JP2014198536A - 不整地走行車両のキャビンスペース構造 - Google Patents

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耕介 黒田
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Abstract

【課題】3人が車幅方向に並んで着座可能に座席が配置された場合に、ダッシュボードの形状を最適化することのできる不整地走行車両のキャビンスペース構造を提供すること。
【解決手段】不整地走行車両1のキャビンスペース構造は、3人の乗員が車幅方向に並んで着座するシート41と、シート41に着座した乗員が足を載せるステップフロア46と、ステップフロア46の左側部及び右側部において後ろ向きに突出して設けられる、左右の前輪21、22用のタイヤハウス18、19と、シート41の前方に配置され、シート41に着座した乗員の前方への移動を規制するダッシュボード51と、を備える。ダッシュボード51の左側部52及び右側部53は、ダッシュボード51の車幅方向の中央部54よりも後方に配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、不整地走行車両のキャビンスペース構造に関する。
従来から、不整地走行車両の車幅方向に複数の座席が並んで配置され、座席の前方にダッシュボードが配置された構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
米国特許出願公開第2010/0019539号公報
しかしながら、3人が車幅方向に並んで着座可能に座席を配置した場合、ダッシュボードの形状を最適化する必要がある。
本発明は、3人が車幅方向に並んで着座可能に座席が配置された場合に、ダッシュボードの形状を最適化することのできる不整地走行車両のキャビンスペース構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、左右の前輪を備え、前輪の後方に乗員が着座するシートを備える不整地走行車両において、3人の乗員が車幅方向に並んで着座するシートと、前記シートに着座した乗員が足を載せるステップフロアと、前記ステップフロアの左側部及び右側部において後ろ向きに突出して設けられる、左右の前輪用のタイヤハウスと、前記座席シートの前方に配置され、前記座席シートに着座した乗員の前方への移動を規制するダッシュボードと、を備え、前記ダッシュボードの左側部及び右側部は、前記ダッシュボードの車幅方向の中央部よりも後方に配置されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明において、請求項1に記載の構成に加えて、前記ダッシュボードの前記左側部及び前記右側部は、前記タイヤハウスの後部よりも後方に配置されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明において、請求項1又は2に記載の構成に加えて、前記シートのうち車幅方向の中央に位置する中央座席に対応する前記ステップフロアの中央フロアは、前記ステップフロアの左右のフロアよりも高く配置されており、前記中央フロアの内部に吸気通路が設けられ、前記中央座席は、前記シートのうち左右の座席よりも高く配置されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明において、請求項3に記載の構成に加えて、運転操作用のペダルを更に備え、前記ペダルは、前記タイヤハウスの側方において前記タイヤハウスと前記ステップフロアの前記中央フロアとの間に配置されることを特徴とする。
請求項5に記載の発明において、請求項1〜4のいずれか1項に記載の構成に加えて、前記ダッシュボードの前記左側部又は前記右側部には、開閉蓋を有する収納ボックスが設けられることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、3人が車幅方向に並んで着座可能に座席が配置された場合に、ダッシュボードの形状を最適化することができる。特に、左タイヤハウス及び右タイヤハウスが足の置き場を邪魔する左座席及び右座席に着座した乗員の上体が前方に倒れることを規制して、足を前に出せない状態でも上体も前に行かない姿勢にさせて乗り心地を良好とすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、左座席及び右座席に着座した乗員の上体が前方に倒れることをより良好に規制することができ、乗り心地をより良好とすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、吸気通路のスペースを確保しつつ、中央座席に着座した乗員の足の居住性を良好とする。また、左座席及び右座席にのみ乗員が着座する2名乗車の際に、中央フロアにより左フロア及び右フロアを仕切ることによって、乗り心地を良好とすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、運転席に着座した乗員(ドライバー)の足の置き場と、中央座席に着座した乗員の足の置き場とを高さ方向に異ならせることができ、双方の乗員の足の居住スペースを確保することができる。
請求項5に記載の発明によれば、ダッシュボードの中央部分に比べて後方に配置される左部分又は右部分に、大型の収納ボックスを設けることができる。
本発明の一実施形態に係るキャビンスペース構造を備える不整地走行車両を示す平面図である。 図1に示す不整地走行車両の概略的側面図である。 図1のIII−III線に沿った概略的縦断側面図である。 図1のIV−IV線に沿った概略的縦断側面図である。 図1のV−V線に沿った概略的縦断側面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1〜図5に示すように、本発明の一実施形態に係るキャビンスペース構造を備える不整地走行車両1は、車体フレーム10と、車体フレーム10の前部に配置される左前輪21及び右前輪22と、車体フレームの後部に配置される左後輪23及び右後輪24と、車体フレーム10の中央に配置されるパワーユニット30と、パワーユニット30の前方に配置される前列搭乗用スペース40と、パワーユニット30の後方に配置される後列搭乗用スペース70と、荷台90と、を備える。
車体フレーム10は、メインフレーム11と、前部フレーム12と、後部フレーム13と、側部フレーム14と、を備える。メインフレーム11は、車両1の下部において前輪21、22の後端付近から後輪23、24の後端付近まで前後方向に延び、かつ、左右方向も所定の範囲に広がる。メインフレーム11には、パワーユニット30が支持される。前部フレーム12は、メインフレーム11の前端側に結合される。前部フレーム12には、左前輪21及び右前輪22が操向可能に、かつ独立懸架状態で支持される。前部フレーム12には、車両1の前方領域を覆うフロントカバー15が支持される。フロントカバー15の内部には、荷物入れ15aが設けられる。
後部フレーム13は、メインフレーム11の後端側においてメインフレーム11から立ち上がる脚部13aを介して、メインフレーム11よりも所定高さ高い位置に一体に結合される。後部フレーム13には、左後輪23及び右後輪24が独立懸架状態で支持される。側部フレーム14は、メインフレーム11の左右両側に結合される。側部フレーム14には、後述する左フロントドア61の前側ヒンジを支持する左支持部16及び右フロントドア62の前側ヒンジを支持する右支持部17が支持される。側部フレーム14には、後述する左前輪21用の左タイヤハウス18及び右前輪22用の右タイヤハウス19が支持される。側部フレーム14には、乗員の乗車空間を覆って乗員の安全を確保するロプス20が連結される。ロプス20は、図1、図2では実線で示し、図3〜図5では2点鎖線で示す。
パワーユニット30は、メインフレーム11上において、左前輪21、右前輪22、左後輪23及び右後輪24の全てから実質的に等距離をなす車体の中央付近に据え付けられる。パワーユニット30は、エンジン31及びトランスミッション32、を含み、また、各種の周辺装置を備える。周辺装置には、前輪用ドライブトレイン33、後輪用ドライブトレイン34、吸気ダクト35、排気ダクト36等が含まれる。エンジン31の駆動力は、エンジン31からトランスミッション32及び前輪用ドライブトレイン33を介して、左前輪21及び右前輪22にそれぞれ伝達される。同様に、エンジン31の駆動力は、エンジン31からトランスミッション32及び後輪用ドライブトレイン34を介して、左後輪23及び右後輪24にそれぞれ伝達される。後述するように、パワーユニット30の後方の上側及び左右両側は、後列搭乗用スペース70の領域に位置するため、パワーユニットカバー37によって覆われる。
前列搭乗用スペース40は、パワーユニット30の前方において主としてメインフレーム11上に支持される。前列搭乗用スペース40は、前列の乗員が着座する前列シート41と、着座した乗員の足を置く前列ステップフロア46と、前列シート41の前方に配置されるダッシュボード51と、左フロントドア61及び右フロントドア62と、によって画定される。前列搭乗用スペース40には、ハンドル63、ペダル64等の運転操作部材が含まれる。前列搭乗用スペース40には、収納ボックス56も含まれる。
前列シート41は、左座席42、右座席43及び中央座席44を備え、3人の乗員が車幅方向に並んで着座することができる。前列シート41は、パワーユニット30の前側においてメインフレーム11上に支持される。具体的には、中央座席44の下側背後にエンジン31が配置され、中央座席44の下部から背後側にトランスミッション32が配置される。そのため、中央座席44の前後方向の位置は、パワーユニット30との兼ね合いで決まる。具体的には、パワーユニット30によって決まる位置よりも後方に中央座席44を配置することは、困難である。なお、右座席43の下部には、燃料タンク38が配置される。
前列ステップフロア46は、左座席42に着座した乗員の足を置く左フロア47、右座席43に着座した乗員の足を置く右フロア48、及び中央座席44に着座した乗員の足を置く中央フロア49を備える。前列ステップフロア46は、前列シート41の前側においてメインフレーム11上に支持される。左フロア47の左前方には、左前輪21用の左タイヤハウス18が後ろ向きに突出している。同様に、右フロア48の右前方には、右前輪22用の右タイヤハウス19が後ろ向きに突出している。そのため、左座席42及び右座席43の前後方向の位置は、左タイヤハウス18及び右タイヤハウス19との兼ね合いで決まる。具体的には、左タイヤハウス18によって決まる位置よりも前方に左座席42を配置することは、困難である。同様に、右タイヤハウス19によって決まる位置よりも前方に右座席43を配置することは、困難である。
パワーユニット30との兼ね合いで決まる中央座席44の前後方向の位置と、左タイヤハウス18及び右タイヤハウス19との兼ね合いで決まる左座席42及び右座席43の前後方向の位置とを同時に実現するために、前列シート41の中央座席44は、左座席42及び右座席43に比べて前方に配置される。
エンジン31は、前列シート41の中央座席44の下側背後に配置される。そのため、車両1の前側からエンジン31に至る吸気ダクト35は、前列ステップフロア46の中央フロア49の下方に配置される。これにより、前列ステップフロア46の中央フロア49の高さは、左フロア47及び右フロア48の高さよりも高く形成される。すなわち、前列ステップフロア46は、左フロア47と、左フロア47よりも高さの高い中央フロア49と、中央フロア49よりも高さの低い右フロア48とに分かれる。
中央座席44の座面と中央フロア49との間に必要な高さを確保するために、前列シート41の中央座席44の座面は、左座席42及び右座席43の座面に比べて上方に配置される。
ダッシュボード51は、前列シート41の前方に配置されて、乗員の前方への移動を規制する。ダッシュボード51は、前部フレーム12に支持される。ダッシュボード51は、前列シート41の左座席42の前方に配置される左部分52と、右座席43の前方に配置される右部分53と、中央座席44の前方に配置される中央部分54とに分かれる。上記したように、前列シート41の中央座席44は、左座席42及び右座席43に比べて前方に配置される。これに対応して、ダッシュボード51の中央部分54は、左部分52及び右部分53に比べて乗員から見て前方に配置される。すなわち、前列シート41の左座席42及び右座席43に着座した乗員からダッシュボード51の左部分52及び右部分53までの間隔と、前列シート41の中央座席44に着座した乗員からダッシュボード51の中央部分54までの間隔とは、実質的に等しい。
ダッシュボード51の左部分52の後端部及び右部分53の後端部は、左タイヤハウス18の後端部及び右タイヤハウス19の後端部よりも後方に位置する。ダッシュボード51の右部分(ハンドルが無い側)53は、乗員から見て手前に開閉する蓋55を備える。蓋55により閉じられる内部空間には、収納ボックス56が設けられる。
左フロントドア61及び右フロントドア62は、側部フレーム14の左支持部16及び右支持部17に前側をヒンジして支持される。左フロントドア61及び右フロントドア62は、前列搭乗用スペース40の左側面及び右側面を覆う。ハンドル63は、前部フレーム12に支持されて、前列シート41の左座席(運転席)42の前方に配置される。ペダル64は、前部フレーム12に支持されて、前列ステップフロア43の左フロア(運転席フロア)47の左タイヤハウス18と中央フロア49との間に配置される。
後列搭乗用スペース70は、パワーユニット30の後方において主として後部フレーム13上に支持される。後列搭乗用スペース70は、後列の乗員が着座する後列シート71と、着座した乗員の足を置く後列ステップフロア76と、左リアドア81及び右リアドア82と、によって画定される。後列シート71の後述する左背板74及び右背板75は、可倒式であり、立てた状態において、後列シート71に着座した乗員の背もたれとして利用され、倒した状態において、荷台90の床板として利用される。
後列シート71は、互いに独立した左座席72及び右座席73を備え、2人の乗員が車幅方向に着座することができる。左座席72及び右座席73は、互いに同様のものであり、左座席72の背板(左背板)74の形状と、右座席73の背板(右背板)75の形状とは、互いに左右対称に構成される。図1の左背板74は、倒されて荷台90の床板(左床板)として利用される状態を示す。すなわち、図1の左座席72は、収納状態にある。図1の右背板75は、立てられて右座席73に着座した乗員の背もたれとして利用される状態を示す。後列シート71において、左背板74及び右背板75が両方とも立てられて左座席72及び右座席73ともに乗員が着座する使用形態とすることは、可能である。後列シート71において、左背板74及び右背板75が両方とも倒されて(すなわち、左座席72及び右座席73が両方とも収納されて)、荷台90の床板74、75として使用する形態とすることも、可能である。
後列シート71の座面の高さは、前列シート41の座面の高さとほぼ等しい。後列シート71の左背板74及び右背板75は、適宜の保持部材によって、立てられた状態においてその位置に保持される。同様に、後列シート71の左背板74及び右背板75は、適宜の保持部材によって、倒された状態においてその位置に保持される。
後列ステップフロア76は、左座席72に着座した乗員の足を置く左フロア77、及び右座席73に着座した乗員の足を置く右フロア78を備える。左フロア77の右側から右フロア78の左側にかけて、パワーユニットカバー37が配置される。これにより、左フロア77は、左座席72の座面の位置に対して左寄りに配置される。左座席72に着座した乗員は、パワーユニットカバー37を避けて、左フロア77に足を置くことができる。右フロア78は、右座席73の座面の位置に対して右寄りに配置される。右座席73に着座した乗員は、パワーユニットカバー37を避けて、右フロア78に足を置くことができる。
後列シート71の左背板74及び右背板75が倒されて荷台90の床板74、75として利用される場合には、後列ステップフロア76の上方空間は、床板74、75によって覆われる。このとき、後列ステップフロア76の上方空間は、後方収納部79として利用可能である。パワーユニットカバー37の上面の高さは、後列シート71の座面の高さよりも低い。そのため、後方収納部79は、後列ステップフロア76の上方空間において一体的に構成される。具体的には、左フロア77の上方空間、右フロア78の上方空間、及び荷台90の床板74、75の下面とパワーユニットカバー37の上面との間に形成される連通空間によって、後方収納部79は、構成される。
左リアドア81及び右リアドア82は、荷台90の後述する左コーナー壁92及び右コーナー壁93に後側をヒンジして支持される。左リアドア81及び右リアドア82は、前部下側において、後列ステップフロア76の上方空間の左側面及び右側面を覆う。左リアドア81及び右リアドア82の上端の高さは、荷台90の床板74、75の上面の高さよりも高い。そのため、左リアドア81及び右リアドア82は、上側において、荷台90の床板74、75よりも上方の後列搭乗用スペース70の左側面及び右側面を覆う。左リアドア81は、左フロア77の上方空間の左側面を覆う位置に、外側(左側)に向けて窪む左凹部83を備える。右リアドア82は、右フロア78の上方空間の右側面を覆う位置に、外側(右側)に向けて窪む右凹部84を備える。
荷台90は、床板74、75と、床板74、75の後方において床板74、75と同一高さに設けられる補助床91と、補助床91の左右隅部において補助床91から起立する左コーナー壁92及び右コーナー壁93と、左リアドア81及び右リアドア82と、バックドア94と、によって画定される。荷台90は、後列搭乗用スペース70と一部兼用される。
補助床91は、後部フレーム15に支持されて、後列シート71の後方において荷台90の床板74、75と実質的に同一高さに配置される。左コーナー壁92は、補助床91の左隅部において補助床91から起立した状態に支持される。左リアドア81は、左コーナー壁92に後側をヒンジして支持される。右コーナー壁93は、補助床91の右隅部において補助床91から起立した状態に支持される。右リアドア82は、右コーナー壁93に後側をヒンジして支持される。バックドア94は、左コーナー壁92と右コーナー壁93との間において、左コーナー壁92及び右コーナー壁93に下側をヒンジして支持される。
次に、不整地走行車両1のキャビンスペース構造の作用について説明する。
前列搭乗用スペース40において、パワーユニット30との兼ね合いで決まる中央座席44の前後方向の位置と、左タイヤハウス18及び右タイヤハウス19との兼ね合いで決まる左座席42及び右座席43の前後方向の位置とから、前列シート41の中央座席44は、左座席42及び右座席43に比べて前方に配置される。
これに対応して、ダッシュボード51の中央部分54は、左部分52及び右部分53に比べて乗員から見て奥まった位置に配置される。すなわち、前列シート41の左座席42及び右座席43に着座した乗員からダッシュボード51の左部分52及び右部分53までの間隔と、前列シート41の中央座席44に着座した乗員からダッシュボード51の中央部分54までの間隔とは、実質的に等しい。
そのため、前列シート41の左座席42及び右座席43に着座した乗員は、ダッシュボード51の左部分52及び右部分53によって、前列シート41の中央座席44に着座した乗員は、ダッシュボード51の中央部分54によって、前方への移動を同じように規制される。
特に、前列シート41の左座席42及び右座席43に着座した乗員は、左フロア47及び右フロア48に左タイヤハウス18及び右タイヤハウス19が突出しているため、前列シート41の中央座席44に着座した乗員に比べて足元が狭くて窮屈である。そのため、車両1が不整地を走行する場合に、左フロア47及び右フロア48に足を置いた乗員は、中央フロア49に足を置いた乗員に比べて踏ん張ることが難しい。ところが、左フロア47及び右フロア48に足を置いた状態でも、乗員の前方への移動は、ダッシュボード51の左部分52及び右部分53によって、中央フロア49に足を置いた状態と全く同じように規制される。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)左フロア47に左タイヤハウス18が突出している左座席42に着座した乗員、及び右フロア48に右タイヤハウス19が突出している右座席43に着座した乗員は、左タイヤハウス18及び右タイヤハウス19を避けて、左フロア47及び右フロア48の手前側に足を置くことになる。そこで、ダッシュボード51の左部分52及び右部分53を、中央部分54よりも後方(乗員側)に配置する。これにより、乗員の上体が前方に倒れることを規制して、足を前に出せない状態でも上体も前に行かない姿勢にさせて乗り心地を良好とすることができる。
(2)ダッシュボード51の左部分52及び右部分53を、左タイヤハウス18及び右タイヤハウス19の後部よりも後方に配置する。これにより、左座席42及び右座席43に着座した乗員の上体が前方に倒れることをより良好に規制することができ、乗り心地をより良好とすることができる。
(3)中央座席44に対応する中央フロア49を、左座席42及び右座席43に対応する左フロア47及び右フロア48よりも高く配置して、中央フロア49の内部に吸気通路35を設ける。これにより、吸気通路35のスペースを確保しつつ、中央座席44に着座した乗員の足の居住性を良好とする。また、左座席42及び右座席43にのみ乗員が着座する2名乗車の際に、中央フロア49により左フロア47及び右フロア48を仕切ることによって、乗り心地を良好とすることができる。
(4)運転操作用のペダル64を、左タイヤハウス18(左ハンドルの場合)又は右タイヤハウス19(右ハンドルの場合)の側方において、左タイヤハウス18及び右タイヤハウス19と中央フロア49との間に配置する。これにより、運転席42(左ハンドルの場合)又は43(右ハンドルの場合)に着座した乗員(ドライバー)の足の置き場と、中央座席44に着座した乗員の足の置き場とを高さ方向に異ならせることができ、双方の乗員の足の居住スペースを確保することができる。
(5)ダッシュボード51の左部分52(右ハンドルの場合)又は右部分53(左ハンドルの場合)に、開閉蓋55を有する収納ボックス56を設ける。これにより、ダッシュボード51の中央部分54に比べて後方に配置される左部分52(右ハンドルの場合)又は右部分53(左ハンドルの場合)に、大型の収納ボックス56を設けることができる。
<変形例>
尚、上記の実施形態では、後列シート71を、互いに独立した左座席72及び右座席73を備え、2人の乗員が車幅方向に着座することができるように構成したが、本発明はこれに制限されない。例えば、後列シート71を、3人の乗員が車幅方向に並んで着座することができるように、3座席に構成することも可能である。
1…不整地走行車両
18…左タイヤハウス(タイヤハウス)
19…右タイヤハウス(タイヤハウス)
21…左前輪(前輪)
22…右前輪(前輪)
35…吸気ダクト(吸気通路)
41…前列シート(シート)
42…左座席(座席)
43…右座席(座席)
44…中央座席
46…前列ステップフロア(ステップフロア)
47…左フロア(フロア)
48…右フロア(フロア)
49…中央フロア
51…ダッシュボード
52…左部分(左側部)
53…右部分(右側部)
54…中央部分(中央部)
55…開閉蓋
56…収納ボックス
64…ペダル

Claims (5)

  1. 左右の前輪(21)、(22)を備え、前輪(21)、(22)の後方に乗員が着座するシート(41)を備える不整地走行車両(1)において、
    3人の乗員が車幅方向に並んで着座するシート(41)と、
    前記シート(41)に着座した乗員が足を載せるステップフロア(46)と、
    前記ステップフロア(46)の左側部及び右側部において後ろ向きに突出して設けられる、左右の前輪(21)、(22)用のタイヤハウス(18)、(19)と、
    前記座席シート(41)の前方に配置され、前記座席シート(41)に着座した乗員の前方への移動を規制するダッシュボード(51)と、を備え、
    前記ダッシュボード(51)の左側部(52)及び右側部(53)は、前記ダッシュボード(51)の車幅方向の中央部(54)よりも後方に配置される、不整地走行車両(1)のキャビンスペース構造。
  2. 前記ダッシュボード(51)の前記左側部(52)及び前記右側部(53)は、前記タイヤハウス(18)、(19)の後部よりも後方に配置される、請求項1に記載の不整地走行車両(1)のキャビンスペース構造。
  3. 前記シート(41)のうち車幅方向の中央に位置する中央座席(44)に対応する前記ステップフロア(46)の中央フロア(49)は、前記ステップフロア(46)の左右のフロア(47)、(48)よりも高く配置されており、前記中央フロア(49)の内部に吸気通路(35)が設けられ、
    前記中央座席(44)は、前記シート(41)のうち左右の座席(42)、(43)よりも高く配置される、請求項1又は2に記載の不整地走行車両(1)のキャビンスペース構造。
  4. 運転操作用のペダル(64)を更に備え、
    前記ペダル(64)は、前記タイヤハウス(18)、(19)の側方において前記タイヤハウス(18)、(19)と前記ステップフロア(46)の前記中央フロア(49)との間に配置される、請求項3に記載の不整地走行車両(1)のキャビンスペース構造。
  5. 前記ダッシュボード(51)の前記左側部(52)又は前記右側部(53)には、開閉蓋(55)を有する収納ボックス(56)が設けられる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の不整地走行車両(1)のキャビンスペース構造。
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