JP2014170107A - ホログラム記録装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の物体光の露光タイミングを好適に調整する。
【手段】ホログラム記録装置(100)は、空間変調器(64)によって空間変調された複数の物体光(LB1)をホログラム記録媒体(100)に対して露光させることで、画像パターンをホログラム記録媒体に記録するホログラム記録装置であって、複数の物体光を出射する複数の出射手段(14、24、34)と、透過領域(121、221、321)と遮断領域とが円周方向に沿って配列していると共に円盤状の形状を有する複数の遮断手段(12、22、32)と、複数の遮断手段の夫々の回転数が基準回転数と一致し且つ一の遮断手段の回転位相角と他の遮断手段の回転位相角との間の位相差が目標位相差と一致するように、複数の遮断手段の回転状態を制御する制御手段(15、25、35、40)とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えばホログラム画像をホログラム記録媒体に記録するホログラム記録装置及び方法の技術分野に関する。
ホログラム記録装置は、ホログラム画像を構成する画像パターンによって空間変調された物体光と参照光とが干渉することで形成される干渉パターンをホログラム記録媒体に記録することで、ホログラム画像をホログラム記録媒体に記録することができる。特に、ホログラム記録装置は、このような干渉パターンをホログラム記録媒体の記録面上に順次記録することで、このような干渉パターンを、記録面上でマトリクス状に分布する複数の微小な要素ホログラムとして記録することができる。
このようなホログラム記録装置は、要素ホログラムが記録される各微小領域に対して複数の物体光を連続的に露光させる(つまり、照射する)ことがある。つまり、ホログラム記録装置は、複数の物体光を用いて、複数の干渉パターンを同一の微小領域に多重記録することができる。例えば、ホログラム記録装置は、各要素ホログラムに対して、赤色レーザ光、緑色レーザ光及び青色レーザ光を複数の物体光として連続的に露光させることで、記録媒体にフルカラーのホログラム画像を記録することができる。
このような多重記録を行う場合には、ホログラム記録装置は、ホログラム記録媒体に対する複数の物体光の露光タイミングを適宜調整することが好ましい。例えば、記録媒体にフルカラーのホログラム画像を記録する場合には、(i)赤色レーザ光が露光される一方で緑色レーザ光及び青色レーザ光が露光されない期間、(ii)緑色レーザ光が露光される方で赤色レーザ光及び青色レーザ光が露光されない期間、及び(iii)青色レーザ光が露光される一方で赤色レーザ光及び緑色レーザ光が露光されない期間が順次現れるように、複数の物体光の露光タイミングを適宜調整することが好ましい。
尚、複数の物体光を露光させる技術を開示する文献ではないものの、物体光の露光タイミングを調整するホログラム記録装置の一例が、特許文献1から特許文献4に開示されている。具体的には、特許文献1には、物体光の光源の出力のON/OFFを切り替えることで物体光の露光タイミングを調整するホログラム記録装置が開示されている。特許文献2には、物体光の光路にシャッターを挿入することで物体光の露光タイミングを調整するホログラム記録装置が開示されている。特許文献3には、音響光学素子(AOM:Acoustro Optic Modulator)を用いて物体光の露光タイミングを調整するホログラム記録装置が開示されている。特許文献4には、その主面が物体光の光路と交差すると共に少なくとも一つのスリットを有する円盤状の回転遮光体を回転させることで物体光の露光タイミングを調整するホログラム記録装置が開示されている。
特開2002−236441号公報 特開2005−99176号公報 特開2005−234145号公報 特許第4963509号
ここで、特許文献1から特許文献4に開示された技術を採用することで複数の物体光の露光タイミングを適宜調整することが一つの対応策として考えられる。
しかしながら、特許文献1に開示された光源のON/OFFの切替は、高速で光源のON/OFFの切り替えを行うことに適していない(なぜならば、当該光源が比較的大きいレーザパワーを必要とし且つ波長安定性が求められる)がゆえに、ホログラム画像を好適に記録することができなくなりかねないという技術的問題点が生ずる。また、特許文献2に開示されたシャッターは、シャッターの開閉速度(つまり、光路への挿入及び光路からの排除に要する速度)の高速化が困難であるがゆえに、ホログラム画像の記録速度の相対的な低下を招きかねないという技術的問題点が生ずる。また、特許文献3に開示されたAOMは、当該AOMが相対的に高価であるがゆえに、ホログラム記録装置のコスト増を引き起こすという技術的問題点が生ずる。
そこで、特許文献4に開示された回転遮光体を採用することで複数の物体光の露光タイミングを相対的に高速度で且つ低コストで調整することが相対的に有力な対応策として考えられる。ここで、特許文献4では、回転遮光体の回転制御(つまり、実質的には、物体光の露光タイミングの調整)は、ロータリエンコーダによって検出される回転遮光体の回転数(言い換えれば、回転周波数)に基づいて行われる。この場合、複数の物体光の露光タイミングを調整するために複数の回転遮光体を採用するとすれば、複数の回転遮光体の回転制御(つまり、実質的には、複数の物体光の露光タイミングの調整)もまた、ロータリエンコーダによって検出される複数の回転遮光体の回転数(回転周波数)を一致させるように行われると想定される。しかしながら、複数の回転遮光体の回転数(回転周波数)を一致させるだけでは、回転数に基づいて回転遮光体の回転制御を行う制御系における定常誤差等に起因して、複数の回転遮光体の回転位相角が意図せず変動してしまうという技術的問題点が生ずる。具体的には、例えば、一の回転遮光体の回転位相角と他の回転遮光体の回転位相角との間の位相差が変動しまうという技術的問題点が生ずる。つまり、複数の回転遮光体の夫々の間で同期をとりながら、複数の回転遮光体の回線制御を行うことができないという技術的問題点が生ずる。従って、複数の物体光の露光タイミングを調整するために回転遮光体を採用しても、複数の物体光の露光タイミングを好適に調整することが困難であるという技術的問題点が生ずる。
本発明が解決しようとする課題には上記のようなものが一例として挙げられる。本発明は、複数の物体光の露光タイミングを好適に調整することが可能なホログラム記録装置及び方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するホログラム記録装置は、画像パターンが表示される空間変調器によって空間変調された複数の物体光をホログラム記録媒体に対して露光させることで、前記画像パターンを前記ホログラム記録媒体に記録するホログラム記録装置であって、前記複数の物体光を出射する複数の出射手段と、前記複数の物体光のうちの対応する一の物体光を透過する透過領域と当該一の物体光を遮断する遮断領域とが円周方向に沿って配列していると共に円盤状の形状を有する複数の遮断手段と、前記複数の遮断手段の夫々の回転数が基準回転数と一致し且つ前記複数の遮断手段のうちの一の遮断手段の回転位相角と前記複数の遮断手段のうちの他の遮断手段の回転位相角との間の位相差が目標位相差と一致するように、前記複数の遮断手段の回転状態を制御する制御手段とを備える。
上記課題を解決するホログラム記録方法は、画像パターンが表示される空間変調器によって空間変調された複数の物体光をホログラム記録媒体に対して露光させることで、前記画像パターンを前記ホログラム記録媒体に記録するホログラム記録装置であって、且つ、前記複数の物体光を出射する複数の出射手段と、前記複数の物体光のうちの対応する一の物体光を透過する透過領域と当該一の物体光を遮断する遮断領域とが円周方向に沿って配列していると共に円盤状の形状を有する複数の遮断手段とを備えるホログラム記録装置におけるホログラム記録方法であって、前記複数の遮断手段の夫々の回転数が基準回転数と一致し且つ前記複数の遮断手段のうちの一の遮断手段の回転位相角と前記複数の遮断手段のうちの他の遮断手段の回転位相角との間の位相差が目標位相差と一致するように、前記複数の遮断手段の回転状態を制御する。
ホログラム記録媒体にホログラム画像を記録する光学系の構成を概略的に示す斜視図である。 ホログラム記録装置の構成を示すブロック図である。 回転遮光板及び遮光板回転機構の構成を示す斜視図である。 露光制御部の構成を示すブロック図である。 R光学系、G光学系及びB光学系から露光制御部に対して出力される回転周波数信号及び回転位相角信号の波形を示すタイミングチャートである。 空間変調器が表示する画像パターンを、回転位相角信号、赤色物体光、緑色物体光及び青色物体光の露光タイミング及びホログラム記録媒体の移動タイミングと対応付けて示すタイミングチャートである。 本実施例のホログラム記録装置によるホログラム画像の記録動作の流れを示すフローチャートである。
以下、ホログラム記録装置及び方法の実施形態について順に説明する。
(ホログラム記録装置の実施形態)
<1>
本実施形態のホログラム記録装置は、画像パターンが表示される空間変調器によって空間変調された複数の物体光をホログラム記録媒体に対して露光させることで、前記画像パターンを前記ホログラム記録媒体に記録するホログラム記録装置であって、前記複数の物体光を出射する複数の出射手段と、前記複数の物体光のうちの対応する一の物体光を透過する透過領域と当該一の物体光を遮断する遮断領域とが円周方向に沿って配列していると共に円盤状の形状を有する複数の遮断手段と、前記複数の遮断手段の夫々の回転数が基準回転数と一致し且つ前記複数の遮断手段のうちの一の遮断手段の回転位相角と前記複数の遮断手段のうちの他の遮断手段の回転位相角との間の位相差が目標位相差と一致するように、前記複数の遮断手段の回転状態を制御する制御手段とを備える。
本実施形態のホログラム記録装置によれば、複数の物体光をホログラム記録媒体に対して露光させる(つまり、複数の物体光をホログラム記録媒体に対して照射する)ことができる。例えば、ホログラム記録装置は、第1の物体光をホログラム記録媒体の所望領域に対して露光させ、その後、第1の物体光とは異なる第2の物体光をホログラム記録媒体の所望領域に対して露光させることができる。その結果、ホログラム記録装置は、物体光を空間変調するための画像パターンから構成されるホログラム画像をホログラム記録媒体に記録することができる。
尚、このような複数の物体光は、複数の出射手段から出射される。例えば、複数の出射手段の夫々は、複数の物体光のうち当該夫々の出射手段に対応する一の物体光を出射することが好ましい。
本実施形態では特に、複数の出射手段から出射される複数の物体光のホログラム記録媒体に対する露光タイミング(つまり、照射タイミング)を調整するために、複数の遮断手段が用いられる。尚、複数の遮断手段は、複数の出射手段に1対1で対応していることが好ましい。つまり、複数の遮断手段の夫々は、夫々の遮断手段に対応する一の出射手段が出射する一の物体光の露光タイミングを調整することが好ましい。
複数の遮断手段の夫々は、円盤状(言い換えれば、ディスク状の、円形状、放射状)の形状を有している。複数の遮断手段の夫々は、対応する一の物体光を透過する透過領域(例えば、開口ないしはスリット)と、対応する一の物体光を遮断する(言い換えれば、透過しない)遮断領域(例えば、開口ないしはスリットが形成されていない領域)とを備えている。このとき、透過領域と遮断領域とは、各遮断手段の円周方向(言い換えれば、回転方向)に沿って配列している(つまり、並んでいる)。更に、透過領域及び遮断領域が配置される各遮断手段の主面は、各遮断手段に入射してくる物体光の光路と交わることが好ましい。
このような複数の遮断手段によれば、各遮断手段が回転することで、各遮断手段に入射してくる物体光は、一のタイミングで透過領域を透過する一方で、他のタイミングで遮断領域によって遮断される。この場合、遮断手段が備える透過領域を透過した物体光がホログラム記録媒体に露光される一方で、遮断手段が備える遮断領域によって遮断された物体光がホログラム記録媒体に露光されることはない。従って、複数の出射手段から出射する複数の物体光のホログラム記録媒体に対する露光タイミング(つまり、照射タイミング)が調整される。
ここで、複数の出射手段から出射する複数の物体光がホログラム記録媒体に対して順次露光されるためには、複数の遮断手段の回転状態が好適に制御されることが好ましい。例えば、第1のタイミングで第1の物体光を露光させた後に第2のタイミングで第2の物体光を露光させる場合を想定する。この場合、第1のタイミングで第1の物体光に対応する第1の遮断手段の透過領域が第1の物体光の光路に位置する一方で第2の物体光に対応する第2の遮断手段の遮断領域が第2の物体光の光路に位置するように第1の遮断手段及び第2の遮断手段の夫々の回転状態が制御されることが好ましい。同様に、第2のタイミングで第2の物体光に対応する第2の遮断手段の透過領域が第2の物体光の光路に位置する一方で第1の物体光に対応する第1の遮断手段の遮断領域が第1の物体光の光路に位置するように第1の遮断手段及び第2の遮断手段の夫々の回転状態が制御されることが好ましい。
本実施形態では、複数の遮断手段の回転状態は、制御手段の動作によって制御される。制御手段は、複数の遮断手段の夫々の回転数(言い換えれば、回転周波数)が基準回転数(言い換えれば、基準回転周波数)と一致するように、複数の遮断手段の回転状態を制御する。言い換えれば、制御手段は、複数の遮断手段の夫々の回転数が全て一致するように、複数の遮断手段の回転状態を制御する。
ここで、複数の遮光手段の回転数を一致させれば、複数の遮断手段の回転状態が好適に制御されるとも考えられる。つまり、複数の遮断手段の回転状態が互いに同期した状態を維持しながら、複数の遮断手段が回転することができるとも考えられる。具体的には、例えば、複数の遮光手段の回転数を一致させれば、各物体光が各遮断手段の透過領域を周期的に透過することができるとも考えられる。しかしながら、上述したように、複数の遮光手段の回転数を一致させるだけでは、回転数に基づいて遮光手段の回転状態を制御する制御系における定常誤差等に起因して、各遮光手段の回転位相角が意図せず変動してしまいかねない。この場合、各物体光が各遮断手段の透過領域を周期的に透過することができなくなってしまいかねない。具体的には、第1のタイミングで第1の物体光に対応する第1の遮断手段の透過領域が第1の物体光の光路に位置する一方で第2の物体光に対応する第2の遮断手段の遮断領域が第2の物体光の光路に位置するべきところ、第1の遮断手段の回転位相角に対して第2の遮断手段の回転位相角が徐々にずれてしまうことに起因して、第1のタイミングで第1の物体光に対応する第1の遮断手段の透過領域が第1の物体光の光路に位置する一方で第2の物体光に対応する第2の遮断手段の透過領域が第2の物体光の光路に位置してしまう状態が発生し得る。
このような複数の遮断手段の回転位相角が意図せず変動してしまいかねないことを踏まえて、本実施形態では、制御手段は、複数の遮断手段の夫々の回転数(言い換えれば、回転周波数)のみならず、複数の遮断手段の夫々の回転位相角にも基づいて、複数の遮断手段の回転状態を制御する。具体的には、制御手段は、複数の遮断手段のうちの一の遮断手段の回転位相角と複数の遮断手段のうちの他の遮断手段の回転位相角とが目標位相差と一致するように、複数の遮断手段の回転状態を制御する。
その結果、本実施形態では、回転数に基づいて遮光手段の回転状態を制御する制御系における定常誤差等の有無によらずに、各遮光手段の回転位相角が意図せず変動してしまうことが殆ど又は全くなくなる。つまり、一の遮断手段の回転位相角と他の遮断手段の回転位相角との間の位相差が意図せず変動しまうことは殆ど又は全くなくなる。従って、本実施形態のホログラム記録装置は、複数の遮断手段の回転周波数のみに基づいて複数の遮断手段の回転状態を制御する比較例のホログラム記録装置と比較して、複数の遮断手段の回転状態を好適に制御することができる。その結果、本実施形態のホログラム記録装置は、複数の物体光の露光タイミングを好適に調整することができる。
<2>
本実施形態のホログラム記録装置の他の態様では、前記制御手段は、(i)前記一の遮断手段の回転数が前記基準回転数と一致するように、前記一の遮断手段の回転状態を制御すると共に、(ii)前記他の遮断手段の回転数が前記基準回転数と一致し且つ前記他の遮断手段の回転位相角と前記一の遮断手段の回転位相角との間の位相差が前記目標位相差と一致するように、前記他の遮断手段の回転状態を制御する。
この態様によれば、制御手段は、一の遮断手段の回転位相角を基準として用いながら、複数の遮断手段の回転位相角に基づいて、複数の遮断手段の回転状態を制御することができる。
具体的には、制御手段は、一の遮断手段については、当該一の遮断手段の回転数に基づいて一の遮断手段の回転状態を制御する。つまり、制御手段は、一の遮断手段については、当該一の遮断手段の回転数が基準回転数に一致するように一の遮断手段の回転状態を制御する。このとき、制御手段は、一の制御手段の回転位相角に基づいて一の遮断手段の回転状態を制御しなくともよい。
一方で、制御手段は、一の遮断手段とは異なる他の遮断手段(或いは、一の遮断手段以外の他の遮断手段)については、当該他の遮断手段の回転数及び回転位相角の双方に基づいて他の遮断手段の回転状態を制御する。つまり、制御手段は、他の遮断手段については、当該他の遮断手段の回転数が基準回転数に一致し且つ他の遮断手段の回転位相角と一の遮断手段の回転位相角(つまり、基準となる回転位相角)との間の位相差が目標位相差と一致するように他の遮断手段の回転状態を制御する。
<3>
本実施形態のホログラム記録装置の他の態様では、前記制御手段は、前記複数の遮断手段の夫々の回転位相角が所望位相角となるタイミングを検出する検出部を備えており、前記制御手段は、前記検出部が検出する前記一の遮断手段の回転位相角が所望位相角となるタイミングと前記検出部が検出する前記他の遮断手段の回転位相角が所望位相角となるタイミングとを比較することで、前記一の遮断手段の回転位相角と前記他の遮断手段の回転位相角との間の位相差が目標位相差と一致するように、前記複数の遮断手段の回転状態を制御する。
この態様によれば、制御手段は、通知部の動作によって取得されるタイミング(つまり、各遮断手段の回転位相角が所望位相角となるタイミング)に基づいて、一の遮断手段の回転位相角と他の遮断手段の回転位相角との間の位相差が目標位相差と一致するように、複数の遮断手段の回転状態を制御することができる。つまり、制御手段は、一の遮断手段の回転位相角が所望位相角となるタイミングと他の遮断手段の回転位相角が同一の所望位相角となるタイミングとの間の時間差が目標位相差に相当する目標時間差と一致するように、複数の遮断手段の回転状態を制御することができる。
尚、所望位相角と透過領域が位置する回転位相角との間の位置関係は、複数の遮断手段の間で同一であることが好ましい。この場合、一の遮断手段の回転位相角と他の遮断手段の回転位相角との間の位相差は、実質的には、一の遮断手段が備える透過領域が一の物体光を透過するタイミング(つまり、一の物体光の露光タイミング)と他の遮断手段が備える透過領域が他の物体光を透過するタイミング(つまり、他の物体光の露光タイミング)との間の時間差に相当する。従って、一の遮断手段の回転位相角と他の遮断手段の回転位相角との間の位相差が目標位相差と一致するように複数の遮断手段の回転状態が制御されれば、複数の物体光の露光タイミングが好適に調整される。
<4>
本実施形態のホログラム記録装置の他の態様では、前記制御手段は、前記複数の遮断手段の夫々の回転位相角が所望位相角となるタイミングを検出する検出部を備えており、前記複数の遮断手段の夫々は、当該夫々の回転遮断手段の回転位相角が所望位相角となるタイミングを前記検出部に通知する通知部を備えており、前記制御手段は、前記一の遮断手段が備える前記通知部が前記検出部に通知する前記タイミングと前記他の遮断手段が備える前記通知部が前記検出部に通知する前記タイミングとを比較することで、前記一の遮断手段の回転位相角と前記他の遮断手段の回転位相角との間の位相差が目標位相差と一致するように、前記複数の遮断手段の回転状態を制御する。
この態様によれば、制御手段は、通知部(例えば、後述のインタラプタ)及び検出部(例えば、後述のフォトカプラ)の動作によって取得されるタイミング(つまり、各遮断手段の回転位相角が所望位相角となるタイミング)に基づいて、一の遮断手段の回転位相角と他の遮断手段の回転位相角との間の位相差が目標位相差と一致するように、複数の遮断手段の回転状態を制御することができる。つまり、制御手段は、一の遮断手段が備える通知部が通知するタイミングと他の遮断手段が備える通知部が通知するタイミングとの間の時間差が目標位相差に相当する目標時間差と一致するように、複数の遮断手段の回転状態を制御することができる。言い換えれば、制御手段は、一の遮断手段の回転位相角が所望位相角となるタイミングと他の遮断手段の回転位相角が同一の所望位相角となるタイミングとの間の時間差が目標位相差に相当する目標時間差と一致するように、複数の遮断手段の回転状態を制御することができる。
尚、所望位相角と透過領域が位置する回転位相角との間の位置関係は、複数の遮断手段の間で同一であることが好ましい。この場合、一の遮断手段の回転位相角と他の遮断手段の回転位相角との間の位相差は、実質的には、一の遮断手段が備える透過領域が一の物体光を透過するタイミング(つまり、一の物体光の露光タイミング)と他の遮断手段が備える透過領域が他の物体光を透過するタイミング(つまり、他の物体光の露光タイミング)との間の時間差に相当する。従って、一の遮断手段の回転位相角と他の遮断手段の回転位相角との間の位相差が目標位相差と一致するように複数の遮断手段の回転状態が制御されれば、複数の物体光の露光タイミングが好適に調整される。
<5>
上述の如く制御手段が検出部を備え且つ遮断手段が通知部を備えるホログラム記録装置の他の態様では、前記検出部は、検出光を発する発光素子及び前記検出光を受光する受光素子を、前記複数の遮断手段の夫々に対応するように備えており、前記通知部は、前記発光素子と前記受光素子との間の前記検出光の光路を遮断する遮断素子を、当該通知部が備え付けられている前記回転遮断手段の回転位相角が前記所望回転位相角となる位置に備えており、前記検出部は、前記受光素子によって前記検出光が受光できないタイミングを、前記回転遮断手段の回転位相角が所望位相角となるタイミングとして検出する。
この態様によれば、制御手段は、遮断素子を含む通知部(例えば、後述のインタラプタ)及び発光素子と受光素子とを含む検出部(例えば、後述のフォトカプラ)の動作によって取得されるタイミング(つまり、各遮断手段の回転位相角が所望位相角となるタイミング)に基づいて、一の遮断手段の回転位相角と他の遮断手段の回転位相角との間の位相差が目標位相差と一致するように、複数の遮断手段の回転状態を制御することができる。
(ホログラム記録方法の実施形態)
<6>
本実施形態のホログラム記録方法は、画像パターンが表示される空間変調器によって空間変調された複数の物体光をホログラム記録媒体に対して露光させることで、前記画像パターンを前記ホログラム記録媒体に記録するホログラム記録装置であって、且つ、前記複数の物体光を出射する複数の出射手段と、前記複数の物体光のうちの対応する一の物体光を透過する透過領域と当該一の物体光を遮断する遮断領域とが円周方向に沿って配列していると共に円盤状の形状を有する複数の遮断手段とを備えるホログラム記録装置におけるホログラム記録方法であって、前記複数の遮断手段の夫々の回転数が基準回転数と一致し且つ前記複数の遮断手段のうちの一の遮断手段の回転位相角と前記複数の遮断手段のうちの他の遮断手段の回転位相角との間の位相差が目標位相差と一致するように、前記複数の遮断手段の回転状態を制御する。
本実施形態のホログラム記録方法によれば、上述した本実施形態のホログラム記録装置が享受することができる各種効果と同様の効果を好適に享受することができる。
尚、上述した本実施形態のホログラム記録装置が採用し得る各種態様に対応して、上述した本実施形態のホログラム記録方法もまた各種態様を採用してもよい。
本実施形態のこのような作用及び他の利得は次に説明する実施例から更に明らかにされる。
以上説明したように、本実施形態のホログラム装置は、複数の出射手段と、複数の遮断手段と、制御手段とを備え、制御手段は、複数の遮断手段の夫々の回転数が基準回転数と一致し且つ一の遮断手段の回転位相角と他の遮断手段の回転位相角との間の位相差が目標位相差と一致するように、複数の遮断手段の回転状態を制御する。本実施形態のホログラム方法は、複数の遮断手段の夫々の回転数が基準回転数と一致し且つ一の遮断手段の回転位相角と他の遮断手段の回転位相角との間の位相差が目標位相差と一致するように、複数の遮断手段の回転状態を制御する。従って、複数の物体光の露光タイミングを好適に調整することができる。
以下、図面を参照しながら、実施例について説明する。
(1)ホログラム記録媒体に対するホログラム画像の記録動作の概要
はじめに、図1を参照しながら、ホログラム記録媒体100に対するホログラム画像の記録動作の概要について説明する。図1は、ホログラム記録媒体100にホログラム画像を記録する光学系の構成を概略的に示す斜視図である。
図1に示すように、本実施例のホログラム記録媒体100は、板状のホログラム記録媒体である。但し、本実施例のホログラム記録媒体100は、板状のホログラム記録媒体に限らず、任意の形状のホログラム記録媒体であってもよい。
ホログラム記録媒体100に対するホログラム画像の記録は、例えば、マルチドット方式のホログラフィックステレオグラムの記録と同様の手順を用いて行われてもよい。具体的には、まず、物体光LB1が空間変調器64に入射する。空間変調器64には、ホログラム記録媒体100に記録されるべきホログラム画像に対応する画像パターン(特に、これから記録を行おうとしている要素ホログラム110に対応する画像パターン)が表示されている。従って、物体光LB1は、空間変調器64によって透過又は反射されることで、空間変調器64に表示された画像パターンに応じて空間変調される。空間変調器64を透過した物体光LB1は、対物レンズ68によって、ホログラム記録媒体100のホログラム面上の微小領域に集光される。つまり、微小領域は、物体光LB1によって露光される。一方で、当該微小領域には、物体光LB1が入射してくる側とは反対側から、参照光LB2が集光されている。つまり、微小領域は、参照光LB2によって露光されている。その結果、微小領域には、空間変調器64によって空間変調された物体光LB1と参照光LB2とが干渉することで生成される干渉パターンが、いわゆる要素ホログラム110として記録される。
本実施例では特に、微小領域は、複数種類の物体光LB1によって順次露光される。本実施例では、複数種類の物体光LB1として、波長が633nmである赤色物体光LB1R、波長が532nmである緑色物体光LB1G及び波長が473nmである青色物体光LB1Bを用いるものとする。この場合、赤色物体光LB1Rが露光されるタイミングでは、空間変調器64には、赤色物体光LB1Rに対応する画像パターンが表示される。同様に、緑色物体光LB1Gが露光されるタイミングでは、空間変調器64には、緑色物体光LB1Gに対応する画像パターンが表示される。同様に、青色物体光LB1Bが露光されるタイミングでは、空間変調器64には、青色物体光LB1Bに対応する画像パターンが表示される。
同様に、微小領域は、複数種類の参照光LB2によって順次露光される。本実施例では、後に詳述するように、参照光LB2と物体光LB1とは、同一のレーザ光LBを分離することで生成される。従って、本実施例では、複数種類の参照光LB2として、波長が633nmである赤色参照光LB2R、波長が532nmである緑色参照光LB2G及び波長が473nmである青色参照光LB2Bを用いるものとする。
その結果、ホログラム記録媒体100には、いわゆるフルカラーのホログラム画像が記録される。但し、複数種類の物体光LB1として、その他の物体光が用いられてもよい。同様に、複数種類の参照光LB2として、その他の参照光が用いられてもよい。
このような干渉パターンの記録が、図1中のXY平面に沿ってホログラム記録媒体100を段階的に移動させることで、繰り返し行われる。つまり、ある微小領域に対する赤色物体光LB1R、緑色物体光LB1G及び青色物体光LB1Bの露光が終了した後に、別の微小領域に対する赤色物体光LB1R、緑色物体光LB1G及び青色物体光LB1Bの露光が行われる。その結果、ホログラム面上には、ドット状の又はセル状の複数の要素ホログラム110が分布することになる。
尚、図1は、複数の要素ホログラム110が、ホログラム面上においてマトリクス状に分布している例を示している。但し、複数の要素ホログラム110は、ホログラム面上において、任意の分布態様で分布していてもよい。
(2)ホログラム記録装置
続いて、図2から図7を参照して、ホログラム記録媒体100に対してホログラム画像を記録するホログラム記録装置50について説明を進める。
(2−1)ホログラム記録装置の構成
はじめに、図2を参照して、ホログラム記録装置50の構成について説明する。図2は、ホログラム記録装置50の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、ホログラム記録装置50は、R光学系10と、G光学系20と、B光学系30と、ホログラム記録媒体(但し、二次元画像が記録されていないブランクホログラム記録媒体)100と、「制御手段」の一具体例である露光制御部40と、メインコントローラ51と、PBS(Polarization Beam Splitter:偏光ビームスプリッタ)55と、アパーチャ56と、縮小光学系57と、ミラー58と、ミラー59と、画像生成部ISと、表示器ドライバDDと、PBS61と、ビーム拡散板62と、反射型の空間変調器64と、リレーレンズ65及び66と、ナイキストフィルタ67と、対物レンズ68と、ホログラム移動機構71と、ホログラム位置制御部72とを備える。
R光学系10は、ダイクロイックミラー11と、「遮断手段」の一具体例である回転遮光板12と、対物レンズ13と、「出射手段」の一具体例であるR光源(赤色レーザ光源)14と、「制御手段」の一具体例である遮光板回転機構15とを備えている。
R光源14は、波長が633nmである赤色レーザ光LBRを出射する。R光源14が出射した赤色レーザ光LBRは、コリメータレンズ13によって平行光に変換される。平行光に変換された赤色レーザ光LBRは、回転遮光板12に入射する。回転遮光板12は、遮光板回転機構の15の制御の下で回転することで、あるタイミングで赤色レーザ光LBRを透過させる一方で、その他のタイミングで赤色レーザ光LBRを遮断(言い換えれば、遮光)する。回転遮光板12を透過してきた赤色レーザ光LBRは、ダイクロイックミラー11によってPBS55の方向に向けて反射される。
ここで、図3を参照しながら、回転遮光板12及び遮光板回転機構15について説明する。ここに、図3は、回転遮光板12及び遮光板回転機構15の構成を示す斜視図である。
図3(a)に示すように、回転遮光板12は、その主面が赤色レーザ光LBRの光路と交差するように配置されている。回転遮光板12は、円盤状の形状を有している。回転遮光板12は、その中心部に回転軸154を備えている。回転軸154は、遮光回転機構15が備えるDCモータ151のモータ軸に連結されている。従って、回転遮光板12は、DCモータ151の駆動に伴って回転する。尚、DCモータ151は、露光制御部40の制御の下で駆動する。
回転遮光板12の主面上には、赤色レーザ光LBRを透過可能なスリット121が形成されている。尚、回転遮光板12の主面のうちスリット121が形成されていない領域部分は、赤色レーザ光LBRを遮断する(つまり、透過しない)。このため、回転遮光板12の回転に伴って、あるタイミングで赤色レーザ光LBRがスリット121を透過する一方で、その他のタイミングで赤色レーザ光LBRがスリット121を透過しない(つまり、回転遮光板12の主面によって遮断される)。
回転遮光板12の主面上には、更に、当該回転遮光板12の回転周波数(回転数)を検出するためのロータリエンコーダ122が配置されている。ロータリエンコーダ122は、回転遮光板12の円周方向(回転方向)に沿って等間隔で並ぶ複数のスリットからなる。回転遮光板12は、遮光板回転機構15が備えるフォトカプラ152によってロータリエンコーダ122が挟み込まれることが可能となるように配置されている。フォトカプラ152は、間にロータリエンコーダ122を挟み込むことが可能な発光素子と受光素子とを備えている。発光素子から出射する光は、ロータリエンコーダ122のスリットを介して、受光素子によって受光される。従って、フォトカプラ152からは、受光素子における受光結果に応じた回転周波数信号(回転数信号)が出力される。尚、回転周波数信号は、露光制御部40に出力される。
回転遮光板12の外縁には、更に、当該回転遮光板12の回転位相角が所望位相角となるタイミングを通知するためのインタラプタ123が配置されている。尚、インタラプタ123は、「通知部」及び「遮断素子」の一具体例である。このため、インタラプタ123は、回転遮光板12の回転位相角が所望位相角となる位置に配置されていることが好ましい。回転遮光板12は、遮光板回転機構15が備えるフォトカプラ153によってインタラプタ123が挟み込まれることが可能となるように配置されている。尚、フォトカプラ153は、「検出部」の一具体例である。フォトカプラ153は、間にインタラプタ153を挟み込むことが可能な発光素子1531と受光素子1532とを備えている。ここで、当該回転遮光板12の回転位相角が所望位相角となっていない場合には、発光素子1531と受光素子1532との間にインタラプタ123が挟み込まれることはない。従って、回転遮光板12の回転位相角が所望位相角となっていない場合には、受光素子1532は、発光素子1531が出射する光を受光することができる。一方で、回転遮光板12の回転位相角が所望位相角となっている場合には、発光素子1531と受光素子1532との間にインタラプタ123が挟み込まれることになる。従って、回転遮光板12の回転位相角が所望位相角となっている場合には、受光素子1532は、発光素子1531が出射する光を受光することができない。なぜならば、発光素子1531が出射する光がインタラプタ153によって遮断されるからである。このように、フォトカプラ153からは、受光素子1532における受光結果に応じた回転位相角信号(つまり、回転遮光板12の回転位相角が所望位相角となっているか否かを示す信号)が出力される。尚、回転位相角信号は、露光制御部40に出力される。
尚、図3(a)では、ロータリエンコーダ122及びフォトカプラ152を用いて回転周波数信号(回転数信号)が出力される例が開示されている。しかしながら、ロータリエンコーダ122及びフォトカプラ152以外の任意の構成要素を用いて回転周波数信号が出力されてもよい。例えば、R光源14が出射する赤色レーザ光LBRを検出する検出素子を用いて回転周波数信号が出力されてもよい。或いは、磁気センサを用いて回転周波数信号が出力されてもよい。或いは、DCモータ151のホールセンサを用いて回転周波数信号が出力されてもよい。或いは、DCモータ151の駆動信号を用いて回転周波数信号が出力されてもよい。
同様に、図3(a)では、発光素子1531、受光素子1532及びインタラプタ123を用いて回転位相角信号が出力される例が開示されている。しかしながら、受光素子1532及びインタラプタ123以外の任意の構成要素を用いて回転位相角信号が出力されてもよい。例えば、スリット121を透過してきた赤色レーザ光LBRを検出する検出素子を用いて回転周波数信号が出力されてもよい。
再び図2において、G光学系20は、ダイクロイックミラー21と、「遮断手段」の一具体例である回転遮光板22と、対物レンズ23と、「出射手段」の一具体例であるG光源(緑色レーザ光源)24と、「制御手段」の一具体例である遮光板回転機構25とを備えている。
G光源24は、波長が532nmである緑色レーザ光LBGを出射する。G光源24が出射した緑色レーザ光LBGは、コリメータレンズ23によって平行光に変換される。平行光に変換された緑色レーザ光LBGは、回転遮光板22に入射する。回転遮光板22は、遮光板回転機構の25の制御の下で回転することで、あるタイミングで緑色レーザ光LBGを透過させる一方で、その他のタイミングで緑色レーザ光LBGを遮断(言い換えれば、遮光)する。回転遮光板22を透過してきた緑色レーザ光LBGは、ダイクロイックミラー21によってPBS55の方向に向けて反射される。尚、ダイクロイックミラー21によって反射された緑色レーザ光LBGは、R光学系10が備えるダイクロイックミラー11を透過する。
B光学系30は、ダイクロイックミラー31と、「遮断手段」の一具体例である回転遮光板32と、対物レンズ33と、「出射手段」の一具体例であるB光源(青色レーザ光源)34と、「制御手段」の一具体例である遮光板回転機構35とを備えている。
B光源34は、波長が473nmである青色レーザ光LBBを出射する。B光源34が出射した青色レーザ光LBBは、コリメータレンズ33によって平行光に変換される。平行光に変換された青色レーザ光LBBは、回転遮光板32に入射する。回転遮光板32は、遮光板回転機構の35の制御の下で回転することで、あるタイミングで青色レーザ光LBBを透過させる一方で、その他のタイミングで青色レーザ光LBBを遮断(言い換えれば、遮光)する。回転遮光板32を透過してきた青色レーザ光LBBは、ダイクロイックミラー31によってPBS55の方向に向けて反射される。尚、ダイクロイックミラー31によって反射された青色レーザ光LBBは、R光学系10が備えるダイクロイックミラー11及びG光学系20が備えるダイクロイックミラー21を透過する。
尚、G光学系20における回転遮光板22及び遮光板回転機構25は、R光学系10における回転遮光板12及び遮光板回転機構15と同様の構成を有している(図3(b)参照)。同様に、B光学系30における回転遮光板32及び遮光板回転機構35は、R光学系10における回転遮光板12及び遮光板回転機構15と同様の構成を有している(図3(c)参照)。従って、G光学系20における回転遮光板22及び遮光板回転機構25並びにB光学系30における回転遮光板32及び遮光板回転機構35の説明については省略する。
ここで、G光学系20におけるインタラプタ223の配置位置及びB光学系30におけるインタラプタ323の配置位置は、R光学系10におけるインタラプタ123の配置位置と同一である。より具体的には、R光学系10におけるインタラプタ123の配置位置とスリット121の配置位置との間の位置関係(例えば、位相角に換算した距離)と、G光学系20におけるインタラプタ223の配置位置とスリット221の配置位置との間の位置関係(例えば、位相角に換算した距離)と、B光学系30におけるインタラプタ323の配置位置とスリット321の配置位置との間の位置関係(例えば、位相角に換算した距離)とは、全て同一である。
回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の回転動作は、スリット121を赤色レーザ光LBRが透過するタイミングと、スリット221を緑色レーザ光LBGが透過するタイミングと、スリット321を青色レーザ光LBBが透過するタイミングとが順次現れる(言い換えれば、互いに重複しない)ように、露光制御部40によって制御されている。その結果、PBS55には、R光学系10から出射される赤色レーザ光LBR、G光学系20から出射される緑色レーザ光LBG及びB光学系30から出射される青色レーザ光LBBの全てが同時に入射してくることはない。具体的には、あるタイミングに着目すれば、PBS55には、R光学系10から出射される赤色レーザ光LBR、G光学系20から出射される緑色レーザ光LBG及びB光学系30から出射される青色レーザ光LBBのうちのいずれかが入射している。
ここで、図4及び図5を参照しながら、回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の回転動作を制御する露光制御部40について説明する。図4は、露光制御部40の構成を示すブロック図である。図5は、R光学系10、G光学系20及びB光学系30から露光制御部40に対して出力される回転周波数信号及び回転位相角信号の波形を示すタイミングチャートである。
図4に示すように、露光制御部40は、R光学系10が備える回転遮光板12の回転動作を制御するためのR制御系410と、G光学系20が備える回転遮光板22の回転動作を制御するためのG制御系420と、B光学系30が備える回転遮光板32の回転動作を制御するためのB制御系430とを備えている。
R制御系410は、減算器411と、補償器412と、モータドライバ413とを備えている。
減算器411は、R光学系10から出力される回転周波数信号(つまり、R光学系10が備える回転遮光板12の回転周波数を示す信号)から、目標回転周波数を示す目標回転周波数信号を減算する。その結果、減算器411は、周波数サーボ信号(つまり、回転周波数信号−目標回転周波数信号)を出力する。
補償器412は、減算器411が出力する周波数サーボ信号に対する補償動作(例えば、位相補償やゲイン補償等)を行う。尚、補償器412は、例えば、周波数サーボ信号のサーボ帯域を制限することで当該周波数サーボ信号の安定化を図るためのLPF(Low Pass Filter)型の位相補償器や、周波数サーボ信号の定常誤差を抑制することで当該周波数サーボ信号の精度を向上させるためのラグリードイコライザ型のゲイン補償器を含んでいてもよい。
モータドライバ413は、補償器412が出力する周波数サーボ信号(つまり、補償動作が行われた周波数サーボ信号)に基づいて、R光学系10が備えるDCモータ151の動作を制御する。
このように、R制御系410は、R光学系10が備える回転遮光板12の回転周波数(図5の2段目のタイミングチャートに示す回転周波数f1)が目標回転周波数と一致するように、R光学系10が備える回転遮光板12の回転動作を制御する。
続いて、G制御系420は、減算器421と、補償器422と、モータドライバ423と、位相差検出器424と、減算器425と、加算器426とを備えている。
減算器421は、G光学系20から出力される回転周波数信号(つまり、G光学系20が備える回転遮光板22の回転周波数を示す信号)から、目標回転周波数を示す目標回転周波数信号を減算する。尚、G制御系420が使用する目標回転周波数信号は、R制御系410が使用する目標回転周波数信号と同一であることが好ましい。その結果、減算器421は、周波数サーボ信号(つまり、回転周波数信号−目標回転周波数信号)を出力する。
一方で、G制御系420では更に、位相差検出器424は、R光学系10から出力される回転位相角信号(つまり、R光学系10が備える回転遮光板12の回転位相角が所望位相角となるタイミングを示す信号)と、G光学系20から出力される回転位相角信号(つまり、G光学系20が備える回転遮光板22の回転位相角が所望位相角となるタイミングを示す信号)との位相差を検出する。その後、減算器425は、位相差検出器424が検出した位相差が示す位相差信号から、第1目標位相差を示す第1目標位相差信号を減算する。尚、G制御系420が使用する第1目標位相差信号は、赤色物体光LB1R及び赤色参照光LB2Rをホログラム記録媒体100に対して露光させるタイミングと、緑色物体光LB1G及び緑色参照光LB2Gをホログラム記録媒体100に対して露光させるタイミングとの間の時間差に相当する位相差を示す信号であることが好ましい。その結果、減算器425は、位相角サーボ信号(つまり、位相差信号(=R光学系10における回転位相角信号−G光学系20における回転位相角信号)−第1目標位相差信号)を出力する。
加算器426は、減算器421から出力される周波数サーボ信号と、減算器425から出力される位相角サーボ信号とを加算する。その結果、加算器426は、回転サーボ信号(つまり、周波数サーボ信号+位相角サーボ信号)を出力する。
補償器422は、減算器426が出力する回転サーボ信号に対する補償動作(例えば、位相補償やゲイン補償等)を行う。尚、補償器422もまた、補償器412と同様に、LPF(Low Pass Filter)型の位相補償器やラグリードイコライザ型のゲイン補償器を含んでいてもよい。
モータドライバ423は、補償器422が出力する回転サーボ信号(つまり、補償動作が行われた回転サーボ信号)に基づいて、G光学系20が備えるDCモータ251の動作を制御する。
このように、G制御系420は、G光学系20が備える回転遮光板22の回転周波数(図5の4段目のタイミングチャートに示す回転周波数f2)が目標回転周波数と一致し且つR光学系10が備える回転遮光板12の回転位相角とG光学系20が備える回転遮光板22の回転位相角との間の位相差(図5の3段目のタイミングチャートに示す位相差p1)が第1目標位相差と一致するように、G光学系20が備える回転遮光板22の回転動作を制御する。
続いて、B制御系430は、減算器431と、補償器432と、モータドライバ433と、位相差検出器434と、減算器435と、加算器436とを備えている。
減算器431は、B光学系30から出力される回転周波数信号(つまり、B光学系30が備える回転遮光板32の回転周波数を示す信号)から、目標回転周波数を示す目標回転周波数信号を減算する。尚、B制御系430が使用する目標回転周波数信号は、R制御系410が使用する目標回転周波数信号と同一であることが好ましい。その結果、減算器431は、周波数サーボ信号(つまり、回転周波数信号−目標回転周波数信号)を出力する。
一方で、B制御系430では更に、位相差検出器434は、R光学系10から出力される回転位相角信号(つまり、R光学系10が備える回転遮光板12の回転位相角が所望位相角となるタイミングを示す信号)と、B光学系30から出力される回転位相角信号(つまり、B光学系30が備える回転遮光板32の回転位相角が所望位相角となるタイミングを示す信号)との位相差を検出する。その後、減算器435は、位相差検出器434が検出した位相差が示す位相差信号から、第2目標位相差を示す第2目標位相差信号を減算する。尚、B制御系430が使用する第2目標位相差信号は、赤色物体光LB1R及び赤色参照光LB2Rをホログラム記録媒体100に対して露光させるタイミングと、青色物体光LB1B及び青色参照光LB2Bをホログラム記録媒体100に対して露光させるタイミングとの間の時間差に相当する位相差を示す信号であることが好ましい。その結果、減算器435は、位相角サーボ信号(つまり、位相差信号(=R光学系10における回転位相角信号−B光学系30における回転位相角信号)−第2目標位相差信号)を出力する。
加算器436は、減算器431から出力される周波数サーボ信号と、減算器435から出力される位相角サーボ信号とを加算する。その結果、加算器436は、回転サーボ信号(つまり、周波数サーボ信号+位相角サーボ信号)を出力する。
補償器432は、減算器436が出力する回転サーボ信号に対する補償動作(例えば、位相補償やゲイン補償等)を行う。尚、補償器432もまた、補償器412と同様に、LPF(Low Pass Filter)型の位相補償器やラグリードイコライザ型のゲイン補償器を含んでいてもよい。
モータドライバ433は、補償器432が出力する回転サーボ信号(つまり、補償動作が行われた回転サーボ信号)に基づいて、B光学系30が備えるDCモータ351の動作を制御する。
このように、B制御系430は、B光学系30が備える回転遮光板32の回転周波数(図5の6段目のタイミングチャートに示す回転周波数f3)が目標回転周波数と一致し且つR光学系10が備える回転遮光板12の回転位相角とB光学系30が備える回転遮光板32の回転位相角との間の位相差(図5の5段目のタイミングチャートに示す回転周波数p2)が第2目標位相差と一致するように、B光学系30が備える回転遮光板32の回転動作を制御する。
尚、G制御系420は、B光学系30が備える回転遮光板32の回転位相角とG光学系20が備える回転遮光板22の回転位相角との間の位相差が所望の目標位相差と一致するように、G光学系20が備える回転遮光板22の回転動作を制御してもよい。加えて又は代えて、B制御系430は、G光学系20が備える回転遮光板22の回転位相角とB光学系30が備える回転遮光板32の回転位相角との間の位相差が所望の目標位相差と一致するように、B光学系30が備える回転遮光板32の回転動作を制御してもよい。
或いは、R制御系410は、G光学系20が備える回転遮光板22の回転位相角又はB光学系30が備える回転遮光板32の回転位相角とR光学系10が備える回転遮光板12の回転位相角との間の位相差が所望の目標位相差と一致するように、R光学系10が備える回転遮光板12の回転動作を制御してもよい。この場合、G制御系420は、R光学系10が備える回転遮光板12の回転位相角又はB光学系30が備える回転遮光板32の回転位相角とG光学系20が備える回転遮光板22の回転位相角との間の位相差が所望の目標位相差と一致するように、G光学系20が備える回転遮光板22の回転動作を制御しなくともよい。又は、B制御系430は、R光学系10が備える回転遮光板12の回転位相角又はG光学系20が備える回転遮光板22の回転位相角とB光学系30が備える回転遮光板32の回転位相角との間の位相差が所望の目標位相差と一致するように、B光学系30が備える回転遮光板32の回転動作を制御しなくともよい。
まとめると、本実施例では、回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の夫々の回転周波数のみならず、回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の夫々の回転位相角をも考慮して、回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の夫々の回転動作が制御される。従って、回転遮光板12の回転位相角に対して、回転遮光板22及び回転遮光板32の夫々の回転位相角が徐々にずれてしまうことが殆ど又は全く生じない。つまり、回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の夫々の回転周波数のみならず、回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の夫々の回転位相角をも好適に揃えることができる。言い換えれば、回転遮光板12の回転と回転遮光板22の回転と回転遮光板32の回転との間で好適に同期が図られる。
尚、R光学系10から出力される回転位相角信号とG光学系20から出力される回転位相角信号との間の位相差を第1目標位相差と一致させる制御は、実質的には、R光学系10が備える回転遮光板15を赤色レーザ光LBGが透過するタイミングとG光学系20が備える回転遮光板25を緑色レーザ光LBGが透過するタイミングとの間の時間差を第1目標時間差と一致させる制御に相当すると言える。つまり、R光学系10から出力される回転位相角信号とG光学系20から出力される回転位相角信号との間の位相差を第1目標位相差と一致させる制御は、実質的には、赤色物体光LB1R及び赤色参照光LB2Rがホログラム記録媒体100に露光されるタイミングと緑色物体光LB1G及び緑色参照光LB2Gがホログラム記録媒体100に露光されるタイミングとの間の時間差を第1目標時間差と一致させる制御に相当すると言える。
同様に、R光学系10から出力される回転位相角信号とB光学系30から出力される回転位相角信号との間の位相差を第2目標位相差と一致させる制御は、実質的には、R光学系10が備える回転遮光板15を赤色レーザ光LBGが透過するタイミングとB光学系30が備える回転遮光板35を青色レーザ光LBBが透過するタイミングとの間の時間差を第2目標時間差と一致させる制御に相当すると言える。つまり、R光学系10から出力される回転位相角信号とB光学系30から出力される回転位相角信号との間の位相差を第2目標位相差と一致させる制御は、実質的には、赤色物体光LB1R及び赤色参照光LB2Rがホログラム記録媒体100に露光されるタイミングと青色物体光LB1B及び青色参照光LB2Bがホログラム記録媒体100に露光されるタイミングとの間の時間差を第2目標時間差と一致させる制御に相当すると言える。
このため、本実施例では、赤色物体光LB1R及び赤色参照光LB2Rがホログラム記録媒体100に露光されるタイミングに対して、緑色物体光LB1G及び緑色参照光LB2Gがホログラム記録媒体100に露光されるタイミングや青色物体光LB1B及び青色参照光LB2Bがホログラム記録媒体100に露光されるタイミングが徐々にずれてしまうことは殆ど又は全くない。従って、赤色物体光LB1R及び赤色参照光LB2Rがホログラム記録媒体100に露光されるタイミング、緑色物体光LB1G及び緑色参照光LB2Gがホログラム記録媒体100に露光されるタイミング及び青色物体光LB1B及び青色参照光LB2Bがホログラム記録媒体100に露光されるタイミングが周期的に又は規則的に現れる。
再び図2において、PBS55は、R光学系10から出射される赤色レーザ光LBRを、赤色物体光LB1Rと赤色参照光LB2Rとに分離する。同様に、PBS55は、G光学系20から出射される緑色レーザ光LBGを、緑色物体光LB1Gと緑色参照光LB2Gとに分離する。同様に、PBS55は、B光学系30から出射される青色レーザ光LBBを、青色物体光LB1Bと青色参照光LB2Bとに分離する。
尚、本実施例の説明では、特段の説明がない場合には、「物体光LB1」は、赤色物体光LB1R、緑色物体光LB1G及び青色物体光LB1Bを包含する名称であるものとする。同様に、本実施例の説明では、特段の説明がない場合には、「参照光LB2」は、赤色参照光LB2R、緑色参照光LB2G及び青色参照光LB2Bを包含する名称であるものとする。同様に、本実施例の説明では、特段の説明がない場合には、「レーザ光LB」は、赤色レーザ光LBR、緑色レーザ光LBG及び青色レーザ光LBBを包含する名称であるものとする。
参照光LB2は、適切な大きさを持つ矩形のアパーチャ56を介して、縮小光学系57に供給される。縮小光学系57は、参照光LB2を、細い矩形ビーム断面の参照光LB2に変換する。その後、参照光LB2は、ミラー58及びミラー59を介して、ホログラム記録媒体100の物体光LB1の集光点(記録位置)へ、物体光LB1の入射面とは反対側の面より照射される。アパーチャ56により、参照光LB2のスポットは、ホログラム記録媒体100のホログラム面上での物体光LB1のスポットと同じ大きさになる。
一方で、PBS55によって分離された物体光LB1は、ビーム拡散板62及びPBS61を透過することで、空間変調器64に入射する。
空間変調器64は、メインコントローラ51により制御される。メインコントローラ51の制御に応じて、画像生成部IS及び表示器ドライバDDは、ホログラム記録媒体100に記録するべきホログラム画像を構成する画像パターンを、空間変調器64に表示させる。空間変調器64は、例えば、アクティブマトリクス駆動回路が形成された透過裂液晶デバイスである。
特に、空間変調器64は、R光学系10から出力される回転位相角信号に同期させながら、画像パターンを表示する。
ここで、図6を参照しながら、空間変調器64が表示する画像パターンについて説明する。図6は、空間変調器64が表示する画像パターンを、回転位相角信号、赤色物体光LB1R、緑色物体光LB1G及び青色物体光LB1Bの露光タイミング及びホログラム記録媒体100の移動タイミングと対応付けて示すタイミングチャートである。
図6に示すように、R光学系10から出力される回転位相角信号は、赤色物体光LB1R及び赤色参照光LB2Rがホログラム記録媒体100に露光されるタイミング(図6中の“露光期間(R光学系)”参照)を間接的に示している。なぜならば、R光学系10におけるインタラプタ123の配置位置とスリット121の配置位置との間の位置関係が固定されているからである。従って、空間変調器64は、R光学系10から出力される回転位相角信号に同期して、赤色物体光LB1Rを空間変調するべき画像パターンを表示してもよい。
また、図6に示すように、R光学系10から出力される回転位相角信号とG光学系20から出力される回転位相角信号との間の位相差を第1目標位相差に一致させる制御が行われていることを考慮すれば、緑色物体光LB1G及び緑色参照光LB2Gがホログラム記録媒体100に露光されるタイミング(図6中の“露光期間(G光学系)”参照)は、赤色物体光LB1R及び赤色参照光LB2Rがホログラム記録媒体100に露光されるタイミングを第1目標位相差に相当する時間だけシフトさせることで得られるタイミングと一致するはずである。なぜならば、R光学系10におけるインタラプタ123の配置位置とスリット121の配置位置との間の位置関係は、G光学系20におけるインタラプタ223の配置位置とスリット221の配置位置との間の位置関係と同一であるからである。つまり、R光学系10から出力される回転位相角信号は、実質的には、緑色物体光LB1G及び緑色参照光LB2Gがホログラム記録媒体100に露光されるタイミングを間接的に示していると言える。従って、空間変調器64は、R光学系10から出力される回転位相角信号に同期して、緑色物体光LB1Gを空間変調するべき画像パターンを表示する。より具体的には、空間変調器64は、赤色物体光LB1Rを空間変調するべき画像パターンの表示を開始してから第1目標位相差に相当する時間が経過した後に、緑色物体光LB1Gを空間変調するべき画像パターンを表示する。
また、図6に示すように、R光学系10から出力される回転位相角信号とB光学系30から出力される回転位相角信号との間の位相差を第2目標位相差に一致させる制御が行われていることを考慮すれば、青色物体光LB1B及び青色参照光LB2Bがホログラム記録媒体100に露光されるタイミング(図6中の“露光期間(B光学系)”参照)は、赤色物体光LB1R及び赤色参照光LB2Rがホログラム記録媒体100に露光されるタイミングを第2目標位相差に相当する時間だけシフトさせることで得られるタイミングと一致するはずである。なぜならば、R光学系10におけるインタラプタ123の配置位置とスリット121の配置位置との間の位置関係は、B光学系30におけるインタラプタ323の配置位置とスリット321の配置位置との間の位置関係と同一であるからである。つまり、R光学系10から出力される回転位相角信号は、実質的には、青色物体光LB1B及び青色参照光LB2Bがホログラム記録媒体100に露光されるタイミングを間接的に示していると言える。従って、空間変調器64は、R光学系10から出力される回転位相角信号に同期して、青色物体光LB1Bを空間変調するべき画像パターンを表示する。より具体的には、空間変調器64は、赤色物体光LB1Rを空間変調するべき画像パターンの表示を開始してから第2目標位相差に相当する時間が経過した後に、青色物体光LB1Bを空間変調するべき画像パターンを表示する。
但し、空間変調器64は、R光学系10から出力される回転位相角信号に加えて又は代えて、G光学系20から出力される回転位相角信号及びB光学系30から出力される回転位相角信号の少なくとも一方に同期させながら、画像パターンを表示してもよい。
尚、空間変調器64は、物体光LB1及び参照光LB2がホログラム記録媒体100に露光されないタイミングでは、画像パターンを表示しなくともよい。言い換えれば、空間変調器64は、物体光LB1及び参照光LB2がホログラム記録媒体100に露光されないタイミングでは、全黒の画像パターン(つまり、物体光LB1を反射しない画像パターン)を表示してもよい。
再び図2において、空間変調器64は、物体光LB1を反射することで、表示された画像パターンに応じて物体光LB1を空間変調する。空間変調された物体光LB1は、PBS61によって反射されることで、リレーレンズ65、ナイキストフィルタ67及びリレーレンズ66の結像光学系を介して、対物レンズ68へと入射する。対物レンズ68は、物体光LB1をホログラム記録媒体100の所定位置に、球面波として集光する。
尚、結像光学系は、2つのリレーレンズ65及び66を用いた4f光学系等である。また、2つのリレーレンズ65及び66の間に配置された矩形の関口部を持つナイキストフィルタ67は、空間変調器64による不要な回折光を除去すると共に、記録される要素ホログラム110の大きさも制限する。即ち、集光点における物体光LB1のスポットの形状を横方向に拡がりのあるものとすると共に、スポットが横方向に拡がり過ぎることを制限するために、ホログラム記録媒体100のホログラム面と共役の関係にある位置に、ナイキストフィルタ67が配置される。
空間変調器64に表示された画像パターンは、結像光学系により、対物レンズ68の直前の結像面PLに一旦結像される。結像面PLの位置が対物レンズ68の焦点距離に等しくなるように、対物レンズ68は配置されている。また、ホログラム記録媒体100の位置が対物レンズ68の焦点距離に等しくなるように、ホログラム記録媒体100が配置されている。
ホログラム記録媒体100は、例えば、図示しない感光材からなる感光シートがガラス基板とPETフィルムとに挟まれた構造を有している。物体光LB1は、ガラス基板側から入射し、感光シートの界面近傍に集光する。参照光LB2は、PETフィルム側より入射する。ここで、物体光LB1は、空間変調器64に入射する前にビーム拡散板62を通過している。このため、感光シートの界面上で物体光LB1のピーク強度が落ち、物体光LB1は、横方向に拡がりを持つ形状となる。ピーク強度が落ちることにより、1つの要素ホログラム110内で均一な記録を行うことができると共に、感光シートの感度を有効に利用することができる。
ホログラム記録媒体100の集光点での横方向の拡がりについてはナイキストフィルタ67により制限され、所定の大きさを持つ矩形領域のみに物体光LB1が照射されることになる。参熊光LB2及び物体光LB1の光路の交差する領域に、干渉パターンが要素ホログラム110として記録される。
このような要素ホログラム110の記録動作は、ホログラム記録媒体100を移動させながら行われる。具体的には、ホログラム位置制御部72の制御を受けるホログラム移動機構71は、物体光LB1の光路と参照光LB2の光路とが交差する記録位置にホログラム記録媒体100の所望の微小領域(例えば、所望の要素ホログラム110に相当する微小領域)を一致させるように、ホログラム記録媒体100を移動する。その結果、ホログラム記録媒体100には、複数の干渉パターンが、マトリクス状に配置される複数の要素ホログラム110として記録される。
この場合、図6に示すように、ホログラム移動機構71は、物体光LB1及び参照光LB2がホログラム記録媒体100に露光されるタイミングでは、ホログラム記録媒体100を移動させないことが好ましい。一方で、ホログラム移動機構71は、物体光LB1及び参照光LB2がホログラム記録媒体100に露光されないタイミングでは、ホログラム記録媒体100を移動させてもよい。ここで、上述したように、R光学系10から出力される回転位相角信号は、実質的には、物体光LB1及び参照光LB2がホログラム記録媒体100に露光されるタイミングを示している。逆に言えば、R光学系10から出力される回転位相角信号は、実質的には、物体光LB1及び参照光LB2がホログラム記録媒体100に露光されないタイミングを示しているとも言える。従って、ホログラム移動移行71は、R光学系10から出力される回転位相角信号に同期したタイミングで、ホログラム記録媒体100を移動させてもよい。
尚、露光制御部40は、目標回転周波数を適宜調整することで、ホログラム移動機構71がホログラム記録媒体100を移動させる期間の長さを適宜調整してもよい。
(2−2)ホログラム記録装置によるホログラム画像の記録動作
続いて、図7を参照しながら、本実施例のホログラム記録装置50によるホログラム画像の記録動作について説明する。図7は、本実施例のホログラム記録装置50によるホログラム画像の記録動作の流れを示すフローチャートである。
尚、図7に示す記録動作が行われることに先立って、R光源14が出射する赤色レーザ光LBRのパワーや波形、G光源24が出射する緑色レーザ光LBGのパワーや波形及びB光源34が出射する青色レーザ光LBBのパワーや波形が安定している状態で、ホログラム記録装置50に対して記録動作を開始するコマンドが発行されるものとする。
図7に示すように、まずは、露光制御部40は、回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の回転動作の制御を開始する(ステップS11)。つまり、回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32が回転し始める。このとき、露光制御部40は、上述した態様で回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の回転動作を制御する。つまり、露光制御部40は、R光学系10が備える回転遮光板12の回転周波数が目標回転周波数と一致するように、R光学系10が備える回転遮光板12の回転動作を制御する。同様に、露光制御部40は、G光学系20が備える回転遮光板22の回転周波数が目標回転周波数と一致し且つR光学系10が備える回転遮光板12の回転位相角とG光学系20が備える回転遮光板22の回転位相角との間の位相差が第1目標位相差と一致するように、G光学系20が備える回転遮光板22の回転動作を制御する。同様に、露光制御部40は、B光学系30が備える回転遮光板32の回転周波数が目標回転周波数と一致し且つR光学系10が備える回転遮光板12の回転位相角とB光学系30が備える回転遮光板32の回転位相角との間の位相差が第3目標位相差と一致するように、B光学系30が備える回転遮光板32の回転動作を制御する。
回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の回転状態が安定した後に(ステップS12:Yes)、空間変調器64は、全黒の画像パターンを表示する(ステップS13)。この状態で、ホログラム移動機構71は、物体光LB1の光路と参照光の光路とが交差する記録位置が、要素ホログラム110(つまり、干渉パターン)を次に記録するべき記録位置と一致するように、ホログラム記録媒体100を移動する(ステップS14)。この間に、空間変調器64は、次に記録するべき画像パターンの読み込みを行う(ステップS15)。
その後、空間変調器64は、R光学系10から出力される回転位相角信号がハイレベルとなるタイミングが到来した後に(ステップS16:Yes)、赤色物体光LB1Rを空間変調するべき画像パターン、緑色物体光LB1Gを空間変調するべき画像パターン及び青色物体光LB1Bを空間変調するべき画像パターンを順次表示していく。尚、画像パターンの表示態様については、図6等を参照しながら上述したとおりである。その結果、赤色物体光LB1Rによるホログラム記録媒体100の露光、緑色物体光LB1Gによるホログラム記録媒体100の露光及び青色物体光LB1Bによるホログラム記録媒体100の露光が順次行われる。
以上のステップS14からステップS19までの動作が、全ての画像パターンの記録(つまり、全ての要素ホログラム110)の記録が完了するまで繰り返し行われる(ステップS20)。その結果、ホログラム記録媒体100には、フルカラーのホログラム画像が記録される。
以上説明したように、本実施例のホログラム記録装置50は、回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の夫々の回転周波数のみならず、回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の夫々の回転位相角をも考慮して、回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の夫々の回転動作を制御することができる。
ここで、仮に、回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の夫々の回転周波数のみに基づいて回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の夫々の回転動作を制御する比較例のホログラム記録装置について考察する。比較例のホログラム記録装置であっても、回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の回転周波数を一致させれば、回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の夫々の回転動作が好適に制御されるとも考えられる。つまり、回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の回転が互いに同期した状態を維持しながら、回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の夫々が回転することができるとも考えられる。しかしながら、上述したように、回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の回転周波数を一致させるだけでは、露光制御部40における定常誤差等に起因して、回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の夫々の回転位相角が意図せず変動してしまいかねない。回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の夫々の回転位相角の意図せぬ変動は、物体光LB1の露光タイミングの変動にもつながる。この場合、回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32による物体光LB1の露光タイミングと、空間変調器64における画像パターンの表示タイミングとがずれてしまうおそれがある。その結果、ホログラム記録媒体100に対してホログラム画像を好適に記録することができないおそれがある。
しかるに、本実施例のホログラム記録装置50は、回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の夫々の回転位相角をも考慮して、回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の夫々の回転動作を制御することができる。その結果、本実施例では、露光制御部40における定常誤差等の有無によらずに、回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の夫々の回転位相角が意図せず変動してしまうことが殆ど又は全くなくなる。従って、本実施例のホログラム記録装置50は、比較例のホログラム記録装置と比較して、回転遮光板12、回転遮光板22及び回転遮光板32の回転動作を好適に制御することができる。その結果、本実施例のホログラム記録装置50は、複数の物体光LB1の露光タイミングを好適に調整することができる。
また、本発明は、請求の範囲及び明細書全体から読み取るこのできる発明の要旨又は思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うホログラム記録装置及び方法もまた本発明の技術思想に含まれる。
10 R光学系
12、22、32 回転遮光板
121、221、321 スリット
123、223、323 インタラプタ
14 R光源
15、25、35 遮光板回転機構
153、253、353 フォトカプラ
20 G光学系
24 G光源
30 B光学系
34 B光源
40 露光制御部
410 R制御系
411、421、431 減算器
412、422、432 補償器
413、423、433 モータドライバ
420 G制御系
424、434 位相差検出器
425、435 減算器
426、436 加算器
430 B制御系
100 ホログラム記録媒体
110 要素ホログラム
LB レーザ光
LBR 赤色レーザ光
LBG 緑色レーザ光
LBB 青色レーザ光
LB1 物体光
LB1R 赤色物体光
LB1G 緑色物体光
LB1B 青色物体光
LB2 参照光
LB2R 赤色参照光
LB2G 緑色参照光
LB2B 青色参照光

Claims (6)

  1. 画像パターンが表示される空間変調器によって空間変調された複数の物体光をホログラム記録媒体に対して露光させることで、前記画像パターンを前記ホログラム記録媒体に記録するホログラム記録装置であって、
    前記複数の物体光を出射する複数の出射手段と、
    前記複数の物体光のうちの対応する一の物体光を透過する透過領域と当該一の物体光を遮断する遮断領域とが円周方向に沿って配列していると共に円盤状の形状を有する複数の遮断手段と、
    前記複数の遮断手段の夫々の回転数が基準回転数と一致し且つ前記複数の遮断手段のうちの一の遮断手段の回転位相角と前記複数の遮断手段のうちの他の遮断手段の回転位相角との間の位相差が目標位相差と一致するように、前記複数の遮断手段の回転状態を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とするホログラム記録装置。
  2. 前記制御手段は、(i)前記一の遮断手段の回転数が前記基準回転数と一致するように、前記一の遮断手段の回転状態を制御すると共に、(ii)前記他の遮断手段の回転数が前記基準回転数と一致し且つ前記他の遮断手段の回転位相角と前記一の遮断手段の回転位相角との間の位相差が前記目標位相差と一致するように、前記他の遮断手段の回転状態を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のホログラム記録装置。
  3. 前記制御手段は、前記複数の遮断手段の夫々の回転位相角が所望位相角となるタイミングを検出する検出部を備えており、
    前記制御手段は、前記検出部が検出する前記一の遮断手段の回転位相角が所望位相角となるタイミングと前記検出部が検出する前記他の遮断手段の回転位相角が所望位相角となるタイミングとを比較することで、前記一の遮断手段の回転位相角と前記他の遮断手段の回転位相角との間の位相差が目標位相差と一致するように、前記複数の遮断手段の回転状態を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のホログラム記録装置。
  4. 前記制御手段は、前記複数の遮断手段の夫々の回転位相角が所望位相角となるタイミングを検出する検出部を備えており、
    前記複数の遮断手段の夫々は、当該夫々の回転遮断手段の回転位相角が所望位相角となるタイミングを前記検出部に通知する通知部を備えており、
    前記制御手段は、前記一の遮断手段が備える前記通知部が前記検出部に通知する前記タイミングと前記他の遮断手段が備える前記通知部が前記検出部に通知する前記タイミングとを比較することで、前記一の遮断手段の回転位相角と前記他の遮断手段の回転位相角との間の位相差が目標位相差と一致するように、前記複数の遮断手段の回転状態を制御することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のホログラム記録装置。
  5. 前記検出部は、検出光を発する発光素子及び前記検出光を受光する受光素子を、前記複数の遮断手段の夫々に対応するように備えており、
    前記通知部は、前記発光素子と前記受光素子との間の前記検出光の光路を遮断する遮断素子を、当該通知部が備え付けられている前記遮断手段の回転位相角が前記所望回転位相角となる位置に備えており、
    前記検出部は、前記受光素子によって前記検出光が受光できないタイミングを、前記遮断手段の回転位相角が所望位相角となるタイミングとして検出する
    ことを特徴とする請求項4に記載のホログラム記録装置。
  6. 画像パターンが表示される空間変調器によって空間変調された複数の物体光をホログラム記録媒体に対して露光させることで、前記画像パターンを前記ホログラム記録媒体に記録するホログラム記録装置であって、且つ、前記複数の物体光を出射する複数の出射手段と、前記複数の物体光のうちの対応する一の物体光を透過する透過領域と当該一の物体光を遮断する遮断領域とが円周方向に沿って配列していると共に円盤状の形状を有する複数の遮断手段とを備えるホログラム記録装置におけるホログラム記録方法であって、
    前記複数の遮断手段の夫々の回転数が基準回転数と一致し且つ前記複数の遮断手段のうちの一の遮断手段の回転位相角と前記複数の遮断手段のうちの他の遮断手段の回転位相角との間の位相差が目標位相差と一致するように、前記複数の遮断手段の回転状態を制御する
    ことを特徴とするホログラム記録方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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