JP2014189308A - 帯状フィルムを用いた製袋充填方法および製袋充填装置 - Google Patents

帯状フィルムを用いた製袋充填方法および製袋充填装置 Download PDF

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Abstract

【課題】包装袋の厚さ方向に複数の収容空間を配置することが可能な製袋充填方法および製袋充填装置を提供する。
【解決手段】1枚または複数枚の帯状フィルム1,2を、折り線1b,2bによる折り重ね、または側縁部1a,2aを合わせた重ね合わせにより、厚さ方向に3以上のフィルム壁1c,1d,2c,2dが重なり合うように組み合わせ、3以上のフィルム壁1c,1d,2c,2dの幅方向の両側で、それぞれ折り線1b,2bまたは側縁部1a,2aを重ね合わせた箇所をそれぞれ長手方向に沿ってシールして2つの縦シール部3a,3bを形成し、3以上のフィルム壁1c,1d,2c,2dと2つの縦シール部3a,3bにより囲まれて構成される、2以上の筒状の収容空間5a,5b,5cのそれぞれに内容物を充填する。
【選択図】図2

Description

本発明は、帯状フィルムを用いた製袋充填方法および製袋充填装置に関する。
複数の収容空間を有する包装袋(複室包装)の製造方法として、特許文献1には、連続した包装用紙に分包仕切りを順次形成して製袋した部分に対し、複数種類の医薬(散薬と錠剤等)を任意の配列で順次供給し、1回服用分ごとに所要分包数で切断する分包方法が記載されている。
また、特許文献2には、長尺の分包シートに上部が開口した区画室を順次形成する区画シール部材と、区画室を深さ方向に分割する分割シール部材と、分割シールの前後において上部開口から薬剤を投入する薬剤投入部材と、上部開口を密閉する開孔シール部材とを備えた分包装置が記載されている。
また、特許文献3には、連続移送される包装フィルムを縦シールし、この縦シール部箇所により包装フィルムを筒状に形成するとともに、この筒状に形成された包装フィルムを横シールして包装袋となる底部を形成し、被包装物を充填し、さらに袋口部側となる箇所を横シールして包装袋として連続包装してなる包装機において、左右両縁部と中間部の3箇所に縦シール部を形成して左右並設状態に二つの包装袋を形成する充填包装機が記載されている。
特開昭58−171310号公報 実開昭62−179901号公報 特開2001−240008号公報
従来の複室包装では、並設される複数の収容空間がフィルム(または用紙)の長手方向または幅方向に配列されるので、収容空間の数に比例して包装袋の面積が大きくなる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、包装袋の厚さ方向に複数の収容空間を配置することが可能な製袋充填方法および製袋充填装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、1枚または複数枚の帯状フィルムを、折り線による折り重ね、または側縁部を合わせた重ね合わせにより、厚さ方向に3以上のフィルム壁が重なり合うように組み合わせ、前記3以上のフィルム壁の幅方向の両側で、それぞれ折り線または側縁部を重ね合わせた箇所をそれぞれ長手方向に沿ってシールして2つの縦シール部を形成し、前記3以上のフィルム壁と前記2つの縦シール部により囲まれて構成される、前記フィルム壁の数より1少ない数である、2以上の筒状の収容空間のそれぞれに内容物を充填し、前記2つの縦シール部の間を幅方向にシールして横シール部を形成することにより前記2以上の筒状の収容空間を密封することを特徴とする製袋充填方法を提供する。
複数枚の帯状フィルムを重ね合わせ、その幅方向の中央に折り線を形成し、同じ側に折って重ね合わせることにより、厚さ方向に、帯状フィルムの枚数の2倍の数のフィルム壁が重なり合うように組み合わせることが好ましい。
帯状フィルムをその長手方向に搬送しながら、前記横シール部を帯状フィルムの長手方向に離間して3以上形成することが好ましい。
また、本発明は、1枚または複数枚の帯状フィルムを、折り線による折り重ね、または側縁部を合わせた重ね合わせにより、厚さ方向に3以上のフィルム壁が重なり合うように組み合わせる、フィルム壁の組み合わせ手段と、前記3以上のフィルム壁の幅方向の両側で、それぞれ折り線または側縁部を重ね合わせた箇所をそれぞれ長手方向に沿ってシールして2つの縦シール部を形成する縦シール手段と、前記3以上のフィルム壁と前記2つの縦シール部により囲まれて構成される、前記フィルム壁の数より1少ない数である、2以上の筒状の収容空間のそれぞれに内容物を充填する充填手段と、前記2つの縦シール部の間を幅方向にシールして前記2以上の筒状の収容空間を密封する横シール手段とを備えることを特徴とする製袋充填装置を提供する。
前記フィルム壁の組み合わせ手段は、複数枚の帯状フィルムを重ね合わせ、その幅方向の中央に折り線を形成し、同じ側に折って重ね合わせることにより、厚さ方向に、帯状フィルムの枚数の2倍の数のフィルム壁が重なり合うように組み合わせることが好ましい。
帯状フィルムをその長手方向に搬送する搬送手段を有し、前記横シール部を、前記帯状フィルムの長手方向に離間して3以上形成することが好ましい。
本発明によれば、包装袋の厚さ方向に複数の収容空間を配置することができるので、包装袋の面積を抑制することができる。
本発明の製袋充填装置の一例を示す図面であり、(a)は側面図、(b)は正面図である。 図1(b)の「step1」および「step2」に対応する断面図である。 横シール装置のボックスモーション動作を説明する側面図である。
以下、好適な実施の形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
図1に、本発明の製袋充填装置の一例を示す。この製袋充填装置10の概略構成は、一般的な縦型の製袋充填装置と同様に、フィルムを長手方向に沿ってシールして縦シール部を形成する縦シール装置21と、フィルムを幅方向にシールして横シール部を形成する横シール装置22と、フィルムにより構成される筒状の収容空間にノズルを挿入して内容物を充填する充填装置23を備える。各フィルムは、長手方向に搬送される、連続した帯状のフィルムである。
本形態の製袋充填装置10では、上方から2枚の帯状フィルム1,2が搬送される。帯状フィルム1,2をその長手方向に搬送する搬送手段として、フィルムごとに1つまたは複数の搬送ロール11a,11b(図1(b)参照)が設けられている。搬送ロール11aによって搬送される帯状フィルム1は、搬送ロール11bによって搬送される帯状フィルム1よりも上方から送り込まれ、合わせ部材12において上下に重ねあわされる。
重ね合わされた2枚の帯状フィルム1,2は、折込み部材13により幅方向の中央に折り線1b,2bを形成し、各側縁部1a,2aが同じ側に向かうように折って重ね合わされる。これにより、図2に示すように、フィルムの厚さ方向(図2の上下方向)に、帯状フィルム1,2の枚数の2倍の数のフィルム壁1c,1d,2c,2dが重なり合うように組み合わされる。
図2では、帯状フィルム1が内側、帯状フィルム2が外側となり、下から上に各フィルム壁が、2c,1c,1d,2dの順で重ね合わされている。
縦シール装置21は、フィルム壁1c,1d,2c,2dの幅方向の両側で、それぞれ折り線1b,2bまたは側縁部1a,2aを重ね合わせた箇所をそれぞれ長手方向に沿ってシールして2つの縦シール部3a,3bを形成する。
図2の「step2」では、帯状フィルム1の一対の側縁部1a,1aと帯状フィルム1の一対の側縁部2a,2aを重ね合わせた箇所に第1の縦シール部3aが形成され、帯状フィルム1,2の折り線1b,2bを重ね合わせた箇所に第2の縦シール部3bが形成される。
縦シール装置21は、略円柱状または円筒状の回転体21a(ロール本体)と、回転体21aの外周面上に突設された凸状の縦シール部材21bを具備した縦シールロールを備える。回転体21aの中心軸は、搬送される帯状フィルム1,2の幅方向と平行(図1(b)の左右方向)に配されている。縦シール部材21bは回転体21aの外周面上で周方向に沿って円環状に形成されている。
縦シール装置21に搬送されたフィルムは、図1(a)に示すように、2つの縦シールロールの縦シール部材21b,21bの間に挟持される間に加熱されることによりヒートシールされ、縦シール部3a,3bが形成される。縦シール部3aを形成する縦シールロールと縦シール部3bを形成する縦シールロールは、中心軸に沿って連結して一体に構成してもよく、別体に構成することもできる。
横シール装置22は、略円柱状または円筒状の回転体22a(ロール本体)と、回転体22aの外周面上に突設された凸状の横シール部材22bを具備した横シールロールを備える。回転体22aの中心軸は、搬送される帯状フィルム1,2の幅方向と平行(図1(b)の左右方向)に配されている。横シール部材22bは回転体22aの回転軸に平行に形成されている。
図3に示すように、各横シールロールの回転軸は互いに平行であり、各横シールロールは回転体22aの回転軸を中心として互いに逆方向に回転可能である。横シール部材22bは、回転体22aの周方向に沿って複数(ここでは4本)等間隔に形成されている。これにより、フィルムの長手方向に一定のピッチごとに横シール部4,4,・・・が形成され、横シール部4,4間に包装袋5が製造される。各回転体22aの有する横シール部材22bの数は1以上であればよく、任意に設定可能である。
横シール装置22は、2つの縦シール部3a,3bの間をフィルム壁1c,1d,2c,2dの幅方向にシールして横シール部4を形成する。図1(b)では、模式的に、横シール部4が縦シール部3a,3bの間に形成されるように図示しているが、横シール部4の形成範囲は縦シール部3a,3bと重なってもよい。この例の場合、フィルムの側縁部1a,2aから折り線1b,2bまで幅方向の全体にわたってフィルムが横シール部材22b,22bに挟持され、幅方向の全体に横シール部4が形成される。
各包装袋5の上下にある2つの横シール部4,4のうち、下側にある横シール部4は先に閉鎖される底部であり、上側にある横シール部4は、後に閉鎖される充填口である。充填口は、内容物の充填後に閉鎖される。同じ横シール部4が、下側の包装袋5の充填口と、上側の包装袋5の底部を兼ねることができる。各包装袋5を切り分ける場合、両方の包装袋5に十分な幅のシール部が残るように、横シール部4が分断される。
各包装袋の底部は、内容物の充填前に閉鎖してもよく、内容物の充填中に閉鎖してもよく、内容物の充填後に閉鎖してもよい。内容物の充填前に底部を閉鎖すると、底部のシール時に内容物がフィルム壁の間に挟み込まれにくいので好ましい。内容物の充填中または充填後に底部を閉鎖すると、底部のシールを待たずに内容物の充填を開始でき、工程をより高速にできる。
横シール装置22に搬送されたフィルムは、図1(a)に示すように、2つの横シールロールの横シール部材22b,22bの間に挟持される間に加熱されることによりヒートシールされ、横シール部4が形成される。横シールロールは、図示略の駆動手段により、図3に示すように、フィルムの搬送方向(図3の上から下への方向)に沿って移動可能であることが好ましい。矢印Fで示す移動方向は、フィルムの横シール部4が形成される箇所が横シール部材22b,22bの間に挟持されているときに、フィルムの搬送速度を超えない速度で、各横シールロールが下降することを表す。これにより、横シールロールが定位置で回転する場合に比べて、横シール部材22b,22bがより長い時間フィルムを挟持でき、フィルムの搬送速度が速くても十分な加熱時間を確保することができる。
また、矢印Rで示す移動方向は、一の横シール部4の加熱が終了した後、横シール部4から離れてフィルムの搬送方向とは反対(図3の下から上への方向)に移動(上昇)することを表す。矢印Fの下降距離と矢印Rの上昇距離が等しいことにより、各横シールロールの移動は周期的になる。矢印Rに沿って移動した後、次に横シール部4が形成される箇所(一つ上の箇所)が横シール部材22b,22bの間に挟持される。その後は、再び矢印Fに沿って各横シールロールが下降する。矢印Fと矢印Rの動きが略長方形の周に沿った経路である場合、一般にボックスモーションと呼ばれる。
図3では、横シール装置22の横シールロールだけでなく、横シール部4の冷却装置25(後述)の冷却ロールも同様に上下移動(ボックスモーション)をする構成を示す。横シール部4が液中シールにより形成される場合、加熱時間とその後の冷却時間を十分に確保することにより、より確実にシールすることができる。
帯状フィルム1,2のシールにより、フィルム壁1c,1d,2c,2dと2つの縦シール部3a,3bにより囲まれた、2以上の筒状の収容空間5a,5b,5cが形成される。縦シール部3aでは、4つの側縁部1a,1a,2a,2aの間がシールにより接着される。縦シール部3bでは、2つの折り線1b,2bの間がシールにより接着される。収容空間5a,5b,5cの数は、フィルム壁1c,1d,2c,2dの数より1少ない数である。
図2の「step2」では、収容空間5aはフィルム壁1c,1dの間に形成され、収容空間5bはフィルム壁1c,2cの間に形成され、収容空間5cはフィルム壁1d,2dの間に形成される。
充填装置23は、収容空間5a,5b,5cのそれぞれにノズル23a,23b,23cを挿入して内容物を充填することができる。ノズル23a,23b,23cは、図1に示すように、帯状フィルム1,2の縦シールされていない側縁部1a,2aの隙間からフィルム壁1c,1d,2c,2d間(図2の「step1」参照)に挿入されている。ノズル23a,23b,23cを挿入される箇所で側縁部1a,2aの隙間を保持するため、帯状フィルム1,2に保持部材14を挿入することができる。保持部材14はノズルが側縁部1a,2aと交差する箇所の上流側、下流側、あるいはその両方に設けてもよい。
ノズル23a,23b,23cから充填される内容物は、特に限定されるものではないが、液体または固体を含むことが好ましい。縦型の装置で高速な充填を行う場合、ノズルの先端から筒状の収容空間内に吐出した後、重力で所定の位置(包装袋の底部)に収まることができる、流動性のある内容物が好ましい。流動性の内容物として、例えば液体、粉体、粒体等が挙げられる。
充填装置23は、収容空間5a,5b,5cごとに異なるノズル23a,23b,23cが設けられる。各ノズルにより各収容空間に供給される内容物は、同一でも異なってもよい。複数のノズルが同一の内容物を充填されるために用意される場合、それらのノズルが同じ供給源(容器、タンク、ホッパーなど)から内容物の供給を受けてもよい。ノズルにはポンプや充填量の制御器(コントローラ)等を付設することができる。
本形態の製袋充填装置10では、横シール装置22の上側に一対のしごきロール24,24が設けられている。しごきロール24,24は、帯状フィルム1,2の縦シールにより筒状とされた筒状フィルムの両側に接触して加圧するとともに、筒状フィルムから離間可能に設けられている。横シールを行う直前から横シール中にかけての間、しごきロール24は筒状フィルムを両側から挟圧することにより、ノズルから吐出される内容物の流れを遮断して、横シールが形成される前のシール予定部に対する内容物の付着量を低減する。また、横シールの完了後には、しごきロール24,24の間隔が広がって筒状フィルムから離間し、横シール部の上への内容物の流れ込みが許容される。
必要によりしごきロール24の上方に液面センサー(図示略)を設け、ノズルから吐出された内容物の高さが、しごきロールよりも常に上側の一定範囲内となるように維持することができる。この状態でシールすることにより、横シールはフィルム壁の間の内容物を押しのけてシールする、いわゆる液中シールとなり、内容物が所定量充填される。
この場合、包装袋5への内容物の充填量(包装袋1個あたりの質量または体積)は、しごきロールが液流を遮断するタイミングと、収容空間の膨らみ具合とによって決まり、一定の充填量を容易に得ることができる。収容空間の膨らみ具合は、フィルムの材質が有する腰の強さで決まり、概ね一定であるが、精度を期すのであれば、膨らみ具合を規制するガイドを設けてもよい。膨らみ規制ガイドは横シール部が熱い状態での内容物の荷重を緩和する効果もあるので設置することが好ましい。
本形態の製袋充填装置10では、加熱により形成された縦シール部3a,3bや横シール部4を冷却して、フィルムの固化を促進するため、シール部の冷却手段を設けることができる。
横シール部4の冷却装置25は、横シール装置22と同様に、略円柱状または円筒状の回転体25a(ロール本体)と、回転体25aの外周面上において回転体25aの回転軸に平行に形成された凸状の冷却部材25bを具備した冷却ロールを備える。横シール部4は、一対の冷却ロールの冷却部材25b,25bの間に挟持される間に冷却される。
縦シール部3a,3bの冷却装置26は、縦シール装置21と同様に、略円柱状または円筒状の回転体26a(ロール本体)と、回転体26aの外周面上で周方向に沿って円環状に形成された凸状の冷却部材26bを具備した冷却ロールを備える。縦シール部3a,3bは、一対の冷却ロールの冷却部材26b,26bの間に挟持される間に冷却される。
シールと充填が完了した包装袋5は、横シール部4を介して、複数(多数)の包装袋5が上下につながった状態で製造される。横シール部4により、各包装袋5の収容空間5a,5b,5cは互いに分離されて内容物が密封される。
一連のフィルムに対し、横シール部4は、少なくとも包装袋5の数より1大きい数(例えば包装袋が2個なら横シール部は3以上)が形成される。横シール部4にミシン目を形成したり、その近傍の縦シール部にノッチを形成したりするため、カッター15を設けることができる。ここでは、カッター15は刃を有する切断装置15aと受け台15bを備え、刃と受け台の間にシール部を挟み込んで加工する。このカッターは、横シール部がつながったまま加工を行うものであるが、この段階で横シール部を切断して個々の包装袋5,5,・・を切り離してもよい。
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の形態例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
本発明では、1枚または複数枚の帯状フィルムを、折り線による折り重ね、または側縁部を合わせた重ね合わせにより、厚さ方向に3以上のフィルム壁が重なり合うように組み合わせることにより、包装袋(フィルム)の厚さ方向に2以上の筒状の収容空間を形成することができる。
組み合わせたフィルム壁の搬送方向に関し、図1では重力方向に沿って上から下に搬送される縦型の装置であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、フィルムが水平に搬送される横型の装置に適用することもでき、フィルムを斜めに搬送することもできる。
図2に示す例では、各帯状フィルム1,2は、中央の1箇所に折り線を形成して断面が略「V」字状となるように折り込まれるが、1枚の帯状フィルムの2箇所以上に折り線を形成して、略「N」字状、略「W」字状、略「M」字状などのように折り込むこともできる。また、3枚以上の帯状フィルムを折ることなく、各帯状フィルムの両側縁部を揃えて重ね合わせる方法によっても、包装袋(フィルム)の厚さ方向に2以上の筒状の収容空間を形成することができる。
また、図2に示す例では、略「V」字状に折り込まれた帯状フィルム1,2の折り線を、一の帯状フィルムの内面が別の帯状フィルムの外面と向かい合うように重ね合わせているが、「VV」あるいは「VVV」のように、略「V」字状の帯状フィルムの外面同士が向かい合うように重ね合わせる方法によっても、包装袋(フィルム)の厚さ方向に2以上の筒状の収容空間を形成することができる。
別の方法としては、略「V」字状に折り込まれた1つの帯状フィルムの外側に、折り線のない断面が略「I」字状の帯状フィルムを、「IV」、「IIV」、「IVI」、「VI」、「VII」のように重ね合わせる方法や、折り込まれた帯状フィルムの内側に、折り線のない帯状フィルムを差し込んで、折り線のない帯状フィルムの一側縁部を、折り込まれた帯状フィルムの折り線に突き当てる方法などが挙げられる。
縦シール手段や横シール手段に用いられるシール装置において、シール部材の内部にはヒータなどの加熱手段(図示略)やシール部材の温度を測定する温度測定手段(図示略)を設けることが好ましい。また、シール部の冷却装置において、シール部材の内部には熱媒体を流した配管などの冷却手段(図示略)やシール部材の温度を測定する温度測定手段(図示略)を設けてもよい。
シール装置は軸周りに回転するシールロールを備えるものに限らず、往復移動するシールバーを備えるものも採用可能である。
内容物の充填手段は、ノズルに限定されるものではなく、ホッパーでフィルム壁間に流し込む方法、トングスで保持した内容物をフィルム壁間に配置する方法、スプーン、枡等で計量した内容物をフィルム壁間に投入する方法等、各種の充填手段を利用することができる。
本発明は、例えば液体、粉体、粒体、固体等の内容物が袋に密封充填された包装品の製造に利用することができる。
1,2…帯状フィルム、1a,2a…側縁部、1b,2b…折り線、1c,1d,2c,2d…フィルム壁、3a,3b…縦シール部、4…横シール部、5…包装袋、5a,5b,5c…収容空間、10…製袋充填装置、11a,11b…搬送ロール(搬送手段)、21…縦シール装置(縦シール手段)、22…横シール装置(横シール手段)、23…充填装置(充填手段)、23a,23b,23c…ノズル。

Claims (6)

  1. 1枚または複数枚の帯状フィルムを、折り線による折り重ね、または側縁部を合わせた重ね合わせにより、厚さ方向に3以上のフィルム壁が重なり合うように組み合わせ、
    前記3以上のフィルム壁の幅方向の両側で、それぞれ折り線または側縁部を重ね合わせた箇所をそれぞれ長手方向に沿ってシールして2つの縦シール部を形成し、
    前記3以上のフィルム壁と前記2つの縦シール部により囲まれて構成される、前記フィルム壁の数より1少ない数である、2以上の筒状の収容空間のそれぞれに内容物を充填し、
    前記2つの縦シール部の間を幅方向にシールして横シール部を形成することにより前記2以上の筒状の収容空間を密封することを特徴とする製袋充填方法。
  2. 複数枚の帯状フィルムを重ね合わせ、その幅方向の中央に折り線を形成し、同じ側に折って重ね合わせることにより、厚さ方向に、帯状フィルムの枚数の2倍の数のフィルム壁が重なり合うように組み合わせることを特徴とする請求項1に記載の製袋充填方法。
  3. 帯状フィルムをその長手方向に搬送しながら、前記横シール部を帯状フィルムの長手方向に離間して3以上形成することを特徴とする請求項1または2に記載の製袋充填方法。
  4. 1枚または複数枚の帯状フィルムを、折り線による折り重ね、または側縁部を合わせた重ね合わせにより、厚さ方向に3以上のフィルム壁が重なり合うように組み合わせる、フィルム壁の組み合わせ手段と、
    前記3以上のフィルム壁の幅方向の両側で、それぞれ折り線または側縁部を重ね合わせた箇所をそれぞれ長手方向に沿ってシールして2つの縦シール部を形成する縦シール手段と、
    前記3以上のフィルム壁と前記2つの縦シール部により囲まれて構成される、前記フィルム壁の数より1少ない数である、2以上の筒状の収容空間のそれぞれに内容物を充填する充填手段と、
    前記2つの縦シール部の間を幅方向にシールして前記2以上の筒状の収容空間を密封する横シール手段とを備えることを特徴とする製袋充填装置。
  5. 前記フィルム壁の組み合わせ手段は、複数枚の帯状フィルムを重ね合わせ、その幅方向の中央に折り線を形成し、同じ側に折って重ね合わせることにより、厚さ方向に、帯状フィルムの枚数の2倍の数のフィルム壁が重なり合うように組み合わせることを特徴とする請求項4に記載の製袋充填装置。
  6. 帯状フィルムをその長手方向に搬送する搬送手段を有し、前記横シール部を、前記帯状フィルムの長手方向に離間して3以上形成することを特徴とする請求項4または5に記載の製袋充填装置。
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