JP2014167283A - ロータリ圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】吐出弁及び吐出弁押えをリベットにより端板の溝部に組付けても、端板が歪むこのとないロータリ圧縮機を得ること。
【解決手段】ロータリ圧縮機において、吐出弁部を構成する吐出弁押え601Sのリベット孔201Saの近傍に、肉抜き部を設けた。前記肉抜き部は、前記リベット孔201Saの両側部に設けられた半円形の切欠き601Sdを含んでなる。また、前記肉抜き部は、前記リベット孔201Saの吐出孔側に設けられた矩形の穴と、反吐出孔側に設けられた矩形の切欠きと、を含んでなる。
【選択図】図7

Description

本発明は、例えば、空気調和機に使用されるロータリ圧縮機に関する。
従来、ロータリ圧縮機1の圧縮部12(図1参照)の下端板160S及び上端板160Tには、第1、第2吐出孔190S、190Tを開閉するリード弁型の第1、第2吐出弁200S、200T及び第1、第2吐出弁200S、200Tの撓み開弁量を制限するための第1、第2吐出弁押え901S、901T(図8参照)を収容し、第1、第2リベット203S、203T(図8参照)により取付けるための、第1、第2溝部163S、163Tが形成されている。
第1、第2溝部163S、163Tの第1、第2吐出孔190S、190T側は、径(幅)が拡大されて第1、第2吐出孔側拡径部163Sb、163Tbが形成されている。第1、第2吐出孔側拡径部163Sb、163Tbの径(幅)が拡大されて形成されているのは、第1、第2吐出孔190S、190Tから吐出され、第1、第2吐出弁200S、200Tを押し開いて噴出する圧縮冷媒ガスの流路を確保するためである。
第1、第2溝部163S、163Tと、第1、第2吐出弁200S、200T及び第1、第2吐出弁押え901S、901Tとの幅方向の間隙は、0.1mm〜0.3mm程度であり、間隙が狭くされている。これは、第1、第2吐出弁200S、200Tを第1、第2溝部163S、163Tに落し込んだとき、第1、第2吐出弁200S、200Tが第1、第2吐出孔190S、190Tからずれないようにするためである。
また、従来、シリンダと軸受具(端板)とでシリンダ室を形成し、このシリンダ室内に吸込まれた冷媒ガスを圧縮して、上記軸受具に設けられる吐出弁を開放させて吐出する密閉形圧縮機(ロータリ圧縮機)において、上記軸受具に凹部(溝部)を設け、この凹部(溝部)に弁押えを圧入固定し、この弁押えと上記軸受凹部(溝部)との間に上記吐出弁を開閉自在に介設した密閉形圧縮機(ロータリ圧縮機)が開示されている。上記弁押えと吐出弁は、取付け用孔を備えており、上記軸受具(端板)をシリンダに取付ける取付けボルトを上記取付け用孔に挿入して、軸受具(端板)とともに弁押えと吐出弁をシリンダに取付け固定している(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−200264号公報
しかしながら、図8を参照して説明した上記従来の技術及び特許文献1に記載された従来の技術によれば、溝部と吐出弁押えとの横方向の間隙が狭いので、リベットのカシメ又は取付ボルトの締付けにより吐出弁押えが圧縮され、リベットの軸端部が潰れると共に軸部の径が増大し、吐出弁押えが幅方向に膨張して溝部の内壁を押圧する。そのため、端板が歪んでシリンダ当接面の平面度が悪化し、端板のシリンダ当接面とシリンダとの密着性、気密性が低下する、という問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、吐出弁及び吐出弁押えをリベットにより端板の溝部に組付けても、端板が歪むこのとないロータリ圧縮機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、上部に冷媒の吐出部が設けられ下部側面に冷媒の吸入部が設けられ密閉された縦置きの圧縮機筐体と、前記圧縮機筐体の下部に配置され、環状のシリンダと、軸受部及び吐出弁部を有し前記シリンダの端部を閉塞する端板と、前記軸受部に支持された回転軸の偏芯部に嵌合され前記シリンダのシリンダ内壁に沿って該シリンダ内を公転し前記シリンダ内壁との間に作動室を形成する環状ピストンと、前記シリンダのベーン溝内から前記作動室内に突出して前記環状ピストンに当接し前記作動室を吸入室と圧縮室とに区画するベーンと、を備え、前記吸入部を通して冷媒を吸入し、前記圧縮機筐体内を通して前記吐出部から冷媒を吐出する圧縮部と、前記圧縮機筐体の上部に配置され、前記回転軸を介して前記圧縮部を駆動するモータと、を備えるロータリ圧縮機において、前記吐出弁部を構成する吐出弁押えのリベット孔の近傍に、肉抜き部を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、吐出弁及び吐出弁押えをリベットにより端板の溝部に組付けても、端板が歪んで平面度が悪化し、端板とシリンダとの密着性、気密性が低下することはない。
図1は、本発明に係るロータリ圧縮機の実施例を示す縦断面図である。 図2は、実施例の第1、第2の圧縮部の上から見た横断面図である。 図3は、実施例1の第1、第2吐出弁押えを示す平面図である。 図4は、実施例2の第1、第2吐出弁押えを示す平面図である。 図5は、実施例3の第1、第2吐出弁押えを示す平面図である。 図6は、実施例4の第1、第2吐出弁押えを示す平面図である。 図7は、実施例5の第1、第2吐出弁押えを示す平面図である。 図8は、従来の第1、第2吐出弁及び第1、第2吐出弁押えを組付けた上、下端板の部分平面図である。
以下に、本発明に係るロータリ圧縮機の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明に係るロータリ圧縮機の実施例を示す縦断面図であり、図2は、実施例の第1、第2の圧縮部の上から見た横断面図である。
図1に示すように、実施例のロータリ圧縮機1は、密閉された縦置き円筒状の圧縮機筐体10の下部に配置された圧縮部12と、圧縮機筐体10の上部に配置され、回転軸15を介して圧縮部12を駆動するモータ11と、を備えている。
モータ11のステータ111は、円筒状に形成され、圧縮機筐体10の内周面に焼きばめされて固定されている。モータ11のロータ112は、円筒状のステータ111の内部に配置され、モータ11と圧縮部12とを機械的に接続する回転軸15に焼きばめされて固定されている。
圧縮部12は、第1の圧縮部12Sと、第1の圧縮部12Sと並列に配置され第1の圧縮部12Sの上側に積層された第2の圧縮部12Tと、を備えている。図2に示すように、第1、第2の圧縮部12S、12Tは、第1、第2側方張出部122S、122Tに、放射状に第1、第2吸入孔135S、135T、第1、第2ベーン溝128S、128Tが設けられた環状の第1、第2シリンダ121S、121Tを備えている。
図2に示すように、第1、第2シリンダ121S、121Tには、モータ11の回転軸15と同心に、円形の第1、第2シリンダ内壁123S、123Tが形成されている。第1、第2シリンダ内壁123S、123T内には、シリンダ内径よりも小さい外径の第1、第2環状ピストン125S、125Tが夫々配置され、第1、第2シリンダ内壁123S、123Tと、第1、第2環状ピストン125S、125Tとの間に、冷媒ガスを吸入し圧縮して吐出する第1、第2作動室130S、130Tが形成される。
第1、第2シリンダ121S、121Tには、第1、第2シリンダ内壁123S、123Tから径方向に、シリンダ高さ全域に亘る第1、第2ベーン溝128S、128Tが形成され、第1、第2ベーン溝128S、128T内に、夫々平板状の第1、第2ベーン127S、127Tが、摺動自在に嵌合されている。
図2に示すように、第1、第2ベーン溝128S、128Tの奥部には、第1、第2シリンダ121S、121Tの外周部から第1、第2ベーン溝128S、128Tに連通するように第1、第2スプリング穴124S、124Tが形成されている。第1、第2スプリング穴124S、124Tには、第1、第2ベーン127S、127Tの背面を押圧する第1、第2ベーンスプリング(図示せず)が挿入されている。
ロータリ圧縮機1の起動時は、この第1、第2ベーンスプリングの反発力により、第1、第2ベーン127S、127Tが、第1、第2ベーン溝128S、128T内から第1、第2作動室130S、130T内に突出し、その先端が、第1、第2環状ピストン125S、125Tの外周面に当接し、第1、第2ベーン127S、127Tにより、第1、第2作動室130S、130Tが、第1、第2吸入室131S、131Tと、第1、第2圧縮室133S、133Tとに区画される。
また、第1、第2シリンダ121S、121Tには、第1、第2ベーン溝128S、128Tの奥部と圧縮機筐体10内とを、図1に示す開口部Rで連通して圧縮機筐体10内の圧縮された冷媒ガスを導入し、第1、第2ベーン127S、127Tに、冷媒ガスの圧力により背圧をかける第1、第2圧力導入路129S、129Tが形成されている。
第1、第2シリンダ121S、121Tには、第1、第2吸入室131S、131Tに外部から冷媒を吸入するために、第1、第2吸入室131S、131Tと外部とを連通させる第1、第2吸入孔135S、135Tが設けられている。
また、図1に示すように、第1シリンダ121Sと第2シリンダ121Tの間には、中間仕切板140が配置され、第1シリンダ121Sの第1作動室130S(図2参照)と第2シリンダ121Tの第2作動室130T(図2参照)とを区画、閉塞している。第1シリンダ121Sの下端部には、下端板160Sが配置され、第1シリンダ121Sの第1作動室130Sを閉塞している。また、第2シリンダ121Tの上端部には、上端板160Tが配置され、第2シリンダ121Tの第2作動室130Tを閉塞している。
下端板160Sには、副軸受部161Sが形成され、副軸受部161Sに、回転軸15の副軸部151が回転自在に支持されている。上端板160Tには、主軸受部161Tが形成され、主軸受部161Tに、回転軸15の主軸部153が回転自在に支持されている。
回転軸15は、互いに180°位相をずらして偏心させた第1偏心部152Sと第2偏心部152Tとを備え、第1偏心部152Sは、第1の圧縮部12Sの第1環状ピストン125Sに回転自在に嵌合し、第2偏心部152Tは、第2の圧縮部12Tの第2環状ピストン125Tに回転自在に嵌合している。
回転軸15が回転すると、第1、第2環状ピストン125S、125Tが、第1、第2シリンダ内壁123S、123Tに沿って第1、第2シリンダ121S、121T内を図2の反時計回りに公転し、これに追随して第1、第2ベーン127S、127Tが往復運動する。この第1、第2環状ピストン125S、125T及び第1、第2ベーン127S、127Tの運動により、第1、第2吸入室131S、131T及び第1、第2圧縮室133S、133Tの容積が連続的に変化し、圧縮部12は、連続的に冷媒ガスを吸入し圧縮して吐出する。
図1に示すように、下端板160Sの下側には、下マフラーカバー170Sが配置され、下端板160Sとの間に下マフラー室180Sを形成している。そして、第1の圧縮部12Sは、下マフラー室180Sに開口している。すなわち、下端板160Sの第1ベーン127S近傍には、第1シリンダ121Sの第1圧縮室133Sと下マフラー室180Sとを連通する第1吐出孔190S(図2参照)が設けられ、第1吐出孔190Sには、圧縮された冷媒ガスの逆流を防止するリード弁型の第1吐出弁200Sが配置されている。
下マフラー室180Sは、環状に形成された1つの室であり、第1の圧縮部12Sの吐出側を、下端板160S、第1シリンダ121S、中間仕切板140、第2シリンダ121T及び上端板160Tを貫通する冷媒通路136(図2参照)を通して上マフラー室180T内に連通させる連通路の一部である。下マフラー室180Sは、吐出冷媒ガスの圧力脈動を低減させる。また、第1吐出弁200Sに重ねて、第1吐出弁200Sの撓み開弁量を制限するための第1吐出弁押え201Sが、第1吐出弁200Sとともにリベットにより固定されている。第1吐出孔190S、第1吐出弁200S及び第1吐出弁押え201Sは、下端板160Sの第1吐出弁部を構成している。
図1に示すように、上端板160Tの上側には、上マフラーカバー170Tが配置され、上端板160Tとの間に上マフラー室180Tを形成している。上端板160Tの第2ベーン127T近傍には、第2シリンダ121Tの第2圧縮室133Tと上マフラー室180Tとを連通する第2吐出孔190T(図2参照)が設けられ、第2吐出孔190Tには、圧縮された冷媒ガスの逆流を防止するリード弁型の第2吐出弁200Tが配置されている。また、第2吐出弁200Tに重ねて、第2吐出弁200Tの撓み開弁量を制限するための第2吐出弁押え201Tが、第2吐出弁200Tとともにリベットにより固定されている。上マフラー室180Tは、吐出冷媒の圧力脈動を低減させる。第2吐出孔190T、第2吐出弁200T及び第2吐出弁押え201Tは、上端板160Tの第2吐出弁部を構成している。第1、第2吐出弁押え201S、201Tの詳細については、後述する。
第1シリンダ121S、下端板160S、下マフラーカバー170S、第2シリンダ121T、上端板160T、上マフラーカバー170T及び中間仕切板140は、複数の通しボルト175等により一体に締結されている。通しボルト175等により一体に締結された圧縮部12のうち、上端板160Tの外周部が、圧縮機筐体10にスポット溶接により固着され、圧縮部12を圧縮機筐体10に固定している。
円筒状の圧縮機筐体10の外周壁には、軸方向に離間して下部から順に、第1、第2貫通孔101、102が、第1、第2吸入管104、105を通すために設けられている。また、圧縮機筐体10の外側部には、独立した円筒状の密閉容器からなるアキュムレータ25が、アキュムホルダー252及びアキュムバンド253により保持されている。
アキュムレータ25の天部中心には、冷凍サイクルの蒸発器に接続するシステム接続管255が接続され、アキュムレータ25の底部に設けられた底部貫通孔257には、一端がアキュムレータ25の内部上方まで延設され、他端が、第1、第2吸入管104、105の他端に接続される第1、第2低圧連絡管31S、31Tが接続されている。
冷凍サイクルの低圧冷媒をアキュムレータ25を介して第1、第2の圧縮部12S、12Tに導く第1、第2低圧連絡管31S、31Tは、吸入部としての第1、第2吸入管104、105を介して第1、第2シリンダ121S、121Tの第1、第2吸入孔135S、135T(図2参照)に接続されている。すなわち、第1、第2吸入孔135S、135Tは、冷凍サイクルの蒸発器に並列に接続されている。
圧縮機筐体10の天部には、冷凍サイクルと接続し高圧冷媒ガスを冷凍サイクルの凝縮器側に吐出する吐出部としての吐出管107が接続されている。すなわち、第1、第2吐出孔190S、190Tは、冷凍サイクルの凝縮器に接続されている。
圧縮機筐体10内には、およそ第2シリンダ121Tの高さまで潤滑油が封入されている。また、潤滑油は、回転軸15の下部に挿入された羽根ポンプ(図示せず)により、回転軸15の下端部に取付けられた給油パイプ16から吸上げられ、圧縮部12を循環し、摺動部品の潤滑を行なうと共に、圧縮部12の微小隙間のシールをしている。
次に、図3を参照して実施例のロータリ圧縮機1の特徴的な構成である第1、第2吐出弁押えについて説明する。図3は、実施例1の第1、第2吐出弁押えを示す平面図である。図3に示すように、実施例1の第1、第2吐出弁押え201S、201Tは、平面視で角のとれた長方形に形成され、反吐出孔側に第1、第2リベット孔201Sa、201Taが設けられ、吐出孔側に第1、第2冷媒ガス抜き孔201Sb、201Tbが設けられ、図3の紙面の裏側から表側に向かって反っている。
第1、第2冷媒ガス抜き孔201Sb、201Tbは、第1、第2吐出弁200S、200T(図1参照)が開閉するとき、第1、第2吐出弁200S、200Tと第1、第2吐出弁押え201S、201Tとの間に滞留している冷媒ガスを逃したり、第1、第2吐出弁押え201S、201Tとの間に冷媒ガスを供給したりして、第1、第2吐出弁200S、200Tの弁開閉抵抗を減らすためのものである。
第1、第2リベット孔201Sa、201Taの近傍の吐出孔側には、肉抜き部としての矩形の穴201Sc、201Tcが設けられ、反吐出孔側には、肉抜き部としての矩形の切欠き201Sd、201Tdが設けられている。穴201Sc、201Tc及び切欠き201Sd、201Tdは、第1、第2吐出弁押え201S、201Tの厚さ方向に貫通する貫通孔としてもよいし、厚さ方向に有底の穴としてもよい。
第1、第2溝部163S、163T(図8参照)に、第1、第2吐出弁200S、200T及び第1、第2吐出弁押え201S、201Tを重ねて挿入し、第1、第2リベット203S、203T(図8参照)を、第1、第2リベット孔201Sa、201Taに挿通してカシメると、第1、第2リベット203S、203Tの軸部が圧縮されて軸端部が潰れると共に軸部の上部の径が増大するが、第1、第2リベット孔201Sa、201Taと穴201Sc、201Tc及び切欠き201Sd、201Tdとの間の壁部が薄く変形し易いので、第1、第2リベット203S、203Tの軸部は、穴201Sc、201Tc及び切欠き201Sd、201Tdの方向に径が増大して楕円形に変形し、第1、第2吐出弁押え201S、201Tが幅方向に膨張して第1、第2溝部163S、163Tの内壁を押圧することはない。従って、下、上端板160S、160Tが歪んでシリンダ当接面の平面度が悪化し、下、上端板160S、160Tのシリンダ当接面と第1、第2シリンダ121S、121Tとの密着性、気密性が低下することはない。
図4は、実施例2の第1、第2吐出弁押えを示す平面図である。図4に示すように、実施例2の第1、第2吐出弁押え301S、301Tの第1、第2リベット孔201Sa、201Taの近傍の吐出孔側及び反吐出孔側には、肉抜き部としての円弧形の穴301Sc、301Tcが設けられている。穴301Sc、301Tcは、第1、第2吐出弁押え301S、301Tの厚さ方向に貫通する貫通孔としてもよいし、厚さ方向に有底の穴としてもよい。
第1、第2溝部163S、163T(図8参照)に、第1、第2吐出弁200S、200T及び第1、第2吐出弁押え301S、301Tを重ねて挿入し、第1、第2リベット203S、203T(図8参照)を、第1、第2リベット孔201Sa、201Taに挿通してカシメると、第1、第2リベット203S、203Tの軸部が圧縮されて軸端部が潰れると共に軸部の上部の径が増大するが、第1、第2リベット孔201Sa、201Taと穴301Sc、301Tcとの間の壁部が薄く変形し易いので、第1、第2リベット203S、203Tの軸部は、穴301Sc、301Tcの方向に径が増大して楕円形に変形し、第1、第2吐出弁押え301S、301Tが幅方向に膨張して第1、第2溝部163S、163Tの内壁を押圧することはない。
図5は、実施例3の第1、第2吐出弁押えを示す平面図である。図5に示すように、実施例3の第1、第2吐出弁押え401S、401Tの第1、第2リベット孔201Sa、201Taの近傍の吐出孔側及び反吐出孔側には、肉抜き部としての円形の穴401Sc、401Tcが設けられている。穴401Sc、401Tcは、第1、第2吐出弁押え401S、401Tの厚さ方向に貫通する貫通孔としてもよいし、厚さ方向に有底の穴としてもよい。
第1、第2溝部163S、163T(図8参照)に、第1、第2吐出弁200S、200T及び第1、第2吐出弁押え401S、401Tを重ねて挿入し、第1、第2リベット203S、203T(図8参照)を、第1、第2リベット孔201Sa、201Taに挿通してカシメると、第1、第2リベット203S、203Tの軸部が圧縮されて軸端部が潰れると共に軸部の上部の径が増大するが、第1、第2リベット孔201Sa、201Taと穴401Sc、401Tcとの間の壁部が薄く変形し易いので、第1、第2リベット203S、203Tの軸部は、穴401Sc、401Tcの方向に径が増大して楕円形に変形し、第1、第2吐出弁押え401S、401Tが幅方向に膨張して第1、第2溝部163S、163Tの内壁を押圧することはない。
図6は、実施例4の第1、第2吐出弁押えを示す平面図である。図6に示すように、実施例4の第1、第2吐出弁押え501S、501Tの第1、第2リベット孔201Sa、201Taの近傍の周囲には、肉抜き部として複数の円形の***501Sc、501Tcが等間隔に設けられている。穴501Sc、501Tcは、第1、第2吐出弁押え501S、501Tの厚さ方向に貫通する貫通孔としてもよいし、厚さ方向に有底の穴としてもよい。
第1、第2溝部163S、163T(図8参照)に、第1、第2吐出弁200S、200T及び第1、第2吐出弁押え501S、501Tを重ねて挿入し、第1、第2リベット203S、203T(図8参照)を、第1、第2リベット孔201Sa、201Taに挿通してカシメると、第1、第2リベット203S、203Tの軸部が圧縮されて軸端部が潰れると共に軸部の上部の径が増大するが、第1、第2リベット孔201Sa、201Taと穴501Sc、501Tcとの間の壁部が薄く変形し易いので、第1、第2リベット203S、203Tの軸部の径が増大すると、穴501Sc、501Tcが潰れ、第1、第2吐出弁押え501S、501Tが幅方向に膨張して第1、第2溝部163S、163Tの内壁を押圧することはない。
図7は、実施例5の第1、第2吐出弁押えを示す平面図である。図7に示すように、実施例5の第1、第2吐出弁押え601S、601Tの第1、第2リベット孔201Sa、201Taの近傍の両側部には、肉抜き部としての半円形の切欠き601Sd、601Tdが設けられている。切欠き601Sd、601Tdは、第1、第2吐出弁押え601S、601Tの厚さ方向全域に設けてもよいし、厚さ方向一部域のみに設けてもよい。
第1、第2溝部163S、163T(図8参照)に、第1、第2吐出弁200S、200T及び第1、第2吐出弁押え601S、601Tを重ねて挿入し、第1、第2リベット203S、203T(図8参照)を、第1、第2リベット孔201Sa、201Taに挿通してカシメると、第1、第2リベット203S、203Tの軸部が圧縮されて軸端部が潰れると共に軸部の上部の径が増大するが、軸部の径の増大により第1、第2吐出弁押え601S、601Tが幅方向に膨張しても、両側部には、肉抜き部としての半円形の切欠き601Sd、601Tdが設けられて幅が狭くなっているので、第1、第2溝部163S、163Tの内壁を押圧することはない。
以上説明した、実施例1〜5の吐出弁部の構成によれば、吐出弁押えのリベット孔の近傍に、肉抜き部を設けたので、リベットをカシメて軸部が圧縮されて軸端部が潰れると共に軸部の上部の径が増大しても、吐出弁押えが幅方向に膨張して端板の溝部の内壁を押圧することはない。従って、端板が歪んで平面度が悪化し、端板とシリンダとの密着性、気密性が低下することはない。
以上、本発明の実施例として、第1、第2の圧縮部12S、12Tを備えるツインロータリ圧縮機について説明したが、本発明は、圧縮部が1つのシングルロータリ圧縮機、第1の圧縮部の吐出冷媒を第2の圧縮部でさらに圧縮する2段圧縮ロータリ圧縮機などにも適用することができる。
1 ロータリ圧縮機
10 圧縮機筐体
11 モータ
12 圧縮部
15 回転軸
16 給油パイプ
25 アキュムレータ
31S 第1低圧連絡管(低圧連絡管)
31T 第2低圧連絡管(低圧連絡管)
101 第1貫通孔(貫通孔)
102 第2貫通孔(貫通孔)
104 第1吸入管(吸入管、吸入部)
105 第2吸入管(吸入管、吸入部)
107 吐出管(吐出部)
111 ステータ
112 ロータ
12S 第1の圧縮部(圧縮部)
12T 第2の圧縮部(圧縮部)
121S 第1シリンダ(シリンダ)
121T 第2シリンダ(シリンダ)
122S 第1側方張出部(側方張出部)
122T 第2側方張出部(側方張出部)
123S 第1シリンダ内壁(シリンダ内壁)
123T 第2シリンダ内壁(シリンダ内壁)
124S 第1スプリング穴(スプリング穴)
124T 第2スプリング穴(スプリング穴)
125S 第1環状ピストン(環状ピストン)
125T 第2環状ピストン(環状ピストン)
127S 第1ベーン(ベーン)
127T 第2ベーン(ベーン)
128S 第1ベーン溝(ベーン溝)
128T 第2ベーン溝(ベーン溝)
129S 第1圧力導入路(圧力導入路)
129T 第2圧力導入路(圧力導入路)
130S 第1作動室(作動室)
130T 第2作動室(作動室)
131S 第1吸入室(吸入室)
131T 第2吸入室(吸入室)
133S 第1圧縮室(圧縮室)
133T 第2圧縮室(圧縮室)
135S 第1吸入孔(吸入孔)
135T 第2吸入孔(吸入孔)
136 冷媒通路
140 中間仕切板
151 副軸部
152S 第1偏心部(偏心部)
152T 第2偏心部(偏心部)
153 主軸部
160S 下端板(端板)
160T 上端板(端板)
161S 副軸受部(軸受部)
161T 主軸受部(軸受部)
163S 第1溝部(溝部)
163T 第2溝部(溝部)
163Sb 第1吐出孔側拡径部(吐出孔側拡径部)
163Tb 第2吐出孔側拡径部(吐出孔側拡径部)
170S 下マフラーカバー(マフラーカバー)
170T 上マフラーカバー(マフラーカバー)
175 通しボルト
180S 下マフラー室(マフラー室)
180T 上マフラー室(マフラー室)
190S 第1吐出孔(吐出孔)
190T 第2吐出孔(吐出孔)
200S 第1吐出弁(吐出弁)
200T 第2吐出弁(吐出弁)
201S、301S、401S、501S、601S、901S 第1吐出弁押え(吐出弁押え)
201T、301T、401T、501T、601T、901T 第2吐出弁押え(吐出弁押え)
201Sa 第1リベット孔(リベット孔)
201Ta 第2リベット孔(リベット孔)
201Sb 第1冷媒ガス抜き孔(冷媒ガス抜き孔)
201Tb 第2冷媒ガス抜き孔(冷媒ガス抜き孔)
201Sc、301Sc、401Sc、501Sc 穴(肉抜き部)
201Tc、301Tc、401Tc、501Tc 穴(肉抜き部)
201Sd、601Sd 切欠き(肉抜き部)
201Td、601Td 切欠き(肉抜き部)
203S 第1リベット(リベット)
203T 第2リベット(リベット)
252 アキュムホルダー
253 アキュムバンド
255 システム接続管
257 底部貫通孔
R 第1、第2圧力導入路の開口部

Claims (6)

  1. 上部に冷媒の吐出部が設けられ下部側面に冷媒の吸入部が設けられ密閉された縦置きの圧縮機筐体と、
    前記圧縮機筐体の下部に配置され、環状のシリンダと、軸受部及び吐出弁部を有し前記シリンダの端部を閉塞する端板と、前記軸受部に支持された回転軸の偏芯部に嵌合され前記シリンダのシリンダ内壁に沿って該シリンダ内を公転し前記シリンダ内壁との間に作動室を形成する環状ピストンと、前記シリンダのベーン溝内から前記作動室内に突出して前記環状ピストンに当接し前記作動室を吸入室と圧縮室とに区画するベーンと、を備え、前記吸入部を通して冷媒を吸入し、前記圧縮機筐体内を通して前記吐出部から冷媒を吐出する圧縮部と、
    前記圧縮機筐体の上部に配置され、前記回転軸を介して前記圧縮部を駆動するモータと、
    を備えるロータリ圧縮機において、
    前記吐出弁部を構成する吐出弁押えのリベット孔の近傍に、肉抜き部を設けたことを特徴とするロータリ圧縮機。
  2. 前記肉抜き部は、前記リベット孔の吐出孔側に設けられた矩形の穴と、反吐出孔側に設けられた矩形の切欠きと、を含んでなることを特徴とする請求項1に記載のロータリ圧縮機。
  3. 前記肉抜き部は、前記リベット孔の吐出孔側及び反吐出孔側に設けられた円弧形の穴を含んでなることを特徴とする請求項1に記載のロータリ圧縮機。
  4. 前記肉抜き部は、前記リベット孔の吐出孔側及び反吐出孔側に設けられた円形の穴を含んでなることを特徴とする請求項1に記載のロータリ圧縮機。
  5. 前記肉抜き部は、前記リベット孔の周囲に等間隔に設けられた複数の円形の***を含んでなることを特徴とする請求項1に記載のロータリ圧縮機。
  6. 前記肉抜き部は、前記リベット孔の両側部に設けられた半円形の切欠きを含んでなることを特徴とする請求項1に記載のロータリ圧縮機。
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