JP2014154681A - 半導体装置の製造装置のクリーニング方法および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造装置のクリーニング方法および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シリコンと反応しないで成膜室CHMから排出されるフッ素ラジカルを減少させる。
【解決手段】活性化されたフッ素ラジカルを生成する生成部(アプリケーターAPL)に、フッ素含有ガスが供給される。フッ素含有ガスの流量は、成膜室CHMから排出されるガス中のSiF濃度に応じて変化する。
【選択図】図7

Description

本発明は、半導体装置の製造装置のクリーニング方法および半導体装置の製造方法に関し、例えばシリコンを含む膜の製造に適用可能な技術である。
現在、半導体装置の製造装置のクリーニング方法およびこれに関連する種々の技術が提唱されている。特許文献1から特許文献3までの各特許文献には、Chemical Vapor Deposition(CVD)装置のクリーニングガスに用いるNFガスの低減方法が記載されている。特許文献1に記載の方法では、CVD装置内のガス圧力と磁場の形状または磁場強度との組合せにより反応生成物除去の場所が変更されつつCVD装置内部がクリーニングされる。特許文献2に記載の方法では、NFガスのプラズマ化エネルギーによる振動励起を促進するため、NFガスの導入と同時に、NFガスとは別のガスが少なくとも1種類CVD装置に導入される。特許文献3に記載の方法では、CVD装置のチャンバ壁に生じる電圧のモニタ結果に応じて、NFガスを供給するマスフローコントローラーの電源が切られる。
クリーニングに関する他の技術として、特許文献4には、クリーニング時のプラズマにフッ素系ガスを用いても、チャンバ内面にAlFが形成されるのを抑制する方法が記載されている。特許文献4に記載の方法では、クリーニング時のプラズマ周波数およびガス圧力が、AlFがチャンバの内面に生成しないように調整されている。特許文献5には、プラズマ処理装置の内部およびプラズマ処理装置内の部材に損傷を与えることなく、プラズマ処理装置内を効率的にクリーニングする方法が記載されている。特許文献5に記載の方法には、第1の圧力においてプラズマ処理内部をプラズマによりクリーニングする工程と、第1の圧力よりも高い第2の圧力においてプラズマ処理内部をプラズマによりクリーニングする工程と、が含まれる。特許文献6には、CVD装置における非処理時におけるパーティクルの低減方法が記載されている。特許文献6に記載の方法では、基板表面への処理が終了した後、プラズマを発生させたまま、原料ガスの供給が停止される。その後基板が搬出され、処理室内にパーティクルを気化するフッ化ガスが導入される。
以上に加えて、特許文献7には、時分割多重方式のプロセスの間における真空チャンバ内の圧力を制御する方法が記載されている。特許文献8には、プラズマ処理運転の一時停止後、運転工程を短時間で再開可能にする方法が記載されている。特許文献8に記載の方法では、運転工程が停止されてから運転工程が再開されるまでの間、所定の電圧がプラズマを発生させる電極間に一定期間間欠的に印加される。
特開平6−318579号公報 特開平6−318580号公報 特開2002−151417号公報 特開2005−243765号公報 特開2008−211099号公報 特開2001−335938号公報 特表2006−523041号公報 特開2007−243089号公報
半導体装置の製造装置の成膜室内部には、基板上以外にもシリコンを含む膜が形成されることがある。このシリコンを含む膜の除去には、活性化されたフッ素ラジカルが用いられることがある。活性化されたフッ素ラジカルが用いられる場合、膜由来のシリコンは、活性化されたフッ素ラジカルと反応することで気化され成膜室から排出される。一方で、活性化されたフッ素ラジカルが過剰に供給された場合、活性化されたフッ素ラジカルの一部が、シリコンと反応しないで成膜室から排出される可能性がある。そこで本発明者は、シリコンと反応しないで成膜室から排出されるフッ素ラジカルを減少させることを検討した。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、活性化されたフッ素ラジカルを生成する生成部に、フッ素含有ガスが供給される。フッ素含有ガスの流量は、成膜室から排出されるガス中のSiF濃度に応じて変化する。
前記一実施の形態によれば、シリコンと反応しないで成膜室から排出されるフッ素ラジカルを減少させることができる。
第1の実施形態における半導体装置を示す断面図である。 第1の実施形態における半導体装置の製造手順を示す工程断面図である。 第1の実施形態における半導体装置の製造手順を示す工程断面図である。 第1の実施形態における製造装置を示す断面図である。 第1の実施形態におけるクリーニング装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態におけるクリーニング装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態における関数C(t)を示すグラフである。 関数C(t)の推移を説明するためのモデルを示す図である。 フッ素含有ガスの流量の具体例を示す図である。 フッ素含有ガスの流量および成膜室内の圧力の具体例を示す図である。 フッ素含有ガスの流量および成膜室内の圧力の他の具体例を示す図である。 フッ素含有ガスの流量および成膜室内の圧力の他の具体例を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる製造方法で製造される半導体装置SDを示す断面図である。図1に示すように、半導体装置SDは、基板SUBと、ゲート絶縁膜GIFと、ゲート電極GEと、ソース・ドレイン領域(不純物拡散領域)SDRと、層間絶縁膜IIFと、を備える。図1に示すように、ゲート絶縁膜GIFは、基板SUB上に形成されている。ゲート電極GEは、ゲート絶縁膜GIF上に形成されている。ソース・ドレイン領域SDRは、基板SUBのうち、平面視でゲート電極GEの側方に位置する領域に形成されている。層間絶縁膜IIFは、ゲート電極GEおよびソース・ドレイン領域SDR上に形成されている。また層間絶縁膜IIFは、シリコンを含み、例えば、SiOを主成分とする。基板SUBとしては、例えば、半導体基板(例えばシリコン基板)を用いることができる。ゲート絶縁膜GIFとしては、例えば、酸化シリコン膜または酸化シリコン膜よりも誘電率が高い高誘電率膜(例えばハフニウムシリケート膜)を用いることができる。ゲート絶縁膜GIFが酸化シリコン膜である場合、ゲート電極GEはポリシリコン膜により形成される。一方、ゲート絶縁膜GIFが高誘電率膜である場合、ゲート電極GEは、金属膜(例えばTiN)とポリシリコン膜の積層膜により形成される。
図1に示されるように、半導体装置SDは、さらに、シリサイド層SL1と、シリサイド層SL2と、サイドウォールSWと、ソース・ドレインエクステンション領域SDERと、素子分離膜EIFと、配線INCと、コンタクトプラグCPと、を備える。シリサイド層SL1は、ゲート電極GE上に形成されている。シリサイド層SL2は、ソース・ドレイン領域SDRにおける基板SUBの表層に形成されている。サイドウォールSWは、ゲート絶縁膜GIFおよびゲート電極GEの両側面に形成されている。ソース・ドレインエクステンション領域SDERは、サイドウォールSW下における基板SUB表面に形成されている。素子分離膜EIFは、ソース・ドレイン領域SDRを介してゲート電極GEとは反対の側の基板SUBの表面に形成されている。配線INCは、層間絶縁膜IIF上に形成されている。コンタクトプラグCPは、シリサイド層SL2と配線INCとを接続するように、層間絶縁膜IIF内に形成されている。
次に、図2および図3を用いて、本実施形態における半導体装置SDの製造手順について説明する。
まず、基板SUBに素子分離膜EIFを形成する。これにより、素子形成領域が分離される。素子分離膜EIFの形成には、例えば、STI法またはLOCOS法を用いることができる。次いで、素子形成領域に位置する基板SUBに、ゲート絶縁膜GIFおよびゲート電極GEを形成する。次いで、素子形成領域に位置する基板SUBに、ソース・ドレインエクステンション領域SDERを形成する。次いで、ゲート電極GEの側壁にサイドウォールSWを形成する。次いで、素子形成領域に位置する基板SUBに、ソース・ドレイン領域SDRを形成する。このようにして、基板SUB上にMOSトランジスタが形成される。次いで、ゲート電極GEおよびソース・ドレイン領域SDR上に、それぞれ、シリサイド層SL1およびSL2を形成する。なお、ゲート電極GEがポリシリコンにより形成される場合、ゲート電極GEを形成する工程において、素子分離膜EIF上にポリシリコン抵抗を形成してもよい。次いで、ゲート電極GEおよびソース・ドレイン領域SDR上に層間絶縁膜IIFを形成する。層間絶縁膜IIFは、シリコンを含み、例えば、SiOを主成分とする。層間絶縁膜IIFの形成には、所定の製造装置APRを用いる(製造装置APRの詳細は後述する。)。層間絶縁膜IIFは、例えば、CMPにより、表面が平坦化される。結果、図2(a)に示される、表面が平坦化された絶縁膜IIFが得られる。
次いで、図2(b)に示すように、層間絶縁膜IIF上にハードマスクHM、反射防止膜ARFおよびフォトレジスト膜PRFを、この順で形成する。ハードマスクHMの材料としては、例えば、シリコン酸化膜を用いることができる。
次いで、フォトレジスト膜PRFを露光する。この露光により、図2(c)に示されるように、フォトレジスト膜PRFに、ソース・ドレイン領域SDR上に位置する開口OP1が形成される。
次いで、図3(a)に示されるように、平面視で開口OP1内において、フォトレジスト膜PRFをマスクとしたエッチングにより、反射防止膜ARFおよびハードマスクHMに開口OP2を形成する。開口OP2は、反射防止膜ARFおよびハードマスクHMを貫通する。開口OP2は、ソース・ドレイン領域SDR上に位置する。
以上のように開口OP2を形成した後は、図3(b)に示されるように、フォトレジスト膜PRFを除去する。フォトレジスト膜PRFの除去には、ドライアッシングおよびウェットアッシングを用いることができる。
次いで、ハードマスクHMおよび反射防止膜ARFをマスクとしたエッチングにより、層間絶縁膜IIFにコンタクトホールCHを形成する。その後、反射防止膜ARFを除去する。図3(c)は、反射防止膜ARFが除去された状態を示す。
次いで、ハードマスクHMを除去する。その後、コンタクトホールCHに金属を埋め込むように、層間絶縁膜IIF上に金属膜(不図示)を堆積する。層間絶縁膜IIF上に堆積された金属膜は、例えばCMPにより、除去される。このように金属膜が除去されることで、コンタクトプラグCPが形成される。コンタクトプラグCPの形成後、配線INCを形成するための金属膜(不図示)を層間絶縁膜IIFの表面に形成する。その後、パターニングにより、配線INCを形成する。配線INCは、コンタクトプラグCPを介してソース・ドレイン領域SDRと電気的に接続される。なお、配線INCの形成方法は、上述したような方法に限られず、リフトオフまたはマスク蒸着により形成することもできる。以上によって、図1に示される半導体装置SDを得る。
次に、層間絶縁膜IIFの形成に用いた製造装置APRについて、図4を用いて詳細に説明する。図4は、本実施形態に係る製造装置APRを示す断面図である。
製造装置APRは、成膜室CHMを含む。成膜室CHMは、反応室RCHと、ドームDMと、を含む。ドームDMは、反応室RCH上に設けられている。反応室RCH内には、基板SUBを載置するための支持台STGが設けられている。ドームDM内には、ガスノズルGN1と、ガスノズルGN2とが設けられている。ガスノズルGN1は、ドームDM内の頂上部側に設けられている。ガスノズルGN1を通じて供給されるガスは、支持台STGの表面に略垂直な方向に供給される。ガスノズルGN2は、ドームDM内の側面側に設けられている。またガスノズルGN2は、支持台STGよりも高い位置に設けられている。ガスノズルGN2を通じて供給されるガスは、支持台STGの表面に略平行な方向に供給される。ガスノズルGN1またはガスノズルGN2を通じて、シリコンを含むガスが供給される。ドームDMは、コイルC1と、コイルC2と、を備える。コイルC1は、ドームDM頂上部側に設けられている。コイルC1は、ガスノズルGN1を中心にして巻かれていてもよい。コイルC2は、ドームDM側面側に設けられている。コイルC2は、ガスノズルGN2よりも高い位置で巻かれている。コイルC1およびコイルC2は、それぞれ別の高周波電源(不図示)に接続されている。
製造装置APRは、成膜室CHMに加えて、排気室ECHを含む。排気室ECHは、反応室RCHの下に設けられている。排気室ECHは、ターボ分子ポンプTMPを備える。排気室ECHの外部に、ドライポンプDPが設けられている。排気室ECH中のガスは、ドライポンプDPに排出される。このときガスは、排気室ECHから、ガスラインGL1、GL3およびGL5を通じて、またはガスラインGL2、GL4およびGL5を通じて、ドライポンプDPに排出される。ガスラインGL1は、排気室ECHからバルブVV1までのガスラインである。ガスラインGL2は、排気室ECHからバルブVV2までのガスラインである。ガスラインGL3は、バルブVV1から、ガスラインGL3とガスラインGL4とが合流する箇所までのガスラインである。ガスラインGL4は、バルブVV2から、ガスラインGL4とガスラインGL3とが合流する箇所までのガスラインである。ガスラインGL5は、ガスラインGL3とガスラインGL4とが合流する箇所からドライポンプDPまでのガスラインである。バルブVV1の開閉によってガスラインGL1、GL3およびGL5を通じてドライポンプDPに排出されるガスの量を調整することができる。同様に、バルブVV2の開閉によってガスラインGL2、GL4およびGL5を通じてドライポンプDPに排出されるガスの量を調整することができる。ガスラインGL3は、測定部MSUを備える。測定部MSUは、ガスラインGL3を通過するガスの成分を測定するための装置である。排気室ECHは、シャッターSHTをさらに備える。シャッターSHTは、ハンドルHDLによって開閉される。シャッターSHTは、シャッターSHTが閉じられた場合、排気室ECHを、ガスラインGL1が接続された空間と、ガスラインGL2が接続された空間と、に分離するように配置されている。この場合において、ターボ分子ポンプTMPは、ガスラインGL2が接続された空間に設けられている。
製造装置APRを用いてシリコンを含む層間絶縁膜IIFが基板SUB上に形成される場合、基板SUBは支持台STGに載置される。そしてガスノズルGN1またはGN2を通じてシリコンを含むガスが供給される。このとき、ガスノズルGN1からは、例えばシランガスおよびアルゴンガスを供給し、ガスノズルGN2からは、例えばシランガス、アルゴンガスおよび酸素ガスを供給してもよい。ガスが供給されている状態において、高周波電源(不図示)を用いてコイルC1およびC2に給電する。これにより、ドームDM内および反応室RCH内において上述のガスが励起されてプラズマが発生する。このようにして、基板SUB上にシリコンを含む層間絶縁膜IIFが形成される。層間絶縁膜IIFが形成されている間、バルブVV1は閉じられている一方でバルブVV2は開かれており、シャッターSHTは開かれている。これによって、成膜室CHM中のガスは、ターボ分子ポンプTMP、ガスラインGL2、GL4およびGL5を通じてドライポンプDPに排出される。一方で、成膜室CHM中のガスは、ガスラインGL1を通じてドライポンプDPに排出されることはない。
以上のようにして層間絶縁膜IIFが形成される場合、シリコンを含む膜は、基板SUB上のみならず、成膜室CHMの内部(例えば、成膜室CHMの内壁)にも形成されることがある。このような膜は、成膜室CHMの内壁から剥離し、基板SUBに付着することがある。基板SUBに付着したシリコンを含む膜は、半導体装置SDにおける配線INCの断線および短絡の原因となり、結果、半導体装置SDの製造不良を招くことになる。
このような成膜室CHM内部のシリコンを含む膜を除去するため、本実施形態では、アプリケーターAPLが用いられる。製造装置APRは、図4に示されるように、成膜室CHMおよび排気室ECHに加えて、アプリケーターAPLを備える。アプリケーターAPLは、マイクロ波発生器MGUを備える。マイクロ波発生器MGUは、アプリケーターAPL内にマイクロ波を発生させる。アプリケーターAPLは、ガス調整部GCUを介してガスボンベCLDに接続されている。ガスボンベCLDには、フッ素を含むガスが貯蔵されている。フッ素を含むガスとしては、NFガスを用いてもよい。ガスボンベCLDからアプリケーターAPLに供給されるフッ素含有ガスの流量は、ガス調整部GCUによって調整される。アプリケーターAPLは、ガス導入ラインGILを通じて成膜室CHM内部と接続されている。成膜室CHM内部におけるガス導入ラインGILの開口は、ガスノズルGN2よりも下に設けられていてもよい。
アプリケーターAPLを用いて製造装置APRがクリーニングされる場合、ガスボンベからアプリケーターAPLに、ガス調整部GCUを通じてフッ素含有ガスが供給される。フッ素含有ガスは、アプリケーターAPL内においてマイクロ波発生器MGUによって励起され、活性化されたフッ素ラジカルとなる。活性化されたフッ素ラジカルは、ガス導入ラインGILを通じて、成膜室CHM内部に導入される。成膜室CHM内部に導入されたフッ素ラジカルは、シリコンを含む膜におけるシリコンと反応し、SiFが生成される。活性化されたフッ素ラジカルが導入されている間、バルブVV1は開かれている一方でバルブVV2は閉じられており、シャッターSHTは閉じられている。これによって、成膜室CHM中のSiFを含むガスは、ガスラインGL1、GL3およびGL5を通じてドライポンプDPに排出される。一方で、成膜室CHM中のSiFを含むガスは、ターボ分子ポンプTMPおよびガスラインGL2を通じてドライポンプDPに排出されることはない。
本実施形態においては、以下の工程を備えるクリーニング方法が用いられる。
工程(A):フッ素含有ガスを用いて活性化されたフッ素ラジカルを生成する生成部(アプリケーターAPL)に、フッ素含有ガスを供給する工程
工程(B):生成部(アプリケーターAPL)から、シリコンを含む膜を形成するために用いられる製造装置APRの成膜室CHMに、活性化されたフッ素ラジカルを供給する工程
工程(C):成膜室CHMのガスを排出する工程
工程(D):工程(C)で排出されたガス中におけるSiF濃度を検出する工程
工程(E):工程(A)で供給されるフッ素含有ガスの流量を、工程(D)で検出されたSiF濃度に応じて変化させる工程
以上のクリーニング方法によれば、シリコンと反応しないで成膜室CHMから排出されるフッ素ラジカルを減少させることができる。
以上のクリーニング方法は、製造装置APRを用いて層間絶縁膜IIFを形成する工程が所定の回数実施された場合に、実行されてもよい。この場合、クリーニング方法が実行される頻度は、周期的であってもよい。
本実施形態におけるクリーニング方法の詳細について、図5を用いて説明する。図5は、本実施形態におけるクリーニング方法を行うためのクリーニング装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態におけるクリーニング装置は、入力部INUと、ガス供給部GSUと、排出部EXUと、検出部DTUと、調整部CTUと、ガス供給条件記憶部GSTと、を備える。工程(A)に示される処理は、ガス供給部GSUによって実施される。ガス供給部GSUとしては、図4のガスボンベCLDおよびガス調整部GCUを用いてもよい。工程(B)に示される処理は、ラジカル供給部RSUによって実施される。ラジカル供給部RSUとしては、図4のアプリケーターAPL、マイクロ波発生器MGUおよびガス導入ラインGILを用いてもよい。工程(C)に示される処理は、排出部EXUによって実施される。排出部EXUとしては、図4のガスラインGL1、GL3およびGL5、バルブVV1ならびにドライポンプDPを用いてもよい。工程(D)に示される処理は、検出部DTUによって実施される。検出部DTUとしては、図4の測定部MSUを用いてもよい。工程(E)に示される処理は、調整部CTUによって実施される。調整部CTUとしては、図4のガス調整部GCUを用いてもよい。
本実施形態におけるクリーニング装置の動作は以下のようになる。
ユーザは、入力部INUを用いて、ガス供給部GSUが供給するフッ素含有ガスの供給条件をガス供給条件記憶部GSTに入力する。この供給条件には、ガス供給部GSUが供給するフッ素含有ガスの流量が含まれている。ガス供給条件記憶部GSTは、入力された条件をガス供給条件データとして記憶する。ガス供給条件記憶部GSTがガス供給条件データを記憶した場合、ガス供給条件記憶部GSTは、ガス供給条件データをガス供給部GSUに送信する。
ガス供給部GSUは、ガス供給条件データを受信した場合、当該ガス供給条件データに基づいて、アプリケーターAPLに、フッ素含有ガス(例えば、NFガス)を供給する(工程(A))。アプリケーターAPLは、フッ素含有ガスを用いて活性化されたフッ素ラジカルを生成する。ガス供給部GSUが活性化されたフッ素含有ガスの供給を開始した場合、ガス供給部GSUは、ガス供給信号をラジカル供給部RSUに送信する。
ラジカル供給部RSUは、ガス供給信号を受信した場合、アプリケーターAPLから成膜室CHMに、活性化されたフッ素ラジカルを供給する(工程(B))。ラジカル供給部RSUがフッ素ラジカルの供給を開始した場合、ラジカル供給部RSUは、ラジカル供給信号を排出部EXUに送信する。
排出部EXUは、ラジカル供給信号を受信した後、成膜室CHMのガスを排出する(工程(C))。排出部EXUがガスの排出を開始した場合、排出部EXUは、ガス排出信号を検出部DTUに送信する。
検出部DTUは、ガス排出信号を受信した後、排出部EXUで排出されたガス中におけるSiF濃度を検出する(工程(D))。検出部DTUがSiF濃度の検出を開始した場合、検出部DTUは、濃度検出信号を調整部CTUに送信する。濃度検出信号には、検出部DTUが検出したSiF濃度の情報が含まれている。
調整部CTUは、濃度検出信号を受信した場合、濃度検出信号に含まれているSiF濃度の情報を読み出す。調整部CTUは、SiF濃度の情報に応じて、ガス供給条件記憶部GSTに記憶されているガス供給条件データを更新する。ガス供給条件記憶部GSTは、ガス供給条件データが更新された場合は、更新されたガス供給条件データをガス供給部GSUに送信する。そしてガス供給部GSUは、更新されたガス供給条件データに基づいて、アプリケーターAPLに、フッ素含有ガス(例えば、NFガス)を供給する。このようにして、調整部CTUは、検出部DTUで検出されたSiF濃度に応じて、ガス供給部GSUが供給するフッ素含有ガスの流量を変化させる(工程(E))。
以上のクリーニング装置を用いてのクリーニング方法によれば、シリコンと反応しないで成膜室CHMから排出されるフッ素ラジカルを減少させることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態におけるクリーニング方法は、第1の実施形態における工程(A)から工程(E)までの工程に加えて、以下の工程(F)を備える。
工程(F):工程(A)で供給されるフッ素含有ガスの流量が一定の場合におけるフッ素含有ガスの供給が開始されてからの時間tと工程(D)で検出されるSiF濃度Cとの関係を示す関数C(t)を取得する工程
本実施形態における工程(E)では、工程(A)で供給されるフッ素含有ガスの流量は、工程(F)で取得された関数C(t)に応じて変化する。
本実施形態におけるクリーニング方法の詳細について、図6を用いて説明する。図6は、本実施形態におけるクリーニング方法を行うためのクリーニング装置の構成を示すブロック図である。本実施形態におけるクリーニング装置は、第1の実施形態のクリーニング装置が備えていない取得部OTUおよび関数記憶部FSTをさらに備えている。この点につき、本実施形態におけるクリーニング装置は、第1の実施形態におけるクリーニング装置と異なる。
工程(F)に示される処理について説明する。ガス供給部GSUは、ガス供給条件記憶部GSTからのガス供給条件データを受信した場合は、アプリケーターAPLに、一定の流量のフッ素含有ガス(例えば、NFガス)を供給する。ガス供給部GSUがフッ素含有ガスの供給を開始した場合、ガス供給部GSUは、フッ素含有ガスの供給を開始した時刻Tを含む信号を関数記憶部FSTに送信する。関数記憶部FSTは、ガス供給部GSUからの当該信号を記憶する。検出部DTUは、ガス供給部GSUが一定の流量のフッ素含有ガスを供給している間、排出部EXUで排出されたガス中におけるSiF濃度を検出する。検出部DTUは、検出部DTUが検出したSiF濃度を含む信号を関数記憶部FSTに送信する。関数記憶部FSTは、検出部DTUからの当該信号を記憶する。取得部OTUは、関数記憶部FSTから、時刻Tを含む信号および検出部DTUが検出したSiF濃度を含む信号を読み出す。そして取得部OTUは、時刻Tからの時間tと検出部DTUが検出したSiF濃度を関連付けることで、関数C(t)を取得する(工程(F))。その後取得部OTUは、関数C(t)を含む信号を関数記憶部FSTに送信する。関数記憶部FSTは、関数C(t)を含む信号を記憶する。
調整部CTUは、関数記憶部FSTから、関数C(t)を含む信号を読み出す。調整部CTUは、関数C(t)に応じて、ガス供給条件記憶部GSTに記憶されているガス供給条件データを更新する。ガス供給条件記憶部GSTは、ガス供給条件データが更新された場合は、更新されたガス供給条件データをガス供給部GSUに送信する。そしてガス供給部GSUは、更新されたガス供給条件データに基づいて、ガス供給部GSUが供給するフッ素含有ガスの流量を変化させる。
本実施形態におけるクリーニング装置は、製造装置APRに固有の関数C(t)を関数記憶部FSTに予め記憶させていてもよい。この場合は、ガス供給部GSUが製造装置APRに一定の流量のフッ素含有ガスを供給すると、関数C(t)がどのような挙動を示すのかを求める実験を予め行っていてもよい。あるいは、本実施形態におけるクリーニング装置は、時刻Tから所望の時刻までは、一定の流量のフッ素含有ガスを供給しつつ関数C(t)を取得し、所望の時刻以降は、関数C(t)を取得することを止めるとともに、時刻Tから所望の時刻までの関数C(t)に基づいてフッ素含有ガスの流量を変化させてもよい。
次に、関数C(t)について図7を用いて詳細に説明する。図7は、関数C(t)を示すグラフである。図7に示される関数C(t)は、フッ素含有ガスとしてNFガスを用いて以下の条件により求められた関数である。
NFガス流量:一定
成膜室CHM内の圧力:一定(3torr)
関数C(t)の推移は、図8に示されるモデルによって規定づけることができる。図8は、関数C(t)の推移を説明するためのモデルを示す図である。関数C(t)が示すSiF濃度は、図8における成膜室CHM内のSiF濃度Cに該当する。成膜室CHM内のSiはフッ素含有ガスとの反応によってSiFになるため、成膜室CHM内のSi濃度Cは、微小時間dtの間にdC変化する。他方、成膜室CHM内のSiF濃度Cは、微小時間dtの間にdC変化する。変化量dCは、Siの変化によるdCの増加と、濃度Cに応じた排出量−kCdtに基づく。図8に示されるCに関する微分方程式を解くと、濃度Cは式(1)に示されるようになる
Figure 2014154681
式(1)に示される関数は、時間tの増加にしたがって、当初は単調に増加し、その後上に凸になるように減少し、変曲点を経て下に凸になるように減少する。
式(1)から与えられる知見に基づくと、関数C(t)は、図7に示されるように、区分I、区分IIおよび区分IIIの3つの区分に区分することができる。区分Iは、時刻Tから時刻Tまでの区分である。区分IIは、時刻Tから時刻Tまでの区分である。区分IIIは、時刻Tから時刻Tまでの区分である。時刻Tは、フッ素含有ガスの供給が開始される時刻である。時刻Tは、関数C(t)が最大値Cをとる時刻である。時刻Tは、関数C(t)についてC´(t)<0かつC´´(t)=0となる(関数C(t)が単調減少する範囲において変曲点をとる)時刻である。時刻Tは、フッ素含有ガスの供給が終了する時刻である。時刻Tは、T<Tを満たせば特に限定されないが、例えば、関数C(t)が単調に減少している範囲においてSiF濃度が1500ppmとなる(C=1500ppm)時刻としてもよい。なお、工程(F)において取得された関数C(t)について時刻Tを明瞭に特定することができない場合は、得られた関数C(t)を式(1)にフィッティングすることで時刻Tを見積もってもよい。
以上のモデルに基づくと、成膜室CHM内のSi濃度は、指数関数exp(−kt)にしたがって減少する。したがって、フッ素含有ガスが一定の流量で供給されると、シリコンを含む膜と反応しないで排出されるフッ素ラジカルの量は、時間の経過とともに増加すると考えられる。特に区分IIIにおいて、区分IおよびIIと同じ流量のフッ素含有ガスを供給した場合は、相当の量のフッ素ラジカルが、シリコンと反応しないで排出されていることが考えられる。そこで工程(E)では、時刻Tから時刻Tまでの時間帯のフッ素含有ガスの流量の平均値は、時刻Tから時刻Tまでの時間帯のフッ素含有ガスの流量の平均値より小さくしてもよい。時刻Tから時刻Tまでの時間帯のフッ素含有ガスの流量の平均値とは、時刻Tから時刻Tまでの時間帯のフッ素含有ガスの流量の時間積算値を(T−T)で割った値である。時刻Tから時刻Tまでの時間帯のフッ素含有ガスの流量の平均値とは、時刻Tから時刻Tまでの時間帯のフッ素含有ガスの流量の時間積算値を(T−T)で割った値である。
フッ素含有ガスの流量の具体例について、図9を用いて説明する。図9は、時刻Tから時刻Tまでの時間帯のフッ素含有ガスの流量の平均値が、時刻Tから時刻Tまでの時間帯のフッ素含有ガスの流量の平均値より小さい具体例を示す。
フッ素含有ガスは、図9(a)に示されるように供給されてもよい。図9(a)においてフッ素含有ガスの流量は、区分Iから区分IIを経て区分IIIの途中までにおいて一定である。一方フッ素含有ガスの流量は、区分IIIの途中からは、区分IおよびIIにおける流量よりも少ない流量で一定である。
フッ素含有ガスは、図9(b)に示されるように供給されてもよい。図9(b)においてフッ素含有ガスの流量は、区分Iにおいて一定である。フッ素含有ガスの流量は、区分IIから区分IIIの途中までにおいては、区分Iにおける流量よりも少ない流量で一定である。一方フッ素含有ガスの流量は、区分IIIの途中からは、区分IおよびIIにおける流量よりも少ない流量で一定である。
フッ素含有ガスは、図9(c)に示されるように供給されてもよい。図9(c)においてフッ素含有ガスの流量は、区分Iにおいて単調に増加し、区分IIにおいて単調に減少し、区分IIIにおいて単調に減少する。フッ素含有ガスの流量の値は、区分Iから区分IIIまでにかけて、連続している。そして時刻Tにおける流量は、時刻Tにおける流量よりも少ない。
図9(a)から(c)までのいずれの具体例においても、時刻Tから時刻Tまでの時間帯のフッ素含有ガスの流量の平均値は、時刻Tから時刻Tまでの時間帯のフッ素含有ガスの流量の平均値より小さい。フッ素含有ガスの流量がこのように調整されれば、特に時刻Tから時刻Tまでの時間帯の時間帯において、シリコンと反応しないで成膜室CHMから排出されるフッ素ラジカルを減少させることができる。
フッ素含有ガスの流量の他の具体例について、図10を用いて説明する。図10は、フッ素含有ガスの流量(図10の上側)および成膜室CHM内の圧力(図10の下側)の具体例を示す図である。フッ素含有ガスは、図10に示されるように供給されてもよい。図10において時刻Tから時刻Tまでの時間帯は、フッ素含有ガスが連続的に供給される時間帯を含む。一方時刻Tから時刻Tまでの時間帯は、フッ素含有ガスが間欠的に供給される時間帯を含む。これにより、フッ素含有ガスは、図10に示されるように、時刻Tから時刻Tまでの時間帯において、パルス状に供給される。時刻Tから時刻Tまでの時間帯にけるフッ素含有ガスの各パルスの流量は、時刻Tから時刻Tまでの時間帯におけるフッ素含有ガスの流量の平均値と同じでもよい。あるいは、時刻Tから時刻Tまでの時間帯におけるフッ素含有ガスの各パルスの流量は、時刻Tから時刻Tまでの時間帯のフッ素含有ガスの流量の平均値が、時刻Tから時刻Tまでの時間帯のフッ素含有ガスの流量の平均値より小さい限り、時刻Tから時刻Tまでの時間帯におけるフッ素含有ガスの流量の平均値より大きくしてもよい。フッ素含有ガスがこのように供給される場合、時刻Tから時刻Tまでの時間帯において、シリコンと反応しないで成膜室CHMから排出されるフッ素ラジカルが減少する。加えて図10に記載の供給方法では、時刻Tから時刻Tまでの時間帯のフッ素含有ガスの流量の平均値を小さくするために、フッ素含有ガスのパルスの流量を小さくする必要がない。フッ素含有ガスの流量が小さいとフッ素ラジカルが成膜室CHM内の全体に行き渡らないおそれがある。これに対して、フッ素含有ガスのパルスの流量の大きさを上述のように維持することができれば、フッ素ラジカルを成膜室CHM内部の全体に確実に行き渡らせることができる。時刻Tから時刻Tまでの時間帯におけるフッ素含有ガスのパルスの供給は、周期的であってもよいし周期的でなくてもよい。フッ素含有ガスの各パルスの流量は、時刻Tから時刻Tまでの時間帯において、互いに同じでもよいし異なっていてもよい。フッ素含有ガスの各パルスの流量の時間積算値は、時刻Tから時刻Tまでの時間帯において、互いに同じでもよいし異なっていてもよい。フッ素含有ガスの各パルスのオン時間が同一の場合は、フッ素含有ガスの各パルスの流量は、後ろの時間のものほど小さくしてもよい。
成膜室CHMの圧力は、図10に示されるように制御されてもよい。図10において時刻Tから時刻Tまでの時間帯のうちフッ素含有ガスが間欠的に供給される時間帯では、フッ素含有ガスの供給がされている間に成膜室CHMの圧力は高圧(30torr)に変化し、かつ、フッ素含有ガスの供給が停止されている間に成膜室CHMの圧力は低圧(3torr)に変化している。成膜室CHMの圧力は、排出部EXU(例えば、ドライポンプDPおよびバルブVV1)によって制御されてもよい。この場合、排出部EXUは、成膜室CHM内のガスの排出を促進することで成膜室CHM内の圧力を低圧に変化させ、成膜室CHM内のガスの排出を抑制することで成膜室CHM内の圧力を高圧に変化させる。成膜室CHMの圧力が以上のように制御されると、成膜室CHM内のシリコンを含む膜が効率的に除去される。その理由としては、第1に、成膜室CHM内の圧力を上昇させた場合、成膜室CHM内にフッ素ラジカルを停滞させることができるため、フッ素ラジカルとシリコンを含む膜との反応が促進されるからである。第2に、成膜室CHM内の圧力を低下させた場合、成膜室CHM内の残留ガスが排出されるため、成膜室CHMが、次にフッ素含有ガスが供給される際に残留ガスをほとんど含まない状態になるからである。
フッ素含有ガスの流量の他の具体例について、図11を用いて説明する。図11は、フッ素含有ガスの流量(図11の上側)および成膜室CHM内の圧力(図11の下側)他の具体例を示す図である。図11に示される具体例は、時刻Tから時刻Tまでの時間帯のうち時刻T+(T−T)/2から時刻Tまでの時間帯におけるフッ素含有ガスの流量の積算値は、時刻Tから時刻Tまでの時間帯のうち時刻Tから時刻T+(T−T)/2までの時間帯におけるフッ素含有ガスの流量の積算値よりも小さい点を除き、図10に示される具体例と同様である。時刻T+(T−T)/2とは、時刻Tから時刻Tまでの時間帯を前半と後半とに区分する時刻である。成膜室CHM内のSi濃度は、時間の経過につれて減少していることが考えられる。このため、時刻Tから時刻Tまでの時間帯のうち後半の時間帯におけるフッ素含有ガスの流量の積算値は、時刻Tから時刻Tまでの時間帯のうち前半の時間帯におけるフッ素含有ガスの流量の積算値より小さくても、成膜室CHMのクリーニング効果への影響はほとんどないと考えられる。よって図11に示される具体例によれば、図10に示される具体例と比較して、成膜室CHMのクリーニング効果を損なうことなく、シリコンと反応しないで成膜室CHMから排出されるフッ素ラジカルを減少させることができる。フッ素含有ガスの各パルスの流量の時間積算値は、時刻Tから時刻Tまでの時間帯において、互いに同じでもよいし異なっていてもよい。フッ素含有ガスの各パルスの流量の時間積算値が互いに同じ場合は、時刻Tから時刻Tまでの時間帯のうち前半の時間帯におけるフッ素含有ガスの各パルスのオフ時間を、図11に示されるように、時刻Tから時刻Tまでの時間帯のうち後半の時間帯におけるフッ素含有ガスの各パルスのオフ時間よりも短くしてもよい。フッ素含有ガスのパルスの流量の時間積算値が互いに異なる場合は、フッ素含有ガスの各パルスのオフ時間を同一にさせつつ、フッ素含有ガスの各パルスの流量の積算値を、後ろの時間のものほど小さくさせてもよい。成膜室CHMの圧力については、時刻Tから時刻Tまでの時間帯のうちフッ素含有ガスが間欠的に供給される時間帯では、図10に示される具体例と同じように、フッ素含有ガスの供給がされている間に成膜室CHMの圧力は高圧(30torr)に変化し、かつ、フッ素含有ガスの供給が停止されている間に成膜室CHMの圧力は低圧(3torr)に変化している。
フッ素含有ガスの流量の他の具体例について、図12を用いて説明する。図12は、フッ素含有ガスの流量(図12の上側)および成膜室CHM内の圧力(図12の下側)他の具体例を示す図である。図12に示される具体例は、時刻Tから時刻Tまでの時間帯は、フッ素含有ガスが間欠的に供給される時間帯を含む点を除き、図11に示される具体例と同様である。式(1)から与えられる知見に基づくと、時刻Tから時刻Tまでの時間帯では、フッ素ラジカルとシリコンとが成膜室CHM内において非常に高い速度で反応していると考えられる。このように高い速度で反応が進行すると、成膜室内のSiは、生成されるSiFとの化学平衡により、SiFに変化しにくくなると考えられる。このため、時刻Tから時刻Tまでの時間帯においてフッ素含有ガスを連続的に供給しても、一部のフッ素ラジカルはシリコンと反応しないで成膜室CHMから排出されていることが考えられる。以上の考察に基づくと、図12に示される具体例によれば、図11に示される具体例と比較して、時刻Tから時刻Tまでの時間帯において、成膜室CHMのクリーニング効果を損なうことなく、シリコンと反応しないで成膜室CHMから排出されるフッ素ラジカルを減少させることができる。時刻Tから時刻Tまでの時間帯におけるフッ素含有ガスのパルスの供給は、周期的であってもよいし周期的でなくてもよい。フッ素含有ガスの各パルスの流量は、時刻Tから時刻Tまでの時間帯において、互いに同じでもよいし異なっていてもよい。フッ素含有ガスの各パルスの流量の時間積算値は、時刻Tから時刻Tまでの時間帯において、互いに同じでもよいし異なっていてもよい。フッ素含有ガスの各パルスのオン時間が同一の場合は、フッ素含有ガスの各パルスの流量は、後ろの時間のものほど大きくしてもよい。
成膜室CHMの圧力は、図12に示されるように制御されてもよい。図12において時刻Tから時刻Tまでの時間帯のうちフッ素含有ガスが間欠的に供給される時間帯では、フッ素含有ガスの供給がされている間に成膜室CHMの圧力を高圧に変化させ、かつ、フッ素含有ガスの供給が停止されている間に成膜室CHMの圧力を低圧に変化させる。成膜室CHMの圧力は、排出部EXU(例えば、ドライポンプDPおよびバルブVV1)によって制御されてもよい。この場合、排出部EXUは、成膜室CHM内のガスの排出を促進することで成膜室CHM内の圧力を低圧に変化させ、成膜室CHM内のガスの排出を抑制することで成膜室CHM内の圧力を高圧に変化させる。成膜室CHMの圧力が以上のように制御されると、以下の効果が生じる。成膜室CHM内の圧力を上昇させた場合、成膜室CHM内にフッ素ラジカルが停滞することになる。結果、フッ素ラジカルとシリコンを含む膜との反応が促進される。一方成膜室CHM内の圧力を低下させた場合、成膜室CHM内の残留ガスが排出される。このため成膜室CHMを、次にフッ素含有ガスが供給される際に残留ガスをほとんど含まない状態にすることができる。
以上のクリーニング装置を用いてのクリーニング方法によれば、シリコンと反応しないで成膜室CHMから排出されるフッ素ラジカルを減少させることができる。
なお、上記実施の形態によれば、以下の発明が開示されている。
(付記1)
フッ素含有ガスを用いて活性化されたフッ素ラジカルを生成する生成部に、フッ素含有ガスを供給するガス供給部と、
前記生成部から、シリコンを含む膜を形成するために用いられる製造装置の成膜室に、活性化されたフッ素ラジカルを供給するラジカル供給部と、
前記成膜室のガスを排出する排出部と、
前記排出部で排出された前記ガス中におけるSiF濃度を検出する検出部と、
前記ガス供給部が供給する前記フッ素含有ガスの流量を、前記検出部で検出された前記SiF濃度に応じて変化させる調整部と、を備える半導体装置の製造装置のクリーニング装置。
(付記2)
付記1に記載のクリーニング装置であって、
前記ガス供給部が供給する前記フッ素含有ガスの流量が一定の場合における前記フッ素含有ガスの供給が開始されてからの時間tと前記検出部が検出する前記SiF濃度Cとの関係を示す関数C(t)を取得する取得部と、
をさらに備え、
前記ガス供給部は、前記関数C(t)についてC´(t)<0かつC´´(t)=0となる時刻Tから前記フッ素含有ガスの供給が終了する時刻T(T<T)までの時間帯の前記フッ素含有ガスの流量の平均値が、前記フッ素含有ガスの供給が開始される時刻T(T<T)から前記時刻Tまでの時間帯の前記フッ素含有ガスの流量の平均値より小さくなるように前記フッ素含有ガスを供給するクリーニング装置。
(付記3)
付記2に記載のクリーニング装置であって、
前記ガス供給部は、前記時刻Tから前記時刻Tまでの前記時間帯が、前記フッ素含有ガスが間欠的に供給される時間帯を含むように前記フッ素含有ガスを供給するクリーニング装置。
(付記4)
付記2に記載のクリーニング装置であって、
前記ガス供給部は、前記時刻Tから前記時刻Tまでの前記時間帯のうち時刻T+(T−T)/2から前記時刻Tまでの時間帯における前記フッ素含有ガスの流量の積算値が、前記時刻Tから前記時刻Tまでの前記時間帯のうち前記時刻Tから前記時刻T+(T−T)/2までの時間帯における前記フッ素含有ガスの流量の積算値よりも小さくなるように前記フッ素含有ガスを供給するクリーニング装置。
(付記5)
付記3に記載のクリーニング装置であって、
前記排出部は、前記フッ素含有ガスが間欠的に供給される前記時間帯では、前記フッ素含有ガスの供給がされている間に前記成膜室の圧力を高圧に変化させ、かつ、前記フッ素含有ガスの供給が停止されている間に前記成膜室の圧力を低圧に変化させるクリーニング装置。
(付記6)
付記2に記載のクリーニング装置であって、
前記ガス供給部は、前記時刻Tから、前記関数C(t)が最大値をとる時刻T(T<T)までの時間帯が、前記フッ素含有ガスが間欠的に供給される時間帯を含むように前記フッ素含有ガスを供給するクリーニング装置。
(付記7)
付記6に記載のクリーニング装置であって、
前記排出部は、前記フッ素含有ガスが間欠的に供給される前記時間帯では、前記フッ素含有ガスの供給がされている間に前記成膜室の圧力を高圧に変化させ、かつ、前記フッ素含有ガスの供給が停止されている間に前記成膜室の圧力を低圧に変化させるクリーニング装置。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
SD 半導体装置
SUB 基板
EIF 素子分離膜
SDER ソース・ドレインエクステンション領域
SDR ソース・ドレイン領域
GE ゲート電極
GIF ゲート絶縁膜
SW サイドウォール
SL1 シリサイド層
SL2 シリサイド層
IIF 層間絶縁膜
CH コンタクトホール
CP コンタクトプラグ
INC 配線
HM ハードマスク
ARF 反射防止膜
PRF フォトレジスト膜
OP1 開口
OP2 開口
APR 製造装置
CHM 成膜室
DM ドーム
RCH 反応室
ECH 排気室
STG 支持台
CL1 コイル
CL2 コイル
GN1 ガスノズル
GN2 ガスノズル
APL アプリケーター
MGU マイクロ波発生器
GIL ガス導入ライン
CLD ガスボンベ
GCU ガス調整部
HDL ハンドル
SHT シャッター
TMP ターボ分子ポンプ
VV1 バルブ
VV2 バルブ
GL1 ガスライン
GL2 ガスライン
GL3 ガスライン
GL4 ガスライン
GL5 ガスライン
DP ドライポンプ
MSU 測定部
INU 入力部
GST ガス供給条件記憶部
GSU ガス供給部
RSU ラジカル供給部
EXU 排出部
DTU 検出部
CTU 調整部
OTU 取得部
FST 関数記憶部

Claims (14)

  1. フッ素含有ガスを用いて活性化されたフッ素ラジカルを生成する生成部に、フッ素含有ガスを供給する工程と、
    前記生成部から、シリコンを含む膜を形成するために用いられる製造装置の成膜室に、活性化されたフッ素ラジカルを供給する工程と、
    前記成膜室のガスを排出する工程と、
    前記ガスを排出する前記工程で排出された前記ガス中におけるSiF濃度を検出する工程と、
    前記フッ素含有ガスを供給する前記工程で供給される前記フッ素含有ガスの流量を、前記SiF濃度を検出する前記工程で検出された前記SiF濃度に応じて変化させる工程と、を備える半導体装置の製造装置のクリーニング方法。
  2. 請求項1に記載のクリーニング方法であって、
    前記フッ素含有ガスを供給する前記工程で供給される前記フッ素含有ガスの流量が一定の場合における前記フッ素含有ガスの供給が開始されてからの時間tと前記SiF濃度を検出する前記工程で検出される前記SiF濃度Cとの関係を示す関数C(t)を取得する工程と、
    前記フッ素含有ガスを供給する前記工程では、前記関数C(t)についてC´(t)<0かつC´´(t)=0となる時刻Tから前記フッ素含有ガスの供給が終了する時刻T(T<T)までの時間帯の前記フッ素含有ガスの流量の平均値が、前記フッ素含有ガスの供給が開始される時刻T(T<T)から前記時刻Tまでの時間帯の前記フッ素含有ガスの流量の平均値より小さいクリーニング方法。
  3. 請求項2に記載のクリーニング方法であって、
    前記時刻Tから前記時刻Tまでの前記時間帯は、前記フッ素含有ガスが間欠的に供給される時間帯を含むクリーニング方法。
  4. 請求項2に記載のクリーニング方法であって、
    前記時刻Tから前記時刻Tまでの前記時間帯のうち時刻T+(T−T)/2から前記時刻Tまでの時間帯における前記フッ素含有ガスの流量の積算値は、前記時刻Tから前記時刻Tまでの前記時間帯のうち前記時刻Tから前記時刻T+(T−T)/2までの時間帯における前記フッ素含有ガスの流量の積算値よりも小さいクリーニング方法。
  5. 請求項3に記載のクリーニング方法であって、
    前記フッ素含有ガスが間欠的に供給される前記時間帯では、前記フッ素含有ガスの供給がされている間に前記成膜室の圧力を高圧に変化させ、かつ、前記フッ素含有ガスの供給が停止されている間に前記成膜室の圧力を低圧に変化させるクリーニング方法。
  6. 請求項2に記載のクリーニング方法であって、
    前記時刻Tから、前記関数C(t)が最大値をとる時刻T(T<T)までの時間帯は、前記フッ素含有ガスが間欠的に供給される時間帯を含むクリーニング方法。
  7. 請求項6に記載のクリーニング方法であって、
    前記フッ素含有ガスが間欠的に供給される前記時間帯では、前記フッ素含有ガスの供給がされている間に前記成膜室の圧力を高圧に変化させ、かつ、前記フッ素含有ガスの供給が停止されている間に前記成膜室の圧力を低圧に変化させるクリーニング方法。
  8. 基板上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極と、前記基板において、平面視で前記ゲート電極の側方に形成された不純物拡散領域と、を準備する工程と、
    前記ゲート電極および前記不純物拡散領域上に、シリコンを含む層間絶縁膜を形成する工程と、
    フッ素含有ガスを用いて活性化されたフッ素ラジカルを生成する生成部に、フッ素含有ガスを供給する工程と、
    前記生成部から、シリコンを含む膜を形成するために用いられる製造装置の成膜室に、活性化されたフッ素ラジカルを供給する工程と、
    前記成膜室のガスを排出する工程と、
    前記ガスを排出する前記工程で排出された前記ガス中におけるSiF濃度を検出する工程と、
    前記フッ素含有ガスを供給する前記工程で供給される前記フッ素含有ガスの流量を、前記SiF濃度を検出する前記工程で検出された前記SiF濃度に応じて変化させる工程と、を備える半導体装置の製造方法。
  9. 請求項8に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記フッ素含有ガスを供給する前記工程で供給される前記フッ素含有ガスの流量が一定の場合における前記フッ素含有ガスの供給が開始されてからの時間tと前記SiF濃度を検出する前記工程で検出される前記SiF濃度Cとの関係を示す関数C(t)を取得する工程と、
    前記フッ素含有ガスを供給する前記工程では、前記関数C(t)についてC´(t)<0かつC´´(t)=0となる時刻Tから前記フッ素含有ガスの供給が終了する時刻T(T<T)までの時間帯の前記フッ素含有ガスの流量の平均値が、前記フッ素含有ガスの供給が開始される時刻T(T<T)から前記時刻Tまでの時間帯の前記フッ素含有ガスの流量の平均値より小さい半導体装置の製造方法。
  10. 請求項9に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記時刻Tから前記時刻Tまでの前記時間帯は、前記フッ素含有ガスが間欠的に供給される時間帯を含む半導体装置の製造方法。
  11. 請求項9に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記時刻Tから前記時刻Tまでの前記時間帯のうち時刻T+(T−T)/2から前記時刻Tまでの時間帯における前記フッ素含有ガスの流量の積算値は、前記時刻Tから前記時刻Tまでの前記時間帯のうち前記時刻Tから前記時刻T+(T−T)/2までの時間帯における前記フッ素含有ガスの流量の積算値よりも小さい半導体装置の製造方法。
  12. 請求項10に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記フッ素含有ガスが間欠的に供給される前記時間帯では、前記フッ素含有ガスの供給がされている間に前記成膜室の圧力を高圧に変化させ、かつ、前記フッ素含有ガスの供給が停止されている間に前記成膜室の圧力を低圧に変化させる半導体装置の製造方法。
  13. 請求項9に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記時刻Tから、前記関数C(t)が最大値をとる時刻T(T<T)までの時間帯は、前記フッ素含有ガスが間欠的に供給される時間帯を含む半導体装置の製造方法。
  14. 請求項13に記載の半導体装置の製造方法であって、
    前記フッ素含有ガスが間欠的に供給される前記時間帯では、前記フッ素含有ガスの供給がされている間に前記成膜室の圧力を高圧に変化させ、かつ、前記フッ素含有ガスの供給が停止されている間に前記成膜室の圧力を低圧に変化させる半導体装置の製造方法。
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