JP2014140318A - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

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【課題】スプールを回転可能に支持するボールベアリングの破損や変形を防止するとともに、安定したドラグ性能が得られるドラグ装置を備えた魚釣用スピニングリールを提供する。
【解決手段】魚釣用スピニングリールは、スプール軸2に回転可能に支持されたスプール1の前部に形成した凹部1Aに制動部材30を収容し、スプール軸2の先端部に螺合される調節体22を回転操作することで、制動部材30の圧接力を変えてスプール軸2に対するスプール1の回転方向の摩擦結合力を調節可能とするドラグ装置20を備えている。さらに、スプール軸2に対してスプール1を回転可能に支持するボールベアリング5と、スプール軸2と一体的に設けられ、スプールの後端部1d及び/又はボールベアリング5との間に隙間Gが存在するように対向配置された対向部10とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、釣糸が巻回されるスプールの回転に抵抗力を付与するドラグ装置を備えた魚釣用スピニングリールに関する。
従来、魚釣用スピニングリールに組み込まれているドラグ装置は、例えば、特許文献1に開示されているように、ハンドルの回転で前後動するスプール軸の先端に回転可能に支持されるスプールの前部に制動部材を収容しており、スプール軸の先端に螺合する調節ツマミを回転操作することで制動部材に押圧力を作用させ、スプール軸に対するスプールの摩擦係合力を強弱調節する構造となっている。
また、上記した構造のドラグ装置では、ドラグ作動時に釣糸がスムーズに引き出されるように、スプール軸に対してボールベアリング(ラジアルベアリング)を介してスプールを回転自在に支持しており、さらに、装着されるボールベアリングがドラグ締め付け時に破損等(スプールに支持される外輪に対し、ドラグ締め付けによって過度のスラスト荷重が加わることによる破損や変形)しないように、スプールの後端部は、スプール軸に固定された摩擦板(スプールの後端部が対向する対向部)に当て付いた状態で軸方向規制されている。
特開2007−202416号
上記した構造のドラグ装置では、調節ツマミを回転操作して制動部材を押圧する際、スプールを軸方向規制する摩擦板に対してスプール後端部も圧接しているため、スプールには、制動部材による摩擦力と、摩擦板に対するスプール後端部の摩擦力が作用する(摩擦特性が異なる複数の摩擦力が作用する)ようになる。このため、ドラグの滑り出しが安定せず悪くなってしまい、滑らかな滑り出しが要求されるドラグ制動力の小さい領域では、この影響が発生し易く、安定したドラグ性能が得られない、という問題が生じる。特に、摩擦板に対するスプール後端部の摩擦力は、スプールや摩擦板の材質・表面処理、オイル、グリス等の付着によって影響を受け易いため、よりドラグ特性が安定しなくなってしまう。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、スプールを回転可能に支持するボールベアリングの破損や変形を防止するとともに、安定したドラグ性能が得られるドラグ装置を備えた魚釣用スピニングリールを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明に係る魚釣用スピニングリールは、スプール軸に回転可能に支持されたスプールの前部に形成した凹部に制動部材を収容し、前記スプール軸の先端部に螺合される調節体を回転操作することで、前記制動部材の圧接力を変えてスプール軸に対するスプールの回転方向の摩擦結合力を調節可能とするドラグ装置を備えた構成において、前記スプール軸に対してスプールを回転可能に支持するボールベアリングと、前記スプール軸に一体的に設けられ、前記スプールの後端部及び/又は前記ボールベアリングとの間に隙間が存在するように対向配置された対向部と、を有することを特徴とする。
上記した構成の魚釣用スピニングリールによれば、スプールの前部に装着されているドラグ装置の調節ツマミを回転操作してドラグを締め付けると、スプールには、スプール軸方向に沿った負荷(リール本体側に向かう負荷)が作用するようになる。前記スプールはボールベアリングを介してスプール軸に対して回転可能に支持されていることから、ドラグ力作動時における釣糸の引き出しをスムーズにすることが可能となる。また、前記スプール軸には、対向部が一体的に設けられており、この対向部は、前記スプールの後端部及び/又は前記ボールベアリングとの間で隙間が存在するように対向配置されているため、制動力が作用し始める制動初期に、スプールに対して摩擦抵抗を与えることはなく、滑らかなドラグの滑り出し性能が得られる。また、ドラグ力を大きく設定してスプールを介してボールベアリングに大きなスラスト方向の荷重が加わっても、スプールの後端部及び/又は前記ボールベアリングと対向部との間の隙間を、接触が許容できるように設定しておくことで、ボールベアリングの破損や変形を防止することが可能となる。
本発明によれば、スプールを回転可能に支持するボールベアリングの破損や変形を防止することができ、安定したドラグ性能が得られるドラグ装置を備えた魚釣用スピニングリールが得られる。
本発明に係る魚釣用スピニングリールの第1の実施の形態を示す図であり、(a)は、魚釣用スピニングリールのスプール部分を示す図、(b)は、主要部を拡大して示す図。 本発明に係る魚釣用スピニングリールの第2の実施の形態を示す図であり、(a)は、魚釣用スピニングリールのスプール部分を示す図、(b)は、主要部を拡大して示す図。 本発明に係る魚釣用スピニングリールの第3の実施の形態を示す図であり、(a)は、魚釣用スピニングリールのスプール部分を示す図、(b)は、主要部を拡大して示す図。 本発明に係る魚釣用スピニングリールの第4の実施の形態を示す図であり、(a)は、魚釣用スピニングリールのスプール部分を示す図、(b)は、主要部を拡大して示す図。
以下、本発明に係る魚釣用スピニングリールの実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。なお、魚釣用スピニングリールは、リール本体に設けられたハンドルを巻き取り操作することでロータが回転駆動されるとともに、スプールが前後方向に往復駆動され、これによりスプールに対して、回転するロータの釣糸案内部を介して釣糸を均等に巻回する構成となっている。図面では、スピニングリールの本体構造については一般的に公知であるため省略しており、本体に装着された公知のオシレーティング機構によって回転不能に前後動されるスプール軸に装着されるスプール、及びスプールのドラグ装置部分について詳細に説明する。
図1は、魚釣用スピニングリールの第1の実施形態を示しており、(a)はスプール部分を示す図、(b)は主要部を拡大して示す図である。
釣糸が巻回されるスプール1は、釣糸が巻回される巻回胴部1a、前方鍔部1b及び後方円筒部(スカートとも称される)1cを備えた円筒形状を成しており、巻回胴部1aの後方の径方向内側に、略円板状の支持壁(スプール後端部)1dが一体形成されている。そして、このスプール後端部1dの中央部には、開口1eが形成されており、この開口に図示されていないオシレート機構を介して前後方向(軸方向)に沿って往復動されるスプール軸2が挿通されている。
本実施形態では、前記スプール軸2に筒状の支持部材(スプールメタルとも称される)3を外嵌配設しており、この支持部材3は、支持ピン4によってスプール軸2に回り止め固定されて軸方向へ移動できないように外嵌されている。そして、支持部材3の略中央部分(支持ピン4が嵌入される部分)には、前記スプール後端部1dとの間にボールベアリング(軸受;ラジアルベアリング)5が設置されており、スプール1はスプール軸2に対して回転可能に支持されている。
なお、本実施形態では、前記スプール後端部1dに、開口1eに向けて突出する突起1fを形成しており、ボールベアリング5の外輪5aのドラグ装置側を位置決めしている。また、本実施形態の支持部材3には、ボールベアリング5に対してリール本体側に、径方向外方に向けて突出するフランジ3aが一体形成されており、このフランジ3aの基部には、ボールベアリング5の内輪5bに当て付いてボールベアリング5のリール本体側を位置決めする突起3bが形成されている。このため、ボールベアリング5は、フランジ3aとの間で隙間G´が生じた状態となっており、ベアリング5の回転、すなわちスプールが固定される外輪5aの回転に影響を及ぼさないようにしている。
前記支持部材のフランジ3aには、スプールクリック機構7が設置されている。このスプールクリック機構7は、フランジ3aの径方向外方に固定されたキャップ状のバネ保持部材7aと、バネ保持部材7aの環状壁7bに形成された一対の開口7cによって保持された環状バネ7dとを備えており、環状バネ7dを前記スプール後端部1dの径方向外方に形成された環状壁1gの内面凹凸1hに係合させることで、スプール1が回転した際にクリック音を発生するようにしている。
また、支持部材3のフランジ3aの径方向外方には、前記バネ保持部材7aの環状壁7bに対して略垂直に屈曲する屈曲壁7eを挟持するようにしてリング状の制動板8が取着されている。この制動板8は、前記スプール後端部1d(の後端面1d´)との間で、所定の隙間Gを生じさせて接触可能に対向している。
すなわち、本実施形態では、支持部材3のフランジ3aに制動板8が取着されて一体化しており、制動板8がスプール後端部1dと対向する対向部10を構成して、スプールの後端部1dと対向部10との間に、前記隙間Gが生じるように配置されている。
この場合、隙間Gについては、後述するドラグ装置のドラグ力調節時におけるスラスト方向の力を、前記スプール後端部の突起1fを介してボールベアリング5の外輪5aが受けることから、スプール後端部1d(後端面1d´)が、直接、対向部10に接触するのを防止するために設けられるのであり、好ましくは0.1mm以上あれば良い(0.1mm未満にすると、寸法管理が難しいことから、0.1mm以上確保されていれば良い)。ただし、隙間Gは広くなりすぎると、ドラグ力の掛かり過ぎによるスラスト方向の変形(内輪に対して外輪に加わる強いスラスト荷重;内輪と外輪を剪断するようなスラスト荷重)によって、ボールベアリング5が破損、変形する傾向が強くなることから、ある程度のスラスト荷重が加わった際、両者が接触できるように、0.2mm以下に設定しておくことが好ましい。
なお、この隙間Gの値は、ドラグ力の仕様、スプールの材質、支持部の部品点数及び加工精度等によって適宜設定される。
すなわち、隙間Gに関しては、ドラグの滑り出し時(ドラグ力がゼロの状態、或いは、多少のドラグ力が作用している状態)において、スプール後端部1dが対向部10に接触していない状態が確保され、かつ、ドラグ力が作用してボールベアリング5に大きな負荷が作用した際(ボールベアリングに対してスラスト方向の大きな負荷が作用した際)、その破損や変形を防止するように、スプール後端部1dが対向部10に接触できるような距離となっていれば良い。このため、ドラグ力がゼロに設定されているときは、確実に両者の間には隙間が存在した状態となっている。
前記スプール後端部1dよりも前方側(スプール前部)には、凹部1Aが形成されており、ここには、スプール1が釣糸繰り出し方向に回転した際、その回転に制動力を付与するドラグ装置20が設置されている。
前記ドラグ装置20は、凹部1Aから前方に露出するドラグ力の調節体(以下、調節ツマミと称する)22と、凹部1A内に配設され、スプールに対して制動力を付与する摩擦制動部(制動部材)30と、調節ツマミ22と摩擦制動部30との間に設置され、調節ツマミ22を回転操作した際、摩擦制動部30に対して軸方向の押圧力を作用させる押圧部材40とを備えている。
前記調節ツマミ22は、スプール軸2の先端部に螺合されるナット部材23と一体化されており、調節ツマミ22を捩じ込むと、ナット部材23と押圧部材40との間に配設される圧縮コイルバネ(弾性部材)41の押圧力を介して、押圧部材40は、摩擦制動部30を押圧する。
前記摩擦制動部30は、好ましくは多板構造を成して前記支持部材3の外周面に沿って配設されており、前記スプール後端部1dの前面1d´´との間で所望の摩擦力(制動力)を発生するように構成されている。具体的に、摩擦制動部30は、例えば、内周部が支持部材3に対して回り止め嵌合された金属製のワッシャ(本実施形態では、ラチェットリングを構成する)31、支持部材3に対して回転可能に配設される金属製のワッシャ32、内周部が支持部材3に対して回り止め嵌合された金属製のワッシャ33、及びこれらの間に介在されるライニング材35を備えている。そして、前記押圧部材40が、調節ツマミ22を回転操作してナット部材23の捩じ込み量に応じた圧縮コイルバネ41の押圧力で押圧されることにより、スプール後端部1dの前面1d´´との間で所望の圧接力が発生し、スプールの回転方向の摩擦結合力(制動力)が調節される。
また、前記押圧部材40は、前記ラチェットリング31の内面に形成された凹凸31aと係合するクリック板42を保持しており、前記調節ツマミ22を回転操作した際、クリック板42が凹凸31aに係合しながらクリック音を発生するように構成されている。
次に、上記したように構成される魚釣用スピニングリールにおけるドラグ作動時の作用効果について説明する。
前記スプール1はボールベアリング5を介してスプール軸2(スプール軸2に回り止め固定される支持部材3)に対して回転可能に支持されていることから、ドラグ力作動時における釣糸の引き出しをスムーズにすることが可能となる。また、スプール1の前部に装着されているドラグ装置20の調節ツマミ22を回転操作してドラグを締め付けると、スプール1には、前摩擦制動部30を介して制動力が作用し、スプール1の回転に制動力(ドラグ力)を作用させることができる。この場合、前記スプール1の後端部1d、及び前記ボールベアリング5は、対向部10との間で隙間G,G´が存在するように配置されているため、制動力が作用し始める制動初期では、スプール1に対して、スプール後端側で摩擦抵抗を与えることはなく、滑らかなドラグの滑り出し性能が得られると共に、大きな負荷が作用していない状態では、安定したドラグ性能が得られるようになる。
そして、ドラグ装置20の調節ツマミ22をきつく締め付けた状態、すなわち、スプール1に対してリール本体側に向かう大きな負荷が作用すると、ボールベアリング5の外輪5aには、スプール後端部の突起1fを介して大きな負荷が作用するが、スプールの後端部1d(後端面1d´)が対向部10(摩擦板8)に接触することができるため、ボールベアリング5の破損や変形を防止することが可能となる。
また、本実施形態では、スプール軸2に対して筒状の支持部材3を嵌合固定し、この支持部材3に対向部10を一体形成していることから、組み付け精度の向上が図れ、ボールベアリング5の位置決めや、スプール後端部1dに対する前記対向部10との間の隙間Gを精度良く形成することが可能となる。
次に、本発明の別の実施形態について説明する。
なお、以下の説明では、上記した実施形態と同一の構成については、同一の参照符号を付し、詳細な説明については省略する。
図2は、本発明に係る魚釣用スピニングリールの第2の実施の形態を示す図であり、図2(a)は、魚釣用スピニングリールのスプール部分を示す図、図2(b)は、主要部を拡大して示す図である。
この実施形態では、スプール1のスプール後端部1dを、上記した実施形態と比較して多少、軸方向に厚肉化しており、この厚肉化した部分に、ボールベアリング5と隣接して同様なボールベアリング5Aを配設している。この場合、ボールベアリング5Aは、上記した実施形態の突起1fに外輪5a´を当て付けて位置決めされていることから、大きなドラグ力を作用させてもスプール5Aには影響を及ぼすことはなく、上記した実施形態と同様、ボールベアリング5の破損や変形を防止することが可能となる。
また、本実施形態の構成によれば、スプール1を複数のボールベアリング5,5Aで支持したことにより、よりスプールの回転が滑らかになり、安定したドラグ力を作用させることが可能となる。この場合、スプールと支持部材との間に配設されるベアリングの個数については、3個以上であっても良い。
図3は、本発明に係る魚釣用スピニングリールの第3の実施の形態を示す図であり、図3(a)は、魚釣用スピニングリールのスプール部分を示す図、図3(b)は、主要部を拡大して示す図である。
この実施形態では、図2に示したボールベアリング5の外輪5aに、スプール後端部1dの後端面1d´が当接する鍔部5dを形成しており、鍔部5dと対向部10(フランジ3a)との間に前記隙間Gを形成している。
このような構成では、大きなドラグ力を作用させた際、ボールベアリング5の端面(鍔部5d)が対向部10(フランジ3a)に接触することができるため、ボールベアリング5の破損や変形を防止することが可能となる。また、このような構成では、構造の簡略化が図れると共に、対向部10との間で隙間Gを維持し易くなる。
図4は、本発明に係る魚釣用スピニングリールの第3の実施の形態を示す図であり、図4(a)は、魚釣用スピニングリールのスプール部分を示す図、図4(b)は、主要部を拡大して示す図である。
この実施形態では、上記した実施形態のように、スプール軸2に外嵌固定される支持部材3を設けておらず、ボールベアリング5,5Aの内輪を直接スプール軸2に支持している。また、対向部10Aは、スプール軸2に形成される段部2Aに対して当て付けられるストッパ50のスプール側の面50aによって構成されており、このストッパ50に突起50bを形成して、ボールベアリング5の内輪5bを位置決めしている。このため、ストッパ50とボールベアリング5との間には、上述した第1の実施形態と同様、隙間G´が形成されている。
このように、スプール1を回転可能に支持するボールベアリング5,5Aは、スプール軸2に対して直接、配設するようにしても良いし、対向部10についても、スプール軸2に対して軸方向に移動しないように固定された部材(例えば、図に示すようなストッパ50)によって構成するものであっても良い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることはなく、種々変形することが可能である。
本発明は、スプール軸2に対してスプール1をボールベアリング5によって回転可能に支持した構成において、スプール1の後端部1d又はボールアリング5との間に隙間Gが存在するように対向部10,10Aをスプール軸2に設ける(スプール軸2と一体化する)ことに特徴があり、それ以外の構成については、適宜変形することが可能である。
例えば、ドラグ装置20の構成については、一例を示したに過ぎず、図に示したような構成に限定されることはない。また、図に示した実施形態では、スプール後端部1dの後端面1d´と、ボールベアリング5の後端面には段差があり、それぞれ対向部との間で隙間G,G´を形成していたが、スプール後端部1dの後端面1d´とボールベアリング5の後端面は面一状になって対向部との間で所定の隙間を生じさせる構成であっても良い。また、ボールベアリングを位置決め、保持する突起の配置構成例についても適宜変形することが可能である。さらに、スプール後端部1dの後端面1d´又はボールベアリング5と対向する対向部については、スプール軸2と一体化される部材であれば良く、上記したように、一体化される部材そのもので対向部を形成しても良いし、一体化される部材に摩擦板等、異なる部材を取着して対向部を構成しても良い。
1 スプール
1A 凹部
2 スプール軸
3 支持部材
5,5A ボールベアリング
8 摩擦板
10,10A 対向部
20 ドラグ装置
22 調節ツマミ(調節体)
30 摩擦制動部(制動部材)
G 隙間

Claims (3)

  1. スプール軸に回転可能に支持されたスプールの前部に形成した凹部に制動部材を収容し、前記スプール軸の先端部に螺合される調節体を回転操作することで、前記制動部材の圧接力を変えてスプール軸に対するスプールの回転方向の摩擦結合力を調節可能とするドラグ装置を備えた魚釣用スピニングリールにおいて、
    前記スプール軸に対してスプールを回転可能に支持するボールベアリングと、
    前記スプール軸と一体的に設けられ、前記スプールの後端部及び/又は前記ボールベアリングとの間に隙間が存在するように対向配置された対向部と、
    を有することを特徴とする魚釣用スピニングリール。
  2. 前記ボールベアリングは、内輪が前記スプール軸に外嵌、固定される支持部材に支持されると共に、外輪が前記スプールに支持されており、
    前記支持部材に前記対向部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の魚釣用スピニングリール。
  3. 前記ボールベアリングは、外輪に前記スプールの後端部が当接する鍔部を有しており、
    前記鍔部と前記対向部との間に前記隙間を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の魚釣用スピニングリール。
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