JP2014202490A - 端末装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体 - Google Patents

端末装置、制御方法、プログラム、及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】経路案内時の消費電力を好適に抑制しつつ、バッテリの残量不足を的確に予測することが可能な端末装置を提供する。【解決手段】携帯端末100は、バッテリ15を電源として、目的地までの経路を案内する。携帯端末100の制御部17は、目的地までの経路を複数の区間に分けたときの各区間又は各区間の周辺の状況を示す情報に応じて、区間ごとに、通常案内モードによる案内または省電力案内モードによる案内のいずれかを実行する。また、制御部17は、現在のバッテリ15の残量を検出し、現在のバッテリ15の電力残量と、各案内モードで進行することが予想される積算時間である省電力進行時間Ts及び通常進行時間Tnとに基づいて、目的地到着時点でのバッテリ15の残量を推定する。制御部17は、推定された電力残量が0以下である場合に、利用者にバッテリ15の電力が不足する旨を報知する。【選択図】図4

Description

本発明は、経路案内時のバッテリの残量不足を監視する技術に関する。
従来から、携帯情報端末をバッテリの残量に応じて制御する技術が知られている。例えば、特許文献1には、充電電流と消費電流とを比較し、充電に時間がかかる場合には、ユーザにその旨を通知する携帯情報端末の発明が開示されている。特許文献2には、バッテリ残量が不十分であることを検出した場合、省電力モードによる簡易な経路案内を行う技術が開示されている。
特開2011−83154号公報 特開2010−33694号公報
特許文献1の携帯情報端末の場合、消費電力が比較的多くなる経路案内のアプリケーションを実行する場合には、頻繁に通知が行われる可能性がある。一方、特許文献2の技術によれば、事前通知を行うことなく省電力モードによる簡易な経路案内を行うため、詳細な案内が必要なエリアを進行中であっても、不意に省電力モードによる案内になる可能性がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、経路案内時の消費電力を好適に抑制しつつ、バッテリの残量不足を的確に予測することが可能な端末装置を提供することを主な目的とする。
請求項に記載の発明は、バッテリを電源として、目的地または経由地までの経路を案内する端末装置であって、前記目的地または経由地までの経路を複数の区間に分けたときの各区間又は各区間の周辺の状況を示す情報を取得する取得手段と、前記状況を示す情報に応じて、各区間ごとに、通常モードによる案内または前記通常モードより消費電力の少ない省電力モードによる案内のいずれかに切り換える制御手段と、現在のバッテリの電力残量を検出する検出手段と、前記現在のバッテリの電力残量と、前記状況を示す情報とに基づいて、当該目的地または経由地到着時点でのバッテリの電力残量を推定する推定手段と、前記推定手段により推定された電力残量が所定値以下である場合に、利用者にバッテリの電力が不足する旨を報知する報知手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、バッテリを電源として、目的地または経由地までの経路を案内する端末装置が実行する制御方法であって、前記目的地または経由地までの経路を複数の区間に分けたときの各区間又は各区間の周辺の状況を示す情報を取得する取得工程と、前記状況を示す情報に応じて、各区間ごとに、通常モードによる案内または前記通常モードより消費電力の少ない省電力モードによる案内のいずれかに切り換える制御工程と、現在のバッテリの電力残量を検出する検出工程と、前記現在のバッテリの電力残量と、前記状況を示す情報とに基づいて、当該目的地または経由地到着時点でのバッテリの電力残量を推定する推定工程と、前記推定工程において推定された電力残量が所定値以下である場合に、利用者にバッテリの電力が不足する旨を報知する報知工程と、を有することを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、バッテリを電源として、目的地または経由地までの経路を案内する端末装置を制御するコンピュータが実行するプログラムであって、前記目的地または経由地までの経路を複数の区間に分けたときの各区間又は各区間の周辺の状況を示す情報を取得する取得手段と、前記状況を示す情報に応じて、各区間ごとに、通常モードによる案内または前記通常モードより消費電力の少ない省電力モードによる案内のいずれかに切り換える制御手段と、現在のバッテリの電力残量を検出する検出手段と、前記現在のバッテリの電力残量と、前記状況を示す情報とに基づいて、当該目的地または経由地到着時点でのバッテリの電力残量を推定する推定手段と、前記推定手段により推定された電力残量が所定値以下である場合に、利用者にバッテリの電力が不足する旨を報知する報知手段として前記コンピュータを機能させることを特徴とする。
携帯端末の正面図を示す。 携帯端末の概略構成を示す。 通常案内モードでの経路案内時のディスプレイの表示例を示す。 バッテリの充電不足を報知する処理の手順を示すフローチャートである。 変形例に係るシステムの構成例を示す。 サーバ装置の概略構成を示す。
本発明の好適な実施形態によれば、バッテリを電源として、目的地または経由地までの経路を案内する端末装置であって、前記目的地または経由地までの経路を複数の区間に分けたときの各区間又は各区間の周辺の状況を示す情報を取得する取得手段と、前記状況を示す情報に応じて、各区間ごとに、通常モードによる案内または前記通常モードより消費電力の少ない省電力モードによる案内のいずれかに切り換える制御手段と、現在のバッテリの電力残量を検出する検出手段と、前記現在のバッテリの電力残量と、前記周辺の状況を示す情報とに基づいて、当該目的地または経由地到着時点でのバッテリの電力残量を推定する推定手段と、前記推定手段により推定された電力残量が所定値以下である場合に、利用者にバッテリの電力が不足する旨を報知する報知手段と、を備える。
上記の端末装置は、バッテリを電源として、目的地または経由地までの経路を案内する。端末装置は、取得手段と、制御手段と、検出手段と、推定手段と、報知手段とを備える。取得手段は、目的地または経由地までの経路を複数の区間に分けたときの各区間又は各区間の周辺の状況を示す情報(単に「状況情報」とも呼ぶ。)を取得する。状況情報は、後述するように、外光に関する情報及び経路の容易性の情報を含む。制御手段は、状況情報に応じて、区間ごとに、通常モードによる案内または前記通常モードより消費電力の少ない省電力モードによる案内のいずれかに切り換える。検出手段は、現在のバッテリの電力残量を検出する。推定手段は、現在のバッテリの電力残量と、状況情報とに基づいて、当該目的地または経由地到着時点でのバッテリの電力残量を推定する。報知手段は、推定された電力残量が所定値以下である場合に、利用者にバッテリの電力が不足する旨を報知する。この態様では、端末装置は、状況情報に応じて通常モードと省電力モードとを切り替えて経路案内時の消費電力を好適に抑制することができる。また、端末装置は、状況情報を勘案してバッテリの電力残量を推定することで、目的地又は経由地でのバッテリの残量不足を的確に予測することができる。
上記端末装置の一態様では、前記推定手段は、前記現在のバッテリの電力残量と、前記各区間ごとに前記通常モードによる案内、または前記省電力モードによる案内のいずれかを行って前記目的地または経由地まで案内した場合に推定される消費電力量に基づいて、当該目的地または経由地到着時における前記バッテリの電力残量を推定する。この態様により、状況情報に応じて通常モードと省電力モードとを切り替えて経路案内時の消費電力を好適に抑制しつつ、バッテリの残量不足を的確に予測することができる。
上記端末装置の他の一態様では、前記推定手段は、前記通常モードによる案内を実行することが推定される積算時間と、前記省電力モードによる案内を実行することが推定される積算時間とに基づき、前記消費電力量を推定する。この態様により、目的地又は経由地までの消費電力量を好適に予測することができる。
上記端末装置の他の一態様では、前記各区間への予測到達時刻を予測する予測手段を備え、前記取得手段は、前記予測到達時刻に対応する前記状況を示す情報を取得し、前記推定手段は、前記現在のバッテリの電力残量と、前記予測到達時刻に対応する前記状況を示す情報とに基づいて、当該目的地または経由地到着時点でのバッテリの電力残量を推定する。この態様により、端末装置は、目的地または経由地到着時点でのバッテリの電力残量をより高精度に推定することができる。
上記端末装置の他の一態様では、前記バッテリに充電中の充電電力を監視する監視手段を備え、前記推定手段は、前記現在のバッテリの電力残量と、前記目的地または経由地への予想到着時刻までに充電される充電電力量と、前記状況を示す情報とに基づいて、当該目的地または経由地到着時におけるバッテリの電力残量を推定する。この態様により、端末装置は、目的地または経由地到着時点でのバッテリの電力残量を、充電を考慮して高精度に推定することができる。
上記端末装置の他の一態様では、前記制御手段は、前記状況を示す情報に含まれる周囲の明るさに関連する情報に応じて前記案内を通常モード、または前記通常モードと比較して前記案内を出力する表示手段の輝度を下げた省電力モードのいずれかに切り換える。この態様により、端末装置は、好適に、省電力モードで電力消費を適宜低減しつつ案内を継続して行うことができる。
上記端末装置の他の一態様では、前記制御手段は、前記状況を示す情報に含まれる経路の容易性に関連する情報に応じて、前記案内を通常モード、または省電力モードのいずれかに切り換える。この態様によっても、端末装置は、好適に、省電力モードで電力消費を適宜低減しつつ案内を継続して行うことができる。
上記端末装置の他の一態様では、前記報知手段は、前記推定された電力残量が所定値以下である場合に、当該目的地または経由地までの経路を案内するアプリケーションに関係しないアプリケーションの終了を促す旨を報知する。この態様により、端末装置は、バッテリの残量が比較的に少なくなることが予想される場合に、電力消費を好適に低減させることができる。
本発明の他の実施形態によれば、バッテリを電源として、目的地または経由地までの経路を案内する端末装置が実行する制御方法であって、前記目的地または経由地までの経路を複数の区間に分けたときの各区間又は各区間の周辺の状況を示す情報を取得する取得工程と、前記状況を示す情報に応じて、各区間ごとに、通常モードによる案内または前記通常モードより消費電力の少ない省電力モードによる案内のいずれかに切り換える制御工程と、現在のバッテリの電力残量を検出する検出工程と、前記現在のバッテリの電力残量と、前記状況を示す情報とに基づいて、当該目的地または経由地到着時点でのバッテリの電力残量を推定する推定工程と、前記推定工程において推定された電力残量が所定値以下である場合に、利用者にバッテリの電力が不足する旨を報知する報知工程と、を有する。端末装置は、この制御方法を実行することで、経路案内時の消費電力を好適に抑制しつつ、バッテリの残量不足を的確に予測することができる。
本発明の他の実施形態によれば、バッテリを電源として、目的地または経由地までの経路を案内する端末装置を制御するコンピュータが実行するプログラムであって、前記目的地または経由地までの経路を複数の区間に分けたときの各区間又は各区間の周辺の状況を示す情報を取得する取得手段と、前記状況を示す情報に応じて、各区間ごとに、通常モードによる案内または前記通常モードより消費電力の少ない省電力モードによる案内のいずれかに切り換える制御手段と、現在のバッテリの電力残量を検出する検出手段と、前記現在のバッテリの電力残量と、前記状況を示す情報とに基づいて、当該目的地または経由地到着時点でのバッテリの電力残量を推定する推定手段と、前記推定手段により推定された電力残量が所定値以下である場合に、利用者にバッテリの電力が不足する旨を報知する報知手段として前記コンピュータを機能させる。コンピュータは、このプログラムを実行することで、経路案内時の消費電力を好適に抑制するように端末装置を制御し、かつ、バッテリの残量不足を的確に予測することができる。好適には、上記プログラムは、記憶媒体に記憶される。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[全体構成]
図1は、本発明に係る端末装置が適用された携帯端末100の正面図を示す。携帯端末100は、利用者が持ち運び可能な携帯型端末であって、タッチパネル120が積層されたディスプレイ110を有する。携帯端末100は、歩行者や車両等を対象にして、指定された目的地への経路案内を行う。
図2は、携帯端末100の概略構成を示す。図2に示すように、携帯端末100は、出力部11と、入力部12と、記憶部13と、通信部14と、バッテリ15と、GPS受信機16と、制御部17と、を備える。携帯端末100の各要素は、バス10を介して相互に接続され、各要素間で必要な情報が伝送可能なように構成されている。
出力部11は、ディスプレイ110や音声を出力するスピーカ111などを備え、制御部17の制御に基づき、携帯端末100の利用者の操作に応答するための情報を出力する。入力部12は、タッチパネル120を備え、携帯端末100に対して端末利用者が行う必要な命令や情報の入力、即ち操作を受け付けるインタフェースである。例えば、入力部12は、目的地を指定する入力や、経路探索の条件を指定する入力などを受け付ける。なお、入力部12は、タッチパネル120に加え、各種コマンドやデータを入力するための、キー、スイッチ、ボタン、音声入力装置等を有してもよい。
記憶部13は、携帯端末100の動作を制御するためのプログラムを保存したり、携帯端末100の動作に必要な情報を保持したりする。例えば、記憶部13は、地図データなどのナビゲーション処理に用いられる各種データを記憶する。地図データは、道路に相当するリンクと、道路の接続部分(交差点)に相当するノードとにより表された道路データや、各施設に関する施設情報などを含む。
通信部14は、所定のプロトコルに従い、他の装置とデータの送受信を行う。例えば、通信部14は、制御部17の制御に基づき、インターネット等のネットワークを介してサーバ装置からディスプレイ110に表示させる画面情報等を受信する。
バッテリ15は、充電及び放電が可能な蓄電池であり、携帯端末100の動作に必要な電力を蓄電する。GPS受信機16は、複数のGPS衛星から、測位用データを含む下り回線データを搬送する電波を受信することで、携帯端末100の現在位置の情報を生成し、制御部17に送信する。
制御部17は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを備え、携帯端末100内の各構成要素に対して種々の制御を行う。
例えば、制御部17は、入力部12により目的地を指定する入力を受け付け、指定された目的地までの経路案内を行う。また、制御部17は、バッテリ15の残量(SOC:State of Charge)を検知し、目的地に到着するのに必要な電力量がバッテリ15に充電されているか否か判定する。制御部17は、「取得手段」、「制御手段」、「検出手段」、「推定手段」、「報知手段」、及び「コンピュータ」の一例である。
なお、携帯端末100は、図2に示す各構成要素に加え、加速度センサ、角速度センサ及び距離センサなどの種々の自立測位装置を備えてもよい。
[案内モード]
次に、制御部17が実行する経路案内の案内モードについて説明する。制御部17は、電力消費の低減を優先させる案内モード(「省電力案内モード」とも呼ぶ。)、または、省電力案内モード以外の通常の案内モード(「通常案内モード」とも呼ぶ。)のいずれかの案内モードにより経路案内を行う。
(1)案内モードの基本説明
まず、各案内モードでの制御について説明する。通常案内モードでは、制御部17は、ディスプレイ110の画面表示及びスピーカ111の音声出力の両方を制御することで経路案内を行う。この具体例について、図3を参照して説明する。
図3は、通常案内モードでの経路案内時のディスプレイ110の表示例を示す。図3に示すように、制御部17は、GPS受信機16が測位した現在位置に基づき、現在位置周辺の地図をディスプレイ110に表示させる。また、図3では、制御部17は、地図上に、現在位置を示す現在位置マーク21と、進行すべき経路を示す経路表示22と、次に進行方向が変わる案内経路上の分岐点(即ち、案内地点)80までの距離及び当該分岐点80での進行方向を示す案内地点表示23とを表示させている。また、制御部17は、例えば、現在位置と次の案内地点である分岐点80までの距離が所定距離(例えば1km、700m、300m、50m等の各距離)以内になった場合に、次の分岐点80までの距離及び当該分岐点80での進行方向(図3では斜め左方向)を報知する音声案内をスピーカ111に出力させる。
次に、省電力案内モードについて説明する。制御部17は、省電力案内モードではディスプレイ110を非表示にしたり、通常案内モードよりもディスプレイ110の輝度を下げるたりする。これにより、制御部17は、バッテリ15の電力消費を低減しつつ、経路案内を継続することができる。なお、制御部17は、省電力案内モードに基づきディスプレイ110を非表示等にした場合、音声による案内を通常案内モードよりも詳細に行ってもよい。他の例では、制御部17は、省電力案内モードでは、次の右左折すべき案内地点までの距離が所定距離以内になった場合に限り、ディスプレイ110による案内表示を行ってもよい。
(2)案内モードの切替
次に、省電力案内モードで経路案内を行う区間の決定方法について説明する。概略的には、制御部17は、案内経路の各区間又は各区間の周辺の状況を示す情報に基づいて、省電力案内モードで案内しても支障がないと推定される区間では、省電力案内モードで経路案内を行う。ここで、上述の区間は、例えば地図データのリンクごとに区切られてもよく、所定距離ごとに区切られてもよい。
以下、省電力案内モードを実行する区間の具体例について、区間又は各区間の周辺の状況を示す情報ごとに詳しく説明する。
(2−1)経路の容易性
制御部17は、ユーザによる経路の把握が容易な区間(「経路容易区間Ds1」とも呼ぶ。)か否かに基づき、案内モードを切り替える。ここで、ユーザによらず経路の把握が容易な区間か否か判定する例と、ユーザごとに経路の把握が容易な区間か否かを判定する例について分けて説明する。
(2−1−1)一般的な経路の容易性
制御部17は、経路の把握が一般的に容易な区間、即ち、案内対象のユーザの違いに関わらず進行方向を迷う余地が殆どない区間を、経路容易区間Ds1とみなし、省電力案内モードにより経路案内を行う。
例えば、制御部17は、次の案内地点までの道路が所定距離(例えば5km)以上である直線道路の場合には、当該案内地点を案内する必要がある地点(例えば案内地点から500m手前の地点)までの区間を、省電力案内モードにより経路案内を行う。例えば、制御部17は、車両の経路案内時に、ある交差点「○○交差点」を通過後、次の交差点「××交差点」までの距離が5kmである場合、「この先5km、道なりに御進みください。次は、××交差点を右折です。」とスピーカ111に出力させる。そして、この場合、制御部17は、○○交差点から、××交差点の500m手前までの区間を省電力案内モードにすると共に、省電力案内モードに案内モードを移行する旨をスピーカ111に出力させる。例えば、この場合、制御部17は、省電力案内モードに基づきディスプレイ110の輝度を下げる場合には、「電力消費を抑制するため、××交差点の500m手前までの画面の輝度を下げます。」とスピーカ111に出力させる。
このように、制御部17は、経路の把握が一般的に容易な区間では、省電力案内モードにより経路案内を行う。これにより、利便性を低下させることなく好適に電力消費を抑制することができる。
なお、制御部17は、省電力案内モードによる経路案内を実行中に、案内経路から現在位置が離れた場合や案内経路が再設定された場合には、通常案内モードと同様にディスプレイ110による案内表示を行う。
(2−1−2)ユーザごとの経路の容易性
制御部17は、案内対象のユーザにとって経路の把握が容易であることが推定される区間を、上述した一般的な経路の容易性に関わらず経路容易区間Ds1とみなし、省電力案内モードにより経路案内する。
例えば、制御部17は、ユーザの自宅の位置情報が記憶部13に記憶されている場合、自宅から所定距離以内にある区間では、省電力案内モードにより経路案内を行う。そして、制御部17は、例えば、「自宅周辺ですので、しばらく画面を消します」とスピーカ111に出力させ、省電力案内モードに移行する旨及びその理由をユーザに通知する。
他の例では、ユーザが過去に通過した道路(区間)の履歴情報を記憶部13が記憶している場合、制御部17は、所定回数以上通過した区間の通過時には、省電力案内モードにより経路案内を行う。そして、制御部17は、例えば、「よく通っている道なので画面の輝度を下げます」とスピーカ111に出力させ、省電力案内モードに移行する旨及びその理由をユーザに通知する。
このように、制御部17は、案内対象のユーザにとって、案内経路に従い通るのが容易な区間であると判断した場合、当該区間を省電力案内モードにより経路案内を行う。これによっても、利便性を低下させることなく好適に電力消費を抑制することができる。
(2−2)外光の明るさ
制御部17は、案内経路の各区間の通過時又は通過予想時刻での外光の明るさを推定し、ディスプレイ110に対する外光が弱くなることが想定される区間(「弱外光区間Ds2」とも呼ぶ。)では、省電力案内モードに基づきディスプレイ110の輝度を下げる。これにより、制御部17は、ディスプレイ110の表示をユーザに好適に視認させつつ、電力消費を好適に抑制する。以下では、この具体例(第1〜第4の例)について説明する。
第1の例では、制御部17は、案内経路の各区間について、通過時の天候に基づき、ディスプレイ110の表示に必要な輝度を認識し、省電力案内モードにより経路案内すべきか、又は、通常案内モードにより経路案内すべきかを判断する。この場合、制御部17は、天気予報の情報を配信するサーバ装置と通信部14により通信を行い、当該サーバ装置から案内経路上の各区間での通過時又は通過予想時刻での予想される天候を認識する。そして、制御部17は、通過時又は通過予想時刻での予想される天候が、ディスプレイ110に対する外光が弱くなることが想定される天候(例えば曇り)の区間では、ディスプレイ110の輝度を下げる。このとき、制御部17は、省電力案内モードに基づきディスプレイ110の輝度を下げる際に、例えば「曇りのため、画面の輝度を下げます。」とスピーカ111に出力させる。また、制御部17は、サーバ装置から取得した天気予報に基づき、現在位置周辺の天気が悪化したことを認識した場合には、「暗くなってきたため、画面の輝度を下げます」とスピーカ111に出力させ、ディスプレイ110の輝度を下げる。
第2の例では、制御部17は、日差しを勘案して案内モードを切り替える。例えば、制御部17は、通過時刻や現在の季節等に基づき日が入射する方角を各区間で認識すると共に、地図データに基づく道路形状や現在位置の遷移等に基づき進行方向を区間ごとに認識する。そして、制御部17は、これらの認識結果に基づき、直射日光が正面に当たらない区間であると判断した場合、省電力案内モードに基づきディスプレイ110の輝度を下げる。この場合、制御部17は、例えば、「直射が当たらない方向ですので、輝度を下げます。」とスピーカ111に出力させる。なお、制御部17は、直射日光が正面に当たる区間であると判断した場合、ディスプレイ110の輝度を上げてもよい。第2の例に関連した例では、制御部17は、各区間での通過時刻や現在の季節等に基づき、当該区間の通過時点が日没後であると判断した場合、省電力案内モードに基づきディスプレイ110の輝度を下げる。
第3の例では、制御部17は、トンネルを通過中か否かに基づき案内モードを切り替える。例えば、制御部17は、地図データを参照し、各区間がトンネルの通過区間であるか否かを判定し、トンネルの通過区間では、省電力案内モードに基づきディスプレイ110の輝度を下げる。この例によっても、制御部17は、ディスプレイ110の表示をユーザに好適に視認させつつ、好適に電力消費を抑制することができる。
第4の例では、制御部17は、図示しない照度センサと接続し、照度センサからの出力に基づき、案内モードを切り替える。例えば、制御部17は、照度センサの出力に基づき、携帯端末100に対する外光の光量が所定の光量以下の場合、省電力案内モードに基づきディスプレイ110の輝度を下げる。この例によっても、制御部17は、ディスプレイ110の表示をユーザに好適に視認させつつ、好適に電力消費を抑制することができる。
[バッテリ残量の推定]
制御部17は、目的地に到着するまでに省電力案内モードにより進行する積算時間(「省電力進行時間Ts」とも呼ぶ。)、および目的地に到着するまでに通常案内モードにより進行する積算時間(「通常進行時間Tn」とも呼ぶ。)に基づき、目的地に到着するまでにバッテリ15が消費することが予想される電力量(「総消費電力量Psn」とも呼ぶ。)を算出する。そして、制御部17は、現在のバッテリ15の残量が総消費電力量Psnに満たない場合には、その旨をユーザに報知する。これにより、制御部17は、目的地でのバッテリ15の残量を高精度に推定し、バッテリ15の残量不足を的確に報知する。
図4は、バッテリ15の充電不足を報知する処理の手順を示すフローチャートである。制御部17は、図4に示す処理を、目的地が設定されたときに実行する。
まず、制御部17は、設定された目的地への経路探索を行い、決定した案内経路の予想される所要時間(「総所要時間Tsn」とも呼ぶ。)を算出する(ステップS101)。例えば、制御部17は、目的地までの候補経路に対し、道路または交差点の通過のしやすさの指標であるコストを計算し、ユーザが指定した条件を満たす出発地から目的地までの経路のうち、コストが最小となる経路を探索する。上述のコストの算出の際、制御部17は、例えば、対応する道路の長さ、道幅、VICS(登録商標)情報などに基づく渋滞の有無などを考慮する。そして、制御部17は、コストが最小となる経路を案内経路に設定し、当該案内経路のコストに応じた総所要時間Tsnを算出する。
次に、制御部17は、案内経路上での経路容易区間Ds1を決定すると共に、当該経路容易区間Ds1での予想される所要時間(「所要時間Ts1」とも呼ぶ。)を算出する(ステップS102)。この場合、まず、制御部17は、案内経路上の各区間が、上述の「(2−1)経路の容易性に基づく切替」のセクションで述べた経路容易区間Ds1に当たるか否かを判定する。例えば、制御部17は、所定距離(例えば5km)以上ある直線の経路であって、当該案内地点を案内する必要がある地点(例えば案内地点から500m手前の地点)までの区間を、経路容易区間Ds1とみなす。他の例では、制御部17は、登録されたユーザの自宅から所定距離以内にある区間や、通行回数が所定回数以上の区間を経路容易区間Ds1とみなす。そして、制御部17は、経路容易区間Ds1に対応する所要時間Ts1を、当該経路容易区間Ds1の長さや渋滞度合い等を勘案して総所要時間Tsnと同様に算出する。
次に、制御部17は、案内経路上での弱外光区間Ds2を決定すると共に、当該弱外光区間Ds2での予想される所要時間(「所要時間Ts2」とも呼ぶ。)を算出する(ステップS103)。この場合、まず、制御部17は、案内経路上の各区間の到着予想時刻及び当該到着予想時刻での明るさを認識することで、弱外光区間Ds2に該当する区間を決定する。例えば、制御部17は、天候に基づき弱外光区間Ds2を決定する場合、案内経路上の各区間の到着予想時刻での天候を認識し、天候が曇りなどの所定の天候である区間を弱外光区間Ds2とみなす。そして、制御部17は、弱外光区間Ds2に該当する所要時間Ts2を、所要時間Ts1の算出と同様に算出する。
次に、制御部17は、省電力進行時間Tsと、通常進行時間Tnとをそれぞれ算出する(ステップS104)。この場合、制御部17は、所要時間Ts1と所要時間Ts2との和を省電力進行時間Tsとして算出すると共に、総所要時間Tsnから省電力進行時間Tsを減じた値を通常進行時間Tnとして算出する。
次に、制御部17は、省電力進行時間Tsに基づき、省電力案内モードでの予想されるバッテリ15の消費電力量(「消費電力量Ps」とも呼ぶ。)を算出する(ステップS105)。この場合、制御部17は、省電力案内モードで進行した場合に予想されるバッテリ15の典型的な消費電力を予め記憶部13に記憶しておき、当該消費電力に省電力進行時間Tsを乗じることで消費電力量Psを算出する。同様に、制御部17は、通常進行時間Tnに基づき、通常案内モードでの予想されるバッテリ15の消費電力量(「消費電力量Pn」とも呼ぶ。)を算出する(ステップS106)。この場合、制御部17は、通常案内モードで進行した場合に予想される典型的な消費電力を予め記憶部13に記憶しておき、当該消費電力に通常進行時間Tnを乗じることで消費電力量Pnを算出する。そして、制御部17は、消費電力量Psと消費電力量Pnとの和を、総消費電力量Psnとして算出する(ステップS107)。
次に、制御部17は、算出した総消費電力量Psnが現在のバッテリ15の残量以上であるか否か判定する(ステップS108)。これにより、制御部17は、目的地到着時点でのバッテリ15の残量がなくなるか否か推定する。そして、総消費電力量Psnがバッテリ15の残量以上である場合(ステップS108;Yes)、制御部17は、目的地の到着に必要な電力量に対して、バッテリ15の残量が不足している旨を、ディスプレイ110又はスピーカ111の出力により利用者に報知する(ステップS109)。例えば、制御部17は、スピーカ111により、「目的地到着前にバッテリ15の残量が不足します。充電してください。」と音声案内する。なお、この場合、制御部17は、ディスプレイ110の輝度を下げるべき旨の音声案内を行って消費電力の節減を促してもよい。
一方、総消費電力量Psnが現在のバッテリ15の残量未満の場合(ステップS108;No)、制御部17は、現在のところ、目的地への到着に必要な電力量がバッテリ15に充電されていると判断し、ステップS109の処理を実行しない。
次に、制御部17は、目的地に到着したか否か判定する(ステップS110)。そして、目的地に到着した場合(ステップS110;Yes)、制御部17は、フローチャートの処理を終了する。一方、目的地に到着していない場合(ステップS110;No)、制御部17は、再びステップS101〜S107の処理を実行することで、総消費電力量Psnを算出し、再びステップS108でバッテリ15の残量不足の判定を行う。このようにすることで、制御部17は、案内経路の再設定や渋滞状況の変化に起因して、各区間への到着予想時刻が変化した場合であっても、バッテリ15の残量が不足するか否かを的確に判定することができる。
以上説明したように、本実施例に係る携帯端末100は、バッテリ15を電源として、目的地までの経路を案内する。携帯端末100の制御部17は、目的地までの経路を複数の区間に分けたときの各区間又は各区間の周辺の状況を示す情報に応じて、区間ごとに、通常案内モードによる案内または省電力案内モードによる案内のいずれかを実行する。また、制御部17は、現在のバッテリ15の残量を検出し、現在のバッテリ15の電力残量と、各案内モードで進行することが予想される積算時間である省電力進行時間Ts及び通常進行時間Tnとに基づいて、目的地到着時点でのバッテリ15の残量を推定する。制御部17は、推定された電力残量が0以下である場合に、利用者にバッテリ15の電力が不足する旨を報知する。この態様により、携帯端末100は、通常モードと省電力モードとを適宜切り替えて経路案内時の消費電力を好適に抑制しつつ、バッテリ15の残量不足を的確に予測することができる。
[変形例]
以下、上述の実施例に好適な各変形例について説明する。なお、これらの各変形例は、任意に組み合わせて上述の各実施例に適用することが可能である。
(変形例1)
図4のステップS108では、携帯端末100は、総消費電力量Psnが現在のバッテリ15の残量以上となる場合に、バッテリ15の残量不足の警告を報知した。これに代えて、携帯端末100は、現在のバッテリ15の残量から総消費電力量Psnを減算することで求めた目的地でのバッテリ15の推定残量が所定値以下の場合に、バッテリ15の残量不足の警告を報知してもよい。この場合、上述の所定値は、例えば総消費電力量Psnの想定される算出誤差の最大範囲等を勘案して実験等に基づき設定される。これにより、携帯端末100は、目的地に到達する前に不意にバッテリ15の残量がなくなるのをより確実に防ぐことができる。
(変形例2)
携帯端末100に代えて、ネットワークを介して接続したサーバ装置が経路探索などの図4が示すフローチャートの処理の一部を実行してもよい。
図5は、変形例に係るシステムの構成例を示す。図5に示すように、携帯端末100は、ネットワーク150を介してサーバ装置200と接続している。そして、携帯端末100は、サーバ装置200から経路案内に必要な情報を受信することで経路案内を行う。
図6は、サーバ装置200の概略構成を示す。図6に示すように、サーバ装置200は、通信部202と、記憶部203と、制御部204とを有する。通信部202、記憶部203、及び制御部204は、バスライン201を介して相互に接続されている。
通信部202は、制御部204の制御に基づき、各種データの送信及び受信を行う。本実施例では、通信装置202は、ネットワーク150を介し、目的地の情報及び現在位置などの出発地の情報を含む、経路探索の条件を示す情報を携帯端末100から受信する。また、通信装置202は、制御部204が決定した案内経路の情報などを携帯端末100へ送信する。
記憶部203は、例えば、HDDなどにより構成され、地図データなどの経路探索に必要なデータを記憶する。また、好適には、記憶部203は、携帯端末100のユーザごとの自宅の位置を示す情報や、各ユーザの通過履歴の情報を記憶する。制御部204は、CPUやROM及びRAMなどのメモリを有し、メモリに記憶されたプログラムを実行することで、サーバ装置200の全般的な制御を行う。
具体例として、サーバ装置200がステップS101〜ステップS107の処理を実行し、総消費電力量Psnを算出する場合について説明する。サーバ装置200の制御部204は、目的地の情報及び現在位置などの出発地の情報など、経路探索の条件を示す情報を携帯端末100から通信部202が受信した場合、図4のステップS101の経路探索及び総所要時間Tsnの算出を行う。そして、制御部204は、ステップS102〜S107の処理を実行することで、総消費電力量Psnを算出する。なお、制御部204は、ステップS102で、各区間について、例えばユーザごとの経路の容易性を判定する場合、記憶部203に記憶された自宅の位置情報やユーザの通過履歴の情報等を参照して判定を行う。また、制御部204は、ステップS103で天候に基づき各区間が容易経路区間Ds1であるか否かを判定する場合、天気予報の情報を配信するサーバと通信部205により通信を行い、当該サーバから案内経路上の各区間での通過予想時刻での予想される天候を認識する。そして、制御部204は、算出した総消費電力量Psnを携帯端末100に送信する。その後、携帯端末100の制御部17は、実施例と同様に、ステップS108〜S110の処理を実行する。
他の例では、サーバ装置200は、ステップS101〜ステップS107の総消費電力量Psnの算出処理に加えて、ステップS108の判定処理を行ってもよい。この場合、サーバ装置200の制御部204は、例えばステップS108の判定時に、携帯端末100からバッテリ15の残量の情報を受信することで、ステップS108の判定処理を行う。そして、制御部204は、総消費電力量Psnがバッテリ15の残量以上であると判断した場合、携帯端末100に対し、バッテリ15の残量が不足している旨の情報を送信する。そして、携帯端末100は、ステップS109で、バッテリ15の残量が不足している旨を報知する。
このように、サーバ装置200が図4のフローチャートの処理の一部を実行した場合であっても、携帯端末100は、バッテリ15の残量が不足している旨の報知を的確に行うことができる。なお、本変形例では、携帯端末100及びサーバ装置200は、本発明における「端末装置」として機能し、制御部204は、本発明における「コンピュータ」として機能する。
(変形例3)
制御部17は、目的地までに予想される充電量をさらに算出し、当該充電量をバッテリ15の残量不足の判定で考慮してもよい。
この場合、制御部17は、バッテリ15への充電の有無及びバッテリ15への充電電力の大きさをさらに監視する。そして、制御部17は、バッテリ15が充電中の場合には、総所要時間Tsnとバッテリ15への充電電力とに基づき、目的地への予想到着時刻でのバッテリ15への総充電電力量を予測する。そして、制御部17は、総消費電力量Psnと、現在のバッテリ15の残量及び予測した総充電電力量との和とに基づき、目的地でのバッテリ15の残量を推定し、バッテリ15の残量が不足するか否か判定する。
このように、制御部17は、充電を考慮してバッテリ15の残量不足を判定することで、より正確にバッテリ15の残量不足の報知を行うことができる。
(変形例4)
制御部17は、ステップS109でバッテリ15の不足を報知する場合、経路案内を実行するアプリケーションに関連しないアプリケーション(「他アプリ」とも呼ぶ。)の終了を促す旨の通知を行ってもよい。これにより、制御部17は、目的地までの案内を継続しつつ、電力消費を抑制することができる。また、制御部17は、変形例1と組み合わせて、目的地での推定されるバッテリ15の残量が所定値以下の場合に、他アプリの終了を促す旨の通知を行ってもよい。
(変形例5)
制御部17は、他アプリが動作することによる消費電力を加味して総消費電力量Psnを算出してもよい。
この場合、例えば、記憶部13は、各アプリケーションと消費電力との対応テーブルを予め記憶しておき、制御部17は、当該対応テーブルを参照して、他アプリの消費電力を算出する。そして、制御部17は、実行中の他アプリの消費電力と総所要時間Tsnとに基づき、他アプリの実行による目的地までの総電力量を算出し、当該総電力量に基づき総消費電力量Psnを算出する。これにより、制御部17は、経路案内を行うアプリケーションのバックグラウンドで実行する他アプリの消費電力を勘案して、総消費電力量Psnをより正確に算出することができる。
(変形例6)
携帯端末100は、目的地の到着前に通過すべき経由地が指定されている場合、目的地と同様に、経由地の到着までのバッテリ15の消費電力量に対してバッテリ15の残量が不足しているか否か判定し、当該残量の不足時の報知を行ってもよい。この場合、例えば、携帯端末100は、目的地を対象にして図4のフローチャートの処理を実行すると共に、経由地を対象にして図4のフローチャートの処理を実行する。
10 バス
11 出力部
12 入力部
13 記憶部
14 通信部
15 バッテリ
16 GPS受信機
17 制御部
100 端末装置
110 ディスプレイ
120 タッチパネル
150 ネットワーク
200 サーバ装置

Claims (11)

  1. バッテリを電源として、目的地または経由地までの経路を案内する端末装置であって、
    前記目的地または経由地までの経路を複数の区間に分けたときの各区間又は各区間の周辺の状況を示す情報を取得する取得手段と、
    前記状況を示す情報に応じて、各区間ごとに、通常モードによる案内または前記通常モードより消費電力の少ない省電力モードによる案内のいずれかに切り換える制御手段と、
    現在のバッテリの電力残量を検出する検出手段と、
    前記現在のバッテリの電力残量と、前記状況を示す情報とに基づいて、当該目的地または経由地到着時点でのバッテリの電力残量を推定する推定手段と、
    前記推定手段により推定された電力残量が所定値以下である場合に、利用者にバッテリの電力が不足する旨を報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  2. 前記推定手段は、前記現在のバッテリの電力残量と、前記各区間ごとに前記通常モードによる案内、または前記省電力モードによる案内のいずれかを行って前記目的地または経由地まで案内した場合に推定される消費電力量に基づいて、当該目的地または経由地到着時における前記バッテリの電力残量を推定することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記推定手段は、前記通常モードによる案内を実行することが推定される積算時間と、前記省電力モードによる案内を実行することが推定される積算時間とに基づき、前記消費電力量を推定することを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記各区間への予測到達時刻を予測する予測手段を備え、
    前記取得手段は、前記予測到達時刻に対応する前記状況を示す情報を取得し、
    前記推定手段は、前記現在のバッテリの電力残量と、前記予測到達時刻に対応する前記状況を示す情報とに基づいて、当該目的地または経由地到着時点でのバッテリの電力残量を推定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の端末装置。
  5. 前記バッテリに充電中の充電電力を監視する監視手段を備え、
    前記推定手段は、前記現在のバッテリの電力残量と、前記目的地または経由地への予想到着時刻までに充電される充電電力量と、前記状況を示す情報とに基づいて、当該目的地または経由地到着時におけるバッテリの電力残量を推定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の端末装置。
  6. 前記制御手段は、前記状況を示す情報に含まれる周囲の明るさに関連する情報に応じて前記案内を通常モード、または前記通常モードと比較して前記案内を出力する表示手段の輝度を下げた省電力モードのいずれかに切り換えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の端末装置。
  7. 前記制御手段は、前記状況を示す情報に含まれる経路の容易性に関連する情報に応じて、前記案内を通常モード、または省電力モードのいずれかに切り換えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の端末装置。
  8. 前記報知手段は、前記推定された電力残量が所定値以下である場合に、当該目的地または経由地までの経路を案内するアプリケーションに関係しないアプリケーションの終了を促す旨を報知することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の端末装置。
  9. バッテリを電源として、目的地または経由地までの経路を案内する端末装置が実行する制御方法であって、
    前記目的地または経由地までの経路を複数の区間に分けたときの各区間又は各区間の周辺の状況を示す情報を取得する取得工程と、
    前記状況を示す情報に応じて、各区間ごとに、通常モードによる案内または前記通常モードより消費電力の少ない省電力モードによる案内のいずれかに切り換える制御工程と、
    現在のバッテリの電力残量を検出する検出工程と、
    前記現在のバッテリの電力残量と、前記状況を示す情報とに基づいて、当該目的地または経由地到着時点でのバッテリの電力残量を推定する推定工程と、
    前記推定工程において推定された電力残量が所定値以下である場合に、利用者にバッテリの電力が不足する旨を報知する報知工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  10. バッテリを電源として、目的地または経由地までの経路を案内する端末装置を制御するコンピュータが実行するプログラムであって、
    前記目的地または経由地までの経路を複数の区間に分けたときの各区間又は各区間の周辺の状況を示す情報を取得する取得手段と、
    前記状況を示す情報に応じて、各区間ごとに、通常モードによる案内または前記通常モードより消費電力の少ない省電力モードによる案内のいずれかに切り換える制御手段と、
    現在のバッテリの電力残量を検出する検出手段と、
    前記現在のバッテリの電力残量と、前記状況を示す情報とに基づいて、当該目的地または経由地到着時点でのバッテリの電力残量を推定する推定手段と、
    前記推定手段により推定された電力残量が所定値以下である場合に、利用者にバッテリの電力が不足する旨を報知する報知手段
    として前記コンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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