JP2014212004A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
Description
各取付バネは、例えば、特許文献1においては、装置本体の側周面に設けられた一対のレール状の部材間に挟まれるように配置されて周方向の移動が規制され、上方向および装置本体の側周面から外方に離れる方向に抜けないように、ネジにより装置本体に固定されている。
ところが、上記の場合、ネジ孔や係合凹部も互いに異なる複数の方向に凹入するように形成されることになる。
係合凹部の場合は、金型の係合凹部を形成する部分の抜け方向は、装置本体の筒部分の金型の抜け方向とは異なるため、通常、スライド金型が用いられる。しかし、スライド金型を用いる場合は、スライド部分を形成しなくてはならない分、通常の金型よりも製作にコストがかかる。
本発明は、上記問題点に鑑み、ネジや係合凹部を用いずに、取付部材の抜けを防止することができる構成を有した照明装置を提供することを目的とする。
また、別の態様では、前記装置本体は、前記挿入方向側の端部に開口を有し、前記第2移動規制部は、前記開口を封口する板状の天板部材であってもよい。
また、別の態様では、前記取付部材は、ワイヤーを湾曲または屈曲させて形成されていてもよい。
また、別の態様では、前記取付片部および前記アーム部は、剛性を有する板状の部材から成り、前記アーム部は、前記連設領域を中心にして回動可能に前記取付片部に連設されており、前記取付部材は、前記アーム部が前記取付片部に近接する状態において、前記アーム部を前記取付片部から遠ざかる方向に付勢する付勢部材を有してもよい。
≪実施形態1≫
[1.全体構成]
図1は、照明装置100を斜め後方から見た場合の斜視図である。図2は、照明装置100を斜め前方から見た場合の斜視図である。図3は、照明装置100の側面図である。図4は、照明装置100の内部構成を模式的に示す分解斜視図である。図5は、照明装置100の分解斜視図である。なお、図1〜5においては、紙面上方を後方、紙面下方を前方とする。照明装置100においては、光は主に前方に出射される。
照明装置100は、例えば、一般家屋やビルの天井などに取り付けられる、所謂ダウンライトである。
(1)発光部10
発光部10は、背の低い円柱状(または、厚みの厚い円板状)であり、例えば、LED(Light Emitting Diode)を光源として備える。図4に示すように、発光部10には、配線92の一端が接続されており、配線92の他端には、コネクタ93が取り付けられている。
装置本体20は、全体として筒状の部材である。装置本体20は、筒状部21と、筒状部21の前端22(挿入方向とは反対側の端部)において径外方向に延設されたフランジ部23と、取付部材30が取り付けられる取付部材取付部(第1移動規制部)24aおよび24bから成る。
大径部分21aの側周面21e上には、取付部材30を保持するための取付部材取付部24aが2個、取付部材取付部24bが1個、合計3個の取付部材取付部24が、筒状部21の周方向において互いに間隔を開けて(本実施形態においては、略等間隔を開けて)設けられている。なお、取付部材取付部24aと24bとを特に区別する必要が無い場合には、単に「取付部材取付部24」という。
取付部材取付部24bは、レール部材24b1,24b2、および係合凹部24b3から成る。レール部材24b1および24b2は、それぞれレール部材24a1および24a2と同様の構成を有している。係合凹部24b3は、レール部材24b1と24b2との間における側周面21eに形成された、内側(筒状部21の径内方向)に凹入する凹部である。
(3)取付部材30
取付部材30は、照明装置100を天井等に取り付けるための部材であり、側面視においてL字状に曲げられた金属製の板バネである。取付部材30は、装置本体20の取付部材取付部24に1つずつ取り付けられる。本実施形態においては、装置本体20は3個の取付部材取付部24を有しており、取付部材30も3個である。3個の取付部材30のうちの1個は、残りの2個とは形状が若干異なっている。
(4)電源ユニット40
電源ユニット40は、電源ユニット本体部41およびコネクタ42から成り、発光部10を発光させるための電力を発光部10に供給する。
天板部材50は、筒状部21の後端25における開口25aを塞ぐ封口板部51と、封口板部51に連設され、電源ユニット本体部41に固定される固定部52とで構成されている。封口板部51は、ネジ96により筒状部21の後端25に取り付けられている。天板部材50は、例えば、アルミやステンレス等の金属材料や樹脂材料から一体的に形成されている。
(3−1.取付部材30aの装置本体への取り付け)
図6(a)は、取付部材30aが取付部材取付部24aに配置される前の状態を示す斜視図である。図6(b)は、取付部材30aが取付部材取付部24aに配置され、電源ユニット40および天板部材50が装置本体20に取り付けられる前の状態を示す斜視図である。図6(c)は、電源ユニット40および天板部材50が装置本体20に取り付けられた状態を示す斜視図である。
(3−2.取付部材30bの取付部材取付部24bへの取り付け)
取付部材30bの取付部材取付部24bへの取り付け方法は、特許文献3に開示された従来の取付バネ(取付部材)の取り付け方法と同様である。即ち、取付部材30bの取付片部31bがレール部材24b1と24b2との間に差し込まれて、両側縁部31b1aが溝部分24b1cおよび24b2c内に位置する。このとき、取付部材30bの周方向(筒状部21の周方向)の移動および外方(筒状部21の径外方向であって、側周面21eから離れる方向)への移動が規制される。また、取付片部31bの肩部分31b3がレール部材24b1,24b2の溝底に当たり、取付部材30bの前方への移動が規制される。(図5においては、レール部材24b2の溝底24b2dのみ図示している。)このとき、取付片部31bに設けられた爪部分31b5が、側周面21eに設けられた係合凹部24b3に嵌り込み、爪部分31b5と係合凹部24b3とが互いに係合する。これにより、取付部材30bの後方への移動が規制され、取付部材30bの抜け防止が成される。
照明装置100の天井への取り付け方法について、図面を参照しながら以下に説明する。図7(a)は、照明装置100の電源ユニット40が天井1の埋め込み孔1a内に挿入された状態を示す一部断面図である。図7(b)は、装置本体20の大部分が埋め込み孔1a内に挿入された状態を示す一部断面図である。図7(c)は、照明装置100のフランジ部23以外の部分が埋め込み孔1a内に挿入されて照明装置100が天井1に取り付けられた状態を示す一部断面図である。なお、図7(a),(b),(c)においては、照明装置100については、断面としていない。
[5.実施形態1のまとめ]
以上説明したように、本実施形態に係る照明装置100においては、取付部材30aは、電源ユニット40に上から(後方側から、挿入方向側から)押さえられて抜け防止が成されている。従って、取付部材30aの装置本体20への取り付けおよび抜け防止のために、装置本体20にネジ穴や係合凹部を形成しなくてもよい。よって、筒状部21の側周面21eに形成される横穴であるネジ穴や係合凹部の個数を低減することができ、装置本体20を形成するための金型のスライド数を低減することができる。これにより、コスト削減に資することができる。
実施形態1においては、電源ユニット40が装置本体20に取り付けられて、電源ユニット本体部41により、取付部材30aの抜け防止が成されていた。しかし、これに限られない。
近年、調光機能を備えるなど、照明装置の多機能化が進んでいる。多機能化に伴い、電源ユニットの回路ユニットに搭載される電子部品の数が増加したり、サイズの大きな電子部品が搭載されたりして、電源ユニットのサイズが大きくなる場合がある。すると、天井等に設けられた埋め込み孔に挿入する際に、電源ユニットがつかえて挿入できなくなるという問題が発生することがある。
なお、説明の重複を避けるため、実施形態1と同じ構成要素については、同符号を付して、その説明を省略する。以下、各変形例においても、同様である。
図8および図9に示すように、照明装置200においては、電源ユニット240は装置本体20に取り付けられておらず、天板部材250は電源ユニット240に取り付けられていない。電源ユニット240は、調光機能用の回路ユニットを備えており、実施形態1に係る照明装置100の電源ユニット40よりも長尺な形状となっている。
以上、本発明の構成を、実施形態1および2に基づいて説明したが、本発明は上記各実施形態に限られない。例えば、以下のような変形例を実施することができる。
(変形例1)
実施形態1および2に係る照明装置100および200においては、発光部10は、LEDを光源として備えていたが、これに限られない。白熱電球、蛍光灯、LD(レーザーダイオード;Laser Diode)、有機EL(Electro‐Luminescence)発光素子等を光源として用いてもよい。
実施形態1および2に係る照明装置100および200は、発光部10を備えていたが、これに限られない。発光部を備えずに、代わりに発光部を取り付けるためのソケットを備えた照明器具であってもよい。
(変形例3)
実施形態1および2においては、取付部材30aの後端31a4は折り曲げられているが、これに限られない。電源ユニットまたは天板部材に接触して後方への移動が規制され、取付部材取付部24aへの取り付けを円滑に行うことができる限り、取付部材30aの後端の形状は特に問われない。
実施形態2に係る天板部材250においては、押さえ部252の押さえ板部分252bは、封口板部251よりも前方側に位置しているが、これに限られない。例えば、押さえ板部分252bが封口板部251よりも後方側に位置していてもよいし、側面視で同じ高さ位置に配置されていてもよい。その場合、取付部材30aの取付片部31bの長さは、後端31a4が押さえ板部分252bに接触する長さとするのがよい。
実施形態1および2に係る照明装置100および200においては、取付部材30aが2個で、取付部材30bが1個であったが、これに限られない。照明装置が備える複数の取付部材のうちの少なくとも1個が取付部材30aであれば、その分、金型のスライド数を減らすことができる。従って、全ての取付部材が取付部材30aであってもよい。
実施形態1では、電源ユニット本体部41のケース41bが取付部材30aの後端31a4に後方側から接して取付部材30aの抜けを防止していたが、これに限られない。例えば、コネクタ42が取付部材30aの後端31a4に後方側から接して取付部材30aの抜けを防止してもよい。
取付部材30aの後端31a4に後方側から接して取付部材30aの抜けを防止するのは、実施形態1では電源ユニット40であり、実施形態2では天板部材250であった。しかし、これに限られない。例えば、筒状部21の後端25にヒートシンク等の別部材が取り付けられる場合には、当該別部材が取付部材30aの後端31a4に後方側から接して取付部材30aの抜け防止を行ってもよい。
実施形態1および2においては、取付部材30は、板バネであったが、取付部材30の構成は、これに限られない。例えば、ワイヤー(針金)を湾曲または屈曲させて取付部材30を形成してもよい。また、弾性を有さない板状の部材として形成された取付片部およびアーム部がヒンジ等により回動可能に接続され、アーム部がバネ等の付勢部材により取付片部から遠ざかる方向に付勢された構成としてもよい。
以上、本発明の一態様としての実施形態および変形例について説明した。本発明の一態様の構成およびその効果は、以下のようにまとめることができる。
本発明の一態様に係る照明装置は、造営材(天井)1に設けられた埋め込み孔1aに挿入されて造営材1に取り付けられる照明装置100であって、造営材1に取り付けるための複数の取付部材30と、筒状部21と、筒状部21の側周面21e上に、筒状部21の周方向に互いに間隔を開けて設けられ、複数の取付部材30の、前記周方向における移動、前記挿入方向(後方)とは反対側(前方)への移動、および側周面21eから外方に離れる方向の移動を規制する複数の第1移動規制部(取付部材取付部)24と、を有する装置本体20と、装置本体20の前記挿入方向側の端部(後端)25において装置本体20の外側に取り付けられ、複数の取付部材30のうち少なくとも1つの取付部材30aの前記挿入方向側の端部(後端)31a4に前記挿入方向側から接して、少なくとも1つの取付部材30aの前記挿入方向側への移動を規制する第2移動規制部(電源ユニット)40と、を備えることを特徴とする。
本発明の別の態様に係る照明装置においては、前記装置本体に取り付けられた光源としての発光部をさらに備え、前記第2移動規制部は、前記発光部を発光させるための電力を前記発光部に供給する電源ユニットであってもよい。
本発明の別の態様に係る照明装置においては、前記装置本体は、前記挿入方向側の端部に開口を有し、前記第2移動規制部は、前記開口を封口する板状の天板部材であってもよい。
本発明の別の態様に係る照明装置においては、前記取付部材は、前記第1移動規制部に接触して直接移動が規制される取付片部を有し、前記取付片部は、前記第1移動規制部により移動が規制された状態において、前記挿入方向側に位置する幅広部分と、前記幅広部分の前記挿入方向とは反対側に隣接し、前記幅広部分よりも幅の狭い幅細部分とから成り、
前記第1移動規制部は、前記筒状部の筒軸に沿った方向に長尺な一対のレール部材から成り、前記一対のレール部材は、前記側周面から外方に延出し、前記筒状部の周方向に互いに間隔を開けて対向配置された一対の側壁部分と、前記一対の側壁部分それぞれの先端から前記筒状部の周方向に沿って互いに近づく方向に延出する前壁部分とから成り、前記前壁部分の厚みは、前記挿入方向側の領域においては、前記側壁部分の前記側周面から外方に延出する方向における長さよりも小さく、前記前壁部分と前記側周面との間の隙間により溝部分が形成されており、前記挿入方向とは反対側の領域においては、前記側壁部分の前記側周面から外方に延出する方向における長さと同じであり、前記前壁部分と、前記側周面と、前記側壁部分とが一体化して前記溝部分との境目部分に溝底を形成しており、前記溝部分内に前記幅広部分の両側縁部が位置した状態で、前記側壁部分は、前記幅広部分の前記両側縁部に前記周方向側からと接触して、前記取付部材の前記周方向の移動を規制し、前記前壁部分は、前記幅広部分の前記両側縁部に前記側周面の外方側から接触して、前記取付部材の前記側周面から外方に離れる方向の移動を規制し、前記溝底は、前記幅広部分と前記幅細部分との境目の段差である肩部分に前記挿入方向とは反対側から接触して、前記取付部材の前記挿入方向とは反対側への移動を規制してもよい。
本発明の別の態様に係る照明装置においては、前記取付部材は、前記取付片部分の前記挿入方向とは反対側に連設され、前記側周面から外方に離れる方向に延出するアーム部を有し、前記アーム部は、前記取付片部に連設されている部分である連設領域を中心にして前記取付片部に対して近接する方向および遠ざかる方向に変位可能であり、前記取付片部に近接する状態においては、前記取付片部から遠ざかる方向に付勢されていてもよい。
本発明の別の態様に係る照明装置においては、前記取付部材は、板バネであってもよい。
本発明の別の態様に係る照明装置においては、前記取付部材は、ワイヤーを湾曲または屈曲させて形成されていてもよい。
これによっても、取付部材をワイヤーという汎用の部材を用いて形成することができるため、製造が容易でコスト抑制に資することができる。
本発明の別の態様に係る照明装置においては、前記筒状部の前記挿入方向とは反対側の端部において前記側周面から径外方向に延設されたフランジ部を有し、前記アーム部が前記取付片部に近接した状態で前記埋め込み孔に挿入された場合に、前記フランジ部は、前記造営材のおもて面に接し、前記アーム部は、前記造営材の内部において前記付勢により前記取付片部から遠ざかる方向へと回動して前記造営材の裏面または前記埋め込み孔の側面に接していてもよい。
以上で説明した実施形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。実施形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、工程、工程の順序などは一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、実施形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。
本発明は上記各実施形態の記載によって限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。例えば、実施形態1および2に係る照明装置の部分的な構成および上記各変形例に係る構成を、適宜組み合わせてなる照明装置であっても良い。
1a 埋め込み孔
1b おもて面
1c 裏面
1d 側面(埋め込み孔の側面)
10 発光部
20 装置本体
21 筒状部
21e 側周面
22 前端(挿入方向とは反対側の端部)
23 フランジ部
24,24a,24b 取付部材取付部(第1移動規制部)
24a1,24a2,24b1,24b2 レール部材
24a1a,24a2a 側壁部分
24a1a1,24a2a1 先端
24a1b,24a2b 前壁部分
24a1c,24a2c,24b1c,24b2c 溝部分
24a1d,24b2d 溝底
25 後端(挿入方向側の端部)
25a 開口
30,30a,30b 取付部材
31a,31b 取付片部
31a1,31b1 幅広部分
31a1a,31b1a 側縁部
31a2,31b2 幅細部分
31a3,31b3 肩部分
31a4 後端(挿入方向側の端部)
32a,32b アーム部
33a,33b 連設部分
40 電源ユニット(第2移動規制部)
50,250 天板部材(第2移動規制部)
100 照明装置
J 筒軸
Claims (10)
- 造営材に設けられた埋め込み孔に挿入されて前記造営材に取り付けられる照明装置であって、
前記造営材に取り付けるための複数の取付部材と、
筒状部と、前記筒状部の側周面上に、前記筒状部の周方向に互いに間隔を開けて設けられ、前記複数の取付部材の、前記周方向における移動、前記挿入方向とは反対側への移動、および前記側周面から外方に離れる方向の移動を規制する複数の第1移動規制部と、を有する装置本体と、
前記装置本体の前記挿入方向側の端部において前記装置本体の外側に取り付けられ、前記複数の取付部材のうち少なくとも1つの取付部材の前記挿入方向側の端部に前記挿入方向側から接して、前記少なくとも1つの取付部材の前記挿入方向側への移動を規制する第2移動規制部と、を備える
ことを特徴とする照明装置。 - 前記少なくとも1つの取付部材の移動を規制する前記第1移動規制部は、前記少なくとも1つの取付部材の前記挿入方向側への移動は許容し、
前記少なくとも1つの取付部材以外の前記取付部材の移動を規制する前記第1移動規制部は、前記少なくとも1つの取付部材以外の前記取付部材の前記挿入方向側への移動を規制する
ことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。 - 前記装置本体に取り付けられた光源としての発光部をさらに備え、
前記第2移動規制部は、前記発光部を発光させるための電力を前記発光部に供給する電源ユニットである
ことを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。 - 前記装置本体は、前記挿入方向側の端部に開口を有し、
前記第2移動規制部は、前記開口を封口する板状の天板部材である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。 - 前記取付部材は、前記第1移動規制部に接触して直接移動が規制される取付片部を有し、
前記取付片部は、前記第1移動規制部により移動が規制された状態において、前記挿入方向側に位置する幅広部分と、前記幅広部分の前記挿入方向とは反対側に隣接し、前記幅広部分よりも幅の狭い幅細部分とから成り、
前記第1移動規制部は、前記筒状部の筒軸に沿った方向に長尺な一対のレール部材から成り、
前記一対のレール部材は、前記側周面から外方に延出し、前記筒状部の周方向に互いに間隔を開けて対向配置された一対の側壁部分と、前記一対の側壁部分それぞれの先端から前記筒状部の周方向に沿って互いに近づく方向に延出する前壁部分とから成り、
前記前壁部分の厚みは、前記挿入方向側の領域においては、前記側壁部分の前記側周面から外方に延出する方向における長さよりも小さく、前記前壁部分と前記側周面との間の隙間により溝部分が形成されており、前記挿入方向とは反対側の領域においては、前記側壁部分の前記側周面から外方に延出する方向における長さと同じであり、前記前壁部分と、前記側周面と、前記側壁部分とが一体化して前記溝部分との境目部分に溝底を形成しており、
前記溝部分内に前記幅広部分の両側縁部が位置した状態で、
前記側壁部分は、前記幅広部分の前記両側縁部に前記周方向側からと接触して、前記取付部材の前記周方向の移動を規制し、
前記前壁部分は、前記幅広部分の前記両側縁部に前記側周面の外方側から接触して、前記取付部材の前記側周面から外方に離れる方向の移動を規制し、
前記溝底は、前記幅広部分と前記幅細部分との境目の段差である肩部分に前記挿入方向とは反対側から接触して、前記取付部材の前記挿入方向とは反対側への移動を規制する
ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の照明装置。 - 前記取付部材は、前記取付片部分の前記挿入方向とは反対側に連設され、前記側周面から外方に離れる方向に延出するアーム部を有し、
前記アーム部は、前記取付片部に連設されている部分である連設領域を中心にして前記取付片部に対して近接する方向および遠ざかる方向に変位可能であり、前記取付片部に近接する状態においては、前記取付片部から遠ざかる方向に付勢されている
ことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の照明装置。 - 前記取付部材は、板バネである
ことを特徴とする請求項6に記載の照明装置。 - 前記取付部材は、ワイヤーを湾曲または屈曲させて形成されている
ことを特徴とする請求項6に記載の照明装置。 - 前記取付片部および前記アーム部は、剛性を有する板状の部材から成り、
前記アーム部は、前記連設領域を中心にして回動可能に前記取付片部に連設されており、
前記取付部材は、前記アーム部が前記取付片部に近接する状態において、前記アーム部を前記取付片部から遠ざかる方向に付勢する付勢部材を有する
ことを特徴とする請求項6に記載の照明装置。 - 前記筒状部の前記挿入方向とは反対側の端部において前記側周面から径外方向に延設されたフランジ部を有し、
前記アーム部が前記取付片部に近接した状態で前記埋め込み孔に挿入された場合に、
前記フランジ部は、前記造営材のおもて面に接し、
前記アーム部は、前記造営材の内部において前記付勢により前記取付片部から遠ざかる方向へと回動して前記造営材の裏面または前記埋め込み孔の側面に接している
ことを特徴とする請求項6から9の何れか1項に記載の照明装置。
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