JP2014141176A - 車両制御装置 - Google Patents

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雷太 中西
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Abstract

【課題】幅寄せの運転操作を簡単に行えるようにする。
【解決手段】幅寄せスイッチ30のオンなどの所定の入力操作があれば、車両制御ECU27により、車両1の前後および斜め方向それぞれへの移動の組み合わせによる所定量(例えば、5cm)の幅寄せを行うために予め求められた駆動モータ4の回転角およびトルクと車両1の舵角が記憶部27cから読み出され、読み出された駆動モータ4の回転角およびトルクとEPSモータ17による車両1の舵角の制御データに基づき、駆動モータ4およびEPSモータ17が制御され、幅寄せ運転が自動で行われる。
【選択図】図1

Description

本発明は、いわゆる車両の幅寄せの際における運転操作を補助する車両制御装置に関する。
車両の運転において、幅寄せを苦手とする運転者が多いことから、幅寄せの際に運転補助を行って幅寄せの運転操作を簡単にすることが望まれている。このような運転補助を行うものとして、運転者が車両に設けられた平行移動スイッチを操作して手動ステアリングにより前輪を車体とを略直角にすると、制御装置により、後輪が前輪の操舵方向と同じ方向である車体と略直角に制御され、車両を左右方向に平行移動できるようにすることが考えられている(特許文献1参照)。
特開平3−200479号公報(第4頁左下欄第1〜7行)
しかし、上記した特許文献1の装置では、前輪のみならず後輪も向きを可変して蛇角を切ることができる構造にしなければならないため、コストの上昇を招くという問題点がある。
さらに、平行移動の際に、運転者が前輪を車体と略直角に操舵する必要があるが、運転席から前輪が車体と略直角に操舵できているか視認することは困難であり、前輪の向きが車体と略直角になっていなければ、平行移動した際に移動前の元の位置に対して前後方向にも大きくずれてしまうため、思うような幅寄せができないおそれがある。
本発明は、幅寄せの運転操作を簡単に行えるようにすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の車両制御装置は、車両を駆動する駆動モータと、所定の入力操作に応じて、前記車両の予め定められた前後および斜め方向それぞれへの移動の組み合わせによる幅寄せを行うべく、前記駆動モータの回転量およびトルクと車両の舵角を制御する幅寄せ制御手段とを備えることを特徴としている(請求項1)。
請求項1に係る発明によれば、例えば幅寄せスイッチのオンなどの所定の入力操作があると、幅寄せ制御手段により、車両の予め定められた前後および斜め方向それぞれへの移動の組み合わせによる幅寄せを行うように、駆動モータの回転量およびトルクと車両の舵角が制御される。このとき、車両の前後および斜め方向それぞれへの移動の組み合わせによる所定量(例えば、5cm)の幅寄せを行うために必要な駆動モータの回転量およびトルクと車両の舵角を予め求めてこれを何らかの記憶手段に記憶するなどしておけば、所定の入力操作があったときに、記憶しておいた所定量の幅寄せのための駆動モータの回転量およびトルクと車両の舵角を読み出し、読み出した駆動モータの回転量およびトルクと車両の舵角を再現するように駆動モータや蛇角の制御を行えばよい。
したがって、所定の入力操作を行うのみで、駆動モータおよび蛇角が制御されるため、従来のように複雑な車輪構造を必要とすることなく、予め定められた幅寄せ運転を自動的にかつ高精度に行うことができ、幅寄せ運転が苦手な運転者であっても幅寄せ運転を簡単に低コストで行うことが可能になる。
本発明に係る車両制御装置の一実施形態の概略構成図である。 図1の動作説明図である。 図1の動作説明図である。 図1の動作説明用フローチャートである。 図1の動作説明用フローチャートである。 図1の動作説明用フローチャートである。
本発明の車両制御装置を電動車両に適用した場合の一実施形態について、図1の概略構成図、図2ないし図6の動作説明図およびフローチャートを参照して詳細に説明する。
本実施形態における電動車両1は図1に示すように構成され、高圧バッテリ2の高圧直流がインバータ3により交流に変換されて駆動モータ4に供給されて駆動モータ4が駆動され、駆動モータ4の回転駆動力が減速機5および回転シャフト6を介して2個の後輪7,7に伝達されて駆動されるようになっている。
このとき、駆動モータ4にはレゾルバから成る回転角センサ8が設けられ、この回転角センサ8から駆動モータ4のモータ回転角θmに応じた出力が、駆動モータ4のモータコイル電流センサの出力とともにインバータ3を介して後述するマイクロコンピュータ構成の車両制御ECU(Electric Contoroll Unit)に取り込まれ、車両制御ECUから目標トルク指令値がインバータ3に出力され、回転角θmから求められる駆動モータ4のモータ回転数とモータコイル電流とに基づく駆動モータの4の実際の実トルクが目標トルク指令値に一致するように、インバータ3による駆動モータ4への電流指令値がフィードバック制御される。
一方、前輪10,10には、操向ハンドル11、ユニバーサルジョイントを備えるステアリングシャフト12、ラック軸13、タイロッド14のほか、ハンドル操作に基づく操舵トルクTsを検出するトルクセンサ16、このトルクセンサ16により検出される操舵トルクTsに対して補助トルクTaを発生する電動パワーステアリングアリングモータ(以下、EPSモータという)17、EPSモータ17の発生トルクをステアリングシャフト12に加えてラック軸13に伝達するウォームギヤ、ラック・ピニオン機構などから成る伝達機構18から成るパワーステアリング装置20が設けられている。
このパワーステアリング装置20は、12Vバッテリ23の低圧直流がインバータ22により交流に変換されてEPSモータ17に供給されてEPSモータ17が駆動され、EPSモータ17の発生トルクがステアリングシャフト12へのハンドル操作による操舵トルクに加えられて運転者の操舵が補助され、伝達機構18を介して補助された操舵動作が前輪10,10に伝えられるようになっている。
このとき、駆動モータ4の制御と同様、EPSモータ17にはレゾルバから成る回転角センサ25が設けられ、この回転角センサ25からEPSモータ17のモータ回転角θsに応じた出力が、EPSモータ17のモータコイル電流センサの出力とともにインバータ22を介して車両制御ECUに取り込まれ、車両制御ECUから目標トルク指令値がインバータ22に出力され、回転角θsから求められるEPSモータ17のモータ回転数とモータコイル電流とに基づくEPSモータ17の実際の実トルクが目標トルク指令値に一致するように、インバータ22によるEPSモータ17への電流指令値がフィードバック制御される。
ところで、車両制御ECU27は、入出力部27a、演算部27bおよび記憶手段としての記憶部27cを備える。さらに、演算部27bは、目標トルク指令値を算出するトルク指令値算出部27b1と、駆動モータ4のモータ回転数から車速Vを算出する車速算出部27b2と、回転角センサ25によるEPSモータ17のモータ回転角θsから運転者のハンドル操作に基づく車両1の舵角θwを算出する舵角算出部27b3と、後述する幅寄せ制御時にトルク指令値算出部27b1による目標トルク指令値を補正するトルク補正部27b4とを備えている。
また、車両制御ECU27は、運転者の駆動操作であるアクセルペダルセンサ(図示せず)により検出される運転者の駆動操作であるアクセルペダル操作によるアクセル開度Ac、および、ブレーキペダルセンサ(図示せず)により検出される運転者の駆動操作であるブレーキペダルの踏込み量Br、シフトレバーの切替位置を示すシフト信号Sh等の車両状態に関する情報を取り込む。
そして、車両制御ECU27は、駆動モータ4の出力が、車速V、アクセル開度Acおよびブレーキペダル踏込み量Br、シフト信号Shに応じた出力となるように目標トルク指令値を演算し、目標トルク指令値に基づきインバータ3を制御して駆動モータ4への電流指令値を制御する。
一方、車両制御ECU27は、舵角θwに応じ、EPSモータ17の出力が操舵トルクTsに対応する所定の補助トルクTaを発生する出力となるように目標トルク指令値を演算し、目標トルク指令値に基づきインバータ22を制御してEPSモータ17への電流指令値を制御する。
また、車両1のインストルメントパネル等には、前後左右に対応した十字キーからなる幅寄せスイッチ30および幅寄せ制御を解除するためのリセットスイッチ31が設けられ、所定の入力操作である幅寄せスイッチ30のオンにより、車両制御ECU27は本発明における幅寄せ制御手段として機能し、車両1の予め定められた前後および斜め方向それぞれへの移動の組み合わせによる幅寄せを行うように、駆動モータ4およびEPSモータ17を制御する。このとき、記憶部27cには、例えば5cmの幅寄せを実行するために必要な駆動モータ4およびEPSモータ17の制御データが予め格納されており、幅寄せスイッチ30をオンすることにより、記憶部27cから制御データが読み出され、読み出された制御データに従って駆動モータ4およびEPSモータ17が制御される。
ところで、例えば一旦後進してから前進して5cmの幅寄せをするために記憶部27cに記憶すべく制御データとして、図2(a)に示すように、駆動モータ4の回転角θmが逆転方向に漸増して漸減した後、正転方向に漸増して漸減するデータ、同図(b)に示すように、駆動モータ4のトルクがマイナス側の所定値からゼロに漸減した後、プラス側に所定値からゼロに漸減するデータ、同図(c)に示すように、EPSモータ17の回転角θsが駆動モータ4が逆転している間に正転方向に所定量変化するデータ、同図(d)に示すように、EPSモータ17のトルクが同図(c)の回転角θsの増、減の間それぞれにプラス側、マイナス側に所定値となるデータを予め実験等に基づいて求めておく。そして、その他前進してから後進して5cmの幅寄せをするための制御データや、同様にして10cm、15cmなどの幅寄せをするための制御データをマップ化して記憶部27cに格納しておく。
そして、図3に示すように、上記した構成の車両1が例えば車庫(駐車場)Pに前進入庫した後、右側に寄り過ぎて左側に幅寄せを行う必要が生じたときに、幅寄せスイッチ30の「後」・「左」を同時に押してオンすると、記憶部27cから、後進してから前進して5cmの幅寄せをするための図2に示す制御データが読み出され、読み出された制御データに基づき駆動モータ4およびEPSモータ17が制御され、図3中の実線に示す当初の位置から蛇角を切りながら後進して図3中の1点鎖線の位置まで一旦後退した後、そのまま真っ直ぐ前進し、図3中の2点鎖線に示すように当初の位置から左方に5cm平行に移動した位置に移動し、左方への幅寄せ運転が自動的に行われる。なお、幅寄せスイッチ30の「後」・「左」の同時オンに限らず、「後」・「左」を連続的にオンすることにより幅寄せ制御を行うようにしてもよい。
このとき、幅寄せ量が5cmでは足りない場合には、幅寄せスイッチ30をもう一度同様に操作することで、さらに5cm左方への幅寄せが行われ、上記した幅寄せスイッチ30を操作するごとに、5cmずつの幅寄せが行われる。
さらに、車庫(駐車場)に後進入庫した後、右側に寄り過ぎて左側に幅寄せを行う必要が生じたときに、幅寄せスイッチ30の「前」・「左」を押してオンすることにより、記憶部27cから前進してから後進して5cmの幅寄せをするための制御データが読み出されて自動幅寄せ制御が実行される。さらに、前進入庫した後、左側に寄り過ぎて右側に幅寄せを行う必要が生じたときに、幅寄せスイッチ30の「後」・「右」を押してオンすることにより、記憶部27cから後進してから前進して5cmの幅寄せをするための制御データが読み出されて自動幅寄せ制御が実行され、後進入庫した後、左側に寄り過ぎて右側に幅寄せを行う必要が生じたときに、幅寄せスイッチ30の「前」・「右」を押してオンすることにより、記憶部27cから前進してから後進して5cmの幅寄せをするための制御データが読み出されて自動幅寄せ制御が実行される。
なお、記憶部27cに記憶させておく制御データとして前述したものは、あくまでも一例であってこれらに限定されるものではなく、複数種類の幅寄せ量や幅寄せ制御の時間など、多数の組合せパターンのものを予め準備して記憶させておき、運転者が選択できるようにしておくのが望ましい。
ところで、記憶部27cに記憶されている駆動モータ4のトルクの制御データは、例えば乗員が運転者のみで平地におけるデータであり、実際には、乗員数が多いときには駆動モータ4は大きなトルクを必要とし、路面の傾斜状況によっても駆動モータ4の必要トルクは平地の場合と異なり、様々な車両1の運転状態によって駆動モータ4の必要トルクは異なるため、記憶部27cの記憶データに従ってそのまま駆動モータ4のトルクを制御したのでは、車両1の挙動として不自然で運転者に違和感を与えるおそれがある。そこで、トルク指令値算出部27b1により、記憶部27cに記憶された駆動モータ4のトルクの制御データを補正し、運転状態に応じた適正なトルク指令値を駆動モータ4に与えるようにしている。
すなわち、上記した幅寄せ制御中のある時刻t1における幅寄せ制御中におけるある時刻の駆動モータ4の実回転角をθ1とし、その時刻に対応する記憶部27cに記憶された駆動モータ4の回転角θ2とすると、時刻t1におけるθ2とθ1との差分値Δθt1に比例した比例値、すなわち差分値Δθt1に定数Kを掛けた値αt1(=K×Δθt1)と、時刻t1の前の時刻t0までの差分値Δθt0に定数Kを掛けた値αt0(=K×Δθt0)の積分値Σt0として、例えば時刻t1におけるトルク補正値Σt1として、トルク補正部27b4により、
Σt1=αt1×0.1+Σt0×0.9 …(1)
で表わされる式(1)の演算により求められる。ここで、第1項は比例項、第2項は積分項であるが、式(1)では比例項と積分項の比率を1:9に割り振って補正値を求めているが、式(1)は一例であって、この比率は1:9に限定されるものではない。
こうして、幅寄せ制御時において、そのときの乗員数や路面の傾斜状況等の実際の運転状態に応じて、記憶部27cに記憶された駆動モータ4のトルクの制御データを補正することにより、様々な車両1の運転状態に応じたトルク指令値を駆動モータ4に与えて制御することができ、車両1の挙動を自然なものとして運転者への違和感を防止することができる。
続いて、上記した電動車両1を制御する車両制御ECU27の動作について、図4ないし図6のフローチャートを参照して説明する。
主たる制御手順である図4に示すように、車両制御ECU27は、駆動モータ4のモータ回転数に基づく車速Vやアクセル開度Ac、ブレーキペダルの踏込み量Br等に基づき、車両1が停止中であるかどうかの判定を行い(ステップS1)、この判定結果がNOであれば、通常走行モード処理の制御を実行し(ステップS2)、その後スタートに戻る。
一方、ステップS1の判定結果がYESであれば、幅寄せスイッチ30がオンされたか否かの判定を行い(ステップS3)、この判定結果がYESであれば、幅寄せスイッチ30のオン状態に応じて、車両制御ECU27が幅寄せモードに切り替わり、その後幅寄せモード処理中か否かの判定がなされ、この判定結果がNOであれば、幅寄せモード処理の制御を実行し(ステップS5)、その後スタートに戻る。
また、上記したステップS3の判定結果がNO、および、ステップS4の判定結果がYESであれば、スタートに戻る。
次に、上記した図4におけるステップS2の通常走行モード処理について、図5を参照して説明する。
図5に示すように、通常走行モードにおいて車両制御ECU27は、駆動モータ4のモータ回転数に基づく車速V、アクセル開度Ac、ブレーキペダルの踏込み量Br、シフト信号Sh等を取り込み、駆動モータ4の出力を、車速V、アクセル開度Acおよびブレーキペダル踏込み量Brに応じたものにするための目標トルク指令値をトルク指令値算出部27b1により算出し(ステップS11)、インバータ3に送信する(ステップS12)。インバータ3では、この目標トルク指令値に応じたモータ電流指令値を演算し、上記したフィードバック制御により駆動モータ4の実トルクを目標トルク指令値に一致させるようなトルク補正を行い、モータ電流指令値を演算して制御する。
続いて、上記した図4におけるステップS5の幅寄せモード処理について、図6を参照して説明する。
図6に示すように、幅寄せモードにおいて車両制御ECU27は、幅寄せスイッチ3の操作位置判別すなわち十字キー構成の幅寄せスイッチ前後左右の押された位置を判別し(ステップS21)、取り込んだブレーキペダルの踏込み量Brに基づき、ブレーキペダルが踏まれているかどうかの判定を行い(ステップS22)、この判定結果がYESであれば判定結果がNOになるまでステップS22の判定を繰り返し、判定結果がNOになれば、例えば幅寄せ制御を解除するためにリセットスイッチ31がオンされたか否かを判定し(ステップS23)、この判定結果がNOであれば、記憶部27cに記憶された制御データに基づく幅寄せ制御が終了したか否かの判定を行い(ステップS24)、この判定結果がYESであれば、上記したステップS23の判定結果がYESの場合とともにスタートに戻る。
一方、上記したステップS24の判定結果がNOであれば、記憶部27cからステップS21で判別された幅寄せスイッチ30の操作位置に基づく所定の幅寄せ制御データを読み出し(ステップS25)、トルク補正部27b4により、現在の駆動モータ4の実回転角とこれに対応する記憶部27cに記憶された駆動モータ4の回転角との差を算出し(ステップS26)、算出した差から、上記した式(1)の演算により駆動モータ4のトルク補正値を算出する(ステップS27)。
続いて、記憶部27cから読み出した駆動モータ4のトルクを、ステップS27において算出されたトルク補正値に補正することによって、駆動モータ4のトルク指令値を補正し、インバータ3,22へ送信する(ステップS28)。インバータ3,22では駆動モータ4およびEPSモータ17のモータ電流指令値を演算して制御する。その後上記したステップS22に戻って上記した動作を繰り返す。その結果、駆動モータ4、EPSモータ17が自動制御されて記憶部27cに記憶されている制御データの基づき車両1の幅寄せの自動運転が実行される。
以上のように、上記した実施形態によれば、幅寄せスイッチ30をオンすることにより、記憶部27cに記憶された幅寄せのための制御データが読み出されて駆動モータ4およびEPSモータ17が制御されるため、従来のように、前輪だけでなく後輪の向きも可変できる複雑な車輪構造を必要とすることなく、予め定められた幅寄せ運転を自動的にかつ高精度行うことができ、幅寄せ運転が苦手な運転者であっても幅寄せ運転を簡単に低コストで行うことが可能になる。
また、幅寄せ制御中におけるある時刻の駆動モータ4の実回転角と、その実回転角と時間的に対応する記憶部27cの駆動モータ4の回転角との差に基づいて、記憶部27cに記憶された駆動モータ4のトルク指令値を補正するため、実際の車両1の運転状態に応じたトルク指令値を駆動モータ4に与えて制御することができ、車両1の挙動を自然なものにして運転者に違和感を与えることを未然に防止できる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能である。
例えば、上記した実施形態では、本発明を電動車両1に適用した場合について説明したが、本発明は、ハイブリッド車両などの駆動モータを備える車両すべてに適用することが可能であるのはいうまでもない。
また、上記した実施形態におけるリセットスイッチ31のオンなどにより、幅寄せ制御の実行を禁止する機能を車両制御ECU27に付加してもよい。
また、上記した実施形態では、幅寄せのための多様な制御データをマップ化して記憶部27cに記憶するようにしているが、一種類の制御データのみを記憶しておき、これを元に多様な幅寄せ量に応じた制御データをその都度演算するようにしてもよく、或いは、幅寄せ量を指定入力することにより、入力された幅寄せ量の制御に必要な駆動モータ4の回転量およびトルク並びにEPSモータ17による蛇角を演算するようにしてもよい。
また、上記した実施形態では、幅寄せのための制御データとして駆動モータ4の回転角θmを記憶部27cに記憶する場合につて説明したが、回転角のほか回転数を回転量として記憶するようにしてもよい。
1 …電動車両
4 …駆動モータ
27 …車両制御ECU(幅寄せ制御手段)

Claims (1)

  1. 車両を駆動する駆動モータと、
    所定の入力操作に応じて、前記車両の予め定められた前後および斜め方向それぞれへの移動の組み合わせによる幅寄せを行うべく、前記駆動モータの回転量およびトルクと車両の舵角を制御する幅寄せ制御手段と
    を備えることを特徴とする車両制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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