JP2014190797A - シリコンウェハの欠陥検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送中のシリコンウェハを回転させることなく、欠陥の検出率を向上させること。
【解決手段】シリコンウェハ80を搬送する搬送部10と、搬送されるシリコンウェハ80が第1の位置21を通過する際に、当該シリコンウェハの下面81において搬送方向Pと+45°を成す直線21に沿った領域に赤外線を照射する第1の赤外線照射部20と、第1の赤外線照射部20から照射されてシリコンウェハ80を透過した散乱透過光又は正透過光を撮像する第1の撮像部40と、搬送されるシリコンウェハ80が、第2の位置31を通過する際に、当該シリコンウェハの下面81において搬送方向Pと−45°を成す直線31に沿った領域に赤外線を照射する第2の赤外線照射部30と、第2の赤外線照射部30から照射されてシリコンウェハ80を透過した散乱透過光又は正透過光を撮像する第2の撮像部50と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、シリコンウェハ内のクラック等の欠陥の有無を検査する、シリコンウェハの欠陥検査装置に関する。
この種の欠陥検査装置は、例えば特許文献1〜3に開示されている。同文献1〜3の欠陥検査装置は、被検査体であるシリコンウェハを一方に搬送しながら、当該シリコンウェハの一方の面において搬送方向と直角を成す直線に沿った領域に赤外線を照射し、その透過光をカメラにて撮像するようにしている。そして、撮像により得られた画像データにおいて、シリコンウェハの正常な部分と、クラック等の欠陥部分とのコントラストの相違や、予め記憶している欠陥部分特有の画像パターンとの照合処理などにより欠陥の有無を判別するようにしている。
同文献1〜3に開示されている欠陥検査装置は、いずれもシリコンウェハの一方の面に赤外線を直角に入射し、この入射角と同じ角度で他方の面から出る透過光(以下「正透過光」ともいう。)を撮像している。
特許文献1〜3には記載されていないが、本願出願人は、図6に示すように、赤外線照射部91からシリコンウェハ80の下面81に直角以外の角度θ3(例えばθ3=45°)で赤外線を入射し、シリコンウェハ80内を透過する際に散乱する散乱光(以下「散乱透過光」ともいう。)をラインセンサカメラ92で撮像するようにしている。このように散乱透過光を撮像して得られた画像データにおいても、シリコンウェハの正常な部分と、クラック等の欠陥部分とのコントラストの相違などに基づき欠陥の有無が判別されるが、散乱透過光を撮像して得られた画像データの方が、得られた画像データにおいて欠陥画像が明確に表れることが多い。
特開2010−34133号公報 特開2011−52967号公報 特開2012−2648号公報
ところで、シリコンウェハへの赤外線の入射角を直角とした検査装置であっても、直角以外の角度とした検査装置であっても、シリコンウェハに含まれるクラックの方向性によって、欠陥の検出率が極度に悪化することがある。例えば図7(a)に示すように、クラック83がシリコンウェハ80の搬送方向(矢印Pが示す方向)に沿って形成されている場合と、図7(b)に示すように、クラック84がシリコンウェハの搬送方向に対して45°傾いて形成されている場合とでは、クラック83,84の大きさが同じであっても、前者の方がクラックの検出率が悪くなる。
このような問題を解消するために、例えば、赤外線の照射および撮像を行う検査位置を検査ライン上に2カ所設け、その2カ所の検査位置の間に、シリコンウェハを鉛直線回りに90°回転させる方向回転装置を設置することが考えられる。そうすることで、最初の検査位置で透過光を撮像した後、方向回転装置にてシリコンウェハを90°回転させ、さらに、後の検査位置で透過光を撮像すれば、シリコンウェハの向き(クラックの向き)が90°異なる2つの画像データを取得することができる。そして、これらの2つの画像データは、多くの場合、クラックの影響を受けた部分の画像が顕著に相違するため、クラックの影響を受けた画像部分が比較的不鮮明な一方の画像データからクラックを検出できなくても、クラックの影響を受けた画像部分が比較的鮮明な他方の画像データからクラックを検出する可能性が高くなる。
ところが、上記方向反転装置によりシリコンウェハを90°回転させるようにすれば、回転時の機械的な振動がシリコンウェハに伝わり、その振動によってシリコンウェハを破損してしまうことが懸念される。また、方向反転装置により、シリコンウェハを回転させると、その回転処理に一定の時間を費やすことから、ライン全体での検査処理速度が大幅に低下してしまう。
本発明は、かかる課題に鑑みて創案されたものであり、シリコンウェハを一方に搬送しつつ、シリコンウェハの一方の面に赤外線を照射し、当該シリコンウェハを透過した正透過光または散乱透過光を撮像して得た画像データに基づきクラック等の欠陥の有無を検査する、シリコンウェハの欠陥検査装置において、搬送中のシリコンウェハを回転させることなく、欠陥の検出率を向上させることができるシリコンウェハの欠陥検査装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のシリコンウェハの欠陥検査装置は、シリコンウェハを搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送されるシリコンウェハが第1の位置を通過する際に、当該シリコンウェハの一方の面において搬送方向と所定の第1の角度を成す直線に沿った領域に赤外線を照射する第1の赤外線照射部と、前記第1の赤外線照射部から照射されてシリコンウェハを透過した散乱透過光又は正透過光を撮像する第1の撮像部と、前記搬送部により搬送されるシリコンウェハが、前記第1の位置と異なる第2の位置を通過する際に、当該シリコンウェハの一方又は他方の面において搬送方向と前記第1の角度と異なる所定の第2の角度を成す直線に沿った領域に赤外線を照射する第2の赤外線照射部と、前記第2の赤外線照射部から照射されてシリコンウェハを透過した散乱透過光又は正透過光を撮像する第2の撮像部と、を備えている。
かかる構成を備えるシリコンウェハの欠陥検査装置によれば、シリコンウェハを回転させることなく、シリコンウェハ内のクラック等の欠陥に対して異なる方向から赤外線を照射して撮像した2種類の画像データが得られる。これらの2種類の画像データに基づいて欠陥の有無を判別すれば、欠陥検出率を向上させることができる。
前記第1の角度と前記第2の角度との差は略90°であることが望ましい。
かかる構成を備えるシリコンウェハの欠陥検査装置によれば、90°の角度差で赤外線を照射して得られる2つの画像データを比較すると、欠陥の影響を受けた部分の画像が顕著に相違しやすいため、シリコンウェハに含まれるクラック等の欠陥が方向性のあるものであっても、少なくとも一方の画像データから欠陥を検出できる可能性が高くなる。
搬送方向と前記第1の角度との成す角度が略+45°であり、搬送方向と前記第2の角度との成す角度が略−45°であるか、若しくは、搬送方向と前記第1の角度との成す角度が略−45°であり、搬送方向と前記第2の角度との成す角度が略+45°であることが望ましい。
かかる構成を備えるシリコンウェハの欠陥検査装置によれば、90°の角度差で赤外線を照射して得られる2つの画像データに基づき欠陥の有無を判別できるため、欠陥の検出率を向上させることができるとともに、赤外線照射部および撮像部の幅サイズを最小限にすることができる。
前記第1の赤外線照射部は、前記シリコンウェハの一方の面に直角以外の角度で赤外線を入射するものであり、前記第1の撮像部は、当該シリコンウェハを透過した散乱透過光を撮像するものであり、前記第2の赤外線照射部は、前記シリコンウェハの一方又は他方の面に直角以外の角度で赤外線を入射するものであり、前記第2の撮像部は、当該シリコンウェハを透過した散乱透過光を撮像するものである、ことが望ましい。
散乱透過光を撮像して得られた画像データは、正透過光を撮像して得られた画像データよりも、欠陥画像が明確に表れやすいので、欠陥の検出率を更に向上させることができる
前記第1の赤外線照射部は、前記シリコンウェハの一方の面に略45°の角度で赤外線を入射するものであり、前記第2の赤外線照射部は、前記シリコンウェハの一方又は他方の面に略45°の角度で赤外線を入射するものである、ことが更に望ましい。
シリコンウェハに対して45°の角度で赤外線を入射して得られる透過光の画像データには、欠陥画像が明確に表れやすいので、欠陥の検出率をより一層に向上させることができる
上記構成を備えるシリコンウェハの欠陥検査装置において、前記第1の撮像部により撮像された第1の画像データに基づいて欠陥の有無を判別するとともに、前記第2の撮像部により撮像された第2の画像データに基づいて欠陥の有無を判別し、少なくとも一方の画像データに基づいて欠陥有りと判別した場合は、所定の欠陥検出処理を行う画像データ処理部を備える、ものとすることが望ましい。
本発明によれば、シリコンウェハに機械振動を与えたり、検査処理速度を低下させることなく、当該シリコンウェハ内のクラック等の欠陥の検出率を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係るシリコンウェハの欠陥検査装置を示す概略平面図である。 図1におけるA矢視図である。 図1におけるB矢視図である。 (a)は、一方に搬送されるシリコンウェハ上での第1の撮像部の走査位置の変化を示す模式図である。(b)は、一方に搬送されるシリコンウェハ上での第2の撮像部の走査位置の変化を示す模式図である。 画像データ処理部およびその周囲の関連機器を示す図である。 シリコンウェハの下面に45°で赤外線を入射し、シリコンウェハ内を透過する際に散乱する散乱光をラインセンサカメラで撮像する様子を示した図である。 方向性の異なるクラックを有するシリコンウェハが搬送される様子を示した図である。
以下、本発明の実施の形態に係るシリコンウェハの欠陥検査装置について図面を参照しながら説明する。被検査体となるシリコンウェハは、単結晶シリコンウェハ、多結晶シリコンウェハの何れであってもよい。図1〜図3に示すように、シリコンウェハの欠陥検査装置100は、搬送部10、第1および第2の赤外線照射部20,30、第1および第2の撮像部40,50、画像データ処理部60(図5参照)、各部を支持する装置フレーム70等で主に構成されている。
搬送部10は、サーボモータ11、駆動軸12、回転動力伝達ベルト13、従動軸14,14’、コンベアベルト15等で構成されている。詳細に説明すると、サーボモータ11の出力軸には、駆動軸12が直結されている。駆動軸12および従動軸14にはそれぞれプーリ16が取付けられており、各2つのプーリ16に巻き掛けられた回転動力伝達ベルト13を介して、サーボモータ11の回転動力が駆動軸12および各従動軸14に伝達されるようになっている。なお、駆動軸12、従動軸14,14’等は、所定の軸受けを介して装置フレーム70等の不動部位に支持されている。
駆動軸12と従動軸14’、従動軸14と従動軸14’には、それぞれコンベアベルト15が2列を成して巻き掛けられている。このコンベアベルト15は、駆動軸12又は従動軸14の回転駆動力により回転走行し、このコンベアベルト15上に載置されるシリコンウェハ80を水平かつ直線方向一方に搬送する。コンベアベルト15の各列は、それぞれ複数のコンベアベルト15にて構成されており、同列におけるコンベアベルト15同士の間には、後述する赤外線を通過させるための隙間17が形成されている。もちろん、この隙間17は、水平方向に搬送されるシリコンウェハ80が水平方向に対して傾いたり揺れたりすることのない程度の寸法とされる。
第1および第2の赤外線照射部20,30は、例えば赤外線発生装置、この赤外線発生装置が発生した赤外線をライン状に照射するライン・ライトガイドなどで構成される。照射する赤外線としては、例えば波長が900nm〜1800nmのものを用いることができる。
第1の赤外線照射部20は、コンベアベルト15により搬送されるシリコンウェハ80が所定の第1の位置21を通過する際に、当該シリコンウェハ80の下面81において搬送方向と所定の第1の角度α1(本実施形態ではα1=+45°)を成す直線(図1において符号21が示す2点鎖線)に沿った領域に赤外線を照射するように設置されている。さらに、第1の赤外線照射部20は、図2に示すように、シリコンウェハ80の下面81に角度θ1(本実施形態ではθ1=45°)で赤外線を入射するように設置されている。
第2の赤外線照射部30は、第1の赤外線照射部20よりも搬送方向下流側に設置されている。第2の赤外線照射部30は、コンベアベルト15により搬送されるシリコンウェハ80が所定の第2の位置31を通過する際に、当該シリコンウェハ80の下面81において搬送方向と所定の第2の角度α2(本実施形態ではα2=−45°)を成す直線(図1において符号31が示す2点鎖線)に沿った領域に赤外線を照射するように設置されている。さらに、第2の赤外線照射部30は、図3に示すように、シリコンウェハ80の下面81に角度θ2(本実施形態ではθ2=45°)で赤外線を入射するように設置されている。
なお、上記説明より明らかであるが、上記第1の位置21と第2の位置31とは互いに異なる位置である。また、上記した搬送方向と所定の第1の角度α1を成す直線と、搬送方向と所定の第2の角度α2を成す直線とは、互いに非平行のものである。
第1および第2の撮像部40,50は、例えば、カメラレンズ、CCDラインセンサ(又はCMOSラインセンサ)などで構成される。これらの撮像部40,50で撮像された画像データは後述する画像データ処理部60へ転送される。各撮像部40,50は、図示しないカメラ支持フレーム等に固定されている。
第1の撮像部40は、図2に示すように、シリコンウェハ80の上面82に対して直角に対向し、図1に示す、搬送方向と第1の角度α1を成す直線(符号21が示す2点鎖線)に上から視て重なるようにそのラインセンサの列を配置している。この第1の撮像部40は、第1の赤外線照射部20からシリコンウェハ80の下面81に照射されて、当該シリコンウェハ80を透過した散乱透過光を撮像する。図4(a)に示す線分1〜5は、一方に搬送されるシリコンウェハ80上での第1の撮像部40の走査位置の変化を示している。すなわち、第1の撮像部40は、矢印Pの方向へ搬送されるシリコンウェハ80に対して、相対的に線分1から線分2、線分3、線分4、線分5へと走査位置を移動させて、シリコンウェハ80全体を走査する。なお、第1の撮像部40は、カメラレンズ41およびラインセンサを2台備えているが、これは、ラインセンサの列を搬送方向に対して45°傾けたことにより、一定の解像度を維持するという条件の下で幅広くなった撮像範囲を確保するためである。このことは、後述する第2の撮像部50も同様である。
第2の撮像部50は、図3に示すように、シリコンウェハ80の上面82に対して直角に対向し、図1に示す、搬送方向と前記第2の角度α2を成す直線(符号31が示す2点鎖線)に上から視て重なるようにラインセンサの列を配置している。この第2の撮像部50も、第2の赤外線照射部30からシリコンウェハ80の下面81に照射されて、当該シリコンウェハ80を透過した散乱透過光を撮像する。図4(b)に示す線分1〜5は、一方に搬送されるシリコンウェハ80上での第2の撮像部40の走査位置の変化を示している。すなわち、第2の撮像部50も、矢印Pの方向へ搬送されるシリコンウェハ80に対して、相対的に線分1から線分2、線分3、線分4、線分5へと走査位置を移動して、シリコンウェハ80全体を走査する。
図5に示すように、画像データ処理部60は、例えばパーソナル・コンピュータ等の演算処理機61に所定のプログラムを組み込んで当該プログラムを実行することで構築される。画像データ処理部60は、第1の撮像部40および第2の撮像部50から入力される第1の画像データおよび第2の撮像部50に基づいて、シリコンウェハ80におけるクラック等の欠陥の有無を判別する。すなわち、画像データ処理部60は、第1の画像データに基づいて欠陥の有無を判別するとともに、第2の画像データに基づいて欠陥の有無を判別し、少なくとも何れか一方の画像データに基づいて欠陥有りと判別した場合は、所定の欠陥検出処理を行う。一方、何れの画像データについても欠陥が検出されない場合は、所定の欠陥非検出処理を行う。上記所定の欠陥検出処理としては、欠陥を検出した旨の情報をモニタ62に表示する処理、シリコンウェハ全体の画像とともに、欠陥部分画像を正常部分と識別可能にモニタ62に表示する処理等が挙げられる。また、上記所定の欠陥非検出処理としては、欠陥を検出しなかった旨の情報をモニタ62に表示する処理等が挙げられる。
このように本発明の実施の形態に係るシリコンウェハの欠陥検査装置100によれば、シリコンウェハ80を回転させることなく、クラック等の欠陥に異なる方向から赤外線を照射して撮像した2つの画像データを得ることができる。多くの場合、得られた2つの画像データは、クラック等の影響を受けた部分の画像が相違するため、クラック等の欠陥の影響を受けた画像部分が比較的不鮮明な一方の画像データからクラックを検出できなくても、クラック等の欠陥の影響を受けた画像部分が比較的鮮明な他方の画像データからクラックを検出することができることが多くなる。その結果、欠陥の検出率が向上する。
また、本発明の実施の形態に係るシリコンウェハの欠陥検査装置100によれば、シリコンウェハ80を回転させることなく、クラック等の欠陥に異なる方向から赤外線を照射して撮像した2つの画像データを得ることができるので、検査処理速度を低下させることなく、欠陥の検出率を向上させることができる。
なお、既述の実施形態では、第1の赤外線照射部20および第2の赤外線照射部30がシリコンウェハ80の下面81に直角以外の角度(45°)で赤外線を入射し、当該シリコンウェハ80を透過した散乱透過光を撮像するようにしたが、赤外線の入射角を直角にして当該シリコンウェハ80を透過した正透過光を各撮像部40,50で撮像するようにしても一定の欠陥検出率の向上が期待できる。この場合に得られる2つの画像データにおいても、クラック等の影響を受けた部分の画像が相違するからである。
また、既述の実施形態では、第1および第2の赤外線照射部20,30をシリコンウェハ80の搬送経路の下側に設置し、第1および第2の撮像部40,50をシリコンウェハ80の搬送経路の上側に設置したが、第1および第2の赤外線照射部20,30をシリコンウェハ80の搬送経路の上側に設置し、第1および第2の撮像部40,50をシリコンウェハ80の搬送経路の下側に設置することも可能である。また、既述の実施形態において、第1の赤外線照射部20又は第2の赤外線照射部30の何れかをシリコンウェハ80の搬送経路の上側に設置し、搬送経路の上側に設置された赤外線照射部に対応する撮像部をシリコンウェハ80の搬送経路の下側に設置することも可能である。
本発明は、例えば、シリコンウェハをベルトコンベア上で一方に搬送しながら、シリコンウェハ内のクラックの有無を検査する欠陥検査装置に適用することができる。
10 搬送部
20 第1の赤外線照射部
21 第1の位置(搬送方向と所定の第1の角度を成す直線)
30 第2の赤外線照射部
31 第2の位置(搬送方向と所定の第2の角度を成す直線)
40 第1の撮像部
50 第2の撮像部
60 画像データ処理部
80 シリコンウェハ
100 シリコンウェハの欠陥検査装置

Claims (7)

  1. シリコンウェハを搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送されるシリコンウェハが第1の位置を通過する際に、当該シリコンウェハの一方の面において搬送方向と所定の第1の角度を成す直線に沿った領域に赤外線を照射する第1の赤外線照射部と、
    前記第1の赤外線照射部から照射されてシリコンウェハを透過した散乱透過光又は正透過光を撮像する第1の撮像部と、
    前記搬送部により搬送されるシリコンウェハが、前記第1の位置と異なる第2の位置を通過する際に、当該シリコンウェハの一方又は他方の面において搬送方向と前記第1の角度と異なる所定の第2の角度を成す直線に沿った領域に赤外線を照射する第2の赤外線照射部と、
    前記第2の赤外線照射部から照射されてシリコンウェハを透過した散乱透過光又は正透過光を撮像する第2の撮像部と、
    を備えることを特徴とするシリコンウェハの欠陥検査装置。
  2. 請求項1に記載のシリコンウェハの欠陥検査装置において、
    前記第1の角度と前記第2の角度との差が略90°である、ことを特徴とするシリコンウェハの欠陥検査装置。
  3. 請求項1に記載のシリコンウェハの欠陥検査装置において、
    搬送方向と前記第1の角度との成す角度が略+45°であり、搬送方向と前記第2の角度との成す角度が略−45°である、ことを特徴とするシリコンウェハの欠陥検査装置。
  4. 請求項1に記載のシリコンウェハの欠陥検査装置において、
    搬送方向と前記第1の角度との成す角度が略−45°であり、搬送方向と前記第2の角度との成す角度が略+45°である、ことを特徴とするシリコンウェハの欠陥検査装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載のシリコンウェハの欠陥検査装置において、
    前記第1の赤外線照射部は、前記シリコンウェハの一方の面に直角以外の角度で赤外線を入射するものであり、前記第1の撮像部は、当該シリコンウェハを透過した散乱透過光を撮像するものであり、
    前記第2の赤外線照射部は、前記シリコンウェハの一方又は他方の面に直角以外の角度で赤外線を入射するものであり、前記第2の撮像部は、当該シリコンウェハを透過した散乱透過光を撮像するものである、ことを特徴とするシリコンウェハの欠陥検査装置。
  6. 請求項5に記載のシリコンウェハの欠陥検査装置において、
    前記第1の赤外線照射部は、前記シリコンウェハの一方の面に略45°の角度で赤外線を入射するものであり、
    前記第2の赤外線照射部は、前記シリコンウェハの一方又は他方の面に略45°の角度で赤外線を入射するものである、ことを特徴とするシリコンウェハの欠陥検査装置。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載のシリコンウェハの欠陥検査装置において、
    前記第1の撮像部により撮像された第1の画像データに基づいて欠陥の有無を判別するとともに、前記第2の撮像部により撮像された第2の画像データに基づいて欠陥の有無を判別し、少なくとも一方の画像データに基づいて欠陥有りと判別した場合は、所定の欠陥検出処理を行う画像データ処理部を備える、ことを特徴とするシリコンウェハの欠陥検査装置。
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