JP2014169001A - 車両の制御装置 - Google Patents

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法行 三原
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Abstract

【課題】本発明は、ダウンシフト時に変速に要する時間を短縮することのできる車両の制御装置を提供する。
【解決手段】ダウンシフト要求が有れば、電動ウェストゲートバルブを全閉とする(S10,S12)。そして、ブリッピング制御を行う(S14)。その後、ダウンシフトを行った後にクラッチを接続する(S16)。そして、アクセル開度が所定値以上であれば、電動ウェストゲートバルブの開度を全閉で保持する(S18,S20)。また、アクセル開度が所定値未満であれば、電動ウェストゲートバルブを全開とする(S18,S22)。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両の制御装置に関し、特に自動変速装置の変速時の内燃機関の制御に関する。
従来より、車両の変速装置には、車両の燃費向上や運転者の負担軽減を目的とした特許文献1のようなトルクコンバータを使用しない機械式自動変速装置が用いられている。
特許文献1のような機械式自動変速装置では、手動変速装置における変速機の操作(セレクト及びシフト)及びクラッチの断接をアクチュエータにより作動させることで、トルクコンバータを不要とした自動変速を可能としている。
特開2011−33045号公報
上記特許文献1の機械式自動変速機では、運転者の要求や車両の走行状態に基づき、車両に備えられる制御装置にて変速機及びクラッチを作動させ、ギヤ段の変速を行っている。
このような機械式自動変速機に用いられる機械式自動変速機の制御装置は、車両が加速或いは減速を開始すると、運転者の操作或いは車両の走行状態によっては、機械式自動変速機のダウンシフトを行う。そして、機械式自動変速機のダウンシフト時には、内燃機関の出力軸の回転速度と機械式自動変速機の入力軸の回転速度とに回転速度差が生じる。
したがって、内燃機関の制御装置では、ダウンシフト時に内燃機関の出力軸の回転速度と機械式自動変速機の入力軸の回転速度とを同期させるように、内燃機関の回転速度を一次的に上昇させるブリッピング制御を行っている。
そして、機械式自動変速機を備える車両には、ターボチャージャ等の過給機を備える内燃機関が用いられるものがある。
このような過給機を備える内燃機関では、ブリッピング制御時にターボチャージャのタービンを迂回するバイパス通路のバイパス弁が開弁していると、ブリッピング制御時に排ガスがターボチャージャのタービンを迂回してタービンの下流に流れてしまうのでターボチャージャのコンプレッサにて吸気を過給することができなくなる。
したがって、ブリッピング制御時の内燃機関の出力軸の回転速度上昇が緩慢となり、機械式自動変速機の入力軸の回転速度との同期に時間を要し、ダウンシフト時のギヤ段の変速に時間を要することとなり好ましいことではない。
本発明は、この様な問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ダウンシフト時に変速に要する時間を短縮することのできる車両の制御装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の車両の制御装置では、車両に搭載され、排気通路に配設されたタービンを有する内燃機関と、前記内燃機関からの動力が入力され、前記内燃機関の動力を断接するクラッチと複数のギヤと複数の切換手段とを有し、前記内燃機関から入力される動力を増減速し出力軸より出力する自動変速機と、運転者の要求や前記車両の走行状態に基づいて前記自動変速機の作動を制御する第1制御手段と、前記運転者の要求及び前記第1制御手段の要求に基づき、前記内燃機関の作動を制御する第2制御手段と、を備える車両の制御装置であって、前記内燃機関は、前記タービンを迂回するバイパス通路に設けられ、前記バイパス通路へ流れる排ガスの流量を調整するウェストゲートバルブを有し、前記第1制御手段は、前記自動変速機のダウンシフト開始前に前記第2制御手段にダウンシフト要求信号および要求トルクを供給し、前記第2制御手段は、前記第1制御手段より前記ダウンシフト要求信号が供給されると、前記ウェストゲートバルブを閉側に作動させる閉弁制御を実施し、そして前記閉弁制御完了後に前記内燃機関の回転速度を一時的に増加させるブリッピング制御を実施することを特徴とする。
また、請求項2の車両の制御装置では、請求項1において、前記車両の走行状態を検出する走行状態検出手段を備え、前記第2制御手段は、前記自動変速機のダウンシフト完了後に、前記走行状態検出手段にて前記車両の減速状態が検出されると前記ウェストゲートバルブを開側へ作動させ、又は前記車両の加速状態が検出されると前記ウェストゲートバルブの開度を保持或いは前記ウェストゲートバルブを閉側へ作動させることを特徴とする。
また、請求項3の車両の制御装置では、請求項2において、前記車両の走行状態を検出する走行状態検出手段を備え、前記第2制御手段は、前記自動変速機のダウンシフト完了後に、前記走行状態検出手段にて前記車両の加速状態が検出されると前記ウェストゲートバルブの開度を保持或いは前記ウェストゲートバルブを閉側へ作動させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ブリッピング制御前にウェストゲートバルブを閉側に作動させ、ウェストゲートバルブの開度を最適な開度として、過給手段への排ガスの導入量を増加させて過給手段による吸気の過給を行うことで、内燃機関の燃焼室に導入される空気量を増加することができ、ブリッピング制御時に内燃機関の回転速度を瞬時に上昇させることができる。
したがって、ダウンシフト時に内燃機関の出力軸の回転速度と自動変速機の入力軸の回転速度の同期に要する時間を短縮することができるので、ダウンシフト時の変速に要する時間を短縮することができる。
また、請求項2の発明によれば、ウェストゲートバルブを開側へ作動させて、内燃機関から排出される排ガスをバイパス通路を介して過給手段の下流へ流すことで、過給手段に導入する排ガスの流量を減少させ、内燃機関から排出される排ガスの圧力、所謂排圧を低減することができるので、ポンピングロスが減少し、燃費を向上させることができる。
また、ウェストゲートバルブを開側に作動させることで、瞬時に過給手段に導入する排ガスの流量を減少させ、過給手段による吸気の過給を停止して内燃機関の燃焼室に導入する空気量を減少させることで、内燃機関の出力トルクを瞬時に低下させることができる。
したがった、内燃機関の出力トルクを瞬時に低下させることができるので、内燃機関の回転抵抗による車両の減速度を増加させ、自動変速機のダウンシフト後に運転者が感じる減速感を向上させることができる。
また、請求項3の発明によれば、ウェストゲートバルブの開度を保持或いはウェストゲートバルブを閉側へ作動させており、ダウンシフト後に過給手段へ積極的に排ガスを導入して、過給手段による吸気の過給を行い内燃機関の燃焼室に空気を積極的に導入することで、内燃機関の回転速度、即ち出力トルクの立ち上がりを素早くすることができ、延いては車両の加速性を向上させることができる。
本発明に係る車両の制御装置が適用された車両の概略構成図である。 本発明に係る車両に搭載されたエンジンの概略構成図である。 本発明に係る車両の制御装置が適用された車両におけるダウンシフト時のエンジンとトランスミッションの作動制御のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、車両の制御装置が適用された車両1の概略構成図である。また、図2は、車両1に搭載されたガソリンエンジン(以下、エンジン10という)(内燃機関)の概略構成図である。
図1に示すように、車両1は、動力源としてのエンジン10と、運転者の要求或いは車両1の走行状態に合わせて当該エンジン10の出力を増速或いは減速して出力するトランスミッション(自動変速機)30と、トランスミッションコントロールユニット(第1制御手段)40と、エンジンコントロールユニット(第2制御手段、走行状態検出手段)50とで構成されている。そして、車両1には、運転者が操作するアクセルペダル60とシフト装置61とが備えられている。
図2に示すように、エンジン10には燃焼室11が設けられている。そして、エンジン10には、空気を燃焼室11に導入する吸気管12aと吸気マニホールド12bと吸気ポート12cからなる吸気通路12が燃焼室11と連通するように設けられている。更にエンジン10には、排ガスを燃焼室11から排出する排気ポート13aと排気マニホールド13bと排気管13cとからなる排気通路13が燃焼室11と連通するように設けられている。そして、エンジン10には、燃焼室11に臨むようにして、燃焼室11内に導入された燃料と空気との混合気に点火する点火プラグ14と、燃料を燃焼室11内に供給する燃料噴射弁15とが設けられている。
エンジン10の吸気通路12には、ターボチャージャ(過給手段)16のコンプレッサハウジング15aが連通するように備えられている。そして、ターボチャージャ16のコンプレッサハウジング16aとエンジン10の燃焼室11との間の吸気通路12には、ターボチャージャ16のコンプレッサハウジング16a側よりインタクーラ17と電子制御スロットルバルブ18とが設けられている。そして、エンジン10の吸気通路12の最上流には、エアクリーナ19が設けられている。また、エンジン10の吸気通路12には、ターボチャージャ16のコンプレッサハウジング16aの上流側とコンプレッサハウジング16aの下流側とを連通するようにバイパスバルブ20を備えるバイパス通路12dが設けられている。
エンジン10の排気通路13には、ターボチャージャ16のタービンハウジング16bが連通するように備えられている。そして、エンジン10の排気通路13には、ターボチャージャ16のタービンハウジング16bの上流側とタービンハウジング16bの下流側とを連通するようにバイパス通路(本発明のバイパス通路に相当)13dが設けられている。そして、バイパス通路13dには、電動ウェストゲートバルブ(本発明のウェストゲートバルブに相当)21が設けられている。また、ターボチャージャ16のタービンハウジング16b下流の排気通路13には、排ガス中のCO、HC及びNOxを浄化する機能を有する三元触媒22が備えられている。
ターボチャージャ16は、タービンハウジング16bより導入される排ガスによってタービンを回転させ、当該タービンと同軸に備えられるコンプレッサにてエアクリーナ18より導入された吸入空気を圧縮するものである。
インタクーラ17は、ターボチャージャ16のコンプレッサにて、圧縮され高温となった吸入空気を冷却するものである。
電子制御スロットルバルブ18は、燃焼室11に導入される吸入空気の量を調節するものである。そして、電子制御スロットルバルブ18には、スロットルバルブの開き度合を検出するスロットルポジションセンサ18aが備えられている。
エアクリーナ19は、最上流から吸入された吸入空気中のゴミを取り除くものである。
バイパスバルブ20は、ターボチャージャ16のコンプレッサにて圧縮された吸入空気を、バイパス通路12dを介してコンプレッサハウジング16aの上流に迂回させる吸入空気の量を調整するものである。
電動ウェストゲートバルブ21は、モータ等の動力にてバタフライ式のバルブを作動させ、バイパス通路13dに流入する排ガスの流量を調整する、即ちターボチャージャ16のタービンハウジング16bに流入する排ガスの流量を調整し、ターボチャージャ16のコンプレッサに圧縮される吸入空気の圧力及び流量を調整するものである。そして、電動ウェストゲートバルブ21には、ウェストゲートバルブの開き度合を検出するポジションセンサが備えられている。
吸気マニホールド12bと排気マニホールド13bには、それぞれが連通するように排ガスの一部を吸気へ戻す、即ち排ガスを吸気に再循環させる排気再循環通路23が設けられている。そして、排気再循環通路23は、吸気マニホールド12bの上流に、排ガスが吸気に戻る量、即ち再循環させる排ガスの流量を調整する排気再循環バルブ24を介して接続されている。また、排気再循環通路23には、吸気マニホールド12bに導入する排ガスを冷却する排気再循環クーラ25が設けられている。
トランスミッション30は、機械式自動変速装置であり、手動変速装置における変速機の操作(セレクト及びシフト)(本発明の切換手段に相当)及びクラッチの断接をアクチュエータの作動により行うものであり、トルクコンバータを不要とし自動変速を可能とするものである。即ち、トランスミッション30は、車両1の走行状態や運転者の要求に基づき、自動変速を行いエンジン10より入力される動力を増速或いは減速させて、駆動軸等の駆動系構成部品を介してタイヤ62に出力するものである。そして、当該トランスミッション30の変速動作は、後述するトランスミッションコントロールユニット40にて制御される。なお、当該トランスミッション30は、それぞれにクラッチを有する複数の入力軸を備え、各入力軸で予めギヤ段を選択しておき、それぞれのクラッチを断接して各入力軸に入力する動力を切り換えることで瞬時に変速を行うダブルクラッチ式の機械式自動変速装置であっても、単一クラッチを有する一本の入力軸を備え、当該クラッチを切断した後にギヤ段を選択し、ギヤ段の選択後にクラッチを接続して変速するシングルクラッチ式の機械式自動変速装置のいずれであってもよい。
トランスミッションコントロールユニット40は、トランスミッション30の変速制御を行うための制御装置であり、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央処理装置(CPU)等を含んで構成されている。
トランスミッションコントロールユニット40の入力側には、エンジンコントロールユニット50と、運転者が任意に変速を行うためのシフト装置61や、車両1の車速を検出する図示しない車速センサ等の各種センサ類が、電気的に接続されており、これらセンサ類からの検出情報がトランスミッションコントロールユニット40に入力される。
一方、トランスミッションコントロールユニット40の出力側には、上記トランスミッション30やエンジンコントロールユニット50等が電気的に接続されており、トランスミッション30での変速を指示する変速指示信号や、エンジンコントロールユニット50でのエンジン10の出力トルクを低減或いは増加を要求するアップシフト要求信号やダウンシフト要求信号等の変速要求信号が出力される。
そして、トランスミッションコントロールユニット40は、エンジンコントロールユニット50より供給される車速等の車両の走行状態情報や、シフト装置61より供給される運転者の変速要求に基づいて、トランスミッション30のギヤ段が最適なギヤ段となるようにトランスミッション30の変速制御を行う。また、トランスミッションコントロールユニット40は、エンジンコントロールユニット50より供給される車速等の車両の走行状態情報や、シフト装置61より供給される運転者の変速要求に基づいて変速時に発生するショックを予測し、変速ショックの発生を抑えるためにエンジン10が出力すべきトルクを要求トルクとして演算し、ダウンシフト時にはダウンシフト要求およびダウンシフト要求トルクを、アップシフト時にはアップシフト要求およびアップシフト要求トルクをエンジンコントロールユニット50に供給する。
エンジンコントロールユニット50は、エンジン10の運転制御をはじめとして車両10の総合的な制御を行うための制御装置であり、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央処理装置(CPU)等を含んで構成されている。
エンジンコントロールユニット50の入力側には、アクセルペダル60の操作量であるアクセル開度を検出するアクセルポジションセンサ(走行状態検出手段)60a、図示しないクランク角センサ等のセンサ類や、バイパスバルブ20、電動ウェストゲートバルブ21、排気再循環バルブ24等の各種装置や、車両の車速を検出する図示しない車速センサ等の各種センサ類や、トランスミッションコントロールユニット40が、電気的に接続されており、これらセンサ類からの検出情報がエンジンコントロールユニット50に入力される。
一方、エンジンコントロールユニット50の出力側には、上記点火プラグ14、燃料噴射弁15、電子制御スロットルバルブ18、バイバスバルブ20、電動ウェストゲートバルブ21、排気再循環バルブ24等の各種装置及びトランスミッションコントロールユニット40が電気的に接続されており、これら各種装置には各種センサ類からの検出情報に基づき演算された点火時期、燃料噴射量、燃料噴射時期、スロットル開度、バイパスバルブ開度、ウェストゲートバルブ開度、排気再循環バルブ開度や、車両の走行状態情報等がそれぞれ出力される。
そして、エンジンコントロールユニット50は、アクセルポジションセンサ60aより供給されるアクセル開度に基づいて、エンジン10の出力トルクの制御を行う。また、エンジンコントロールユニット50は、車両1の走行状態及び運転者の変速要求に基づいてトランスミッションコントロールユニット40より供給されるアップシフト要求信号やダウンシフト要求信号等の変速要求信号に基づいて、電動ウェストゲートバルブ21の作動制御を行う。詳しくは、車両1の走行状態及び運転者の変速要求に基づいてトランスミッションコントロールユニット40よりダウンシフト要求信号が供給されると、電動ウェストゲートバルブ21をトランスミッション30でのダウンシフト前に電動ウェストゲートバルブ21を全閉或いは全閉側に作動させる閉弁制御を行う。そして、エンジンコントロールユニット50は、閉弁制御の完了後に、エンジン10の出力をトランスミッションコントロールユニット40より供給される要求トルクに合わせるためエンジン10の回転速度を一時的に上昇させるブリッピング制御を行う。また、エンジンコントロールユニット50は、トランスミッション30でのダウンシフト完了後に、アクセルポジションセンサ60aより供給されるアクセル開度に基づいて、車両1の減速或いは加速等の走行状態を判別し、電動ウェストゲートバルブ21を開側或いは閉側に作動させる。
以下、このように構成された本発明に係る車両の制御装置が適用された車両1におけるダウンシフト時のトランスミッションコントロールユニット40及びエンジンコントロールユニット50にて実施されるトランスミッション30及びエンジン10の作動制御について説明する。
図3は、本発明に係る車両の制御装置が適用された車両1におけるダウンシフト時のエンジンとトランスミッションの作動制御のフローチャートである。
図3に示すように、ステップS10では、ダウンシフト要求があるか、否かを判別する。詳しくは、運転者による変速装置61のダウンシフト操作、或いは車両1の走行状態に基づいて、トランスミッションコントロールユニット40よりエンジンコントロールユニット50にダウンシフト要求信号が供給されたか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)で運転者による変速装置61のダウンシフト操作、或いは車両1の走行状態に基づいて、トランスミッションコントロールユニット40よりエンジンコントロールユニット50にダウンシフト要求信号が供給されていれば、ステップS12に進む。また、偽(No)で、トランスミッションコントロールユニット40よりエンジンコントロールユニット50にダウンシフト要求信号が供給されていなければ、ステップS22に進む。なお、トランスミッションコントロールユニット40は、トランスミッション30のクラッチの切断後に、当該ダウンシフト要求信号をエンジンコントロールユニット50に供給する。
ステップS12では、エンジンコントロールユニット50は、電動ウェストゲートバルブ21を全閉とする(本発明の閉弁制御に相当)。なお、本ステップでは、エンジンコントロールユニット50は、電動ウェストゲートバルブ21を全閉としているが、これに限られるものではなく、車両1の走行状態、エンジン10の運転状態及びトランスミッション30のギヤ段等の情報に応じて、最適な開度となるように電動ウェストゲートバルブ21を閉側に作動させてもよい。即ち、ターボチャージャ16のタービンハウジング16bに導入される排ガスの流量が増加するように電動ウェストゲートバルブ21の開度を制御する。そして、ステップS14に進む。
ステップS14では、ブリッピング制御を行う。詳しくは、トランスミッション30の変速時のショックを軽減するために、トランスミッション30の入力軸と同期するように、エンジン10の出力軸の回転速度を一時的に上昇させるブリッピング制御を行う。そして、ステップS16に進む。
ステップS16では、ダウンシフト制御を行う。詳しくは、トランスミッションコントロールユニット40にて、トランスミッション30の作動を制御してダウンシフトする。そして、ダウンシフト後にクラッチを接続する。そして、ステップS18に進む。
ステップS18では、アクセル開度が所定値以上であるか、否かを判別する。詳しくは、運転者によってアクセル開度が所定値以上となるようにアクセルペダル60が操作され、車両1が加速状態となったか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)でアクセル開度が所定値以上となるように運転者によってアクセルペダル60が操作され、車両1が加速状態となっていれば、ステップS20に進む。また、偽(No)で、アクセル開度が所定値以上となるように運転者によってアクセルペダル60が操作されておらず、車両1が減速状態であれば、ステップS22に進む。なお、車両1の加速状態或いは減速状態の判別をアクセル開度で行っているが、例えば、車速センサにて検出される車速等の車両1の走行状態を判別することのできるセンサにて車両1の加速状態或いは減速状態の判別を行っても良い。
ステップS20では、エンジンコントロールユニット50は、電動ウェストゲートバルブ21の開度を保持する。なお、本ステップでは、エンジンコントロールユニット50は、電動ウェストゲートバルブ21の開度を保持するようにしているが、これに限られるものではなく、車両1の走行状態、エンジン10の運転状態及びトランスミッション30のギヤ段等の情報に応じて、最適な開度となるように電動ウェストゲートバルブ21を更に閉側に作動させてもよい。即ち、ターボチャージャ16のタービンハウジング16bに排ガスを積極的に導入するように電動ウェストゲートバルブ21の開度を制御する。そして、本ルーチンをリターンする。
ステップS22では、エンジンコントロールユニット50は、電動ウェストゲートバルブ21を全開にする。なお、本ステップでは、エンジンコントロールユニット50は、電動ウェストゲートバルブ21を全開としているが、これに限られるものではなく、車両1の走行状態、エンジン10の運転状態及びトランスミッション30のギヤ段等の情報に応じて、最適な開度となるように電動ウェストゲートバルブ21を開側に作動させてもよい。即ち、ターボチャージャ16のタービンハウジング16bに導入される排ガスの流量が減少するように電動ウェストゲートバルブ21の開度を制御する。そして、本ルーチンをリターンする。
このように、本発明に係る車両の制御装置では、運転者の変速装置61のダウンシフト操作、或いは車両1の走行状態に基づいて、トランスミッションコントロールユニット40よりエンジンコントロールユニット50にダウンシフト要求信号が供給されれば、エンジンコントロールユニット50は、電動ウェストゲートバルブ21を全閉、即ち、ターボチャージャ16のタービンハウジング16bに導入される排ガスの流量が増加するように電動ウェストゲートバルブ21の開度を制御する。その後、トランスミッション30の変速時のショック軽減のために、トランスミッション30の入力軸と同期するように、エンジン10の出力軸の回転速度を一時的に上昇させるブリッピング制御を行う。そして、トランスミッションコントロールユニット40にて、トランスミッション30の作動を制御して、ダウンシフトを行った後にクラッチを接続する。運転者によってアクセル開度が所定値以上となるようにアクセルペダル60が操作され、車両1が加速状態となっていれば、エンジンコントロールユニット50は、電動ウェストゲートバルブ21の開度を全閉で保持、即ち、ターボチャージャ16のタービンハウジング16bに積極的に排ガスを導入するように電動ウェストゲートバルブ21の開度を制御する。また、運転者によってアクセル開度が所定値以上となるようにアクセルペダル60が操作されておらず、車両1が減速状態にあれば、エンジンコントロールユニット50は、電動ウェストゲートバルブ21を全開、即ち、ターボチャージャ16のタービンハウジング16bに導入される排ガスの流量が減少するように電動ウェストゲートバルブ21の開度を制御している。
したがって、ブリッピング制御前に電動ウェストゲートバルブ21を全閉、或いは閉側に作動させて、ターボチャージャ16への排ガスの導入量を増加させ、ターボチャージャ16による吸気の過給を行うことでエンジン10の燃焼室11に導入される空気量を増加することができ、ブリッピング制御時にエンジン10の回転速度を瞬時に上昇させることができる。
よって、ダウンシフト時にエンジン10の出力軸の回転速度とトランスミッション30の入力軸の回転速度の同期に要する時間を短縮することができるので、ダウンシフト時の変速に要する時間を短縮することができる。
また、トランスミッション30のダウンシフト完了後に、車両10の走行状態が減速状態であると、電動ウェストゲートバルブ21を全開、即ち、ターボチャージャ16のタービンハウジング16bに導入される排ガスの流量が減少するように電動ウェストゲートバルブ21の開度を制御している。
したがって、ターボチャージャ16のタービンハウジング16bに導入される排ガスの流量が減少するように電動ウェストゲートバルブ21を全開とすることで、エンジン10から排出される排ガスをバイパス通路13dを介してターボチャージャ16の下流へ流すことで、ターボチャージャ16に導入する排ガスの流量を減少させ、エンジン10から排出される排ガスの圧力、所謂排圧を低減することができるので、ポンピングロスが減少し、燃費を向上させることができる。
また、電動ウェストゲートバルブ21を全開とすることで、瞬時にターボチャージャ16に導入する排ガスの流量を減少させ、ターボチャージャ16による吸気の過給を停止してエンジン10の燃焼室11に導入する空気量を減少させることで、エンジン10の出力トルクを瞬時に低下させることができる。
したがって、エンジン10の出力トルクを瞬時に低下させることができるので、エンジン10の回転抵抗による車両1の減速度を増加させ、トランスミッション30のダウンシフト後に運転者が感じる減速感を向上させることができる。
また、トランスミッション30のダウンシフト完了後に、車両10の走行状態の加速状態であると電動ウェストゲートバルブ21の開度を全閉で保持して、ターボチャージャ16のタービンハウジング16bに排ガスを積極的に導入しており、ターボチャージャ16による吸気の過給を行いエンジン10の燃焼室11に空気を積極的に導入することで、エンジン10の回転速度、即ち出力トルクの立ち上がりを素早くすることができ、延いては、車両1の加速性を向上させることができる。
さらに、上記タービンの同軸上に配置されるものはコンプレッサに限らず、例えば発電機やファンが装着されても良い。
1 車両
10 エンジン(内燃機関)
12 吸気通路
13 排気通路
13d バイパス通路
16 ターボチャージャ(過給手段)
21 電動ウェストゲートバルブ(ウェストゲートバルブ)
30 トランスミッション(自動変速機)
40 トランスミッションミッションコントロールユニット(第1制御手段)
50 エンジンコントロールユニット(第2制御手段、走行状態検出手段)
60a アクセルポジションセンサ(走行状態検出手段)

Claims (3)

  1. 車両に搭載され、排気通路に配設されたタービンを有する内燃機関と、前記内燃機関からの動力が入力され、前記内燃機関の動力を断接するクラッチと複数のギヤと複数の切換手段とを有し、前記内燃機関から入力される動力を増減速し出力軸より出力する自動変速機と、運転者の要求や前記車両の走行状態に基づいて前記自動変速機の作動を制御する第1制御手段と、前記運転者の要求及び前記第1制御手段の要求に基づき、前記内燃機関の作動を制御する第2制御手段と、を備える車両の制御装置であって、
    前記内燃機関は、前記タービンを迂回するバイパス通路に設けられ、前記バイパス通路へ流れる排ガスの流量を調整するウェストゲートバルブを有し、
    前記第1制御手段は、前記自動変速機のダウンシフト開始前に前記第2制御手段にダウンシフト要求信号および要求トルクを供給し、
    前記第2制御手段は、前記第1制御手段より前記ダウンシフト要求信号が供給されると、前記ウェストゲートバルブを閉側に作動させる閉弁制御を実施し、そして前記閉弁制御完了後に前記第1制御手段の要求するトルクに前記内燃機関の出力を合わせる制御を実施することを特徴とする車両の制御装置。
  2. 前記車両の走行状態を検出する走行状態検出手段を備え、
    前記第2制御手段は、前記自動変速機のダウンシフト完了後に、前記走行状態検出手段にて前記車両の減速状態が検出されると前記ウェストゲートバルブを開側へ作動させることを特徴とする、請求項1に記載の車両の制御装置。
  3. 前記第2制御手段は、前記自動変速機のダウンシフト完了後に、前記走行状態検出手段にて前記車両の加速状態が検出されると前記ウェストゲートバルブの開度を保持或いは前記ウェストゲートバルブを閉側へ作動させることを特徴とする、請求項2に記載の車両の制御装置。
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