JP2014142185A - 車載装置、端末装置、ナビゲーションシステム - Google Patents

車載装置、端末装置、ナビゲーションシステム Download PDF

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Abstract

【課題】携帯装置で利用されるナビアプリの種別に依存することなく、停車時でも安定した位置及び方位を表示できるナビゲーション装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】車載装置10は、車載GPS受信機11と車両の状態を判定する状態判定部16と、GPSデータを記憶するための記憶領域13を備えた構成であり、車両が移動中と判定される場合は、GPSデータを記憶領域に記憶しておき、車両が停車と判断される場合は、記憶領域から停車直前の位置や方位を取得し、車両が停車中は常に同一の位置や方位の情報を端末装置20のナビアプリ部24に送ることで、端末装置20のナビゲーションアプリの処理内容に依存することなく、停車中でも安定した位置及び方位を表示することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は車両に搭載された車載装置と利用者によって携帯される端末装置によって構成されるナビゲーションシステムに関するものである。
従来のナビゲーションシステムとして、スマートフォンを代表とする携帯型の端末装置に搭載されるGPS受信機を用いたナビゲーションアプリを用いたものが知られている。一般的には、端末に搭載されるGPS受信機からの位置及び速度の情報をネットワークを介して取得した地図上に表示するというものである。また、ナビゲーションアプリは様々な種類が存在し、利用者が自由にインストールして利用されるという形態となっている。従来のナビゲーションシステムに関連して、車載用GPS測位機能による測位結果および携帯用GPS測位機能による測位結果を用いて車両の走行時における測位精度を向上させる測位システムおよび車載装置が開示されている(例えば特許文献1参照)。
特開2009−122079号公報
しかしながら、従来のナビゲーション装置においては、停車時においてGPS方位が計算できないという原理的な問題から、ナビゲーション装置において表示する方位が安定しないという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、停車時の表示上の方位を安定させることのできるナビゲーションシステム、車載装置、端末装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、車両に搭載された車載装置と、前記車載装置との間でデータ通信を行う端末装置とを備え、前記車載装置は、GPS衛星からの情報を受信して自位置および方位を示す情報であるGPSデータを算出する車載GPS受信機を備え、前記端末装置は、GPS衛星からの情報を受信して自位置および方位を示す情報であるGPSデータを算出する端末GPS受信機と、GPSデータに基づいて現在位置を表示する表示部とを備え、前記端末装置は、前記車載装置と前記端末装置とが通信中の場合に、前記車載GPS受信機で取得したGPSデータに基づいて現在位置を表示するという構成を有する。
本発明によれば、停車していることで、GPS方位精度や位置精度が悪化した場合でも、安定した方位及び位置を表示することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1におけるナビゲーション装置のブロック図 本発明の実施の形態1における車載GPS管理部の説明図であって、(a)は車両が走行している場合のデータの流れを示す図、(b)は車両が停車している場合のデータの流れを示す図 本発明の実施の形態1におけるナビゲーション装置の動作説明のためのフロー図 本発明の実施の形態2におけるナビゲーション装置の動作説明のためのフロー図
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1におけるナビゲーションシステムについて図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態1におけるナビゲーションシステム1の構成図である。図1において、ナビゲーションシステム1は、車両に搭載される車載装置10と利用者が携帯して利用する端末装置20とからなり、これら2つの装置はそれぞれ、GPS(Global Positioning System)衛星からの信号を利用して、位置や速度、方位、日時等の情報を含むGPSデータを処理することができる構成を備える。
車載装置10は車載GPS受信機11と車載GPS受信機11から出力される位置データを管理する車載GPS管理部12と、過去の車載GPS受信機11から出力されたデータを保持し、車載GPS管理部12に管理される記憶領域13と、GPSデータを端末装置20へ送るための車載通信管理部14と、車両の車輪の回転等を検出する車速パルス検出部15と、車両の移動及び停車を判断する状態判定部16を有するものである。
また、端末装置20は、端末GPS受信機21と、車載装置10から送られるGPSデータを受信する端末通信管理部23と、端末GPS受信機21から送られるGPSデータと端末通信管理部23から取得するGPSデータとのうち、どちらを使用するか管理する端末通信管理部23と、端末GPS管理部22から送られるGPSデータを用いて現在位置の特定から目的地の検索や案内を行うナビアプリ部24と、ナビアプリ部24の内容を表示する表示部25からなるものである。ただし、表示部25は、端末装置20と一体型に設けられている必要は無い。
以上のように構成されたナビゲーション装置について、以下にその処理動作を説明する。
車載装置10に搭載される車載GPS受信機11および端末装置20に搭載される端末GPS受信機21は、GPS衛星から送られる信号を受信して位置及び速度を決定するものである。
両GPS受信機においては、現在位置を計算するために、まずは、GPS衛星の衛星位置をGPS衛星から送られる軌道情報から算出する。
次にGPS衛星からGPS受信機までの伝播距離を計算し、GPS衛星の位置を中心として、伝播距離を半径とする球の方程式を考え、複数のGPS衛星について同様の方程式を決定して、その連立方程式を解くことにより、現時位置が確定するものである。
またGPS受信機は自機の速度を算出するために、まずはGPS衛星の速度を衛星から送られる軌道情報から算出する。
次にGPS受信機が検出したキャリア周波数に含まれる周波数成分からドップラーシフト周波数を求め、GPS衛星とGPS受信機との間の相対速度を算出する。算出したGPS衛星と受信機との相対速度から衛星の移動速度を減算することで、各GPS衛星方向の
GPS受信機の速度を算出することができる。各座標方向への速度を未知数として、この速度を示す関係式を、複数のGPS衛星について求めて、連立方程式を解くことで、GPS受信機の速度を確定することができる。また算出した速度の各座標方向の速度成分を用いて、GPS受信機の絶対方位を求めることができる。
ただし、換言すると、絶対方位は各座標方向の速度成分を用いることで求められることになるため、停止時(停車時)においては、絶対方位の情報は不安定になる。
端末装置20は、上記のようにGPS受信機の位置及び速度、方位を端末GPS受信機21で計算するものであり、その結果を端末GPS管理部22に送る。
一般的な動作としては、その取得したGPSデータをナビアプリ部24に送ることで、ナビアプリ部24では正しく位置や方位を表示することができる。
一方、端末装置20が車両に持ち込まれた場合は、車載装置10と端末通信管理部23とが通信を行うことが可能である。
車載通信管理部14および端末通信管理部23は、単に車載装置10と端末装置20間の通信を確立するというものであり、例えばBluetooth(登録商標)の通信規格に基づいても良いし、無線LANや有線接続による通信でも構わない。
なお、車載装置10と端末装置20との間で通信が確立されているか否かは、車載GPS管理部12および端末GPS管理部22が逐次検出動作を行っている。
車載通信管理部14と端末通信管理部23は、車載装置10及び端末装置20の様々な情報を交換するが、その中の1つの情報として車載GPS受信機11のGPSデータが含まれるものである。
ところで、車載GPS受信機11と端末GPS受信機21は、基本的にGPS衛星から信号を受信して、位置や速度、方位を算出する機能は変わりないが、その特性に違いがある。
例えば、車載GPS受信機11は、屋外の道路上を走行することが想定されされ、またアンテナもある程度最適な場所に設置されることが期待されることから、それほどの受信感度は必要とされない。
しかしながら、端末装置20に搭載される場合は、ビル内等の受信環境が悪い場合も考えられ、アンテナも小さなチップアンテナが使用されたりするため、受信感度が非常に重要となり、車載GPS受信機よりも比較的高めに感度が設定されるものが多い。
一般的には、GPS受信機の感度を変更するためには、内部回路の一部である相関器の積分時間を長くする等の手法が用いられるものである。ただし、積分時間を長くして感度を向上すると、衛星走査時間が遅くなったり、反射波の影響を強く受けたりなどの問題も発生する。
そのため、車載器用途のGPS受信機と端末装置用途のGPS受信機とでは用途の特徴を考慮して性能面で異なるのが一般的である。
したがって、「感度」という観点で両者を比較した場合、車載用途のGPS受信機は端末装置用途のGPS受信機よりも衛星走査時間を短縮でき、反射波の影響を受けにくいと
いう有利な点がある。
また、両GPS受信機は電源供給を必要とするが、ユーザが携帯して(持ち運んで)利用する端末装置は一般的に小型の充電池を搭載しているに過ぎないため、極力消費電力を低減する必要がある。したがって、端末装置用途のGPS受信機では、単位時間あたりの測位処理回数も低減せざるを得ないという特徴がある。
これに対して、車載用途のGPS受信機は、供給電源は車載のバッテリが一般的であり、端末用途のGPS受信機よりも比較的大容量の電源に接続可能となり、単位時間当たりの測位処理回数を増やすことも端末用途のものと比較して容易である。
したがって、単位時間当たりの測位精度という観点で両者を比較した場合、車載用途のGPS受信機は端末装置用途のGPS受信機よりも測位を頻繁に行うことができるため、精度も向上するという有利な点がある。
端末装置20が車両に搭載されて使用される場合、車載用途で使用されると考えられるので、車載装置10に搭載されている車載GPS受信機11が出力するGPSデータをナビアプリ部24で使用した方が、基本的な性能は改善するものと考えられる。
そのため本実施の形態において、端末GPS管理部22では、端末装置20が車に持ち込まれて、車載装置10と通信が確立して、車載装置10からGPSデータを取得していると判断できる場合は、端末GPS受信機21で取得したGPSデータの代わりに、車載GPS受信機11で取得したGPSデータをナビアプリ部24の入力データとする。
ナビアプリ部24は、現在位置の地図上への表示から、目的地の検索や探索、目的地までの案内等を実施するアプリケーションである。スマートフォンを代表とする端末装置20においては、様々なナビゲーションアプリを利用者が自由にインストールして利用できるものであり、本発明においては特定のナビゲーションアプリを想定しているわけではない。
一般的なナビゲーションアプリは、端末装置20に搭載された端末GPS受信機21のGPSデータを入力として動作するものである。
本発明においては、前述したように車載装置10と接続されている場合は、車載GPS受信機11のGPSデータを端末GPS管理部22が受け取り、ナビアプリ部24への入力とする。
使用されるナビアプリ部24は、様々なアプリケーションが想定され、徒歩で使用することも想定したものや自転車や自動車での利用を想定したもの等、様々な種類が想定される。
例えば、自動車での利用を想定した場合は、車両は道路上を通ることが想定されるので、道路データに自車位置を合わせこむマップマッチング技術が一般的に利用される。このような技術により、例えばGPSデータに多少の誤差が発生した場合でも、表示上は影響を抑えることが可能である。
ただし、利用者が端末装置20のナビゲーションアプリを車載装置10で利用するとは限らないので、必ずしもマップマッチングによる、誤差の影響を低減できるとは限らない。
またナビゲーションアプリが、徒歩や自転車での利用を想定している場合は、端末装置20が道路上以外にも存在する可能性があり、車載向けのアプリケーションと同じようなマップマッチング技術を利用することできず、GPSデータの誤差の影響を押さえ込むことは難しい。
更に、車載装置10での利用を考えると、利用者は運転している状況が想定されるものであり、安全上の理由からも表示を注視することは困難であり、視認性を高めるためにも、表示される自車位置や方位の安定性が非常に重要となる。
本発明は、この様な車載環境での利用状況が想定される中、特にGPS受信機から送られるGPSデータの方位や位置精度が悪化してしまう停車中において、ナビアプリ部24の精度を改善することを目的としており、次に車載装置10の動作を詳しく説明する。
車載装置10は、GPS衛星からの信号を受信することで、位置や方位の情報(GPSデータ)を取得する車載GPS受信機11を搭載しており、車載GPS受信機11からのGPSデータは、車載GPS管理部12で取得するものである。
車速パルス検出部15は、一般的には車両の車軸の回転を検出して発生するパルス情報を検出する機能で、車両が停止している場合はパルスは発生せず、移動速度に比例してパルスの発生周期が短くなるものである。
状態判定部16は、車速パルス検出部15の出力を常に監視しており、車両が停車中なのか移動中なのかを判断するものである。
また、状態判定部16の判定で使用できる車両情報として、パーキングブレーキの情報が想定される。パーキングブレーキが有効となっている場合は、停車していると考えられるため、パーキングブレーキが有効な場合は停車中であると判定してもよい。
車載GPS管理部12は、状態判定部16から移動中または停車中の判断結果を受け取り、その状態によって車載GPS受信機11からGPSデータを取得した際の処理が変わるものである。
なお、車載装置10がマップマッチングの機能を備えている場合、記憶領域13に道路データ(地図データ)を記憶しておき、当該記憶された地図情報と車速パルス検出部15から得られる情報とを利用して車載GPS管理部12が必要な演算処理を行う。
図2は、本実施の形態における車載GPS管理部12が実行する処理の一つの概要を説明するための図である。
車両が移動中であると判定されている場合は、車載GPS受信機11から出力されたGPSデータを車載通信管理部14に送るとともに、記憶領域13に記憶する(図2(a))。既述したが車載GPS受信機11が出力する方位や位置精度は、端末GPS受信機21よりも精度が良いものと想定される。
当然のことながら、絶対的な方位精度や位置精度は周囲の建物等の影響を受けるものであるが、同じような受信環境においては、停車中と移動中では移動中の方が精度が良いと考えられる。
また記憶領域13に移動時の車載GPS受信機11からのGPS情報を常に記憶しておくことで、停車時には、停車直前の位置や方位等のGPSデータ記録されていることにな
る。
停車中と判定されている場合は、まず記憶領域13から停車直前のGPS情報を読み出し、位置や方位に関するGPS情報を取得する。
次に車載GPS受信機11から取得したGPSデータの位置および方位に関する内容を、記憶領域13から読み出した過去の位置及び方位に置き換える(図2(b))。
更に、停車中であることから速度に関する内容を、“0”に置き換えることもできる。ただし、位置及び速度、方位以外の情報に関しては、内容を変更することはしない。
このように、本実施の形態のナビゲーションシステム1は、GPSデータの内容を置き換えたデータを車載通信管理部14を介して、端末装置20に送るものである。
既に説明したが、端末装置20においては、端末通信管理部23が車載装置10と通信可能な場合は、端末GPS管理部22では車載装置10から取得したGPSデータをナビアプリ部24に入力する。
つまり、車載装置10で停車中と判断される場合は、記憶領域13で記憶した停車直前の位置や方位の同一の情報が継続してGPSデータとしてナビアプリ部24への入力となる。その結果、ナビアプリ部24では、停車中は同一の方位及び位置のGPSデータを取得することになり、ナビアプリ部24の処理内容に依存することなく、表示部25で表示する自車の方位や位置の情報は車載装置10にて処理された情報に基づいたものとなり、安定するものとなる。
また車両が移動開始した場合は、車載GPS受信機11から出力されるGPSデータがナビアプリ部24へ入力されることとなり、そのデータを用いてナビアプリ部24は自車位置の表示を更新することとなる。
このような構成にすることにより、車両が停車中と判断される場合、車載GPS受信機11の方位や位置の精度が悪化した場合でも、停車直前の同一の方位および現在位置を連続して端末装置20に送る事となるため、端末装置20のナビアプリ部24に依存することなく、停車中でも安定した自車位置および方位が決定することが期待される。
図3は本発明の実施の形態1における車載装置10における車載GPS管理部12のフローチャートである。
車載GPS管理部12は、車載GPS受信機11からGPSデータを取得する(S101)。GPSデータには、位置や速度、方位、日時等の情報が一般的には含まれており、そのフォーマットとして代表的な例は、NMEA(National Marine Electronics Association)-0183と呼ばれるテキスト形式の内容である。
ナビアプリ部24のGPSデータの入力形式としても、NMEA−0183が使用されるのが一般的である。
次に車載GPS管理部12は、状態判定部16から状態判定結果として、移動中なのか、停車中なのかを取得する(S102)。移動中と停車中で以降の処理が異なるので、移動中か停車中かを判定する(S103)。
移動中と判定される場合(S103、Yes)、S101で取得したGPSデータを記憶領域13へ保存する。
このときは、取得したGPSデータの中から、利用する方位や位置のデータだけを記憶
しても良いし、例えば前述したNMEA−0183で示すような全てのGPSデータを記憶しておいても良い。また必要となるのは、最新のデータのみであるので、記憶領域13に同じ領域に上書き保存して構わない。
停車中と判定される場合(S103、No)、その記憶領域13から保存したGPS情報を読み出す(S105)。読み出すデータとしては、位置及び方位に関する情報であり、停車直前に保存したデータとなる。
次に車載GPS受信機11から取得したGPSデータの位置及び方位が格納されている領域について、S105で読み出した記憶領域13に格納された位置及び方位のデータで更新し、あらたなGPSデータを作成する(S106)。
移動中においても停車中においても、最終的にはGPSデータは車載通信管理部14に送られ、端末装置20に送られる(S107)。
次に、端末GPS管理部22の処理手順を説明する。端末GPS管理部22では、車載装置10と通信が接続されているかどうかを常に監視するものである(S201)。
車載装置10と端末装置20が接続されている場合(S201、Yes)は、端末通信管理部23を介して車載装置10からGPSデータを取得する(S202)。
ステップS202において取得したGPSデータは、そのままナビアプリ部24に送られ、ナビアプリ部24は車載GPSデータを用いて動作することとなる(S203)。
車載装置10と端末装置20が接続されていない場合(S201、No)は、端末GPS受信機21からGPSデータを取得する(S204)。
端末GPS受信機21から取得したGPSデータをそのままナビアプリ部24に送られ、ナビアプリ部24は端末GPSデータを用いて動作することとなる(S205)。
このような処理にすることで、端末装置20が車両に持ち込まれて車載装置10と接続した場合、車載装置10に搭載されたGPSデータを用いることになる。
更に、車両が停車していると判断される場合には、そのGPSデータは同一の内容が送られてくるものであり、GPS受信機の特性として停車時の位置や方位の不安定な状況でも、安定した位置を表示部25に表示することが可能となるものである。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2におけるナビゲーション装置について図面を参照しながら説明する。なお、基本的な構成は(実施の形態1)と同じであり、説明は省略する。
車載装置10に搭載される車載GPS受信機11が位置や速度、方位を算出するためには、既に説明したように衛星の位置を中心とした球の連立方程式を立てるために衛星の正確な位置を計算する必要がある。
衛星の正確な位置を算出するためには、衛星からの信号を受信して、詳細な軌道情報(Ephemeris)を取得する必要がある。詳細軌道情報を取得するためには、見晴らしの良い環境で30秒程度連続して衛星からの信号を受信する必要がある。
また取得した詳細軌道情報は有効期限があり、一般的には2時間から4時間で無効となってしまう。従って、長時間駐車場に停止した場合などにおいては、詳細軌道情報は無効
となり電源投入直後には、再度衛星を受信して詳細軌道情報を再取得する必要がある。
そのため、電源投入後から詳細軌道情報を再取得するまでの時間は、車載GPS受信機11で有効なGPSデータを計算できない可能性がある。
端末装置20のナビアプリ部24においては、有効なGPSデータが必要であり、車載GPS受信機11で有効な位置を検出するまでの間は、現在位置の特定ができないため、目的地までの経路探索なども困難となる。
このような、車載装置10の電源投入直後に測位ができない場合でも、車両が停止していると判断できる場合は、更に有効なGPSデータとして、記憶領域13で保存したGPSデータを最新のGPSデータに置き換えて端末装置20に送ることで、端末装置20のナビアプリ部24は、現在位置を特定することが可能となる。
図4は、実施の形態2における車載装置10搭載にされる車載GPS管理部12の処理におけるフローチャートである。
車載GPS受信機11からGPSデータを取得(S301)し、状態判定部16から移動中か停車中かの車両の状態を取得(S303)し、移動中(S303、Yes)においては記憶領域13へGPS情報を保存するという処理は実施の形態1と同一となる。
停車中(S303、No)の場合において、記憶領域から停車直前のGPS情報を読み出し(S305)、車載GPS受信機11から取得したGPSデータをGPS情報で更新する(S306)も実施の形態1と同一となる。
車載GPS受信機11から取得したGPSデータが、電源投入直後などの測位計算ができない場合(S307、Yes)においては、測位の有効無効を示す領域を測位有効と変更する(S308)。
その結果、GPSデータを更新した位置や方位のデータを、ナビアプリ部24で有効なデータと判断されて利用されることで、電源投入直後でも位置や方位を表示することが可能となるものである。
以上説明したとおり、本発明のナビゲーションシステムは、車速パルスなどの車両の情報を用いて、GPS受信機が出力するGPSデータの内容を管理したデータを端末装置のナビゲーションアプリに渡す構成を備える。
特に、車載装置が状態判定部において停車していると判定される場合には、車載GPS管理部において、記憶領域から読み出した過去のGPS位置及び方位の情報を読み出して、車載GPS受信機から取得したGPSデータの位置及び方位を置き換えた内容をGPSデータとして、車載通信管理部を介して端末装置へ送り、端末装置では、端末GPS管理部が、端末通信管理部から取得したGPSデータを端末GPS受信機からのGPSデータの代わりに、ナビアプリ部の入力とする。
これにより、停車時には周辺の建物等からの信号の反射の影響を受けやすいため精度が悪化しやすいということに起因する、ナビゲーションシステムにおいて表示する位置が安定しないという不都合を解消することができる。
また、従来技術においては、車両の停車時はGPS衛星が出力する方位の情報が、0〜360度までの様々な値を示す情報となるため、その方位を利用して自車の進行方向を地図上に表示すると、本来の進行方向とは異なる方位がランダムに表示されてしまっていた
り、GPS受信機が算出する位置が周辺のビルなどの影響によって誤差を持つことにより、車両が停車しているにもかかわらず、自車位置が一定範囲内を移動しているように表示されてしまっていたが、上述の構成によりこれらを防ぐことができる。
本発明のナビゲーション装置は、車両が停車している際の位置及び方位の安定性を向上するものであり、ナビゲーション装置として有用である。
1 ナビゲーションシステム
10 車載装置
11 車載GPS受信機
12 車載GPS管理部
13 記憶領域
14 車載通信管理部
15 車速パルス検出部
16 状態判定部
20 端末装置
21 端末GPS受信機
22 端末GPS管理部
23 端末通信管理部
24 ナビアプリ部
25 表示部

Claims (9)

  1. 車両に搭載され、利用者が携帯する端末装置と自装置との間でデータの通信を行う車載装置であって、
    GPS衛星からの情報を受信して自位置および方位を示す情報であるGPSデータを算出する車載GPS受信機を備え、
    前記車載装置と前記端末装置とが通信中の場合に、前記車載GPS受信機で取得したGPSデータを前記端末装置に送信する車載装置。
  2. 前記車載GPS受信機が算出したGPSデータを管理する車載GPS管理部と、前記GPSデータを前記端末装置へ送信する車載通信管理部とを備え、
    前記車載GPS管理部は、前記車載通信管理部が前記端末装置との間で通信が確立していることを検出した場合に前記車載GPS受信機で取得した前記GPSデータを前記端末装置に送信する請求項1記載の車載装置。
  3. 前記車両が移動中であるか停車中であるかを判断する状態判定部と、前記車載GPS受信機から出力されたGPSデータを記憶する記憶領域とを備え、
    前記車載GPS管理部は、前記状態判定部が前記車両は移動中であると判断した場合は前記車載GPS受信機から出力されたGPSデータを前記記憶領域に記憶し、前記状態判定部が前記車両は停車動中であると判断した場合は、前記記憶領域に記憶したGPSデータを前記端末装置へ送信させる請求項2記載の車載装置。
  4. 前記車載GPS管理部は、前記車載装置の電源投入直後に前記車載GPS受信機から前記車載GPS管理部へ送られるGPSデータが無効の場合に、該GPSデータを無効から有効として変更する請求項3記載の車載装置。
  5. 車両に搭載されGPSデータを算出する車載GPS受信機を備えた車載装置と自装置との間でデータの通信を行う端末装置であって、
    前記車載装置と前記端末装置とが通信中の場合に、前記車載GPS受信機で取得した前記GPSデータに基づいて自位置および方位を表示する端末装置。
  6. 前記車載装置から送信されるGPSデータを受信する端末通信管理部と、前記端末通信管理部が受信したGPSデータを管理する端末GPS管理部と、前記端末GPS管理部から該GPSデータを受信し現在位置を特定する処理を行うナビアプリ部と、前記ナビアプリ部で行われた処理結果を表示する表示部とを備え、
    前記端末GPS管理部は、前記端末通信管理部が前記車載装置との間で通信が確立していることを検出した場合に前記車載GPS受信機で取得したGPSデータを前記ナビアプリ部へ送信し、前記ナビアプリ部が行った処理結果を前記表示部に表示させる請求項5記載の端末装置。
  7. 車両に搭載された車載装置と、前記車載装置との間でデータ通信を行う端末装置とを備えたナビゲーションシステムであって、
    前記車載装置は、GPS衛星からの情報を受信して自位置および方位を示す情報であるGPSデータを算出する車載GPS受信機を備え、
    前記端末装置は、GPS衛星からの情報を受信して自位置および方位を示す情報であるGPSデータを算出する端末GPS受信機と、GPSデータに基づいて現在位置を表示する表示部とを備え、
    前記端末装置は、前記車載装置と前記端末装置とが通信中の場合に、前記車載GPS受信機で取得したGPSデータに基づいて現在位置を表示するナビゲーションシステム。
  8. 前記車載装置は、前記車載GPS受信機が算出したGPSデータを管理する車載GPS管理部と、前記GPSデータを前記端末装置へ送信する車載通信管理部とを備え、
    前記端末装置は、前記車載装置から送信されるGPSデータを受信する端末通信管理部と、前記端末通信管理部が受信したGPSデータを管理する端末GPS管理部と、前記端末GPS管理部から該GPSデータを受信し現在位置を特定する処理を行うナビアプリ部と、前記ナビアプリ部で行われた処理結果を表示する表示部とを備え、
    前記端末GPS管理部は、前記端末通信管理部が前記車載装置との間で通信が確立していることを検出した場合に前記車載GPS受信機で取得したGPSデータを前記ナビアプリ部へ送信し、前記ナビアプリ部が行った処理結果を前記表示部に表示させる請求項7記載のナビゲーションシステム。
  9. 前記車載装置は、前記車両が移動中であるか停車中であるかを判断する状態判定部と、前記車載GPS受信機から出力されたGPSデータを記憶する記憶領域とを備え、
    前記車載GPS管理部は、前記状態判定部が前記車両は移動中であると判断した場合は前記車載GPS受信機から出力されたGPSデータを前記記憶領域に記憶し、前記状態判定部が前記車両は停車動中であると判断した場合は、前記記憶領域に記憶したGPSデータを前記端末装置へ送信させる請求項8記載のナビゲーションシステム。
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