく、ころ基材240の転動面24Aおよび大径側端面24BにDLC−Si被膜26を配置できる。
また、直流パルスプラズマCVD法がプラズマCVDをベースとする処理であるため、DLC被膜処理後における転動面24Aおよび大径側端面24Bの表面粗さを、それぞれ、DLC被膜処理前における転動面24Aおよび大径側端面24Bの表面粗さと同等粗さにすることができる。
また、ころ基材240が、その大径側端面24Bを上方に向けた姿勢で、すなわち小径側端面24Cを下方に向けた姿勢で水平面9A上に載置される。そのため、小径側端面24Cを除くころ基材240の外表面の全域(転動面24Aおよび大径側端面24Bを含む)にDLC−Si被膜26を形成できる。これにより、転動面24Aおよび大径側端面24Bのそれぞれに、DLC−Si被膜26を、同時に、かつ比較的簡単に配置できる。
また、水平面9A上に複数のころ基材240が配置された状態で直流パルスプラズマCVD法が実施されるので、複数のころ基材240に対し、DLC−Si被膜26を一括して形成することができる。
図8は、本発明の他の実施形態に係る円すいころ124の断面図である。
図8において、前述した実施形態に示された各部に対応する部分には、前述した実施形態と同一の参照符号を付して示し、説明を省略する。図8に示すころ軸受121では、円すいころ24に代えて円すいころ124が採用されている点で、ころ軸受21(図1参照)と相違しており、それ以外の構成はころ軸受21と同等である。
円すいころ124は、円すい形状から頂部を除去した形状(円すい台形)を有するもので、外輪側軌道面23Aおよび内輪側軌道面22A上を転動する転動面24Aと、小径側の端面に形成された小径側端面24Cと、大径側の端面に形成された大径側端面24Bとを有する。小径側端面24Cには円形の窪みからなる凹部29が形成されている。円すいころ24の外表面において、転動面24Aおよび大径側端面24Bだけでなく、小径側端面24Cにおける外周側領域(端面)24CAにもDLC−Si被膜(Si(ケイ素)が添加されたDLC被膜)26が配置されている点で、円すいころ124は円すいころ24(図3等)と相違しており、それ以外の点において、円すいころ124の構成は円すいころ24と共通している。円すいころ124の構成において円すいころ24と共通する部分には、図1〜図5と共通の参照符号を付し説明を省略する。なお、円すいころ24の小径側端面24Cにおける円形の内周側領域24CB(外周側領域24CAを除く領域)には、DLC被膜26は配置されていない。
また、円すいころ24の場合と同様、円すいころ124においても、DLC−Si被膜26の膜厚はたとえば約3μmであり、DLC−Si被膜26におけるSiの添加比率は、5〜25wt%、より好ましくは15〜25wt%である。
図9は、円すいころ124の製造方法を模式的に示す図である。この製造方法は、図6に示すプラズマCVD装置1とほぼ同等のCVD装置を用いて行われる。図9では、各プレート9には、水平面9Aから、導電材料を用いて形成された第1支持部材(電極部材)31が鉛直上方に向けて立設されている。図9では、各第1支持部材31は断面円形の棒材であり、その上端面には、水平平坦面からなる支持面31Aが形成されている。第1支持部材31を設ける点で、円すいころ124の製造方法に採用されるCVD装置はプラズマCVD装置1と相違しており、それ以外の点において、プラズマCVD装置1の構成と共通している。
図8および図9に示すように、支持面31Aの直径D1(図9参照)は、円すいころ124の小径側端面24Cの直径DS(図9参照)よりも小径である。より具体的には、支持面31Aの直径D1は、円すいころ124の小径側端面24Cの内周側領域24CBとほぼ同径に設定されている。このCVD装置を用いて円すいころ124を製造する場合には、各ころ基材240が、その大径側端面24Bを上方に向けた姿勢で、すなわち小径側端面24Cを下方に向けた姿勢で第1支持部材31に支持される。このとき、ころ基材240の小径側端面24Cの内周側領域24CBに支持面31Aが接触している。そして、プラズマ電源8(図6参照)がオンされることにより、隔壁2と基台5との間に大きな電位差が生じ、導電性の各第1支持部材31を介して、支持面31A上に配置支持された各ころ基材240に印加される。こうして、前述の直流パルス電圧がころ基材240に印加されることにより、各ころ基材240の転動面24A、大径側端面24Bおよび小径側端面24Cの外周側領域24CAに、DLC−Si被膜26が配置される。
この実施形態によれば、DLC−Si被膜26は、直流パルスプラズマCVD法を用いて形成される。直流パルスプラズマCVD法を採用するので、処理温度が200℃以下になる。そのため、ころ基材240に焼戻し処理が施されている場合であっても、ころ基材240に悪影響を及ぼすことなく、ころ基材240の転動面24A、大径側端面24Bおよび外周側領域24CAにDLC−Si被膜26を配置できる。
また、直流パルスプラズマCVD法がプラズマCVDをベースとする処理であるため、DLC被膜処理後における転動面24A、大径側端面24Bおよび外周側領域24CAの表面粗さを、それぞれ、DLC被膜処理前における転動面24A、大径側端面24Bおよび外周側領域24CAの表面粗さと同等粗さにすることができる。
また、ころ基材240の小径側端面24Cの内周側領域24CBに、第1支持部材31の支持面31Aを接触させた状態で、当該支持面31Aにころ基材240が支持される。そのため、小径側端面24Cの内周側領域24CBを除く、ころ基材240の外表面の全域に、DLC−Si被膜26を形成できる。これにより、ころ基材240において転動面24A、大径側端面24B、および小径側端面24Cの外周側領域のそれぞれに、DLC−Si被膜26を、同時に、かつ比較的簡単に配置できる。
以上、この発明の2つの実施形態について説明したが、本発明は他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の図9に示す実施形態において、図10に示すように、CVD装置を用いた処理時に各ころ基材240が、第1支持部材31および第2支持部材32によって上下に挟まれつつ支持されていてもよい。第2支持部材32は、導電材料を用いて形成され、第1支持部材31が鉛直下方に向けて垂下する棒材である。図10では、各第2支持部材32は断面円形の棒材である。その下端面32Aは水平平坦面からなる。この支持状態において、ころ基材240の大径側端面24Bの凹部29に第2支持部材32が差し込まれ、凹部29の底面、下端面32Aが接触している。
また、前述の各実施形態において、DLC被覆処理に先立って、Si(ケイ素)の添加濃度が互いに異なる複数(たとえば5つ)の層が積層されて構成される中間層を形成することができる。この場合、原料ガスに含まれる有機ケイ素化合物の流量割合を変化させることにより、各層におけるSiの添加濃度を異ならせることにより、Siの添加濃度の勾配がある傾斜膜(中間傾斜膜)に設けることができる。
また、前述の各実施形態において、直流パルスプラズマCVD法を実施してころ基材240の外表面にDLC−Si被膜26を形成するのに先立って、ころ基材240の外表面(DLC−Si被膜26が配置される表面)をイオンボンバード処理してもよい。イオンボンバード処理を実施する場合は、たとえば処理室3内にアルゴンガスおよび水素ガスを導入しながらプラズマ電源8をオンすることによりプラズマを発生させる。このプラズマの発生により、処理室3内においてアルゴンガスからイオンやラジカルが生成するとともに、電位差に基づいてころ基材240の外表面に打ち付けられて、ころ基材240の外表面に吸着された異分子等をスパッタリング除去したり、外表面を活性化したり原子配列等を改質したりできる。
そして、プラズマCVD装置1(図6参照)を用いた一連の処理の一例として、イオンボンバード処理、中間層形成処理およびDLC被覆処理を順次に実行することが考えられる。この場合、プラズマCVD装置1内の昇温開始からイオンボンバード処理の開始まで約40分間、イオンボンバード処理の処理時間を約1時間、中間層形成処理の処理時間を約25分間、およびDLC被覆処理の処理時間を約40分間とすることができる。DLC被覆処理におけるアルゴンガス、炭素系化合物、有機ケイ素化合物および水素ガスの流量比は3:5:0.3:3である。
また、前記のイオンボンバード処理においては、プラズマ電源8から印加される直流パルス電圧を、100Vと2500Vとの間で段階的(たとえば700V、1000V、1500V、2000Vおよび2500Vの5段階)に経時変化させるものであってもよい。
また、軸受用ころが円すいころ24,124であるとして説明したが、本発明は、円柱状を有する円柱ころにも適用することができる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
3…処理室、9…プレート(電極部材)、9A…水平面、21…ころ軸受、22…内輪、22…外輪、24…円すいころ(軸受用ころ)、24A…転動面、24B…大径側端面(端面)、24C…小径側端面、24CA…外周側領域(端面)、24CB…内周側領域(外周側領域を除く領域)、26…DLC被膜、31…第1支持部材(電極部材)、31A…支持面、121…ころ軸受、124…軸受用ころ、240…ころ基材

Claims (5)

  1. 鋼を用いて形成されて、ころ軸受に用いられる軸受用ころであって、
    前記軸受用ころの転動面および端面に、当該軸受用ころに直流パルス電圧を印加し当該軸受用ころの周囲にプラズマを発生させる直流パルスプラズマCVD法を用いて形成されたDLC被膜を含み、
    前記DLC被膜には、5〜25wt%の比率でSiが添加されていることを特徴とする、軸受用ころ。
  2. 内輪と、
    外輪と、
    これら内外輪間に配置された請求項1に記載の軸受用ころとを含むことを特徴とする、ころ軸受。
  3. 軸受用ころの製造方法であって、
    少なくとも炭素系化合物およびケイ素系化合物を含む原料ガスを処理室内に導入しながら、鋼を用いて形成されるころ基材に直流パルス電圧を印加し前記処理室内にプラズマを発生させる直流パルスプラズマCVD法を用いて、前記ころ基材の外表面に、Siが添加されたDLC被膜を形成する被膜形成工程を含むことを特徴とする、軸受用ころの製造方法。
  4. 前記ころ基材は円すい形をなしており、
    前記被膜形成工程に先立って実行され、前記処理室内において、導電性の電極部材の水平面上に前記ころ基材を、その大径側端面を上方に向けた姿勢で載置するころ基材載置工程をさらに含み、
    前記被膜形成工程は、前記電極部材を介して前記ころ基材に直流パルス電圧を印加する工程を含むことを特徴とする、請求項3に記載の軸受用ころの製造方法。
  5. 前記被膜形成工程に先立って実行され、前記処理室内において、前記ころ基材の小径側端面の外周側領域を除く領域に、当該小径側端面よりも小径の電極部材の支持面を接触させつつ、当該支持面で前記ころ基材を支持するころ基材支持工程をさらに含み、
    前記被膜形成工程は、前記電極部材を介して前記ころ基材に直流パルス電圧を印加する工程を含むことを特徴とする、請求項3に記載の軸受用ころの製造方法。
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