JP2014178021A - 建設機械の油圧制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複合動作時に油圧アクチュエータからの戻り圧油の再生に伴って油圧ポンプの吐出圧が過剰に上昇することを防止し、エネルギロスを低減できる油圧駆動システムを提供する。
【解決手段】アームシリンダ2の駆動を制御するコントロールバルブ5の戻り側ポート5bをタンク11に接続する第1戻り油路104に設けられ、油圧ポンプ1の吐出圧Psが所定の圧力P0より高いときに前記第1戻り油路を連通する常閉型の再生切換弁23と、前記戻り側油路と並列に前記戻り側ポートを前記タンクに接続する第2戻り油路41と、前記第2戻り油路に設けられ、前記アームシリンダを含む複数の油圧アクチュエータが同時に駆動される複合動作時、前記アームシリンダの駆動圧P1が前記アームシリンダ以外の油圧アクチュエータの最大駆動圧P4より高いときに前記第2戻り油路を連通する常閉型の再生解除弁42とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、油圧ショベルなどの建設機械に備えられ、油圧アクチュエータからの戻り圧油を供給側に再生する再生回路を有する建設機械の油圧制御システムに関する。
油圧アクチュエータからの戻り圧油を油圧アクチュエータの供給側に再生する再生回路を有する油圧制御システムとして、特許文献1記載のものが知られている。
特許文献1記載の油圧制御システムは、油圧アクチュエータの駆動を制御するコントロールバルブの戻り側ポートと供給側ポートをチェック弁を介して接続しかつ戻り側ポートの排出油路を再生切換弁を介してタンクに接続したものである。この油圧制御システムにおいては、水平引き込み掘削時や軽掘削時など油圧ポンプの吐出圧が再生切換弁の設定圧力より低くなる場合は、再生切換弁が閉じて排出油路とタンクの連通が遮断され、油圧アクチュエータからの戻り圧油が供給側に合流して供給されるいわゆる再生が行われ、油圧アクチュエータの作動速度を速めて作業効率を向上することができる。また、油圧アクチュエータの負荷が増大し、油圧ポンプの吐出圧が設定圧力より高くなると、再生切換弁が開いて排出油路がタンクに連通し、戻り圧油は供給側には合流せず再生は行われない。
特許第2992434号
特許文献1記載の油圧制御システムでは、再生時は油圧シリンダのロッド側室(戻り側)がヘッド側室(駆動側)と連通し、ロッド側室の圧力がヘッド側室の圧力と同程度まで上昇するため、油圧シリンダの駆動圧は、再生を行わずに同じ負荷を駆動する場合の駆動圧と比べて、受圧面積差に応じて大きくなる。
すなわち、油圧シリンダのヘッド側室の圧力(駆動圧)をPh、ヘッド側室の受圧面積をAh、ロッド側室の圧力をPr、ロッド側室の受圧面積をAr、油圧シリンダで駆動する負荷をFとすると、以下の式が成り立つ。
Ph×Ah−Pr×Ar=F (式1)
再生を行わない場合は、ロッド側室の圧力Prはほぼタンク圧(Pr=0)となるため、(式1)は以下のように変形できる。
Ph=F/Ah (式2)
一方、再生を行う場合は、ロッド側室がヘッド側室と連通し、ロッド側室の圧力Prがヘッド側室の圧力Prと同程度になる(Pr=Ph)ため、(式1)は以下のように変形できる。
Ph=F/(Ah−Ar) (式3)
ここで、油圧シリンダの受圧面積比が2倍(Ar=Ah/2)の場合を考えると、(式3)は以下のように変形できる。
Ph=2×F/Ah (式4)
このように、受圧面積比が2倍の油圧シリンダで再生を行う場合は、再生時の駆動圧は再生を行わない場合の駆動圧の2倍となる。
そのため、特許文献1記載の油圧制御システムでは、1つの油圧ポンプで複数の油圧アクチュエータを駆動する複合動作時にエネルギロスの増大を招く恐れがある。つまり、1つの油圧ポンプで複数の油圧アクチュエータを駆動する場合、油圧ポンプの吐出圧は、最も大きな駆動圧を要する油圧アクチュエータの駆動圧(最大駆動圧)にその最大駆動圧側の圧力損失を加えたものとなり、それぞれの油圧アクチュエータの駆動回路において、油圧ポンプの吐出圧と駆動圧との差圧に相当する圧力損失が生ずるが、再生回路を設けた油圧アクチュエータの駆動圧が再生に伴って上昇し、その他の油圧アクチュエータの駆動圧を上回ると(最大駆動圧になると)、これに応じて油圧ポンプの吐出圧も上昇し、その他の油圧アクチュエータの駆動回路における圧力損失が増大することになる。
本発明の目的は、複合動作時に油圧アクチュエータからの戻り圧油の再生に伴って油圧ポンプの吐出圧が過剰に上昇することを防止し、エネルギロスを低減できる油圧駆動システムを提供することである。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出される圧油により駆動される複数の油圧アクチュエータと、前記複数の油圧アクチュエータの駆動を制御する複数のコントロールバルブと、前記複数の油圧アクチュエータのうちの特定の油圧アクチュエータを制御する特定のコントロールバルブに設けられ、前記特定の油圧アクチュエータの駆動時、前記油圧ポンプの吐出圧が所定の圧力より低いときに前記特定の油圧アクチュエータからの戻り圧油を前記特定の油圧アクチュエータの供給側に再生する再生装置とを備えた建設機械の油圧制御システムにおいて、前記特定の油圧アクチュエータ以外の油圧アクチュエータが駆動されたことを検出する駆動検出装置と、少なくとも前記特定の油圧アクチュエータの駆動圧が前記特定の油圧アクチュエータ以外の油圧アクチュエータの最大駆動圧より高いときに前記特定の油圧アクチュエータの駆動圧を検出する第1駆動圧力検出装置と、前記特定の油圧アクチュエータ以外の油圧アクチュエータの最大駆動圧を検出する第2駆動圧力検出装置と、前記駆動検出装置により前記特定の油圧アクチュエータ以外の油圧アクチュエータが駆動されたことが検出され、かつ前記第1駆動圧力検出装置により検出された駆動圧が前記第2駆動圧力検出装置により検出された最大駆動圧より高いときに、前記再生装置による再生動作を無効とする再生解除装置とを備えるものとする。
このように構成した本発明においては、複合動作時に油圧アクチュエータからの戻り油の再生に伴って油圧ポンプの吐出圧が過剰に上昇することを防止し、エネルギロスを低減できる。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記再生装置は、前記特定のコントロールバルブの戻り側ポートを供給側ポートに接続する再生油路と、前記再生油路に配置され、前記戻り側ポートから前記供給側ポートへの圧油の流れ許容するチェック弁と、
前記戻り側ポートと前記タンクを接続する第1戻り油路に配置され、前記油圧ポンプの吐出圧が前記所定の圧力より高いときに開弁動作する常閉型の再生切換弁とを備え、前記再生解除装置は、前記第1戻り油路と並列に前記特定のコントロールバルブの戻り側ポートをタンクに接続する第2戻り油路と、前記第2戻り油路に配置され、閉弁方向に作用する第1受圧部に前記第2駆動圧力検出装置により検出された前記最大駆動圧が導かれ、開弁方向に作用する第2受圧部に前記第1駆動圧力検出装置により検出された前記駆動圧が導かれた常閉型の再生解除弁と、前記第1駆動圧力検出装置により検出された前記駆動圧を前記第2受圧部に導く油路に配置され、前記駆動検出装置により前記特定のアクチュエータ以外のアクチュエータの駆動が検出されたときに開弁動作する常閉型の連通弁とを備える。
これにより、再生装置と再生解除装置が油圧部品のみで構成されるため、信頼性を向上できる。
(3)上記(1)において、好ましくは、前記再生装置は、前記特定のコントロールバルブの戻り側ポートを供給側ポートに接続する再生油路と、前記再生油路に配置され、前記戻り側ポートから前記供給側ポートへの圧油の流れ許容するチェック弁と、前記戻り側ポートと前記タンクを接続する第1戻り油路に配置され、前記油圧ポンプの吐出圧が前記所定の圧力より高いときに開弁制御される常閉型の再生切換弁とを備え、前記再生解除装置は、前記駆動検出装置により前記特定の油圧アクチュエータ以外の油圧アクチュエータが駆動されたことが検出され、かつ前記第1駆動圧力検出装置により検出された前記駆動圧が前記第2駆動圧力検出装置により検出された前記最大駆動圧より高いときに、前記再生切換弁を開弁制御する制御装置を備える。
これにより、油圧配管及び油圧部品の点数を削減できると共に、オイルリークを低減させることができる。
(4)上記(1)において、好ましくは、省エネモードとスピード優先モードのいずれを選択するかを指示するモード選択装置と、前記モード選択装置が前記省エネモードを選択しているときは前記再生解除装置の動作を可能とし、前記モード選択装置が前記スピード優先モードを選択しているときは前記再生解除装置の動作を不能とするモード切替装置とを更に備える。
これにより、オペレータの指示に基づいて、再生によるエネルギロスを低減する省エネモードと油圧アクチュエータの駆動速度を重視するスピード優先モードのいずれかの動作モードを選択することが可能となる。
本発明によれば、複合動作時に油圧アクチュエータからの戻り圧油の再生に伴って油圧ポンプの吐出圧が過剰に上昇することを防止し、エネルギロスを低減できる
本発明の第1の実施の形態における建設機械の油圧制御システムの全体構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における建設機械の油圧制御システムを搭載した油圧ショベルの外観を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における建設機械の油圧制御システムの全体構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態における建設機械の油圧制御システムの全体構成を示す図である。 本発明の第4の実施の形態における建設機械の油圧制御システムの全体構成を示す図である。 本発明の第4の実施の形態におけるコントローラの処理フローを示す図である。 本発明の第5の実施の形態における建設機械の油圧制御システムの全体構成を示す図である。 本発明の第5の実施の形態におけるコントローラの処理フローを示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
<第1の実施の形態>
〜構成〜
図1は、本発明の第1の実施の形態における建設機械の油圧制御システムの全体構成を示す。図1において、油圧制御システムは、油圧ポンプ1と、アームシリンダ2と、ブームシリンダ3と、バケットシリンダ4と、コントロールバルブ5〜7と、再生装置20と、シャトル弁30と、再生解除装置40とを備えている。油圧ポンプ1から吐出された圧油はチェック弁8〜10を介してコントロールバルブ5〜7に送られ、各コントロールバルブ5〜7は、それぞれアームシリンダ2、ブームシリンダ3、バケットシリンダ4を駆動するように接続されている。コントロールバルブ5〜7は、それぞれ図示しない操作レバーによって操作され、油圧ポンプ1から各油圧アクチュエータ2〜4に供給される圧油の流れ方向と流量を制御することにより、各油圧アクチュエータ2〜4の駆動方向と駆動速度を制御する。コントロールバルブ5〜7は、各油圧アクチュエータ2〜4の駆動圧P1〜P3をそれぞれ検出する駆動圧検出ポート5c〜7cを有している。
再生装置20は、アームシリンダ2の駆動時、油圧ポンプ1の吐出圧Psが設定圧力P0より低いときにアームシリンダ2からの戻り圧油を供給側に再生するものであり、コントロールバルブ5の戻り側ポート5bを供給側ポート5aに接続する再生油路21と、再生油路21に配置され、戻り側ポート5bから供給側ポート5aへの圧油の流れを許容するチェック弁22と、戻り側ポート5bをタンク11に接続する戻り側油路104に配置された常閉型の再生切換弁23とを備えている。再生切換弁23は、油圧ポンプ1の吐出圧Psが導かれ、この吐出圧Psを開弁方向に作用させる受圧部23aと、閉弁方向にバネ力を作用させ設定圧力P0を設定するバネ23bとを有し、再生切換弁23の受圧部23aに導かれた油圧ポンプ1の吐出圧Psが設定圧力P0より高くなると、再生切換弁23は閉位置(H)から開位置(G)に切り替わる。
コントロールバルブ2の駆動圧検出ポート5cには油路50が接続されており、駆動圧検出ポート5cで検出されたアームシリンダ2の駆動圧P1は油路50に出力される。駆動圧P1は油路50を介して再生解除装置40に導かれる。駆動圧検出ポート5cは、アームシリンダ2の駆動圧P1を検出する第1駆動圧力検出装置を構成している。
シャトル弁30は、入力側が油路401,402を介してコントロールバルブ6の駆動圧検出ポート6cとコントロールバルブ7の駆動圧検出ポート7cとに接続され、出力側が油路403に接続され、ブームシリンダ3の駆動圧P2とバケットシリンダ4の駆動圧P3のうちの高圧側の圧力を最大駆動圧P4として油路403に出力する。最大駆動圧P4は油路403を介して再生解除装置40に導かれる。駆動圧検出ポート6c,7c及びシャトル弁30は、アームシリンダ2以外の油圧アクチュエータ3,4の最大駆動圧P4を検出する第2駆動圧力検出装置を構成していると共に、アームシリンダ2以外の油圧アクチュエータ3,4が駆動されたことを検出する駆動検出装置を構成している。
再生解除装置40は、アームシリンダ2とアームシリンダ2以外の油圧アクチュエータが同時に駆動される複合動作時、アームシリンダ2の駆動圧P1がアームシリンダ2以外の油圧アクチュエータの最大駆動圧P4より高いときに、再生装置20による再生動作を無効とするものであり、油路104と並列にコントロールバルブ5の戻り側ポート5bをタンク11に接続する戻り側油路41と、戻り側油路41に配置された常閉型の再生解除弁42と、アームシリンダ2の駆動圧P1を導く油路50に配置された常閉型の連通弁43とを備えている。再生解除弁42は開弁方向に作用する受圧部42aと、閉弁方向に作用する受圧部42bと、閉弁方向にバネ力を作用させるバネ42cとを有し、受圧部42aには油路50を介して駆動圧P1が導かれ、受圧部42bには油路403に接続された油路404を介して最大駆動圧P4が導かれ、バネ42cは受圧部42a,42bのいずれにも駆動圧が導かれていないときに再生解除弁42を閉位置(M)に保持する。連通弁43は開弁方向に作用する受圧部43aと、閉弁方向にバネ力を作用させるバネ43bとを有し、受圧部43aには油路403に接続された油路405を介して最大駆動圧P4が導かれ、バネ43bは受圧部43aに駆動圧が導かれていないときに連通弁43を閉位置(K)に保持する。
図2は、図1に示した油圧制御システムを搭載した油圧ショベルの外観を示す図である。油圧ショベルは下部走行体110と上部旋回体111とフロント作業機112とを備えている。下部走行体110は左右のクローラ式走行装置113a,113bを有し、左右の走行モータ114a,114bにより駆動される。上部旋回体111は下部走行体110上に旋回可能に搭載され、旋回駆動装置115により旋回駆動される。フロント作業機112は上部旋回体111の前部に俯仰可能に取り付けられている。上部旋回体111はエンジンルーム116、キャビン(運転室)117を備え、エンジンルーム116にエンジンや油圧ポンプ1等の油圧機器が配置され、キャビン117内には上記操作レバー等が配置されている。
フロント作業機112はブーム118、アーム119、バケット120を有する多関節構造であり、ブーム118はブームシリンダ3の伸縮により上下方向に回動し、アーム119はアームシリンダ2の伸縮により上下、前後方向に回動し、バケット120はバケットシリンダ4の伸縮により上下、前後方向に回動する。
〜動作〜
以上のように構成した油圧制御システムの動作を説明する。
まず、アームシリンダ2を単独で伸長動作させて掘削作業を行う場合について説明する。バケット120を地面に当てた状態でオペレータが図示しないアーム用操作レバーをアームクラウド方向に操作すると、コントロールバルブ5はA位置に切り替わり、油圧ポンプ1から吐出された圧油が供給側ポート5aを介してアームシリンダ2のヘッド側室に供給され、アームシリンダ2は伸長動作する。アームシリンダ2の伸長動作に伴ってロッド側室から押し出された戻り圧油は、コントロールバルブ5の戻り側ポート5bから排出される。このとき、掘削初期の掘削深さが浅い状態或いは掘削土砂が柔らかい状態など掘削負荷が比較的軽い場合は、アームシリンダ2の駆動圧P1は低く、油圧ポンプ1の吐出圧Psは設定圧力P0より低い状態にあり、そのため、再生切換弁23は閉位置(H)に保たれる。
また、図示しないブーム用操作レバー及びバケット用操作レバーは操作されておらず、コントロールバルブ6,7は中立位置を保持しているため、コントロールバルブ6,7の駆動圧検出ポート6c,7cで検出される駆動圧P2,P3はタンク圧となり、シャトル弁30の出力圧(最大駆動圧P4)もタンク圧となる。これにより、連通弁43は閉位置(K)に保たれ、油路50は遮断されるため、アームシリンダ2の駆動圧P1は連通弁42の受圧部42aに導かれず、再生解除弁42は閉位置(M)に保たれる。
これにより、戻り側油路104及び41の双方が遮断され、コントロールバルブ5の戻り側ポート5bから排出された戻り圧油はチェック弁22を介して供給側油路101に合流し再生状態となる。このとき、アームシリンダ2のヘッド側室には、油圧ポンプ1から吐出された圧油とアームシリンダ2からの戻り圧油が合流して供給されるため、油圧ポンプ1からの圧油のみが供給される場合に比べてアームシリンダ2の伸長速度が上昇する。また、戻り側油路104が供給側油路101より高圧となり、アームシリンダ2のロッド側室がヘッド側室より高圧となるため、アームシリンダ2の駆動圧P1は再生を行わずに同程度のアーム負荷を駆動する場合よりも高い状態となっている。
この状態で、バケット120が土中に深く食い込む或いは固い土砂に当たるなど掘削負荷が増大すると、アームシリンダ2の駆動圧P1が上昇し、これに伴って及び油圧ポンプ1の吐出圧Psも上昇する。油圧ポンプ1の吐出圧Psが設定圧力P0より高くなると、再生切換弁23は閉位置(H)から開位置(G)に切り替わり、戻り側油路104は連通する。これにより、戻り側ポート5bから排出される戻り圧油はタンク11へと戻されて再生が解除され、アームシリンダ2の伸長速度は低下する。また、アームシリンダ2のヘッド側室の圧力が低下するため、同じ駆動圧で比較した場合、再生が行われる場合よりも、アームシリンダの駆動力は増大し、大きな掘削力が得られ、更に掘削を続けることができる。
次に、複合動作としてアームシリンダ2とバケットシリンダ4を同時に伸長動作させて掘削作業を行う場合について説明する。掘削初期の掘削深さが浅い状態或いは掘削土砂が柔らかい状態など掘削負荷が比較的軽い場合は、油圧ポンプ1の吐出圧Psは設定圧力P0より低い状態にあり、そのため、再生切換弁23は閉位置(H)に保たれる。バケット用操作レバーがバケットクラウド方向に操作されると、コントロールバルブ7はE位置に切り替わり、油圧ポンプ1から吐出された圧油はバケットシリンダ4のヘッド側室に供給され、バケットシリンダ4は伸長動作する。バケットシリンダ4の伸長動作に伴ってロッド側室から押し出された戻り圧油は、コントロールバルブ7の戻り側ポート7bから排出され、戻り側油路304を介してタンク11へと戻される。コントロールバルブ7の駆動圧検出ポート7cからはバケットシリンダ4の駆動圧P3が出力され、シャトル弁30は、この駆動圧P3を最大駆動圧P4として出力する。バケットシリンダ4の駆動圧P3は連通弁43の受圧部43aと再生解除弁42の受圧部42bに導かれる。バケットシリンダ4の駆動圧P3によって連通弁43は閉位置(K)から開位置(J)に切り替わる。
また、同時にアームシリンダ2も伸長動作しているため、再生解除弁42の受圧部42bにはアームシリンダ2の駆動圧P1が導かれる。このとき、バケットシリンダ4の駆動圧P3は掘削負荷に対応して、アームシリンダ2の駆動圧P1より高くなることがあり、その場合は、再生解除弁42は閉位置(M)に保たれ、戻り側油路41は遮断される。このときの油圧ポンプ1の吐出圧Psは、高圧側であるバケットシリンダ4の駆動圧P3にコントロールバルブ7の圧力損失を加えたものとなるが、掘削負荷が軽い場合を想定しているため油圧ポンプ1の吐出圧は設定圧力P0は超えておらず、再生切換弁23は閉位置(H)に保たれる。これにより、戻り側油路104及び41の双方が遮断され、再生が行われる(再生装置20による再生動作が有効となる)。
この状態でアームシリンダ2の負荷が増大し、アームシリンダ2の駆動圧P1がバケットシリンダ4の駆動圧P3より高くなると、再生解除弁42は開位置(L)に切り替わり、戻り側油路41が連通する。これにより、アームシリンダ2からの戻り圧油が戻り側油路41を介してタンク11へと戻され、再生が解除される(再生装置20による再生動作が無効となる)。再生が解除されることで、アームシリンダ2の駆動圧P1は低下し、油圧ポンプ1の吐出圧も低くなる。このように、再生時に通常より高圧となるアームシリンダ2の駆動圧P1による油圧ポンプ1の吐出圧の上昇が抑えられ、バケットシリンダ4の駆動を制御するコントロールバルブ7における圧力損失の増大を防止することができる。
〜効果〜
以上のように、本実施の形態における油圧制御システムによれば、アームシリンダ2とその他の油圧アクチュエータ3,4の少なくとも1つが同時に駆動される複合動作時、アームシリンダ2の駆動圧P1がその他の油圧アクチュエータ3,4の最大駆動圧P4よりも高いときは、再生装置20による再生動作を無効とすることで油圧ポンプ1の吐出圧Psの過剰な上昇を抑え、その他の油圧アクチュエータ3,4の駆動を制御するコントロールバルブ6,7における圧力損失の増大を防止して、エネルギロスを低減できる。
なお、本実施の形態においては、駆動圧検出ポート6c,7c及びシャトル弁30(駆動検出装置)で検出された最大駆動圧P4を連通弁43の受圧部43aに導く構成としたが、ブーム用操作レバー及びバケット用操作レバーの操作量に応じて生成されるパイロット圧の最高圧をシャトルブロックで選択し、連通弁43の受圧部43aに導く構成としても良い。その場合の駆動検出装置は、ブーム用操作レバー、バケット用操作レバー及びシャトルブロックで構成される。
<第2の実施の形態>
図3は、本発明の第2の実施の形態における建設機械の油圧制御システムの全体構成を示す。本実施の形態における油圧制御システムと第1の実施の形態における油圧制御システム(図1)との相違点は、アームシリンダ2を駆動するコントロールバルブ5(図1)に代えて駆動圧検出ポートを有していないコントロールバルブ5Aを備え、油路101から連通弁42の受圧部42aに油圧ポンプ1の吐出圧Psを導いている点である。また、再生解除弁42のバネ42cには、掘削負荷が軽くかつアームシリンダ2の駆動圧が最大駆動圧となる複合動作時にコントロールバルブ5Aで生じる圧力損失(=Ps−P1)に相当する設定圧力P5が設定されている。
以上のように構成した油圧制御システムの動作を説明する。なお、アームシリンダ2を単独で伸長動作させて掘削作業を行う場合の動作は、第1の実施の形態と同様であるため、説明は省略する。
アームシリンダ2とバケットシリンダ4を同時に伸長動作させて掘削作業を行う場合で掘削負荷が軽い場合は、油圧ポンプ1の吐出圧Psは設定圧力P0より低い状態にあるため、再生切換弁23は閉位置(H)に保たれる。
この状態で、バケットシリンダ4の駆動圧P3(最大駆動圧P4)がアームシリンダ2の駆動圧P1がよりも高くなると、油圧ポンプ1の吐出圧Psは、
Ps=P3+P6 (式5)
となる。ここで、P6は、掘削負荷が軽くかつバケットシリンダ4の駆動圧が最大駆動圧となる複合動作時にコントロールバルブ7で生じる圧力損失である。コントロールバルブ7で生じる圧力損失P6とコントロールバルブ5Aで生じる圧力損失P5とが同程度であると仮定すると、(式5)は、
Ps=P3+P5 (式6)
と変形できる。この時、再生解除弁42を開弁方向に作用させる圧力は、
Ps−P5=P3+P5−P5=P3 (式7)
となり、バケットシリンダ4の駆動圧P3と等しくなる。このように、再生解除弁42を開弁方向に作用させる圧力と閉弁方向に作用させる圧力とが等しくなるため、再生解除弁42は開位置(L)に保たれ、戻り油路104及び41の双方が遮断され、再生装置20による再生動作は有効となる。
一方、アームシリンダ2の駆動圧P1がバケットシリンダ4の駆動圧P3(最大駆動圧P4)より高くなると、油圧ポンプ1の吐出圧Psは、
Ps=P1+P5 (式8)
となる。この時、再生解除弁42を開弁方向に作用させる圧力は、
Ps−P5=P1+P5−P5=P1 (式9)
となり、アームシリンダ2の駆動圧P1と等しくなる。アームシリンダ2の駆動圧P1は再生解除弁42を閉弁方向に作用させる駆動圧P3よりも高いため、再生解除弁42は開位置(L)に切り替わり、戻り油路41が連通することで再生装置20による再生動作が解除される。設定圧力P5が設定されているバネ42cは、アームシリンダ2の駆動圧P1がその他の油圧アクチュエータ3,4の最大駆動圧P4よりも高いときにアームシリンダ2の駆動圧P1を検出する第1駆動圧力検出装置を構成している。
以上のように、本実施の形態における油圧制御システムは、第1の実施の形態における油圧制御システムと同様に動作する。これにより、第1の実施の形態における効果と同様の効果が得られる。
<第3の実施の形態>
図4は、本発明の第3の実施の形態における建設機械の油圧制御システムの全体構成を示す。本実施の形態における油圧制御システムと第1の実施の形態における油圧制御システム(図1)との相違点は、モード選択スイッチ(モード選択装置)61と、モード選択スイッチ61からの切替信号を変換するリレー回路62と、油路403に配置され、リレー回路62からの制御信号により開弁方向に作用するソレノイド部63aと閉弁方向にバネ力を作用させるバネ63bとを有する電磁弁63とを更に備えている点である。リレー回路62と電磁弁63はモード切替装置を構成している。
モード選択スイッチ61がOFFのときは、リレー回路62から制御信号は出力されず、電磁弁63は閉位置(H)に保たれる。この時、連通弁43の受圧部43bにシャトル弁30の出力圧(最大駆動圧P4)が導かれなくなり、連通弁43は閉位置(K)に保たれ、再生解除弁42の受圧部42bにアームシリンダ2の駆動圧P1は導かれなくなる。そのため、再生解除弁42は閉位置(M)に保たれたまま切り替え操作不能となり、再生装置20による再生動作を無効にできなくなる(スピード優先モード)。一方、モード選択スイッチ61がONのときは、リレー回路62から制御信号が出力され、電磁弁63は閉位置(H)から開位置(G)に切り替わる。この時、連通弁43の受圧部43bにシャトル弁の出力圧(最大駆動圧P4)が導かれることで、連通弁43は閉位置(K)から開位置(J)に切り替わり、再生解除弁42の受圧部42bにアームシリンダ2の駆動圧P1が導かれる。そのため、再生解除弁42を閉位置(M)位置から開位置(L)に切り替え可能となり、再生装置20による再生動作を無効とすることが可能となる(省エネモード)。
これにより、オペレータに指示に基づいて、再生によるエネルギロスを低減する省エネモードとアームシリンダ2の駆動速度を重視するスピード優先モードのいずれかの動作モードを選択することが可能となる。なお、電磁弁63は、油路405や油路50に配置しても良い。
<第4の実施の形態>
図5は、本発明の第4の実施の形態における建設機械の油圧制御システムの全体構成を示す。本実施の形態における油圧制御システムの第1の実施の形態における油圧制御装置(図1)との相違点は、油圧系統で構成した再生解除装置40(図1)に代えて電気系統で構成した再生解除装置40Aを備えている点である。
再生解除装置40Aは、コントローラ(制御装置)44と、供給側油路101に配置され、油圧ポンプ1の吐出圧Psを電気信号に変換してコントローラ44に出力する圧力センサ26と、油路50に配置され、アームシリンダ2の駆動圧P1を電気信号に変換してコントローラ44に出力する圧力センサ45と、油路403に配置され、最大駆動圧P4を電気信号に変換しコントローラ44に出力する圧力センサ46と、再生切換弁23の受圧部23aをパイロット圧力源12に接続するパイロット油路47に配置され、コントローラ44からの制御信号により開弁方向に作用するソレノイド部48aと閉弁方向にバネ力を作用させるバネ48bとを有する常閉型の電磁弁48とを備えている。
〜動作〜
本実施の形態における油圧制御システムの動作を、図5及び図6を用いて説明する。図6は、コントローラ44の処理フローを示す図である。
まず、ステップS1で、油圧ポンプ1の吐出圧Psが設定圧力P0より低い(Ps<P0)かどうかを判定する。ステップS1でPs≧P0と判定した場合はステップS4に進み、電磁弁48にON信号を出力する。これにより再生切換弁23は閉位置(H)から開位置(G)に切り替わり、再生が解除される。一方、ステップS1でPs<P0と判定した場合はステップS2に進み、油圧アクチュエータ3,4の最大駆動圧P4が0より高い(P4>0)かどうかを判定する。ステップS2でP4≦0と判定した場合はステップS5に進み、電磁弁48にOFF信号を出力する。これにより再生切換弁23は開位置(G)から閉位置(H)に切り替わり、再生が行われる。一方、ステップS2でP4>0と判定した場合はステップS3に進み、アームシリンダ2の駆動圧P1と油圧アクチュエータ3,4の最大駆動圧P4とを比較判定する。ステップS3でP1>P4と判定した場合はステップS4に進み、電磁弁48にON信号を出力する。これにより再生切換弁23は閉位置(H)から開位置(G)に切り替わり、再生が解除される。一方、ステップS3でP1≦P4と判定した場合はステップS5に進み、電磁弁48にOFF信号を出力する。これにより再生切換弁23は開位置(G)から閉位置(H)に切り替わり、再生が行われる。ステップS4又はS5の終了後はステップS1に戻り、以降同じ処理を繰り返す。
〜効果〜
以上のように構成した油圧制動システムにおいても、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。また、再生解除装置を電気系統で構成することにより、油圧配管及び油圧部品の点数を削減できると共に、オイルリークを低減させることができる。
<第5の実施の形態>
図7は、本発明の第5の実施の形態における建設機械の油圧制御システムの全体構成を示す。本実施の形態における油圧制御システムの第4の実施の形態における油圧制御装置との相違点は、モード選択スイッチ(モード選択装置)61を更に備え、モード選択スイッチ61から出力される切替信号をコントローラ44に入力している点である。
図8は、本実施の形態におけるコントローラ44の処理フローを示す図である。以下、図8に示す処理フローの第4の実施の形態における処理フロー(図6)との相違部分についてのみ説明する。
ステップS1でPs<P0と判定した場合はステップS1aに進み、モード選択スイッチ61がON(省エネモード)かどうかを判定する。ステップS1aで省エネモードと判定した場合はS2に進む。一方、ステップS1aでモード選択スイッチ61がOFF(スピード優先モード)と判定した場合は、ステップS5に進み、電磁弁48にOFF信号を出力する。これにより再生切換弁23は開位置(G)から閉位置(H)に切り替わり、再生が行われる。コントローラ44におけるステップS1aの処理部分は、本実施の形態におけるモード切替装置を構成している。
これにより、第3の実施の形態と同様、オペレータに指示に基づいて、再生によるエネルギロスを低減する省エネモードとアームシリンダ2の駆動速度を重視するスピード優先モードのいずれかの動作モードを選択することが可能となる。
1 油圧ポンプ
2〜4 油圧アクチュエータ
5〜7 コントロールバルブ
5a〜7a 供給側ポート
5b〜7b 戻り側ポート
5c 駆動圧検出ポート(第1駆動圧力検出装置)
6c,7c 駆動圧検出ポート(第2駆動圧力検出装置)
8〜10 チェック弁
11 タンク
12 パイロット圧力源
20 再生装置
21 再生油路
22 チェック弁
23 再生切換弁
23a 受圧部
23b バネ
26 圧力センサ
30 シャトル弁(第2駆動圧力検出装置)
40 再生解除装置
41 戻り側油路
42 再生解除弁
42a,42b 受圧部
42c バネ
43 連通弁
43a 受圧部
43b バネ
44 コントローラ(制御装置)
45,46 圧力センサ
47 パイロット油路
48 電磁弁
50 油路
61 モード選択スイッチ(モード選択装置)
62 リレー回路(モード切替装置)
63 電磁弁(モード切替装置)
101,201,301 供給側油路
104,204,304 戻り側油路
102,103,202,203,302,303 油路
110 下部走行体
111 上部旋回体
112 フロント作業機
113a,113b クローラ式走行装置
114a,114b 走行モータ
115 旋回駆動装置
116 エンジンルーム
117 キャビン(運転室)
118 ブーム
119 アーム
120 バケット

Claims (4)

  1. 油圧ポンプと、
    前記油圧ポンプから吐出される圧油により駆動される複数の油圧アクチュエータと、
    前記複数の油圧アクチュエータの駆動を制御する複数のコントロールバルブと、
    前記複数の油圧アクチュエータのうちの特定の油圧アクチュエータを制御する特定のコントロールバルブに設けられ、前記特定の油圧アクチュエータの駆動時、前記油圧ポンプの吐出圧が所定の圧力より低いときに前記特定の油圧アクチュエータからの戻り圧油を前記特定の油圧アクチュエータの供給側に再生する再生装置とを備えた建設機械の油圧制御システムにおいて、
    前記特定の油圧アクチュエータ以外の油圧アクチュエータが駆動されたことを検出する駆動検出装置と、
    少なくとも前記特定の油圧アクチュエータの駆動圧が前記特定の油圧アクチュエータ以外の油圧アクチュエータの最大駆動圧より高いときに前記特定の油圧アクチュエータの駆動圧を検出する第1駆動圧力検出装置と、
    前記特定の油圧アクチュエータ以外の油圧アクチュエータの最大駆動圧を検出する第2駆動圧力検出装置と、
    前記駆動検出装置により前記特定の油圧アクチュエータ以外の油圧アクチュエータが駆動されたことが検出され、かつ前記第1駆動圧力検出装置により検出された駆動圧が前記第2駆動圧力検出装置により検出された最大駆動圧より高いときに、前記再生装置による再生動作を無効とする再生解除装置とを備えることを特徴とする建設機械の油圧制御システム。
  2. 請求項1記載の建設機械の油圧制御システムにおいて、
    前記再生装置は、
    前記特定のコントロールバルブの戻り側ポートを供給側ポートに接続する再生油路と、
    前記再生油路に配置され、前記戻り側ポートから前記供給側ポートへの圧油の流れ許容するチェック弁と、
    前記戻り側ポートと前記タンクを接続する第1戻り油路に配置され、前記油圧ポンプの吐出圧が前記所定の圧力より高いときに開弁動作する常閉型の再生切換弁とを備え、
    前記再生解除装置は、
    前記第1戻り油路と並列に前記特定のコントロールバルブの戻り側ポートをタンクに接続する第2戻り油路と、
    前記第2戻り油路に配置され、閉弁方向に作用する第1受圧部に前記第2駆動圧力検出装置により検出された前記最大駆動圧が導かれ、開弁方向に作用する第2受圧部に前記第1駆動圧力検出装置により検出された前記駆動圧が導かれる常閉型の再生解除弁と、
    前記第1駆動圧力検出装置により検出された前記駆動圧を前記第2受圧部に導く油路に配置され、前記駆動検出装置により前記特定のアクチュエータ以外のアクチュエータの駆動が検出されたときに開弁動作する常閉型の連通弁とを備えることを特徴とする建設機械の油圧制御システム。
  3. 請求項1記載の建設機械の油圧制御システムにおいて、
    前記再生装置は、
    前記特定のコントロールバルブの戻り側ポートを供給側ポートに接続する再生油路と、
    前記再生油路に配置され、前記戻り側ポートから前記供給側ポートへの圧油の流れ許容するチェック弁と、
    前記戻り側ポートと前記タンクを接続する第1戻り油路に配置され、前記油圧ポンプの吐出圧が前記所定の圧力より高いときに開弁制御される常閉型の再生切換弁とを備え、
    前記再生解除装置は、
    前記駆動検出装置により前記特定の油圧アクチュエータ以外の油圧アクチュエータが駆動されたことが検出され、かつ前記第1駆動圧力検出装置により検出された前記駆動圧が前記第2駆動圧力検出装置により検出された前記最大駆動圧より高いときに、前記再生切換弁を開弁制御する制御装置を備えることを特徴とする建設機械の油圧制御システム。
  4. 請求項1記載の建設機械の油圧制御システムにおいて、
    省エネモードとスピード優先モードのいずれを選択するかを指示するモード選択装置と、
    前記モード選択装置が前記省エネモードを選択しているときは前記再生解除装置の動作を可能とし、前記モード選択装置が前記スピード優先モードを選択しているときは前記再生解除装置の動作を不能とするモード切替装置とを更に備えることを特徴とする建設機械の油圧制御システム。
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