JP2014185150A - ジ(2−エチルヘキシル)テレフタレートの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ジ(2−エチルヘキシル)テレフタレートの製造方法を提供することを課題とする。
【解決手段】 本発明は、キレート触媒がある状態で、テレフタル酸と2−エチルヘキサノールにエステル化反応を起こす、ジ(2−エチルヘキシル)テレフタレートの製造方法である。本発明の方法を用いることで、反応速度を向上させ、エステル化物ろ過効率を改善し、低色相(APHA)のジ(2−エチルヘキシル)テレフタレートを製造することができる。
【選択図】 なし
【解決手段】 本発明は、キレート触媒がある状態で、テレフタル酸と2−エチルヘキサノールにエステル化反応を起こす、ジ(2−エチルヘキシル)テレフタレートの製造方法である。本発明の方法を用いることで、反応速度を向上させ、エステル化物ろ過効率を改善し、低色相(APHA)のジ(2−エチルヘキシル)テレフタレートを製造することができる。
【選択図】 なし
Description
本発明は、ジ(2−エチルヘキシル)テレフタレートの製造方法に関する。特に、チタニウムまたはジルコニウムのキレート触媒を利用したジ(2−エチルヘキシル)テレフタレートの製造方法に関する。
ジ(2−エチルヘキシル)テレフタレート(別名:ジオクチルテレフタレート、略称:DOTP)は食品容器の無毒性可塑剤として使用できる。ポリ塩化ビニル(PVC)などの高分子材料との相溶性が良好で、低揮発性と電気特性に優れた特徴を持つ。DOTPは触媒の存在する加圧条件下で2−エチルヘキサノールとテレフタル酸(TPA)から調製することができる。
従来、テレフタル酸のエステル化反応の反応効率を向上させるため、特許文献1には、高沸点溶剤を使用してテレフタル酸ジエステルのエステル化温度を上げ、エステル化反応を加速させる技術が開示されている。
上述のテレフタル酸のエステル化反応は平衡反応で、反応で連続して発生する副生成物(水)を除去すると、平衡が生成物側(エステル側)に偏り、水を除去しなければ触媒が不活性化するだけでなく、平衡移動が一定の変換率に達した後、反応が非常に遅くなる。この問題を解決するために、特許文献2には、多塩基酸エステルの生産方法が開示されている。これはエステル化触媒の存在下で、酸または無水化合物およびアルコール成分を加熱し、水蒸気分留を使用してアルコールと水を含む蒸気を、それぞれアルコールを多く含む画分と水を多く含む画分に分ける。このうちアルコールを多く含む画分はシステムに再循環し、水を多く含む画分は反応領域(反応ゾーン)から除去することで、変換率を迅速に基本的な定量に調整する。
現在、DOTPのより優れた調製方法には依然として大きな需要があり、更なる開発が待たれている。
上述の方法では、依然として反応速度を向上させ、エステル化物のろ過効率の問題を改善する必要がある。本発明は、ジ(2−エチルヘキシル)テレフタレートの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、反応器の不活性ガス中、好ましくはゲージ圧が1.0〜4.0kg/cm2、反応温度が180〜260℃の条件下、次の式(1)のキレート触媒が存在する中で、テレフタル酸と2−エチルヘキサノールをエステル化反応させ、好ましくは2−エチルヘキサノールのテレフタル酸に対するモル比は2.6:1〜4.0:1とする。
このうち、式(1)中、Rは水素またはC1−C8直鎖(分岐鎖)アルキルとし、Tはチタニウムまたはジルコニウム、YはC2−C3アルキレンまたは2価リン酸、Xは酸素または窒素を含む官能基、mは1または2の整数、nは2または3の整数を自由に選ぶ。キレート触媒を用いることにより、本発明の方法はエステル化の反応速度を向上させることができ、エステル化物のろ過効率を改善することができ、低色相(例:色相(プラチナ−コバルト)≦30)のジ(2−エチルヘキシル)テレフタレートを調製できることを特徴とする。
本発明の好ましい実施例に基づき、キレート触媒はリン酸チタネートキレート、トリエタノールアミンチタネート、またはトリアルコキシブチルリン酸チタン二量体とする。また好ましくは、キレート触媒中のチタニウムまたはジルコニウムの含有量は反応物総重量、即ち酸とアルコールとの反応物の合計の重さと比較して20ppm〜400ppmとする。
さらに、本発明の方法で用いる反応器には冷却器と油水分離器を設け、反応の過程で生成される水とアルコール混合物を冷却して、油水分離器で凝縮かつ分離させる。好ましい実施例において、反応器に戻り配管を設け、生成されるアルコール混合液を戻り配管を通して反応器へ循環させることで、反応器中のアルコールとテレフタル酸のモル比を一定の比率に保つことができ、反応器から出る水を計測することで、テレフタル酸の変換率を計算することができる。
本発明の方法に基づき、その中で使用される2−エチルヘキサノールは、純粋な2−エチルヘキサノールでも、反応から回収した2−エチルヘキサノールでもよい。後者の場合、その中に水が含まれていても除去せずに直接本発明の方法に用いることができる。この2−エチルヘキサノールのテレフタル酸に対するモル比は2.6:1〜4.0:1とし、好ましいモル比は3.0:1〜3.5:1である。本発明の方法の好ましい反応圧力は1.0〜4.0kg/cm2(ゲージ圧)である。圧力形成の方法は、窒素圧か不活性環境下での加熱により自然に発生する圧力を利用することができるが、より好ましいのは窒素圧法である。
本発明の好ましい実施例において、エステル化反応の温度は180〜260℃とし、好ましい温度は200〜250℃である。
本発明のジ(2−エチルヘキシル)テレフタレートの製造方法は、上述の式(1)に示すキレート触媒を使用して、反応速度を速めるだけでなく、ジ(2−エチルヘキシル)テレフタレートのろ過速度を改善し、低色相のジ(2−エチルヘキシル)テレフタレートを調製することができる。このほか、本発明の方法の利用により、反応器に複雑な分留塔を設置する必要がなく、簡単な冷却器と油水分離器を使用するだけで、反応の過程で生成される水とアルコール混合物を油水分離器で凝縮かつ分離することができるため、触媒が水に接することで不活性化になることを防止でき、反応時間が短くなることも実現できる。もちろん本発明の効果に悪影響を与えない範囲内で、状況に応じて分留塔を設置することもできる。
本発明の主な目的は、簡単な設備でエステル化反応速度とろ過効率を向上させるジ(2−エチルヘキシル)テレフタレートの製造方法を提供することである。本発明のジ(2−エチルヘキシル)テレフタレートの製造方法は、圧力容器を含む反応領域で行うと同時に、エステル化反応が円滑に進行するようにし、アルコール成分を酸成分のモル量を超えて過剰使用し、2−エチルヘキサノールとテレフタル酸のモル比は2.6:1〜4.0:1とし、好ましいモル比は3.0:1〜3.5:1である。
本発明の特徴は、その製造方法にあり、下記の式(1)のキレート触媒を使用して、テレフタル酸と2−エチルヘキサノールにエステル化反応を起こす。
このうち、式(1)中、Rは水素またはC1−C8直鎖(分岐鎖)アルキルとし、Tはチタニウムまたはジルコニウム、YはC2−C3アルキレンまたは2価リン酸、Xは酸素または窒素を含む官能基、mは1または2の正の整数、nは2または3の整数とする。
代表的なキレート触媒には、リン酸チタネートキレート、トリ(トリエタノールアミン)イソプロピルチタネートキレート、トリアルコキシブチルホスフェートチタネート二量体、ジヒドロキシ(2−ヒドロキシプロピオン酸アンモニウム)チタネートキレート、ジ(ジオクチルホスフェート)ジイソプロピルチタネートキレート、ビス(ジオクチルピロリン酸)エチレンチタネートキレート、トリ(ジオクチルホスフェート)イソプロピルチタネートキレート、ビス(グルタル酸)ジプロピルチタネートキレート、ジ(トリエタノールアミン)ジイソブチルチタネートキレート、ジ(アセチルアセトン)ジイソプロピルチタネートキレート、ビス(アセチルアセトン酸エチル)ジブチルチタネートキレート、ビス(トリエタノールアミン)ジイソプロピルチタネートキレート、ジ(アセチルアセトン酸)ブチルイソプロピルチタネートキレート、ジ(アセチル酢酸エチル)ジブチルチタネートキレート、ジ(アセチル酢酸エチル)ジイソプロピルチタネートキレート、トリ(ジオクチルリン酸)イソプロピルチタネートキレート、トリ(ジオクチルピロリン酸)イソプロピルチタネートキレート、ジ(トリエタノールアミン)ジイソプロピルチタネートキレート、ジ(クエン酸ジエチル)ジイソプロピルジルコン酸キレート、ジ(トリエタノールアミン)ジイソプロピルジルコン酸キレート、トリ(トリエタノールアミン)イソプロピルジルコン酸キレート、ジヒドロキシ(2−ヒドロキシプロピオン酸アンモニウム)ジルコン酸キレートなどがある。
有効量の触媒とするため、式(1)のキレート触媒中のチタニウムまたはジルコニウム含有量は反応物重量の20ppm〜400ppmとし、エステル化反応が続く間から製造過程の最後まで、すべて中和の必要はない。また高い変換効率で色相(プラチナ−コバルト)≦30の優れた色相を得ることができ、酸価<0.1mgKOH/gという低酸価生成物の変換効率が高いことを特徴とする。
本発明の方法において、エステル化反応は180〜260℃の温度条件下とし、好ましい温度は200〜250℃で、最も好ましい温度は230〜250℃である。エステル化反応が200℃の下限を下回る場合、反応速度が極端に遅くなりエステル化も不完全となる。エステル化反応が260℃の上限を上回る場合、アルコールが容易に副反応を引き起こす。エステル化反応は少なくとも容器圧力が1.0kg/cm2(ゲージ圧)より大きい状況下で行い、好ましい圧力は1.0〜4.0kg/cm2(ゲージ圧)である。圧力形成の方法は、窒素圧か窒化処理の環境下で加熱により自然に発生する圧力を利用することができるが、より好ましいのは窒素圧法である。エステル化の時間は約120〜360分間で、好ましい時間は150〜250分間である。
撹拌槽型反応器などの、一般的に使用される加熱可能な反応器はどれも本発明の方法に用いることが可能である。また、エステル化反応により生成された水を完全に分離し、触媒の不活性化を防ぎ、変換速度を向上させるため、複雑な分留塔を設置しなくても、反応装置に油水分離器を設けることで、アルコールと水を含有した蒸気は、油水分離器で凝縮し分離されることが、本発明のもう一つの特徴である。好ましい実施例において、反応器に戻り配管を取り付けることで、エステル化反応により生成されたアルコール液を戻り配管を通して反応器に戻し、反応器の中のアルコールとテレフタル酸のモル比を一定の保持することができ、引き続きエステル化反応を引き起こし、分離された水は反応器の中から取り出して計量することで、テレフタル酸の変換率を測定する。
上記のエステル化反応において、減圧と精製の後、純度が高く、色相に優れ、酸価の低いエステル粗生成物を製造できることが、本発明のもう一つの特徴である。この精製プロセスは、上述のエステル交換反応装置の中、または蒸留塔を設置し、薄膜蒸発機において蒸発精製またはろ紙を用いたろ過精製を行う。減圧反応は真空度<2mmHg(水銀柱ミリメートル)で、温度<240℃の条件下で継続して行う。真空度>2mmHg(水銀柱ミリメートル)の場合、回収速度は遅くなる。温度>240℃の場合、ジ(2−エチルヘキシル)テレフタレートは高温のために生成物の色相が劣化し、酸価が高くなるので、加工性能が悪化する。
これらを要約すると、テレフタル酸と2−エチルヘキサノールを使用し、上記の式(1)の触媒のある状態でエステル化反応、減圧、精製のプロセスを行うことで、反応速度を向上させるだけでなく、エステル化物のろ過効率を改善することができ、色相(プラチナ−コバルト)≦30という低色相、酸価<0.1mgKOH/gという低酸価のジ(2−エチルヘキシル)テレフタレート製品を得ることができるのが、本発明の特徴であることが分かる。
本発明により提供される方法を、以下の実施例により更に詳細に説明する。これらの実施例は目的を説明するためのもので、本発明の範囲を制約するものではない。
撹拌機、温度計、背圧弁圧力計、油水分離器、戻り配管、窒素フローコントローラ、冷却器、30cm充填式分留塔を備える3L高圧反応装置において、イソオクチルアルコール(別名:2−エチルヘキサノール、2−EH)1333.2g(10.24モル)、高純度テレフタル酸(PTA)531.5g(3.20モル)、Tyzor(登録商標) PC−64(リン酸チタネートキレート、Ti=5.0%、DORF KETAL CO.より購入)触媒3.07g(アルコールおよび酸反応物の反応系総重量に対して、Ti=82ppmと等しい)を反応装置の中に充填した。反応装置を窒素気流下で十分に撹拌し、4.0kg/cm2(ゲージ圧)の圧力を加えた。1時間で温度を232℃(エステル化開始時の留出温度)に上げ、窒素気流により運ばれる水とアルコール混合物が分留塔と冷却器に充填されてから油水分離器で凝縮した。上層部のアルコール混合物は、戻り配管を通して反応器に戻され、反応系2−EH/PTAを3.2/1の固定モル比に保持した。下層部の水は、引き続き油水分離器に留出させ、取り出して測定した。232℃での反応を0.6時間継続させた後、温度を250℃に上昇させ、さらに5時間反応させて分離器を通して取り出した水が114.0ミリリットル(理論値99.0%)になってから、徐々に減圧し常圧とし、反応系の温度を235℃とし、冷却器を通して2−EH205.9gを収集し、粗反応物であるジエステルの酸価0.05mgKOH/gを得るまでの、エステル化反応の全経過時間は5.6時間であった。次にエステル粗生成物を減圧した。100mmHg(水銀柱ミリメートル)を真空度<1mmHg(水銀柱ミリメートル)まで徐々に減圧し、蒸留温度180〜190℃の条件下で、引き続き未反応のアルコールを留出した。真空度<1mmHg(水銀柱ミリメートル)まで蒸留してから、0.5時間経過後に減圧し、DOTP粗生成物1208gを得た。500gを取り出してWhatman(登録商標) ♯5ろ紙を用いて45分19秒ろ過すると、色相(プラチナ−コバルト)(ASTM D−1209試験法に基づき測定した値)12、酸価0.03の無味無臭の生成物を得た。
実施例1と同じ反応器と反応化合物を使用し、充填式分留塔の代わりに30cm単一管を用い、Tyzor(登録商標) TE(ジ(トリエタノールアミン)ジイソプロピルチタネートキレート、Ti=8.2%、、DORF KETAL CO.より購入)触媒を使用した。2−EH1333.2g(10.24モル)、PTA531.5g(3.20モル)、Tyzor(登録商標) TE(Ti=82ppm)1.87gを反応装置の中に充填した。反応装置を窒素気流下で十分に撹拌し、4.0kg/cm2(ゲージ圧)の圧力を加えた。1時間で温度を233℃に上げ、窒素気流により運ばれる水とアルコール混合物が単一管(充填物のない管)と冷却器に充填されてから油水分離器で凝縮した。上層部のアルコール混合物は、戻り配管を通して反応器に戻され、反応系2−EH/PTAを3.2/1の固定モル比に保持した。下層部の水は、引き続き油水分離器に留出させ、取り出して測定した。232℃での反応を0.6時間継続させた後、温度を250℃に上昇させ、さらに3時間反応させて分離器を通して取り出した水が114ミリリットル(理論値99.0%)になってから、徐々に減圧し常圧とし、反応系の温度を236℃とし、冷却器を通して2−EH225gを収集し、粗反応物であるエステルの酸価0.10mgKOH/gを得るまでの、エステル化反応の全経過時間は3.7時間であった。次にエステル粗生成物を減圧した。100mmHg(水銀柱ミリメートル)を真空度<2mmHg(水銀柱ミリメートル)まで徐々に減圧し、蒸留温度180〜190℃の条件下で、引き続き未反応のアルコールを留出した。真空度<2mmHg(水銀柱ミリメートル)まで蒸留してから、0.5時間経過後に減圧し、9分17秒ろ過すると、色相(プラチナ−コバルト)22、酸価0.08の無味無臭の生成物DOTP1233gを得た。
実施例1と同じ反応器を使用し、Tyzor(登録商標) IAM(トリアルコキシブチルホスフェートチタネート二量体、Ti=8.8%、、DORF KETAL CO.より購入)触媒を使用した。2−EH1333.2g(10.24モル)、PTA531.5g(3.20モル)、Tyzor(登録商標) IAM(Ti=82ppm)1.68gを反応装置の中に充填した。反応装置を窒素気流下で十分に撹拌し、3.0kg/cm2(ゲージ圧)の圧力を加えた。1時間で温度を227℃に上げ、窒素気流により運ばれる水とアルコール混合物が充填式分留塔と冷却器に充填されてから油水分離器で凝縮した。上層部のアルコール混合物は、戻り配管を通して反応器に戻され、反応系2−EH/PTAを3.2/1の固定モル比に保持した。下層部の水は、引き続き油水分離器に留出させ、取り出して測定した。反応を継続しながら温度を250℃に上昇させ、さらに3.7時間反応させて分離器を通して取り出した水が116ミリリットル(理論値100.7%)になってから、徐々に減圧し常圧とし、反応系の温度を242℃とし、冷却器を通して2−EH175gを収集し、粗反応物であるエステルの酸価0.08mgKOH/gを得るまでの、エステル化反応の全経過時間は4.0時間であった。次にエステル粗生成物を減圧した。100mmHg(水銀柱ミリメートル)を真空度<2mmHg(水銀柱ミリメートル)まで徐々に減圧し、蒸留温度180〜190℃の条件下で、引き続き過剰アルコールを留出した。真空度<2mmHg(水銀柱ミリメートル)で反応を0.5時間継続後に減圧し、4分5秒ろ過すると、色相(プラチナ−コバルト)25、酸価0.08の無味無臭の生成物DOTP1227gを得た。
撹拌機、温度計、背圧弁圧力計、油水分離器、戻り配管、窒素フローコントローラ、冷却器、30cm充填式分留塔を備える3L高圧反応装置において、ジ(2−エチルヘキシル)テレフタレート(DOTP)746g(2.70モル)、2−EH800g(6.15モル)、PTA319g(1.92モル)、Tyzor(登録商標) PC−64触媒3.07g(Ti=82ppm)を反応装置の中に充填した。反応装置を窒素気流下で十分に撹拌し、4.0kg/cm2(ゲージ圧)の圧力を加えた。1時間で温度を248℃に上げ、窒素気流により運ばれる水とアルコール混合物が分留塔と冷却器に充填されてから油水分離器で凝縮した。上層部のアルコール混合物は、戻り配管を通して反応器に戻され、反応系2−EH/PTAを3.2/1の固定モル比に保持した。下層部の水は、引き続き油水分離器に留出させ、取り出して測定した。反応温度250℃を保持し、さらに3.8時間反応させて分離器を通して取り出した水が69.0ミリリットル(理論値99.7%)になってから、徐々に減圧し常圧とし、反応系の温度を235℃とし、冷却器を通して2−EH205.9gを収集し、粗反応物であるエステルの酸価0.06mgKOH/gを得るまでの、エステル化反応の全経過時間は4.3時間であった。次にエステル粗生成物を減圧した。100mmHg(水銀柱ミリメートル)を真空度<2mmHg(水銀柱ミリメートル)まで徐々に減圧し、蒸留温度180〜190℃の条件下で、引き続き過剰アルコールを留出した。真空度<2mmHg(水銀柱ミリメートル)で反応を0.5時間継続後に減圧し、DOTP粗生成物1528gを得た。500gを取り出してWhatman(登録商標) ♯5ろ紙を用いて10分12秒ろ過すると、色相(プラチナ−コバルト)20、酸価0.06の無味無臭の生成物を得た。
実施例1と同じ反応器を使用し、充填式分留塔の代わりに30cm単一管を用い、Tyzor(登録商標) IAM触媒を使用した。2−EH1333.2g(10.24モル)、PTA531.5g(3.20モル)、Tyzor(登録商標) TE(Ti=82ppm)1.68gを反応装置の中に充填した。反応装置を窒素気流下で十分に撹拌し、4.0kg/cm2(ゲージ圧)の圧力を加えた。0.8時間で温度を230℃に上げ、窒素気流により運ばれる水とアルコール混合物が単一管と冷却器に充填されてから油水分離器で凝縮した。上層部のアルコール混合物は、戻り配管を通して反応器に戻され、反応系2−EH/PTAを3.2/1の固定モル比に保持した。下層部の水は、引き続き油水分離器に留出させ、取り出して測定した。反応を0.5時間継続させた後、温度を250℃に上昇させ、さらに2.7時間反応させて分離器を通して取り出した水が114.5ミリリットル(理論値99.4%)になってから、徐々に減圧し常圧とし、反応系の温度を242℃とし、冷却器を通して2−EH188gを収集し、粗反応物であるエステルの酸価0.10mgKOH/gを得るまでの、エステル化反応の全経過時間は2.7時間であった。次にエステル粗生成物を減圧した。100mmHg(水銀柱ミリメートル)を真空度<2mmHg(水銀柱ミリメートル)まで徐々に減圧し、蒸留温度180〜190℃の条件下で、引き続き過剰アルコールを留出した。真空度<2mmHg(水銀柱ミリメートル)まで反応させてから、0.5時間経過後に減圧し、6分43秒ろ過すると、色相(プラチナ−コバルト)35、酸価0.08の無味無臭の生成物DOTP1235gを得た。
撹拌機、温度計、油水分離器、戻り配管、窒素流量計、冷却器、30cm充填式分留塔を備える3Lガラス反応装置において、2−EH1000.0g(7.68モル)、PTA531.5g(3.20モル)、Tytan TBT触媒3.14g(チタン酸テトラブチル、Ti=280ppm、Borica社から購入)を反応装置の中に充填した。反応装置を窒素気流下で十分に撹拌し、常圧を加えて加熱し、0.7時間で温度を178℃に上げ、窒素気流により運ばれる水とアルコール混合物が分留塔と冷却器に充填されてから油水分離器で凝縮した。上層部のアルコール混合物は、戻り配管を通して反応器に戻され、反応系2−EH/PTAを2.4/1の固定モル比に保持した。下層部の水は、引き続き油水分離器に留出させ、取り出して測定した。反応を5時間継続させた後、温度を240℃に上昇させて、分離器を通して取り出した水が116ミリリットル(理論値100.7%)になってから、粗反応物であるジエステルの酸価0.11mgKOH/gを得るまでの、エステル化反応の全経過時間は5.0時間であった。次にエステル粗生成物を減圧した。100mmHg(水銀柱ミリメートル)を真空度<2mmHg(水銀柱ミリメートル)まで徐々に減圧し、反応温度180〜190℃の条件下で、引き続き過剰アルコールを留出した。真空度<2mmHg(水銀柱ミリメートル)まで反応させてから、0.5時間経過後に減圧し、DOTP粗生成物1235gを得た。500gを取り出してWhatman(登録商標) ♯5ろ紙を用いて57分38秒ろ過すると、色相(プラチナ−コバルト)45、酸価0.10の無味無臭の生成物を得た。
撹拌機、温度計、油水分離器、戻り配管、窒素流量計、冷却器、30cm充填式分留塔を備える3Lガラス反応装置において、DOTP613g(2.22モル)、2−EH600.2g(4.61モル)、PTA319g(1.92モル)、Tytan TBT触媒(チタン酸テトラブチル、Ti=280ppm、Borica社から購入)1.81g(Ti=165ppm)を反応装置の中に充填した。反応装置を窒素気流下で十分に撹拌し、常圧を加えて加熱し、0.5時間で温度を192℃に上げ、窒素気流により運ばれる水とアルコール混合物が分留塔と冷却器に充填されてから油水分離器で凝縮した。上層部のアルコール混合物は、戻り配管を通して反応器に戻され、反応系2−EH/PTAを2.4/1の固定モル比に保持した。下層部の水は、引き続き油水分離器に留出させ、取り出して測定した。水とアルコール混合物の留出が始まってから、3時間以内に温度を250℃に上昇させて、さらに1.4時間経過後、分離器を通して取り出した水が68.5ミリリットル(理論値100.1%)になってから、粗反応物であるエステルの酸価0.11mgKOH/gを得るまでの、エステル化反応の全経過時間は4.4時間であった。次にエステル粗生成物を減圧した。100mmHg(水銀柱ミリメートル)を真空度<2mmHg(水銀柱ミリメートル)まで徐々に減圧し、反応温度180〜190℃の条件下で、引き続き過剰アルコールを留出した。真空度<2mmHg(水銀柱ミリメートル)まで反応させてから、0.5時間経過後に減圧し、DOTP粗生成物1235gを得た。500gを取り出してWhatman(登録商標) ♯5ろ紙を用いて135分30秒ろ過すると、色相(プラチナ−コバルト)45、酸価0.11のわずかに濁った生成物を得た。
実施例1と同じ反応器を使用し、2−EH1333.2g(10.24モル)、PTA531.5g(3.20モル)、Tytan TBT触媒(チタン酸テトラブチル、Ti=280ppm、Borica社から購入)3.73g(Ti=280ppm)を反応装置の中に充填した。反応装置を窒素気流下で十分に撹拌し、4.0kg/cm2(ゲージ圧)の圧力を加えた。1時間で温度を228℃に上げ、窒素気流により運ばれる水とアルコール混合物が単一管と冷却器に充填されてから油水分離器で凝縮した。上層部のアルコール混合物は、戻り配管を通して反応器に戻され、反応系2−EH/PTAを3.2/1の固定モル比に保持した。下層部の水は、引き続き油水分離器に留出させ、取り出して測定した。反応を続けながら温度を250℃に上昇させ、5時間経過後、分離器を通して取り出した水が112ミリリットル(理論値97.2%)になってから、徐々に減圧し常圧とし、反応系の温度を242℃とし、冷却器を通して2−EH168gを収集し、粗反応物であるエステルの酸価2.58mgKOH/gを得るまでの、エステル化反応の全経過時間は6.0時間であった。常圧でさらに反応を続け、1時間後に測定した酸価は0.08mgKOH/gで、その後エステル粗生成物を減圧した。100mmHg(水銀柱ミリメートル)を真空度<2mmHg(水銀柱ミリメートル)まで徐々に減圧し、反応温度180〜190℃の条件下で、引き続き過剰アルコールを留出した。真空度<2mmHg(水銀柱ミリメートル)まで反応させてから、0.5時間経過後に減圧し、131分4秒ろ過すると、色相(プラチナ−コバルト)35、酸価0.05のわずかに濁った生成物DOTP1227gを得た。
上述の実施例と比較例により、本発明の方法に基づき、キレート触媒を純化反応触媒として利用し、エステル化反応速度とろ過効率を向上させるだけでなく、色相がAPHA30より低く、酸価が0.1mgKOH/gより小さいジ(2−エチルヘキシル)テレフタレートを得ることができることを理解することができる。比較例において本発明のシュウ酸塩をアルコール分解触媒として使用しなかった場合、生成されるジ(2−エチルヘキシル)テレフタレートの色相は高く、エステル化とろ過時間もやや長い。このほか、実施例2,5と実施例1,3,4を比較すると、本発明の方法が簡単な設備に適しており、分留塔を使用しなくても同等の効果を得られることが分かる。
分留管を増設することで反応装置製造コストは20〜30%増加するが、背景技術のTi(OR)4触媒を使用して行う酸とアルコールのエステル化反応は、必ず分留管の反応装置の中で行う必要がある。でなければ触媒は加水分解により不活性化し、エステル化に要する時間が30〜40hr長くなる。それとは対照的に、本発明は、キレート触媒を使用して酸とアルコールのエステル化反応を行い、分留管を省略することができ、色相と酸価に優れたジ(2−エチルヘキシル)テレフタレートを得ることができるため、製造コストを抑えることができる。
Claims (9)
- 当該2−エチルヘキサノールが純粋の2−エチルヘキサノールまたは反応してから回収した水を除去していない2−エチルヘキサノールであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 当該2−エチルヘキサノールとテレフタル酸のモル比が2.6:1〜4.0:1であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 当該キレート触媒中のチタニウムまたはジルコニウム含有量が反応物総重量の20ppm〜400ppmであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 反応圧力が1.0〜4.0kg/cm2(ゲージ圧)であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 当該2−エチルヘキサノールとテレフタル酸のモル比が3.0:1〜3.5:1であることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
- 当該キレート触媒はリン酸チタネートキレート、トリエタノールアミンチタネートまたはトリアルコキシブチルリン酸チタン二量体であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 当該反応器に冷却器と油水分離器を設置してあることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項に記載の方法。
- 当該反応器に戻り配管を設置し、エステル化反応により生成される水とアルコール混合物が油水分離器で凝縮かつ分離され、そのアルコール液が戻り配管を通して反応器に戻されることを特徴とする、請求項8に記載の方法。
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