JP2014197955A - 給電システム及び給電方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】分散型電源から商用電力系統への逆潮流を可能にしつつ、商用電力系統が停電した場合に、無瞬断で電力供給を継続する。
【解決手段】給電システムは、発電装置と、発電装置の発電電力を所定の交流電力に変換するパワーコンディショナと、商用電力系統と負荷との間を接続するとともに、商用電力系統が停電した場合に商用電力系統と負荷との間を遮断する交流スイッチと、負荷に給電する電力を蓄積する蓄電池と、交流スイッチの負荷側と蓄電池との間で交流電力と直流電力とを双方向に変換する双方向変換装置と、発電装置の発電電力が流れる経路を、パワーコンディショナを介して交流スイッチの負荷側に流れる第1経路と、パワーコンディショナを介して交流スイッチの商用電力系統側に流れる第2経路とのいずれか一方に切り替える経路切替部と経路切替部に対して、発電装置の発電電力が流れる経路を切り替えさせる制御を行う制御部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、給電システム及び給電方法に関する。
近年、分散型電源と蓄電池とを用いた給電システムが知られている。このような給電システムは、例えば、太陽光発電装置を用いた分散型電源と、無停電電源装置とを備えている。無停電電源装置は、商用電力系統と負荷とをAC(交流)スイッチを介して接続するとともに、ACスイッチの負荷側に対して双方向変換装置を接続した構成を有している。ここで、双方向変換装置は、蓄電池に接続し、交流電力と直流電力とを相互に変換することで、蓄電池を充電、又は蓄電池を放電させて負荷に電力の給電をおこなっている。
特開2006−149037号公報
ところで、上述の給電システムでは、次のような課題がある。すなわち、電力供給事業者との系統連系協議上、蓄電池を接続した状態での逆潮流を実行することは、現状認められていない。したがって、上述の給電システムでは、蓄電池を物理的に切離した状態で逆潮流させる必要がある。そのため、逆潮流中に商用系統側で停電が発生してしまうと蓄電池を再接続し給電制御装置を再起動するまでの時間(約5秒)電力の供給が停止してしまい、上述の給電システムでは、本来の無瞬断切替え機能を上手く活かしきれないという課題があった。このような課題に対して、例えば、特許文献1に記載の技術では、商用電力系統への逆潮流用と蓄電池への充電用との2台の太陽光発電装置を設けることで、商用電力系統への逆潮流と蓄電池への充電とを行っている。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、2台の太陽光発電装置を必要とし、上述の課題を十分に解決するものではなかった。
本発明は、上記の事情を考慮してなされたものであり、分散型電源から商用電力系統への逆潮流を可能にしつつ、商用電力系統が停電した場合に、無瞬断で電力供給を継続することができる給電システム及び給電方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、発電装置と、前記発電装置の発電電力を所定の交流電力に変換するパワーコンディショナと、商用電力系統と負荷との間を接続するとともに、前記商用電力系統が停電した場合に前記商用電力系統と前記負荷との間を遮断する交流スイッチと、前記負荷に給電する電力を蓄積する蓄電池と、前記交流スイッチの負荷側と前記蓄電池との間で交流電力と直流電力とを双方向に変換する双方向変換装置と、前記発電装置の発電電力が流れる経路を、前記パワーコンディショナを介して前記交流スイッチの負荷側に流れる第1経路と、前記パワーコンディショナを介して前記交流スイッチの商用電力系統側に流れる第2経路とのいずれか一方に切り替える経路切替部と前記経路切替部に対して、前記発電装置の発電電力が流れる経路を切り替えさせる制御を行う制御部とを備えることを特徴とする給電システムである。
また、本発明の一態様は、上記の給電システムにおいて、前記制御部は、前記発電装置の発電電力を前記商用電力系統に逆潮流させる場合に、前記経路切替部の前記経路を第2経路に切り替えることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の給電システムにおいて、前記制御部は、前記蓄電池の蓄電池残容量に応じて前記経路切替部を制御することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の給電システムにおいて、前記制御部は、前記蓄電池残容量が第1基準値より大きい場合に前記発電装置の発電電力が流れる経路を前記第2経路に切り替え、前記蓄電池残容量が前記第1基準値より小さい第2基準値より小さい場合に前記発電装置の発電電力が流れる経路を前記第1経路に切り替えることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の給電システムにおいて、前記制御部は、前記経路が第2経路である状態において、前記商用電力系統が停電した場合に、前記交流スイッチを遮断させるとともに、前記双方向変換装置に前記蓄電池からの直流電力を交流電力に変換させて前記負荷に給電させ、さらに、前記蓄電池残容量が前記第2基準値より小さい場合に、前記経路を前記第1経路に切り替えることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の給電システムにおいて、前記制御部は、前記経路が第2経路である状態において、前記商用電力系統が停電から復旧した場合に、前記交流スイッチを接続させ、さらに、前記蓄電池残容量が前記第2基準値より小さい場合に、前記経路を前記第1経路に切り替えることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の給電システムにおいて、前記パワーコンディショナは、単独運転を防止する機能と、並列時に周波数、電圧及び位相を並列先の系統にあわせる機能とを有し、前記制御部は、前記経路切替部に対して、前記経路を切り替える際に、前記第1経路及び前記第2経路のいずれにも前記発電装置の発電電力が所定の期間、流れていない状態を経過した後に、前記第1経路から前記第2経路への切り替え又は前記第2経路から前記第1経路への切り替えをさせることを特徴とする。
また、本発明の一態様は、上記の給電システムにおいて、前記経路切替部は、経路を切り替える際に、前記所定の期間を経過した後に経路を切り替える機能を有することを特徴とする。
また、本発明の一態様は、発電装置の発電電力及び商用電力系統からの電力を負荷に給電する給電システムにおける給電方法であって、パワーコンディショナが、前記発電装置の発電電力を所定の交流電力に変換する過程と、交流スイッチが、商用電力系統と負荷との間を接続するとともに、前記商用電力系統が停電した場合に前記商用電力系統と前記負荷との間を遮断する過程と、蓄電池が、前記負荷に給電する電力を蓄積する過程と、
双方向変換装置が、前記交流スイッチの負荷側と前記蓄電池との間で交流電力と直流電力とを双方向に変換する過程と、経路切替部が、前記発電装置の発電電力が流れる経路を、前記パワーコンディショナを介して前記交流スイッチの負荷側に流れる第1経路と、前記パワーコンディショナを介して前記交流スイッチの商用電力系統側に流れる第2経路とのいずれか一方に切り替える過程と、制御部が、前記経路切替部に対して、前記発電装置の発電電力が流れる経路を切り替えさせる制御を行うと過程とを含むことを特徴とする給電方法である。
本発明によれば、分散型電源から商用電力系統への逆潮流を可能にしつつ、商用電力系統が停電した場合に、無瞬断で電力供給を継続することができる。
本発明の一実施形態による給電システムの構成例を示すブロック図である。 図1に示した制御部13の動作例を示すフローチャートである。 図1に示した経路切替部40の構成例、及び動作例を示す図である。 図1に示した給電システム1の動作例(通常時)を説明するための模式図である。 図1に示した給電システム1の動作例(逆潮流時)を説明するための模式図である。 図1に示した給電システム1の動作例(通常時に停電した場合)を説明するための模式図である。 図1に示した給電システム1の動作例(逆潮流時に停電した場合)を説明するための模式図である。 図1に示した給電システム1の動作例を示すタイミングチャートである。 図1に示した分散型電源30と経路切替部40との他の構成例を示したブロック図である。 図1に示した分散型電源30と経路切替部40とのさらに他の構成例を示したブロック図である。
以下、図面を参照して本発明による給電システムの一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による給電システム1の構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、給電システム1は、給電制御装置10と、蓄電池20と、分散型電源30と、経路切替部40とを備えている。また、給電システム1には商用電力系統2が接続されているとともに、負荷3が接続されている。
分散型電源30は、発電装置31と、パワーコンディショナ32とを備えている。
分散型電源30は、商用電力系統2とは別系統で発電を行う小規模な発電設備である。発電装置31は、例えば、太陽光発電、風力発電、小型水力発電等の自然エネルギー型の発電装置、ディーゼル発電、ガスタービン、ガスエンジン等の石油系及び天然ガス系の燃焼型コージェネレーションシステム、燃料電池等を用いた直接発電型のコージェネレーションシステム、廃棄物発電、バイオマス発電等を用いて直流又は交流電力を発電する装置である。パワーコンディショナ32は、発電装置31の発電電力を、商用電力系統2と連系可能な交流電力に変換して出力する。
パワーコンディショナ32は、発電装置31の発電電力を所定の交流電力に変換する。パワーコンディショナ32は、例えば、発電装置31の発電電力の制御する機能、発電電力に応じて運転を開始又は停止する機能、系統の異常を検出して動作を停止する機能等を有している。
本実施形態では、パワーコンディショナ32は、単独運転防止機能を備えている。ここで、「単独運転防止機能」とは、例えば、出力先の交流系統が停電した場合や出力経路の配線が遮断された場合に、交流系統に異常を検知し、交流出力を解列(すなわち遮断)する機能のことである。また、パワーコンディショナ32は、交流電力の出力開始時あるいは解列から復帰して再並列(すなわち再接続)する場合に、系統連系規定等によって定められた仕様を満たすようにして、パワーコンディショナ32を交流系統に並列する(すなわち接続する)。すなわち、パワーコンディショナ32は、並列時に周波数、電圧及び位相を並列先の系統に、あわせる機能(あるいは同期させる機能)を備えている。
このように、パワーコンディショナ32は、単独運転を防止する機能(単独運転防止機能)と、並列時に周波数、電圧及び位相をあわせる機能(系統連系運転機能)とを有している。
なお、並列する時点から解列する時点までの状態を「系統連系運転」といい、並列する動作を、「連系する」あるいは「再連系する」等とも呼ぶ。
経路切替部40は、発電装置31の発電電力が流れる経路を、パワーコンディショナ32を介してACスイッチ11(後述)の負荷3側に流れる第1経路と、パワーコンディショナ32を介してACスイッチ11の商用電力系統2側に流れる第2経路とのいずれか一方に切り替える装置である。ここで、第1経路は、発電装置31からパワーコンディショナ32を経由して、負荷3、及び蓄電池20に接続された双方向変換装置12に電力を給電する経路である。また、第2経路は、発電装置31からパワーコンディショナ32を経由して、商用電力系統2に電力を給電する経路である。
経路切替部40は、第1経路において、例えば、パワーコンディショナ32の出力線を、配線54を経由して接続点75側(給電制御装置10の2次側)に接続する。また、経路切替部40は、第2経路において、例えば、パワーコンディショナ32の出力線を、配線52を経由して接続点71側(給電制御装置10の1次側)に接続する。
図1に示した構成例では、経路切替部40が、パワーコンディショナ32の交流出力を接続点C0に入力し、接続点C0を、接続点C1又は接続点C2のうちのずれか一方に切り替えて接続する。
また、本実施形態では、経路切替部40は、接続点C0を接続点C1に接続した状態と、接続点C0を接続点C2に接続した状態とを相互に切り替える際に、接続点C0が接続点C1と接続点C2とのいずれにも接続していない中間の状態を任意の時間(所定の期間)経過させることができる機能を有している。したがって、経路切替部40は、経路切替の際に、中間の状態を所定時間(所定の期間)持たせることができる。経路切替部40は、この中間の状態を任意の時間(所定の期間)経過させることにより、接続点C0と接続点C1との間と、接続点C0と接続点C2との間とを交互に切り替える場合に、上述した単独運転防止機能、及び並列時に周波数、電圧及び位相を並列先の系統にあわせる機能を、パワーコンディショナ32に動作させる。
この経路切替部40による経路の切替は、給電制御装置10の制御部13が出力した接点信号SCに従って行われる。本実施形態では、経路切替部40は、例えば、給電制御装置10の制御部13が出力した接点信号SCがHighレベルの場合に接続点C0を接続点C1に接続する。また、経路切替部40は、例えば、接点信号SCがLowレベルの場合に接続点C0を接続点C2に接続する。経路切替部40は、例えば、給電システム1が備える図示していないブレーカ等を有する分電盤や、配電盤、入出力盤等に設置することができる。
蓄電池20は、例えば、リチウムイオン電池、鉛電池、ニッケル水素電池等の2次電池であり、負荷3に給電する電力を蓄積する。蓄電池20は、配線55を介して給電制御装置10の双方向変換装置12に接続され、双方向変換装置12を介して、負荷3に電力を給電する。
給電制御装置10は、例えば、パラレルプロセッシング方式の無停電電源装置とよばれる装置形態をベースに構成されている。パラレスプロセッシング方式の無停電電源装置とは、通常のシステム運用時(通常時)には、商用電力系統2からの電力を負荷3に給電するとともに、停電に備えて蓄電池20に電力を充電(蓄電)し、停電時には、蓄電池20から電力を交流に変換して、負荷3に供給する方式のことである。給電制御装置10は、上述したように、商用電力系統2と負荷3とをACスイッチ11を介して接続するとともに、ACスイッチ11の負荷3側に対して双方向変換装置12を接続した構成を有している。なお、本実施形態の構成では、給電制御装置10の負荷3側(2次側)に分散型電源30が配線54を経由して接続されているので、蓄電池20には、分散型電源30からの電力を充電(蓄電)することも可能である。
ここで、双方向変換装置12は、例えば、双方向インバータであり、蓄電池20に接続し、交流電力と直流電力とを相互に変換することで、蓄電池20に充電する、又は、蓄電池20を放電させて負荷3に電力を給電する。なお、ACスイッチ11は、例えば、停電が発生した場合に負荷3側に影響が生じないよう商用電力系統2を高速に切り離すこと等のために用いられる。
図1に示した給電制御装置10は、ACスイッチ11と、双方向変換装置12と、制御部13とを備えている。
ACスイッチ11(交流スイッチ)は、交流電力を接続及び遮断する半導体スイッチである。図1に示した例では、スイッチの一端が端子72を介して配線51によって商用電力系統2に接続されている。また、ACスイッチ11の他端は、端子74を介して配線53によって負荷3に接続されている。ACスイッチ11は、制御部13の指示に応じて、商用電力系統2が停電した場合等にオフし、商用電力系統2と負荷3との間の接続を遮断する。あるいは、ACスイッチ11は、商用電力系統2から入力する電力を所定の値以下に制限するような場合にオン・オフ制御される。すなわち、ACスイッチ11は、商用電力系統2と負荷3との間を接続するとともに、商用電力系統2が停電した場合に商用電力系統2と負荷3との間を遮断する。なお、以下では、ACスイッチ11からみて端子72側を商用電力系統2側と呼び、また、端子74側を負荷3側と呼ぶことがある。
また、双方向変換装置12は、電力用の双方向の入出力端子の一方を、ACスイッチ11の負荷3側に接続するとともに、他方を、蓄電池20に接続している。この場合、双方向変換装置12の交流用の入出力端子は、端子73によってACスイッチ11の負荷3側の配線53に接続されている。また、双方向変換装置12の直流用の入出力端子は、配線55を介して蓄電池20に接続されている。双方向変換装置12は、制御部13の指示に応じて、蓄電池20を充電する方向に電力の流れを制御したり、それとは逆に放電する方向に電力の流れを制御したりする。すなわち、双方向変換装置12は、ACスイッチ11の負荷3側と蓄電池20との間で交流電力と直流電力とを双方向に変換する。
制御部13は、例えば、マイクロコンピュータとその周辺回路とを用いて構成されており、給電制御装置10の各部に設置した図示していない電流や電圧の検知部で検知された電流や電圧の検知信号に応じてACスイッチ11と双方向変換装置12とを制御する。制御部13は、例えば、端子72における電圧や電流を監視することで、商用電力系統2に停電が発生したか否かを判定し、停電が発生したと判定した場合にはACスイッチ11を遮断して、給電制御装置10の負荷3側を商用電力系統2から解列する(すなわち切り離す)。
また、制御部13は、商用電力系統2からの入力電力に対して予め制限値を設定しておき、それを越えるような入力電力が発生した場合には、ACスイッチ11を遮断して、給電制御装置10の負荷3側を商用電力系統2から解列することもできる。
また、端子72における電圧等を監視して、停電が復旧したと判定した場合にはACスイッチ11を接続する。その際、双方向変換装置12又は分散型電源30から交流電力が負荷3に対して給電されている場合には、系統連系規定等によって定められた仕様を満たすようにして、電圧、周波数、位相等を接続先の系統にあわせて給電制御装置10の負荷3側(2次側)を商用電力系統2(1次側)に並列する(すなわち接続する)。
また、制御部13は、例えばACスイッチ11を通した電力の流れを監視し、ACスイッチ11を通して、給電制御装置10の2次側から電力が商用電力系統2(1次側)へと向かう有効電力の流れ(すなわち逆潮流)が発生しないよう双方向変換装置12の交流出力や交流入力を制御する。
また、制御部13は、時刻を計時する機能あるいは外部のネットワーク等から時刻等の情報を取得する機能を有し、時間帯に応じて蓄電池20を充電状態としたり、放電状態としたりする制御を行う。なお、以上の制御部13の動作については、既存の技術を用いて行うことができるものであり、説明を省略する。
また、制御部13は、次のようにして経路切替部40による経路の切り替えを指示する接点信号SCを生成し、配線56を介して経路切替部40へ出力することで、発電装置31の発電電力が流れる経路を、経路切替部40によって切り替えさせる制御を行う。すなわち、制御部13は、経路切替部40に対して、発電装置31の発電電力が流れる経路を切り替えさせる制御を行う。制御部13は、例えば、発電装置31の発電電力を商用電力系統2に逆潮流させる場合に、Lowレベルの接点信号SCを出力し、経路切替部40の経路を、パワーコンディショナ32を介してACスイッチ11の商用電力系統2側に流れる経路(接続点C0と接続点C2とを接続した経路(第2経路))に切り替える。その際、制御部13は、例えば、蓄電池20の蓄電池残容量(SOC(State Of Charge)とも呼ぶ)に応じて、経路切替部40を制御する。
ここで、図2を参照して、制御部13による蓄電池残容量SOCに応じた経路切替部40の切替制御の一例について説明する。
図2は、本実施形態における制御部13の動作例を示すフローチャートである。
なお、図2において、基準値SOC1(第1基準値)は、例えば、蓄電池残容量SOCが満充電あるいは満充電に近いような状態、又は運用上、分散型電源30等からこれ以上蓄電池20に充電させないことが好ましいような状態の蓄電池残容量SOCの値に対応する基準値である。
また、基準値SOC2(第2基準値)は、例えば、基準値SOC1より小さい値を有する基準値(すなわち基準値SOC1>基準値SOC2である)は、例えば、運用上、分散型電源30等から蓄電池20に対して充電を開始させることが好ましいような状態の蓄電池残容量SOCの値に対応する値に設定する。
なお、基準値SOC1や基準値SOC2は、各1個の固定した値にすることに限らず、例えば、温度、時刻、曜日等に応じて異なる値に設定することができる。
また、図2に示した処理は、所定の時間間隔で繰り返し実行される。
図2において、制御部13は、まず、蓄電池残容量SOCを算出する(ステップS1)。制御部13は、蓄電池20の充放電電流の検出値の積算結果や、蓄電池20の端子電圧の検知結果、あるいは蓄電池20から受信した状態を表す信号等に基づいて、蓄電池残容量SOCを算出する。
次に、制御部13は、ステップS1において算出した蓄電池残容量SOCが基準値SOC1(第1基準値)より大きいか否かを判定する(ステップS2)。制御部13は、蓄電池残容量SOCが基準値SOC1より大きいと判定した場合(ステップS2:YES)に、処理をステップS3に進める。また、制御部13は、蓄電池残容量SOCが基準値SOC1より大きくない(基準値SOC1以下である)と判定した場合(ステップS2:NO)に、処理をステップS5に進める。
次に、ステップS3において、制御部13は、接点信号SCがLowレベルであるか否かを判定する。このステップS3における処理は、すでに接点信号SCがLowレベルとされているか否かを判定する処理である。制御部13は、接点信号SCがLowレベルであると判定した場合(ステップS3:YES)に、接点信号SCを変化させずに処理を終了する。一方、制御部13は、接点信号SCがLowレベルではない(Highレベルである)と判定した場合(ステップS3:NO)に、接点信号SCをLowレベルに変化させた後(ステップS4)、処理を終了する。
また、ステップS5において、制御部13は、ステップS1において算出した蓄電池残容量SOCが基準値SOC2(第2基準値)より小さいか否かを判定する。制御部13は、蓄電池残容量SOCが基準値SOC2より小さいと判定した場合(ステップS5:YES)に、処理をステップS6に進める。また、制御部13は、蓄電池残容量SOCが基準値SOC2より小さいくない(基準値SOC2以上である)と判定した場合(ステップS5:NO)に、接点信号SCを変化させずに処理を終了する。
次に、ステップS6において、制御部13は、接点信号SCがHighレベルであるか否かを判定する。このステップS6における処理は、すでに接点信号SCがHighレベルとされているか否かを判定する処理である。制御部13は、接点信号SCがHighレベルであると判定した場合(ステップS6:YES)に、接点信号SCを変化させずに処理を終了する。一方、制御部13は、接点信号SCがHighレベルではない(すなわちLowレベルである)と判定した場合(ステップS6:NO)に、接点信号SCをHighレベルに変化させた後(ステップS7)、処理を終了する。
このように、制御部13は、図2に示した処理によって、蓄電池残容量SOCが基準値SOC1より大きい場合にはLowレベルの接点信号SCを出力し、発電装置31の発電電力が流れる経路を第2経路に切り替える。ここで、第2経路は、パワーコンディショナ32を介してACスイッチ11の商用電力系統2側に流れる経路(=接続点C0と接続点C2とを接続した経路)である。また、制御部13は、蓄電池残容量SOCが基準値SOC1より小さい基準値SOC2より小さい場合にはHighレベルの接点信号SCを出力し、発電装置31の発電電力が流れる経路を、第1経路に切り替える。ここで、第1経路は、パワーコンディショナ32を介してACスイッチ11の負荷3側に流れる経路(=接続点C0と接続点C1とを接続した経路)である。
これによって、給電システム1は、蓄電池残容量SOCが基準値SOC1より大きい場合には、配線52を用いて分散型電源30の発電電力を商用電力系統2へ逆潮流させることが可能となる。一方、給電システム1は、蓄電池残容量SOCが基準値SOC2より小さい場合には配線54を用いて分散型電源30の発電電力を負荷3側へ潮流させることが可能となる。このように、制御部13は、発電装置31の発電電力を商用電力系統2に逆潮流させる場合に、経路切替部40の経路を第2経路に切り替える。
次に、図3を参照して、図1を参照して説明した経路切替部40の構成例について説明する。
図3は、本実施形態における経路切替部40の構成例、及び動作例を示す図である。
ここで、図3(a)は、経路切替部40の一構成例を示した回路図であり、図3(b)は、図3(a)に示した信号又は接点の変化を示したタイミングチャートである。
図3(a)において、経路切替部40は、5個の電磁継電器41〜45を備えている。
電磁継電器41は、電磁コイル401、メーク接点402及びブレーク接点406を有している。電磁継電器42は、電磁コイル408及び瞬時動作限時復帰ブレーク接点403を有している。電磁継電器43は、電磁コイル404及び瞬時動作限時復帰ブレーク接点407を有している。電磁継電器44は、電磁コイル405及びメーク接点411を有している。そして、電磁継電器45は、電磁コイル409及びメーク接点410を有している。
ここで、電磁コイル401には、接点信号SCが入力される。また、メーク接点402、瞬時動作限時復帰ブレーク接点403、電磁コイル404、及び電磁コイル405が、直列に1対の電源線間に接続されている。ブレーク接点406、瞬時動作限時復帰ブレーク接点407、電磁コイル408、及び電磁コイル409が、直列に1対の電源線間に接続されている。メーク接点410とメーク接点411とは、一端を接続点C0に共通に接続するとともに、接続点C2又は接続点C1にそれぞれ接続されている。この接続によれば、電磁継電器42と電磁継電器43とを用いることで、経路切替部40の構成をインターロック回路としている。したがって、メーク接点410とメーク接点411とは、同時にオンすることがない。
このように、本実施形態における経路切替部40は、同時にオンすることがないインターロック機能を有している。
瞬時動作限時復帰ブレーク接点403及び瞬時動作限時復帰ブレーク接点407の限時時間(限時期間)を期間T1(例えば、5秒間)とした場合、接点信号SCがLowからHigh、そしてLowへと変化するのに応じて、各接点402、403、406、407、411、及び410は、図3(b)に示したように変化する。
図3(b)に示すように、時刻t1において、接点信号SCがHighになってから期間T1後の時刻t2において、接続点C0と接続点C1との間(メーク接点411)はオンする。また、接点信号SCがLowになった時刻t3おいて、接続点C0と接続点C1との間(メーク接点411)はオフする。
また、接点信号SCがHighになった時刻t1において、接続点C0と接続点C2との間(メーク接点410)はオフする。また、時刻t3において接点信号SCがLowになってから期間T1後の時刻t4において、接続点C0と接続点C2との間(メーク接点410)はオンする。
このように、経路切替部40は、経路を切り替える際に、所定の期間(期間T1)、いずれの経路にも接続されていない期間を経過した後に、経路を切り替える。すなわち、制御部13は、経路切替部40の経路を切り替える際に、第1経路及び第2経路のいずれにも発電装置31の発電電力が所定の期間(期間T1)、電力が流れていない状態を経過した後に、第1経路から第2経路への切り替え又は第2経路から第1経路への切り替えを行う。
次に、図4〜図7を参照して、本実施形態における給電システム1の動作例について説明する。この場合、経路切替部40は、図3に示した構成を有していて、限時動作の時間が、例えば、5秒に設定されているものとする。また、ここで、基準値SOC1>基準値SOC2である。
本実施形態における給電システム1は、以下に示すとおり、Aモードの通常のシステム運用を基本とし蓄電池20や商用電力系統2の状態に応じてBモード〜Cモードまでの切り替え動作を行う。
<Aモード:通常のシステム運用(図4)>
図4は、本実施形態における給電システム1の動作例(通常時)を説明するための模式図である。
図4に示したように、Aモードにおいて、経路切替部40は、接続点C0と接続点C1との間がON(オン)であり、接続点C0と接続点C2との間がOFF(オフ)である。すなわち、Aモードにおいて、経路切替部40は、発電装置31の発電電力が流れる経路を、第1経路に切り替える。
この場合、分散型電源30による発電電力は、システム内の負荷3に給電され(電力の流れPF13、PF14)、余剰が発生した場合は、蓄電池20に充電される(電力の流れPF12の下向きの流れ)。また、電力の流れPF11等を監視し、商用電力系統2からの入力電力制限設定に応じて給電制御装置10は装置内のACスイッチ11を切り変えながら運用を継続する。
<Bモード:蓄電池20がある容量割合(基準値SOC1:第1の基準値)に到達した場合(図5)>
図5は、本実施形態における給電システム1の動作例(逆潮流時)を説明するための模式図である。
図5に示したように、Bモードにおいて、給電制御装置10の制御部13からの接点信号SCにより、経路切替部40は、給電経路を第2経路(接続点C0がら接続点C2に流れる経路)に切替える。この切替えフローは、以下の順とする。
(1)経路切替部40は、接続点C0と接続点C1との間をOFFにする。
(2)経路切替部40は、接続点C0と接続点C2との間をONにする。
ただし、上述の(1)と(2)との間に5秒間の限時を設けることで、パワーコンディショナ32は、系統異常を感知し一度停止する。限時無しで切替えると、パワーコンディショナ32にとっては、同期異常となり故障を誘発する恐れがあるためこの限時を設けている。給電システム1は、上述の(1)及び(2)を行うことにより、AモードからBモードに移行する。
Bモードにおけるこの給電経路(第1経路)において、パワーコンディショナ32からの出力は、商用電力系統2へ逆潮流(電力の流れPF23)することとなる。パワーコンディショナ32の出力は給電システム1内と切離されるため、前述の問題点であった系統連系規程に抵触することなく、逆潮流させることが可能である。
その後、給電システム1内は商用電力系統2と蓄電池20により負荷3への給電を続ける(電力の流れPF21、PF22、及びPF24)。ここで、Bモードの運転状態(運用状態)から蓄電池残容量SOCが低下して基準値SOC2に到達した場合、制御部13は、再度以下のフローにより給電経路を第1経路(接続点C0がら接続点C1に流れる経路)に切替える。
(3)経路切替部40は、接続点C0と接続点C2との間をOFFにする。
(4)経路切替部40は、接続点C0と接続点C1との間をONにする。
ただし、上述の(3)と(4)との間には、上述の(1)と(2)との間と同様に、5秒間の限時を設ける。このように、パワーコンディショナ32の再連系後はAモードの通常のシステム運用の状態に移行する。
<Cモード:商用電力系統2に異常(停電)が発生した場合>
本実施形態における給電システム1は、商用電力系統2に異常(例えば、停電)が発生した場合に、システム運用の状態により、以下のモードに切り替える。
<C1モード:Aモードにおいて停電が発生した場合(図6)>
図6は、本実施形態における給電システム1の動作例(通常時に停電した場合)を説明するための模式図である。
図6に示すように、Aモード(給電経路は第1経路)において、給電制御装置10の制御部13が停電発生を検知した場合、制御部13は、ACスイッチ11を無瞬断でOFFにする。この場合、給電システム1は、経路切替部40による給電経路が第1経路になっているため、分散型電源30及び蓄電池20による負荷3への給電を無瞬断で継続する(電力の流れPF32、PF33、及びPF34)。
<C2モード:Bモードにおいて停電が発生した場合(図7)>
図7は、本実施形態における給電システム1の動作例(逆潮流時に停電した場合)を説明するための模式図である。
図7に示すように、Bモード(給電経路は第2経路)において、停電が発生した場合、パワーコンディショナ32は、単独運転防止機能により自動的に停止する。給電制御装置10の制御部13は、Aモードでの動作と同様に、停電発生を検知した場合、制御部13は、ACスイッチ11を無瞬断でOFFにする。この場合、給電システム1は、経路切替部40による給電経路が第2経路になっているため、蓄電池残容量SOCの条件によって以下の運用を行う(電力の流れPF42、及びPF44)。
<C2−1モード:基準値SOC2<蓄電池残容量SOC<基準値SOC1の場合>
制御部13は、給電経路を第2経路から変更しないまま、蓄電池20による負荷3への電力供給(電力の給電)を継続する(図7の電力の流れPF42、及びPF44参照)。
なお、この状態において、時間が経過して、蓄電池残容量SOC<基準値SOC2になった場合には、制御部13は、下記のC2−2モードと同様の状態に遷移させる。
<C2−2モード:蓄電池残容量SOC<基準値SOC2の場合>
制御部13は、給電経路を第2経路から第1経路に切り替えて、パワーコンディショナ32を再連系する(図6の示す運用状態)。なお、給電経路を第2経路から第1経路に切り替えている間、給電システム1は、蓄電池20による負荷3への給電を無瞬断で継続する。そして、再連系後に、給電システム1は、分散型電源30と蓄電池20とによる負荷3への電力供給を行う(図6の電力の流れPF32、PF33、及びPF34参照)。すなわち、制御部13は、給電経路が第2経路である状態において、商用電力系統2が停電した場合に、ACスイッチ11を遮断させるとともに、双方向変換装置12に蓄電池20からの直流電力を交流電力に変換させて負荷3に給電させる。さらに、制御部13は、蓄電池残容量SOCが第2基準値(基準値SOC2)より小さい場合に、給電経路を第1経路に切り替える(すなわちC1モードに移行する)。
このように、本実施形態における給電システム1は、いずれのモードで停電が発生したとしても無瞬断で電力供給を継続し、且つ通常時には分散型電源30に余剰がある場合は逆潮流させることが可能である。
なお、商用電力系統2が停電から復旧した場合には、制御部13は、ACスイッチ11を接続させる制御を行い、Aモード、又はBモードに移行する。
例えば、制御部13は、給電経路が第2経路である状態において、商用電力系統2が停電から復旧した場合に、ACスイッチ11を接続させ、さらに、蓄電池残容量SOCが第2基準値(基準値SOC2)より小さい場合に、給電経路を第1経路に切り替える。すなわち、給電システム1は、上述したC2−1モードからBモードに移行した後、蓄電池残容量SOC<基準値SOC2に達した場合に、Aモードに移行する。なお、ここでのC2−1モードからBモードに移行する際に、パワーコンディショナ32は、商用電力系統2が停電から復旧したことにより、第2経路において再連系する。
なお、本実施形態における給電システム1の基本動作は、例えば、図8に示すような形態となる。この場合、分散型電源30は、発電装置31として太陽光発電装置を用いている。
図8は、24時間(1日)の給電システム1の動作例を示したタイミングチャートである。
この図において、各波形及び状態は、上から順に、負荷電力の波形W1、商用系統電力の波形W2、太陽光発電力の波形W3、蓄電池充放電電力の波形W4、蓄電池残容量の波形W5、ACスイッチ11の状態ACSW、C0−C1間の状態CS1、及びC0−C2間の状態CS2の変化を示している。また、横軸は、時間を示している。ここで、C0−C1間の状態とは、経路切替部40による接続点C0と接続点C1との間の状態を示し、C0−C2間の状態とは、経路切替部40による接続点C0と接続点C2との間の状態を示している。
図8に示した例では、制御部13は、ACスイッチ11を18時から翌日の6時までオン状態に制御し、蓄電池20は、商用電力系統2によって充電される。また、制御部13は、ACスイッチ11を6時から12時まではオフ状態に制御し、商用電力系統2からの電力は遮断され、蓄電池20からの放電電力等によって負荷3の消費電力がまかなわれる。また、12時から18時までは、制御部13は、ACスイッチ11をオン/オフ制御し、商用電力系統2が一定の電力PC1以下に制限する。
この例では、時刻t1において、蓄電池残容量SOCが基準値SOC1を上回り、時刻t3において、蓄電池残容量SOCが基準値SOC2を下回っている。また、時刻t2から太陽光による発電が開始している。この場合、時刻t1において、状態CS1がオンからオフ、状態CS2がオフからオンに切り替わっている。
また、時刻t3において、状態CS1がオフからオン、状態CS2がオンからオフに切り替わっている。そのため、太陽光発電による電力は、時刻t2から時刻t3までは逆潮流し、時刻t3以降は負荷3で消費又は蓄電池20への充電で消費されている。
なお、時刻t3以降は、状態CS1がオンであるので、例えば、図4に示したように、分散型電源30の出力は、ACスイッチ11を通過することなく、負荷3や双方向変換装置12の交流入力端子に流れることができる。よって、時刻t3以降は、それ以前に比べ分散型電源30の出力電力におけるACスイッチ11による通過ロスを減らすことができる。すなわち、本実施形態における給電システム1は、分散型電源30の出力電力を効率良く負荷3等に給電することができる。
なお、図8から明らかなように、本実施形態における給電システム1は、分散型電源30の出力不足時は、商用電力系統2からの電力を活用し、相互補完することができる。また、本実施形態における給電システム1では、分散型電源30からの出力が期待できる晴天時において、分散型電源30と蓄電池20との給電形態となり、環境負荷の低減に貢献することができる。一般的に太陽光発電を始めとする分散型電源30は、不安定・間欠的であるが、発生する変動は、即座に蓄電池20の充放電により吸収される。
また、本実施形態における給電システム1は、悪天候により分散型電源30からの電力供給が減少する場合には、分散型電源30と蓄電池20と、さらに分散型電源30の不足分を商用電力系統2の電力によって補完する給電形態となる。また、本実施形態における給電システム1は、夜間帯においては、商用電力系統2の電力により蓄電池20の充電と負荷3への供給を行い、電気事業者の負荷率平準化に寄与することができる。
また、本実施形態における給電システム1では、経路切替部40の切替制御によって入力の系統電力を任意に変更できる仕様としているため、契約状況や供給側の需給変動に応じて電力受電制限、及び、商用電力系統2の電力を一定にすることにより、商用電力系統2の電力の負荷軽減を実現することができる。
以上説明したように、本実施形態における給電システム1は、発電装置31と、パワーコンディショナ32と、蓄電池20と、双方向変換装置12と、経路切替部40と、制御部13とを備えている。パワーコンディショナ32は、発電装置31の発電電力を所定の交流電力に変換し、ACスイッチ11は、商用電力系統2と負荷3との間を接続するとともに、商用電力系統2が停電した場合に商用電力系統2と負荷3との間を遮断する。蓄電池20は、負荷3に供給する電力を蓄積する。双方向変換装置12は、ACスイッチ11の負荷3側と蓄電池20との間で交流電力と直流電力とを双方向に変換する。経路切替部40は、発電装置31の発電電力が流れる経路を、パワーコンディショナ32を介してACスイッチ11の負荷3側に流れる第1経路と、パワーコンディショナ32を介してACスイッチ11の商用電力系統2側に流れる第2経路とのいずれか一方に切り替える。そして、制御部13は、経路切替部40に対して、発電装置31の発電電力が流れる経路を切り替えさせる制御を行う。
これにより、本実施形態における給電システム1は、蓄電池20を切り離さずに逆潮流を実施することが可能となるので、商用電力系統2が停電した場合に、無瞬断で電力供給を継続することができる。なお、逆潮流させる際は、第2経路であるため逆潮流する電力は、ACスイッチ11を通らない。この場合、パワーコンディショナ32は、直接商用電力系統2に繋がるため、系統連系規程に抵触しない。したがって、本実施形態における給電システム1は、蓄電池20と分散型電源30とを組み合わせたシステムでありながら系統への逆潮流を安全性に問題なく実現することができる。すなわち、本実施形態における給電システム1は、逆潮流を可能にしつつ、商用電力系統2が停電した場合に、無瞬断で電力供給を継続することができる。
また、これまで蓄電池20の充電後に止めていた分散型電源30を動作させることができるため、本実施形態における給電システム1は、電気料金の抑制に寄与することができる。
また、本実施形態における給電システム1は、逆潮流中であっても、経路切替部40を介して分散型電源30の交流出力をそのまま利用して、負荷3への給電と、蓄電池20への充電とを行うことができる。そのため、本実施形態における給電システム1は、逆潮流中に発電装置31を切り離して、発電装置31の発電電力を蓄電池20に一旦充電した後に、蓄電池20からの直流電力を交流電力に変換して負荷3に給電するシステムに比べて、発電装置31の電力を効率よく負荷3に利用することができる。
また、本実施形態では、制御部13は、発電装置31の発電電力を商用電力系統2に逆潮流させる場合に、経路切替部40の経路を第2経路に切り替える制御を行う。
これにより、本実施形態における給電システム1は、蓄電池20を切離すことなく逆潮流させることができる。
また、本実施形態では、制御部13は、蓄電池20の蓄電池残容量SOCに応じて経路切替部40を制御する。例えば、制御部13は、蓄電池残容量SOCが第1基準値(基準値SOC1)より大きい場合に発電装置31の発電電力が流れる経路を第2経路に切り替え、蓄電池残容量SOCが第1基準値より小さい第2基準値(基準値SOC2)より小さい場合に発電装置31の発電電力が流れる経路を第1経路に切り替える。
これにより、本実施形態における給電システム1は、蓄電池残容量SOCに応じて制御するので、簡易な制御により、発電装置31を効率よく利用することができる。
また、本実施形態では、パワーコンディショナ32は、単独運転を防止する機能と、並列時に周波数、電圧及び位相を並列先の系統にあわせる機能とを有している。そして、制御部13は、経路切替部40に対して、経路を切り替える際に、第1経路及び第2経路のいずれにも発電装置31の発電電力が所定の期間(例えば、5秒間)、流れていない状態を経過した後に、第1経路から第2経路への切り替え又は第2経路から第1経路への切り替えをさせる。
これにより、パワーコンディショナ32は、経路を切り替える際に、パワーコンディショナ32は、単独運転防止機能により自動的に停止し、自動的に並列時に周波数、電圧及び位相を並列先の系統にあわせて運転を再開する。そのため、本実施形態における給電システム1は、安全に経路を切り替えることができる。また、本実施形態における給電システム1は、直接パワーコンディショナ32を制御することなしに、経路の切り替えを安全に制御することができる。
また、本実施形態では、経路切替部40は、経路を切り替える際に、第1経路及び第2経路のいずれにも発電装置31の発電電力が流れない所定の期間を経過した後に経路を切り替える機能を有している。
これにより、本実施形態における給電システム1は、制御部13が出力する接点信号SCによる簡易な手段により、経路の切り替えを適切に制御することができる。
また、本実施形態では、制御部13は、給電経路が第2経路である状態において、商用電力系統2が停電した場合に、ACスイッチ11を遮断させるとともに、双方向変換装置12に蓄電池20からの直流電力を交流電力に変換させて負荷3に給電させる。さらに、制御部13は、蓄電池残容量SOCが第2基準値(基準値SOC2)より小さい場合に、給電経路を第1経路に切り替える。
これにより、本実施形態における給電システム1は、停電が発生した場合に、無瞬断で電力供給を継続するとともに、発電装置31の発電電力を効率よく利用することができる。
また、本実施形態では、制御部13は、給電経路が第2経路である状態において、商用電力系統2が停電から復旧した場合に、ACスイッチ11を接続させ、さらに、蓄電池残容量SOCが第2基準値(基準値SOC2)より小さい場合に、給電経路を第1経路に切り替える。
これにより、本実施形態における給電システム1は、停電が復旧した場合においても、無瞬断で電力供給を継続するとともに、発電装置31の発電電力を効率よく利用することができる。
なお、本実施形態による給電方法は、発電装置31の発電電力及び商用電力系統2からの電力を負荷3に給電する給電システム1における給電方法である。給電方法は、パワーコンディショナ32が、発電装置31の発電電力を所定の交流電力に変換する過程と、ACスイッチ11が、商用電力系統2と負荷3との間を接続するとともに、商用電力系統2が停電した場合に商用電力系統2と前記負荷3との間を遮断する過程と、蓄電池20が、負荷3に給電する電力を蓄積する過程と、双方向変換装置12が、ACスイッチ11の負荷3側と蓄電池20との間で交流電力と直流電力とを双方向に変換する過程と、経路切替部40が、発電装置31の発電電力が流れる経路を、パワーコンディショナ32を介してACスイッチ11の負荷3側に流れる第1経路と、パワーコンディショナ32を介してACスイッチ11の商用電力系統2側に流れる第2経路とのいずれか一方に切り替える過程と、制御部13が、経路切替部40に対して、発電装置31の発電電力が流れる経路を切り替えさせる制御を行うと過程とを含む。
これにより、本実施形態による給電方法は、給電システム1と同様の効果を奏する。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
上記の実施形態において、経路切替部40は、パワーコンディショナ32の外部に設ける場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図9に示すように、パワーコンディショナ32(図9ではパワーコンディショナ32aと表記)が、経路切替部40を備える形態であってもよい。
また、図10に示すように、経路切替部40を、発電装置31と2系統のパワーコンディショナ(32−1、32−2)の入力端子との間に設ける形態であってもよい。この図10に示した構成の分散型電源30bによれば、2系統のパワーコンディショナ(32−1、32−2)で並列先の系統と常時同期可能なように、各パワーコンディショナ32内の電力変換回路等を動作させることができる。したがって、図10に示した構成によれば、経路切替部40における限時時間をゼロまたはゼロに近い小さな値とすることができる。
また、上記の実施形態において、経路切替部40は、一例として、電磁継電器のような機械式のスイッチである場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、経路切替部40は、半導体スイッチを用いた構成としてもよい。
また、電力系統は、例えば、3相や単相、単相3線式等の形態とすることができ、その場合、経路切替部40や各配線は、それらに対応した複数の構成を有するものとする。
また、分散型電源30は、1つに限らず、複数であってもよく、その場合、1つの経路切替部40に並列に複数の分散型電源30を接続してもよいし、経路切替部40を複数用いるようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、制御部13は、蓄電池残容量SOCが基準値SOC1より大きい場合に、給電経路を第2経路に切り替える場合について説明したが、蓄電池残容量SOCが基準値SOC1以上である場合に、給電経路を第2経路に切り替えてもよい。また、制御部13は、蓄電池残容量SOCが基準値SOC2より小さい場合に、給電経路を第1経路に切り替える場合について説明したが、蓄電池残容量SOCが基準値SOC2以下である場合に、給電経路を第1経路に切り替えてもよい。
また、上記の実施形態において、経路切替部40で限時時間を生成する場合について説明したが、制御部13が、限時時間を生成し、限時時間を設けるように経路切替部40を切り替える制御を行ってもよい。
上述の給電制御装置10及び分散型電源30は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した給電制御装置10及び分散型電源30の処理過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
1 給電システム
2 商用電力系統
3 負荷
10 給電制御装置
11 ACスイッチ
12 双方向変換装置
13 制御部
20 蓄電池
30、30b 分散型電源
31 発電装置
32、32a、32−1、32−2 パワーコンディショナ
40 経路切替部
51、52、53、54、55、56 配線

Claims (9)

  1. 発電装置と、
    前記発電装置の発電電力を所定の交流電力に変換するパワーコンディショナと、
    商用電力系統と負荷との間を接続するとともに、前記商用電力系統が停電した場合に前記商用電力系統と前記負荷との間を遮断する交流スイッチと、
    前記負荷に給電する電力を蓄積する蓄電池と、
    前記交流スイッチの負荷側と前記蓄電池との間で交流電力と直流電力とを双方向に変換する双方向変換装置と、
    前記発電装置の発電電力が流れる経路を、前記パワーコンディショナを介して前記交流スイッチの負荷側に流れる第1経路と、前記パワーコンディショナを介して前記交流スイッチの商用電力系統側に流れる第2経路とのいずれか一方に切り替える経路切替部と
    前記経路切替部に対して、前記発電装置の発電電力が流れる経路を切り替えさせる制御を行う制御部と
    を備えることを特徴とする給電システム。
  2. 前記制御部は、前記発電装置の発電電力を前記商用電力系統に逆潮流させる場合に、前記経路切替部の前記経路を第2経路に切り替える
    ことを特徴とする請求項1に記載の給電システム。
  3. 前記制御部は、前記蓄電池の蓄電池残容量に応じて前記経路切替部を制御する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の給電システム。
  4. 前記制御部は、
    前記蓄電池残容量が第1基準値より大きい場合に前記発電装置の発電電力が流れる経路を前記第2経路に切り替え、前記蓄電池残容量が前記第1基準値より小さい第2基準値より小さい場合に前記発電装置の発電電力が流れる経路を前記第1経路に切り替える
    ことを特徴とする請求項3に記載の給電システム。
  5. 前記制御部は、
    前記経路が第2経路である状態において、前記商用電力系統が停電した場合に、前記交流スイッチを遮断させるとともに、前記双方向変換装置に前記蓄電池からの直流電力を交流電力に変換させて前記負荷に給電させ、さらに、前記蓄電池残容量が前記第2基準値より小さい場合に、前記経路を前記第1経路に切り替える
    ことを特徴とする請求項4に記載の給電システム。
  6. 前記制御部は、
    前記経路が第2経路である状態において、前記商用電力系統が停電から復旧した場合に、前記交流スイッチを接続させ、さらに、前記蓄電池残容量が前記第2基準値より小さい場合に、前記経路を前記第1経路に切り替える
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の給電システム。
  7. 前記パワーコンディショナは、単独運転を防止する機能と、並列時に周波数、電圧及び位相を並列先の系統にあわせる機能とを有し、
    前記制御部は、
    前記経路切替部に対して、前記経路を切り替える際に、前記第1経路及び前記第2経路のいずれにも前記発電装置の発電電力が所定の期間、流れていない状態を経過した後に、前記第1経路から前記第2経路への切り替え又は前記第2経路から前記第1経路への切り替えをさせる
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の給電システム。
  8. 前記経路切替部は、
    経路を切り替える際に、前記所定の期間を経過した後に経路を切り替える機能を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の給電システム。
  9. 発電装置の発電電力及び商用電力系統からの電力を負荷に給電する給電システムにおける給電方法であって、
    パワーコンディショナが、前記発電装置の発電電力を所定の交流電力に変換する過程と、
    交流スイッチが、商用電力系統と負荷との間を接続するとともに、前記商用電力系統が停電した場合に前記商用電力系統と前記負荷との間を遮断する過程と、
    蓄電池が、前記負荷に給電する電力を蓄積する過程と、
    双方向変換装置が、前記交流スイッチの負荷側と前記蓄電池との間で交流電力と直流電力とを双方向に変換する過程と、
    経路切替部が、前記発電装置の発電電力が流れる経路を、前記パワーコンディショナを介して前記交流スイッチの負荷側に流れる第1経路と、前記パワーコンディショナを介して前記交流スイッチの商用電力系統側に流れる第2経路とのいずれか一方に切り替える過程と、
    制御部が、前記経路切替部に対して、前記発電装置の発電電力が流れる経路を切り替えさせる制御を行うと過程と
    を含むことを特徴とする給電方法。
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