JP2014179376A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体装置のコンパクト化と信頼性の向上とを両立させた、高出力な半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置100は、半導体素子1が実装された回路基板2と、おもて面に回路基板が搭載されたベース板4と、これらの部材1,2,4などを封止し、第1面及び対向する第2面を有する樹脂筐体6とを備えている。樹脂筐体には貫通孔6aが形成され、その内部には、樹脂筐体を構成する材料より高い剛性を有する材料からなる筒状部材10が設けられている。ベース板の裏面は、樹脂筐体の第1面に露出している。筒状部材の一端は、樹脂筐体の第2面に露出している。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置、特に、半導体素子を冷却するための冷却部材などの取り付けに好適な半導体装置及びその製造方法に関する。
従来の半導体装置では、回路基板がベース板に搭載され、回路基板上に半導体素子が実装され、半導体素子と回路基板、或いは樹脂ケースにインサート成形された配線部材にワイヤボンドなどの方法で電気的配線が施されている。また、半導体素子を保護するために、ケースの開口部に樹脂が充填されている。したがって、配線部材をインサート成形したインサートケースの開口部に、さらに樹脂を充填する工程が必要であった。更には、樹脂を充填するためのケースが必要となり、別工程で配線部材をインサート成形する必要があったため、生産性に問題があった。
これに対して、例えば特許文献1では、ベース板上に接着した金属配線に半導体素子を実装し、ワイヤボンドで配線を形成した後に、トランスファーモールド法によって、ケースを用いず樹脂で一体的に成形し、配線部材を固定するとともに半導体素子を保護する技術が開示されている。この技術によれば、上記インサートケースが不要になり、更には封止、保護の工程が合理化される。
特開2007−184315号公報
ところで、ヒートシンクのような冷却部材など、目的に応じて他の部材に半導体装置を取り付けることが一般的となっている。例えば特許文献1で開示された技術では、半導体装置をヒートシンクに取り付ける際に、ベース板の封止領域外側に拡がった部分に貫通孔を形成して締結を行っている。しかしこの方法では、モールド樹脂での封止領域よりもベース板が大きくなり、したがって半導体装置のコンパクト化が阻害される。
また、ベース板でなくモールド樹脂に貫通孔を形成し、ボルト、ネジなどにより締結を行う場合には、樹脂のクリープによって軸力抜けが生じて締結力が経年的に劣化するおそれがあり、さらに、モールド樹脂を介して半導体素子、ボンディングワイヤといった内蔵部材に力が伝達し、素子特性が悪化するなどのおそれがある。このように、半導体装置においては、コンパクト化と信頼性の向上とを両立させることが課題となっている。
また、放熱性を高めることにより、高出力な半導体装置を実現することも強く求められている。
そこで本発明は、半導体装置のコンパクト化と信頼性の向上とを両立させた、高出力な半導体装置を提供することを主として目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る半導体装置は、半導体素子が実装された回路基板と、おもて面に回路基板が搭載されたベース板と、半導体素子、回路基板及びベース板を封止し、第1面及び対向する第2面を有する樹脂筐体とを備えている。また、本発明の特徴として、樹脂筐体には貫通孔が形成されており、その貫通孔内には、樹脂筐体を構成する材料より高い剛性を有する材料からなる筒状部材が設けられている。さらに、ベース板の裏面は、樹脂筐体の第1面に露出しており、筒状部材の一端は、樹脂筐体の第2面に露出している。
本発明によれば、筒状部材の一端が樹脂筐体の面に露出することにより、貫通孔に挿通する締結部材は、樹脂筐体でなく、樹脂筐体を構成する材料より高い剛性を有する材料からなる筒状部材と接することになる。これにより、締結の際の軸力抜け、内蔵部材への力の伝達が防止される。したがって、装置のコンパクト化と信頼性の向上とを両立させることができる。
また、ベース板の裏面が露出したことにより、ベース板と被取付部材とを密着させて放熱性を高めることができ、これにより高出力な半導体装置が実現される。
図1(a)は、本発明の実施の形態1に係る半導体装置を示す平面図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A線断面図である。 図2(a)は、冷媒ジャケットが取り付けられた半導体装置を示す、図1(a)に対応する平面図であり、図2(b)は、図2(a)のA−A線断面図である。 ブッシュ周辺の構成の一例を示す、図1(b)の一部に対応する断面図である。 ブッシュ周辺の構成の変形例を示す、図1(b)の一部に対応する断面図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の応用例であるインバータ装置の回路図である。 冷媒ジャケットの取付け工程を説明するための図であり、図6(a)は半導体装置を冷媒ジャケット上に載置する工程を、図6(b)は固定する工程を示す。 図7(a)は、本発明の実施の形態2に係る半導体装置を示す、図2(a)に対応する平面図であり、図7(b)は、図7(a)のA−A線断面図である。 本発明の実施の形態3に係る半導体装置を示す、図1(b)に対応する断面図である。 図9(a)は、本発明の実施の形態4に係る半導体装置を示す、図2(a)に対応する平面図であり、図9(b)は、図9(a)のA−A線断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る半導体装置について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、明細書及び各図面にて、同一の符号は同様の構成を指す。また、明細書中で上、下などの向きを表す用語は、装置を実際に配置する方向を限定するものではない。
実施の形態1.
図1(a)は、本発明の実施の形態1に係る半導体装置を示す平面図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A線断面図である。
半導体装置100は、半導体素子1が実装された回路基板2と、絶縁層3を介して回路基板2が搭載されたベース板4と、所望の回路を形成するように半導体素子1を配線する回路部材5と、これらを封止して一体的に保持するモールド樹脂6と、などを備える。図1(b)に示すように、ベース板4の下面は、モールド樹脂6の下面に露出している。モールド樹脂6は、特許請求の範囲の「樹脂筐体」に相当する。
半導体素子1は、シリコンなどの半導体からなる。各図では、3つの半導体素子1が搭載されているが、これに限られることはなく、1つ、或いは4つ以上の半導体素子1が搭載されてもよい。また、半導体素子1としては、電力用半導体素子など発熱性の素子を想定しているが、勿論これに限られることはない。回路基板2は、放熱板としても機能するように、例えば銅のような導電性及び放熱性(熱伝導性)に優れた材料からなり、回路部材5と一体的に同じ材料で製造されてもよく、或いは別の材料で製造されてもよい。この回路基板2は、半導体素子1を保持するとともに、半導体素子1への通電によって発生した熱を拡散、伝熱して放熱する。回路基板2とベース板4との間に介在する絶縁層3は、これらの間の電気絶縁を維持する。
ベース板4は、例えばAl、アルミニウム合金などの放熱性の高い材料からなる。半導体素子1が例えば電力用半導体素子である場合、素子1からの発熱が大きく、ベース板4は、熱を拡げつつ下方に伝熱する放熱器として作用する。また、ベース板4の下面には、後述する冷媒ジャケット20に取り付ける際に位置決め部材として機能するように、図示しない段差が形成されてもよい。
モールド樹脂6は、図1(a),(b)に示すように略直方体形状を有する。モールド樹脂6には、例として、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などを主成分とする熱硬化系樹脂、ポリフェニレンサルファイド、ポリエチレンテレフタートなどを主成分とするプラスティックを用いることができるところ、シリコンゲル、ゴムに比べて弾性率の大きい材料を用いることが好ましい。
上記の各部材がこのモールド樹脂6によって封止されることにより、半導体素子1の周辺が、機械的、環境的に外部から保護されて長期信頼性が良好となる。また、半導体素子1と回路基板2及び回路部材5との間の接合部を保護することができるので、高い信頼性と放熱性を実現することができる。さらに、絶縁層3が外部に露出せずにモールド樹脂6と一体的に接着されるため、絶縁層3の外部環境からの保護に優れる。絶縁層3は、樹脂などの有機物、或いはセラミックなどの無機物から形成することができるが、特に、樹脂などの有機物から形成した場合、同じ有機物からなるモールド樹脂6と接着して一体化されるため、この効果をさらに高めることができる。
モールド樹脂6の任意の側面からは、端子7,8などの端子部材が突出している。端子7,8はそれぞれ、回路部材5と任意の構成を有する配線を形成し、半導体装置1の外部との電気的接続のために設けられる。端子7としては、半導体素子1が例えばIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)のようなスイッチング素子である場合に、制御する電流を導電するための端子を想定している。端子8としては、例えば、半導体装置100の上方に存在する図示しない制御回路基板と配線接続するための端子を想定しており、図1(a),(b)に示すように、装置100の側面から突出した部位が上方に屈曲している。
放熱フィン9は、ベース板4の露出した下面に複数個設けられる。放熱フィン9は、例えばベース板4と同じ材料からなる。放熱フィン9の形状は特に限定されないが、例えば板状に形成された場合には、放熱面積を拡大することができ、したがって装置100の放熱性を向上させることができる。このとき、板の表面が例えば回路基板2の任意の側面に沿うように、放熱フィン9を設けることができる。或いは、放熱フィン9が円筒状又は角状のような棒状に形成された場合には、冷媒に乱流を形成して伝熱を促進することができる。
また、平面視(即ち、半導体素子1の主面側から見て)で、モールド樹脂6の各隅部の近傍には貫通孔6aが形成され、その貫通孔6a内には、円筒状のブッシュ10が設けられている。なお、上記貫通孔6aは、ベース板4などを避けた位置に形成されればよく、必ずしもモールド樹脂6の隅部の近傍に形成される必要はない。
このブッシュ10は、モールド樹脂6より高い剛性を有する材料からなることが好ましい。また、ブッシュ10の形状は、中空形状であれば円筒状でなくてもよい。ブッシュ10の中空部には、後述するようにボルト21などの締結部材が挿通するため、貫通孔6a及びブッシュ10の中空部の径は、ボルト21などの寸法により決定される。また、ブッシュ10の両端は、モールド樹脂6の上下面に露出している。ブッシュ10は、特許請求の範囲の「筒状部材」の一例に相当する。
図2(a)は、冷媒ジャケットが取り付けられた半導体装置を示す、図1(a)に対応する平面図であり、図2(b)は、図2(a)のA−A線断面図である。
図2に示すように、上記の半導体装置100には冷媒ジャケット20のような冷却部材を取り付けることができるようになっている。冷却部材は、例えばヒートシンクでもよい。
冷媒ジャケット20は、ベース板4の下面側に設けられる。この冷媒ジャケット20には冷媒流通用の流路20aが形成されており、ベース板4から突出するように設けられた上記の放熱フィン9からの熱が、流路20aを流通する冷媒に吸収されるようになっている。また、冷媒ジャケット20上には端子台22が設けられ、モールド樹脂6の側面から突出した端子7,8は端子台22上に搭載され、図示しない外部配線にボルト、ネジなどによって固定される。また、冷媒ジャケット20には、流路20aの周囲に亘って凹部20bが形成されており、その凹部20bにはOリング23が挿入される。これにより、当該凹部20bがシール部として機能し、流路20a外側への冷媒漏れが防止される。
また、平面視でブッシュ10の中空部と中心を略等しくして、冷媒ジャケット20にはボルト穴20cが形成される。そして、半導体装置100は、ボルト21によって冷媒ジャケット20に固定される。本明細書において、装置100の冷媒ジャケット20への固定は、ボルト21以外の締結部材、例えばネジによって行ってもよい。
図1(b)、図2(b)を参照して説明したように、ブッシュ10の上端は樹脂モールド6の上面に露出する。このとき、貫通孔6aに挿通するボルト21は、モールド樹脂より高い剛性を有する材料からなるブッシュ10と接することになる。これにより、締結の際の軸力抜け、半導体装置1などへの力の伝達が防止される。
ここで、図1、図2に示すように、ブッシュ10は、その側面がベース板4の側面と距離を隔てて設けられているが、図7(b)に示すように、側面がベース板4の側面と当接するように設けられてもよい。また、本実施形態1では、ブッシュ10の下端は樹脂モールド6の下面に露出して、冷媒ジャケット20に当接する。このように、樹脂モールド6を隔てずに、ブッシュ10、ベース板4及び冷媒ジャケット20が接触することにより、装置100に温度サイクルが負荷された場合でも、固着する強度を維持しつつ、シール性を良好な状態に維持することができる。この効果について、詳しくは後述する。
図3は、ブッシュ周辺の構成の一例を示す、図1(b)の一部に対応する断面図である。
図3に示すように、モールド樹脂6から上下方向に若干突出するようにブッシュ10が設けられた場合、当該突出した部分がボルト21と接するため、半導体装置100の信頼性が向上する、という効果をさらに向上させることができる。
図4は、ブッシュ周辺の構成の変形例を示す、図1(b)の一部に対応する断面図である。
図4に示すように、平面視でモールド樹脂6の隅部の近傍に、他の部分よりも肉薄に形成された肉薄部6bが設けられた場合、ボルト21による締結の際、肉薄部6bが選択的に変形するため、締結時にボルト21から加わる力がモールド樹脂6及びその内部の部材に伝達するのを抑制することができる。これにより、半導体装置100の信頼性が向上する、という効果をさらに向上させることができる。また、本変形例によれば、ボルト21の頂部がモールド樹脂6の上面から飛び出さないようにすることができる。このとき、モールド樹脂6の上面に設ける制御基板との距離を小さくすることができる分、装置100の低背化、即ち更なるコンパクト化が可能となる。
また、ベース板4の下面がモールド樹脂6の下面に露出したことにより、ベース板4と冷媒ジャケット20とを、空気を排除して密着させることができ、それゆえ取り付けの際に放熱グリスなどを用いる必要がない。これにより、半導体素子100の損失によって発生する熱に対して、絶縁層3を介して高い放熱性を発揮することができ、したがって高出力な半導体装置100を実現することができる。
次に、半導体装置100の製造方法について説明する。この製造方法は、素子実装工程S1と、部材配設工程S2と、モールド成形工程S3と、などを含む。
まず、素子実装工程S1では、回路基板2上に半導体素子1をはんだ付けなどにより実装する。はんだ付けの代わりに導電性接着剤などを用いてもよく、これは以下でも同様である。続いて、半導体素子1、回路部材5及び端子7,8などの間ではんだ付けなどにより配線を形成する。図5には、半導体装置100の応用例として、6組の電力変換用スイッチング素子SWとフリーホイールダイオードFWDとを備えたインバータ装置の回路図を示している。その他、2組のスイッチング素子を有する回路など、用途に合わせた所望の回路構成となるように配線を形成することができる。
次に、部材配設工程S2では、この組み立て品、ベース板4及びブッシュ10を、図示しないモールド成形用の金型内に配設する。このとき、モールド成形後に、ベース板4の下面がモールド樹脂6の下面に露出するように、ベース板4の下面を(モールド樹脂6の下面に相当する)金型の面に当接させておく。また、モールド成形後に、モールド樹脂6に貫通孔6aが形成され、かつ、ブッシュ10の上端、下端がモールド樹脂6の上下面に露出するように、ブッシュ10の両端を(モールド樹脂6の上下面に相当する)金型の面に当接させておく。
次に、モールド成形工程S3では、金型内にモールド樹脂を充填して一体的に成形する。これにより、モールド樹脂6には貫通孔6aが形成され、この貫通孔6aの内面にブッシュ10が一体化される。このように、この製造方法は、モールド成形により一括で各部材を一体化することができるという点で合理的である。
次に、ベース板4の下面に放熱フィン9を取り付けるが、ベース板4と放熱フィン9とを一体成形した部材を用いれば、この工程を省略することができる。このように製造した半導体装置100に、以下のように冷媒ジャケット20を取り付ける。
図6は、冷媒ジャケットの取付け工程を説明するための図であり、図6(a)は半導体装置を冷媒ジャケット上に載置する工程を、図6(b)は固定する工程を示す。
まず、図6(a)に示すように、凹部20b及びボルト穴20c部が形成された冷媒ジャケット20を準備し、凹部20bにOリング23を挿入する。また、冷媒ジャケット20には、予め端子台22を固定しておく。続いて、半導体装置100を冷媒ジャケット20上に載置する。
このとき、半導体装置100の位置決めは、例えばベース板4の下面の周縁部に、冷媒ジャケット20の凹部20bと嵌合するように段差を形成することにより行ってもよいし、例えばパイロットピンなどにより行ってもよい。この位置決めは、モールド樹脂6の貫通孔6aの中心と冷媒ジャケット20に形成されたボルト穴20cの中心とが略一致するように行う。その後、貫通孔6aにボルト21を挿通し、ボルト穴20c側に締結して装置100を冷媒ジャケット20に固定するとともに、Oリング23を変形させて流路20aを確実に封止する。モールド樹脂6として、上記のような弾性率が大きい樹脂材料を用いた場合、例えば図2のように半導体装置100の隅部の近傍に複数の締結箇所を設けることにより、良好に流路20aを封止することができる。
以上の冷媒ジャケット20の取り付け工程によれば、モールド樹脂6の内部に貫通孔6aを形成して、モールド樹脂6の上面部を押圧しつつ締結することにより、モールド樹脂6の内部には厚さ方向に圧縮力が印加され、内部の絶縁層3と回路基板2及びベース板4との間に隙間が発生することがない。したがって、良好に接着を維持しつつ冷媒ジャケット20をシールして固定することができ、高いシール耐久性を確保可能な構造が実現する。
ここで、上記部材配設工程S2で説明した貫通孔6aの形成は、次のように行ってもよい。即ち、まず部材配設工程S2では、ブッシュ10の代わりに、ブッシュ10と同程度の径を有する図示しない棒状のピンを金型に設ける。このとき、ピンの一端面をベース板の面に当接させておく。モールド後に金型から取り出すと,モールド樹脂に貫通孔が形成される。半導体装置100を冷媒ジャケット20に固定するまでの間に、モールド樹脂6に形成された貫通孔6aにブッシュ10を挿入するブッシュ挿入工程を実施する。
或いは、上記部材配設工程S2で説明した貫通孔6aの形成は、次のように行ってもよい。即ち、まず部材配設工程S2では、ブッシュ10の代わりに、ブッシュ10と同程度の径を有する図示しない棒状の仮成形体を金型内に配設する。このとき、仮成形体の両端を(モールド樹脂6の上下面に相当する)金型の面に当接させておく。次に、仮成形体を除去し、半導体装置100を冷媒ジャケット20に固定するまでの間に、モールド樹脂6に形成された貫通孔6aにブッシュ10を挿入するブッシュ挿入工程を実施する。なお、ブッシュ10より小さい径を有する仮成形体を金型内に配設して、ブッシュ10をモールド樹脂6内に圧入してもよい。
このとき、ブッシュ10として、その筒の長さが貫通孔6aの長さより大きいものを用いることにより、図3を参照して説明した例のように、モールド樹脂6の上面、下面から確実にブッシュ10の上端、下端を突出させることができる。またこの方法を用いた場合、別体であるモールド樹脂6との力の伝達がないので、モールド樹脂6、及び半導体素子1などの内蔵部材に対する影響を低下させることができ、好ましい。更には、ブッシュ10とモールド樹脂6とが相互に容易に動くように挿入することで組立てを実施してもよい。
以下で説明する実施形態2〜4は、基本的に上記実施形態1と同様の構成を採るため、実施形態1と異なる点のみを説明する。
実施の形態2.
図7(a)は、本発明の実施の形態2に係る半導体装置を示す、図2(a)に対応する平面図であり、図7(b)は、図7(a)のA−A線断面図である。
本実施形態2に係る半導体装置200では、モールド樹脂6に、平面視で略長方形状の隅部に突出部位6cが設けられている。この突出部位6cに貫通孔6aが形成され、貫通孔6a内にブッシュ10が設けられる。
モールド樹脂6の隅部の近傍に貫通孔6aを設けた場合、平面視で端子7,8よりも内側にシール部が形成される場合があるところ、半導体装置200の構成では、図7(a)に示すように端子7,8とシール部(符号S)とを近づけることができ、したがって更なる装置200の小型化を図ることができる。
実施の形態3.
図8は、本発明の実施の形態3に係る半導体装置を示す、図1(b)に対応する断面図である。
本実施形態3に係る半導体装置300では、ブッシュ60はモールド樹脂6の下面に露出しておらず、ベース板54の上面に当接するように設けられる。また、図8に示すように、ベース板54には、ブッシュ60の中空部60aの中心と略同軸になるように貫通孔54aが形成される。なお、本実施形態のようにブッシュがベース板の上面に当接する場合には、特許請求の範囲の「樹脂筐体に形成された貫通孔」は、ブッシュの中空部により樹脂筐体に形成された貫通孔と、この中空部に連通するベース板の貫通孔とを併せてなる孔に相当する。
半導体装置300の構成によれば、ボルト21によって装置300を冷媒ジャケット20に固定するときに、ブッシュ60、ベース板54及び冷媒ジャケット20を、「金属的に」、換言すると樹脂材料を介さないで直接接触させることができる。一般に、温度サイクルが負荷された場合には、樹脂材料の変形は金属材料の場合よりも大きくなる。それゆえ、装置300に温度サイクルが負荷された場合でも、固着する強度を維持しつつ、シール性を良好な状態に維持することができる。この効果は、ブッシュ60、ベース板54及び冷媒ジャケット20が、温度サイクル負荷に対して変形が生じにくい金属などからなる場合に特に顕著となる。
また、本実施形態によれば、締結時に生じるボルト21の軸力は、主としてベース板54が受けることになり、これにより応力が分散され、モールド樹脂6へのダメージを低減することができる。
半導体装置300の製造方法の配設工程S2では、ブッシュ60をベース板54の上面に当接させるために、ブッシュ60をベース板54上に配設するところ、金型内に各部材を配設する前に、予めベース板54にブッシュ60を溶接、ろう付け、接着、圧入などにより固着させてもよい。これにより、位置決めが容易となる上に、配設工程S2にて部品点数が削減され、手間が省け、これにより低コスト化するという利点がある。また、配設工程S2中に、ブッシュ60が倒れることがない、という利点も想定される。
また、配設工程S2の前に、予めブッシュ60の中空部60aに連通するようにベース板54に貫通孔54aを形成する。即ち、この貫通孔54aの形成の際には、ブッシュ60の中空部60aの中心を貫通孔54aの中心と略一致させる。
ここで、上記部材配設工程S2で説明した貫通孔6aの形成は、次のように行ってもよい。即ち、まず部材配設工程S2では、ブッシュ60の代わりに、ブッシュ60と同程度の径を有する図示しない棒状のピンを金型に設ける。このとき、ピンの一端面をベース板の面に当接させておく。モールド後に金型から取り出すと,モールド樹脂に貫通孔が形成される。半導体装置300を冷媒ジャケット20に固定するまでの間に、モールド樹脂6に形成された貫通孔6aにブッシュ60を挿入するブッシュ挿入工程を実施する。
或いは、上記部材配設工程S2で説明した貫通孔6aの形成は、次のように行ってもよい。即ち、まず部材配設工程S2では、ブッシュ60の代わりに、ブッシュ60と同程度の径を有する図示しない仮成形体を金型内に配設する。このとき、仮成形体の上端を(モールド樹脂6の上面に相当する)金型の面に当接させておく。次に、仮成形体を除去し、半導体装置300を冷媒ジャケット20に固定するまでの間に、モールド樹脂6に形成された貫通孔6aにブッシュ60を挿入するブッシュ挿入工程を実施する。上記の通り、貫通孔6aは、ブッシュ60の中空部60aとベース板54の貫通孔54aとを併せてなる孔である。このときブッシュ60は、接着、圧入などによりベース板54の上面に固着させる。なお、ブッシュ60より小さい径を有する仮成形体を金型内に配設して、ブッシュ60をモールド樹脂6内に圧入してもよい。
このとき、ブッシュ60として、その筒の長さが貫通孔6aの長さより大きいものを用いることにより、確実にベース板54とブッシュ60とを接触させることができる。更には、図3を用いて説明した例のように、モールド樹脂6の上面から確実にブッシュ60の上端を突出させることができる。また、別体であるモールド樹脂6との力の伝達がないので、モールド樹脂6、及び半導体素子1などの内蔵部材に対する影響を低下させることができ、好ましい。更には、ブッシュ60とモールド樹脂6とが相互に容易に動くように挿入することで組立てを実施してもよい。
さらに、金型内に各部材を配設する際には、位置決め可能なように、予めベース板54の貫通孔54aの周囲に図示しない段差を形成し、この段差の部分にブッシュ60を嵌め込むようにしてもよい。
また、上記のようにブッシュ60をベース板54の上面に固着させる場合には、半導体装置300は変形例として、ブッシュ60とモールド樹脂6との間に間隙が設けられてもよい。この構成によれば、ブッシュ60をボルト21で圧接する際の軸力が直接モールド樹脂6に伝達しないので、樹脂のダメージ、半導体素子1など内蔵部材のダメージをさらに低下させることができる。
実施の形態4.
図9(a)は、本発明の実施の形態4に係る半導体装置を示す、図2(a)に対応する平面図であり、図9(b)は、図9(a)のA−A線断面図である。
本実施形態4に係る半導体装置400では、貫通孔6a(図9(a)のボルト21の位置)の中心を結ぶ線上に略中心が位置するように、筒状のブロック24が設けられる。ブロック24の上端は、モールド樹脂6の上面に露出している。このとき、当該上端がモールド樹脂6の上面と同一面を形成してもよく、或いは上面から若干突出してもよい。また、ブロック24の上方には、プレート材25が設置される。ブロック24は、好ましくはモールド樹脂より充分に高い剛性を有する材料からなる。なお、ブロック材24及びプレート材25は、それぞれ特許請求の範囲の「柱状部材」「板状部材」に相当する。
このプレート材25には、ブッシュ10の中空部に連通する開口部25aと、ブロック24に接合された突起部25bとが設けられている。即ち、プレート材25は、ブッシュ10とブロック24との間を橋のように架け渡している。そして、半導体装置400は、プレート材25とともにボルト21によって冷媒ジャケット20に固定される。図9(a)において、プレート材25では、ブロック24に当接する部位の内側で空隙が形成されている。ただし、必ずしも空隙が形成される必要はなく、その場合には、半導体装置400の上方に位置して例えば端子8に接続される制御回路基板に対するノイズのシールド効果を得ることができる。
このように、モールド樹脂より充分に高い剛性を有する材料からなるブロック24が設けられ、ブッシュ10とブロック24との間に橋を架けるようにプレート材25が設けられたことにより、ボルト21による締結の際に、モールド樹脂のクリープによるボルト21の軸力の低下をさらに防止することができる。
以上、本発明の実施の形態では、任意の形状を有する放熱フィン9を設けたが、必ずしも放熱フィン9を設ける必要はない。また、ベース板4,54のモールド樹脂6からの露出面は、平板状態でもよい。
また、本発明の実施の形態では、半導体装置を冷媒ジャケット20に対して取り付けた構造について説明したが、例えば、ヒートシンク、ベース板、モータなどのハウジング、その他の被取付部材に対して取り付けた構造においても、説明した効果と同様の効果が得られる。
また、半導体素子1の材料として、シリコンの他、シリコンカーバイド、ガリウム窒素などの化合物半導体を用いてもよい。本発明の実施の形態では、モールド樹脂6で半導体素子1が固定されており、グリス層などが存在しない。それゆえ、グリスが抜けることによる熱抵抗への影響などもなく、信頼性の高い構造が実現する。その結果、これらの化合物半導体を用いて、高温での動作をさせることができる。この場合にも、放熱フィン9から効率的に放熱させ、これにより素子の温度を低減させ、一層の低損失化を図ることができる。
1 半導体素子、 2 回路基板、 3 絶縁層、 4,54 ベース板、
5 回路部材、 6 モールド樹脂、 6a (モールド樹脂の)貫通孔、
6b (モールド樹脂の)突出部、 7,8 端子、 9 放熱フィン、
10,60 ブッシュ、 20 冷媒ジャケット、 20a 流路、 21 ボルト、
22 端子台、 23 Oリング、 24 ブロック、 25 プレート材、
25a 開口部、 25b 突起部、 54a (ベース板の)貫通孔、
100、200、300、400 半導体装置。

Claims (13)

  1. 半導体素子が実装された回路基板と、
    おもて面に該回路基板が搭載されたベース板と、
    半導体素子、回路基板及びベース板を封止し、第1面及び該第1面に対向する第2面を有する樹脂筐体とを備えた半導体装置であって、
    樹脂筐体には貫通孔が形成され、
    該貫通孔内には、樹脂筐体を構成する材料より高い剛性を有する材料からなる筒状部材が設けられ、
    ベース板の裏面は、樹脂筐体の第1面に露出し、
    筒状部材の一端は、樹脂筐体の第2面に露出したことを特徴とする半導体装置。
  2. 筒状部材の他端は、ベース板に当接したことを特徴とする、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 筒状部材と樹脂筐体との間に間隙が設けられたことを特徴とする、請求項2に記載の半導体装置。
  4. 樹脂筐体は、貫通孔が形成される部分で肉薄に形成されたことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 樹脂筐体は、半導体素子の主面側から見た隅部に突出部を有し、
    貫通孔は、該突出部に形成されたことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記半導体装置は、
    樹脂筐体内に設けられ、該樹脂筐体を構成する材料より高い剛性を有する材料からなる柱状部材をさらに備えたことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 貫通孔は、半導体素子の主面側から見て樹脂筐体の各隅部に形成され、
    前記半導体装置は、
    貫通孔に連通する開口部を有し、筒状部材と柱状部材との間を橋架する板状部材とをさらに備えたことを特徴とする、請求項6に記載の半導体装置。
  8. 冷媒を流通させるための流路が形成された冷却部材をさらに備え、
    該冷却部材は、前記貫通孔に挿入された締結部材によって樹脂筐体の第1面に固定されたことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の半導体装置。
  9. 前記半導体素子は、シリコンカーバイド又はガリウム窒素からなることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の半導体装置。
  10. 回路基板に半導体素子を実装する素子実装工程と、
    半導体素子、回路基板、ベース板及び筒状部材を、回路基板をベース板のおもて面に搭載した状態でモールド金型内に配設する配設工程と、
    モールド金型内にモールド樹脂を充填して一体的に成形し、第1面及び該第1面に対向する第2面を有する樹脂筐体を形成する成形工程とを含み、
    配設工程では、
    筒状部材として、モールド樹脂より高い剛性を有する材料からなる筒状部材を配設し、
    成形後にベース板の裏面が樹脂筐体の第1面に露出するように、該ベース板の裏面をモールド金型に当接させ、
    成形後に筒状部材の一端が樹脂筐体の第2面に露出するように、該筒状部材の一端をモールド金型に当接させることを特徴とする、半導体装置の製造方法。
  11. 配設工程では、筒状部材の中空部に連通する貫通孔が形成されたベース板を配設し、
    成形工程では、筒状部材の他端をベース板に固着させることを特徴とする、請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 回路基板に半導体素子を実装する素子実装工程と、
    モールド金型内に、半導体素子、回路基板、ベース板及び仮成形体を、回路基板をベース板のおもて面に搭載し、かつ、該ベース板の主面の一部をモールド金型に当接させた状態で配設する配設工程と、
    モールド金型内にモールド樹脂を充填して一体的に成形し、第1面及び該第1面に対向する第2面を有する樹脂筐体を形成する成形工程と、
    前記ベース板の主面の一部が露出するように樹脂筐体に形成された貫通孔に、モールド樹脂より高い剛性を有する材料からなる筒状部材を挿入する挿入工程とを含み、
    配設工程では、成形後にベース板の裏面が樹脂筐体の第1面に露出するように、該ベース板の裏面をモールド金型に当接させ、
    挿入工程では、筒状部材の一端が樹脂筐体の第2面に露出するように該筒状部材を挿入することを特徴とする、半導体装置の製造方法。
  13. 回路基板に半導体素子を実装する素子実装工程と、
    モールド金型内に、半導体素子、回路基板、ベース板及び仮成形体を、回路基板をベース板のおもて面に搭載し、かつ、該仮成形体の少なくとも一端をモールド金型に当接させた状態で配設する配設工程と、
    モールド金型内にモールド樹脂を充填して一体的に成形し、第1面及び該第1面に対向する第2面を有する樹脂筐体を形成する成形工程と、
    前記仮成形体を除去して樹脂筐体に形成された貫通孔に、モールド樹脂より高い剛性を有する材料からなる筒状部材を挿入する挿入工程とを含み、
    配設工程では、成形後にベース板の裏面が樹脂筐体の第1面に露出するように、該ベース板の裏面をモールド金型に当接させ、
    挿入工程では、筒状部材の一端が樹脂筐体の第2面に露出するように該筒状部材を挿入することを特徴とする、半導体装置の製造方法。
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