JP2014190475A - 回転変動吸収ダンパ - Google Patents
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Abstract
【課題】動的吸振部DDの質量体2を、金属板のプレス成形品からなる複数の部材を嵌合嵌着した構造とした回転変動吸収ダンパにおいて、質量体2からの騒音放射を防止する。
【解決手段】回転軸に取り付けられるハブ1から、このハブ1と同心的に配置されたプーリ部材4へゴム状弾性材料からなるカップリングゴム7を介して伝達する回転変動吸収ダンパにおいて、ハブ1の外周にゴム状弾性材料からなるダンパゴム3を介して環状の質量体2を弾性的にかつ同心的に連結した構造の動的吸振部DDを備え、質量体2が、金属板のプレス成形品からなりスリーブ部211,221同士で嵌合された複数のフランジ付きスリーブ21,22と、このフランジ付きスリーブ21,22の互いに対向するフランジ部212,222間に介在するゴム状弾性材料からなる弾性層24を備えるものである。
【選択図】図1
【解決手段】回転軸に取り付けられるハブ1から、このハブ1と同心的に配置されたプーリ部材4へゴム状弾性材料からなるカップリングゴム7を介して伝達する回転変動吸収ダンパにおいて、ハブ1の外周にゴム状弾性材料からなるダンパゴム3を介して環状の質量体2を弾性的にかつ同心的に連結した構造の動的吸振部DDを備え、質量体2が、金属板のプレス成形品からなりスリーブ部211,221同士で嵌合された複数のフランジ付きスリーブ21,22と、このフランジ付きスリーブ21,22の互いに対向するフランジ部212,222間に介在するゴム状弾性材料からなる弾性層24を備えるものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、内燃機関等の回転機器のプーリに設けられてトルクを伝達すると共にその回転変動を吸収してベルト駆動を平滑化する回転変動吸収ダンパに関する。
回転変動吸収ダンパは、内燃機関のクランクシャフトと共に回転するハブと、このハブの外周側に配置されてベルトが巻き掛けられるプーリ部材と、前記ハブ側とプーリ部材側とを弾性的に連結するゴム状弾性材料(ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料)からなる環状の第一の弾性体と、前記ハブの外周にゴム状弾性材料(ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料)からなる環状の第二の弾性体を介して環状の質量体を弾性的にかつ同心的に連結した構造の動的吸振部により構成されている。
すなわち回転変動吸収ダンパは、ハブの外周に第二の弾性体を介して環状の質量体を弾性的に連結した構造の動的吸振部が、所定の振動周波数帯域において円周方向へ共振することによる動的吸振効果によって、クランクシャフトの捩り振動を低減すると共に、クランクシャフトからハブへ入力された駆動トルクを、第一の弾性体の円周方向剪断変形作用によって反復的な回転変動(伝達トルクの変動)を吸収しながらプーリ部材へ伝達するものである。
また、この種の回転変動吸収ダンパには、従来、例えば下記の先行技術文献に記載のように、動的吸振部の質量体が、金属板のプレス成形品からなる複数の部材を嵌合嵌着した構造とすることによって、デッドウエイトを少なくし、十分な慣性モーメントと強度要素を有すると共に全体の重量の削減を図ったものが知られている。
しかしながら、金属板のプレス成形品による薄肉構造体は、金属板からなる素材自体の内部減衰が、鋳物からなる質量体の内部減衰に比較して極端に小さいため、共振の振幅が大きくなりやすい。また、薄肉構造からなる形状的な要因による剛性の低さから、このプレス成形品の共振周波数が低周波数化しやすく、このため内燃機関の常用回転域の振動周波数と一致しやすく、共振が発生しやすくなる。
すなわち、金属板のプレス成形品からなる複数の部材を嵌合嵌着した構造の質量体を用いた回転変動吸収ダンパによれば、プレス成形品自体の共振によって、騒音が放射されてしまうおそれがあった。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、動的吸振部に、金属板のプレス成形品からなる複数の部材を嵌合嵌着した構造からなる質量体を用いた回転変動吸収ダンパにおいて、質量体からの騒音放射を防止することにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係る回転変動吸収ダンパは、回転軸に取り付けられるハブから、このハブと同心的に配置されたプーリ部材へゴム状弾性材料からなるカップリングゴムを介して伝達する回転変動吸収ダンパにおいて、前記ハブの外周にゴム状弾性材料からなるダンパゴムを介して環状の質量体を弾性的にかつ同心的に連結した構造の動的吸振部を備え、前記質量体が、金属板のプレス成形品からなりスリーブ部同士で嵌合された複数のフランジ付きスリーブと、このフランジ付きスリーブの互いに対向するフランジ部間に介在するゴム状弾性材料からなる弾性層を備えるものである。なお、ゴム状弾性材料とは、ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料をいう。
請求項2の発明に係る回転変動吸収ダンパは、請求項1に記載の構成において、複数のフランジ付きスリーブが、ダンパ取り外し治具との係合穴が開設された係合フランジ部を備える第一のフランジ付きスリーブと、フランジ部の外周に支持筒部を有する第二のフランジ付きスリーブを含むものであり、プーリ部材が前記支持筒部にベアリングを介して支持されたものである。
請求項3の発明に係る回転変動吸収ダンパは、請求項1又は2に記載の構成において、複数のフランジ付きスリーブが金属のプレス成形品からなるものである。
請求項1の発明に係る回転変動吸収ダンパによれば、動的吸振部の質量体を複数のフランジ付きスリーブの嵌合物とすることによって、動的吸振機能のための十分な円周方向慣性質量を確保すると共に軽量化を図ることができ、しかもフランジ付きスリーブのフランジに生じる共振が、このフランジ間に介在する弾性層によって減衰されるため、騒音放射を有効に防止することができる。
請求項2の発明に係る回転変動吸収ダンパによれば、請求項1による効果に加え、動的吸振部の質量体を構成する複数のフランジ付きスリーブが、当該回転変動吸収ダンパを回転軸から取り外すためのダンパ取り外し治具との係合手段と、プーリ部材を支持する支持手段を兼ねるものであるため、これらの手段を別設する必要がない。
請求項3の発明に係る回転変動吸収ダンパによれば、請求項1又は2による効果に加え、一層の軽量化及び低コスト化が可能である。
以下、本発明に係る回転変動吸収ダンパの好ましい実施の形態について、図1〜図3を参照しながら説明する。なお、以下の説明において用いられる「正面側」とは、図における左側、すなわち車両のフロント側のことであり、「背面側」とは、図における右側、すなわち図示されていない内燃機関が存在する側のことである。
図1及び図2において、参照符号1は、自動車の内燃機関のクランクシャフト(不図示)の軸端に取り付けられるハブである。このハブ1は、金属材料の鋳造等により製作されたものであって、外周部に、正面側へ延びる支持筒部11が形成されている。なお、クランクシャフトは請求項1に記載された回転軸に相当する。
ハブ1の支持筒部11の外周には、ダンパゴム3を介して環状の質量体2が弾性的にかつ同心的に連結され、これによって動的吸振部DDが構成されている。質量体2は、スリーブ部211,221同士で嵌合された第一のフランジ付きスリーブ21及び第二のフランジ付きスリーブ22と、さらに第二のフランジ付きスリーブ22におけるスリーブ部211の外周に圧入嵌着されたスリーブ23を備えている。
このうち第一のフランジ付きスリーブ21は、金属板のプレス成形によって製作されたものであって、円筒状のスリーブ部211と、その正面側の端部から外径側へ延びるフランジ部212からなる。フランジ部212の円周方向180度対称位置は、外径側へ張り出した係合フランジ部212aとなっていて、それぞれ不図示の螺子状のダンパ取り外し治具と螺合可能なサービスタップ又は螺子溝の存在しないサービスホールからなる係合穴212bが開設されている。すなわち第一のフランジ付きスリーブ21は、当該回転変動吸収ダンパをクランクシャフトから取り外すときに用いられるダンパ取り外し治具との螺合手段を兼ねるものである。
また、第二のフランジ付きスリーブ22は、第一のフランジ付きスリーブ21のスリーブ部211の外周面に圧入嵌合されたスリーブ部221と、その正面側の端部から第一のフランジ付きスリーブ21のフランジ部212の背面側を外径側へ円盤状に延びる内径フランジ部222と、その外径端から背面側へ後退しつつ外径側へ延びる円錐フランジ部223と、その外径端から外径側へ円盤状に展開する外径フランジ部224と、さらにその外径端から正面側へ円筒状に延びる支持筒部225からなる。
ダンパゴム3は、質量体2における第一のフランジ付きスリーブ21のスリーブ部211の内周面と、これに径方向に対向するハブ1の支持筒部11の外周面の間に、耐熱性、耐寒性及び機械的強度に優れたゴム状弾性材料(ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料)で一体的に加硫成形(加硫接着)されたものである。
質量体2における第一のフランジ付きスリーブ21のフランジ部212の内側面(背面側を向いた面)には、ゴム状弾性材料(ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料)からなる薄肉円盤状の弾性層24が一体的に加硫成形(加硫接着)されている。そしてこの弾性層24も質量体2の一部をなすものであって、第二のフランジ付きスリーブ22の内径フランジ部222に圧接されており、すなわちフランジ部212と内径フランジ部222の間に、適当な圧縮状態で介在している。
動的吸振部DDの捩り方向(円周方向)共振周波数は、質量体2の円周方向慣性質量と、ダンパゴム3の捩り方向剪断ばね定数によって、クランクシャフトの捩れ角が最大となる所定の振動数域、言い換えればクランクシャフトの捩り方向共振周波数と合致するように同調されている。
参照符号4はプーリ部材である。このプーリ部材4は金属材料の鋳造によって製作されたものであって、プーリ本体部41と、その正面側の外径部から正面側へ向けて延びる被支持筒部42からなる。プーリ本体部41の外周面には不図示の伝動ベルトが巻き掛けられるポリV溝51aが形成されている。
プーリ部材4における被支持筒部42は、ラジアルベアリング5を介して質量体2における第二のフランジ付きスリーブ22の支持筒部225の外周に円周方向及び軸方向相対変位可能支持されると共に、プーリ本体部41の正面側の端面(被支持筒部42との間の段差面)と、前記第二のフランジ付きスリーブ22の外径フランジ部224の間に介在するスラストベアリング6によって軸方向相対変位が制限されている。また、ラジアルベアリング5及びスラストベアリング6はいずれも、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)又はPPS(ポリフェニレンサルファイド)等の低摩擦合成樹脂材料からなる。
参照符号7はカップリングゴムである。このカップリングゴム7は、耐熱性、耐寒性及び機械的強度に優れたゴム状弾性材料(ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料)からなるものであって、スリーブ23と、プーリ部材4におけるプーリ本体部41の内周面の間に一体的に加硫成形(加硫接着)され、これによってフレキシブルカップリング部FCが構成されている。
クランクシャフトのトルク変動は、アイドリング以下の低回転領域で顕著になることから、カップリングゴム7は、円周方向の剪断ばね定数がダンパゴム3に比較して十分に低いものであると共に、捩り方向への許容変形量が大きなものとなっており、しかも大きなトルク伝達力を与えるため、軸方向及び径方向の肉厚が十分に大きく形成されている。また、このカップリングゴム7は、質量体2のスリーブ23とプーリ部材4の間で円周方向剪断変形を受けた時に径方向全域で剪断応力がほぼ均一になるように、軸方向の肉厚が外径側ほど減少する形状となっている。
以上の構成を備える回転変動吸収ダンパの製造において、ダンパゴム3及び弾性層24は、不図示の金型内にハブ1と第一のフランジ付きスリーブ21を同心的にセットし、ハブ1の支持筒部11の外周面と第一のフランジ付きスリーブ21のスリーブ部211の内周面の間、及びフランジ部212の内側に、前記金型の型締めによってそれぞれ画成された環状のキャビティに、未加硫ゴム材料を充填して加熱・加圧することによって同時に加硫成形される。そしてこのうち、ダンパゴム3はハブ1の支持筒部11の外周面と第一のフランジ付きスリーブ21のスリーブ部211の内周面に一体に加硫接着され、弾性層24はフランジ部212の内側面に一体に加硫接着される。
また、カップリングゴム7は、不図示の金型内に、スリーブ23とプーリ部材4を同心的にセットし、このスリーブ23の外周面とプーリ部材4のプーリ本体部41の内周面との間に前記金型の型締めによって画成された環状のキャビティに、未加硫ゴム材料を充填して加熱・加圧することによって加硫成形され、前記スリーブ23の外周面とプーリ本体部41の内周面に一体に加硫接着される。
そして図3に示すように、ハブ1と第一のフランジ付きスリーブ21とダンパゴム3の一体成形物における第一のフランジ付きスリーブ21のスリーブ部211の外周面に、第二のフランジ付きスリーブ22のスリーブ部221を圧入嵌着すると共に、この第二のフランジ付きスリーブ22における内径フランジ部222を、第一のフランジ付きスリーブ21のフランジ部212の内側面に設けられた弾性層24に圧接させる。さらに、スリーブ23とプーリ部材4とカップリングゴム7の一体成形物における前記プーリ部材4の被支持筒部42を、第二のフランジ付きスリーブ22における支持筒部225及び外径フランジ部224にラジアルベアリング5及びスラストベアリング6を介して外挿すると共に、スリーブ23を第二のフランジ付きスリーブ22におけるスリーブ部221の外周面に圧入嵌着することによって、図1及び図2に示すように組み立てられる。
したがって、質量体2がプレス成形品からなる第一のフランジ付きスリーブ21及び第二のフランジ付きスリーブ22や、金属管等からなるスリーブ23の組み合わせとすることに加え、弾性層24とダンパゴム3をひとつの成形物として同時に成形可能であることによって、低コストで生産することができる。
この回転変動吸収ダンパは、ハブ1が不図示のクランクシャフトの軸端に装着されることによって、このクランクシャフトと共に回転される。クランクシャフトの駆動トルクは、ハブ1からダンパゴム3を介して質量体2へ伝達され、この質量体2からカップリングゴム7を介してプーリ部材4へ伝達され、さらに、プーリ部材4のプーリ本体41に巻き掛けられた不図示の伝動ベルトを介して、冷却水循環ポンプや、オルタネータや、冷却ファン等の補機の回転軸に伝達される。
クランクシャフトには、特にアイドリング以下の低回転域で顕著な回転変動を生じるが、この回転変動は、フレキシブルカップリング部FCにおけるカップリングゴム8が低ばねで捩り方向へ剪断変形されることによって吸収されるので、伝動ベルトへの伝達トルクが平滑化される。また、動的吸振部DDは、クランクシャフトの捩り振動による捩れ角が最大となる振動数域で円周方向に共振し、その共振によるトルクが入力振動のトルクと方向が逆になる動的吸振作用によって、クランクシャフトの捩れ角のピークを有効に低減することができる。
また、動的吸振部DDにおける質量体2は、これを構成する第一のフランジ付きスリーブ21、第二のフランジ付きスリーブ22がいずれも金属板のプレス成形品からなり、スリーブ23も薄肉円筒状であるため、軽量となっている。しかしながら、第一のフランジ付きスリーブ21が、当該回転変動吸収ダンパをクランクシャフトから取り外すときに用いられるダンパ取り外し治具との螺合部となる張り出し部212bが形成されたフランジ部212を有することや、第二のフランジ付きスリーブ22も、プーリ部材4の被支持筒部42を支持する支持筒部225まで、円錐フランジ部223において蛇行しながら長く延びる形状であること、さらには第一のフランジ付きスリーブ21のフランジ部212に設けた弾性層24やスリーブ23に加硫接着されたカップリングゴム7の内径部も慣性質量の一部として機能するため、軽量であるにも拘らず実質的な慣性質量が十分に大きいものとなり、優れた動的吸振特性が確保されている。
ここで、動的吸振部DDの質量体2は、金属板のプレス成形品である第一のフランジ付きスリーブ21と第二のフランジ付きスリーブ22を備えるため、第一のフランジ付きスリーブ21におけるフランジ部212や、第二のフランジ付きスリーブ22における内径フランジ部222から外径フランジ部224にかけての部分は、それぞれ単独では内部減衰が小さく、放射音を生じやすい。しかしながらこの回転変動吸収ダンパによれば、第一のフランジ付きスリーブ21のフランジ部212に設けた薄肉円盤状の弾性層24を予圧縮して介在させる形で第二のフランジ付きスリーブ22の内径フランジ部222と結合させた構造とすることで、第一のフランジ付きスリーブ21におけるフランジ部212や、第二のフランジ付きスリーブ22における内径フランジ部222から外径フランジ部224にかけての部分に発生する振動を減衰させ、放射音の発生を有効に抑制又は防止することができる。
また、この構成によれば、ダンパ取り外し治具と結合させるためのサービスタップ212b(又はサービスホール)を、最も正面側のフランジ部212に開設し、それより内側にある第二のフランジ付きスリーブ22には開口部が存在しない構造としたため、この第二のフランジ付きスリーブ22とカップリングゴム7の間の空間Sは密閉されており、異物などが浸入できない。このため、異物の咬み込みによるラジアルベアリング5及びスラストベアリング6の異常摩耗や、水の浸入による第二のフランジ付きスリーブ22の内側面などの腐食も有効に防止することができる。
しかも、ダンパ取り外しの際の治具との係合部となる第一のフランジ付きスリーブ21と、ベルトの張力によって偏心荷重を受けるプーリ部材4を同心支持する第二のフランジ付きスリーブ22と、カップリングゴム7の内径側嵌着手段としてのスリーブ23と、放射音の発生を抑制又は防止するための弾性層24の集合体を動的吸振部DDの質量体2としているため、デッドウエイトの少ない構造となり、これによっても軽量化が図られる。
1 ハブ
2 質量体
21 第一のフランジ付きスリーブ
211,221 スリーブ部
212a 係合フランジ部
212b 係合穴
22 第二のフランジ付きスリーブ
23 スリーブ
24 弾性層
3 ダンパゴム
4 プーリ部材
5 ラジアルベアリング
6 スラストベアリング
7 カップリングゴム
DD 動的吸振部
FC フレキシブルカップリング部
2 質量体
21 第一のフランジ付きスリーブ
211,221 スリーブ部
212a 係合フランジ部
212b 係合穴
22 第二のフランジ付きスリーブ
23 スリーブ
24 弾性層
3 ダンパゴム
4 プーリ部材
5 ラジアルベアリング
6 スラストベアリング
7 カップリングゴム
DD 動的吸振部
FC フレキシブルカップリング部
Claims (3)
- 回転軸に取り付けられるハブから、このハブと同心的に配置されたプーリ部材へゴム状弾性材料からなるカップリングゴムを介して伝達する回転変動吸収ダンパにおいて、前記ハブの外周にゴム状弾性材料からなるダンパゴムを介して環状の質量体を弾性的にかつ同心的に連結した構造の動的吸振部を備え、前記質量体が、金属板のプレス成形品からなりスリーブ部同士で嵌合された複数のフランジ付きスリーブと、このフランジ付きスリーブの互いに対向するフランジ部間に介在するゴム状弾性材料からなる弾性層を備えることを特徴とする回転変動吸収ダンパ。
- 複数のフランジ付きスリーブが、ダンパ取り外し治具との係合穴が開設された係合フランジ部を備える第一のフランジ付きスリーブと、フランジ部の外周に支持筒部を有する第二のフランジ付きスリーブを含むものであり、プーリ部材が前記支持筒部にベアリングを介して支持されたことを特徴とする請求項1に記載の回転変動吸収ダンパ。
- 複数のフランジ付きスリーブが金属のプレス成形品からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の回転変動吸収ダンパ。
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---|---|---|---|
JP2013067923A JP2014190475A (ja) | 2013-03-28 | 2013-03-28 | 回転変動吸収ダンパ |
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Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JPH0667954U (ja) * | 1993-02-26 | 1994-09-22 | 富士機工株式会社 | プーリー |
JP2007107637A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Nok Corp | トルク変動吸収ダンパ |
JP2007170477A (ja) * | 2005-12-20 | 2007-07-05 | Nok Corp | センシングプレート付きクランクプーリ |
-
2013
- 2013-03-28 JP JP2013067923A patent/JP2014190475A/ja active Pending
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