JP2014212004A - 照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネジや係合凹部を用いずに、取付部材の抜けを防止することができる構成を有した照明装置を提供する。【解決手段】造営材に設けられた埋め込み孔に挿入されて造営材に取り付けられる照明装置であって、造営材に取り付けるための複数の取付部材と、筒状部と複数の第1移動規制部とを有する装置本体と、第2移動規制部材とを備える。複数の第1移動規制部は、筒状部の側周面上に、筒状部の周方向に互いに間隔を開けて設けられており、複数の取付部材の、前記周方向における移動、前記挿入方向とは反対側への移動、および前記側周面から外方に離れる方向の移動を規制する。第2移動規制部材は、装置本体の前記挿入方向側の端部において装置本体の外側に取り付けられており、複数の取付部材のうち少なくとも1つの取付部材の前記挿入方向側の端部に前記挿入方向側から接して、少なくとも1つの取付部材の前記挿入方向側への移動を規制する。【選択図】図1

Description

本発明は、天井等の造営材に設けられた埋め込み孔に挿入される埋め込み型照明装置に関し、特に造営材に取り付けるための取付部材の固定構造に関する。
従来、天井等の造営材に設けられた埋め込み孔に挿入されて取り付けられる照明装置が採用されている。このような照明装置には、筒状の装置本体の側周面に互いに周方向に間隔を開けて複数の取付バネ(取付部材)が取り付けられた構成を有し、取付バネの弾性力を利用して造営材に取り付けられるものがある(例えば、特許文献1および2)。
各取付バネは、例えば、特許文献1においては、装置本体の側周面に設けられた一対のレール状の部材間に挟まれるように配置されて周方向の移動が規制され、上方向および装置本体の側周面から外方に離れる方向に抜けないように、ネジにより装置本体に固定されている。
また、特許文献2においては、一対のレール部材に取付バネが挟まれて周方向および外方に離れる方向の移動が規制され、上方向への抜け防止には、取付バネに設けられた爪状部分と、装置本体の側周面に設けられた凹部との係合構造が利用されている。
特開2007−317549号公報 特開2010−277764号公報
上記のような照明装置においては、複数の取付バネは、平面視で異なる複数の方向を向くように、装置本体の側周面に取り付けられている。これにより、造営材(の埋め込み孔の側面および埋め込み孔の周辺部分)に対して取付バネの弾性力が異なる複数の方向に働き、照明装置がより安定して造営材に取り付けられる。
ところが、上記の場合、ネジ孔や係合凹部も互いに異なる複数の方向に凹入するように形成されることになる。
ネジ孔の場合は、装置本体を金型で形成した後に、その側周面にネジ孔を形成する工程が必要となる。さらに、ネジという別部材が必要であり、また、ネジを締結する作業工程が必要となるため、部品点数および工程数が増加し、コストアップおよび作業効率の低下を引き起こす原因となる。
係合凹部の場合は、金型の係合凹部を形成する部分の抜け方向は、装置本体の筒部分の金型の抜け方向とは異なるため、通常、スライド金型が用いられる。しかし、スライド金型を用いる場合は、スライド部分を形成しなくてはならない分、通常の金型よりも製作にコストがかかる。
従って、ネジ孔や係合凹部が多いほどコストアップや作業効率の低下を引き起こすこととなる。
本発明は、上記問題点に鑑み、ネジや係合凹部を用いずに、取付部材の抜けを防止することができる構成を有した照明装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る照明装置は、造営材に設けられた埋め込み孔に挿入されて前記造営材に取り付けられる照明装置であって、前記造営材に取り付けるための複数の取付部材と、筒状部と、前記筒状部の側周面上に、前記筒状部の周方向に互いに間隔を開けて設けられ、前記複数の取付部材の、前記周方向における移動、前記挿入方向とは反対側への移動、および前記側周面から外方に離れる方向の移動を規制する複数の第1移動規制部と、を有する装置本体と、前記装置本体の前記挿入方向側の端部において前記装置本体の外側に取り付けられ、前記複数の取付部材のうち少なくとも1つの取付部材の前記挿入方向側の端部に前記挿入方向側から接して、前記少なくとも1つの取付部材の前記挿入方向側への移動を規制する第2移動規制部と、を備えることを特徴とする。
また、別の態様では、前記少なくとも1つの取付部材の移動を規制する前記第1移動規制部は、前記少なくとも1つの取付部材の前記挿入方向側への移動は許容し、前記少なくとも1つの取付部材以外の前記取付部材の移動を規制する前記第1移動規制部は、前記少なくとも1つの取付部材以外の前記取付部材の前記挿入方向側への移動を規制してもよい。
また、別の態様では、前記装置本体に取り付けられた光源としての発光部をさらに備え、前記第2移動規制部は、前記発光部を発光させるための電力を前記発光部に供給する電源ユニットであってもよい。
また、別の態様では、前記装置本体は、前記挿入方向側の端部に開口を有し、前記第2移動規制部は、前記開口を封口する板状の天板部材であってもよい。
また、別の態様では、前記取付部材は、前記第1移動規制部に接触して直接移動が規制される取付片部を有し、前記取付片部は、前記第1移動規制部により移動が規制された状態において、前記挿入方向側に位置する幅広部分と、前記幅広部分の前記挿入方向とは反対側に隣接し、前記幅広部分よりも幅の狭い幅細部分とから成り、前記第1移動規制部は、前記筒状部の筒軸に沿った方向に長尺な一対のレール部材から成り、前記一対のレール部材は、前記側周面から外方に延出し、前記筒状部の周方向に互いに間隔を開けて対向配置された一対の側壁部分と、前記一対の側壁部分それぞれの先端から前記筒状部の周方向に沿って互いに近づく方向に延出する前壁部分とから成り、前記前壁部分の厚みは、前記挿入方向側の領域においては、前記側壁部分の前記側周面から外方に延出する方向における長さよりも小さく、前記前壁部分と前記側周面との間の隙間により溝部分が形成されており、前記挿入方向とは反対側の領域においては、前記側壁部分の前記側周面から外方に延出する方向における長さと同じであり、前記前壁部分と、前記側周面と、前記側壁部分とが一体化して前記溝部分との境目部分に溝底を形成しており、前記溝部分内に前記幅広部分の両側縁部が位置した状態で、前記側壁部分は、前記幅広部分の前記両側縁部に前記周方向側からと接触して、前記取付部材の前記周方向の移動を規制し、前記前壁部分は、前記幅広部分の前記両側縁部に前記側周面の外方側から接触して、前記取付部材の前記側周面から外方に離れる方向の移動を規制し、前記溝底は、前記幅広部分と前記幅細部分との境目の段差である肩部分に前記挿入方向とは反対側から接触して、前記取付部材の前記挿入方向とは反対側への移動を規制してもよい。
また、別の態様では、前記取付部材は、前記取付片部分の前記挿入方向とは反対側に連設され、前記側周面から外方に離れる方向に延出するアーム部を有し、前記アーム部は、前記取付片部に連設されている部分である連設領域を中心にして前記取付片部に対して近接する方向および遠ざかる方向に変位可能であり、前記取付片部に近接する状態においては、前記取付片部から遠ざかる方向に付勢されていてもよい。
また、別の態様では、前記取付部材は、板バネであってもよい。
また、別の態様では、前記取付部材は、ワイヤーを湾曲または屈曲させて形成されていてもよい。
また、別の態様では、前記取付片部および前記アーム部は、剛性を有する板状の部材から成り、前記アーム部は、前記連設領域を中心にして回動可能に前記取付片部に連設されており、前記取付部材は、前記アーム部が前記取付片部に近接する状態において、前記アーム部を前記取付片部から遠ざかる方向に付勢する付勢部材を有してもよい。
また、別の態様では、前記筒状部の前記挿入方向とは反対側の端部において前記側周面から径外方向に延設されたフランジ部を有し、前記アーム部が前記取付片部に近接した状態で前記埋め込み孔に挿入された場合に、前記フランジ部は、前記造営材のおもて面に接し、前記アーム部は、前記造営材の内部において前記付勢により前記取付片部から遠ざかる方向へと回動して前記造営材の裏面または前記埋め込み孔の側面に接していてもよい。
本発明の一態様に係る照明装置の構成によれば、第2移動規制部により取付部材の挿入方向側への移動が規制されて取付部材の抜け止めが成されている。従って、爪状部材と凹部との係合構造やネジ留めにより抜け止めを行う場合に装置本体の側周面に形成される横穴であるネジ穴や係合凹部の個数を、その分少なくすることができる。これにより、装置本体を形成するための金型のスライド数を低減することができ、コスト削減に資することができる。
実施形態1に係る照明装置100の斜め後方から見た外観斜視図である。 照明装置100の斜め前方から見た外観斜視図である。 照明装置100の側面図である。 照明装置100の断面図である。 照明装置100の分解斜視図である。 照明装置100における取付部材30aの取付部材取付部24aへの取り付け方法を示す斜視図である。(a)は、取付部材30aが取付部材取付部24aに配置される前の状態を示す斜視図である。(b)は、取付部材30aが取付部材取付部24aに配置され、電源ユニット40が装置本体20に取り付けられる前の状態を示す斜視図である。(c)は、電源ユニット40が装置本体20に取り付けられた状態を示す斜視図である。 照明装置100の天井1への取り付け方法を示す一部断面図である。(a)は、照明装置100の電源ユニット40が天井1の埋め込み孔1a内に挿入された状態を示す一部断面図である。(b)は、装置本体20の大部分が埋め込み孔1a内に挿入された状態を示す一部断面図である。(c)は、照明装置100の天井1への取り付けが完了した状態を示す一部断面図である。 実施形態2に係る照明装置200の斜め後方から見た斜視図である。 照明装置200の分解斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図は、模式図であり、図面に示された部品等の各構成要素の形状や寸法および比等については、必ずしも厳密に図示したものではない。
≪実施形態1≫
[1.全体構成]
図1は、照明装置100を斜め後方から見た場合の斜視図である。図2は、照明装置100を斜め前方から見た場合の斜視図である。図3は、照明装置100の側面図である。図4は、照明装置100の内部構成を模式的に示す分解斜視図である。図5は、照明装置100の分解斜視図である。なお、図1〜5においては、紙面上方を後方、紙面下方を前方とする。照明装置100においては、光は主に前方に出射される。
図1〜5に示すように、照明装置100は、その主な構成として、発光部10、装置本体20、取付部材30、電源ユニット40、および天板部材50等を備える。なお、取付部材30には、形状が互いに異なる取付部材30aと取付部材30bの2種類があるが、この2つを特に区別する必要が無い場合は、単に「取付部材30」という。
照明装置100は、例えば、一般家屋やビルの天井などに取り付けられる、所謂ダウンライトである。
[2.各部構成]
(1)発光部10
発光部10は、背の低い円柱状(または、厚みの厚い円板状)であり、例えば、LED(Light Emitting Diode)を光源として備える。図4に示すように、発光部10には、配線92の一端が接続されており、配線92の他端には、コネクタ93が取り付けられている。
(2)装置本体20
装置本体20は、全体として筒状の部材である。装置本体20は、筒状部21と、筒状部21の前端22(挿入方向とは反対側の端部)において径外方向に延設されたフランジ部23と、取付部材30が取り付けられる取付部材取付部(第1移動規制部)24aおよび24bから成る。
筒状部21は、前方側の大径部分21a、大径部分21aの後方側に連設された小径部分21b、大径部分21aと小径部分21bとの接合部分である段底部分21c、および、段底部分21c上に形成されたスペーサ部分21dとで構成されている。なお、図5において、一点鎖線の直線は、装置本体20の筒状部21の筒軸Jを表す。大径部分21aの内部には、発光部10が配置され、ネジ91により段底部分21cに固定されている。
スペーサ部分21dは、電源ユニット40が装置本体20に取り付けられた際に、電源ユニット40と発光部10との間に間隔を開けるために設けられている。これにより、電源ユニット40および発光部10において発生する熱が互いに及ぼす影響を軽減することができる。
大径部分21aの側周面21e上には、取付部材30を保持するための取付部材取付部24aが2個、取付部材取付部24bが1個、合計3個の取付部材取付部24が、筒状部21の周方向において互いに間隔を開けて(本実施形態においては、略等間隔を開けて)設けられている。なお、取付部材取付部24aと24bとを特に区別する必要が無い場合には、単に「取付部材取付部24」という。
取付部材取付部24aは、筒軸Jに沿った方向に長尺な一対のレール部材24a1,24a2から成る。レール部材24a1は、側壁部分24a1aと前壁部分24a1bとから成る。側壁部分24a1aは、筒状部21の筒軸Jに沿った方向に長尺で、筒状部21の側周面21eから外方(径外方向)に延出している。前壁部分24a1bは、側壁部分24a1aの先端24a1a1から筒状部21の周方向においてレール部材24a2に近づく方向に延出している。前壁部分24a1bは、後方側の部分においてはその厚みが側壁部分24a1aの高さ(筒状部21の径外方向における長さ)よりも小さく、側周面21eと前壁部分24a1bとの間の隙間により、溝部分24a1cが形成されている。前壁部分24a1bの溝部分24a1cよりも前方側の部分は、厚みが厚くなって側周面21eとの間に隙間は存在せず、側周面21eおよび側壁部分24a1aと一体化されている。当該一体化された部分と溝部分24a1cとの境目が溝底24a1dとなっている。
レール部材24a2は、レール部材24a1とは左右反対で同じ構成を有する所謂鏡像関係にあり、側壁部分24a2aおよび前壁部分24a2bから成り、溝部分24a2cおよび溝底(不図示)を有する。レール部材24a2は、レール部材24a1と平行に側周面21e上に形成されている。
取付部材取付部24bは、レール部材24b1,24b2、および係合凹部24b3から成る。レール部材24b1および24b2は、それぞれレール部材24a1および24a2と同様の構成を有している。係合凹部24b3は、レール部材24b1と24b2との間における側周面21eに形成された、内側(筒状部21の径内方向)に凹入する凹部である。
小径部分21bは、大径部分21aよりも径の小さな円筒を縦に半分にしたような半円筒形状をしている。筒状部21の後端25(小径部分21bの後端であり、装置本体20の後端でもある)は開口している。
(3)取付部材30
取付部材30は、照明装置100を天井等に取り付けるための部材であり、側面視においてL字状に曲げられた金属製の板バネである。取付部材30は、装置本体20の取付部材取付部24に1つずつ取り付けられる。本実施形態においては、装置本体20は3個の取付部材取付部24を有しており、取付部材30も3個である。3個の取付部材30のうちの1個は、残りの2個とは形状が若干異なっている。
残りの2個である取付部材30aは、取付片部31a、アーム部32a、および連設部33aとから構成されている。取付片部31aは、L字の縦線部分に相当する部分であり、取付部材取付部24に直接取り付けられる部分である。取付片部31aの後方側の部分である幅広部分31a1は、前方側の部分である幅細部分31a2よりも幅が広くなっており、その境目部分である段差が肩部分31a3となっている。取付片部31aの後端31a4は、折り曲げられて、取付部材取付部24に取り付けられた場合に筒軸Jと略直交する平面となっている。
アーム部32aは、L字の横線部分に相当する部分であり、取付部材取付部24に取り付けられた際に装置本体20の外方に位置する部分である。アーム部32aは、また、天井の埋め込み孔に取り付けられた際に、埋め込み孔の側面または天井板の裏面に接触して、照明装置100が天井に保持されるようにする。連設部33aは、L字の角に相当する部分であり、取付片部31aとアーム部32aとは、連設部33aを介して結合されている。
形状が異なる1個である取付部材30bもまた、取付片部31bとアーム部32bとが連設部33bを介して結合されたL字形の板バネ部材である点は、取付部材30aと同じである。取付部材30bは、次の3つの点において取付部材30aと異なっている。1つ目は、取付片部に爪部分31b5が形成されている点である。2つ目は、後端に筒軸Jと直交する平面が形成されていない点である。3つ目は、取付片部31bの長さ(筒軸Jに沿負った方向の長さ)が、取付片部31aの長さよりも短い点である。上記3点以外の点においては、取付部材30aと取付部材30bとは、基本的な構成は同じである。爪部分31b5は、取付部材30bが取付部材取付部24bに取り付けられた場合に、その先端が筒状部21の内側(径内方向)に突出する形状となっている。
なお、取付部材30a,30bを構成する各部分の符号に付されているアルファベット(a,b)は、それぞれどちらの取付部材に対応しているかに従って付されているが、特に区別する必要が無い場合には、アルファベット(a,b)を付さない。例えば、アーム部32aと32bとを特に区別する必要が無い場合には、単に「アーム部32」という。
(4)電源ユニット40
電源ユニット40は、電源ユニット本体部41およびコネクタ42から成り、発光部10を発光させるための電力を発光部10に供給する。
図4に示すように、電源ユニット本体部41は、コンデンサやチョークコイル等の各種電子部品が基板上に実装されて成る回路ユニット41aがケース41b内に収容されて成る。コネクタ42は、天井裏等に配設された電気配線に接続されて外部から電力を受けとるための部材である。回路ユニット41aには配線94の一端が接続されており、配線94の他端にはコネクタ95が取り付けられている。コネクタ95とコネクタ93が接続されることにより、回路ユニット41aと発光部10とが電気的に接続される。
(5)天板部材50
天板部材50は、筒状部21の後端25における開口25aを塞ぐ封口板部51と、封口板部51に連設され、電源ユニット本体部41に固定される固定部52とで構成されている。封口板部51は、ネジ96により筒状部21の後端25に取り付けられている。天板部材50は、例えば、アルミやステンレス等の金属材料や樹脂材料から一体的に形成されている。
[3.取付部材の装置本体への取り付け]
(3−1.取付部材30aの装置本体への取り付け)
図6(a)は、取付部材30aが取付部材取付部24aに配置される前の状態を示す斜視図である。図6(b)は、取付部材30aが取付部材取付部24aに配置され、電源ユニット40および天板部材50が装置本体20に取り付けられる前の状態を示す斜視図である。図6(c)は、電源ユニット40および天板部材50が装置本体20に取り付けられた状態を示す斜視図である。
図6(a),(b)に示すように、取付部材30aの取付片部31aがレール部材24a1と24a2との間に差し込まれ、取付片部31aの両側縁部31a1aが溝部分24a1cおよび24a2c内に位置する。このとき、側壁部分24a1aおよび24a2aが側縁部31a1aに当たり(接触して)、取付部材30aの周方向(筒状部21の周方向)の移動が規制される。また、前壁部分24a1bおよび24a2bが側縁部31a1aに当たり、取付部材30aの外方(筒状部21の径外方向であって、側周面21eから離れる方向)への移動が規制される。さらに、取付片部31aの肩部分31a3がレール部材24a1の溝底24a1dおよびレール部材24a2の溝底(不図示)に当たって、取付部材30aの前方側への移動が規制される。
そして、電源ユニット40および天板部材50が、ネジ96により装置本体20に取り付けられる。すると、図6(c)に示すように、電源ユニット本体部41が取付部材30aを上から押さえつけるように、電源ユニット本体部41の前面41cが取付部材30aの後端31a4に後方側から接する。これにより、取付部材30aの後方側への移動が規制され、抜け防止が達成される。即ち、電源ユニット40は、取付部材30aの後方への移動を規制する移動規制部(第2移動規制部)として機能している。
なお、取付部材30aの抜けを防止することのみを考える場合には、後端31a4が前面41cに必ずしも常時接触していなくてもよく、後端31a4と前面41cとの間に隙間が開いていてもよい。その場合、後端31a4が前面41cに接触するまで取付部材30aが後方側に移動された際に、取付片部31aがレール部材24a1,24a2から外れない程度の大きさの隙間であればよい。
本実施形態においては、取付部材30aのガタつきを防ぐために、電源ユニット本体部41の前面41cと取付部材30aの後端31a4とは常時接触している。従って、スペーサ部分21dの分だけ、取付部材30aの取付片部31aの長さは、取付部材30bの取付片部31bの長さよりも長くなっている。
(3−2.取付部材30bの取付部材取付部24bへの取り付け)
取付部材30bの取付部材取付部24bへの取り付け方法は、特許文献3に開示された従来の取付バネ(取付部材)の取り付け方法と同様である。即ち、取付部材30bの取付片部31bがレール部材24b1と24b2との間に差し込まれて、両側縁部31b1aが溝部分24b1cおよび24b2c内に位置する。このとき、取付部材30bの周方向(筒状部21の周方向)の移動および外方(筒状部21の径外方向であって、側周面21eから離れる方向)への移動が規制される。また、取付片部31bの肩部分31b3がレール部材24b1,24b2の溝底に当たり、取付部材30bの前方への移動が規制される。(図5においては、レール部材24b2の溝底24b2dのみ図示している。)このとき、取付片部31bに設けられた爪部分31b5が、側周面21eに設けられた係合凹部24b3に嵌り込み、爪部分31b5と係合凹部24b3とが互いに係合する。これにより、取付部材30bの後方への移動が規制され、取付部材30bの抜け防止が成される。
[4.照明装置の天井への取り付け]
照明装置100の天井への取り付け方法について、図面を参照しながら以下に説明する。図7(a)は、照明装置100の電源ユニット40が天井1の埋め込み孔1a内に挿入された状態を示す一部断面図である。図7(b)は、装置本体20の大部分が埋め込み孔1a内に挿入された状態を示す一部断面図である。図7(c)は、照明装置100のフランジ部23以外の部分が埋め込み孔1a内に挿入されて照明装置100が天井1に取り付けられた状態を示す一部断面図である。なお、図7(a),(b),(c)においては、照明装置100については、断面としていない。
図7(a)に示すように、照明装置100は、後方側(電源ユニット40側)から天井1の埋め込み孔1a内に挿入される。即ち、後方側が挿入方向側である。このとき、取付部材30は、アーム部32が筒状部21の側周面21eに近接するように曲げられている。こうすることにより、図7(b)に示すように、アーム部32が埋め込み孔1aに引っかからずに照明装置100を埋め込み孔1a内に挿入することができる。そして、図7(c)に示すように、フランジ部23が天井1のおもて面1bに接して照明装置100の挿入方向への移動が規制されるとともに、アーム部32が自身の弾性力によって側周面21eから離れる方向に移動し、埋め込み孔1aの側面1dに接する。このとき、照明装置100が自重により下方に落下しようとすると、側面1dによりアーム部32が側周面21eに近接する方向に取付部材30が曲げられることとなる。しかし、取付部材30は、自身の弾性力により、アーム部32が側周面21eから離れる方向に付勢されているため、照明装置100は落下せずに、天井1に安定して取り付けられた状態を維持することができる。
なお、アーム部32の形状や天井1の厚みによっては、アーム部32が天井1の裏面1cに接する場合がある。この場合、フランジ部23とアーム部32とで天井1を挟持する態様となり、照明装置100は天井1により安定して取り付けられる。
[5.実施形態1のまとめ]
以上説明したように、本実施形態に係る照明装置100においては、取付部材30aは、電源ユニット40に上から(後方側から、挿入方向側から)押さえられて抜け防止が成されている。従って、取付部材30aの装置本体20への取り付けおよび抜け防止のために、装置本体20にネジ穴や係合凹部を形成しなくてもよい。よって、筒状部21の側周面21eに形成される横穴であるネジ穴や係合凹部の個数を低減することができ、装置本体20を形成するための金型のスライド数を低減することができる。これにより、コスト削減に資することができる。
≪実施形態2≫
実施形態1においては、電源ユニット40が装置本体20に取り付けられて、電源ユニット本体部41により、取付部材30aの抜け防止が成されていた。しかし、これに限られない。
近年、調光機能を備えるなど、照明装置の多機能化が進んでいる。多機能化に伴い、電源ユニットの回路ユニットに搭載される電子部品の数が増加したり、サイズの大きな電子部品が搭載されたりして、電源ユニットのサイズが大きくなる場合がある。すると、天井等に設けられた埋め込み孔に挿入する際に、電源ユニットがつかえて挿入できなくなるという問題が発生することがある。
図8は、実施形態2に係る照明装置200を斜め後方から見た斜視図である。図9は、照明装置200の分解斜視図である。
なお、説明の重複を避けるため、実施形態1と同じ構成要素については、同符号を付して、その説明を省略する。以下、各変形例においても、同様である。
図8および図9に示すように、照明装置200においては、電源ユニット240は装置本体20に取り付けられておらず、天板部材250は電源ユニット240に取り付けられていない。電源ユニット240は、調光機能用の回路ユニットを備えており、実施形態1に係る照明装置100の電源ユニット40よりも長尺な形状となっている。
天板部材250は、封口板部251と、押さえ部252とから成る。封口板部251は、筒状部21の開口25aを塞ぐ半円板状の部材であり、実施形態1の封口板部51と基本的な構成は同じである。押さえ部252は、封口板部251から前方に延出するように連設された連設部分252a、連設部分252aから水平方向に延出する押さえ板部分252b、押さえ板部分252bから後方に延出するように連設された返し部分252cから成る。図8に示すように、天板部材250が装置本体20に取りつけられた際に、押さえ板部分252bが取付部材30aの後端31a4に接触し、取付部材30aの後方側への移動が規制される。
以上説明したように、実施形態2に係る照明装置200の構成によっても、取付部材30aは天板部材250により上から(後方側から、挿入方向側から)押さえられて抜け防止が成されている。従って、実施形態1に係る照明装置100と同様の理由により、装置本体20の筒状部21の側周面21eに形成される横穴であるネジ穴や係合凹部の個数を低減することができ、装置本体20を形成するための金型のスライド数を低減することができる。これにより、コスト削減に資することができる。
なお、照明装置200を天井1の埋め込み孔1a(図7各図参照)に挿入して天井1に取り付ける際には、次のようにするとよい。先ず、電源ユニット240を埋め込み孔1aから挿入して天井1の裏面1c上に載置する。そして、残りの部分(天板部材250、取付部材30、装置本体20、発光部10)を実施形態1の照明装置100の場合と同様に後方側から埋め込み孔1a内に挿入して照明装置200を天井1に取り付けるとよい。
≪変形例≫
以上、本発明の構成を、実施形態1および2に基づいて説明したが、本発明は上記各実施形態に限られない。例えば、以下のような変形例を実施することができる。
(変形例1)
実施形態1および2に係る照明装置100および200においては、発光部10は、LEDを光源として備えていたが、これに限られない。白熱電球、蛍光灯、LD(レーザーダイオード;Laser Diode)、有機EL(Electro‐Luminescence)発光素子等を光源として用いてもよい。
(変形例2)
実施形態1および2に係る照明装置100および200は、発光部10を備えていたが、これに限られない。発光部を備えずに、代わりに発光部を取り付けるためのソケットを備えた照明器具であってもよい。
(変形例3)
実施形態1および2においては、取付部材30aの後端31a4は折り曲げられているが、これに限られない。電源ユニットまたは天板部材に接触して後方への移動が規制され、取付部材取付部24aへの取り付けを円滑に行うことができる限り、取付部材30aの後端の形状は特に問われない。
(変形例4)
実施形態2に係る天板部材250においては、押さえ部252の押さえ板部分252bは、封口板部251よりも前方側に位置しているが、これに限られない。例えば、押さえ板部分252bが封口板部251よりも後方側に位置していてもよいし、側面視で同じ高さ位置に配置されていてもよい。その場合、取付部材30aの取付片部31bの長さは、後端31a4が押さえ板部分252bに接触する長さとするのがよい。
(変形例5)
実施形態1および2に係る照明装置100および200においては、取付部材30aが2個で、取付部材30bが1個であったが、これに限られない。照明装置が備える複数の取付部材のうちの少なくとも1個が取付部材30aであれば、その分、金型のスライド数を減らすことができる。従って、全ての取付部材が取付部材30aであってもよい。
(変形例6)
実施形態1では、電源ユニット本体部41のケース41bが取付部材30aの後端31a4に後方側から接して取付部材30aの抜けを防止していたが、これに限られない。例えば、コネクタ42が取付部材30aの後端31a4に後方側から接して取付部材30aの抜けを防止してもよい。
(変形例7)
取付部材30aの後端31a4に後方側から接して取付部材30aの抜けを防止するのは、実施形態1では電源ユニット40であり、実施形態2では天板部材250であった。しかし、これに限られない。例えば、筒状部21の後端25にヒートシンク等の別部材が取り付けられる場合には、当該別部材が取付部材30aの後端31a4に後方側から接して取付部材30aの抜け防止を行ってもよい。
(変形例8)
実施形態1および2においては、取付部材30は、板バネであったが、取付部材30の構成は、これに限られない。例えば、ワイヤー(針金)を湾曲または屈曲させて取付部材30を形成してもよい。また、弾性を有さない板状の部材として形成された取付片部およびアーム部がヒンジ等により回動可能に接続され、アーム部がバネ等の付勢部材により取付片部から遠ざかる方向に付勢された構成としてもよい。
≪補足≫
以上、本発明の一態様としての実施形態および変形例について説明した。本発明の一態様の構成およびその効果は、以下のようにまとめることができる。
本発明の一態様に係る照明装置は、造営材(天井)1に設けられた埋め込み孔1aに挿入されて造営材1に取り付けられる照明装置100であって、造営材1に取り付けるための複数の取付部材30と、筒状部21と、筒状部21の側周面21e上に、筒状部21の周方向に互いに間隔を開けて設けられ、複数の取付部材30の、前記周方向における移動、前記挿入方向(後方)とは反対側(前方)への移動、および側周面21eから外方に離れる方向の移動を規制する複数の第1移動規制部(取付部材取付部)24と、を有する装置本体20と、装置本体20の前記挿入方向側の端部(後端)25において装置本体20の外側に取り付けられ、複数の取付部材30のうち少なくとも1つの取付部材30aの前記挿入方向側の端部(後端)31a4に前記挿入方向側から接して、少なくとも1つの取付部材30aの前記挿入方向側への移動を規制する第2移動規制部(電源ユニット)40と、を備えることを特徴とする。
上記構成によると、第2移動規制部40により取付部材30aの挿入方向側への抜け止めが成されている。従って、爪状部材と凹部との係合構造やネジ留めにより抜け止めを行う場合に装置本体20の側周面21eに形成される横穴であるネジ穴や係合凹部の個数を、その分少なくすることができる。これにより、装置本体20を形成するための金型のスライド数を低減することができ、コスト削減に資することができる。
本発明の別の態様に係る照明装置においては、前記少なくとも1つの取付部材の移動を規制する前記第1移動規制部は、前記少なくとも1つの取付部材の前記挿入方向側への移動は許容し、前記少なくとも1つの取付部材以外の前記取付部材の移動を規制する前記第1移動規制部は、前記少なくとも1つの取付部材以外の前記取付部材の前記挿入方向側への移動を規制してもよい。
これにより、第2移動規制部により挿入方向側への抜け止めが成されていない取付部材については、第1移動規制部により挿入方向側への移動が規制され、抜け止めが成される。
本発明の別の態様に係る照明装置においては、前記装置本体に取り付けられた光源としての発光部をさらに備え、前記第2移動規制部は、前記発光部を発光させるための電力を前記発光部に供給する電源ユニットであってもよい。
これにより、発光部に電力を供給する電源ユニットを第2移動規制部として利用するため、第2移動規制部として別部材を用いなくてよく、部品点数の増加を抑制してコスト抑制に資することができる。
本発明の別の態様に係る照明装置においては、前記装置本体は、前記挿入方向側の端部に開口を有し、前記第2移動規制部は、前記開口を封口する板状の天板部材であってもよい。
これにより、装置本体の開口を封口する天板部材を第2移動規制部として利用するため、第2移動規制部として別部材を用いなくてよく、部品点数の増加を抑制してコスト抑制に資することができる。
本発明の別の態様に係る照明装置においては、前記取付部材は、前記第1移動規制部に接触して直接移動が規制される取付片部を有し、前記取付片部は、前記第1移動規制部により移動が規制された状態において、前記挿入方向側に位置する幅広部分と、前記幅広部分の前記挿入方向とは反対側に隣接し、前記幅広部分よりも幅の狭い幅細部分とから成り、
前記第1移動規制部は、前記筒状部の筒軸に沿った方向に長尺な一対のレール部材から成り、前記一対のレール部材は、前記側周面から外方に延出し、前記筒状部の周方向に互いに間隔を開けて対向配置された一対の側壁部分と、前記一対の側壁部分それぞれの先端から前記筒状部の周方向に沿って互いに近づく方向に延出する前壁部分とから成り、前記前壁部分の厚みは、前記挿入方向側の領域においては、前記側壁部分の前記側周面から外方に延出する方向における長さよりも小さく、前記前壁部分と前記側周面との間の隙間により溝部分が形成されており、前記挿入方向とは反対側の領域においては、前記側壁部分の前記側周面から外方に延出する方向における長さと同じであり、前記前壁部分と、前記側周面と、前記側壁部分とが一体化して前記溝部分との境目部分に溝底を形成しており、前記溝部分内に前記幅広部分の両側縁部が位置した状態で、前記側壁部分は、前記幅広部分の前記両側縁部に前記周方向側からと接触して、前記取付部材の前記周方向の移動を規制し、前記前壁部分は、前記幅広部分の前記両側縁部に前記側周面の外方側から接触して、前記取付部材の前記側周面から外方に離れる方向の移動を規制し、前記溝底は、前記幅広部分と前記幅細部分との境目の段差である肩部分に前記挿入方向とは反対側から接触して、前記取付部材の前記挿入方向とは反対側への移動を規制してもよい。
このように、第1移動規制部材が筒状部の筒軸に沿った方向に長尺な一対のレール部材から成るため、第1移動規制部材を、金型を用いて容易に形成することができる。
本発明の別の態様に係る照明装置においては、前記取付部材は、前記取付片部分の前記挿入方向とは反対側に連設され、前記側周面から外方に離れる方向に延出するアーム部を有し、前記アーム部は、前記取付片部に連設されている部分である連設領域を中心にして前記取付片部に対して近接する方向および遠ざかる方向に変位可能であり、前記取付片部に近接する状態においては、前記取付片部から遠ざかる方向に付勢されていてもよい。
これにより、造営材に設けられた埋め込み孔に挿入された際に、アーム部が埋め込み孔の側面または造営材の裏面に押し付けられ、摩擦力により照明装置の造営材への取り付けをより安定したものにすることができる。
本発明の別の態様に係る照明装置においては、前記取付部材は、板バネであってもよい。
これにより、取付部材に板バネという汎用の部材を用いることができるため、製造が容易でコスト抑制に資することができる。
本発明の別の態様に係る照明装置においては、前記取付部材は、ワイヤーを湾曲または屈曲させて形成されていてもよい。
これによっても、取付部材をワイヤーという汎用の部材を用いて形成することができるため、製造が容易でコスト抑制に資することができる。
本発明の別の態様に係る照明装置においては、前記取付片部および前記アーム部は、剛性を有する板状の部材から成り、前記アーム部は、前記連設領域を中心にして回動可能に前記取付片部に連設されており、前記取付部材は、前記アーム部が前記取付片部に近接する状態において、前記アーム部を前記取付片部から遠ざかる方向に付勢する付勢部材を有してもよい。
取付片部およびアーム部に剛性を有する部材を用いることにより、取付片部およびアーム部の変形による弾性力の低下を防ぐことができ、その結果、造営材に照明装置をより安定して取り付けることができる。
本発明の別の態様に係る照明装置においては、前記筒状部の前記挿入方向とは反対側の端部において前記側周面から径外方向に延設されたフランジ部を有し、前記アーム部が前記取付片部に近接した状態で前記埋め込み孔に挿入された場合に、前記フランジ部は、前記造営材のおもて面に接し、前記アーム部は、前記造営材の内部において前記付勢により前記取付片部から遠ざかる方向へと回動して前記造営材の裏面または前記埋め込み孔の側面に接していてもよい。
これにより、造営材に照明装置をより安定して取り付けることができる。
以上で説明した実施形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。実施形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、工程、工程の順序などは一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、実施形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。
また、発明を理解しやすく説明するために、上記各実施形態で挙げた各図の構成要素の縮尺は実際のものと異なる場合がある。上記示した各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示したものではない。
本発明は上記各実施形態の記載によって限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、実施形態1および2に係る照明装置の部分的な構成および上記各変形例に係る構成を、適宜組み合わせてなる照明装置であっても良い。
1 天井(造営材)
1a 埋め込み孔
1b おもて面
1c 裏面
1d 側面(埋め込み孔の側面)
10 発光部
20 装置本体
21 筒状部
21e 側周面
22 前端(挿入方向とは反対側の端部)
23 フランジ部
24,24a,24b 取付部材取付部(第1移動規制部)
24a1,24a2,24b1,24b2 レール部材
24a1a,24a2a 側壁部分
24a1a1,24a2a1 先端
24a1b,24a2b 前壁部分
24a1c,24a2c,24b1c,24b2c 溝部分
24a1d,24b2d 溝底
25 後端(挿入方向側の端部)
25a 開口
30,30a,30b 取付部材
31a,31b 取付片部
31a1,31b1 幅広部分
31a1a,31b1a 側縁部
31a2,31b2 幅細部分
31a3,31b3 肩部分
31a4 後端(挿入方向側の端部)
32a,32b アーム部
33a,33b 連設部分
40 電源ユニット(第2移動規制部)
50,250 天板部材(第2移動規制部)
100 照明装置
J 筒軸

Claims (10)

  1. 造営材に設けられた埋め込み孔に挿入されて前記造営材に取り付けられる照明装置であって、
    前記造営材に取り付けるための複数の取付部材と、
    筒状部と、前記筒状部の側周面上に、前記筒状部の周方向に互いに間隔を開けて設けられ、前記複数の取付部材の、前記周方向における移動、前記挿入方向とは反対側への移動、および前記側周面から外方に離れる方向の移動を規制する複数の第1移動規制部と、を有する装置本体と、
    前記装置本体の前記挿入方向側の端部において前記装置本体の外側に取り付けられ、前記複数の取付部材のうち少なくとも1つの取付部材の前記挿入方向側の端部に前記挿入方向側から接して、前記少なくとも1つの取付部材の前記挿入方向側への移動を規制する第2移動規制部と、を備える
    ことを特徴とする照明装置。
  2. 前記少なくとも1つの取付部材の移動を規制する前記第1移動規制部は、前記少なくとも1つの取付部材の前記挿入方向側への移動は許容し、
    前記少なくとも1つの取付部材以外の前記取付部材の移動を規制する前記第1移動規制部は、前記少なくとも1つの取付部材以外の前記取付部材の前記挿入方向側への移動を規制する
    ことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記装置本体に取り付けられた光源としての発光部をさらに備え、
    前記第2移動規制部は、前記発光部を発光させるための電力を前記発光部に供給する電源ユニットである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記装置本体は、前記挿入方向側の端部に開口を有し、
    前記第2移動規制部は、前記開口を封口する板状の天板部材である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
  5. 前記取付部材は、前記第1移動規制部に接触して直接移動が規制される取付片部を有し、
    前記取付片部は、前記第1移動規制部により移動が規制された状態において、前記挿入方向側に位置する幅広部分と、前記幅広部分の前記挿入方向とは反対側に隣接し、前記幅広部分よりも幅の狭い幅細部分とから成り、
    前記第1移動規制部は、前記筒状部の筒軸に沿った方向に長尺な一対のレール部材から成り、
    前記一対のレール部材は、前記側周面から外方に延出し、前記筒状部の周方向に互いに間隔を開けて対向配置された一対の側壁部分と、前記一対の側壁部分それぞれの先端から前記筒状部の周方向に沿って互いに近づく方向に延出する前壁部分とから成り、
    前記前壁部分の厚みは、前記挿入方向側の領域においては、前記側壁部分の前記側周面から外方に延出する方向における長さよりも小さく、前記前壁部分と前記側周面との間の隙間により溝部分が形成されており、前記挿入方向とは反対側の領域においては、前記側壁部分の前記側周面から外方に延出する方向における長さと同じであり、前記前壁部分と、前記側周面と、前記側壁部分とが一体化して前記溝部分との境目部分に溝底を形成しており、
    前記溝部分内に前記幅広部分の両側縁部が位置した状態で、
    前記側壁部分は、前記幅広部分の前記両側縁部に前記周方向側からと接触して、前記取付部材の前記周方向の移動を規制し、
    前記前壁部分は、前記幅広部分の前記両側縁部に前記側周面の外方側から接触して、前記取付部材の前記側周面から外方に離れる方向の移動を規制し、
    前記溝底は、前記幅広部分と前記幅細部分との境目の段差である肩部分に前記挿入方向とは反対側から接触して、前記取付部材の前記挿入方向とは反対側への移動を規制する
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の照明装置。
  6. 前記取付部材は、前記取付片部分の前記挿入方向とは反対側に連設され、前記側周面から外方に離れる方向に延出するアーム部を有し、
    前記アーム部は、前記取付片部に連設されている部分である連設領域を中心にして前記取付片部に対して近接する方向および遠ざかる方向に変位可能であり、前記取付片部に近接する状態においては、前記取付片部から遠ざかる方向に付勢されている
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の照明装置。
  7. 前記取付部材は、板バネである
    ことを特徴とする請求項6に記載の照明装置。
  8. 前記取付部材は、ワイヤーを湾曲または屈曲させて形成されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の照明装置。
  9. 前記取付片部および前記アーム部は、剛性を有する板状の部材から成り、
    前記アーム部は、前記連設領域を中心にして回動可能に前記取付片部に連設されており、
    前記取付部材は、前記アーム部が前記取付片部に近接する状態において、前記アーム部を前記取付片部から遠ざかる方向に付勢する付勢部材を有する
    ことを特徴とする請求項6に記載の照明装置。
  10. 前記筒状部の前記挿入方向とは反対側の端部において前記側周面から径外方向に延設されたフランジ部を有し、
    前記アーム部が前記取付片部に近接した状態で前記埋め込み孔に挿入された場合に、
    前記フランジ部は、前記造営材のおもて面に接し、
    前記アーム部は、前記造営材の内部において前記付勢により前記取付片部から遠ざかる方向へと回動して前記造営材の裏面または前記埋め込み孔の側面に接している
    ことを特徴とする請求項6から9の何れか1項に記載の照明装置。
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