JP2014177095A - 擬似接着冊子体の製造方法および擬似接着冊子体 - Google Patents

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Abstract

【課題】階段状の爪掛けが設けられた擬似接着冊子体を連続用紙から製造する製造方法を抵抗する。
【解決手段】本発明の製造方法では,一方の側から順に,第1紙片11と,第1紙片11の幅より階段幅の3倍だけ幅を広くした第4紙片12が連接している第1単位用紙10と,第1紙片11の幅より階段幅だけ幅を広くした第2紙片21と第1紙片11の幅より階段幅の2倍だけ幅を広くした第3紙片23が連接している第2単位用紙20を,第1単位用紙10の第1紙片11と第4紙片12の境目および第2単位用紙20の第2紙片21と第3紙片22の境目を合わせ,第2紙片21が第1紙片11の上になる状態で重ね合わせて糊付け丁合した後,2つ折りしてから,擬似接着冊子体4の単位で断裁する。
【選択図】図4

Description

本発明は,各紙片を擬似接着剤で接着した擬似接着冊子体を製造するための技術に関する。
複数の紙片を有する冊子体を郵送する際,各紙片を通常の糊で接着して三方に開封用ミシン目を設けた形態の冊子体を用いることが多かったが,擬似接着剤で各紙片を剥離可能に接着した圧着はがきが普及していることを受けて,各紙片を擬似接着剤で剥離可能に接着した形態の冊子体(以下,「擬似接着冊子体」と記す。)を用いることが多くなった。
各紙片を擬似接着剤で剥離可能に接着している擬似接着冊子体では,紙片を開封し易くするための工夫が必要となり,特許文献1で開示されているように,各紙片が段差になっている階段状の爪掛けを擬似接着冊子体に設けていることが多い。
図12は,擬似接着冊子体に設けられた階段状の爪掛けを説明する図である。なお,図12では,通常の糊を用いて綴じている綴じ部6cを点線で図示している。図12(a)は,階段状の爪掛けの一つの形態で,図12(a)では,綴じ部6cと対向する辺全体が階段状の爪掛け6aになっている。また,図12(b)は,図12(a)とは異なる形態の階段状の爪掛けで,図12(b)では,綴じ部と対向する辺の一つの角が階段状の爪掛け6bになっている。
このような階段状の爪掛けを設けた擬似接着冊子体は,特許文献1に記載があるように,少なくとも二つの紙辺が連接している単位用紙を貼り合わせることで製造できるが,連続用紙を取り扱う汎用的なコレータを用いて,階段状の爪掛けを設けた擬似接着冊子体を製造することはできなった。
特開2006−315252号公報
そこで,本発明は,階段状の爪掛けが設けられた擬似接着冊子体を連続用紙から製造する製造方法と,この製造方法によって製造された擬似接着冊子体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決する第1の発明は,一方の側から順に,第1紙片と,前記第1紙片より幅の広い第4紙片が連接している第1単位用紙を連続して形成した第1連続用紙と,一方の側から順に,前記第1紙片より幅の広い第2紙片と,前記第2紙片より幅が広く前記第4紙片より幅の狭い第3紙片が連接している第2単位用紙を連続して形成した第2連続用紙とから階段状の爪掛けが設けられた擬似接着冊子体を製造する方法であって,
前記第1連続用紙の前記第1紙片と前記第4紙片に擬似接着剤を塗布する第1擬似接着剤塗布工程と,
前記第1擬似接着剤を塗布した前記第1連続用紙に背糊を塗布した後,前記第1単位用紙の紙片の境目および前記第2単位用紙の紙片の境目を合わせ,前記第2紙片が前記第1紙片の上になる状態で前記第1連続用紙と前記第2連続用紙を糊付け丁合した丁合連続用紙を製造する糊付け丁合工程と,
前記丁合連続用紙に形成されている前記第2単位用紙の前記第2紙片に擬似接着剤を塗布する第2擬似接着剤塗布工程と,
前記第2単位用紙の前記第2紙片と前記第3紙片を重ねるように前記丁合連続用紙を折り位置から2つ折りする折り工程と,
2つ折りした前記丁合連続用紙を擬似接着冊子の単位で断裁するシータ工程を,
有することを特徴とする擬似接着冊子体の製造方法である。
このような手順で,擬似接着冊子体を製造することで,表紙から順に,前記第1紙片,前記第2紙片,前記第3紙片そして前記第4紙片となる擬似接着冊子体を製造できる。前記第1単位用紙の紙片の境目および前記第2単位用紙の紙片の境目を合わせた状態で糊付け丁合すると,各紙片の幅は,前記第1紙片,前記第2紙片,前記第3紙片そして前記第4紙片の順に階段幅ずつ大きくなっているため,折り側の反対側は,階段幅の段差が付いた状態の階段状の爪掛けになる。
更に,第2の発明は,前記第1擬似接着剤塗布工程および前記第2擬似接着剤塗布工程において,擬似接着剤で接着していない帯状の非擬似接着領域が,前記擬似接着冊子に設けた前記階段状の爪掛け側の端に形成されるように擬似接着剤を塗布することを特徴とする,第1の発明に記載した擬似接着冊子体の製造方法である。このように構成することで,前記非擬似接着領域を利用して各紙片をめくり易くできる。
更に,第3の発明は,一方の側から順に,第1紙片と,前記第1紙片より幅の広い第4紙片が連接している第1単位用紙と,前記第1紙片より幅の広い第2紙片と,前記第2紙片より幅が広く前記第4紙片より幅の狭い第3紙片が連接している第2単位用紙を,前記第1単位用紙の前記第1紙片と前記第4紙片の境目および前記第2単位用紙の前記第2紙片と前記第3紙片の境目を合わせ,前記第2紙片が前記第1紙片の上になる状態で重ね合わせて2つ折りし,背糊で前記第1単位用紙と前記第2単位用紙が接着されている形態の冊子体であって,各紙片の三方は擬似接着剤によって剥離可能に接着され,開口側は階段状の爪掛けになっていることを特徴とする擬似接着冊子体である。
更に,第4の発明は,擬似接着剤で接着していない帯状の非擬似接着領域が,前記階段状の爪掛け側の端に形成されていることを特徴とする,第3の発明に記載した擬似接着冊子体である。
このように,本発明によれば,階段状の爪掛けが設けられた擬似接着冊子体を連続用紙から製造する製造方法と,この製造方法によって製造された冊子体を提供できる。
擬似接着冊子体の製造方法に用いるコレータを説明する図。 本実施形態にかかる擬似接着冊子体を説明する図。 擬似接着冊子体の製造に用いる連続用紙を説明する図。 擬似接着冊子体の製造方法の手順を説明する図。 第1紙片と第4紙片に塗布する擬似接着剤の塗布パターンを説明する図。 糊付け丁合工程を説明する図。 第1スリット工程後の丁合連続用紙を説明する図。 第2紙片に塗布する擬似接着剤の塗布パターンを説明する図。 折り工程を説明する図。 第2スリット工程後の丁合連続用紙を説明する図。 シータ加工を説明する図。 擬似接着冊子体に設けられた階段状の爪掛けを説明する図。
ここから,本発明の好適な実施形態を記載する。なお,以下の記載は本発明の範囲を束縛するものでなく,理解を助けるために記述するものである。
図1は,擬似接着冊子体の製造方法に用いるコレータ5を説明する図である。図1で図示したコレータ5は,各紙片を擬似接着剤で接着した擬似接着冊子体の製造に利用する機能として,連続用紙を供給する第1用紙給紙部50および第2用紙給紙部52と,2種類の連続用紙を糊付け丁合する糊付け丁合部53に加え,コレータ5のオプションとして,第1用紙給紙部50から供給される連続用紙に擬似接着剤を塗布する第1パターン糊付け部51と,第2用紙給紙部52から供給される連続用紙に擬似接着剤を塗布する第2パターン糊付け部55と,丁合した連続用紙を2つ折り加工する折り加工部56と,2つ折り加工した連続用紙を切断するシータ部58に加え,第1連続用紙のマージナル部をスリットする第2スリット部57と,第2連続用紙のマージナル部をスリットする第1スリット部54を備えている。
なお,図1で図示したコレータ5が第1スリット部54および第2スリット部57を備えているようにしているのは,連続用紙の搬送方式として,マージナル孔とピントラクタを用いて連続用紙を同期搬送するピン搬送方式にのみに対応している機械が多いからで,タイミングマークを検出することで連続用紙を同期搬送するピンレス搬送方式に対応している機械であれば,第1スリット部54および第2スリット部57は必要ない。
まず,図1で図示したコレータ5で製造する擬似接着冊子体4について説明する。図2は,本実施形態にかかる擬似接着冊子体4を説明する図で,図2(a)は,擬似接着冊子体4の全体を説明する図で,図2(b)は,擬似接着冊子体4を矢印方向から見た時の側面図である。
図2で図示した擬似接着冊子体4は,一方の側から順に,第1紙片40aと,第1紙片40aの幅より階段幅L0の3倍だけ幅を広くした第4紙片40dが連接している第1単位用紙41と,第1紙片40aの幅より階段幅L0だけ幅を広くした第2紙片40bと第1紙片40aの幅より階段幅L0の2倍だけ幅を広くした第3紙片40cが連接している第2単位用紙42を,第1単位用紙41の第1紙片40aと第4紙片40dの境目および第2単位用紙42の第2紙片40bと第3紙片40cの境目を合わせ,第2紙片40bが第1紙片40aの上になる状態で重ね合わせて2つ折りし,擬似接着剤ではない背糊46で第1単位用紙41と第2単位用紙42が接着されている形態の冊子体である。
図2で図示した形態の擬似接着冊子体4では,第1単位用紙41および第2単位用紙42に塗布した擬似接着剤43a,b(例えば,天然ゴムを利用した感圧接着材)によって擬似接着冊子体4の各紙片の三方を剥離可能に接着し,擬似接着冊子体4の各紙片の三方を封入している。また,封入した各紙片を開封し易くするための工夫として,本実施形態の擬似接着冊子体4では,開口側を階段状の爪掛け44にしている。更に,各紙片をめくり易くできるように,擬似接着剤43a,bで接着していない帯状の非擬似接着領域45を階段状の爪掛け44側の端に形成している。
まず,図2で説明した擬似接着冊子体4の製造に用いる連続用紙について説明する。図3は,擬似接着冊子体4の製造に用いる連続用紙を説明する図である。
図3(a)は,擬似接着冊子体4の製造に用いる連続用紙の一つである第1連続用紙1を説明する図で,第1連続用紙1には,一方から順に(左側から順に),擬似接着冊子体4の第1紙片40aとして利用される第1紙片11と擬似接着冊子体4の第4紙片40dとして利用される第4紙片12が連接している第1単位用紙10が連続して形成されている。擬似接着冊子体4の階段状の爪掛け44を設ける都合上,第1紙片11と第4紙片12の幅は異なり,第4紙片12の幅は,第1紙片11の幅L2より階段幅L0の3倍だけ広くなっている。
また,第1連続用紙1に連続して形成された第1単位用紙10において第1紙片11と第4紙片12の幅が異なることで,第1紙片11と第4紙片12の境は,第1単位用紙10の中心ではなく,第1単位用紙10の中心から左側にずれた位置になっている。
更に,片側にマージナル孔があればピン搬送方式で連続用紙を同期搬送可能なため,図3(a)では,第1連続用紙1に連続して形成された第1単位用紙10の第4紙片12側に,マージナル孔13aがあけられたマージナル部13を設けている。
図3(b)は,擬似接着冊子体4の製造に用いる連続用紙の一つである第2連続用紙2を説明する図で,第2連続用紙2には,一方から順に(左側から順)に,擬似接着冊子体4の第2紙片40bとして利用される第2紙片21と擬似接着冊子体4の第3紙片40cとして利用される第3紙片22が連接している第2単位用紙20が連続して形成されている。擬似接着冊子体4の階段状の爪掛け44を設ける都合上,第2紙片21と第3紙片22の幅は異なり,第2紙片21の幅は,第1紙片11の幅L2より階段幅L0だけ広く,第3紙片22の幅は,第1紙片11の幅より階段幅L0の2倍だけ広い。
第2連続用紙2に連続して形成された第2単位用紙20において第2紙片21と第3紙片22の幅が異なることで,第2単位用紙20の折り位置は,第2単位用紙20の中心ではなく,第2単位用紙20の中心から左側にずれた位置になっている。
また,片側にマージナル孔があればピン搬送方式で連続用紙を同期搬送可能なため,図3(b)では,第2連続用紙2に形成された第2単位用紙20の第2紙片21側に,マージナル孔23aがあけられたマージナル部23を設けている。
次に,図3で説明した連続用紙から図2で説明した擬似接着冊子体4を製造する製造方法について説明する。図4は,擬似接着冊子体4の製造方法の手順を説明する図である。
図3で説明した連続用紙から図2で説明した擬似接着冊子体4を製造する際,まず,第1紙片11のサイズに合わせた塗布パターンで擬似接着剤を第1紙片11に塗布すると共に,第3紙片22のサイズに合わせた塗布パターンで擬似接着剤を第4紙片12に塗布する第1擬似接着剤塗布工程(S1)が,図1で説明したコレータ5の第1パターン糊付け部51で実施される。
図5は,第1単体用紙の第1紙片11と第4紙片12に塗布する擬似接着剤の塗布パターンを説明する図である。図5に図示したように,第1紙片11に塗布する擬似接着剤14の塗布パターンは逆コの字状で,第1単位用紙10の第4紙片12に塗布する擬似接着剤15の塗布パターンはコの字状である。
第1紙片11に逆コの字状で塗布する擬似接着剤14の天地方向の長さは第1紙片11の天地方向の長さとほぼ同じであるが,逆コの字状で塗布する擬似接着剤14の左右方向の幅は,第1紙片11の幅よりも短くなる。具体的には,逆コの字状で塗布する擬似接着剤14の左端は,擬似接着冊子体4の非擬似接着領域45の幅であるL1だけ第1紙片11の左端から右側になり,右端は,2つ折りするときに擬似接着剤14が邪魔にならないようにL3だけ折り位置(第1紙片11と第3紙片14の境目)から左側になっている。
第4紙片12にコの字状で塗布する擬似接着剤15の天地方向の長さは第4紙片12の天地方向の長さとほぼ同じであるが,コの字状で塗布する擬似接着剤15の左右方向の幅は,第3紙片22のサイズに合わせた幅になる。具体的には,コの字状で塗布する擬似接着剤15の右端は,擬似接着冊子体4の階段状の爪掛け44の階段幅L0と非擬似接着部45の幅L1を足した長さだけ第4紙片12の右端から左側になり,左端は,2つ折りするときに擬似接着剤15が邪魔にならないようにL3だけ折り位置(第1紙片11と第3紙片14の境目)から右側になっている。
第1擬似接着剤塗布工程(S1)の次に実施される工程は,擬似接着剤を塗布した第1連続用紙1の面に背糊を塗布した後,第1単位用紙10の紙片(第1紙片11と第4紙片12)の境目および第2単位用紙20の紙片(第2紙片21と第3紙片22)の境目を合わせ,第2紙片21が第1紙片11の上になる状態で第1連続用紙1と第2連続用紙2を糊付け丁合し,第1連続用紙1と第2連続用紙2を糊付け丁合した丁合連続用紙を製造する糊付け丁合工程(S2)で,この工程は,図1で説明したコレータ5の糊付け丁合部53にて実施される。
図6は,糊付け丁合工程(S2)を説明する図である。図6(a)は,糊付け丁合工程(S2)にて,第1連続用紙1に塗布する背糊16を説明する図である。糊付け丁合工程(S2)にて,第1連続用紙1に塗布する背糊16の形状は,第1連続用紙1の搬送方向が長手の帯状で,帯状の背糊16を塗布する位置は,第1単位用紙10の折り位置(第1紙片11と第3紙片14の境目)と第4紙片12に塗布された擬似接着剤15の左端のほぼ中間にしている。
図6(b)は,第1連続用紙1と第2連続用紙2を糊付け丁合して製造される丁合連続用紙3を説明する図である。第1連続用紙1と第2連続用紙2を糊付け丁合することにより,丁合連続用紙3には,第1連続用紙1のマージナル部13と第2連続用紙2のマージナル部23が存在することになる。また,丁合連続用紙3においては,第1単位用紙10の第1紙片11と第2単位用紙20の第2紙片21の間,および,第1単位用紙10の第4紙片12と第2単位用紙20の第3紙片22の間に階段が形成されている。
糊付け丁合工程(S2)の次に実施される工程は,丁合連続用紙3から第2連続用紙2のマージナル部23をスリットする第1スリット工程(S3)で,この工程は,図1で説明したコレータ5の第1スリット部54で実施される。なお,第2連続用紙2のマージナル部23をスリットする技術は汎用的な技術であるためここでは詳細な説明を省く。
図7は,第1スリット工程後(S3)の丁合連続用紙3aを説明する図である。第1スリット工程(S3)において,図6(b)で図示した形態の丁合連続用紙3から第2連続用紙2のマージナル部23がスリットされることで,第1スリット工程後(S3)の丁合連続用紙3aは第1連続用紙1のマージナル部13のみの形態になる。
第1スリット工程(S3)の後に実施される工程は,第1スリット工程後(S3)の丁合連続用紙3aに形成されている第2単位用紙20の第2紙片21に,第2紙片21のサイズに合わせた塗布パターンで擬似接着剤を塗布する第2擬似接着剤塗布工程(S4)で,第2擬似接着剤塗布工程(S4)は,図1で説明したコレータ5の第2パターン糊付け部55にて実施される。
図8は,丁合連続用紙3aに形成されている第2単位用紙20の第2紙片21に塗布する擬似接着剤の塗布パターンを説明する図である。図8に図示したように,丁合連続用紙3aに形成されている第2単位用紙20の第2紙片21に塗布する擬似接着剤24の塗布パターンは逆コの字形状になる。逆コの字状に塗布する擬似接着剤24の天地方向の長さは第2紙片21の天地方向の長さとほぼ同じであるが,擬似接着冊子体4に階段状の爪掛け44を設ける都合上,逆コの字状に塗布する擬似接着剤24の左右方向の幅は,第2紙片21の幅よりも短くなる。具体的には,逆コの字状に塗布する擬似接着剤24の左端は,擬似接着冊子体4の非擬似接着領域45の幅L1だけ第2紙片21の左端から右側になり,右端は,2つ折りするときに擬似接着剤24が邪魔にならないようにL3だけ折り位置(第2紙片21と第3紙片22の境目)から左側になっている。
第2擬似接着剤塗布工程(S4)の後に実施される工程は,第2単位用紙20の第2紙片21と第3紙片22を重ねるように丁合連続用紙3aを折り位置から2つ折りする折り工程(S5)で,折り工程(S5)は,図1で説明したコレータ5の折り加工部56にて実施される。
図9は,折り工程(S5)を説明する図である。図9(a)は,丁合連続用紙3aを2つ折り加工する様子を示した図である。第2単位用紙20の第2紙片21に擬似接着剤24を塗布した丁合連続用紙3aは,第2単位用紙20の第2紙片21が第3紙片22の上になるように2つ折り加工され,第2単位用紙20の第2紙片21と第3紙片22が擬似接着剤24により剥離可能に接着されて,第2紙片21と第3紙片22間に階段が形成される。
図9(b)は,2つ折り加工された後の丁合連続用紙3bを説明する図である。丁合連続用紙3aが2つ折り加工されることで,2つ折り加工された後の丁合連続用紙3bは,第1連続用紙1のマージナル部13が付いた状態の擬似接着剤冊子体4が連続した形態になる。
折り工程(S5)の次に実施される工程は,2つ折りした丁合連続用紙3bから第1連続用紙1のマージナル部13をスリットする第2スリット工程(S6)で,この工程は,図1で説明したコレータ5の第2スリット部57で実施される。なお,第2連続用紙2のマージナル部23をスリットする技術は汎用的な技術であるためここでは詳細な説明を省く。
図10は,第2スリット工程後(S6)の丁合連続用紙3cを説明する図である。第2スリット工程(S6)において,図9(b)で図示した形態の丁合連続用紙3bから第1連続用紙1のマージナル部13がスリットされることで,第2スリット工程後(S6)の丁合連続用紙3cは擬似接着剤冊子体4が連続した形態になる。
第2スリット工程(S6)の次に実施される工程は,連続用紙1のマージナル部13をスリットした丁合連続用紙3cを擬似接着冊子4の単位で断裁するシータ工程(S7)で,この工程は,図1で説明したコレータ5のシータ部58で実施される。なお,所定単位で連続用紙を断裁する技術は汎用的な技術であるため,ここでは詳細な説明を省く。
図11は,シータ工程(S7)を説明する図である。図11では,ロータリダイカッター58aを用い,擬似接着剤冊子体4が連続した形態の丁合連続用紙3cを,擬似接着剤冊子体4の単位で断裁し,図2を用いて説明した擬似接着剤冊子体4が製造される。
このように,本実施形態にかかる擬似接着冊子体4の製造方法によれば,図2で図示した擬似接着冊子体4を図3を用いて説明した連続用紙から製造することができ,擬似接着冊子体4を連続用紙から製造できれば,擬似接着冊子体4を大量に製造する際の製造時間の短縮や,擬似接着冊子体4の表紙と中身の用紙を変更できるメリットが生じる。
1 第1連続用紙
10 第1単位用紙
11 第1連続用紙に形成された第1紙片
12 第1連続用紙に形成された第4紙片
13 マージナル部
14 第1紙片に塗布する擬似接着剤
15 第4紙片に塗布する擬似接着剤
16 第4紙片に塗布する背糊
2 第2連続用紙
20 第2単位用紙
21 第2連続用紙に形成された第2紙片
22 第2連続用紙に形成された第3紙片
23 マージナル部
24 第2紙片に塗布する擬似接着剤
3a,b,c 丁合連続用紙
4 擬似接着冊子体
40a 擬似接着冊子体の第1紙片
40b 擬似接着冊子体の第2紙片
40c 擬似接着冊子体の第3紙片
40d 擬似接着冊子体の第4紙片
41 擬似接着冊子体の第1単位用紙
42 擬似接着冊子体の第2単位用紙
43a,b 擬似接着冊子体の各紙片を接着する擬似接着剤
44 階段状の爪掛け
45 非擬似接着領域
5 コレータ

Claims (4)

  1. 一方の側から順に,第1紙片と,前記第1紙片より幅の広い第4紙片が連接している第1単位用紙を連続して形成した第1連続用紙と,一方の側から順に,前記第1紙片より幅の広い第2紙片と,前記第2紙片より幅が広く前記第4紙片より幅の狭い第3紙片が連接している第2単位用紙を連続して形成した第2連続用紙とから階段状の爪掛けが設けられた擬似接着冊子体を製造する方法であって,
    前記第1連続用紙の前記第1紙片と前記第4紙片に擬似接着剤を塗布する第1擬似接着剤塗布工程と,
    前記第1擬似接着剤を塗布した前記第1連続用紙に背糊を塗布した後,前記第1単位用紙の紙片の境目および前記第2単位用紙の紙片の境目を合わせ,前記第2紙片が前記第1紙片の上になる状態で前記第1連続用紙と前記第2連続用紙を糊付け丁合した丁合連続用紙を製造する糊付け丁合工程と,
    前記丁合連続用紙に形成されている前記第2単位用紙の前記第2紙片に擬似接着剤を塗布する第2擬似接着剤塗布工程と,
    前記第2単位用紙の前記第2紙片と前記第3紙片を重ねるように前記丁合連続用紙を折り位置から2つ折りする折り工程と,
    2つ折りした前記丁合連続用紙を擬似接着冊子の単位で断裁するシータ工程を,
    有することを特徴とする擬似接着冊子体の製造方法。
  2. 前記第1擬似接着剤塗布工程および前記第2擬似接着剤塗布工程において,擬似接着剤で接着していない帯状の非擬似接着領域が,前記擬似接着冊子に設けた前記階段状の爪掛け側の端に形成されるように擬似接着剤を塗布することを特徴とする,請求項1に記載した擬似接着冊子体の製造方法。
  3. 一方の側から順に,第1紙片と,前記第1紙片より幅の広い第4紙片が連接している第1単位用紙と,前記第1紙片より幅の広い第2紙片と,前記第2紙片より幅が広く前記第4紙片より幅の狭い第3紙片が連接している第2単位用紙を,前記第1単位用紙の前記第1紙片と前記第4紙片の境目および前記第2単位用紙の前記第2紙片と前記第3紙片の境目を合わせ,前記第2紙片が前記第1紙片の上になる状態で重ね合わせて2つ折りし,背糊で前記第1単位用紙と前記第2単位用紙が接着されている形態の冊子体であって,各紙片の三方は擬似接着剤によって剥離可能に接着され,開口側は階段状の爪掛けになっていることを特徴とする擬似接着冊子体。
  4. 擬似接着剤で接着していない帯状の非擬似接着領域が,前記階段状の爪掛け側の端に形成されていることを特徴とする,請求項3に記載した擬似接着冊子体。
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