JP2014144764A - 区画線信頼度判定装置および運転支援制御装置 - Google Patents

区画線信頼度判定装置および運転支援制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】検出された区画線の信頼度を精度良く判定することができる区画線信頼度判定装置を提供すること。
【解決手段】車両が走行している車線を区画する区画線を検出する区画線検出部71と、区画線と車両との横偏差である区画線横偏差を算出する区画線横偏差算出部72と、車両の車速および旋回状態に基づいた慣性航法による車両の現在位置と、車両が走行する道路データ74aとに基づいて慣性横偏差を算出する慣性横偏差算出部75と、区画線横偏差と慣性横偏差との差分と、区画線横偏差誤差および累積増加する慣性横偏差誤差に基づいた許容範囲とを比較して、区画線検出部71により検出された区画線の信頼度を判定する信頼度判定部76と、を備え、差分が許容範囲を超えた場合に、区画線検出部71により検出された区画線の信頼度が低いと判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、検出された車両が走行している車線を区画する区画線の信頼度を判定する区画線信頼度判定装置、運転支援制御装置、区画線信頼度判定方法並びに運転支援制御方法に関するものである。
近年、車両には、運転支援制御としてLKA(Lane Keeping Assist System)が搭載されているものがある。LKAは、車両前方を撮像するカメラにより、車両が走行している車線を区画する区画線、例えば白線や黄色線などを撮像し、撮像された画像に基づいて区画線を検出し、検出された区画線に基づいて車線に対する車両の位置を算出し、算出された車両の位置に基づいて車両を車線から逸脱しないように運転支援制御、特に操舵装置を制御するものである。
LKAにおいては、画像から区画線を精度良く検出することが重要である。そのため、例えば、特許文献1に示すように、レーンマーカーの候補点の誤検出が明らかであれば道路モデルを初期化し車線認識を初めからやり直し、候補点の誤検出が不明であれば候補点の検出結果に連続性があるかを判断し、連続性がなければ道路モデルの更新を中止し今回値ではなく前回値に基づいて車線認識を行う技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2011−043907号公報
ところで、画像から区画線を精度良く検出したとしても、検出された区画線が、実際は車両の走行すべき車線を区画する区画線とは異なる区画線であっても正しい区画線であると判定する虞がある。例えば、高速道路においては、本線に対して車両が出て行く流出路や入ってくる流入路などの分岐路があり、本線に対向する区画線が本線と分岐路との接続部分で消失している。さらに、分岐点で消失した本線に対応する区画線は、分岐路に対応する区画線と接続されている。従って、分岐路に接続する車線を走行している車両においては、LKAが分岐路に対応する区画線を本線に対応する区画線と判定する虞がある。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、検出された区画線の信頼度を精度良く判定することができる区画線信頼度判定装置、運転支援制御装置、区画線信頼度判定方法並びに運転支援制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る区画線信頼度判定装置は、車両が走行している車線を区画する区画線を検出する区画線検出手段と、前記区画線と前記車両との横偏差である区画線横偏差を算出する区画線横偏差算出手段と、前記車両の車速および旋回状態に基づいた慣性航法による車両の現在位置と、前記車両が走行する道路データとに基づいて慣性横偏差を算出する慣性横偏差算出手段と、前記区画線横偏差と前記慣性横偏差との差分と、区画線横偏差誤差および累積増加する慣性横偏差誤差に基づいた許容範囲とを比較して、前記区画線検出手段により検出された前記区画線の信頼度を判定する信頼度判定手段と、を備えることを特徴とする。
また、上記区画線信頼度判定装置において、前記信頼度判定手段は、前記差分が前記許容範囲を超えた場合に、前記区画線検出手段により検出された前記区画線の信頼度が低いと判定することが好ましい。
また、上記区画線信頼度判定装置において、前記信頼度判定手段は、前記差分の走行距離に応じた変化の勾配である差分勾配が、前記許容範囲の最大値の走行距離に応じた変化の勾配である許容範囲勾配を超えた場合に、前記区画線検出手段により検出された前記区画線の信頼度が低いと判定することが好ましい。
また、上記区画線信頼度判定装置において、前記慣性横偏差算出手段は、前記区画線検出手段により検出された前記区画線の信頼度が高いと判定されると、前記区画線横偏差を前記慣性横偏差にセットするとともに、前記許容範囲を更新する更新処理を許容することが好ましい。
また、本発明に係る運転支援制御装置は、上記区画線信頼度判定装置と、前記区画線に基づいて前記車両の運転支援制御を行う運転支援制御手段と、を備え、前記運転支援制御手段は、前記区画線検出手段により検出された前記区画線の信頼度が低いと判定されると、前記区画線に基づいた前記運転支援制御を禁止し、前記慣性航法による車両の現在位置に基づいて前記運転支援制御を行い、前記区画線検出手段により検出された前記区画線の信頼度が高いと判定されると、前記区画線に基づいた前記運転支援制御に復帰することを特徴とする。
また、本発明に係る区画線信頼度判定方法は、車両が走行している車線を区画する区画線を検出する手順と、前記区画線と前記車両との横偏差である区画線横偏差を算出する手順と、前記車両の車速および旋回状態に基づいた慣性航法による車両位置と、前記車両が走行する道路データとに基づいて慣性横偏差を算出する手順と、前記区画線横偏差と前記慣性横偏差との差分と、区画線横偏差誤差および累積増加する慣性横偏差誤差に基づいた許容範囲とを比較して、前記区画線検出手段により検出された前記区画線の信頼度を判定する手順と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る運転支援制御方法は、車両が走行している車線を区画する区画線を検出する手順と、前記区画線と前記車両との横偏差である区画線横偏差を算出する手順と、前記車両の車速および旋回状態に基づいた慣性航法による車両位置と、前記車両が走行する道路データとに基づいて慣性横偏差を算出する手順と、前記区画線横偏差と前記慣性横偏差との差分と、区画線横偏差誤差および累積増加する慣性横偏差誤差に基づいた許容範囲とを比較して、前記区画線検出手段により検出された前記区画線の信頼度を判定する手順と、前記区画線検出手段により検出された前記区画線の信頼度が低いと判定されると、前記区画線に基づいた前記車両の運転支援制御を禁止し、前記慣性航法による車両の現在位置に基づいて前記運転支援制御を行う手順と、前記区画線検出手段により検出された前記区画線の信頼度が高いと判定されると、前記区画線に基づいた前記運転支援制御に復帰する手順と、を含むことを特徴とする。
本発明に係る区画線信頼度判定装置および区画線信頼度判定方法では、検出された区画線に基づいた区画線横偏差と、慣性航法による車両の現在位置と道路データとに基づいた慣性横偏差との差分と、区画線横偏差誤差および慣性横偏差誤差に基づいた許容範囲とを比較して、差分が許容範囲を超えたか否かで、区画線検出手段により検出された区画線の信頼度を判定するので、区画線が車両の走行すべき車線に対向する区画線であるか否かを精度良く認識することができる。これにより、運転支援制御に対して中止・中断を精度良く判定することができる。
また、本発明に係る区画線信頼度判定装置および区画線信頼度判定方法では、区画線の信頼度が低いと判定されると、区画線に基づいた運転支援制御を禁止し、慣性現在位置に基づいて運転支援制御を行い、区画線の信頼度が高いと判定されると、区画線に基づいた運転支援制御に復帰するので、区画線の信頼度が低い場合でも運転支援制御を継続することができる。従って、区画線の信頼度を判定することで、運転支援制御の機会を増やすことができる。
図1は、実施形態1に係る区画線信頼度判定装置を含む運転支援制御装置の概略構成例を示す図である。 図2−1は、実施形態1における車両の走行状態を示す図である。 図2−2は、実施形態1における横偏差Zと走行距離Lとの関係を示す図である。 図2−3は、実施形態1における差分ΔZと走行距離Lと許容範囲PRとの関係を示す図である。 図3−1は、区画線横偏差誤差EZ1と実走行軌跡RLとの関係を示す図である。 図3−2は、慣性横偏差誤差EZ2と実走行軌跡RLとの関係を示す図である。 図3−3は、許容範囲PRを示す図である。 図4は、実施形態1に係る区画線信頼度判定方法のフロー図である。 図5は、実施形態1に係る運転支援制御方法のフロー図である。 図6−1は、実施形態1における運転支援制御中の車両の走行状態を示す図である。 図6−2は、実施形態1における運転支援制御中の横偏差Zと走行距離Lとの関係を示す図である。 図6−3は、実施形態1における運転支援制御中の差分ΔZと走行距離Lと許容範囲PRとの関係を示す図である。 図7は、実施形態2における運転支援制御中の差分ΔZと走行距離Lと許容範囲PRとの関係を示す図である。 図8は、実施形態2に係る区画線信頼度判定方法のフロー図である。 図9は、実施形態3に係る区画線信頼度判定方法のフロー図である。 図10−1は、実施形態3における差分ΔZと走行距離Lと許容範囲PRとの関係を示す図である。 図10−2は、実施形態3における横偏差Zと走行距離Lとの関係を示す図である。 図10−3は、実施形態3における差分ΔZと走行距離Lと許容範囲PRとの関係を示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
図1は、実施形態1に係る区画線信頼度判定装置を含む運転支援制御装置の概略構成例を示す図である。図2−1は、実施形態1における車両の走行状態を示す図である。図2−2は、実施形態1における横偏差Zと走行距離Lとの関係を示す図である。図2−3は、実施形態1における差分ΔZと走行距離Lと許容範囲PRとの関係を示す図である。図3−1は、区画線横偏差誤差EZ1と実走行軌跡RLとの関係を示す図である。図3−2は、慣性横偏差誤差EZ2と実走行軌跡RLとの関係を示す図である。図3−3は、許容範囲PRを示す図である。図1に示すように、運転支援制御装置1の区画線信頼度判定装置2は、図示しない車両CAに搭載されており、前方カメラ3と、車速センサ4と、ヨーレートセンサ5と、GPS(Global Positioning System)6と、運転支援ECU(Electronic Control Unit)7とを含んで構成されている。運転支援制御装置1は、区画線信頼度判定装置2と、前方カメラ3と、車速センサ4と、運転支援制御部77を含む運転支援ECU7と、駆動装置8と、制動装置9と、操舵装置10とを含んで構成されている。運転支援ECU7と、前方カメラ3などの他の機器、装置とは、例えばCAN通信システムに代表される通信システムにより電気的に接続されている。
前方カメラ3は、車両CAが走行する車両前方を撮像する例えばCCDカメラであり、車両CAが走行する車線である走行車線および走行車線と他の車線あるいは道路以外とを区画する区画線を含んだ画像を撮像するものである。ここで、区画線は、道路に設けられた白線、黄色線などの通常の区画線のみならず、ガードレールや反射板など、車線を区画することができる対象物も含まれる。前方カメラ3により撮像された区画線を含む画像は、運転支援ECU7に入力される。前方カメラ3は、通常、図示しない車内のフロントウィンドを挟んで車両前方を撮像できる位置に設けられているが、車外の例えばフロントグリル、フロントバンパー、サイドミラーなどに設けられていてもよい。
車速センサ4は、車速検出手段であり、車両CAの速度である車速V〔km/h〕を検出するものであり、検出された車速Vが運転支援ECU7に入力される。車速センサ4は、例えば図示しないデファレンシャルギヤやアウトプットシャフトなどの動力源(例えば、エンジン、モータなど)が発生した動力を駆動輪(例えば、前輪FT)に伝達する動力伝達経路上の回転体に設けられており、回転体の回転速度に基づいて車速Vを検出する。なお、車速検出手段は、各車輪に設けられた車輪速センサであってもよく、この場合、各車輪速センサにより検出された車輪速に基づいて車速Vを検出することとなる。また、車速検出手段は、GPS6でもよく、この場合後述する測位現在位置の変化に基づいて車速Vを検出することとなる。
ヨーレートセンサ5は、車両旋回状態検出手段であり、車両CAのヨーレートR〔°/sec〕、すなわち車両CAの旋回状態を検出する例えばジャイロセンサであり、検出されたヨーレートRが運転支援ECU7に入力される。車両旋回状態検出手段は、ジャイロセンサに限定されるものではなく、車両CAの方位角速度を検出することができる角速度センサであればよい。また、車両旋回状態検出手段は、車輪速センサでもよく、この場合検出された車輪速の差に基づいてヨーレートRを検出することとなる。
GPS6は、車両位置検出手段であり、車両CAの現在位置である測位現在位置を取得するものであり、取得された測位現在位置が運転支援ECU7に入力される。
運転支援ECU7は、制御手段であり、前方カメラ3により検出された区画線の信頼度を判定するものであるとともに、区画線に基づいて車両CAの運転支援制御、本実施形態では、区画線に基づいて車両CAを車両CAの走行すべき車線から逸脱することを抑制するLKAを実施するものである。運転支援ECU7は、区画線検出部71と、区画線横偏差算出部72と、慣性航法部73と、道路データ74aが格納されている記憶部74と、慣性横偏差算出部75と、信頼度判定部76と、運転支援制御部77としての機能を少なくとも有している。運転支援ECU7のハード構成は、主に演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)、プログラムや情報を格納するメモリ(SRAMなどのRAM、EEPROMなどのROM(Read Only Memory))、入出力インターフェースなどから構成され、既知の車両CAに搭載されるECUと同様であるため、詳細な説明は省略する。また、運転支援ECU7は、車両CAに搭載されたエンジンやモータなどの車両CAに駆動力あるいは制動力を作用させる駆動装置8、油圧ブレーキ装置などの車両CAに制動力を作用させる制動装置9、EPS(Electric Power Steering)などの操舵装置10、図示しないアクセルペダルセンサ、ブレーキペダルセンサなどと電気的に接続されており、各装置8〜10の制御や、各装置8〜10およびセンサから車両CAの走行状態や運転者の車両CAの走行要求を情報として取得する。また、運転支援ECU7は、運転者の区画線に基づいた運転支援制御、本実施形態では、LKAの使用意志を検出する使用意志検出手段(例えば、車内に設けられたスイッチ、レバーなど)と電気的に接続されており、使用意志検出手段により運転者の使用意志ありと判定されると、運転支援制御を行う。
区画線検出部71は、区画線検出手段であり、区画線を前方カメラ3により撮像された画像から検出するものである。区画線検出部71による区画線の検出は、すでに公知の検出方法により行えばよく、例えば、画像を水平方向に順次走査し、走査ラインごとに輝度に基づいたエッジ検出を行い、検出されたエッジに基づいて画像から区画線を検出する。ここで、前方カメラ3により撮像された画像には、車両CAの走行すべき車線を区画する区画線、それ以外の車線を区画する区画線、あるいは流入路や流出路などの分岐路を区画する区画線が含まれる。また、車両CAが走行する車線を区画する区画線は、高速道路や主要幹線道路では、平行に2つ存在する。そこで、区画線検出部71は、車両CAの左右において最も近接した区画線を検出し、検出された区画線が2つ存在する場合は一方、本実施形態では、車両CAが走行する車線を区画する2つの区画線のうち、通常、分岐路が接続されている左側の区画線を検出する。区画線検出部71は、例えば、図2−1に示すように、車両CAが高速道路の最も左側の車線LMを走行している場合は、車線LMの左側の区画線である白線WLMを検出する。
区画線横偏差算出部72は、区画線横偏差算出手段であり、区画線と車両CAとの横偏差である区画線横偏差Z1〔m〕を算出するものである。区画線横偏差算出部72は、図1に示すように、区画線検出部71により検出された区画線の画像における位置と、車両CAに対する前方カメラ3の車両幅方向における取付位置および前方カメラ3の水平方向に対する俯角などの画像における区画線の位置を実際の車両CAに対する区画線の位置に補正するための情報とに基づいて、車両幅方向において撮像された画像に基づいた車両CAに対する区画線の位置を区画線横偏差Z1として算出する。区画線横偏差算出部72は、例えば、図2−1に示すように、車両CAが高速道路の最も左側の車線である車線LMを走行している場合は、車線LMの左側の区画線である白線WLMと車両CAとの区画線横偏差Z1を算出する。なお、区画線横偏差Z1は、車両CAと区画線とが離れる方向をプラスの値、近づく方向をマイナス値とする。
慣性航法部73は、車両CAの車速Vおよび旋回状態に基づいて車両CAの現在位置である慣性現在位置を算出するものである。慣性航法部73は、車速センサ4により取得された車速Vと、ヨーレートセンサ5により検出されたヨーレートRとの積分により、起点Oに対する相対現在位置を慣性現在位置として算出するものである。ここで、起点Oは、本実施形態では、GPS6により取得された測位現在位置に対応する後述する境界線の位置に、測位現在位置を取得した際における区画線横偏差Z1を加えたものである。なお、車両CAが複数の車線のいずれかを走行している場合は、起点Oは、上記境界線の位置に区画線横偏差Z1を加え、さらに走行している車線が最も外側の車線から何車線目かに応じて車線幅を加える。何車線目か否かは、上述の前方カメラ3により撮像された画像やGPS6により取得された測位現在位置に基づいて行われる。また、慣性航法部73は、測位現在位置と、道路データ74aとに基づいて、車両CAが走行する車線のうち、分岐路の手前に起点Oを設定する。例えば、図2−1に示すように、車線LMのうち流出路LSの手前において取得された測位現在位置に基づいて起点Oを設定する。
記憶部74は、道路データ74aを格納するものである。道路データ74aは、車両CAが走行できる車線の区画線に相当する境界線のデータを含むものであり、GPS6により取得される測位現在位置と関連付けがなされているものである。ここで、境界線は、実際に道路に設けられている区画線とは異なり、車線に対応する区画線の位置と同位置の線であり、かつ車線に沿って常に連続した線である。従って、車線が分岐路と接続される部分には、通常区画線は存在しないが、境界線としてはそのような区画線が欠落している部分において存在する。例えば、図2−1に示すように、車両CAが高速道路の最も左側の車線LMを走行している場合は、白線WLMが流出路LSにより消失していても、その部分においては白線WLMに相当する境界線RDが存在することとなる。なお、道路データ74aは、通常、予め記憶部74に格納されているものであるが、車両CAに搭載されている図示しない通信手段によりセンターからの更新情報に基づいて随時更新されてもよい。
慣性横偏差算出部75は、慣性横偏差算出手段であり、慣性航法による車両CAの現在位置、すなわち慣性現在位置と、道路データ74aとに基づいて慣性航法における横偏差である慣性横偏差Z2〔m〕を算出するものである。慣性横偏差算出部75は、図1に示すように、車線幅方向において、慣性現在位置に基づいた車両CAに対する境界線の位置を慣性横偏差Z2として算出する。なお、慣性横偏差Z2は、車両CAと境界線データとが離れる方向をプラスの値、近づく方向をマイナス値とする。
信頼度判定部76は、信頼度判定手段であり、区画線横偏差Z1と慣性横偏差Z2との差分ΔZと、許容範囲PRとを比較して、区画線検出部71により検出された区画線の信頼度を判定するものである。信頼度判定部76は、区画線横偏差Z1と慣性横偏差Z2との差分ΔZを算出し、算出された差分ΔZが許容範囲PR内であると検出された区画線の信頼度が高く、差分ΔZが許容範囲PR外である検出された区画線の信頼度が低いと判定する。なお、差分ΔZは、本実施形態では、区画線横偏差Z1を基準とする慣性横偏差Z2の変化であり、車両CAと区画線(境界線)とが離れる方向の変化をプラスの値、近づく方向の変化をマイナス値とする。
ここで、差分ΔZは、横偏差Zの誤差EZで変化するものである。横偏差Zの誤差EZは、区画線横偏差Z1および慣性横偏差Z2にそれぞれ異なって発生する。
区画線横偏差Z1の誤差である区画線横偏差誤差EZ1は、図3−1に示すように、車両CAの実走行軌跡RLに対して左右に一定量で発生する。区画線横偏差Z1は、前方カメラ3により撮像された画像に基づいて区画線検出部71により検出された区画線を用いていて、逐次算出されるためであり、車両CAの走行距離Lに関わりなく車両CAの実走行軌跡RLに対して左右一定の範囲で発生する。
慣性横偏差Z2の誤差である慣性横偏差誤差EZ2は、図3−2に示すように、起点Oにおける初期ヨー角誤差に基づいて発生する。慣性横偏差Z2は上述のように車速VとヨーレートRの積分により算出されるため、慣性横偏差誤差EZ2は累積される。慣性横偏差誤差EZ2は、車両CAの走行距離Lに応じて増加する。ここで、初期ヨー角誤差は、車両CAの起点Oにおける向きであり、慣性現在位置に基づいた車両CAの推定走行軌跡ILが起点Oを基準に、車両CAの実走行軌跡RLに対して初期ヨー角誤差分傾くことになる。ここで、ヨーレートRについては、初期ヨー角誤差のみならず、ヨーレートセンサ5に基づいた誤差が発生するが、車両CAの停車中などにおいて0点補正、すなわち車両CAが停車中であることを条件に、ヨーレートセンサ5が検出したヨーレートRを0とすることで、ヨーレートセンサ5に起因する慣性横偏差誤差EZ2を極力小さくすることができる。また、車速Vについても様々な方法で、補正できることが知られている。
また、許容範囲PRは、区画線横偏差誤差EZ1および慣性横偏差誤差EZ2に基づいたものである。許容範囲PRは、区画線横偏差誤差EZ1の最大値と起点Oからの走行距離Lに応じた慣性横偏差誤差EZ2の最大値と合計した値に基づいて設定される。許容範囲PRは、本実施形態では、図3−3に示すように、プラス方向(区画線横偏差Z1に対して慣性横偏差Z2が大きい場合)の区画線横偏差誤差EZ1の最大値と慣性横偏差誤差EZ2の最大値の合計値から、0を挟んでマイナス方向(区画線横偏差Z1に対して慣性横偏差Z2が小さい場合)の区画線横偏差誤差EZ1の最大値と慣性横偏差誤差EZ2の最大値の合計値までの範囲である。区画線横偏差Z1および慣性横偏差Z2に誤差がないとすると、起点Oにおける区画線横偏差Z1および慣性横偏差Z2は同じ値となり、差分ΔZは0となる。ただし、起点Oにおいても、プラスマイナス両方向の区画線横偏差誤差EZ1をすでに含んでいる。車両CAが起点Oから走行すると、走行距離Lが増加し、差分ΔZに対する許容範囲PRが増加することになる。ここで、通常、区画線と境界線とは一致しているので、区画線横偏差Z1および慣性横偏差Z2は、区画線横偏差誤差EZ1および慣性横偏差誤差EZ2をそれぞれ除けば一致しているので、区画線横偏差誤差EZ1および慣性横偏差誤差EZ2を含む差分ΔZは、許容範囲PRを超えることはない。なお、許容範囲PRは、差分ΔZと比較するごとに算出しても良いし、予め走行距離Lとの関係に基づいたマップを記憶部74に格納しておき、差分ΔZと比較する際にマップを用いるようにしても良い。
運転支援制御部77は、少なくとも区画線に基づいてLKAを実施するものである。運転支援制御部77は、区画線検出部71により検出された区画線と車両CAとの位置関係、車速センサ4により取得された車速Vと、ヨーレートセンサ5により検出されたヨーレートRと、操舵装置10の状態(例えば操舵角、操舵トルクなど)とに基づいて、すでに公知の算出方法により、車両CAが区画線に対して一定の間隔で走行することができるように、操舵装置10の制御値(例えば、アシストトルク)を算出し、算出された制御値に基づいて、少なくとも操舵装置10を制御するものである。また、運転支援制御部77は、上記区画線検出部71により検出された区画線と車両CAとの位置関係を算出された慣性横偏差Z2に置き換えることで、慣性横偏差Z2に基づいてもLKAを実施することができる。
ここで、差分ΔZは、車両CAが車線を走行している際に、運転支援制御を行うことで変化する場合がある。本実施形態では、この変化に基づいて区画線の信頼性を判定する。例えば、運転支援制御部77によってLKAが実施されており、図2−1に示すように、流出路LSと接続されている車線LMを車両CAが走行している場合は、流出路LSの手前においては白線WLMに対して一定の間隔で車両CAが走行することとなる。車線LMのうち流出路LSとの接続部分では、車線LMに対応する白線WLMは消失しているが、白線WLMが流出路LSに対応する白線WLSと連続することで、1つの白線となっている場合がある。従って、車両CAが走行を続け、車線LMのうち流出路LSとの接続部分に差し掛かると、運転支援制御部77は、白線WLSを車線LMに対応する白線WLMとして検出し、車両CAが車線LMから流出路LSに向かって旋回するおそれがある。区画線横偏差Z1は、車両CAが車線LMを走行し、その後流出路LSに流入しても、図2−2に示すように、運転支援制御部77によってLKAが実施されているため変化しない(区画線横偏差誤差EZ1による変化を除く)。一方、慣性横偏差Z2は、図2−1に示すように、慣性航法において流出路LSの手前に設定されている起点Oから車両CAが流出路LSに向けて旋回を開始するa点までは、実走行軌跡RLに対して推定走行軌跡ILは慣性横偏差誤差EZ2分変化する。起点Oからa点までの差分ΔZは、図2−2に示すように、慣性横偏差誤差EZ2が支配的であり、図2−3に示すように、許容範囲PRを超えることはない。さらに、慣性横偏差Z2は、図2−1に示すように、a点から車両CAが流出路LSに近づきはじめると、車両CAが境界線RDに近づいて行くので小さくなり、図2−2に示すように、差分ΔZがプラスからマイナスに転じる。そして、図2−1に示すように、車両CAがb点まで到達すると、図2−3に示すように、許容範囲PRを超える。従って、LKAが本来の車両CAの走行すべき車線の区画線(白線WLM)と異なる区画線(白線WLS)に基づいて行われることで、差分Δが変化し、許容範囲PRを超える場合がある。
次に、実施形態1に係る区画線信頼度判定装置2による区画線信頼度判定方法について説明する。図4は、実施形態1に係る区画線信頼度判定方法のフロー図である。ここで、運転支援ECU7は、予め設定された制御周期毎に区画線信頼度判定方法を繰り返し実行するものである。
まず、運転支援ECU7の区画線横偏差算出部72は、区画線横偏差Z1を算出する(ステップST11)。ここでは、区画線横偏差算出部72は、区画線検出部71により検出された区画線の車両CAに対する位置を区画線横偏差Z1として算出する。
次に、慣性航法部73は、慣性航法を実施する(ステップST12)。ここでは、慣性航法部73は、設定された起点Oに対する慣性現在位置を算出する。なお、起点Oが設定されていない場合は、起点Oを設定した後、慣性現在位置を算出する。
次に、慣性横偏差算出部75は、道路データ74aを読み出す(ステップST13)。ここでは、慣性横偏差算出部75は、起点Oに基づいて、車両CAが走行している車線に対応する境界線RDのデータを読み出す。
次に、慣性横偏差算出部75は、慣性横偏差Z2を算出する(ステップST14)。ここでは、慣性横偏差算出部75は、慣性現在位置と、道路データ74aの境界線RDとに基づいて慣性横偏差Z2を算出する。
次に、信頼度判定部76は、横偏差の差分ΔZを算出する(ステップST15)。ここでは、信頼度判定部76は、区画線横偏差Z1を基準とする慣性横偏差Z2の変化を差分ΔZとして算出する。
次に、信頼度判定部76は、F=1であるか否かを判定する(ステップST16)。ここで、Fとは、区画線の信頼度に対応したフラグであり、区画線の信頼度が高い場合に1とし、低い場合に0とする。
次に、信頼度判定部76は、F=1であると判定する(ステップST16肯定)と、差分ΔZが許容範囲PR外であるか否かを判定する(ステップST17)。ここでは、信頼度判定部76は、区画線の信頼度が高いと判定した場合に、差分ΔZが許容範囲PR外、例えば運転支援制御を行うことで差分ΔZが変化することで、許容範囲PRを超えるか否かを判定する。
次に、信頼度判定部76は、差分ΔZが許容範囲PR外であると判定する(ステップST17肯定)と、区画線の信頼度が低いと判定する(ステップST18)。ここでは、信頼度判定部76は、差分ΔZが変化することで許容範囲PRを超えた場合に、区画線検出部71により検出された区画線が、本来車両CAの走行すべき車線に対応する区画線ではないと判定し、フラグをリセット(F=0)とする。
また、信頼度判定部76は、差分ΔZが許容範囲PR外でないと判定する(ステップST17否定)と、現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。つまり、信頼度判定部76は、差分ΔZが変化しても許容範囲PRを超えていない場合に、区画線の信頼度が高いままと判定し、フラグを立てた状態を維持(F=1)する。
また、信頼度判定部76は、F=0であると判定する(ステップST16否定)と、差分ΔZが許容範囲PR内であるか否かを判定する(ステップST19)。ここでは、信頼度判定部76は、区画線の信頼度が低いと判定した場合に、差分ΔZが許容範囲PR内、例えば差分ΔZが小さくなるように運転支援制御を行うことで、許容範囲PRに収まったか否かを判定する。
次に、信頼度判定部76は、差分ΔZが許容範囲PR内であると判定する(ステップST19肯定)と、区画線の信頼度が高いと判定する(ステップST20)。ここでは、信頼度判定部76は、差分ΔZが変化することで許容範囲PRを収まった場合に、区画線検出部71により検出された区画線が、本来車両CAの走行すべき車線に対応する区画線であると判定し、フラグを立てる(F=1)とする。
また、信頼度判定部76は、差分ΔZが許容範囲PR外であると判定する(ステップST19否定)と、現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。つまり、信頼度判定部76は、差分ΔZが変化しても許容範囲PRを超えている場合に、区画線の信頼度が低いままと判定し、フラグを立てない状態を維持(F=0)する。
以上のように、本実施形態に係る区画線信頼度判定装置2では、検出された区画線に基づいた区画線横偏差Z1と、起点Oからの慣性航法と道路データ74aとから車両CAの走行すべき車線における慣性横偏差Z2との差分ΔZと、区画線横偏差誤差EZ1および慣性横偏差誤差EZ2に基づいた許容範囲PRとを比較して、差分ΔZが許容範囲PRを超えた場合に、区画線検出部71により検出された区画線の信頼度、すなわち車両CAの走行すべき車線に対向する区画線である可能性が低いと判定する。ここで、検出された区画線の信頼性を向上する目的で、車線の左右に存在する区画線を正しく検出できた場合にのみ運転支援制御を行う技術も提案されている。このような、複数の区画線を用いて区画線の信頼性を向上することも可能であるが、一方の区画線を正しく検出できても、他方の区画線を誤検出すると運転支援制御を中断あるいは停止することとなるので、運転支援制御の機会を減少させる虞がある。しかしながら、本実施形態に係る区画線信頼度判定装置2では、車両CAの走行すべき車線に対応していない区画線を検出した場合に、その区画線が、車両CAの走行すべき車線に対応する区画線でないこと、すなわち区画線検出の異常を精度良く認識することができる。これにより、運転支援制御の中止・中断を精度良く判定することができる。また、車両CAが走行する車線に対応する区画線が1つあれば、区画線の信頼度の判定を行うことができるので、運転支援制御の機会を増やすことができる。
なお、本実施形態に係る区画線信頼度判定装置2では、運転支援制御が行われている場合において、区画線の信頼度を判定することについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、車両CAがナビゲーションシステムを搭載しており、目的地までの走行軌跡が算出されて、運転者が走行軌跡に基づいて車両CAを走行させている場合に、運転者の操舵装置10に対する操作によって、走行軌跡において車両CAの走行すべき車線から逸脱すると、差分ΔZが変化する可能性がある。このような場合においても、区画線の信頼度を判定し、区画線の信頼度が低いと判定した場合に、図示しない報知手段により運転者に走行軌跡から逸脱したことを報知するようにしても良い。
次に、本実施形態に係る区画線信頼度判定装置2の区画線の判定結果を用いた運転支援制御装置1による運転支援制御方法について説明する。図5は、実施形態1に係る運転支援制御方法のフロー図である。ここで、運転支援ECU7は、予め設定された制御周期毎に運転支援制御方法を繰り返し実行するものである。
まず、運転支援制御部77は、LKAを実施していることを前提として、F=1であるか否かを判定する(ステップST21)。ここでは、運転支援制御部77は、区画線の信頼度が高いか否かを判定する。
次に、運転支援制御部77は、F=1であると判定する(ステップST21肯定)と、区画線に基づいて運転支援制御を実施する(ステップST22)。ここでは、運転支援制御部77は、区画線の信頼度が高いと判定されることで、検出された区画線が車両CAの走行すべき車線に対応する区画線であるので、検出された区画線に基づいてLKAを実施する。
また、運転支援制御部77は、F=0であると判定する(ステップST21否定)と、慣性現在位置に基づいて運転支援制御を実施する(ステップST23)。ここで、区画線の信頼度が低いと判定されることで、検出された区画線が車両CAの走行すべき車線に対応する区画線でないため、検出された区画線に基づいてLKAを実施すると、車両CAが本来走行すべき車線から逸脱する可能性がある。従って、運転支援制御部77は、検出された区画線に基づいたLKAのかわりに慣性現在位置に基づいたLKAを実施する。なお、慣性現在位置に基づいて運転支援制御は、F=1であると判定(ステップST21肯定)されるまで継続され、F=1であると判定(ステップST21肯定)されると、区画線に基づいた運転支援制御の実施に復帰する。
例えば、図6−1に示すように、流出路LSと接続されている車線LMを車両CAが走行している場合は、起点Oからa点までは、検出された白線WLMに基づいてLKAが実施されているので、車両CAが走行すべき車線LMを逸脱することはない。a点以降は、白線WLMとは異なる流出路LSの白線WLSが検出されることとなり、検出された白線WLSに基づいてLKAが実施されることで、b点において差分ΔZが許容範囲PRを超えると、検出された白線WLSに基づいたLKAから慣性現在位置に基づいたLKAに切り替わる。慣性現在位置に基づいたLKAを実施することで、起点Oにおける車両CAに対する境界線RDの位置関係、例えば慣性横偏差Z2と、起点Oあるいはb点において車両CAに対する境界線RDの慣性横偏差Z2とが異なっている。従って、運転支援制御部77は、b点から流出路LSに向かっていた車両CAを走行すべき車線LMを走行させるために、b点において境界線RDに対して接近した車両CAを境界線RDに対して一定の間隔(例えば、起点Oにおける車両CAに対する境界線RDの位置関係)に戻すように、LKAを実施する。これにより、図6−2に示すように、慣性横偏差Z2は、起点Oにおける区画線横偏差Z1に接近するように走行距離Lに応じて変化し、c点において車両CAが境界線RDに対して一定の間隔となると、それを維持する。一方、区画線横偏差Z1は、慣性現在位置に基づいたLKAの実施により、車両CAが白線WLSからさらに離れるため、走行距離Lに応じて増加する。従って、流出路LSの先に形成されている車線LMに対応する白線WLMを区画線検出部71が検出できるd点までは、車両CAが境界線RDに対して一定の間隔を維持しても、図6−3に示すように、差分ΔZは許容範囲PRを超えた状態を維持する。d点に到達すると、区画線検出部71が車線LMに対応する白線WLMを再び検出するため、図6−2に示すように、区画線横偏差Z1と慣性横偏差Z2とが近似する。その結果、図6−3に示すように、差分ΔZが許容範囲PR内となり、慣性現在位置に基づいたLKAから検出された白線WLMに基づいたLKAに切り替わる。
以上のように、本実施形態に係る運転支援制御部77では、区画線の信頼度が低いと判定されると、区画線に基づいた運転支援制御を禁止し、慣性現在位置に基づいて運転支援制御を行い、区画線の信頼度が高いと判定されると、区画線に基づいた運転支援制御に復帰するので、区画線の信頼度が低い場合でも運転支援制御を継続することができる。従って、区画線の信頼度を判定することで、運転支援制御の機会を増やすことができる。
〔実施形態2〕
次に、実施形態2に係る区画線信頼度判定装置について説明する。実施形態2に係る区画線信頼度判定装置の基本的構成は、実施形態1に係る区画線信頼度判定装置2と同様であるので、構成の説明は省略する。実施形態2に係る区画線信頼度判定装置は、差分ΔZが許容範囲PRを超えるか否かで区画線の信頼度を判定するかわりに、差分勾配Kに基づいて区画線の信頼度を判定するものである。図7は、実施形態2における運転支援制御中の差分ΔZと走行距離Lと許容範囲PRとの関係を示す図である。
差分勾配Kは、差分ΔZの走行距離Lに応じた変化の勾配、すなわち単位時間当たりの差分ΔZの変化量(変化率)をいい、図7に示すように、差分軌跡ΔZLの傾きである。上述のように、区画線横偏差誤差EZ1は走行距離Lに応じて累積しないので、差分勾配Kは、区画線検出部71が車両CAの走行すべき車線に対向する区画線を検出している状態、すなわち正常な状態では、慣性横偏差誤差EZ2の走行距離Lに応じた累積による変化量と同等である。慣性横偏差誤差EZ2の累積による変化量は一定であるため、慣性横偏差誤差EZ2の最大値の累積による変化量も一定である。つまり、走行距離Lに応じた許容範囲PRのプラス方向およびマイナス方向の最大値の変化量である許容範囲勾配PRKmaxは、慣性横偏差誤差EZ2の最大値での累積による変化量である。ここで、区画線検出部71が車両CAの走行すべき車線に対向する区画線と異なる区画線を検出し、検出された区画線に基づいてLKAが実施されている場合では、差分勾配Kが慣性横偏差Z2の変化量の影響を受け、許容範囲勾配PRKmaxを超えることがある。
次に、実施形態2に係る区画線信頼度判定装置による区画線信頼度判定方法について説明する。図8は、実施形態2に係る区画線信頼度判定方法のフロー図である。なお、実施形態2に係る区画線信頼度判定方法の基本的手順は、上記実施形態1に係る区画線信頼度判定方法と同様であるので、手順によっては説明を省略あるいは簡略化する。
まず、区画線横偏差算出部72は区画線横偏差Z1を算出し(ステップST31)、慣性航法部73は、慣性航法を実施し(ステップST32)、道路データ74aを読み出し(ステップST33)、慣性横偏差Z2を算出し(ステップST34)、信頼度判定部76は横偏差の差分ΔZを算出する(ステップST35)。
次に、信頼度判定部76は、差分ΔZの差分勾配Kを算出する(ステップST36)。ここでは、信頼度判定部76は、差分ΔZの単位時間あたりの変化量を差分勾配Kとして算出する(K=dΔZ/dt)。
次に、信頼度判定部76は、F=1であるか否かを判定(ステップST37)し、F=1であると判定する(ステップST37肯定)と、差分勾配Kが許容範囲勾配PRKmaxを超えるか否かを判定する(ステップST38)。ここでは、信頼度判定部76は、区画線の信頼度が高いと判定した場合に、差分勾配Kが許容範囲勾配PRKmaxを超える、例えば運転支援制御を行うことで差分勾配Kが誤差EZのみの差分勾配Kを超えて変化することで、許容範囲勾配PRKmaxを超えるか否かを判定する。
次に、信頼度判定部76は、差分勾配Kが許容範囲勾配PRKmaxを超えていると判定する(ステップST38肯定)と、区画線の信頼度が低いと判定する(ステップST39)。ここでは、信頼度判定部76は、差分ΔZが変化することで変化した差分勾配Kが許容範囲勾配PRKmaxを超えた場合に、区画線検出部71により検出された区画線が、本来車両CAの走行すべき車線に対応する区画線ではないと判定し、フラグをリセット(F=0)とする。
また、信頼度判定部76は、差分勾配Kが許容範囲勾配PRKmaxを超えていないと判定する(ステップST38否定)と、現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。つまり、信頼度判定部76は、差分ΔZが変化することで変化した差分勾配Kが許容範囲勾配PRKmaxを超えていない場合に、区画線の信頼度が高いままと判定し、フラグを立てた状態を維持(F=1)する。
また、信頼度判定部76は、F=0であると判定する(ステップST37否定)と、差分ΔZが許容範囲PR内であるか否かを判定し(ステップST40)、差分ΔZが許容範囲PR内であると判定する(ステップST40肯定)と区画線の信頼度が高いと判定し(ステップST41)、差分ΔZが許容範囲PR外であると判定する(ステップST40否定)と、現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。
以上のように、本実施形態に係る区画線信頼度判定装置では、差分勾配Kと、許容範囲勾配PRKmaxとに基づいて区画線の信頼度を判定するので、差分ΔZが許容範囲PR内であっても、差分勾配Kが許容範囲勾配PRKmaxを超えると、区画線の信頼度が低いと判定することができる。従って、上記実施形態1と同様の効果を奏するとともに、実施形態1における区画線の信頼度の判定よりも早い段階で、検出された区画線が車両CAの走行すべき車線に対向する区画線でないことを判定することができる。これにより、区画線検出の異常をさらに精度良く認識することができ、信頼度の高い運転支援制御を実施することができる。なお、本実施形態に係る区画線信頼度判定装置は、実施形態1と同様に、運転支援制御装置1における運転支援制御の切り替えに用いることができる。
〔実施形態3〕
次に、実施形態3に係る区画線信頼度判定装置について説明する。実施形態3に係る区画線信頼度判定装置の基本的構成は、実施形態1,2に係る区画線信頼度判定装置2と同様であるので、構成の説明は省略する。実施形態3に係る区画線信頼度判定装置は、区画線の信頼度が高い場合に、慣性横偏差Z2に区画線横偏差Z1をセットするとともに、許容範囲PRの更新を行うものである。図9は、実施形態3に係る区画線信頼度判定方法のフロー図である。図10−1は、実施形態3における差分ΔZと走行距離Lと許容範囲PRとの関係を示す図である。図10−2は、実施形態3における横偏差Zと走行距離Lとの関係を示す図である。図10−3は、実施形態3における差分ΔZと走行距離Lと許容範囲PRとの関係を示す図である。
図10−1に示すように、許容範囲PRは、起点Oからの走行距離Lに応じて増加していくものである。従って、起点Oから走行距離Lが伸びるほど、差分ΔZが許容範囲PRを超えるのに時間がかかるため、検出された区画線が車両CAの走行すべき車線に対応する区画線と異なってから、区画線の信頼度が低いと判定されるまでのタイミングが遅くなる虞がある。そこで、区画線の信頼度が高い、本実施形態では、差分ΔZが許容範囲PR内であり、差分勾配Kが許容範囲勾配PRKmax以下であり、かつ起点Oから所定の走行距離L1を走行している場合(同図に示す斜線部分)に、慣性横偏差Z2をリセットすることで、許容範囲PRの更新を行う。
次に、実施形態3に係る区画線信頼度判定装置による区画線信頼度判定方法について説明する。なお、実施形態3に係る区画線信頼度判定方法の基本的手順は、上記実施形態1,2に係る区画線信頼度判定方法と同様であるので、手順によっては説明を省略あるいは簡略化する。
まず、区画線横偏差算出部72は区画線横偏差Z1を算出し(ステップST50)、慣性航法部73は、慣性航法を実施し(ステップST51)、道路データ74aを読み出し(ステップST52)、慣性横偏差Z2を算出し(ステップST53)、信頼度判定部76は横偏差の差分ΔZを算出し(ステップST54)、差分ΔZの差分勾配Kを算出する(ステップST55)。
次に、信頼度判定部76は、許容範囲勾配PRKmaxが差分勾配Kを超えるか否かを判定する(ステップST56)。ここでは、信頼度判定部76は、区画線の信頼度が高いと判定される条件の1つである差分勾配Kと許容範囲勾配PRKmaxとの関係を満たしているか否かを判定する。
次に、信頼度判定部76は、許容範囲勾配PRKmaxが差分勾配Kを超えると判定する(ステップST56肯定)と、差分ΔZが許容範囲PR内であるか否かを判定する(ステップST57)。ここでは、信頼度判定部76は、区画線の信頼度が高いと判定される条件の1つである差分ΔZと許容範囲PRとの関係を満たしているか否かを判定する。なお、信頼度判定部76は、差分勾配Kが許容範囲勾配PRKmaxを超えると判定する(ステップST56否定)と、現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。つまり、信頼度判定部76は、検出された区画線の信頼度が低いので、許容範囲PRの更新を行わない。
次に、信頼度判定部76は、差分ΔZが許容範囲PR内であると判定する(ステップST57肯定)と、車両CAが所定の走行距離L1を走行しているか否かを判定する(ステップST58)。ここで、所定の走行距離L1は、例えば、許容範囲勾配PRKmaxなどに基づいて設定されるものであり、例えば、数m〜数百m程度であるが、区画線検出の異常判定の精度と許容範囲PRの更新頻度とを両立できる値が好ましい。なお、信頼度判定部76は、差分ΔZが許容範囲PR外であると判定する(ステップST57否定)と、現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。つまり、信頼度判定部76は、検出された区画線の信頼度が低いので、許容範囲PRの更新を行わない。
次に、信頼度判定部76は、車両CAが所定の走行距離L1を走行していると判定する(ステップST58肯定)と、慣性横偏差Z2に区画線横偏差Z1をセットする(ステップST59)。ここでは、信頼度判定部76は、許容範囲PRの更新の条件をすべて満たすと、図10−2に示すように、慣性横偏差Z2を区画線横偏差Z1とする(Z2=Z1)ことで、差分ΔZを0にリセットし、起点Oを新たに設定する。なお、同図に示すように、許容範囲PRの更新の条件をすべて満たす場合は、所定の走行距離L1ごとに起点Oが更新されるとともに、差分ΔZが0となる。なお、信頼度判定部76は、車両CAが所定の走行距離L1を走行していないと判定する(ステップST58否定)と、現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。つまり、信頼度判定部76は、許容範囲PRの更新が頻繁となることを抑制するために、車両CAが起点Oから所定の走行距離L1だけ走行していない場合は許容範囲PRの更新を行わない。
次に、信頼度判定部76は、図9に示すように、許容範囲PRを更新する(ステップST60)。ここでは、信頼度判定部76は、許容範囲PRの更新の条件をすべて満たすと、図10−3に示すように、許容範囲PRの更新、すなわち新しい起点Oに基づいて許容範囲PRを設定する。
以上のように、本実施形態に係る区画線信頼度判定装置では、区画線の信頼度が高く、起点Oから所定の走行距離L1を走行していると、慣性横偏差Z2に区画線横偏差Z1をセットしつつ、許容範囲PRの更新を行うので、検出された区画線が車両CAの走行すべき車線に対応する区画線と異なってから、区画線の信頼度が低いと判定されるまでのタイミングが遅くなることを抑制することができる。これにより、区画線検出の異常をさらに精度良く認識することができ、信頼度の高い運転支援制御を実施することができる。
また、上記実施形態1〜3における各構成要素は、適宜組み合わせることができ、本発明は実施形態1〜3に限定されるものではない。
1 運転支援制御装置
2 区画線信頼度判定装置
3 前方カメラ
4 車速センサ
5 ヨーレートセンサ
6 GPS
7 運転支援ECU
71 区画線検出部
72 区画線横偏差算出部
73 慣性航法部
74 記憶部
74a 道路データ
75 慣性横偏差算出部
76 信頼度判定部
77 運転支援制御部
8 駆動装置
9 制動装置
10 操舵装置
CA 車両
EZ1 区画線横偏差誤差
EZ2 慣性横偏差誤差
IL 推定走行軌跡
K 差分勾配
L 走行距離
LM 車線
LS 流出路(分岐路)
O 起点
PR 許容範囲
PRKmax 許容範囲勾配
RD 境界線
RL 実走行軌跡
WLM 白線(車線)
WLS 白線(流出路)
Z1 区画線横偏差
Z2 慣性横偏差
ΔZ 差分
ΔZL 差分軌跡

Claims (7)

  1. 車両が走行している車線を区画する区画線を検出する区画線検出手段と、
    前記区画線と前記車両との横偏差である区画線横偏差を算出する区画線横偏差算出手段と、
    前記車両の車速および旋回状態に基づいた慣性航法による車両の現在位置と、前記車両が走行する道路データとに基づいて慣性横偏差を算出する慣性横偏差算出手段と、
    前記区画線横偏差と前記慣性横偏差との差分と、区画線横偏差誤差および累積増加する慣性横偏差誤差に基づいた許容範囲とを比較して、前記区画線検出手段により検出された前記区画線の信頼度を判定する信頼度判定手段と、
    を備えることを特徴とする区画線信頼度判定装置。
  2. 請求項1に記載の区画線信頼度判定装置において、
    前記信頼度判定手段は、前記差分が前記許容範囲を超えた場合に、前記区画線検出手段により検出された前記区画線の信頼度が低いと判定する区画線信頼度判定装置。
  3. 請求項1に記載の区画線信頼度判定装置において、
    前記信頼度判定手段は、前記差分の走行距離に応じた変化の勾配である差分勾配が、前記許容範囲の最大値の走行距離に応じた変化の勾配である許容範囲勾配を超えた場合に、前記区画線検出手段により検出された前記区画線の信頼度が低いと判定する区画線信頼度判定装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の区画線信頼度判定装置において、
    前記慣性横偏差算出手段は、前記区画線検出手段により検出された前記区画線の信頼度が高いと判定されると、前記区画線横偏差を前記慣性横偏差にセットするとともに、前記許容範囲を更新する更新処理を許容する区画線信頼度判定装置。
  5. 前記請求項1〜4のいずれか1項に記載の区画線信頼度判定装置と、
    前記区画線に基づいて前記車両の運転支援制御を行う運転支援制御手段と、
    を備え、
    前記運転支援制御手段は、
    前記区画線検出手段により検出された前記区画線の信頼度が低いと判定されると、前記区画線に基づいた前記運転支援制御を禁止し、前記慣性航法による車両の現在位置に基づいて前記運転支援制御を行い、
    前記区画線検出手段により検出された前記区画線の信頼度が高いと判定されると、前記区画線に基づいた前記運転支援制御に復帰する運転支援制御装置。
  6. 車両が走行している車線を区画する区画線を検出する手順と、
    前記区画線と前記車両との横偏差である区画線横偏差を算出する手順と、
    前記車両の車速および旋回状態に基づいた慣性航法による車両位置と、前記車両が走行する道路データとに基づいて慣性横偏差を算出する手順と、
    前記区画線横偏差と前記慣性横偏差との差分と、区画線横偏差誤差および累積増加する慣性横偏差誤差に基づいた許容範囲とを比較して、前記区画線検出手段により検出された前記区画線の信頼度を判定する手順と、
    を含むことを特徴とする区画線信頼度判定方法。
  7. 車両が走行している車線を区画する区画線を検出する手順と、
    前記区画線と前記車両との横偏差である区画線横偏差を算出する手順と、
    前記車両の車速および旋回状態に基づいた慣性航法による車両位置と、前記車両が走行する道路データとに基づいて慣性横偏差を算出する手順と、
    前記区画線横偏差と前記慣性横偏差との差分と、区画線横偏差誤差および累積増加する慣性横偏差誤差に基づいた許容範囲とを比較して、前記区画線検出手段により検出された前記区画線の信頼度を判定する手順と、
    前記区画線検出手段により検出された前記区画線の信頼度が低いと判定されると、前記区画線に基づいた前記車両の運転支援制御を禁止し、前記慣性航法による車両の現在位置に基づいて前記運転支援制御を行う手順と、
    前記区画線検出手段により検出された前記区画線の信頼度が高いと判定されると、前記区画線に基づいた前記運転支援制御に復帰する手順と、
    を含むことを特徴とする運転支援制御方法。
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