JP2014206063A - 圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の圧縮機では、シャフトにかかるトルクが大きいときに、エアギャップが不均一となって、モータの電磁加振力が大きくなる問題がある。
【解決手段】この圧縮機は、偏心部8aを有するシャフト8を駆動するモータ7と、シャフト8によって駆動される圧縮機構とを備えている。モータ7は、密閉容器2の内周面に固定されたステータ7bと、ステータ7bの内側に配置され、シャフト8が固定されるロータ7aと、ロータ7aの上端面において、シャフト8の回転軸Oに対して偏心部8aと同じ側に配置された上バランスウェイト21とを有している。そして、圧縮機構が停止しているときに、平面視において、基準位置に対してシャフト8の回転方向Rに140°〜260°離れた範囲S1において、ステータ7bとロータ7aとの隙間(エアギャップσ)が最大(σmax)である。
【選択図】図3
【解決手段】この圧縮機は、偏心部8aを有するシャフト8を駆動するモータ7と、シャフト8によって駆動される圧縮機構とを備えている。モータ7は、密閉容器2の内周面に固定されたステータ7bと、ステータ7bの内側に配置され、シャフト8が固定されるロータ7aと、ロータ7aの上端面において、シャフト8の回転軸Oに対して偏心部8aと同じ側に配置された上バランスウェイト21とを有している。そして、圧縮機構が停止しているときに、平面視において、基準位置に対してシャフト8の回転方向Rに140°〜260°離れた範囲S1において、ステータ7bとロータ7aとの隙間(エアギャップσ)が最大(σmax)である。
【選択図】図3
Description
本発明は、圧縮機構を駆動するシャフトが固定されるロータと、ロータの外側に配置されたステータとを備えた圧縮機に関する。
従来から、圧縮機として、偏心部を有するシャフトを介して、モータの駆動力を圧縮機構に伝達するものが知られている。偏心部は、その中央部がシャフトの回転軸に対して偏心しており、偏心部の外側には圧縮機構のローラが装着されている。ローラは、シリンダ内に配置されており、ローラとシリンダとにより圧縮室が形成される。また、シリンダ内には、その圧縮室を高圧室と低圧室とに仕切る仕切部材(ブレード)が配置されている。シャフトが回転することにより、高圧室と低圧室内の空間の容積が変化して冷媒が圧縮される。そして、圧縮室(高圧室)内の圧力が所定圧力以上になると、圧縮室(高圧室)内で圧縮された冷媒が吐出される。
モータは、シャフトが固定されるロータと、ロータの外側に隙間(エアギャップ)を介して配置されたステータとを有する。ロータとステータは、エアギャップが周方向において略均一となるように配置される。また、ロータの両端面には、バランスウェイトが配置されている。バランスウェイトは、偏心部に生じる遠心力および回転モーメントとバランスをとるためのものである。
上記の圧縮機では、シャフトにかかるトルクが大きいときに、モータの電磁加振力が大きくなることが知られている。また、シャフトがたわんでロータとステータとの隙間(エアギャップ)が不均一となるときに、モータの電磁加振力が大きくなることが知られている。シャフトがたわむのは、ロータが高速回転するなどして、バランスウェイトに過度の遠心力がかかるためである。また、シャフトにかかるトルクが大きいときとは、圧縮室(高圧室)内の圧力が高くなるときであり、具体的には、圧縮室(高圧室)内で圧縮された冷媒が吐出される直前である。
そして、上記の圧縮機では、シャフトにかかるトルクが大きいときに、エアギャップが不均一となる場合がある。その場合、シャフトにかかるトルクに起因するモータの電磁加振力と、エアギャップが不均一であることに起因するモータの電磁加振力とが足し合わさって、電磁加振力が非常に大きくなる。その結果、騒音が発生する問題がある。
そこで、本発明の目的は、シャフトにかかるトルクが大きいときに、エアギャップが不均一となって、モータの電磁加振力が大きくなるのを抑制できる圧縮機を提供することである。
一般的に、シャフトの偏心部が、仕切部材を収容する仕切部材収容部を基準位置として、基準位置に対してシャフトの回転方向におよそ140°〜260°離れた範囲にあるときに、シャフトにかかるトルクが大きくなることが知られている。そこで、本発明者らは、バランスウェイトによるシャフトのたわみを考慮して、上記範囲にシャフトの偏心部が回転してきたときにエアギャップが均一となるように、予め組立時にエアギャップを不均一にしておくことで、上記課題を解決した。
具体的には、第1の発明にかかる圧縮機は、密閉容器の内部に配置され、偏心部を有するシャフトを駆動するモータと、前記シャフトによって駆動される圧縮機構とを備え、前記モータは、前記密閉容器の内周面に固定されたステータと、前記ステータの内側に配置され、前記シャフトが固定されるロータと、前記ロータにおける前記圧縮機構と反対側の端面において、前記シャフトの回転軸に対して前記偏心部と同じ側に配置されたバランスウェイトとを有し、前記圧縮機構は、シリンダと、シリンダ内に配置され、前記シャフトの前記偏心部が内側に配置された環状のローラと、前記ローラと前記シリンダとにより圧縮室を形成するとともに、その圧縮室を高圧室と低圧室とに仕切る仕切部材と、前記シリンダに形成され、前記圧縮室に連通するとともに前記仕切部材を収容する仕切部材収容部とを有し、前記圧縮機構が停止しているときに、平面視において、前記仕切部材収容部を基準位置として、前記基準位置に対して前記シャフトの回転方向に140°〜260°離れた範囲において、前記ステータと前記ロータとの隙間が最大であることを特徴とする。
この圧縮機では、バランスウェイトがシャフトの回転軸に対して偏心部側に配置されているので、ロータが高速回転する場合には、ロータおよびシャフトは、偏心部側(すなわち、バランスウェイト側)にたわんだ状態で回転する。
ところで、この圧縮機では、シャフトにかかるトルクが大きい範囲(上記140°〜260°の範囲)において、圧縮機構が停止しているときのステータとロータとの隙間(エアギャップ)が最大とされている。そのため、圧縮機構の駆動後において、ロータおよびシャフトが偏心部側にたわんだ状態で回転すると、シャフトにかかるトルクが大きい範囲(上記140°〜260°の範囲)にシャフトの偏心部が回転してきたときには、このたわみによりエアギャップが小さくなって、エアギャップが周方向において略均一となる。したがって、シャフトにかかるトルクが大きいときに、エアギャップが略均一となるので、モータの電磁加振力が大きくなるのを抑制できる。その結果、モータの電磁加振力に伴い発生する騒音を防止できる。
ところで、この圧縮機では、シャフトにかかるトルクが大きい範囲(上記140°〜260°の範囲)において、圧縮機構が停止しているときのステータとロータとの隙間(エアギャップ)が最大とされている。そのため、圧縮機構の駆動後において、ロータおよびシャフトが偏心部側にたわんだ状態で回転すると、シャフトにかかるトルクが大きい範囲(上記140°〜260°の範囲)にシャフトの偏心部が回転してきたときには、このたわみによりエアギャップが小さくなって、エアギャップが周方向において略均一となる。したがって、シャフトにかかるトルクが大きいときに、エアギャップが略均一となるので、モータの電磁加振力が大きくなるのを抑制できる。その結果、モータの電磁加振力に伴い発生する騒音を防止できる。
また、一般的に、暖房開始時など室内と室外の温度差が大きい時、つまりは圧縮機構の高低圧差が大きいときに、また圧縮機の運転周波数が高いときに、シャフトにかかるトルクが大きくなって、シャフトにかかるトルクに起因するモータの電磁加振力が大きくなることが知られている。そこで、本発明者らは、圧縮機の運転周波数が高いときにおける、シャフトの偏心部の位置と、シャフトにかかるトルクの大きさとの関係を調査した。そして、圧縮機の運転周波数が高いときにおいて、シャフトの偏心部の位置が、基準位置に対してシャフトの回転方向に200°〜220°離れた範囲にあるときに、シャフトにかかるトルクが大きくなることを見出し、第2の発明を完成させた。
具体的には、第2の発明にかかる圧縮機では、第1の発明にかかる圧縮機において、平面視において、前記基準位置に対して前記シャフトの回転方向に200°〜220°離れた範囲において、前記ステータと前記ロータとの隙間が最大であることを特徴とする。
この圧縮機では、暖房開始時など圧縮機構の高低圧差が大きくなったり、圧縮機の運転周波数が高くなって、シャフトにかかるトルクに起因するモータの電磁加振力が大きいときに、エアギャップが略均一となるので、モータの電磁加振力がさらに大きくなるのを抑制できる。
第3の発明にかかる圧縮機では、第1または第2の発明にかかる圧縮機において、前記圧縮室の中心軸が前記密閉容器の中心軸に対して水平方向にずれるように、前記シリンダの外周面が前記密閉容器の内周面に固定されることを特徴とする。
この圧縮機では、圧縮室の中心軸が密閉容器の中心軸に対して水平方向にずれるように、シリンダの外周面を密閉容器の内周面に固定することにより、圧縮機構が停止しているときのエアギャップを容易に調整できる。
第4の発明にかかる圧縮機では、第1または第2の発明にかかる圧縮機において、前記ステータの中心軸が前記密閉容器の中心軸に対して水平方向にずれるように、前記ステータの外周面が前記密閉容器の内周面に固定されることを特徴とする。
この圧縮機では、ステータの中心軸が密閉容器の中心軸に対して水平方向にずれるように、ステータの外周面を密閉容器の内周面に固定することにより、圧縮機構が停止しているときのエアギャップを容易に調整できる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、バランスウェイトがシャフトの回転軸に対して偏心部側に配置されているので、ロータが高速回転する場合には、ロータおよびシャフトは、偏心部側(すなわち、バランスウェイト側)にたわんだ状態で回転する。
ところで、この圧縮機では、シャフトにかかるトルクが大きい範囲(上記140°〜260°の範囲)において、圧縮機構が停止しているときのステータとロータとの隙間(エアギャップ)が最大とされている。そのため、圧縮機構の駆動後において、ロータおよびシャフトが偏心部側にたわんだ状態で回転すると、シャフトにかかるトルクが大きい範囲(上記140°〜260°の範囲)にシャフトの偏心部が回転してきたときには、このたわみによりエアギャップが小さくなって、エアギャップが周方向において略均一となる。したがって、シャフトにかかるトルクが大きいときに、エアギャップが略均一となるので、モータの電磁加振力が大きくなるのを抑制できる。その結果、モータの電磁加振力に伴い発生する騒音を防止できる。
ところで、この圧縮機では、シャフトにかかるトルクが大きい範囲(上記140°〜260°の範囲)において、圧縮機構が停止しているときのステータとロータとの隙間(エアギャップ)が最大とされている。そのため、圧縮機構の駆動後において、ロータおよびシャフトが偏心部側にたわんだ状態で回転すると、シャフトにかかるトルクが大きい範囲(上記140°〜260°の範囲)にシャフトの偏心部が回転してきたときには、このたわみによりエアギャップが小さくなって、エアギャップが周方向において略均一となる。したがって、シャフトにかかるトルクが大きいときに、エアギャップが略均一となるので、モータの電磁加振力が大きくなるのを抑制できる。その結果、モータの電磁加振力に伴い発生する騒音を防止できる。
第2の発明では、暖房開始時など圧縮機構の高低圧差が大きくなったり、圧縮機の運転周波数が高くなって、シャフトにかかるトルクに起因するモータの電磁加振力が大きいときに、エアギャップが略均一となるので、モータの電磁加振力がさらに大きくなるのを抑制できる。
第3の発明では、圧縮室の中心軸が密閉容器の中心軸に対して水平方向にずれるように、シリンダの外周面を密閉容器の内周面に固定することにより、圧縮機構が停止しているときのエアギャップを容易に調整できる。
第4の発明では、ステータの中心軸が密閉容器の中心軸に対して水平方向にずれるように、ステータの外周面を密閉容器の内周面に固定することにより、圧縮機構が停止しているときのエアギャップを容易に調整できる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る圧縮機1の実施の形態について説明する。
[圧縮機1の全体構成]
図1に示すように、本実施形態に係る圧縮機1は、1シリンダ型のロータリ圧縮機であって、密閉容器2と、この密閉容器2内に収容された圧縮機構9およびモータ7とを有している。圧縮機1は、例えば空調装置などの冷凍サイクルに組み込まれて使用され、吸入管3から供給される冷媒(例えばCO2)を圧縮して排出管4から排出する。なお、この圧縮機1は、図1に示す向き、即ち、シャフト8の向きが上下方向となる向きに設置される。
図1に示すように、本実施形態に係る圧縮機1は、1シリンダ型のロータリ圧縮機であって、密閉容器2と、この密閉容器2内に収容された圧縮機構9およびモータ7とを有している。圧縮機1は、例えば空調装置などの冷凍サイクルに組み込まれて使用され、吸入管3から供給される冷媒(例えばCO2)を圧縮して排出管4から排出する。なお、この圧縮機1は、図1に示す向き、即ち、シャフト8の向きが上下方向となる向きに設置される。
密閉容器2は、上下両端が塞がれた円筒状の容器である。密閉容器2の側部には、圧縮機構9に冷媒を導入するための吸入管3が設けられている。密閉容器2の上部には、圧縮機構9で圧縮された冷媒を排出するための排出管4と、モータ7の後述するステータ7bのコイルに電流を供給するためのターミナル端子5が設けられている。なお、図1では、このコイルとターミナル端子5とを接続する配線を省略している。また、密閉容器2内の底部には、圧縮機構9の摺動部の動作を滑らかにするための潤滑油Lが溜められている。
[シャフト8]
シャフト8は、モータ7の後述するロータ7aの内周面に固定されており、ロータ7aと一体的に回転して圧縮機構9を駆動する。このシャフト8は、後述する圧縮室31内に偏心部8aを有している。この偏心部8aは、円柱状に形成されており、その中心部がシャフト8の回転軸Oに対してずれている。偏心部8aの外側には、圧縮機構9のピストン34が装着される。
シャフト8は、モータ7の後述するロータ7aの内周面に固定されており、ロータ7aと一体的に回転して圧縮機構9を駆動する。このシャフト8は、後述する圧縮室31内に偏心部8aを有している。この偏心部8aは、円柱状に形成されており、その中心部がシャフト8の回転軸Oに対してずれている。偏心部8aの外側には、圧縮機構9のピストン34が装着される。
また、シャフト8の下側略半分の内部には、給油路8cが形成されている。この給油路8cは、上下方向に延在していると共に数箇所でシャフト8の径方向に枝分かれしている。シャフト8の下端部には、シャフト8の回転に伴って潤滑油Lを給油路8c内に吸い上げる螺旋羽根形状のポンプ部材(図示省略)が取り付けられている。ポンプ部材によって給油路8cの下端から吸い上げられた潤滑油Lは、シャフト8の側面から排出されて、圧縮機構9に供給される。
[圧縮機構9]
圧縮機構9は、シリンダ30およびピストン34と、フロントヘッド40と、フロントマフラ50と、リアヘッド60とを有する。
圧縮機構9は、シリンダ30およびピストン34と、フロントヘッド40と、フロントマフラ50と、リアヘッド60とを有する。
<シリンダ30>
図2に示すように、シリンダ30は、密閉容器2の内周面に固定された略円形板状の部材である。シリンダ30の中央部には、圧縮室31を形成する円形孔30hが形成されている。また、シリンダ30には、圧縮室31に冷媒を導入するための吸入路32と、圧縮室31の周壁面から径方向外側に凹んだ形状であって、ブレード36(仕切部材)が収容されるブレード収容部33(仕切部材収容部)が形成されている。この吸入路32には、吸入管3の先端が内嵌されている。なお、図2では、シリンダ30の断面を示すハッチングを省略している。
図2に示すように、シリンダ30は、密閉容器2の内周面に固定された略円形板状の部材である。シリンダ30の中央部には、圧縮室31を形成する円形孔30hが形成されている。また、シリンダ30には、圧縮室31に冷媒を導入するための吸入路32と、圧縮室31の周壁面から径方向外側に凹んだ形状であって、ブレード36(仕切部材)が収容されるブレード収容部33(仕切部材収容部)が形成されている。この吸入路32には、吸入管3の先端が内嵌されている。なお、図2では、シリンダ30の断面を示すハッチングを省略している。
図2に示すように、ピストン34は、円環状のローラ35と、このローラ35の外周面から径方向外側に延在するブレード36(仕切部材)とから構成される。ローラ35は、シリンダ30の円形孔30h内に配置されている。このローラ35とシリンダ30とにより圧縮室31が形成される。このローラ35の内側には、偏心部8aが配置されている。シャフト8が回転することによって、このローラ35は、円形孔30h内において公転運動する。ブレード36は、ブレード収容部33に配置された一対のブッシュ37の間に進退可能に配置されている。図2(b)〜図2(d)に示すように、このブレード36によって圧縮室31は低圧室31aと高圧室31bとに仕切られる。
<フロントヘッド40>
図1に示すように、フロントヘッド40は、シリンダ30の上端面に配置されており、圧縮室31の上端を閉塞している。図1に示すように、フロントヘッド40は、シリンダ30の上端面と対向する円形板状の本体部41と、本体部41の中央部から上方に突出した円筒状の軸受け部42とを有する。
図1に示すように、フロントヘッド40は、シリンダ30の上端面に配置されており、圧縮室31の上端を閉塞している。図1に示すように、フロントヘッド40は、シリンダ30の上端面と対向する円形板状の本体部41と、本体部41の中央部から上方に突出した円筒状の軸受け部42とを有する。
本体部41および軸受け部42には、シャフト8が回転可能に挿通される。また、この本体部41には、シリンダ30の圧縮室31で圧縮された冷媒を吐出するための吐出孔43(図2参照)が形成されている。また、本体部41の上面には、圧縮室31内の圧力に応じて吐出孔43の出口を開閉する弁機構(図示省略)が取り付けられている。
<フロントマフラ50>
フロントヘッド40の上側には、フロントマフラ50が取り付けられている。フロントヘッド40とフロントマフラ50との間には、マフラ空間51が形成されている。マフラ空間51は、フロントヘッド40の吐出孔43を介して圧縮室31(高圧室31b)に連通している。このマフラ空間51は、冷媒の吐出に伴う騒音を低減するために設けられている。
フロントヘッド40の上側には、フロントマフラ50が取り付けられている。フロントヘッド40とフロントマフラ50との間には、マフラ空間51が形成されている。マフラ空間51は、フロントヘッド40の吐出孔43を介して圧縮室31(高圧室31b)に連通している。このマフラ空間51は、冷媒の吐出に伴う騒音を低減するために設けられている。
<リアヘッド60>
リアヘッド60は、シリンダ30の下端面に配置されており、シリンダ30の圧縮室31の下端を閉塞している。このリアヘッド60には、シャフト8が回転可能に挿通される。
リアヘッド60は、シリンダ30の下端面に配置されており、シリンダ30の圧縮室31の下端を閉塞している。このリアヘッド60には、シャフト8が回転可能に挿通される。
[モータ7]
モータ7は、圧縮機構9の上方に配置されており、シャフト8を回転(駆動)させることで、圧縮機構9を駆動する。なお、図1では、モータ7の断面を示すハッチングを省略している。
モータ7は、圧縮機構9の上方に配置されており、シャフト8を回転(駆動)させることで、圧縮機構9を駆動する。なお、図1では、モータ7の断面を示すハッチングを省略している。
モータ7は、密閉容器2の内周面に固定された略円環状のステータ7bと、このステータ7bの径方向内側にエアギャップσを介して配置される略円環状のロータ7aとを有する。ロータ7aは磁石(図示省略)を有し、ステータ7bはコイルを有している。ステータ7bのコイルに電流を流すことで生じる電磁力によって、ロータ7aは回転する。
<バランスウェイト21、22>
図1に示すように、ロータ7aの両端面には、上バランスウェイト21(バランスウェイト)および下バランスウェイト22が配置されている。図3に示すように、バランスウェイト21、22は、非磁性体材料で形成された略C字状の板状部材であって、その周方向角度は約120°である。ロータ7aの上端面に配置される上バランスウェイト21(バランスウェイト)は、上下方向から見て、シャフト8の回転軸Oに対して偏心部8aと同じ側(偏心部8aの中央部と同じ側、偏心部8aの中心軸と同じ側)に配置されている。ロータ7aの下端面に配置される下バランスウェイト22は、上下方向から見て、シャフト8の回転軸Oに対して偏心部8aと反対側に配置されている。換言すれば、上バランスウェイト21と180°異なる位置に配置されている。下バランスウェイト22は、上バランスウェイト21よりも板厚が厚く、上バランスウェイト21よりも重い。
図1に示すように、ロータ7aの両端面には、上バランスウェイト21(バランスウェイト)および下バランスウェイト22が配置されている。図3に示すように、バランスウェイト21、22は、非磁性体材料で形成された略C字状の板状部材であって、その周方向角度は約120°である。ロータ7aの上端面に配置される上バランスウェイト21(バランスウェイト)は、上下方向から見て、シャフト8の回転軸Oに対して偏心部8aと同じ側(偏心部8aの中央部と同じ側、偏心部8aの中心軸と同じ側)に配置されている。ロータ7aの下端面に配置される下バランスウェイト22は、上下方向から見て、シャフト8の回転軸Oに対して偏心部8aと反対側に配置されている。換言すれば、上バランスウェイト21と180°異なる位置に配置されている。下バランスウェイト22は、上バランスウェイト21よりも板厚が厚く、上バランスウェイト21よりも重い。
これらバランスウェイト21、22は、偏心部8aとロータ7aとの偏心回転により生じる遠心力および回転モーメントとバランスをとるために設けられている。つまり、これらバランスウェイト21、22は、バランスウェイト21、22に作用する遠心力と回転モーメントによって、偏心部8aとロータ7aとに作用する遠心力と回転モーメントを打ち消すことで、回転バランスをとっている。
これらバランスウェイト21、22は、所定のモータ回転数に合わせてその大きさなどが設計される。所定のモータ回転数においては、偏心部8aとロータ7aとに生じる遠心力および回転モーメントと、バランスウェイト21、22に生じる遠心力と回転モーメントとが釣り合うようにされている。
一方、圧縮機1の運転周波数が高くなり、ロータ7aが高速回転する場合においては、バランスウェイト21、22に生じる遠心力が増加し、回転モーメントも増加する。特に、圧縮機構9から遠い上バランスウェイト21側での回転モーメントは非常に大きくなる。その結果、図4に示すように、上バランスウェイト21に生じる遠心力Fによってシャフト8が軸方向に対して上バランスウェイト21側(すなわち、偏心部8a側)にたわむ。すなわち、圧縮機構9が停止しているときのシャフト8の回転軸Oに対して、圧縮機構9が駆動しているときのシャフト8の回転軸O’が、軸方向に対して上バランスウェイト21側にずれる。その結果、ロータ7aが高速回転する場合においては、ロータ7aとステータ7bとの隙間(エアギャップσ)が周方向において不均一となる。
<エアギャップσ>
この圧縮機1では、図3に示すように、圧縮機構9が停止しているときに、ブレード収容部33(仕切部材収容部)を基準位置として、基準位置に対してシャフト8の回転方向Rに140°〜260°離れた範囲S1において、エアギャップσが最大(σmax)とされている。より具体的には、基準位置に対してシャフト8の回転方向Rに200°〜220°離れた範囲S2において、エアギャップσが最大(σmax)とされている。なお、基準位置とは、より詳しくは、図3に示すように、シャフト8の回転軸Oとブレード収容部33の中心部とを結ぶ線(基準線)を言う。
この圧縮機1では、図3に示すように、圧縮機構9が停止しているときに、ブレード収容部33(仕切部材収容部)を基準位置として、基準位置に対してシャフト8の回転方向Rに140°〜260°離れた範囲S1において、エアギャップσが最大(σmax)とされている。より具体的には、基準位置に対してシャフト8の回転方向Rに200°〜220°離れた範囲S2において、エアギャップσが最大(σmax)とされている。なお、基準位置とは、より詳しくは、図3に示すように、シャフト8の回転軸Oとブレード収容部33の中心部とを結ぶ線(基準線)を言う。
このエアギャップσは、密閉容器2の中心軸O1に対して、圧縮室31の中心軸、つまりシャフト8の回転軸Oが水平方向(特に、シャフト8の回転軸Oが密閉容器2の中心軸O1に対して上記範囲S2と180°異なる方向)にずれるように、シリンダ30の外周面が密閉容器2の内周面に固定されることにより調整されている。なお、ステータ7bの中心軸は、密閉容器2の中心軸O1と一致している。
[圧縮機の動作]
次に、本実施形態の圧縮機1の動作について説明する。圧縮機1の運転が開始されると、吸入管3から圧縮室31内に冷媒が供給される。また、モータ7の駆動によりシャフト8が回転する。図2(a)〜図2(d)に示すように、圧縮室31では、偏心部8aに装着されたローラ35が圧縮室31の周壁面に沿って公転運動する。これにより、高圧室31bと低圧室31aの容積が変化して、高圧室31bで冷媒が圧縮される。そして、圧縮室31(高圧室31b)内の圧力が所定圧力以上になると、フロントヘッド40に設けられた弁機構(図示省略)が開弁して、圧縮室31(高圧室31b)内の冷媒が吐出孔43からマフラ空間51に吐出される。
次に、本実施形態の圧縮機1の動作について説明する。圧縮機1の運転が開始されると、吸入管3から圧縮室31内に冷媒が供給される。また、モータ7の駆動によりシャフト8が回転する。図2(a)〜図2(d)に示すように、圧縮室31では、偏心部8aに装着されたローラ35が圧縮室31の周壁面に沿って公転運動する。これにより、高圧室31bと低圧室31aの容積が変化して、高圧室31bで冷媒が圧縮される。そして、圧縮室31(高圧室31b)内の圧力が所定圧力以上になると、フロントヘッド40に設けられた弁機構(図示省略)が開弁して、圧縮室31(高圧室31b)内の冷媒が吐出孔43からマフラ空間51に吐出される。
マフラ空間51に吐出された冷媒は、フロントマフラ50に形成されたマフラ吐出孔(図示省略)を介して圧縮機構9の外に吐出された後、エアギャップσなどを通過して、最終的に、排出管4から密閉容器2の外に排出される。
暖房開始時など圧縮機1の運転周波数が高い場合には、図2(d)に示すように、基準位置に対してシャフト8の回転方向Rにおよそ220°離れた位置にシャフト8の偏心部8a(偏心部8aの中央部)が回転してきたときに、弁機構(図示省略)が開弁して、圧縮室31内の冷媒が吐出される。
暖房開始時など圧縮機1の運転周波数が高い運転状態では、図5(a)に示すように、基準位置に対するシャフト8の回転角度が0°〜220°の範囲では、シャフト8の回転角度が大きくなるにつれてシャフト8にかかるトルクが大きくなる。そして、基準位置に対してシャフト8の回転方向Rに200°〜220°離れた範囲S2、すなわち圧縮室31(高圧室31b)内で圧縮された冷媒が吐出される直前において、シャフト8にかかるトルクが最大となる。したがって、図5(b)に示すように、シャフト8にかかるトルクに起因するモータ7の電磁加振力も上記範囲S2で最大となる。その後、吐出孔43の出口を開閉する弁機構(図示省略)が開弁して、圧縮室31(高圧室31b)内の冷媒が吐出されると、シャフト8にかかるトルクおよびモータ7の電磁加振力は下がる。
また、暖房開始時など圧縮機1の運転周波数が高い場合では、上記したとおり、シャフト8が軸方向に対して上バランスウェイト21側にたわむ。図6(a)に示すように、圧縮機構9が停止しているときには、基準位置に対してシャフト8の回転方向Rに200°〜220°離れた範囲S2においてエアギャップσが最大となる。しかし、圧縮機構9が駆動されると、図6(b)に示すように、シャフト8の偏心部8aが上記範囲S2に回転してきたときに、シャフト8がたわむことによって、シャフト8の実際の回転軸O’が、密閉容器2の中心軸O1と略一致する。そのため、エアギャップσが周方向において略均一(σconst)となる。したがって、シャフト8にかかるトルクが大きいときに、エアギャップσが略均一となるので、モータ7の電磁加振力がさらに大きくなることが抑制される。
一方、図6(c)に示すように、シャフト8の偏心部8aが上記範囲S2と180°異なる位置に回転してきたときには、シャフト8の実際の回転軸O’が、密閉容器2の中心軸O1に対して、ステータ7b側に大きくずれる。したがって、エアギャップσが不均一となって、エアギャップσが不均一であることに起因するモータ7の電磁加振力が大きくなる。しかし、図5(a)、(b)に示すように、シャフト8の偏心部8aが上記範囲S2と180°異なる位置(すなわち、20°〜40°)に回転してきたときには、シャフト8にかかるトルクおよびそれに起因するモータの電磁加振力は小さい。そのため、エアギャップσが不均一であっても、騒音の問題は生じない。エアギャップσが不均一であることに起因するモータ7の電磁加振力は、シャフト8にかかるトルクに起因するモータ7の電磁加振力に比べると十分小さいからである。
なお、圧縮室31内の冷媒が吐出されるタイミングは、圧縮機1の圧縮機構9の高低圧差の大きさによって異なる。そのため、シャフト8にかかるトルクが最大となるときのシャフト8の角度範囲も、圧縮機構9の高低圧差の大きさによって異なる。ただし、その角度範囲は、基準位置に対してシャフト8の回転方向Rに140°〜260°離れた範囲S1内である。
<本実施形態の圧縮機の特徴>
本実施形態の圧縮機1には、以下の特徴がある。
本実施形態の圧縮機1には、以下の特徴がある。
本実施形態の圧縮機1では、図4に示すように、上バランスウェイト21がシャフト8の回転軸Oに対して偏心部8aと同じ側に配置されているので、ロータ7aが高速回転する場合には、ロータ7aおよびシャフト8は、偏心部8a側(すなわち、バランスウェイト21側)にたわんだ状態で回転する。
ところで、この圧縮機1では、図3に示すように、シャフト8にかかるトルクが大きい範囲(範囲S1)において、圧縮機構9が停止しているときのステータ7bとロータ7aとの隙間(エアギャップσ)が最大とされている。そのため、図6(b)に示すように、圧縮機構9の駆動後において、範囲S1にシャフト8の偏心部8aが回転してきたときには、エアギャップσが周方向において略均一(σconst)となる。したがって、シャフト8にかかるトルクが大きいときに、エアギャップσが略均一となるので、モータ7の電磁加振力が大きくなるのを抑制できる。その結果、モータ7の電磁加振力に伴い発生する騒音を防止できる。
ところで、この圧縮機1では、図3に示すように、シャフト8にかかるトルクが大きい範囲(範囲S1)において、圧縮機構9が停止しているときのステータ7bとロータ7aとの隙間(エアギャップσ)が最大とされている。そのため、図6(b)に示すように、圧縮機構9の駆動後において、範囲S1にシャフト8の偏心部8aが回転してきたときには、エアギャップσが周方向において略均一(σconst)となる。したがって、シャフト8にかかるトルクが大きいときに、エアギャップσが略均一となるので、モータ7の電磁加振力が大きくなるのを抑制できる。その結果、モータ7の電磁加振力に伴い発生する騒音を防止できる。
また、本実施形態の圧縮機1では、図3に示すように、圧縮機1の運転周波数が高いときにおいて、シャフト8にかかるトルクが最大となる範囲S2において、ロータ7aとステータ7bとの隙間(エアギャップσ)が最大である。そのため、暖房開始時など圧縮機1の運転周波数が高くなって、シャフト8にかかるトルクに起因するモータ7の電磁加振力が大きいときに、エアギャップσが略均一なるので、モータ7の電磁加振力がさらに大きくなるのを抑制できる。
また、本実施形態の圧縮機1では、圧縮室31の中心軸、すなわちシャフト8の回転軸Oが密閉容器の中心軸O1に対して水平方向にずれるように、シリンダ30の外周面が密閉容器2の内周面に固定されるので、圧縮機構9が停止しているときのエアギャップσを容易に調整できる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
[変形例]
上記実施形態では、圧縮室31の中心軸、すなわちシャフト8の回転軸Oが密閉容器の中心軸O1に対して水平方向にずれるように、シリンダ30の外周面が密閉容器2の内周面に固定されている。しかし、ステータ7bの中心軸が密閉容器の中心軸O1に対して水平方向にずれるように、ステータ7bの外周面が密閉容器2の内周面に固定されていてもよい。
上記実施形態では、圧縮室31の中心軸、すなわちシャフト8の回転軸Oが密閉容器の中心軸O1に対して水平方向にずれるように、シリンダ30の外周面が密閉容器2の内周面に固定されている。しかし、ステータ7bの中心軸が密閉容器の中心軸O1に対して水平方向にずれるように、ステータ7bの外周面が密閉容器2の内周面に固定されていてもよい。
上記変形例にかかる圧縮機では、ステータ7bの中心軸が密閉容器2の中心軸O1に対して水平方向にずれるように、ステータ7bの外周面が密閉容器2の内周面に固定されるので、圧縮機構9が停止しているときのエアギャップσを容易に調整できる。
また、上記実施形態では、ロータ7aの下端面に下バランスウェイト22が配置されているが、下バランスウェイト22はなくてもよい。
また、上記実施形態では、基準位置に対してシャフト8の回転方向Rに200°〜220°離れた範囲S2において、ステータ7bとロータ7aとのエアギャップσが最大である。しかし、基準位置に対してシャフト8の回転方向Rに140°〜260°離れた範囲S1において、ステータ7bとロータ7aとのエアギャップσが最大であればよい。
また、上記実施形態では、シリンダ30の内部に、ローラ35とブレード36(仕切部材)とからなるピストン34が配置された構成であるが、例えば図7に示すように、シリンダ130の内部に、ローラ134とベーン135(仕切部材)とが配置された構成であってもよい。
シリンダ130の中央部には、圧縮室131を形成する円形孔130hが形成されている。また、シリンダ130には、圧縮室131に冷媒を導入するための吸入路132と、圧縮室131の周壁面から径方向外側に凹んだ形状であって、ベーン135が収容されるベーン収容部133(仕切部材収容部)が形成されている。ローラ134は、シリンダ130の円形孔130h内に配置されている。このローラ134とシリンダ130とにより圧縮室131が形成される。このローラ134の内側には、偏心部8aが配置されている。ベーン135は、ベーン収容部133内に設けられた付勢バネ136によって付勢され、先端がローラ134の外周面に押し付けられている。このベーン135によって、圧縮室131は低圧室131aと高圧室131bとに仕切られる。シャフト8の回転に伴ってローラ134が圧縮室131の周壁面に沿って公転運動すると、低圧室131aと高圧室131bの容積が変化して、高圧室131b内で冷媒が圧縮される。
シリンダ130の中央部には、圧縮室131を形成する円形孔130hが形成されている。また、シリンダ130には、圧縮室131に冷媒を導入するための吸入路132と、圧縮室131の周壁面から径方向外側に凹んだ形状であって、ベーン135が収容されるベーン収容部133(仕切部材収容部)が形成されている。ローラ134は、シリンダ130の円形孔130h内に配置されている。このローラ134とシリンダ130とにより圧縮室131が形成される。このローラ134の内側には、偏心部8aが配置されている。ベーン135は、ベーン収容部133内に設けられた付勢バネ136によって付勢され、先端がローラ134の外周面に押し付けられている。このベーン135によって、圧縮室131は低圧室131aと高圧室131bとに仕切られる。シャフト8の回転に伴ってローラ134が圧縮室131の周壁面に沿って公転運動すると、低圧室131aと高圧室131bの容積が変化して、高圧室131b内で冷媒が圧縮される。
本発明を利用すれば、シャフトにかかるトルクが大きいときに、エアギャップが不均一となって、モータの電磁加振力が大きくなるのを抑制できる。
1 圧縮機
2 密閉容器
7 モータ
7a ロータ
7b ステータ
8 シャフト
8a 偏心部
9 圧縮機構
21 上バランスウェイト(バランスウェイト)
30、130 シリンダ
31、131 圧縮室
31a、131a 低圧室
31b、131b 高圧室
33 ブレード収容部(仕切部材収容部)
35、134 ローラ
36 ブレード(仕切部材)
133 ベーン収容部(仕切部材収容部)
135 ベーン(仕切部材)
2 密閉容器
7 モータ
7a ロータ
7b ステータ
8 シャフト
8a 偏心部
9 圧縮機構
21 上バランスウェイト(バランスウェイト)
30、130 シリンダ
31、131 圧縮室
31a、131a 低圧室
31b、131b 高圧室
33 ブレード収容部(仕切部材収容部)
35、134 ローラ
36 ブレード(仕切部材)
133 ベーン収容部(仕切部材収容部)
135 ベーン(仕切部材)
Claims (4)
- 密閉容器の内部に配置され、偏心部を有するシャフトを駆動するモータと、
前記シャフトによって駆動される圧縮機構とを備え、
前記モータは、
前記密閉容器の内周面に固定されたステータと、
前記ステータの内側に配置され、前記シャフトが固定されるロータと、
前記ロータにおける前記圧縮機構と反対側の端面において、前記シャフトの回転軸に対して前記偏心部と同じ側に配置されたバランスウェイトとを有し、
前記圧縮機構は、
シリンダと、
シリンダ内に配置され、前記シャフトの前記偏心部が内側に配置された環状のローラと、
前記ローラと前記シリンダとにより圧縮室を形成するとともに、その圧縮室を高圧室と低圧室とに仕切る仕切部材と、
前記シリンダに形成され、前記圧縮室に連通するとともに前記仕切部材を収容する仕切部材収容部とを有し、
前記圧縮機構が停止しているときに、
平面視において、前記仕切部材収容部を基準位置として、前記基準位置に対して前記シャフトの回転方向に140°〜260°離れた範囲において、前記ステータと前記ロータとの隙間が最大であることを特徴とする圧縮機。 - 平面視において、前記基準位置に対して前記シャフトの回転方向に200°〜220°離れた範囲において、前記ステータと前記ロータとの隙間が最大であることを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
- 前記圧縮室の中心軸が前記密閉容器の中心軸に対して水平方向にずれるように、前記シリンダの外周面が前記密閉容器の内周面に固定されることを特徴とする請求項1または2に記載の圧縮機。
- 前記ステータの中心軸が前記密閉容器の中心軸に対して水平方向にずれるように、前記ステータの外周面が前記密閉容器の内周面に固定されることを特徴とする請求項1または2に記載の圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013082772A JP2014206063A (ja) | 2013-04-11 | 2013-04-11 | 圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013082772A JP2014206063A (ja) | 2013-04-11 | 2013-04-11 | 圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014206063A true JP2014206063A (ja) | 2014-10-30 |
Family
ID=52119824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013082772A Pending JP2014206063A (ja) | 2013-04-11 | 2013-04-11 | 圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014206063A (ja) |
-
2013
- 2013-04-11 JP JP2013082772A patent/JP2014206063A/ja active Pending
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